JP2016121013A - ウェブ搬送装置 - Google Patents

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友 秀 昭 大
Hideaki Otomo
友 秀 昭 大
口 章 谷
Akira Taniguchi
口 章 谷
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Abstract

【課題】複数のロール状の原反をセットすることができるウェブ搬送装置であって、2つの給送軸に原反を取り付ける作業を簡便に実行することが可能なウェブ搬送装置を提供する。
【解決手段】第1給送軸21aの着脱される一側の端部は、テーパ状の先端を有する雄部71を有しており、当該雄部71には、軸方向に対して垂直に突起72が設けられている。第1給送軸21aの着脱される他側の端部は、雄部71と嵌合可能な雌部73を有しており、当該雌部73には、突起72を受容するための溝孔74が形成されている。第1給送軸21aの着脱される一側の端部の突起72の少なくとも一部は、第2給送軸21bの着脱される一側の端部より他側に露出するように位置決めされている。第1給送軸21aの着脱される他側の端部の溝孔74の少なくとも一部は、第2給送軸21bの着脱される他側の端部より一側に露出するように位置決めされている。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数の原反からウェブを同時給送可能なウェブ搬送装置に関する。
図11を参照して、従来のウェブ搬送装置を含んだグラビア印刷機について説明する。図11は、従来のグラビア印刷機の構成の一例を示す概略図である。このグラビア印刷機は、図11に示すように、給送部502と、インフィード部503と、印刷部504と、アウトフィード部505と、巻取部506と、を備えている。そして、ロール状の原反500が、給送部502の給送軸にセットされるようになっている。当該給送軸が駆動されることに伴って、ロール状の原反からウェブ(紙、プラスチックフィルム、金属箔等の印刷対象物)501がインフィード部503に給送される。給送されるウェブ501は、インフィード部503を介して印刷部504へと給送され、当該印刷部504において印刷処理される。その後、アウトフィード部505を介して排送されて、巻取部506によって巻取られる。
図12は、従来の印刷機の給送部502をより詳細に説明するための模式図である。図12の給送部502は、ロール状の原反500がセットされる給送軸510と、当該給送軸510によってロール状の原反500から給送されるウェブ501を挟持して搬送するニップローラ511と、からなる。ニップローラ511は、回転駆動される駆動ローラ512と、当該駆動ローラ512と対向するように配置されて当該駆動ローラ512との間でウェブ501を押圧するゴムローラ513と、により構成されている。ロール状の原反500が給送軸510にセットされた後、給送軸510の回転によってロール状の原反500からウェブ501が給送される。給送されるウェブ501は、駆動ローラ512とゴムローラ513とによって挟持されながら搬送される。ここで、給送されるウェブ501の張力が、給送軸510の回転速度と駆動ローラ512の回転速度とを調整することによって制御される。
更に、図13を参照して、ウェブの張力とロール状の原反の径との関係について説明する。図13は、ロール状の原反の径とウェブの張力との関係を説明するための模式図である。図13に示すように、従来の印刷機の給送部502において、相対的に大径である径raを有するロール状の原反と、相対的に小径である径rbを有するロール状の原反と、の両方が同一の給送軸510にセットされる場合を考える。この場合、給送軸510の回転によって各原反から給送されるウェブ501a(径raに対応)およびウェブ501b(径rbに対応)は、駆動ローラ512とゴムローラ513とによって共通に挟持されながら搬送されていく。ここで、各原反の角速度と給送軸510の角速度ωとは当然に同一であるから、大きい径raの原反から給送されるウェブ501aの給送速度Vaの方が、小さい径rbの原反から給送されるウェブ501bの給送速度Vbより速くなる。そのため、ウェブ501aに弛みが生じて張力が掛からなくなり、ウェブ501aの給送が上手くいかなくなるか、あるいは、ウェブ501bに過大な張力が掛かってウェブ501bが破断してしまう、というおそれがある。
このような従来の印刷機の給送部502の欠点を補うものとして、本件出願人による特許文献1(特開2013−056721号公報)には、複数のロール状の原反をセットすることができるウェブ搬送装置が開示されている。このウェブ搬送装置では、ロール状の原反が各々セットされる2つの給送軸が差動装置のサイドギヤに接続されており、各給送軸の角速度差が差動装置により許容されることで、2つのロール状の原反の径に差が存在する場合であっても、各ウェブの張力を好適に制御することができるようになっている。
特開2013−056721号公報
本件出願人は、駆動軸、第1給送軸および第2給送軸を、各々の中間部において着脱可能とすることで、一般には重量および寸法の大きい差動装置に駆動軸の接続部、第1給送軸の接続部および第2給送軸の接続部とが組み付けられた状態を維持したまま原反の交換作業を行うことができる、ウェブ搬送装置を既に提案している(特願2012−074128号)。本発明は、当該発明に対して更に改良を施したものである。
本発明の目的は、複数のロール状の原反をセットすることができるウェブ搬送装置であって、2つの給送軸に原反を取り付ける作業を簡便に実行することが可能なウェブ搬送装置を提供することにある。
本発明によるウェブ搬送装置は、
ロール状の第1原反がセットされる第1給送軸と、
ロール状の第2原反がセットされる、中空空間を有する第2給送軸と、
前記第2給送軸に対して前記第1給送軸の反対側に配置された差動装置と、
を備え、
前記第1給送軸と前記第2給送軸とは、同軸に配置されており、
前記差動装置の2つのサイドギヤのうち前記第2給送軸側にあるサイドギヤが、中空空間を有していて、前記第2給送軸に接続されており、
前記第1給送軸は、前記第2給送軸の中空空間および前記第2給送軸が接続されたサイドギヤの中空空間を貫いて延びて、前記差動装置の他方のサイドギヤに接続されており、
前記差動装置のピニオンシャフトが駆動軸に接続されていて、当該ピニオンシャフトが前記駆動軸の回転によって公転するようになっており、
前記第1給送軸は、前記ロール状の第1原反がセットされる第1原反セット部と、前記差動装置のサイドギヤに接続される第1接続部と、を有しており、前記第1原反セット部は、前記第1接続部に対して着脱可能となっており、
前記第2給送軸は、前記ロール状の第2原反がセットされる第2原反セット部と、前記差動装置のサイドギヤに接続される第2接続部と、を有しており、前記第2原反セット部は、前記第2接続部に対して着脱可能となっており、
前記第1給送軸の着脱される一側の端部は、テーパ状の先端を有する雄部を有しており、当該雄部には、軸方向に対して垂直に突起が設けられており、
前記第1給送軸の着脱される他側の端部は、前記雄部と嵌合可能な雌部を有しており、当該雌部には、前記突起を受容するための溝孔が形成されており、
前記第1給送軸の着脱される一側の端部の前記突起の少なくとも一部は、前記第2給送軸の着脱される一側の端部より他側に露出するように位置決めされており、
前記第1給送軸の着脱される他側の端部の前記溝孔の少なくとも一部は、前記第2給送軸の着脱される他側の端部より一側に露出するように位置決めされている。
本発明によるウェブ搬送装置において、
前記第2給送軸の着脱される一側の端部は、周方向に複数設けられた凸部を有しており、
前記第2給送軸の着脱される他側の端部は、前記凸部と互いに係合する周方向に複数設けられた凹部を有しており、
前記第1給送軸の着脱される一側の端部の前記突起の少なくとも一部は、前記第2給送軸の着脱される一側の端部の前記凸部の先端より他側に位置決めされており、
前記第1給送軸の着脱される他側の端部の前記溝孔の少なくとも一部は、前記第2給送軸の着脱される他側の端部の前記凹部の底辺より一側に位置決めされていてもよい。
本発明によるウェブ搬送装置において、
前記第2給送軸の着脱される他側の端部は、周方向に複数設けられた凸部を有しており、
前記第2給送軸の着脱される一側の端部は、前記凸部と互いに係合する周方向に複数設けられた凹部を有しており、
前記第1給送軸の着脱される一側の端部の前記突起の少なくとも一部は、前記第2給送軸の着脱される一側の端部の前記凹部の底辺より他側に位置決めされており、
前記第1給送軸の着脱される他側の端部の前記溝孔の少なくとも一部は、前記第2給送軸の着脱される他側の端部の前記凸部の先端より一側に位置決めされていてもよい。
本発明によるウェブ搬送装置において、前記突起の少なくとも一部が前記溝孔に受容される時、前記凸部の先端と、前記凹部の側辺を規定する壁部の先端とは、軸方向に離間したままであってもよい。
本発明によるウェブ搬送装置において、前記雄部が前記雌部に嵌合される時、前記凸部の先端と前記凹部の底辺との間には、前記溝孔への前記突起の受容状態を目視可能とする窓部が形成されるようになっていてもよい。
本発明によるウェブ搬送装置は、
ロール状の第1原反がセットされる、中空空間を有する第1給送軸と、
ロール状の第2原反がセットされる、中空空間を有する第2給送軸と、
前記第2給送軸に対して前記第1給送軸の反対側に配置され、前記第1給送軸および前記第2給送軸が各々中空のサイドギヤに接続された差動装置と、
前記第1給送軸の中空空間、前記第2給送軸の中空空間、および前記差動装置の中空のサイドギヤを貫いて延びる駆動軸と、
