JP6154006B2 - ノズル管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品を吸着保持するための吸着ノズルを収容する収容部と、収容部に収容されている吸着ノズルをノズルトレイに移載する移載機構とを有する複数のノズル収容装置によって構成されるノズル管理システムに関する。
電子部品装着機では、電子部品を吸着ノズルによって吸着保持し、その電子部品が回路基板上に装着される。このため、電子部品装着機での精度の高い装着作業を担保するべく、適切な吸着ノズルを用いることが望まれている。そこで、適切な吸着ノズルを用いるために、吸着ノズルを洗浄するための装置,吸着ノズルの検査を行うための装置等の開発が進められており、下記特許文献には、そのような装置の一例が記載されている。
特開2012−114237号公報 特開2012−4306号公報 特開2010−258185号公報
適切な吸着ノズルの使用を目的として、上記特許文献に記載されているように、吸着ノズルを洗浄するための装置,吸着ノズルの検査を行うための装置等を用いることは望ましい。一方で、洗浄,検査等が行われても、管理が不適切であると、適切な吸着ノズルを用い難くなる。このため、近年では、電子部品を吸着保持するための吸着ノズルを収容する収容部と、収容部に収容されている吸着ノズルをノズルトレイに移載する移載機構とを有するノズル収容装置の開発が進められている。このようなノズル収容装置によれば、吸着ノズルを収容部で適切に保管するとともに、保管されている吸着ノズルから、任意の吸着のノズルをノズルトレイに移載することが可能となり、効率的に吸着ノズルの管理を行うことが可能となる。さらに、ノズル収容装置を複数備えることで、相当数の吸着ノズルを管理することが可能となり、利便性が飛躍的に向上する。しかしながら、複数のノズル収容装置の各々に収容されている吸着ノズルの種類,任意の吸着ノズルの収納箇所等を管理することは困難であり、それらを適切に管理することで、複数の吸着ノズル収容装置を備えたノズル管理システムの実用性が向上すると考えられる。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、実用性の高いノズル管理システムの提供を課題とする。
上記課題を解決するために、本願に記載のノズル管理システムは、電子部品を吸着保持するための吸着ノズルを収容する収容部と、前記収容部に収容されている吸着ノズルをノズルトレイに移載する移載機構とを有する複数のノズル収容装置と、ノズルトレイに移載すべき1以上の吸着ノズルである必要吸着ノズルに関する情報を取得する移載情報取得部を有する制御装置とを備えたノズル管理システムであって、前記制御装置が、前記複数のノズル収容装置の各々の前記収容部に収容されている吸着ノズルに関する情報を取得する収容ノズル情報取得部と、前記複数のノズル収容装置のうちの所定のノズル収容装置の前記収容部に収容されている吸着ノズルがノズルトレイに移載される際に、前記移載情報取得部によって取得される情報に応じた前記必要吸着ノズルの全てが、前記所定のノズル収容装置の前記収容部に収容されているか否かを判定する第1判定部と、前記必要吸着ノズルの全てが前記所定のノズル収容装置の前記収容部に収容されていない場合に、前記必要吸着ノズルのうちの前記所定のノズル収容装置の前記収容部に収容されていない非収容吸着ノズルが、前記複数のノズル収容装置のうちの前記所定のノズル収容装置以外の前記収容部に収容されているか否かを、前記収容ノズル情報取得部によって取得されている情報に基づいて判定する第2判定部とを有することを特徴とする。
本願に記載のノズル管理システムでは、制御装置が、複数のノズル収容装置に収容されている全ての吸着ノズルに関する情報を記憶している。そして、ノズルトレイに移載すべき必要吸着ノズルの全てが、所定のノズル収容装置に収容されているか否かを、制御装置が判定する。さらに、必要吸着ノズルのうちの所定のノズル収容装置に収容されていない非収容吸着ノズルが、他の吸着ノズル収容装置に収容されているか否かを、判定する。これにより、複数のノズル収容装置に必要吸着ノズルの全てが収容されている場合には、ノズルトレイに移載すべき必要吸着ノズルの全てを揃えることが可能となる。また、複数のノズル収容装置に必要吸着ノズルの全てが収容されていない場合には、非収容吸着ノズルの存在を認識し、非収容吸着ノズルの発注等を行うことが可能となる。このように、本願に記載のノズル管理システムによれば、ノズル管理システムにおいて、複数のノズル収容装置の各々に収容されている吸着ノズルの種類,任意の吸着ノズルの収納箇所等を適切に管理することが可能となり、ノズル管理システムの実用性が向上する。
本発明の実施例のノズル管理システムの管理対象の吸着ノズルが使用される電子部品装着装置を示す斜視図である。 電子部品装着装置が備える装着ヘッドを示す斜視図である。 本発明の実施例のノズル管理システムの管理対象の吸着ノズルを示す斜視図である。 電子部品装着装置において吸着ノズルが載置されるノズルトレイを示す平面図である。 図4に示すノズルトレイの断面図である。 本発明の実施例のノズル管理システムを概略的に示す図である。 ノズル管理システムを構成するノズル管理装置の内部構造を右前方からの視点で示す斜視図である。 ノズル管理システムを構成するノズル管理装置の内部構造を左前方からの視点で示す斜視図である。 ノズル管理装置において吸着ノズルが載置されるノズルパレットを示す平面図である。 図9に示すノズルパレットの断面図である。 ノズル管理装置の備えるノズル移載装置を示す斜視図である。 ノズル管理装置の備える第1ノズル検査装置を示す斜視図である。 ノズル管理装置の備える第2ノズル検査装置を示す斜視図である。 ノズル管理装置の備えるノズル洗浄装置を示す斜視図である。 ハウジングを取り除いた状態のノズル洗浄装置を示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。
<電子部品装着装置の構成>
図1に、電子部品装着装置(以下、「装着装置」と略す場合がある)10を示す。装着装置10は、1つのシステムベース12と、そのシステムベース12の上に隣接された2台の電子部品装着機(以下、「装着機」と略す場合がある)14とを有している。なお、装着機14の並ぶ方向をX軸方向と称し、その方向に直角な水平の方向をY軸方向と称する。
各装着機14は、主に、装着機本体20、搬送装置22、装着ヘッド移動装置(以下、「移動装置」と略す場合がある)24、装着ヘッド26、供給装置28、ノズルステーション30を備えている。装着機本体20は、フレーム部32と、そのフレーム部32に上架されたビーム部34とによって構成されている。
搬送装置22は、2つのコンベア装置40,42を備えている。それら2つのコンベア装置40,42は、互いに平行、かつ、X軸方向に延びるようにフレーム部32に配設されている。2つのコンベア装置40,42の各々は、電磁モータ(図示省略)によって各コンベア装置40,42に支持される回路基板をX軸方向に搬送する。また、回路基板は、所定の位置において、基板保持装置(図示省略)によって固定的に保持される。
移動装置24は、XYロボット型の移動装置である。移動装置24は、スライダ50をX軸方向にスライドさせる電磁モータ(図示省略)と、Y軸方向にスライドさせる電磁モータ(図示省略)とを備えている。スライダ50には、装着ヘッド26が取り付けられており、その装着ヘッド26は、2つの電磁モータ52,54の作動によって、フレーム部32上の任意の位置に移動させられる。
装着ヘッド26は、回路基板に対して電子部品を装着するものである。装着ヘッド26は、図2に示すように、棒状の装着ユニット60を複数有しており、それら複数の装着ユニット60の各々の下端部には、吸着ノズル62が装着されている。吸着ノズル62は、図3に示すように、胴体筒64とフランジ部66と吸着管68と掛止ピン70とによって構成されている。胴体筒64は、円筒状をなし、フランジ部66は、胴体筒64の外周面に張り出すようにして固定されている。吸着管68は、細いパイプ状をなし、胴体筒64の下端部から下方に向かって延び出している。吸着管68と胴体筒64との間には、ばね(図示省略)が圧縮された状態で配設されており、吸着管68は、ばねの弾性力によって、胴体筒64の下端部から下方に延び出す方向に付勢されている。つまり、吸着管68の先端に、ばねの弾性力に抗した力が加えられることで、吸着管68は、胴体筒64の内部に向かって後退する。また、掛止ピン70は、胴体筒64の径方向に延びるように、胴体筒64の上端部に設けられている。吸着ノズル62は、掛止ピン70を利用して、装着ユニット60の下端部にワンタッチで着脱可能に取り付けられる。掛止ピン70を利用した吸着ノズル62の装着ユニット60への取り付けは、公知の手法であることから、説明は省略する。また、フランジ部66の外縁には、切欠部72が形成されており、フランジ部66の上面には、2Dコード74が記されている。なお、2Dコード74は、吸着ノズル62の固有情報を識別するための識別記号である。
吸着ノズル62の胴体筒64は、負圧エア,正圧エア通路を介して、正負圧供給装置(図示省略)に通じている。このため、吸着ノズル62の吸着管68は、先端部において、負圧によって電子部品を吸着保持し、保持した電子部品を正圧によって離脱する。棒状の装着ユニット60は、図2に示すように、ユニット保持体76の外周部に、等角度ピッチで、軸方向が垂直となる状態に保持されている。そして、各吸着ノズル62が、ユニット保持体76の下面から下方に向かって延び出している。
