JP6160409B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6160409B2
JP6160409B2 JP2013203149A JP2013203149A JP6160409B2 JP 6160409 B2 JP6160409 B2 JP 6160409B2 JP 2013203149 A JP2013203149 A JP 2013203149A JP 2013203149 A JP2013203149 A JP 2013203149A JP 6160409 B2 JP6160409 B2 JP 6160409B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capability
transmission source
upload
reception
upload destination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013203149A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015070461A (ja
Inventor
潤司 渡辺
潤司 渡辺
直希 西川
直希 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2013203149A priority Critical patent/JP6160409B2/ja
Priority to US14/496,873 priority patent/US9277065B2/en
Publication of JP2015070461A publication Critical patent/JP2015070461A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6160409B2 publication Critical patent/JP6160409B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00127Connection or combination of a still picture apparatus with another apparatus, e.g. for storage, processing or transmission of still picture signals or of information associated with a still picture
    • H04N1/00204Connection or combination of a still picture apparatus with another apparatus, e.g. for storage, processing or transmission of still picture signals or of information associated with a still picture with a digital computer or a digital computer system, e.g. an internet server
    • H04N1/00206Transmitting or receiving computer data via an image communication device, e.g. a facsimile transceiver
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/32Circuits or arrangements for control or supervision between transmitter and receiver or between image input and image output device, e.g. between a still-image camera and its memory or between a still-image camera and a printer device
    • H04N1/327Initiating, continuing or ending a single-mode communication; Handshaking therefor
    • H04N1/32702Initiating, continuing or ending a single-mode communication; Handshaking therefor using digital control signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/32Circuits or arrangements for control or supervision between transmitter and receiver or between image input and image output device, e.g. between a still-image camera and its memory or between a still-image camera and a printer device
    • H04N1/327Initiating, continuing or ending a single-mode communication; Handshaking therefor
    • H04N1/32789Details of handshaking

