JP6152132B2 - ひねり包装装置 - Google Patents
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Description
さらに、フォーマーの下流側には、被包装物を連続シート越しにつかむ多数のチャック部と、筒状の連続シートを被包装物間にて切断するカッターと、チャック部の水平移動に同期させて移動し、カッターにより切断されて被包装物の外周に巻き付いた包装シートの開放両端部を摘んでひねる複数の挟持ひねり部を有するひねり装置を備える。
幅方向に湾曲させて筒状に整形された連続シートの長手方向が上下方向となるように配置された途中を掴んでひねる回転ひねり機構を備え、
回転ひねり機構は、
水平方向に移動可能に対向配置され、筒状の連続シートを上下方向に所定長さに亘って挟持して扁平状にするひねり部材と、
連続シートをひねり部材により押えた状態で、ひねり部材を回転させる回転駆動部と、
ひねり部材の上下中間位置の内部に水平方向に移動可能に配置され、ひねり部材によって挟持された連続シートを切断するカッターと、
ひねり部材の下方に配置され、被包装物が包み込まれた連続シートを保持する水平方向に移動可能な包装物保持部とを備えていることを特徴とする。
さらに、包装物保持部で連続シートを被包装物と共に保持したまま、ひねり部材を回転させることにより、ひねり部材の上方と下方に2箇所のひねり部分を形成することができる。そして、連続シートにおけるひねり部材で挟持している部分をカッターで切断することにより、ひねり部材よりも下方側に、上下両端部にひねり部分を有し、被包装物が筒状シートで覆われた包装物を完成することができ、ひねり部材よりも上方の連続シートは、下端部がひねられて閉鎖状態となって、被包装物の受け入れが可能な状態にできる。
このように、筒状の連続シートの下端部がひねられて閉鎖された状態で、筒状の連続シートの内部に被包装物を供給した後に、上部がひねられると共に切断されるので、複数の被包装物でも確実にひねり包装を行うことができる。
回転ひねり機構が、ひねり部材を水平方向に移動させるひねり部材開閉機構を備え、
ひねり部材開閉機構は、
各ひねり部材が上方に向けて突出するピン部を有し、
ひねり部材のピン部が嵌め合わされ、両端部が開放される半円の円弧溝を下面に有し、各円弧溝の両端開放部が接続することにより環状溝が形成されるように水平方向に移動可能に配置される1対の板状の開閉部材と、
開閉部材を水平方向に移動させる駆動機構とを備えるように構成することが好ましい。
回転ひねり機構の上方に配置されて幅方向に湾曲させて筒状に整形された連続シートを下方に向けて搬送する搬送部と、
筒状に整形された連続シートの内部に配置され、回転ひねり機構の入口近くまで延びる被包装物が供給される供給パイプと、
搬送部の駆動、回転ひねり機構の駆動、及び、供給パイプへの被包装物の供給を制御する制御部とを備え、
制御部は、回転ひねり機構のひねり部材及び包装物保持部を移動させて連続シートを保持した後に、回転駆動部によるひねり部材の回転動作と、カッターによる連続シートの切断動作とを行う制御と、ひねり部材よりも上方位置で扁平状態となっている筒状の連続シートの内部へ供給パイプから被包装物を供給する制御と、搬送部により連続シートを搬送する制御とを行うように構成することが好ましい。
さらに、供給パイプの下端部が回転ひねり機構の入口近くまで延びているので、連続シートを供給パイプによって筒状を維持すると共に、包装物保持部で被包装物が包み込まれた連続シートを保持した状態で連続シートのひねり加工を行うことができるので、包装物は外観良好なひねり状態にできる。
回転ひねり機構全体を上下方向に移動可能とする上下駆動機構を備え、
