JP6146652B2 - ウェブ間隔調整機構 - Google Patents

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Description

本発明は、二列で搬送されるウェブの間隔を調整するためのウェブ間隔調整機構に関する。
図7を参照して、従来のウェブ搬送装置を含んだグラビア印刷機について説明する。図7は、従来のグラビア印刷機の構成の一例を示す概略図である。このグラビア印刷機は、図7に示すように、給送部502と、インフィード部503と、印刷部504と、アウトフィード部505と、巻取部506と、により構成されている。そして、ロール状の原反500が、給送部502の給送軸にセットされるようになっている。当該給送軸が駆動されることに伴って、ロール状の原反からウェブ(紙、プラスチックフィルム、金属箔等の印刷対象物)501がインフィード部503に給送される。給送されるウェブ501は、インフィード部503を介して印刷部504へと給送され、当該印刷部504において印刷処理される。その後、アウトフィード部505を介して排送されて、巻取部506によって巻取られる。
図8は、従来の印刷機の給送機構部をより詳細に説明するための模式図である。図8の給送機構部は、ロール状の原反500がセットされる給送軸510と、当該給送軸510によってロール状の原反500から給送されるウェブ501を狭持して搬送するニップローラ511と、からなる。ニップローラ511は、回転駆動される駆動ローラ512と、当該駆動ローラ512と対向するように配置されて当該駆動ローラ512との間でウェブ501を押圧するゴムローラ513と、により構成されている。ロール状の原反500が給送軸510にセットされた後、給送軸510の回転によってロール状の原反500からウェブ501が給送される。給送されるウェブ501は、駆動ローラ512とゴムローラ513とによって狭持されながら搬送される。ここで、給送されるウェブ501の張力が、給送軸510の回転速度と駆動ローラ512の回転速度とを調整することによって制御される。
従来の印刷装置の給送機構部において、ロール状の第一原反と、ロール状の第二原反と、の両方が同一の給送軸510にセットされる場合を考える。この場合、給送軸510の回転によって各原反から給送されるウェブは、駆動ローラ512とゴムローラ513とによって共通に狭持されながら二列で搬送されていく。ここで、二列で搬送されるウェブの走行位置が搬送中にズレてしまうと、ウェブの搬送が上手くいかなくなるか、あるいは、印刷部504における印刷位置にズレが生じてしまう、というおそれがある。
そこで、搬送されるウェブの走行位置を調整する装置として、エッジ位置制御装置(Edge Position Controller)が知られている。しかしながら、この装置は、各列のウェブ毎に設ける必要があるため、コストの点で問題がある。
一方、給送軸に1つの幅の広いロール状の原反をセットして、処理工程の中でスリッタ装置等を利用してウェブを分断し、分断された複数のウェブを同時平行的に巻取るようなウェブ搬送装置は知られている(特許文献1)。しかしながら、複数のロール状の原反をセットすることができるウェブ搬送装置は知られていない。
特許第2888704号公報
前述のように、搬送されるウェブの走行位置を調整する装置として、エッジ位置制御装置は知られているが、当該装置は、各列のウェブ毎に設ける必要があるため、コストの点で問題がある。
本発明は、以上のような問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案されたものである。本発明の目的は、コストの面で改良された二列で搬送されるウェブの間隔を調整するためのウェブ間隔調整機構を提供することにある。
