JP2017030957A - ウェブ継ぎ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化且つ省エネルギー化されたウェブ継ぎ装置を提供する。【解決手段】ウェブ継ぎ装置10は、第1方向d1に沿って配列された第1給送軸11及び第2給送軸12を備え、第1給送軸11は、第1給送軸11に取り付けられた第1の原反ロール31を回転させて第1の原反ロール31から第1のウェブ33を給送可能に構成され、第2給送軸12は、第2給送軸12に取り付けられた第2の原反ロール32を回転させて第2の原反ロール32から第2のウェブ34を給送可能に構成され、第1のウェブ33から第2のウェブ34へのウェブ継ぎを行うとき、及び、第2のウェブ34から第1のウェブ33へのウェブ継ぎを行うとき、のいずれにおいても、第1給送軸11は第2給送軸12に対して第1方向d1の一側に位置する。【選択図】図1

Description

本発明は、第1のウェブから第2のウェブへのウェブ継ぎを行うためのウェブ継ぎ装置に関する。
従来、印刷機等において、紙等のウェブがロール状に巻かれた原反ロールからウェブを印刷機に連続的に供給する技術が知られている。この技術においては、原反ロールのウェブが残り少なくなった際に、生産(印刷)を中断せずに原反ロールを新しいものと交換し、ウェブが残り少なくなった原反ロールから新しい原反ロールへのウェブ継ぎを行うため、2軸ターレット方式と呼ばれる技術を用いていた。
特許文献1に記載されたウェブ継ぎ装置は、中間部を支軸に回転自在に支持されたターレットアームと、ターレットアームの両端に設けられた支軸とを有し、印刷機での印刷中には、一方の支軸に保持されたロール紙から印刷機へ用紙が供給される。このロール紙の残りが少なくなると、他方の支軸に新しい用紙がセットされ、一方の支軸に保持されたロール紙から他方の支軸に保持されたロール紙へ紙継ぎが行われる。その後、ターレットアームが中間部を支持する支軸を中心に180°回転される。これにより、用紙のなくなったロール紙と新しいロール紙の位置が入れ替えられて、新しいロール紙からの用紙の供給が開始される。
特開平3−259853号公報
特許文献1に記載された紙継ぎ装置では、用紙のなくなったロール紙と新しいロール紙の位置を入れ替えるための、ターレットアームの回転機構とこの回転機構を駆動するための駆動機構とを有している。ロール紙は例えば数百kgもの重量を有しており、このロール紙を保持したターレットアームを回転させるためには、大型の回転機構及び駆動機構を必要としていた。また、大きな重量を有するロール紙を保持したターレットアームを回転させるためには、大きなエネルギー(電力)を必要としていた。さらに、ターレットアームが回転することから、印刷機等への給紙時にロール紙を回転させるための回転機構も複雑化且つ大型化していた。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであって、小型化且つ省エネルギー化されたウェブ継ぎ装置を提供することを目的とする。
本発明によるウェブ継ぎ装置は、
第1方向に沿って配列された第1給送軸及び前記第2給送軸を備え、
前記第1給送軸は、前記第1給送軸に取り付けられた第1の原反ロールを回転させて第1の原反ロールから第1のウェブを給送可能に構成され、
前記第2給送軸は、前記第2給送軸に取り付けられた第2の原反ロールを回転させて第2の原反ロールから第2のウェブを給送可能に構成され、
前記第1のウェブから前記第2のウェブへのウェブ継ぎを行うとき、及び、前記第2のウェブから前記第1のウェブへのウェブ継ぎを行うとき、のいずれにおいても、前記第1給送軸は前記第2給送軸に対して前記第1方向の一側に位置する。
本発明によるウェブ継ぎ装置において、
前記第1のウェブから前記第2のウェブへのウェブ継ぎを行うための第1のペースターと、
前記第2のウェブから前記第1のウェブへのウェブ継ぎを行うための第2のペースターと、をさらに有してもよい。
本発明によるウェブ継ぎ装置において、
前記第1のペースターは、前記第1の原反ロールから給送された前記第1のウェブを前記第2の原反ロールに押し付け、前記第1のウェブと前記第2の原反ロールの前記第2のウェブとを接続する第1の押付部材を有し、
