JP2014131434A - 車両用制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】給電制御手段が異常であると誤判定されることを防止できる、車両用制御装置を提供する。
【解決手段】車両1には、駆動用バッテリ2が搭載されている。モータ3には、コンデンサ7が駆動用バッテリ2と並列に接続されている。イグニッションキースイッチ40がオンにされると、給電制御部51により、駆動用バッテリ2からモータ3およびコンデンサ7への給電が開始される。イグニッションキースイッチ40がオフにされると、給電制御部51により、駆動用バッテリ2からモータ3およびコンデンサ7への給電が停止され、コンデンサ7が放電する。イグニッションキースイッチ40がオフにされてから所定の第1時間内に充電口リッド19が開かれた場合には、例外的に、メインリレー8,9および給電制御部51が異常であると判定されない。
【選択図】図1
【解決手段】車両1には、駆動用バッテリ2が搭載されている。モータ3には、コンデンサ7が駆動用バッテリ2と並列に接続されている。イグニッションキースイッチ40がオンにされると、給電制御部51により、駆動用バッテリ2からモータ3およびコンデンサ7への給電が開始される。イグニッションキースイッチ40がオフにされると、給電制御部51により、駆動用バッテリ2からモータ3およびコンデンサ7への給電が停止され、コンデンサ7が放電する。イグニッションキースイッチ40がオフにされてから所定の第1時間内に充電口リッド19が開かれた場合には、例外的に、メインリレー8,9および給電制御部51が異常であると判定されない。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両用制御装置に関する。
電気自動車(EV:Electric Vehicle)やプラグインハイブリッドカー(PHV:Plug-in Hybrid Vehicle)などの車両には、駆動用モータ、インバータおよびバッテリが備えられている。
インバータとバッテリとは、配線により、電気的に接続されている。配線の途中部には、メインリレーが介装されている。車両のイグニッションキースイッチがオンにされると、メインリレーがオンにされて、バッテリからインバータに直流電力が供給される。インバータにより、直流電力が交流電力に変換されて、交流電力が駆動用モータに供給される。これにより、駆動用モータから車両の走行のための駆動力が出力される。
インバータには、駆動用モータからの還流電流(リプル電流)を吸収するためのコンデンサが内蔵されている。イグニッションキースイッチがオフにされると、メインリレーがオフにされる。そして、コンデンサが高圧状態に維持されることを防止するため、コンデンサに蓄えられている電荷が放出される。
また、車体には、バッテリと電気的に接続された充電レセプタクルが設けられている。バッテリの充電の際には、急速充電用DC電源および家庭用電源(商用交流電源)などの外部電源から延びる充電ケーブルの先端に設けられた充電プラグが充電レセプタクルに接続される。充電プラグが充電レセプタクルに接続されると、車両制御ユニットが起動し、車両制御ユニットにより、メインリレーがオンにされた後、充電器が制御されて、外部電源から供給される電力によるバッテリの充電が開始される。
このバッテリの充電の開始前に、メインリレーの溶着が生じていないか否かを調べるためのイニシャルチェックを行うことが考えられる。メインリレーがオフにされている状態では、コンデンサに電荷が溜まっていないので、コンデンサの電圧とバッテリの電圧とが所定値以上に開いている。メインリレーがオンにされる前に、コンデンサとバッテリとの電圧差が所定値以上でない場合には、メインリレーの溶着が生じていると判定することができる。
しかしながら、コンデンサの完全放電にある程度(たとえば、10秒間程度)の時間を要するため、充電プラグが充電レセプタクルに接続されるタイミングによっては、メインリレーが溶着していると誤判定されるおそれがある。
本発明の目的は、給電制御手段が異常であると誤判定されることを防止できる、車両用制御装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係る車両用制御装置は、電源スイッチと、負荷の駆動に必要な電力を蓄積する充電可能な蓄電装置と、前記負荷に対して前記蓄電装置と並列に接続されたコンデンサと、前記電源スイッチのオンに応答して、前記蓄電装置から前記負荷および前記コンデンサへの給電を開始し、前記電源スイッチのオフに応答して、前記蓄電装置から前記負荷および前記コンデンサへの給電を停止する給電制御手段とを搭載した車両に適用される車両用制御装置であって、前記電源スイッチがオフにされた状態において、外部電源から供給される電力で前記蓄電装置を充電する充電制御手段と、前記車両の所定の状態に基づいて、前記蓄電装置の充電のための充電操作が行われたことを推定する充電操作推定手段と、前記充電制御手段による前記蓄電装置の充電の開始に際して、前記蓄電装置の電圧と前記コンデンサの電圧との差が所定値未満である場合に、前記電源スイッチがオフにされてから所定時間内に前記充電操作推定手段による推定があった場合を除き、前記給電制御手段が異常であると判定する異常判定手段とを含む。
