JP6146653B2 - 複数の原反からウェブを同時給送可能なウェブ搬送装置 - Google Patents

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本発明は、ウェブ搬送装置に関する。
図7を参照して、従来のウェブ搬送装置を含んだグラビア印刷機について説明する。図7は、従来のグラビア印刷機の構成の一例を示す概略図である。このグラビア印刷機は、図7に示すように、給送部502と、インフィード部503と、印刷部504と、アウトフィード部505と、巻取部506と、により構成されている。そして、ロール状の原反500が、給送部502の給送軸にセットされるようになっている。当該給送軸が駆動されることに伴って、ロール状の原反からウェブ(紙、プラスチックフィルム、金属箔等の印刷対象物)501がインフィード部503に給送される。給送されるウェブ501は、インフィード部503を介して印刷部504へと給送され、当該印刷部504において印刷処理される。その後、アウトフィード部505を介して排送されて、巻取部506によって巻取られる。
図8は、従来の印刷機の給送機構部をより詳細に説明するための模式図である。図8の給送機構部は、ロール状の原反500がセットされる給送軸510と、当該給送軸510によってロール状の原反500から給送されるウェブ501を狭持して搬送するニップローラ511と、からなる。ニップローラ511は、回転駆動される駆動ローラ512と、当該駆動ローラ512と対向するように配置されて当該駆動ローラ512との間でウェブ501を押圧するゴムローラ513と、により構成されている。ロール状の原反500が給送軸510にセットされた後、給送軸510の回転によってロール状の原反500からウェブ501が給送される。給送されるウェブ501は、駆動ローラ512とゴムローラ513とによって狭持されながら搬送される。ここで、給送されるウェブ501の張力が、給送軸510の回転速度と駆動ローラ512の回転速度とを調整することによって制御される。
更に、図9を参照して、ウェブの張力とロール状の原反の径との関係について説明する。図9は、ロール状の原反の径とウェブの張力との関係を説明するための模式図である。
図9に示すように、従来の印刷装置の給送機構部において、相対的に大径である径raを有するロール状の原反と、相対的に小径である径rbを有するロール状の原反と、の両方が同一の給送軸510にセットされる場合を考える。この場合、給送軸510の回転によって各原反から給送されるウェブ501a(径raに対応)及びウェブ501b(径rbに対応)は、駆動ローラ512とゴムローラ513とによって共通に狭持されながら搬送されていく。ここで、各原反の角速度と給送軸510の角速度ωとは当然に同一であるから、大きい径raの原反から給送されるウェブ501aの給送速度Vaの方が、小さい径rbの原反から給送されるウェブ501bの給送速度Vbより速くなる。そのため、ウェブ501aに弛みが生じて張力が掛からなくなり、ウェブ501aの給送が上手くいかなくなるか、あるいは、ウェブ501bに過大な張力が掛かってウェブ501bが破断してしまう、というおそれがある。
一方、給送軸に1つの幅の広いロール状の原反をセットして、処理工程の中でスリッタ装置等を利用してウェブを分断し、分断された複数のウェブを同時平行的に巻取るようなウェブ搬送装置は知られている(特許文献1)。しかしながら、複数のロール状の原反をセットすることができるウェブ搬送装置は知られていない。
特許第2888704号公報 特表2012−513567号公報 特開2011−174560号公報
本発明は、以上のような問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案されたものである。本発明の目的は、複数のロール状の原反をセットすることができるウェブ搬送装置を提供することにある。
本発明は、ロール状の第一原反がセットされる第一給送軸と、ロール状の第二原反がセットされる、中空空間を有する第二給送軸と、当該第二給送軸に対して前記第一給送軸の反対側に配置されたトロイダル型無段変速機と、前記ロール状の第一原反及び前記ロール状の第二原反からそれぞれ給送されるウェブを共通に挟持して搬送するニップローラと、
を備え、前記トロイダル型無段変速機は、入力軸回りに回転する入力ディスクと、出力軸回りに回転する出力ディスクと、両ディスク間に挟設された一対のパワーローラと、当該一対のパワーローラを軸支するパワーローラシャフトと、を有し、前記第一給送軸と前記第二給送軸とは、同軸に配置されており、前記トロイダル型無段変速機の前記2つのディスクのうち前記第二給送軸側にあるディスクが、中空空間を有していて、前記第二給送軸に接続されており、前記第一給送軸は、前記第二給送軸の中空空間及び前記第二給送軸が接続されたディスクの中空空間を貫いて延びて、前記トロイダル型無段変速機の他方のディスクに接続されており、前記トロイダル型無段変速機の前記パワーローラシャフトが駆動軸に接続されていて、当該パワーローラシャフトが前記駆動軸の回転によって公転するようになっていることを特徴とするウェブ搬送装置である。
