JP6051350B1 - 資材供給装置、及び、吸収性物品の製造装置 - Google Patents

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Abstract

先行の資材(5a)に、後行の資材(5b)として接合することによって、先行の資材に連続させて後行の資材を吸収性物品に係る加工装置(3)に供給する資材供給装置(2)であって、先行の資材コイル(6a)と後行の資材コイル(6b)をそれぞれ片持ち状に支持する一対の回転軸(32,33)が設けられ、一対の回転軸と共に旋回可能に支持された旋回部材(30)と、接合ユニット(23)と、後行の資材コイルを支持する回転軸の端部のうち旋回部材側とは反対側の端部を支持する支持部(51)を備え、支持部が、回転軸の端部を支持する支持位置(P1)と、支持位置から離れた退避位置(P2)との間を、移動可能な支持ユニット(50)と、を有し、旋回部材の旋回時に、支持部が退避位置に位置すること。

Description

本発明は、資材供給装置、及び、吸収性物品の製造装置に関する。
使い捨ておむつ等の吸収性物品を構成する不織布やフィルム等の資材は、一般に、コイル状に巻かれた資材コイルの状態で保管される。そして、資材コイルから連続して繰り出される資材が、吸収性物品に係る加工装置に供給される。現在供給している資材コイルが終わりに近づくと、新しい資材コイルから資材を供給する必要がある。そのため、例えば特許文献1には、旧資材の加工ラインへの搬送を停止し、端部に両面テープが貼り付けられた新資材と旧資材とを挟んで接合するニップ手段を備えた資材供給装置(資材継ぎ装置)が開示されている。この装置では、ニップ手段よりも下流側において、旧資材をアキュームロール等によって予め溜めておき、資材の接合中はその溜めておいた資材を供給する。よって、加工ラインを停止することなく、旧資材と新資材を接合できる。
特開2014−12599号公報
資材供給装置において、資材コイルを回転させる回転軸を両持ち構造にすると、装置が大型化し、コストがかかってしまう。一方、回転軸を片持ち構造にすると、資材コイルの重量が重い場合に、支持されていない側の回転軸の端部が下がってしまう、所謂前垂れが生じてしまう。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、資材供給装置の小型化、低コスト化を図りつつ、回転軸の前垂れ(片持ち梁のたわみ)を抑制することである。
上記目的を達成するための主たる発明は、資材コイルから連続して繰り出される先行の資材に、別の資材コイルの資材を後行の資材として接合することによって、前記先行の資材に連続させて前記後行の資材を吸収性物品に係る加工装置に供給する資材供給装置であって、先行の資材コイルと後行の資材コイルをそれぞれ片持ち状に支持する一対の回転軸が設けられ、前記一対の回転軸と共に旋回可能に支持された旋回部材と、一方の前記回転軸を駆動することによって回転する前記後行の資材コイルの外周面に向けて、他方の前記回転軸を駆動することによって前記先行の資材コイルから繰り出される前記先行の資材の押し付け動作を行い、前記先行の資材に前記後行の資材を接合する接合ユニットと、前記後行の資材コイルを支持する前記回転軸の端部のうち前記旋回部材側とは反対側の端部を支持する支持部を備え、前記支持部が、前記回転軸の端部を支持する支持位置と、前記支持位置から離れた退避位置との間を、移動可能な支持ユニットと、を有し、前記旋回部材の旋回時に、前記支持部が前記退避位置に位置すること、を特徴とする資材供給装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、資材供給装置の小型化、低コスト化を図りつつ、回転軸の前垂れ(片持ち梁のたわみ)を抑制することができる。
吸収性物品の製造装置の概略正面図である。 吸収性物品の製造装置の概略平面図である。 支持ユニットを説明する図である。 繰り出し用回転軸の周辺を説明する図である。 図5Aは作業者がクレーンを用いて資材供給装置に資材コイルをセットする図であり、図5Bはクレーンの稼働範囲を説明する図である。 先行の資材と後行の資材の接合処理のフロー図である。 支持ユニットの動作説明図である。 第2実施形態における資材供給装置の概略正面図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