を備え、
前記第1給送軸と前記第2給送軸とは、同軸に配置されており、
前記第1給送軸は、前記第2給送軸の中空空間を貫いて延びて、前記第2給送軸側にあるサイドギヤに接続されており、
前記差動装置のピニオンシャフトが、前記駆動軸に接続されていて、当該ピニオンシャフトが前記駆動軸の回転によって公転するようになっており、
前記第1給送軸は、前記ロール状の第1原反がセットされる第1原反セット部と、前記差動装置のサイドギヤに接続される第1接続部と、を有しており、前記第1原反セット部は、前記第1接続部に対して着脱可能となっており、
前記第2給送軸は、前記ロール状の第2原反がセットされる第2原反セット部と、前記差動装置のサイドギヤに接続される第2接続部と、を有しており、前記第2原反セット部は、前記第2接続部に対して着脱可能となっており、
前記駆動軸は、前記第1原反セット部および前記第2原反セット部を貫いて延びる原反セット部と、前記差動装置のピニオンシャフトに接続される接続部と、を有しており、前記原反セット部は、前記シャフト接続部に対して着脱可能となっており、
前記駆動軸の着脱される一側の端部は、テーパ状の先端を有する雄部を有しており、当該雄部には、軸方向に対して垂直に突起が設けられており、
前記駆動軸の着脱される他側の端部は、前記雄部と嵌合可能な雌部を有しており、当該雌部には、前記突起を受容するための溝孔が形成されており、
前記駆動軸の着脱される一側の端部の前記突起の少なくとも一部は、前記第1給送軸の着脱される一側の端部および前記第2給送軸の着脱される一側の端部の両方より他側に露出するように位置決めされており、
前記駆動軸の着脱される他側の端部の前記突起の少なくとも一部は、前記第1給送軸の着脱された他側の端部および前記第2給送軸の着脱された他側の端部の両方より一側に露出するように位置決めされている。
本発明によるウェブ搬送装置において、
前記第1給送軸の着脱される一側の端部は、周方向に複数設けられた第1凸部を有しており、
前記第1給送軸の着脱される他側の端部は、前記第1凸部と互いに係合する周方向に複数設けられた第1凹部を有しており、
前記第2給送軸の着脱される一側の端部は、周方向に複数設けられた第2凸部を有しており、
前記第2給送軸の着脱される他側の端部は、前記第2凸部と互いに係合する周方向に複数設けられた第2凹部を有しており、
前記駆動軸の着脱される一側の端部の前記突起の少なくとも一部は、前記第1給送軸の着脱される一側の端部の前記第1凸部の先端および前記第2給送軸の着脱される一側の端部の前記第2凸部の先端の両方より他側に位置決めされており、
前記駆動軸の着脱される他側の端部の前記溝孔の少なくとも一部は、前記第1給送軸の着脱される他側の端部の前記第1凹部の底辺および前記第2給送軸の着脱される他側の端部の前記第2凹部の底辺の両方より一側に位置決めされていてもよい。
本発明によるウェブ搬送装置において、
前記第1給送軸の着脱される他側の端部は、周方向に複数設けられた第1凸部を有しており、
前記第1給送軸の着脱される一側の端部は、前記第1凸部と互いに係合する周方向に複数設けられた第1凹部を有しており、
前記第2給送軸の着脱される他側の端部は、周方向に複数設けられた第2凸部を有しており、
前記第2給送軸の着脱される一側の端部は、前記第2凸部と互いに係合する周方向に複数設けられた第2凹部を有しており、
前記駆動軸の着脱される一側の端部の前記突起の少なくとも一部は、前記第1給送軸の着脱される一側の端部の前記第1凹部の底辺および前記第2給送軸の着脱される一側の端部の前記第2凹部の底辺の両方より他側に位置決めされており、
前記駆動軸の着脱される他側の端部の前記溝孔の少なくとも一部は、前記第1給送軸の着脱される他側の端部の前記第1凸部の先端および前記第2給送軸の着脱される他側の端部の前記第2凸部の先端の両方より一側に位置決めされていてもよい。
本発明によるウェブ搬送装置において、前記突起の少なくとも一部が前記溝孔に受容される時、前記第1凸部の先端と前記第1凹部の側辺を規定する壁部の先端とは軸方向に離間したままであってもよい。
本発明によるウェブ搬送装置において、前記第1凸部の少なくとも一部が前記第1凹部に嵌合される時、前記第2凸部の先端と前記第2凹部の側辺を規定する壁部の先端とは軸方向に離間したままであってもよい。
本発明によるウェブ搬送装置において、前記雄部が前記雌部に嵌合される時、前記第1凸部の先端と前記第1凹部の底辺との間であって前記第2凸部の先端と前記第2凹部の底辺との間には、前記溝孔への前記突起の受容状態を目視可能とする窓部が形成されるようになっていてもよい。
本発明によれば、複数のロール状の原反をセットすることができるウェブ搬送装置において、2つの給送軸に原反を取り付ける作業を簡便に実行することができる。
図1は、本発明の一実施の形態によるウェブ搬送装置を示す縦断面図である。 図2は、図1のウェブ搬送装置の給送部を拡大して示す概略図である 図3は、図2の給送部において、第1給送軸および第2給送軸がそれぞれ分離された状態を示す概略図である。 図4は、図2の給送部において、突起の少なくとも一部が溝部に受容された状態を示す概略図である。 図5は、図2の給送部において、雄部が雌部に嵌合された状態を示す概略図である。 図6は、図2に対応する図面であって、ウェブ搬送装置の給送部の変形例を示す概略図である。 図7は、図6の給送部において、駆動軸、第1給送軸および第2給送軸がそれぞれ分離された状態を示す概略図である。 図8は、図6の給送部において、突起の少なくとも一部が溝部に受容された状態を示す概略図である。 図9は、図6の給送部において、第1凸部の少なくとも一部が第1凹部に係合された状態を示す概略図である。 図10は、図6の給送部において、雄部が雌部に嵌合された状態を示す概略図である。 図11は、従来のグラビア印刷機の構成の一例を示す概略図である。 図12は、従来の印刷機の給送部を説明するための模式図である。 図13は、ロール状の原反の径とウェブの張力との関係を説明するための模式図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、本明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
図1は、本発明の一実施の形態におけるウェブ搬送装置を示す概略図である。
図1に示すように、本実施の形態のウェブ搬送装置1は、給送部20と、インフィード部30と、印刷部40と、アウトフィード部50と、巻取部60と、を備えている。そして、ロール状の原反が、給送部20の給送軸にセットされるようになっている。当該給送軸が駆動されることに伴って、ロール状の原反からウェブ11がインフィード部30に給送される。給送されるウェブ11は、インフィード部30を介して印刷部40へと給送され、当該印刷部40において印刷処理される。その後、アウトフィード部50を介して排送されて、巻取部60によって巻取られる。
図2は、図1のウェブ搬送装置1の給送部20を拡大して示す概略図である。
図2に示すように、本実施の形態におけるウェブ搬送装置1は、ロール状の第1原反10aがセットされる第1給送軸21aと、ロール状の第2原反10bがセットされる第2給送軸21bと、第2給送軸21bに対して第1給送軸21aの反対側に配置された差動装置22と、差動装置22を介して第1給送軸21aおよび第2給送軸21bを回転させる駆動軸27と、ロール状の第1原反10aおよび第2原反10bからそれぞれ給送されるウェブ11aおよび11bを共通に挟持して搬送するニップローラ31と、を備えている。
第1給送軸21aおよび第2給送軸21bには、様々の幅を有するロール状の原反10がセットできるようになっている。第1給送軸21aと第2給送軸21bとは、同軸に配置されており、それぞれ差動装置22のサイドギヤ23aおよび23bに接続されている。これにより、一方のサイドギヤ23aと第1給送軸21aと第1原反10aとが一体に回転できるようになっており、他方のサイドギヤ23bと第2給送軸21bと第2原反10bとが一体に回転できるようになっている。
より詳しくは、図2に示すように、第2給送軸21bおよび当該第2給送軸21bに接続されたサイドギヤ23b(第2給送軸21b側にあるサイドギヤ23b)は、それぞれ、中空空間を有している。そして、第1給送軸21aは、第2給送軸21bの中空空間およびサイドギヤ23bの中空空間を貫いて延びており、当該サイドギヤ23bよりも他方(図2における左側)に延びた部分が他方のサイドギヤ23aに接続されている。第2給送軸21bの中空空間には、複数のラジアル軸受29が嵌入されており、第2給送軸21bは第1給送軸21aにより安定して軸支されている。
第1給送軸21aの他方の端部(図2における右側の端部)は、自由回転する支持軸部材28により回転可能に支持されている。第1給送軸21aの当該端部と支持軸部材28とは、それぞれ切頭円錐面状に形成された凹嵌合部と凸嵌合部とが互いに押圧されることで、結合されている。また、支持軸部材28は、不図示の直線駆動部(たとえばエアシリンダ)に接続されており、直線駆動部からの動力により軸方向(図2における左右方向)沿って、後述する退避位置、第1組付位置および第2組付位置との間を移動可能となっている。
差動装置22は、第1給送軸21aおよび第2給送軸21bにそれぞれ接続されるサイドギヤ23aおよび23bと、各サイドギヤ23aおよび23bの回転軸と直交する回転軸を有し各サイドギヤ23aおよび23bに噛合する一対のピニオンギヤ24と、各サイドギヤ23aおよび23bと一対のピニオンギヤ24とを収容するハウジング26と、を有している。一対のピニオンギヤ24は、ハウジング26の内面に固定されたピニオンシャフト25に軸支されている。すなわち、一対のピニオンギヤ24は、一対のピニオンシャフト25を介してハウジング26により回転可能に軸支されている。