本発明によれば、トロイダル型無段変速機が差動装置のように機能することにより、2つのロール状の原反がセットされる各給送軸(第一給送軸及び第二給送軸)の角速度差を許容することができるため、2つのロール状の原反の径に差が存在する場合であっても、各ウェブの張力を好適に制御することができる。このため、2つのロール状の原反からウェブを同時に給送可能な、実用に耐え得るウェブ搬送装置が実現できる。
また、本発明は、ロール状の第一原反がセットされる第一給送軸と、ロール状の第二原反がセットされる第二給送軸と、前記第一給送軸と前記第二給送軸との間に配置されたトロイダル型無段変速機と、前記ロール状の第一原反及び前記ロール状の第二原反からそれぞれ給送されるウェブを共通に挟持して搬送するニップローラと、を備え、前記トロイダル型無段変速機は、入力軸回りに回転する入力ディスクと、出力軸回りに回転する出力ディスクと、両ディスク間に挟設された一対のパワーローラと、当該一対のパワーローラを軸支するパワーローラシャフトと、を有し、前記第一給送軸と前記第二給送軸とは、同軸に配置されており、前記トロイダル型無段変速機の前記2つのディスクのうち前記第二給送軸側にあるディスクが前記第二給送軸に接続されており、前記第一給送軸は、前記トロイダル型無段変速機の他方のディスクに接続されており、前記トロイダル型無段変速機の前記パワーローラシャフトが駆動軸に接続されていて、当該パワーローラシャフトが前記駆動軸の回転によって公転するようになっていることを特徴とするウェブ搬送装置である。
本発明によれば、トロイダル型無段変速機が差動装置のように機能することにより、2つのロール状の原反がセットされる各給送軸(第一給送軸及び第二給送軸)の角速度差を許容することができるため、2つのロール状の原反の径に差が存在する場合であっても、各ウェブの張力を好適に制御することができる。このため、2つのロール状の原反からウェブを同時に給送可能な、実用に耐え得るウェブ搬送装置が実現できる。
また、本発明は、第一ウェブ及び第二ウェブを共通に挟持して搬送するニップローラと、前記ニップローラから排送される第一ウェブを巻き取る第一排送軸と、前記ニップローラから排送される第二ウェブを巻き取る、中空空間を有する第二排送軸と、当該第二排送軸に対して前記第一排送軸の反対側に配置されたトロイダル型無段変速機と、を備え、前記トロイダル型無段変速機は、入力軸回りに回転する入力ディスクと、出力軸回りに回転する出力ディスクと、両ディスク間に挟設された一対のパワーローラと、当該一対のパワーローラを軸支するパワーローラシャフトと、を有し、前記第一巻取軸と前記第二巻取軸とは、同軸に配置されており、前記トロイダル型無段変速機の前記2つのディスクのうち前記第二排送軸側にあるディスクが、中空空間を有していると共に、前記第二排送軸に接続されており、前記第一排送軸は、前記第二排送軸の中空空間及び前記第二排送軸側にあるディスクの中空空間を貫いて延びて、前記トロイダル型無段変速機の他方のディスクに接続されており、前記トロイダル型無段変速機の前記パワーローラシャフトが駆動軸に接続されていて、当該シャフトが前記駆動軸の回転によって公転するようになっていることを特徴とするウェブ搬送装置である。
本発明によれば、トロイダル型無段変速機の作用において、パワーローラシャフトの設置角により2つのウェブを巻き取る各排送軸(第一排送軸及び第二排送軸)の駆動トルク差を調整することができるため、2つのウェブの断面積に差が存在する場合であっても、各ウェブの張力を好適に制御することができる。このため、2つのウェブを同時に巻取可能な、実用に耐え得るウェブ搬送装置が実現できる。
また、本発明は、第一ウェブ及び第二ウェブを共通に挟持して搬送するニップローラと、前記ニップローラから排送される第一ウェブを巻き取る第一排送軸と、前記ニップローラから排送される第二ウェブを巻き取る第二排送軸と、前記第一排送軸と前記第二排送軸との間に配置されたトロイダル型無段変速機と、を備え、前記トロイダル型無段変速機は、入力軸回りに回転する入力ディスクと、出力軸回りに回転する出力ディスクと、両ディスク間に挟設された一対のパワーローラと、当該一対のパワーローラを軸支するパワーローラシャフトと、を有し、前記第一排送軸と前記第二排送軸とは、同軸に配置されており、前記トロイダル型無段変速機の前記2つのディスクのうち前記第二排送軸側にあるディスクが前記第二排送軸に接続されており、前記第一排送軸は、前記トロイダル型無段変速機の他方のディスクに接続されており、前記トロイダル型無段変速機の前記パワーローラシャフトが駆動軸に接続されていて、当該パワーローラシャフトが前記駆動軸の回転によって公転するようになっていることを特徴とするウェブ搬送装置である。
本発明によれば、トロイダル型無段変速機の作用において、パワーローラシャフトの設置角により2つのウェブを巻き取る各排送軸(第一排送軸及び第二排送軸)の駆動トルク差を調整することができるため、2つのウェブの断面積に差が存在する場合であっても、各ウェブの張力を好適に制御することができる。このため、2つのウェブを同時に巻取可能な、実用に耐え得るウェブ搬送装置が実現できる。
好ましくは、前記トロイダル型無段変速機は、前記入力軸及び前記出力軸に対する前記パワーローラシャフトの角度を調整する角度調整機構を有する。このような態様によれば、パワーローラシャフトの設置角を容易に調整することができる。
