JP5743210B2 - 複数の原反からウェブを同時給送可能なウェブ搬送装置 - Google Patents

複数の原反からウェブを同時給送可能なウェブ搬送装置 Download PDF

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Description

本発明は、ウェブ搬送装置に関する。
図5を参照して、従来のウェブ搬送装置を含んだグラビア印刷機について説明する。図5は、従来のグラビア印刷機の構成の一例を示す概略図である。このグラビア印刷機は、図5に示すように、給送部502と、インフィード部503と、印刷部504と、アウトフィード部505と、巻取部506と、により構成されている。そして、ロール状の原反500が、給送部502の給送軸にセットされるようになっている。当該給送軸が駆動されることに伴って、ロール状の原反からウェブ(紙、プラスチックフィルム、金属箔等の印刷対象物)501がインフィード部503に給送される。給送されるウェブ501は、インフィード部503を介して印刷部504へと給送され、当該印刷部504において印刷処理される。その後、アウトフィード部505を介して排送されて、巻取部506によって巻取られる。
図6は、従来の印刷機の給送機構部をより詳細に説明するための模式図である。図6の給送機構部は、ロール状の原反500がセットされる給送軸510と、当該給送軸510によってロール状の原反500から給送されるウェブ501を狭持して搬送するニップローラ511と、からなる。ニップローラ511は、回転駆動される駆動ローラ512と、当該駆動ローラ512と対向するように配置されて当該駆動ローラ512との間でウェブ501を押圧するゴムローラ513と、により構成されている。ロール状の原反500が給送軸510にセットされた後、給送軸510の回転によってロール状の原反500からウェブ501が給送される。給送されるウェブ501は、駆動ローラ512とゴムローラ513とによって狭持されながら搬送される。ここで、給送されるウェブ501の張力が、給送軸510の回転速度と駆動ローラ512の回転速度とを調整することによって制御される。
更に、図7を参照して、ウェブの張力とロール状の原反の径との関係について説明する。図7は、ロール状の原反の径とウェブの張力との関係を説明するための模式図である。図7に示すように、従来の印刷装置の給送機構部において、相対的に大径である径rを有するロール状の原反と、相対的に小径である径rを有するロール状の原反と、の両方が同一の給送軸510にセットされる場合を考える。この場合、給送軸510の回転によって各原反から給送されるウェブ501a(径rに対応)及びウェブ501b(径rに対応)は、駆動ローラ512とゴムローラ513とによって共通に狭持されながら搬送されていく。ここで、各原反の角速度と給送軸510の角速度ωとは当然に同一であるから、大きい径rの原反から給送されるウェブ501aの給送速度Vの方が、小さい径rの原反から給送されるウェブ501bの給送速度Vより速くなる。そのため、ウェブ501aに弛みが生じて張力が掛からなくなり、ウェブ501aの給送が上手くいかなくなるか、あるいは、ウェブ501bに過大な張力が掛かってウェブ501bが破断してしまう、というおそれがある。
一方、給送軸に1つの幅の広いロール状の原反をセットして、処理工程の中でスリッタ装置等を利用してウェブを分断し、分断された複数のウェブを同時平行的に巻取るようなウェブ搬送装置は知られている(特許文献1)。しかしながら、複数のロール状の原反をセットすることができるウェブ搬送装置は知られていない。
特公2888704号公報
本発明は、以上のような問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案されたものである。本発明の目的は、複数のロール状の原反をセットすることができるウェブ搬送装置を提供することにある。
本発明は、複数のロール状の原反がセットされる給送軸と、各ロール状の原反から給送されるウェブを共通に狭持して搬送するニップローラと、前記給送軸と前記ニップローラとの間に設けられたアキューム機構と、を備え、前記アキューム機構は、複数の位置調整可能なウェブ案内ローラを有しており、各ロール状の原反から給送されるウェブは、それぞれ、前記複数の位置調整可能なウェブ案内ローラの少なくとも一つを含む経路を介して前記ニップローラに至るようになっており、各ロール状の原反から給送されるウェブの経路が含む位置調整可能なウェブ案内ローラは、各経路毎に異なっていて、前記複数の位置調整可能なウェブ案内ローラの位置を調整することによって各経路の長さを調整可能となっていることを特徴とするウェブ搬送装置である。
