JP6125484B2 - 包装装置 - Google Patents

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本発明は、菓子などの被包装物をシートで覆って被包装物の両端側がひねられた包装物を提供する包装装置に関するものである。
従来から横型のひねり包装装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。横型のひねり包装装置は、被包装物を移送する移送装置の下流側に、連続シートを幅方向に湾曲させて逆U字状に整形するフォーマーを配置し、その下流側に被包装物を連続シート越しにつかむ多数のチャック部と、筒状の連続シートを被包装物間にて切断するカッターと、チャック部の水平移動に同期させて移動し、カッターにより切断されて被包装物の外周に巻き付いた包装シートの開放両端部を摘んでひねる複数の挟持ひねり部を有するひねり装置とを備える。
特開2008−137716号公報
ところで、上記従来の横型のひねり包装装置を用いて、被包装物の量に応じて2ヶ所のひねり部間の距離(以下、ひねりピッチという)を変更するためには、連続シートを切断する長さを変更する必要がある。従来の横型のひねり包装装置では、シート越しに被包装物をチャック部で掴んだ後に、チャック部間の連続シートをカッターで切断するため、連続シートの切断長さを変更するためには、多数のチャック部の間隔を変更しなければならない。しかしながら、シート長さを変更する度にチャック部の間隔を調整することは非常に困難であるため、従来の横型のひねり包装装置では、ひねりピッチを自在に調整できなかった。
また、連続シートの幅方向でひねるようにしたひねり包装装置もある。この種の装置の場合は、シートを切断する間隔は、被包装物を巻きつける長さとなるため、巻きつけ長さが同じであればひねりピッチに関係なく一定とすることができる。しかしながら、ひねりピッチを変えようとすると、連続シートの幅とひねり装置の挟持ひねり部の間隔とをひねりピッチに合わせて変更する必要がある。そのため、ひねりピッチが異なる多種類の包装物を製作する場合には、シート幅が異なる多種類の連続シートが必要となるし、連続シートの交換作業及びひねり装置の挟持ひねり部の位置の変更作業も必要となるので、ひねりピッチが異なる多種類の包装物を不規則に連続して製作することはできなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、被包装物の数量、重量、容積等を不規則に変動にしても、自在にひねりピッチを変更でき、しかも連続シートに対して位置ズレすることなく、確実に被包装物のひねり包装が行える包装装置を提供することを目的とする。
本発明の包装装置は、
幅方向に湾曲させて筒状に整形された連続シートを下方に向けて搬送する搬送部と、
搬送部の下方に配置され、連続シートの途中を掴んでひねる回転ひねり機構とを備え、
回転ひねり機構は、
水平方向に移動可能に対向配置され、筒状の連続シートを挟持して扁平にするひねり部材と、
連続シートをひねり部材により押えた状態で、ひねり部材を回転させる回転駆動部と、
ひねり部材の上下中間位置に水平方向に移動可能に配置され、ひねり部材によって挟持された連続シートを切断するカッターと、
ひねり部材の下方に配置され、被包装物が包み込まれた連続シートを保持する水平方向に移動可能な包装物保持部と、
ひねり部材の下方に配置され、筒状の連続シート内の被包装物の有無を検知する検知手段と、
搬送部の駆動、回転ひねり機構の駆動、及び、連続シート内への被包装物の供給量を制御する制御部とを備え、
この回転ひねり機構を一つ備えており、
制御部は、連続シートの搬送時の検知手段による連続シート内に供給された被包装物の有無の検知結果に基づいて、回転ひねり機構による回転ひねり動作に入るように制御する構成としていることを特徴とする。

本発明の包装装置は、下端部がひねられて閉鎖された状態の筒状連続シートの内部に所望の量の被包装物を供給して連続シートを搬送し、搬送される連続シート内の被包装物の有無を検知手段により検知する。そして、制御部は、検知手段による被包装物の有無の検知結果に基づいて、所望の量の被包装物をひねり包装できると判断すると回転ひねり機構による回転ひねり動作に入る。回転ひねり動作とは、まず、被包装物よりも上方位置で筒状の連続シートをひねり部材で扁平状に挟持すると共に、包装物保持部で連続シートを被包装物と共に保持する動作、そして、この状態を維持したまま、ひねり部材を回転させてひねり部材の上方と下方に2箇所のひねり部分を形成すると共に連続シートを切断する動作である。
本発明の包装装置によれば、連続シート内に被包装物を供給した状態で搬送しながら、検知手段による被包装物の有無の検知結果に基づいて回転ひねり機構による連続シートのひねりを行うので、シートを掴んでひねるひねり部材の位置を変更することなく、被包装物を所望の数量、重量、容積等で確実にまとめて一度にひねり包装をすることができる。その結果、被包装物の種類、数量、重量、容積等の変動に柔軟に対応してひねりピッチを自在に変更して確実にひねり包装ができる。また、ひねり部材よりも上方の連続シートは、下端部がひねられて閉鎖状態となって、被包装物の受け入れが可能な状態にできる。
また、本発明の包装装置は、
検知手段が、ひねり部材と包装物保持部との間に配置され、
制御部は、連続シートの搬送時に、検知手段により連続シート内に供給された被包装物を検知した後に検知されなくなると、回転ひねり機構による回転ひねり動作に入るように制御する構成とすることが好ましい。
本発明の包装装置は、被包装物が検知手段により検知された後に検知されなくなると、回転ひねり機構による回転ひねり動作に入るので、例えば、手動により、被包装物の数量が不規則となるように連続シート内に被包装物を供給してひねり包装をする場合でも、被包装物が検知されなくなると、制御部が被包装物のひねり包装ができる状態になったと判断してひねりを行うので、ひねり包装をする被包装物の数量等が変動しても確実にひねり包装を行うことができる。その結果、ひねり部材の位置や検知手段の位置を変更することなく、被包装物の数量等の不規則な変動に対しても柔軟に対応して自在にひねりピッチを変更できる。
また、本発明の包装装置は、
検知手段が、ひねり動作時の被包装物の最下端となる下端位置に配置され、
制御部は、連続シートの搬送時に、検知手段が被包装物を検知すると、回転ひねり機構による回転ひねり動作に入るように制御する構成とすることもできる。
本発明の包装装置は、供給される被包装物の数量等に基づいて決定されるひねり動作時の被包装物の最下端となる下端位置に検知手段を配置させるので、予め連続シート内に供給する被包装物の数量や包装する長さ等を決めている場合には、検知手段が被包装物を検知することにより、制御部が被包装物のひねり包装ができる状態になったことを判断して、供給された被包装物を確実にひねり包装することができる。その結果、被包装物の設定量を変更する場合が生じても、ひねり部材の位置を変更することなく、検知手段の位置を被包装物の数量等に合わせて変更するだけで、変更する設定量に対して自在にひねりピッチを変更できる。
さらに、本発明の包装装置は、
検知手段が、ひねり動作時の被包装物の下端となる下端位置と、ひねり部材と包装物保持部との間の上端位置の少なくとも2箇所に配置され、
制御部は、連続シートの搬送時に、検知手段により下端位置及び上端位置において連続シート内に供給された被包装物を検知した場合には、回転ひねり機構による回転ひねり動作を行わないように制御する構成とすることが好ましい。
