JP5931558B2 - 自動車フロアーマット用グロメット - Google Patents

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本発明は、自動車フロアーマットの固定用孔に取り付けられるグロメット(止め具)に関する。
自動車室内のフロアーには予め不織布やパイルカーペット等の繊維敷物が敷設されているが、この繊維敷物の汚れを防止すること等を目的として、この繊維敷物の上に更に取り外し可能なフロアーマットを載置することが広く行われている。このフロアーマットに、足で踏む、蹴る等の外力が加わると、フロアーマットは位置ずれを生じる。このような位置ずれを生じると、使用者が滑ったりすることが懸念されるのみならず、位置ずれによってフロアーマットがアクセル、ブレーキ等に覆いかぶさるようなことがあると、運転を行う上で支障を来すことから、自動車用フロアーマットには、位置ずれが生じないように次のような固定手法が採用されている。
即ち、床面の繊維敷物から上方に向けて突設された係止突起に、フロアーマットの固定用孔に装着された止め具の中央の貫通孔を挿通せしめることによって、床面の繊維敷物の上面にフロアーマットを固定することが行われている。近年では、フロアーマットの固定を確実なものとするために、係止突起の上部側に平面視略長方形状のロック部が水平面内で回転可能に構成され、この係止突起に、フロアーマットの止め具の貫通孔を挿通せしめた後、前記略長方形状のロック部を水平面内で約90度回転させることにより、該ロック部の長さ方向の両端部を、止め具の貫通孔内に形成された係止用板部の上面に係止せしめることによって、フロアーマットの止め具が、繊維敷物の係止突起から離脱することを確実に阻止する構成が採用されることが多い。なお、ロック部を水平面内でさらに約90度回転させることにより、前記係止状態を解除することができて、係止突起のロック部から止め具を離脱させることができる、即ち床面の繊維敷物に固定されていたフロアーマットを取り外すことができる。
前記フロアーマットの止め具としては、マットに穿設された穴の周縁に挟着されるマット用止め具であって、前記穴に挿入される両端の開口された外筒部を有するとともに該外筒部の一端外周に前記マットの一方の面に接する円環板形状のフランジが同心円状に形成された外筒具と、前記外筒部の内周に挿入される両端の開口された内筒部を有するとともに該内筒部の他端外周に前記マットの他方の面に接する円環板形状のフランジが同心円状に形成された内筒具と、前記外筒部の内周と前記内筒部の外周とに径方向に凹凸して設けられ相互に係止する凹部及び突起からなる係止手段と、前記内筒部あるいは前記外筒部の少なくとも一箇所を軸線方向に沿って切り欠いて形成したスリットと、を具備した構成のものが公知である(特許文献1参照)。
特開2000−227107号公報
しかしながら、上記従来の止め具では、これを用いて床面の繊維敷物の上に固定された状態にあるフロアーマットを、水平方向に引っ張ったり、略上方向や斜め上方向に引っ張ったりする力が繰り返し加えられると、フロアーマットの固定用孔が延びて大きく拡がってしまい、或いはマットにおける固定用孔の周縁部の一部が破れてしまい、その結果、本来固定されているべきフロアーマットが、床面繊維敷物から脱落しやすくなるという問題があった。
本発明は、かかる技術的背景に鑑みてなされたものであって、使用状態においてフロアーマットの固定用孔が延びて大きく拡がることを防止できて、フロアーマットを床面に長期間安定して固定することができる自動車フロアーマット用グロメットを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
[1]自動車フロアーマットにおける固定用孔の周縁部に挟着状態に取り付けられるグロメットであって、
両端が開口された第1筒部の一端側から径方向外方に向けて第1挟着用板部が延設されてなる第1挟着部材と、
両端が開口された第2筒部の一端側から径方向外方に向けて第2挟着用板部が延設されてなる第2挟着部材と、を備え、
前記第1筒部は、前記第2筒部の内部に挿入可能となされ、
前記第2筒部の内部に前記第1筒部を挿通配置した時に、両筒部同士の軸線方向への移動を阻止した状態で相互に固定できる係止手段が設けられ、
前記両挟着部材のうちの一方の挟着部材の挟着用板部の内面に少なくとも2個の小柱が設けられ、他方の挟着部材の挟着用板部の内面に、前記小柱の少なくとも一部を受容し得る少なくとも2個の小柱用孔部が設けられていることを特徴とする自動車フロアーマット用グロメット。