Description

本発明は,ファクシミリ(FAX)装置に関する。さらに詳細には,受信したFAXデータを他装置にアップロードするアップロード機能を有するFAX装置に関するものである。
従来から,受信したFAXデータを他装置に転送する転送機能を有するFAX装置が知られている。FAX装置の転送機能に関する公知文献としては,例えば特許文献1がある。特許文献1には,転送先の装置をFAX装置とした場合であって,転送元のFAX装置では,転送先のFAX装置との通信履歴から転送先のFAX装置の受信能力が判明した場合に,FAX受信能力として,通信履歴から判明した転送先のFAX装置の受信能力に基づく能力情報を応答する技術が開示されている。
特開2002−305639号公報
しかしながら,前記した従来の技術には,次のような問題があった。すなわち,特許文献1では,転送先がFAX装置であり,FAX装置としての能力情報を送受信している。一方で,転送先がFAX装置以外の装置であった場合については何も考慮されていない。そのため,改善の余地がある。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,受信したFAXデータをFAX装置以外の装置にアップロードする際でも,当該装置と好適な通信を行うFAX装置を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされたFAX装置は,電話回線に接続する第1接続部と,ネットワークに接続する第2接続部と,制御部とを備え,前記制御部は,FAXの着信を検知する検知処理と,前記第1接続部を介して送信元の装置である送信元装置から受信したFAXデータを,前記第2接続部を介してアップロード先の装置であるアップロード先サーバに送信するアップロード処理とを実行し,さらに前記アップロード処理を実行する場合に,前記検知処理にて着信を検知したことを契機に,前記アップロード先サーバの受信能力を取得し,当該受信能力に基づいて受信側装置の能力として前記送信元装置へ通知する能力情報を決定する決定処理と,前記送信元装置からのFAXデータの受信を開始する前に,前記決定処理にて決定した能力情報を前記送信元装置に通知する通知処理とを実行することを特徴としている。
本明細書に開示されるFAX装置は,送信元装置から受信したFAXデータを,アップロード先サーバにアップロードする。さらに,アップロードするにあたって,FAXの着信を契機にアップロード先サーバの受信能力を取得し,その受信能力に基づいて送信元装置に通知する受信側装置の能力情報を決定し,決定した能力情報を送信元装置へ通知する。なお,アップロード先サーバの受信能力は,FAXの着信の度にアップロード先サーバと通信して取得してもよいし,あらかじめアップロード先サーバの受信能力をデータベースに記憶し,そのデータベースから読み出してもよい。また,アップロード先サーバの受信能力として取得する情報には,例えば,データフォーマット,画像サイズ,解像度,通信速度,空き容量,利用制限が含まれる。なお,データフォーマットには,データのファイル形式と圧縮形式との両方が含まれる。つまり,アップロード先サーバの受信能力とは,受信したFAXデータをアップロードするアップロード機能に関わる能力である。また,能力情報の決定は,受信能力をそのまま用いてもよいし,受信能力に基づいて適切な情報を選択あるいは計算してもよい。また,受信側装置の能力情報には,例えば,データフォーマット,画像サイズ,解像度が含まれる。
すなわち,本明細書に開示されるFAX装置では,受信したFAXデータをアップロード先サーバにアップロードするアップロード処理を実行するにあたって,アップロード先サーバの受信能力に基づいて,送信元装置に通知する能力情報を決定する。よって,アップロード先サーバの受信能力を反映させた能力情報を送信元装置に通知することになる。その結果として,アップロード先サーバに適した通信が期待できる。
また,前記制御部は,前記通知処理にて,前記第1接続部を介して,前記能力情報を前記送信元装置に通知し,前記決定処理にて,前記受信能力を前記第1接続部を介して前記送信元装置と通信可能なパラメータに変換して,前記能力情報を決定するとよい。決定処理にて能力情報を決定するので,アップロード先サーバから取得した情報が送信元装置へ通知する能力情報の形式と合致していなくても,取得した情報に基づいて,形式に合致した能力情報を決定できる。従って,アップロード先サーバの能力を反映して,適切な能力情報を通知できる。
また,前記制御部は,前記決定処理にて,前記受信能力として前記アップロード先サーバの記憶領域の空き容量を取得し,当該空き容量が容量閾値より小さい場合に,アップロード先サーバに送信されるデータ量が小さくなるように前記能力情報のうち,解像度,画像サイズ,カラー設定,データフォーマットのうち少なくとも1つに関わるパラメータを決定するとよい。アップロード先サーバの空き容量が小さい場合には,メモリフルとなってFAXデータをアップロードできなくなるおそれがある。そのため,空き容量が容量閾値より小さい場合にアップロード先サーバに送信されるデータ量が小さくなるように能力情報を決定することで,アップロードができなくなる可能性を低減できる。なお,記憶領域の空き容量は,メモリの物理的な空き容量であってもよいし,FAXデータの記憶用に割り当てられたメモリ領域の論理的な空き容量であってもよい。また,データ量を小さくするには,例えば,解像度を小さくする,画像サイズを小さくする,カラーデータを禁止する,の少なくとも1つを行えばよい。
また,前記制御部は,前記決定処理にて,FAXデータに対する変換処理の処理量が小さくなるように前記能力情報のうち,解像度,画像サイズ,カラー設定,データフォーマットのうち少なくとも1つに関わるパラメータを決定するとよい。FAXデータがアップロード先サーバにて処理可能なデータではない場合には,アップロード先サーバにて処理可能なデータに変換する必要がある。つまり,データ変換に伴う処理負荷が発生する。変換処理の処理量が小さくなるように能力情報を決定すれば,データ変換に伴う処理負荷を軽減できる。変換処理の処理量が小さくなるように能力情報を決定する条件には,例えば,データフォーマット,画像サイズ,解像度が含まれる。なお,データの変換は,自装置で行ってもよいし,他装置に変換を依頼して変換後のデータを受け取ってもよい。
また,前記制御部は,前記決定処理にて,FAXデータの変換を行う変換サーバと通信可能な場合には,当該変換サーバの変換能力をさらに取得し,取得した当該変換サーバの変換能力と自装置の変換能力とに基づいて前記能力情報を決定し,当該変換サーバと通信不可な場合には,自装置の変換能力に基づいて前記能力情報を決定するとよい。変換サーバが利用できる場合には,変換サーバが変換可能な画像条件も加味して能力情報を決定することで,変換サーバにて処理可能なFAXデータも受け付け可能となる。
また,前記制御部は,自装置の稼働負荷の高低を判断する負荷判断処理を実行し,前記負荷判断処理にて稼働負荷が負荷閾値より高いと判断された場合に,前記決定処理にて,自装置で行うFAXデータに対する画像処理の処理量が小さくなるように前記能力情報のうち,解像度,画像サイズ,カラー設定,データフォーマットのうち少なくとも1つに関わるパラメータを決定するとよい。自装置が過負荷の状態にある場合,処理負荷が大きいデータを受け付けることは好ましくない。そのため,稼働負荷が高いと判断された場合には,自装置での処理量が小さくなるように能力情報を決定することで,さらに負荷を大きくする可能性を低減できる。なお,稼働負荷の高低は,例えば,稼働中のプロセス数,自装置の記憶領域の空き容量,所定期間内のCPUの平均稼働率,によって判断できる。また,自装置での処理量を小さくするには,例えば,解像度を小さくする,画像サイズを小さくする,カラーデータを禁止する,自装置で変換が必要な画像条件を禁止する,の少なくとも1つを行えばよい。
また,前記制御部は,自装置と前記アップロード先サーバとの間でのエラーの発生確率の高低を判断するエラー率判断処理を実行し,前記エラー率判断処理にてエラーの発生確率が確率閾値より高いと判断された場合には,前記決定処理にて,自装置の受信能力に基づいて前記能力情報を決定するとよい。自装置とアップロード先サーバとの間でのエラーが発生した場合には,受信したFAXデータのアップロード先サーバへのアップロードが制限される。エラーの発生確率が高いと判断された場合には,自装置の能力情報を応答することで,エラーが発生した場合に受信したFAXデータを自装置で出力する等の対応が可能になる。なお,エラーの発生確率の高低は,例えば,通信エラーの発生状況,アップロード先サーバへのアクセス権限ないし利用権限のエラーの発生状況,によって判断できる。
また,前記制御部は,前記決定処理にて,前記アップロード先サーバとの通信速度を,前記受信能力として取得するとよい。通信速度が遅い場合には,ネットワークが過負荷な状態であると推測できる。そのため,通信速度を取得することで,通信速度が遅い場合に,データ量を少なくする等の対応が可能になる。
また,前記制御部は,前記決定処理にて,前記アップロード先サーバとの通信速度が速度閾値よりも遅い場合に,アップロード先サーバに送信されるデータ量が小さくなるように前記能力情報のうち,解像度,画像サイズ,カラー設定,データフォーマットのうち少なくとも1つに関わるパラメータを決定するとよい。通信速度が遅い状態でネットワークにデータを送信すると,ネットワークの過負荷を助長するおそれがある。そのため,通信速度が遅い場合には,アップロード先サーバに送信されるデータ量が小さくなるように能力情報を決定することで,ネットワークの過負荷が長時間継続する可能性を低減できる。
また,前記制御部は,前記決定処理にて取得する前記アップロード先サーバの受信能力の種類を選択する選択処理を実行するとよい。考慮の対象とする受信能力の種類が多いほどより好適な能力情報を決定できる一方,通信量が多くなったり時間を要したりしてネットワークに負荷をかける。そのため,取得する受信能力の種類を選択できる方が好ましい。
また,前記制御部は,前記決定処理にて,前記アップロード先サーバへの接続可否に関する情報を,前記受信能力として取得するとよい。アップロード先サーバに接続できない場合には,受信したFAXデータをアップロード先サーバにアップロードできない。そのため,アップロード先サーバへの接続可否に関する情報を取得することで,アップロード先サーバとの接続が不可の場合に,自装置で出力する等の対応が可能になる。