このように構成することにより、予め連続シート内に供給する被包装物の数量や包装する長さ等を決めている場合に、下端位置と上端位置とで検知手段が被包装物を検知することにより、制御部は被包装物の数量等が多すぎてひねり包装ができない状態であると判断して、被包装物のひねり包装を中止することが可能となる。その結果、被包装物の設定量を変更する場合、ひねり部材の位置を変更することなく、変更する設定量に対して自在にひねりピッチを変更できるだけでなく、不良な包装物をできるだけ少なくして生産性を向上できるし、回転ひねり機構の損傷も防止できる。
また、本発明の包装装置は、
搬送部が、筒状の連続シートの幅方向両端部同士を縦方向に熱シールする縦シール装置を備え、
回転ひねり機構のひねり部材が、筒状の連続シートを横方向に熱シールできるように構成することが好ましい。
このように構成することにより、ひねり包装だけでなく、ひねり無しのシール包装や、シールとひねりを行うシール・ひねり包装も可能となる。
本発明の包装装置によれば、下端部がひねられて閉鎖された状態の連続シート内に所望の量の被包装物を供給して搬送し、検知手段により搬送中の連続シート内の被包装物の有無を検知して、その検知結果に基づいて所望の量の被包装物をひねり包装できると判断すると被包装物よりも上方の筒状の連続シートをひねると共に切断するので、被包装物の種類、数量、重量、容積等の変動に柔軟に対応して自在にひねりピッチを変更して確実にひねり包装ができる。
本発明の実施形態に係る包装装置の全体正面図である。 本発明の実施形態に係る包装装置の全体側面図である。 本発明の実施形態に係る包装装置の回転ひねりユニットを示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る包装装置の回転ひねりユニットの一部を示す部分斜視図である。 本発明の実施形態に係る包装装置の回転ひねりユニットの要部断面図であって、第1及び第2ひねり部材が離反した状態を示す。 本発明の実施形態に係る包装装置の回転ひねりユニットにおける要部断面図であって、第1及び第2ひねり部材が閉じた状態を示す。 本発明の実施形態に係る包装装置の回転ひねりユニットにおける包装物保持部の構成部品の斜視図である。 本発明の実施形態に係る包装装置の回転ひねりユニットにおける包装物保持部の下部側面図である。 本発明の実施形態に係る包装装置によるひねり及び切断動作を開始する直前の状態を示す説明図であって、被包装物が3つの場合を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る包装装置による間欠ひねり及び切断動作の工程を説明するための工程図である。 本発明の実施形態に係る包装装置によるひねり及び切断動作を開始する直前の状態を示す説明図であって、被包装物が1つの場合を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る包装装置によるひねり及び切断動作を開始する直前の状態を示す説明図であって、被包装物が5つの場合を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る包装装置による連続ひねり及び切断動作の工程を説明するための工程図である。 本発明の他の実施形態に係る包装装置によるひねり及び切断動作を開始する直前の状態を示す説明図であって、(1)が被包装物の量が正常の場合、(2)が被包装物の量が少なくて異常の場合、(3)が被包装物の量が多くて異常の場合を示す。
以下に、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1に示す包装装置1は、被包装物Tを供給するための供給パイプ21及び図示しないリールから繰り出される連続シートSを筒状に整形するためのフォーマー22を備えるフォーマーユニット2と、筒状の連続シートSを下方に向けて搬送するための搬送ユニット3と、筒状連続シートSを扁平状にして回転ひねりを行うための回転ひねりユニット4と、各ユニットを内装するケーシング11とを備える。
包装装置1のケーシング11は、図1及び図2に示すように、フォーマーユニット2、搬送ユニット3及び回転ひねりユニット4を所定の位置に固定するために、上部フレーム11a、下部フレーム11b、中間フレーム11c、水平補強フレーム11d、縦フレーム11e、垂直補強フレーム11f、天板11g、底板11h、そして、中板11iを備える。
また、上部フレーム11aには、図示しないリールから繰り出される連続シートSをフォーマー22へと案内するガイドローラ11jが固定されている。
また、図1に示すように、縦フレーム11eの一方の側部には、各ユニットの駆動を制御するための制御装置12(本願発明の制御部)が取り付けられている。
[フォーマーユニット]
フォーマーユニット2は、図1及び図2に示すように、上下に延びる供給パイプ21と、供給パイプ21が内部に挿通された状態で配置されるフォーマー22とを備える。
フォーマーユニット2は、供給パイプ21及びフォーマー22を支持するための支持部材23を備えており、支持部材23は、中間フレーム11cに支持されている。
供給パイプ21には、連続シートSで包まれる被包装物Tが供給される。供給パイプ21は、上端近くに上部フランジ部21aを有し、図1及び図2に示すように、上部フランジ部21aを支持部材23に固定している。供給パイプ21は、回転ひねりユニット4の上部押さえ部41の近くまで延びる長さを有する。
フォーマー22は、連続シートSをU字状に湾曲させて筒状に整形するために用いられる。フォーマー22は、上部先端が斜めに傾斜し、上下に貫通するスリットを有し、下端に下部フランジ部22aを有する筒状に形成されている。支持部材23にフォーマー22の下部フランジ部22aを固定して、フォーマー22内に供給パイプ21を挿通する。
リールから繰り出された連続シートSは、図2に示すように、フォーマー22の先端から供給パイプ21の外周面に沿うように湾曲させてフォーマー22と供給パイプ21との間を通過する。このとき、連続シートSは、図1に示すように、連続シートSの幅方向両端部が周方向に重なり合った状態で、連続シートSが筒状に整形される。その結果、供給パイプ21は、筒状に整形された連続シートSの内部に配置された状態となり、供給パイプ21から筒状の連続シートS内に被包装物を供給し易くなる。
[搬送ユニット]
本願発明の搬送部となる搬送ユニット3は、図1及び図2に示すように、フォーマーユニット2の下方に配置されている。搬送ユニット3は、供給パイプ21を挟むようにして、供給パイプ21と平行して配置される1対の無端搬送ベルト31を備える。無端搬送ベルト31は、駆動プーリー32と従動プーリー33に掛け回された歯付ベルトで形成されている。各駆動プーリー32は、図2に示すように、それぞれ個別に設けた搬送用駆動モータ34で回転駆動される。
無端搬送ベルト31は、供給パイプ21の外面に沿う筒状の連続シートSを供給パイプ21に押し付けながら下方に向けて搬送する。なお、一対の無端搬送ベルト31、駆動プーリー32、従動プーリー33及び搬送用駆動モータ34は、支持部材を介して水平補強フレーム11d及び垂直補強フレーム11fに水平方向に移動可能に支持されている。
本実施形態に係る搬送ユニット3は、供給パイプ21を回転ひねりユニット4の上部押さえ部41の近くまで延ばして、無端搬送ベルト31を供給パイプ21の外面を受け面として連続シートSに圧接させて搬送するようにしているので、供給パイプ21がガイドとなって確実に筒状連続シートSを下方に向けて搬送できる。しかも、供給パイプ21から筒状連続シートS下端部の内部に確実に被包装物Tを供給することができる。