前記第2のペースターは、前記第2の原反ロールから給送された前記第2のウェブを前記第1の原反ロールに押し付け、前記第2のウェブと前記第1の原反ロールの前記第1のウェブとを接続する第2の押付部材を有してもよい。
本発明によるウェブ継ぎ装置において、
前記第1のペースターは、前記第1のウェブと前記第2のウェブとの接続箇所よりも前記第1の原反ロール側で前記第1のウェブを切断する第1のカッターを有し、
前記第2のペースターは、前記第2のウェブと前記第1のウェブとの接続箇所よりも前記第2の原反ロール側で前記第2のウェブを切断する第2のカッターを有してもよい。
本発明によれば、小型化且つ省エネルギー化されたウェブ継ぎ装置を提供することができる。
図1は、本発明による一実施の形態を説明するための図であって、ウェブ継ぎ装置を概略的に示す側面図である。 図2は、ウェブ継ぎ装置による、第1のウェブから第2のウェブへのウェブ継ぎ動作の一例を示す側面図である。 図3は、ウェブ継ぎ装置による、第1のウェブから第2のウェブへのウェブ継ぎ動作の一例を示す側面図である。 図4は、第1のウェブから第2のウェブへのウェブ継ぎ動作の詳細について説明するための拡大側面図である。 図5は、第1のウェブから第2のウェブへのウェブ継ぎ動作の詳細について説明するための拡大側面図である。 図6は、第1のウェブから第2のウェブへのウェブ継ぎ動作の詳細について説明するための拡大側面図である。 図7は、第1のウェブから第2のウェブへのウェブ継ぎ動作の詳細について説明するための拡大側面図である。 図8は、ウェブ継ぎ装置による、第2のウェブから第1のウェブへのウェブ継ぎ動作の一例を示す側面図である。 図9は、ウェブ継ぎ装置による、第2のウェブから第1のウェブへのウェブ継ぎ動作の一例を示す側面図である。 図10は、ウェブ継ぎ装置による、第2のウェブから第1のウェブへのウェブ継ぎ動作の一例を示す側面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
また、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件ならびにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
図1〜図10は、本発明による一実施の形態を説明するための図である。このうち図1は、ウェブ継ぎ装置を概略的に示す側面図である。
図1に示されたウェブ継ぎ装置10は、ウェブが巻回された原反ロールからウェブを引き出し、図示しない印刷装置等の処理装置へ給送する装置において、一の原反ロールのウェブと他の原反ロールのウェブとを接続して、一の原反ロールと他の原反ロールとから連続的にウェブを供給できるようにする装置である。
ウェブ継ぎ装置10は、第1方向d1に沿って配列された第1給送軸11及び第2給送軸12を備えている。給送軸11,12は、原反ロール31,32が取り付けられる部材であり、原反ロール31,32を支持し、原反ロール31,32を回転させて原反ロール31,32からウェブ33,34を給送可能に構成されている。そのために、給送軸11,12は、図示しない回転機構と接続されている。回転機構は、モータ等の駆動源と駆動源からの駆動力を給送軸11,12に伝える伝動機構とを有している。
本実施の形態のウェブ継ぎ装置10で使用される原反ロール31,32は、紙、プラスチックシート(フィルム)、金属箔等のウェブが巻回されロール状とされたものである。原反ロール31,32は、中心部に、給送軸11,12が挿通され、原反ロール31,32を給送軸11,12に取り付けるための孔を有している。なお、本実施の形態では、ウェブ継ぎ装置10の第1給送軸11に取り付けられた原反ロールを第1の原反ロール31と呼び、第2給送軸12に取り付けられた原反ロールを第2の原反ロール32と呼ぶ。また、第1の原反ロール31に巻回されたウェブ及び第1の原反ロール31から給送されるウェブを第1のウェブ33と呼び、第2の原反ロール32に巻回されたウェブ及び第2の原反ロール32から給送されるウェブを第2のウェブ34と呼ぶ。