制御部は、上下駆動機構を駆動して回転ひねり機構全体を下方に移動させながら、ひねり部材及び包装物保持部による連続シートの押え動作、連続シート内への被包装物の供給動作、搬送部による連続シートの搬送動作、ひねり部材と回転駆動部とによるひねり動作、および、連続シートの切断動作を行い、シート切断後に、ひねり部材及び包装物保持部による連続シートの押え動作を解除して、回転ひねり機構全体を上昇させるように上下駆動機構を制御する構成とすることができる。
筒状に整形された連続シートの内部に配置され、回転ひねり機構の入口近くまで延びる被包装物が供給される供給パイプと、
回転ひねり機構全体を上下方向に移動可能とする上下駆動機構と、
上下駆動機構の駆動、回転ひねり機構の駆動、及び、供給パイプへの被包装物の供給を制御する制御部とを備え、
制御部は、
回転ひねり機構のひねり部材及び包装物保持部を移動させて連続シートを押さえて保持した後に、
上下駆動機構を駆動して回転ひねり機構全体を下方に移動させながら、連続シート内への被包装物の供給動作、回転駆動部によるひねり部材の回転動作、および、カッターによる連続シートの切断動作を行い、シート切断後に、ひねり部材及び包装物保持部による連続シートの押え動作を解除して、回転ひねり機構全体を上昇させるように上下駆動機構を制御する構成とすることもできる。
このように熱シールできる構成とすることで、ひねり包装だけでなく、ひねり無しのシール包装や、シールとひねりを行うシール・ひねり包装も可能となる。
以下に、本発明の実施形態1について添付図面を参照しながら説明する。
図1に示すひねり包装装置1は、被包装物Tを供給するための供給パイプ21及び図示しないリールから繰り出される連続シートSを筒状に整形するためのフォーマー22を備えるフォーマーユニット2と、筒状に整形された連続シートSを下方に向けて搬送するための搬送ユニット3と、筒状に整形された連続シートSを扁平状にして回転ひねりを行うための回転ひねりユニット4と、各ユニットを内装するケーシング11とを備える。
そして、上部フレーム11aに矩形の天板11gが固定され、中間フレーム11cと水平補強フレーム11dとに矩形の中板11iが固定される。
また、図1に示すように、縦フレーム11eの一方の側部には、各ユニットの駆動を制御するための制御装置12(本願発明の制御部)が取り付けられている。
フォーマーユニット2は、図1及び図2に示すように、上下に延びる供給パイプ21と、供給パイプ21が内部に挿通された状態で配置されるフォーマー22とを備える。供給パイプ21には、連続シートSで包まれる被包装物Tが供給される。フォーマー22は、連続シートSをU字状に湾曲させて筒状に整形するために用いられる。
長尺板状の上部支持板23は、上下に延びる4本の上部支持軸24を介して下部支持板25に固定されている。さらに、下部支持板25は、中間フレーム11cに掛け渡される長さを有する長尺板状に形成され、図2に示すように、4本の下部支持軸26を介して中間フレーム11cに支持されている。
上部支持板23の長手方向中間部及び下部支持板25の長手方向中間部には、供給パイプ21を挿通する穴が形成されており、供給パイプ21の上部フランジ部21aを上部支持板23に載せてボルトにより固定することにより供給パイプ21が上部支持板23に固定される。下部支持板25に形成する穴は、供給パイプ21の外周面に沿わす連続シートSも挿通可能な大きさに形成されている。
その結果、供給パイプ21は、筒状に整形された連続シートSの内部に配置された状態となり、供給パイプ21から筒状の連続シートS内に被包装物を供給し易くなる。
さらに、供給パイプ21の下端部が回転ひねりユニット4の入口近くまで延びているので、連続シートSは供給パイプ21によって筒状が維持されて、供給パイプ21内の下端部において被包装物Tを待機させておくことができるので、後述する包装物保持部7により被包装物Tが包み込まれた連続シートSを外観良好な状態で保持して連続シートSのひねり加工を行うことができ、その結果、外観が良好な包装物Pを得られる。
本願発明の搬送部となる搬送ユニット3は、図1及び図2に示すように、フォーマーユニット2の下方に配置されている。