また,前記制御部は,前記決定処理にて,前記アップロード先サーバが処理可能なデータフォーマットを,前記受信能力として取得するとよい。データフォーマットによっては,変換が必要な場合がある。そのため,データフォーマットを取得することで,変換が不要なフォーマットを送信元装置に要求する等の対応が可能になる。
また,本明細書には,電話回線に接続する第1接続部と,ネットワークに接続する第2接続部と,制御部とを備え,前記制御部は,FAXの着信を検知する検知処理と,前記第1接続部を介して送信元の装置である送信元装置から受信したFAXデータを,前記第2接続部を介して転送先装置に送信する転送処理とを実行し,さらに前記転送処理を実行する場合に,前記検知処理にて着信を検知したことを契機に,前記転送先装置のエラー状況を取得し,当該エラー状況に基づいて受信側装置の能力として前記送信元装置へ通知する能力情報を決定する決定処理と,前記送信元装置からのFAXデータの受信を開始する前に,前記決定処理にて決定した能力情報を前記送信元装置に通知する通知処理とを実行するFAX装置が開示されている。
本発明によれば,受信したFAXデータをFAX装置以外の装置にアップロードする際でも,当該装置と好適な通信を行うFAX装置が実現される。
実施の形態にかかるMFPの電気的構成を示すブロック図である。 FAX受信とアップロードの手順を示すシーケンス図である。 DISの内容の一部を示す説明図である。 DIS決定処理の手順を示すフローチャートである。 DIS決定処理の手順を示すフローチャートである。 DIS決定処理の手順を示すフローチャートである。 DIS決定処理の手順を示すフローチャートである。 DIS決定処理の手順を示すフローチャートである。 DIS決定処理の手順を示すフローチャートである。 DIS決定処理の手順を示すフローチャートである。 選択情報の例を示す説明図である。 選択画面の例を示す説明図である。 DIS決定処理の手順を示すフローチャートである。
以下,本発明にかかるFAX装置を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,FAXの送受信機能とアップロード機能とを備えた複合機(MFP:Multi Function Peripheral)に本発明を適用したものである。
[MFPの電気的構成]
本形態のMFP100は,図1に示すように,ネットワークや電話網を介して,各種の外部機器と通信可能に接続されている。具体的には,ネットワークを介して,例えば,変換サーバ200およびクラウドサーバ300と通信可能である。また,電話網を介して,FAX機400とFAXの送受信が可能である。
MFP100は,図1に示すように,CPU31と,ROM32と,RAM33と,NVRAM(不揮発性RAM)34と,ASIC35とを含むコントローラ30を備えている。また,MFP100は,画像形成部10と,画像読取部20と,ネットワークインターフェース37と,USBインターフェース38と,電話回線インターフェース39と,操作パネル40とを備え,これらがコントローラ30に電気的に接続されている。
ROM32には,MFP100を制御するための各種制御プログラムや各種設定,初期値等が記憶されている。RAM33は,各種制御プログラムが読み出される作業領域として,あるいは,データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。NVRAM34は,画像データ等のデータや各種のユーザ設定等を記憶する。
CPU31は,ROM32から読み出した制御プログラムに従って,その処理結果をRAM33またはNVRAM34に記憶させながら,MFP100の各構成要素を制御する。CPU31は,制御部の一例である。なお,コントローラ30が制御部であってもよいし,ASIC35が制御部であってもよい。なお,図1中のコントローラ30は,CPU31等,MFP100の制御に利用されるハードウェアを纏めた総称であって,実際にMFP100に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
ネットワークインターフェース37は,LANケーブル等を介してネットワークと通信を行うためのハードウェアである。USBインターフェース38は,USBケーブル等を介して接続された装置と通信を行うためのハードウェアである。電話回線インターフェース39は,電話回線を介して電話網に接続された他の機器と通信を行うためのハードウェアである。ネットワークインターフェース37およびUSBインターフェース38は,第2接続部の一例であり,電話回線インターフェース39は,第1接続部の一例である。
画像形成部10は,用紙に画像を印刷するための構成である。画像形成部10の画像形成方式は,電子写真方式であっても,インクジェット方式であってもよい。また,カラー画像の形成が可能であっても,モノクロ画像専用であってもよい。また,画像読取部20は,原稿の画像を読み取るための構成である。読取機構は,CCDであってもCISであってもよい。また,カラー読み取りが可能であっても,モノクロ読み取りのみであってもよい。
また,操作パネル40は,ユーザ向けの情報を表示し,ユーザによる指示入力を受け付けるための構成である。操作パネル40は,例えば,液晶ディスプレイおよびスタートキー,ストップキー,テンキー等から構成されるボタン群とを備えている。
変換サーバ200は,画像データの変換処理を行う外部装置である。変換処理としては,例えば,JPEGデータ,PDFデータ,PDLデータ,BMPデータ等のデータフォーマット間の変換処理が挙げられる。変換サーバ200は,例えば,MFP100から受信した画像データを変換して,変換後のデータをMFP100に返すことも,クラウドサーバ300に送信することもできる。
クラウドサーバ300は,MFP100によってアップロードされたFAXデータを記憶する外部装置である。クラウドサーバ300は,アップロード先サーバの一例である。なお,変換サーバ200やクラウドサーバ300は,1台のコンピュータによって実現されるものに限らず,複数台のコンピュータやクラウドシステム等でもよい。また,FAX機400は,FAX送受信可能な外部装置である。
[FAXの送受信]
続いて,MFP100にて実行されるFAX受信の手順について,図2を参照して説明する。MFP100は,FAXの送信元装置であるFAX機400からFAXデータを受信し,受信したFAXデータをクラウドサーバ300にアップロードするアップロード機能を有している。そして,図2では,アップロード機能が有効な状態のMFP100において,FAX機400からFAX着信した場合に実行される手順を示している。つまり,MFP100とFAX機400との間で行われるFAX送受信の手順に加え,MFP100とクラウドサーバ300との間で行われるアップロードの手順を図示している。なお,FAX送受信の手順は国際規格であり,ここでは概略のみを説明する。
なお,図2では,FAX送受信の前に,MFP100はクラウドサーバ300から,情報を取得している。MFP100は,例えば,定期的にクラウドサーバ300に接続し,FAX受信に関わる各種の情報を取得して記憶している。FAXの着信後に接続して取得してもよい。取得する情報については,後述する。
まず,FAX機400がMFP100を呼び出し,その呼び出しをMFP100が受け付けることで回線が接続される。次に,FAX機400よりCUG信号(FAX送信であることを示す信号)が送信され,MFP100がCED信号(FAX受信可能であることを示す信号)を返すことにより,FAX通信を開始することを双方が確認する。つまり,MFP100は,CUG信号を受信することにより,FAXの着信を検知する。
次に,FAX機400とMFP100との間で,通信速度や解像度等の通信設定を決定するための情報をやりとりする。具体的には,MFP100は,受信可能な最大の能力を,DIS(受信側能力通知)としてFAX機400に送信する。FAX機400は,受け取ったDISと自装置の能力とに基づいて,その能力の小さい方に合わせて通信設定を決定し,DCS(送信元送信条件)としてMFP100に通知する。つまり,DISは,送信元装置に通知するための受信側装置の能力情報である。MFP100が送信するDISの内容については後述する。なお,MFP100は,DISの送信後,CSI(受信機登録電話番号)を送信し,DCSの受信後,TSI(送信機登録電話番号)を受信する。
DISとDCSとの送受信の後,DCSで通知した通信設定での通信の成立を確認するために,FAX機400がTCF(トレーニング信号)を送信する。TCFを無事に受信したMFP100は,CFR(トレーニング信号OK通知)を送信する。TCFの受信に際してエラーが発生した場合は,通信速度を落としてトレーニング信号の送受信を再度実行する。
FAX機400は,通信の成立を確認した後,成立した通信設定に基づいて送信データを作成し,作成した送信データをPIX(画像データ送信)として送信する。さらに,FAX機400は,全データの送信が終了したら,EOP(送信終了通知)を送信する。EOPを受けて,MFP100は,MFC(正常受信通知)を返す。さらに,FAX機400がDCN(回線切断指示)を送信し,回線が切断される。これで,FAX送受信の終了である。
そして,MFP100は,クラウドサーバ300に接続し,FAX機400から受信したFAXデータをクラウドサーバ300にアップロードする。なお,既に接続している場合は,接続の手順は不要である。アップロードに際して,データの変換が必要であれば変換処理を実行する。MFP100は,必要に応じて,変換サーバ200にFAXデータの変換を依頼し,変換後のデータを受け取って,そのデータをアップロードしてもよい。そして,アップロードが完了したら,MFP100は,クラウドサーバ300との接続を切断する。
[DIS]
続いて,MFP100とFAX機400との間でのFAXデータの送受信に先立って,FAXの受信側装置からFAXの送信元装置へ通知するDISについて説明する。DISは,受信側装置の最大受信能力を送信元装置に通知するためのディジタル識別信号であり,DISの各ビットの表す意味は国際規格で決められている。