資材コイルから連続して繰り出される先行の資材に、別の資材コイルの資材を後行の資材として接合することによって、前記先行の資材に連続させて前記後行の資材を吸収性物品に係る加工装置に供給する資材供給装置であって、先行の資材コイルと後行の資材コイルをそれぞれ片持ち状に支持する一対の回転軸が設けられ、前記一対の回転軸と共に旋回可能に支持された旋回部材と、一方の前記回転軸を駆動することによって回転する前記後行の資材コイルの外周面に向けて、他方の前記回転軸を駆動することによって前記先行の資材コイルから繰り出される前記先行の資材の押し付け動作を行い、前記先行の資材に前記後行の資材を接合する接合ユニットと、前記後行の資材コイルを支持する前記回転軸の端部のうち前記旋回部材側とは反対側の端部を支持する支持部を備え、前記支持部が、前記回転軸の端部を支持する支持位置と、前記支持位置から離れた退避位置との間を、移動可能な支持ユニットと、を有し、前記旋回部材の旋回時に、前記支持部が前記退避位置に位置すること、を特徴とする資材供給装置。
このような資材供給装置によれば、旋回部材が回転軸を片持ち状に支持するため、装置の小型化、低コスト化を図れる。また、後行の資材コイルを支持する回転軸を支持ユニットが適宜支持することで、回転軸の前垂れ(片持ち梁のたわみ)を抑制できる。また、旋回部材の旋回時には、支持部が退避位置に位置するため、支持部と回転軸とが接触せずに回転軸を旋回させることができる。
かかる資材供給装置であって、前記接合ユニットによる前記押し付け動作時に、前記支持部が前記支持位置に位置することを特徴とする資材供給装置。
このような資材供給装置によれば、後行の資材コイルを支持する回転軸の前垂れを抑制した状態で、先行の資材と後行の資材を接合できる。よって、先行の資材と後行の資材を幅方向に亘って確実に接合できる。
かかる資材供給装置であって、前記接合ユニットによる前記押し付け動作が終了してから、前記後行の資材コイルを支持する前記回転軸が少なくとも1回転した後に、前記旋回部材が旋回することを特徴とする資材供給装置。
このような資材供給装置によれば、後行の資材の搬送が安定した状態で、後行の資材コイルを旋回できるので、旋回時にも安定して加工装置に資材を供給できる。
かかる資材供給装置であって、前記後行の資材コイルがセットされる前記回転軸の位置と、前記接合ユニットによる前記押し付け動作時に前記後行の資材コイルを支持する前記回転軸の位置とが、同じであり、前記後行の資材コイルのセット時に、前記支持部が前記退避位置に位置することを特徴とする資材供給装置。
このような資材供給装置によれば、支持部と後行の資材コイルとが接触することなく、後行の資材コイルをセットできる。また、新しく重量の重い後行の資材コイルを、押し付け動作を行う位置に向けて旋回する必要がないため、旋回時の動力を小さくでき、装置の低コスト化を図れる。
かかる資材供給装置であって、前記後行の資材コイルが前記回転軸にセットされてから当該回転軸が回転するまでの間に、前記支持部が前記退避位置から前記支持位置へ移動することを特徴とする資材供給装置。
このような資材供給装置によれば、後行の資材コイルのセット後に出来る限り早く支持部が回転軸を支持するので、回転軸の前垂れを抑制できる。また、回転軸の回転中に前垂れが抑制されるので、回転軸の耐久性を高められる。
かかる資材供給装置であって、前記支持部が前記退避位置から前記支持位置へ移動する際に、前記支持部は前記回転軸の下方から上昇して前記回転軸を支持することを特徴とする資材供給装置。
このような資材供給装置によれば、回転軸が前垂れしていても支持部が下方から回転軸をスムーズに支持できる。また、回転軸の前垂れを修正できる。
かかる資材供給装置であって、前記支持部が、前記支持位置と前記退避位置との間を自動で移動することを特徴とする資材供給装置。
このような資材供給装置によれば、作業者による支持部の移動処理を省略でき、作業者の作業効率を高められる。
かかる資材供給装置であって、前記一対の回転軸のうち前記支持部が支持する前記回転軸とは異なる前記回転軸を支持する別の支持ユニットを有することを特徴とする資材供給装置。
このような資材供給装置によれば、後行の資材コイルが旋回した後も、後行の資材コイルを支持する回転軸が別の支持ユニットで支持される。よって、回転軸の前垂れによる資材の蛇行や皺の発生等を抑えて資材を供給できる。