図1に示された例では、第1方向d1は水平方向と平行をなしている。給送軸11,12は、水平方向と平行且つ第1方向d1と交差する、とりわけ直交する、方向に延びている。第1給送軸11は、第2給送軸12に対して第1方向d1の一側に位置している。言い換えると、第2給送軸12は、第1給送軸11に対して第1方向d1の他側に位置している。第1給送軸11の軸方向と第2給送軸12の軸方向とは互いに平行をなしており、各給送軸11,12の軸方向は、水平方向と平行且つ第1方向d1と直交する方向、と平行をなしている。図示された例では、第1給送軸11及び第2給送軸12は同じ高さに配置されている。すなわち第1給送軸11の中心11aと第2給送軸12の中心12aとを結ぶ直線Lは、水平方向と平行をなす。この給送軸11,12としては、中空又は中実の軸部材を用いることができる。
給送軸11,12は、位置調整可能に設けられていてもよい。例えば、第1方向d1、垂直方向、給送軸11,12の軸方向(図1に示された例では水平方向と平行且つ第1方向d1と直交する方向)の少なくとも1つの方向に位置調整可能とすることができる。
図1に示された例では、ウェブ継ぎ装置10は、第1のウェブ33から第2のウェブ34へのウェブ継ぎを行うための第1のペースター21と、第2のウェブ34から第1のウェブ33へのウェブ継ぎを行うための第2のペースター22と、を有している。図示された例では、ペースター21,22は、第1給送軸11の中心11aと第2給送軸12の中心12aとを結ぶ直線Lに対して、第2方向d2の一側に配置されている。ここで、第2方向d2は、第1方向d1と交差し且つ給送軸11,12の軸方向と交差している。とりわけ図示された例では、第2方向d2は、第1方向d1と直交し且つ給送軸11,12の軸方向と直交している。すなわち、図示された例では、第2方向d2は鉛直方向と平行をなしている。
第1のペースター21は、第2のペースター22に対して第1方向d1の一側に位置している。言い換えると、第2のペースター22は、第1のペースター21に対して第1方向d1の他側に位置している。したがって、第1のペースター21は、第1方向d1について第1給送軸11と同じ一側に位置し、第2のペースター22は、第1方向d1について第2給送軸12と同じ他側に位置している。
図1に示された例において、第1のペースター21は、第1のウェブ33と第2のウェブ34とを接続するための第1の押付ローラ(第1の押付部材)23と、第1のウェブ33を切断するための第1のカッター25とを有している。また、第2のペースター22は、第2のウェブ34と第1のウェブ33とを接続するための第2の押付ローラ(第2の押付部材)24と、第2のウェブ34を切断するための第2のカッター26と、を有している。
第1の押付ローラ23は、第1のウェブ33から第2のウェブ34へのウェブ継ぎを行う際に、第1の原反ロール31から給送された第1のウェブ33を、第2の原反ロール32の外周面に押し付けることができるように構成されている。例えば、第1の押付ローラ23は、図示しない可動アームと接続された図示しない支持部材に回転可能に軸支され、可動アームの動作により支持部材とともに第2給送軸12(第2の原反ロール32)に対して近接する方向への移動及び離間する方向への移動が可能に構成される。
第2の押付ローラ24は、第2のウェブ34から第1のウェブ33へのウェブ継ぎを行う際に、第2の原反ロール32から給送された第2のウェブ34を、第1の原反ロール31の外周面に押し付けることができるように構成されている。例えば、第2の押付ローラ24は、図示しない可動アームと接続された図示しない支持部材に回転可能に軸支され、可動アームの動作により支持部材とともに第1給送軸11(第1の原反ロール31)に対して近接する方向への移動及び離間する方向への移動が可能に構成される。
第1のカッター25は、第1のウェブ33から第2のウェブ34へのウェブ継ぎを行う際、第1のウェブ33と第2のウェブ34とが接続された後に、第1のウェブ33を切断する。具体的には、第1の原反ロール31から給送された第1のウェブ33が、第1の押付ローラ23により第2の原反ロール32の外周面に押し付けられ、これにより第1のウェブ33と第2のウェブ34とが接続された後、第1のウェブ33と第2のウェブ34とが接続された箇所よりも第1の原反ロール31側で第1のウェブ33を切断する。
第2のカッター26は、第2のウェブ34から第1のウェブ33へのウェブ継ぎを行う際、第2のウェブ34と第1のウェブ33とが接続された後に、第2のウェブ34を切断する。具体的には、第2の原反ロール32から給送された第2のウェブ34が、第2の押付ローラ24により第1の原反ロール31の外周面に押し付けられ、これにより第2のウェブ34と第1のウェブ33とが接続された後、第2のウェブ34と第1のウェブ33とが接続された箇所よりも第2の原反ロール32側で第2のウェブ34を切断する。
