JP6154679B2 - ハイブリッド車両のクルーズコントロール装置 - Google Patents

ハイブリッド車両のクルーズコントロール装置 Download PDF

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Description

本発明は、クルーズコントロールにおいて、走行モードをモータ走行モードからハイブリッド走行モードへ移行する過渡走行時は、フィードバック量の演算を停止させるようにしたハイブリッド車両のクルーズコントロール装置に関する。
従来、ミリ波レーダや赤外線レーザレーダ等のレーダ手段、ステレオカメラや単眼カメラ等の撮像手段、或いは、これらレーダ手段と撮像手段との併用によって車両前方の車外情報を認識し、認識した車外情報に基づいて車両の各種制御等を行う車両用運転支援装置が種々提案されている。
この種の車両用運転支援装置の機能の一つとして、自車走行レーン前方での先行車の捕捉状態に応じて、追従走行制御と定速走行制御とを選択的に行う車間距離制御付クルーズコントロール(ACC;Adaptive Cruise Control)機能等が広く実用化されている。
例えば、特許文献1(特開2012−91697号公報)には、レーダユニットで検出した先行車の情報(車間距離、相対速度等)に基づき先行車に対しての目標車間距離或いは目標車間時間とするための目標加速度(目標減速度)を求め、この目標加速度に基づいて目標駆動トルクを演算する。そして、この目標駆動トルクにエンジンの始動に必要なクランキングトルクを加算したトルクが、モータの出力可能なトルク以下の場合、走行モードとしてモータ走行モード(以下、「EVモード」と称する)を設定し、又、トルクがモータの出力可能なトルクを越えている場合、ハイブリッド走行モード(以下、「HEVモード」と称する)を設定する車間距離制御付クルーズコントロール装置が開示されている。
特開2012−91697号公報
ところで、発進後の加速運転や巡航走行から加速運転の途中で、走行モードがEVモードからHEVモードへ移行する際の過渡走行では、モータの余力でエンジンを再始動させ、完爆後、クラッチを締結してHEVモードへ移行し、加速運転を再開する。
モータの有する最大トルクまでEVモードで加速させ、その後、HEVモードへ移行させる場合、過渡走行では駆動力が大きくならないため加速度が立ち上がらず、目標加速度と実際の加速度(実加速度)との差が大きくなる。ACC走行では、目標加速度に、目標加速度と実加速度のとの差分に応じて設定したフィードバック量を加算して、実加速度が目標加速度に収束するように、エンジントルク、モータトルク、変速比を設定する。
フィードバック量が実加速度に反映されるまでには遅れがあり、従って、例えば、図6に示すように、過渡走行(以下、{過渡モード}と称する)においては、破線で示す目標加速度に対して実線で示す実加速度が落ち込むため、フィードバック制御ではフィードバック量が次第に大きな値に設定されるが、そのとき設定されたフィードバック量は、HEVモードへ移行した後に反映される。
そのため、HEVモードへ移行した際の再加速運転では、実加速度が目標加速度を越えて一時的に加するため、搭乗者に飛び出し感を与えてしまい、乗り心地が悪化する不都合がある。
本発明は、上記事情に鑑み、ACC走行時の加速運転において、モータ走行モードからハイブリッド走行モードへ移行する過渡走行時において、実加速度が目標加速度に対して落ち込んだ場合であっても、ハイブリッド走行モードへ移行した際に実加速度が目標加速度を超えて増加することがなく、良好な乗り心地を得ることのできるハイブリッド車両のクルーズコントロール装置を提供することを目的とする。
本発明は、クルーズコントロールの目標加速度を演算する目標加速度演算手段と、前記目標加速度と実際の加速度との差分に基づいてフィードバック量を演算するフィードバック量演算手段と、前記目標加速度に前記フィードバック量を加算した値に車重を乗算して目標駆動力を演算する目標駆動力演算手段と、前記目標駆動力に対応する要求トルクを求め、該要求トルクが前記モータの最大トルク以下の場合は走行モードをモータのみによるモータ走行モードに設定し、該要求トルクが該最大トルクを越えている場合は、前記走行モードをエンジンとモータによるハイブリッド走行モードに設定する走行モード選択制御手段とを備えるハイブリッド車両のクルーズコントロール装置において、前記走行モード選択制御手段は、前記走行モードを前記モータ走行モードから前記ハイブリッド走行モードへ移行させる際に、前記フィードバック量の演算を停止させ該フィードバック量を停止直前の値に固定する。