この構成によれば、車両には、モータなどの負荷の駆動に必要な電力を蓄積する蓄電装置が搭載されている。負荷には、コンデンサが蓄電装置と並列に接続されている。電源スイッチがオンにされると、給電制御手段により、蓄電装置から負荷およびコンデンサへの給電が開始される。コンデンサが設けられているので、負荷(モータ)からの還流電流(リプル電流)の変動をコンデンサで吸収することができ、負荷に安定した電圧を供給することができる。
電源スイッチがオフにされると、給電制御手段により、蓄電装置から負荷およびコンデンサへの給電が停止され、たとえば、インバータにより、コンデンサを放電させる。これにより、コンデンサの高圧状態が維持されることを防止できる。
また、電源スイッチがオフにされた状態において、外部電源から供給される電力で蓄電装置を充電することができる。蓄電装置の充電の開始に際して、蓄電装置およびコンデンサの各電圧が調べられて、それらの電圧の差が所定値未満であるか否かが判定される。
給電制御手段が正常に動作している場合には、蓄電装置から負荷およびコンデンサへの給電が停止されると、コンデンサからの放電が進み、蓄電装置の電圧とコンデンサの電圧とが所定値以上に開く。したがって、蓄電装置の充電開始時に、蓄電装置の電圧とコンデンサの電圧との差が所定値以上である場合には、給電制御手段が正常であると判定することができる。
一方、給電制御手段の動作が異常である場合には、コンデンサからの放電が進まず、蓄電装置の電圧とコンデンサの電圧との差が所定値以上にならない。したがって、蓄電装置の充電開始時に、蓄電装置とコンデンサとの電圧差が所定値未満である場合には、給電制御手段が異常であると判定することができる。
しかしながら、コンデンサの放電開始から完了までには、ある程度の時間(たとえば、10秒間程度)を要する。そのため、電源スイッチがオフにされてから比較的短時間で、蓄電装置の充電が開始されようとしたときには、給電制御手段が正常に動作していても、蓄電装置およびコンデンサの各電圧が調べられた時点で、蓄電装置の電圧とコンデンサの電圧とが所定値以上に開いていないおそれがある。この場合、蓄電装置の電圧とコンデンサの電圧との差に基づいては、給電制御手段が正常であるか異常であるかを正確に判定することができない。
そこで、電源スイッチがオフにされてから所定時間内に蓄電装置の充電のための充電操作が行われた場合には、例外的に、給電制御手段が異常であると判定されない。これにより、給電制御手段が正常であるにもかかわらず、給電制御手段が異常であると誤判定されることを防止できる。
なお、電源スイッチがオフにされてから所定時間内に充電操作が行われた場合に、蓄電装置の電圧とコンデンサの電圧との差が所定値未満であるか否かの判定が行われないことにより、給電制御手段が異常であると判定されない態様が採用されてもよいし、蓄電装置の電圧とコンデンサの電圧との差が所定値未満であるか否かの判定が行われるが、その電圧差が所定値未満であっても、給電制御手段が異常であると判定されない態様が採用されてもよい。
本発明によれば、電源スイッチがオフにされてから所定時間内に蓄電装置の充電のための充電操作が行われた場合には、例外的に、給電制御手段が異常であると判定されない。これにより、給電制御手段が正常であるにもかかわらず、給電制御手段が異常であると誤判定されることを防止できる。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<車両の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る車両用制御装置が搭載された車両の要部の構成を示す図である。
車両1は、電気自動車またはプラグインハイブリッドカーである。車両1は、駆動用バッテリ2、モータ3およびインバータ4を備えている。
駆動用バッテリ2は、複数の二次電池を組み合わせた組電池からなる。駆動用バッテリ2のプラス端子およびマイナス端子には、それぞれプラス配線5およびマイナス配線6が接続されている。
モータ3は、車両1の走行のための駆動力を発生する。
