JP6164834B2 - レーザ治療装置 - Google Patents
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Description
中赤外光領域の治療用レーザ光を発振する第1のレーザ発振部と、
可視光領域の視認用レーザ光を発振する第2のレーザ発振部と、
前記第1のレーザ発振部及び前記第2のレーザ発振部の出力を制御するレーザ制御部と、
前記治療用レーザ光と前記視認用レーザ光とを重畳する波長多重部と、
前記波長多重部によって重畳されたレーザ光の導光路と、
略円柱形状を呈する圧電アクチュエータであって、その中心軸に沿って前記導光路が挿通され、前記導光路のうちレーザ光を射出する端部が、当該圧電アクチュエータの一方端面から露出している圧電アクチュエータと、
前記圧電アクチュエータの他方端部を固定支持するホルダと、
前記圧電アクチュエータの駆動動作を制御し、前記圧電アクチュエータに所望の振動を生じさせる圧電アクチュエータ制御部と、
を具備し、
前記導光路のうちレーザ光を射出する端部は、前記圧電アクチュエータの振動と共に振動し、
前記圧電アクチュエータは、
略円柱形状を呈する棒状弾性体と、
前記棒状弾性体の長軸方向に沿って、前記棒状弾性体の長軸方向における両端面に達しない範囲で、前記棒状弾性体の側周面に形成された長孔形状のスリットと、
前記側周面のうち前記スリットが形成された部位以外の部位に設けられた圧電部材と、
前記長軸方向については前記スリットの両端部位に達しない範囲で、且つ、前記棒状弾性体の周方向については前記スリットを跨いだ態様で、前記側周面の前記圧電部材上に設けられた電極部材と、
を有することを特徴とする。
図1は、本発明の一実施形態に係るレーザ治療装置の構成例を示すブロック図である。本一実施形態に係るレーザ治療装置は、レーザ制御器51と、視認用レーザ発振器53と、治療用レーザ発振器55と、波長多重器57と、圧電アクチュエータ制御器67と、脂肪組織処置具100と、を具備する。
前記治療用レーザ発振器55は、レーザ制御器51の指示に基いて、例えば波数1725cm−1乃至1700cm−1近傍の中赤外光を発振する炭酸ガスレーザ発振器である。換言すれば、治療用レーザ発振器55は、中赤外光領域の治療用レーザ光を発振する第1のレーザ発振部として機能する。
前記脂肪組織処置具100は、操作スイッチ159と、レーザ導光路161と、圧電アクチュエータ163と、ホルダ165と、ケース162と、レンズ164と、を有する。
前記レーザ導光路161は、波長多重器57から出力されたレーザ光(例えば中赤外光のレーザ光と、可視光のレーザ光とが重畳されたレーザ光)を伝送するのに適した構造を有している。換言すれば、レーザ導光路161は、前記波長多重部によって重畳された重畳レーザ光の導光路として機能する。また、レーザ導光路161は、圧電アクチュエータ163及びホルダ165の軸方向中心部に内挿(挿通)されている。
前記圧電アクチュエータ163は、圧電部材と電極部材とが設けられた略円筒形状の棒状弾性体であり、その一方端部がホルダ165に接着固定された片梁構造で設けられている。この圧電アクチュエータ163は、略円柱形状を呈する圧電アクチュエータであって、その中心軸に沿って前記導光路が挿通され、前記導光路のうちレーザ光を射出する端部が、当該圧電アクチュエータの一方端面から露出している。この圧電アクチュエータ163については、後に図面を参照して詳述する。
以下、圧電アクチュエータ163の構成及び動作制御について詳細に説明する。図5は、圧電アクチュエータ163の外観斜視図である。図6は、図5に示すA−A´線における圧電アクチュエータ163の断面矢視図である。
これら電極部材7−1,7−2,7−3,7−4は、分極処理の際に、圧電部材9と棒状弾性体3との間に高電圧Vを印加する際に用いる。すなわち、各電極部材7−1,7−2,7−3,7−4と、棒状弾性体3が露出している一方端面3Eとの間に高電圧Vを印加することにより、圧電部材9のうち各電極部材と重なる部分を径方向に分極し、圧電部材9−1,9−2,9−3,9−4を活性領域とする。このように、分極処理の際には、棒状弾性体3の一方端面3Eを共通電極(分極用電極の一方電極)として活用する。
前記電極部材7−1,7−2,7−3,7−4を利用して各圧電部材9−1,9−2,9−3,9−4に所定の電荷を与えることで、圧電部材9を振動させて、圧電アクチュエータ163を上述のX軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向に変位させる。
