JP2013203538A - 複数の原反からウェブを同時給送可能なウェブ搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のロール状の原反から給送されるウェブのウェブ継ぎを安定して行うことができるウェブ搬送装置を提供することを提供すること。
【解決手段】複数の原反がセットされる第一給送軸と、ウェブを共通に狭持して搬送するニップローラと、ウェブ継ぎ動作の際、第一給送軸とニップローラとの間で搬送中の複数のウェブを断する切断部と、新しい複数の原反がセットされる第二給送軸と、第二給送軸の回転を駆動する回転駆動部と、ウェブ継ぎ動作の際、切断部とニップローラとの間で第二給送軸にセットされた新しい複数の原反に対して搬送中のウェブを押しつけるペースタニップローラと、を備える。ウェブ継ぎ動作の際、第二給送軸にセットされた複数の原反の各々に対するペースタニップローラの押しつけによる搬送中のウェブの当接のタイミングと、回転駆動部の回転位相とが、相互に関連付けられて制御される。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数の原反からウェブを同時給送可能なウェブ搬送装置に関する。
図5乃至図10を参照して、単一の原反からウェブを給送可能な従来のウェブ搬送装置について説明する。図5は、そのような従来のウェブ搬送装置の構成の一例を示す概略図である。図6は、図5のウェブ搬送装置によるウェブ(紙、樹脂フィルム、金属箔等の印刷対象物乃至巻取対象物)のウェブ継ぎ動作を説明するための概略図である。
図5に示すように、ウェブ搬送装置100は、単一の原反110がセットされた第一給送軸111と、当該第一給送軸111にセットされた単一の原反110から給送されるウェブ110Wを狭持して搬送するニップローラ180と、を備えている。第一給送軸111は、第一給送軸回転駆動部113によって駆動されており、ニップローラ180は、ニップローラ回転駆動部181によって駆動されている。
また、図5に示すように、ウェブ搬送装置100は、ウェブ継ぎ動作のために、新しい原反120がセットされた第二給送軸121と、第一給送軸111とニップローラ180との間で搬送中のウェブ110Wを幅方向に切断する切断部161と、当該切断部161とニップローラ180との間で第二給送軸121にセットされた新しい原反120に対して搬送中のウェブ110Wを押しつけるペースタニップローラ162と、を備えている。第二給送軸121にセットされた新しい原反120の先端部(新しいウェブの先端部)には、ウェブ継ぎ用のペーストPが予め付着されている。第二給送軸121は、第二給送軸回転駆動部123によって駆動されるようになっている。
ペースタニップローラ162は、詳細には、不図示の装置ハウジングに固定されたペースタ本体部163にペースタニップローラ移動機構165を介して支持されている。当該ペースタニップローラ移動機構165によって、ペースタニップローラ162は、第二給送軸121にセットされた原反120に向けて搬送中のウェブ110Wを幅方向に一斉に押しつけるようになっている。
一方、切断部161も、切断部移動機構164を介してペースタ本体部163に支持されている。当該切断部移動機構164によって、切断部161は第一給送軸111から給送されるウェブ110Wに対して幅方向に一斉に当接することができるようになっており、これにより、切断部161は当該ウェブ110Wを幅方向に一斉に切断可能となっている。
第一給送軸回転駆動部113、ニップローラ回転駆動部181、第二給送軸回転駆動部123、切断部移動機構164、及び、ペースタニップローラ移動機構165は、互いの動作を連関させて制御するための制御部170に接続されている。特に、ウェブ継ぎ動作の際には、当該制御部170が第二給送軸回転駆動部123を制御して、第二給送軸121の回転を開始させ、第二給送軸121の最外周のウェブの速度を第一給送軸回転駆動部113及びニップローラ回転駆動部181によるウェブ110Wの搬送速度に略一致させ、その後で、ペースタニップローラ162による押しつけが行われるようになっている。そして、切断部161によるウェブ切断のタイミングは、ウェブ継ぎ用のペーストPの回転位相位置に応じて、決定されるようになっている。このために、第二給送軸回転駆動部123は、ウェブ継ぎ用のペーストPの回転位相を正確に認識できるようになっている。
また、図5に示すウェブ搬送装置100では、第一給送軸111と第二給送軸121とは同一構成であり、それ自体は周知のターレット機構によって、相互に交替可能となっている。
図5に示すターレット機構について詳しく説明すれば、回動シャフト141を回動可能に軸支する支柱142と、回動シャフト141を回転駆動する回動モータ143と、を有しており、一対の第一給送軸支持アーム112が、それらの基端側において回動シャフト141に固定され、それらの先端側において第一給送軸111の両端部を回転可能に支持している。同様に、一対の第二給送軸支持アーム122が、それらの基端側において回動シャフト141に固定され、それらの先端側において第二給送軸121の両端部を回転可能に支持している。そして、第一給送軸支持アーム112と第二給送軸支持アーム122とが、回動シャフト141を中心として対向するように配置されている。