第1のカッター25は、第1の押付ローラ23を支持する支持部材に支持され、第1の押付ローラ23とともに移動するようにすることができる。また、第2のカッター26は、第2の押付ローラ24を支持する支持部材に支持され、第2の押付ローラ24とともに移動するようにすることができる。また、これに限られず、カッター25,26は、押付ローラ23,24を支持する支持部材とは異なる支持部材に支持されるようにし、押付ローラ23,24と独立して移動可能に構成されてもよい。
図1に示されたウェブ継ぎ装置10は、原反ロール31,32から給送されたウェブ33,34をガイドするガイドローラ15を、さらに有している。ガイドローラ15は、図示しない支持部材に回転可能に軸支され、原反ロール31,32から給送されたウェブ33,34の進行方向を変更する。とりわけ、図示された例では、ガイドローラ15は、それぞれ異なる方向から給送される第1のウェブ33及び第2のウェブ34を一定の方向(図1では第1方向d1の一側)へ向けて給送する。
次に、ウェブ継ぎ装置10の動作について説明する。
まず、第1のウェブ33から第2のウェブ34へのウェブ継ぎを行う動作について説明する。ウェブ継ぎ装置10の第1給送軸11に接続された回転機構の駆動源から伝動機構を介して伝えられた駆動力により第1給送軸11が回転され、これにより、第1給送軸11に取り付けられた原反ロール(第1の原反ロール31)からウェブ(第1のウェブ33)が給送される。図1に示された例では、第1給送軸11は反時計回りに回転される。したがって、第1の原反ロール31は、第1給送軸11周りに反時計回りに回転される。図示された例において、第1のウェブ33は、第1の原反ロール31から引き出され、ガイドローラ15でその進行方向を変更されて第1方向d1の一側へ向けて給送される。このとき、ペースター21,22は、いずれも第1のウェブ33から退避されている。第1の原反ロール31から第1のウェブ33が給送されている間に、ウェブ継ぎ装置10の第2給送軸12には、新たな原反ロールが取り付けられる。この第2給送軸12に取り付けられた新たな原反ロールが第2の原反ロール32となる。
第1のウェブ33から第2のウェブ34へのウェブ継ぎを行う際には、第1のペースター21の第1の押付ローラ23を第2の原反ロール32に向けて移動させ、第1のウェブ33を第2の原反ロール32の外周面に接触させて、第1のウェブ33と第2の原反ロール32の第2のウェブ34とを接続する。第1のウェブ33が第2の原反ロール32の外周面に接触した状態を図2に示す。その後、第1のペースター21の第1のカッター25で第1のウェブ33を切断して、第1のペースター21を第2の原反ロール32から退避させる。
これにより、第1のウェブ33から第2のウェブ34へのウェブ継ぎが行われ、第2の原反ロール32から第2のウェブ34が給送されるようになる。この状態を図3に示す。図3に示された例では、第2給送軸12は時計回りに回転される。したがって、第2の原反ロール32は、第2給送軸12周りに時計回りに回転される。図示された例において、第2のウェブ34は、第2の原反ロール32から引き出され、ガイドローラ15でその進行方向を変更されて第1方向d1の一側へ向けて給送される。
次に、図4〜図7を参照して、ウェブ継ぎ装置10による第1のウェブ33から第2のウェブ34へのウェブ継ぎ動作の詳細について説明する。
第1の原反ロール31から第1のウェブ33が給送されている状態において、第1の原反ロール31に巻回されている第1のウェブ33が残り少なくなったことが図示しないセンサで検知されると、ウェブ継ぎ装置10はウェブ継ぎ準備動作を行う。ウェブ継ぎ準備動作において、第2給送軸12に接続された回転機構の駆動源から伝動機構を介して伝えられた駆動力により第2給送軸12が回転され、これにより、第2給送軸12に取り付けられた第2の原反ロール32が時計回りに回転される(図4参照)。
また、ウェブ継ぎ準備動作において、第1のペースター21が、第2給送軸12(第2の原反ロール32)に対して近接する方向へ移動される。第1のペースター21が、第2給送軸12(第2の原反ロール32)に向けて移動され、第1の原反ロール31とガイドローラ15との間で、第1のペースター21の第1の押付ローラ23が第1のウェブ33と接触する。このとき、第1のペースター21の第1のカッター25は、第1のウェブ33に接触しないようにされている。その後、第1のペースター21が、第2給送軸12(第2の原反ロール32)に向けてさらに移動され、図4に示すように、第1の押付ローラ23が第2の原反ロール32の外周面に近接した位置とされる。