図示された例では、サイドギヤ23a、23bと一対のピニオンギヤ24とは、かさ歯車として構成されており、サイドギヤ23a、23bは、一対のピニオンギヤ24に直交して噛み合っている。このような構成により、一対のピニオンギヤ24は、一方のサイドギヤ23aと他方のサイドギヤ23bとの間の回転速度差(角速度差)を吸収するようになっている。
駆動軸27は、差動装置22に対して第1給送軸21aおよび第2給送軸21bとは反対側に配置されており、第1給送軸21aおよび第2給送軸21bに対して同軸となっている。駆動軸27の差動装置22側の一端が、差動装置22のハウジング26に固定されている。一方、駆動軸27の他端は、不図示の回転駆動部(たとえばモータ)に接続されており、回転駆動部からの駆動力により駆動軸27が回転駆動されるようになっている。差動装置22のピニオンシャフト25は、ハウジング26を介して駆動軸27に接続されていて、駆動軸27の回転によって公転する。
ニップローラ31は、回転駆動される駆動ローラ32と、当該駆動ローラ32と対向するように配置されて当該駆動ローラ32との間でウェブ11a、11bを押圧するゴムローラ33と、を有している。駆動ローラ32とゴムローラ33とは、ウェブ11a、11bの搬送方向に対して直角かつ水平な軸線回りに回転可能に支持されている。さらに、駆動ローラ32は、不図示のモータにより回転駆動される。
本実施の形態では、図2に示すように、第1給送軸21aは、ロール状の第1原反10aがセットされる第1原反セット部211aと、差動装置22のサイドギヤ23aに接続される第1接続部212aと、を有している。第1原反セット部211aは、第1接続部212aに対して着脱可能となっている。
また、第2給送軸21bは、ロール状の第2原反10bがセットされる第2原反セット部211bと、差動装置22のサイドギヤ23bに接続される第2接続部212bと、を有している。第2原反セット部211bは、第2接続部212bに対して着脱可能となっている。
第1原反セット部211aが第1接続部212aに対して着脱可能であるとともに、第2原反セット部211bが第2接続部212bに対して着脱可能であることで、一般には重量および寸法の大きい差動装置22に第1給送軸21aの接続部212aおよび第2給送軸21bの接続部212bが組み付けられた状態を維持したまま、第1原反10aおよび第2原反10bの交換作業を行うことが可能である。
次に、第1給送軸21aおよび第2給送軸21bの着脱される部分の構造について、詳しく説明する。図3は、第1給送軸21aおよび第2給送軸21bがそれぞれ分離された状態を示す概略図である。
図3に示すように、第1給送軸21aの分離される一側の端部、図示された例では第1給送軸21aの原反セット部211a側の着脱される端部は、テーパ状の先端を有する雄部71を有している。雄部71には、軸方向に対して垂直に突起72が設けられている。一方、第1給送軸21aの分離される他側の端部、図示された例では第1給送軸21aの接続部212a側の着脱される端部は、雄部71と嵌合可能な逆テーパ状の内面を有する雌部73を有している。雌部73には、突起72を受容するための溝孔74が形成されている。
図5に示すように、第1原反セット部211aを第1接続部212aに連結する際に、テーパ状の先端を有する雄部71が逆テーパ状の内面を有する雌部73に嵌合されることにより、第1原反セット部211aと第1接続部212aとの間で心出しが行われるようになっている。また、第1原反セット部211aを第1接続部212aに連結する際に、突起72が溝孔74に受容されることにより、第1原反セット部211aの回転方向の位相が第1接続部212aの回転方向の位相に対して固定される。これにより、第1接続部212aの回転が、第1原反セット部211aに確実に伝達されるようになる。
図3に示すように、第1給送軸21aの原反セット部211a側の着脱される端部の突起72の少なくとも一部は、第2給送軸21bの原反セット部211b側の着脱される端部より接続部212a側に露出するように位置決めされている。また、第1給送軸21aの接続部212a側の着脱される端部の溝孔74の少なくとも一部は、第2給送軸21bの接続部212b側の着脱される端部より原反セット部211a側に露出するように位置決めされている。
より詳しくは、図3に示すように、第2給送軸21bの原反セット部211b側の着脱される端部は、周方向に複数設けられた凸部75を有している。一方、第2給送軸21bの接続部212b側の着脱される端部は、凸部75と互いに係合する周方向に複数設けられた凹部76を有している。そして、第1給送軸21aの原反セット部211a側の着脱される端部の突起72の少なくとも一部は、第2給送軸21bの原反セット部211b側の着脱される端部の凸部75の先端より接続部212a側に位置決めされている。また、第1給送軸21aの接続部212a側の着脱される端部の溝孔74の少なくとも一部は、第2給送軸21bの接続部212b側の着脱される端部の凹部76の底辺より原反セット部211a側に位置決めされている。
このように、第1給送軸21aの原反セット部211a側の着脱される端部の突起72の少なくとも一部が、第2給送軸21bの原反セット部211b側の着脱される端部より接続部212a側に露出するように位置決めされているとともに、第1給送軸21aの接続部212a側の着脱される端部の溝孔74の少なくとも一部が、第2給送軸21bの接続部212b側の着脱される端部より原反セット部211a側に露出するように位置決めされていることで、図4に示すように、第1原反セット部211aを第1接続部212aに連結する際に、作業者は突起72と溝孔74とを外方から目視しながら作業を行うことが可能である。
本実施の形態では、図3に示すように、凸部75の先端と突起72の先端との間の軸方向の距離d1が、凹部76の側辺を規定する壁部の先端と溝孔74の先端との間の軸方向の距離d2より長くなっている。そのため、図4に示すように、突起72の少なくとも一部が溝孔74に受容される時、凸部75の先端と凹部76の側辺を規定する壁部の先端とは軸方向に離間したままである。これにより、突起72の少なくとも一部が溝孔74に受容され、第1原反セット部211aの回転方向の位相が第1接続部212aの回転方向の位相に対して固定された状態で、第2原反セット部211bの回転方向の位相を第2接続部212bの回転方向に位相に対して調整することが可能となっている。
また、本実施の形態では、図3に示すように、凸部75の軸方向の長さが、凹部76の軸方向の長さより短くなっている。そのため、図5に示すように、雄部71が雌部73に嵌合される時、凸部75の先端と凹部76の底辺との間には、溝孔74への突起72の受容状態を目視可能とする窓部79が形成されるようになっている。仮に、溝孔74への突起72の受容状態が不十分なままウェブ搬送装置1の運転を開始すると、所望のウェブ搬送能力を発揮できずに不良品発生の原因となるだけでなく、ロール状の原反10a、10bが複数装着された重量物である給送軸21a、21bに過度の負担がかかることで、給送軸21a、21bが破損したり、破損に伴って落下事故などが発生したりする可能性があり、安全性の面で問題がある。一方、本実施の形態では、作業者が窓部79を通して溝孔74への突起72の受容状態を目視で確認することで、受容状態が不十分のままウェブ搬送装置1の運転を開始してしまうことを防止できる。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
まず、図2に示すように、回転駆動部からの動力により駆動軸27が回転駆動されると、駆動軸27に接続された差動装置22のハウジング26および一対のピニオンシャフト25が回転する。この一対のピニオンシャフト25の回転は、一対のピニオンギヤ24から各サイドギヤ23aおよび23bを介して第1給送軸21aおよび第2給送軸21bへと等しく伝わり、第1給送軸21aおよび第2給送軸21bが等しい角速度で回転し始める(この回転は「差動装置の公転」と呼ばれる)。これにより、第1給送軸21aおよび第2給送軸21bから、それぞれウェブ11aおよび11bが給送され始める。給送されるウェブ11aおよび11bは、駆動ローラ32とゴムローラ33とによって共通に挟持されながら搬送されていく。
ここで、ロール状の原反10aの径raとロール状の原反10bの径rbとが異なる場合を考える(相対的に小径である径raを有するロール状の原反(第1原反)を10a、相対的に大径である径rbを有するロール状の原反(第2原反)を10bとする)。この場合、各給送軸21aおよび21bが等速で回転し続けるならば、径raの小さい第1原反10aから給送されるウェブ11aの給送速度Vaの方が、径rbの大きい第2原反10bから給送されるウェブ11bの給送速度Vbより遅くなる。すると、第2原反10bから給送されるウェブ11bは給送過剰のために張力が弱くなる一方で、第1原反10aから給送されるウェブ11aは給送不足のため張力が強くなる。第1原反10aのウェブ11aに作用するこの強い張力は、当該ウェブ11aを引っ張って、第1給送軸21aを速く回転させようとする。
第1給送軸21aの回転速度が少しでも速くなると、第1給送軸21aが接続されたサイドギヤ23aと第2給送軸21bが接続されたサイドギヤ23bの回転速度との間に速度差が生じることとなり、一対のピニオンギヤ24がサイドギヤ23aによって回転して、第2給送軸21bが接続されたサイドギヤ23bの回転速度、すなわち、第2給送軸21bの回転速度、の方が遅くなるような作用が生じる(この回転は「差動装置の自転」と呼ばれる)。この結果、径raの小さい第1原反10aから給送されるウェブ11aの張力過剰が抑えられると共に、径rbの大きい第2原反10bから給送されるウェブ11bの給送過剰が抑えられ当該ウェブ11bの必要な張力が維持されるようになる。
