JP4199648B2 - チョッパ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、巻紙輪転印刷機における折機のチョッパ装置に関する。
巻紙輪転印刷機には、印刷後、乾燥冷却されたウェブを所定の長さ毎に断裁したり、これを幅方向や長さ方向に折ったりする折機が備えられている。この折機の最終工程に位置するのが排紙装置である。排紙装置は、折丁を排紙コンベア上に所定の間隔で並べて排出する装置で、通常、一定の間隔で送り込まれる折丁を羽根車を設けて排出させる。
図5は従来の折機の概要側面図を示し、図6は搬送装置の概略図を示す。
図5に示すように、折機101は、図に矢印で示す方向に回転する折胴102,断裁胴103,及びくわえ胴104を備えている。これらは搬送方向上流側より、断裁胴103,折胴102,くわえ胴104の順で設置されている。
印刷ユニット(図示省略)から前記折機101へ供給されるウェブ105は、前記折胴102と断裁胴103との間へ送り込まれ、前記折胴102と前記断裁胴103との間で所定の寸法に断裁される。断裁された前記ウェブ105は、前記折胴102の針(図示省略)で前端が保持されて前記折胴102に巻き付いて送られる。この後、前記折胴102と前記くわえ胴104との間で前記折胴102の折ブレード(図示省略)によって、くわえ胴104側に突き出された前記ウェブ105は、前記くわえ胴104のくわえ板(図示省略)によってくわえることで折られ前記くわえ胴104に巻き付ける。
このようにして断裁されて折られて形成された折丁109は、上下一対に張架された搬送ベルト106a,106bに挟まれて水平方向に搬送される。前記搬送ベルト106a,106bの排出点付近には、羽根車107が設置されている。前記羽根車107の下部には排紙コンベア108が設置されている。前記折丁109は、この羽根車107によって前記排紙コンベア108上へ排出されて図示しない排紙装置へ搬送される。この結果、前記ウェブ105は二つ折り(平行折)の折丁109となり排紙されることになる。
また、前記搬送ベルト106a,106bによる前記折丁109の搬送途中には、上下に運動するチョッパブレード110aを備えたチョッパ装置110が設置されている。前記チョッパ装置110の下方には、前記羽根車107と同じ構造の羽根車111が設置されている。前記羽根車111は、前記羽根車107と軸方向を直交されて設置されている。
次に、前記チョッパ装置110から前記羽根車111へと搬送される前記折丁109について説明する。
図6に示すように、前記折丁109はチョッパテーブル112の上面を前記搬送ベルト106a,106bによって搬送されている。前記チョッパテーブル112の略中央部の下方には、大径部113aと小径部113bとからなる折込みローラ113及び大径部114aと小径部114bとからなる折込みローラ114が支持されている。この小径部113bとローラ115a,115bとに排紙ベルト116aが巻かれ、同様に、小径部114bとローラ115c,115dとに排紙ベルト116bが巻かれている。また、前記排紙ベルト116bを前記排紙ベルト116a方向に押圧する押圧ローラ117が支持されている。更に、前記排紙ベルト116a,116bの下方には、前記羽根車111が支持され、そのまた下方には前記排紙コンベア108が支持されている。
前記チョッパ装置110が運転をすると、前記搬送ベルト106a,106bで搬送途中の前記折丁109は、その中央部を前記チョッパブレード110aに折られながら下方の前記折込みローラ113,114間へ送り込まれる。前記折込みローラ113,114間へ送り込まれた前記折丁109は、ここで2つ折りから4つ折りになり、折丁118へとなる。その後、この折丁118は、前記排紙ベルト116a,116bに挟まれながら前記羽根車111へと排紙され、前記羽根車111により前記排紙コンベア108上へ排出される。そして、前記折丁118は前記排紙コンベア108により図示しない排紙装置へ搬送される。