かかる資材供給装置と、前記加工装置と、を有する吸収性物品の製造装置であって、前記資材供給装置から第1方向を搬送方向として送られる前記先行の資材又は前記後行の資材が、平面視で前記第1方向と交差する第2方向に搬送方向を変更して前記加工装置へ送られることを特徴とする吸収性物品の製造装置。
このような吸収性物品の製造装置によれば、資材供給装置の近くに予備の資材コイルを配置できる。よって、作業者が資材コイルのセット作業を効率よく行える。
かかる吸収性物品の製造装置であって、資材コイルから連続して繰り出される資材を前記加工装置に供給する別の資材供給装置を有し、前記資材供給装置、及び、前記別の資材供給装置は、前記資材コイルを昇降するクレーンを個別に有することを特徴とする吸収性物品の製造装置。
このような吸収性物品の製造装置によれば、頻繁に資材コイルのセットを行う場合や、資材コイルのセットに掛けられる時間が短い場合等に、資材コイルのセットのタイミングが別の資材供給装置と重複していても、別の資材供給装置でのセットに合わせてクレーンを使用する必要がなくなる。よって、加工装置を停止することなく資材コイルのセットを行える。
かかる吸収性物品の製造装置であって、前記クレーンは、前記資材コイルを昇降するホイストと、前記ホイストが設けられたジブと、前記ジブを旋回可能に支持する支持部とを有し、前記支持部に対する前記ホイストの相対位置が前記ジブの長手方向に移動可能であり、前記資材供給装置が有する前記クレーンの前記ジブの旋回範囲と、前記別の資材供給装置が有する前記クレーンの前記ジブの旋回範囲とが、重複しないことを特徴とする吸収性物品の製造装置。
このような吸収性物品の製造装置によれば、作業者が資材コイルのセット時に、周囲のクレーンの衝突についての注意を払う必要がなくなり、作業効率を高められる。
===第1実施形態===
図1は吸収性物品の製造装置1の概略正面図である。図2は吸収性物品の製造装置1の概略平面図である。図3は支持ユニット50を説明する図であり、資材供給装置2の概略正面図である。図4は繰り出し用回転軸32,33の周辺を説明する図である。図5Aは作業者がクレーン40を用いて資材供給装置2に資材コイル6をセットする図である。図5Bはクレーン40の稼働範囲47を説明する図であり、資材供給装置2の概略平面図である。
<吸収性物品の製造装置1>
吸収性物品の製造装置1は、使い捨ておむつや生理用ナプキン等の吸収性物品を構成する複数の連続する資材(例えば不織布やフィルム等)をそれぞれ繰り出す複数の資材供給装置2と、複数の資材供給装置2からそれぞれ繰り出された複数の資材を吸収性物品に加工する加工装置3と、ターンバー4とを有する。吸収性物品の製造装置1は、互いに直交するX方向、Y方向、及び、鉛直方向を有する。なお、X方向及びY方向は直交するに限らず交差していればよい。
図2に示すように、加工装置3はその長手方向がY方向に沿って配置されている。資材供給装置2はその長手方向がX方向に沿って配置されており、複数の資材供給装置2はY方向に間隔を空けて配置されている。つまり、加工装置3と複数の資材供給装置2とが直角に配置されている。資材供給装置2ではX方向に資材5が搬送される。資材供給装置2から繰り出された資材5は、X方向に搬送された後、ターンバー4によって搬送方向が変更され、搬送方向をY方向として加工装置3に供給される。加工装置3ではY方向に資材5が搬送されつつ吸収性物品へと加工される。
ターンバー4は、図2に示すように、その軸方向がX方向及びY方向に対して45°傾斜した方向に沿って配置される。ターンバー4に資材5が掛け回されると、資材5の搬送方向がX方向からY方向へと変更される。なお、図1では、ターンバー4に掛け回された資材5が、搬送ローラー7aに掛け回されて鉛直方向に搬送され、鉛直方向の位置が調整された後に、搬送ローラー7bに掛け回されてY方向に搬送されている。
資材供給装置2にセットされる資材は、連続する資材5が紙管にコイル状に巻かれた資材コイル6の形態を成す。図2に示すように予備の資材コイル6は、資材供給装置2に対してX方向における加工装置3側とは反対側の通路8から搬送される。そして、資材供給装置2と通路8との間に予備の資材コイル6が配置される。
なお、加工装置3と複数の資材供給装置2とを直角に配置するに限らず、各装置2,3の長手方向を揃え、資材5の搬送方向を揃えてもよい。但しその場合、例えば資材供給装置2の短手方向において、資材コイル6をセットする作業者の作業スペース分だけ離れた位置に予備の資材コイル6を配置することになる。
