JP6158424B2 - 車両用フロアマットの固定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両にフロアマットを固定する車両用フロアマットの固定装置に関する。
従来、この種のものとして、マット本体と、このマット本体を車両に固定する固定装置とを備えた車両用フロアマットにおいて、前記固定装置は、前記車両に固定した第一固定部材と、前記マット本体に固定した第二固定部材とを備え、前記第一固定部材は、上下方向を軸とした回転ノブを備え、前記第二固定部材に前記回転ノブを挿入する挿入受け部を設け、この挿入受け部に挿入した前記回転ノブの回転により前記挿入受け部に前記回転ノブが係止し、前記第二固定部材は前記回転ノブの回転を阻止する回転阻止部材を備える車両用フロアマット(例えば特許文献1)が提案されている。
また、防水性に優れたフロアマットとして、熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマー、熱硬化性樹脂、或いは天然又は合成ゴムからなる車両用フロアマット(例えば特許文献2)がある。
特開2013−111991号公報 特開2011−79446号公報
上記特許文献1の車両用フロアマットでは、マット本体の車両に対する固定機構を回転ノブとレバーにより二段階で固定することで強固な固定が可能となる。
ところで、特許文献1のような車両用フロアマットにおいて、マット本体の汚れを防止するため、該マット本体に特許文献2のようなゴム製などのフロアマットを重ねる使用者が多数存在している。
しかし、従来では、フロアマットの上にさらにフロアマットを重ねた場合、その上のフロアマットを固定する構造がないため、上のフロアマットがずれるなどして不便であった。
そこで、本発明は上記した問題点に鑑み、車両に固定した第一マット本体に第二マット本体を重ね敷きして固定することができる車両用フロアマットの固定装置を提供することを目的とし、第一マット本体への第二マット本体の固定を確実に保持することができる車両用フロアマットの固定装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第一マット本体と第二マット本体とを重ねて車両に固定する車両用フロアマットの固定装置において、前記車両に固定した第一固定部材と、前記第一マット本体に固定した第二固定部材と、前記第二マット本体に固定した第三固定部材とを備え、前記第一固定部材は上下方向を軸とした第一回転ノブを備え、前記第二固定部材には前記第一回転ノブを挿入する第一挿入受け部を設け、前記第二固定部材の前記第一挿入受け部に挿入した前記第一回転ノブの回転により前記第一挿入受け部に該第一回転ノブが係止して前記車両に前記第一マット本体が固定され、前記第二固定部材は上下方向を軸とした第二回転ノブを備え、前記第三固定部材には前記第二回転ノブを挿入する第二挿入受け部を設け、前記第三固定部材の前記第二挿入受け部に挿入した前記第二回転ノブの回転により前記第二挿入受け部に該第二回転ノブが係止して前記第一マット本体と前記第二マット本体とが固定されることを特徴とする。
また、前記第一挿入受け部に挿入した前記第一回転ノブと前記第二挿入受け部に挿入した前記第二回転ノブは同軸となる位置に設けられていることを特徴とする。
また、前記第二回転ノブは中央に開口部を有する環状形状をなすことを特徴とする。
また、前記第二マット本体がゴム製又は合成樹脂製であることを特徴とする。
さらに、前記第二回転ノブに設けられた突起状の操作部の下面には操作部側係合部が設けられ、前記第二固定部材に設けられた係止受け部の上面には、前記操作部側係合部と係合する第一係合受け部が設けられていることを特徴とする。
さらに、前記操作部側係合部は凹部であり、前記第一係合受け部は、前記第二回転ノブを非ロック位置から略90度回転した位置に対応して設けられた凸部であることを特徴とする。
さらに、前記第二回転ノブに設けられた突起状の操作部の下面には操作部側係合部が設けられ、前記第二固定部材の前記操作部に対応して設けられた突起部の上面には、前記操作部側係合部と係合する第二係合受け部が設けられていることを特徴とする。
さらに、前記操作部側係合部は凹部であり、前記第二係合受け部は、前記第二回転ノブの非ロック位置に対応して設けられた凸部であることを特徴とする。
さらに、前記第一回転ノブの係止が解除される第一回転ノブの向きと、前記第二回転ノブの係止が解除される第二回転ノブの向きとが略同一の方向となることを特徴とする。
本発明の車両用フロアマットの固定装置によれば、車両と固定される第一マット本体の第二固定部材に、第二マット本体の第三固定部材を固定することができるため、第一及び第二マット本体とも強固に車両に固定することができる。また、固定状態では、第一固定部材と第二固定部材と第三固定部材とを上下で一体化した固定構造が得られる。
さらに、車両と第一マット本体との固定、第一マット本体と第二マット本体との固定をそれぞれ独立して行うことができるため、第一マット本体と第二マット本体とを固定した状態で取り外したり取り付けたりすることができる。
また、本発明の車両用フロアマットの固定装置によれば、第一回転ノブと第二回転ノブを同軸構造としたため、別個独立して設けた場合と比較して省スペースな固定構造とすることができる。
また、本発明の車両用フロアマットの固定装置によれば、第二回転ノブに設けた開口部を通して第一回転ノブの係止操作・解除操作を簡便に行うことができる。
また、本発明の車両用フロアマットの固定装置によれば、第一マット本体の汚れを防止することができる。
さらに、本発明の車両用フロアマットの固定装置によれば、操作部の下面の操作部側係合部と、その下方に位置する係止受け部の上面の係合受け部とが係合する構造のため、第二回転ノブをロック位置に確実に保持することができる。加えて、第二回転ノブが上方から靴で踏まれて捩じられるような状況でも係合が保持される方向の力となるため、第二回転ノブがロック位置から容易に移動することがない。
さらに、本発明の車両用フロアマットの固定装置によれば、凸部と凹部との係合により生じるクリック感により、使用者が確実にロックできたことを確認できる。また、非ロック位置から最も離れた回転角度となる位置に操作部を保持することができる。
さらに、本発明の車両用フロアマットの固定装置によれば、操作部の下面の操作部側係合部と、その下方に位置する突起部の上面の第二係合受け部とが係合する構造のため、第二回転ノブを非ロック位置に確実に保持することができる。加えて、第二回転ノブが上方から靴で踏まれて捩じられるような状況でも係合が保持される方向の力となるため、第二回転ノブが非ロック位置から容易に移動することがない。
さらに、本発明の車両用フロアマットの固定装置によれば、凸部と凹部との係合により生じるクリック感により、使用者が確実にロック解除できたことを確認できる。また、操作部が何らかの理由により非ロック位置から所定量以上移動した場合には第二固定部材から第三固定部材を取り外すことはできないが、本発明では上記構造により非ロック位置に操作部を保持し続けることが可能となるため、第一マット本体と第二マット本体との組み合わせを容易に取り外すことができる。
さらに、本発明の車両用フロアマットの固定装置によれば、車両と第一マット本体の固定解除、第一マット本体と第二マット本体との固定解除を同一の向きとすることができ、使用者により直感的に操作し易いフロアマットの取り外し構造とすることができる。