本発明は、互いに対して傾斜した第一支持軸及び第二支持軸と、前記第一支持軸回りに回転可能に設けられた第一ウェブ案内ローラと、前記第二支持軸回りに回転可能に設けられた第二ウェブ案内ローラと、を備え、前記第二支持軸は、前記第一支持軸の軸線回りまたは前記第一支持軸の軸線に平行な軸線回りの円錐面上または切頭円錐面上を旋回可能となっていることを特徴とする二列原反のウェブ間隔調整機構である。
本発明によれば、例えば、ロール状の第一原反から給送されるウェブが第一ウェブ案内ローラに案内されるようになっていて、ロール状の第二原反から給送されるウェブが第二ウェブ案内ローラに案内されるようになっている場合に、第二支持軸が第一支持軸の軸線回りまたは第一支持軸の軸線に平行な軸線回りの円錐面上または切頭円錐面上を旋回されることにより、ロール状の第一原反から給送されるウェブの搬送方向に対する第一ウェブ案内ローラの軸線のなす角度は維持されながら、ロール状の第二原反から給送されるウェブの搬送方向に対する第二ウェブ案内ローラの軸線のなす角度は変更され得る。各ウェブ案内ローラは、当該ウェブ案内ローラの軸線に対して直角な方向から走行中のウェブが接近してくるように走行中のウェブの搬送方向を調整して、当該ウェブ案内ローラによって走行中のウェブが案内される、という機能(特性)を有している。このような、走行中のウェブの搬送方向に対しての各ウェブ案内ローラの調整機能(特性)を利用することで、第一ウェブ案内ローラによって案内されるウェブと第二ウェブ案内ローラによって案内されるウェブとの間の間隔が容易に調整され得る。
具体的には、例えば、前記第一支持軸に対する前記第二支持軸の傾斜角度は3°以下である。例えば、ロール状の第一原反から給送されるウェブの搬送方向に対する第一ウェブ案内ローラの軸線のなす角度は維持されながら、ロール状の第二原反から給送されるウェブの搬送方向に対する第二ウェブ案内ローラの軸線のなす角度は変更される場合に、傾斜角度として3°が採用されていると、第一ウェブ案内ローラによって案内されるウェブに対する第二ウェブ案内ローラによって案内されるウェブの間隔を、各ウェブ案内ローラとそれらの直前のローラとの間の距離とtan(3°)との積の約2倍に対応する値だけ調整することができる。
例えば、前記第二支持軸は、前記第一支持軸に接続されている。この場合、好ましくは、前記第一支持軸の前記第二支持軸とは逆側の端部は、第一支持軸用軸受の回転部に結合されており、前記第二支持軸の前記第一支持軸とは逆側の端部は、第二支持軸用軸受の回転部に結合されており、前記第一支持軸用軸受の回転部及び前記第二支持軸用軸受の回転部は、いずれも前記第一支持軸の軸線回りに回転可能となっている。このような態様によれば、第一支持軸及び第二支持軸がいずれも両持ちで支持されることになるため、装置全体の強度が向上し、ウェブ搬送性能が安定する。
あるいは、前記第二支持軸は、前記第一支持軸から離間されていてもよい。この場合、好ましくは、前記第二支持軸の前記第一支持軸とは逆側の端部は、第二支持軸用軸受の回転部に結合されており、前記第二支持軸用軸受の回転部は、前記第一支持軸の軸線回りまたは前記第一支持軸の軸線に平行な軸線回りに回転可能となっている。このような態様によれば、第一支持軸を回転させる必要が無いため、すなわち、第一支持軸用軸受が不要であるため、全体構成がより簡潔になる。
また、本発明は、ロール状の第一原反及びロール状の第二原反がセットされる給送軸と、前記したいずれかの特徴を有する二列原反のウェブ間隔調整機構と、を備え、前記ロール状の第一原反から給送されるウェブは、前記第一ウェブ案内ローラに案内されるようになっており、前記ロール状の第二原反から給送されるウェブは、前記第二ウェブ案内ローラに案内されるようになっていることを特徴とするウェブ搬送装置である。
