JP6167344B2 - 車両充電装置 - Google Patents
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Description
また、充電装置の設置場所や設置台数に応じて、課金の終了処理のタイミングを充電満了や充電コネクタの戻り状態によって変更したいという需要に対応できないという問題があった。
本実施形態の車両充電装置は、充電ケーブル1の先端に備えた充電コネクタ2を車両3の給電口に接続して車両3の充電を行うものであり、車両充電装置本体28には、不使用時の充電コネクタ2を嵌合させて保持する充電コネクタ受部4を備えている。
なお電圧印加部30からは、車両接続時の電圧より低い検出用電圧が嵌合線25に常時印加されている。
充電コネクタ2が充電コネクタ受部4に正常に嵌合されている状態である。この場合、係止爪部18が定位置にあり、開閉部21は閉状態となっているため、嵌合線25には、R1、R2、R4の合成抵抗に応じた電位(第1の電位)が発生する。これにより嵌合判定部31は正常嵌合と判定し、充電制御部29は通信手段(図示せず)等により、充電コネクタが正常に戻された旨を外部出力することができる。
充電コネクタ2が充電コネクタ受部4に差し込まれ、嵌合プラグ6とアースプラグ7間が導電部22と繋がってはいるが、係止爪部18が充電コネクタ受部4に形成された係止爪係合部と係合していない半嵌合状態である。この場合、係止爪部18の先端部が、操作ボタン19を押圧した場合と同様、上方の移動ポジションに持ち上げられたままとなっており、図3に示すように、開閉部21は開状態となっているため、嵌合線25には、R1、R2、R3、R4の合成抵抗に応じた電位(第2の電位)が発生する。これにより嵌合判定部31は半嵌合と判定し、充電制御部29は通信手段等により、充電コネクタが半嵌合である旨を外部出力するとともに警報表示をすることができる。
充電コネクタ2が充電コネクタ受部4に差し込まれているが、嵌合プラグ6とアースプラグ7間を繋ぐ導電部22が繋がっていない状態で、係止爪部18が定位置にある場合には、嵌合線25には、R1、R2の合成抵抗に応じた(第3の電位)が発生する。
このような場合で、操作ボタン19が押圧された場合には、嵌合線25には、R1、R2、R3の合成抵抗に応じた電位(第4の電位)が発生する。いずれの場合も嵌合判定部31は不完全差込と判定し、充電制御部29は通信手段等により、充電コネクタが不完全差込である旨を外部出力するとともに警報表示をすることができる。
充電コネクタ2が車両3の給電口に正常に嵌合されている状態である。嵌合線25には、車両側の印加部34から所定電圧が印加されている。この場合、係止爪部18が定位置にあり、開閉部21は閉状態となっているため、嵌合線25には、R2、R5、R6の合成抵抗に応じた電位(第5の電位)が発生する。これにより嵌合判定部31は車両3と正常嵌合したと判定し、充電制御部29は通信手段等により、充電コネクタ2が車両3と正常嵌合した旨を外部出力することができる。このように、嵌合判定部31は充電コネクタが充電コネクタ受部4に接続したか、車両3の給電口に接続したかを判定することもできる。
充電コネクタ2が車両3の給電口に差し込まれてはいるが、係止爪部18が車両3の給電口に形成された係止爪係合部と係合していない半嵌合状態は、係止爪部18の先端部が、操作ボタン19を押圧した場合と同様、上方の移動ポジションに持ち上げられたままとなっており、開閉部21は開状態となっているため、嵌合線25には、R2、R3、R5、R6の組み合わせによる合成抵抗に応じた電位(第6の電位)が発生する。これにより嵌合判定部31は車両と不完全差込と判定し、充電制御部29は通信手段等により、充電コネクタ2が車両3と不完全差込である旨を外部出力するとともに警報表示をすることができる。
(ST2)充電満了の判定がされると第2カウント手段38が、充電満了後の経過時間のカウントを開始する。