本発明の第1の態様によれば、トロイダル型無段変速機が差動装置のように機能することにより、2つのロール状の原反がセットされる各給送軸(第一給送軸及び第二給送軸)の角速度差を許容することができるため、2つのロール状の原反の径に差が存在する場合であっても、各ウェブの張力を好適に制御することができる。このため、2つのロール状の原反からウェブを同時に給送可能な、実用に耐え得るウェブ搬送装置が実現できる。
あるいは、本発明の第2の態様によれば、トロイダル型無段変速機の作用において、パワーローラシャフトの設置角により2つのウェブを巻き取る各巻取軸(第一巻取軸及び第二巻取軸)の駆動トルク差を調整することができるため、2つのウェブの断面積に差が存在する場合であっても、各ウェブの張力を好適に制御することができる。このため、2つのウェブを同時に巻取可能な、実用に耐え得るウェブ搬送装置が実現できる。
本発明の第1の実施の形態によるウェブ搬送装置を示す概略図である。 図1のウェブ搬送装置の給送側の要部を示す概略図である。 図1のウェブ搬送装置の巻取側の要部を示す概略図である。 本発明の第2の実施の形態によるウェブ搬送装置を示す概略図である。 図4のウェブ搬送装置の給送側の要部を示す概略図である。 図4のウェブ搬送装置の巻取側の要部を示す概略図である。 従来のグラビア印刷機の構成の一例を示す概略図である。 従来の印刷機の給送機構を説明するための模式図である。 ロール状の原反の径とウェブの張力との関係を説明するための模式図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態によるウェブ搬送装置を示す概略図である。本実施の形態によるウェブ搬送装置1は、図1に示すように、給送部20と、インフィード部30と、印刷部40と、アウトフィード部50と、巻取部60と、を備えている。そして、ロール状の原反10が、給送部20の給送軸にセットされるようになっている。当該給送軸が駆動されることに伴って、ロール状の原反10からウェブ11がインフィード部30に給送される。給送されるウェブ11は、インフィード部30を介して印刷部40へと給送され、当該印刷部40において印刷処理される。その後、アウトフィード部50を介して排送されて、巻取部60によって巻取られる。
図2は、本実施の形態によるウェブ搬送装置1の給送側の要部を示す概略図である。図2に示すように、本実施の形態によるウェブ搬送装置1は、ロール状の第一原反10aがセットされる第一給送軸21aと、ロール状の第二原反10bがセットされる、中空空間を有する第二給送軸21bと、当該第二給送軸21bに対して第一給送軸21aの反対側に配置された給送側トロイダル型無段変速機22と、ロール状の第一原反10a及びロール状の第二原反10bからそれぞれ給送されるウェブ11a及び11bを共通に挟持して搬送する給送側ニップローラ31と、を備えている。
給送側トロイダル型無段変速機22は、それ自体は公知のトロイダル型無段変速機であり、例えば特許文献2及び特許文献3に記載されている。具体的には、給送側トロイダル型無段変速機22は、入力軸231a回りに回転する入力ディスク23aと、出力軸231b回りに回転する出力ディスク23bと、両ディスク23a及び23b間に挟設された一対のパワーローラ24a、24bと、当該一対のパワーローラ24a、24bを軸支するパワーローラシャフト25a、25bと、を有している。
図2に示すように、入力ディスク23aと出力ディスク23bとは、それぞれ切頭円錐形状を有しており、各ディスク23a、24bの母線は凹円弧状の形状を有している。入力ディスク23aと出力ディスク23bとは、頂部が互いに対向する向きに向けられて同軸に配置されている。
一方、一対のパワーローラ24a、24bは、それぞれ円柱形状を有しており、各パワーローラ24a、24bの母線は入力ディスク23a及び出力ディスク23bの母線に対応する凸円弧状の形状を有している。一対のパワーローラ24a、24bは、入力軸及び出力軸に関して互いに逆側に配置され、入力ディスク23a及び出力ディスク23b間に挟まれるように設けられている。
入力ディスク23a及び出力ディスク23bは、一対のパワーローラ24a、24bに強く(例えば1GPaの圧力で)押し付けられており、ディスク23a、23bとパワーローラ24a、24bとの間に挟まれた潤滑油膜の「せん断力」によってディスク23a、23bとパワーローラ24a、24bとの間に摩擦力(トラクション力)が生成されるようになっている。
本実施の形態では、一対のパワーローラ24a、24bの回転軸線241a、241bは、入力軸231a及び出力軸231bに対して直角に向けられている。このような構成により、給送側トロイダル型無段変速機22はそれ自体は公知の差動装置のように機能することになり、すなわち、一対のパワーローラ24a、24bは、入力ディスク23aと出力ディスク23bとの間の回転速度差(角速度差)を吸収するようになっている。
図2に示すように、第一給送軸21aと第二給送軸21bとは、同軸に配置されている。また、給送側トロイダル型無段変速機22の入力軸231a及び出力軸231bは、第一給送軸21a及び第二給送軸21bに対して同軸となっている。