本発明によれば、クルーズコントロールの加速運転において、走行モードをモータ走行モードからハイブリッド走行モードへ移行させる過渡走行時には、フィードバック量の演算を停止するようにしたので、実加速度が目標加速度に対して落ち込んだ場合であっても、ハイブリッド走行モードへ移行した際に実加速度が目標加速度を超えて増加することがなく、良好な乗り心地を得ることができる。
ハイブリッド車両のシステム構成図 プレビュ制御ユニットの機能ブロック図 走行モード選択制御処理ルーチンを示すフローチャート HEV移行過渡モード制御サブルーチンを示すフローチャート EVモード、過渡モード、HEVモードにおけるフィードバック制御による目標加速度と実加速度との遷移を示すタイムチャート 従来のEVモード、過渡モード、HEVモードにおけるフィードバック制御による目標加速度と実加速度との遷移を示すタイムチャート
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。図1に示すハイブリッド車両のパワーユニット1は、例えば、エンジン2とモータ3とを駆動源として併用するシリーズ・パラレル方式を採用しており、例えば、車間距離制御付クルーズコントロール(ACC;Adaptive Cruise Control)機能を備えた自動車等の車両に搭載されている。
パワーユニット1は、モータ3を内蔵する自動変速装置5を有し、この自動変速装置5がエンジン2に連設されている。又、自動変速装置5はエンジン2の出力軸2aに連結するトルクコンバータ6を有し、このトルクコンバータ6に、自動変速機としての無段変速機(CVT)8が前後進切換装置7を介して連設されている。
CVT8は、前後進切換装置7に連結するプライマリ軸9aと、このプライマリ軸9aに平行なセカンダリ軸10aとを有し、これら各軸9a,10aにプライマリプーリ9とセカンダリプーリ10とが軸着されている。又、これら両プーリ9,10にベルト或いはチェーン等からなる巻き掛け式の伝達部材11が巻装されている。このCVT8は、各プーリ9,10に対する伝達部材11の巻掛け半径を変化させることにより(すなわち、プーリ比を変化させることにより)、プライマリ軸9aとセカンダリ軸10aとの間において、任意の変速比で変速した駆動力を伝達することができる。又、モータ3はプライマリ軸9aに直結されている。
一方、セカンダリ軸10aは、歯車列15と出力クラッチ16とを介して出力伝達軸17に連設されており、この出力伝達軸17の一端に前輪に連設する前輪駆動軸18が直結されている。又、この出力伝達軸17の他端に減速歯車列19が連設され、この減速歯車列19に後輪駆動軸20が連設され、この後輪駆動軸20がセンターデファレンシャル機構(図示せず)を介して後輪に連設されている。出力クラッチ16が締結されると、セカンダリ軸10aと出力伝達軸17との間で駆動力の伝達がなされる。
モータ3に、インバータ25を介して、車両の主電源を構成するバッテリ26が接続されている。このインバータ25は、バッテリ26からの直流電力を交流電力に変換し、モータ3を駆動する。又、回生時等において、インバータ25は、モータ3をジェネレータとして機能させ、モータ3で発電された交流電力を直流電力に変換してバッテリ26に充電させる。
エンジン2、モータ3、バッテリ26、自動変速装置5に設けられている前後進切換装置7、CVT8及び出力クラッチ16の各動作は、エンジン制御ユニット(E/G_ECU)31、モータ制御ユニット(モータ_ECU)32、バッテリ管理ユニット(BAT_ECU)33、トランスミッション制御ユニット(TCU)34によって制御される。又、各ECU31〜34は、システム全体を統括制御する中央のハイブリッド制御ユニット(HEV_ECU)30に接続されている。この各ECU30〜34は、マイクロコンピュータを中心として各種インターフェースや周辺機器等を備えて構成され、例えばCAN(Controller Area Network)等の通信ラインを介して双方向通信可能に接続され、制御情報や制御対象の動作状態に係わるセンシング情報を相互に通信する。
