JP6170850B2 - 現像装置およびこれを備える画像形成装置 - Google Patents

現像装置およびこれを備える画像形成装置

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Description

本発明は、像担持体に現像剤を供給する現像装置およびこれを備える画像形成装置に関する。
従来、トナーとキャリアとを含む二成分現像剤を用いる現像装置は、トナーのみを消費して現像処理を行うように構成されている。トナーは消費による減少量に応じて補給され、キャリアは繰り返し使用される。現像装置は、繰り返し使用され劣化したキャリアを含む現像剤を排出し、新しいキャリアを含む現像剤の供給を受けるように構成されている(所謂トリクル現像方式)。
例えば、特許文献1には、現像剤(二成分現像剤)が収容される現像剤収容容器(以下、「容器」と呼ぶ。)と、容器内の現像剤を担持して感光体ドラムにトナーを付着させる現像ローラー等と、容器内に現像剤を補給する補給口と、容器内から現像剤を排出する排出口と、を備えた現像装置が開示されている。この現像装置は、容器の傾斜を検知する傾斜検知手段と、傾斜検知手段の検知結果に基づいて排出口を開閉する開閉手段を制御する制御手段と、を備えている。この現像装置は、排出口が下方になるように傾斜した場合に、開閉手段を閉じて現像剤の排出量を抑制する。
特開2010−217501号公報
ところで、容器内の現像剤は、容器の傾斜以外でも減少することがある。例えば、容器からの現像剤のこぼれ落ちや、キャリアが現像されるキャリア上り現象の発生等、様々な要因によって容器内の現像剤は減少する。しかしながら、特許文献1に記載の現像装置は、容器の傾斜以外の要因による容器内の現像剤の減少を認識することができなかった。このため、現像剤量が不足すると現像ローラー上のトナー濃度が偏るため、形成される画像は、欠陥のあるものとなっていた。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、筐体内の現像剤の減少を適切に認識し、現像剤量の不足によって生じる画像欠損を防止し得る現像装置およびこれを備える画像形成装置を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明の現像装置は、供給手段から供給されるトナーとキャリアとを含む現像剤を内部に収容する筐体と、前記筐体内で回転して前記筐体内の前記現像剤を攪拌する攪拌部材と、前記筐体内で回転して前記攪拌部材から像担持体に向けて前記筐体内の前記現像剤を搬送し、前記現像剤に含まれる前記トナーを前記像担持体に付着させる現像器本体と、前記攪拌部材および前記現像器本体のうち少なくとも一方を回転駆動する駆動装置と、前記駆動装置のトルクを検知する検知装置と、前記検知装置の検知結果が閾値よりも低い値である場合に、前記供給手段を制御して前記キャリアおよび前記現像剤のうち少なくとも一方を前記筐体内に供給する回復処理を実行する制御装置と、を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、検知装置は、筐体内の現像剤の減少を駆動装置のトルクの減少として検知する。このため、検知装置は、当該現像剤の減少の要因(例えば、筐体の傾斜、筐体からの現像剤のこぼれ落ち、キャリア上り現象の発生等)を問わず、当該現像剤の減少を適切に検知することができる。制御装置は、検知装置の検知結果に基づいて筐体内の現像剤の減少を認識し、回復処理を実行する。制御装置は、回復処理として、キャリアまたは/および現像剤を筐体内に供給することによって筐体内のキャリアの量を増加させる。これにより、駆動装置のトルクを初期値に向けて回復させることができる。すなわち、筐体内の現像剤量が回復し、像担持体に付着させるトナー濃度の偏りが防止される。この結果、良好な画像形成を担保することができる。
上記した目的を達成するため、本発明の現像装置は、供給手段から供給されるトナーとキャリアとを含む現像剤を内部に収容する筐体と、前記筐体内で回転して前記筐体内の前記現像剤を攪拌する攪拌部材と、前記筐体内で回転して前記攪拌部材から像担持体に向けて前記筐体内の前記現像剤を搬送し、前記現像剤に含まれる前記トナーを前記像担持体に付着させる現像器本体と、前記攪拌部材および前記現像器本体のうち少なくとも一方を回転駆動する駆動装置と、前記駆動装置のトルクを検知する検知装置と、前記検知装置の検知結果が閾値よりも低い値である場合に、前記現像器本体を制御して前記トナーを消費すると共に、前記供給手段を制御して前記現像剤を前記筐体内に供給する回復処理を実行することを特徴とする。
この構成によれば、検知装置は、筐体内の現像剤の減少の要因を問わず、当該現像剤の減少を駆動装置のトルクの減少として検知する。制御装置は、回復処理として、筐体内に既に存在するトナーを減少させ、筐体内に新たな現像剤を供給する。これにより、筐体内のキャリアの量が増加するため、駆動装置のトルクを初期値に向けて回復させることができる。この結果、良好な画像形成を担保することができる。
この場合、前記筐体内で余剰の前記現像剤を前記筐体外に排出する現像剤排出部を更に備え、前記制御装置は、前記回復処理として、前記駆動装置を制御して前記攪拌部材の回転数を基準回転数よりも減少させ、前記現像剤排出部から排出される前記現像剤を減少させることが好ましい。
この構成によれば、制御装置は、回復処理として、攪拌部材の回転数を低下させることで現像剤排出部からの現像剤の排出量を低下させる。これにより、筐体内のキャリアの量が相対的に増加するため、駆動装置のトルクを初期値に向けて回復させることができる。この結果、良好な画像形成を担保することができる。
この場合、反転現像になるように直流電圧と交流電圧とを重畳した現像バイアスを前記現像器本体に印加する現像バイアス電源を備え、前記現像器本体は、前記攪拌部材に対向して配置され、前記現像剤を担持する磁気ローラーと、前記磁気ローラーに対向して配置され、前記磁気ローラーに担持された前記現像剤から前記トナーを受け取って担持する現像ローラーと、を有し、前記制御装置は、前記回復処理として、前記現像バイアス電源または前記像担持体を帯電させる帯電バイアス電源を制御して、前記像担持体の露光部電位と前記現像バイアスの直流電圧との電位差を基準電位差よりも減少させることが好ましい。
他の場合、正転現像になるように直流電圧と交流電圧とを重畳した現像バイアスを前記現像器本体に印加する現像バイアス電源を備え、前記現像器本体は、前記攪拌部材に対向して配置され、前記現像剤を担持する磁気ローラーと、前記磁気ローラーに対向して配置され、前記磁気ローラーに担持された前記現像剤から前記トナーを受け取って担持する現像ローラーと、を有し、前記制御装置は、前記回復処理として、前記現像バイアス電源または前記像担持体を帯電させる帯電バイアス電源を制御して、前記像担持体の非露光部電位と前記現像バイアスの直流電圧との電位差を基準電位差よりも減少させることが好ましい。