本発明の実施例1を示す第一固定部材と第一マット本体と第二固定部材と第二マット本体の断面図である。 同上、全体断面図である。 同上、第一マット本体を敷設した状態の平面図である。 同上、第一固定部材の要部の断面図である。 同上、第一挿入受け部に第一回転ノブを係止した状態の断面図である。 同上、第二固定部材と第三固定部材の分解斜視図である。 同上、第一固定部材の斜視図である。 同上、第一固定部材に第二固定部材を取り付けた状態の斜視図である。 同上、第一固定部材と第二固定部材と第三固定部材とを一体化した状態の斜視図である。 同上、第一固定部材に第二固定部材を固定する作業を説明する平面図であり、図10(A)は第一固定部材の平面図、図10(B)は第二固定部材の第一挿入受け部に第一回転ノブの操作子を挿通した非ロック状態、図10(C)は第一回転ノブを回転して第一回転ノブを第一挿入受け部に係止したロック状態を示す。 同上、第二固定部材に第三固定部材を固定する作業を説明する平面図であり、図11(A)は第二挿入受け部に第二回転ノブの操作部を挿通した非ロック状態、図11(B)は第二回転ノブを回転して第二挿入受け部に第二回転ノブを係止したロック状態を示す。 本発明の実施例2を示し第一回転ノブ31及び第二回転ノブ72の係止が解除された状態の平面図である。 同上、操作部側係合部と第一係合受け部の係合状態を示す拡大断面図である。 同上、要部の拡大断面図である。 同上、第二固定部材と第三固定部材の分解斜視図である。 同上、第一固定部材の斜視図である。 同上、第一固定部材に第二固定部材を取り付けた状態の斜視図である。 同上、第一固定部材と第二固定部材と第三固定部材とを一体化した状態の斜視図である。 同上、位置決め突起と係合溝部周りの拡大断面説明図である。 同上、第一回転ノブ及び第二回転ノブが非ロック位置に向いた状態の平面図である。
以下、図面を参照して、本発明の車両用フロアマットの固定装置の実施例について説明する。
図1〜図11は本発明の実施例1を示し、同図に示すように、車両用フロアマットの固定装置1は、車両のフロア2に設けた車両側カーペット3に固定した第一固定部材4と、前記車両側カーペット3上に着脱可能に敷設する第一マット本体5と、この第一マット本体5に固定され前記第一固定部材4に着脱可能に固定される第二固定部材6と、前記第一マット本体5上に着脱可能に敷設する第二マット本体7と、この第二マット本体7に固定され前記第二固定部材6に着脱可能に固定される第三固定部材8とを備える。また、前記第一,第二,第三固定部材4,6,8は合成樹脂製であって、この合成樹脂としては、POM(ポリアセタール)などが例示される。また、第一,第二,第三固定部材4,6,8及び第一,第二回転ノブ31,72により、第一,第二マット本体5,7の固定構造を構成している。尚、車両側カーペット3は車両に固定されている。
また、前記第一マット本体5は、下部に設けられたゴムなどからなるシート状のベース層(図示せず)と、上部に設けられたパイルや毛からなるカーペット(図示せず)とを備え、そのパイルや毛の上端は自由端に形成されている。
さらに、第二マット本体7は合成樹脂又はゴムなどからなり、熱可塑性樹脂(例えば、ポリ塩化ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレンなど)、熱可塑性エラストマー(例えば、スチレン系熱可塑性エラストマー、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー、ポリ塩化ビニル系エラストマーなど)、熱硬化性樹脂(例えば、フェノール樹脂、ポリウレタン、不飽和ポリエステル樹脂など)、或いは天然又は合成ゴム(例えば、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ニトリル−ブタジエンゴムなど)などを挙げることができる。これらの中でも、軽量かつリサイクルし易い熱可塑性エラストマーからなるのが好まく、さらに、弾力性を備えることが好ましい。また、第二マット本体7の硬度(ショアーA硬度)は、50〜90程度であるのが好ましく、65〜75程度であるのがより好ましい。
また、第二マット本体7は第一マット本体5より防水性に優れると共に、第二マット本体7の上面は第一マット本体5の上面より濡れ性が低い。即ち、第一マット本体5の上面に、カーペットのパイルや毛により濡れ易く、第二マット本体7は合成樹脂やゴムからなるため第一マット本体5より撥水性に優れる。
図3において、前記第一マット本体5は、車両の運転席側のフロア2に敷設されるものを例示している。前記フロア2の運転側には、右側に前後方向に長いアクセルペダル9が配置され、このアクセルペダル9の左側には、左右方向に長いブレーキペダル10が配置されている。また、前記第一マット本体5の前右角部には、前記アクセルペダル9に対応して凹部5Aが設けられている。さらに、前記第一マット本体5の前端縁5Bが前記ブレーキペダル10に近接配置されていると共に、前記第一マット本体5の前端縁5Bと前記ブレーキペダル10との間に間隔を設けており、この間隔により第一マット本体5と前記ブレーキペダル10が干渉しないように配置されている。
図2などに示すように、前記第一固定部材4は、車両側カーペット3に固定するカーペット固定部11を備える。このカーペット固定部11は、車両側カーペット3の上面に配置する平板状の上ベース部12と、車両側カーペット3の下面に配置され前記上ベース部12との間に車両側カーペット3を挟む下挟着部13とを備える。前記上ベース部12の平面形状は略長方形であり、前記下挟着部13の平面形状は前記上ベース部12と同一方向に長い略長方形であり、前記下挟着部13は前記上ベース部12より小さく形成されている。また、前記上ベース部12の上面には向きを示す印12Mが設けられ、この印12Mは矢印の形をなすものであって、車両の前方を示している。
前記上ベース部12の下面には、長さ方向一側に挿通部14が突設され、この挿通部14の下端に前記下挟着部13の長さ方向一端を連結し、前記挿通部14と前記下挟着部13との間には薄肉状のヒンジ部15が設けられている。また、前記下挟着部13の長さ方向他端側には、弾性爪片16を上向きに突設し、この弾性爪片16が弾発的に連結する爪受け部17が、前記上ベース部12の下面に設けられている。さらに、その爪受け部17より外側に位置して、前記下挟着部13の他端には上側に屈曲した立上り部18を設けており、固定状態で前記立上り部18の内側に前記爪受け部17が隠れる。また、前記下挟着部13の上面には複数の凹凸部19が形成され、左右方向の凹凸部19が前後方向に並んで設けられている。そして、前記弾性爪片16と前記爪受け部17とにより、上ベース部12と下挟着部13の他側を弾発的に連結する第一固定部材4の連結部20を構成している。
図2などに示すように、前記第一固定部材4の取付位置に対応して、車両側カーペット3には、前後で対をなす一方及び他方の挿通孔21,22が穿設されている。
そして、車両側カーペット3の上方から一方の挿通孔21に前記下挟着部13を挿通すると共に、他方の挿通孔22に前記爪受け部17を挿入し、この挿通した前記下挟着部13を、前記ヒンジ部15を中心にカーペット3の下面側に折曲げ、先端の前記弾性爪片16を前記爪受け部17に弾発的に係止することにより、前記上ベース部12と前記下挟着部13が車両側カーペット3を上下から挟着し、第一固定部材4が車両側カーペット3に固定される。
前記固定状態で、前記弾性爪片16,爪受け部17及び立上り部18は、他方の挿通孔22内に収納され、前記爪受け部17は弾性爪片16と立上り部18により挟まれているから、前記爪受け部17が他方の挿通孔22の内縁に当たることがない。また、前記弾性爪片16が他方の挿通孔22の内縁に当たっても前記弾性爪片16は係止方向に押されるから、前記爪受け部17から弾性爪片16が外れることがない。さらに、固定状態で車両側カーペット3の下面には前記凹凸部19が当接しているから、車両側カーペット3に対する第一固定部材4の位置ずれを防止できる。