本発明によれば、第二支持軸が第一支持軸の軸線回りまたは第一支持軸の軸線に平行な軸線回りの円錐面上または切頭円錐面上を旋回されることにより、ロール状の第一原反から給送されるウェブの搬送方向に対する第一ウェブ案内ローラの軸線のなす角度は維持されながら、ロール状の第二原反から給送されるウェブの搬送方向に対する第二ウェブ案内ローラの軸線のなす角度は変更され得る。各ウェブ案内ローラは、当該ウェブ案内ローラの軸線に対して直角な方向から走行中のウェブが接近してくるように走行中のウェブの搬送方向を調整して、当該ウェブ案内ローラによって走行中のウェブが案内される、という機能(特性)を有している。このような、走行中のウェブの搬送方向に対しての各ウェブ案内ローラの調整機能(特性)を利用することで、第一ウェブ案内ローラによって案内されるウェブと第二ウェブ案内ローラによって案内されるウェブとの間の間隔が容易に調整され得る。このため、複数のロール状の原反からウェブを同時に給送した場合のウェブ走行位置調整が可能な、実用に耐え得るウェブ搬送装置が実現できる。
本発明によれば、例えば、ロール状の第一原反から給送されるウェブが第一ウェブ案内ローラに案内されるようになっていて、ロール状の第二原反から給送されるウェブが第二ウェブ案内ローラに案内されるようになっている場合に、第二支持軸が第一支持軸の軸線回りまたは第一支持軸の軸線に平行な軸線回りの円錐面上または切頭円錐面上を旋回されることにより、ロール状の第一原反から給送されるウェブの搬送方向に対する第一ウェブ案内ローラの軸線のなす角度は維持されながら、ロール状の第二原反から給送されるウェブの搬送方向に対する第二ウェブ案内ローラの軸線のなす角度は変更され得る。各ウェブ案内ローラは、当該ウェブ案内ローラの軸線に対して直角な方向から走行中のウェブが接近してくるように走行中のウェブの搬送方向を調整して、当該ウェブ案内ローラによって走行中のウェブが案内される、という機能(特性)を有している。このような、走行中のウェブの搬送方向に対しての各ウェブ案内ローラの調整機能(特性)を利用することで、第一ウェブ案内ローラによって案内されるウェブと第二ウェブ案内ローラによって案内されるウェブとの間の間隔が容易に調整され得る。
本発明の第1の実施の形態によるウェブ間隔調整機構を示す概略図である。 図1のウェブ間隔調整機構を備えるウェブ搬送装置を示す概略図である。 図1のウェブ間隔調整機構の概略平面図である。 図1のウェブ間隔調整機構の作用を説明するための概略平面図である。 図1のウェブ間隔調整機構の作用をより詳細に説明するための模式図である。 本発明の第2の実施の形態によるウェブ間隔調整機構を示す概略図である。 従来のグラビア印刷機の構成の一例を示す概略図である。 従来の印刷機の給送機構を説明するための模式図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態によるウェブ間隔調整機構を示す概略図である。図2は、図1のウェブ間隔調整機構を備えるウェブ搬送装置を示す概略図である。
図2に示すように、本実施の形態のウェブ搬送装置1は、ロール状の第一原反10a及びロール状の第二原反10bがセットされる給送軸21と、各ロール状の原反10a及び10bから給送されるウェブ11a及び11bの間隔(走行位置)を調整するためのウェブ間隔調整機構70と、ウェブ間隔調整機構70を介して給送軸21から給送されるウェブ11a及び11bを共通に挟持して搬送するニップローラ31と、を備えている。
給送軸21は、具体的には、それぞれ任意の幅を有するロール状の第一原反10a及びロール状の第二原反10bがセットできるように、エアシャフト構造を有している。エアシャフト構造とは、外周面にラグ(隆起要素)を有していて、内部にエアが注入されると当該ラグが外方に突出することで、ロール状の原反の内周面を保持するという構造である。もっとも、ロール状の第一原反10a及びロール状の第二原反10bを給送軸21にセットする態様としては、ロール状の第一原反10a及びロール状の第二原反10bをボルト等によって給送軸21に締結する態様も採用され得る。なお、給送軸21は、不図示のモータによって回転駆動されるようになっている。