これらの構成によれば、制御装置は、回復処理として、像担持体の露光部電位または非露光部電位と、現像バイアスの直流電圧との電位差を低下させる。このため、現像器本体から像担持体に向けて移動するキャリア量(キャリアの消費量)が抑制される。これにより、筐体内のキャリアの量が増加するため、駆動装置のトルクを初期値に向けて回復させることができる。この結果、良好な画像形成を担保することができる。
この場合、前記閾値は、前記駆動装置のトルクの初期値未満、前記初期値よりも20%低い値以上の範囲内で設定されていることが好ましい。
この構成によれば、画像欠損が生じる前に、筐体内の現像剤量を回復することができる。なお、本出願人は、初期値よりも20%以上低い値となった場合に回復処理を実行することによって、良好な画像形成を維持可能であることを実験等によって確認している。
この場合、前記制御装置は、前記回復処理の実行によって、前記検知装置の検知結果が前記駆動装置のトルクの初期値の90%以上まで回復した場合に、前記回復処理を実行する動作モードを停止することが好ましい。
この構成によれば、制御装置は、駆動装置のトルクを初期値まで回復させる場合に比して、回復処理を短時間で完了することができる。これにより、例えば、画像形成処理を中断する時間を短縮することができ、ユーザービリティを向上させることができる。
この場合、前記制御装置は、前記回復処理を実行する場合に、ユーザーに向けて情報を提示する提示装置に向けて、前記回復処理に関する情報提示信号を出力することが好ましい。
この構成によれば、ユーザーは、回復処理についての情報を明確に認識することができる。
上記した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、上記したいずれかに記載の現像装置を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、検知装置は、筐体内の現像剤の減少の要因を問わず、当該現像剤の減少を駆動装置のトルクの減少として検知する。制御装置は、回復処理を実行することによって、筐体内のキャリアの量を増加させ、駆動装置のトルクを初期値に向けて回復させることができる。この結果、像担持体に付着させるトナー濃度の偏りが防止され、良好な画像形成を担保することができる。
本発明によれば、筐体内の現像剤の減少を適切に認識することができる。また、現像剤量の不足によって生じる画像欠損を防止することができる。
本発明の第1実施形態に係るカラープリンターの内部構造を模式的に示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る現像装置の内部構造を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る現像装置の第1攪拌部材および第2攪拌部材を平面から見た断面図である。 本発明の第1実施形態に係る現像装置の現像制御装置等を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る現像装置の現像剤量と駆動装置のトルクとの関係を示すグラフ(Q−T曲線)である。 本発明の第1実施形態に係る現像装置の駆動装置のトルクと駆動装置に流れる電流値との関係を示すグラフ(T−I曲線)である。 本発明の第1実施形態に係る現像装置を用いた実験における各構成の電圧および電位差を示す表である。 本発明の第1実施形態に係る現像装置を用いた実験結果を示す表である。 本発明の第1実施形態に係る現像装置の現像制御装置が実行する回復モードを示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る現像装置の現像制御装置が実行する回復モードを示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る現像装置の現像制御装置が実行する回復モードを示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態およびその変形例に係る現像装置の現像制御装置が実行する回復モードを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、添付した図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、便宜上、各図に矢印で示すように各方向を規定する。
(第1実施形態)
図1を参照して、画像形成装置としてのカラープリンター1の全体の構成について説明する。図1はカラープリンター1の内部構造を模式的に示す断面図である。
カラープリンター1は、略箱型形状の装置本体2と、装置本体2の下部に設けられる給紙カセット3と、装置本体2の上部に設けられる排紙トレイ4と、を備えている。装置本体2の上部には、ユーザーに向けて様々な情報を提示(表示)する提示装置としての液晶ディスプレイ5が設けられている。なお、給紙カセット3に収納される用紙Sは、紙製に限らず、樹脂フィルムやOHPシート等であってもよい。
カラープリンター1は、給紙カセット3内の用紙Sを搬送経路10に供給する給紙部11と、中間転写ベルト12にトナー像を一次転写する画像形成部13と、一次転写されたトナー像を用紙Sに二次転写する二次転写ニップ部14と、二次転写されたトナー像を用紙Sに定着する定着装置15と、各装置を統括制御するメイン制御装置16と、を装置本体2内に備えている。
画像形成部13は、4つのトナーコンテナ20に収納される4色(Y,M,C,K)の補給用現像剤を用いて画像形成を行うように構成されている。画像形成部13は、4つのドラムユニット21と、各感光体ドラム24の表面にレーザー光を照射する露光器22と、含んで構成されている。なお、供給手段としてのトナーコンテナ20に収納される現像剤は、トナーとキャリアとを含む所謂二成分現像剤である。
4つのドラムユニット21は、中間転写ベルト12の下側に前後方向に並設されている。各ドラムユニット21は、回転可能に支持される像担持体としての感光体ドラム24と、感光体ドラム24の周囲に転写プロセス順に配置される帯電装置25と、現像装置26と、一次転写ローラー27と、クリーニング装置28と、を含んで構成されている。
ここで、カラープリンター1の動作について説明する。カラープリンター1に電源が投入されると、メイン制御装置16は、各種パラメーターの初期化等を実行する。カラープリンター1に接続されたパーソナルコンピューター等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、メイン制御装置16は、以下のように画像形成動作を実行する。