また、一対の第一サポートロール支持アーム144が、それらの基端側において回動シャフト141に固定され、それらの先端側において第一サポートロール145を回転可能に保持している。更に、一対の第一サポートロール支持アーム144は、第一給送軸支持アーム112と、回動シャフト141の回転方向に対して反対側に90°の角度をなしている。同様に、一対の第二サポートロール支持アーム146が、それらの基端側において回動シャフト141に固定され、それらの先端側において第二サポートロール147を回転可能に保持している。更に、一対の第二サポートロール支持アーム146は、第二給送軸支持アーム122と、回動シャフト141の回転方向に対して反対側に90°の角度をなしている。
そして、第一給送軸支持アーム112の先端側に、第一給送軸111の回転を駆動する第一給送軸回転駆動部113が設けられ、第二給送軸支持アーム122の先端側に、第二給送軸121の回転を駆動する第二給送軸回転駆動部123が設けられている。
次に、当該ウェブ搬送装置100の動作について説明する。図5に示すように、第一給送軸回転駆動部113及びニップローラ回転駆動部181の回転駆動によって、第一給送軸111にセットされた原反110からウェブ110Wが給送され、第一サポートロール145を介してニップローラ180によって狭持されながら搬送される。
原反110におけるウェブ110Wの残量が少なくなって、ウェブ継ぎ動作が行われる際には、図6に示すように、先ず、制御部170により第二給送軸回転駆動部123が制御されて、第二給送軸121の回転が開始される。そして、第二給送軸121の最外周のウェブの速度が、次第に増速されて、第一給送軸回転駆動部113及びニップローラ回転駆動部181によるウェブ110Wの搬送速度に一致させられる。
次に、制御部170による制御に従って、ペースタニップローラ移動機構165が駆動されて、ペースタニップローラ162により、搬送中のウェブ110Wが、第二給送軸121にセットされた原反120に対して幅方向に一斉に押しつけられる。また、制御部170の制御に従って、ウェブ継ぎ用のペーストPの回転位相位置に応じて、切断部移動機構164が駆動されて、切断部161により、搬送中のウェブ110Wが幅方向に一斉に当接されて切断される。
ここで、ウェブ継ぎ用のペーストPの回転位相位置に応じて切断がなされるということは、搬送中のウェブ110Wが切断されて生じるウェブ後端部110EにおいてペーストPを介して新しい原反120のウェブ(不図示)がウェブ継ぎされるということを意味している。前述の通り、ウェブ継ぎ動作の際には、搬送中のウェブ110Wの速度と第二給送軸121の最外周のウェブの速度とは一致させられる。従って、ウェブ110Wの切断によって生じるウェブ後端部110Eがペースタニップローラ162により押しつけられる時に、丁度ウェブ継ぎ用のペーストPがペースタニップローラ162により圧着されるというように、ウェブ110Wの切断の瞬間において図7に示す距離A=距離Bとなるように、ペーストPの回転位相位置(すなわち第二給送軸121の回転位相位置)とウェブ切断のタイミング(すなわち切断部移動機構164の作動開始時)とが相互に関連付けられて制御されるのである。
ウェブ継ぎがなされた後は、第二給送軸121にセットされた新しい原反120からウェブが給送されていく。そして、切断部移動機構164により切断部161が元の位置に復帰すると共に、ペースタニップローラ移動機構165によりペースタニップローラ162も元の位置に復帰される。
その後、ターレット機構によって、第一給送軸111の位置と第二給送軸121の位置とが相互に交替される。具体的には、回動モータ143の駆動により、第一給送軸支持アーム112と、第二給送軸支持アーム122と、第一サポートロール支持アーム144と、第二サポートロール支持アーム146とが、一体として回動され、第一給送軸111の位置と第二給送軸121の位置とが相互に交替される。
その他、給送軸に1つの幅の広いロール状の原反をセットして、処理工程の中でスリッタ装置等を利用してウェブを分断し、分断された複数のウェブを同時平行的に巻取るようなウェブ搬送装置が知られている(特許文献1)。
特許第2888704号公報
前述した従来のウェブ搬送装置100において、幅の狭い2つの原反を第一給送軸111に軸方向に同軸にセットして、各々のウェブ110Wを給送するという利用態様が考えられる。あるいは、原反の幅を同一と想定し、各装置部材の幅を2倍にしたウェブ搬送装置を想定することもできる。
そのようなウェブ搬送装置では、構造上、ウェブ継ぎ動作は2つの原反から給送される2つのウェブに対して共通に(同時に)行われる必要がある。すなわち、対応する2つの新たな原反が、第二給送軸121に軸方向に同軸にセットされて、前記したようなウェブ継ぎ動作が実施される。