インバータ4には、プラス配線5およびマイナス配線6が接続されている。インバータ4には、駆動用バッテリ2からプラス配線5およびマイナス配線6を介して直流電力が供給される。インバータ4は、その直流電力を交流電力に変換し、その交流電力をモータ2に供給する。また、インバータ4は、プラス配線5とマイナス配線6とに接続されたコンデンサ7を備えている。コンデンサ7は、駆動用バッテリ2から供給される電力により、駆動用バッテリ2と同じ電圧に充電される。
プラス配線5およびマイナス配線6には、駆動用バッテリ2とコンデンサ7との間において、それぞれメインリレー8,9が介装されている。また、プラス配線5には、予備充電リレー10および予備充電抵抗11の直列回路がメインリレー8と並列に接続されている。
また、車両1は、外部電源である急速充電器12から供給される電力で駆動用バッテリ2を充電可能に構成されている。
具体的には、急速充電器12は、たとえば、三相200VのAC電源である。急速充電器12には、充電ケーブル13の一端が接続されている。充電ケーブル13の他端には、充電プラグ14が設けられている。急速充電器12には、駆動用バッテリ2への充電の開始および停止を指示するために操作される充電開始/停止スイッチ15が設けられている。
車両1の車体には、充電口16が形成されている。充電口16の奥側には、充電レセプタクル17が配設されている。充電レセプタクル17は、充電プラグ14を接続(結合)可能に構成されている。充電プラグ14が充電レセプタクル17に接続されることにより、急速充電器12と充電レセプタクル17とが電気的に接続される。
急速充電器12は、電力変換器18を備えている。充電プラグ14が充電レセプタクル17に接続されて、急速充電器12から充電レセプタクル17に供給される電力は、電力変換器18により、駆動用バッテリ2を充電可能な直流電力に変換されたうえで、プラス配線5およびマイナス配線6に出力される。
車両1の車体には、充電口リッド19が充電口16を開閉可能に取り付けられている。充電口リッド19は、ばねなどの付勢部材(図示せず)により、開放側に向けて付勢されている。充電口リッド19の内面には、係止部20が設けられている。一方、車体には、被係止部21が進出位置と退避位置とに変位可能に設けられている。充電口リッド19が閉じられ、被係止部21が進出位置に位置する状態で、係止部20が被係止部21に係止し、充電口リッド19の閉状態が保持される。また、車両1の車室内には、充電口リッドオープンレバー22が設けられている。充電口リッドオープンレバー22の操作により、被係止部21を進出位置から退避位置に変位させることができる。充電口リッド19が閉じられた状態で、充電口リッドオープンレバー22が操作されて、被係止部21が退避位置に変位されると、付勢部材の付勢力により、充電口リッド19が開かれる。
車両1は、VCU(車両制御ユニット)31を備えている。
VCU31は、CAN(Controller Area Network)通信プロトコルにより、駆動用バッテリ2およびインバータ4などに付属したECU(電子制御ユニット)と相互に通信可能に接続されている。VCU31は、駆動用バッテリ2に付属したECUから駆動用バッテリ2の電圧を取得することができる。また、VCU31は、インバータ4に付属したECUからコンデンサ7の電圧を取得することができる。
VCU31には、メインリレー制御信号線32,33、予備充電リレー制御信号線34、充電プラグ接続信号線36、充電口リッドオープン信号線37およびIG信号線38の各一端が接続されている。
メインリレー制御信号線32,33の他端は、それぞれメインリレー8,9に接続されている。VCU31は、メインリレー制御信号線32,33に制御信号を送出することにより、それぞれメインリレー8,9のオン/オフを制御することができる。
予備充電リレー制御信号線34の他端は、予備充電リレー10に接続されている。VCU31は、予備充電リレー制御信号線34に制御信号を送出することにより、予備充電リレー10のオン/オフを制御することができる。
充電プラグ接続信号線36の他端は、充電レセプタクル17に接続されている。充電プラグ14が充電レセプタクル17に接続されると、充電プラグ接続信号が充電プラグ接続信号線26を介してVCU31に入力される。これにより、VCU31は、充電レセプタクル17への充電プラグ14の接続を検知することができる。
充電口リッドオープン信号線37の他端は、充電口リッドオープンスイッチ39に接続されている。充電口リッドオープンスイッチ39の接点は、たとえば、通常は閉じられており、充電口リッドオープンレバー22が操作されると開かれる。充電口リッドオープン信号線37の電位は、充電口リッドオープンスイッチ39の接点の開閉状態に応じて変化する。VCU31は、充電口リッドオープン信号線37の電位の変化に基づいて、充電口リッド19が開かれたことを検知できる。