露光器22は、帯電装置25によって所定電位に帯電させた感光体ドラム24の表面に、画像データに対応した露光(図1の破線矢印参照)を行って静電潜像を形成する。各現像装置26は、トナーコンテナ20から供給されたトナーによって静電潜像をトナー像に現像する。中間転写ベルト12は、一次転写バイアスを印加した各一次転写ローラー27によって、一次転写された各色のトナー像を順次担持する。
一方、給紙カセット3から供給された用紙Sは、搬送経路10を搬送されて二次転写ニップ部14を通る。二次転写ニップ部14は、印加された二次転写バイアスによってフルカラーのトナー像を用紙Sに転写する。定着装置15は、用紙Sにトナー像を定着させる。定着処理後の用紙Sは、排紙トレイ4に排出される。クリーニング装置28は、転写後に感光体ドラム24の表面に残ったトナーを除去する。
次に、図2ないし図4を参照して現像装置26について説明する。図2は現像装置26の内部構造を示す断面図である。図3は第1攪拌部材30および第2攪拌部材31を平面から見た断面図である。図4は現像制御装置35等を示すブロック図である。なお、4つの現像装置26は同様の構成を有しているため、以下の説明では、1つの現像装置26について例示する。
図2に示すように、現像装置26は、トナーコンテナ20から供給されるトナーとキャリアとを含む現像剤を内部に収容する筐体30と、筐体30内で回転して筐体30内の現像剤を攪拌する攪拌部材31と、筐体30内で回転して攪拌部材31から感光体ドラム24に向けて筐体30内の現像剤を搬送し、現像剤に含まれるトナーを感光体ドラム24に付着させる現像器本体32と、攪拌部材31および現像器本体32を回転駆動する駆動装置33と、駆動装置33のトルクを検知する検知装置34と、各構成を制御する制御装置としての現像制御装置35と、を備えている。
筐体30は、例えば、樹脂材料によって構成されている。筐体30の上部右側面には、開口部30aが形成されている。筐体30の内側下部には、仕切壁30bが立設されている。仕切壁30bは、第1搬送路40と第2搬送路41とを区画するように長手方向(図3参照)に延設されている。第1搬送路40と第2搬送路41とは、互いに平行に設けられている。なお、以降の説明では、第2搬送路41を搬送される現像剤の搬送方向(図3の白抜き矢印B参照)を基準として上流および下流を設定する。
図3に示すように、仕切壁30bの上流端部には、第1搬送路40と第2搬送路41とを連通させる上流側連通部42が形成されている。同様に、仕切壁30bの下流端部には、下流側連通部43が形成されている。
筐体30には、トナーコンテナ20から第1搬送路40に現像剤を供給するための補給口44が形成されている。補給口44は、下流側連通部43近傍に設けられている。筐体30には、内部で余剰の現像剤を筐体30外に排出する現像剤排出部45が形成されている。現像剤排出部45は、第2搬送路41を下流側に延長するように設けられる排出ケース46と、排出ケース46の下部に形成される排出口47と、を有している。排出口47には、筐体30の外部に排出された現像剤を貯留する回収ボトル100が接続されている。
筐体30には、各搬送路40,41内の現像剤の収容量(濃度)を検知する濃度センサー48が設けられている(図4参照)。濃度センサー48は、例えば、現像剤の透磁率を検知する。
図2および図3に示すように、攪拌部材31は、第1搬送路40に沿って配置される第1攪拌部材50と、第2搬送路41に沿って配置される第2攪拌部材51と、から構成されている。
第1攪拌部材50および第2攪拌部材51は、それぞれ、回転軸部50a,51aの周面に螺旋状のスクリュー羽根50b,51bを固定して形成されている。各攪拌部材50,51は、軸周りに回転可能(図2で反時計回り)に筐体30に支持されている。スクリュー羽根50bとスクリュー羽根51bとは、互いに同一のピッチで、逆位相となるように形成されている。
図3に示すように、第2攪拌部材51は、回転軸部51aの下流側に形成される2〜3巻きの螺旋状の逆螺旋羽根51cと、逆螺旋羽根51cよりも更に下流側に形成される螺旋状の排出羽根51dと、を有している。
逆螺旋羽根51cは、スクリュー羽根51bと略同一の外径で逆位相となるように形成されている。排出羽根51dは、排出ケース46内に配置され、スクリュー羽根51bよりも小径で同位相となるように形成されている。
図2に示すように、現像器本体32は、第2攪拌部材51の上方に対向して配置される磁気ローラー52と、磁気ローラー52の右斜め上方に対向して配置される現像ローラー53と、を有している。
磁気ローラー52は、筐体30に回転不能に支持されるローラー軸部52aと、ローラー軸部52aに固定される扇形状断面の磁極部材52bと、磁極部材52bを覆うように設けられる回転スリーブ52cと、を有している。
回転スリーブ52cは、非磁性材料によって円筒状に形成されている。回転スリーブ52cは、軸周りに回転可能(図2で反時計回り)に筐体30に支持されている。磁気ローラー52は、第1現像バイアス電源54に電気的に接続されている(図4参照)。第1現像バイアス電源54は、直流電圧(V10)および交流電圧(V11)を重畳した第1現像バイアスを磁気ローラー52に印加する。
現像ローラー53は、筐体30に回転不能に支持される固定軸部53aと、磁気ローラー52の磁極部材52bに対向して設けられる現像磁極部材53bと、現像磁極部材53bを覆うように設けられる現像スリーブ53cと、を有している。
現像磁極部材53bは、磁極部材52bの磁極に対し、異極性の磁石で形成されている。現像スリーブ53cは、非磁性材料によって円筒状に形成されている。現像スリーブ53cは、現像磁極部材53bとの間に隙間を有し、軸周りに回転可能(図2で反時計回り)に固定軸部53aに支持されている。
現像ローラー53は、磁気ローラー52との間にギャップ(以下、「対向部R」という。)を有して配置されている。現像ローラー53は、筐体30の開口部30aから露出し、感光体ドラム24に対向して配置されている。現像ローラー53は、第2現像バイアス電源55に電気的に接続されている(図4参照)。第2現像バイアス電源55は、直流電圧(V20)および交流電圧(V21)を重畳した第2現像バイアスを現像ローラー53に印加する。
筐体30には、規制ブレード56が、図2で右側に向けて下方に傾斜する姿勢で設けられている。規制ブレード56は、対向部Rよりも磁気ローラー52の回転方向上流側に配置されている。規制ブレード56は、磁気ローラー52の外周面との間にギャップを有して配置されている。
駆動装置33は、所謂電動モーターで構成されている。図3に示すように、各回転軸部50a,51a、回転スリーブ52cおよび現像スリーブ53cの一端部には、それぞれ、ギヤ57が取り付けられている。複数のギヤ57は、互いに噛合してギヤ列58を構成している。駆動装置33は、ギヤ列58に接続(噛合)されている。駆動装置33を回転駆動すると、各攪拌部材50,51、磁気ローラー52および現像ローラー53は、一体に回転する。
検知装置34は、駆動装置33に流れる電流値(I)を測定するための電流計によって構成されている。