このとき、第1のウェブ33の給送速度、とりわけ第1の押付ローラ23上における第1のウェブ33の給送速度と、第2の原反ロール32の外周面における第2のウェブ34の移動速度が異なっていると、第1のウェブ33を第2の原反ロール32の外周面に接触させた際に、ウェブ33,34に皺を生じたり、ウェブ33,34が破れたりするおそれがある。そのため、第1のウェブ33の給送速度、とりわけ第1の押付ローラ23上における第1のウェブ33の給送速度と、第2の原反ロール32の外周面における第2のウェブ34の移動速度が一致するように、第1給送軸11及び第2給送軸12の少なくとも一方の回転速度を調整することが好ましい。例えば、第2給送軸12の回転速度を調整することにより、第1のウェブ33の給送速度と第2のウェブ34の移動速度とを一致させることができる。
第2の原反ロール32に巻回された第2のウェブ34の外周側先端部には、両面テープ等のウェブ継ぎ用の接合材39が予め付着されている。このような接合材39としては、両面テープに限られず、種々の接着性又は粘着性を有した材料からなる層を含む部材を用いることができる。ここで、ウェブ継ぎ装置10は、原反ロール31,32に設けられたウェブ継ぎ用の接合材39の回転位相を正確に認識できるように構成される。例えば、原反ロール31,32上の接合材39を検出可能なセンサ又はカメラを設け、このセンサ又はカメラによる検出結果に基づいて、原反ロール31,32上の接合材39の回転位相を正確に認識できるように構成され得る。
次に、図5に示されているように、第1のペースター21の第1の押付ローラ23を第2の原反ロール32に向けてさらに移動させ、第1のウェブ33を第2の原反ロール32の外周面に接触させる。具体的には、第1の押付ローラ23上における第1のウェブ33の給送速度と、第2の原反ロール32の外周面における第2のウェブ34の移動速度とを一致させておき、第2の原反ロール32上の接合材39の回転位相位置に応じて、第1の押付ローラ23を第2の原反ロール32に向けて移動させ、第1のウェブ33を第2の原反ロール32に巻回された第2のウェブ34の外周側先端部上に設けられた接合材39に押し付ける。
これにより、第1のウェブ33と第2のウェブ34とが接続される。そのまま第1のウェブ33及び第2のウェブ34が給送されると、図6に示されるように、第1のウェブ33と接続された第2のウェブ34の先端部は、第1のウェブ33のガイドローラ15へ向かう移動により、第2の原反ロール32から引き出される。
次に、図7に示すように、第1のペースター21の第1のカッター25で第1のウェブ33を切断する。図示された例では、第1のウェブ33と第2のウェブ34とが接合材39により接続された箇所よりも第1の原反ロール31側で、第1のカッター25を用いて第1のウェブ33を切断する。なお、これに限られず、第1の押付ローラ23で第1のウェブ33を第2の原反ロール32上の接合材39に接触させると同時に、又は、第1の押付ローラ23で第1のウェブ33を第2の原反ロール32上の接合材39に接触させた直後に、第1のカッター25で第1のウェブ33を切断するようにしてもよい。
その後、第1のペースター21を第2の原反ロール32から離間する方向へ移動させて退避させる。以上により、第1のウェブ33から第2のウェブ34へのウェブ継ぎが行われ、図3に示されているように、第2の原反ロール32から第2のウェブ34が給送されるようになる。
次に、第2のウェブ34から第1のウェブ33へのウェブ継ぎを行う動作について説明する。
第2の原反ロール32から第2のウェブ34が給送されている間に、図8に示されているように、ウェブ継ぎ装置10の第1給送軸11に新たな原反ロールが取り付けられる。この第1給送軸11に取り付けられた原反ロールが、新たな第1の原反ロール31となる。