ここで、前記大径部113a,114aの外周の速度は、前記小径部113b,114bの外周の速度よりも速い。つまり、前記大径部113a,114aの外周の速度は、前記排紙ベルト116a,116bの速度よりも速いことになる。前記折丁118の搬送方向の長さLを、前記大径部113aと前記大径部114aとの対向点Aから、前記押圧ローラ117の押圧よって当接する前記排紙ベルト116aと前記排紙ベルト116bとの当接点Bまでの距離とすることで、前記折丁118を増速後に減速させる構成になっている。即ち、対向点Aから当接点Bまでの距離Cと前記折丁118の長さLとが等しくなるように前記押圧ローラ117の位置は設定されている。
このような構成にすることにより、前記チョッパブレード110aでチョッパ折りされた前記折丁118は、前記大径部113a,114aにより増速され、前記搬送ベルト116a,116bにより減速されて搬送されることにより、チョッパ折りされている前記折丁118と次にチョッパ折りされる前記折丁109との干渉を防止することができ、前記折込みローラ113,114間での紙詰まりを防止している。また、前記大径部113a,114aによって増速搬送される前記折丁118をそのままの速度で前記羽根車111に排紙すると、前記羽根車111に正しい姿勢で保持されにくく、また、前記羽根車111に前記折丁118が増速された速度にて干渉することになり、前記折丁118にキズを付けてしまう恐れがある。これを前記搬送ベルト116a,116bによって減速させることにより、前記折丁118が前記羽根車111に確実に正しい姿勢で保持させ、キズがつかないようにしている。
チョッパ折りされる折丁118の排紙ができる搬送装置は、例えば特許文献1に開示されている。
特開2000−95377号公報
しかしながら、上述した従来の折機においては、折丁を平行一回折り,平行二回折り,デルタ折りなどの折仕様が変更可能になっている。つまり、折機101内に設置される搬送装置において加工される折丁も様々な長さLで搬送されてくる。このような折丁に対して、前記押圧ローラ117の設定される距離Cも、これと同時に移動可能でなければならない。
前記押圧ローラ117の設定位置が固定されていると、折丁の長さLが前記押圧ローラ117の設定されている距離Cよりも長い場合は、折丁の後端側が前記大径部113aと前記大径部114aとの対向点Aによってキズが付いたり、次に搬送されてくる折丁に干渉することによって、前記折込みロール113,114で紙詰まりを起こしてしまう。また、折丁の長さLが前記押圧ローラ117の設定されている距離Cよりも短い場合は、前記折込みロール113,114からの規制が外れた折丁の先端は、前記押圧ローラ117までの距離が長く、どちらかに傾いた状態で前記搬送ベルト116a,116b間に挟まれて搬送されてしまう。その結果、前記羽根車111に正しい姿勢で保持されないので、折丁にキズを付けてしまうと同時に、前記羽根車111から排出された折丁は、前記排紙コンベア108上で折丁揃えが悪く排紙されてしまう。これによって、前記排紙コンベア108で搬送された折丁は、次の工程に設置される排紙装置(図示省略)に排出後においても、折丁揃えが悪いために、綺麗に縛れなくなる問題にも繋がってしまう。
本発明は、このような問題を解決するものであって、あらゆる長さの折丁において、折丁のキズ及び紙詰まりを防止し、搬送精度の向上を図るチョッパ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明に係るチョッパ装置は、