ここで、各ECU31〜34の機能について概略すると、E/G_ECU31は、HEV_ECU30からの制御指令を受け、エンジン2の運転状態を検出する各種センサ類からの信号に基づいて、スロットル開度、点火時期、燃料噴射量等を演算する。そして、これらに対応する制御信号によってアクチュエータ類を駆動し、エンジン2の出力が制御指令値に一致するようにフィードバック制御を行う。
モータ_ECU32は、HEV_ECU30からの制御指令を受け、インバータ25を介してモータ3を制御するものであり、モータ3の回転数や電圧・電流等の情報に基づいて、インバータ25への電流指令や電圧指令を送信し、モータ3の出力が制御指令値に一致するようにフィードバック制御を行う。
BAT_ECU33は、バッテリ26の充電状態(SOC:State of charge)で示される残存容量、バッテリ26における入出力可能な最大電力で示される入出力可能パワー量、バッテリ26の劣化度等によるバッテリ状態の把握、バッテリ状態を把握した上でのバッテリ26の冷却や充電の制御、異常検出及び異常検出時の保護動作等を管理する。
TCU34は、HEV_ECU30からの制御指令を受けてCVT8の変速比を決定し、運転状態に応じた適切な変速比に制御すると共に、前後進切換装置7のクラッチ、ブレーキの締結/開放、及び出力クラッチ16の締結/開放を制御する。
本実施形態で採用するハイブリッド車両の走行モードは、モータ3のみの駆動によるモータ走行モード(EVモード)と、エンジン2のみ或いはエンジン2とモータ3との駆動によるハイブリッド走行モード(HEVモード)と、EVモードからHEVモード或いはHEVモードからEVモードへ移行する際の過渡走行を制御する過渡モードが設定されている。
走行モードがEVモードに設定されると、TCU34は前後進切換装置7のクラッチ及びブレーキを開放して、エンジン2とプライマリ軸9aとの動力伝達を遮断すると共に、CVT8の変速比を所定に設定し、モータ_ECU32によって制御されるモータ3のみの駆動力(力行)により走行させる。又、HEVモードに設定されると、運転状態に応じて、E/G_ECU31によって制御されるエンジン2のみの駆動力、或いはエンジン2とモータ3との協調により走行する。又、HEVモードでは、エンジン2の駆動力に余力がある場合、モータ_ECU32はモータ3をジェネレータとして機能させ、回生動作により得られた電力をバッテリ26に充電させる。
又、EVモードからHEVモードへ移行する際の過渡モードでは、モータ_ECU32がモータ3を惰行させると共に、E/G_ECU31がエンジン2を始動・完爆させる。一方、HEVモードからEVモードへ移行する際の過渡モードでは、E/G_ECU31がエンジン2を停止させ、TCU34が前後進切換装置7を空転させるコースト走行時に、モータ_ECU32がモータ3により力行させる。
又、HEV_ECU30に車載カメラユニット40が接続されている。この車載カメラユニット40は、例えば、車外の環境に基づく運転支援機能の1つとして、自車走行レーン前方での先行車の捕捉状態に応じて、追従走行制御と定速走行制御とを選択的に行う車間距離制御付クルーズコントロール(ACC;Adaptive Cruise Control)機能を実現するものであり、車載カメラ41、プレビュ制御ユニット(PCU)42等を備えている。車載カメラ41はステレオカメラであり、CCDやCMOS等の固体撮像素子を内蔵する1組のメインカメラ41aとサブカメラ41bとで構成されている。この両カメラ41a、41bは、それぞれ車室内の天井前方に一定の間隔を持って取り付けられ、車外の対象を異なる視点からステレオ撮像する。
又、PCU42は、例えば、三次元画像処理エンジン、画像認識ソフトウェア、車両制御ソフトウェア等を搭載したマイクロプロセッサによって構成されている。このPCU42には、車載カメラ41からの画像情報が入力されると共に、TCU34から自車速V等が入力される。PCU42は、車載カメラ41で撮像した1組の画像(ステレオ画像)の画素群に対してステレオマッチング処理を行い、得られた画像情報にグルーピング処理を行うことで自車前方の白線や立体物等を認識する。
又、PCU42は、認識した白線や立体物等に基づいて自車走行路を推定し、自車走行路上の先行車検出を行う。そして、先行車を検出した場合、PCU42は、その先行車情報として、先行車距離D(=車間距離)、先行車速度Vf(=車間距離Dの変化の割合+自車速V)、先行車加速度af(=先行車速度Vfの微分値)等を演算する。