IG信号線38の他端は、車両1に備えられたイグニッションキースイッチ40に接続されている。IG信号線38の電位は、イグニッションキースイッチ40のオン/オフ状態に応じて変化する。VCU31は、IG信号線38の電位に基づいて、イグニッションキースイッチ40のオン/オフ状態を検知することができる。
<機能処理部>
図2は、VCUの機能処理部を示す図である。
VCU31は、プログラム処理によってソフトウエア的に実現される機能処理部として、給電制御部51、充電制御部52、充電操作推定部53および異常判定部54を実質的に備えている。
<処理内容>
図3は、フラグ設定処理の流れを示すフローチャートである。
イグニッションキースイッチ40がオンされている間、給電制御部51により、メインリレー8,9がオンされている。これにより、駆動用バッテリ2とインバータ4とが電気的に接続されている。モータ2の駆動時には、駆動用バッテリ2からインバータ4に直流電力が供給される。
イグニッションキースイッチ40がオフ(IGオフ)にされると(ステップS1のYES)、充電操作推定部53により、充電口リッド19が開かれたか否かが調べられる(ステップS2)。
充電口リッド19が開かれていなければ(ステップS2のNO)、給電制御部51により、イグニッションキースイッチ40がオフにされてから所定の第1時間が経過したか否かが判断される(ステップS3)。
イグニッションキースイッチ40のオフから第1時間が経過するまで、充電口リッド19が開かれたか否かが繰り返し調べられる(ステップS2)。そして、充電口リッド19が開かれずに、イグニッションキースイッチ40のオフから第1時間が経過すると(ステップS3のYES)、給電制御部51により、メインリレー8,9がオフにされる(ステップS4)。メインリレー8,9がオフにされると、コンデンサ7に蓄えられている電荷が放出される。
その後、異常判定部54により、VCU31のメモリに設けられたリレー溶着判定禁止フラグが0にリセットされて(ステップS5)、図3に示されるフラグ設定処理が終了される。
一方、イグニッションキースイッチ40のオフから第1時間が経過するまでに、充電口リッド19が開かれると(ステップS2のYES)、給電制御部51により、駆動用バッテリ2の充電を開始するための操作がなされたと判定される。そして、充電プラグ14が充電レセプタクル17に接続されたか否かが調べられる(ステップS6)。
充電プラグ14が充電レセプタクル17に接続されていなければ(ステップS6のNO)、給電制御部51により、充電口リッド19が開かれてから所定の第2時間が経過したか否かが判断される(ステップS7)。
充電口リッド19が開かれてから第2時間が経過するまで、給電制御部51により、充電プラグ14が充電レセプタクル17に接続されたか否かが繰り返し調べられる(ステップS6)。そして、充電プラグ14が充電レセプタクル17に接続されずに、充電口リッド19が開かれてから第2時間が経過すると(ステップS7のYES)、給電制御部51により、メインリレー8,9がオフにされる(ステップS8)。
その後、異常判定部54により、VCU31のメモリに設けられたリレー溶着判定禁止フラグに1がセットされて(ステップS9)、図3に示されるフラグ設定処理が終了される。
一方、充電口リッド19が開かれてから第2時間が経過するまでに、充電プラグ14が充電レセプタクル17に接続された場合には(ステップS6のYES)、給電制御部51により、メインリレー8,9のオン状態が維持されたまま、異常判定部54により、VCU31のメモリに設けられたリレー溶着判定禁止フラグに1がセットされて(ステップS9)、図3に示されるフラグ設定処理が終了される。
図4は、充電開始処理の流れを示すフローチャートである。
充電プラグ14が充電レセプタクル17に接続されると(ステップS11のYES)、以下の処理が実行される。
まず、異常判定部54により、リレー溶着判定禁止フラグが0にリセットされているか否かが調べられる(ステップS12)
リレー溶着判定禁止フラグが0にリセットされている場合には(ステップS12のYES)、次に、異常判定部54により、メインリレー8,9の溶着による異常および給電制御部51の異常が生じているか否かの判定が行われる。すなわち、駆動用バッテリ2の電圧とコンデンサ7の電圧との差が求められて、その電圧差が所定値未満であるか否かが判断される(ステップS13)。