そして、第一給送軸21aは、給送側トロイダル型無段変速機22の一方のディスク23aに接続され、第二給送軸21bは、他方のディスク23bに接続されている。これにより、給送側トロイダル型無段変速機22の2つのディスク23a、23bと、第一給送軸21a及び第二給送軸21bと、第一原反10a及び第二原反10bとは、それぞれ一体に回転することができるようになっている。
具体的には、図2に示すように、第二給送軸21bは、給送側トロイダル型無段変速機22の2つのディスク23a、24aのうち第二給送軸21b側にあるディスク23b(ここでは出力ディスク23b)に接続されている。
また、第二給送軸21b及び当該第二給送軸21bが接続されたディスク23b(第二給送軸21b側にあるディスク23b)は、それぞれ中空空間を有している。そして、第一給送軸21aは、第二給送軸21bの中空空間及び第二給送軸21b側にあるディスク23bの中空空間を貫いて延びて、他方のディスク23a(ここでは入力ディスク23a)に接続されている。
そして、給送側トロイダル型無段変速機22の一対のパワーローラ24a、24bをそれぞれ軸支するパワーローラシャフト25a、25bが駆動軸28に接続されていて、当該パワーローラシャフト25a、25bが駆動軸28の回転によって公転するようになっている。より具体的には、駆動軸28は、給送側トロイダル型無段変速機22の2つのディスク23a、23bの回転軸(すなわち入力軸231a及び出力軸231b)に対して同軸となっている。そして、駆動軸28は、給送側トロイダル型無段変速機22の一対のパワーローラシャフト25a、25bと、互いの軸線が直交するように、一対の接続部材29及び角度調整機構27a、27bを介して接続されている。より詳細には、一対の接続部材29は、給送側トロイダル型無段変速機22の外縁を周り込むような形状を有しており、一端において駆動軸28に接続され、他端において一対のパワーローラシャフト25a、25bに角度調整機構27a、27bを介して接続されている。
なお、駆動軸28は、それ自体公知の駆動機構によって駆動される軸である。駆動機構としては、例えば、モータを内蔵して駆動軸28自身を駆動させる機構や、原動機からの動力を平歯車、はすば歯車またはハイポイドギア等の動力伝達手段を介して駆動軸28を駆動させる機構が挙げられる。
本実施の形態では、給送側トロイダル型無段変速機22の他方側にあるディスク23a(すなわち入力ディスク23a)も、中空空間を有している。そして、第一給送軸21aは、他方のディスク23aの中空空間をも貫いて更に他方に延びており、当該他方のディスク23aよりも他方に延びた部分が、ラジアル軸受26aにより回転可能に支持されている。一方、第一給送軸21aの他方の端部は、不図示のハウジングに固定された自由回転する軸受部材71により回転可能に支持されている。第一給送軸21aと軸受部材71とは、それぞれ切頭円錐面状に形成された凹嵌合部と凸嵌合部とが互いに押圧されることで、結合されている。このような構成により、第一給送軸21aは安定して軸支されている。
また、第二給送軸21bの中空空間にもラジアル軸受26bが嵌入されており、これにより、第二給送軸21bは安定して第一給送軸21aに軸支されている。
一方、給送側ニップローラ31は、回転駆動される駆動ローラ32と、当該駆動ローラ32と対向するように配置されて当該駆動ローラ32との間でウェブ11a及び11bを押圧するゴムローラ33と、を有している。駆動ローラ32とゴムローラ33とは、ウェブ11a及び11bの搬送方向に対して直角かつ水平な回転軸回りにそれぞれ回転可能に支持されている。更に、駆動ローラ32は、モータにより回転駆動されるようになっている。
本実施の形態では、給送側ニップローラ31(駆動ローラ32)の初期回転速度は、ウェブ11a及び11bへ微張力をかけるために、給送軸21a及び21bの回転速度に対して給送側ニップローラ31(駆動ローラ32)の回転速度が相対的に速くなるように決定されている。
一方、図3は、本実施の形態によるウェブ搬送装置1の巻取側の要部を示す概略図である。図3に示すように、本実施の形態によるウェブ搬送装置1は、第一ウェブ11a及び第二ウェブ11bを共通に挟持して搬送する巻取側ニップローラ51と、巻取側ニップローラ51から排送される第一ウェブ11aを巻き取る第一巻取軸61aと、巻取側ニップローラ51から排送される第二ウェブ11bを巻き取る、中空空間を有する第二巻取軸61bと、当該第二巻取軸61bに対して第一巻取軸61aの反対側に配置された巻取側トロイダル型無段変速機62と、を備えている。
巻取側トロイダル型無段変速機62も、それ自体は公知のトロイダル型無段変速機である。具体的には、巻取側トロイダル型無段変速機62は、入力軸631a回りに回転する入力ディスク63aと、出力軸631b回りに回転する出力ディスク63bと、両ディスク63a及び63b間に挟設された一対のパワーローラ64a、64bと、当該一対のパワーローラ64a、64bを軸支するパワーローラシャフト65a、65bと、を有している。巻取側トロイダル型無段変速機62の構成は、給送側トロイダル型無段変速機22の構成と略同様であり、詳細な説明は省略する。
