JP6608253B2 - 口閉じ紐付き袋の口折り・角折り・受け渡し装置 - Google Patents

口閉じ紐付き袋の口折り・角折り・受け渡し装置 Download PDF

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Description

この発明は、口閉じ紐付き袋を、その袋の口を折り込んで閉じた後に前記口閉じ紐を所定の位置と姿勢をもった状態に立ち上がらせ、この状態を維持して搬送方向後方に待機した紐結び機に受け渡す口閉じ紐付き袋の口折り・角折り・受け渡し装置に関する。
市販の包装袋のひとつに、袋の開口縁の両側に、横に延びだす口閉じ紐を備えた紙製の袋がある。この口閉じ紐付き袋は、主に、定量の穀物、特に米を収納する目的で利用されている。
米袋は、所謂ポリ袋が多用されているが、紙製の包装袋は、専用の封緘設備を必要としない利点がある。それに加え、ポリ袋に比較して紙袋の持つ風合いや手作りイメージ感なども得られることから、スーパーマーケットなどへの販売展開のために生産者や卸元において米などの穀物を、例えば、3kgや5kgと言った量に小分けして販売するのに適しており、その紙製の口閉じ紐付き袋の需要が高まっている。
この口閉じ紐付き袋は、収納対象の米などを定量収納した後、口部をある幅を持って上から下に向かって巻くように数回折り曲げる。折り曲げの回数は一般的には3回程度である。
次いで、折り曲げた箇所の両側の耳部を上向きに折り曲げて起立させ(この作業は角折りと称される)、その後、角折りした両側の耳部を内側に向かって折り曲げ、袋の左右の耳部に連なっている口閉じ紐を互いに結び合わせて口閉じの作業を完了する。
口閉じ紐の結び合わせは本結びや蝶結びなどで行われる。本出願人は、その紐結びの作業を自動化した機械を下記特許文献1で提案している。
特開2015−113143号公報
上記特許文献1の紐結び機は、角折り後の袋を受け取って紐結びを行う機械であって、上記手順での角折りまでの作業を行う機能は備えていない。
その角折りまでの作業を手作業に頼らざるを得ない状況では、特許文献1で提案した紐結び機の能力を充分に発揮させることができない。
そこで、紐結びの前段の作業を自動的に行って紐結び機に受け渡す機械が望まれている。
この発明は、その要求に応えた装置、具体的には、米などが収納された紙製の口閉じ紐付き袋の口折り、角折りを行い、口折り部の両側の耳部と各耳部に連なった口閉じ紐を起立状態にして搬送方向後方に待機した紐結び機に受け渡すことのできる口折り・角折り・受け渡し装置を提供することを課題としている。
この発明の口閉じ紐付き袋の口折り・角折り・受け渡し装置は、定位置にセットされた口閉じ紐付き袋の対象物収納部の幅と奥行き寸法を、2分割された平面視略方形の成形枠で挟んで整える矯正機構と、
前記袋の対象物が入っていない上側領域の下端を前後から挟んで前記領域を平坦にする扁平化機構と、
扁平化された袋の口部を袋の幅方向に進退可能な対向一対の短冊状の口折り板で両側から挟み、前記口折り板が一方向に回転して口部を巻くように数回折り曲げる口折り機構と、
袋の口折りされた部位(以下では口折り部と言う)の両側の耳部を避けた箇所を押圧板で上から押さえつけて平坦に潰す押圧機構と、
前記押圧板に押さえつけられた袋を前方に送る搬送装置と、
袋の両側の前記耳部から延びだしている口閉じ紐を袋の搬送過程において立ち上がらせて仮位置決め部に案内する紐ガイド部と、
前記仮位置決め部に案内された両側の口閉じ紐を把持力を加えずにホルダで抱持し、このホルダが定位置まで上昇して口閉じ紐をさらに立ち上がらせる紐立ち上げ機構と、