本実施の形態によるウェブ間隔調整機構70は、図1に示すように、互いに対して傾斜した第一支持軸71a及び第二支持軸71bと、第一支持軸71a回りに回転可能に設けられた第一ウェブ案内ローラ72aと、第二支持軸71b回りに回転可能に設けられた第二ウェブ案内ローラ72bと、を備えている。第二支持軸71bは、第一支持軸71aの軸線73a回りの円錐面上を旋回可能となっている。
本実施の形態では、第二支持軸71bは、第一支持軸71aに接続されている。具体的には、第二支持軸71bの第一支持軸71a側の端部が、第一支持軸71aの第二支持軸71b側の端部に接続されている。これにより、第一支持軸71aと第二支持軸71bとは、それぞれ一体に旋回することができるようになっている。
第一支持軸71aに対する第二支持軸71bの傾斜角度θは、小さな角度であり、具体的には、例えば、3°以下である。
第一支持軸71aに対して第二支持軸71bの反対側には、第一支持軸用軸受74aが配置され、第二支持軸71bに対して第一支持軸71aの反対側には、第二支持軸用軸受74bが配置されている。第一支持軸用軸受74a及び第二支持軸用軸受74bは、どちらもそれ自体は公知の転がり軸受である。
そして、図1に示すように、第一支持軸71aの第二支持軸71bとは逆側の端部は、第一支持軸用軸受74aの回転部75aの中央に結合されており、第二支持軸71bの第一支持軸71aとは逆側の端部は、第二支持軸用軸受74bの回転部75bの周縁部に結合されており、第一支持軸用軸受74aの回転部75a及び第二支持軸用軸受74bの回転部75bは、いずれも第一支持軸71aの軸線73a回りに回転可能となっている。一方、第一支持軸用軸受74aの非回転部76a及び第二支持軸用軸受74bの非回転部76bは、いずれも不図示のハウジングに固定されて支持されている。これにより、第二支持軸71bは第一支持軸71aの軸線73a回りの円錐面上を旋回されるようになっている。第二支持軸71bが第一支持軸71aの軸線73a回りの円錐面上を旋回されることにより、鉛直方向からの平面視において、第一支持軸71aに対する第二支持軸71bの平面視における傾斜角度は−θ〜+θの範囲内で変更され得る。
本実施の形態では、第一ウェブ案内ローラ72a及び第二ウェブ案内ローラ72bは、それぞれ中空空間を有している。第一ウェブ案内ローラ72aの中空空間には第一支持軸71aが同軸状に挿入されており、第一支持軸71aと第一ウェブ案内ローラ72aとの間の環状の隙間に第一ウェブ案内ローラ用ラジアル軸受77aが嵌入されている。これにより、第一ウェブ案内ローラ72aは安定して第一支持軸71aに軸支されている。また、第二ウェブ案内ローラ72bの中空空間には第二支持軸71bが同軸状に挿入されており、第二支持軸71bと第二ウェブ案内ローラ72bとの間の環状の隙間に第二ウェブ案内ローラ用ラジアル軸受77bが嵌入されている。これにより、第二ウェブ案内ローラ72bは安定して第二支持軸71bに軸支されている。
本実施の形態では、第一支持軸71aの軸線73aと第一ウェブ案内ローラ72aの軸線とは一致しており、第二支持軸71bの軸線73bと第二ウェブ案内ローラ72bの軸線とは一致している。
図2に戻って、本実施の形態では、第一ウェブ案内ローラ72aの軸線73aと平行に、固定ガイドローラ79が配置されている。本実施の形態では、固定ガイドローラ79及び第一ウェブ案内ローラ72aは、給送軸21に平行かつ水平に回転可能に支持されており、固定ガイドローラ79の底面(最下面)と第一ウェブ案内ローラ72aの底面(最下面)とが互いに同じ高さに揃えられている。
図3に示すように、ロール状の第一原反10aから給送されるウェブ11aは、固定ガイドローラ79と第一ウェブ案内ローラ72aとを含む経路を介して、ニップローラ31に至るようになっている。一方、ロール状の第二原反10bから給送されるウェブ11bは、固定ガイドローラ79と第二ウェブ案内ローラ72bとを含む経路を介して、ニップローラ31に至るようになっている。