本発明によれば、複数のロール状の原反から給送される各ウェブの経路の長さを調整することができるため、例えば複数のロール状の原反の径に差が存在して各ウェブの張力間にばらつきが生じるような場合において、各ウェブの張力を個別に調節することが容易である。このため、複数のロール状の原反からウェブを同時に給送可能な、実用に耐え得るウェブ搬送装置が実現できる。
また、本発明は、ロール状の原反が各々セットされる複数の給送軸と、各ロール状の原反から給送されるウェブを共通に狭持して搬送するニップローラと、前記複数の給送軸と前記ニップローラとの間に設けられたアキューム機構と、を備え、前記アキューム機構は、複数の位置調整可能なウェブ案内ローラを有しており、各ロール状の原反から給送されるウェブは、それぞれ、前記複数の位置調整可能なウェブ案内ローラの少なくとも一つを含む経路を介して前記ニップローラに至るようになっており、各ロール状の原反から給送されるウェブの経路が含む位置調整可能なウェブ案内ローラは、各経路毎に異なっていて、前記複数の位置調整可能なウェブ案内ローラの位置を調整することによって各経路の長さを調整可能となっていることを特徴とするウェブ搬送装置である。
本発明によっても、複数のロール状の原反から給送される各ウェブの経路の長さを調整することができるため、例えば複数のロール状の原反の径に差が存在して各ウェブの張力間にばらつきが生じるような場合において、各ウェブの張力を個別に調節することが容易である。このため、複数のロール状の原反からウェブを同時に給送可能な、実用に耐え得るウェブ搬送装置が実現できる。
この場合、好ましくは、前記複数の給送軸は同軸に配置される。この場合、ウェブ搬送装置の設置スペースがコンパクトになる。もっとも、複数の給送軸は、段違い平行の関係に配置されてもよいし、あるいは、互いの平行を維持した状態で少なくとも一方が平行移動可能に構成されてもよい。
以上の各発明において、各ウェブ案内ローラは、それ自身の回転軸に対して垂直な方向に平行移動することで位置調整可能となっていることが好ましい。このような形態は、一般のアキューム機構において採用されているものである。すなわち、本発明においては、それ自体公知の一般のアキューム機構を利用することが可能である。
また、好ましくは、前記ウェブ搬送装置は、更に印刷部を備える。印刷部においては、各ウェブの張力をより高精度に制御することが要求されるが、本発明によれば十分にその要求に応えることができる。
あるいは、好ましくは、前記ウェブ搬送装置は、更にコーティング部を備える。コーティング部においても、各ウェブの張力をより高精度に制御することが要求されるが、本発明によれば十分にその要求に応えることができる。
本発明によれば、複数のロール状の原反から給送される各ウェブの経路の長さを調整することができるため、例えば複数のロール状の原反の径に差が存在して各ウェブの張力間にばらつきが生じるような場合において、各ウェブの張力を個別に調節することが容易である。このため、複数のロール状の原反からウェブを同時に給送可能な、実用に耐え得るウェブ搬送装置が実現できる。
本発明の第1の実施の形態におけるウェブ搬送装置を示す概略図である。 図1のウェブ搬送装置の要部を示す概略図である。 本発明の第2の実施の形態におけるウェブ搬送装置を示す概略図である。 図3のウェブ搬送装置の要部を示す概略図である。 従来のグラビア印刷機の構成の一例を示す概略正面図である。 従来の印刷機の給紙機構を説明するための模式図である。 原反ロール径とウェブの張力との関係を説明するための模式図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態におけるウェブ搬送装置を示す概略図である。図2は、図1のウェブ搬送装置の要部を示す概略図である。
本実施の形態におけるウェブ搬送装置は、2つのロール状の原反10がセットされる給送軸21と、各ロール状の原反10から給送されるウェブ11a及び11bの経路の長さを調整するアキューム機構100と、アキューム機構100を介して給送軸21から給送されるウェブ11a及び11bを共通に狭持して搬送するニップローラ31と、を備えている。
給送軸21は、それぞれ任意の幅を有する複数のロール状の原反10がセットできるように、エアシャフト構造を有している。エアシャフト構造とは、外周面にラグ(隆起要素)を有していて、内部にエアが注入されると当該ラグが外方に突出することで、ロール状の原反の内周面を保持するという構造である。もっとも、ロール状の原反10を給送軸21にセットする態様としては、給送軸21にロール状の原反10をボルト等によって締結する態様も採用され得る。なお、給送軸21は、不図示のモータによって回転駆動されるようになっている。
