JP6168901B2 - X線管装置及びx線管装置空冷機構 - Google Patents

X線管装置及びx線管装置空冷機構 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、X線管装置及びX線管装置空冷機構に関する。
X線管を含むX線管装置は、医療用の診断装置あるいは工業用の非破壊検査装置や材料分析装置など、多くの用途に利用されている。
医療分野等で行うX線撮影や工業用分野で比較的大きな被写体を撮影する場合には、一般に回転陽極型X線管装置が使用される。回転陽極型X線管装置は、アルミ鋳物のような脆性材料からなるハウジングと、このハウジング内に収容され、X線を放射するX線管とを備えている。ハウジングの内面には、X線を遮蔽する鉛板が張り付けられ、また壁面には、X線管から放射されるX線を放射可能に形成された放射口が設けられている。
X線管は、内部が減圧された真空外囲器を備えている。この真空外囲器内には、高速回転(例えば10000RPM)が可能で、タングステン合金の傘状部(X線放射層)を有する陽極ターゲットと、陽極ターゲットの傘状部に対向し、陽極ターゲットの回転軸から偏心して配置される陰極とが設けられている。陰極と陽極ターゲットの間には高電圧が印加されており、この高電圧によって、陰極から放出された電子が加速/集束されて陽極ターゲットのX線放射層を衝撃することにより、X線放射層からX線が放射される。
なお、X線に変換される割合は、陽極ターゲットに衝突する電子の運動エネルギの中の約1%とわずかである。残りのエネルギは熱に変換される。このため、高強度の電子ビームが必要とされるCTやアンギオグラフィー等の用途の場合には、X線管の冷却と絶縁のためにX線管装置のハウジング内には絶縁油等の冷却液が封入されている。冷却液は、ハウジング外に設置された、冷却液を冷却する冷却器とハウジングとの間を循環する。反面、廉価なX線管装置では、自然放熱あるいはファン等を用いる空冷型が一般的であり、冷却液を冷却する冷却器は設けられない。
特開2007−5283号公報 特開2007−149521号公報 特開平6−5382号公報
廉価なX線管装置では、上述の通りX線管装置の冷却液を冷却する冷却器は設けられず、X線管装置の冷却はハウジング表面からの自然放熱によっている。場合によっては、空冷ファンからの冷気をハウジングの放射口の脇に吹き付けることにより放熱を2倍程度に高めることがなされる。
しかしながら、頻繁に撮影が繰り返される場合(集団検診や製造工程でのライン検査)や撮影時間が長くかかるような精密検査においては、使用中にインターロックが働くことがあり、その場合には、やむなく検査を中断してX線管装置が十分冷えるまでの間、待機することが必要になる。
また、ハウジング表面温度は国際的な安全基準に沿って、80℃を越えないように設計されており、上記したインターロックはハウジング表面温度が75℃〜80℃で動作するようになっている。しかし、このような高い温度に人間が触れる可能性があるため、十分な安全性が確保されているとは言えないのが現状である。
本発明の目的は、冷却性能が高く、かつ安全性を向上できるX線管装置及びX線管装置空冷機構を安価に提供することである。
実施形態において、X線管装置は、ハウジングと、シェル部材と、導入部と、を具備する。ハウジングは、X線管を収容する。シェル部材は、少なくとも2つに分離可能に形成され、前記ハウジングとの間に所定の隙間空間を介在させて前記ハウジングを覆う。導入部は、前記隙間空間に気流を生じさせるための冷却媒体を前記隙間空間に導入する。