前記したように、単一の原反のウェブ継ぎでは、ウェブ110Wの切断によって生じるウェブ後端部110Eがペースタニップローラ162により押しつけられる時に、丁度ウェブ継ぎ用のペーストPがペースタニップローラ162により圧着されるというように、ペーストPの回転位相位置(すなわち第二給送軸121の回転位相位置)とウェブ切断のタイミング(すなわち切断部移動機構164の作動開始時)とが相互に関連付けられて制御される。ここで、単一の原反のウェブ継ぎでは、ウェブ110Wがペースタニップローラ162により押しつけられ始めるタイミングについては、切断部161によるウェブ110Wの切断の少し前であるという条件で足り、すなわち、ペーストPが図7に示す回転位相領域Rにあるという条件で足りた。
しかしながら、本件発明者によれば、2つの原反のウェブ継ぎを行う場合には以下のような問題が生じることが判明した。
製品仕様上同一の径を有する2つの原反を選定しても、ウェブの巻張力や製造条件の不均一等に起因して、各原反120の径には微差が存在している。従って、一方のウェブ110Wがペースタニップローラ162により押しつけられ始めても、他方のウェブ110Wは未だペースタニップローラ162により押しつけられていない、という状態が発生し得る。
より詳細に説明すれば、ペースタニップローラ移動機構165が駆動されて、ペースタニップローラ162により搬送中の2つのウェブ110Wが第二給送軸121にセットされた2つの原反120に対して幅方向に一斉に押しつけられる際に、図8に示すように、搬送中のウェブ110Wは先ず相対的に大径である径rを有する原反120aに当接する。
ペースタニップローラ移動機構165の駆動は、図8の状態では止まらず、ペースタニップローラ162は更に第二給送軸121に近づいていく。これに伴って、径rを有する原反120aに先に当接したペースタニップローラ162の当該部分は、弾性変形して凹んでいく。その結果、図9に示すように、ペースタニップローラ162が搬送中のウェブ110Wを介して相対的に小径である径rを有する原反120bにようやく当接する。
本件発明者による検討によれば、図8の状態から図9の状態に至るまでの経過時間δtは、原反の径差r−rの他、主として、ペースタニップローラ162の弾性、原反120の弾性、ペースタニップローラ移動機構165によるペースタニップローラ162の移動力、ペースタニップローラ移動機構165によるペースタニップローラ162の移動速度、などに依存する。例えば、ペースタニップローラ162が弾性変形によって凹む深さδdは、ウェブ110Wが大径である径rを有する原反120aに当接してからの時間tの関数として、図10のような特性を有している。従って、原反の径差r−r に対応する凹み深さδdに対応して図10から読み取れる時間が、経過時間δtということである。そして、当該経過時間δtが無視できるほどの短時間であれば問題を生じないが、有意な時間であれば、以下のような問題を生じる。
すなわち、前記したように、単一の原反のウェブ継ぎでは、ウェブ110Wがペースタニップローラ162により押しつけられ始めるタイミングについては、切断部161による切断の少し前であるという条件で足り、すなわち、ペーストPが図7に示す回転位相領域Rにあるという条件で足りた。
しかしながら、2つの原反のウェブ継ぎでは、2つのウェブ110Wの各々がペースタニップローラ162により押しつけられ始めるタイミングについて、ペーストPが図7に示す(同一回転周期の)回転位相領域Rにあるという条件を満たす必要がある。
本発明は、以上のような問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案されたものである。本発明の目的は、複数のロール状の原反から給送されるウェブのウェブ継ぎを安定して行うことができるウェブ搬送装置を提供することにある。
本発明は、複数の原反が軸方向に同軸にセットされる第一給送軸と、前記第一給送軸の複数の原反からそれぞれ給送されるウェブを共通に狭持して搬送するニップローラと、ウェブ継ぎ動作の際、前記第一給送軸と前記ニップローラとの間で搬送中の複数のウェブを幅方向に切断する切断部と、新しい複数の原反が軸方向に同軸にセットされる第二給送軸と、前記第二給送軸の回転を駆動する回転駆動部と、ウェブ継ぎ動作の際、前記切断部と前記ニップローラとの間で、前記第二給送軸にセットされた新しい複数の原反に対して搬送中のウェブを押しつけるペースタニップローラと、を備え、前記第二給送軸にセットされた新しい複数の原反の各々は、ウェブの先端部にペーストが付着されており、ウェブ継ぎ動作の際、第二給送軸にセットされた複数の原反の各々に対するペースタニップローラの押しつけによる搬送中のウェブの当接のタイミングと、前記回転駆動部の回転位相とが、相互に関連付けられて制御されるようになっていることを特徴とするウェブ搬送装置である。
本発明によれば、第二給送軸にセットされた複数の原反の各々に対するペースタニップローラの押しつけによる搬送中のウェブの当接のタイミングと、前記回転駆動部の回転位相とが、相互に関連付けられて制御されることにより、複数の原反の各々がペースタニップローラの押しつけによって搬送中のウェブに当接するタイミングについて、ウェブの先端部に付着されたペーストが図7に示す回転位相領域Rにあるという条件を満たすことができる。これにより、複数のロール状の原反から給送されるウェブのウェブ継ぎを安定して行うことができる。