搬送された折丁をチョッパブレードで折りながら一対の折込みローラ間へ送り込むことにより、当該折丁をチョッパ折りするチョッパ装置において、
前記一対の折込みローラから受け取った折丁を、当該一対の折込みローラによる折丁の搬送速度よりも遅い搬送速度で挟んで搬送する一対のベルトと、
折丁搬送方向上流において互いに離間している前記一対のベルトの一方のベルトを他方のベルトへ押圧し、折丁の搬送方向に移動自在に支持される押圧ローラと、
前記押圧ローラを折丁の搬送方向に移動させる駆動手段と、
折丁の搬送方向長さを入力する入力部と、
前記入力部に入力された折丁の搬送方向長さに基づいて、前記一対の折込みローラの対向位置と前記押圧ローラにより前記一方のベルトが押圧される押圧位置との間の長さが、折丁の搬送方向長さと略同一となる位置に、前記押圧ローラを位置付けるように、前記駆動手段を制御する制御手段とを備えた
ことを特徴とする。
また、上記課題を解決する本発明に係るチョッパ装置は、
前記一対の折込みローラは、折丁を搬送する搬送部と、前記一対のベルトを掛け回すベルト支持部とを有し、
前記搬送部の半径方向の長さは、前記ベルト支持部の半径方向の長さと当該ベルト支持部の径に巻かれた前記ベルトの厚みとの総和の長さよりも長い
ことを特徴とする。
本発明に係るチョッパ装置によれば、搬送された折丁をチョッパブレードで折りながら一対の折込みローラ間へ送り込むことにより、当該折丁をチョッパ折りするチョッパ装置において、一対の折込みローラから受け取った折丁を、当該一対の折込みローラによる折丁の搬送速度よりも遅い搬送速度で挟んで搬送する一対のベルトと、折丁搬送方向上流において互いに離間している一対のベルトの一方のベルトを他方のベルトへ押圧し、折丁の搬送方向に移動自在に支持される押圧ローラと、押圧ローラを折丁の搬送方向に移動させる駆動手段と、折丁の搬送方向長さを入力する入力部と、入力部に入力された折丁の搬送方向長さに基づいて、一対の折込みローラの対向位置と押圧ローラにより一方のベルトが押圧される押圧位置との間の長さが、折丁の搬送方向長さと略同一となる位置に、押圧ローラを位置付けるように、駆動手段を制御する制御手段とを備えたことにより、あらゆる搬送方向長さの折丁において、折丁のキズ及び紙詰まりを防止し、搬送精度の向上を図ることができる。
また、本発明に係るチョッパ装置によれば、一対の折込みローラは、折丁を搬送する搬送部と、一対のベルトを掛け回すベルト支持部とを有し、搬送部の半径方向の長さを、ベルト支持部の半径方向の長さと当該ベルト支持部の径に巻かれたベルトの厚みとの総和の長さよりも長くすることにより、一対のベルトによる折丁の搬送速度を、搬送部による折丁の搬送速度よりも遅くすることができる。これにより、羽根車に排出する際に、羽根車の保持部は正しい姿勢で保持することができる。
本発明に係るチョッパ装置を実施例に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施例を示す折機のチョッパ装置の正面図、図2は図1の側面図、図3は調整手段の構成におけるブロック図、図4は本発明の一実施例を示す折込みローラの斜視図である。
シート状物としての折丁1は、上下一対をなして走行する複数組の搬送ベルト2に挟まれて、チョッパテーブル3上に沿って搬送される。前記チョッパテーブル3の上方にはチョッパブレード4が設置される。前記チョッパブレード4は、前記折丁1の略中央部分を前記チョッパテーブル3の隙間であるスリット3aの間に押し込むものである。前記スリット3aの下方には、2本の折込みローラ5a,5bが設置されている。前記折込みローラ5a,5bは、図1に示した矢印の方向へ回転している。