図4に示すように、現像制御装置35は、CPU60(Central Processing Unit)と、メモリー61と、バス62と、インターフェース63と、を含んで構成されている。
CPU60は、各プロクラム等に従って演算処理を実行する。メモリー61は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリー等を有している。メモリー61は、CPU60による演算処理(現像処理制御)に用いるプログラム、各現像バイアスの定格値および現像剤の補給時間等を記憶している。メモリー61は、CPU60の演算結果等を一時的に記憶する。バス62は、CPU60、メモリー61およびインターフェース63を接続している。インターフェース63には、駆動装置33、検知装置34、濃度センサー48および各現像電源54,55等が電気的に接続されている。
次に、図2および図3を参照して、現像装置26の現像処理について説明する。
現像制御装置35は、トナーコンテナ20を制御して、補給口44を介して筐体30内(第1搬送路40)に現像剤を供給(補給)する。現像制御装置35は、駆動装置33を制御して、第1攪拌部材50、第2攪拌部材51、磁気ローラー52および現像ローラー53を回転させる。現像制御装置35は、各現像電源54,55を制御して、磁気ローラー52に第1現像バイアスを印加し、現像ローラー53に第2現像バイアスを印加する。
第1攪拌部材50は、軸周りに回転して第1搬送路40内の現像剤を図3の白抜き矢印Aの方向に搬送しながら攪拌する。搬送された現像剤は、上流側連通部42から第2搬送路41内に進入する。第2攪拌部材51は、軸周りに回転して第2搬送路41内の現像剤を図3の白抜き矢印Bの方向に搬送しながら攪拌する。
逆螺旋羽根51cは、現像剤に白抜き矢印Bとは逆方向の搬送力を付与する。このため、現像剤の大部分は、塞き止められて下流側連通部43から再び第1搬送路40に進入する。つまり、現像剤は、第1搬送路40と第2搬送路41とを循環する。これにより、トナーは、所定のレベルに帯電されてキャリアに保持される。
磁気ローラー52は、帯電した現像剤を汲み上げて担持する。現像剤は、磁気ローラー52上に磁気ブラシ(図示せず)を形成する。規制ブレード56は、磁気ブラシの層厚を規制する。磁気ローラー52は、磁気ブラシを現像ローラー53との対向部Rに搬送する。
磁気ローラー52上の現像剤に含まれるトナーは、磁気ローラー52に印加された直流電圧(V10)と現像ローラー53に印加された直流電圧(V20)との電位差(ΔV)および磁界によって、現像ローラー53に移動する。すなわち、現像ローラー53は、磁気ローラー52に担持された現像剤からトナーを受け取って担持する。これにより、現像ローラー53上にトナー薄層が形成される。
現像ローラー53は、トナー薄層を感光体ドラム9との対向領域に搬送する。現像ローラー53と感光体ドラム24との間の電位差によって、現像ローラー53上のトナーは、感光体ドラム24に向けて飛翔する。これにより、感光体ドラム24上の静電潜像は、トナー像に現像される。
現像ローラー53は、現像されずに残ったトナーを再び対向部Rに搬送する。磁気ローラー52上の磁気ブラシは、対向部Rに搬送されたトナーを回収する。磁気ブラシは、磁極部材52bの同極部分で磁気ローラー52から引き剥がされ、第2搬送路41内に落下する。
その後、現像制御装置35は、濃度センサー48の検知結果に基づいて、トナーコンテナ20を制御して、筐体30内に現像剤を補給する。また、筐体30内の余剰の現像剤は、逆螺旋羽根51cを乗り越えて排出ケース46内に進入する。排出羽根51dは、排出ケース46内の余剰の現像剤を排出口47まで搬送する。余剰の現像剤は、排出口47から回収ボトル100に排出される。つまり、現像装置26は、トリクル現像方式を採用している。
ところで、図5に示すように、筐体30内の現像剤量(Q)と攪拌部材31(駆動装置33)のトルク(T)との関係は、線形ではなく、固有の曲線(Q−T曲線)となる。現像剤量および駆動装置33のトルクには、適正範囲NLがある。現像装置26は、適正範囲NLの上限値近傍の現像剤量(Q)を維持しながら現像処理を行う。例えば、第1実施形態に係る現像装置26は、現像剤量(Q)の初期値を230g、トルク(T)の初期値を31.0mNmに設定している。なお、各適正範囲NLや各初期値等は、現像制御装置35のメモリー61に記憶されている。
しかしながら、例えば、現像剤の排出量に対して補給量が多い場合には、筐体30内の現像剤量が増加する。適正範囲NLの上限値を超える現像剤の増加は、攪拌部材31(50,51)の駆動負荷を増加させるため、現像装置26の故障等の要因となっていた。この場合、例えば現像剤の補給を停止することで、筐体30内の現像剤量を減少させることができる。
一方、例えば、筐体30の排出口47が下方になるように傾斜した場合、筐体30から現像剤がこぼれ落ちた場合、キャリアが現像されるキャリア上り現象が発生した場合等には、筐体30内の現像剤量が減少する。適正範囲NLの下限値を超える現像剤の減少は、現像ローラー53が担持する(感光体ドラムに付着させる)トナー濃度に偏りを生じさせる。このため、現像剤の過剰な減少は、画像欠損等の要因となっていた。
そこで、第1実施形態に係る現像装置26は、筐体30内の現像剤の減少を適切に認識し、現像剤量を回復することができるように構成されている。
検知装置34は、駆動装置33のトルク(T)に対応する電流値(I)を検知(測定)する。現像制御装置35は、検知装置34の検知結果が閾値THよりも低い値である場合に、トナーコンテナ20を制御して現像剤を筐体30内に供給(補給)する回復処理を実行する。
図6に示すように、駆動装置33に流す電流値(I)と発生するトルク(T)との関係は、駆動装置33毎に固有の曲線(T−I曲線)となる。現像制御装置35のメモリー61は、駆動装置33のT−I曲線に対応したテーブルを記憶している。これにより、現像制御装置35は、検知装置34が検知した電流値(I)からトルク(T)を算出することができる。
回復処理の実行基準となる閾値THは、例えば、実験によって設定される。実験に用いたカラープリンター1の各条件(仕様)は以下の通りである。
プリント速度: 40枚/分
感光体ドラム24の周速: 200mm/sec
現像ローラー53: アルマイト表面処理、樹脂コート
現像ローラー53の周速: 感光体ドラム24に対して周速比1.5
磁気ローラー52の周速: 現像ローラー53に対して周速比1.1
感光体ドラム24と現像ローラー53との距離: 0.12mm
現像ローラー53と磁気ローラー52との距離: 0.3mm
(正帯電性のトナー(6.8μm)を使用した。)
その他、各電位の設定は、図7に示す通りである。図7には、感光体ドラム24が、有機感光体(OPC:Organic Photoconductor)である場合(反転現像、正転現像)と、アモルファスシリコン(α−Si)である場合(反転現像)と、を例示している。