(ST3)続いて、嵌合判定部31の嵌合情報として、嵌合線25の電位が第5の電位および第6の電位からゼロ電位に変化したことを受けて、車両接続検出手段36が、充電コネクタ2と車両3との接続解除を判定する。
(ST4)ST3で接続解除の判定がなされない場合、第2カウント手段38が、充電満了後の経過時間のカウントを継続する。
(ST5)管理者が予め定めた第2の設定時間(例えば20分)以内に、依然、接続解除が判定されなかった場合、その設定時間の経過をもって充電終了判定を行い、課金の終了処理や、使用者の携帯端末等に充電終了データの送信を行う。ここで、充電終了判定(第2終了判定)がなされた場合、車両3に充電コネクタ2がさされたままの状態となっているが、前記充電終了データの送信によって、速やかな車両移動を促すことができる。
(ST6)ST3で接続解除判定がなされた場合、第1カウント手段39が、第2カウント手段38のカウントを停止して、新たに接続解除判定後からの経過時間のカウントを開始する。
(ST7)嵌合判定部31の嵌合情報として、嵌合線25の電位が第1の電位となったことを受けて、嵌合検出手段37が、充電コネクタ2と充電コネクタ受部4との嵌合を判定する。
(ST8)ST7にて管理者が予め定めた第1の設定時間(例えば5分)以内に、充電コネクタ2と充電コネクタ受部4との嵌合が判定されなかった場合、その時間の経過をもって充電終了判定(第1終了判定)を行い、課金の終了処理行う。
ここで、充電終了判定がなされた場合、充電コネクタ2が充電コネクタ受部4から外されたままの状態となっているが、充電装置本体28に警告表示をして、充電コネクタ2を充電コネクタ受部4へ戻すよう促すことができる。
(ST9)嵌合検出手段37が、充電コネクタ2と充電コネクタ受部4との嵌合を判定した場合、即座に充電終了判定(第3終了判定)を行い、課金の終了や、使用者の携帯端末等に充電終了データの送信を行う。なお、嵌合判定部31の嵌合情報により嵌合線25の電位が、第1の電位ではなく、第2〜4の電位となった場合には、充電制御部29は充電装置本体28に警告表示をして、充電コネクタ2が半嵌合や不完全差込状態となっていることを使用者に知らせて注意を促すこともできる。
このような設定とすれば、第2カウント手段による充電終了判定の間際に、車両から充電コネクタが接続解除された場合であっても、早期に充電終了判定を行なうことが出来る。
例えば(a)の場合では、充電満了時(A)でもよいし、充電満了から所定時間経過後の第2終了判定時(B)に課金の終了処理をしてもよい。(b)の場合では、また充電コネクタを車両から外した時(C)でもよいし、車両から外して所定時間経過後の第1終了判定時(D)に課金の終了処理をしてもよい。さらに(c)の場合では、充電コネクタを戻した時(E)のみ課金の終了処理をしてもよい。
なお課金終了のタイミングによって課金する金額を増減するものとしてもよい。
基本形態は上記実施形態1と同様であるが、本実施形態では、図6に示すように、充電コネクタ受部4には、充電コネクタ2の接近を機械的に検出する検知部としてリミットスイッチ23を隣接配置しており、嵌合検出手段37は、リミットスイッチ23の動作に基づいて充電コネクタと充電コネクタ受部との嵌合を検出し、充電制御部29に出力する。
また、充電満了検出手段35と車両接続検出手段36は、充電制御部29のCPLT回路42で生成される充電制御信号(以下、CPLT信号)に基づいて充電満了および充電コネクタと車両との接続解除を検出する。
(ST2)充電満了の判定がされると第2カウント手段38が、充電満了後の経過時間のカウントを開始する。
(ST3)続いて、CPLT電位が9Vから12Vに変化したことを受けて、車両接続検出手段36が、充電コネクタ2と車両3との接続解除を判定する。
(ST4)ST3で接続解除の判定がなされない場合、第2カウント手段38が、充電満了後の経過時間のカウントを継続する。
(ST5)管理者が予め定めた第2の設定時間(例えば20分)以内に、依然、接続解除が判定されなかった場合、その設定時間の経過をもって充電終了判定を行い、課金の終了処理や、使用者の携帯端末等に充電終了データの送信を行う。