例えば,受信側がFAX機であれば,受信側のFAX機にて印刷可能な範囲の用紙サイズや処理可能な解像度等のフラグをセットして組み合わせた信号を,DISとして送信元のFAX機に通知する。MFP100等のFAX通信機能を有する装置は,予めDISの情報を有している。
一方,本形態のMFP100は,前述したようにクラウドサーバ300に接続されており,受信したFAXデータをアップロード機能によってクラウドサーバ300へアップロードする機能を有している。FAXデータのサーバへのアップロード技術は,例えば,FAXデータの電子化や,FAXデータの一元管理に好適である。
受信したFAXデータを他装置にアップロードする場合には,MFP100は,アップロード先の装置に適したFAXデータを,送信元であるFAX機400から受信する方が好ましい。そのために,MFP100は,受信したFAXデータをクラウドサーバ300へアップロードする場合には,FAXの着信を検知した際に,クラウドサーバ300の受信能力に基づいて,DISの一部を決定するとよい。つまり,MFP100は,クラウドサーバ300から,FAX受信に関わる能力の情報を取得し,取得した情報を自装置の受信能力の情報に加味して,DISを決定する。なお,MFP100が取得するクラウドサーバ300の受信能力には,DISそのもの以外の情報も含まれる。
具体的には,例えば,DISのうち,解像度,画像サイズ,カラー設定等のFAXデータに含まれる画像データそのものに関する項目についてはクラウドサーバ300の情報を加味して決定する。一方,それ以外の,例えば,通信速度等の項目は,自装置の情報に基づいて決定する。あるいは,クラウドサーバ300の情報と自装置の情報とから最大の機能を発揮できるようにDISを決定してもよい。なお,MFP100は,クラウドサーバ300の受信能力をデータベースに記憶し,そのデータベースから読み出して取得してもよい。また,FAX着信の都度,クラウドサーバ300にその受信能力を問い合わせて取得してもよい。
[能力情報]
続いて,DISの決定に関わるクラウドサーバ300の受信能力の情報について説明する。DISを決定するために,MFP100は,クラウドサーバ300と自装置の間での通信について,各種の処理能力情報と各種の状況情報とのうちの少なくとも1つを取得する。
クラウドサーバ300の処理能力情報は,クラウドサーバ300のデータ処理能力に係る情報である。例えば,クラウドサーバ300の処理可能な解像度や処理可能なデータフォーマットが該当する。さらに,変換サーバ200を使用可能であれば,変換サーバ200の変換能力も処理能力情報に該当する。処理能力情報は,経時的に変化することはない。MFP100は,クラウドサーバ300の処理能力情報を予め取得してデータベースに記憶しているとよい。
また,状況情報は,自装置とクラウドサーバ300との通信に関わる各種状況の情報である。例えば,クラウドサーバ300の記憶部の空き容量,自装置の稼働負荷,自装置とクラウドサーバ300との間のエラーの発生確率,自装置とクラウドサーバ300との間の通信速度の各情報が該当する。状況情報は,状況に応じて変化する情報であるので,FAX着信の都度または定期的に,クラウドサーバ300と通信して取得することが好ましい。
MFP100は,取得したクラウドサーバ300の処理能力情報と状況情報との少なくとも一方に基づいて,DISの項目の一部を決定する。DISの項目には,各種の解像度,各種の画像サイズ,データフォーマット,カラー設定等があり,項目ごとにその受信能力の有無が対応するビットの値で表される。つまり,DISは,能力情報を示す各ビットを,受信の可否に基づいてセットし組み合わせた信号である。MFP100は,クラウドサーバ300から取得した情報を変換してDISの各ビットを決定することにより,既存の形式に則ったDISを決定する。
MFP100は,DISの決定のために,取得した情報の内容と,情報に基づいて決定されるDISの項目とを,図3に示す例のようなテーブルとして記憶している。図3中の左側には,第1列にDISのビット番号を,第2列にそのビットが表すデータの項目を,第3列に各項目の分類がそれぞれ示されている。また,図3中の右側には,最上段の情報が2段目に記載した内容であった場合の,DISの各ビットの決定結果が縦列に示されている。なお,図3中では,各ビットの項目を可とする場合に「○」,不可とする場合に「×」,どちらでもよい場合に「−」で示している。どちらでもよい場合には,その項目は,他の条件に基づいて決定される。
なお,図3に示したのは,テーブルの一部分の例であり,クラウドサーバ300から取得する情報の種類およびその内容に応じて,MFP100にはさらに多くのテーブルが用意されている。また,DISには,データ信号速度や両面プリント能力等の,図3に記載していない項目も含まれている。
[DIS決定処理]
続いて,クラウドサーバ300から取得する情報の種類ごとに,関係するDISの項目とその値とを決定するDIS決定処理について説明する。以下では,MFP100にて考慮する情報の種類ごとに,個別の第1〜第8の処理として,個別に説明する。MFP100は,第1〜第8の処理のうち少なくとも1つの処理を実行可能であり,実行可能な処理のうちの1つ以上を選択して実行する。なお,複数の処理を実行する場合には,順に実行してもよいし,並行して実行してもよい。以下に説明する第1〜第8の処理は,いずれも,アップロード機能が有効な状態で,MFP100にてFAXの着信を検知したことを契機に,CPU31にて実行される。
また,MFP100は,第1〜第8の処理のうちの実行する処理を全て実行した後,決定していないDISの項目については,MFP100の能力に基づいて決定する。これにより,MFP100は,DISの全項目を決定できる。MFP100は,DISを決定したら,前述のFAX送受信の手順に従って,決定したDISを送信元装置であるFAX機400に通知する。つまり,各DIS決定処理は決定処理の一例であり,決定したDISを通知する手順は通知処理の一例である。
(第1の処理)
まず,クラウドサーバ300の能力の情報に基づいて,DISを決定するDIS決定処理の第1の処理の手順について,図4のフローチャートを参照して説明する。
DIS決定処理の第1の処理では,まず,クラウドサーバ300の情報を取得する(S101)。S101で取得する情報は,前述した処理能力情報と状況情報とであり,本処理では,少なくともFAXデータを記憶する記憶領域の空き容量の情報を含む。空き容量は,クラウドサーバ300の記憶領域の物理的な空き容量であってもよいし,FAXデータ用に割り当てられた領域の論理的な空き容量であってもよい。
次に,S101で取得した空き容量が,予め決めた容量閾値より大きいか否かを判断する(S102)。空き容量が容量閾値より大きいと判断した場合には(S102:YES),DISのうち画像データのデータ量に関わる能力を制限しない。具体的には,DISの解像度の能力を最高解像度とする(S104)。DISの画像サイズを最大サイズとする(S105)。DISのカラー設定をカラー可能として(S106),DIS決定処理を終了する。なお,S104〜S106の処理順序は,どの順でもかまわない。
一方,空き容量が容量閾値より大きくないと判断した場合には(S102:NO),メモリフルを抑制するため,DISのうち画像データのデータ量に関わる能力を制限する。具体的には,DISの解像度の能力を最高解像度以外とする(S108)。DISの画像サイズを最大サイズ以外とする(S109)。DISのカラー設定をモノクロ限定として(S110),DIS決定処理を終了する。
なお,S108〜S110の処理順序は,どの順でもかまわない。また,S108〜S110のうちの一部のみを実行し,残りは対応するS104〜S106を実行してもよい。また,S108,S109,S110にてどの程度制限するかは,予め決めた値としてもよいし,クラウドサーバ300の空き容量に基づいて決定してもよい。
例えば,図3に示したように,サーバ空き容量が「大」の場合には,高解像度のデータの受信が可能である。そのため,例えば,DISの第106ビットの「解像度:1200×1200画素/25.4mm」項目等を「○」とする。一方,同項目をサーバ空き容量が「小」の場合には,「×」とする。さらに,DISの第17,18ビットの「画像サイズ:記録幅能力」項目を,サーバ空き容量が「大」の場合には「255」とし,サーバ空き容量が「小」の場合には「215」とする。
つまり,クラウドサーバ300の記憶領域に空き容量が充分にあれば,転送するデータ量が大きくてもメモリフルが生じ難いので,画像データのデータ量を制限しないことが好ましい。一方,クラウドサーバ300の記憶領域に空き容量に余裕がない場合には,転送するデータ量が大きくならないように制限する。空き容量の大きさに基づいて,許容される解像度や画像サイズの度合いを変更してもよい。本処理の実行後,さらに他のDIS決定処理を実行してもよい。また,DISのうち,クラウドサーバ300の情報に関わらない項目,例えば,通信速度の項目については,MFP100の能力に基づいて決定する。
これにより,MFP100は,第1の処理を実行することで,クラウドサーバ300の空き容量に基づいて,DISを決定する。つまり,クラウドサーバ300の空き容量が大きい場合には,データ量を制限することなく,できるだけ多くの情報を含むデータを受信する。一方,クラウドサーバ300の空き容量が大きくない場合には,クラウドサーバ300が受信するデータ量が小さくなるように制限する。すなわち,MFP100は,FAXの送信元装置であるFAX機400に対して,自装置の受信能力にアップロード先であるクラウドサーバ300の受信能力を加味したDISを通知する。これにより,クラウドサーバ300との通信において,メモリフルを回避しつつ,最大限の情報の受信が期待できる。
(第2の処理)
続いて,クラウドサーバ300の能力の情報に基づいて,DISを決定するDIS決定処理の第2の処理の手順について,図5のフローチャートを参照して説明する。第2の処理は,データの変換処理ができるだけ不要となるようにDISを決定する点で第1の処理とは異なる。第1の処理と同じ部分については,同じ符号を付して説明を省略する。
DIS決定処理の第2の処理でも第1の処理と同様に,まず,クラウドサーバ300の情報を取得する(S101)。本処理では,S101で取得する情報は,前述した処理能力情報であり,少なくともクラウドサーバ300が処理可能なデータフォーマットと処理可能な解像度とを含む。そして,クラウドサーバ300がJPEGフォーマットの画像データを処理可能か否かを判断する(S201)。