次に、第1給送軸21aおよび第2給送軸21bにセットされた第1原反10aおよび第2原反10bを新たな原反と交換する作業について説明する。
まず、直線駆動部からの駆動力により支持軸部材28が退避位置まで軸方向に(図2における右方向に)退避移動され、それと共に、第1原反セット部211aと第2原反セット部とが軸方向に退避移動される。これにより、第1原反セット部211aが第1接続部212aから分離されるとともに、第2原反セット部211bが第2接続部212bから分離される。
次に、第1原反セット部211aが支持軸部材28から取り外され、第1原反セット部211aおよび第2原反セット部211bは所定の原反交換作業位置まで運搬される。そして、所定の原反交換作業位置において、第1原反セット部211aおよび第2原反セット部211bから第1原反10aおよび第2原反10bが取り外されて、これらに新たな原反がセットされる。
次に、第1原反セット部211aおよび第2原反セット部211bにセットされた新たな原反は、不図示のリフターにより下から支えられて持ち上げられ、この状態で、新たな原反がセットされた第1原反セット部211aが支持軸部材28に対して組み付けられる。この時、第1原反セット部211aおよび第2原反セット部211bにセットされた新たな原反とリフターとの間の摩擦力により、第1原反セット部211aが第2原反セット部211bに対して回転することが抑制され、すなわち第1原反セット部211aの回転方向の位相は、第2原反セット部211bの回転方向の位相に対して固定される。
次に、図3に示すように、第1給送軸21aの第1接続部212a側の分離された端部の溝孔74の回転方向の位相が、第1給送軸21aの原反セット部211a側の分離された端部の突起72の回転方向の位相と一致するように、第1接続部212aが回転される。
本実施の形態では、第1給送軸21aの原反セット部211a側の着脱される端部の突起72の少なくとも一部が、第2給送軸21bの原反セット部211b側の着脱される端部より接続部212a側に露出されているとともに、第1給送軸21aの接続部212a側の着脱される端部の溝孔74の少なくとも一部が、第2給送軸21bの接続部212b側の着脱される端部より原反セット部211a側に露出されていることで、作業者は突起72と溝孔74を外方から目視しながら位相合わせ作業を行うことが可能であり、位相合わせ作業を簡便に実行することができる。
次に、直線駆動部からの動力により支持軸部材28が退避位置から第1組付位置へと戻されていき、それに伴って、第1給送軸21aの原反セット部211a側の分離される端部および第2給送軸21bの原反セット部211b側の分離される端部は、それぞれ、第1給送軸21aの接続部212a側の分離される端部および第2給送軸21bの接続部212b側の分離される端部に近づけられる。そして、図4に示すように、突起72の少なくとも一部が溝孔74に受容される時、すなわち支持軸部材28が第1組付位置に到達する時、支持軸部材28、第1原反セット部211aおよび第2原反セット部211bの軸方向の移動が一時停止される。
突起72の少なくとも一部が溝孔74に受容されることで、第1原反セット部211aの回転方向の位相は第1接続部212aの回転方向の位相に対して固定される。この時、図4に示すように、第2給送軸21bの原反セット部211b側の端部の凸部75の先端と、第2給送軸21bの接続部212b側の端部の凹部76の側辺を規定する壁部の先端とは、軸方向に離間したままである。
次に、第2給送軸21bの接続部212b側の端部の凹部76の回転方向の位相が、第2給送軸21bの原反セット部211b側の端部の凸部75の回転方向の位相と一致するように、第2接続部212bが回転される。本実施の形態では、突起72の少なくとも一部が溝孔74に受容され、第1原反セット部211aの回転方向の位相が第1接続部212aの回転方向の位相に対して固定されているため、第2接続部212bが回転する際に第1接続部212aが回転してしまっても、第1接続部212aの回転方向の位相が第1原反セット部211aの回転方向の位相に対してずれてしまうことを防止できる。
次に、直線駆動部からの動力により支持軸部材28が第1組付位置から第2組付位置へと戻されていき、それに伴って、第1給送軸21aの原反セット部211a側の分離される端部および第2給送軸21bの原反セット部211b側の分離される端部は、それぞれ、第1給送軸21aの接続部212a側の分離される端部および第2給送軸21bの接続部212b側の分離される端部に近づけられる。この時、テーパ状の先端を有する雄部71が逆テーパ状の内面を有する雌部73に挿入されていくことで、第1原反セット部211aと第1接続部212aとの間の心出しが行われる。
そして、図5に示すように、支持軸部材28が第2組付位置まで戻されると、第1給送軸21aの原反セット部211a側の分離される端部の雄部71が第1給送軸21aの接続部212a側の分離される端部の雌部73に嵌合され、第1原反セット部211aが第1接続部212aに結合されるとともに、第2給送軸21bの原反セット部211b側の分離される端部の凸部75が第2給送軸21bの接続部212b側の分離される端部の凹部76に係合され、第2原反セット部211bが第2接続部212bに結合される。この時、凸部75の先端と凹部76の底辺との間には溝孔74への突起72の受容状態を目視可能とする窓部79が形成されるため、作業者は窓部79を通して溝孔74への突起72の受容状態を確認することが可能である。これにより、不十分な受容状態のままウェブ搬送装置1の運転を開始してしまうことを防止できる。
以上のように、本実施の形態によれば、第1原反セット部211aが第1接続部212aに対して着脱可能であるとともに、第2原反セット部211bが第2接続部212bに対して着脱可能であるため、第1接続部212aおよび第2接続部212bが差動装置22に接続された状態のまま、2つの給送軸21a、21bにそれぞれ原反を取り付けることができる。また、第1給送軸21aの着脱される一側の端部の突起72の少なくとも一部が第2給送軸21bの着脱される一側の端部より他側に露出するように位置決めされているとともに、第1給送軸21aの着脱される他側の端部の溝孔74の少なくとも一部が第2給送軸21bの着脱される他側の端部より一側に露出するように位置決めされているため、第1原反セット部211aを第1接続部212aに連結する際に、突起72の回転方向の位相を溝孔74の回転方向の位相に一致させる作業を、作業者は突起72と溝孔74とを外方から目視しながら行うことができる。これにより、2つの給送軸21a、21bに原反を取り付ける作業が極めて簡便になる。
また、本実施の形態によれば、突起72の少なくとも一部が溝孔74に受容される時、凸部75の先端と凹部76の側辺を規定する壁部の先端とは軸方向に離間したままであるため、第1原反セット部211aの回転方向の位相が第1接続部212aに対して固定された状態で、第2原反セット部211bの回転方向の位相を第2接続部212bの回転方向の位相に対して調整することができる。これにより、第2原反セット部211bの回転方向の位相が第2接続部212bの回転方向に位相と一致するように第2接続部212bが回転される際に、第1接続部212aが回転してしまっても、第1接続部212aの回転方向の位相が第1原反セット部211aの回転方向の位相に対してずれてしまうことを防止できる。
また、本実施の形態によれば、雄部71が雌部73に嵌合される時、凸部75の先端と凹部76の底辺との間には溝孔74への突起72の受容状態を目視可能とする窓部79が形成されるため、作業者は窓部79を通して溝孔74への突起72の受容状態を確認することが可能である。これにより、不十分な受容状態のままウェブ搬送装置1の運転を開始してしまうことを防止できる。
なお、本実施の形態では、第1給送軸21aの原反セット部211a側の着脱される端部が雄部71を有しており、第1給送軸21aの接続部212a側の着脱される端部が雌部73を有しているとともに、第2給送軸21bの原反セット部211b側の着脱される端部が凸部75を有しており、第2給送軸21bの接続部212b側の着脱される端部が凹部76を有していたが、これに限定されない。
たとえば、第1給送軸21aの原反セット部211a側の着脱される端部が雄部71を有しており、第1給送軸21aの接続部212a側の着脱される端部が雌部73を有しているとともに、第2給送軸21bの原反セット部211b側の着脱される端部が凹部76を有しており、第2給送軸21bの接続部212b側の着脱される端部が凸部75を有していてもよい。この場合、雄部71に設けられた突起72の少なくとも一部が凹部76の底辺より接続部211b側に位置決めされているとともに、雌部73に形成された溝孔74の少なくとも一部が凸部75の先端より原反セット部211a側に位置決めされていればよい。この場合も、作業者は突起72と溝孔74とを外方から目視しながら作業を行うことができる。
あるいは、第1給送軸21aの原反セット部211a側の着脱される端部が雌部73を有しており、第1給送軸21aの接続部212a側の着脱される端部が雄部71を有しているとともに、第2給送軸21bの原反セット部211b側の着脱される端部が凸部75を有しており、第2給送軸21bの接続部212b側の着脱される端部が凹部76を有していてもよい。この場合、雌部73に形成された溝孔74の少なくとも一部が凸部75の先端より接続部211b側に位置決めされているとともに、雄部71に設けられた突起72の少なくとも一部が凹部76の底辺より原反セット部211a側に位置決めされていればよい。この場合も、作業者は突起72と溝孔74とを外方から目視しながら作業を行うことができる。