本実施の形態のアキューム機構100は、図2に示すように、2つの位置調整可能なウェブ案内ローラ(一般にはダンサーローラと呼ばれている)101a及び101bと、ウェブ案内ローラ101a及び101bをそれぞれ鉛直方向に平行移動させるエアシリンダ103a及び103bと、各ウェブ11a及び11bを案内する他の4つの固定ローラ102と、を有している。エアシリンダ103a及び103bによって、ウェブ案内ローラ101a及び101bは、それら自身の回転軸に対して垂直な方向に平行移動することで位置調整可能となっている。
図2に示すように、また、後述するように、ウェブ11aは、4つの固定ガイドローラ102とウェブ案内ローラ101aとを含む経路を介して、ニップローラ31に至るようになっている。一方、ウェブ11bは、4つの固定ガイドローラ102とウェブ案内ローラ101bとを含む経路を介して、ニップローラ31に至るようになっている。
ニップローラ31は、回転駆動される駆動ローラ32と、当該駆動ローラ32と対向するように配置されて当該駆動ローラ32との間でウェブ11を押圧するゴムローラ33と、により構成されている。駆動ローラ32とゴムローラ33は、ウェブ11の搬送方向に対して直角かつ水平に回転可能に支持されている。更に、駆動ローラ32は、モータにより回転駆動されるようになっている。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について図1及び図2を参照しながら説明する。
まず、2つのロール状の原反10が給送軸21にセットされる。具体的には、給送軸21のエアシャフト構造の内部にエアが注入され、ラグが外方に突出してロール状の原反10の内周面に当接することで、ロール状の原反10が安定して保持される。
次に、給送軸21の回転が許容される(例えば、ロック機構が外れる)。これに伴って、2つのロール状の原反10からそれぞれウェブ11a及び11bがアキューム機構100へ案内される。アキューム機構100に案内されたウェブ11a及び11bは、更にニップローラ31へと案内されていく。ここで、ウェブ11aは、4つの固定ガイドローラ102とウェブ案内ローラ101aとを含む経路を介して、ニップローラ31に至るように案内され、ウェブ11bは、4つの固定ガイドローラ102とウェブ案内ローラ101bとを含む経路を介して、ニップローラ31に至るように案内される(図2参照)。そして、ウェブ11a及び11bは、ニップローラ31の駆動ローラ32とゴムローラ33とによって共通に狭持されながら、更にその先の各構成要素(例えば印刷部やコーティング部)へと案内されていく(図1参照)。
ウェブ11a及び11bをそれぞれ所望の経路に案内し終わった後で、給送軸21の回転駆動が開始される。これにより、ウェブ11a及び11bの連続的な給送が自動的に行われるようになる。
ここで、2つのロール状の原反10の径が異なる場合について検討する。給送軸21の回転速度は、初期段階においては、各ウェブへ微張力をかけるために、ニップローラ31(駆動ローラ32)の回転速度に対して相対的に遅くなるように決定されている。給送軸21が等速で回転し続けると、径の大きい原反10から給送されるウェブの給送速度(V)の方が径の小さい原反10から給送されるウェブの給送速度(V)より大きいため(図7参照)、径の小さい原反10から給送されるウェブの方は微張力状態が維持される一方で、径の大きい原反10から給送されるウェブの方は給送過剰のために撓みが生じて張力が弱くなってしまう。
そこで、本実施の形態においては、このようなウェブの撓み量に応じて、各ウェブの経路の長さが調整される。具体的には、エアシリンダ103aを作動させてウェブ案内ローラ101aの位置を調整してウェブ11aの経路の長さを調整する、及び/または、エアシリンダ103bを作動させてウェブ案内ローラ101bの位置を調整してウェブ11bの経路の長さを調整する。これにより、各ウェブ11a及び11bにおいて所望の張力を維持することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、複数のロール状の原反10から給送される各ウェブ11a及び11bの経路の長さを調整することができるため、例えば複数のロール状の原反10の径に差が存在して各ウェブ11a及び11bの張力間にばらつきが生じるような場合において、各ウェブ11a及び11bの張力を個別に調節することが容易である。このため、複数のロール状の原反10からウェブ11a及び11bを同時に給送可能な、実用に耐え得るウェブ搬送装置が実現できる。