クラウドサーバ300がJPEGフォーマットの画像データを処理可能であると判断したら(S201:YES),DISのデータフォーマットの項目のうち,JPEGでの受信を可とする(S202)。なお,DISには,JPEG可か否かを指示するフラグが含まれている。一方,クラウドサーバ300がJPEGフォーマットの画像データを処理不可能であると判断したら(S201:NO),DISのデータフォーマットの項目のうち,JPEGでの受信を不可とする(S203)。
クラウドサーバ300がJPEGフォーマットの画像データを処理可能である場合には,FAX機400が可能であれば,JPEGフォーマットでFAXデータを送信してもらうことで,受信したデータを変換することなく,クラウドサーバ300にアップロードできる。例えば,図3に示したように,サーバの処理可能フォーマットが「JPEG」や「PDF」の場合には,DISの第68ビットの「フォーマット:JPEG符号化」項目を「○」とし,処理可能フォーマットが「FAXデータ」の場合にはこの項目を「×」とする。
次に,クラウドサーバ300がFAX送受信規格の範囲内で最高解像度の画像データを処理可能か否かを判断する(S205)。クラウドサーバ300が最高解像度の画像データを処理可能であると判断したら(S205:YES),DISのデータフォーマットの項目のうち,解像度の項目を最高解像度とする(S206)。なお,DISには,複数段階の解像度を示すフラグが含まれており,最高解像度を可とすれば,FAXデータは,送信元装置の能力の範囲内で最高の解像度で送信される。
一方,クラウドサーバ300が最高解像度の画像データを処理可能でないと判断したら(S205:NO),DISのデータフォーマットの項目のうち,最高解像度を不可として(S207),DIS決定処理を終了する。
これにより,MFP100は,第2の処理を実行することで,クラウドサーバ300の処理可能なデータフォーマットや解像度でのFAXデータを受信するように,DISを決定する。つまり,クラウドサーバ300の処理可能なFAXデータの範囲を,受信可能な範囲として,DISを決定する。すなわち,MFP100は,FAXの送信元装置であるFAX機400に,自装置の受信能力にアップロード先であるクラウドサーバ300の受信能力を加味したDISを通知する。そのため,クラウドサーバ300における変換処理の機会が減少し,さらに変換の対象となるデータ量が小さくなる。従って,MFP100の処理負荷の軽減が期待できる。なお,第2の処理では,データフォーマットと解像度とを連続して判断しているが,これらの一方だけを判断してもよい。
(第3の処理)
続いて,画像データを変換する変換サーバ200を利用する場合に,DISを決定するDIS決定処理の第3の処理の手順について,図6のフローチャートを参照して説明する。第3の処理のDIS決定処理は,変換サーバ200を利用できる前提でDISを決定する点で第1の処理とは異なる。第1の処理と同じ部分については,同じ符号を付して説明を省略する。
DIS決定処理の第3の処理でも第1の処理と同様に,まず,クラウドサーバ300の情報を取得する(S101)。本処理では,さらに,変換サーバ200の情報も取得する(S301)。変換サーバ200の情報としては,例えば,変換サーバ200が利用可能な状態であるか否かの情報,および,変換サーバ200の変換能力の情報が含まれる。変換サーバ200の変換能力としては,処理可能なデータフォーマット,カラー処理能力,画像サイズ,解像度が該当する。
次に,S301にて取得した情報に基づいて,変換サーバ200が現在,使用可能な状態であるか否かを判断する(S302)。例えば,変換サーバ200との通信不能,変換サーバ200の稼働停止等により,変換サーバ200を使用可能ではないと判断した場合には(S302:NO),DISに変換サーバ200の変換能力は加味しない。すなわち,第1の処理,第2の処理等を用いて,自装置の受信能力にクラウドサーバ300の受信能力を加味したDISを決定する(S305)。
一方,変換サーバ200を使用可能であると判断した場合には(S302:YES),DISのうちFAXデータに関わる項目を,変換サーバ200の変換能力の範囲内で最高のものとする。つまり,DISの解像度,画像サイズ,カラー処理能力,データフォーマットの受信可否の項目を変換サーバ200の変換能力に基づいて決定して(S307),DIS決定処理を終了する。例えば,図3に示したように,変換サーバ200が「使用可」の場合には,DISの第69ビットの「カラー:フルカラーモード」項目を「○」とし,変換サーバ200が「使用不可」の場合には,この項目を「×」とする。
これにより,MFP100は,第3の処理を実行することで,変換サーバ200の使用可能な場合には,変換サーバ200の変換能力に基づいて,DISを決定する。すなわち,MFP100は,FAXの送信元装置であるFAX機400に,自装置の受信能力に変換サーバ200の変換能力を加味したDISを通知する。一方,変換サーバ200の使用不可能な場合には,MFP100の能力に基づいて,DISを決定する。そのため,変換サーバ200の能力を有効利用できる。なお,変換サーバ200の利用の有無に関わらず,クラウドサーバ300の受信能力を加味してもよい。
(第4の処理)
続いて,DIS決定処理の第4の処理の手順について,図7のフローチャートを参照して説明する。第4の処理では,自装置の状況を考慮する点で第1の処理とは異なる。第1の処理と同じ部分については,同じ符号を付して説明を省略する。
DIS決定処理の第4の処理でも第1の処理と同様に,まず,クラウドサーバ300の情報を取得する(S101)。本処理では,さらに,MFP100自身の状況に係る情報も取得する(S401)。具体的には,自装置の稼働負荷の高低を取得する。稼働負荷の高低は,例えば,所定期間内のCPU31の平均稼働率や,動作中のプロセス数に基づいて判断できる。そして,取得した稼働負荷が予め決めた負荷閾値より高いか否かを判断する(S402)。
稼働負荷が負荷閾値より高くないと判断した場合には(S402:NO),自装置が過負荷状態となる可能性は低い。そこで,稼働負荷については特別に考慮することなく,他のDIS決定処理にてDISを決定することとし(S305),DIS決定処理を終了する。
一方,稼働負荷が負荷閾値より高いと判断した場合には(S402:YES),自装置にてのデータ処理量が小さくなるように,DISを決定して(S405),DIS決定処理を終了する。具体的には,例えば,解像度,画像サイズ,カラー処理能力の少なくとも1項目を制限してDISを決定する。例えば,解像度の項目を最高解像度以外,画像サイズを最大サイズ以外,カラー設定をモノクロ限定の少なくとも1つに制限してDISを決定する。あるいは,自装置での変換が不要となるようなデータフォーマットのみを許容してDISを決定する。
これにより,MFP100は,第4の処理を実行することで,自装置の稼働負荷の高低に基づいて,DISを決定する。すなわち,MFP100は,自装置の稼働負荷が高い場合には,自装置での処理量が少なくなるようにDISを決定する。自装置の稼働負荷が高くない場合には,自装置の受信能力にアップロード先であるクラウドサーバ300の受信能力を加味してDISを決定する。すなわち,MFP100は,FAXの送信元装置であるFAX機400に対して,自装置や他装置の受信能力に自装置の稼働負荷の高低を加味したDISを通知する。その結果,MFP100の稼働負荷を大きくしすぎない範囲内でのFAXデータが受信可能となる。そのため,MFP100の動作に不都合が生じる可能性を低減しつつ,最大限の情報の取得が期待できる。
(第5の処理)
続いて,DIS決定処理の第5の処理の手順について,図8のフローチャートを参照して説明する。第5の処理のDIS決定処理は,MFP100とクラウドサーバ300との状況を考慮してDISを決定する点で第1の処理とは異なる。第1の処理と同じ部分については,同じ符号を付して説明を省略する。
DIS決定処理の第5の処理でも第1の処理と同様に,まず,クラウドサーバ300の情報を取得する(S101)。本処理では,さらに,MFP100とクラウドサーバ300との間のエラーの発生確率の情報も取得する(S501)。そして,取得したエラーの発生確率が予め決めた確率閾値より高いか否かを判断する(S502)。なお,エラーの発生確率の高低は,例えば,通信エラーの発生状況,MFP100からのクラウドサーバ300へのアクセス権限ないし利用権限のエラーの発生状況,によって判断できる。
エラーの発生確率が確率閾値より高くないと判断した場合には(S502:NO),受信したFAXデータのクラウドサーバ300へのアップロード中に,エラーが発生してアップロードが失敗する可能性は低い。そこで,エラーの発生確率については特別に考慮することなく,他のDIS決定処理にてDISを決定することとし(S305),DIS決定処理を終了する。
一方,エラーの発生確率が確率閾値より高いと判断した場合には(S502:YES),受信したFAXデータのクラウドサーバ300へのアップロード中にエラーが発生する可能性を考慮する。つまり,エラーが発生した場合には,クラウドサーバ300へのアップロードができなくなるので,自装置にて処理可能なFAXデータを受信する方が好ましい。そこで,自装置の受信能力に基づいて,DISを決定する(S505)。例えば,自装置にてFAXデータを記憶する,あるいは,自装置でFAXデータを印刷する等の処理を可能とするように,全てのDIS項目を,MFP100の能力に基づいて決定する。S505の後は,DIS決定処理を終了する。
これにより,MFP100は,第5の処理を実行することで,自装置とクラウドサーバ300との間のエラーの発生確率に基づいて,DISを決定する。つまり,エラーの発生確率が高い場合には,自装置にて処理可能なFAXデータを受信可能とするように,DISを決定する。すなわち,MFP100は,エラーの発生確率の高低に応じて,自装置の受信能力にクラウドサーバ300の受信能力を加味したDISを通知する。そのため,エラーによってクラウドサーバ300へアップロードできない場合でも,MFP100にてFAXデータを処理できる。例えば,MFP100にて記憶または印刷できる可能性が高い。