もしくは、第1給送軸21aの原反セット部211a側の着脱される端部が雌部73を有しており、第1給送軸21aの接続部212a側の着脱される端部が雄部71を有しているとともに、第2給送軸21bの原反セット部211b側の着脱される端部が凹部76を有しており、第2給送軸21bの接続部212b側の着脱される端部が凸部75を有していてもよい。この場合、雌部73に形成された溝孔74の少なくとも一部が凹部76の底辺より接続部211b側に位置決めされているとともに、雄部71に設けられた突起72の少なくとも一部が凸部75の先端より原反セット部211a側に位置決めされていればよい。この場合も、作業者は突起72と溝孔74とを外方から目視しながら作業を行うことができる。
なお、上述した本実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を参照しながら、変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した本実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。また、上述した実施の形態において得られる作用効果が変形例においても得られることが明らかである場合、その説明を省略することもある。
図6は、図2に対応する図面であって、ウェブ搬送装置1の給送部の変形例を示す概略図である。
図6に示す例では、第1給送軸21a、第2給送軸21b、および差動装置22の2つのサイドギヤ23a、23bの各々が中空空間を有している。そして、第1給送軸21aは、第2給送軸21bの中空空間を貫いて延びて、差動装置22の第2給送軸21b側にあるサイドギヤ23aに接続されている。第2給送軸21bの差動装置22側の端部は、差動装置22の外側を回り込んで、他方のサイドギヤ23bに接続されている。第2給送軸21bの中空空間には、複数のラジアル軸受29が嵌入されており、第2給送軸21bは第1給送軸21aにより安定して軸支されている。
駆動軸27は、第1給送軸21aの中空空間、第2給送軸21bの中空空間、および差動装置22の中空のサイドギヤ23a、23bを貫いて延びている。第1給送軸21aの中空空間にも、複数のラジアル軸受29’が嵌入されており、第1給送軸21aは駆動軸27により安定して軸支されている。
差動装置22のピニオンシャフト25は、駆動軸27のうち中空のサイドギヤ23a、23bを貫いて延びる部分に接続されていて、駆動軸27の回転によって公転するようになっている。
駆動軸27の一方の端部(図6における左側の端部)は、不図示の回転駆動部に接続されており、回転駆動部からの駆動力により駆動軸27が回転駆動されるようになっている。駆動軸27の他方の端部(図6における右側の端部)は、自由回転する支持軸部材28により回転可能に支持されている。駆動軸27の当該端部と支持軸部材28とは、それぞれ切頭円錐面状に形成された凹嵌合部と凸嵌合部とが互いに押圧されることで、結合されている。また、支持軸部材28は、不図示の直線駆動部(たとえばエアシリンダ)に接続されており、直線駆動部からの動力により軸方向(図6における左右方向)沿って、後述する退避位置および第1〜第3組付位置との間を移動可能となっている。
図6に示す例では、上述の実施の形態と同様に、第1給送軸21aは、ロール状の第1原反10aがセットされる第1原反セット部211aと、差動装置22のサイドギヤ23aに接続される第1接続部212aと、を有している。第1原反セット部211aは、第1接続部212aに対して着脱可能となっている。また、第2給送軸21bは、ロール状の第2原反10bがセットされる第2原反セット部211bと、差動装置22のサイドギヤ23bに接続される第2接続部212bと、を有している。第2原反セット部211bは、第2接続部212bに対して着脱可能となっている。
さらに、図6に示す例では、駆動軸27は、第1原反セット部211aおよび第2原反セット部211bを貫いて延びる原反セット部271と、差動装置22のピニオンシャフト25に接続される接続部272と、を有している。原反セット部271は、接続部272に対して着脱可能となっている。
第1原反セット部211aが第1接続部212aに対して着脱可能であり、かつ、第2原反セット部211bが第2接続部212bに対して着脱可能であり、かつ、原反セット部271が接続部272に対して着脱可能であることで、一般には重量および寸法の大きい差動装置22に第1給送軸21aの接続部212aおよび第2給送軸21bの接続部212bおよび駆動軸27の接続部272が組み付けられた状態を維持したまま、原反10a、10bの交換作業を行うことが可能である。
次に、駆動軸27、第1給送軸21aおよび第2給送軸21bの着脱される部分の構造について、詳しく説明する。図7は、駆動軸27、第1給送軸21aおよび第2給送軸21bがそれぞれ分離された状態を示す概略図である。
図7に示すように、駆動軸27の分離される一側の端部、図示された例では駆動軸27の原反セット部271側の着脱される端部は、テーパ状の先端を有する雄部71を有している。雄部71には、軸方向に対して垂直に突起72が設けられている。一方、駆動軸27の分離される他側の端部、図示された例では駆動軸27の接続部272側の着脱される端部は、雄部71と嵌合可能な逆テーパ状の内面を有する雌部73を有している。雌部73には、突起72を受容するための溝孔74が形成されている。
図10に示すように、駆動軸27の原反セット部271を接続部272に連結する際に、テーパ状の先端を有する雄部71が逆テーパ状の内面を有する雌部73に嵌合されることにより、原反セット部271と接続部272との間で心出しが行われるようになっている。また、駆動軸27の原反セット部271を接続部272に連結する際に、突起72が溝孔74に受容されることにより、原反セット部271の回転方向の位相が接続部272の回転方向の位相に対して固定される。これにより、駆動軸27の接続部272の回転が、原反セット部271に確実に伝達されるようになる。
図7に示すように、駆動軸27の原反セット部271側の着脱される端部の突起72の少なくとも一部は、第1給送軸21aの原反セット部211a側の着脱される端部および第2給送軸21bの原反セット部211b側の着脱される端部の両方より接続部272側に露出するように位置決めされている。また、駆動軸27の接続部272側の着脱される端部の溝孔74の少なくとも一部は、第1給送軸21aの接続部212a側の着脱される端部および第2給送軸21bの接続部212b側の着脱される端部の両方より原反セット部271側に露出するように位置決めされている。
より詳しくは、図7に示すように、第1給送軸21aの原反セット部211a側の着脱される端部は、周方向に複数設けられた第1凸部75aを有しており、第2給送軸21bの原反セット部211b側の着脱される端部は、周方向に複数設けられた第2凸部75bを有している。一方、第1給送軸21aの接続部212a側の着脱される端部は、第1凸部75aと互いに係合する周方向に複数設けられた第1凹部76aを有しており、第2給送軸21bの接続部212b側の着脱される端部は、第2凸部75bと互いに係合する周方向に複数設けられた第2凹部76bを有している。そして、駆動軸27の原反セット部271側の着脱される端部の突起72の少なくとも一部は、第1給送軸21aの原反セット部211a側の着脱される端部の第1凸部75aの先端および第2給送軸21bの原反セット部211b側の着脱される端部の第2凸部75bの先端の両方より接続部272側に位置決めされている。また、駆動軸27の接続部272側の着脱される端部の溝孔74の少なくとも一部は、第1給送軸21aの接続部212a側の着脱される端部の第1凹部76aの底辺および第2給送軸21bの接続部212b側の着脱される端部の第2凹部76bの底辺の両方より原反セット部271側に位置決めされている。
このように、駆動軸27の原反セット部271側の着脱される端部の突起72の少なくとも一部が、第1給送軸21aの原反セット部211a側の着脱される端部および第2給送軸21bの原反セット部211b側の着脱される端部の両方より接続部212a側に露出するように位置決めされているとともに、駆動軸27の接続部272側の着脱される端部の溝孔74の少なくとも一部が、第1給送軸21aの接続部212a側の着脱される端部および第2給送軸21bの接続部212b側の着脱される端部の両方より原反セット部211a側に露出するように位置決めされていることで、図8に示すように、駆動軸27の原反セット部271を接続部272に連結する際に、作業者は突起72と溝孔74とを外方から目視しながら作業を行うことが可能である。
本実施の形態では、第1凸部75aの先端と突起72の先端との間の軸方向の距離が、第1凹部76aの側辺を規定する壁部の先端と溝孔74の先端との間の軸方向の距離より長くなっている。そのため、図8に示すように、突起72の少なくとも一部が溝孔74に受容される時、第1凸部75aの先端と第1凹部76aの側辺を規定する壁部の先端とは軸方向に離間したままである。これにより、突起72の少なくとも一部が溝孔74に受容され、駆動軸27の原反セット部271の回転方向の位相が接続部272の回転方向の位相に対して固定された状態で、第1原反セット部211aの回転方向の位相を第1接続部212aの回転方向に位相に対して調整することが可能となっている。