本実施の形態では、一対のパワーローラ64a、64bの回転軸線641a、641bは、入力軸631a及び出力軸631bに対して予め定められた角度θだけ傾けられている。具体的には、例えば、第一ウェブ11aの断面積をS1、第二ウェブ11bの断面積をS2、第一巻取軸61aが接続されたディスク63aと一対のパワーローラ64a、64bとの接触点が移動する円弧軌道の半径をR1、第二巻取軸61bが接続されたディスク63bと一対のパワーローラ64a、64bとの接触点が移動する円弧軌道の半径をR2、としたとき、R1:R2=S1:S2となるように角度θが設定されている。このような構成により、入力ディスク63aの駆動トルクM1と出力ディスク63bの駆動トルクM2との割合がM1:M2=R1:R2に調整され、結果的に、第一ウェブ11a及び第二ウェブ11bの巻取張力が等しくなるようになっている。
図3に示すように、第一巻取軸61aと第二巻取軸61bとは、同軸に配置されている。また、巻取側トロイダル型無段変速機62の入力軸631a及び出力軸631bは、第一巻取軸61a及び第二巻取軸61bに対して同軸となっている。
そして、第一巻取軸61aは、巻取側トロイダル型無段変速機62の一方のディスク63aに接続され、第二巻取軸61bは、他方のディスク63bに接続されている。これにより、巻取側トロイダル型無段変速機62の2つのディスク63a、63bと、第一巻取軸61a及び第二巻取軸61bとは、それぞれ一体に回転することができるようになっている。
具体的には、図3に示すように、第二巻取軸61bは、巻取側トロイダル型無段変速機62の2つのディスク63a、64aのうち第二巻取軸61b側にあるディスク63b(ここでは出力ディスク63b)に接続されている。
また、第二巻取軸61b及び当該第二巻取軸61bが接続されたディスク63b(第二巻取軸61b側にあるディスク63b)は、それぞれ中空空間を有している。そして、第一巻取軸61aは、第二巻取軸61bの中空空間及び第二巻取軸61b側にあるディスク63bの中空空間を貫いて延びて、他方のディスク63a(ここでは入力ディスク63a)に接続されている。
そして、巻取側トロイダル型無段変速機62の一対のパワーローラ64a、64bをそれぞれ軸支するパワーローラシャフト65a、65bが駆動軸68に接続されていて、当該パワーローラシャフト65a、65bが駆動軸68の回転によって公転するようになっている。より具体的には、駆動軸68は、巻取側トロイダル型無段変速機62の2つのディスク63a、63bの回転軸(すなわち入力軸631a及び出力軸631b)に対して同軸となっている。そして、駆動軸68は、巻取側トロイダル型無段変速機62の一対のパワーローラシャフト65a、65bと、一対の接続部材69及び角度調整機構67a、67bを介して接続されている。より詳細には、一対の接続部材69は、巻取側トロイダル型無段変速機62の外縁を周り込むような形状を有しており、一端において駆動軸68に接続され、他端において一対のパワーローラシャフト65a、65bに角度調整機構67a、67bを介して接続されている。
本実施の形態では、巻取側トロイダル型無段変速機62の他方側にあるディスク63a(すなわち入力ディスク63a)も、中空空間を有している。そして、第一巻取軸61aは、他方のディスク63aの中空空間をも貫いて更に他方に延びており、当該他方のディスク63aよりも他方に延びた部分が、ラジアル軸受66aにより回転可能に支持されている。一方、第一巻取軸61aの他方の端部は、不図示のハウジングに固定された自由回転する軸受部材72により回転可能に支持されている。第一巻取軸61aと軸受部材72とは、それぞれ切頭円錐面状に形成された凹嵌合部と凸嵌合部とが互いに押圧されることで、結合されている。このような構成により、第一巻取軸61aは安定して軸支されている。
また、第二巻取軸61bの中空空間にもラジアル軸受66bが嵌入されており、これにより、第二巻取軸61bは安定して第一巻取軸61aに軸支されている。
一方、巻取側ニップローラ51は、回転駆動される駆動ローラ52と、当該駆動ローラ52と対向するように配置されて当該駆動ローラ52との間でウェブ11a及び11bを押圧するゴムローラ53と、を有している。駆動ローラ52とゴムローラ53とは、ウェブ11a及び11bの搬送方向に対して直角かつ水平な回転軸回りにそれぞれ回転可能に支持されている。更に、駆動ローラ52は、モータにより回転駆動されるようになっている。
本実施の形態では、巻取側ニップローラ51(駆動ローラ52)の初期回転速度は、ウェブ11a及び11bへ微張力をかけるために、巻取軸61a及び61bの回転速度に対して巻取側ニップローラ51(駆動ローラ52)の回転速度が相対的に遅くなるように決定されている。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
図2に示すように、本実施の形態によるウェブ搬送装置1の給送側では、駆動軸28が回転駆動されると、駆動軸28に接続された給送側トロイダル型無段変速機22の一対のパワーローラシャフト25a、25bが回転する。一対のパワーローラシャフト25a、25bの回転は、一対のパワーローラ24a、24bから各ディスク23a及び23bを介して第一給送軸21a及び第二給送軸21bへと等しく伝わり、第一給送軸21a及び第二給送軸21bが等しい角速度で回転し始める(この回転は「差動装置の公転」と呼ばれる)。