次に、図3及び図4を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。図3は、本発明の第2の実施の形態におけるウェブ搬送装置を示す概略図である。図4は、図3のウェブ搬送装置の要部を示す概略図である。図3及び図4において、図1及び図2に示す第1の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施の形態におけるウェブ搬送装置は、3つのロール状の原反10がセットされる給送軸21と、各ロール状の原反10から給送されるウェブ11a、11b及び11cの経路の長さを調整するアキューム機構100’と、アキューム機構100’を介して給送軸21から給送されるウェブ11a、11b及び11cを共通に狭持して搬送するニップローラ31と、を備えている。
本実施の形態のアキューム機構100’は、図4に示すように、3つの位置調整可能なウェブ案内ローラ(一般にはダンサーローラと呼ばれている)101a、101b及び101cと、ウェブ案内ローラ101a、101b及び101cをそれぞれ鉛直方向に平行移動させるエアシリンダ103a、103b及び103cと、各ウェブ11a、11b及び11cを案内する他の4つの固定ローラ102と、を有している。エアシリンダ103a、103b及び103cによって、ウェブ案内ローラ101a、101b及び101cは、それら自身の回転軸に対して垂直な方向に平行移動することで位置調整可能となっている。
図4に示すように、また、後述するように、ウェブ11aは、4つの固定ガイドローラ102とウェブ案内ローラ101aとを含む経路を介して、ニップローラ31に至るようになっている。一方、ウェブ11bは、4つの固定ガイドローラ102とウェブ案内ローラ101bとを含む経路を介して、ニップローラ31に至るようになっている。さらに、ウェブ11cは、4つの固定ガイドローラ102とウェブ案内ローラ101cとを含む経路を介して、ニップローラ31に至るようになっている。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について図3及び図4を参照しながら説明する。
まず、3つのロール状の原反10が給送軸21にセットされる。具体的には、給送軸21のエアシャフト構造の内部にエアが注入され、ラグが外方に突出してロール状の原反10の内周面に当接することで、3つのロール状の原反10が安定して保持される。
次に、給送軸21の回転が許容される(例えば、ロック機構が外れる)。これに伴って、3つのロール状の原反10からそれぞれウェブ11a乃至11cがアキューム機構100’へ案内される。アキューム機構100’に案内されたウェブ11a乃至11cは、更にニップローラ31へと案内されていく。ここで、ウェブ11aは、4つの固定ガイドローラ102とウェブ案内ローラ101aとを含む経路を介して、ニップローラ31に至るように案内され、ウェブ11bは、4つの固定ガイドローラ102とウェブ案内ローラ101bとを含む経路を介して、ニップローラ31に至るように案内され、ウェブ11cは、4つの固定ガイドローラ102とウェブ案内ローラ101cとを含む経路を介して、ニップローラ31に至るように案内される(図4参照)。そして、ウェブ11a乃至11cは、ニップローラ31の駆動ローラ32とゴムローラ33とによって共通に狭持されながら、更にその先の各構成要素(例えば印刷部やコーティング部)へと案内されていく(図3参照)。
ウェブ11a乃至11cをそれぞれ所望の経路に案内し終わった後で、給送軸21の回転駆動が開始される。これにより、ウェブ11a乃至11cの連続的な給送が自動的に行われるようになる。
ここで、3つのロール状の原反10の径が異なる場合について検討する。給送軸21の回転速度は、初期段階においては、各ウェブへ微張力をかけるために、ニップローラ31(駆動ローラ32)の回転速度に対して相対的に遅くなるように決定されている。給送軸21が等速で回転し続けると、径の大きい原反10から給送されるウェブの給送速度(V)の方が径の小さい原反10から給送されるウェブの給送速度(V)より大きいため(図7参照)、径の小さい原反10から給送されるウェブの方は微張力状態が維持される一方で、径の大きい原反10から給送されるウェブの方は給送過剰のために撓みが生じて張力が弱くなってしまう。
そこで、本実施の形態においては、このようなウェブの撓み量に応じて、各ウェブの経路の長さが調整される。具体的には、エアシリンダ103aを作動させてウェブ案内ローラ101aの位置を調整してウェブ11aの経路の長さを調整する、及び/または、エアシリンダ103bを作動させてウェブ案内ローラ101bの位置を調整してウェブ11bの経路の長さを調整する、及び/または、エアシリンダ103cを作動させてウェブ案内ローラ101cの位置を調整してウェブ11cの経路の長さを調整する。これにより、各ウェブ11a、11b及び11bにおいて所望の張力を維持することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、複数のロール状の原反10から給送される各ウェブ11a乃至11cの経路の長さを調整することができるため、例えば複数のロール状の原反10の径に差が存在して各ウェブ11a乃至11cの張力間にばらつきが生じるような場合において、各ウェブ11a乃至11cの張力を個別に調節することが容易である。このため、複数のロール状の原反10からウェブ11a乃至11cを同時に給送可能な、実用に耐え得るウェブ搬送装置が実現できる。