前記上ベース部12の略中央には貫通孔23が穿設されていると共に、この貫通孔23に連通する筒部24が上ベース部12から上方に突設されている。図7などに示すように、前記筒部24の上部の中央に一段高い中央上面25を設けている。この中央上面25は第一固定部材4の幅方向に長く形成され、その中央上面25の下部周囲には係入部たる係入外周部26が設けられ、この係入外周部26の下部に前記中央上面25より一段低い横方向の段差面27が周設され、この段差面27は、前記中央上面25の幅方向両側が長さ方向両側より広く形成されている。即ち、段差面27の幅広部27W(図5)が中央上面25の幅方向両側に設けられ、段差面27の幅狭部27S(図4)が中央上面25の長さ方向両側に設けられている。また、前記中央上面25の略中央には該中央上面25と同一方向に長い長孔28が穿設されている。
図7及び図10(A)に示すように、前記筒部24の下部には前後に凹部24A,24Aを形成すると共に、この凹部24Aの中央に突部24Bを設けている。前記凹部24Aの底部は直線状をなし、前記突部24Bの先端は筒部24の外周に対応した位置に設けられ、即ち、突部24Bの先端は筒部24の半径位置に設けられている。
また、前記上ベース部12の下面には前記貫通孔23を挟んだ両側に凹凸部29が形成されている。
前記第一固定部材4の前記上ベース部12の前記筒部24には、合成樹脂製の第一回転ノブ31が回転可能に軸支され、この第一固定部材4に設けた第一回転ノブ31が、前記第二固定部材6に係止する第一固定部材側係止部である。
前記第一回転ノブ31は、上部に操作子32を有すると共に、下部に抜止め連結部たる連結保持部33を有し、前記操作子32と前記連結保持部33の間に、軸部たる中部34を一体に有する。前記操作子32は前記中央上面25に摺動する長さ方向のベース部35を有する。また、操作子32は、その平面形状が前記ベース部35の長さ方向に長く形成されており、幅方向両側面に凹部たる凹状湾曲面32W,32Wが形成され、図1などに示すように、操作子32は両側の凹状湾曲面32W,32Wに挟まれた長さ中央部分が長さ方向両端側部分より幅狭に形成されている。
また、図4などに示すように、前記第一回転ノブ31の前記ベース部35の下面には、前記中部34を中心とした円形座面35Aが突出形成され、この円形座面35Aに対応して、前記筒部24の前記中央上面25に円形凹部25Aが形成され、この円形凹部25Aは前記長孔28の上部に形成されている。そして、前記円形凹部25Aに前記円形座面35Aが係入し、この係入状態で前記第一回転ノブ31が回転操作される。尚、円形凹部25Aの幅方向両側は、前記係入外周部26の幅方向両側の中央に設けた開口部25B,25Bにより開口している(図7)。
前記中部34は、断面が非円形で、この例では断面略正方形であり、角を面取りした湾曲角部を備え、隣り合う湾曲角部の間に直線部が形成されている。
前記連結保持部33は、前記操作子32と同一方向に長く形成され、その上面33Uが前記中部34より幅広であり、下方に向って幅狭に形成されている。具体的には、前記連結保持部33は、対をなす長さ方向の側面33L,33L間が下方に向かって狭まり(図4)、対をなす幅方向の側面33W,33W間が下方に向かって狭まる形状をなす(図5)。
前記第一回転ノブ31の下部は、前記長孔28から前記筒部24内に挿入される。前記第一固定部材4には、前記第一回転ノブ31を抜け止め状態で係止すると共に回転自在に軸支するノブ受け部40が設けられている(図5)。このノブ受け部40には、前記第一回転ノブの前記中部34が係合する保持壁部43,43が設けられており、これら両側の保持壁部43,43間に挟まれて前記中部34が保持される。また、前記保持壁部43,43は内側に張り出して形成され、保持壁部43は、前記中部34の回転により該中部34から荷重を受ける。
そして、組立時には、長孔28から第一回転ノブ31の連結保持部33を長孔28に挿通して保持壁部43,43間に挿入すると、連結保持部33が保持壁部43,43間に圧入されると共に、保持壁部43,43間が弾性変形して開き、連結保持部33が保持壁部43,43間を通過すると、保持壁部43,43が復帰し、抜け止め状態となり、第一回転ノブ31の円形座面35Aが長孔28の上部の円形凹部25Aに係入する。
次に、前記車両側カーペット3に固定する前記第二固定部材6の詳細について説明する。図6などに示すように、前記第二固定部材6は、前記第一マット本体5を上下から挟んで組み付けられる上部半体51と下部半体52とを備える。前記上部半体51の本体51Hは、略円形状をなし、その本体51Hの上面51Jは平坦に形成されている。また、上部半体51の本体51Hには、上連結筒部53が中央から下方に突設されている。一方、前記下部半体52の本体52Hは略正方形形状をなし、前記上連結筒部53に連結する下連結筒部54が中央から上方に突設されている。尚、下連結筒部54は本体52Hの開口部54Aに設けられている。そして、前記上連結筒部53と下連結筒部54により、半体連結部55を構成している。
図1及び図2に示すように、前記上連結筒部53の外周には、係止鍔部56を多段に周設し、この係止鍔部56は、その下面が内側から外側に向って高くなるように傾斜すると共に、その上面が略水平をなしている。また、前記下連結筒部54には、下端が開口した複数の切欠き57,57を周方向に間隔を置いて設け、これら切欠き57,57間に、下端が自由端をなす係止受け片58を設け、この係止受け片58の下端内面に、前記係止鍔部56が係止する係止爪部59を設け、この係止爪部59は、その上面が内側から外側に向って高くなるように傾斜し、下面が略水平をなしている。尚、この例では、4つの係止受け片58が円周方向に等間隔で設けられている。また、係止鍔部56は、前記上連結筒部53の全周に設けてもよいし、前記係止爪部59に対応する箇所のみに設けてもよい。
そして、係止鍔部56と係止爪部59により、上連結筒部53と下連結筒部54とを連結する連結手段を構成している。
したがって、下連結筒部54内に上連結筒部53を挿入すると、係止受け片58が弾性変形して外側に移動し、所定の位置の係止鍔部56が係止爪部59に抜け止め状態で係止し、これにより上,下連結筒部53,54が連結される。
図1及び図2に示すように、前記第一マット本体5には、前記半体連結部55を挿入する中央貫通孔61が穿設されており、前記中央貫通孔61内において前記半体連結部55の連結を行うことによって、上,下部半体51,52により第一マット本体5を挟着した状態で、第二固定部材6を第一マット本体5に固定することができる。また、図2及び図3などに示すように、前記上部半体51の本体51Hの周囲下面には前記第一マット本体5に挿入係止するピン62を複数設けると共に、前記下部半体52の本体52Hの周囲上面には前記第一マット本体5に挿入係止するピン63を複数設け、それらピン62,63により前記第一マット本体5に対して第二固定部材6を回り止め状態で固定することができる。