前記口折り部の両側の耳部をそれぞれ袋の幅方向外側から内向きに押圧し、各耳部の内側に接した前記押圧板の縁に沿って折り曲げて設定間隔を保つ位置に起立させる角折り機構とを具備し、
口折りと角折りを行った袋を、角折り完了位置から角折り部において一旦停止した前記搬送装置によってさらに前方の受け渡し部に搬送し、前記耳部の起立状態及び各耳部に連なる両側の口閉じ紐の垂直立ち上げ状態が維持されたその袋が後段の紐結び機に受け渡されるように構成されたものである。
前記矯正機構に含ませた成形枠は、平面視において対角位置や対角位置に近い箇所で2分割されたものにして幅方向と奥行き方向の2方向に移動可能となしたものが、2方向移動により袋の対象物収納部を円滑に挟むことができて好ましい。
また、前記扁平化機構は、2本の断面円形の挟持ロッドで袋の対象物が入っていない領域を前後から挟むものが好ましい。前側の挟持ロッドは、昇降可能にして袋の移動路から退避させられるものにする。
前記口折り機構は、対向配置の短冊状の口折り板で袋の上端部を前後から半々に挟み、口折り板が降下しながら回転して袋の扁平化された領域の上端部(口部)を巻くように複数回折り曲げるものにする。
この口折り機構は、口折りの回数が例えば3回の場合には、1回目の折りが完了した位置(袋の口部を挟んだ口折り板が半回転した位置)と2回目の折りが完了した位置(口折り板がさらに半回転した位置)において、袋を挟んでいる口折り板を一時的に僅かに上昇させる機能を付与したものが好ましい。
前記押圧機構は、押圧板を口折り部から変位させて袋が紐結び機に受け渡されるところまで口折りされた袋を上から押さえつけられるようにしたものが好ましい。
前記搬送装置は、ベルトコンベヤでよい。
前記紐ガイド部は、剛性のある金属線などで形成することができる。この紐ガイド部は、袋の搬送方向前方に向かって両側のガイド面が互いに接近し、かつ、そのガイド面の位置が次第に高くなるものにする。
紐ガイド部は、案内した口閉じ紐を一時的に受け入れる仮位置決め部を終端に備えたものにする。その仮位置決め部は、ガイド面の終端にストッパを設けて作り出したものでよい。
前記紐立ち上げ機構は、後述するホルダを備えたものがよい。
この発明の装置は、定量の米などが収納された口閉じ紐付き袋の口折り、角折り、口閉じ紐の垂直立ち上げの各作業を人手に頼らずに連続的に行うことができる。
そして、口折り、角折り、外観の整え、口閉じ紐の垂直立ち上げを完了した袋を、角折り状態や口閉じ紐の立ち上げ状態を維持したまま搬送方向後方に待機した紐結び機の位置に搬送してその紐結び機に受け渡すことができる。
これにより袋の口折りから口閉じ紐の結び合わせまでの作業を完全自動化することができ、口閉じ紐付き袋に米などを収納した商品の製造に関わる人手の介入を大幅に減少させて製造効率の向上と製造コストの低減を図ることが可能になる。
この発明の口閉じ紐付き袋の口折り・角折り・受け渡し装置の一例の全体構成を示す正面図である。 図1の装置の袋セット部を拡大して示す斜視図である。 図1の装置の矯正機構に含まれた成形枠の平面図である。 口閉じ紐付き袋の上側部分を扁平化機構で扁平に潰し、さらに、口折り機構の口折り板で袋の上端部を前後から挟んだ状態を示す斜視図である。 口折り板で袋の上端部を1回折り曲げた状態を示す斜視図である。 押圧機構と紐ガイド部と紐立ち上げ機構と角折り機構の位置関係を示す斜視図である。 紐ガイド部の平面図である。 紐立ち上げ機構のホルダの抱持が開いた状態を示す斜視図である。 紐立ち上げ機構のホルダが口閉じ紐を抱持した状態を簡素化して示す平面図である。 