実施形態を適用するX線管装置及びX線管装置空冷機構の一例を示す。 実施形態を適用するX線管装置及びX線管装置空冷機構の一例を示す。 実施形態を適用するX線管装置及びX線管装置空冷機構の一例を示す。 実施形態を適用するX線管装置及びX線管装置空冷機構の一例を示す。 実施形態を適用するX線管装置及びX線管装置空冷機構の一例を示す。 実施形態を適用するX線管装置及びX線管装置空冷機構の一例を示す。 実施形態を適用するX線管装置及びX線管装置空冷機構の一例を示す。 実施形態を適用するX線管装置及びX線管装置空冷機構の一例を示す。 実施形態を適用するX線管装置及びX線管装置空冷機構の一例を示す。 実施形態を適用するX線管装置及びX線管装置空冷機構の一例を示す。 実施形態を適用するX線管装置及びX線管装置空冷機構の一例を示す。 実施形態を適用するX線管装置及びX線管装置空冷機構の一例を示す。 実施形態を適用するX線管装置及びX線管装置空冷機構の一例を示す。 実施形態を適用するX線管装置及びX線管装置空冷機構の一例を示す。 実施形態を適用するX線管装置及びX線管装置空冷機構の一例を示す。 実施形態を適用するX線管装置及びX線管装置空冷機構の一例を示す。 実施形態を適用するX線管装置及びX線管装置空冷機構の一例を示す。 実施形態を適用するX線管装置及びX線管装置空冷機構の一例を示す。 実施形態を適用するX線管装置及びX線管装置空冷機構の一例を示す。 実施形態を適用するX線管装置及びX線管装置空冷機構の一例を示す。 実施形態を適用するX線管装置及びX線管装置空冷機構の一例を示す。 実施形態を適用するX線管装置及びX線管装置空冷機構の一例を示す。 実施形態を適用するX線管装置及びX線管装置空冷機構の一例を示す。 実施形態を適用するX線管装置及びX線管装置空冷機構の一例を示す。 実施形態を適用するX線管装置及びX線管装置空冷機構の一例を示す。 実施形態を適用するX線管装置及びX線管装置空冷機構の一例を示す。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、実施形態を適用するX線管装置及びX線管装置空冷機構の一例を示す。
X線管、例えば陽極が所定速度で回転する回転陽極型X線管10は、真空外囲器11、真空外囲器11内に偏心して位置する陰極12を含む。真空外囲器11内には、陰極12と対向して傘状の円盤状回転体(陽極ターゲット)13が位置する。
円盤状回転体13の基体は、高融点金属、例えばモリブデンあるいはモリブデン合金、もしくはTZM(チタンジルコニアモリブデン/炭化物強化型モリブデン合金)などで構成されている。また、陰極12からの電子ビーム18が衝突することでX線Lを発生するターゲット層14が円盤状回転体13の所定の位置に環状に設けられている。ターゲット層14は、例えばタングステン、あるいはレニウム−タングステン合金等のタングステン合金で構成されている。
円盤状回転体13は、軸15を介してロータ16に固定されている。ロータ16は、その内部に固定体シャフト(図示せず)が嵌め込まれ、ロータ16と固定体シャフトとの間に、軸受が設けられている。ロータ16は、真空外囲器11の外部に配置されたステータ17の作用で回転する。従って、ロータ16の回転で、円盤状回転体13が回転する。
上述したX線管10は、ハウジング1内に位置する。ハウジング1は、陰極12に電圧を供給する電源端子部(ケーブルソケット収納部)2、陽極ターゲット層14に電圧を供給する電源端子部(ケーブルソケット収納部)3、及びターゲット層14からのX線Lが透過可能な放射口(X線出力窓)4を有する。なお、X線管10などを収容(内装)したハウジング1(電源端子部2,3及びX線出力窓4と(X線管10など))を、X線管装置と呼称する。また、X線管装置は、以下に説明するトラニオンリング5や、図19及び図20に一例を示す、支持機構のアームあるいは支持柱等へのマウント用の構造体を伴う場合がある。
ハウジング1の外周の所定の位置には、図示しない支持機構のアームあるいは支持柱等に設けられる支持部(爪機構)からハウジング1の支持を可能とするトラニオンリング5が位置する。トラニオンリング5は、ハウジング1の放射口4の中央からハウジング1の長手方向に、概ね等距離に、ハウジング1に対して実質的に円筒状に位置する。