更に、PCU42には、運転者が操作可能なクルコンスイッチ43が接続されており、このクルコンスイッチ43を操作することで、セット車速Vsetや車間距離モード(例えば、「長」、「中」、「短」)等、ACC機能がONされた際の各種設定情報を入力することができる。
図2に示すように、PCU42にはACC機能として、目標加速度演算手段としての目標加速度演算部42a、フィードバック量演算手段としてのフィードバック量演算部42b、目標駆動力演算手段としての目標駆動力演算部42cを備えている。目標加速度演算部42aは、自車速Vをセット車速Vsetに収束させるための目標加速度a1を求める。すなわち、先ず、自車速Vとセット車速Vsetとの差分Vsrel(=Vset−V)を演算し、予め設定されたマップ等を参照して目標加速度a1を演算する。
更に、目標加速度演算部42aは、自車走行路上に先行車を検出した場合、上述した目標加速度a1に加え、車間距離Dを車間距離モードに応じた追従目標距離Dtrgに収束させるための目標加速度a2を求める。すなわち、車間距離モード毎に予め設定されたマップを参照し、自車速Vに応じた追従目標距離Dtrgを設定する。又、PCU42は、追従目標距離Dtrgと車間距離Dとの差分ΔD(=Dtrg−D)を演算すると共に、先行車速度Vfと自車速Vとの相対速度Vfrel(=Vf−V)を演算し、これらをパラメータとして予め設定されているマップ等を参照して目標加速度a2を演算する。そして、ACC機能に係る最終的な目標加速度a0として、先行車を検出していない場合は目標加速度a1をそのまま設定し、先行車を検出した場合は目標加速度a1,a2のうち何れか大きい値を選択する。
又、フィードバック量演算部42bは、後述するHEV_ECU30で設定するフィードバック許可フラグFF/Bの値を参照し、セットされている場合(FF/B=1)、フィードバック許可と判定し、目標加速度演算部42aで設定した目標加速度a0と、加速度センサ等で検出した自車両の実際の加速度(実加速度)aとの差分Δa(a0−a)に基づき、周知のPID制御等により、実加速度aを目標加速度a0に収束させるためのフィードバック量aF/Bを求める。又、クリアされている場合(FF/B=0)、フィードバックを停止させ、直前に求めたフィードバック量aF/Bに固定する。
目標駆動力演算部42cは、目標加速度aとフィードバック量aF/Bとを加算した値に車重mを乗算して目標駆動力Faを算出する(Fa←m(a0+aF/B))。
この目標駆動力演算部42cで算出した目標駆動力Faは、HEV_ECU30に送信される。HEV_ECU30は、目標駆動力Faに対応する要求トルクTqを、運転状態に応じて設定した配分比率に基づきエンジン2、モータ3に配分するためのエンジントルク指示値とモータトルク指示値を求めると共にCVT8に対する変速比指示値を設定し、この各指示値をE/G_ECU31、モータ_ECU32、TCU34へ送信する。
例えば、図5に示すように、ACC機能がONされている状態での追従走行に際し、先行車が停車状態から発進した場合、自車両が追従発進するに際し、HEV_ECU30は、走行モードをEVモードに設定し、E/G_ECU31に対してエンジン停止指令を送信した状態で、モータ_ECU32に対し、モータ3による力行を実現させるモータトルク指示値を送信すると共に、TCU34に対して所定の変速比指示値を送信する。すると、モータ出力とCVT8の変速比とにより、目標加速度a0に沿って実加速度aが上昇する。その後、このモータトルク指示値が最大トルクに達した場合、HEV_ECU30は、走行モードをEVモードからHEV移行過渡モードへ移行させる。このHEV移行過渡モードは、走行モードをEVモードからHEVモード移行させる際の過渡制御を行うもので、モータ_ECU32に対して惰行指令を送信し、E/G_ECU31に対してエンジン始動指令を送信する。HEV移行過渡モードではモータ3が惰行し、しかも、エンジン2の駆動力が出力されていないため、実加速度aは目標加速度a0に対して落ち込んだ状態になる。
そして、エンジン2が始動・完爆した後、HEV_ECU30は、走行モードをHEVモードへ移行させ、E/G_ECU31、モータ_ECU32に対して所定配分比率のトルク指示値を送信する。すると、エンジン2の駆動力により実家速度aが上昇し、目標加速度a0に収束される。