図1の装置の袋セット部に口閉じ紐付き袋をセットした状態を簡略化して示す側面図である。 袋の対象物収納部を、矯正機構の成形枠で挟みつけた状態を示す平面図である。 袋の上側部分を扁平化機構で扁平に潰した状態を示す要部の側面図である。 口折り機構の口折り板で袋の上端を1回折り曲げた状態を示す要部の側面図である。 口折り機構の口折り板で袋の上端を2回折り曲げた状態を示す要部の側面図である。 扁平化機構の袋搬送方向前方のロッドを袋の対象物収納部近くまで降下させた状態を示す要部の側面図である。 口折り機構の口折り板で袋の上端を3回折り曲げた状態を示す要部の側面図である。 扁平化機構の袋搬送方向後方のロッドを袋の口折り部に当てた状態で袋搬送方向前方のロッドを口折り部の上方に移動させた状態を示す要部の側面図である。 袋搬送方向前方のロッドで口折り部を上から押さえつけた状態を示す要部の側面図である。 押圧機構の押圧板がロッドに代わって袋の口折り部を上から押さえつけた状態を示す要部の側面図である。 紐ガイド部によって袋の口閉じ紐が途中まで立ち上げられた状態を簡略化して示す正面図である。 紐立ち上げ機構のホルダが口閉じ紐を抱持して最終位置近くまで立ち上げた状態を簡略化して示す正面図である。 角折り機構が袋の両側の耳部を押し曲げて起立させた角折り完了状態を簡略化して示す正面図である。
以下、添付図面の図1〜図22に基づいて、この発明の口閉じ紐付き袋の口折り・角折り・受け渡し装置の実施の形態を説明する。
例示の口閉じ紐付き袋の口折り・角折り・受け渡し装置は、矯正機構10(図2、図3参照)、扁平化機構20(図1〜図5参照)、口折り機構30(これも図1〜図5参照)、押圧機構40(図2,図5,図6参照)、搬送装置50(図2,図5,図6参照)、紐ガイド部60(図6参照)、紐立ち上げ機構70(図1,図6参照)及び角折り機構80(図1,図6,図20〜図22参照)を具備する。なお、各機構は、モータ、シリンダアクチュエータ、リニアガイドなどを組み合わせた周知の駆動要素によって駆動される。従って、各機構の駆動要素に関する説明は省略する。
矯正機構10は、米などを収納した口閉じ紐付き袋B(以下では単に袋と言う)の対象物収納部の幅と奥行き寸法を整えるものであって、平面視が略方形の成形枠11とその成形枠を動かす駆動機構(図示省略)を備えており、前記成形枠11で定位置にセットされた袋Bの対象物収納部を挟むことでその対象物収納部の幅と奥行き寸法を整える。
図示の矯正機構10の成形枠11は、図3に示すように、平面視における対角位置の近くで2分割されたものが用いられており、2個の分割枠で図11に示すように、袋Bの対象物収納部を2方向(搬送方向と搬送直角方向)から挟み、対象物収納部の幅と奥行き寸法を所定のサイズに整える。
扁平化機構20は、袋Bの、対象物が入っていない上側領域を扁平にする機構であって、袋の搬送方向に接近離反可能な平行配置の2本のロッド21,22と、袋の搬送方向後方のロッド21を袋の搬送方向に進退させる駆動機構23(図1参照)と、袋搬送方向前方のロッド22を動かす駆動機構とで構成されている。
なお、例示の装置に設けた扁平化機構20の搬送方向前側のロッド22は、口折り機構30によって折り曲げられた袋の口部の折り癖を定着させる働きもする。
口折り機構30は、袋Bの上端部を前後から挟む対向配置の短冊状の動力駆動の口折り板31と、口折り板駆動機構32(図1参照)を有する。
口折り板31は、2枚の板を、開閉駆動機構32a(図1参照)で駆動して平行状態を維持しつつ開閉(接近、離反)するように組み合わせ、その2枚の板で袋Bを前後から挟むものにしている。