前記折込みローラ5a,5bの両端は、フレーム6a,6bに取り付けられた支持部材7a,7bの先端部に設置されたローラ支持板8a,8bに回転自在に支持されている。前記フレーム6aの外側には、前記折込みローラ5a,5bの端面に接続した折込みローラ駆動用モータ9が設置される。この折込みローラ駆動用モータ9により、前記折込みローラ5a,5bは回転可能になっている。また、前記折込みローラ5a,5bには、前記折丁1を搬送する搬送手段である排紙ベルト10a,10bを巻き付ける溝が形成されている。この溝をベルト支持部5c,5d(搬送手段)とし、前記折込みローラ5a,5bの外周部を搬送部5e,5f(送り手段)と示す。
一方の前記折込みローラ5aの前記ベルト支持部5cに巻かれた前記排紙ベルト10aは、前記折込みローラ5aの下方に位置する押圧ローラ11にも架けられる。前記押圧ローラ11は、前記排紙ベルト10aを前記排紙ベルト10b方向に押圧するように位置して、押圧ローラ軸12に取り付けられている。前記押圧ローラ軸12は、左右両側を押圧ローラ軸取付板13、14に取り付けられている。前記押圧ローラ軸取付板13、14には、ねじ孔13a,14aが上下方向に形成され、このねじ孔13a,14aをねじ加工された支持軸15,16が螺合されている。前記支持軸15,16は、その上下の位置で回転可能に取り付けられている支持軸取付板17a,17b,18a,18bを介して前記フレーム6a,6bに設置されている。
前記支持軸15,16の上端には、前記支持軸取付板17a,18aを介してロータリーエンコーダ19,20が取り付けられる。また、前記支持軸15,16の下端には、前記支持軸取付板17b,18bを介して駆動手段である支持軸駆動用モータ21,22が接続される。また、前記押圧ローラ11,前記支持軸15,16,前記支持軸取付板17a,17b,18a,18b,及び前記支持軸駆動用モータ21,22は、調整手段を構成している。
ここで、前記支持軸駆動用モータ21,22を制御する構成のブロック図を図3に示す。制御手段である制御装置28には、折丁サイズ入力部29と,前記ロータリーエンコーダ19,20と,前記前記支持軸駆動用モータ21,22とが接続されている。
この制御装置28の制御盤等に設けた前記折丁サイズ入力部29により折丁仕様を入力される。その入力信号に基づいて前記支持軸駆動用モータ21,22が正又は逆回転をすると同時に、前記支持軸15,16も正又は逆回転する。つまり、前記押圧ローラ軸取付板13,14が上下方向に移動するので、前記押圧ローラ11が折丁の搬送方向に移動可能となっている。これらの回転は、調整前の前記押圧ローラ11の位置を前記ロータリーエンコーダ19,20が読み取り、その信号を受けた前記制御装置28が、前記押圧ローラ11の位置と、前記折丁サイズ入力部29に入力された折丁仕様とから決定される。
また、前記支持軸駆動用モータ21,22を左右に単独で設置したことにより、前記押圧ローラ軸12を搬送方向に対し斜めにも位置調整が可能になる。図2中の二点鎖線部が前記押圧ローラ11及び前記押圧ローラ軸12の移動の様子を示したものである。
前記押圧ローラ11の下方には、ローラ取付板23aを介してローラ軸24aに支持されているローラ25aが位置している。この前記折丁1の排出箇所で接触させる搬送手段であるローラ25aにも前記排紙ベルト10aが架けられている。すなわち、前記排紙ベルト10aは、前記ベルト支持部5c,前記押圧ローラ11,前記ローラ25a及びローラ取付板23bを介してローラ軸24bに支持される搬送手段であるローラ25bに巻き付けられ回転している。同様に、前記排紙ベルト10bは、前記ベルト支持部5d,ローラ25d,搬送手段であるローラ25e及びローラ取付板23cを介してローラ軸24cに支持される搬送手段であるローラ25cに巻き付けられ回転している。前記排紙ベルト10aと前記折込みローラ5a、及び前記排紙ベルト10bと前記折込みローラ5bの回転方向は同じである。前記排紙ベルト10a,10bの回転方向は、図1に示した方向である。