[2]自動車フロアーマットにおける固定用孔の周縁部に挟着状態に取り付けられるグロメットであって、
両端が開口された第1筒部の一端側から径方向外方に向けて第1挟着用板部が延設されてなる第1挟着部材と、
両端が開口された第2筒部の一端側から径方向外方に向けて第2挟着用板部が延設されてなる第2挟着部材と、を備え、
前記第1筒部は、前記第2筒部の内部に挿入可能となされ、
前記第1筒部の外周面及び前記第2筒部の内周面のうちの一方の周面に係止溝が設けられ、他方の周面に、前記係止溝に係合しうる係止凸部が設けられ、
前記両挟着部材のうちの一方の挟着部材の挟着用板部の内面に少なくとも2個の小柱が設けられ、他方の挟着部材の挟着用板部の内面に、前記小柱の少なくとも一部を受容し得る少なくとも2個の小柱用孔部が設けられていることを特徴とする自動車フロアーマット用グロメット。
[3]前記第1筒部及び前記第2筒部の断面形状が、異形形状である前項1または2に記載の自動車フロアーマット用グロメット。
[4]前記両挟着部材のうちの一方の挟着部材の挟着用板部の内面に少なくとも4個の小柱が設けられ、他方の挟着部材の挟着用板部の内面に、前記小柱の少なくとも一部を受容し得る少なくとも4個の小柱用孔部が設けられている前項1〜3のいずれか1項に記載の自動車フロアーマット用グロメット。
[5]前記両挟着部材のうちの一方の挟着部材の挟着用板部の内面に少なくとも4個の小柱が設けられ、他方の挟着部材の挟着用板部の内面に、前記小柱の少なくとも一部を受容し得る少なくとも4個の小柱用孔部が設けられ、
前記第1筒部及び前記第2筒部の断面形状は、対向して配置された一対の直線部を備えるものであり、
前記一対の直線部のうち一方の第1直線部の両端に近い位置に設けられた一対の小柱から該第1直線部の端までの距離を「M」(cm)とし、他方の第2直線部の両端に近い位置に設けられた一対の小柱から該第2直線部の端までの距離を「N」(cm)としたとき、M>Nの関係が成り立つことを特徴とする前項1または2に記載の自動車フロアーマット用グロメット。
[6]前記両挟着部材のうちの一方の挟着部材の挟着用板部の内面に少なくとも4個の小柱が設けられ、他方の挟着部材の挟着用板部の内面に、前記小柱の少なくとも一部を受容し得る少なくとも4個の小柱用孔部が設けられ、
前記小柱が設けられた、一方の挟着部材の挟着用板部の内面を平面視した状態において、該挟着用板部の内面に平行状に当接し、且つ前記4個の小柱を2個ずつに分ける仮想分画線を引いた時、その全ての仮想分画線に対して、前記4個の小柱は、線対称の位置にならないように配置されていることを特徴とする前項1〜3のいずれか1項に記載の自動車フロアーマット用グロメット。
[7]前記第1筒部の内周面に内方へ突出する内方突出係止部が設けられている前項1〜6のいずれか1項に記載の自動車フロアーマット用グロメット。
[1]の発明では、両挟着部材のうちの一方の挟着部材の挟着用板部の内面に少なくとも2個の小柱が設けられ、他方の挟着部材の挟着用板部の内面に、前記小柱を受容し得る少なくとも2個の小柱用孔部が設けられているから、一方の挟着部材の小柱をフロアーマットの小柱挿通用貫通孔を介して他方の挟着部材の小柱用孔部に挿通配置した状態で、本発明のグロメットをフロアーマットの固定用孔の周縁部に挟着状態に取り付ければ、該自動車用フロアーマットを床面の上に固定した状態時において、フロアーマットに水平方向、略上方向、斜め上方向等に引張力が繰り返し加えられても、フロアーマットの固定用孔が拡がってしまうことがないし、マットの固定用孔の周縁部の一部が破れることもなく、フロアーマットを床面に対し長期間安定して固定することができる。
[2]の発明では、両挟着部材のうちの一方の挟着部材の挟着用板部の内面に少なくとも2個の小柱が設けられ、他方の挟着部材の挟着用板部の内面に、前記小柱を受容し得る少なくとも2個の小柱用孔部が設けられているから、一方の挟着部材の小柱をフロアーマットの小柱挿通用貫通孔を介して他方の挟着部材の小柱用孔部に挿通配置した状態で、本発明のグロメットをフロアーマットの固定用孔の周縁部に挟着状態に取り付ければ、該自動車用フロアーマットを床面の上に固定した状態時において、フロアーマットに水平方向、略上方向、斜め上方向等に引張力が繰り返し加えられても、フロアーマットの固定用孔が拡がってしまうことがないし、マットの固定用孔の周縁部の一部が破れることもなく、フロアーマットを床面に対し長期間安定して固定することができる。
更に、第1筒部の外周面及び第2筒部の内周面のうちの一方の周面に係止溝が設けられ、他方の周面に、前記係止溝に係合しうる係止凸部が設けられているから、第2筒部の内部に第1筒部を挿通していくだけで、第2筒部と第1筒部とを相互に固定できる。従って、本発明のグロメットを自動車用フロアーマットの固定用孔の周縁部に挟着状態に取り付けるのが非常に容易である。