さらに、搬送ユニット3は、筒状連続シートSの重なり部分を縦に熱シールできるようにするために縦シールユニット35を備えている。縦シールユニット35は、加熱されて筒状連続シートSの重なり部分に圧接するヒータブロック35aと、ヒータブロック35aを支持するヒータ支持部材35bとを備える。縦シールユニット35は、供給パイプ21に沿う筒状連続シートSの重なり部分を、一定の加圧力で供給パイプ21に押しつけながら加熱して縦に熱シールする。縦シールユニット35により筒状連続シートSの重なり部分を縦シールする場合には、筒状連続シートSの幅方向両端部をフォーマー22のスリットから引き出して一方側に折り曲げた状態で縦シールする。
[回転ひねりユニット]
本願発明の回転ひねり機構となる回転ひねりユニット4は、図1及び図2に示すように、搬送ユニット3の下方に配置され、筒状連続シートSの途中をひねる動作を行う。
回転ひねりユニット4は、図3から図5に示すように、筒状連続シートSを扁平状に押さえる1対の上部押さえ部41及び上部押さえ部41の下方に配置される1対の下部押さえ部42を備えると共に、上部押さえ部41と下部押さえ部42との間に配置されて筒状連続シートSを挟持する第1ひねり部材43a及び第2ひねり部材43bを備える。
さらに、回転ひねりユニット4は、第1及び第2ひねり部材43a,43bを水平方向に開閉させるひねり部材開閉機構5、筒状連続シートSを挟持している第1及び第2ひねり部材43a,43bを回転させる回転駆動部6、下部押さえ部42の下方に配置され、被包装物Tが包み込まれた筒状連続シートSを保持する包装物保持部7、そして、回転ひねりユニット4の各機器を支持する支持フレーム8を備える。
<支持フレーム>
支持フレーム8は、図3に示すように、長尺な1対の長尺支持フレーム81と、各長尺支持フレーム81の一端部と中間部に固定される2本の短尺支持フレーム82と、長尺及び短尺支持フレーム81,82に固定されるリング状のベースフレーム83とを備える。
支持フレーム8は、各長尺支持フレーム81の中間部において、リニアブッシュ84を介して支持軸85に支持されている。支持軸85の上端部は、図2に示すように、搬送ユニット3を支持する支持部材を介して水平補強フレーム11dに固定され、下端部は底板11hに固定されている。
<上下駆動ユニット>
さらに、本実施形態の包装装置1は、回転ひねりユニット4全体を上下動させる上下駆動ユニット10を備える。
上下駆動ユニット10は、図1及び図2に示すように、上下駆動用ベルト10a、上下駆動用ベルト10aが掛け渡される下方の駆動プーリー10b及び上方の従動プーリー10c、そして、駆動用モータ10dを備える。従動プーリー10cは、ケーシング11の中板11iの下面に回転可能に支持され、駆動プーリー10b及び駆動用モータ10dは垂直補強フレーム11f及び縦フレーム11eに支持されている。
上下駆動用ベルト10aがリニアブッシュ84に連結され、上下駆動用ベルト10aの上下方向の移動によりリニアブッシュ84を介して支持フレーム8が支持軸85に対して上下動する。そして、上下駆動ユニット10によって支持フレーム8を上下動させることにより回転ひねりユニット4全体が上下動する。
<上部押さえ部>
回転ひねりユニット4の1対の上部押さえ部41は、図3及び図5に示すように、それぞれ断面L字状の上部板状部材41aと、上部板状部材41aを水平方向に移動させる上部エアシリンダ41bとを備える。上部エアシリンダ41bはL字ブラケット41cを介して短尺支持フレーム82の外面に固定される。
上部板状部材41aは、対向する先端部が先細り状に形成され、上部エアシリンダ41bの駆動により、各先端部で筒状連続シートSを扁平状になるように押さえ付ける。
<下部押さえ部>
1対の下部押さえ部42は、図5に示すように、上部押さえ部41の下方に配置され、水平方向に移動可能に対向配置される下部板状部材42aと、下部板状部材42aを水平移動させる下部エアシリンダ42bとを備える。下部エアシリンダ42bは、シリンダ取付ブラケット42cを介して短尺支持フレーム82に固定されている。また、下部板状部材42aの下面には下方に突出するピン部42dが形成されている。下部エアシリンダ42bは、ピストンロッドの先端部に固定するシリンダプッシャー42eを介して下部板状部材42aのピン部42dを押圧する。
下部板状部材42aは、対向する先端部の板厚が薄くなっており、各先端部で筒状連続シートSを扁平になるように押さえ付ける。
また、各下部板状部材42aは、後述する回転駆動部6を構成する大平歯車61の上面に、図示しない圧縮ばねを介して大平歯車61の中心から遠ざかる方向に付勢された状態で水平移動可能に支持されている。各下部板状部材42aは、下部エアシリンダ42bによりピン部42dが押されると圧縮ばねに抗して水平移動する。そして、回転駆動部6の大平歯車61が回転する際に下部エアシリンダ42bのピストンを後退させると、下部板状部材42aは圧縮ばねの回復により後退して筒状連続シートSから離れる。なお、大平歯車61には、図5に示すように、ピン部42dが移動可能な長穴62が形成されている。
上部押さえ部41と下部押さえ部42とにより、第1及び第2ひねり部材43a,43bで筒状連続シートSを挟持する前に確実に筒状連続シートSを扁平状にしておくことができるので、第1及び第2ひねり部材43a,43bによる筒状連続シートSの挟持を確実に安定して行える。
<ひねり部材>
回転ひねりユニット4の第1及び第2ひねり部材43a,43bは、図5に示すように、上部押さえ部41と下部押さえ部42との間に配置され、図4にも示すように、後述するひねり部材開閉機構5によって水平方向に移動可能に対向配置されている。第1及び第2ひねり部材43a,43bは、直方体状のブロックで形成され、扁平状の筒状連続シートSを上下方向に所定長さに亘って挟持する高さを有し、図4及び図5に示すように、第1及び第2ひねり部材43a,43bの一部となる第1及び第2取付け部材51a,51bに取り付けられている。
第1及び第2ひねり部材43a,43bの筒状連続シートSを挟持する面は、連続シートSが滑らないようにするために多数の小さい横溝を形成して凹凸を有するように形成されている。第1及び第2ひねり部材43a,43bは、後述するスリップリング66を介して電源が供給されて加熱されると共に、扁平状の筒状連続シートSを挟持し、その挟持状態で回転駆動部6の駆動により同時に回転するようになっている。
<ひねり部材開閉機構>
第1及び第2取付け部材51a,51bは、図4及び図5に示すように、ひねり部材用スライドブロック52と、ひねり部材用スライドブロック52をスライドさせるひねり部材用レール53を介して大平歯車61の上面に水平移動可能に支持される。
ひねり部材用レール53は、図4に示すように、大平歯車61の上面に2本平行させて固定されており、各ひねり部材用レール53に2個のひねり部材用スライドブロック52を摺動可能に配置させている。そして、第1及び第2取付け部材51a,51bの底面の二箇所にひねり部材用スライドブロック52を固定して、2本のひねり部材用レール53上を第1及び第2取付け部材51a,51bが水平移動するようになっている。
本実施形態では、第1及び第2取付け部材51a,51b、ひねり部材用スライドブロック52及びひねり部材用レール53は、第1及び第2ひねり部材43a,43bを水平方向に移動させるひねり部材開閉機構5の一部を構成している。
さらに、ひねり部材開閉機構5は、図4及び図5に示すように、第1取付け部材51aの一部となる第1カムフォロアプレート55aと、第2取付け部材51bの一部となる第2カムフォロアプレート55bとを備える。
第1カムフォロアプレート55aには第1取付け部材51aを水平移動させるための第1カムフォロア54aが取り付けられ、第2カムフォロアプレート55bには第2取付け部材51bを水平移動させるための第2カムフォロア54bが取り付けられている。