また、ユニット保持体76は、保持体回転装置78によって、装着ユニット60の配設角度ピッチに等しい角度ずつ間欠回転させられる。これにより、装着ユニット60の1つの停止位置である昇降ステーションに、複数の装着ユニット60が、順次停止する。昇降ステーションに停止した装着ユニット60は、ユニット昇降装置80によって昇降する。また、昇降ステーションに停止した装着ユニット60は、ユニット自転装置82によって自転する。
供給装置28は、フィーダ型の供給装置であり、図1に示すように、フレーム部32の前方側の端部に配設されている。供給装置28は、テープフィーダ86を有している。テープフィーダ86は、テープ化部品を巻回させた状態で収容している。テープ化部品は、電子部品がテーピング化されたものである。そして、テープフィーダ86は、送出装置(図示省略)によって、テープ化部品を送り出す。これにより、フィーダ型の供給装置28は、テープ化部品の送り出しによって、電子部品を供給位置において供給する。
ノズルステーション30は、複数の吸着ノズル62を収容するものであり、ノズルトレイ88を有している。ノズルトレイ88は、図4に示すように、ベースプレート90とカバープレート92とを有しており、カバープレート92は、ベースプレート90の上にスライド可能に配設されている。なお、ベースプレート90とカバープレート92とは、略同じ寸法とされており、カバープレート92がベースプレート90に対してスライドした状態(図4(a)に示す状態)において、ベースプレート90の端部に記された2Dコード94は露出する。一方、ベースプレート90とカバープレート92とが全体的に重なっている状態(図4(b)に示す状態)では、2Dコード94は、カバープレート92によって覆われる。なお、2Dコード94は、ノズルトレイ88の固有情報を識別するための識別記号である。
ベースプレート90には、図4および、ノズルトレイ88の断面図である図5に示すように、複数の載置穴96が形成されている。載置穴96は、段付形状の貫通穴であり、吸着ノズル62を載置することが可能である。詳しくは、段付形状の載置穴96の段差面98の内径は、吸着ノズル62のフランジ部66の外径より僅かに大きく、その段差面98に、図5(b)に示すように、吸着ノズル62のフランジ部66が載置される。また、段差面98には、ピン(図4(b)参照)100が立設されており、そのピン100に、フランジ部66の切欠部72が係合する。これにより、載置穴96に載置された吸着ノズル62の軸回りの回転が禁止される。なお、載置穴96には、小さな径の載置穴96aと大きな径の載置穴96bとがあり、小さな径の載置穴96aには、小さなサイズの吸着ノズル62が載置され、大きな径の載置穴96bには、大きなサイズの吸着ノズル62が載置される。
また、カバープレート92にも、ベースプレート90の複数の載置穴96に対応して、抜穴102が形成されている。抜穴102は、円穴部104とスロット部106とによって構成されている。円穴部104は、円形をなし、対応する載置穴96の段差面98より僅かに大きな内径である。また、スロット部106は、円穴部104の縁に切り欠かれた部分であり、吸着ノズル62の胴体筒64の外径より僅かに大きな切欠部である。
上記構造のノズルトレイ88では、カバープレート92をベースプレート90に対してスライドさせることで、図4(a)に示すように、抜穴102を介して載置穴96の一部が露出する状態(以下、「一部露出状態」という場合がある)と、図4(b)に示すように、抜穴102を介して載置穴96の全体が露出する状態(以下、「全露出状態」という場合がある)とで切換可能である。
詳しくは、全露出状態では、図4(b)に示すように、載置穴96の中心と抜穴102の円穴部104の中心とが一致しており、載置穴96の段差面98が完全に露出する。このため、全露出状態において、載置穴96に吸着ノズル62を載置すること、若しくは、載置穴96から吸着ノズル62を取り出すことが可能である。つまり、全露出状態において、ノズルトレイ88に吸着ノズル62を収容すること、若しくは、ノズルトレイ88から吸着ノズル62を取り出すことが可能である。
一方、一部露出状態では、図4(a)に示すように、載置穴96の中心と抜穴102の円穴部104の中心とは一致しておらず、載置穴96の段差面98の一部は、カバープレート92によって覆われている。このため、一部露出状態では、載置穴96に吸着ノズル62を載置すること、若しくは、載置穴96から吸着ノズル62を取り出すことができない。つまり、一部露出状態では、ノズルトレイ88に吸着ノズル62を収容すること、若しくは、ノズルトレイ88から吸着ノズル62を取り出すことができない。ただし、一部露出状態では、載置穴96の中心と抜穴102のスロット部106の中心とは一致しており、図5(b)に示すように、載置穴96に載置された吸着ノズル62の胴体筒64は、スロット部106からカバープレート92の上方に延び出している。
また、カバープレート92は、ベースプレート90に対して、全露出状態と一部露出状態との間でスライド可能であり、スプリング(図示省略)によって、一部露出状態となる方向に付勢されている。つまり、通常は、ノズルトレイ88への吸着ノズル62の収容、若しくは、ノズルトレイ88からの吸着ノズル62の取出しが禁止されている。ただし、ノズルステーション30は、カバープレート92を、スプリングの弾性力に抗して、全露出状態となる方向にスライドさせるプレート移動機構(図示省略)を有しており、そのプレート移動機構の作動によりカバープレート92がスライドすることで、ノズルトレイ88への吸着ノズル62の収容、若しくは、ノズルトレイ88からの吸着ノズル62の取出しが可能となる。なお、ノズルトレイ88は、ノズルステーション30に着脱可能であり、ノズルステーション30に収容された吸着ノズル62の回収,ノズルステーション30への吸着ノズル62の補給等を装着機14の外部において行うことが可能である。
<装着機による装着作業>
装着機14では、上述した構成によって、搬送装置22に保持された回路基板に対して、装着ヘッド26によって装着作業を行うことが可能である。具体的には、装着機14の制御装置(図示省略)の指令により、回路基板が作業位置まで搬送され、その位置において、基板保持装置によって固定的に保持される。また、テープフィーダ86は、制御装置の指令により、テープ化部品を送り出し、電子部品を供給位置において供給する。そして、装着ヘッド26が、電子部品の供給位置の上方に移動し、吸着ノズル62によって電子部品を吸着保持する。続いて、装着ヘッド26は、回路基板の上方に移動し、保持している電子部品を回路基板上に装着する。
<ノズルステーションでの吸着ノズルの交換>
装着機14では、上述したように、テープフィーダ86によって供給された電子部品を、吸着ノズル62によって吸着保持し、その電子部品が回路基板上に装着される。このように構成された装着機14では、電子部品の大きさ,種類等に応じて、吸着ノズル62が変更される。つまり、例えば、大きな電子部品を吸着保持する際には、径の大きな吸着ノズル62が用いられ、小さな電子部品を吸着保持する際には、径の小さな吸着ノズル62が用いられる。このため、製造される回路基板の種類に応じて、種々の吸着ノズル62を用いる必要が有り、ノズルステーション30には、製造される回路基板の種類に応じて、種々の吸着ノズル62が収容されている。そして、装着ヘッド26の装着ユニット60に取り付けられている吸着ノズル62と、ノズルステーション30の収容されている吸着ノズル62との交換等が、必要に応じて行われる。なお、装着ユニット60に取り付けられている吸着ノズル62と、ノズルステーション30の収容されている吸着ノズル62との交換等は、公知の手法であることから、説明は省略する。
上述したように、ノズルステーション30には、製造される回路基板の種類に応じて、種々の吸着ノズル62が収容されている。このため、例えば、製造対象の回路基板の種類が変更される場合には、ノズルステーション30からノズルトレイ88が取り外され、ノズル管理システムを用いて、ノズルトレイ88に収容されている吸着ノズル62が交換される。以下に、ノズル管理システムについて、詳しく説明する。
<ノズル管理システムの構成>
ノズル管理システム110は、図6に示すように、複数のノズル管理装置112と制御装置114とを有している。制御装置114は、複数のノズル管理装置112の各々とケーブル116により接続されており、情報の送受信を行うことが可能である。各ノズル管理装置112は、概して直方体形状をなしており、正面に、ノズルトレイ88をノズル管理装置112内に収納、若しくは、ノズル管理装置112からノズルトレイ88を取り出すための引出118が設けられている。その引出118の上方には、各種情報を表示するパネル120、情報等の入力を行うための操作スイッチ122等が配設されている。
各ノズル管理装置112は、図7および図8に示すように、パレット収容装置130、トレイ収容装置132、ノズル移載装置134、第1ノズル検査装置136、第2ノズル検査装置138、ノズル洗浄装置140を有している。なお、図7は、ノズル管理装置112の右前方からの視点におけるノズル管理装置112の内部構造を示す斜視図であり、図8は、ノズル管理装置112の左前方からの視点におけるノズル管理装置112の内部構造を示す斜視図である。
(a)パレット収容装置