以上のカラープリンター1による実験結果は、図8に示す通りである。図8に示すように、本出願人は、トルク(T)の初期値(31.0mNm)よりも20%以上低い値となった場合に、画像欠損(画像形成不良)が発生することを確認している。このため、閾値THは、駆動装置33のトルク(T)の初期値よりも20%低い値(24.8mNm)として現像制御装置35のメモリー61に記憶されている。
図9を参照して、第1実施形態に係る現像装置26の現像制御装置35が実行する回復処理について説明する。図9は現像制御装置35が実行する回復モードを示すフローチャートである。
現像制御装置35(CPU60)は、通常の現像処理を実行する通常モードや回復処理を実行する回復モード等の複数の動作モードのうち、現像装置26の状態に応じて、適切な動作モードを選択するように構成されている。
現像制御装置35は、検知装置34から送信された電流値(I)を含む情報を受信する(ステップS1)。現像制御装置35は、電流値(I)から駆動装置33のトルク(T)を算出し、検知装置34からの検知結果とする。現像制御装置35は、検知結果と、メモリー61に記憶された閾値THと、を比較する(ステップS2)。検知結果が閾値TH以上である場合(ステップS2で「NO」)、現像制御装置35は、再び検知結果の受信を行う(ステップS1)。
一方、検知結果が閾値TH未満である場合(ステップS2で「YES」)、現像制御装置35は、回復処理を実行する回復モードを開始する。
現像制御装置35は、回復処理の開始を示す情報提示信号を液晶ディスプレイ5に出力(送信)する(ステップS3)。液晶ディスプレイ5は、受信した情報提示信号(例えば、「回復処理を実行中」等の文字情報等)を表示する。
次に、現像制御装置35は、回復処理としてトナーコンテナ20を制御し、メモリー61に記憶された補給時間(例えば5分)の間、現像剤を筐体30内に補給する(ステップS4)。なお、現像剤の補給時間と補給量との関係は、予め実験等によって求められている。
次に、ステップS1と同様に、現像制御装置35は、検知装置34から送信された電流値(I)を含む情報を受信する(ステップS5)。現像制御装置35は、電流値(I)から算出した駆動装置33のトルク(T)を検知装置34からの検知結果とする。現像制御装置35は、検知結果と、メモリー61に記憶されたトルク(T)の初期値の90%となる値(以下、「回復基準値」と呼ぶ。)と、を比較する(ステップS6)。
検知結果が回復基準値以上である場合(ステップS6で「YES」)、現像制御装置35は、回復モードを停止する。現像制御装置35は、回復処理の完了を示す情報提示信号を液晶ディスプレイ5に送信する(ステップS7)。液晶ディスプレイ5は、受信した情報提示信号(例えば、「回復処理完了」等の文字情報等)を表示する。
一方、検知結果が回復基準値未満である場合(ステップS6で「NO」)、現像制御装置35は、回復処理の実行回数が2回未満であるか否かを判断する(ステップS8)。なお、現像制御装置35のメモリー61は、回復処理の実行回数を記憶・保持するカウンター(またはフラグ)を有している。回復処理の実行回数が2回未満である場合(ステップS8で「NO」)、現像制御装置35は、再びトナーコンテナ20を制御して現像剤を筐体30内に補給する(ステップS4)。
一方、回復処理の実行回数が2回以上である場合(ステップS8で「YES」)、現像制御装置35は、回復処理が正常に完了しなかったことを示す情報提示信号を液晶ディスプレイ5に送信する(ステップS9)。液晶ディスプレイ5は、受信した情報提示信号(例えば、「異常終了」等の文字情報等)を表示する。そして、現像制御装置35は、回復モードを停止する。
以上説明した第1実施形態に係る現像装置26によれば、検知装置34は、筐体30内の現像剤の減少を駆動装置33のトルク(T)(正確には、トルク(T)に対応する電流値(I))の減少として検知する。このため、検知装置34は、当該現像剤の減少の要因(例えば、筐体30の傾斜、筐体30からの現像剤のこぼれ落ち、キャリア上り現象の発生等)を問わず、当該現像剤の減少を適切に検知することができる。現像制御装置35は、検知装置34の検知結果に基づいて筐体30内の現像剤の減少を認識し、回復処理を実行する。現像制御装置35は、回復処理として、現像剤を筐体30内に供給することによって筐体30内のキャリアの量を増加させる。これにより、駆動装置33のトルク(T)を初期値に向けて回復させることができる。すなわち、筐体30内の現像剤量が回復し、感光体ドラム24に付着させるトナー濃度の偏りが防止される。この結果として、良好な画像形成を担保することができる。
また、第1実施形態に係る現像装置26によれば、閾値THは、駆動装置33のトルク(T)の初期値よりも20%低い値に設定されている。このため、画像欠損が生じる前に、筐体30内の現像剤量を回復することができる。なお、上記した図8に示すように、本出願人は、初期値よりも20%以上低い値となった場合に回復処理を実行することによって、良好な画像形成を維持可能であることを実験等によって確認している。
なお、閾値THは、トルク(T)の初期値よりも20%低い値に限定されない。閾値THは、駆動装置33のトルク(T)の初期値未満、当該初期値よりも20%低い値以上の範囲内で設定されていればよい。
また、第1実施形態に係る現像装置26によれば、現像制御装置35は、回復処理の実行によって、検知装置34の検知結果が駆動装置33のトルク(T)の初期値の90%以上まで回復した場合に、回復処理を実行する動作モード(回復モード)を停止する。このため、現像制御装置35は、駆動装置33のトルク(T)を初期値まで回復させる場合に比して、回復処理を短時間で完了することができる。これにより、例えば、画像形成処理を中断する時間を短縮することができ、ユーザービリティを向上させることができる。
また、第1実施形態に係る現像装置26によれば、現像制御装置35は、回復処理を実行する場合に、液晶ディスプレイ5に向けて、回復処理に関する情報提示信号を出力(送信)する。これにより、ユーザーは、回復処理についての情報を明確に認識することができる。つまり、ユーザービリティの向上を図ることができる。
なお、第1実施形態に係る現像装置26の現像制御装置35は、回復処理(ステップS4)として、現像剤を筐体30内に供給していたが、本発明はこれに限定されない。現像制御装置35は、回復処理(ステップS4)として、キャリアおよび現像剤のうち少なくとも一方を筐体30内に供給すればよい。つまり、回復処理(ステップS4)を実行することによって、筐体30内のキャリア量が増加すればよい。例えば、トナーコンテナ20が、現像剤とキャリアとを個別に供給できるように構成されていてもよい。また、例えば、トナーコンテナ20の他に、キャリアのみを収容するキャリアコンテナ(図示せず)が別途設けられていてもよい。この場合、現像制御装置35は、トナーコンテナ20またはキャリアコンテナを制御して筐体30内にキャリアのみを補給してもよい。他にも、現像制御装置35は、トナーコンテナ20およびキャリアコンテナを制御して筐体30内に現像剤およびキャリアを補給してもよい。