駆動用バッテリ2の電圧とコンデンサ7の電圧との差が所定値未満である場合には(ステップS13のYES)、給電制御部51により、メインリレー8,9をオフにする制御信号がメインリレー制御信号線32,33に出力されたにもかかわらず、メインリレー8,9の溶着による異常が生じているために、コンデンサ7の放電が進んでいないか、または、給電制御部51の異常により、メインリレー8,9をオフにする制御信号がメインリレー制御信号線32,33に出力されていないと判断される(ステップS14)。そして、メインリレー8,9をオンにする制御信号が出力されずに、図4に示される充電開始処理が終了される。
駆動用バッテリ2の電圧とコンデンサ7の電圧との差が所定値以上である場合には(ステップS13のNO)、給電制御部51により、予備充電リレー10をオンにする制御信号が予備充電リレー制御信号線34に出力される(ステップS15)。
その後、コンデンサ7の電圧が上昇したか否かが調べられる(ステップS16)。
このとき、メインリレー9が正常であれば、メインリレー9がオフのままであるから、予備充電リレー10がオンにされても、駆動用バッテリ2からコンデンサ7に電荷は流れない。したがって、コンデンサ7の電圧は上昇しない。一方、メインリレー9に溶着による異常が生じている場合、予備充電リレー10がオンにされると、駆動用バッテリ2からコンデンサ7に電荷が流れ、コンデンサ7が充電される。よって、コンデンサ7の電圧が上昇した場合には(ステップS16のYES)、メインリレー9に溶着による異常が生じていると判定されて(ステップS14)、図4に示される充電開始処理が終了される。
予備充電リレー10がオンにされて、コンデンサ7の電圧が上昇しない場合には(ステップS16のNO)、マイナス側のメインリレー9をオンにする制御信号がメインリレー制御信号線33に出力される(ステップS17)。これにより、メインリレー9がオンになり、駆動用バッテリ2から出力される電流が予備充電リレー10と直列に接続された予備充電抵抗11を流れ、その電流により、コンデンサ7が予備充電される。
そして、コンデンサ7の予備充電により、駆動用バッテリ3の電圧とコンデンサ7の電圧との差が小さくなった後、給電制御部51により、プラス側のメインリレー8をオンにする制御信号がメインリレー制御信号線32に出力される。また、給電制御部51により、予備充電リレー10をオフにする制御信号が予備充電リレー制御信号線34に出力される。これにより、メインリレー8がオンになり、予備充電リレー10がオフになる(ステップS18)。
その後、充電制御部52により、急速充電器12から供給される電力による駆動用バッテリ2の充電が開始される(ステップS19)。
また、リレー溶着判定禁止フラグに1がセットされている場合には(ステップS12のNO)、メインリレー8,9の溶着による異常および給電制御部51の異常が生じているか否かの判定が行われず、給電制御部51により、予備充電リレー10をオンにする制御信号が予備充電リレー制御信号線34に出力される(ステップS20)。
その後は、給電制御部51により、マイナス側のメインリレー9がオンにされ(ステップS17)、コンデンサ7が予備充電された後、メインリレー8がオンにされ、予備充電リレー10がオフにされる(ステップS18)。そして、急速充電器12から供給される電力による駆動用バッテリ2の充電が開始される(ステップS19)。
<作用効果>
以上のように、車両1には、駆動用バッテリ2が搭載されている。モータ3には、コンデンサ7が駆動用バッテリ2と並列に接続されている。イグニッションキースイッチ40がオンにされると、給電制御部51により、駆動用バッテリ2からモータ3およびコンデンサ7への給電が開始される。コンデンサ7が設けられているので、モータ3の還流電流(リプル電流)の変動をコンデンサ7で吸収することができ、モータ3に安定した電圧を供給することができる。
イグニッションキースイッチ40がオフにされると、給電制御部51により、駆動用バッテリ2からモータ3およびコンデンサ7への給電が停止され、コンデンサ7が放電する。これにより、コンデンサ7の高圧状態が維持されることを防止できる。
また、イグニッションキースイッチ40がオフにされた状態において、急速充電器12から供給される電力で駆動用バッテリ2を充電することができる。駆動用バッテリ2の充電の開始に際して、駆動用バッテリ2およびコンデンサ7の各電圧が調べられて、それらの電圧の差が所定値未満であるか否かが判定される。
メインリレー8,9および給電制御部51が正常に動作している場合には、駆動用バッテリ2からモータ3およびコンデンサ7への給電が停止されると、コンデンサ7からの放電が進み、駆動用バッテリ2の電圧とコンデンサ7の電圧とが所定値以上に開く。したがって、駆動用バッテリ2の充電開始時に、駆動用バッテリ2の電圧とコンデンサ7の電圧との差が所定値以上である場合には、メインリレー8,9および給電制御部51が正常であると判定することができる。