[3]の発明では、第1筒部及び第2筒部の断面形状が、異形形状(非円形形状)であるから、グロメットをフロアーマットの固定用孔の周縁部に挟着状態に取り付ける際に、水平面内での回転方向の位置決め(即ち小柱用孔部内に小柱を挿通する際の位置決め)が容易になり、グロメットの取付作業性を向上できる利点がある(図1参照)。
[4]の発明では、両挟着部材のうちの一方の挟着部材の挟着用板部の内面に少なくとも4個の小柱が設けられ、他方の挟着部材の挟着用板部の内面に、前記小柱の少なくとも一部を受容し得る少なくとも4個の小柱用孔部が設けられているから、フロアーマットを床面に対しさらに長期間安定して固定することができる。
[5]の発明では、フロアーマットにおける、第1直線部の両端に近い位置に設けられた一対の小柱(2つの第1小柱)と該第1直線部の端との間の部分の破れを、第2直線部の両端に近い位置に設けられた一対の小柱(2つの第2小柱)と該第2直線部の端との間の部分の破れよりもより十分に防止することができるので、2つの第1小柱が、2つの第2小柱よりも、自動車フロアーマットにおける車の進行方向前方側に位置するようにグロメットをマットに挟着状態に取り付けるものとすれば(図1、6参照)、より大きな引張力が加えられる前方側からの引っ張りに対しても十分に抗することができるものとなり、従ってフロアーマットを床面に対しより長期間にわたって安定して固定することができる。
更に、第1筒部及び第2筒部の断面形状は、対向して配置された一対の直線部を備えた異形形状であるから、グロメットをフロアーマットの固定用孔の周縁部に挟着状態に取り付ける際に、水平面内での回転方向の位置決め(即ち小柱用孔部内に小柱を挿通する際の位置決め)が容易になり、グロメットの取付作業性を向上できる利点がある(図1参照)。
[6]の発明では、全ての仮想分画線に対して、4個の小柱は、線対称の位置にならないように配置されている(非線対称配置である)から、フロアーマットに対しその下面側に取り付けるべき挟着部材を、フロアーマットの上面側に取り付けてしまう表裏(上下)の取り付け間違いを生じることを防止できるし、一方フロアーマットに対しその上面側に取り付けるべき挟着部材を、フロアーマットの下面側に取り付けてしまう表裏(上下)の取り付け間違いを生じることを防止できる。これにより、グロメットの取付作業性を向上させることができる。
更に、全ての仮想分画線に対して、4個の小柱が、線対称の位置にならないように配置されている(非線対称配置である)から、水平面内での回転方向の位置決め(即ち小柱用孔部内に小柱を挿通する際の位置決め)も容易になり、グロメットの取付作業性をより向上できる利点がある(図10参照)。
[7]の発明では、第1筒部の内周面に内方へ突出する係止部が設けられているから、例えば、床面の繊維敷物等の上面に設けた係止手段のロック部を、フロアーマットの固定用孔の周縁部に挟着されたグロメットの中央孔(筒孔)に挿通配置せしめて、床面の繊維敷物等の上にフロアーマットを載置した後、例えば係止手段のロック部を水平面内で約90度回転させて、該ロック部の両端部を、グロメットの内方突出係止部の上面に係止せしめることにより、床面の繊維敷物等の上に簡単かつ迅速に自動車用フロアーマットを固定することができる。
本発明の一実施形態に係る自動車フロアーマット用グロメットを構成部材に分離した状態で示す斜視図である(装着対象の自動車フロアーマットのコーナー部も併せて示している)。 第1挟着部材を示す図であって、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は下面図、(d)は左側面図である。 図2(a)におけるX−X線の断面図である。 第2挟着部材を示す図であって、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は下面図、(d)は左側面図である。 図4(a)におけるY−Y線の断面図である。 本発明のグロメットを自動車フロアーマットに取り付けた状態を示す図であって、(a)は斜視図、(b)は(a)におけるB−B線の断面図である。 係止手段が取り付けられた床面繊維敷物を示す斜視図である。 床面繊維敷物の係止手段のロック部を、自動車フロアーマットのグロメットの孔内に挿通した状態で、床面繊維敷物の上に自動車フロアーマットを敷設した状態を示す平面図である。 図8の敷設状態で、さらにロック部を水平面内で90度回転させてロック部を内方突出係止部の上面に係合させてロックした状態を示す平面図である。 本発明の他の実施形態に係る自動車フロアーマット用グロメットを構成部材に分離した状態で示す斜視図である(装着対象の自動車フロアーマットのコーナー部も併せて示している)。 図10のグロメットの第1挟着部材を示す下面図である。 図10のグロメットの第2挟着部材を示す上面図である。