その後、車両が減速されて所定車速以下になった場合、HEV_ECU30は、走行モードをHEVモードからEV移行過渡モードへ移行させる。EV移行過渡モードでは、E/G_ECU31に対してエンジン停止指令を送信し、TCU34に対して前後進切換装置7を空転させる指令信号を送信し、コースト走行させる。その後、HEV_ECU30は走行モードをEVモードへ移行し、モータ_ECU32に対し、所定のモータトルク指示値を送信して力行させると共に、TCUに対して所定の変速比指示値を送信する。
HEV_ECU30で実行される走行モードの選択は、具体的に、図3に示す走行モード選択制御処理ルーチンに従って行われる。尚、このルーチンでの処理が本発明の走行モード選択制御手段に対応している。
このルーチンでは、先ず、ステップS1で、PCU42で求めた目標駆動力Faを読込み、ステップS2で、この目標駆動力Faに対応する要求トルクTqを設定する。次いで、ステップS3へ進み、要求トルクTqとモータ3のモータ最大トルクTMmaxとを比較し、Tq≦TMmaxの場合ステップS4へ進み、Tq>TMmaxの場合ステップS4へ分岐する。
ステップS4へ進むと、現在の走行モードがEVモードかHEVモードかを調べ、EVモードの場合、ステップS6へ進み、HEVモードの場合、ステップS7へ分岐する。ステップS6へ進むと、EVモードを継続させるべく、EVモード制御を実行させてルーチンを抜ける。このEVモード制御では、要求トルクTqに対応するモータトルク指示値をモータ_ECU32に送信すると共に、TCU34に対して必要な変速比指示値を送信し、モータ3による力行を実現させる。尚、このステップでは、EVモードが継続されているためエンジン2は停止状態にある。
又、ステップS7へ進むと、走行モードをHEVモードからEVモードへ移行させるべく、その過渡制御であるEV移行過渡制御モードを実行してルーチンを抜ける。このEV移行過渡モード制御では、モータ_ECU32に対し、要求トルクに対応するモータトルク指示値を送信すると共に、E/G_ECU31に対してエンジン停止指令を送信し、モータ3による力行走行を実現する。
一方、ステップS3で、Tq>TMmaxと判定されてステップS5へ分岐すると、現在の走行モードがHEVモードからEVモードかを調べる。そして、HEVモードの場合はステップS8へ進み、EVモードの場合はステップS9へ分岐する。
ステップS8では、HEVモードを継続させるべく、HEVモード制御を実行させてルーチンを抜ける。このHEVモード制御では、要求トルクTqに対応するエンジントルク指示値をE/G_ECU31に送信すると共に、TCU34に対して必要な変速比指示値を送信し、ルーチンを抜ける。尚、エンジントルクのみでは要求トルクTqに対応できない場合、エンジン2とモータ3とに対する駆動力配分を調整し、モータ_ECU32に対して所定配分率のモータトルク指示値を送信し、モータ3による力行にてエンジン2の出力をアシストさせる。又、本実施形態では、EVモード、EV移行過渡モード、HEVモードにおける各制御は、従来と同様のシーケンスで行われるため、詳細な説明は省略する。
そして、ステップS9へ進むと、HEV_ECU30は、走行モードをEVモードからHEVモードへ移行させるべく、その過渡制御であるHEV移行過渡制御モードを実行してルーチンを抜ける。このHEV移行過渡モード制御は、図4に示すHEV移行過渡モード制御サブルーチンに従って実行される。
このサブルーチンでは、先ず、ステップS11で、フィードバック許可フラグをクリアし(FF/B←0)、続く、ステップS12で、E/G_ECU31に対してエンジン始動指令を送信する。そして、ステップS13へ進み、エンジン回転数Neと完爆判定回転数Neoとを比較し、エンジン回転数Neが完爆判定回転数Neoに達するまで待機する。尚、この場合、エンジン回転数Neと完爆判定回転数Neoとを比較することなく、エンジン始動指令を送信した後、予め設定した時間(実験等から求めた完爆に至るまでの固定時間)に達するまで待機し、設定時間経過後、ステップS14へ進むようにしても良い。
そして、エンジン2が完爆した場合(Ne≧Neo)、ステップS14へ進み、走行モードをHEVモードに設定し、ステップS15で、フィードバック許可フラグFF/Bをセットして(FF/B←1)、フィードバック量aF/Bの演算を復帰させた後、ルーチンを抜ける。