また、本実施の形態では、第2凸部75bの軸方向の長さが第1凸部75aの軸方向の長さより短くなっており、第2凹部76bの軸方向の長さが第1凹部76aの軸方向の長さより短くなっている。そのため、図9に示すように、第1凸部75aの少なくとも一部が第1凹部76aに受容される時、第2凸部75bの先端と第2凹部76bの側辺を規定する壁部の先端とは軸方向に離間したままである。これにより、第1凸部75aの少なくとも一部が第1凹部76aに係合され、第1原反セット部211aの回転方向の位相が第1接続部212aの回転方向の位相に対して固定された状態で、第2原反セット部211bの回転方向の位相を第2接続部212bの回転方向に位相に対して調整することが可能となっている。
また、本実施の形態では、第1凸部75aの軸方向の長さが、第1凹部76aの軸方向の長さより短くなっており、かつ、第2凸部75bの軸方向の長さが、第2凹部76bの軸方向の長さより短くなっている。そのため、図10に示すように、雄部71が雌部73に嵌合される時、第1凸部75aの先端と第1凹部76aの底辺との間であって第2凸部75bの先端と第2凹部76bの底辺との間には、溝孔74への突起72の受容状態を目視可能とする窓部79が形成されるようになっている。仮に、溝孔74への突起72の受容状態が不十分なままウェブ搬送装置1の運転を開始すると、所望のウェブ搬送能力を発揮できずに不良品発生の原因となるだけでなく、ロール状の原反10a、10bが複数装着された重量物である給送軸21a、21bおよび駆動軸27に過度の負担がかかることで、給送軸21a、21bおよび駆動軸27が破損したり、破損に伴って落下事故などが発生したりする可能性があり、安全性の面で問題がある。一方、本実施の形態では、作業者が窓部79を通して溝孔74への突起72の受容状態を目視で確認することで、受容状態が不十分のままウェブ搬送装置1の運転を開始してしまうことを防止できる。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
まず、図6に示すように、回転駆動部からの動力により駆動軸27が回転駆動されると、駆動軸27に接続された差動装置22の一対のピニオンシャフト25が回転する。この一対のピニオンシャフト25の回転は、一対のピニオンギヤ24から各サイドギヤ23aおよび23bを介して第1給送軸21aおよび第2給送軸21bへと等しく伝わり、第1給送軸21aおよび第2給送軸21bが等しい角速度で回転し始める。これにより、第1給送軸21aおよび第2給送軸21bから、それぞれウェブ11aおよび11bが給送され始める。給送されるウェブ11aおよび11bは、駆動ローラ32とゴムローラ33とによって共通に挟持されながら搬送されていく。
ここで、ロール状の原反10aの径raとロール状の原反10bの径rbとが異なる場合には、差動装置22の自転作用によりウェブ11aおよび11bの張力が適切に調整されるという効果が得られるが、これは上述した実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
次に、第1給送軸21aおよび第2給送軸21bにセットされた第1原反10aおよび第2原反10bを新たな原反と交換する作業について説明する。
まず、直線駆動部からの動力により支持軸部材28が退避位置まで軸方向に(図6における右方向に)退避移動され、それと共に、駆動軸27の原反セット部271、第1原反セット部211aおよび第2原反セット部211bが軸方向に退避移動される。これにより、駆動軸27の原反セット部271が接続部272から分離され、かつ、第1原反セット部211aが第1接続部212aから分離され、かつ、第2原反セット部211bが第2接続部212bから分離される。
次に、駆動軸27の原反セット部271が支持軸部材28から取り外され、駆動軸27の原反セット部271、第1原反セット部211aおよび第2原反セット部211bは所定の原反交換作業位置まで運搬される。そして、所定の原反交換作業位置において、第1原反セット部211aおよび第2原反セット部211bからそれぞれ第1原反10aおよび第2原反10bが取り外されて、これらに新たな原反がセットされる。
次に、第1原反セット部211aおよび第2原反セット部211bにセットされた新たな原反は、不図示のリフターにより下から支えられて持ち上げられ、この状態で、駆動軸27の原反セット部271が支持軸部材28に対して組み付けられる。この時、第1原反セット部211aおよび第2原反セット部211bにセットされた新たな原反とリフターとの間の摩擦力により、第1原反セット部211aが第2原反セット部211bに対して回転することが抑制され、すなわち第1原反セット部211aの回転方向の位相は、第2原反セット部211bの回転方向の位相に対して固定される。
次に、図7に示すように、駆動軸27の接続部272側の分離された端部の溝孔74の回転方向の位相が、駆動軸27の原反セット部271側の分離された端部の突起72の回転方向の位相と一致するように、駆動軸27の接続部272が回転される。
本実施の形態では、駆動軸27の原反セット部271側の着脱される端部の突起72の少なくとも一部が、第1給送軸21aの原反セット部211a側の着脱される端部および第2給送軸21bの原反セット部211b側の着脱される端部の両方より接続部272側に露出されているとともに、駆動軸27の接続部272側の着脱される端部の溝孔74の少なくとも一部が、第1給送軸21aの接続部212a側の着脱される端部および第2給送軸21bの接続部212b側の着脱される端部の両方より原反セット部271側に露出されていることで、作業者は突起72と溝孔74を外方から目視しながら位相合わせ作業を行うことが可能であり、位相合わせ作業を簡便に実行することができる。
次に、直線駆動部からの動力により支持軸部材28が退避位置から第1組付位置へと戻されていき、それに伴って、駆動軸27の原反セット部271側の端部、第1給送軸21aの原反セット部211a側の分離される端部および第2給送軸21bの原反セット部211b側の分離される端部は、それぞれ、駆動軸27の接続部272側の端部、第1給送軸21aの接続部212a側の分離される端部および第2給送軸21bの接続部212b側の分離される端部に近づけられる。そして、図8に示すように、突起72の少なくとも一部が溝孔74に受容される時、すなわち支持軸部材28が第1組付位置に到達する時、支持軸部材28、駆動軸27の原反セット部271、第1原反セット部211aおよび第2原反セット部211bの軸方向の移動が一時停止される。
突起72の少なくとも一部が溝孔74に受容されることで、駆動軸27の原反セット部271の回転方向の位相は接続部272の回転方向の位相に対して固定される。この時、図8に示すように、第1凸部75aの先端と第1凹部76aの側辺を規定する壁部の先端とは軸方向に離間したままである。
次に、第1給送軸21aの接続部212a側の端部の第1凹部76aの回転方向の位相が、第1給送軸21aの原反セット部211a側の端部の第1凸部75aの回転方向の位相と一致するように、第1接続部212aが回転される。本実施の形態では、突起72の少なくとも一部が溝孔74に受容され、駆動軸27の原反セット部271の回転方向の位相が接続部272の回転方向の位相に対して固定されているため、第1接続部212aが回転する際に駆動軸27の接続部272が回転してしまっても、駆動軸27の接続部272の回転方向の位相が原反セット部271の回転方向の位相に対してずれてしまうことを防止できる。
次に、直線駆動部からの動力により支持軸部材28が第1組付位置から第2組付位置へと戻されていき、それに伴って、駆動軸27の原反セット部271側の端部、第1給送軸21aの原反セット部211a側の分離される端部および第2給送軸21bの原反セット部211b側の分離される端部は、それぞれ、駆動軸27の接続部272側の端部、第1給送軸21aの接続部212a側の分離される端部および第2給送軸21bの接続部212b側の分離される端部にさらに近づけられる。そして、図9に示すように、第1凸部75aの少なくとも一部が第1凹部76aに係合される時、すなわち支持軸部材28が第2組付位置に到達する時、支持軸部材28、駆動軸27の原反セット部271、第1原反セット部211aおよび第2原反セット部211bの軸方向の移動が一時停止される。
第1凸部75aの少なくとも一部が第1凹部76aに係合されることで、第1原反セット部211aの回転方向の位相は第1接続部212aの回転方向の位相に対して固定される。この時、図9に示すように、第2凸部75bの先端と第2凹部76bの側辺を規定する壁部の先端とは軸方向に離間したままである。
次に、第2給送軸21bの接続部212b側の端部の第2凹部76bの回転方向の位相が、第2給送軸21bの原反セット部211b側の端部の第2凸部75bの回転方向の位相と一致するように、第2接続部212bが回転される。本実施の形態では、突起72の少なくとも一部が溝孔74に受容され、駆動軸27の原反セット部271の回転方向の位相が接続部272の回転方向の位相に対して固定されているとともに、第1凸部75aの少なくとも一部が第1凹部76aに受容され、第1原反セット部211aの回転方向の位相が第1接続部212aの回転方向の位相に対して固定されているため、第2接続部212bが回転する際に駆動軸27の接続部272または第1接続部212aが回転してしまっても、駆動軸27の接続部272の回転方向の位相が原反セット部271の回転方向の位相に対してずれてしまうことを防止できるとともに、第1接続部212aの回転方向の位相が第1原反セット部211aの回転方向の位相に対してずれてしまうことを防止できる。