第1及び第2カムフォロア54a,54bは、第1及び第2カムフォロアプレート55a,55bに対して頭部が上方に突出するように固定されている。
そして、図3及び図5に示すように、第1カムフォロアプレート55aの上方には、下面に第1カムフォロア54aの頭部が嵌合され、両端が開放された円弧溝を有する半円弧の第1開閉カム56aが配置されている。この第1開閉カム56aは、円弧の切欠きを中央部に有する長尺板状の第1開閉カム取付プレート57aに固定されている。
第2カムフォロアプレート55bの上方には、下面に第2カムフォロア54bの頭部が嵌合され、両端が開放された円弧溝を有する半円弧の第2開閉カム56bが配置されている。この第2開閉カム56bも、円弧の切欠きを中央部に有する長尺板状の第2開閉カム取付プレート57bに固定されている。
第1及び第2開閉カム56a,56bと第1及び第2開閉カム取付プレート57a,57bもひねり部材開閉機構5を構成する部材である。
さらに、第1及び第2開閉カム56a,56bの開閉動作を行うための残りのひねり部材開閉機構5の構成部材について説明する。
各長尺支持フレーム81の上端面で、長手方向一端側には、図3及び図4に示すように、開閉カム用レール58aが設けられている。各開閉カム用レール58aには、第1及び第2開閉カム取付プレート57a,57bが開閉カム用スライドブロック58bを介して摺動可能に支持される。
第1及び第2開閉カム取付プレート57a,57bの長手方向両端部の裏面に開閉カム用スライドブロック58bが固定され、上面にロッド支持部材58cが取り付けられている。
第1開閉カム取付プレート57aの2つのロッド支持部材58cには、短ロッド58dの一端部が揺動自在に支持されている。また、第2開閉カム取付プレート57bの2つのロッド支持部材58cには、長ロッド58eの一端部が揺動自在に支持されている。
各長尺支持フレーム81の長手方向他端側には、短ロッド58d及び長ロッド58eの他端部が揺動可能に支持される開閉従動レバー58f、開閉従動レバー58fを揺動させる駆動軸58g及び駆動軸58gを正逆回転可能に回転させる開閉駆動レバー58hが取付プレート58iを介して支持されている。
さらに、開閉駆動レバー58hのレバー先端部には、クランクアーム58jの一端部が揺動可能に支持され、クランクアーム58jの他端部は、開閉駆動モータ58kによって回転する円板58mの外周縁に揺動可能に支持されている。開閉駆動モータ58k及び円板58mは、モータ取付板58nを介して一方のリニアブッシュ84に固定されている。
本実施形態では、開閉駆動モータ58kを駆動させることにより所定角度の範囲内で円板58mを回転させて、クランクアーム58jを介して開閉駆動レバー58hを揺動させる。開閉駆動レバー58hの揺動で駆動軸58gを介して開閉従動レバー58fを揺動させて短ロッド58dと長ロッド58eとを直線運動させる。短ロッド58dと長ロッド58eの往復直線運動により、第1及び第2開閉カム取付プレート57a,57bを介して第1及び第2開閉カム56a,56bを開閉する。
第1及び第2開閉カム取付プレート57a,57bの開閉動作に伴って、第1及び第2開閉カム56a,56b、第1及び第2カムフォロア54a,54b、第1及び第2カムフォロアプレート55a,55b、そして、第1及び第2取付け部材51a,51bを介して第1及び第2ひねり部材43a,43bが開閉する。
第1及び第2開閉カム取付プレート57a,57bが互いに離反している場合は、図3から図5に示すように、第1及び第2ひねり部材43a,43bは互いに離反した状態になるので、筒状連続シートSが第1及び第2ひねり部材43a,43bの間に挿通される。
そして、第1及び第2開閉カム取付プレート57a,57bが互い接近する方向に移動すると、図6に示すように、第1及び第2ひねり部材43a,43bの対向面が接触して、筒状連続シートSが扁平状に挟持される。
<回転駆動部>
さらに、回転駆動部6は、図4に示すように、第1及び第2ひねり部材43a,43bと第1及び第2取付け部材51a,51bとが配置される大平歯車61と、大平歯車61に噛み合う4つの小平歯車63とを備える。
大平歯車61は、上面に第1及び第2ひねり部材43a,43b、第1及び第2取付け部材51a,51bなどを摺動させるひねり部材用レール53が固定され、中心部に筒状連続シートSを挿通させる開口部64が形成されている。4つの小平歯車63のうちの1つは、歯車駆動モータ65で回転駆動するようになっている。4つの小平歯車63と歯車駆動モータ65はベースフレーム83に支持されている。
回転駆動部6は、第1及び第2開閉カム56a,56bが閉じて端面が接触すると、各下面に形成した円弧溝が連続して環状の溝が形成されると共に、第1及び第2ひねり部材43a,43bの先端部で筒状連続シートSが挟持され、大平歯車61が回転駆動する。第1及び第2カムフォロア54a,54bは、大平歯車61と第1及び第2ひねり部材43a,43bの回転動作に伴って環状溝内を摺動することができるので、第1及び第2開閉カム56a,56bが回転の妨げになることなく筒状連続シートSをひねることができる。
第1及び第2開閉カム56a,56bを互いに離反する方向に開くときは、第1カムフォロア54aを第1開閉カム56aの中央部に、第2カムフォロア54bを第2開閉カム56bの中央部に位置させる。
大平歯車61の中心部に形成する開口部64内には、中空型のスリップリング66の上部が配置される。このスリップリング66は、後述する包装物保持部7の保持プレート71を保護すると共に、ヒータとしての第1及び第2ひねり部材43a,43bに電源を供給するために設けられている。
スリップリング66は、図5及び図8に示すように、大平歯車61の回転に連動して回転するロータ66aと、支持フレーム8のベースフレーム83に、スリップリング取付部材67を介して固定されるステータ66bとを備える。スリップリング66のロータ66aの中空部には、包装物保持部7の保持プレート71、被包装物Tが包み込まれた筒状連続シートSが挿通される。
<包装物保持部>
図5、図7及び図8に示すように、下部押さえ部42の下方であって、スリップリング66の中空部内及びその下方には、被包装物Tが包み込まれた筒状連続シートSを保持する回転ひねりユニット4の包装物保持部7が配置されている。
包装物保持部7は、図5及び図7に示すように、被包装物Tが包み込まれた筒状連続シートSを保持し、水平方向に揺動可能な6つの保持プレート71を備えている。保持プレート71は、スリップリング66の中空部に配置される上下に長い板状の保持片71aと、保持片71aの下端部に連続して水平方向に延設され、回転軸72が固定される二股状の回動支持部71bとを有する。回動支持部71bの二股の間には駆動歯車73が配置されており、この駆動歯車73は回転軸72に固定されている。さらに回転軸72の上下両端部には軸受74が取り付けられる。
軸受74は、図5に示すように、回動支持部71bを上下で挟むように配置される上部軸受支持板75aと下部軸受支持板75bとに固定されている。上部軸受支持板75aには、保持プレート71の保持片71aが挿通される開口部が形成されている。
図7及び図8に示すように、下部軸受支持板75bの下面には、保持プレート71の回転軸72のうちの1つに接続して、回転軸72を所定の範囲内で正逆回転させるためのエアシリンダ76が配置されている。エアシリンダ76のピストンロッドの先端にはロッドエンド77が固定され、さらに、ロッドエンド77には、長尺なシリンダレバー78の一端が揺動可能に接続されている。シリンダレバー78の他端は回転軸72の下端に固定されている。また、エアシリンダ76は、図8に示すように、下部軸受支持板75bの下面に揺動可能に支持されている。