このように、本実施形態によれば、ACC走行時の加速運転において、HEV移行過渡モードにおいては、PCU42のフィードバック量演算部42bで設定するフィードバック量aF/Bを停止させ、停止直前に求めたフィードバック量aF/Bに固定するようにしたので、実加速度が目標加速度に対して落ち込んだ場合であっても、HEVモード制御へ移行した際に実加速度が目標加速度を超えて増加することがなく、良好な乗り心地を得ることができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限るものではなく、例えばEVモードからHEVモードへの移行タイミングは、採用するモータ3の有するモータ最大トルクによって決定されるため、モータ3の容量が大きければ、発進加速時以外に、巡航走行からの加速運転においてHEV移行過渡モード制御が実行される場合もある。
2…エンジン、
3…モータ、
5…自動変速装置、
30…ハイブリッド制御ユニット(HEV_ECU)、
31…エンジン制御ユニット(E/G_ECU)、
32…モータ制御ユニット(モータ_ECU)、
34…トランスミッション制御ユニット(TCU)、
40…車載カメラユニット、
41…車載カメラ
42…プレビュ制御ユニット(PCU)、
42a…目標加速度演算部、
42b…フィードバック量演算部、
42c…目標駆動力演算部、
a…実加速度、
a0,a1,a2… 目標加速度、
af…先行車加速度、
aF/B…フィードバック量、
D…車間距離、
Dtrg… 追従目標距離、
Fa…目標駆動力、
FF/B…フィードバック許可フラグ、
Ne…エンジン回転数、
Neo…完爆判定回転数、
TMmax…モータ最大トルク、
Tq…要求トルク、
V…自車速、
Vsrel,Δa,ΔD…差分

Claims (6)

  1. クルーズコントロールの目標加速度を演算する目標加速度演算手段と、
    前記目標加速度と実際の加速度との差分に基づいてフィードバック量を演算するフィードバック量演算手段と、
    前記目標加速度に前記フィードバック量を加算した値に車重を乗算して目標駆動力を演算する目標駆動力演算手段と、
    前記目標駆動力に対応する要求トルクを求め、該要求トルクが前記モータの最大トルク以下の場合は走行モードをモータのみによるモータ走行モードに設定し、該要求トルクが該最大トルクを越えている場合は、前記走行モードをエンジンとモータによるハイブリッド走行モードに設定する走行モード選択制御手段と
    を備えるハイブリッド車両のクルーズコントロール装置において、
    前記走行モード選択制御手段は、前記走行モードを前記モータ走行モードから前記ハイブリッド走行モードへ移行させる際に、前記フィードバック量の演算を停止させ該フィードバック量を停止直前の値に固定する
    ことを特徴とするハイブリッド車両のクルーズコントロール装置。
  2. 前記走行モード選択制御手段は、前記エンジンを始動させるときに前記フィードバック量の演算の停止を開始させる
    ことを特徴とする請求項1記載のハイブリッド車両のクルーズコントロール装置。
  3. 前記走行モード選択制御手段は、前記要求トルクが前記モータの最大トルクを越えたとき前記フィードバック量の演算の停止を開始させる
    ことを特徴とする請求項1記載のハイブリッド車両のクルーズコントロール装置。
  4. 前記走行モード選択制御手段は、前記エンジンが完爆されたとき前記フィードバック量の演算を復帰させる
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のハイブリッド車両のクルーズコントロール装置。
  5. 前記走行モード選択制御手段は、完爆後のエンジン回転数が所定値以上のとき前記フィードバック量の演算を復帰させる
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のハイブリッド車両のクルーズコントロール装置。
  6. 前記走行モード選択制御手段は、前記フィードバック量演算手段で前記フィードバック量の演算を停止したときから設定時間経過後に該フィードバック量の演算を復帰させる
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のハイブリッド車両のクルーズコントロール装置。
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