もっとも、複数の原反の各々がペースタニップローラの押しつけによって搬送中のウェブに当接するタイミングの最大差、すなわち、最大径の原反が搬送中のウェブに当接するタイミングから最小径の原反が搬送中のウェブに当接するタイミングまでの経過時間が、ペーストが図7に示す回転位相領域Rを通過する時間よりも長い場合には、前記した制御を実現することができない。その場合には、相応して、ペーストが図7に示す回転位相領域Rを通過する時間を遅くする必要がある。ペーストが図7に示す回転位相領域Rを通過する時間を遅くするためには、第二給送軸の回転速度を遅くする必要があり、それは、搬送中のウェブの搬送速度を遅くすることを意味する。すなわち、本発明において、ウェブ継ぎ動作の際、第二給送軸にセットされた複数の原反に対するペースタニップローラの押しつけによる搬送中のウェブの当接のタイミングの最大差に基づいて、第一給送軸及びニップローラの給送速度も制御されるようになっていることが好ましい。
第二給送軸にセットされた複数の原反の各々に対するペースタニップローラの押しつけによる搬送中のウェブの当接のタイミングは、ペースタニップローラの弾性、新しい原反の弾性、ペースタニップローラの押しつけの力、ペースタニップローラの押しつけの速度などにも依存するが、第二給送軸にセットされた複数の原反の各々の径の大きい小さいに対応して、早い遅いが認識(判断)される。
このため、第二給送軸にセットされた複数の原反の各々の径の情報が有用である。当該情報は、別途に測定されて当該ウェブ搬送装置内に入力ないし転送されてもよいし、当該ウェブ搬送装置が、第二給送軸にセットされた複数の原反の各々の径を測定するセンサを内蔵していてもよい。
また、第一給送軸と第二給送軸とは、同一の構成を有していて、ターレット機構を介して相互に交替可能となっていることが好ましい。
本発明によれば、複数の原反の各々がペースタニップローラの押しつけによって搬送中のウェブに当接するタイミングについて、ウェブの先端部に付着されたペーストが図7に示す回転位相領域Rにあるという条件を満たすことができる。これにより、複数のロール状の原反から給送されるウェブのウェブ継ぎを安定して行うことができる。
また、ペーストが図7に示す回転位相領域Rを通過するのにかかる時間が短く、最大径の原反が搬送中のウェブに当接するタイミングから最小径の原反が搬送中のウェブに当接するタイミングまでの経過時間よりも短い場合には、前者の時間を長くするために搬送中のウェブの搬送速度を遅くする制御を実施することによって、前記の条件を確実に満たすことができる。これにより、複数のロール状の原反から給送されるウェブのウェブ継ぎを安定して行うことができる。
本発明の一実施の形態におけるウェブ搬送装置を示す概略側面図である。 第二給送軸の軸線とペースタニップローラの軸線とにより規定される平面における、図1のウェブ搬送装置の断面概略図である。 図1のウェブ搬送装置によるウェブのウェブ継ぎ動作を説明するための概略側面図である。 図1のウェブ搬送装置によるウェブのウェブ継ぎ動作の制御の一例を説明するためのフロー図である。 単一の原反からウェブを給送可能な従来のウェブ搬送装置の構成の一例を示す概略側面図である。 図4のウェブ搬送装置によるウェブのウェブ継ぎ動作を説明するための概略側面図である。 ペーストの回転位相位置(すなわち第二給送軸の回転位相位置)とウェブ切断のタイミングとの関係を説明するための図である。 ペースタニップローラが搬送中のウェブを介して相対的に大径である径rを有する原反に当接した状態を示す概略図である。 ペースタニップローラが搬送中のウェブを介して相対的に小径である径rを有する原反に当接した状態を示す概略図である。 搬送中のウェブが大径である径rを有する原反に当接してからの時間tと、ペースタニップローラが弾性変形によって凹む深さδdと、の関係の一例を示すグラフである。
以下、図面を参照して、本発明の一実施の形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態におけるウェブ搬送装置を示す概略図である。
図1に示すように、ウェブ搬送装置1は、2つの原反10(3つ以上でも可)が軸方向に同軸にセットされた第一給送軸11と、当該第一給送軸11にセットされた2つの原反10からそれぞれ給送されるウェブ10Wを共通に狭持して搬送するニップローラ80と、を備えている。第一給送軸11は、第一給送軸回転駆動部13によって駆動されている。
ニップローラ80は、回転駆動される駆動ローラ82と、当該駆動ローラ82と対向するように配置されて当該駆動ローラ82との間でウェブ10Wを押圧するゴムローラ83と、により構成されている。駆動ローラ82とゴムローラ83は、ウェブ10Wの搬送方向に対して直角かつ水平に回転可能に支持されている。更に、ニップローラ80は、ニップローラ回転駆動部81によって駆動されている。
また、図1に示すように、ウェブ搬送装置1は、ウェブ継ぎ動作のために、新しい2つの原反20a及び20bが軸方向に同軸にセットされた第二給送軸21と、第一給送軸11とニップローラ80との間で搬送中の2つのウェブ10Wを幅方向に切断する切断部61と、当該切断部61とニップローラ80との間で第二給送軸21にセットされた新しい2つの原反20a及び20bに対して搬送中のウェブ10Wを押しつけるペースタニップローラ62と、を備えている。