これにより、第一給送軸21aにセットされたロール状の第一原反10a及び第二給送軸21bにセットされたロール状の第二原反10bから、それぞれウェブ11a及び11bが給送され始める。駆動軸28の回転駆動と共に駆動ローラ32も回転駆動されることにより、給送されるウェブ11a及び11bは、駆動ローラ32とゴムローラ33とによって共通に狭持されながら搬送されていく。
ここで、例えば、ロール状の第一原反10aの径がロール状の第二原反10bの径より小さい場合を考える。この場合、第一給送軸21a及び第二給送軸21bが等速で回転し続けるならば、相対的に大径の第二原反10bから給送されるウェブ11bの給送速度の方が、相対的に小径の第一原反10aから給送されるウェブ11aの給送速度より速くなる。すると、第二原反10bから給送されるウェブ11bは給送過剰のために張力が弱くなる一方で、第一原反10aから給送されるウェブ11aは給送不足のため張力が強くなる。第一原反10aから給送されるウェブ11aに作用するこの強い張力は、第一原反10aから給送されるウェブ11aを引張って、第一給送軸21aを速く回転させようとする。第一給送軸21aの回転速度、すなわち給送側トロイダル型無段変速機22の他方側のディスク23aの回転速度、が少しでも速くなると、当該他方側のディスク23aの回転速度と第二給送軸21b側のディスク23bの回転速度との間に速度差が生じることとなり、一対のパワーローラ24a、24bが各ディスク23a及び23bによって回転され、第二給送軸21b側のディスク23bの回転速度、すなわち第二給送軸21bの回転速度、の方が遅くなるような作用が生じる(この回転は「差動装置の自転」と呼ばれる)。この結果、第一給送軸21aから給送されるウェブ11aの張力過剰が抑えられると共に、第二給送軸21bから給送されるウェブ11bの給送過剰が抑えられ当該ウェブ11bの必要な張力が維持されるようになる。
一方、図3に示すように、本実施の形態によるウェブ搬送装置1の巻取側では、駆動軸68が回転駆動されると、駆動軸68に接続された巻取側トロイダル型無段変速機62の一対のパワーローラシャフト65a、65bが回転する。一対のパワーローラシャフト65a、65bの回転は、一対のパワーローラ64a、64bから各ディスク63a及び63bを介して第一巻取軸61a及び第二巻取軸61bへと等しく伝わり、第一巻取軸61a及び第二巻取軸61bが等しい角速度で回転し始める。
駆動軸68の回転駆動と共に駆動ローラ52も回転駆動されることにより、第一ウェブ11a及び11bは、駆動ローラ52とゴムローラ53とによって共通に狭持されながら搬送される。そして、巻取側ニップローラ51から排送された第一ウェブ11a及び第二ウェブ11bが、第一巻取軸61a及び第二巻取軸61bによってそれぞれ巻き取られていく。
ここで、例えば、第一ウェブ11aの断面積S1が第二ウェブ11bの断面積S2より小さい場合を考える。この場合、一対のパワーローラ64a、64bの回転軸線641a、641bが入力軸631a及び出力軸631bに対して直角に向けられているならば、駆動トルクが入力ディスク63a及び出力ディスク63bを介して第一巻取軸61a及び第二巻取軸61bに等しく分配されるため、第一ウェブ11a及び第二ウェブ11bの断面積差に応じて第一ウェブ11a及び第二ウェブ11bに張力差が生じてしまう。具体的には、例えば、第一ウェブ11aの断面積S1が第二ウェブ11bの断面積S2の半分(S2=2×S1)の場合、第一巻取軸61aの駆動トルクM1が第二巻取軸61bの駆動トルクM2と同じ(M2=M1)であれば、例えば、第二ウェブ11bに10kgf/mの張力が生じる一方、第一ウェブ11aに20kgf/mの張力が生じることとなる。
これに対して、本実施の形態では、図3に示すように、一対のパワーローラ64a、64bの回転軸線641a、641bは、入力軸631a及び出力軸631bに対して予め定められた角度θだけ傾けられているため、第一巻取軸61a及び第二巻取軸61bの駆動トルク差が調整されている。具体的には、例えば、第一ウェブ11aの断面積S1が第二ウェブ11bの断面積S2の半分(S2=2×S1)の場合、第一巻取軸61aが接続されたディスク63aと一対のパワーローラ64a、64bとの接触点が移動する円弧軌道の半径R1が、第二巻取軸61bが接続されたディスク63bと一対のパワーローラ64a、64bとの接触点が移動する円弧軌道の半径R2の半分(R2=2×R1)になるように、一対のパワーローラ64a、64bの回転軸線641a、641bの向きが角度調整されていることにより、第一巻取軸61aの駆動トルクM1が第二巻取軸61bの駆動トルクM2の半分(M2=2×M1)となり、例えば、第一ウェブ11a及び第二ウェブ11bにそれぞれ15kgf/mの等しい張力が生じることとなる。
以上のような本実施の形態によれば、図2を参照し、2つのロール状の原反10a及び10bがセットされる各給送軸(第一給送軸21a及び第二給送軸21b)の角速度差を許容することができるため、2つのロール状の原反10a及び10bの径に差が存在する場合であっても、各ウェブ11a及び11bの張力を好適に制御することができる。このため、2つのロール状の原反10a及び10bからウェブ11a及び11bを同時に給送可能な、実用に耐え得るウェブ搬送装置1が実現できる。