第2の原反ロール32から第2のウェブ34が給送されている状態において、第2の原反ロール32に巻回されている第2のウェブ34が残り少なくなったことが図示しないセンサで検知されると、ウェブ継ぎ装置10はウェブ継ぎ準備動作を行う。ウェブ継ぎ準備動作において、第1給送軸11に接続された回転機構の駆動源から伝動機構を介して伝えられた駆動力により第1給送軸11が回転され、これにより、第1給送軸11に取り付けられた第1の原反ロール31が反時計回りに回転される。
また、ウェブ継ぎ準備動作において、第2のペースター22が、第1給送軸11(第1の原反ロール31)に対して近接する方向へ移動される。第2のペースター22が、第1給送軸11(第1の原反ロール31)に向けて移動され、第2の原反ロール32とガイドローラ15との間で、第2のペースター22の第2の押付ローラ24が第2のウェブ34と接触する。このとき、第2のペースター22の第2のカッター26は、第2のウェブ34に接触しないようにされている。その後、第2のペースター22が、第1給送軸11(第1の原反ロール31)に向けてさらに移動され、第2の押付ローラ24が第1の原反ロール31の外周面に近接した位置とされる。
このとき、第2のウェブ34の給送速度、とりわけ第2の押付ローラ24上における第2のウェブ34の給送速度と、第1の原反ロール31の外周面における第1のウェブ33の移動速度が一致するように、第2給送軸12及び第1給送軸11の少なくとも一方の回転速度を調整することが好ましい。例えば、第1給送軸11の回転速度を調整することにより、第2のウェブ34の給送速度と第1のウェブ33の移動速度とを一致させることができる。
第1の原反ロール31に巻回された第1のウェブ33の外周側先端部には、ウェブ継ぎ用の接合材が予め付着されている。
次に、第2のペースター22の第2の押付ローラ24を第1の原反ロール31に向けてさらに移動させ、図9に示されているように、第2のウェブ34を第1の原反ロール31の外周面に接触させる。具体的には、第2の押付ローラ24上における第2のウェブ34の給送速度と、第1の原反ロール31の外周面における第1のウェブ33の移動速度とを一致させておき、第1の原反ロール31上の接合材の回転位相位置に応じて、第2の押付ローラ24を第1の原反ロール31に向けて移動させ、第2のウェブ34を第1の原反ロール31に巻回された第1のウェブ33の外周側先端部上に設けられた接合材に押し付ける。
これにより、第2のウェブ34と第1のウェブ33とが接続される。そのまま第2のウェブ34及び第1のウェブ33が給送されると、第2のウェブ34と接続された第1のウェブ33の先端部は、第2のウェブ34のガイドローラ15へ向かう移動により、第1の原反ロール31から引き出される。
次に、第2のペースター22の第2のカッター26で第2のウェブ34を切断する。例えば、第2のウェブ34と第1のウェブ33とが接合材により接続された箇所よりも第2の原反ロール32側で、第2のカッター26を用いて第2のウェブ34を切断する。なお、これに限られず、第2の押付ローラ24で第2のウェブ34を第1の原反ロール31上の接合材に接触させると同時に、又は、第2の押付ローラ24で第2のウェブ34を第1の原反ロール31上の接合材に接触させた直後に、第2のカッター26で第2のウェブ34を切断するようにしてもよい。
その後、第2のペースター22を第1の原反ロール31から離間する方向へ移動させて退避させる。以上により、第2のウェブ34から第1のウェブ33へのウェブ継ぎが行われ、図10に示されているように、第1の原反ロール31から第1のウェブ33が給送されるようになる。
以上に説明した本実施の形態のウェブ継ぎ装置10は、第1方向d1に沿って配列された第1給送軸11及び第2給送軸12を備え、第1給送軸11は、第1給送軸11に取り付けられた第1の原反ロール31を回転させて第1の原反ロール31から第1のウェブ33を給送可能に構成され、第2給送軸12は、第2給送軸12に取り付けられた第2の原反ロール32を回転させて第2の原反ロール32から第2のウェブ34を給送可能に構成され、第1のウェブ33から第2のウェブ34へのウェブ継ぎを行うとき、及び、第2のウェブ34から第1のウェブ33へのウェブ継ぎを行うとき、のいずれにおいても、第1給送軸11は第2給送軸12に対して第1方向d1の一側に位置する。