口折り板駆動機構32は、口折り板31を、開閉駆動機構32aも含めて袋の幅方向に進退させ、さらに、昇降させ、かつ、回転させるものが設けられている。
口折り板31の袋幅方向への進退は、図の装置ではシリンダアクチュエータ32bによってなされ、また、回転は、モータ32cと動力伝達部材32d(図のそれはプーリーとベルトを組み合わせた機構)によってなされ、さらに、昇降は、シリンダアクチュエータ32bやモータ32cなどを取り付けたフレームの全体を上下動させるシリンダアクチュエータ(これは図示せず)によってなされる。
押圧機構40は、押圧板41と、その押圧板を昇降させ、さらに、袋の搬送方向に進退させる駆動機構42を有しており、押圧板41で袋Bの口折りされた部位の両側を除く領域を上から押さえつけて平坦化する。
押圧板41は押さえつけのために降下した位置(口折り部)から袋の搬送方向前方に移動可能である。
この押圧機構40は、口折りを完了した袋Bが搬送装置50よって角折り部に向けて送り出されるときに、押圧板41が搬送方向前方に移動し、袋の上部を押さえつけて口折り部の浮き上がりを阻止する働きもする。また、角折り部から紐結び機への受け渡し部に袋が搬送されるときにも、搬送方向前方に移動した押圧板41による袋の上部の押さえつけがなされる。
この押圧機構40の押圧板41の袋搬送方向の後端に前記扁平化機構20の袋搬送方向前方のロッド22が固定されており、従って、例示の装置は、押圧板41の駆動機構42がロッド22の駆動機構を兼用したものになっている。
搬送装置50は、ベルトコンベヤであり、押圧板41に押さえつけられた袋Bを前向きに搬送する。
例示の装置の紐ガイド部60は、剛性のある金属線を緩やかに湾曲する形状に曲げ加工し、その金属線を左右対称に配置して作られている。図示の紐ガイド部60は、曲げ加工した金属線の表面がガイド面となっており、両側のガイド面の位置が袋の搬送方向前方に向かって次第に高くなっている。
この紐ガイド部60の終端には、仮位置決め部61(図6、図7参照。図のそれはストッパ板)が設けられている。なお、紐ガイド部60と仮位置決め部61を構成するストッパ板は、後述する角折り機構80の押し板81と一体となって平面視で袋の搬送方向と直角向きに進退する。
前記紐立ち上げ機構70は、図8、図9に示すように、2枚の抱持板71a、71aをピボット軸(図示せず)を支点にして回転させて摺り合せるように開閉する鋏に似た構造の動力駆動のホルダ71と、そのホルダを袋の搬送方向に移動させながら昇降させる移動機構(これも図示せず)を組み合わせたものが設けられている。
ホルダ71は、図9に示すように、2枚の抱持板71a、71a間に、抱持板が閉じたときに周囲の閉ざされた空間72が形成される(図の装置の空間72は片方の抱持板に設けた切欠き部によって作りだされる)ものが設けられている。
周囲の閉ざされた空間72に口閉じ紐Sが把持力が加わらないように閉じ込められる(抱持する)構造となっており、ホルダ71は、抱持した口閉じ紐Sを滑らせながら定位置まで上昇することができる。
図8の73は、ホルダ71に付属させたガードである。線材を曲げ加工して作られたこのガード73は、紐ガイド部の終端の仮位置決め部61に移動してその仮位置決め部のストッパ板によって仮位置決めされている口閉じ紐Sをホルダ71で抱持する際に、口閉じ紐Sがホルダ71の駆動部などに噛み込まれないようにする目的で設けたが、必須ではなく、好ましい要素に過ぎない。