そのため、本実施形態のように各長手方向が交差するように加工装置3と資材供給装置2を配置するとよい。つまり、資材供給装置2からX方向(第1方向)を搬送方向として送られる資材5(先行の資材又は後行の資材)が、平面視でX方向に交差するY方向(第2方向)に搬送方向を変更して加工装置3へ送られるようにするとよい。そうすることで、図2に示すように資材供給装置2の近くに予備の資材コイル6を配置できる。よって、作業者が資材コイル6のセット作業を効率よく行える。また、資材コイル6のセット時に使用されるクレーン40(後述)を小型化できる。
<資材供給装置2>
資材供給装置2には2つの資材コイル6がセットされる。そして資材供給装置2は、一方の資材コイル6aから連続して繰り出される先行の資材5aに、別の資材コイル6bの資材を後行の資材5bとして接合することによって、先行の資材5aに連続させて後行の資材5bを加工装置3に供給する。そのために資材供給装置2は、図1に示す枠体21と、装置の床部に立設する支持部材22と、旋回部材30と、接合ユニット23と、切断ユニット24と、テンションコントローラー25と、クレーン40と、図3に示す支持ユニット50と、これらを制御する制御部26とを有する。
旋回部材30は、帯板状の部材であり、その中央部にY方向に沿った旋回用回転軸31が設けられている。旋回用回転軸31は支持部材22に回転可能に支持され、不図示のサーボモーターの駆動によって回転する。旋回用回転軸31の回転により、旋回部材30は旋回用回転軸31の周りを旋回する。また旋回部材30の長手方向の両端部にはY方向に沿った一対の繰り出し用回転軸32,33が設けられている。一対の繰り出し用回転軸32,33の一方に先行の資材コイル6aがセットされ、他方に後行の資材コイル6bがセットされる。旋回部材30が180°旋回すると、一対の繰り出し用回転軸32,33も共に旋回する。そうすると、一対の繰り出し用回転軸32,33の位置が入れ替わり、先行の資材コイル6aと後行の資材コイル6bの位置も入れ替わる。
また、図4に示すように、旋回部材30には一対の繰り出し用回転軸32,33をそれぞれ駆動回転させる一対のサーボモーター34,34が固定されている。各サーボモーター34,34の出力軸34a,34a、及び、各繰り出し用回転軸32,33の一端部に、プーリ35,35が掛け回されており、サーボモーター34,34の回転力が繰り出し用回転軸32,33に伝達される。繰り出し用回転軸32,33が回転すると、資材コイル6a,6bも回転し、資材コイル6a,6bから資材5が繰り出される。
また、繰り出し用回転軸32,33の一端部は軸受け36,36及びブラケット37,37を介して旋回部材30に支持されているが、他端部は旋回部材30に支持されていない。つまり、繰り出し用回転軸32,33及び資材コイル6は旋回部材30に回転可能且つ片持ち状に支持される。但し、繰り出し用回転軸32,33の他端部にも軸受け38,38及びブラケット39,39が設けられている。これは後述する支持ユニット50が、繰り出し用回転軸32,33の他端部を回転可能に支持するためである。なお、繰り出し用回転軸32,33としてエアシャフトを例示できる。エアシャフトは、シャフトに設けられた膨張体がエアの注入により突出するため、資材コイル6a,6bを位置ずれなく保持できる。
接合ユニット23は、一対の繰り出し用回転軸32,33の一方の駆動によって回転する後行の資材コイル6bの外周面に向けて、他方の繰り出し用回転軸32,33の駆動によって先行の資材コイル6aから繰り出される先行の資材5aの押し付け動作を行い、先行の資材5aに後行の資材5bを接合する。なお、後行の資材コイル6bの先端部には、その外周面に接合用の両面テープが設けられているものとする。
そのために、接合ユニット23は、Y方向に沿った回転軸23a回りに揺動可能に支持されたアーム部材23bと、アーム部材23bの揺動端部においてY方向に沿った回転軸23cに回転可能に支持されたプレスロール23dと、アーム部材23bを駆動するエアシリンダー等のアクチュエータ23eとを有する。アーム部材23bの揺動動作により、プレスロール23dは、後行の資材コイル6bの外周面に接触する接合位置と、接合位置から離れた退避位置との間を移動可能である。なお、プレスロール23dは、資材5の接触によって連れ回る従動ロールであっても、サーボモーター等の駆動源により回転する駆動ロールであってもよい。