搬送ユニット3は、供給パイプ21を挟むようにして、供給パイプ21と平行して配置される1対の無端搬送ベルト31を備える。
無端搬送ベルト31は、供給パイプ21の外面に沿う筒状の連続シートSを供給パイプ21に押し付けながら下方に向けて搬送する。無端搬送ベルト31は、駆動プーリー32と従動プーリー33に掛け回された歯付ベルトで形成されている。無端搬送ベルト31は、図示していないが、外周には連続シートSを供給パイプ21に向けて押圧する押圧突起が隆起している。
さらに、各サイドプレート37には、ベルト取付け板35を水平方向に移動させるベルト移動用エアシリンダ39が取り付けられている。
本願発明の回転ひねり機構となる回転ひねりユニット4は、図1及び図2に示すように、搬送ユニット3の下方に配置され、連続シートSの途中を掴んでひねる動作行う。
回転ひねりユニット4は、図3から図5に示すように、筒状に整形された連続シートSを扁平状に押さえる1対の上部押さえ部41、上部押さえ部41の下方に配置されて筒状に整形された連続シートSを扁平状に押さえる1対の下部押さえ部42、上部押さえ部41と下部押さえ部42との間に配置され扁平状の連続シートSを挟持する第1ひねり部材43a及び第2ひねり部材43bを備える。
支持フレーム8は、図3から図5に示すように、長尺な1対の長尺支持フレーム81と、それぞれの長尺支持フレーム81の一端部と中間部に固定される2本の短尺支持フレーム82と、回転駆動部6及び包装物保持部7を支持するためのリング状のベースフレーム83とを備える。ベースフレーム83は、長尺支持フレーム81及び短尺支持フレーム82の下端部に固定される。
さらに、本実施形態1のひねり包装装置1は、回転ひねりユニット4全体を上下動させる上下駆動ユニット10を備える。
上下駆動ユニット10は、図1及び図2に示すように、上下駆動用ベルト10a、上下駆動用ベルト10aが掛け渡される下方の駆動プーリー10b及び上方の従動プーリー10c、そして、駆動用モータ10dを備える。従動プーリー10cは、ケーシング11の中板11iの下面に回転可能に支持されている。また、駆動プーリー10b及び駆動用モータ10dは図示しない支持板を介して垂直補強フレーム11f及び縦フレーム11eに支持されている。
回転ひねりユニット4の1対の上部押さえ部41は、図3及び図5に示すように、それぞれ断面L字状の上部板状部材41aと、上部板状部材41aの垂直壁が固定されて上部板状部材41aを水平方向に移動させる上部エアシリンダ41bとを備える。上部エアシリンダ41bはL字ブラケット41cを介して短尺支持フレーム82の外面に固定される。
上部板状部材41aは、それぞれ対向する先端部が先細り状に形成されている。上部エアシリンダ41bの駆動により、これら先細り状の先端部で筒状に整形された連続シートSを扁平状になるように押さえ付ける。
1対の下部押さえ部42は、図5に示すように、上部押さえ部41の下方に配置される。下部押さえ部42は、水平方向に移動可能に対向配置される下部板状部材42aと、連続シートSを挟持する方向に下部板状部材42aを水平移動させるための下部エアシリンダ42bとを備える。下部エアシリンダ42bは、短尺支持フレーム82に固定されている板状のシリンダ取付ブラケット42cに固定されている。また、下部板状部材42aの下面には、下方に突出するピン部42dが形成されている。下部エアシリンダ42bのピストンロッドの先端部には、下部板状部材42aのピン部42dを押圧するためのシリンダプッシャー42eが固定され、下部エアシリンダ42bの駆動によりシリンダプッシャー42eを介してピン部42dが押されるように構成されている。
上部押さえ部41と下部押さえ部42とにより、第1及び第2ひねり部材43a,43bで筒状の連続シートSを挟持する前に確実に連続シートSを扁平状にしておくことができるので、第1及び第2ひねり部材43a,43bによる連続シートSの挟持を確実に安定して行える。なお、上部押さえ部41も下部押さえ部42も、無くても差し支えない。