第二給送軸21について、図2を参照して詳細に説明する。図2は、第二給送軸21の軸線とペースタニップローラ62の軸線とにより規定される平面における、図1のウェブ搬送装置1の断面概略図である。図2に示すように、第二給送軸21は、2つの原反20a及び20bがそれぞれセットされる、中空空間を有する2つの原反セット部24a及び24bと、当該2つの原反セット部24a及び24bの中空空間を貫通して延びる回動軸25と、を有している。回動軸25は、第二給送軸回転駆動部23に接続されていて、当該第二給送軸回転駆動部23によって駆動されるようになっている。図2に示す例では、相対的に大径である径rを有する原反20aが原反セット部24aにセットされており、相対的に小径である径rを有する原反20bが原反セット部24bにセットされている。また、新しい原反20a及び20bの各々の先端部(新しいウェブの先端部)には、ウェブ継ぎ用のペーストPが予め付着されている。
図1に戻って、ペースタニップローラ62は、詳細には、不図示の装置ハウジングに固定されたペースタ本体部63にペースタニップローラ移動機構65を介して支持されている。当該ペースタニップローラ移動機構65によって、ペースタニップローラ62は、第二給送軸21にセットされた原反20a及び20bに向けて搬送中の2つのウェブ10Wを幅方向に一斉に押しつけるようになっている。
一方、切断部61も、切断部移動機構64を介してペースタ本体部63に支持されている。当該切断部移動機構64によって、切断部61は第一給送軸11から給送される2つのウェブ10Wに対して幅方向に一斉に当接することができるようになっており、これにより、切断部61は当該ウェブ10Wを幅方向に一斉に切断可能となっている。
第一給送軸回転駆動部13、ニップローラ回転駆動部81、第二給送軸回転駆動部23、切断部移動機構64、及び、ペースタニップローラ移動機構65は、互いの動作を連関させて制御するための制御部70に接続されている。
制御部70は、ウェブ継ぎ動作の際、第二給送軸回転駆動部23を制御して第二給送軸21の回転を開始させ、第二給送軸21の最外周のウェブの速度を第一給送軸回転駆動部13及びニップローラ回転駆動部81によるウェブ10Wの搬送速度に略一致させ、その後でペースタニップローラ62による押しつけを行うという制御を実施するようになっている。また、制御部70は、切断部61によるウェブ切断のタイミングについて、ウェブ継ぎ用のペーストPの回転位相位置に応じて決定するようになっている。このために、第二給送軸回転駆動部23は、ウェブ継ぎ用のペーストPの回転位相を正確に認識できるようになっている。すなわち、第二給送軸回転駆動部23として、例えばステッピングモータが用いられるか、あるいは、エンコーダを含む制御系が組み込まれた構成が採用され得る。
そして、本実施の形態の制御部70は、第二給送軸21にセットされた2つの原反20a及び20bの各々に対するペースタニップローラ62の押しつけによる搬送中のウェブ10Wの当接のタイミングと、第二給送軸回転駆動部23の回転位相(すなわちペーストPの回転位相位置)とを、相互に関連付けて制御するようになっている。
ここで、第二給送軸21にセットされた2つの原反20a及び20bの各々に対するペースタニップローラ62の押しつけによる搬送中のウェブ10Wの当接のタイミングは、当該ペースタニップローラ62の弾性、新しい原反20a及び20bの各々の弾性、当該ペースタニップローラ62の押しつけの力、当該ペースタニップローラ62の押しつけの速度などにも依存するが、第二給送軸21にセットされた2つの原反20a及び20bの各々の径の大きい小さいに対応して、早い遅いが認識(判断)されるようになっている。
このために、制御部70は、第二給送軸21にセットされた2つの原反20a及び20bの各々の径の情報を利用するようになっている。当該情報は、別途に測定されて当該ウェブ搬送装置1内に入力ないし転送され得る。あるいは、当該ウェブ搬送装置1が、第二給送軸21にセットされた2つの原反20a及び20bの各々の径を測定するセンサを内蔵していてもよい。そのようなセンサは、例えばレーザ変位計などによって構成され得る。
また、本実施の形態の制御部70は、2つの原反20a及び20bの各々がペースタニップローラ62の押しつけによって搬送中のウェブ10Wに当接するタイミングの差(原反が3つ以上の場合は最大差)、すなわち、大径(最大径)である径rの原反が搬送中のウェブ10Wに当接するタイミングから小径(最小径)である径rの原反が搬送中のウェブ10Wに当接するタイミングまでの経過時間が、ペーストPが図7に示す回転位相領域Rを通過する時間よりも長い場合には、相応して、ペーストPが図7に示す回転位相領域Rを通過する時間を遅くするべく、搬送中のウェブ10Wの搬送速度を遅くする、すなわち、第一給送軸11及びニップローラ80の給送速度を遅くするようになっている。