一方、メインリレー8,9または給電制御部51の動作が異常である場合には、コンデンサ7からの放電が進まず、駆動用バッテリ2の電圧とコンデンサ7の電圧との差が所定値以上にならない。したがって、駆動用バッテリ2の充電開始時に、駆動用バッテリ2とコンデンサ7との電圧差が所定値未満である場合には、メインリレー8,9または給電制御部51が異常であると判定することができる。
しかしながら、コンデンサ7の放電開始から完了までには、ある程度の時間(たとえば、10秒間程度)を要する。そのため、イグニッションキースイッチ40がオフにされてから所定の第1時間以内に、充電口リッド19が開かれて、駆動用バッテリ2の充電が開始されようとしたときには、メインリレー8,9および給電制御部51が正常に動作していても、駆動用バッテリ2およびコンデンサ7の各電圧が調べられた時点で、駆動用バッテリ2の電圧とコンデンサ7の電圧とが所定値以上に開いていないおそれがある。この場合、駆動用バッテリ2の電圧とコンデンサ7の電圧との差に基づいては、メインリレー8,9および給電制御部51が正常であるか異常であるかを正確に判定することができない。
そこで、イグニッションキースイッチ40がオフにされてから所定の第1時間内に駆動用バッテリ2の充電のための充電操作が行われた場合、つまり充電口リッド19が開かれた場合には、例外的に、メインリレー8,9および給電制御部51が異常であると判定されない。これにより、メインリレー8,9および給電制御部51が正常であるにもかかわらず、メインリレー8,9および給電制御部51が異常であると誤判定されることを防止できる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の実施形態では、イグニッションキースイッチ40がオフにされてから所定時間内に充電操作が行われた場合に、駆動用バッテリ2の電圧とコンデンサ7の電圧との差が所定値未満であるか否かの判定が行われないことにより、メインリレー8,9および給電制御部51が異常であると判定されない態様を例にとった。これに代えて、イグニッションキースイッチ40がオフにされてから所定時間内に充電操作が行われた場合に、駆動用バッテリ2の電圧とコンデンサ7の電圧との差が所定値未満であるか否かの判定が行われるが、その電圧差が所定値未満であっても、メインリレー8,9および給電制御部51が異常であると判定されない態様が採用されてもよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 車両
2 駆動用バッテリ(蓄電装置)
3 モータ(負荷)
4 インバータ(負荷)
7 コンデンサ
8 メインリレー(給電制御手段)
9 メインリレー(給電制御手段)
31 VCU(車両用制御装置)
40 イグニッションキースイッチ(電源スイッチ)
51 給電制御部(給電制御手段)
52 充電制御部(充電制御手段)
53 充電操作推定部(充電操作推定手段)
54 異常判定部(異常判定手段)
2 駆動用バッテリ(蓄電装置)
3 モータ(負荷)
4 インバータ(負荷)
7 コンデンサ
8 メインリレー(給電制御手段)
9 メインリレー(給電制御手段)
31 VCU(車両用制御装置)
40 イグニッションキースイッチ(電源スイッチ)
51 給電制御部(給電制御手段)
52 充電制御部(充電制御手段)
53 充電操作推定部(充電操作推定手段)
54 異常判定部(異常判定手段)
Claims (1)
- 電源スイッチと、負荷の駆動に必要な電力を蓄積する充電可能な蓄電装置と、前記負荷に対して前記蓄電装置と並列に接続されたコンデンサと、前記電源スイッチのオンに応答して、前記蓄電装置から前記負荷および前記コンデンサへの給電を開始し、前記電源スイッチのオフに応答して、前記蓄電装置から前記負荷および前記コンデンサへの給電を停止する給電制御手段とを搭載した車両に適用される車両用制御装置であって、
前記電源スイッチがオフにされた状態において、外部電源から供給される電力で前記蓄電装置を充電する充電制御手段と、
前記車両の所定の状態に基づいて、前記蓄電装置の充電のための充電操作が行われたことを推定する充電操作推定手段と、
前記充電制御手段による前記蓄電装置の充電の開始に際して、前記蓄電装置の電圧と前記コンデンサの電圧との差が所定値未満である場合に、前記電源スイッチがオフにされてから所定時間内に前記充電操作推定手段による推定があった場合を除き、前記給電制御手段が異常であると判定する異常判定手段とを含む、車両用制御装置。
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