ハウジング1の外周の所定の位置には、ハウジング1の外周の熱を受け取り外部へ排出するために、ハウジング1の外周に気流、例えば空気(外気等)である冷却媒体の流れ、を与えるシェル(風洞)7が位置する。シェル7は、例えばポリカーボネートやポリブチレンテレフタレート等の樹脂部品または金属部品からなる。
シェル7は、任意数用意されるスペーサ6により、ハウジング1との間に一定の間隔を保持する。なお、スペーサ6は、ハウジング1とシェル7との間を上述の気流が流れることを可能に、例えばハウジング1の周方向において、例えばブロック状、もしくは個々に独立した柱状に設けられる。また、スペーサ6は、ハウジング1の長手方向において、トラニオンリング5よりもハウジング1の両端部寄りに位置することが好ましい。なお、スペーサ6は、例えばゴムやウレタンフォーム等の弾性樹脂部品からなる。また、スペーサ6は、シェル7にX線管10の振動が伝達されることを抑止する。
シェル7は、ハウジング1の電源端子部(ケーブルソケット収納部)2,3及び放射口4を露出した状態で、ハウジング1を覆うように構成される。
シェル7は、例えばハウジング1の長手方向に沿って分割した複数の部品によりに形成される。シェル7はまた、形状を最適化することにより、ハウジング1の放射口4やケーブルソケット収納部2,3の周囲においては環状に位置され、シェル7内を実質的に気密する。シェル7はさらに、シェル7をX線管10及びハウジング1に取り付ける際のシェル7の相互の接合部(境界部)等において、シェル7内の気密性を高めるために、例えばゴムやウレタンフォーム等の弾性樹脂からなるシール部材を有する構造とすることが好ましい。
なお、シェル7を構成する樹脂材料にX線管10からのX線を遮蔽する遮蔽材、例えばタングステン、タンタル、モリブデン、バリウム、ビスマス、希土類金属及び鉛の少なくとも1つである金属微粒子、並びにタングステン、タンタル、モリブデン、バリウム、ビスマス、希土類金属及び鉛の少なくとも1つの化合物微粒子の少なくとも1つを含有した材料を用いることで、ハウジング1内に用意する遮蔽材の量を低減することができる。また、その場合、ハウジング1(X線管10)の交換に伴って廃棄される上記遮蔽材の量を低減できる。なお、遮蔽材は、シェル7とハウジング1との間の任意の位置に設けることができる。
シェル7は後述する気流による冷却作用により、ハウジング1に比較して表面(外面)の温度上昇がハウジング1よりも少なく、例えば操作者らが接触した場合であっても、ハウジング1との接触時に比較して、高温を感じることが低減できる。
シェル7の一端側、例えばステータ17側には、シェル7内に外部の空気すなわち冷却媒体を流入させる送風ユニット8が位置する。送風ユニット8は、例えば軸流ファンからなる。送風ユニット8は気流導入部9aを有し、シェル7の一端側から流入エア(外気)を取り込む。気流導入部9aは例えばスパイラル状あるいはメッシュ状もしくは任意数の孔(開口)を有するフィンガーガードを有する。フィンガーガードは指(人体)もしくは異物がシェル7内に入り込むことを阻止する。
送風ユニット8が取り込んだ外気(冷却媒体)は、送風ユニット8の動作に従いシェル7とハウジング1との間の隙間を通り、気流排出部9bを経て外部に放出される。なお、少なくとも気流導入部9aには、ほこり等がシェル7内に入り込むこと防止するエアフィルターもしくはエアフィルターユニットを有することが好ましい。
エアフィルターもしくはエアフィルターユニットは、清掃あるいは交換のため、例えばシェル7に対して送風ユニット8と一体的に嵌め込む嵌め込み方式とし、シェル7をハウジング1に取り付けたままの状態で、容易に着脱できることが好ましい。また、エアフィルターもしくはエアフィルターユニットは、送風ユニット8をシェル7の端部に蓋状に固定する構造とした場合において、送風ユニット8をシェル7に固定する際に、シェル7と送風ユニット8との間に挟みこむ挟み込み方式としてもよい。