また、前記上連結筒部53内には、第一固定部材側係止部たる前記第一回転ノブ31が係止可能な第一挿入受け部65が設けられている。この第一挿入受け部65は、前記上連結筒部53内に設けられ該上連結筒部53より小さな受け長孔66と、この受け長孔66の幅方向両側に設けた仕切り板状の係止受け部67,67とを備え、前記受け長孔66は前記第一回転ノブ31の操作子32が挿通可能な大きさを有する。そして、前記受け長孔66に前記筒部24の前記中央上面25が下から係入し、図1,図2及び図10(C)などに示すように、その受け長孔66に前記係入外周部26が係入し、これにより第二固定部材6が第一固定部材4に対して回転することが防止され、且つ第一固定部材4に対する第二固定部材6の向きが規定される。また、前記受け長孔66に前記係入外周部26が係入した状態で、前記受け長孔66の幅方向両側の前記係止受け部67の下面が前記段差面27に当接し、第一固定部材4に第二固定部材6が位置合わせされる。この状態で第一回転ノブ31を平面略90度回すと、前記係止受け部67の上面に、ロック位置の前記操作子32が係止する。尚、この場合の係止とは、係止受け部67と操作子32が当接する必要は無く、図5に示すように、操作子32により係止受け部67が抜け止め状態となればよい。
前記上部半体51の本体51Hの中央には円筒状のノブ受け筒部71が上方に突設され、このノブ受け筒部71は前記上連結筒部53と同軸で、該上連結筒部53より径大に形成されている。前記ノブ受け筒部71の上部には第二回転ノブ72が回転可能に連結される。
前記第二回転ノブ72は、下部が前記ノブ受け筒部71に挿入される円筒状の本体73と、この本体73の外周に周設され下面が前記本体73の上縁に摺動する鍔部74と、前記本体73の外周で両側に設けられた突起状の操作部75,75とを一体に有し、前記本体73は中空であって、第二回転ノブ72の中央に位置する開口部73Aを有する。
前記操作部75は、前記鍔部74の外周より外側に突出する横方向の係止部75Aと、この係止部75Aの上に設けた縦部75Bとからなる。また、縦部75Bは係止部75Aの幅方向中央から上方に突設され、両側の縦部75B,75Bは本体73の直径方向に沿って設けられている。そして、図11などに示すように、鍔部74の外周は円弧状をなし、該鍔部74の外周から操作部75,75が突出しているから、それら操作部75,75により第二回転ノブ72の向きを把握することができると共に、操作部75,75を用いて第二回転ノブ72の回転操作を簡便に行うことができる。
尚、本体73の内径寸法は前記上連結筒部53の内径寸法以上であり、この例では本体73と上連結筒部53の内径寸法を略同一にしている。
また、第二回転ノブ72の本体73の下部外周には、連結爪部76を周設し、この連結爪部76が係止する係止受け部77が前記ノブ受け筒部71の上部内周に部分的に周設され、係止受け部77に連結爪部76が第一回転ノブ31と同軸で回転可能に係止することにより、ノブ受け筒部71に対して第二回転ノブ72が抜け止め状態で回動可能に連結されている。また、前記第二固定部材6の上部には、前記操作部75,75に対応して対をなす突起部78,78が設けられている。これら突起部78,78は、前記ノブ受け筒部71の外周で180度離れた位置に該ノブ受け筒部71と一体に設けられており、前記係止部挿通部86B,86Bにそれぞれ係入する。尚、前記突起部78の平面形状は前記操作部75と略同一である。また、前記突起部78の上面78Jは前記ノブ受け筒部71の上端と略面一である。
前記突起部78は、直径方向と平行な側面78S,78Sと、これら側面78S,78Sの外端を連結する外周面78Gと、上面78Jとを有し、前記外周面78Gは、前記ノブ受け筒部71と同心円状の平面円弧状をなす。また、前記突起部78が回転防止用突起であり、前記係止部挿通部86Bが、前記突起部78が係入する突起係入部である。そして、突起部78,78と、これら突起部78,78が係入する前記係止部挿通部86B,86Bにより、前記第二固定部材6に対して前記第三固定部材8の回転を防止する第一の回転防止手段を構成している。
次に、前記第二固定部材6に固定する第三固定部材8について説明する。図6などに示すように、前記第三固定部材8は、前記第二マット本体7を上下から挟んで組み付けられる上部半体151と下部半体152とを備える。前記上部半体151の本体151Hは、略円形状をなし、周囲より中央側が高く、上連結筒部153が中央から下方に突設されており、一方、前記下部半体152の本体152Hは略正方形形状をなし、前記上連結筒部153に連結する下連結筒部154が中央から上方に突設されている。尚、下連結筒部154は本体152Hの開口部154Aに設けられている。そして、前記上連結筒部153と下連結筒部154により、半体連結部155を構成している。尚、上部半体151の上面151Jは中央側から外側に向かって湾曲状に低くなるように形成されている。
図2及び図6に示すように、前記上連結筒部153の外周には、係止鍔部156を多段に周設し、この係止鍔部156は、その下面が内側から外側に向って高くなるように傾斜すると共に、その上面が略水平をなしている。また、前記下連結筒部154には、下端が開口した複数の切欠き157,157を周方向に間隔を置いて設け、これら切欠き157,157間に、下端が自由端をなす係止受け片158を設け、この係止受け片158の下端内面に、前記係止鍔部156が係止する係止爪部159を設け、この係止爪部159は、その上面が内側から外側に向って高くなるように傾斜し、下面が略水平をなしている。尚、この例では、4つの係止受け片158が円周方向に等間で設けられている。また、係止鍔部156は、前記上連結筒部153の全周に設けてもよいし、前記係止爪部159に対応する箇所のみに設けてもよい。
そして、係止鍔部156と係止爪部159により、上連結筒部153と下連結筒部154とを連結する連結手段を構成している。
したがって、下連結筒部154内に上連結筒部153を挿入すると、係止受け片158が弾性変形して外側に移動し、所定の位置の係止鍔部156が係止爪部159に抜け止め状態で係止し、これにより上,下連結筒部153,154が連結される。
尚、前記第三固定部材8の上部半体151と下部半体152の外径は、第二固定部材6の上部半体51と下部半体52の外径に比べて大きく形成されている。また、前記第三固定部材8の上連結筒部153と下連結筒部154の直径及び厚さは、第二固定部材6の上連結筒部53と下連結筒部54の直径及び厚さより大きく形成されている。
このように第三固定部材8の上連結筒部153と下連結筒部154の直径が第二固定部材6の上連結筒部53と下連結筒部54の直径より大きいから、第一マット本体5と第二固定部材6の接触面積と、第二マット本体7と第三固定部材8との接触面積とが略同一になるように、前記第三固定部材8の上部半体151と下部半体152の外径が、第二固定部材6の上部半体51と下部半体52の外径より大きく形成されている。
図2に示すように、前記第二マット本体7には、前記半体連結部155を挿入する中央貫通孔81が穿設されており、前記中央貫通孔81内において前記半体連結部155の連結を行うことにより、上,下部半体151,152により第二マット本体7を挟着した状態で、第三固定部材8を第二マット本体7に固定することができる。また、図3などに示すように、前記上部半体151の本体151Hの周囲下面には前記第二マット本体7に挿入係止するピン162を複数設けると共に、前記下部半体152の本体152Hの周囲上面には前記第二マット本体7に挿入係止するピン163を複数設け、それらピン162,163により前記第二マット本体7に対して第三固定部材8を回り止め状態で固定することができる。
また、前記第三固定部材8の上連結筒部153内には、第二固定部材側係止部たる前記第二回転ノブ72が係止可能な第二挿入受け部85が設けられている。この第二挿入受け部85は、前記上連結筒部153内に設けられた該上連結筒部153より小さな受け長孔86と、この受け長孔86の幅方向両側に設けた仕切り板状の係止受け部87,87とを備え、前記受け長孔86は前記第二回転ノブ72の鍔部74と操作部75が挿通可能な大きさを有し、前記受け長孔86は第二回転ノブ72の平面形状よりわずかに大きな平面形状をなす。具体的には、図6及び図11に示すように、受け長孔86は前記鍔部74を挿通する鍔部挿通部86Aと、この鍔部挿通部86Aの両側に設けられ前記操作部75,75を挿通する係止部挿通部86B,86Bとを備える。