回転ひねりユニット4の第1及び第2ひねり部材43a,43bは、図5に示すように、上部押さえ部41と下部押さえ部42との間に配置され、図4にも示すように、後述するひねり部材開閉機構5によって水平方向に移動可能に対向配置されている。第1及び第2ひねり部材43a,43bは、直方体状のブロックで形成されており、扁平状の連続シートSを上下方向に所定長さに亘って挟持する高さを有する。第1及び第2ひねり部材43a,43bは、図4及び図5に示すように、第1及び第2ひねり部材43a,43bの一部となる第1及び第2取付け部材51a,51bに取り付けられている。
第1及び第2ひねり部材43a,43bが取り付けられる第1及び第2取付け部材51a,51bは、図4から図6に示すように、ひねり部材用スライドブロック52と、ひねり部材用スライドブロック52をスライドさせるひねり部材用レール53を介して大平歯車61の上面に水平移動可能に支持される。
第1カムフォロアプレート55aには、第1取付け部材51aを水平移動させるための第1カムフォロア54aが取り付けられ、第2カムフォロアプレート55bには、第2取付け部材51bを水平移動させるための第2カムフォロア54bが取り付けられている。第1カムフォロア54a及び第2カムフォロア54bが本願発明のピン部となる。
第1カムフォロア54a及び第2カムフォロア54bは、頭部が第1及び第2カムフォロアプレート55a,55bから上方に突出するように第1及び第2カムフォロアプレート55a,55bに固定されている。
第2カムフォロアプレート55bの上方には、下面に第2カムフォロア54bの頭部が嵌合され、両端が開放された円弧溝を有する半円弧の第2開閉カム56bが配置されている。この第2開閉カム56bも、円弧の切欠きを中央部に有する長尺板状の第2開閉カム取付プレート57bに固定されている。
第1及び第2開閉カム56a,56bと第1及び第2開閉カム取付プレート57a,57bもひねり部材開閉機構5を構成する部材である。第1開閉カム56aと第1開閉カム取付プレート57aとにより本願発明の板状の開閉部材の一方を、第2開閉カム56bと第2開閉カム取付プレート57bとにより本願発明の板状の開閉部材の他方を構成する。
2本の長尺支持フレーム81の上端面で、長手方向一端側には、図3及び図4に示すように、開閉カム用レール58aが設けられている。対向して配置される2本の開閉カム用レール58aには、第1開閉カム56aが固定された第1開閉カム取付プレート57aと第2開閉カム56bが固定された第2開閉カム取付プレート57bとが開閉カム用スライドブロック58bを介して摺動可能に支持される。
第1開閉カム取付プレート57aの2つのロッド支持部材58cには、短ロッド58dの一端部が揺動自在に支持されている。また、第2開閉カム取付プレート57bの2つのロッド支持部材58cには、長ロッド58eの一端部が揺動自在に支持されている。
そして、第1及び第2開閉カム取付プレート57a,57bが互い接近する方向に移動すると、図6に示すように、第1及び第2ひねり部材43a,43bは、対向面が接触して、筒状の連続シートSを扁平状態で挟持する。
さらに、連続シートSを挟持した状態の第1及び第2ひねり部材43a,43bを同時に回転させる回転駆動部6は、図4に示すように、第1及び第2ひねり部材43a,43bと、第1及び第2取付け部材51a,51bとが配置される大平歯車61と、大平歯車61を回転させる4つの小平歯車63とを備える。
大平歯車61の上面には、第1及び第2ひねり部材43a,43b、第1及び第2取付け部材51a,51bなどを摺動させるひねり部材用レール53が固定されている。さらに、大平歯車61は、筒状の連続シートSが挿通できるように中心部に開口部64が形成されている。4つの小平歯車63のうちの1つは、歯車駆動モータ65で回転駆動するようになっている。4つの小平歯車63と歯車駆動モータ65はベースフレーム83に支持されている。