また、本実施の形態の制御部70は、2つの原反20a及び20bの径の差(原反が3つ以上の場合は最大差)が所定の許容値より大きい場合には、第一給送軸11及びニップローラ80を完全に停止させる(給送速度を0にする)ようになっている。例えば、2つの原反20a及び20bの径の差がペースタニップローラ62の弾性変形の許容量を超えている場合、2つの原反20a及び20bの各々に対してペースタニップローラ62の押しつけにより搬送中のウェブ11を当接できなくなる。このような場合、ウェブ継ぎを自動で行うことができないため、ウェブ継ぎは手動でなされることになる。
その他、図1に示すウェブ搬送装置1では、第一給送軸11と第二給送軸21とは同一構成であり、それ自体は周知のターレット機構によって、相互に交替可能となっている。
図1に示すターレット機構について詳しく説明すれば、回動シャフト41を回動可能に軸支する支柱42と、回動シャフト41を回転駆動する回動モータ43と、を有しており、一対の第一給送軸支持アーム12が、それらの基端側において回動シャフト41に固定され、それらの先端側において第一給送軸11の両端部を回転可能に支持している。同様に、一対の第二給送軸支持アーム22が、それらの基端側において回動シャフト41に固定され、それらの先端側において第二給送軸21の両端部を回転可能に支持している。そして、第一給送軸支持アーム12と第二給送軸支持アーム22とが、回動シャフト41を中心として対向するように配置されている。
また、一対の第一サポートロール支持アーム44が、それらの基端側において回動シャフト41に固定され、それらの先端側において第一サポートロール45を回転可能に保持している。更に、一対の第一サポートロール支持アーム44は、第一給送軸支持アーム12と、回動シャフト41の回転方向に対して反対側に90°の角度をなしている。同様に、一対の第二サポートロール支持アーム46が、それらの基端側において回動シャフト41に固定され、それらの先端側において第二サポートロール47を回転可能に保持している。更に、一対の第二サポートロール支持アーム46は、第二給送軸支持アーム22と、回動シャフト41の回転方向に対して反対側に90°の角度をなしている。
そして、第一給送軸支持アーム12の先端側に、第一給送軸11の回転を駆動する第一給送軸回転駆動部13が設けられ、第二給送軸支持アーム22の先端側に、第二給送軸21の回転を駆動する第二給送軸回転駆動部23が設けられている。
次に、以上のような構成からなる本実施の形態の作用について図1乃至図4を参照しながら説明する。図3は、図1のウェブ搬送装置によるウェブのウェブ継ぎ動作を説明するための概略側面図である。図4は、図1のウェブ搬送装置によるウェブのウェブ継ぎ動作の制御の一例を説明するためのフロー図である。
図1に示すように、第一給送軸回転駆動部13及びニップローラ回転駆動部81の回転駆動によって、第一給送軸11にセットされた2つの原反10からウェブ10Wがそれぞれ給送され、第一サポートロール45及びペースタニップローラ62を介してニップローラ80によって共通に狭持されながら搬送される。
原反10におけるウェブ10Wの残量が少なくなって、ウェブ継ぎ動作が行われる際には、図3に示すように、先ず、制御部70により第二給送軸回転駆動部23が制御されて、第二給送軸21の回転が開始される。そして、第二給送軸21の最外周のウェブの速度が、次第に増速されて、第一給送軸回転駆動部13及びニップローラ回転駆動部81によるウェブ10Wの搬送速度に一致させられる。
第二給送軸回転駆動部23は、前述の通り、ウェブ継ぎ用のペーストPの回転位相位置を正確に認識できるようになっている。そして、ウェブ継ぎ用のペーストPの回転位相位置の情報は、制御部70に送られるようになっている。そして、当該情報と、第二給送軸21にセットされた2つの原反20a及び20bの各々の径の情報と、に基づいて、制御部70は、大径である径rを有する原反20aへの当接タイミングと小径である径rを有する原反20bへの当接タイミングとの両方について、ペーストPが図7に示す回転位相領域Rにあるという条件を満たすように、ペースタニップローラ62の押しつけ動作を制御する。
ペースタニップローラ62の押しつけ動作の制御は、本実施の形態では、ペースタニップローラ62の押しつけ動作の開始タイミングの制御、すなわち、ペースタニップローラ移動機構65の駆動開始タイミングの制御、だけが行われ、ペースタニップローラ62の押しつけ力や押しつけ速度については、予め設定された値のまま不変である。もっとも、ペースタニップローラ62の押しつけ力や押しつけ速度についても可変として、より好適なウェブ継ぎ動作を実現するようにそれらのパラメータを制御してもよい。
制御部70による制御に従って、ペースタニップローラ移動機構65の駆動が開始されると、ペースタニップローラ62により、搬送中のウェブ10Wが、第二給送軸21にセットされた2つの原反20に対して幅方向に一斉に押しつけられる。より詳細には、図2に示す状態から、搬送中のウェブ10Wは先ず相対的に大径である径rを有する原反20aに当接する。ペースタニップローラ移動機構65の駆動は、当該当接した状態では止まらず、ペースタニップローラ62は更に第二給送軸21に近づいていく。これに伴って、大径である径rを有する原反20aに先に当接したペースタニップローラ62の当該部分は、弾性変形して凹んでいく。その結果、ペースタニップローラ62が搬送中のウェブ10Wを介して小径である径rを有する原反20bに当接する(図9参照)。