切断ユニット24は、先行の資材5aと後行の資材5bの接合位置よりも上流側において、先行の資材5aを切断し、先行の資材5aの加工装置3への供給を終了する。そのために、切断ユニット24は、Y方向に沿った回転軸24a回りに揺動可能に支持されたアーム部材24bと、アーム部材24bの揺動端部に固定されたカッター刃24cと、アーム部材24bを駆動するエアシリンダー等のアクチュエータ24dとを有する。アーム部材24bの揺動動作により、カッター刃24cは、先行の資材5aに接触する切断位置と、切断位置から離れた待機位置との間を移動可能である。
なお、この実施形態では、先行の資材5aと後行の資材5bの接合位置を固定とする。具体的には、X方向上流側の繰り出し用回転軸(図1では32)が支持する先行の資材コイル6aから繰り出される先行の資材5aと、X方向下流側の繰り出し用回転軸(図1では33)が支持する後行の資材コイル6bの外周面とが、接合される。また、繰り出し用回転軸32,33は反時計回りに回転し、資材コイル6a,6bの下方から資材5a,5bが繰り出されるとする。よって、接合ユニット23及び切断ユニット24は資材コイル6a,6bの下方に位置し、旋回部材30は時計周りに回転する。また、接合ユニット23及び切断ユニット24は旋回部材30とともに旋回しないものとする。
テンションコントローラー25は、接合ユニット23よりも下流側に配置され、テンションコントローラー25を出た資材5の張力が目標値となるように調整する。そのために、テンションコントローラー25は、所謂ダンサーローラーの構成を採用し、一対の固定ローラー25a,25aと、一対の固定ローラー25a,25a間の資材5の長さ(ループの大きさ)を調整する可動ローラー25bとを有する。資材5の張力が目標値よりも小さい場合、一対の固定ローラー25a,25a間の資材5の長さが長くなるように可動ローラー25bは移動する。逆に資材5の張力が目標値よりも大きい場合には、一対の固定ローラー25a,25a間の資材5の長さが短くなるように可動ローラー25bは移動する。
クレーン40は、図5Aに示すように、資材コイル6を昇降するホイスト41(吊り装置)と、ホイスト41が設けられた長尺状のジブ42と、ジブ42を旋回可能に支持する支持部43とを有する。支持部43は資材供給装置2の枠体21の上部に設けられている。ジブ42は、資材供給装置2のY方向における側面2aのうち資材コイル6がセットされる側に突き出ている。また、ジブ42は、X方向及びY方向に沿う水平面上を、支持部43との連結金具44を軸に旋回する。ホイスト41は鉛直方向に昇降するとともに、ジブ42の長手方向に移動可能である。なお、支持部43に対するホイスト41の相対位置がジブ42の長手方向に移動可能であればよく、例えばジブ42が長手方向に伸縮してもよい。
このような構成のクレーン40を資材供給装置2に設けることで、例えば図2に示すように資材供給装置2のX方向における側面の隣に配置された予備の資材コイル6を作業者が繰り出し用回転軸32,33に容易にセットできる。なお、資材コイル6のセット方法について説明すると、作業者は先ず予備の資材コイル6上までジブ42を旋回するとともにホイスト41を下降する。そして、作業者はホイスト41が有するフック46に固定された昇降用の治具45に予備の資材コイル6を取り付ける。次に、作業者はジブ42を旋回するとともにホイスト41で資材コイル6を吊り上げ、資材コイル6の紙管と繰り出し用回転軸32,33の位置合わせを行う。その後、作業者はホイスト41をジブ42の長手方向に移動し、資材コイル6の紙管を繰り出し用回転軸32,33に差し込む。こうして資材コイル6のセットが完了する。
また、前述のように、吸収性物品の製造装置1は複数の資材供給装置2を有する。そして、複数の資材供給装置2は図2に示すように、資材コイル6を昇降するクレーン40を個別に有する。そのため、頻繁に資材コイル6のセットを行う場合や、資材コイル6のセットに掛けられる時間が短い場合等に、資材コイル6のセットのタイミングが別の資材供給装置2と重複していても、別の資材供給装置2でのセットに合わせてクレーン40を使用する必要がない。よって、加工装置3を停止することなく資材コイル6のセットを行える。但しこれに限らず、複数の資材供給装置2でクレーン40を共有してもよい。