ここで、充電終了判定がなされた場合、車両3に充電コネクタ2がさされたままの状態となっているが、前記充電終了データの送信によって、速やかな車両移動を促すことができる。
(ST6)ST3で接続解除判定がなされた場合、第1カウント手段39が、第2カウント手段38のカウントを停止して、新たに接続解除判定後からの経過時間のカウントを開始する。
(ST7)充電コネクタ2の接近を機械的に検出するリミットスイッチ23の動作を受けて、嵌合検出手段37が、充電コネクタ2と充電コネクタ受部4との嵌合を判定する。
(ST8)ST7にて管理者が予め定めた第1の設定時間(例えば5分)以内に、充電コネクタ2と充電コネクタ受部4との嵌合が判定されなかった場合、その時間の経過をもって充電終了判定を行い、課金の終了処理行う。
ここで、充電終了判定がなされた場合、充電コネクタ2が充電コネクタ受部4から外されたままの状態となっているが、充電装置本体28に警告表示をして、充電コネクタ2を充電コネクタ受部4へ戻すよう促すことができる。
(ST9)嵌合検出手段37が、充電コネクタ2と充電コネクタ受部4との嵌合を判定した場合、即座に充電終了判定を行い、課金の終了や、使用者の携帯端末等に充電終了データの送信を行う。
2 充電コネクタ
3 車両
4 充電コネクタ受部
5 電極プラグ
6 嵌合プラグ
7 アースプラグ
8 充電制御信号プラグ
9、10、11、12 車両に形成されたプラグ受金具
13、14、15、16 充電コネクタ受部に形成されたプラグ受金具
17 充電端子部
18 係止爪部
19 操作ボタン
20 電路
21 開閉部
22 導電部
23 リミットスイッチ(検知部)
24 電源線
25 嵌合線
26 アース線
27 充電制御信号線
28 充電装置本体
29 充電制御部
30 電圧印加部
31 嵌合判定部
32 電路
33 充電コネクタ接続検出回路
34 印加部
35 充電満了検出手段
36 車両接続検出手段
37 嵌合検出手段
38 第2カウント手段
39 第1カウント手段
40 充電終了判定基準選択手段
41 リレー
42 CPLT回路
Claims (4)
- 充電ケーブルの先端に備えた充電コネクタを車両の給電口に接続して車両の充電を行い、不使用時の充電コネクタを受ける充電コネクタ受部を備えた車両充電装置であって、充電コネクタと車両との接続状態を検出する車両接続検出手段と、充電コネクタと充電コネクタ受部との嵌合を検出する嵌合検出手段と、車両接続検出手段が充電コネクタと車両との接続解除を検出した後から、経過時間をカウントする第1カウント手段を備え、更に、嵌合検出手段が充電コネクタと充電コネクタ受部との嵌合を検出した際、第1カウント手段によるカウント時間が閾値を超えた際、のいずれかを充電終了時とみなして充電終了判定を行う充電終了判定手段を備えることを特徴とする車両充電装置。
- 車両充電装置は、車両側メインバッテリの充電満了を検出する充電満了検出手段と、充電満了検出手段が充電満了を検出した後から、経過時間をカウントする第2カウント手段とをさらに備え、
充電終了判定手段は嵌合検出手段が充電コネクタと充電コネクタ受部との嵌合を検出した際、第1カウント手段によるカウント時間が閾値を超えた際、第2カウント手段によるカウント時間が閾値を超えた際のいずれかを充電終了時とみなして充電終了判定を行うことを特徴とする請求項1記載の車両充電装置。 - 充電満了検出手段は、充電電流もしくは充電制御信号に基づいて、充電満了を検出し、車両接続検出手段は、充電コネクタの嵌合情報もしくは充電制御信号に基づいて、充電コネクタと車両との接続解除を検出することを特徴とする請求項2記載の車両充電装置。
- 第2カウント手段は、第1カウント手段がカウントを開始すると同時に、カウントを停止することを特徴とする請求項2記載の車両充電装置。
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