前記ローラ25aの下方には羽根車26が設置され、またこの羽根車26の下方には排紙コンベア27が設置されている。前記羽根車26の回転方向は、図1において矢印で示した方向である。
上述のような構成にすることにより、前記折込みローラ5a,5b間に押し込まれた前記折丁1は、前記折込みローラ5a,5bの下方へ排出される。このとき前記折丁1の搬送方向の長さを受けて、前記押圧ローラ11は前記折丁サイズ入力部29に入力された折丁仕様に位置調整されている。前記折込みローラ5a,5bの前記搬送部5e,5fの対向点をXとする。前記押圧ローラ11が前記排紙ベルト10aを前記排紙ベルト10bの方向へ押圧したときの前記排紙ベルト10aと10bの当接点をYとする。対向点Xから当接点Yまでの距離をZとする。つまり、この距離Zが前記折丁1の搬送方向の長さと等しくなるように、前記押圧ローラ11を調整する。前記排紙ベルト10a及び10bは、前記押圧ローラ11が調整された位置Yで初めて当接することになる。
前記押圧ローラ11の位置調整は、前記制御装置28の制御盤等に設けた前記折丁サイズ入力部29に前記折丁1の搬送方向の長さZを入力すると、その入力信号に基づいて前記支持軸駆動用モータ21,22が回転されることにより行われる。前記押圧ローラ11の位置、すなわち前記押圧ローラ軸取付板13,14の位置は、前記支持軸駆動用モータ21,22の回転により前記支持軸15,16に伝達され、この前記支持軸15,16の回転数を前記ロータリーエンコーダ19,20が読み取り、この信号を基に位置がわかるようになっている。仮に、前記折丁1が前記折込みローラ5a,5b間より曲がって排出されてしまう場合は、前記支持軸駆動用モータ21,22を左右に単独で設置しているので、前記押圧ローラ軸12を斜めに調整し折丁姿勢を直すことが可能である。これにより、前記押圧ローラ11の位置調整作業が簡単に行え、前記折丁1の搬送精度の向上が可能になる。
また、前記ベルト支持部5c,5dの外周上の速度と、前記搬送部5e,5fの外周上の速度では、前記ベルト支持部5c,5dの外周上の速度の方が遅い。つまり、前記搬送部5e,5f上の速度よりも、前記排紙ベルト10a,10bの速度の方が遅くなる。これは、前記排紙ベルト10a,10bは、前記搬送部5e,5fより径が細い部分である前記ベルト支持部5c,5dの外周に巻かれているからである。即ち、前記搬送部5e,5fの半径方向の長さをr1,前記ベルト支持部5c,5dの半径方向の長さと,前記排紙ベルト10a,10bの厚みとの総和をr2とすると、r1はr2よりも大きく設定されていることになる。
以上のことより、前記折込みローラ5a,5bの間より排出された前記折丁1は、最初は前記折込みローラ5a,5bの前記搬送部5e,5fの速度で排出される。前記折丁1の尻部が前記搬送部5e,5f(Xの位置)から離れると同時に、前記折丁1の先端部が前記排紙ベルト10a,10b(Yの位置)に挟まれ、今度は、前記排紙ベルト10a,10bの速度で搬送が続けられる。つまり、前記折丁1はYの位置で初めて前記排紙ベルト10a,10bに当接し、減速されて排紙されることになる。
その後、減速された前記折丁1は前記ローラ25aと25eの間から排出される。1部ずつ間欠的に送られた前記折丁1は、前記羽根車26の羽根の間の前記保持部26aに1部ずつ落とし込まれて回転する。またその後、前記折丁1は前記排紙コンベア27の上に排出され、所定の位置へ搬送されていく。従って、減速されて精度良く前記羽根車26に排出されてくるので、前記羽根車26内においても前記折丁1にキズが付いたり、前記排紙コンベア27への排出が乱れることはない。