また、本実施形態では、図5Bに示すように、ジブ42の旋回範囲47が180度以下であり、資材供給装置2のY方向一方側の側面2aから突き出るジブ42が、その側面2aよりもY方向の他方側に突き出ないようにクレーン40が設置されている。つまり、ある資材供給装置2が有するクレーン40のジブ42の旋回範囲47と、別の資材供給装置2が有するクレーン40のジブ42の旋回範囲47とが、重複しないように設置されている。そうすることで、作業者が資材コイル6のセット時に、周囲のクレーン40の衝突についての注意を払う必要がなくなり、作業効率を高められる。但しこれに限らずジブ42の旋回範囲47が重複していてもよい。
支持ユニット50は、図3に示すように、支持部51と、昇降用シリンダー52と、本体部53と、水平移動機構54とを有する。支持部51は、後行の資材コイル6bを支持する繰り出し用回転軸32,33の端部のうち旋回部材30側とは反対側の端部を支持する。また、一対の繰り出し用回転軸32,33のうちX方向下流側に位置する繰り出し用回転軸32,33の端部を支持部51が支持する。なお、旋回部材30の旋回により一対の繰り出し用回転軸32,33の位置が入れ替わる。そのため、支持部51は一対の繰り出し用回転軸32,33を交互に支持することになる。また、支持部51は略直方体形状の部材であり、その上面のうちY方向の中央部が窪んでいる。その窪みはY方向に見て下方に湾曲しており、その窪みに、繰り出し用回転軸32,33及び軸受け38を囲う中空円筒状のブラケット39が嵌まる。
昇降用シリンダー52は、支持部51を下方から支持し、支持部51を鉛直方向に昇降させる。本体部53は、昇降用シリンダー52を下方から支持する。水平移動機構54は、X方向に沿ったガイドレール54aと、ガイドレール54a上を往復移動するスライドテーブル54bとを有する。スライドテーブル54bは下方から本体部53を支持し、支持部51、昇降用シリンダー52、及び本体部53を、X方向に往復移動させる。なお、昇降用シリンダー52としてはロッドシリンダー等を例示できる。また、水平移動機構54としてはロッドレスシリンダーやボールねじ機構やラック・ピニオン機構等を例示できる。
支持部51は、昇降用シリンダー52及び水平移動機構54によって、繰り出し用回転軸32,33の端部を支持する支持位置p1と、支持位置p1から離れた退避位置p2との間を移動可能である。また、資材供給装置2の制御部26は、昇降用シリンダー52及び水平移動機構54の駆動源(例えばサーボモーター等)と電気的に接続され、両者52,54の動きを制御する。つまり、本実施形態の資材供給装置2では、制御部26による制御に従って、支持部51が支持位置p1と退避位置p2との間を自動で移動する。そのため、作業者による支持部51の移動処理を省略でき、作業者の作業効率を高められる。但しこれに限らず、作業者が手動で支持部51を移動してもよい。
<先行の資材5aと後行の資材5bの接合処理>
図6は先行の資材5aと後行の資材5bの接合処理のフロー図である。図7は支持ユニット50の動作説明図である。資材供給装置2の制御部26は、先行の資材コイル6aの残量が規定値以下になると、先行の資材5aを後行の資材コイル6bの外周面に押し付けて接合する。その前の状態では、図2に示すように、X方向上流側の繰り出し用回転軸32に支持された先行の資材コイル6aから繰り出される先行の資材5aが加工装置3へ供給されている。一方、作業者はクレーン40を用いてX方向下流側の繰り出し用回転軸33に後行の資材コイル6bのセットを行う(S01)。後行の資材コイル6bのセット時には、支持ユニット50の支持部51と後行の資材コイル6bとが接触しないように、支持部51は退避位置p2に位置している。
後行の資材コイル6bのセットが完了したことを、作業者が制御部26に入力すると、制御部26は、支持部51を退避位置p2から支持位置p1へと移動させる(S02)。具体的には、図7に示すように、先ず水平移動機構54が支持部51を繰り出し用回転軸33の下方の位置までX方向の上流側に移動させる。次に、昇降用シリンダー52が繰り出し用回転軸33を支持する位置まで(詳しくは支持部51がブラケット39に当接するまで)支持部51を上昇させる。