本発明に係る自動車フロアーマット用グロメット1は、第1挟着部材2と、第2挟着部材3と、係止手段4と、を備えてなる。本発明のグロメット1は、自動車フロアーマット70における固定用孔71の周縁部に挟着状態に取り付けられるグロメットである(図1、6参照)。
本実施形態では、前記第1挟着部材2は、自動車フロアーマットの上面に配置される上側部材であって、前記第2挟着部材3は、自動車フロアーマットの下面に配置される下側部材である。
また、本実施形態では、前記係止手段4は、係止溝23と、該係止溝23に係合し得る係止凸部33と、を備えている(図1〜5、図6(b)参照)。
前記第1挟着部材2は、図1〜3に示すように、上下両端が開口された第1筒部21と、環状板体からなる第1挟着用板部26とからなる。前記第1筒部21の断面形状は、対向して平行に配置された一対の直線部41、42と、これら一対の直線部の端部同士を連接する一対の円弧形状部43、44とからなる略円形状である(図2(c)参照)。即ち、前記第1挟着部材2は、両端が開口された第1筒部21の一端側から径方向外方に向けて環状の第1挟着用板部26が延設されてなる。
前記第1筒部21の内周面に、内方へ突出する略板状の内方突出係止部24が設けられている(図1〜3参照)。図1〜3において、22は、第1筒部の筒孔である。
前記第2挟着部材3は、図1、4、5に示すように、上下両端が開口された第2筒部31と、環状板体からなる第2挟着用板部36とからなる。前記第2筒部31の断面形状は、対向して平行に配置された一対の直線部51、52と、これら一対の直線部の端部同士を連接する一対の円弧形状部53、54とからなる略円形状である(図4(a)参照)。即ち、前記第2挟着部材3は、両端が開口された第2筒部31の一端側から径方向外方に向けて環状の第2挟着用板部36が延設されてなる。図1、4、5において、32は、第2筒部の筒孔である。
前記第1筒部21は、前記第2筒部31の内部に(筒孔32に)挿入可能となされている。即ち、第1筒部21の外径は、第2筒部31の内径よりも僅かに小さい大きさに設定されている。
本発明では、前記第2筒部31の内部に(筒孔32に)第1筒部21を挿通配置した時に、両筒部同士の軸線方向への移動を阻止した状態で相互に固定できる係止手段4が設けられている。本実施形態では、前記係止手段4は、前記第1筒部21の外周面に設けられた係止溝23と、前記第2筒部31の周壁から内方に向けて延ばされた係止凸部33とからなる。
前記係止溝23は、前記第1筒部21の外周面における正面に3個、背面に3個、左側面に3個、右側面に3個それぞれ設けられている。前記係止溝23は、いずれも、第1筒部21の軸線方向に垂直な方向(水平方向)に延ばされている(図2、3参照)。
前記係止凸部33は、前記第2筒部31の周壁における正面側に1個、背面側に1個、左側面側に1個、右側面側に1個それぞれ設けられている(図4、5参照)。
前記第2筒部31の周壁における各係止凸部33の両側には下面側から切り込まれた切り込み溝35、35がそれぞれ形成されている(図1、4、5参照)。また、前記第2挟着用板部36における前記係止凸部33に隣り合う(向き合う)領域にスペース孔34が形成されている。このスペース孔34の両端は、前記切り込み溝35、35とそれぞれ連通している。このような切り込み溝35が設けられているので、第2筒部31に設けられた係止凸部33は、第2筒部31の径方向内方及び径方向外方への変形移動が可能となっている。また、第2挟着用板部36にスペース孔34が設けられているので、係止凸部33の径方向外方への変形移動を十分に許容することができる(図4、5参照)。
しかして、第2筒部31の内部に第1筒部21を挿通していくと、第1筒部21の外周面の係止溝23に、第2筒部31の係止凸部33が係合するので、両筒部同士の軸線方向への移動を阻止した状態で第2筒部31と第1筒部21とを相互に固定できる。この時、第1筒部21の外周面に水平方向に平行に配列された3段階の(3個の)係止溝23が存在するから、挟着対象の自動車フロアーマットの厚さに応じて、前記係止凸部33をこの3段階の係止溝23のうちいずれの係止溝に係止するかを適宜決めればよい。