パレット収容装置130は、図9に示すノズルパレット152を収容するものである。ノズルパレット152は、ノズルトレイ88と同様に、ベースプレート154とカバープレート156とを有しており、カバープレート156は、ベースプレート154の上にスライド可能に配設されている。ベースプレート154とカバープレート156とは、略同じ寸法とされており、カバープレート156がベースプレート154に対してスライドした状態(図9(a)に示す状態)において、ベースプレート154の端部に記された2Dコード157は露出する。一方、ベースプレート154とカバープレート156とが全体的に重なっている状態(図9(b)に示す状態)では、2Dコード157は、カバープレート156によって覆われる。なお、2Dコード157は、ノズルパレット152の固有情報を識別するための識別記号である。
また、ベースプレート154の角部には、基準ノズル172と基準パイプ174とが配置されている。基準ノズル172と基準パイプ174とは、ベースプレート154を貫通しており、基準ノズル172と基準パイプ174との下端部は、ベースプレート154の下方に延び出している。なお、カバープレート156の角部には、切欠部176が形成されており、ベースプレート154とカバープレート156とが全体的に重なっている状態であっても、基準ノズル172と基準パイプ174とは、露出する。
ベースプレート154には、複数の載置穴158が形成されており、それら複数の載置穴158には、小さな径の載置穴158aと大きな径の載置穴158bとがある。小さな径の載置穴158aは、ノズルトレイ88の小さな径の載置穴96aと同じ形状であり、載置穴96aに載置可能な吸着ノズル62が載置される。一方、大きな径の載置穴158bは、ノズルトレイ88の大きな径の載置穴96bと略同じ形状であるが、図9および、ノズルパレット152の断面図である図10に示すように、2つの段差面160,162を有する段付形状の穴である。第1の段差面160の内径は、ノズルトレイ88の大きな径の載置穴96bの内径と同じであり、図10(a)に示すように、載置穴96bに載置可能な吸着ノズル62が載置される。第2の段差面162の内径は、第1の段差面160の内径より小さくなっており、図10(b)に示すように、第1の第1の段差面160に載置可能な吸着ノズル62より小さなサイズの吸着ノズル62が載置される。なお、各段差面160,162にも、ピン(図9(b)参照)164が立設されており、吸着ノズル62のフランジ部66の切欠部72と係合する。
また、カバープレート156にも、ベースプレート154の複数の載置穴158に対応して、抜穴166が形成されている。抜穴166は、ノズルトレイ88の抜穴102と同形状であり、円穴部168とスロット部170とによって構成されている。このため、ノズルパレット152でも、ノズルトレイ88と同様に、一部露出状態と、全露出状態とで切換可能である。
詳しくは、全露出状態では、図9(b)に示すように、載置穴158の段差面160等が完全に露出し、載置穴158に吸着ノズル62を載置すること、若しくは、載置穴158から吸着ノズル62を取り出すことが可能である。一方、一部露出状態では、図9(a)に示すように、載置穴158の段差面160等の一部は、カバープレート156によって覆われており、載置穴158に吸着ノズル62を載置すること、若しくは、載置穴158から吸着ノズル62を取り出すことができない。ただし、一部露出状態では、図10に示すように、載置穴158に載置された吸着ノズル62の胴体筒64は、スロット部170からカバープレート156の上方に延び出している。
また、カバープレート156は、ベースプレート154に対して、全露出状態と一部露出状態との間でスライド可能であり、スプリング(図示省略)によって、一部露出状態となる方向に付勢されている。このため、通常は、ノズルパレット152への吸着ノズル62の収容、若しくは、ノズルパレット152からの吸着ノズル62の取出しが禁止されている。ただし、ノズルトレイ88と同様に、カバープレート156を、スプリングの弾性力に抗して、全露出状態となる方向にスライドさせることで、ノズルパレット152への吸着ノズル62の収容、若しくは、ノズルパレット152からの吸着ノズル62の取出しが可能となる。
パレット収容装置130は、上記構造のノズルパレット152を収容する装置である。パレット収容装置130は、図7および図8に示すように、複数のパレットキャリア180とキャリア循環機構182とを有している。パレットキャリア180は、チャンネル形状、つまり、断面がコの字型をなす形状であり、チャンネル形状の開口が下方を向いた状態で配設されている。パレットキャリア180の内側の側面には、レール183が形成されており、そのレール183によって、ノズルパレット152が保持される。なお、ノズルパレット152は、パレットキャリア180の前方から挿入されることで、パレットキャリア180に保持され、ノズルパレット152を前方に引き出すことで、パレットキャリア180から取り出される。
キャリア循環機構182は、1対のスプロケット軸184を有しており、1対のスプロケット軸184は、前後方向に延びた状態で上下に配設されている。各スプロケット軸184の両端には、スプロケット186が取り付けられている。1対のスプロケット軸184の前端のスプロケット186同士が、チェーン188によって連結され、1対のスプロケット軸184の後端のスプロケット186同士が、チェーン190によって連結されている。
チェーン188,190には、複数のブラケット192が取り付けられており、各ブラケット192は、チェーン188,190と直角な状態で外側に向かって延び出している。チェーン188に取り付けられたブラケット192と、チェーン190に取り付けられたブラケット192とは、それぞれの先端部において、パレットキャリア180を揺動可能に支持している。そして、電磁モータ(図示省略)の駆動により、スプロケット軸184が制御可能に回転する。このような構造により、複数のパレットキャリア180、つまり、パレットキャリア180に保持されたノズルパレット152は、キャリア循環機構182によって、ノズル管理装置112の内部において上下方向に循環する。なお、パレットキャリア180は、循環時において、常に、チャンネル形状の開口が下方を向いた状態が維持されることから、パレットキャリア180に保持されたノズルパレット152は、常に、水平な状態で循環する。
(b)トレイ収容装置
トレイ収容装置132は、ノズルトレイ88を収容する装置であり、パレット収容装置130の前方に配設されている。トレイ収容装置132は、複数のトレイキャリア200とキャリア循環機構202とを有している。トレイキャリア200は、パレットキャリア180と同様に、チャンネル形状をなし、チャンネル形状の開口が下方を向いた状態で配設されている。また、トレイキャリア200は、内側の側面に形成されたレール204によって、ノズルトレイ88を保持する。なお、ノズルトレイ88は、トレイキャリア200の前方から挿入されることで、トレイキャリア200に保持され、ノズルトレイ88を前方に引き出すことで、トレイキャリア200から取り出される。
キャリア循環機構202は、キャリア循環機構182と同様にスプロケット軸,スプロケット,チェーン,ブラケット(符号省略)等を有しており、キャリア循環機構182と同様に作動する。このため、複数のトレイキャリア200、つまり、トレイキャリア200に保持されたノズルトレイ88は、キャリア循環機構202によって、ノズル管理装置112の内部において上下方向に循環する。なお、トレイキャリア200は、循環時において、常に、チャンネル形状の開口が下方を向いた状態が維持されることから、トレイキャリア200に保持されたノズルトレイ88は、常に、水平な状態で循環する。
(c)ノズル移載装置
ノズル移載装置134は、ノズルトレイ88とノズルパレット152との間で吸着ノズル62を移載するための装置であり、図11に示すように、引出118内のテーブル205上に配設されている。ノズル移載装置134は、移載ヘッド206とヘッド移動装置207とを有している。移載ヘッド206の下端面には、下方を向いた状態のカメラ208と、吸着ノズル62を保持するための保持チャック(図7、図8参照)209とが取り付けられている。また、ヘッド移動装置207は、移載ヘッド206をテーブル205の上において前後方向、左右方向、上下方向に移動させるXYZ型の移動装置である。
また、引出118内のテーブル205には、ノズルトレイ88をセットするための固定ステージ210および、可動ステージ212が設けられている。固定ステージ210は、テーブル205に固定されている。一方、可動ステージ212は、ステージ移動機構214によって前後方向にスライドする。ステージ移動機構214は、前後方向に延びるようにテーブル205に配設されたレール216を有しており、可動ステージ212を、レール216に沿って制御可能にスライドさせる。レール216の後端部は、キャリア循環機構202によって所定の位置に循環したトレイキャリア200のレール204と連結する。このため、可動ステージ212のスライドにより、可動ステージ212にセットされたノズルトレイ88をトレイキャリア200に収納すること、および、トレイキャリア200に収容されているノズルトレイ88を可動ステージ212上にセットすることが可能である。
また、固定ステージ210および、可動ステージ212には、セットされたノズルトレイ88に対して、カバープレート92を全露出状態となる方向に移動させるためのプレート移動機構(図示省略)が設けられている。なお、図には、固定ステージ210にセットされたノズルトレイ88が図示されている。