図2に戻って、ニップローラ31は、回転駆動される駆動ローラ32と、当該駆動ローラ32と対向するように配置されて当該駆動ローラ32との間でウェブ11a及び11bを押圧するゴムローラ33と、を有している。駆動ローラ32とゴムローラ33とは、ウェブ11a及び11bの搬送方向に対して直角かつ水平に回転可能に支持されている。更に、駆動ローラ32は、モータにより回転駆動されるようになっている。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
図2に示すように、まず、ロール状の第一原反10a及びロール状の第二原反10bが給送軸21にセットされる。具体的には、給送軸21のエアシャフト構造の内部にエアが注入され、ラグが外方に突出してロール状の第一原反10aの内周面及びロール状の第二原反10bの内周面にそれぞれ当接することで、ロール状の第一原反10a及びロール状の第二原反10bが安定して給送軸21に保持される。
次に、給送軸21の回転が許容される(例えば、ロック機構が外される)。これに伴って、ロール状の第一原反10a及びロール状の第二原反10bからそれぞれウェブ11a及び11bがウェブ間隔調整機構70へ案内される。ウェブ間隔調整機構70に案内されたウェブ11a及び11bは、更にニップローラ31へと案内されていく。
ここで、図3に示すように、第一原反10aから給送されるウェブ11aは、固定ガイドローラ79と第一ウェブ案内ローラ72aとを順に介して、ニップローラ31に至るように案内され、第二原反10bから給送されるウェブ11bは、固定ガイドローラ79と第二ウェブ案内ローラ72bとを順に介して、ニップローラ31に至るように案内される。
そして、ウェブ11a及び11bは、ニップローラ31の駆動ローラ32とゴムローラ33とによって共通に挟持されながら、更にその先の各構成要素(例えば印刷部やコーティング部)へと案内されていく(図2参照)。
ウェブ11a及び11bがそれぞれ所望の経路に案内された後で、給送軸21の回転駆動が開始される。これにより、ウェブ11a及び11bの連続的な給送が自動的に行われるようになる。
次に、二列で搬送されるウェブ11a及び11bの間隔を調整する工程について説明する。
まず、第一支持軸71aの軸線73aと第二支持軸71bの軸線73bとを含む平面が鉛直面である、すなわち、第二支持軸71bの第一支持軸71aとは逆側の端部が最も高い位置(または最も低い位置)に配置されている場合には、図3に示すように、鉛直方向からの平面視において、第一ウェブ案内ローラ72aの軸線73a及び第二ウェブ案内ローラ72bの軸線73bは、両方とも固定ガイドローラ79の軸線80に平行になっている。各ウェブ案内ローラ72a、72bは、当該ウェブ案内ローラ72a、72bの軸線73a、73bに対して直角な方向から走行中のウェブ11a、11bが接近してくるように走行中のウェブ11a、11bの搬送方向を調整して、当該ウェブ案内ローラ72a、72bによって走行中のウェブ11a、11bが案内される、という機能(特性)を有しているため、図3の状態では、第一ウェブ案内ローラ72aによって案内されるウェブ11aと第二ウェブ案内ローラ72bによって案内されるウェブ11bとの間の水平方向の間隔は一定距離に維持される。
ここで、図4(a)に示すように、第二支持軸71bの第一支持軸71aとは逆側の端部がより下流側に配置されるように、第二支持軸71bが第一支持軸71aの軸線73a回りの円錐面上を旋回されると(例えば4分の1回転分)、走行中のウェブ11a、11bの搬送方向に対しての各ウェブ案内ローラ72a、72bの前述の調整機能(特性)によって、第一ウェブ案内ローラ72aによって案内されるウェブ11aの走行位置は維持されながら、第二ウェブ案内ローラ72bによって案内されるウェブ11bの走行位置は第一ウェブ案内ローラ72a側に移動される。