次に、直線駆動部からの動力により支持軸部材28が第2組付位置から第3組付位置へと戻されていき、それに伴って、駆動軸27の原反セット部271側の端部、第1給送軸21aの原反セット部211a側の分離される端部および第2給送軸21bの原反セット部211b側の分離される端部は、それぞれ、駆動軸27の接続部272側の端部、第1給送軸21aの接続部212a側の分離される端部および第2給送軸21bの接続部212b側の分離される端部に近づけられる。この時、テーパ状の先端を有する雄部71が逆テーパ状の内面を有する雌部73に挿入されていくことで、駆動軸27の原反セット部271と接続部272との間の心出しが行われる。
そして、図10に示すように、支持軸部材28が第3組付位置まで戻されると、駆動軸27の原反セット部271側の分離される端部の雄部71が駆動軸27の接続部272側の分離される端部の雌部73に嵌合され、駆動軸27の原反セット部271が接続部272に結合される。また、第1給送軸21aの原反セット部211a側の分離される端部の第1凸部75aが第1給送軸21aの接続部212a側の分離される端部の第1凹部76aに係合され、第1原反セット部211aが第1接続部212aに結合される。また、第2給送軸21bの原反セット部211b側の分離される端部の第2凸部75bが第2給送軸21bの接続部212b側の分離される端部の第2凹部76bに係合され、第2原反セット部211bが第2接続部212bに結合される。この時、第1凸部75aの先端と第1凹部76aの底辺との間であって第2凸部75bの先端と第2凹部76bの底辺との間には溝孔74への突起72の受容状態を目視可能とする窓部79が形成されるため、作業者は窓部79を通して溝孔74への突起72の受容状態を確認することが可能である。これにより、不十分な受容状態のままウェブ搬送装置1の運転を開始してしまうことを防止できる。
以上のように、本実施の形態によれば、駆動軸27の原反セット部271が接続部272に対して着脱可能であり、第1原反セット部211aが第1接続部212aに対して着脱可能であり、第2原反セット部211bが第2接続部212bに対して着脱可能であるため、駆動軸27の接続部272、第1接続部212aおよび第2接続部212bがそれぞれ差動装置22に接続された状態のまま、2つの給送軸21a、21bにそれぞれ原反を取り付けることができる。また、駆動軸27の着脱される一側の端部の突起72の少なくとも一部が第1給送軸21aの着脱される一側の端部および第2給送軸21bの着脱される一側の端部の両方より他側に露出するように位置決めされているとともに、駆動軸27の着脱される他側の端部の溝孔74の少なくとも一部が第1給送軸21aの着脱される他側の端部および第2給送軸21bの着脱される他側の端部の両方より一側に露出するように位置決めされているため、駆動軸27の原反セット部271を接続部272に連結する際に、突起72の回転方向の位相を溝孔74の回転方向の位相に一致させる作業を、作業者は突起72と溝孔74とを外方から目視しながら行うことができる。これにより、2つの給送軸21a、21bに原反を取り付ける作業が極めて簡便になる。
また、本実施の形態によれば、突起72の少なくとも一部が溝孔74に受容される時、第1凸部75aの先端と第1凹部76aの側辺を規定する壁部の先端とは軸方向に離間したままであるため、駆動軸27の原反セット部271の回転方向の位相が接続部272に対して固定された状態で、第1原反セット部211aの回転方向の位相を第1接続部212aの回転方向の位相に対して調整することができる。これにより、第1原反セット部211aの回転方向の位相が第1接続部212aの回転方向に位相と一致するように第1接続部212aが回転される際に、駆動軸27の接続部272が回転してしまっても、駆動軸27の接続部272の回転方向の位相が原反セット部271の回転方向の位相に対してずれてしまうことを防止できる。
さらに、本実施の形態によれば、第1凸部75aの少なくとも一部が第1凹部76aに係合される時、第2凸部75bの先端と第2凹部76bの側辺を規定する壁部の先端とは軸方向に離間したままであるため、第1原反セット部211aの回転方向の位相が第1接続部212aに対して固定された状態で、第2原反セット部211bの回転方向の位相を第2接続部212bの回転方向の位相に対して調整することができる。これにより、第2原反セット部211bの回転方向の位相が第2接続部212bの回転方向に位相と一致するように第2接続部212bが回転される際に、駆動軸27の接続部272または第1接続部212aが回転してしまっても、駆動軸27の接続部272の回転方向の位相が原反セット部271の回転方向の位相に対してずれてしまうことを防止できるとともに、第1接続部212aの回転方向の位相が第1原反セット部211aの回転方向の位相に対してずれてしまうことを防止できる。
また、本実施の形態によれば、雄部71が雌部73に嵌合される時、第1凸部75aの先端と第1凹部76aの底辺との間であって第2凸部75bの先端と第2凹部76bの底辺との間には溝孔74への突起72の受容状態を目視可能とする窓部79が形成されるため、作業者は窓部79を通して溝孔74への突起72の受容状態を確認することが可能である。これにより、不十分な受容状態のままウェブ搬送装置1の運転を開始してしまうことを防止できる。
なお、本実施の形態では、駆動軸27の原反セット部271側の着脱される端部が雄部71を有しているとともに、駆動軸27の接続部272側の着脱される端部が雌部73を有しており、かつ、第1給送軸21aの原反セット部211a側の着脱される端部が第1凸部75aを有しているとともに、第1給送軸21aの接続部212a側の着脱される端部が第1凹部76aを有しており、かつ、第2給送軸21bの原反セット部211b側の着脱される端部が第2凸部75bを有しているとともに、第2給送軸21bの接続部212b側の着脱される端部が第2凹部76bを有していたが、これに限定されない。
たとえば、駆動軸27の原反セット部271側の着脱される端部が雄部71を有しているとともに、駆動軸27の接続部272側の着脱される端部が雌部73を有しており、かつ、第1給送軸21aの原反セット部211a側の着脱される端部が第1凹部76aを有しているとともに、第1給送軸21aの接続部212a側の着脱される端部が第1凸部75aを有しており、かつ、第2給送軸21bの原反セット部211b側の着脱される端部が第2凹部76bを有しているとともに、第2給送軸21bの接続部212b側の着脱される端部が第2凸部75bを有していてもよい。この場合、雄部71に設けられた突起72の少なくとも一部が第1凹部76aの底辺および第2凹部76bの底辺より接続部211b側に位置決めされているとともに、雌部73に形成された溝孔74の少なくとも一部が第1凸部75aの先端および第2凸部75bの先端より原反セット部211a側に位置決めされていればよい。この場合も、作業者は突起72と溝孔74とを外方から目視しながら作業を行うことができる。
あるいは、駆動軸27の原反セット部271側の着脱される端部が雌部73を有しているとともに、駆動軸27の接続部272側の着脱される端部が雄部71を有しており、かつ、第1給送軸21aの原反セット部211a側の着脱される端部が第1凸部75aを有しているとともに、第1給送軸21aの接続部212a側の着脱される端部が第1凹部76aを有しており、かつ、第2給送軸21bの原反セット部211b側の着脱される端部が第2凸部75bを有しているとともに、第2給送軸21bの接続部212b側の着脱される端部が第2凹部76bを有していてもよい。この場合、雌部73に形成された溝孔74の少なくとも一部が第1凸部75aの先端および第2凸部75bの先端より接続部211b側に位置決めされているとともに、雄部71に設けられた突起72の少なくとも一部が第1凹部76aの底辺および第2凹部76bの底辺より原反セット部211a側に位置決めされていればよい。この場合も、作業者は突起72と溝孔74とを外方から目視しながら作業を行うことができる。
もしくは、駆動軸27の原反セット部271側の着脱される端部が雌部73を有しているとともに、駆動軸27の接続部272側の着脱される端部が雄部71を有しており、かつ、第1給送軸21aの原反セット部211a側の着脱される端部が第1凹部76aを有しているとともに、第1給送軸21aの接続部212a側の着脱される端部が第1凸部75aを有しており、かつ、第2給送軸21bの原反セット部211b側の着脱される端部が第2凹部76bを有しているとともに、第2給送軸21bの接続部212b側の着脱される端部が第2凸部75bを有していてもよい。この場合、雌部73に形成された溝孔74の少なくとも一部が第1凹部76aの底辺および第2凹部76bの底辺より接続部211b側に位置決めされているとともに、雄部71に設けられた突起72の少なくとも一部が第1凸部75aの先端および第2凸部75bの先端より原反セット部211a側に位置決めされていればよい。この場合も、作業者は突起72と溝孔74とを外方から目視しながら作業を行うことができる。
なお、上述した個々の実施の形態により開示する発明が限定されるものではない。各実施の形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
1 ウェブ搬送装置
10a、10b ロール状の原反
11、11b ウェブ
20 給送部
30 インフィード部
40 印刷部
50 アウトフィード部
60 巻取部
21a 第1給送軸
211a 第1原反セット部
212a 第1接続部
21b 第2給送軸
211b 第2原反セット部
212b 第2接続部
22 差動装置
23a、23b サイドギヤ
24 ピニオンギヤ
25 ピニオンシャフト
26 ハウジング
27 駆動軸
271 原反セット部
272 接続部
28 支持軸部材
29、29’ ラジアル軸受
31 ニップローラ
32 駆動ローラ
33 ゴムローラ
71 雄部
72 突起
73 雌部
74 溝孔
75 凸部
75a 第1凸部