また、引出118内のテーブル205には、キャリア循環機構182によって所定の位置に循環されたパレットキャリア180と、ノズル移載装置134による吸着ノズル62の移載が可能な位置(以下、「ノズル移載位置」と略す場合がある)との間で、ノズルパレット152を移動させる第1パレット移動機構220が配設されている。第1パレット移動機構220は、前後方向に延びるようにテーブル205に配設されたレール222を有しており、ノズルパレット152を、レール222に沿って制御可能にスライドさせる。レール222の後端部は、キャリア循環機構182によって所定の位置に循環したパレットキャリア180のレール183と連結する。このため、キャリア循環機構182によって所定の位置に循環されたパレットキャリア180と、ノズル移載位置との間で、ノズルパレット152を移動させることが可能である。なお、図には、ノズル移載位置に移動したノズルパレット152が図示されている。
ノズル移載位置に移動したノズルパレット152の前方側には、載置プレート224が配設されている。載置プレート224には、ノズルパレット152のベースプレート154に形成された載置穴158と同形状の載置穴226が複数形成されている。複数の載置穴226には、載置穴158と同様に、大きな径の載置穴226と小さな径の載置穴226とが有り、種々のサイズの吸着ノズル62を載置することが可能である。また、引出118内のテーブル205の前端部には、廃棄ボックス228が配設されている。廃棄ボックス228は、4つの空間に仕切られており、正常でないと判断された吸着ノズル62、つまり、不良ノズルが、それら4つの空間に区別して廃棄される。
上記構成のノズル移載装置134によって、ノズルトレイ88とノズルパレット152との間で吸着ノズル62が移載される際には、ノズルパレット152が、第1パレット移動機構220によって、ノズル移載位置に移動され、ノズルトレイ88が、固定ステージ210若しくは、可動ステージ212にセットされる。なお、可動ステージ212にノズルトレイ88がセットされる際には、作業者が、ノズルトレイ88を可動ステージ212にセットしてもよく、トレイキャリア200に収容されているノズルトレイ88を、ステージ移動機構214によって、可動ステージ212にセットしてもよい。
次に、ノズル移載位置に移動したノズルパレット152および、固定ステージ210若しくは、可動ステージ212にセットされたノズルトレイ88が、プレート移動機構により、全露出状態とされる。続いて、移載ヘッド206が、ヘッド移動装置207の作動により、ノズルトレイ88および、ノズルパレット152の上方に移動し、ノズルトレイ88,ノズルパレット152の各々の2Dコード94,157が、カメラ208によって撮像される。これにより、ノズルトレイ88および、ノズルパレット152のIDナンバー等の固有情報が得られる。
続いて、移載ヘッド206が、ヘッド移動装置207の作動により、吸着ノズル62の移載元となるノズルトレイ88またはノズルパレット152の上方に移動し、移載対象の吸着ノズル62の2Dコード74が、カメラ208によって撮像される。これにより、移載対象の吸着ノズル62のIDナンバー等の固有情報が得られる。そして、移載対象の吸着ノズル62が、保持チャック209によって保持される。
移載対象の吸着ノズル62が保持チャック209に保持されると、移載ヘッド206が、ヘッド移動装置207の作動により、吸着ノズル62の移載先となるノズルトレイ88またはノズルパレット152の上方に移動し、保持された吸着ノズル62が、ノズルトレイ88またはノズルパレット152の載置穴96,158に載置される。これにより、ノズルトレイ88とノズルパレット152との間で吸着ノズル62が移載される。なお、吸着ノズル62移載時には、移載先のノズルトレイ88またはノズルパレット152のIDナンバーと、移載された吸着ノズル62のIDナンバーと、移載先のノズルトレイ88またはノズルパレット152の移載位置とが関連付けて記憶される。
また、吸着ノズル62が移載される際に、移載先のノズルトレイ88またはノズルパレット152の載置穴96,158に空きが無い場合、つまり、全ての載置穴96,158に吸着ノズル62が載置されている場合には、吸着ノズル62を保持した保持チャック209が、ヘッド移動装置207の作動により、載置プレート224の上方に移動し、吸着ノズル62は、載置プレート224の載置穴226に仮載置される。
また、例えば、保持チャック209によって保持されている吸着ノズル62が、後に詳しく説明する第1ノズル検査装置136,第2ノズル検査装置138により不良ノズルと判定されている場合には、吸着ノズル62を保持している保持チャック209が、ヘッド移動装置207の作動により、廃棄ボックス228の上方に移動し、不良ノズルは、廃棄ボックス228に廃棄される。
(d)第1ノズル検査装置
第1ノズル検査装置136は、吸着ノズル62の先端部、つまり、吸着管68の状態の検査(以下、「先端部検査」と略す場合がある)と、吸着ノズル62の先端部を後退させるために必要な力、つまり、吸着管68を胴体筒64の内部に向かって後退させるために必要な力の検査(以下、「後退力検査」と略す場合がある)とを実行する装置であり、ノズル移載装置134の下方に配設されている。
第1ノズル検査装置136は、図12に示すように、検査ユニット230とユニット移動装置232とを有している。検査ユニット230は、基台234とカメラ装置236と荷重測定装置238とを有している。カメラ装置236は、上方を向いた状態で基台234の上に配設されている。荷重測定装置238は、ロードセル240を有しており、ロードセル240は、基台234の上に露出した状態で配設されている。
ユニット移動装置232は、固定ビーム250と可動ビーム252と第1スライダ254と第2スライダ256を有している。固定ビーム250は、ノズル管理装置112の躯体に、前後方向に延びるように配設されている。可動ビーム252は、左右方向に延びるように固定ビーム250に支持されており、前後方向にスライド可能である。その可動ビーム252は、第1移動機構258の作動により、前後方向の任意の位置に移動する。第1スライダ254は、可動ビーム252に左右方向にスライド可能に支持されており、第2移動機構260の作動により、左右方向の任意の位置に移動する。第2スライダ256は、第1スライダ254に上下方向にスライド可能に支持されており、第3移動機構262の作動により、上下方向の任意の位置に移動する。その第2スライダ256の上端に、検査ユニット230の基台234が固定されている。これにより、ユニット移動装置232は、検査ユニット230を、上下、左右、前後方向の任意の位置に移動させるXYZ型移動装置として機能する。
また、第1ノズル検査装置136の上方には、第2パレット移動機構266が配設されている。第2パレット移動機構266は、キャリア循環機構182によって所定の位置に循環されたパレットキャリア180と、第1ノズル検査装置136による先端部検査および後退力検査を行うことが可能な位置(以下、「第1検査位置」と略す場合がある)との間で、ノズルパレット152を移動させる機構である。詳しくは、第2パレット移動機構266は、前後方向に延びるように配設されたレール268を有しており、ノズルパレット152を、レール268に沿って制御可能にスライドさせる。レール268の後端部は、キャリア循環機構182によって所定の位置に循環したパレットキャリア180のレール183と連結する。このため、キャリア循環機構182によって所定の位置に循環されたパレットキャリア180と、第1検査位置との間で、ノズルパレット152を移動させることが可能である。なお、図には、第1検査位置に移動したノズルパレット152が図示されている。
上記構成の第1ノズル検査装置136によって、先端部検査が行われる際には、ノズルパレット152が、第2パレット移動機構266によって、第1検査位置に移動する。そして、検査ユニット230のカメラ装置236が、ユニット移動装置232によって、検査対象の吸着ノズル62の下方に移動し、検査対象の吸着ノズル62の吸着管68が、カメラ装置236によって撮像される。これにより、吸着ノズル62の吸着管68の撮像データが得られ、その撮像データに基づいて、吸着管68の状態が検査される。撮像データに基づく検査により、吸着管68の曲がり,先端欠け,先端潰れ等の異常が発見された場合には、第1ノズル検査装置136の検定が行われる。
詳しくは、撮像データに基づく検査により吸着管68の異常が発見された場合には、カメラ装置236が、ユニット移動装置232によって、ノズルパレット152の基準パイプ174の下方に移動し、基準パイプ174が、カメラ装置236によって撮像される。そして、その撮像データに基づいて、基準パイプ174の状態が検査される。基準パイプ174の下端部には、正常な吸着管68が取り付けられており、第1ノズル検査装置136が正常であれば、当然、基準パイプ174の撮像データに基づく検査において、基準パイプ174の吸着管68は、正常であると判断される。このため、検査対象の吸着ノズル62の撮像データに基づく検査により吸着管68の異常が発見され、さらに、基準パイプ174の撮像データに基づく検査により吸着管68が正常であると判断された場合に、検査対象の吸着ノズル62の吸着管68の異常発生が確定し、検査対象の吸着ノズル62が不良ノズルと認定される。一方、検査対象の吸着ノズル62の撮像データに基づく検査により吸着管68の異常が発見され、さらに、基準パイプ174の撮像データに基づく検査により吸着管68が異常であると判断された場合には、第1ノズル検査装置136が正常な検査を行うことができないとみなされ、検査対象の吸着ノズル62は不良ノズルと認定されない。