より詳細には、図5(a)に示すように、鉛直方向からの平面視において、第一支持軸71aの軸線73aとその直前の固定ガイドローラ79の軸線との間の間隔dと、第一支持軸71aの軸線73aに対する第二支持軸71bの軸線73bの平面視における傾斜角度の絶対値αと(傾斜角度の絶対値αは、第二支持軸71bの旋回によって変化する)、当該傾斜角度の絶対値αがゼロの時に(図3の状態の時に)第二ウェブ案内ローラ72bによって案内されるウェブ11bの基準線(中心線や端縁)と支持軸71a、71bの軸線73a、73bの交点Pとの間の距離Lと、に基づいて、下式(1)
dtanα+(L−dtanα)sinα ……(1)
に対応する値だけ、第二ウェブ案内ローラ72bによって案内されるウェブ11bの走行位置が第一ウェブ案内ローラ72a側に移動される。
一方、図4(b)に示すように、第二支持軸71bの第一支持軸71aとは逆側の端部がより上流側に配置されるように、第二支持軸71bが第一支持軸71aの軸線73a回りの円錐面上を旋回されると(例えば4分の1回転分)、走行中のウェブ11a、11bの搬送方向に対しての各ウェブ案内ローラ72a、72bの前述の調整機能(特性)によって、第一ウェブ案内ローラ72aによって案内されるウェブ11aの走行位置は維持されながら、第二ウェブ案内ローラ72bによって案内されるウェブ11bの走行位置は第一ウェブ案内ローラ72aとは逆側に移動される。
より詳細には、図5(b)に示すように、鉛直方向からの平面視において、第一支持軸71aの軸線73aとその直前の固定ガイドローラ79の軸線との間の間隔dと、第一支持軸71aの軸線73aに対する第二支持軸71bの軸線73bの平面視における傾斜角度の絶対値αと、当該傾斜角度αがゼロの時に(図3の状態の時に)第二ウェブ案内ローラ72bによって案内されるウェブ11bの基準線と支持軸71a、71bの軸線73a、73bの交点Pとの間の距離Lと、に基づいて、下式(2)
dtanα−(L+dtanα)sinα ……(2)
に対応する値だけ、第二ウェブ案内ローラ72bによって案内されるウェブ11bの走行位置が第一ウェブ案内ローラ72aとは逆側に移動される。
以上のように、本実施の形態によれば、例えば、ロール状の第一原反10aから給送されるウェブ11aが第一ウェブ案内ローラ72aに案内されるようになっていて、ロール状の第二原反10bから給送されるウェブ11bが第二ウェブ案内ローラ72bに案内されるようになっている場合に、第二支持軸71bが第一支持軸71aの軸線73a回りの円錐面上を旋回されることにより、ロール状の第一原反10aから給送されるウェブ11aの搬送方向に対する第一ウェブ案内ローラ72aの軸線73aのなす角度は維持されながら、ロール状の第二原反10bから給送されるウェブ11bの搬送方向に対する第二ウェブ案内ローラ72bの軸線のなす角度は変更され得る。従って、走行中のウェブ11a、11bの搬送方向に対しての各ウェブ案内ローラ72a、72bの前述の調整機能(特性)を利用することで、第一ウェブ案内ローラ72aによって案内されるウェブ11aと第二ウェブ案内ローラ72bによって案内されるウェブ11bとの間の間隔が容易に調整され得る。
また、本実施の形態によれば、第二支持軸71bが第一支持軸71aに接続されていて、第一支持軸71a及び第二支持軸71bがいずれも両持ちで支持されていることになるため、装置全体の強度が向上し、ウェブ搬送性能が安定する。
次に、図6を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。図6は、本発明の第2の実施の形態によるウェブ間隔調整機構を示す概略図である。