このような構成にすることにより、前記チョッパブレード4でチョッパ折りされた前記折丁1は、前記搬送部5e,5fにより増速され、前記搬送ベルト10a,10bにより減速されて搬送されることにより、チョッパ折りされている前記折丁1と次にチョッパ折りされる前記折丁1との干渉を防止することができ、前記搬送部5eと前記搬送部5fとの対向点Xでの前記折丁1の紙詰まりを防止している。また、前記搬送部5e,5fによって増速搬送される前記折丁1をそのままの速度で前記羽根車26に排紙すると、前記羽根車の保持部26aに正しい姿勢で保持されにくく、前記羽根車26に前記折丁1が増速された速度にて干渉することになり、前記折丁1にキズを付けてしまう恐れがある。これを前記搬送ベルト10a,10bによって減速させることにより、前記折丁1が前記羽根車の保持部26aに確実に正しい姿勢で保持させ、キズが付かないようにしている。
なお、本実施例では、前記折込みローラ5a,5bに搬送手段である前記ベルト支持部5c,5dと、送り手段である前記搬送部5e,5fとを設けているが、それぞれを別々のローラに設けても構わない。例えば、前記チョッパテーブル3と前記折込みローラ5a,5bとの間に前記搬送部5e,5fのみを備えたローラを設け、前記折込みローラ5a,5bは前記ベルト支持部5c,5dのみを備えたローラにしたものである。また、本発明は上述した実施例の折機のチョッパ装置に限らず、ベルト搬送されるシート状物の搬送装置全般に適用可能である。例えば、ウェブを断裁して形成された枚葉紙をそろえて積む装置であるシーター(図省略)に適用してもよい。
従って、前記折丁1を送る前記折込みローラ5e,5fと、前記搬送部5e,5fよって送られた前記折丁1を前記搬送部5e,5fよりも遅い速度で搬送する前記搬送ベルト10a,10bと、前記搬送ベルト10a,10bから排出される前記折丁1を羽根の間の前記保持部26aに保持して回転搬送する前記羽根車26とを備え、前記搬送ベルト10aを前記搬送ベルト10aの方向に押圧する前記押圧ローラ11を備え、前記押圧ローラ11は、搬送される前記折丁1の搬送方向に移動自在に支持されているので、あらゆる搬送方向の長さの折丁において、折丁のキズ及び紙詰まりを防止し、搬送精度の向上を図ることができる。
また、前記折込みローラ5a,5bは、前記搬送ベルト10a,10bをそれぞれ掛け回し、前記折丁1を搬送する前記前記ベルト支持部5c,5dを備え、前記押圧ローラ11は、前記搬送部5e,5fの対向位置と前記押圧ローラ11によって前記搬送ベルト10a,10bが押圧される押圧位置との間隔が搬送される前記折丁1を搬送方向の長さと略同一長さになるように調整するための前記支持軸駆動用モータ21,22を備えたことにより、前記押圧ローラ11が、前記搬送部5e,5fから排出すると同時に、前記搬送ベルト10a,10bが前記折丁1に当接する位置にあるので、確実にあらゆる搬送方向の長さの前記折丁1に対応が可能であるので、搬送精度の向上を図ることができる。
また更に、前記搬送部5e,5fの半径方向の長さr1は、前記ベルト支持部5c,5dの半径方向の長さと前記ベルト支持部5c,5dの径に巻かれた前記搬送ベルト10a,10bの厚みとの総和の長さr2より大きくしたことにより、前記チョッパブレード4でチョッパ折りされた前記折丁1は、前記搬送部5e,5fにより増速され、前記搬送ベルト10a,10bにより減速されて搬送される。即ち、チョッパ折りされる前記折丁1と次にチョッパ折りされる前記折丁1との干渉を防止することができ、前記搬送部5eと前記搬送部5fとの対向点Xでの前記折丁1の紙詰まりを防止している。また、前記搬送部5e,5fによって増速搬送される前記折丁1をそのままの速度で前記羽根車26に排紙せずに、前記搬送ベルト10a,10bによって減速させているので、前記折丁1が前記羽根車の保持部26aに確実に正しい姿勢で保持させることができるので、キズが付かない。従って、前記折丁1のキズ及び紙詰まりを防止でき、搬送精度の向上を図ることができる。