第1及び第2開閉カム56a,56bが閉じると、第1及び第2開閉カム56a,56bの端面が接触して、それぞれの下面に形成した円弧溝が連続して環状の溝が形成された状態になる。円弧溝が連続した環状の溝となっているので、第1及び第2カムフォロア54a,54bは大平歯車61の回転動作に伴って環状溝内を摺動し、第1及び第2ひねり部材43a,43bも大平歯車61と共に回転して、筒状の連続シートSのひねり加工が行われる。
図5、図7、図8及び図9に示すように、下部押さえ部42の下方であって、スリップリング66の中空部内及びその下方には、被包装物Tが包み込まれた筒状の連続シートSを保持する回転ひねりユニット4の包装物保持部7が配置されている。
軸受74は、図5に示すように、回動支持部71bを上下で挟むように配置される上部軸受支持板75aと下部軸受支持板75bとに固定されている。上部軸受支持板75aには、保持プレート71の保持片71aが挿通される開口部が形成されている。
そして、保持プレート71の回動支持部71bが回転軸72を中心にして揺動すると、図9(B)に示すように、保持片71aの先端部がスリップリング66の中心に向かって揺動して、被包装物Tを包み込んだ連続シートSに圧接する。また、保持片71aの先端部が反対方向に揺動すると、図9(A)に示す状態となって連続シートSの保持が解除される。
保持片71aは、連続シートS内に複数の被包装物Tが内装されていても、複数の被包装物Tを同時に保持できる長さを有しているので、型崩れすることなく連続シートSを介して複数の被包装物Tを確実に保持できる。
本実施形態1のひねり包装装置1では、ひねり加工に合わせて包装物保持部7の全体を収縮吸収用エアシリンダ80により上方に移動させることができるので、フィルム強度の弱い連続シートSを使用する場合でも、連続シートSが損傷することなく、確実に連続シートSのひねり加工を行うことができる。
また、図5及び図6に示すように、一方の第1ひねり部材43aの上下中間位置の内部には、水平方向に移動可能に板状のカッター91が配置されている。カッター91は、第1及び第2ひねり部材43a,43bで連続シートSを扁平状に挟持した状態で連続シートSを切断する。
第1カムフォロアプレート55aの進出により、第1取付け部材51aも、第1ひねり部材43aの先端部が第2ひねり部材43bの先端部に接触するまでは、圧縮バネ94で押されて進出する。第1カムフォロアプレート55aと第1取付け部材51aとが進出している間は、カッター91の先端部は、第1ひねり部材43aの内部に収納された状態となっている。
なお、第1取付け部材51aと第2取付け部材51bの移動ストロークは、第1取付け部材51aでのカッター91の進出を考慮して第1取付け部材51aの移動ストロークを長くしている。
このように、カッター91は、第1カムフォロアプレート55aの開閉動作により、第1取付け部材51a及び第1ひねり部材43aに対して水平方向にスライドできるようになっている。
本実施形態1では、搬送ユニット3の搬送用駆動モータ34及びベルト移動用エアシリンダ39の駆動、回転ひねりユニット4における上部エアシリンダ41b、下部エアシリンダ42b、開閉駆動モータ58k、歯車駆動モータ65、スリップリング66、エアシリンダ76及び収縮吸収用エアシリンダ80の駆動、上下駆動ユニット10の駆動用モータ10dの駆動、及び、供給パイプ21への被包装物Tの供給、そして、必要であれば第1及び第2ひねり部材43a,43bの加熱の制御を制御装置12で制御する。
次に、上記実施形態1に係るひねり包装装置1による連続シートSのひねり及び切断の動作について図10に基づいて説明する。ひねり包装装置1は、制御装置12により各機器を駆動制御することによってひねり加工と切断が行われる。