図6において、本実施の形態によるウェブ間隔調整機構70’は、第二支持軸71bが第一支持軸71aから離間されていて、各支持軸71a、71bが片持ちで支持されている点が異なるのみであり、その他の構成は図1に示す実施の形態と略同様である。
図6において、図1に示す第1の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施の形態のウェブ間隔調整機構70’では、第一支持軸71aに対して第二支持軸71bの反対側に、第一支持軸用固定部78が配置され、第二支持軸71bに対して第一支持軸71aの反対側に、第二支持軸用軸受74bが配置されている。
そして、図6に示すように、第二支持軸71bの第一支持軸71aとは逆側の端部は、第二支持軸用軸受74bの回転部75bの周縁部に結合されており、第二支持軸用軸受74bの回転部75bは、第一支持軸71aの軸線73回りに回転可能となっている。一方、第一支持軸71aの第二支持軸71bとは逆側の端部は、第一支持軸用固定部78に結合されており、第一支持軸用固定部78及び第二支持軸用軸受74bの非回転部76bは、いずれも不図示のハウジングに固定されて支持されている。これにより、第二支持軸71bは第一支持軸71aの軸線73回りの円錐面上を旋回されるようになっている。
以上のような第二の実施の形態によれば、第一の実施の形態と同様の作用効果が得られることに加えて、第一支持軸71aを回転させる必要が無いため、すなわち、第一支持軸用軸受74aが不要であるため、全体構成がより簡潔になる。
なお、第2の実施の形態では、図6に示すように、第二支持軸用軸受74bの回転部75bが第一支持軸71aの軸線73a回りを回転可能になっていたが、これに限定されず、第二支持軸用軸受74bの回転部75bが第一支持軸71aの軸線73aに平行な軸線回りを回転可能になっていてもよい。この場合、第二支持軸用軸受74bの回転部75bの回転に伴って、第二支持軸71bは第一支持軸71aの軸線73aに平行な軸線回りの円錐面上を旋回可能である。
また、第2の実施の形態では、図6に示すように、第二支持軸71bの第一支持軸71a側の端部が第一支持軸71aの軸線73a上に位置しており、第二支持軸71bが第一支持軸71aの軸線73a回りの円錐面上を旋回可能になっていたが、これに限定されず、第二支持軸71bの第一支持軸71a側の端部が第一支持軸71aの軸線73aから離間された位置にあり、第二支持軸71bが第一支持軸71aの軸線73a回りの切頭円錐面上を旋回可能になっていてもよい。
また、第1の実施の形態では、図1に示すように、第二支持軸71bの第一支持軸71a側の端部が第一支持軸71aの軸線73a上に位置しており、第二支持軸71bが第一支持軸71aの軸線73a回りの円錐面上を旋回可能になっていたが、これに限定されず、第二支持軸71bの第一支持軸71a側の端部が第一支持軸71aの軸線73aから離間された位置にあって仲介部材を介して第一支持軸71aの第二支持軸71b側の端部と接続されており、第二支持軸71bが第一支持軸71aの軸線73a回りの切頭円錐面上を旋回可能になっていてもよい。
また、第2の実施の形態では、図6に示すように、第二支持軸71bは、第一支持軸71a側の端部がより第一支持軸71aの軸線73a近くに位置するように第一支持軸71aに対して傾斜していたが、これに限定されず、第二支持軸71bは、第一支持軸71aとは逆側の端部がより第一支持軸71aの軸線73a近くに位置するように第一支持軸71aに対して傾斜していてもよい。
また、第1の実施の形態では、図1に示すように、第二支持軸71bは、第一支持軸71a側の端部がより第一支持軸71aの軸線73a近くに位置するように第一支持軸71aに対して傾斜していたが、これに限定されず、第二支持軸71bは、第一支持軸71aとは逆側の端部がより第一支持軸71aの軸線73a近くに位置するように第一支持軸71aに対して傾斜していて仲介部材を介して第一支持軸71aの第二支持軸71b側の端部と接続されていてもよい。