前記第2挟着部材(下側部材)3の第2挟着用板部36の内面(上面)に4個の小柱37A、37A、37B、37Bが設けられている(図1、4、5参照)。
本実施形態では、前記第1直線部51の両端51aに近い位置に設けられた一対の小柱37Aから該第1直線部の端51aまでの距離Mは、前記第2直線部52の両端52aに近い位置に設けられた一対の小柱37Bから該第2直線部の端52aまでの距離Nよりも大きくなるように構成されている(図4(a)参照)。なお、グロメット1を自動車フロアーマットに取り付ける際に、前記第1直線部51は、車の進行方向前方側に位置するように配置され、前記第2直線部52は、車の進行方向後方側に位置するように配置される(図1参照)。
一方、前記第1挟着部材(上側部材)2の第1挟着用板部26の内面(下面)に4個の円柱部25が下方に向けて突設されている(図1〜3参照)。前記4個の円柱部25の下面には、それぞれ小柱用孔部27A、27A、27B、27Bが設けられている。これら小柱用孔部は、前記第2挟着部材(下側部材)3の小柱の少なくとも一部を受容できる大きさに設定されている。
本実施形態では、前記第1直線部41の両端41aに近い位置に設けられた一対の第1小柱用孔部27Aから該第1直線部の端41aまでの距離Vは、前記第2直線部42の両端42aに近い位置に設けられた一対の第2小柱用孔部27Bから該第2直線部の端42aまでの距離Zよりも大きくなるように構成されている(図2(c)参照)。なお、グロメット1を自動車フロアーマットに取り付ける際に、前記第1直線部41は、車の進行方向前方側に位置するように配置され、前記第2直線部42は、車の進行方向後方側に位置するように配置される(図1参照)。
前記第2挟着用板部36の内面(上面)の周縁部に8個の小突起38が上方に向けて突設されている(図4参照)。また、前記第1挟着用板部26の内面(下面)の周縁部に6個の小突起28が下方に向けて突設されている(図2参照)。これらの小突起26、36は、グロメット1を自動車フロアーマット70に取り付けた際に、自動車フロアーマット70の上面や下面にくい込んで、取り付け状態のグロメット1のずれ移動防止に貢献できる。
次に、本発明に係る前記グロメット1を用いて自動車フロアーマット70を自動車の床面に固定する方法の一例について説明する。
通常、自動車の床面には繊維敷物80が敷設されている。そして、前記繊維敷物80の上面に係止手段81が固定されている(図7参照)。本実施形態では、前記係止手段81は、繊維敷物80の上面に固定されたベース板84と、該ベース板84の上面に突設された突起部82と、該突起部82の上面側に、水平面内で回転(自転)可能な態様で取り付けられたロック部83と、を備えている(図7参照)。前記突起部82は平面視略長方形状であり、前記ロック部83も平面視略長方形状である(図7参照)。
前記ロック部83は、図7に示すような突起部82の軸線方向とロック部83の軸線方向とが平行になっている基本状態から、水平面内で手で回して回転させると約90度回転させた位置で安定状態に止まるように構成されており、更に水平面内で回転させる力を加えない限りその位置で固定されている。しかして、更に前記ロック部83を水平面内で手で回して回転させると前記基本状態から約180度回転した位置で(図7に示すような突起部82の軸線方向とロック部83の軸線方向とが平行になっている状態で)安定状態に止まるように構成されている。
前記グロメット1を取り付ける対象の自動車フロアーマット70の一例を図1に示す。この自動車フロアーマット70の長さ方向(装着状態で自動車の前後方向)の後方側の2箇所のコーナー部(隅部)にそれぞれ、図1に示すような、厚さ方向に貫通する固定用孔71が形成されている。前記固定用孔71の平面視形状は、前記第2挟着部材(下側部材)の第2筒部31の平面視形状と略同一であって相似的に僅かに大きいものとなされている(図1、図6(b)参照)。
前記自動車フロアーマット70の固定用孔71の近傍周囲部に4個の小柱挿通用貫通孔72A、72A、72B、72Bが穿設されている(図1参照)。即ち、前記本発明のグロメット1を、この自動車フロアーマット70の固定用孔71の周縁部に挟着状態に取り付ける際の、前記第2挟着部材3の4個の小柱37A、37A、37B、37Bの対応位置にそれぞれ小柱挿通用貫通孔72A、72A、72B、72Bが形成されている(図1参照)。