なお、送風ユニット8は、図2に例示するように、例えば陰極12側に設けられてもよい(シェル7内のX線管10の位置に対する気流導入部9aと気流排出部9bとの位置関係が逆向きの関係となる)。
また、送風ユニット8は、図1が示すように、吸い込み利用(シェル7内に外気を流入する方式)であってもよいし、図1とは気流の向きが逆向きとなる吸出し利用(シェル7内の空気(熱)を外部に排出することでシェル7内に気流を生じさせる方式)であってもよい。なお、吸出し利用の場合を図1を流用して説明すると、シェル7の気流排出部9bからシェル7に吸入された外気(気流)は、送風ユニット8の動作に従いシェル7とハウジング1との間の隙間を通り、気流導入部9aを経て送風ユニット8から外部に放出される。また、吸出し利用の場合には、エアフィルターもしくはエアフィルターユニットは、気流排出部9b側に位置することが好ましい。
図1あるいは図2が示す送風ユニット8の動作により、ハウジング1の外周(円筒)面に沿った冷却風(気流)が提供され、X線管10からの熱により上昇するハウジング1(の外周)を、効率よく冷却できる。すなわち、ハウジング1を冷却することにより、X線管10の温度を、一定温度以内に維持できる。
なお、図1が示す例において、ハウジング1の送風ユニット8側の端部に、外気(流入エア)をハウジング1とシェル7との間に案内する整流カバー20を設けることで、流入エア(外気)による風きり音を低減できる。また、整流カバー20により、ハウジング1とシェル7との間を流れる気流(流入エア)の通過速度が低下することを防止でき、冷却効果を向上できる。なお、図1が示す例において、整流カバー20を排出側に設けることで、排出エアによる風きり音の低減も期待できる。また、整流カバー20を排出側に設けた場合には、排出エアの巻き込み(ハウジング1側への戻り流の発生)を低下することが期待でき、冷却効果を、より高めることができる。従い、整流カバー20を送風ユニット8側の端部及び排出側のそれぞれに設けることで、冷却効果を高め、風きり音をいっそう低減できる。
なお、X線管10は、回転陽極型に限らず、固定陽極型であってもよい。また、X線管10は、高電圧供給電源等をハウジング1内に(一体に)設けるモノタンク型、であってもよい。
なお、X線管10を覆うハウジング1は、図1あるいは図2が示すように、放射口4と電源端子部2,3とのなす角が、90度である構造が広く採用されているが、放射口4と電源端子部2,3とのなす角は、実質的に任意に設定できる。
図3は、シェル7の両端、すなわちステータ17側及び陰極12側のそれぞれに、送風ユニット8を設ける例を示す。なお、図3に示す例は、それぞれ(両端)の送風ユニット8からハウジング1に向けて外気を流入させる例であり、例えば放射口4及びその近傍、すなわち円筒状のシェル7の周上の任意の位置に、任意数(複数)の排気口7aを設けている。これにより、放射口4及びその周囲も、効率よく冷却することができる。
なお、図1及び図2により説明した例と同様に、気流の向きを逆向きとすることも可能である。その場合、排気口7aから外気が流入する。また、整流カバー20は、それぞれの送風ユニット8とハウジング1との間の2箇所に設けることが好ましい。
図4は、送風ユニット8をシェル7の両端側すなわちステータ17側及び陰極12側のそれぞれに設け、シェル7を、シェル7の長手方向の概ね中央またはその近傍で分割する例を示す。この構造は、ハウジング1に、マウント(X線管装置支持機構との接続)のためのブロックや突出部がある場合に、それらを避けるために有益である。また、図3が示す任意数の排気口7aを設ける例に比較して、排気エアの風きり音を低減できる。なお、図1及び図2により説明した通り、気流の向きを逆向きとすることも可能である。また、整流カバー20は、それぞれの送風ユニット8とハウジング1との間の2箇所に設けることが好ましい。