ここで、大径である径rを有する原反20aへの当接タイミングと小径である径rを有する原反20bへの当接タイミングとの差であるδtは、当該ウェブ搬送装置1のペースタニップローラ62が原反の径差r−rに対応する凹み深さδdだけ変形する時間に対応する(図10参照)。この経過時間δtが、ペーストPが図7に示す回転位相領域Rを通過する時間よりも短い場合には、制御部70は、大径である径rを有する原反20aへの当接タイミングと小径である径rを有する原反20bへの当接タイミングとの両方について、ペーストPが図7に示す回転位相領域Rにあるという条件を満たすように、ペースタニップローラ62の押しつけ動作を制御するようになっている。これにより、2つのロール状の原反からウェブを給送するウェブ搬送装置において、給送される2つのウェブのウェブ継ぎを安定して行うことができる。
一方、前記経過時間δtが、ペーストPが図7に示す回転位相領域Rを通過する時間よりも長い場合には、そのままの状態では、大径である径rを有する原反20aへの当接タイミングと小径である径rを有する原反20bへの当接タイミングとの両方について、ペーストPが図7に示す回転位相領域Rにあるという条件を満たすことができない。この場合には、制御部70は、ペーストPが図7に示す回転位相領域Rを通過する時間を遅くするべく、搬送中のウェブ10Wの搬送速度を遅くする、すなわち、第一給送軸11及びニップローラ80の給送速度を遅くする。そして、当該経過時間δtがペーストPが図7に示す回転位相領域Rを通過する時間よりも短いという状態になってから、制御部70は、大径である径rを有する原反20aへの当接タイミングと小径である径rを有する原反20bへの当接タイミングとの両方について、ペーストPが図7に示す回転位相領域Rにあるという条件を満たすように、ペースタニップローラ62の押しつけ動作を制御する。
前述の通りペースタニップローラ62の押しつけ動作が実施された後、制御部70の制御に従って切断部移動機構64が駆動され、切断部61により搬送中の各ウェブ10Wが幅方向に一斉に当接されて切断される。具体的には、図7に示すように、各ウェブ10Wの切断の瞬間において図7に示す距離A=距離Bとなるように、ペーストPの回転位相位置(すなわち第二給送軸21の回転位相位置)とウェブ切断のタイミング(すなわち切断部移動機構61の作動開始タイミング)とが相互に関連付けられて制御される。
ウェブ継ぎがなされた後は、第二給送軸21にセットされた2つの新しい原反20からウェブがそれぞれ給送されていく。そして、切断部移動機構64により切断部61が元の位置に復帰すると共に、ペースタニップローラ移動機構65によりペースタニップローラ62も元の位置に復帰される。
その後、ターレット機構によって、第一給送軸11の位置と第二給送軸21の位置とが相互に交替される。具体的には、回動モータ43の駆動により、第一給送軸支持アーム12と、第二給送軸支持アーム22と、第一サポートロール支持アーム44と、第二サポートロール支持アーム46とが、一体として回動され、第一給送軸11の位置と第二給送軸21の位置とが相互に交替される。
以上のウェブ継ぎ動作の制御のフローを、図4に示す。まず、制御部70は、新しい原反の各々の径の情報を取得し(STEP01)、径の最大差(最大径−最小径)を求める(STEP02)。(このとき、当該径の最大差が所定の許容径差を超えている場合には、手動でウェブ継ぎがなされることになるが、その工程はここでは説明を省略する。)
次に、制御部70は、当該径の最大差に対応するペースタニップローラの凹み深さδdの弾性変形所要時間(経過時間δt)を、ペースタニップローラの弾性変形特性(グラフ:図10参照)から取得する。(STEP03)。一方、制御部70は、ウェブ搬送速度Vに対応するように制御される第二給送軸21の回転速度から、ペーストPの回転位相領域R(図7参照)の通過時間ptを計算し(STEP04)、経過時間δtと比較する(STEP05)。
δt≦ptであれば、制御部70は、大径である径rを有する原反20aへの当接タイミングと小径である径rを有する原反20bへの当接タイミングとの両方について、ペーストPが図7に示す回転位相領域Rにあるという条件を満たすように、ペースタニップローラ62の押しつけ動作を制御する(STEP06)。
δt>ptであれば、制御部70は、ペーストPが図7に示す回転位相領域Rを通過する時間を遅くするべく、搬送中のウェブ10Wの搬送速度を遅くする、すなわち、第一給送軸11及びニップローラ80の給送速度を遅くする(STEP07)。そして、δt≦ptという状態になってから、制御部70は、大径である径rを有する原反20aへの当接タイミングと小径である径rを有する原反20bへの当接タイミングとの両方について、ペーストPが図7に示す回転位相領域Rにあるという条件を満たすように、ペースタニップローラ62の押しつけ動作を制御する(STEP08)。