さらに、6つの保持プレート71が連動して揺動するように、隣り合う保持プレート71の駆動歯車73の間には、図7及び図8に示すように、伝達ギア79が配置されている。伝達ギア79は、6個配置されており、駆動歯車73に噛み合う伝達歯車79aと、伝達歯車79aの上下両端面に嵌合される軸受79bと、軸受79b及び伝達歯車79aに挿通される支持軸79cと、伝達歯車79aを挟むように支持軸79cに挿通される上下2つの金属カラー79dと、支持軸79cの両端に固定される極低頭ボルト79eとを備える。伝達ギア79は、極低頭ボルト79eにより上部軸受支持板75aと下部軸受支持板75bとに固定される。
6個の駆動歯車73と6個の伝達歯車79aとは、スリップリング66の中空の円形に沿って円を描くように配置されており、エアシリンダ76に接続される回転軸72が回転すると、伝達歯車79aを介してその他の回転軸72も連動して回転するようになっている。なお、駆動歯車73及び伝達歯車79aの個数は本実施形態に限定されず、筒状連続シートSを保持できる2個ずつ以上であればよい。
そして、保持プレート71の回動支持部71bが回転軸72を中心にして揺動すると、保持片71aの先端部がスリップリング66の中心に向かって揺動して、被包装物Tを包み込んだ筒状連続シートSに圧接する。また、保持片71aの先端部が反対方向に揺動すると、筒状連続シートSの保持が解除される。
保持片71aは、筒状連続シートS内に複数の被包装物Tが内装されていても、複数の被包装物Tを同時に保持できる長さを有しているので、型崩れすることなく筒状連続シートSを介して複数の被包装物Tを確実に保持できる。
本実施形態では、包装物保持部7の保持プレート71により、被包装物Tを包み込んだ筒状連続シートSを全周に亘って保持した状態で、第1及び第2ひねり部材43a,43bにより被包装物Tのない筒状連続シートSを挟持してひねりと切断を行うようになっている。
さらに、包装物保持部7は、図8に示すように、スリップリング取付部材67に上下動可能に固定されている。包装物保持部7の下部軸受支持板75bが2つの収縮吸収用エアシリンダ80を介してスリップリング取付部材67に固定されている。収縮吸収用エアシリンダ80のピストンの上下方向に動きにより、下部軸受支持板75bが上下動すると、保持プレート71もスリップリング66に対して上下動するようになっている。
被包装物Tを包み込んだ筒状連続シートSを保持プレート71で保持したまま筒状連続シートSをひねると、ひねりにより筒状連続シートSの被包装物Tを包み込んだ部分が上方に移動しようとする。連続シートSのフィルムが薄くて引っ張り強度が弱い場合には、筒状連続シートSを保持プレート71で保持したままひねってしまうとフィルムが破損する可能性がある。
本実施形態の包装装置1では、ひねりに合わせて包装物保持部7の全体を収縮吸収用エアシリンダ80によって上方に移動させることができるので、フィルム強度の弱い連続シートSを使用する場合でも、連続シートSが損傷することなく、確実に連続シートSのひねりを行うことができる。
<カッター移動機構>
また、図5及び図6に示すように、一方の第1ひねり部材43aの上下中間位置の内部には、水平方向に移動可能に板状のカッター91が配置されている。カッター91は、第1及び第2ひねり部材43a,43bで筒状連続シートSを挟持した状態で筒状連続シートSを切断する。
カッター91は、図4から図6に示すように、第1カムフォロア54aが取り付けられる第1カムフォロアプレート55aに固定されている。さらに、図4に示すように、第1カムフォロアプレート55aの底面には、カッター用レール92が固定され、このカッター用レール92が第1取付け部材51aの上面に固定するカッター用スライドブロック93に摺動可能に支持されている。
そして、第1カムフォロアプレート55aと第1取付け部材51aは、図4から図6に示すように、圧縮バネ94を介して接続されている。圧縮バネ94は、第1取付け部材51aに設けたバネ受け95と第1カムフォロアプレート55aの上面側に形成したバネストッパー96との間に設けられている。
また、第1カムフォロアプレート55aの下面には、第1取付け部材51aに対する第1カムフォロアプレート55aの後退を規制するプレートストッパー97が形成されている。プレートストッパー97が第1取付け部材51aに設けたストッパー受部98に当接すると、第1取付け部材51aも第1カムフォロアプレート55aの後退に連動して後退するようになっている。
カッター91の動きについて説明すると、第1及び第2ひねり部材43a,43bの先端部が接触するように第1及び第2開閉カム56a,56bが閉鎖する方向に進出すると、第1開閉カム56aの円弧溝に嵌合する第1カムフォロア54aを介して第1カムフォロアプレート55aも進出する。
第1カムフォロアプレート55aの進出により、第1取付け部材51aも、第1ひねり部材43aの先端部が第2ひねり部材43bの先端部に接触するまでは、圧縮バネ94で押されて進出する。第1カムフォロアプレート55aと第1取付け部材51aとが進出している間は、カッター91の先端部は、第1ひねり部材43aの内部に収納された状態となっている。
そして、第1及び第2カムフォロアプレート55a,55bの進出により、第1及び第2ひねり部材43a,43bの先端部が接触して圧接すると、第1及び第2取付け部材51a,51bは進出できなくなり、引き続き第1カムフォロアプレート55aが進出移動すると、圧縮バネ94が圧縮されてカッター91が第1ひねり部材43a及び第1取付け部材51aに対して進出し始める。カッター91が第1ひねり部材43aから突出すると扁平状の筒状連続シートSが切断される。
なお、第1取付け部材51aと第2取付け部材51bの移動ストロークは、第1取付け部材51aでのカッター91の進出を考慮して第1取付け部材51aの移動ストロークの方を長くしている。
筒状連続シートSがカッター91によって切断されると、被包装物Tを包み込んだ筒状連続シートSを包装物保持部7の保持プレート71で保持した状態で、第1及び第2ひねり部材43a,43bにより切断された筒状連続シートSを挟持したまま回転駆動部6により第1及び第2ひねり部材43a,43bを一回転させてひねりを行う。
そして、第1及び第2開閉カム56a,56bが開く方向に後退し、第1カムフォロア54aを介して第1カムフォロアプレート55aが後退する。第1カムフォロアプレート55aの後退により、まず、圧縮バネ94の弾性回復によりカッター91が第1ひねり部材43aの内部に向かって後退する。圧縮バネ94の弾性回復により第1カムフォロアプレート55aのプレートストッパー97が第1取付け部材51aに設けたストッパー受部98に当接するとカッター91の後退が停止する。そして、プレートストッパー97がストッパー受部98に当接することにより、第1カムフォロアプレート55aの後退に連動して第1取付け部材51aも後退し始め、第1及び第2ひねり部材43a,43bの先端部が離れて図5の状態になる。
本実施形態では、カッター91、カッター用レール92、カッター用スライドブロック93、圧縮バネ94、バネ受け95、バネストッパー96、プレートストッパー97及びストッパー受部98により、カッター移動機構9が構成されている。
このように、カッター91は、第1カムフォロアプレート55aの開閉動作により、第1取付け部材51a及び第1ひねり部材43aに対して水平方向にスライドできるようになっている。
なお、カッター91が設けられていない第2取付け部材51bは、第2カムフォロア54bが取り付けられる第2カムフォロアプレート55bに固定されている。第2開閉カム56bの開閉動作により、第2カムフォロア54bを介して第2カムフォロアプレート55bが開閉して、第2取付け部材51b及び第2ひねり部材43bが開閉する。