角折り機構80は、袋Bの口折り部の両側の耳部をそれぞれ袋の幅方向外側から内向きに押圧する対向一対の押し板81と、その押し板81を袋の幅方向(搬送直角方向)に進退させる駆動機構82を組み合わせたものを設けている。
例示の装置は、対象物を収納した袋Bが定位置にセットされて装置が起動されると、まず、矯正機構10の成形枠11が作動して袋の対象物収納部の幅と奥行き寸法を整える。
袋のセット部には、対象物を収納した袋Bの口部を前後から挟む袋口の仮保持具90(図1、図10参照)と口閉じ紐Sの両端を受け支える紐受け93が設置されている。
その仮保持具90は、固定板91と、その固定板に対して上部が水平軸でヒンジ結合された可動板92を有しており、図10に示すように、固定板91と可動板92との間に袋Bの口部を挟んで口部の垂れ落ちを阻止する。
この仮保持具90があると、腰の弱い袋も、口部を定位置に安定して位置決めすることができる。なお、可動板92は口折りされる袋に押されると回転して挟みつけを解除する位置に逃げる。
矯正が完了して矯正機構10の成形枠11が退避すると、扁平化機構20が作動し、図2、図12に示すように、同機構の2本のロッド21,22が袋Bの対象物が入っていない領域の下端を前後から挟んで前記領域を扁平に潰す。
その後、図4、図5、図12に示すように、口折り機構30の対向配置の口折り板31が袋の側部から互いに接近する方向に移動し、扁平化された領域の上端部(口部)を左右から半々に挟む。
そして、その口折り板31が下降及び回転しながら一方向に回転して口部を数回巻くように折り曲げる(図13参照)。このときの口折りは、口折り板31が半回転してこのときにほぼw{wは口折り板31の幅(高さ寸法)}降下し、扁平化された領域の最上部を下向きに折り曲げる(1回目の口折り)。
例示の装置では、その1回目の口折りが完了したら口折り板31が、回転を停止し、この状態で一時的に僅かに上昇する。この動作によって袋Bの口折り部の折り目に荷重が加わり、その折り目に弾性復元し難い定着した折り癖が付与される。
この後、口折り板31が1回目の口折りが完了した位置からさらに半回転しながら降下し、2回目の口折りを実施する(図14参照)。その2回目の口折りが完了したときにも、袋Bを挟んでいる口折り板31は回転を停止して上向きに僅かに移動し、これにより、2回目の口折りでの折り目にも定着した折り癖が付与される。
その2回目の口折りが済むと、ロッド22が袋Bの対象物収納部の上端まで降下して袋
の対象物収納部の上側のコーナの折り癖を定着させる(図14,図15参照)。
口折りの回数は、装置の制御プログラムを替えることで任意に設定することができるが、ここでは、口折り板31が最終的に1回半回転して3回の口折りを行う(図16参照)。
その3回の口折りが完了したら、口折り板31が口折りした箇所が袋の対象物収納部の上端に押し付けられるところまで降下しその後に互いに離反する向きに退避する。次いで、押圧機構40が作動して押圧板41に固定したロッド22が口折り部上に移動し、口折り部を上から押さえつけて口折り部に折り癖をつける。
口折り部の上からの押圧は、ロッド22が無くても可能であるが、口折り部に対して線接触するロッドで押圧すれば、折り癖を定着させ易い。
この押圧が行われると、ここで搬送装置50が駆動され、押圧機構の押圧板41に口折り部が押さえつけられた状態(図19参照)で口折り完了後の袋Bが角折り部に向けて搬送される。
押圧機構40による袋の上からの押さえつけは、この搬送装置50による搬送に支障が出ない圧力で行われる。
その搬送の過程において、袋の開口縁の両側の口閉じ紐Sは、紐ガイド部60のガイド面に案内されて徐々に立ち上がり、袋Bが角折り部に到着したときに(この段階で搬送装置50は一旦停止する)、上側部分がガイド面の終端の仮位置決め部61に一時的に仮位置決めされて保持される。