1 ウェブ搬送装置
10a ロール状の第一原反
10b ロール状の第二原反
11a ロール状の第一原反から給送されるウェブ
11b ロール状の第二原反から給送されるウェブ
21 給送軸
31 ニップローラ
32 駆動ローラ
33 ゴムローラ
70、70’ ウェブ間隔調整機構
71a 第一支持軸
71b 第二支持軸
72a 第一ウェブ案内ローラ
72b 第二ウェブ案内ローラ
73a 第一支持軸の軸線
73b 第二支持軸の軸線
74a 第一支持軸用軸受
74b 第二支持軸用軸受
75a 第一支持軸用軸受の回転部
75b 第二支持軸用軸受の回転部
76a 第一支持軸用軸受の非回転部
76b 第二支持軸用軸受の非回転部
77a 第一ウェブ案内ローラ用ラジアル軸受
77b 第二ウェブ案内ローラ用ラジアル軸受
78 第一支持軸用固定部
79 固定ガイドローラ
80 固定ガイドローラの軸線
500 ロール状の原反
501 ウェブ
502 給送部
503 インフィード部
504 印刷部
505 アウトフィード部
506 巻取部
510 給送軸
511 ニップローラ
512 駆動ローラ
513 ゴムローラ

Claims (7)

  1. ロール状の第一原反から給送される第1ウェブ及びロール状の第2原反から給送される第2ウェブの搬送間隔を調整するウェブ間隔調整機構であって、
    互いに対して傾斜した第一支持軸及び第二支持軸と、
    前記第一支持軸回りに回転可能に設けられ前記第1ウェブを案内する第一ウェブ案内ローラと、
    前記第二支持軸回りに回転可能に設けられ前記第2ウェブを案内する第二ウェブ案内ローラと、
    を備え、
    前記第二支持軸は、前記第一支持軸の軸線回りまたは前記第一支持軸の軸線に平行な軸線回りの円錐面上または切頭円錐面上を旋回可能となっている
    ことを特徴とするウェブ間隔調整機構。
  2. 前記第一支持軸に対する前記第二支持軸の傾斜角度は3°以下である
    ことを特徴とする請求項1に記載のウェブ間隔調整機構。
  3. 前記第二支持軸は、前記第一支持軸に接続されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のウェブ間隔調整機構。
  4. 前記第一支持軸の前記第二支持軸とは逆側の端部は、第一支持軸用軸受の回転部に結合されており、
    前記第二支持軸の前記第一支持軸とは逆側の端部は、第二支持軸用軸受の回転部に結合されており、
    前記第一支持軸用軸受の回転部及び前記第二支持軸用軸受の回転部は、いずれも前記第一支持軸の軸線回りに回転可能となっている
    ことを特徴とする請求項3に記載のウェブ間隔調整機構。
  5. 前記第二支持軸は、前記第一支持軸から離間されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のウェブ間隔調整機構。
  6. 前記第二支持軸の前記第一支持軸とは逆側の端部は、第二支持軸用軸受の回転部に結合されており、
    前記第二支持軸用軸受の回転部は、前記第一支持軸の軸線回りまたは前記第一支持軸の軸線に平行な軸線回りに回転可能となっている
    ことを特徴とする請求項5に記載のウェブ間隔調整機構。
  7. ロール状の第一原反及びロール状の第二原反がセットされる給送軸と、
    請求項1乃至6のいずれかに記載のウェブ間隔調整機構と、
    を備え、
    前記ロール状の第一原反から給送されるウェブは、前記第一ウェブ案内ローラに案内されるようになっており、
    前記ロール状の第二原反から給送されるウェブは、前記第二ウェブ案内ローラに案内されるようになっている
    ことを特徴とするウェブ搬送装置。
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