しかして、前記自動車フロアーマット70の下面側から第2挟着部材(下側部材)3の第2筒部31をマット70の固定用孔71内に配置せしめると共に、第2挟着部材(下側部材)3の小柱37A、37A、37B、37Bをそれぞれマット70の小柱挿通用貫通孔72A、72A、72B、72Bに挿通せしめる一方、前記自動車フロアーマット70の上面側から第1挟着部材(上側部材)2の第1筒部21をマット70の固定用孔71内に配置せしめると共に、第1挟着部材(上側部材)2の円柱部25、25、25、25をそれぞれマット70の小柱挿通用貫通孔72A、72A、72B、72Bに挿通せしめた後、第2挟着部材(下側部材)3の第2筒部31の内部に、第1挟着部材(上側部材)2の第1筒部21を挿通していくと、第1筒部21の外周面の係止溝23に、第2筒部31の係止凸部33が係合するので、両筒部同士の軸線方向への移動を阻止した状態で第2筒部31と第1筒部21とを相互に固定できる(図1、6参照)。また、同時に、前記第2挟着部材3の4個の小柱37A、37A、37B、37Bの各先端部が、マット70の小柱挿通用貫通孔72A、72A、72B、72Bを挿通して、第1挟着部材(上側部材)2の4個の小柱用孔部27A、27A、27B、27Bの内部に略適合状態に挿通配置される。こうして、本発明のグロメット1を、自動車フロアーマット70における固定用孔71の周縁部に挟着状態に取り付け固定することができる(図6参照)。
本発明のグロメット1が取り付けられた自動車フロアーマット70の、自動車床面への固定は、例えば次のようにして行われる。
自動車床面に敷設固定されている繊維敷物80の上面の係止手段81のロック部83が、自動車フロアーマット70のグロメット1の筒孔22(32)内に挿通された状態で、繊維敷物80の上に自動車フロアーマット70を敷設する(図8参照)。
次に、ロック部83を水平面内で約90度回転させることにより、該ロック部83の長さ方向の両端部を、第1挟着部材2の内方突出係止部24の上面に係合させてロック固定する(図9参照)。このようなロック固定により、グロメット1が、自動車床面の繊維敷物80の係止手段81から離脱することを阻止できる。これにより、自動車床面の繊維敷物80の上面に敷設された自動車フロアーマット70の前後方向(長さ方向)へのずれ移動を防止することができる。
なお、ロック部83を水平面内でさらに約90度回転させることにより、前記係止状態を解除することができて、係止手段81のロック部83からグロメット1を離脱させることができる、即ち床面の繊維敷物80に固定されていた自動車フロアーマット70を迅速に取り外すことができる。
次に、本発明に係る自動車フロアーマット用グロメット1の他の実施形態(第2実施形態)について図10〜12を参照しつつ説明する。
この第2実施形態では、前記第2挟着部材(下側部材)3の第2挟着用板部36の内面(上面)に4個の小柱が設けられているのであるが、図12に示すように、第2挟着部材3の第2挟着用板部36の内面を平面視した状態において、該第2挟着用板部36の内面に平行状に当接し、且つ前記4個の小柱を2個ずつに分ける仮想分画線90…を引いた時、その全ての仮想分画線90…に対して、前記4個の小柱は、線対称の位置にならないように配置されている。即ち、一方の隣り合う一対の小柱67A、67Bは、前記第2挟着用板部36を二等分する仮想分画線90に対して、線対称の位置にあるが、他方の隣り合う一対の小柱67C、67Dは、前記第2挟着用板部36を二等分する仮想分画線90に対して、線対称の位置にはない(図12参照)。
なお、一方の隣り合う一対の小柱67A、67Bも、前記第2挟着用板部36を二等分する仮想分画線90に対して、線対称の位置にない構成を採用してもよい。
また、前記第1挟着部材(上側部材)2の第1挟着用板部26の内面(下面)に4個の円柱部(小柱用孔部)が設けられているのであるが、図11に示すように、第1挟着部材2の第1挟着用板部26の内面を平面視した状態において、該第1挟着用板部26の内面に平行状に当接し、且つ前記4個の円柱部(小柱用孔部)を2個ずつに分ける仮想分画線91…を引いた時、その全ての仮想分画線91…に対して、前記4個の円柱部(小柱用孔部)は、線対称の位置にならないように配置されている。即ち、一方の隣り合う一対の小柱用孔部57A、57Bは、前記第1挟着用板部26を二等分する仮想分画線91に対して、線対称の位置にあるが、他方の隣り合う一対の小柱用孔部57C、57Dは、前記第1挟着用板部26を二等分する仮想分画線91に対して、線対称の位置にはない(図11参照)。
なお、一方の隣り合う一対の小柱用孔部57A、57Bも、前記第1挟着用板部26を二等分する仮想分画線91に対して、線対称の位置にない構成を採用してもよい。
前記第2挟着部材(下側部材)3における4個の小柱の配置状態(設置位置)以外の他の構成については前記実施形態(図1〜6)と同一であるので、これら他の構成部については同一の符号を付してその説明は省略する(図10、図12)。