ペースタニップローラ62の押しつけ動作が実施された後、切断部61により搬送中の各ウェブ10Wが幅方向に一斉に当接されて切断され(STEP09)、切断部61及びペースタニップローラ62が元の位置に復帰される(SETP10)。
その後、ターレット機構によって、第一給送軸11の位置と第二給送軸21の位置とが相互に交替される(STEP11)。
以上の通り、本実施の形態によれば、複数の原反20a及び20bの各々がペースタニップローラ62の押しつけによって搬送中のウェブ10Wに当接するタイミングについて、ウェブ10の先端部に付着されたペーストPが図7に示す回転位相領域Rにあるという条件を満たすことができる。これにより、複数のロール状の原反20a及び20bから給送されるウェブのウェブ継ぎを安定して行うことができる。
また、ペーストPが図7に示す回転位相領域Rを通過するのにかかる時間が短く、大径の原反20aが搬送中のウェブ10Wに当接するタイミングから小径の原反20bが搬送中のウェブ10Wに当接するタイミングまでの経過時間よりも短い場合には、前者の時間を長くするために搬送中のウェブ10Wの搬送速度を遅くする制御を実施することによって、前記の条件を確実に満たすことができる。これにより、複数のロール状の原反20a及び20bから給送されるウェブのウェブ継ぎを安定して行うことができる。
1 ウェブ搬送装置
10 原反
10W ウェブ
10E ウェブ後端部
11 第一給送軸
12 第一給送軸支持アーム
13 第一給送軸回転駆動部
20、20a、20b 新たな原反
21 第二給送軸
22 第二給送軸支持アーム
23 第二給送軸回転駆動部
24a、24b 原反セット部
25 回動軸
41 回動シャフト
42 支柱
43 回動モータ
44 第一サポートロール支持アーム
45 第一サポートロール
46 第二サポートロール支持アーム
47 第二サポートロール
61 切断部
62 ペースタニップローラ
63 ペースタ本体部
64 切断部移動機構
65 ペースタニップローラ移動機構
70 制御部
80 ニップローラ
81 ニップローラ回転駆動部
82 駆動ローラ
83 ゴムローラ
100 ウェブ搬送装置
110 原反
110W ウェブ
110E ウェブ後端部
111 第一給送軸
112 第一給送軸支持アーム
113 第一給送軸回転駆動部
120、120a、120b 原反
121 第二給送軸
122 第二給送軸支持アーム
123 第二給送軸回転駆動部
141 回動シャフト
142 支柱
143 回動モータ
144 第一サポートロール支持アーム
145 第一サポートロール
146 第二サポートロール支持アーム
147 第二サポートロール
161 切断部
162 ペースタニップローラ
163 ペースタ本体部
164 切断部移動機構
165 ペースタニップローラ移動機構
170 制御部
180 ニップローラ
181 ニップローラ回転駆動部

Claims (5)

  1. 複数の原反が軸方向に同軸にセットされる第一給送軸と、
    前記第一給送軸の複数の原反からそれぞれ給送されるウェブを共通に狭持して搬送するニップローラと、
    ウェブ継ぎ動作の際、前記第一給送軸と前記ニップローラとの間で搬送中の複数のウェブを幅方向に切断する切断部と、
    新しい複数の原反が軸方向に同軸にセットされる第二給送軸と、
    前記第二給送軸の回転を駆動する回転駆動部と、
    ウェブ継ぎ動作の際、前記切断部と前記ニップローラとの間で、前記第二給送軸にセットされた新しい複数の原反に対して搬送中のウェブを押しつけるペースタニップローラと、
    を備え、
    前記第二給送軸にセットされた新しい複数の原反の各々は、ウェブの先端部にペーストが付着されており、
    ウェブ継ぎ動作の際、第二給送軸にセットされた複数の原反の各々に対するペースタニップローラの押しつけによる搬送中のウェブの当接のタイミングと、前記回転駆動部の回転位相とが、相互に関連付けられて制御されるようになっている
    ことを特徴とするウェブ搬送装置。
  2. ウェブ継ぎ動作の際、第二給送軸にセットされた複数の原反に対するペースタニップローラの押しつけによる搬送中のウェブの当接のタイミングの最大差に基づいて、第一給送軸及びニップローラの給送速度も制御されるようになっている
    ことを特徴とする請求項1に記載のウェブ搬送装置。
  3. 第二給送軸にセットされた複数の原反の各々に対するペースタニップローラの押しつけによる搬送中のウェブの当接のタイミングは、第二給送軸にセットされた複数の原反の各々の径に基づいて認識されるようになっている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のウェブ搬送装置。
  4. 第二給送軸にセットされた複数の原反の各々の径を測定するセンサ
    を更に備えたことを特徴とする請求項3に記載のウェブ搬送装置。
  5. 第一給送軸と第二給送軸とは、同一の構成を有していて、ターレット機構を介して相互に交替可能となっている
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のウェブ搬送装置。
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