なお、X線管10を覆うハウジング1は、図3あるいは図4が示すように、放射口4と電源端子部2,3とのなす角が、90度である構造が広く採用されているが、放射口4と電源端子部2,3とのなす角は、実質的に任意に設定できる。
図5及び図6は、それぞれ、図1及び図2が示す例において、送風ユニット8をシェル7から分離して、別体とした構成の一例を示す。すなわち、図5及び図6が示す例では、気流導入部19aを介してシェル7に冷却風が供給される。これにより、図1または図2に示す例において吸気側に必要となるフィンガーガード(スパイラル状あるいはメッシュ状もしくは任意数の孔(開口)を伴う気流導入部(吸気口)についてもシェル7から分離できる。これにより、(X線管10を収容したハウジング1を覆う)シェル7の大きさを低減できる。また、操作者の近傍から、気流導入部を遠ざけることができ、安全性がより向上する。さらに、エアフィルターもしくはエアフィルターユニットも、送風ユニット8側に位置させることができるため、清掃または交換のための着脱構造が、シェル7の形状や気密のための要素に影響を与えることを、抑止できる。
図7及び図8は、それぞれ、図3及び図4が示す例において、送風ユニット8をシェル7から分離して、別体とした構成の一例を示す。すなわち、図7及び図8が示す例では、気流導入部19aを介してシェル7に冷却風が供給される。これにより、図3または図4に示す例において吸気側に必要となるフィンガーガード(スパイラル状あるいはメッシュ状もしくは任意数の孔(開口)を伴う気流導入部(吸気口)についてもシェル7から分離できるため、(X線管10を収容したハウジング1を覆う)シェル7の大きさを低減できる。また、送風ユニット8は、一体化することも可能となり、シェル7の大きさを、より低減できる。また、操作者の近傍から、気流導入部を遠ざけることができ、安全性がより向上する。さらに、エアフィルターもしくはエアフィルターユニットも、送風ユニット8側に位置させることができるため、清掃または交換のための着脱構造が、シェル7の形状や気密のための要素に影響を与えることを、抑止できる。
図9A、図10A、図11A、図12Aは、それぞれ、シェル(風洞)の実施形態を、ハウジング1を収容する組み立て時の状態として、示す。図9B、図10B、図11B、図12Bは、それぞれ、図9A、図10A、図11A、図12Aが示す組み立て時の状態においてハウジング1を収容したX線管装置空冷機構の全体を、示す。
図9A及び図9Bは、実質的に図1が示すX線管装置空冷機構に対応する。
図9Aが示すシェル7は、ハウジング1から突出するケーブルソケット収納部2,3の近傍を分割位置とする構造であり、X線管装置支持機構のアームあるいは支持柱に位置する支持部に取り付けた状態で、ハウジング1を覆うことが可能である。
シェル7は、図9Bが示すように、所定数の固定部材101によりハウジング1の外周に固定される。固定部材101は、例えば樹脂製のバンド、バネ、押し込みピン、ねじ、あるいはパッチン錠(ベルト及びベルト端部に位置するロック機構)、等の容易に入手可能で低価格なさまざまな汎用部材が利用可能である。なお、シェル7は、分割部の形状や大きさを最適化することにより、バネ作用により嵌め合わさる形状とすることも可能である。
また、送風ユニット8とシェル7との接続部については、例えば送風ユニット8の外周部の形状及び大きさをシェル7の外径よりも大きな内径の蓋状とし、シェル7の端部を外側から覆うような形状(外径蓋)を用いることができるまた、送風ユニット8の外周部の形状及び大きさをシェル7の内径よりも小さな外径とし、シェル7の端部に送風ユニット8を挿入する構造(内径蓋)としてもよい。なお、シェル7を固定する固定部材101により、シェル7と一体的に固定することも可能である。