また、前記受け長孔86は前記ノブ受け筒部71の上部が挿通可能な大きさを有する。そして、前記受け長孔86が、前記第二回転ノブ72の鍔部74と操作部75と前記ノブ受け筒部71の上部を挿通する挿通孔である。
そして、前記操作部75,75を前記突起部78,78の位置に合わせ、前記受け長孔86に前記第二回転ノブ72の鍔部74及び操作部75,75を下から挿通し、この挿通状態で、前記第三固定部材8の上連結筒部153の下端153Kが、第二固定部材6の上部半体51の上面51Jに当接し(図2)、第二固定部材6に第三固定部材8が位置合わせされる。この状態で第二回転ノブ72を平面略90度回すと、前記係止受け部87の上面87Jに、ロック位置の操作部75の係止部75Aが係止する。尚、この場合の係止とは、係止受け部87の上面87Jと操作部75が当接する必要は無く、操作部75により係止受け部87が抜け止め状態となればよい。また、図11(B)などに示すように、前記鍔部挿通部86Aに前記ノブ受け筒部71の上部が係入されると共に、両側の前記係止部挿通部86B,86Bに両側の前記突起部78,78の上部がそれぞれ係入され、これにより第三固定部材8が第二固定部材6に対して回転することを防止でき、且つ第二固定部材6に対する第三固定部材8の向きが規定される。
次に、第一固定部材4への第二固定部材6及び第三固定部材8の固定及び固定解除方法について説明する。まず、図7及び図10(A)に示すように、長孔28の長さ方向、即ち中央上面25の長さ方向に第一回転ノブ31の長さ方向を合わせるように第一回転ノブ31を回し、この位置が第一回転ノブ31の非ロック位置である。尚、第一固定部材4は印12Mを前側にして車両側カーペット3に固定されている。
そして、操作子32を用いて第一回転ノブ31を前記非ロック位置に回し、この後、車両側カーペット3の上に第一マット本体5を重ね合わせて敷設し、同時に、第二固定部材6の第一挿入受け部65の受け長孔66に操作子32を挿通すると共に、該受け長孔66内に第一固定部材4の係入外周部26を係入する。次に、図10(C)に示すように、第一回転ノブ31を90度回転してロック位置にすると、第二固定部材6の係止受け部67上に第一回転ノブ31のベース部35が係止し、第一固定部材4に第二固定部材6が固定されたロック状態となる。
この場合、ロック位置及び非ロック位置において、第一回転ノブ31の中部34は保持壁部43,43に挟まれた状態であり、ここから第一回転ノブ31を回転すると、保持壁部43の面に中部34が接しながら回転し、保持壁部43が弾性変形することにより中部34が回転トルクを受け、良好なクリック感が得られると共に、長期に渡ってそのクリック感を保持することができる。
また、図10(B)(C)及び図11(A)に示すように、操作部75,75が左右に位置するように第二回転ノブ72を回し、この位置が第二回転ノブ72の非ロック位置である。
そして、操作部75,75を用いて第二回転ノブ72を非ロック位置に回し、この後、第一マット本体5の上に第二マット本体7を重ね合わせて敷設し、同時に、第三固定部材8の第二挿入受け部85の受け長孔86に第二回転ノブ72の上部を挿通すると共に、図2に示すように、該受け長孔86にノブ受け筒部71の上端を係入する。
次に、図11(B)に示すように、第二回転ノブ72を90度回転してロック位置にすると、第三固定部材8の係止受け部87,87上に第二回転ノブ72の係止部75A,75Aが係止し、第二固定部材6に第三固定部材8に固定されたロック状態となる。
このように第三固定部材8により第二マット本体7が車両に固定されるため、運転中などにおいて第二マット本体7が位置ずれすることがない。また、車両が走行中、路面とタイヤの摩擦・衝突によって起こる騒音を、二重に敷設した第一,第二マット本体5,7により低減することができる。
このようにして図2に示すように、車両側カーペット3と第一マット本体5と第二マット本体7とが重ね合された状態で、第一から第三固定部材4,6,8を同一位置で一体化することができる。このように第一から第三固定部材4,6,8は縦方向の軸を同軸として一体的に固定されるから、省スペースな固定構造が得られる。
さらに、取り外しの際は、第二回転ノブ72を非ロック位置に回せば、第二マット本体7の第二回転ノブ72が第二マット本体7の受け長孔86を挿通可能となり、上の第二マット本体7のみを取り外すことができる。
このように第一マット本体5のみを敷設する場合でも、図3に示したように、第二回転ノブ72は第一マット本体5の後方で座席の下に隠れる位置に配置されているから、接触したり邪魔になったりすることがない。
一方、第一マット本体5と第二マット本体7を重ね合わせた状態で、第一回転ノブ31を非ロック位置に回せば、車両側カーペット3の操作子32が第一マット本体5の受け長孔66を挿通可能となり、重ね合わせた2枚の第一及び第二マット本体5,7をそのまま取り外すことができる。
このように重ね合わせた2枚の第一及び第二マット本体5,7を一体的に取り外す場合、図1に示すように、本体73と上連結筒部53とは同軸で、本体73と上連結筒部53の内径寸法が略同一であるため、本体73の開口部73Aから指を差し入れ、下方の操作子32を用いて第一回転ノブ31を操作することができる。また、操作子32にはその幅方向両側に凹状湾曲面32W,32Wが形成されているから、本体73の内周と凹状湾曲面32Wとの間に指が入れ易く、回転操作をスムーズに行うことができる。
また、取り外した2枚の第一及び第二マット本体5,7は第二固定部材6と第三固定部材8により連結固定されているから、車両側カーペット3の表面の掃除などが終わった後は、2枚同時に車両側カーペット3の上に敷設し、第一回転ノブ31を係止受け部67に係止して固定することができる。さらに、図3に示したように、第一マット本体5には第二固定部材6が複数箇所(図3では2箇所)設けられているから、取り外した状態でも、第一及び第二マット本体5,7の一方が回るなどしてずれることがない。
また、第一固定部材4及び第二固定部材6は、以下のように、前記車両側カーペット3及び前記第一マット本体5にそれぞれ固定されている。即ち、図3に示すように、前記第一マット本体5は前記アクセルペダル9及びブレーキペダル10の後方に向けて延長配置され、第一マット本体5に固定した第二固定部材6は、アクセルペダル9の後方延長線近傍で、第一マット本体5の後部に設けられている。さらに、図3に示すように、第一マット本体5の後部左側にも第一固定部材4及び第二固定部材6が設けられている。
このように本実施例では、第一マット本体5と第二マット本体7とを重ねて車両に固定する車両用フロアマットの固定装置1において、車両に固定した第一固定部材4と、第一マット本体5に固定した第二固定部材6と、第二マット本体7に固定した第三固定部材8とを備え、第一固定部材4は上下方向を軸とした第一回転ノブ31を備え、第二固定部材6には第一回転ノブ31を挿入する第一挿入受け部65を設け、第二固定部材6の第一挿入受け部65に挿入した第一回転ノブ31の回転により第一挿入受け部65に該第一回転ノブ31が係止して車両に第一マット本体5が固定され、第二固定部材6は上下方向を軸とした第二回転ノブ72を備え、第三固定部材8には第二回転ノブ72を挿入する第二挿入受け部85を設け、第三固定部材8の第二挿入受け部85に第二回転ノブ72が係止して第一マット本体5と第二マット本体7とが固定されるから、車両に固定される第一マット本体5の第二固定部材6に、第二マット本体7の第三固定部材8を固定することができるため、第一及び第二マット本体5,7とも強固に車両に固定することができる。また、固定状態では、第一固定部材4と第二固定部材6と第三固定部材8とを上下で一体化した固定構造が得られる。