さらに、図10(3)に示すように、第1及び第2ひねり部材43a,43bが進出して、上部押さえ部41と下部押さえ部42に押さえられて扁平状態となっている連続シートSを挟持する。
この場合には、第1及び第2ひねり部材43a,43bによって連続シートSが押さえつけられると、供給パイプ21から次に包装する被包装物Tを供給して、供給パイプ21の下部で被包装物Tを待機させる。
シールひねり包装を行う場合には、本実施形態1のひねり包装装置1において、図示していないが、搬送ユニット3は、供給パイプ21に沿う連続シートSの重なり部分を、一定の加圧力で供給パイプ21に押しつけながら加熱して縦に熱シールする縦シールユニットを備える構成としており、この縦シールユニットは、加熱されて連続シートSの重なり部分に圧接するヒータブロックと、ヒータブロックを支持するヒータ支持部材とを備える。
そして、縦シールユニットにより連続シートSの幅方向両端部を縦に熱シールすると共に、第1及び第2ひねり部材43a,43bを加熱して、筒状の連続シートSを扁平状に挟持した状態で熱シールを行うと共にひねりを行って切断するシール・ひねり包装をする。
この場合、被包装物Tが供給された連続シートSを包装物保持部7で保持しながら熱シールを行う。その結果、連続シートS内に多めの被包装物Tを供給しても、被包装物Tを連続シートS越しに包装物保持部7で保持するので、被包装物Tの荷重で連続シートSが破断することなく確実に上部の熱シール及び切断を行うことができる。
また、本発明のひねり包装装置は、図12の実施形態2のひねり包装装置1に示すように、搬送ユニットを設けずに、又は、搬送ユニットがある場合には搬送ユニットを駆動させずに、上下駆動ユニット10の駆動による回転ひねりユニット4全体の下降を利用して、連続シートSを上部押さえ部41及び下部押さえ部42、第1及び第2ひねり部材43a,43b、包装物保持部7で保持して下方に搬送しながらひねり包装を行うこともできる。
さらに、図12に示すひねり包装装置1は、連続シートSを上部押さえ部41及び下部押さえ部42、第1及び第2ひねり部材43a,43b、包装物保持部7で保持して搬送する点を除き、その他の構成部分の動作である図12(2)から(5)に示す動作は、実施形態1の図11(2)から(5)に示す動作と同じなので説明を省略する。
なお、実施形態2のひねり包装装置1の場合も、第1及び第2ひねり部材43a,43bを熱シール可能な構成としている。
従って、本発明のひねり包装装置によれば、上記各実施形態のように被包装物を上下に整列させた状態でひねり包装もできるし、例えば、多数の小さいバラもの食品を一塊にしてひねり包装することもできる。
例えば、本実施形態1では、連続シートを切断した後に、ひねり加工を行ったが、ひねり加工を行った後に連続シートを切断するようにしてもよい。このように連続シートのひねり加工と切断を行う場合、カッターの移動機構を開閉カムの動きに連動させるのではなく、エアシリンダなどの駆動手段を用いて、ひねり部材とは独立して駆動させるようにする。
12 制御装置
21 供給パイプ
3 搬送ユニット
4 回転ひねりユニット
41 上部押さえ部
41a 上部板状部材
42 下部押さえ部
42a 下部板状部材
43a 第1ひねり部材
43b 第2ひねり部材
5 ひねり部材開閉機構
51a 第1取付け部材
51b 第2取付け部材
54a 第1カムフォロア
54b 第2カムフォロア
55a 第1カムフォロアプレート
55b 第2カムフォロアプレート
56a 第1開閉カム
56b 第2開閉カム
58d 短ロッド
58e 長ロッド
58f 開閉従動レバー
58g 駆動軸
58h 開閉駆動レバー
58j クランクアーム
58k 開閉駆動モータ
58m 円板
6 回転駆動部
61 大平歯車
7 包装物保持部
71 保持プレート
91 カッター
10 上下駆動ユニット
T 被包装物
S 連続シート
Claims (6)
- 幅方向に湾曲させて筒状に整形された連続シートの長手方向が上下方向となるように配置された途中を掴んでひねる回転ひねり機構を備え、