また更に、前記押圧ローラ11は、前記折丁1の搬送方向の長さを入力する前記折丁サイズ入力部29と、前記押圧ローラ11を前記搬送ベルト10a,10bによって搬送される前記折丁1の搬送方向に移動する前記支持軸駆動用モータ21,22と、前記折丁サイズ入力29部に設定されたデータに基づき前記押圧ローラ11が移動するように前記支持軸駆動用モータ21,22を制御する前記制御装置28とを備えたことにより、前記押圧ローラ11を容易に前記折丁1の搬送方向の長さに設定できるので、調整作業の軽減を図ることができる。しかも、前記支持軸駆動用モータ21,22を左右に単独で設置したことにより、前記押圧ローラ軸12を搬送方向に対し斜めにも位置調整が可能なので、前記搬送部5e,5fから曲がって搬送されてきた場合においても、搬送精度の向上が可能である。
本発明は、巻紙輪転印刷機の排紙装置などに用いると有効である。
本発明の一実施例を示すチョッパ装置の正面図である。 図1の側面図である。 本発明の一実施例の調整手段の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例を示す折込みローラの斜視図である。 従来例を示す折機の全体側面図である。 従来例を示す搬送装置の概略側面図である。
符号の説明
1 折丁
2 搬送ベルト
3 チョッパテーブル
3a スリット
4 チョッパブレード
5a,b 折込みローラ
5c,d ベルト支持部
5e,f 搬送部
6a,b フレーム
7a,b 支持部材
8a,b ローラ支持板
9 折込みロール駆動用モータ
10a,b 排紙ベルト
11 押圧ローラ
12 押圧ローラ軸
13 押圧ローラ軸取付板
13a ねじ孔
14 押圧ローラ軸取付板
14a ねじ孔
15 支持軸
16 支持軸
17a,b 支持軸取付板
18a,b 支持軸取付板
19 ロータリーエンコーダ
20 ロータリーエンコーダ
21 支持軸駆動用モータ
22 支持軸駆動用モータ
23a〜c ローラ取付板
24a〜c ローラ軸
25a〜e ローラ
26 羽根車
26a 保持部
27 排紙コンベア
28 制御装置
29 折丁サイズ入力部

Claims (2)

  1. 搬送された折丁をチョッパブレードで折りながら一対の折込みローラ間へ送り込むことにより、当該折丁をチョッパ折りするチョッパ装置において、
    前記一対の折込みローラから受け取った折丁を、当該一対の折込みローラによる折丁の搬送速度よりも遅い搬送速度で挟んで搬送する一対のベルトと、
    折丁搬送方向上流において互いに離間している前記一対のベルトの一方のベルトを他方のベルトへ押圧し、折丁の搬送方向に移動自在に支持される押圧ローラと、
    前記押圧ローラを折丁の搬送方向に移動させる駆動手段と、
    折丁の搬送方向長さを入力する入力部と、
    前記入力部に入力された折丁の搬送方向長さに基づいて、前記一対の折込みローラの対向位置と前記押圧ローラにより前記一方のベルトが押圧される押圧位置との間の長さが、折丁の搬送方向長さと略同一となる位置に、前記押圧ローラを位置付けるように、前記駆動手段を制御する制御手段とを備えた
    ことを特徴とするチョッパ装置。
  2. 請求項1に記載のチョッパ装置において、
    前記一対の折込みローラは、折丁を搬送する搬送部と、前記一対のベルトを掛け回すベルト支持部とを有し、
    前記搬送部の半径方向の長さは、前記ベルト支持部の半径方向の長さと当該ベルト支持部の径に巻かれた前記ベルトの厚みとの総和の長さよりも長い
    ことを特徴とするチョッパ装置。
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