さらに、車両と第一マット本体5との固定、第一マット本体5と第二マット本体7との固定をそれぞれ独立して行うことができるため、第一マット本体5と第二マット本体7とを固定した状態で、車両に取り外したり取り付けたりすることができる。
また、このように本実施例では、第一挿入受け部65に挿入した第一回転ノブ31と第二挿入受け部85に挿入した第二回転ノブ72は同軸となる位置に設けられ、第一回転ノブ31と第二回転ノブ72を同軸構造としたため、別個独立して設けた場合と比較して省スペースな固定構造とすることができる。
また、このように本実施例では、第二回転ノブ72は中央に開口部73Aを有する環状形状をなすから、開口部73Aを通して第一回転ノブ31の係止操作・解除操作を簡便に行うことができる。
また、このように本実施例では、第二マット本体7がゴム製又は合成樹脂製であるから、第一マット本体5の上に第二マット本体7を敷設することにより、第一マット本体5の汚れを防止することができる。
さらに、第二固定部材6に対して第三固定部材8の回転を防止する第一の回転防止手段たる突起部78及び係止部挿通部86Bを備えるから、第三固定部材8が第二固定部材6に対して回転することを防止できる。
さらに、第二固定部材6の上部にノブ受け筒部71を一体に突設し、ノブ受け筒部71の上部に第二回転ノブ72を回動可能に連結したから、第二固定部材6の上部に第三固定部材8を着脱可能に固定することができる。
さらに、第二回転ノブ72は、ノブ受け筒部71に連結される円筒状の本体73と、本体73の外周に設けられた突起状の操作部75,75とを有するから、操作部75を用いて第二回転ノブ72の回転操作を簡便に行うことができる。
さらに、実施例上の効果として、第二固定部材6の上部である上部半体51にノブ受け筒部71を一体に突設したから、第二固定部材6の上部半体51に直接的に第三固定部材8を着脱可能に固定することができる。また、第二回転ノブ72は第一回転ノブ31より大きな開口部73Aを有するから、第二回転ノブ72の本体73下方の第一回転ノブ31を操作することにより、第一固定部材4と第二固定部材6との固定及び固定解除を容易に行うことができる。さらに、操作部75は、係止受け部87に係止する係止部75Aに縦部75Bを設けたから、縦部75Bを有する操作部75を用いて第二回転ノブ72の回転操作を簡便に行うことができる。また、本体51Hの上面51Jが平坦に形成されているから、第三固定部材8を安定して重ねることができる。さらに、第一回転ノブ31の操作子32と第二回転ノブ72の操作部75,75とは、同一方向でロック状態及び非ロック状態となるから、ロック状態及び非ロック状態を確認し易い。また、操作子32の上端は第二固定部材6の上面51Jより上部に位置するから、第二回転ノブ72の上部の開口部73Aから第一回転ノブ31の操作がやり易く、一方、第二回転ノブ72の上端は第三固定部材8の上面151Jより下方に位置するから、靴などが第二回転ノブ72に当たって回動することを防止できる。さらに、下連結筒部54内に挿入する筒部24の外周には凹部24A,24Aを形成したから、長期使用により下連結筒部54と筒部24との塵が溜まっても、下連結筒部54と筒部24が密着することがなく、第二固定部材6の取り外しを円滑に行うことができる。また、連結爪部76と係止受け部77とはノブ受け筒部71内において係止しているから、その係止部分にゴミなどが溜まり難く、長期に渡って第二回転ノブ72を円滑に回転操作することができる。さらに、第二回転ノブ72は、その係止部75Aの平坦な下面が係止受け部87に係止するから、係止部75Aの比較的広い下面により安定した係止状態が得られる。
図12〜図20は、本発明の実施例2を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。同図は前記第二回転ノブ72の回転操作にクリック感を付与すると共に、前記第二回転ノブ72をロック位置と非ロック位置で保持する構造を備えたものを示す。
尚、第二回転ノブ72の向きは、両側の操作部75,75を結ぶ本体73の直径方向であり、前記第一回転ノブ31の向きは、前記操作子32の長手方向である。
前記第二固定部材6の前記ノブ受け筒部71内には、前記上連結筒部53に連続して、ノブ受け内筒部71Aを上方に突設し、このノブ受け内筒部71Aは、前記ノブ受け筒部71と同心円上に位置する。そして、第二固定部材6と第三固定部材8を固定した状態で、前記ノブ受け内筒部71Aの上部は前記係止受け部87の上方に位置する。
また、第二回転ノブ72は抜け止め連結機構(図示せず)によりノブ受け内筒部71Aに回動可能に連結されている。この抜け止め連結機構は、前記第二回転ノブ72の本体73の下部内周に、連結爪部(図示せず)を周設し、この連結爪部が係止する係止受け部(図示せず)が前記ノブ受け内筒部71Aの外周に部分的に周設され、前記係止受け部に前記連結爪部が第一回転ノブ31と同軸で回転可能に係止することにより、ノブ受け内筒部71Aに対して第二回転ノブ72が抜け止め状態で回動可能に連結されている。そして、この連結状態で第二回転ノブ72の上縁は前記ノブ受け内筒部71Aの上縁と略同一高さか低く形成されている。尚、回転ノブ72の鍔部74の下面は前記ノブ受け筒部71の上縁に接する。
図13及び図14などに示すように、前記操作部75,75の係止部75A,75Aの下面には、操作部側係合部たる溝状の凹部91が設けられ、この凹部91は係止部75Aの幅方向中央で、第二回転ノブ72の直径方向に形成されている。また、前記凹部91は縦部75Bと平面同一方向である。さらに、前記凹部91は略三角形状をなし、左右の斜辺部91A,91Aの上部を湾曲部91Bにより連結した形状をなす。
また、仕切り板状をなす前記係止受け部87の上面87Jには、前記凹部91,91が係合する第一係合受け部たる第一の凸部92,92が設けられ、これら第一の凸部92,92は、第二回転ノブ72の非ロック位置から略90度回転した位置に設けられ、前記受け長孔86の前記鍔部挿通部86Aの直径方向に長く形成されている。
さらに、図12及び図15などに示すように、前記操作部75に対応して設けられた第二固定部材6の突起部78,78の上面78J,78Jには、前記凹部91,91と係合する第二係合受け部たる第二の凸部93,93が設けられている。また、これら第二の凸部93,93は前記第二回転ノブ72の非ロック位置に対応して設けられ、即ち第二の凸部93,93は前記突起部78,78の幅方向中央に設けられている。また、第二の凸部93,93は前記受け長孔86の前記鍔部挿通部86Aの直径方向に長く形成されている。尚、前記突起部78は略箱状をなし、その上面78Jは、凸部93以外は略平坦に形成されている。
図14及び図15などに示すように、前記ノブ受け筒部71の外周には、位置決め突起101,101が前記突起部78,78の間に設けられ、それら位置決め突起101,101は前記突起部78,78の位置から略90度回転した位置に設けられている。また、前記位置決め突起101は、前記ノブ受け筒部71の外周及び前記本体51Hの上面に一体に設けられた板片状をなす。さらに、位置決め突起101は、その突起下部101Aより左右方向に大きな突起上部101Bを有し、この突起上部101Bの断面形状は略楕円形又は略円形をなす。