次に、制御部26は、後行の資材コイル6bを支持する繰り出し用回転軸、つまりX方向下流側の繰り出し用回転軸(図1では33)を回転させ、後行の資材コイル6bの回転を開始する(S03)。制御部26は、後行の資材コイル6bの周速値が、先行の資材5aの繰り出し速度値と等しくなるように、つまり加工装置3における資材5の搬送速度と等しくなるように、後行の資材コイル6bの周速を加速する。
次に、制御部26は、後行の資材コイル6bの外周面に向けて先行の資材5aの押し付け動作を行い、先行の資材5aに後行の資材5bを接合する。そのために制御部26は、後行の資材コイル6bの外周面のうちの先端部(つまり接合用の両面テープが設けられた部位)と接合ユニット23のプレスロール23dとが対向するタイミングにて、プレスロール23dを退避位置から接合位置へと移動させる。そうして、後行の資材コイル6bから繰り出される後行の資材5bの加工装置3への供給が開始する(S04)。
次に、制御部26は、プレスロール23dを接合位置から退避位置へと移動させるとともに、切断ユニット24のカッター刃24cを退避位置から切断位置へと移動させ、先行の資材5aを先行の資材コイル6aの紙管から切り離す切断動作を行う。これにより先行の資材5aの加工装置3への供給が停止する。よって制御部26は先行の資材コイル6aを支持する繰り出し用回転軸、つまりX方向上流側の繰り出し用回転軸(図1では32)の回転を停止する(S05)。
そして、制御部26は、プレスロール23dによる押し付け動作が終了してから後行の資材コイル6bが1回転以上回転した後に、旋回部材30を旋回する。そのために、制御部26は支持部51を支持位置p1から退避位置p2へと移動させる(S06)。具体的には図7に示すように、先ず昇降用シリンダー52が支持部51を下方へ移動させる。次に水平移動機構54が支持部51を繰り出し用回転軸33よりもX方向の下流側に移動させる。その後、制御部26は旋回部材30を時計回りに180度旋回する(S07)。これにより後行の資材コイル6bは先行の資材コイル6aが位置した場所に移動する。そして、作業者はX方向下流側の繰り出し用回転軸(33と入れ替わった32)に新しい次の資材コイル6のセットを行う(S08)。資材供給装置2が加工装置3への資材供給を終了するまでの間、制御部26は上記の処理を繰り返す。
以上のように、本実施形態の資材供給装置2では、先行の資材コイル6aの残量が少なくなると、一対の繰り出し用回転軸32,33のうちの一方の駆動により回転する後行の資材コイル6bの外周面に、他方の繰り出し用回転軸32,33の駆動により先行の資材コイル6aから繰り出される先行の資材5aの押し付け動作が行われ、先行の資材5aに後行の資材5bが接合される。そのため、資材供給装置2から途切れることなく連続して加工装置3に資材5が供給され、加工装置3は停止することなく吸収性物品を製造できる。
また、吸収性物品を構成する資材数は多く、吸収性物品の製造装置1では、加工装置3に対して複数の資材供給装置2を配置することになる。図2に示すように複数の資材供給装置2と加工装置3を直角に配置する場合に、繰り出し用回転軸32,33を両持ち構造にすると、装置幅が広がり、資材供給装置2の配置が難しくなってしまう。また、装置構成が複雑化するためコストがかかってしまう。特に、本実施形態の資材供給装置2のように旋回部材30により一対の繰り出し用回転軸32,33の位置が入れ替わる場合に両持ち構造にすると、より一層装置が大型化し、コストがかかってしまう。そのため、本実施形態の資材供給装置2では繰り出し用回転軸32,33が資材コイル6を片持ち状に支持する。
但し、繰り出し用回転軸32,33が資材コイル6を常時片持ち状に支持すると、資材コイル6の重量が重い場合に、旋回部材30に支持されていない側の繰出し用回転軸32,33の端部が下がってしまう。所謂前垂れ(片持ち梁のたわみ)が生じてしまう。
そこで、本実施形態の資材供給装置2は、後行の資材コイル6b、つまり資材供給が未だなされていない重い資材コイル6bを支持する繰り出し用回転軸32,33の端部のうち旋回部材30側とは反対側の端部を支持する支持部51を備える。更に、支持部51は、繰り出し用回転軸32,33の端部を支持する支持位置p1と、支持位置p1から離れた退避位置p2との間を移動可能となっている。