なお、現像制御装置35が液晶ディスプレイ5に送信する情報提示信号は、文字情報に限定されない。情報提示信号は、例えば、画像情報を含んでいても良いし、提示装置としてのスピーカー(図示せず)等から出力する音声情報を含んでいてもよい。
(第2実施形態)
次に、図10を参照して、第2実施形態に係る現像装置26の現像制御装置35が実行する回復処理について説明する。図10は現像制御装置35が実行する回復モードを示すフローチャートである。なお、以下、上記した第1実施形態に係る現像装置26と同様の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。
現像制御装置35は、検知装置34の検知結果が閾値THよりも低い値である場合に、現像器本体32を制御してトナーを消費すると共に、トナーコンテナ20を制御して現像剤を筐体30内に供給する回復処理を実行する。
詳細には、ステップS3を実行した後、現像制御装置35は、磁気ローラー52および現像ローラー53を制御して既に説明した現像処理を行うことでトナーを消費する(ステップS40)。なお、トナーの消費は、例えば、予めメイン制御装置16に記憶されたテスト画像等を現像することで実現される。また、現像制御装置35は、トナーの消費と同時に、トナーコンテナ20を制御して、現像剤を筐体30内に補給する(ステップS40)。なお、ステップS1〜S3、ステップS5〜S9は、第1実施形態に係る回復処理と同様であるため、説明を省略する。
以上説明した第2実施形態に係る現像装置26によれば、検知装置34は、筐体30内の現像剤の減少の要因を問わず、当該現像剤の減少を駆動装置33のトルクの減少として検知する。現像制御装置35は、回復処理(ステップS40)として、筐体30内に既に存在するトナーを減少させ、筐体30内に新たな現像剤を供給する。これにより、筐体30内のキャリアの量が増加するため、駆動装置33のトルク(T)を初期値に向けて回復させることができる。この結果、良好な画像形成を担保することができる。
なお、第1実施形態に係る回復処理のステップS4で、キャリアコンテナから筐体30内にキャリアのみを補給する場合には、現像制御装置35は、ステップS4とステップS40とを同時に実行してもよいし、ステップS4の実行後(または実行前)にステップS40を実行してもよい。
(第3実施形態)
次に、図11を参照して、第3実施形態に係る現像装置26の現像制御装置35が実行する回復処理について説明する。図11は現像制御装置35が実行する回復モードを示すフローチャートである。なお、以下、上記した第1実施形態に係る現像装置26と同様の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。
現像制御装置35は、回復処理として、駆動装置33を制御して攪拌部材31の回転数を基準回転数よりも減少させ、現像剤排出部45(排出口47)から排出される現像剤を減少させる。
詳細には、ステップS3を実行した後、現像制御装置35は、駆動装置33を制御して基準回転数の約半分の回転数となる回復用回転数で攪拌部材31(第1攪拌部材50および第2攪拌部材51)を回転駆動する(ステップS41)。現像制御装置35は、ステップS41と、現像剤を筐体30内に供給するステップS4と、を同時に実行する。なお、ステップS1〜S3、ステップS5〜S9は、第1実施形態に係る回復処理と同様であるため、説明を省略する。
なお、基準回転数は、例えば、普通紙に通常の画像形成処理を行う場合に用いられる攪拌部材31の回転数である。回復用回転数は、例えば、普通紙よりも厚い厚紙等に画像形成処理を行う場合に、感光体ドラム24等を低速回転させる半速モードで用いられる攪拌部材31の回転数である。なお、攪拌部材31を基準回転数または回復用回転数で回転させるための情報は、現像制御装置35のメモリー61に記憶されている。なお、回復用回転数は、基準回転数よりも低回転(低速)であれば任意に設定してよい。
以上説明した第3実施形態に係る現像装置26によれば、現像制御装置35は、回復処理(ステップS41)として、第1攪拌部材50および第2攪拌部材51の回転数を低下させる。このため、各搬送路40,41内を循環する現像剤の搬送速度が低下する。そして、現像剤排出部45(排出口47)からの現像剤の排出量も低下(減少)する。これにより、筐体30内のキャリアの量が相対的に増加するため、駆動装置33のトルク(T)を初期値に向けて回復させることができる。この結果、良好な画像形成を担保することができる。
なお、第3実施形態に係る現像装置26の現像制御装置35は、ステップS41とステップS4とを同時に実行していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、現像制御装置35は、ステップ4に代えて、第2実施形態に係るステップS40とステップS41とを同時に実行してもよい。また、例えば、現像制御装置35は、ステップS4,S40の実行後(または実行前)にステップS41を実行してもよい。
(第4実施形態)
次に、図7および図12を参照して、第4実施形態に係る現像装置26の現像制御装置35が実行する回復処理について説明する。図12は現像制御装置35が実行する回復モードを示すフローチャートである。なお、以下、上記した第1実施形態に係る現像装置26と同様の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。
各現像バイアス電源54,55は、反転現像になるように各現像バイアスを現像器本体32に印加する。現像制御装置35は、回復処理として、第2現像バイアス電源55を制御して、感光体ドラム24の露光部電位(VL)と第2現像バイアスの直流電圧との電位差(ΔV1)を基準電位差(ΔV0)よりも減少させる。
詳細には、図12に示すように、ステップS3を実行した後、現像制御装置35は、第1現像バイアス電源54を制御して、通常の現像処理を行う場合の直流電圧(V10)よりも低い回復用電圧(V12)を磁気ローラー52に印加する(ステップS42)。また、現像制御装置35は、第2現像バイアス電源55を制御して、通常の現像処理を行う場合の直流電圧(V20)よりも低い回復用電圧(V22)を現像ローラー53に印加する(ステップS42)。現像制御装置35は、ステップS42とステップS4とを同時に実行する。なお、各回復用電圧(V12,V22)の電位差と、各直流電圧(V10,V20)の電位差(ΔV)とは同一である。