また、第1ノズル検査装置136によって、後退力検査が行われる際には、検査ユニット230のロードセル240が、ユニット移動装置232によって、検査対象の吸着ノズル62の下方に移動し、吸着ノズル62の吸着管68の下端部に当接するように、検査ユニット230が上方に移動する。この際、吸着ノズル62の吸着管68が、胴体筒64の内部に向かって設定量、後退するように、検査ユニット230は上方に移動する。ロードセル240は、吸着管68が胴体筒64の内部に向かって設定量、後退した際の荷重を検出し、その検出値が、閾値より大きいか否かが判断される。ロードセル240による検出値は、吸着管68を胴体筒64の内部に向かって後退させるために必要な力を指標するものであり、その値が閾値より大きい場合には、異物の吸着ノズル62内への混入、吸着ノズル62,吸着管68等の破損により、吸着管68が胴体筒64の内部に向かって後退し難くなっていると考えられる。このため、ロードセル240による検出値が、閾値より大きいと判定された吸着ノズル62は、不良ノズルと認定される。
なお、後退力検査が行われる前には、ロードセル240の調整が行われる。詳しくは、後退力検査が行われる前に、ロードセル240は、ユニット移動装置232によって、基準パイプ174の下方に移動し、基準パイプ174の吸着管68の下端部に、当接するように、検査ユニット230が、上方に移動する。この際、基準パイプ174の吸着管68が、胴体筒64の内部に向かって設定量、後退するように、検査ユニット230は上方に移動する。ロードセル240は、基準パイプ174の吸着管68が胴体筒64の内部に向かって設定量、後退した際の荷重を検出する。そして、その検出された荷重が、基準パイプ174の吸着管68が胴体筒64の内部に向かって設定量、後退する際の実際の荷重となるように、ロードセル240の調整が行われる。
(e)第2ノズル検査装置
第2ノズル検査装置138は、吸着ノズル62内を流れるエアの流量の検査(以下、「エア流量検査」と略す場合がある)と、吸着ノズル62のフランジ部66に記された2Dコード74の読み取り検査(以下、「コード読取検査」と略す場合がある)とを実行する装置であり、第1ノズル検査装置136の下方に配設されている。
第2ノズル検査装置138は、図13に示すように、検査ヘッド270とヘッド移動装置272とを有している。検査ヘッド270は、カメラ274とエア供給装置276とを有している。カメラ274は、下方を向いた状態で検査ヘッド270の下端部に取り付けられている。エア供給装置276は、エアジョイント278と空気圧センサ280とジョイント昇降機構282とを有している。エアジョイント278は、エア流量検査実行時に吸着ノズル62の胴体筒64に接続されるものであり、エアジョイント278を介して、エア流量検査実行時に吸着ノズル62にエアが供給される。空気圧センサ280は、エアジョイント278の上端部に設けられており、吸着ノズル62に供給されるエア圧を測定する。ジョイント昇降機構282は、エアジョイント278を、空気圧センサ280とともに昇降させる。
ヘッド移動装置272は、可動ビーム284とスライダ286とを有している。可動ビーム284は、上述した第1ノズル検査装置136の固定ビーム250によって、左右方向に延びるように支持されており、前後方向にスライド可能である。その可動ビーム284は、第1移動機構288の作動により、前後方向の任意の位置に移動する。スライダ286は、可動ビーム284に左右方向にスライド可能に支持されており、第2移動機構290の作動により、左右方向の任意の位置に移動する。そのスライダ286の側面に、検査ヘッド270が固定されている。これにより、ヘッド移動装置272は、検査ヘッド270を、上下、左右方向の任意の位置に移動させるXY型移動装置として機能する。
また、第2ノズル検査装置138の下方には、第3パレット移動機構296が配設されている。第3パレット移動機構296は、キャリア循環機構182によって所定の位置に循環されたパレットキャリア180と、第2ノズル検査装置138によるエア流量検査およびコード読取検査を行うことが可能な位置(以下、「第2検査位置」と略す場合がある)との間で、ノズルパレット152を移動させる機構である。詳しくは、第3パレット移動機構296は、前後方向に延びるように配設されたレール298を有しており、ノズルパレット152を、レール298に沿って制御可能にスライドさせる。レール298の後端部は、キャリア循環機構182によって所定の位置に循環したパレットキャリア180のレール183と連結する。このため、キャリア循環機構182によって所定の位置に循環されたパレットキャリア180と、第2検査位置との間で、ノズルパレット152を移動させることが可能である。なお、図には、第2検査位置に移動したノズルパレット152が図示されている。
上記構成の第2ノズル検査装置138によって、エア流量検査が行われる際には、ノズルパレット152が、第3パレット移動機構296によって、第2検査位置に移動する。そして、検査ヘッド270のエア供給装置276が、ヘッド移動装置272によって、検査対象の吸着ノズル62の上方に移動する。エア供給装置276は、ジョイント昇降機構282によって、エアジョイント278を下降させ、検査対象の吸着ノズル62の胴体筒64と接続させる。エアジョイント278が胴体筒64と接続すると、エア供給装置276は、接続された胴体筒64にエアを供給する。そして、エア供給時のエア圧が、空気圧センサ280によって測定され、そのエア圧が、第1閾圧より大きいか否かが判断される。正常な吸着ノズル62にエアが供給される際には、吸着ノズル62内をエアが通り抜けていくため、空気圧センサ280によって測定されるエア圧は、比較的低い。一方、詰まり等の生じた吸着ノズル62にエアが供給される際には、吸着ノズル62内をエアが通り抜け難いため、空気圧センサ280によって測定されるエア圧は、比較的高くなる。このため、空気圧センサ280によって測定されたエア圧が第1閾圧より大きい吸着ノズル62は、不良ノズルと認定される。
なお、エア流量検査では、不良ノズルの認定だけでなく、不良ノズルとなる可能性の高い吸着ノズル62、つまり、劣化の進んだ吸着ノズル(以下、「劣化ノズル」と略す場合がある)の認定も行われる。詳しくは、第1閾圧より低い圧力の第2閾圧が設定されている。そして、空気圧センサ280によって測定されるエア圧が、第2閾圧より大きいか否かが判断され、そのエア圧が第2閾圧より大きい吸着ノズル62が、劣化ノズルと認定される。つまり、不良ノズルほどではないが、ある程度、吸着ノズル62内をエアが通り抜け難い吸着ノズル62が、劣化ノズルと認定される。
ちなみに、エア流量検査時には、コンプレッサ(図示省略)からエア供給装置276に送り出されたエアが吸着ノズル62に供給されるが、コンプレッサの作動状況に応じて、空気圧センサ280によって測定されるエア圧は変化する。このため、エア流量検査が行われる前には、基準パイプ174にエアを供給し、その際に空気圧センサ280によって測定されるエア圧に基づいて、第1閾圧および第2閾圧の設定が行われる。
また、コード読取検査が行われる際には、検査ヘッド270のカメラ274が、ヘッド移動装置272によって、検査対象の吸着ノズル62の上方に移動し、検査対象の吸着ノズル62のフランジ部66に記された2Dコード74が、カメラ274によって撮像される。これにより、検査対象の吸着ノズル62の2Dコード74の撮像データが得られ、通常は、その撮像データに基づいて、吸着ノズル62のIDナンバー等の固有情報が得られる。しかし、2Dコード74に汚れ等が付着していると、撮像データに基づいて、吸着ノズル62の固有情報が得られない場合がある。このため、撮像データに基づいて、吸着ノズル62の固有情報を取得できない吸着ノズル62は、不良ノズルと認定されることが好ましい。
ただし、2Dコード74に汚れ等が付着していなくても、カメラ274等に異常が発生している場合にも、撮像データに基づいて、吸着ノズル62の固有情報を取得できない虞がある。このため、撮像データに基づいて、吸着ノズル62の固有情報を取得できない場合には、カメラ274等の検定が行われる。
詳しくは、カメラ274により基準ノズル172のフランジ部66に記された2Dコード74を撮像し、その撮像データに基づいて、基準ノズル172の固有情報が取得されるか否かを判定する。基準ノズル172の2Dコード74には、汚れ等は付着しておらず、カメラ274等に異常が発生していない限り、基準ノズル172の2Dコード74の撮像データに基づいて、基準ノズル172の固有情報は取得される。このため、検査対象の吸着ノズル62の2Dコード74の撮像データに基づいて、固有情報を取得できず、さらに、基準ノズル172の2Dコード74の撮像データに基づいて、固有情報が取得された場合に、検査対象の吸着ノズル62が不良ノズルと認定される。一方、検査対象の吸着ノズル62の2Dコード74の撮像データに基づいて、固有情報を取得できず、さらに、基準ノズル172の2Dコード74の撮像データに基づいて、固有情報が取得されない場合には、カメラ274等に異常が発生しているとみなされ、検査対象の吸着ノズル62が不良ノズルと認定されない。
(f)ノズル洗浄装置