前記第三固定部材8には、前記位置決め突起101が係脱可能な係合溝部102が形成され、この係合溝部102は、前記第一の凸部92と同じ平面位置に、前記鍔部挿通部86A及び係止受け部87の一部を切り欠いて形成され、下部が開口する。また、前記係合溝部102の下部には下方に向かって拡大する案内部102Aが設けられ、この案内部102Aの上部に係止部102Bを設け、この係止部102Bの幅より溝上部102Cの幅が広く形成されている。尚、係止部102Bの幅は前記突起上部101Bの最大左右寸法より小さい。
また、位置決め凸部たる前記位置決め突起101と位置決め凹部たる前記係合溝部102により第二の回転防止手段を構成している。尚、この例では鍔部挿通部86Aは、上連結筒部153と同心円状の略筒状をなし、鍔部挿通部86Aの下端位置は、上連結筒部153の下端153Kの位置と略同一である。
そして、前記受け長孔86に前記第二回転ノブ72を挿入する際、案内部102Aに突起上部101Bが挿入され、この突起上部101Bが係止部102Bを通過する際に係止部102Bが広がるように弾性変形し、この際、クリック感が得られ、係止部102B間を通過した突起上部101Bが、溝上部102Cの間に抜け止め状態で保持される。これにより、連結前でも、第二固定部材6から第三固定部材8が浮き上がらず、ロックのための第二回転ノブ72の回動操作を容易に行うことができる。一方、逆に、第三固定部材8を所定以上の力で持ち上げれば、突起上部101Bが係合溝部102から抜け、この際、係止部102Bが広がるように弾性変形してクリック感が得られる。
また、図16などに示すように、前記第一固定部材4の前記凹部24A,24Aの中央には位置決め突起111,111がそれぞれ縦設されている。前記位置決め突起111は、前記凹部24A及び前記上ベース部12の上面に一体に設けられた板片状をなす。また、位置決め突起111は、その突起下部111Aより左右方向に大きな突起上部111Bを有し、この突起上部111Bの断面形状は略楕円形又は略円形をなす。
さらに、前記第二固定部材6には、図19に示すように、前記位置決め突起111が係脱可能な係合溝部112が縦設され、この係合溝部112は、前記位置決め突起101の位置に対応して、前記上連結筒部53内に設けられている。具体的には、前記上連結筒部53の内面に左右の縦壁部113,113を突設し、これら左右の縦壁部113,113の上端は前記係止受け部67の下面に連結され、それら左右の縦壁部113,113の間により係合溝部112を構成している。前記係合溝部112の下部には下方に向かって拡大する案内部112Aを設け、この案内部112Aの上部に係止部112Bを設け、この係止部112Bの幅より溝上部112Cの幅が広く形成されている。尚、係止部112Bの幅は前記突起上部111Bの最大左右寸法より小さい。
また、位置決め凸部たる前記位置決め突起111と位置決め凹部たる前記係合溝部112により、第一固定部材4に対する第二固定部材6の回転防止手段を構成している。
そして、前記第二固定部材6の受け長孔66に操作子32及び係入外周部26を挿入する際、案内部112Aに突起上部111Bが挿入され、この突起上部111Bが係止部112Bを通過する際に係止部112Bが広がるように弾性変形し、この際、クリック感が得られ、係止部112B間を通過した突起上部111Bが、溝上部112Cの間に抜け止め状態で保持される。これにより、連結前でも、第一固定部材4から第二固定部材6が浮き上がらず、その後の第一回転ノブ31の回動操作を容易に行うことができる。一方、逆に、第二固定部材6を所定以上の力で持ち上げれば、突起上部111Bが係合溝部112から抜け、この際、係止部112Bが広がるように弾性変形してクリック感が得られる。
次に、前記第二回転ノブ72の回転操作を中心に説明する。第二固定部材6に第三固定部材8を連結する際、上述したように操作部75,75を突起部78,78の位置に合わせ、受け長孔86に第二回転ノブ72の鍔部74及び操作部75,75を下から挿通し、この挿通状態で、第三固定部材8の上連結筒部153の下端153Kが、第二固定部材6の上部半体51の上面51Jに当接し、第二固定部材6に第三固定部材8が位置合わせされる。また、同時に位置決め突起101の突起上部101Bが、係合溝部102の溝上部102C内に抜け止め状態で保持される。
そして、前記受け長孔86に前記第二回転ノブ72の鍔部74及び操作部75,75を下から挿通する際、予め第二固定部材6の突起部78,78の第二の凸部93,93を、第二回転ノブ72の操作部75,75の凹部91,91に係止することにより、第二固定部材6に対して第二回転ノブ72が回り止め状態となるため、その挿通作業を円滑に行うことができる。また、逆に、受け長孔86から第二回転ノブ72の鍔部74及び操作部75,75を抜く作業も円滑に行うことができる。
前記受け長孔86に前記第二回転ノブ72の鍔部74及び操作部75,75を下から挿通した後、第二回転ノブ72を平面略90度回すと、係止受け部87の上面87Jに、ロック位置の操作部75の係止部75Aが係止する。また、凹部91,91が第一の凸部92,92に係止する際にクリック感が得られ、使用者がロック状態を確認でき、また、前記係止により第二回転ノブ72が回り止め状態で保持される。
一方、第二固定部材6から第三固定部材8を外す際には、使用者が第二回転ノブ72を平面略90度回すと、凹部91,91が第二の凸部93,93に係止する際にクリック感が得られ、ロック状態を確認でき、また、突起部78に対して操作部75が位置決めされ、且つ前記係止により第二回転ノブ72が回り止め状態で保持される。
さらに、実施例1の図10(B)及び図20に示すように、第一回転ノブ31と第二固定部材6の係止が解除される第一回転ノブ31の向きと、第二回転ノブ72と第三固定部材8の係止が解除される第二回転ノブ72の向きとが略同一であるから、車両と第一マット本体5との固定解除、第一マット本体5と第二マット本体7との固定解除の際、第一回転ノブ31の向きと、第二回転ノブ72の向きとを略同一方向にすることができる。また、車両と第一マット本体5との固定、第一マット本体5と第二マット本体7との固定の際も、第一回転ノブ31の向きと、第二回転ノブ72の向きとが略同一方向となる。
このように本実施例でも上記実施例1と同様な作用・効果を奏する。
また、このように本実施例では、第二回転ノブ72に設けられた突起状の操作部75の下面には操作部側係合部たる凹部91が設けられ、第二回転ノブ72が第二挿入受け部85の係止受け部87に係止し、第二固定部材6に設けられた仕切り板状の係止受け部87の上面87Jには凹部91と係合する第一係合受け部たる第一の凸部92が設けられているから、操作部75の下面の凹部91と、その下方に位置する係止受け部87の上面87Jの第一の凸部92とが係合する構造のため、第二回転ノブ72をロック位置に確実に保持することができる。加えて、第二回転ノブ72が上方から靴で踏まれて捩じられるような状況でも、凹部91と凸部92の係合が保持される方向の力となるため、第二回転ノブ72がロック位置から容易に移動することがない。
また、このように本実施例では、操作部側係合部は凹部91であり、第一係合受け部は、第二回転ノブ72を非ロック位置から略90度回転した位置に対応して設けられた凸部92であるから、凸部92と凹部91との係合により生じるクリック感により、使用者が確実にロックできたことを確認できる。また、非ロック位置から最も離れた回転角度となる位置に操作部75を保持することができる。
また、このように本実施例では、第二回転ノブ72に設けられた突起状の操作部75の下面には操作部側係合部たる凹部91が設けられ、第二固定部材6の操作部75に対応して設けられた突起部78の上面78Jには、凹部91と係合する第二係合受け部たる第二の凸部93が設けられているから、操作部75の下面の凹部91と、その下方に位置する突起部78の上面78Jの第二の凸部93とが係合する構造のため、第二回転ノブ72を非ロック位置に確実に保持することができる。加えて、第二回転ノブ72が上方から靴で踏まれて捩じられるような状況でも凹部91と凸部93の係合が保持される方向の力となるため、第二回転ノブ72が非ロック位置から容易に移動することがない。