これにより、ウェブの残り少なくなった原反ロールと新しい原反ロールの位置を入れ替えるための、ターレットアーム、ターレットアームの回転機構及びこの回転機構を駆動するための駆動機構を省略することができる。したがって、ウェブ継ぎ装置を小型化することが可能となる。また、例えば数百kgもの重量を有する原反ロールを保持したターレットアームを回転させる必要がないので、そのために大きなエネルギー(電力)を消費することがなく、大幅な省エネルギー化を図ることができる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。
上述の実施の形態では、第1方向d1は水平方向と平行をなしていたが、第1方向d1は水平方向と非平行をなしていてもよい。すなわち、第1給送軸11と第2給送軸12とは、水平方向に配列されていなくてもよい。
他の変形例として、ガイドローラ通過後のウェブ33,34の進行方向は、第1方向d1の一側でなくてもよい。例えば、ガイドローラ通過後のウェブ33,34は、第1方向d1の他側に進んでもよいし、第2方向d2の一側又は他側、あるいは、第1方向d1及び第2方向d2の両方に傾斜した方向に進んでもよい。
さらに他の変形例として、第1の押付部材及び第2の押付部材は、ローラ以外のもので構成されてもよい。例えば、第1の押付部材及び第2の押付部材として支持部材に固定された回転しない部材を用い、ウェブ33,34が当該部材上を摺動するように構成してもよい。
上述の実施の形態では、ウェブ継ぎ装置を、ウェブが巻回された原反ロールからウェブを引き出し、印刷装置等の処理装置へ給送する装置として用いる例を示したが、これに限られず、ウェブ継ぎ装置を、処理装置から送出された処理後のウェブをロールに巻回するウェブ巻取り装置に用いることもできる。
なお、以上において前述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
10 ウェブ継ぎ装置
11 第1給送軸
12 第2給送軸
15 ガイドローラ
21 第1のペースター
22 第2のペースター
23 第1の押付ローラ(押付部材)
24 第2の押付ローラ(押付部材)
25 第1のカッター
26 第2のカッター
31 第1の原反ロール
32 第2の原反ロール
33 第1のウェブ
34 第2のウェブ

Claims (4)

  1. 第1方向に沿って配列された第1給送軸及び第2給送軸を備えたウェブ継ぎ装置であって、
    前記第1給送軸は、前記第1給送軸に取り付けられた第1の原反ロールを回転させて第1の原反ロールから第1のウェブを給送可能に構成され、
    前記第2給送軸は、前記第2給送軸に取り付けられた第2の原反ロールを回転させて第2の原反ロールから第2のウェブを給送可能に構成され、
    前記第1のウェブから前記第2のウェブへのウェブ継ぎを行うとき、及び、前記第2のウェブから前記第1のウェブへのウェブ継ぎを行うとき、のいずれにおいても、前記第1給送軸は前記第2給送軸に対して前記第1方向の一側に位置する、ウェブ継ぎ装置。
  2. 前記第1のウェブから前記第2のウェブへのウェブ継ぎを行うための第1のペースターと、
    前記第2のウェブから前記第1のウェブへのウェブ継ぎを行うための第2のペースターと、をさらに有する、請求項1に記載のウェブ継ぎ装置。
  3. 前記第1のペースターは、前記第1の原反ロールから給送された前記第1のウェブを前記第2の原反ロールに押し付け、前記第1のウェブと前記第2の原反ロールの前記第2のウェブとを接続する第1の押付部材を有し、
    前記第2のペースターは、前記第2の原反ロールから給送された前記第2のウェブを前記第1の原反ロールに押し付け、前記第2のウェブと前記第1の原反ロールの前記第1のウェブとを接続する第2の押付部材を有する、請求項2に記載のウェブ継ぎ装置。
  4. 前記第1のペースターは、前記第1のウェブと前記第2のウェブとの接続箇所よりも前記第1の原反ロール側で前記第1のウェブを切断する第1のカッターを有し、
    前記第2のペースターは、前記第2のウェブと前記第1のウェブとの接続箇所よりも前記第2の原反ロール側で前記第2のウェブを切断する第2のカッターを有する、請求項3に記載のウェブ継ぎ装置。
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WO2024066020A1 (zh) * 2022-09-30 2024-04-04 广东利元亨智能装备股份有限公司 接带装置、收放卷设备及换卷方法

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