ノズル洗浄装置140は、吸着ノズル62の洗浄および乾燥を行う装置であり、第2ノズル検査装置138の下方に配設されている。ノズル洗浄装置140は、図14に示すように、ハウジング300を有しており、ハウジング300内で、吸着ノズル62の洗浄および乾燥が行われる。ノズル洗浄装置140の構造を説明するべく、ハウジング300を除いたノズル洗浄装置140を、図15に示す。
ノズル洗浄装置140は、図15に示すように、ノズル洗浄機構302とノズル乾燥機構304とを有している。ノズル洗浄機構302は、上部洗浄ユニット306と下部洗浄ユニット308とによって構成されている。上部洗浄ユニット306と下部洗浄ユニット308とは、略同じ構造であり、上下方向において、互いに向かい合うように配置されている。各ユニット306,308は、支持フレーム310と噴射ノズル312と噴射ノズル移動機構314とを有している。
上部洗浄ユニット306の支持フレーム310aは、ハウジング300の上面に固定されており、下部洗浄ユニット308の支持フレーム310bは、ハウジング300内の下面に固定されている。上部洗浄ユニット306の噴射ノズル312aは、左右方向に延びるようにハウジング300内の上端部に配設されており、支持フレーム310aによって、ハウジング300の上面を介して、前後方向にスライド可能に支持されている。その噴射ノズル312aは、上部洗浄ユニット306の噴射ノズル移動機構314aにより、前後方向に制御可能にスライドする。下部洗浄ユニット308の噴射ノズル312bは、左右方向に延びるようにハウジング300内の下端部に配設されており、支持フレーム310bによって、ハウジング300の下面を介して、前後方向にスライド可能に支持されている。その噴射ノズル312bは、下部洗浄ユニット308の噴射ノズル移動機構314bにより、前後方向に制御可能にスライドする。なお、噴射ノズル312aの下面には、複数の噴射穴(図示省略)が形成されており、噴射ノズル312bの上面には、複数の噴射穴316が形成されている。
ノズル乾燥機構304は、ノズル洗浄機構302の後方に配設されており、複数の送風管320を有している。複数の送風管320は、ハウジング300の上面および下面に、左右方向に延びるように配設されている。送風管320は、送風装置(図示省略)に加温器(図示省略)を介して接続されており、送風管320には、温風が吹き込まれる。また、送風管320には、ハウジング300への取付部に複数の送風穴(図示省略)が形成されており、送風穴に対応して、ハウジング300の上面および下面には、貫通穴が形成されている。これにより、ハウジング300には、ノズル乾燥機構304によって、温風が吹き込まれる。
また、ハウジング300内には、第4パレット移動機構330が配設されている。第4パレット移動機構330は、キャリア循環機構182によって所定の位置に循環されたパレットキャリア180と、ノズル洗浄機構302による吸着ノズル62の洗浄を行うことが可能な位置(以下、「洗浄位置」と略す場合がある)との間で、ノズルパレット152を移動させる機構である。詳しくは、第4パレット移動機構330は、前後方向に延びるようにハウジング300の内壁面に配設されたレール332を有しており、ノズルパレット152を、レール332に沿って制御可能にスライドさせる。レール332の前端部は、上部洗浄ユニット306と下部洗浄ユニット308との間に位置している。一方、レール332の後端部は、キャリア循環機構182によって所定の位置に循環したパレットキャリア180のレール183と連結する。このため、キャリア循環機構182によって所定の位置に循環されたパレットキャリア180と、洗浄位置との間で、ノズルパレット152を移動させることが可能である。なお、図には、洗浄位置に移動したノズルパレット152が図示されている。
上記構成のノズル洗浄機構302によって、吸着ノズル62の洗浄が行われる際には、ノズルパレット152が、第4パレット移動機構330によって、洗浄位置に移動する。そして、上部洗浄ユニット306と下部洗浄ユニット308との各々の噴射ノズル312に高圧水が供給され、その高圧水が、噴射ノズル312の噴射穴316から、ノズルパレット152に向かって、吹きつけられる。この際、噴射ノズル312は、噴射ノズル移動機構314によって前後方向に移動する。これにより、ノズルパレット152に収容されている全ての吸着ノズル62に、高圧水が吹きつけられ、吸着ノズル62の洗浄が行われる。
吸着ノズル62の洗浄が終了すると、ノズルパレット152は、第4パレット移動機構330によって、ノズル乾燥機構304の配設位置(以下、「乾燥位置」と略す場合がある)に移動する。そして、送風管320に温風が供給され、ノズルパレット152に収容されている吸着ノズル62に温風が吹きつけられる。これにより、高圧水により洗浄された吸着ノズル62の乾燥が行われる。
<ノズル管理装置による吸着ノズルの管理>
上記構成のノズル管理装置112では、ノズルトレイ88に搭載された吸着ノズル62のノズル管理装置112への収納作業、ノズル管理装置112に収納されている吸着ノズル62のノズルトレイ88への搭載作業、吸着ノズル62の検査作業、吸着ノズル62の洗浄・乾燥作業が行われる。以下に、各作業実行時におけるノズル管理装置112の作動態様について説明する。
(a)吸着ノズルのノズル管理装置への収納作業
吸着ノズルのノズル管理装置への収納作業時において、作業者は、吸着ノズル62が搭載されたノズルトレイ88を、ノズル管理装置112の引出118内の固定ステージ210、若しくは、可動ステージ212にセットする。また、ノズル管理装置112では、キャリア循環機構182の作動により、吸着ノズル62を搭載可能なノズルパレット152を収容するパレットキャリア180が、第1パレット移動機構220に対応する位置に移動する。
続いて、そのパレットキャリア180に収容されているノズルパレット152が、第1パレット移動機構220の作動により、ノズル移載位置に移動する。そして、ノズルトレイ88に搭載されている吸着ノズル62が、上述したように、ノズル移載装置134によって、ノズル移載位置に移動したノズルパレット152に移載される。ノズルパレット152への吸着ノズル62の移載が完了すると、そのノズルパレット152は、第1パレット移動機構220の作動により、パレットキャリア180に収容される。これにより、吸着ノズル62のノズル管理装置112への収納作業が終了する。
なお、ノズルパレット152への吸着ノズル62の移載により、空となったノズルトレイ88は、固定ステージ210または可動ステージ212から、作業者により回収される。若しくは、ノズルトレイ88が可動ステージ212にセットされている場合には、ノズルパレット152への吸着ノズル62の移載により、空となったノズルトレイ88を、ステージ移動機構214の作動により、トレイキャリア200に収容することも可能である。
(b)ノズル管理装置によるノズルトレイへの搭載作業
ノズル管理装置112に収納されている吸着ノズル62のノズルトレイ88への搭載作業時には、作業者が、吸着ノズル62を搭載可能なノズルトレイ88を、固定ステージ210または可動ステージ212にセットする。若しくは、吸着ノズル62を搭載可能なノズルトレイ88が、ステージ移動機構214の作動により、可動ステージ212にセットされる。また、ノズル管理装置112では、キャリア循環機構182の作動により、所定のノズルパレット152を収容するパレットキャリア180が、第1パレット移動機構220に対応する位置に移動する。その所定のノズルパレット152には、ノズルトレイ88への搭載予定の吸着ノズル62が収容されている。
続いて、そのパレットキャリア180に収容されているノズルパレット152が、第1パレット移動機構220の作動により、ノズル移載位置に移動する。そして、ノズルパレット152に搭載されている吸着ノズル62が、上述したように、ノズル移載装置134によって、ノズルトレイ88に移載される。これにより、吸着ノズル62のノズルトレイ88への収納作業が終了する。なお、ノズルトレイ88への吸着ノズル62の移載が完了したノズルパレット152は、第1パレット移動機構220の作動により、パレットキャリア180に収容される。
(c)吸着ノズルの検査作業
吸着ノズル62の検査作業時には、キャリア循環機構182の作動により、所定のノズルパレット152を収容するパレットキャリア180が、第2パレット移動機構266、若しくは、第3パレット移動機構296に対応する位置に移動する。その所定のノズルパレット152には、検査対象の吸着ノズル62が収容されている。
続いて、そのパレットキャリア180に収容されているノズルパレット152が、第2パレット移動機構266、若しくは、第3パレット移動機構296の作動により、第1検査位置、若しくは、第2検査位置に移動する。そして、ノズルパレット152に搭載されている吸着ノズル62に対して、上述したように、第1ノズル検査装置136、若しくは、第2ノズル検査装置138によって、検査作業が行われる。吸着ノズル62の検査作業が完了すると、ノズルパレット152は、第2パレット移動機構266、若しくは、第3パレット移動機構296の作動により、パレットキャリア180に収容される。なお、検査作業の結果は、検査対象の吸着ノズル62のIDナンバーと関連付けて記憶される。
(d)吸着ノズルの洗浄・乾燥作業
吸着ノズル62の洗浄・乾燥作業時には、キャリア循環機構182の作動により、所定のノズルパレット152を収容するパレットキャリア180が、第4パレット移動機構330に対応する位置に移動する。その所定のノズルパレット152には、洗浄対象の吸着ノズル62が収容されている。