また、本実施の形態によれば、図3を参照し、パワーローラシャフト65a、65bの設置角により2つのウェブ11a及び11bを巻き取る各巻取軸(第一巻取軸61a及び第二巻取軸61b)の駆動トルク差を調整することができるため、2つのウェブ11a及び11bの断面積に差が存在する場合であっても、各ウェブ11a及び11bの張力を好適に制御することができる。このため、2つのウェブ11a及び11bを同時に巻取可能な、実用に耐え得るウェブ搬送装置が実現できる。
更に、本実施の形態によれば、給送側トロイダル型無段変速機22が角度調整機構27a、27bを有するため、パワーローラシャフト25a、25bの設置角を容易に調整することができる。また、巻取側トロイダル型無段変速機62も角度調整機構67a、67bを有するため、パワーローラシャフト65a、65bの設置角を容易に調整することができる。
次に、図4乃至図6を参照し、本発明の第2の実施の形態によるウェブ搬送装置について説明する。図4乃至図6に示すウェブ搬送装置1’は、給送部20’及び巻取部60’の構成が異なるのみであり、その他の構成は図1乃至図3に示す実施の形態と略同様である。
図4乃至図6において、図1乃至図3に示す第1の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図5に示すように、第2の実施の形態よるウェブ搬送装置1’の給送部20’では、第一給送軸21a及び第二給送軸21bはそれぞれ中空空間を有していて、互いに同軸に配置されており、給送側トロイダル型無段変速機22の中空の2つのディスク23a及び23bにそれぞれ接続されている。一方、給送側トロイダル型無段変速機22の一対のパワーローラシャフト25a、25bはそれぞれ内向きに延びている。
駆動軸28’は、第一給送軸21a及び第二給送軸21bの中空空間、及び、給送側トロイダル型無段変速機22の中空の2つのディスク23a及び23bを貫いて延びていてる。そして、駆動軸28’は、給送側トロイダル型無段変速機22の一対のパワーローラシャフト25a、25bと互いの軸線が直交するように、角度調整機構27を介して接続されていて、当該一対のパワーローラシャフト25a、25bが駆動軸28’の回転によって公転するようになっている。
一方、図6に示すように、第2の実施の形態よるウェブ搬送装置1’の巻取部60’では、第一巻取軸61a及び第二巻取軸61bはそれぞれ中空空間を有していて、互いに同軸に配置されており、巻取側トロイダル型無段変速機62の中空の2つのディスク63a及び63bにそれぞれ接続されている。一方、巻取側トロイダル型無段変速機62の一対のパワーローラシャフト65a、65bはそれぞれ内向きに延びている。
駆動軸68’は、第一巻取軸61a及び第二巻取軸61bの中空空間、及び、巻取側トロイダル型無段変速機62の中空の2つのディスク63a及び63bを貫いて延びていてる。そして、駆動軸68’は、巻取側トロイダル型無段変速機62の一対のパワーローラシャフト65a、65bと、角度調整機構67を介して接続されていて、当該一対のパワーローラシャフト65a、65bが駆動軸68’の回転によって公転するようになっている。
以上のような第二の実施の形態によっても、第一の実施の形態と同様の作用効果が得られる。
1、1’ ウェブ搬送装置
10 ロール状の原反
10a ロール状の第一原反
10b ロール状の第二原反
11 ウェブ
11a 第一ウェブ
11b 第二ウェブ
20、20’ 給送部
21a 第一給送軸
21b 第二給送軸
22 トロイダル型無段変速機
23a 入力ディスク
23b 出力ディスク
231a 入力軸
231b 出力軸
24a、24b パワーローラ
241a、241b パワーローラの回転軸線
25a、25b パワーローラシャフト
26a、26b ラジアル軸受
27a、27b 角度調整機構
28、28’ 駆動軸
29、29’ 接続部材
30 インフィード部
31 ニップローラ
32 駆動ローラ
33 ゴムローラ
40 印刷部
50 アウトフィード部
51 ニップローラ
52 駆動ローラ
53 ゴムローラ
60、60’ 巻取部
61a 第一巻取軸
61b 第二巻取軸
62 トロイダル型無段変速機
63a 入力ディスク
63b 出力ディスク
631a 入力軸
631b 出力軸
64a、64b パワーローラ
641a、641b パワーローラの回転軸線
65a、65b パワーローラシャフト
66a、66b ラジアル軸受
67a、67b、67 角度調整機構
68、68’ 駆動軸
69 接続部材
71 軸受部材
72 軸受部材
500 ロール状の原反
501、501a、501b ウェブ
502 給送部
503 インフィード部
504 印刷部
505 アウトフィード部
506 巻取部
510 給送軸
511 ニップローラ
512 駆動ローラ
513 ゴムローラ

Claims (5)

  1. ロール状の第一原反がセットされる第一給送軸と、
    ロール状の第二原反がセットされる、中空空間を有する第二給送軸と、
    当該第二給送軸に対して前記第一給送軸の反対側に配置されたトロイダル型無段変速機と、
    前記ロール状の第一原反及び前記ロール状の第二原反からそれぞれ給送されるウェブを共通に挟持して搬送するニップローラと、
    を備え、