75b 第2凸部
76 凹部
76a 第1凹部
76b 第2凹部
79 窓部

Claims (11)

  1. ロール状の第1原反がセットされる第1給送軸と、
    ロール状の第2原反がセットされる、中空空間を有する第2給送軸と、
    前記第2給送軸に対して前記第1給送軸の反対側に配置された差動装置と、
    を備え、
    前記第1給送軸と前記第2給送軸とは、同軸に配置されており、
    前記差動装置の2つのサイドギヤのうち前記第2給送軸側にあるサイドギヤが、中空空間を有していて、前記第2給送軸に接続されており、
    前記第1給送軸は、前記第2給送軸の中空空間および前記第2給送軸が接続されたサイドギヤの中空空間を貫いて延びて、前記差動装置の他方のサイドギヤに接続されており、
    前記差動装置のピニオンシャフトが駆動軸に接続されていて、当該ピニオンシャフトが前記駆動軸の回転によって公転するようになっており、
    前記第1給送軸は、前記ロール状の第1原反がセットされる第1原反セット部と、前記差動装置のサイドギヤに接続される第1接続部と、を有しており、前記第1原反セット部は、前記第1接続部に対して着脱可能となっており、
    前記第2給送軸は、前記ロール状の第2原反がセットされる第2原反セット部と、前記差動装置のサイドギヤに接続される第2接続部と、を有しており、前記第2原反セット部は、前記第2接続部に対して着脱可能となっており、
    前記第1給送軸の着脱される一側の端部は、テーパ状の先端を有する雄部を有しており、当該雄部には、軸方向に対して垂直に突起が設けられており、
    前記第1給送軸の着脱される他側の端部は、前記雄部と嵌合可能な雌部を有しており、当該雌部には、前記突起を受容するための溝孔が形成されており、
    前記第1給送軸の着脱される一側の端部の前記突起の少なくとも一部は、前記第2給送軸の着脱される一側の端部より他側に露出するように位置決めされており、
    前記第1給送軸の着脱される他側の端部の前記溝孔の少なくとも一部は、前記第2給送軸の着脱される他側の端部より一側に露出するように位置決めされている
    ことを特徴とするウェブ搬送装置。
  2. 前記第2給送軸の着脱される一側の端部は、周方向に複数設けられた凸部を有しており、
    前記第2給送軸の着脱される他側の端部は、前記凸部と互いに係合する周方向に複数設けられた凹部を有しており、
    前記第1給送軸の着脱される一側の端部の前記突起の少なくとも一部は、前記第2給送軸の着脱される一側の端部の前記凸部の先端より他側に位置決めされており、
    前記第1給送軸の着脱される他側の端部の前記溝孔の少なくとも一部は、前記第2給送軸の着脱される他側の端部の前記凹部の底辺より一側に位置決めされている
    ことを特徴とする請求項1に記載のウェブ搬送装置。
  3. 前記第2給送軸の着脱される他側の端部は、周方向に複数設けられた凸部を有しており、
    前記第2給送軸の着脱される一側の端部は、前記凸部と互いに係合する周方向に複数設けられた凹部を有しており、
    前記第1給送軸の着脱される一側の端部の前記突起の少なくとも一部は、前記第2給送軸の着脱される一側の端部の前記凹部の底辺より他側に位置決めされており、
    前記第1給送軸の着脱される他側の端部の前記溝孔の少なくとも一部は、前記第2給送軸の着脱される他側の端部の前記凸部の先端より一側に位置決めされている
    ことを特徴とする請求項1に記載のウェブ搬送装置。
  4. 前記突起の少なくとも一部が前記溝孔に受容される時、前記凸部の先端と、前記凹部の側辺を規定する壁部の先端とは、軸方向に離間したままである
    ことを特徴とする請求項2または3に記載のウェブ搬送装置。
  5. 前記雄部が前記雌部に嵌合される時、前記凸部の先端と前記凹部の底辺との間には、前記溝孔への前記突起の受容状態を目視可能とする窓部が形成されるようになっている
    ことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のウェブ搬送装置。
  6. ロール状の第1原反がセットされる、中空空間を有する第1給送軸と、
    ロール状の第2原反がセットされる、中空空間を有する第2給送軸と、
    前記第2給送軸に対して前記第1給送軸の反対側に配置され、前記第1給送軸および前記第2給送軸が各々中空のサイドギヤに接続された差動装置と、
    前記第1給送軸の中空空間、前記第2給送軸の中空空間、および前記差動装置の中空のサイドギヤを貫いて延びる駆動軸と、
    を備え、
    前記第1給送軸と前記第2給送軸とは、同軸に配置されており、
    前記第1給送軸は、前記第2給送軸の中空空間を貫いて延びて、前記第2給送軸側にあるサイドギヤに接続されており、
    前記差動装置のピニオンシャフトが、前記駆動軸に接続されていて、当該ピニオンシャフトが前記駆動軸の回転によって公転するようになっており、
    前記第1給送軸は、前記ロール状の第1原反がセットされる第1原反セット部と、前記差動装置のサイドギヤに接続される第1接続部と、を有しており、前記第1原反セット部は、前記第1接続部に対して着脱可能となっており、
    前記第2給送軸は、前記ロール状の第2原反がセットされる第2原反セット部と、前記差動装置のサイドギヤに接続される第2接続部と、を有しており、前記第2原反セット部は、前記第2接続部に対して着脱可能となっており、
    前記駆動軸は、前記第1原反セット部および前記第2原反セット部を貫いて延びる原反セット部と、前記差動装置のピニオンシャフトに接続される接続部と、を有しており、前記原反セット部は、前記接続部に対して着脱可能となっており、
    前記駆動軸の着脱される一側の端部は、テーパ状の先端を有する雄部を有しており、当該雄部には、軸方向に対して垂直に突起が設けられており、
    前記駆動軸の着脱される他側の端部は、前記雄部と嵌合可能な雌部を有しており、当該雌部には、前記突起を受容するための溝孔が形成されており、
    前記駆動軸の着脱される一側の端部の前記突起の少なくとも一部は、前記第1給送軸の着脱される一側の端部および前記第2給送軸の着脱される一側の端部の両方より他側に露出するように位置決めされており、
    前記駆動軸の着脱される他側の端部の前記突起の少なくとも一部は、前記第1給送軸の着脱された他側の端部および前記第2給送軸の着脱された他側の端部の両方より一側に露出するように位置決めされている
    ことを特徴とするウェブ搬送装置。
  7. 前記第1給送軸の着脱される一側の端部は、周方向に複数設けられた第1凸部を有しており、
    前記第1給送軸の着脱される他側の端部は、前記第1凸部と互いに係合する周方向に複数設けられた第1凹部を有しており、
    前記第2給送軸の着脱される一側の端部は、周方向に複数設けられた第2凸部を有しており、
    前記第2給送軸の着脱される他側の端部は、前記第2凸部と互いに係合する周方向に複数設けられた第2凹部を有しており、
    前記駆動軸の着脱される一側の端部の前記突起の少なくとも一部は、前記第1給送軸の着脱される一側の端部の前記第1凸部の先端および前記第2給送軸の着脱される一側の端部の前記第2凸部の先端の両方より他側に位置決めされており、
    前記駆動軸の着脱される他側の端部の前記溝孔の少なくとも一部は、前記第1給送軸の着脱される他側の端部の前記第1凹部の底辺および前記第2給送軸の着脱される他側の端部の前記第2凹部の底辺の両方より一側に位置決めされている
    ことを特徴とする請求項6に記載のウェブ搬送装置。
  8. 前記第1給送軸の着脱される他側の端部は、周方向に複数設けられた第1凸部を有しており、
    前記第1給送軸の着脱される一側の端部は、前記第1凸部と互いに係合する周方向に複数設けられた第1凹部を有しており、
    前記第2給送軸の着脱される他側の端部は、周方向に複数設けられた第2凸部を有しており、
    前記第2給送軸の着脱される一側の端部は、前記第2凸部と互いに係合する周方向に複数設けられた第2凹部を有しており、
    前記駆動軸の着脱される一側の端部の前記突起の少なくとも一部は、前記第1給送軸の着脱される一側の端部の前記第1凹部の底辺および前記第2給送軸の着脱される一側の端部の前記第2凹部の底辺の両方より他側に位置決めされており、
    前記駆動軸の着脱される他側の端部の前記溝孔の少なくとも一部は、前記第1給送軸の着脱される他側の端部の前記第1凸部の先端および前記第2給送軸の着脱される他側の端部の前記第2凸部の先端の両方より一側に位置決めされている
    ことを特徴とする請求項6に記載のウェブ搬送装置。
  9. 前記突起の少なくとも一部が前記溝孔に受容される時、前記第1凸部の先端と前記第1凹部の側辺を規定する壁部の先端とは軸方向に離間したままである
    ことを特徴とする請求項7または8に記載のウェブ搬送装置。
  10. 前記第1凸部の少なくとも一部が前記第1凹部に係合される時、前記第2凸部の先端と前記第2凹部の側辺を規定する壁部の先端とは軸方向に離間したままである
    ことを特徴とする請求項9に記載のウェブ搬送装置。
  11. 前記雄部が前記雌部に嵌合される時、前記第1凸部の先端と前記第1凹部の底辺との間であって前記第2凸部の先端と前記第2凹部の底辺との間には、前記溝孔への前記突起の受容状態を目視可能とする窓部が形成されるようになっている
    ことを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載のウェブ搬送装置。
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