続いて、そのパレットキャリア180に収容されているノズルパレット152が、第4パレット移動機構330の作動により、洗浄位置に移動する。そして、ノズルパレット152に搭載されている吸着ノズル62に対して、上述したように、ノズル洗浄機構302によって、洗浄作業が行われる。吸着ノズル62の洗浄作業が完了すると、ノズルパレット152は、第4パレット移動機構330の作動により、乾燥位置に移動する。そして、ノズルパレット152に搭載されている吸着ノズル62に対して、上述したように、ノズル乾燥機構304によって、乾燥作業が行われる。吸着ノズル62の乾燥作業が完了すると、ノズルパレット152は、第4パレット移動機構330の作動により、パレットキャリア180に収容される。なお、洗浄・乾燥作業の終了した吸着ノズル62に関しては、その吸着ノズル62のIDナンバーと、洗浄・乾燥作業が完了している旨の情報とが関連付けて記憶される。
<ノズル管理システムによる吸着ノズルの管理>
上述したように、複数のノズル管理装置112の各々では、個別に、各ノズル管理装置112に収容されている吸着ノズル62の管理を行うことが可能であるが、ノズル管理システム110では、複数のノズル管理装置112に収容されている全ての吸着ノズル62を統括して管理することが可能となっている。詳しくは、ノズル管理システム110の制御装置114には、複数のノズル管理装置112の各々から、各ノズル管理装置112に収容されている吸着ノズル62に関する情報が送信されており、複数のノズル管理装置112に収容されている全ての吸着ノズル62に関する情報が記憶されている。これにより、例えば、ノズルトレイ88に搭載予定の複数の吸着ノズル(以下、「必要吸着ノズル」という場合がある)の全てが、1つのノズル管理装置112に収容されていない場合には、他のノズル管理装置112に収容されている吸着ノズル62を利用して、ノズルトレイ88に必要吸着ノズルの全てを搭載することが可能である。
(a)対象ノズル管理装置で必要吸着ノズルを搭載可能な場合
具体的には、複数のノズル管理装置112のうちの1つのノズル管理装置(以下、「対象ノズル管理装置」という場合がある)に、必要吸着ノズルに関する情報が入力されると、必要吸着ノズルの全てが、対象ノズル管理装置に収容されているか否かが、制御装置114において判定される。そして、必要吸着ノズルの全てが、対象ノズル管理装置に収容されている場合には、対象ノズル管理装置において、上述した手法に従って、ノズルトレイ88に必要吸着ノズルの全てが搭載される。
なお、ノズル管理装置112では、上述したように、吸着ノズル62の検査が行われており、不良ノズルの認定が行われている。このため、例えば、必要吸着ノズルが、不良ノズルとしてノズル管理装置112に収容されている場合があり、そのような不良ノズルを必要吸着ノズルとして、ノズルトレイ88に搭載することは好ましくない。このため、必要吸着ノズルがノズル管理装置112に収容されているか否かが判定される際には、判定対象の吸着ノズル62から不良ノズルは除外される。
また、必要吸着ノズルが搭載されるノズルトレイ88は、対象ノズル管理装置のトレイキャリア200に収容されているノズルトレイ88であってもよく、作業者が対象ノズル管理装置の固定ステージ210若しくは、可動ステージ212にセットしたノズルトレイ88であってもよい。また、作業者は、対象ノズル管理装置の固定ステージ210若しくは、可動ステージ212に、空のノズルトレイ88をセットしてもよく、吸着ノズル62の搭載されたノズルトレイ88をセットしてもよい。ただし、吸着ノズル62の搭載されたノズルトレイ88がセットされた場合には、そのノズルトレイ88からノズルパレット152への移載作業を行った後に、ノズルトレイ88への必要吸着ノズルの搭載が行われる。
(b)非対象ノズル管理装置で必要吸着ノズルを搭載可能な場合
一方、必要吸着ノズルの全てが、対象ノズル管理装置に収容されていない場合には、制御装置114が、複数のノズル管理装置112のうちの対象ノズル管理装置以外のノズル管理装置(以下、「非対象ノズル管理装置」という場合がある)の何れかに、必要吸着ノズルの全てが収容されているか否かを判定する。非対象ノズル管理装置の何れかに、必要吸着ノズルの全てが収容されている場合には、制御装置114は、対象ノズル管理装置のパネル120に、必要吸着ノズルの全てを収容している非対象ノズル管理装置に関する情報を表示する。これにより、作業者は、その非対象ノズル管理装置であれば、ノズルトレイ88に必要吸着ノズルの全てを搭載することが可能である旨を知ることが可能となる。
さらに、制御装置114は、必要吸着ノズルの全てを収容している非対象ノズル管理装置に、必要吸着ノズルに関する情報を送信する。これにより、必要吸着ノズルの全てを収容している非対象ノズル管理装置において、ノズルトレイ88に必要吸着ノズルの全てが搭載される。なお、必要吸着ノズルが搭載されるノズルトレイ88は、非対象ノズル管理装置のトレイキャリア200に収容されているノズルトレイ88であってもよく、作業者が非対象ノズル管理装置の固定ステージ210若しくは、可動ステージ212にセットしたノズルトレイ88であってもよい。
(c)複数のノズル管理装置で必要吸着ノズルを搭載可能な場合
一方、必要吸着ノズルの全てが、非対象ノズル管理装置の何れかに収容されていない場合には、制御装置114は、必要吸着ノズルのうちの対象ノズル管理装置に収容されていない吸着ノズル(以下、「非収容吸着ノズル」という場合がある)が、非対象ノズル管理装置の何れかに収容されているか否かを判定する。非収容吸着ノズルが、非対象ノズル管理装置の何れかに収容されている場合には、対象ノズル管理装置において、必要吸着ノズルのうちの非収容吸着ノズル以外の吸着ノズル(以下、「収容吸着ノズル」という場合がある)が、ノズルトレイ88に搭載される。
その際、制御装置114は、対象ノズル管理装置のパネル120に、非収容吸着ノズルを収容している非対象ノズル管理装置に関する情報を表示する。そして、作業者は、対象ノズル管理装置のパネル120に表示された非対象ノズル管理装置の固定ステージ210、若しくは、可動ステージ212に、収容吸着ノズルが搭載されたノズルトレイ88をセットする。また、制御装置114は、非収容吸着ノズルを収容している非対象ノズル管理装置に、非収容吸着ノズルに関する情報を送信する。これにより、非収容吸着ノズルを収容している非対象ノズル管理装置において、収容吸着ノズルが搭載されたノズルトレイ88に非収容吸着ノズルが搭載され、ノズルトレイ88に必要吸着ノズルの全てが搭載される。
上述したように、ノズル管理システム110では、対象ノズル管理装置に必要吸着ノズルの全てが収容されていない場合であっても、非対象ノズル管理装置に収容されている吸着ノズルを利用して、ノズルトレイ88に必要吸着ノズルの全てを搭載することが可能である。これにより、1つのノズル管理装置112に多くの吸着ノズル62を収容する必要が無くなり、余分な吸着ノズル62の購入を抑制することが可能となる。
(d)非収容吸着ノズルが複数のノズル管理装置に収容されていない場合
また、必要吸着ノズルの全てが、対象ノズル管理装置に収容されておらず、非収容吸着ノズルが、非対象ノズル管理装置の何れにも収容されていない場合、つまり、非収容吸着ノズルが、ノズル管理システム110を構成する複数のノズル管理装置112の何れにも収容されていない場合には、制御装置114は、非収容吸着ノズルが複数のノズル管理装置112の何れにも収容されていないこと、および、非収容吸着ノズルに関する情報を、パネル120に表示する。これにより、作業者は、非収容吸着ノズルが存在しないことを認識し、非収容吸着ノズルの発注等を行うことが可能となる。
なお、制御装置114は、非収容吸着ノズルに関する情報をパネル120以外の装置に送信することが可能である。例えば、電子部品等の管理を行うための制御装置等に非収容吸着ノズルに関する情報を送信してもよい。また、ネットワークに接続された商品発注装置等に非収容吸着ノズルに関する情報を送信してもよい。つまり、ネットワーク等を利用して、業者に非収容吸着ノズルを自動発注してもよい。
(e)生産計画に応じた吸着ノズルの管理
ノズル管理システム110では、所定期間の生産計画に応じて、吸着ノズル62の管理を行うことが可能である。詳しくは、例えば、1週間の生産計画に基づいて、生産予定の回路基板毎に必要吸着ノズルを、制御装置114に入力する。そして、生産予定の回路基板毎の必要吸着ノズルが、ノズル管理システム110の複数のノズル管理装置112の何れかに収容されているか否かが判定される。全ての生産予定の回路基板の必要吸着ノズルが、ノズル管理装置112の何れかに収容されていれば、上記手法に従って、全ての生産予定の回路基板生産時に、ノズルトレイ88に必要吸着ノズルを搭載することが可能である。しかしながら、全ての生産予定の回路基板の必要吸着ノズルが、ノズル管理装置112の何れかに収容されていなければ、ノズルトレイ88に必要吸着ノズルを搭載することができず、予定通りに回路基板の生産を行えない虞がある。このため、制御装置114は、全ての生産予定の回路基板の必要吸着ノズルのうちのノズル管理装置112の何れにも収容されていない吸着ノズルに関する情報を、パネル120等の装置に出力する。これにより、作業者等が、足りない吸着ノズルの発注等を行うことが可能となり、所定の期間の生産計画を円滑に遂行することが可能となる。