    前記トロイダル型無段変速機は、入力軸回りに回転する入力ディスクと、出力軸回りに回転する出力ディスクと、両ディスク間に挟設された一対のパワーローラと、当該一対のパワーローラを軸支するパワーローラシャフトと、を有し、
    前記第一給送軸と前記第二給送軸とは、同軸に配置されており、
    前記トロイダル型無段変速機の前記2つのディスクのうち前記第二給送軸側にあるディスクが、中空空間を有していて、前記第二給送軸に接続されており、
    前記第一給送軸は、前記第二給送軸の中空空間及び前記第二給送軸が接続されたディスクの中空空間を貫いて延びて、前記トロイダル型無段変速機の他方のディスクに接続されており、
    前記トロイダル型無段変速機の前記パワーローラシャフトが駆動軸に接続されていて、当該パワーローラシャフトが前記駆動軸の回転によって公転するようになっている
    ことを特徴とするウェブ搬送装置。
  2. 第一ウェブ及び第二ウェブを共通に挟持して搬送するニップローラと、
    前記ニップローラから排送される第一ウェブを巻き取る第一巻取軸と、
    前記ニップローラから排送される第二ウェブを巻き取る、中空空間を有する第二巻取軸と、
    当該第二巻取軸に対して前記第一巻取軸の反対側に配置されたトロイダル型無段変速機と、
    を備え、
    前記トロイダル型無段変速機は、入力軸回りに回転する入力ディスクと、出力軸回りに回転する出力ディスクと、両ディスク間に挟設された一対のパワーローラと、当該一対のパワーローラを軸支するパワーローラシャフトと、を有し、
    前記第一巻取軸と前記第二巻取軸とは、同軸に配置されており、
    前記トロイダル型無段変速機の前記2つのディスクのうち前記第二巻取軸側にあるディスクが、中空空間を有していると共に、前記第二巻取軸に接続されており、
    前記第一巻取軸は、前記第二巻取軸の中空空間及び前記第二巻取軸側にあるディスクの中空空間を貫いて延びて、前記トロイダル型無段変速機の他方のディスクに接続されており、
    前記トロイダル型無段変速機の前記パワーローラシャフトが駆動軸に接続されていて、当該シャフトが前記駆動軸の回転によって公転するようになっている
    ことを特徴とするウェブ搬送装置。
  3. 前記トロイダル型無段変速機は、前記入力軸及び前記出力軸に対する前記パワーローラシャフトの角度を調整する角度調整機構を有する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のウェブ搬送装置。
  4. ロール状の第一原反がセットされる第一給送軸と、
    ロール状の第二原反がセットされる第二給送軸と、
    前記第一給送軸と前記第二給送軸との間に配置されたトロイダル型無段変速機と、
    前記ロール状の第一原反及び前記ロール状の第二原反からそれぞれ給送されるウェブを共通に挟持して搬送するニップローラと、
    を備え、
    前記トロイダル型無段変速機は、入力軸回りに回転する入力ディスクと、出力軸回りに回転する出力ディスクと、両ディスク間に挟設された一対のパワーローラと、当該一対のパワーローラを軸支するパワーローラシャフトと、を有し、
    前記第一給送軸と前記第二給送軸とは、同軸に配置されており、
    前記トロイダル型無段変速機の前記2つのディスクのうち前記第二給送軸側にあるディスクが前記第二給送軸に接続されており、
    前記第一給送軸は、前記トロイダル型無段変速機の他方のディスクに接続されており、
    前記トロイダル型無段変速機の前記パワーローラシャフトが駆動軸に接続されていて、当該パワーローラシャフトが前記駆動軸の回転によって公転し、
    前記トロイダル型無段変速機は、前記入力軸及び前記出力軸に対する前記パワーローラシャフトの角度を調整する角度調整機構を有する
    ことを特徴とするウェブ搬送装置。
  5. 第一ウェブ及び第二ウェブを共通に挟持して搬送するニップローラと、
    前記ニップローラから排送される第一ウェブを巻き取る第一巻取軸と、
    前記ニップローラから排送される第二ウェブを巻き取る第二巻取軸と、
    前記第一巻取軸と前記第二巻取軸との間に配置されたトロイダル型無段変速機と、
    を備え、
    前記トロイダル型無段変速機は、入力軸回りに回転する入力ディスクと、出力軸回りに回転する出力ディスクと、両ディスク間に挟設された一対のパワーローラと、当該一対のパワーローラを軸支するパワーローラシャフトと、を有し、
    前記第一巻取軸と前記第二巻取軸とは、同軸に配置されており、
    前記トロイダル型無段変速機の前記2つのディスクのうち前記第二巻取軸側にあるディスクが前記第二巻取軸に接続されており、
    前記第一巻取軸は、前記トロイダル型無段変速機の他方のディスクに接続されており、
    前記トロイダル型無段変速機の前記パワーローラシャフトが駆動軸に接続されていて、当該パワーローラシャフトが前記駆動軸の回転によって公転し、
    前記トロイダル型無段変速機は、前記入力軸及び前記出力軸に対する前記パワーローラシャフトの角度を調整する角度調整機構を有する
    ことを特徴とするウェブ搬送装置。
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