回転ひねり機構は、
水平方向に移動可能に対向配置され、筒状の連続シートを上下方向に所定長さに亘って挟持して扁平状にするひねり部材と、
連続シートをひねり部材により押えた状態で、ひねり部材を回転させる回転駆動部と、
ひねり部材の上下中間位置の内部に水平方向に移動可能に配置され、ひねり部材によって挟持された連続シートを切断するカッターと、
ひねり部材の下方に配置され、被包装物が包み込まれた連続シートを保持する水平方向に移動可能な包装物保持部とを備えていることを特徴とするひねり包装装置。 - 請求項1に記載のひねり包装装置において、
回転ひねり機構は、ひねり部材を水平方向に移動させるひねり部材開閉機構を備え、
ひねり部材開閉機構は、
各ひねり部材が上方に向けて突出するピン部を有し、
ひねり部材のピン部が嵌め合わされ、両端部が開放される半円の円弧溝を下面に有し、各円弧溝の両端開放部が接続することにより環状溝が形成されるように水平方向に移動可能に配置される1対の板状の開閉部材と、
開閉部材を水平方向に移動させる駆動機構とを備えることを特徴とするひねり包装装置。 - 請求項1または請求項2に記載のひねり包装装置において、
回転ひねり機構の上方に配置されて幅方向に湾曲させて筒状に整形された連続シートを下方に向けて搬送する搬送部と、
筒状に整形された連続シートの内部に配置され、回転ひねり機構の入口近くまで延びる被包装物が供給される供給パイプと、
搬送部の駆動、回転ひねり機構の駆動、及び、供給パイプへの被包装物の供給を制御する制御部とを備え、
制御部は、
回転ひねり機構のひねり部材及び包装物保持部を移動させて連続シートを保持した後に、回転駆動部によるひねり部材の回転動作と、カッターによる連続シートの切断動作とを行う制御と、ひねり部材よりも上方位置で扁平状態となっている筒状の連続シートの内部へ供給パイプから被包装物を供給する制御と、搬送部により連続シートを搬送する制御とを行うように構成していることを特徴とするひねり包装装置。 - 請求項3に記載のひねり包装装置において、
回転ひねり機構全体を上下方向に移動可能とする上下駆動機構を備え、
制御部は、
上下駆動機構を駆動して回転ひねり機構全体を下方に移動させながら、ひねり部材及び包装物保持部による連続シートの押え動作、連続シート内への被包装物の供給動作、搬送部による連続シートの搬送動作、ひねり部材と回転駆動部とによるひねり動作、および、連続シートの切断動作を行い、シート切断後に、ひねり部材及び包装物保持部による連続シートの押え動作を解除して、回転ひねり機構全体を上昇させるように上下駆動機構を制御する構成としていることを特徴とするひねり包装装置。 - 請求項1または請求項2に記載のひねり包装装置において、
筒状に整形された連続シートの内部に配置され、回転ひねり機構の入口近くまで延びる被包装物が供給される供給パイプと、
回転ひねり機構全体を上下方向に移動可能とする上下駆動機構と、
上下駆動機構の駆動、回転ひねり機構の駆動、及び、供給パイプへの被包装物の供給を制御する制御部とを備え、
制御部は、
回転ひねり機構のひねり部材及び包装物保持部を移動させて連続シートを押さえて保持した後に、
上下駆動機構を駆動して回転ひねり機構全体を下方に移動させながら、連続シート内への被包装物の供給動作、回転駆動部によるひねり部材の回転動作、および、カッターによる連続シートの切断動作を行い、シート切断後に、ひねり部材及び包装物保持部による連続シートの押え動作を解除して、回転ひねり機構全体を上昇させるように上下駆動機構を制御する構成としていることを特徴とするひねり包装装置。 - 請求項1から請求項5の何れか1項に記載のひねり包装装置において、
回転ひねり機構のひねり部材が、筒状の連続シートを横方向に熱シールできるように構成されているひねり包装装置。
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