なお,FAXの着信時に本処理を実行する場合には,S501にて,クラウドサーバ300に接続し,接続可能か否かを判断してもよい。これにより,MFP100とクラウドサーバ300との接続可否に関する情報をさらに取得できる。接続不可の場合には,エラーの発生確率が大きい場合と同様に,S505を実行するとよい。
(第6の処理)
続いて,DIS決定処理の第6の処理の手順について,図9のフローチャートを参照して説明する。第6の処理は,MFP100とクラウドサーバ300との通信速度を考慮する点で第1の処理とは異なる。第1の処理と同じ部分については,同じ符号を付して説明を省略する。
DIS決定処理の第6の処理でも第1の処理と同様に,まず,クラウドサーバ300の情報を取得する(S101)。本処理では,さらに,MFP100とクラウドサーバ300との間の通信速度の情報も取得する(S601)。そして,取得した通信速度が予め決めた速度閾値より遅いか否かを判断する(S602)。
通信速度が速度閾値より遅くないと判断した場合には(S602:NO),FAXデータをアップロードしても,ネットワークが過負荷となる可能性は低い。そこで,通信速度については特別に考慮することなく,他のDIS決定処理にてDISを決定することとし(S305),DIS決定処理を終了する。
一方,通信速度が速度閾値より遅いと判断した場合には(S602:YES),クラウドサーバ300の能力より制限した能力値となるように,DISを決定し(S605),DIS決定処理を終了する。具体的には,クラウドサーバ300にアップロードするデータ量が小さくなるように,解像度,画像サイズ,カラー処理能力の項目の能力を制限して,DISを決定する。例えば,第1の処理のS108〜S110と同様の処理を実行する。
これにより,MFP100は,第6の処理を実行することで,MFP100とクラウドサーバ300との通信速度に基づいて,DISを決定する。つまり,通信速度が遅い場合には,アップロードするデータ量を制限するように,DISを決定する。すなわち,MFP100は,通信速度の高低に応じて,自装置の受信能力にクラウドサーバ300の受信能力を加味したDISを通知する。そのため,通信遅延に伴う他機器への影響を軽減できる。従って,クラウドサーバ300へのアップロードが遅延している場合でも,MFP100の動作に不都合が生じる可能性は低い。
(第7の処理)
続いて,DIS決定処理の第7の処理の手順について,図10のフローチャートを参照して説明する。第7の処理は,MFP100にて設定されている選択情報に基づいて,クラウドサーバ300の能力のうちの考慮する情報を決定する処理である。つまり,本処理は,前述の第1〜第6の処理のうちの1つ以上の処理と組み合わせて実行される。
DIS決定処理の第7の処理では,まず,MFP100に設定されている選択情報を取得する(S701)。選択情報は,クラウドサーバ300の能力情報として,FAX受信の前に取得する情報の種類を選択する情報である。選択の対象となる情報としては,例えば,クラウドサーバ300の空き容量,接続可否,通信速度,処理能力がある。MFP100は,選択情報に基づいて,各情報を取得するか否かを決定する。
具体的に,MFP100の選択情報としては,例えば,図11に示すように,アップロードの信頼性を確保する程度に応じて,複数種類の設定が予め用意されている。MFP100は,FAX送受信等の処理の実行中ではないタイミングで,例えば,図12に示す画面にて,選択情報のユーザ入力による設定を受け付ける。選択情報は,例えば,アップロード先として使用するクラウドサーバ300ごとに予め設定され,MFP100に記憶されている。
図11では,3段階の信頼性に応じたそれぞれの選択情報の例を示している。各設定において,該当する情報を取得する場合に「○」,取得しない場合に「×」で示している。より多種類の情報を取得するほど,アップロードの成功への信頼性は高くなるが,処理手順が多くなるため処理負荷は増加する。例えば,信頼性の高い設定が選択されているMFP100では,クラウドサーバ300の空き容量,接続可否,通信速度,処理能力の全ての情報を取得する。信頼性の低い設定が選択されているMFP100では,クラウドサーバ300との接続可否の情報のみを取得する。
そして,MFP100は,取得した選択情報に基づいて,クラウドサーバ300の各情報を取得する(S702)。つまり,S702にて取得するクラウドサーバ300の情報は,選択情報にて取得すると設定されている情報である。そして,取得した情報にて判断できる範囲内で,前述の第1〜第6の処理のうちの少なくとも1つを実行して(S705),DISを決定する。
例えば,信頼性「低」設定のMFP100では,クラウドサーバ300との接続可否の情報のみを取得し,第5の処理のエラーの発生確率を考慮した処理(図8参照)のみを実行する。つまり,接続可能であれば,エラーの発生確率は低いと判断し,他のDIS決定処理にてDISを決定することとする(S305)。一方,接続不可能であれば,エラーの発生確率が高いと判断し,MFP100の能力に基づいてDISを決定する(S505)。なお,それぞれの場合のDISは,予めMFP100にて決定して記憶していてもよい。
これにより,MFP100は,第7の処理を実行することで,MFP100の設定に基づいて,取得するクラウドサーバ300の受信能力の種類を選択する。例えば,クラウドサーバ300の受信能力のうち,自明の能力や固定の能力については取得しない選択としてもよい。従って,受信能力の取得に伴う処理負荷の増加を抑制しつつ,適切なFAXデータの受信が期待できる。なお,取得する能力の種類や,選択できる設定の種類は,例示のものに限らず,それぞれ2種類以上であればよい。
(第8の処理)
続いて,DIS決定処理の第8の処理の手順について,図13のフローチャートを参照して説明する。第8の処理は,クラウドサーバ300にアップロードする代わりにFAX装置またはプリンタに転送する点で第1の処理とは異なる。
DIS決定処理の第8の処理でも第1の処理と同様に,転送先の装置の情報を取得する(S801)。ただし,本処理では,クラウドサーバ300に限らず,転送先のFAX装置またはプリンタの情報であってもよい。本処理では,転送先装置の情報として,トナーエラーや用紙エラー等の現状のエラー状況を取得する。そして,転送先装置にて,エラーが発生しているか否かを判断する(S803)。
転送先装置にてエラーが発生していないと判断した場合には(S803:NO),転送先装置の情報に基づいて,DISを決定する(S805)。なお,転送先装置の情報に自装置の能力を加味して,DISを決定してもよい。一方,転送先装置にてエラーが発生していると判断した場合には(S803:YES),自装置の情報に基づいて,DISを決定する(S806)。
すなわち,特許文献1では,転送先のFAX装置の能力情報を通信履歴から取得して送受信しているが,現状でのFAX装置の状況は考慮されていない。例えば,転送先の装置がFAX装置やプリンタであって,その装置にてトナーエラーや用紙エラー等のエラーが発生していた場合には,転送できない可能性がある。
これに対して,MFP100は,第8の処理を実行することで,FAX装置やプリンタに転送する場合にも,適切にDISを決定する処理が可能である。すなわち,MFP100は,転送先装置にてエラーが発生しているか否かに基づいて,自装置の受信能力または転送先装置の受信能力に基づいて,DISを決定する。従って,MFP100にてFAX受信した際に,転送先装置がエラー発生中であった場合でも,MFP100の動作に不都合が生じる可能性は低い。
以上,詳細に説明したように,本処理のMFP100は,FAX機400等から受信したFAXデータをクラウドサーバ300にアップロードするアップロード機能を有している。そして,アップロード機能が有効の場合に,FAXの着信を検知したら,クラウドサーバ300の受信能力を取得して,その取得した能力に基づいてDISを決定し,決定したDISを送信元のFAX機400に通知する。従って,クラウドサーバ300の能力に適したFAXデータを受信することが期待できる。これにより,受信したFAXデータを他装置にアップロードする際に,当該装置と好適な通信を行うことが期待できる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,MFPに限らず,複写機,FAX機等,FAX受信機能とアップロード機能とを備えるものであれば適用可能である。
また,例えば,クラウドサーバ300の空き容量,自装置の稼働負荷,エラーの発生確率,通信速度の高低を分ける各種の閾値はいずれも,1段階のみに限らず,複数段階の閾値を備えてもよい。そして,取得した状況の段階に応じて,受信可能とする範囲を変更してもよい。また,図3に示したDISの各項目の決定内容は一例であり,このうちの一部の項目のみを決定してもよいし,さらに多くの項目を決定してもよい。
また,図2のシーケンスでは,MFP100は,FAXデータの送受信を完了してからクラウドサーバ300に接続するとしたが,接続するタイミングはこれに限らず,いつでもよい。例えば,FAXの着信時でもよいし,FAX着信より以前でもよい。
また,図2のシーケンスでは,データのアップロードをMFP100が行うとしているが,変換サーバ200を利用する場合にはこれに限らない。例えば,MFP100が変換サーバ200にデータを送信した後,変換サーバ200からクラウドサーバ300へアップロードしてもらうこともできる。
また,例えば,第1〜第7の処理では,クラウドサーバ300をアップロード先サーバとする場合を例示したが,これに限らない。本発明は,FAX機,プリンタ,単一のPC等にアップロードする場合にも適用可能である。
また,実施の形態に開示されている処理は,単一のCPU,複数のCPU,ASICなどのハードウェア,またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また,実施の形態に開示されている処理は,その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体,または方法等の種々の態様で実現することができる。
31 CPU
37 ネットワークインターフェース
38 USBインターフェース
39 電話回線インターフェース
100 MFP
200 変換サーバ
300 クラウドサーバ
400 FAX機