図10A及び図10Bは、実質的に図1が示すX線管装置空冷機構に対応する。
図10Aが示すシェル7は、ハウジング1から突出するケーブルソケット収納部2,3の近傍を一体的に収容するとともに、放射口4の近傍を分割位置とする構造である。
シェル7は、図10Bが示すように、所定数の固定部材101によりハウジング1の外周に固定される。固定部材101は、図9Bに例で説明したと同様に、容易に入手可能で低価格なさまざまな汎用部材が利用可能である。また、バネ作用により嵌め合わさる形状とすることも可能である。
なお、シェル7における分割位置を、図10Aに示す分割位置(図9Aが示す分割位置に比較して90度ずれた位置)とすることで、ケーブルソケット収納部2,3のような円筒部の周辺における気密が、容易となる。例えば、図9Aの例では、シェル7とケーブルソケット収納部2,3との間の気密性を高めるため、ケーブルソケット収納部2,3の近傍において、特別な固定部材が必要になる場合がある。これに対し、図10Aが示すシェル7は、ケーブルソケット収納部2,3の近傍にシェル7の分割位置がないため、特別な固定部材を用いることなくシェル7とケーブルソケット収納部2,3との間の気密を、得ることが可能である。
図11A及び図11Bは、実質的に図5が示すX線管装置空冷機構に対応する。
図11Aが示すシェル7は図9Aに示すシェル7と実質的に同一であり、送風ユニット8を気流導入部19aと置き換えた構造である。また、図5において既に説明した通り、フィンガーガードを伴う気流導入部(吸気口)をシェル7から分離できる。これにより、(X線管10を収容したハウジング1を覆う)シェル7の大きさを低減できる。また、操作者の近傍から、気流導入部19aを遠ざけることができ、安全性がより向上する。さらに、エアフィルターもしくはエアフィルターユニットは、送風ユニット8側に位置させることができるため、清掃または交換のための着脱構造が、シェル7の形状や気密のための要素に影響を与えることを、抑止できる。
図12A及び図12Bは、実質的に図5が示すX線管装置空冷機構に対応する。
図12Aが示すシェル7は、図10Aに示すシェル7と実質的に同一であり、送風ユニット8を気流導入部19aと置き換えた構造である。すなわち、図10Aにおいて既に説明したが、シェル7の分割位置を、ケーブルソケット収納部2,3のような円筒部を除いた領域とすることにより、シェル7内の気密が、容易となる。
なお、図2及び図6に示した例については、シェルの分割位置の特徴から上述の図9A(図11A)または図10A(図12A)のいずれかと類似するためシェルの組み立てに対する詳細な説明は省略する。また、図3、図4、図7及び図8が示す例においても、シェルの分割位置については、図9A(図11A)または図10A(図12A)の概念と同様である。
図13〜図18は、X線管装置空冷機構のさまざまな変形例と気流の流れを示す。
図13は、図9A及び図9Bに示した空冷機構において、図2に示した吸出し利用を適用した場合の気流(冷却風)の流れを示し、図14は、図13が示す吸出し利用において、空冷機構を図10A及び図10Bに示した構造とした場合を示す。
図15は、図3に示した空冷機構を用い、吸い込み利用とした場合に対応する気流の流れを示し、図16は、図3に示した空冷機構を用い、吸出し利用とした場合に対応する気流の流れを示す。
図17は、図4に示した空冷機構を用い、吸い込み利用とした場合に対応する気流の流れを示し、図18は、図4に示した空冷機構を用い、吸出し利用とした場合に対応する気流の流れを示す。
図19及び図20は、X線管10を収容するハウジング1に、図示しないX線管装置支持機構(アーム等)への取り付けに用いるマウント用の構造体100が、予め取り付けられている(ハウジング1とマウント用の構造体100が一体化されている)場合において、ハウジング1にシェル7を固定する例を示す。