<被包装物検知手段>
本実施形態に係る包装装置1は、図9に示すように、第1及び第2ひねり部材43a,43bと包装物保持部7との間に、筒状の連続シートS内の被包装物Tの有無を検知する検知手段40が配置されている。検知手段40による連続シートS内の被包装物Tの有無の検知結果は制御装置12に送られる。
検知手段40としては、例えば、近接センサや光電センサが挙げられるが、これらセンサに限らず、被包装物Tの有無を検出できるセンサであればあらゆるセンサを適用できる。
[制御装置]
本実施形態では、搬送ユニット3の搬送用駆動モータ34及びベルト移動用エアシリンダ39の駆動、縦シールユニット35の加熱、回転ひねりユニット4における上部エアシリンダ41b、下部エアシリンダ42b、開閉駆動モータ58k、歯車駆動モータ65、スリップリング66、エアシリンダ76及び収縮吸収用エアシリンダ80の駆動、上下駆動ユニット10の駆動用モータ10dの駆動、第1及び第2ひねり部材43a,43bの加熱、及び、供給パイプ21への被包装物Tの供給の制御を制御装置12で行う。
制御装置12では、不規則に数量の異なる被包装物Tを筒状連続シートS内に供給しても、自動的に確実にひねり包装を行うために、検知手段40による連続シートS内の被包装物Tの有無の検知結果に基づいて、回転ひねりユニット4によるひねり及び切断の制御を行う。
具体的には、制御装置12により筒状連続シートS内への被包装物Tの供給量を一定になるように制御するだけでなく、不規則な数量となるように制御したり、手動により所望の数量の被包装物Tを供給したりする場合でも、検知手段40により連続シートS内の被包装物Tを検知した後に検知されなくなると、制御装置12が被包装物をひねり包装できると判断し、連続シートSの搬送を一時停止して、回転ひねりユニット4によるひねり及び切断の制御を行う。
さらに、本実施形態の制御装置12は、被包装物Tの数量が設定されている場合には、回転ひねりユニット4によるひねり及び切断の制御を行う際、上部押さえ部41を移動させて筒状連続シートSを挟持した後に、上部押さえ部41より上方に位置する筒状連続シートSの内部に供給パイプ21から所定量の被包装物Tを供給するように制御する。なお、手動で被包装物Tを筒状連続シートS内に供給する場合でも、上部押さえ部41を移動させて筒状連続シートSを挟持した後に、被包装物Tを供給しておくことができる。
[動作の説明]
次に、上記実施の形態に係る包装装置1による筒状連続シートSのひねり及び切断の動作について図9から図12に基づいて説明する。包装装置1は、制御装置12により各機器を駆動制御することによってひねり及び切断が行われる。
まず、手動により、連続シートSをリールから繰り出してフォーマー22によってU字状に湾曲させて供給パイプ21とフォーマー22との間に進入させて幅方向両端部が重なり合った状態の筒状に整形する。
筒状に整形された連続シートSを搬送ユニット3を通過させて回転ひねりユニット4の下端まで引き出し、連続シートSを搬送可能状態にしておく。連続シートSの下端部は、予め手動でひねってひねり部分を形成しておいてもよいし、被包装物Tを供給する前に回転ひねりユニット4を駆動させてひねり部分を形成しておいてもよい。
図示しない運転スイッチが投入されると、ホッパからひねり包装を行う数量が一定となるように、又は、不規則となるように被包装物Tが供給パイプ21へと供給されると共に、搬送ユニット3の無端搬送ベルト31が供給パイプ21に向かって移動して無端搬送ベルト31と供給パイプ21とによって連続シートSが押さえつけられて、搬送ユニット3の搬送用駆動モータ34が駆動する。
搬送用駆動モータ34が駆動すると、図10(1)に示すように、リールから繰り出さる連続シートSは回転ひねりユニット4に搬送される。このとき、連続シートS内には、搬送ユニット3の出口まで延びる供給パイプ21から所定量の被包装物Tが上下に整列した状態で確実に供給される。連続シートSの下端はひねられて閉鎖されているので、被包装物Tが包まれた状態で連続シートSは下方に向けて搬送される。このとき、連続シートS内の被包装物Tの有無を検知手段40により検知する。
そして、図9に示すように、連続シートSが下方に向けて搬送されて最上位の被包装物Tが包装物保持部7で保持される位置まで搬送されて、連続シートS内の被包装物Tが検知手段40により検知されなくなると、図10(2)に示すように搬送を一時停止する。搬送が停止されると、上部押さえ部41の上部板状部材41aと下部押さえ部42の下部板状部材42aが互いに進出して、包装物保持部7よりも上方の筒状の連続シートSの部分が、上部板状部材41aと下部板状部材42aとで扁平状になるように押さえられる。また、包装物保持部7において、6枚の保持プレート71で被包装物Tが包まれた連続シートSの全周囲が保持される。
なお、上部押さえ部41により連続シートSが押さえつけられると、供給パイプ21からは、次に包装する被包装物Tが供給され、図10(3)に示すように、供給パイプ21の下部で被包装物Tが待機する。さらに、図10(3)に示すように、第1及び第2ひねり部材43a,43bが進出して、上部板状部材41aと下部板状部材42aに押さえられて扁平状態となっている連続シートSを挟持する。
次に、連続シートSは、第1及び第2ひねり部材43a,43bによって挟持されたまま、図10(4)に示すように、カッター91を進出させて連続シートSの第1及び第2ひねり部材43a,43bで挟持されている中間位置を切断する。
そして、図10(4)に示すように、被包装物Tを包み込んだ連続シートSを包装物保持部7の保持プレート71で保持した状態で、第1及び第2ひねり部材43a,43bにより切断された連続シートSを挟持したまま回転駆動部6により第1及び第2ひねり部材43a,43bを一回転させる。連続シートSは、第1及び第2ひねり部材43a,43bで挟持された部分が扁平状に維持されたまま、第1及び第2ひねり部材43a,43bよりも上方と下方の2箇所でひねられる。第1及び第2ひねり部材43a,43bを回転させる際に、下部押さえ部42の下部板状部材42aを連続シートSから離反させておく。そして、ひねり加工が終わると上部押さえ部41の上部板状部材41aを連続シートSから離反させる。
包装物保持部7では、ひねりを行う際、保持プレート71で被包装物Tを包み込んだ連続シートSを保持した状態を維持するので、第1及び第2ひねり部材43a,43bを回転させても、被包装物Tを包み込んだ連続シートSの部分が回転することなく、連続シートSのひねり加工を確実に行うことができる。
連続シートSの切断とひねりが終了すると、図10(5)に示すように、第1及び第2ひねり部材43a,43bを後退させると共に、包装物保持部7によるシートの保持が解除される。筒状の連続シートSの下端部は、ひねりにより閉鎖された状態になる。また、切断された連続シートSは、上下両端部にひねり部分を有し、被包装物Tがシートで覆われた包装物Pとなる。2箇所のひねり部分を有する包装物Pは、包装物保持部7による保持が解除されて落下する。
第1及び第2ひねり部材43a,43bよりも上方に位置する下端がひねられた連続シートSは、下端部が閉鎖状態となるので、上部板状部材41aが離反しても、供給パイプ21の下部で待機している被包装物Tは、連続シートSのひねり部分で受け止められて落下しない。
2箇所のひねり部分を有する包装物Pが落下すると、図10(1)に示すように、連続シートSの搬送が再び開始されて、連続シートSの被包装物Tが包み込まれた部分が包装物保持部7で保持される位置まで連続シートSが搬送される。連続シートSの被包装物Tが検知手段40によって検知された後、検知されなくなると包み込まれた部分が包装物保持部7で保持され、同様にして連続シートSのひねり加工と切断が行われる。