Claims (8)

  1. 電話回線に接続する第1接続部と,
    ネットワークに接続する第2接続部と,
    制御部と,
    を備え,
    前記制御部は,
    ファクシミリの着信を検知する検知処理と,
    前記第1接続部を介して送信元の装置である送信元装置から受信したファクシミリデータを,前記第2接続部を介してアップロード先の装置であるアップロード先サーバに送信するアップロード処理と,
    を実行し,さらに前記アップロード処理を実行する場合に,
    前記検知処理にて着信を検知したことを契機に,前記アップロード先サーバが処理可能なデータ圧縮処理フォーマットの情報を含む前記アップロード先サーバの受信能力を取得し,取得した受信能力に基づいて受信側装置の能力として前記送信元装置へ通知する能力情報に含まれるパラメータについて,前記アップロード先サーバが処理可能なデータ圧縮処理フォーマットを受信可に決定し,前記アップロード先サーバが処理不可能なデータ圧縮処理フォーマットを受信不可に決定する決定処理と,
    前記送信元装置からのファクシミリデータの受信を開始する前に,前記決定処理にて決定した能力情報を前記送信元装置に通知する通知処理と,
    を実行することを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 電話回線に接続する第1接続部と,
    ネットワークに接続する第2接続部と,
    制御部と,
    を備え,
    前記制御部は,
    ファクシミリの着信を検知する検知処理と,
    前記第1接続部を介して送信元の装置である送信元装置から受信したファクシミリデータを,前記第2接続部を介してアップロード先の装置であるアップロード先サーバに送信するアップロード処理と,
    を実行し,さらに前記アップロード処理を実行する場合に,
    前記検知処理にて着信を検知したことを契機に,前記アップロード先サーバが処理可能な解像度の情報を含む前記アップロード先サーバの受信能力を取得し,取得した受信能力に基づいて受信側装置の能力として前記送信元装置へ通知する能力情報に含まれるパラメータについて,前記アップロード先サーバがファクシミリ送受信規格の範囲内で最高解像度の画像データを処理可能であれば最高解像度を受信可能に決定し,前記アップロード先サーバがファクシミリ送受信規格の範囲内で最高解像度の画像データを処理不可能であれば最高解像度を受信不可に決定する決定処理と,
    前記送信元装置からのファクシミリデータの受信を開始する前に,前記決定処理にて決定した能力情報を前記送信元装置に通知する通知処理と,
    を実行することを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 電話回線に接続する第1接続部と,
    ネットワークに接続する第2接続部と,
    制御部と,
    を備え,
    前記制御部は,
    ファクシミリの着信を検知する検知処理と,
    前記第1接続部を介して送信元の装置である送信元装置から受信したファクシミリデータを,前記第2接続部を介してアップロード先の装置であるアップロード先サーバに送信するアップロード処理と,
    を実行し,さらに前記アップロード処理を実行する場合に,
    前記検知処理にて着信を検知したことを契機に,前記アップロード先サーバの受信能力を取得し,ファクシミリデータの変換を行う変換サーバと通信可能な場合には,前記変換サーバの変換能力をさらに取得し,取得した前記変換サーバの変換能力と自装置の変換能力とに基づいて,受信側装置の能力として前記送信元装置へ通知する能力情報を決定し,前記変換サーバと通信不可能な場合には,自装置の変換能力に基づいて,前記能力情報を決定する決定処理と,
    前記送信元装置からのファクシミリデータの受信を開始する前に,前記決定処理にて決定した能力情報を前記送信元装置に通知する通知処理と,
    を実行することを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 電話回線に接続する第1接続部と,
    ネットワークに接続する第2接続部と,
    制御部と,
    を備え,
    前記制御部は,
    ファクシミリの着信を検知する検知処理と,
    前記第1接続部を介して送信元の装置である送信元装置から受信したファクシミリデータを,前記第2接続部を介してアップロード先の装置であるアップロード先サーバに送信するアップロード処理と,
    を実行し,さらに前記アップロード処理を実行する場合に,
    前記検知処理にて着信を検知したことを契機に,前記アップロード先サーバの受信能力と自装置の稼働負荷とを取得し,自装置の稼働負荷が負荷閾値より高くない場合には,取得した前記受信能力に基づいて受信側装置の能力として前記送信元装置へ通知する能力情報を決定し,自装置の稼働負荷が前記負荷閾値より高い場合には,前記能力情報に含まれるパラメータについて,解像度が最高解像度以外,画像サイズが最大サイズ以外,カラー設定がモノクロ限定,の少なくとも1つを決定する決定処理と,
    前記送信元装置からのファクシミリデータの受信を開始する前に,前記決定処理にて決定した能力情報を前記送信元装置に通知する通知処理と,
    を実行することを特徴とするファクシミリ装置。
  5. 電話回線に接続する第1接続部と,
    ネットワークに接続する第2接続部と,
    制御部と,
    を備え,
    前記制御部は,
    ファクシミリの着信を検知する検知処理と,
    前記第1接続部を介して送信元の装置である送信元装置から受信したファクシミリデータを,前記第2接続部を介してアップロード先の装置であるアップロード先サーバに送信するアップロード処理と,
    を実行し,さらに前記アップロード処理を実行する場合に,
    前記検知処理にて着信を検知したことを契機に,前記アップロード先サーバの受信能力と自装置の稼働負荷とを取得し,自装置の稼働負荷が負荷閾値より高くない場合には,取得した前記受信能力に基づいて受信側装置の能力として前記送信元装置へ通知する能力情報を決定し,自装置の稼働負荷が前記負荷閾値より高い場合には,前記能力情報に含まれるパラメータについて,自装置での変換が不要なデータ圧縮処理フォーマットのみを受信可能に決定する決定処理と,
    前記送信元装置からのファクシミリデータの受信を開始する前に,前記決定処理にて決定した能力情報を前記送信元装置に通知する通知処理と,
    を実行することを特徴とするファクシミリ装置。
  6. 電話回線に接続する第1接続部と,
    ネットワークに接続する第2接続部と,
    制御部と,
    を備え,
    前記制御部は,
    ファクシミリの着信を検知する検知処理と,
    前記第1接続部を介して送信元の装置である送信元装置から受信したファクシミリデータを,前記第2接続部を介してアップロード先の装置であるアップロード先サーバに送信するアップロード処理と,
    を実行し,さらに前記アップロード処理を実行する場合に,
    前記検知処理にて着信を検知したことを契機に,前記アップロード先サーバの受信能力と,自装置と前記アップロード先サーバとの間でのエラーの発生確率とを取得し,エラーの発生確率が確率閾値より高くない場合には,取得した前記受信能力に基づいて受信側装置の能力として前記送信元装置へ通知する能力情報を決定し,エラーの発生確率が前記確率閾値より高い場合には,自装置の受信能力に基づいて,前記能力情報を決定する決定処理と,
    前記送信元装置からのファクシミリデータの受信を開始する前に,前記決定処理にて決定した能力情報を前記送信元装置に通知する通知処理と,
    を実行することを特徴とするファクシミリ装置。
  7. 電話回線に接続する第1接続部と,
    ネットワークに接続する第2接続部と,
    制御部と,
    を備え,
    前記制御部は,
    ファクシミリの着信を検知する検知処理と,
    前記第1接続部を介して送信元の装置である送信元装置から受信したファクシミリデータを,前記第2接続部を介してアップロード先の装置であるアップロード先サーバに送信するアップロード処理と,
    を実行し,さらに前記アップロード処理を実行する場合に,
    前記検知処理にて着信を検知したことを契機に,前記アップロード先サーバの受信能力と,前記アップロード先サーバとの通信速度とを取得し,前記アップロード先サーバとの通信速度が速度閾値よりも遅くない場合には,取得した前記受信能力に基づいて受信側装置の能力として前記送信元装置へ通知する能力情報を決定し,前記アップロード先サーバとの通信速度が前記速度閾値よりも遅い場合には,前記能力情報に含まれるパラメータについて,解像度が最高解像度以外,画像サイズが最大サイズ以外,カラー設定がモノクロ限定,の少なくとも1つを決定する決定処理と,
    前記送信元装置からのファクシミリデータの受信を開始する前に,前記決定処理にて決定した能力情報を前記送信元装置に通知する通知処理と,
    を実行することを特徴とするファクシミリ装置。
  8. 電話回線に接続する第1接続部と,
    ネットワークに接続する第2接続部と,
    制御部と,
    を備え,
    前記制御部は,
    ファクシミリの着信を検知する検知処理と,
    前記第1接続部を介して送信元の装置である送信元装置から受信したファクシミリデータを,前記第2接続部を介してアップロード先の装置であるアップロード先サーバに送信するアップロード処理と,
    を実行し,さらに前記アップロード処理を実行する場合に,
    前記検知処理にて着信を検知したことを契機に,前記アップロード先サーバの受信能力を取得し,当該受信能力に基づいて受信側装置の能力として前記送信元装置へ通知する能力情報を決定する決定処理と,
    前記送信元装置からのファクシミリデータの受信を開始する前に,前記決定処理にて決定した能力情報を前記送信元装置に通知する通知処理と,
    を実行し,さらに,
    前記決定処理にて取得する前記アップロード先サーバの受信能力の種類を選択する選択処理を実行する,
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
JP2013203149A 2013-09-30 2013-09-30 ファクシミリ装置 Active JP6160409B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013203149A JP6160409B2 (ja) 2013-09-30 2013-09-30 ファクシミリ装置
US14/496,873 US9277065B2 (en) 2013-09-30 2014-09-25 Facsimile apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013203149A JP6160409B2 (ja) 2013-09-30 2013-09-30 ファクシミリ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015070461A JP2015070461A (ja) 2015-04-13
JP6160409B2 true JP6160409B2 (ja) 2017-07-12