図7(反転現像(OPC)の列参照)に示すように、OPCから成る感光体ドラム24を用いて通常の画像形成処理を行った場合、感光体ドラム24の露光部電位(VL=+100V)と現像ローラー53に印加された直流電圧(V20=+190V)との基準電位差(ΔV0)は、90Vである。これに対し、回復処理(ステップS42)を実行した場合、当該露光部電位(VL=+100V)と現像ローラー53に印加された回復用電圧(V22=+155V)との電位差(ΔV1)は、55Vである。
図7(反転現像(α−Si)の列参照)に示すように、α−Siから成る感光体ドラム24を用いて通常の画像形成処理を行った場合、当該露光部電位(VL=+20V)と当該直流電圧(V20=+50V)との基準電位差(ΔV0)は、30Vである。これに対し、回復処理(ステップS42)を実行した場合、当該露光部電位(VL=+20V)と当該回復用電圧(V22=+30V)との電位差(ΔV1)は、10Vである。
以上説明した第4実施形態に係る反転現像方式の現像装置26によれば、現像制御装置35は、回復処理(ステップS42)として、感光体ドラム24の露光部電位と第2現像バイアスの直流電圧との電位差を低下させる。具体的には、現像制御装置35は、電位差(ΔV1)を基準電位差(ΔV0)の2/3以下の値となるように第2現像バイアス電源55を制御する。このように制御することによって、現像器本体32(現像ローラー53)から感光体ドラム24に向けて移動するキャリア量(キャリアの消費量)が抑制される。これにより、筐体30内のキャリアの量が増加するため、駆動装置33のトルクを初期値に向けて回復させることができる。この結果、良好な画像形成を担保することができる。
(第4実施形態の変形例)
なお、第4実施形態に係る現像装置26の現像制御装置35が実行する回復処理を、正転現像方式を採用する現像装置26に応用してもよい。
各現像バイアス電源54,55は、正転現像になるように各現像バイアスを現像器本体32に印加する。現像制御装置35は、回復処理として、第2現像バイアス電源55を制御して、感光体ドラム24の非露光部電位(Vo)と第2現像バイアスの直流電圧との電位差(ΔV1)を基準電位差(ΔV0)よりも減少させる。
上記した第4実施形態に係るステップS42と同様に、現像制御装置35は、各現像バイアス電源54,55を制御して、通常の現像処理を行う場合の直流電圧(V10,V20)よりも低い回復用電圧(V12,V22)を磁気ローラー52および現像ローラー53に印加する(ステップS43(図12参照))。現像制御装置35は、ステップS43とステップS4とを同時に実行する。なお、各回復用電圧(V12,V22)の電位差と、各直流電圧(V10,V20)の電位差(ΔV)とは同一である。
図7(正転現像(OPC)の列参照)に示すように、OPCから成る感光体ドラム24を用いて通常の現像処理を行った場合、感光体ドラム24の非露光部電位(Vo=−460V)と現像ローラー53に印加された直流電圧(V20=−360V)との基準電位差(ΔV0)は、100Vである。これに対し、回復処理(ステップS43)を実行した場合、当該非露光部電位(Vo=−460V)と現像ローラー53に印加された回復用電圧(V22=−410V)との電位差(ΔV1)は、50Vである。
以上説明した第4実施形態の変形例に係る正転現像方式の現像装置26によれば、上記した第4実施形態に係る反転現像方式の現像装置26と同様の効果を得ることができる。
なお、第4実施形態(変形例を含む。)に係る現像装置26の現像制御装置35は、第1現像バイアス電源54および第2現像バイアス電源55を制御したが、これに代えて、感光体ドラム24を帯電させる帯電バイアス電源101(図4参照)を制御してもよい。帯電バイアス電源101は、帯電装置25に帯電バイアスを印加し、感光体ドラム24を帯電させる。
なお、第4実施形態(変形例を含む。)に係る現像装置26の現像制御装置35は、ステップS42(S43)とステップS4とを同時に実行していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、現像制御装置35は、ステップ4に代えて、第2実施形態に係るステップS40および第3実施形態に係るステップS41の少なくとも一方と、ステップS42(S43)と、を同時に実行してもよい。また、例えば、現像制御装置35は、ステップS4,S40,S41の実行後(または実行前)にステップS42(S43)を実行してもよい。
なお、上記した各実施形態に係る現像装置26の駆動装置33は、各攪拌部材50,51、磁気ローラー52および現像ローラー53を一体回転させていたが、本発明はこれに限定されない。駆動装置33は、各攪拌部材50,51、磁気ローラー52および現像ローラー53(現像器本体32)のうち少なくとも一方を回転駆動する構成であればよい。また、駆動装置33は、現像装置26以外の他の部材を回転駆動してもよい。この場合、他の部材は、回転駆動時に負荷変動の発生が無いことが好ましい。
なお、上記した各実施形態に係る現像装置26の現像制御装置35は、回復処理を2回実行していたが、回復処理の実行回数は任意である。
なお、メイン制御装置16が、現像制御装置35の機能を含んでいてもよい。この場合、メイン制御装置16が、現像装置26を制御する。
なお、上記した本発明の各実施形態の説明は、本発明に係る現像装置26およびこれを備えるカラープリンター1における好適な実施の形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。さらに、上記した本発明の各実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、且つ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能であり、上記した本発明の各実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
1 カラープリンター(画像形成装置)
5 液晶ディスプレイ(提示装置)
20 トナーコンテナ(供給手段)
24 感光体ドラム(像担持体)
26 現像装置
30 筐体
31 攪拌部材
32 現像器本体
33 駆動装置
34 検知装置
35 現像制御装置(制御装置)
45 現像剤排出部
52 磁気ローラー
53 現像ローラー
54 第1現像バイアス電源(現像バイアス電源)
55 第2現像バイアス電源(現像バイアス電源)

Claims (9)

  1. 供給手段から供給されるトナーとキャリアとを含む現像剤を内部に収容する筐体と、
    前記筐体内で回転して前記筐体内の前記現像剤を攪拌する攪拌部材と、
    前記筐体内で回転して前記攪拌部材から像担持体に向けて前記筐体内の前記現像剤を搬送し、前記現像剤に含まれる前記トナーを前記像担持体に付着させる現像器本体と、
    前記攪拌部材および前記現像器本体のうち少なくとも一方を回転駆動する駆動装置と、
    前記駆動装置のトルクを検知する検知装置と、