また、一方向についての往復運動を圧電アクチュエータ163に生じさせる為には、1対の対向する電極間に交番信号を印加して圧電アクチュエータ163に屈曲振動を生じさせることで、それら電極方向に圧電アクチュエータ163が往復運動する。なお、往復運動を二方向について生じさせることで、圧電アクチュエータ163を任意の方向に動かすことができる。
図7は、本一実施形態に係るレーザ治療装置によって照射されるレーザ光の照射範囲の各位置と放射照度との関係を示すグラフである。図8は、本一実施形態に係るレーザ治療装置によって照射されるレーザ光の照射範囲の各位置と放射照度との関係を示すグラフであって、光量制御時の放射照度の変化を示すグラフである。
・鏡視下治療の際に、内視鏡画像を固定した状態でレーザ光の照射位置を変えることができる為、脂肪組織に対して広く均一にレーザ光を照射することができる。
・レーザ光の照射量を制御することによって、レーザ導光路先端部161eの移動速度(圧電アクチュエータ164の駆動速度)に係わらず放射照度を一定にすることができる。
・ガイド光による照射位置と、脂肪組織の乳化状態とがひと目で分かる為(容易に視認できる為)、脂肪組織以外の他の組織に損傷を与えることなく効率よく脂肪組織を乳化させることができる。
・中赤外光は赤外光に比べて分子の吸収が格段に大きい為、微量のレーザ光の照射で大きな効果を得ることができる。
《変形例》
上述した一実施形態に係るレーザ治療装置の脂肪組織処置具100を、内視鏡の処置具チャネルに挿入して使用できるように構成してもよい。このように構成する場合、操作スイッチ159を術者側(操作可能な位置)に設け、操作スイッチ159に係る信号線を術者側(操作可能な位置)まで引き伸ばして設ければよい。
Claims (6)
- 中赤外光領域の治療用レーザ光を発振する第1のレーザ発振部と、
可視光領域の視認用レーザ光を発振する第2のレーザ発振部と、
前記第1のレーザ発振部及び前記第2のレーザ発振部の出力を制御するレーザ制御部と、
前記治療用レーザ光と前記視認用レーザ光とを重畳する波長多重部と、
前記波長多重部によって重畳されたレーザ光の導光路と、
略円柱形状を呈する圧電アクチュエータであって、その中心軸に沿って前記導光路が挿通され、前記導光路のうちレーザ光を射出する端部が、当該圧電アクチュエータの一方端面から露出している圧電アクチュエータと、
前記圧電アクチュエータの他方端部を固定支持するホルダと、
前記圧電アクチュエータの駆動動作を制御し、前記圧電アクチュエータに所望の振動を生じさせる圧電アクチュエータ制御部と、
を具備し、
前記導光路のうちレーザ光を射出する端部は、前記圧電アクチュエータの振動と共に振動し、
前記圧電アクチュエータは、
略円柱形状を呈する棒状弾性体と、
前記棒状弾性体の長軸方向に沿って、前記棒状弾性体の長軸方向における両端面に達しない範囲で、前記棒状弾性体の側周面に形成された長孔形状のスリットと、
前記側周面のうち前記スリットが形成された部位以外の部位に設けられた圧電部材と、
前記長軸方向については前記スリットの両端部位に達しない範囲で、且つ、前記棒状弾性体の周方向については前記スリットを跨いだ態様で、前記側周面の前記圧電部材上に設けられた電極部材と、
を有することを特徴とするレーザ治療装置。 - 前記レーザ制御部は、前記治療用レーザ光の単位面積かつ単位時間当たりの放射照度が治療対象領域において一定となるように、前記圧電アクチュエータの駆動速度に応じて、前記第1のレーザ発振部を制御する
ことを特徴とする請求項1に記載のレーザ治療装置。 - 前記治療用レーザ光は、波数が1725cm−1乃至1700cm−1近傍の中赤外光である
ことを特徴とする請求項1に記載のレーザ治療装置。 - 前記レーザ制御部は、治療用レーザ光を、連続波またはバースト波として発振させるよう前記第1のレーザ発振部を制御する
ことを特徴とする請求項1に記載のレーザ治療装置。 - 前記ホルダは、術者によって把持される把持部が設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載のレーザ治療装置。 - 前記ホルダは、前記レーザ制御部及び前記圧電アクチュエータ制御部に指示を与える為の操作スイッチが設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載のレーザ治療装置。
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