また、このように本実施例では、操作部側係合部は凹部91であり、第二係合受け部は、第二回転ノブ72の非ロック位置に対応して設けられた凸部93であるから、凸部93と凹部91との係合により生じるクリック感により、使用者が確実にロック解除できたことを確認できる。また、操作部75が何らかの理由により非ロック位置から所定量以上移動した場合には第二固定部材6から第三固定部材8を取り外すことはできないが、本発明では上記構造により非ロック位置に操作部75を保持し続けることが可能となるため、第一マット本体5と第二マット本体7との組み合わせを容易に取り外すことができる。
さらに、このように本実施例では、第一回転ノブ31の係止が解除される第一回転ノブ31の向きと、第二回転ノブ72の係止が解除される第二回転ノブ72の向きとが略同一の方向となるから、車両と第一マット本体5との固定解除、第一マット本体5と第二マット本体7との固定解除を同一の向きとすることができ、使用者により直感的に操作し易いフロアマットの取り外し構造とすることができる。
また、実施例上の効果として、連結状態で第二回転ノブ72の本体73の上縁はノブ受け内筒部71Aの上縁と略同一高さか低く形成され、好ましくは低く形成されており、上からの力がノブ受け内筒部71Aに加わっても、第二回転ノブ72の本体73の上縁にはその力が加わり難いから、第二回転ノブ72が不用意に回ることがない。さらに、操作部75,75の係止部75A,75Aの下面は凹部91を除いて略平坦に形成されているから、出っ張りがなく、係止受け部87の平坦な上面87Jにおいて回転操作をスムーズに行うことができると共に、係止受け部87との係止を確実に行うことができる。また、位置決め凸部たる位置決め突起101と位置決め凹部たる係合溝部102により第二の回転防止手段を構成したから、第二固定部材6に第三固定部材8を連結する際、クリック感が得られると共に、第二回転ノブ72の係止前に仮固定することができる。さらに、また、位置決め凸部たる位置決め突起111と位置決め凹部たる係合溝部112により、第一固定部材4に対する第二固定部材6の回転防止手段を構成したから、第一固定部材4に第二固定部材6を連結する際、クリック感が得られると共に、第一回転ノブ31の係止前に仮固定することができる。
尚、本発明は、本実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、第一及び第二マット本体の材質は各種のものを用いることができる。また、上,下部半体の形状は、略円形や略正方形以外でもよく、上,下部半体を略同一形状にしてもよい。さらに、第二回転ノブの係止部は3個以上でもよい。また、実施例では車両用カーペットに第一固定部材を固定したが、この第一固定部材を車両用カーペット以外の車両側に固定してもよい。さらに、請求項5及び7においては、操作部側係合部を凹部とし、第一係合受け部及び第二係合受け部を凸部としてもよい。また、操作部側係合部,第一係合受け部及び第二係合受け部の形状や数は適宜選定可能であり、例えば、前記形状を略半円形,略三角形や多角形にしたり、操作部の下面や突起部の上面に複数の操作部側係合部を設けたり、係止受け部の上面に間隔をおいて複数の第一係合受け部を設けたりしてもよい。さらに、突起上部は、実施例で示した略楕円形などに限らず、係合溝部の係止部に係止可能で且つ係止部が広がるように弾性変形して通過可能であれば、多角形形状など各種形状を採用することができる。
1 車両用フロアマット
3 車両側カーペット
4 第一固定部材
5 第一マット本体
6 第二固定部材
7 第二マット本体
8 第三固定部材
31 第一回転ノブ
32 操作子
65 第一挿入受け部
72 第二回転ノブ
73A 開口部
75 操作部
78 突起部
78J 上面
85 第二挿入受け部
87 係止受け部
87J 上面
91 凹部(操作部側係合部)
92 第一の凸部(第一係合受け部)
93 第二の凸部(第二係合受け部)

Claims (9)

  1. 第一マット本体と第二マット本体とを重ねて車両に固定する車両用フロアマットの固定装置において、
    前記車両に固定した第一固定部材と、
    前記第一マット本体に固定した第二固定部材と、
    前記第二マット本体に固定した第三固定部材とを備え、
    前記第一固定部材は上下方向を軸とした第一回転ノブを備え、
    前記第二固定部材には前記第一回転ノブを挿入する第一挿入受け部を設け、
    前記第二固定部材の前記第一挿入受け部に挿入した前記第一回転ノブの回転により前記第一挿入受け部に該第一回転ノブが係止して前記車両に前記第一マット本体が固定され、
    前記第二固定部材は上下方向を軸とした第二回転ノブを備え、
    前記第三固定部材には前記第二回転ノブを挿入する第二挿入受け部を設け、
    前記第三固定部材の前記第二挿入受け部に挿入した前記第二回転ノブの回転により前記第二挿入受け部に該第二回転ノブが係止して前記第一マット本体と前記第二マット本体とが固定されることを特徴とする車両用フロアマットの固定装置。
  2. 前記第一挿入受け部に挿入した前記第一回転ノブと前記第二挿入受け部に挿入した前記第二回転ノブは同軸となる位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載の車両用フロアマットの固定装置。
  3. 前記第二回転ノブは中央に開口部を有する環状形状をなすことを特徴とする請求項1又は2記載の車両用フロアマットの固定装置。
  4. 前記第二マット本体がゴム製又は合成樹脂製であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用フロアマットの固定装置。
  5. 前記第二回転ノブに設けられた突起状の操作部の下面には操作部側係合部が設けられ、
    前記第固定部材に設けられた係止受け部の上面には、前記操作部側係合部と係合する第一係合受け部が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用フロアマットの固定装置。
  6. 前記操作部側係合部は凹部であり、
    前記第一係合受け部は、前記第二回転ノブを非ロック位置から略90度回転した位置に対応して設けられた凸部であることを特徴とする請求項5記載の車両用フロアマットの固定装置。
  7. 前記第二回転ノブに設けられた突起状の操作部の下面には操作部側係合部が設けられ、
    前記第二固定部材の前記操作部に対応して設けられた突起部の上面には、前記操作部側係合部と係合する第二係合受け部が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用フロアマットの固定装置。
  8. 前記操作部側係合部は凹部であり、
    前記第二係合受け部は、前記第二回転ノブの非ロック位置に対応して設けられた凸部であることを特徴とする請求項7記載の車両用フロアマットの固定装置。
  9. 前記第一回転ノブの係止が解除される第一回転ノブの向きと、前記第二回転ノブの係止が解除される第二回転ノブの向きとが略同一の方向となることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の車両用フロアマットの固定装置。
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