    前記検知装置の検知結果が閾値よりも低い値である場合に、前記供給手段を制御して前記キャリアおよび前記現像剤のうち少なくとも一方を前記筐体内に供給する回復処理を実行する制御装置と、
    反転現像になるように直流電圧と交流電圧とを重畳した現像バイアスを前記現像器本体に印加する現像バイアス電源と、を備え
    前記現像器本体は、
    前記攪拌部材に対向して配置され、前記現像剤を担持する磁気ローラーと、
    前記磁気ローラーに対向して配置され、前記磁気ローラーに担持された前記現像剤から前記トナーを受け取って担持する現像ローラーと、を有し、
    前記制御装置は、前記回復処理として、前記現像バイアス電源または前記像担持体を帯電させる帯電バイアス電源を制御して、前記像担持体の露光部電位と前記現像バイアスの直流電圧との電位差を基準電位差よりも減少させることを特徴とする現像装置。
  2. 供給手段から供給されるトナーとキャリアとを含む現像剤を内部に収容する筐体と、
    前記筐体内で回転して前記筐体内の前記現像剤を攪拌する攪拌部材と、
    前記筐体内で回転して前記攪拌部材から像担持体に向けて前記筐体内の前記現像剤を搬送し、前記現像剤に含まれる前記トナーを前記像担持体に付着させる現像器本体と、
    前記攪拌部材および前記現像器本体のうち少なくとも一方を回転駆動する駆動装置と、
    前記駆動装置のトルクを検知する検知装置と、
    前記検知装置の検知結果が閾値よりも低い値である場合に、前記供給手段を制御して前記キャリアおよび前記現像剤のうち少なくとも一方を前記筐体内に供給する回復処理を実行する制御装置と、
    正転現像になるように直流電圧と交流電圧とを重畳した現像バイアスを前記現像器本体に印加する現像バイアス電源と、を備え、
    前記現像器本体は、
    前記攪拌部材に対向して配置され、前記現像剤を担持する磁気ローラーと、
    前記磁気ローラーに対向して配置され、前記磁気ローラーに担持された前記現像剤から前記トナーを受け取って担持する現像ローラーと、を有し、
    前記制御装置は、前記回復処理として、前記現像バイアス電源または前記像担持体を帯電させる帯電バイアス電源を制御して、前記像担持体の非露光部電位と前記現像バイアスの直流電圧との電位差を基準電位差よりも減少させることを特徴とする現像装置。
  3. 供給手段から供給されるトナーとキャリアとを含む現像剤を内部に収容する筐体と、
    前記筐体内で回転して前記筐体内の前記現像剤を攪拌する攪拌部材と、
    前記筐体内で回転して前記攪拌部材から像担持体に向けて前記筐体内の前記現像剤を搬送し、前記現像剤に含まれる前記トナーを前記像担持体に付着させる現像器本体と、
    前記攪拌部材および前記現像器本体のうち少なくとも一方を回転駆動する駆動装置と、
    前記駆動装置のトルクを検知する検知装置と、
    前記検知装置の検知結果が閾値よりも低い値である場合に、前記現像器本体を制御して前記トナーを消費すると共に、前記供給手段を制御して前記現像剤を前記筐体内に供給する回復処理を実行する制御装置と、
    反転現像になるように直流電圧と交流電圧とを重畳した現像バイアスを前記現像器本体に印加する現像バイアス電源と、を備え、
    前記現像器本体は、
    前記攪拌部材に対向して配置され、前記現像剤を担持する磁気ローラーと、
    前記磁気ローラーに対向して配置され、前記磁気ローラーに担持された前記現像剤から前記トナーを受け取って担持する現像ローラーと、を有し、
    前記制御装置は、前記回復処理として、前記現像バイアス電源または前記像担持体を帯電させる帯電バイアス電源を制御して、前記像担持体の露光部電位と前記現像バイアスの直流電圧との電位差を基準電位差よりも減少させることを特徴とする現像装置。
  4. 供給手段から供給されるトナーとキャリアとを含む現像剤を内部に収容する筐体と、
    前記筐体内で回転して前記筐体内の前記現像剤を攪拌する攪拌部材と、
    前記筐体内で回転して前記攪拌部材から像担持体に向けて前記筐体内の前記現像剤を搬送し、前記現像剤に含まれる前記トナーを前記像担持体に付着させる現像器本体と、
    前記攪拌部材および前記現像器本体のうち少なくとも一方を回転駆動する駆動装置と、
    前記駆動装置のトルクを検知する検知装置と、
    前記検知装置の検知結果が閾値よりも低い値である場合に、前記現像器本体を制御して前記トナーを消費すると共に、前記供給手段を制御して前記現像剤を前記筐体内に供給する回復処理を実行する制御装置と、
    正転現像になるように直流電圧と交流電圧とを重畳した現像バイアスを前記現像器本体に印加する現像バイアス電源と、を備え、
    前記現像器本体は、
    前記攪拌部材に対向して配置され、前記現像剤を担持する磁気ローラーと、
    前記磁気ローラーに対向して配置され、前記磁気ローラーに担持された前記現像剤から前記トナーを受け取って担持する現像ローラーと、を有し、
    前記制御装置は、前記回復処理として、前記現像バイアス電源または前記像担持体を帯電させる帯電バイアス電源を制御して、前記像担持体の非露光部電位と前記現像バイアスの直流電圧との電位差を基準電位差よりも減少させることを特徴とする現像装置。
  5. 前記筐体内で余剰の前記現像剤を前記筐体外に排出する現像剤排出部を更に備え、
    前記制御装置は、前記回復処理として、前記駆動装置を制御して前記攪拌部材の回転数を基準回転数よりも減少させ、前記現像剤排出部から排出される前記現像剤を減少させることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の現像装置。
  6. 前記閾値は、前記駆動装置のトルクの初期値未満、前記初期値よりも20%低い値以上の範囲内で設定されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の現像装置。
  7. 前記制御装置は、前記回復処理の実行によって、前記検知装置の検知結果が前記駆動装置のトルクの初期値の90%以上まで回復した場合に、前記回復処理を実行する動作モードを停止することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の現像装置。
  8. 前記制御装置は、前記回復処理を実行する場合に、ユーザーに向けて情報を提示する提示装置に向けて、前記回復処理に関する情報提示信号を出力することを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の現像装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の現像装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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