図19(a)が示すマウント用の構造体が予め取り付けられているハウジング201においては、通常のトラニオンリング(図1他を参照)を設ける必要がない。このため、図19(b)に示すように、ハウジング201の所定の位置に、任意数のスペーサ206を用意する。なお、スペーサ206は、シェル7側に用意されてもよい。
以下、図19(c)に示すように、シェル7によりハウジング201を挟みこみ、固定部材101により、シェル7をハウジング201に固定する。これにより、マウント用の構造体100がハウジング201に予め取り付けられている場合であっても、シェル7を固定することができる。
なお、図19は、マウント用の構造体100が、電源端子部2,3が突出する方向と同じ方向に位置する例であり、図20(a)〜図20(c)は、マウント用の構造体100が、電源端子部2,3が突出する方向と異なる方向(図20では、90度ずれた方向)に位置する例を示す。すなわち、スペーサ206が設けられる位置とシェル7の分割位置が図19(a)〜図19(c)の例と異なる。
上述の図19及び図20が示す例は、例えばシェル7の構造体の強度が軽量化あるいは低コスト化に適した強度であって、X線管10を内装した状態のX線管装置の移動(運搬)に必要な強度よりも低い場合、等において、シェル7をX線管装置に取り付けた状態で、X線管装置(とシェル7と)を移動する際に、X線管装置側を保持して移動(運搬)することを不要とする。この構造により、シェル7に、空冷機構として利用する際の風洞としての強度のみを与えることが可能となり、軽量化あるいは低コスト化も実現できる。
図21及び図22は、X線管10を収容したハウジング1すなわちシェル7との間を流れる気流(冷却風)の流れを示す。
図1〜図8により説明したように、例えばトラニオンリング5の全周に対して部分的に位置したスペーサ6により、シェル7とハウジング1との間に所定の気流の流れを提供できるが、冷却効果を高めるためには、ハウジング1の表面(外周)と気流とが接する時間あるいは表面積を増やすことが、好ましい。
従って、例えば図21及び図22が示すように、任意数(複数)の整流部材111を、ハウジング1またはシェル7もしくはその両者に設け、流入エア(冷却媒体)がハウジング1の表面と接する時間あるいは表面積を増やすことで、一層冷却効果を高めることができる。なお、整流部材111は、ハウジング1またはシェル7の一方から、所定の長さ(高さ)に形成されるため、ハウジング1の外周上の任意の位置には、隙間111aが確保される(図21参照)。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
なお、実施形態の冷却機構(空冷ユニット)は、X線管装置のハウジングとの間に気流を提供可能なシェル構造(風洞)を流れる冷却風により、ハウジングの外表面を強制空冷する。冷却性能は、自然放熱に比べて2倍以上(2.5倍〜5倍)に向上させることが可能である。また、シェル構造は冷却風により冷却されるため、ハウジングに比較して温度が低いため、シェル構造の外表面への接触時等における安全性を向上している。なお、冷却機構(空冷ユニット)は、既にある(使用中の)X線管装置のハウジングについても容易に装着可能であり、かつ安価である。その結果、冷却性能が向上するとともに、より安全性が向上するX線管装置を安価に提供することが可能となる。
1,201…ハウジング、2,3…電源端子部、4…放射口(X線出力窓)、5…トラニオンリング、6…スペーサ、7…シェル、7a…排気口、8…送風ユニット、9a…気流導入部、9b…気流排出部、10…X線管、11…真空外囲器、12…陰極、13…円盤状回転体(基体)、14…陽極ターゲット層、15…軸、16…ロータ、17…ステータ、18…電子ビーム、19a…気流導入部、20…整流カバー、100…(マウント用)構造体、101…固定部材、111…整流部材、111a…整流部材とハウジングまたはシェルとの隙間。