また、前記第1挟着部材(上側部材)2における4個の円柱部の配置状態(設置位置)以外の他の構成については前記実施形態(図1〜6)と同一であるので、これら他の構成部については同一の符号を付してその説明は省略する(図10、図11)。
また、図10に示すように、上記第2実施形態のグロメット1を、自動車フロアーマット70の固定用孔71の周縁部に挟着状態に取り付ける際の、前記第2挟着部材3の4個の小柱67A、67B、67C、67Dの対応位置にそれぞれ小柱挿通用貫通孔73A、73B、73C、73Dが形成されている。
上記第2実施形態のグロメットでは、4個の小柱は、第2挟着用板部36の内面に平行状に当接し、且つ前記4個の小柱を2個ずつに分ける全ての仮想分画線に対して、線対称の位置にならないように配置されている(非線対称配置である)から、フロアーマット70に対しその下面側に取り付けるべき挟着部材3を、フロアーマット70の上面側に取り付けてしまう表裏(上下)の取り付け間違いを生じることを防止できるし、一方フロアーマット70に対しその上面側に取り付けるべき挟着部材2を、フロアーマット70の下面側に取り付けてしまう表裏(上下)の取り付け間違いを生じることを防止できる。これにより、グロメットの取付作業性を向上させることができる。
更に、全ての仮想分画線に対して、4個の小柱が、線対称の位置にならないように配置されている(非線対称配置である)から、水平面内での回転方向の位置決め(即ち小柱用孔部内に小柱を挿通する際の位置決め)も容易になり、グロメットの取付作業性をより向上させることができる(図10参照)。
前記実施形態では、グロメット1を、自動車フロアーマット70における固定用孔71の周縁部に挟着状態に取り付ける際に、第1挟着部材2をフロアーマット70の上面に配置し、第2挟着部材3をフロアーマット70の下面に配置して挟着するものとしているが、特にこのような形態に限定されるものではなく、例えば、第1挟着部材2をフロアーマット70の下面に配置し、第2挟着部材3をフロアーマット70の上面に配置して挟着するものとしてもよい。
また、前記実施形態では、第2挟着部材3に小柱37A、37Bを設け、第1挟着部材2に小柱用孔部27A、27Bを設けた構成を採用しているが、特にこのような構成に限定されるものではなく、例えば、第1挟着部材2に小柱37A、37Bを設け、第2挟着部材3に小柱用孔部27A、27Bを設けた構成を採用してもよい。
また、前記実施形態では、係止手段4としては、係止溝23と、該係止溝23に係合し得る係止凸部33とからなる構成を採用しているが、両筒部21、31同士の軸線方向への移動を阻止した状態で相互に固定できる手段であれば、どのような構成を採用してもよい。
本発明に係る自動車フロアーマット用グロメットは、自動車フロアーマットにおける固定用孔の周縁部の上下面に挟着状態に取り付けて使用される。
1…グロメット
2…第1挟着部材
3…第2挟着部材
4…係止手段
21…第1筒部
22…筒孔
23…係止溝
24…内方突出係止部
26…第1挟着用板部
27A…第1小柱用孔部
27B…第2小柱用孔部
31…第2筒部
32…筒孔
33…係止凸部
36…第2挟着用板部
37A…第1小柱
37B…第2小柱
51…第1直線部
51a…端
52…第2直線部
52a…端
57A、57B、57C、57D…小柱用孔部
67A、67B、67C、67D…小柱
70…自動車フロアーマット
71…固定用孔
72A…第1小柱挿通用貫通孔
72B…第2小柱挿通用貫通孔
73A、73B、73C、73D…小柱挿通用貫通孔
90…仮想分画線
91…仮想分画線

Claims (6)

  1. 自動車フロアーマットにおける固定用孔の周縁部に挟着状態に取り付けられるグロメットであって、
    両端が開口された第1筒部の一端側から径方向外方に向けて第1挟着用板部が延設されてなる第1挟着部材と、
    両端が開口された第2筒部の一端側から径方向外方に向けて第2挟着用板部が延設されてなる第2挟着部材と、を備え、
    前記第1筒部は、前記第2筒部の内部に挿入可能となされ、
    前記第2筒部の内部に前記第1筒部を挿通配置した時に、両筒部同士の軸線方向への移動を阻止した状態で相互に固定できる係止手段が設けられ、
    前記両挟着部材のうちの一方の挟着部材の挟着用板部の内面に少なくとも個の小柱が設けられ、他方の挟着部材の挟着用板部の内面に、前記小柱の少なくとも一部を受容し得る少なくとも個の小柱用孔部が設けられ
    前記第1筒部及び前記第2筒部の断面形状は、対向して配置された一対の直線部を備えるものであり、