なお、以上の2つの実施の形態では、複数のロール状の原反が共通の給送軸にセットされる態様であったが、本発明はこれに限定されない。例えば、複数のロール状の原反が各々セットされる複数の給送軸が用意された構成も採用され得る。そのような構成を採用すれば、各ロール状の原反毎にウェブ給送の駆動制御を実施することも可能である。また、当該複数の給送軸は、同軸に配置されるならば、ウェブ搬送装置の設置スペースがコンパクトになって好ましいが、必ずしも同軸に配置される必要はない。例えば、段違い平行の関係に配置されてもよい。さらに、互いの平行を維持した状態で、少なくとも一方が平行移動可能(位置調整可能)に構成されてもよい。
10 ロール状の原反
11a、11b、11c ウェブ
20 給送部
21 給送軸
30 インフィード部
31 ニップローラ
32 駆動ローラ
33 ゴムローラ
40 印刷部
50 アウトフィード部
60 巻取部
100、100’ アキューム機構
101a、101b、101c ウェブ案内ローラ
102 固定ローラ
103a、103b、103c エアシリンダ
500 ロール状の原反
501、501a、501b ウェブ
502 給送部
503 インフィード部
504 印刷部
505 アウトフィード部
506 巻取部
510 給送軸
511 ニップローラ
512 駆動ローラ
513 ゴムローラ

Claims (6)

  1. 複数のロール状の原反がセットされる給送軸と、
    各ロール状の原反から給送されるウェブを共通に狭持して搬送するニップローラと、
    前記給送軸と前記ニップローラとの間に設けられたアキューム機構と、
    を備え、
    前記アキューム機構は、前記給送軸にセットされた各ロール状の原反から給送されるウェブを共通に案内する固定ガイドローラと、前記固定ガイドローラと前記ニップローラとの間に配置された複数の位置調整可能なウェブ案内ローラと、を有しており、
    各ロール状の原反から給送されるウェブは、それぞれ、前記複数の位置調整可能なウェブ案内ローラの少なくとも一つを含む経路を介して前記ニップローラに至るようになっており、
    各ロール状の原反から給送されるウェブの経路が含む位置調整可能なウェブ案内ローラは、各経路毎に異なっていて、前記複数の位置調整可能なウェブ案内ローラの位置を調整することによって各経路の長さを調整可能となっている
    ことを特徴とするウェブ搬送装置。
  2. ロール状の原反が各々セットされる複数の給送軸と、
    各ロール状の原反から給送されるウェブを共通に狭持して搬送するニップローラと、
    前記複数の給送軸と前記ニップローラとの間に設けられたアキューム機構と、
    を備え、
    前記アキューム機構は、各給送軸にセットされたロール状の原反から給送されるウェブを共通に案内する固定ガイドローラと、前記固定ガイドローラと前記ニップローラとの間に配置された複数の位置調整可能なウェブ案内ローラと、を有しており、
    各ロール状の原反から給送されるウェブは、それぞれ、前記複数の位置調整可能なウェブ案内ローラの少なくとも一つを含む経路を介して前記ニップローラに至るようになっており、
    各ロール状の原反から給送されるウェブの経路が含む位置調整可能なウェブ案内ローラは、各経路毎に異なっていて、前記複数の位置調整可能なウェブ案内ローラの位置を調整することによって各経路の長さを調整可能となっている
    ことを特徴とするウェブ搬送装置。
  3. 前記複数の給送軸は、同軸に配置されている
    ことを特徴とする請求項2に記載のウェブ搬送装置。
  4. 各ウェブ案内ローラは、それ自身の回転軸に対して垂直な方向に平行移動することで位置調整可能となっている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のウェブ搬送装置。
  5. 前記ウェブ搬送装置は、更に、印刷部を備えている
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のウェブ搬送装置。
  6. 前記ウェブ搬送装置は、更に、コーティング部を備えている
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のウェブ搬送装置。
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