この発明の装置で処理する紙製包装袋の口閉じ紐Sは、薄紙を撚った単線を数本並列に接合して作られており、所謂腰の強い紐となっている。このため、傾斜したガイド面で案内するだけで図20のように、その口閉じ紐Sを安定して立ち上がらせることができる。
紐ガイド部60による口閉じ紐Sの立ち上げと仮保持が終了すると搬送装置50は一旦停止する。
この後、紐立ち上げ機構70のホルダ71が作動する。そのホルダ71は、角折り部の上部(袋が移動してくる部位よりも上側)に待機している。その待機位置から降下して紐ガイド部の終端の仮位置決め部に案内された両側の口閉じ紐Sを把持力が加わらないように抱持する(図9参照)。また、そのホルダ71が移動機構(図示せず)に駆動されて口閉じ紐Sを抱持したまま定位置まで上昇する。
その動作によって、口閉じ紐Sが、図21に示すように垂直に立ち上がり、後段の紐結び機に対して安定して確実に受け渡される位置(両側の口閉じ紐間の距離が一定した位置)に位置決めされる。
紐立ち上げ機構70による口閉じ紐Sの立ち上げが完了すると、角折り機構80が作動する。その角折り機構80の押し板81が口閉じ紐の立ち上げによって少し上に引き上げられた袋Bの口折り部の両側の耳部Eを幅方向外側から内向きに押す。
このとき、耳部Eの内側には押圧板41の両側縁が接触しており、これにより、押圧板
41の両側縁に添って耳部Eが押し曲げられながら起立し、角が立った状態になる(図22参照)。
そのように成形された(角折りされた)耳部Eは、上昇したホルダ71の直下にあり、このため、角折りが完了した状態では、ホルダ71に抱持されて位置決めされた口閉じ紐Sは、垂直に起立した姿勢になる。
以上の作業が完了すると、搬送装置50が再駆動され、角折りまでの処理を完了した袋が紐結び機に対する受け渡し部に搬送される。
このとき、押圧機構40の押圧板41は先行して搬送方向前方に移動し、これにより、袋が紐結び機への受け渡し部に移動するまで押圧板41による袋の口折り部の上からの押圧状態が維持される。
また、紐立ち上げ機構70が袋の移動に追従し、耳部の起立状態及び各耳部に連なる両側の口閉じ紐の垂直立ち上げ状態も紐結び機に対する受け渡し時まで維持される。
10 矯正機構
11 成形枠
20 扁平化機構
21,22 ロッド
23 駆動機構
30 口折り機構
31 口折り板
w 口折り板の幅
32 口折り板駆動機構
32a 開閉駆動機構
32b シリンダアクチュエータ
32c モータ
32d 動力伝達部材
40 押圧機構
41 押圧板
42 駆動機構
50 搬送装置
60 紐ガイド部
61 仮位置決め部(ストッパ板)
70 紐立ち上げ機構
71 ホルダ
71a 抱持板
72 空間
73 ガード
80 角折り機構
81 押し板
82 駆動機構
90 袋口の仮保持具
91 固定板
92 可動板
93 紐受け
B 口閉じ紐付き袋
E 耳部
S 口閉じ紐

Claims (6)

  1. 定位置にセットされた、幅方向と直交する方向を前後とし、対象物が収納されたことで前後に広がった寸法を奥行き寸法とした口閉じ紐付き袋の対象物収納部の幅と前記奥行き寸法を、2分割された平面視略方形の成形枠(11)で挟んで整える矯正機構(10)と、
    前記袋の対象物が入っていない上側領域の下端を袋の前後から挟んで前記領域を平坦にする扁平化機構(20)と、
    扁平化された袋の口部の袋の幅方向の両側を袋の幅方向に進退可能な対向一対の短冊状の口折り板(31)で前後方向に挟み、前記口折り板が一方向に回転して口部を数回巻くように折り曲げる口折り機構(30)と、