以上説明したように、本実施形態に係る包装装置1によれば、筒状の連続シートSの下端部がひねられて閉鎖された状態で、筒状の連続シートSの内部に所望量の被包装物Tを供給し、連続シートSの被包装物Tが検知手段40によって検知された後に検知されなくなると、上部のひねりと切断とを行うので、ひねり包装をする被包装物の数量等が変動しても確実にひねり包装を行うことができる。その結果、第1及び第2ひねり部材43a,43bの位置や検知手段40の位置を変更することなく、ひねり包装をする被包装物Tの数量が不規則であっても、自在にひねりピッチを変更して確実にひねり包装を行うことができる。
例えば、図9に示すように、被包装物Tの数を3個に設定してひねり包装を行った後に、図11に示すように1個だけひねり包装をし、次に、図12に示すように5個を一度にひねり包装をすることができる。このように、ひねり包装を行う数量が不規則であっても、検知手段40による検知結果に基づいて、ひねり包装を行うので、被包装物Tの数量に変動があっても、ひねりピッチを自在に変更して確実にひねり包装を行うことができる。
なお、被包装物Tが1個の場合のように、包装物保持部7の保持プレート71の長さの範囲内で全ての被包装物Tを保持できる場合にも、被包装物Tが5個の場合のように全ての被包装物Tを保持プレート71で保持できない場合にも、最上位に位置する被包装物Tを保持プレート71の上端部で保持するようにする。
さらに、上部押さえ部41によって連続シートSを押さえつけている間に、供給パイプ21内に次に包装する被包装物Tを供給しておいて、筒状の連続シートSのひねりを行うので、連続シートSのひねりと切断が終了して、上部押さえ部41を離反させた時点で、ひねりによって下端が閉鎖された連続シートSの内部に次に包装する被包装物Tをすぐに供給することができる。その結果、連続シートSの切断後、被包装物Tを包み込んだ連続シートを直ぐに包装物保持部の位置まで搬送して、次のひねり動作に移ることができる。
特に、供給パイプ21の下端部が、上部押さえ部41の近くまで延びているので、供給パイプ21によって連続シートSの筒状を維持すると共に、供給パイプ21の内部に次のひねり包装用の被包装物Tを整列した状態で待機させておくことができる。
さらに、包装物保持部7によって被包装物Tが包み込まれた連続シートSを保持した状態で連続シートSのひねり及び切断を行うので、包装物Pは外観良好なひねり状態にできるし、機械の振動等が発生しても、被包装物Tが連続シートSに対して位置ズレするのを防止できる。
なお、本実施形態は、第1及び第2ひねり部材43a,43bにより筒状の連続シートSを単にひねるだけのひねり包装について説明したが、第1及び第2ひねり部材43a,43bを加熱して、筒状の連続シートSを扁平状に挟持した状態で熱シールを行うと共にひねりを行って切断するシール・ひねり包装をすることもできる。
本実施形態に係る包装装置1によれば、熱シールとひねりを行うことにより、上下両端部に横シール部分とひねり部分とを有する包装物Pが得られる。
さらに、横シールだけでなく縦シールも行うシール・ひねり包装も行うことができる。縦シールも行う場合には、手動により連続シートSを供給パイプ21とフォーマー22との間に進入させる際に、幅方向両端部をフォーマー22のスリットから外方に突出させて、縦シールユニット35により連続シートSの幅方向両端部を縦に熱シールする。縦シールは、例えば、図10(2)に示すように、被包装物Tを包み込んだ筒状連続シートSが、包装物保持部7で保持される位置まで搬送されて搬送が停止されると行うようにする。
また、本実施形態の包装装置1によれば、第1及び第2ひねり部材43a,43bを回転させることなく、縦シール及び横シールを行って、通常のピロー包装のみを行うこともできる。
この場合、被包装物Tが供給された筒状連続シートSを包装物保持部7で保持しながら熱シールを行う。その結果、筒状連続シートS内に多めの被包装物Tを供給しても、被包装物Tを筒状連続シートS越しに包装物保持部7で保持するので、被包装物Tの荷重で筒状連続シートSが破断することなく確実に上部の熱シール及び切断を行うことができる。
本実施形態では、図9から図12に示す筒状連続シートSのひねり及び切断は、筒状連続シートSを間欠的に搬送して行ったが、図13に示すように、筒状連続シートSを連続搬送しながら行うこともできる。
連続搬送しながらひねり包装を行う場合は、図13(1)に示すように、被包装物Tが供給された状態の筒状連続シートSを搬送し、被包装物Tが検知手段40で検知されなくなると、図13(2)に示すように、筒状連続シートSを包装物保持部7で保持すると共に、上部押さえ部41と下部押さえ部42とで筒状連続シートSを押さえつける。そして、第1及び第2ひねり部材43a,43bよりも上方の筒状連続シートSの内部に次の被包装物Tを供給しておく。
筒状連続シートSが、上部押さえ部41と下部押さえ部42で扁平状に押さえつけられると、図13(3)に示すように、上下駆動ユニット10を駆動させて、回転ひねりユニット4全体を下降させながら、筒状連続シートSの搬送も続行して、筒状連続シートSを熱シールする。
さらに、回転ひねりユニット4の下降と、筒状連続シートSの搬送を続けながら、図13(4)に示すように、上部押さえ部41と下部押さえ部42とを筒状連続シートSから離反させると共に、筒状連続シートSを第1及び第2ひねり部材43a,43bで挟持したまま切断して第1及び第2ひねり部材43a,43bを回転させる。そして、図13(5)に示すように、第1及び第2ひねり部材43a,43bを離反させ、包装物保持部7の保持を解除して、包装物Pを落下させる。
包装物Pを落下させると、検知手段40で被包装物Tの有無を検知すると共に筒状連続シートSの搬送を続けながら、図13(6)に示すように、回転ひねりユニット4を下降する前の位置まで上昇させる。筒状連続シートSの内部には、次に包装する被包装物Tが収容されているので、回転ひねりユニット4を所定の位置まで上昇させている途中で検知手段40により被包装物Tが検知され、被包装物Tが検知されなくなると、図13(2)に示すように、回転ひねりユニット4を下降させて横シール、ひねり及び切断を行う。
このように、筒状連続シートSを搬送しながら回転ひねりユニット4の全体を下降させて、熱シール、ひねり及び切断を行うことができるので、時間の無駄がない連続シール・ひねり包装を行って包装物の生産性を向上できる。
また、図14に示すように、検知手段は、ひねり動作時に被包装物Tの最下端となる下端位置に配置される第1検知手段40aと、第1及び第2ひねり部材43a,43bと包装物保持部7との間の上端位置に配置される第2検知手段40bと、第1検知手段40aと第2検知手段40bとの間に配置される第3検知手段40cとから構成することもできる。
第1検知手段40aが配置される下端位置とは、連続シートS内に一定量の被包装物Tが供給される場合において、供給される被包装物Tの設定量に基づいて決定されるひねり動作時の被包装物Tの最下端となる位置のことを言う。なお、被包装物Tの設定量に合わせて第1検知手段40aの位置を変更できるようにするために、第1検知手段40aは、上下方向に移動可能に配置される。
制御装置12は、例えば、被包装物Tの数量を3個と設定した場合には、連続シートSの搬送時に、第1検知手段40aが被包装物Tを検知した時に、第3検知手段40cも被包装物Tを検知したままの状態で、第2検知手段40bが被包装物Tを検知しなくなった場合には、正常に設定量の被包装物Tが供給されていると判断してひねり動作を行うように制御する。