Family

ID=52739891

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013203149A Active JP6160409B2 (ja) 2013-09-30 2013-09-30 ファクシミリ装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9277065B2 (ja)
JP (1) JP6160409B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6379832B2 (ja) * 2014-08-07 2018-08-29 富士ゼロックス株式会社 ファクシミリ保守システム、及びプログラム
EP3203715B1 (en) * 2016-02-05 2019-04-03 retarus GmbH Method for transmitting fax messages from a fax message sending device to a fax message receiving device
JP6867754B2 (ja) * 2016-05-11 2021-05-12 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP7010118B2 (ja) * 2018-04-05 2022-02-10 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 中継装置、情報処理システム、及び情報処理プログラム
JP2023042807A (ja) * 2021-09-15 2023-03-28 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 情報処理システム、端末装置、情報処理装置、および、プログラム

Family Cites Families (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5603031A (en) * 1993-07-08 1997-02-11 General Magic, Inc. System and method for distributed computation based upon the movement, execution, and interaction of processes in a network
JP2757765B2 (ja) * 1994-02-28 1998-05-25 富士ゼロックス株式会社 ファクシミリ装置
JPH08317176A (ja) 1995-05-17 1996-11-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd ファクシミリ装置
JPH09238221A (ja) * 1996-02-29 1997-09-09 Minolta Co Ltd ファクシミリ装置
US5872845A (en) * 1996-06-05 1999-02-16 Feder; Benjamin Method and apparatus for interfacing fax machines to digital communication networks
SG79949A1 (en) * 1996-12-06 2001-04-17 Distribution Systems Res Inst Integrated information communication system
US6614781B1 (en) * 1998-11-20 2003-09-02 Level 3 Communications, Inc. Voice over data telecommunications network architecture
US7366757B1 (en) * 1999-06-11 2008-04-29 Canon Kabushiki Kaisha Communication apparatus, communication method, communication system, and storage medium
US7924752B2 (en) * 1999-09-20 2011-04-12 Broadcom Corporation Voice and data exchange over a packet based network with AGC
US20020198745A1 (en) * 1999-09-24 2002-12-26 Scheinuk Edward B. System and method for completing and distributing electronic certificates
US7630986B1 (en) * 1999-10-27 2009-12-08 Pinpoint, Incorporated Secure data interchange
US8583427B2 (en) * 1999-11-18 2013-11-12 Broadcom Corporation Voice and data exchange over a packet based network with voice detection
JP2001298596A (ja) * 2000-04-13 2001-10-26 Ricoh Co Ltd 画情報通信装置
JP2002064690A (ja) 2000-08-18 2002-02-28 Ricoh Co Ltd ファクシミリ装置
JP2002305639A (ja) 2001-04-05 2002-10-18 Ricoh Co Ltd ファクシミリ装置
US8126122B2 (en) * 2006-03-28 2012-02-28 Intel Corporation Controlling data rate of a facsimilie transmission
US8687212B2 (en) * 2009-02-24 2014-04-01 Xerox Corporation Method for protecting content of a fax confirmation sheet
JP2010245622A (ja) * 2009-04-01 2010-10-28 Seiko Epson Corp 信号変換装置
JP5299040B2 (ja) * 2009-04-10 2013-09-25 セイコーエプソン株式会社 ゲートウェイ
US20110296498A1 (en) * 2010-05-28 2011-12-01 Xerox Corporation Fax authentication for secure fax transmission and of unwanted faxes
US20120008753A1 (en) * 2010-07-12 2012-01-12 Workspace Communications Llc. Supporting domain variation within a cloud provided multitenant unified communications environment
JP5639447B2 (ja) * 2010-11-11 2014-12-10 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理装置のジョブ処理方法、及びプログラム
US8970881B1 (en) * 2010-12-10 2015-03-03 Open Text S.A. System and method for handling multi-function printers and applications at a facsimile server
JP2012135957A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Sharp Corp 表示装置及びこれを用いる画像形成装置
US9137250B2 (en) * 2011-04-29 2015-09-15 Stephen Lesavich Method and system for electronic content storage and retrieval using galois fields and information entropy on cloud computing networks
US8463765B2 (en) * 2011-04-29 2013-06-11 Zachary C. LESAVICH Method and system for creating vertical search engines with cloud computing networks
US8891138B2 (en) * 2011-06-28 2014-11-18 Dialogic Corporation Adaptive fax timers which adjust current time value based on predicted response time
US9031382B1 (en) * 2011-10-20 2015-05-12 Coincident.Tv, Inc. Code execution in complex audiovisual experiences
US20130195262A1 (en) * 2012-01-31 2013-08-01 Cisco Technology, Inc. Techniques for Handling High Delay Fax Transmissions
US9674123B2 (en) * 2012-03-13 2017-06-06 Semotus Inc. System and method for message dispatching and communication
JP5929399B2 (ja) * 2012-03-26 2016-06-08 富士ゼロックス株式会社 情報提供装置、情報提供システム及びプログラム
US8899343B2 (en) * 2012-09-12 2014-12-02 International Business Machines Corporation Replacing contiguous breakpoints with control words
US9001362B2 (en) * 2012-09-14 2015-04-07 Ricoh Company, Ltd. Repository-based print services
JP6094152B2 (ja) * 2012-11-08 2017-03-15 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム
JP6089932B2 (ja) * 2013-04-26 2017-03-08 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置、情報処理システム及びプログラム
JP6090020B2 (ja) * 2013-07-10 2017-03-08 富士ゼロックス株式会社 画像形成システム
US20150087331A1 (en) * 2013-09-25 2015-03-26 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus of wi-fi-based positioning

Also Published As

Publication number Publication date
US9277065B2 (en) 2016-03-01
JP2015070461A (ja) 2015-04-13
US20150092249A1 (en) 2015-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101268336B1 (ko) 화상처리장치, 정보 처리 시스템, 그 제어방법, 및 기억매체
JP6160409B2 (ja) ファクシミリ装置
JP5669571B2 (ja) 画像読取装置、その制御方法、および制御プログラム
US20150172474A1 (en) Facsimile apparatus, method of controlling the same, and storage medium
US8593674B2 (en) Method and apparatus for estimating file size before transmission of image data
US8520235B2 (en) System and method for storing image and image processing apparatus, wherein each of a plurality of the image processing apparatuses engaged in the collaborative image processing terminates its own respective portion of the collaborative image processing, and wherein a master one of the information processing apparatus controls which of the image processing apparatuses transmits the collaborative result data of the collaborative image processing to the storage unit
US20040252323A1 (en) Image processing system and image scanning device
JP6160408B2 (ja) ファクシミリ装置
JP7040216B2 (ja) 読取装置
EP2364012B1 (en) Receiver image processing apparatus, and control method and storage medium therefor
JP4762180B2 (ja) 画像転送装置、画像受信装置、及びこれらを備える画像転送システム
JP6391238B2 (ja) システム、ファクシミリ装置、制御方法及びプログラム
US11729335B2 (en) Image reading apparatus to manage transmission destination of input image
US11632476B2 (en) Image reading apparatus to manage transmission destination of input image
JP7143676B2 (ja) 画像形成装置及び受信転送方法
JP2015089034A (ja) 通信装置
US8320009B2 (en) Method, apparatus, and computer readable storage medium for predicting a data amount for image data prior to reading the image data
US10212307B2 (en) Data transmission system and data transmission method
JP4334547B2 (ja) 画像形成装置
JP2013066041A (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法
EP2587784A2 (en) Image forming apparatus, host apparatus, and file editing method thereof
JP2011023918A (ja) 複合装置、ファクシミリ通信システム、同時並行動作制御方法、同時並行動作制御プログラム及び記録媒体
JP2011188068A (ja) 圧縮率決定装置、画像読み取り装置、制御装置および圧縮率決定方法
JP2004056715A (ja) 画像処理装置
JP2006140684A (ja) プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160304

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170307

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170516

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170529

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6160409

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150