Claims (16)

  1. X線管を収容するハウジングと、
    少なくとも2つに分離可能に形成され、前記ハウジングとの間に所定の隙間空間を介在させて前記ハウジングを覆うシェル部材と、
    前記隙間空間に気流を生じさせるための冷却媒体を前記隙間空間に導入する導入部と、
    弾性を示す部材からなり、前記隙間空間を形成するスペーサ部材と、
    を具備するX線管装置。
  2. X線管を収容するハウジングと、
    少なくとも2つに分離可能に形成され、前記ハウジングとの間に所定の隙間空間を介在させて前記ハウジングを覆うシェル部材と、
    前記隙間空間に気流を生じさせるための冷却媒体を前記隙間空間に導入する導入部と、
    を具備し、
    前記シェル部材は、前記ハウジングを固定支持する支持構造に前記ハウジングを固定した状態で前記ハウジングに装着、あるいは前記ハウジングから取り外し可能であるX線管装置。
  3. 前記シェル部材を固定する固定部材をさらに具備する請求項1または2のX線管装置。
  4. 前記シェル部材は、前記X線管からのX線の透過を可能とするX線透過窓の周囲を露出する請求項1〜のいずれか1のX線管装置。
  5. 前記導入部は、前記導入部と一体的に設けられるファンを具備する請求項1〜4のいずれか1のX線管装置。
  6. 前記導入部は、送風部からの前記冷却媒体を前記隙間空間に案内する整流カバーを具備する請求項1〜のいずれか1のX線管装置。
  7. 前記X線管装置は、前記ハウジングの内部に前記X線管に電源を与える高電圧ユニットを具備するモノタンクX線管装置を含む請求項1〜のいずれか1のX線管装置。
  8. 前記X線管装置は、回転陽極型X線管装置である請求項1〜のいずれか1のX線管装置。
  9. 前記隙間空間に、前記隙間空間を流れる気流が前記ハウジングの周囲と触れる面積あるいは時間を増大する気流制御部材をさらに具備する請求項1〜のいずれか1のX線管装置。
  10. 少なくとも2つに分離可能に形成され、X線管を収容するハウジングとの間に所定の隙間空間を介在させて前記ハウジングを覆うシェル部材と、
    前記隙間空間に気流を生じさせるための冷却媒体を前記隙間空間に導入する導入部と、
    弾性を示す部材からなり、前記隙間空間を形成するスペーサ部材と、
    を具備するX線管装置空冷機構。
  11. 少なくとも2つに分離可能に形成され、X線管を収容するハウジングとの間に所定の隙間空間を介在させて前記ハウジングを覆うシェル部材と、
    前記隙間空間に気流を生じさせるための冷却媒体を前記隙間空間に導入する導入部と、を具備し、
    前記シェル部材は、前記ハウジングを固定支持する支持構造に前記ハウジングを固定した状態で前記ハウジングに装着、あるいは前記ハウジングから取り外し可能であるX線管装置空冷機構。
  12. 前記シェル部材を固定する固定部材をさらに具備する請求項10または11のX線管装置空冷機構。
  13. 前記シェル部材は、前記X線管からのX線の透過を可能とするX線透過窓の周囲を露出する請求項10〜12のいずれか1のX線管装置空冷機構。
  14. 前記導入部は、前記導入部と一体的に設けられるファンを具備する請求項10〜13のいずれか1のX線管装置空冷機構。
  15. 前記導入部は、送風部からの前記冷却媒体を前記隙間空間に案内する整流カバーを具備する請求項10〜14のいずれか1のX線管装置空冷機構。
  16. 前記隙間空間に、前記隙間空間を流れる気流が前記ハウジングの周囲と触れる面積あるいは時間を増大する気流制御部材をさらに具備する請求項10〜15のいずれか1のX線管装置空冷機構。
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