また、連続シートSの搬送時に、第1検知手段40aが被包装物Tを検知した時に、第2検知手段40bと第3検知手段40cとが被包装物Tを検知しない場合には、被包装物Tの数量が設定量よりも足りないと判断してひねり動作を一時停止するように制御する。
さらに、連続シートSの搬送時に、第1検知手段40aが被包装物Tを検知した時に、第2検知手段40bと第3検知手段40cも被包装物Tを検知している場合には、被包装物Tの数量が設定量よりも多いと判断してひねり動作を中止するように制御する。
なお、検知手段を複数設ける場合は、図14に示すように、3つに限らず、少なくとも第1検知手段40aと第2検知手段40bを設けることにより、被包装物Tの数量が設定量よりも多くて第1及び第2ひねり部材43a,43bにより連続シートSのみを挟持することができないという不具合を回避でき、回転ひねりユニット4の損傷を防止できる。
さらに、検知手段を4つ以上設ける場合には、さらに、細かく被包装物Tの状態を検知することができる。
このように複数の検知手段を設けることにより、予め連続シートS内に供給する被包装物Tの数量や包装する長さ等を決めている場合に、被包装物Tの数量等が正常であるか、又は、異常であるかを判断して、正常な数量等で被包装物Tが供給された場合にのみ、確実にひねり包装することができる。
その結果、被包装物Tの設定量を変更する場合、第1及び第2ひねり部材43a,43bの位置を変更することなく、変更する設定量に対して自在にひねりピッチを変更でき、さらに、不良な包装物をできるだけ少なくして生産性を向上できるし、回転ひねりユニット4の損傷も防止できる。
なお、供給する被包装物Tの量が固定されている場合には、図14に示す第1検知手段40aのみを作動させて、連続シートSの搬送時に、第1検知手段40aが被包装物Tを検知した時に、被包装物Tのひねり包装ができる状態になったと判断してひねり動作を行うように制御することもできる。
この場合でも、被包装物Tの設定量を変更する場合、第1及び第2ひねり部材43a,43bの位置を変更することなく、第1検知手段40aの位置を被包装物Tの数量等に合わせて変更するだけで、変更する設定量に対して自在にひねりピッチを変更できる。
なお、上記実施形態では、第1及び第2ひねり部材43a,43bの上方と下方に、上部押さえ部41と下部押さえ部42とを設けたが、上部押さえ部41及び下部押さえ部42は設けず、第1及び第2ひねり部材43a,43bのみで筒状連続シートSを挟持してひねりをすることもできる。
この場合には、第1及び第2ひねり部材43a,43bによって筒状連続シートSが押さえつけられると、供給パイプ21から次に包装する被包装物Tを供給して、供給パイプ21の下部で被包装物Tを待機させる。
また、本発明の包装装置で包装される被包装物としては、特に限定されず、ひねり包装のみを行う場合には、例えば、食品では、キャンディ、ラムネ、おかき、グミ等の固体物や、餡子などの練り物、ゼリー状の物、さらには、食品以外の物では、石鹸・フィルム球体内に液体が入った入浴剤・などフィルムや紙等のシートでひねり包装される物であれば本発明の包装装置でひねり包装することができる。
従って、本発明の包装装置によれば、上記実施形態のように被包装物を上下に整列させた状態でひねり包装もできるし、例えば、多数の小さいバラもの食品を一塊にしてひねり包装することもできる。
さらに、シール・ひねり包装を行う場合には、液体、粘体、固液混合、粉体、流体、バラもの食品など、熱可塑性フィルム等のシートでシール包装できる物であれば本発明の包装装置で包装することができる。例えば、液体、粘体、固液混合であれば、スープ、みそ、マヨネーズ、餡子などが挙げられる。粉体であれば、調味料、小麦粉、グラニュー糖、粉末コーヒー、粉石けんなどが挙げられる。粒体であれば、コーヒー豆、キャンデー、ナッツ類、豆菓子、穀類などが挙げられる。
本発明の包装装置によれば、1つの包装物に対する被包装物の種類、数量、重量、容積等を不規則に変動させても柔軟に対応したシール・ひねり包装も可能となる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲において種々の変形が可能である。
例えば、本実施形態では、連続シートを切断した後に、ひねりを行ったが、ひねりを行った後に連続シートを切断するようにしてもよい。このように連続シートのひねりと切断を行う場合、カッターの移動機構を開閉カムの動きに連動させるのではなく、エアシリンダなどの駆動手段を用いて、ひねり部材とは独立して駆動させるようにする。
1 包装装置
3 搬送ユニット
4 回転ひねりユニット
6 回転駆動部
7 包装物保持部
12 制御装置
40 検知手段
43a 第1ひねり部材
43b 第2ひねり部材
91 カッター
T 被包装物
S 連続シート

Claims (5)

  1. 幅方向に湾曲させて筒状に整形された連続シートを下方に向けて搬送する搬送部と、
    搬送部の下方に配置され、連続シートの途中を掴んでひねる回転ひねり機構とを備え、
    回転ひねり機構は、
    水平方向に移動可能に対向配置され、筒状の連続シートを挟持して扁平にするひねり部材と、
    連続シートをひねり部材により押えた状態で、ひねり部材を回転させる回転駆動部と、
    ひねり部材の上下中間位置に水平方向に移動可能に配置され、ひねり部材によって挟持された連続シートを切断するカッターと、
    ひねり部材の下方に配置され、被包装物が包み込まれた連続シートを保持する水平方向に移動可能な包装物保持部と、
    ひねり部材の下方に配置され、筒状の連続シート内の被包装物の有無を検知する検知手段と、
    搬送部の駆動、回転ひねり機構の駆動、及び、連続シート内への被包装物の供給量を制御する制御部とを備え、
    この回転ひねり機構を一つ備えており、
    制御部は、連続シートの搬送時の検知手段による連続シート内に供給された被包装物の有無の検知結果に基づいて、回転ひねり機構による回転ひねり動作に入るように制御する構成としていることを特徴とする包装装置。
  2. 請求項1に記載の包装装置において、
    検知手段は、ひねり部材と包装物保持部との間に配置され、
    制御部は、連続シートの搬送時に、検知手段により連続シート内に供給された被包装物を検知した後に検知されなくなると、回転ひねり機構による回転ひねり動作に入るように制御する構成としていることを特徴とする包装装置。
  3. 請求項1に記載の包装装置において、
    検知手段は、ひねり動作時の被包装物の最下端となる下端位置に配置され、
    制御部は、連続シートの搬送時に、検知手段が被包装物を検知すると、回転ひねり機構による回転ひねり動作に入るように制御する構成としていることを特徴とする包装装置。
  4. 請求項3に記載の包装装置において、
    検知手段は、ひねり動作時の被包装物の最下端となる下端位置と、ひねり部材と包装物保持部との間の上端位置の少なくとも2箇所に配置され、
    制御部は、連続シートの搬送時に、検知手段により下端位置及び上端位置において連続シート内に供給された被包装物を検知した場合には、回転ひねり機構による回転ひねり動作を行わないように制御する構成としていることを特徴とする包装装置。
  5. 請求項1から請求項4の何れか1項に記載の包装装置において、
    搬送部は、筒状の連続シートの幅方向両端部同士を縦方向に熱シールする縦シール装置を備え、
    回転ひねり機構のひねり部材が、筒状の連続シートを横方向に熱シールできるように構成されていることを特徴とする包装装置。
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