    袋の口折り部の袋の幅方向の両側の耳部を避けた箇所を押圧板(41)で上から押さえつけて平坦化する押圧機構(40)と、
    前記押圧板に押さえつけられた袋をその袋の前後方向を搬送方向にして搬送方向前方に送る搬送装置(50)と、
    袋の幅方向の両側の前記耳部から延びだしている口閉じ紐を袋の搬送過程において立ち上がらせて仮位置決め部(61)に案内する紐ガイド部(60)と、
    前記仮位置決め部(61)に案内された袋の幅方向の両側の口閉じ紐を把持力が加わらないようにホルダ(71)で抱持し、このホルダが定位置まで上昇して口閉じ紐をさらに立ち上がらせる紐立ち上げ機構(70)と、
    前記口折り部の袋の幅方向の両側の耳部を押し板(81)でそれぞれ袋の幅方向外側から内向きに押し、各耳部の袋の幅方向の内側に接した前記押圧板(41)の縁に沿って折り曲げて設定間隔を保つ位置に起立させる角折り機構(80)とを具備し、
    口折りと角折りを行った袋を、角折り完了位置から角折り部において一旦停止した前記搬送装置(50)によってさらに搬送方向前方の受け渡し部に搬送し、前記耳部の起立状態及び各耳部に連なる前記袋の幅方向の両側の口閉じ紐の垂直立ち上げ状態が維持されたその袋が後段の紐結び機に受け渡されるように構成された口閉じ紐付き袋の口折り・角折り・受け渡し装置。
  2. 前記矯正機構(10)の成形枠(11)として、平面視の対角位置で2分割されたもの
    を備える請求項1に記載の口閉じ紐付き袋の口折り・角折り・受け渡し装置。
  3. 前記扁平化機構(20)が、袋の対象物が入っていない領域を袋の前後から挟む2本の断面円形の挟持ロッド(21,22)と、袋の搬送方向後方のロッド(21)を袋の搬送方向に進退させる駆動機構(23)と、袋搬送方向前方のロッド(22)を昇降させ、さらに、袋の搬送方向に進退させる駆動機構(42)とで構成された請求項1又は2に記載の口閉じ紐付き袋の口折り・角折り・受け渡し装置。
  4. 前記押圧機構(40)が、袋の口折りされた部位の袋の幅方向の両側を除く領域を上から押さえつけて平坦化する、袋の角折り部まで伸びている押圧板(41)と、その押圧板を昇降させ、かつ、袋の搬送方向に進退させる駆動機構(42)を備え、前記押圧板(41)が角折り完了後に紐結び機に対する袋の受け渡し部まで移動して角折り部から前記袋の受け渡し部に搬送される袋の上からの押さえつけ状態が維持されるように構成された請求項1〜3のいずれかに記載の口閉じ紐付き袋の口折り・角折り・受け渡し装置。
  5. 前記紐ガイド部(60)の終端に、紐ガイド部のガイド面で案内して立ち上がらせた袋の口閉じ紐(S)を仮位置決めする仮位置決め部(61)が設けられた請求項1〜4のいずれかに記載の口閉じ紐付き袋の口折り・角折り・受け渡し装置。
  6. 前記紐立ち上げ機構(70)が、前記ホルダ(71)と、そのホルダを袋の搬送方向に移動させながら昇降させる移動機構とからなり、前記ホルダ(71)は、ピボット結合された2枚の抱持板(71a、71a)を有し、その2枚の抱持板(71a、71a)をピボット軸を支点にして動力で開閉してその2枚の抱持板(71a、71a)間に形成される周囲の閉ざされた空間に口閉じ紐を取り込んで抱持する鋏に似た構造のホルダとして構成された請求項1〜5のいずれかに記載の口閉じ紐付き袋の口折り・角折り・受け渡し装置。
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