    前記一対の直線部のうち一方の第1直線部の両端に近い位置に設けられた一対の小柱から該第1直線部の端までの距離を「M」(cm)とし、他方の第2直線部の両端に近い位置に設けられた一対の小柱から該第2直線部の端までの距離を「N」(cm)としたとき、M>Nの関係が成り立つことを特徴とする自動車フロアーマット用グロメット。
  2. 自動車フロアーマットにおける固定用孔の周縁部に挟着状態に取り付けられるグロメットであって、
    両端が開口された第1筒部の一端側から径方向外方に向けて第1挟着用板部が延設されてなる第1挟着部材と、
    両端が開口された第2筒部の一端側から径方向外方に向けて第2挟着用板部が延設されてなる第2挟着部材と、を備え、
    前記第1筒部は、前記第2筒部の内部に挿入可能となされ、
    前記第2筒部の内部に前記第1筒部を挿通配置した時に、両筒部同士の軸線方向への移動を阻止した状態で相互に固定できる係止手段が設けられ、
    前記両挟着部材のうちの一方の挟着部材の挟着用板部の内面に少なくとも4個の小柱が設けられ、他方の挟着部材の挟着用板部の内面に、前記小柱の少なくとも一部を受容し得る少なくとも4個の小柱用孔部が設けられ、
    前記小柱が設けられた、一方の挟着部材の挟着用板部の内面を平面視した状態において、該挟着用板部の内面に平行状に当接し、且つ前記4個の小柱を2個ずつに分ける仮想分画線を引いた時、その全ての仮想分画線に対して、前記4個の小柱は、線対称の位置にならないように配置されていることを特徴とする自動車フロアーマット用グロメット。
  3. 自動車フロアーマットにおける固定用孔の周縁部に挟着状態に取り付けられるグロメットであって、
    両端が開口された第1筒部の一端側から径方向外方に向けて第1挟着用板部が延設されてなる第1挟着部材と、
    両端が開口された第2筒部の一端側から径方向外方に向けて第2挟着用板部が延設されてなる第2挟着部材と、を備え、
    前記第1筒部は、前記第2筒部の内部に挿入可能となされ、
    前記第1筒部の外周面及び前記第2筒部の内周面のうちの一方の周面に係止溝が設けられ、他方の周面に、前記係止溝に係合しうる係止凸部が設けられ、
    前記両挟着部材のうちの一方の挟着部材の挟着用板部の内面に少なくとも個の小柱が設けられ、他方の挟着部材の挟着用板部の内面に、前記小柱の少なくとも一部を受容し得る少なくとも個の小柱用孔部が設けられ
    前記第1筒部及び前記第2筒部の断面形状は、対向して配置された一対の直線部を備えるものであり、
    前記一対の直線部のうち一方の第1直線部の両端に近い位置に設けられた一対の小柱から該第1直線部の端までの距離を「M」(cm)とし、他方の第2直線部の両端に近い位置に設けられた一対の小柱から該第2直線部の端までの距離を「N」(cm)としたとき、M>Nの関係が成り立つことを特徴とする自動車フロアーマット用グロメット。
  4. 自動車フロアーマットにおける固定用孔の周縁部に挟着状態に取り付けられるグロメットであって、
    両端が開口された第1筒部の一端側から径方向外方に向けて第1挟着用板部が延設されてなる第1挟着部材と、
    両端が開口された第2筒部の一端側から径方向外方に向けて第2挟着用板部が延設されてなる第2挟着部材と、を備え、
    前記第1筒部は、前記第2筒部の内部に挿入可能となされ、
    前記第1筒部の外周面及び前記第2筒部の内周面のうちの一方の周面に係止溝が設けられ、他方の周面に、前記係止溝に係合しうる係止凸部が設けられ、
    前記両挟着部材のうちの一方の挟着部材の挟着用板部の内面に少なくとも4個の小柱が設けられ、他方の挟着部材の挟着用板部の内面に、前記小柱の少なくとも一部を受容し得る少なくとも4個の小柱用孔部が設けられ、
    前記小柱が設けられた、一方の挟着部材の挟着用板部の内面を平面視した状態において、該挟着用板部の内面に平行状に当接し、且つ前記4個の小柱を2個ずつに分ける仮想分画線を引いた時、その全ての仮想分画線に対して、前記4個の小柱は、線対称の位置にならないように配置されていることを特徴とする自動車フロアーマット用グロメット。
  5. 前記第1筒部及び前記第2筒部の断面形状が、非円形形状である請求項またはに記載の自動車フロアーマット用グロメット。
  6. 前記第1筒部の内周面に内方へ突出する内方突出係止部が設けられている請求項1〜のいずれか1項に記載の自動車フロアーマット用グロメット。
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