(f)吸着ノズルの劣化を考慮したノズルトレイへの搭載
ノズル管理システム110では、上述したように、ノズル管理装置112への吸着ノズル62の収容の有無が判定される際には、判定対象の吸着ノズル62から不良ノズルは除外される。これにより、不良ノズルのノズルトレイ88への搭載を防止することが可能となり、異常の生じた吸着ノズル62による装着作業等の発生を防止することが可能となる。ただし、不良ノズルでなくても、劣化の進んだ吸着ノズル62を使用すれば、適切な装着作業を行えない虞がある。特に、上述したように、所定期間の生産計画に応じて、吸着ノズル62の管理を行う場合には、劣化の進んだ吸着ノズル62が不良ノズルとなる可能性がある。このため、ノズル管理システム110では、判定対象の吸着ノズル62から、不良ノズルだけでなく、エア供給装置276によって劣化ノズルと判定されたものも除外される。これにより、所定期間の生産計画に応じて、吸着ノズル62の管理を行う際に、不良ノズルとなる可能性の高い吸着ノズル62のノズルトレイ88への搭載を防止することが可能となり、信頼性の高い管理システムを構築することが可能となる。
また、制御装置114は、劣化ノズルに関するデータを、パネル120等の装置に送信することが可能である。これにより、不良ノズルとなる可能性の高い吸着ノズル62の存在を認識することが可能となり、劣化ノズルの代わりとなる吸着ノズル62の発注等を行うことが可能となる。
なお、ノズル管理システム110の制御装置114は、図6に示すように、移載情報取得部350、収容ノズル情報取得部352、第1判定部354、第2判定部356、情報通知部358、指令出力部360、劣化推定部362を有している。移載情報取得部350は、必要吸着ノズルに関する情報を取得する機能部である。収容ノズル情報取得部352は、複数のノズル管理装置112に収容されている吸着ノズル62に関する情報を、各ノズル管理装置112から取得する機能部である。第1判定部354は、対象ノズル管理装置に必要吸着ノズルの全てが収容されているか否かを判定する機能部である。第2判定部356は、非対象ノズル管理装置に非収容吸着ノズルが収容されているか否かを判定する機能部である。情報通知部358は、非収容吸着ノズルに関する情報をパネル120等の装置に送信する機能部である。指令出力部360は、ノズルトレイ88に吸着ノズル62を搭載する旨の指令を、対象ノズル管理装置、非対象ノズル管理装置に送信する機能部である。劣化推定部362は、エア供給装置276において吸着ノズル62を検査し、劣化ノズルを認定する機能部である。
ちなみに、上記実施例において、吸着ノズル62は、吸着ノズルの一例である。ノズルトレイ88は、ノズルトレイの一例である。ノズル管理システム110は、ノズル管理システムの一例である。ノズル管理装置112は、ノズル収容装置の一例である。制御装置114は、制御装置の一例である。パネル120は、任意の装置の一例である。ノズル移載装置134は、移載機個の一例である。第1ノズル検査装置136および、第2ノズル検査装置138は、検査機構の一例である。ノズル洗浄装置140は、洗浄機構の一例である。ノズルパレット152は、収容部の一例である。移載情報取得部350は、移載情報取得部の一例である。収容ノズル情報取得部352は、収容ノズル情報取得部の一例である。第1判定部354は、第1判定部の一例である。第2判定部356は、第2判定部の一例である。情報通知部358は、情報通知部の一例である。指令出力部360は、指令出力部の一例である。劣化推定部362は、劣化推定部の一例である。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。具体的には、例えば、上記実施例では、複数のノズル管理装置112の各々が制御装置114に接続され、制御装置114に移載情報取得部350等の機能部が設けられているが、制御装置114を設けることなく、複数のノズル管理装置112の各々の制御装置同士を接続し、各ノズル管理装置112の個別の制御装置に移載情報取得部350等の機能部を設けることが可能である。また、複数のノズル管理装置112の各々に制御装置114を接続し、制御装置114と各ノズル管理装置112の個別の制御装置とに、移載情報取得部350等の機能部を設けることが可能である。
また、上記実施例では、エア供給装置276の検査結果に基づいて、劣化ノズルの認定が行われているが、第1ノズル検査装置136等の他の検査装置の検査結果に基づいて、劣化ノズルの認定を行うことが可能である。また、使用年数,使用回数等に基づいて、劣化ノズルの認定を行うことが可能である。
62:吸着ノズル 88:ノズルトレイ 110:ノズル管理システム 112:ノズル管理装置(ノズル収容装置) 114:制御装置 120:パネル(任意の装置) 134:ノズル移載装置(移載装置) 136:第1ノズル検査装置(検査機構) 138:第2ノズル検査装置(検査機構) 140:ノズル洗浄装置(洗浄機構) 152:ノズルパレット(収容部) 350:移載情報取得部 352:収容ノズル情報取得部 354:第1判定部 356:第2判定部 358:情報通知部 360:指令出力部 362:劣化推定部

Claims (8)

  1. 電子部品を吸着保持するための吸着ノズルを収容する収容部と、前記収容部に収容されている吸着ノズルをノズルトレイに移載する移載機構とを有する複数のノズル収容装置と、
    ノズルトレイに移載すべき1以上の吸着ノズルである必要吸着ノズルに関する情報を取得する移載情報取得部を有する制御装置と
    を備えたノズル管理システムにおいて、
    前記制御装置が、
    前記複数のノズル収容装置の各々の前記収容部に収容されている吸着ノズルに関する情報を取得する収容ノズル情報取得部と、
    前記複数のノズル収容装置のうちの所定のノズル収容装置の前記収容部に収容されている吸着ノズルがノズルトレイに移載される際に、前記移載情報取得部によって取得される情報に応じた前記必要吸着ノズルの全てが、前記所定のノズル収容装置の前記収容部に収容されているか否かを判定する第1判定部と、
    前記必要吸着ノズルの全てが前記所定のノズル収容装置の前記収容部に収容されていない場合に、前記必要吸着ノズルのうちの前記所定のノズル収容装置の前記収容部に収容されていない非収容吸着ノズルが、前記複数のノズル収容装置のうちの前記所定のノズル収容装置以外の前記収容部に収容されているか否かを、前記収容ノズル情報取得部によって取得されている情報に基づいて判定する第2判定部と
    を有することを特徴とするノズル管理システム。
  2. 前記制御装置が、
    前記非収容吸着ノズルが、前記複数のノズル収容装置のうちの前記所定のノズル収容装置以外の前記収容部に収容されていない場合に、前記非収容吸着ノズルに関する情報を任意の装置に通知する情報通知部を有することを特徴とする請求項1に記載のノズル管理システム。
  3. 前記制御装置が、
    前記非収容吸着ノズルが、前記複数のノズル収容装置のうちの前記所定のノズル収容装置以外の前記収容部に収容されている場合に、前記複数のノズル収容装置のうちの前記非収容吸着ノズルを収容するノズル収容装置に、前記非収容吸着ノズルをノズルトレイに移載する旨の指令を出力する指令出力部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のノズル管理システム。
  4. 前記指令出力部が、
    前記所定のノズル収容装置に、前記必要吸着ノズルのうちの前記非収容吸着ノズル以外の収容吸着ノズルをノズルトレイに移載する旨の指令を出力し、前記複数のノズル収容装置のうちの前記非収容吸着ノズルを収容するノズル収容装置に、前記収容吸着ノズルが移載されたノズルトレイに前記非収容吸着ノズルを移載する旨の指令を出力することを特徴とする請求項3に記載のノズル管理システム。
  5. 前記指令出力部が、
    前記複数のノズル収容装置のうちの前記非収容吸着ノズルを収容するノズル収容装置に、前記必要吸着ノズルの全てが収容されている場合に、そのノズル収容装置に、前記非収容吸着ノズルを含む前記必要吸着ノズルの全てをノズルトレイに移載する旨の指令を出力することを特徴とする請求項3に記載のノズル管理システム。
  6. 前記制御装置が、
    前記収容部に収容されている吸着ノズルの劣化を推定する劣化推定部を有し、
    前記第1判定部と前記第2判定部との少なくとも一方が、
    前記劣化推定部によって劣化していると判定された吸着ノズルは前記収容部に収容されていないとみなして、判定を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載のノズル管理システム。
  7. 前記移載情報取得部が、
    所定期間の生産計画に応じた前記必要吸着ノズルに関する情報を取得することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1つに記載のノズル管理システム。
  8. 前記複数のノズル収容装置のうちの少なくとも1つは、
    前記収容部に収容されている吸着ノズルの検査を行う検査機構と、前記収容部に収容されている吸着ノズルの洗浄を行う洗浄機構との少なくとも一方を有することを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1つに記載のノズル管理システム。
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