そのため、繰り出し用回転軸32,33を片持ち構造にして装置の小型化、低コスト化を図りつつ、旋回部材30に支持されていない繰り出し用回転軸32,33の端部を支持部51によって適宜支持できる。よって、繰り出し用回転軸32,33及び資材コイル6の前垂れを抑制できる。例えば、後行の資材コイル6bからの資材供給時に支持部51が繰り出し用回転軸32,33を支持することで、繰り出し用回転軸32,33の前垂れによる資材5の蛇行や皺の発生等を抑えて資材5を供給できる。また、繰り出し用回転軸32,33の耐久性を高められる。
そして、旋回部材30の旋回時には、支持部51は退避位置p2に位置する。そのため、繰り出し用回転軸32,33と支持部51とが接触することなく、繰り出し用回転軸32,33を旋回させることができる。換言すると、支持部51を旋回部材30とともに旋回させる必要がないため、装置構成を簡素化でき、装置の低コスト化を図れる。
また、接合ユニット23(プレスロール23d)による後行の資材コイル6bの外周面に向けての先行の資材5aの押し付け動作時には、支持部51が支持位置p1に位置する。そのため、後行の資材コイル6bを支持する繰り出し用回転軸32,33の前垂れを抑制した状態で、先行の資材5aと後行の資材5bを接合できる。よって、先行の資材5aと後行の資材5bとを幅方向に亘って確実に接合できる。
また、本実施形態の資材供給装置2では、後行の資材コイル6bがセットされる繰り出し用回転軸32,33の位置と、接合ユニット23による押し付け動作時に後行の資材コイル6bを支持する繰り出し用回転軸32,33の位置とが同じである。つまり、支持部51が支持可能な位置に位置する繰り出し用回転軸32,33、本実施形態の場合はX方向下流側に位置する繰り出し用回転軸32,33に、後行の資材コイル6bがセットされる。
仮にX方向上流側に位置する繰り出し用回転軸32,33に後行の資材コイル6bがセットされる場合、新品の重量の重い後行の資材コイル6bを、押し付け動作を行う位置に向けて旋回する必要がある。しかし、上記の場合にはその必要がないため、旋回部材30の旋回動力を小さくでき、装置の低コスト化を図れる。更に上記の場合には、X方向上流側に位置する繰り出し用回転軸32,33が新品の重量の重い後行の資材コイル6bを支持することがない。そのため、X方向上流側に位置する繰り出し用回転軸32,33を支持する支持ユニットを設けなくてもよく、X方向下流側に位置する繰り出し用回転軸32,33を支持する支持ユニット50を設けるだけでよい。よって、装置を簡素化でき、低コスト化を図れる。
そして、後行の資材コイル6bのセット時には支持部51が退避位置p2に位置する。そのため、後行の資材コイル6bと支持部51とが接触することなく、後行の資材コイル6bを繰り出し用回転軸32,33にセットできる。詳説すると、支持部51に加えて昇降用シリンダー52及び本体部53も退避位置p2に位置し、後行の資材コイル6bに接触しない配置となる。
但し上記に限らず、X方向上流側に位置する繰り出し用回転軸32,33に後行の資材コイル6bをセットしてもよい。その場合、後行の資材コイル6bのセット時に、後行の資材コイル6bと支持ユニット50とが接触するおそれがない。この場合、繰り出し用回転軸32,33が支持ユニット50に接触せずに旋回できればよいので、支持部51がX方向に移動せずに昇降するだけの構成でもよい。
また、本実施形態の資材供給装置2では、後行の資材コイル6bが繰り出し用回転軸32,33にセットされてから当該繰り出し用回転軸32,33が回転するまでの間に、支持部51が退避位置p2から支持位置p1へ移動する。つまり、後行の資材コイル6bがセットされた後、支持部51が繰り出し用回転軸32,33を出来る限り早く支持する。そのため、繰り出し用回転軸32,33の前垂れをより一層抑制できる。また、新品の重量の重い後行の資材コイル6bを支持する繰り出し用回転軸32,33の回転中に支持部51によって前垂れが抑制されるので、繰り出し用回転軸32,33の耐久性を高められる。
また、接合ユニット23による押し付け動作が終了してから、後行の資材コイル6bを支持する繰り出し用回転軸32,33が少なくとも1回転した後に、旋回部材30が旋回する。そのため、後行の資材5bの搬送が安定した状態で、後行の資材コイル6bを旋回できる。よって、旋回時にも安定して加工装置3に資材5を供給できる。また、後行の資材コイル6bが消費されて軽くなった状態で旋回部材30等を旋回できる。よって、旋回部材30の旋回動力を小さくでき、装置の低コスト化を図れる。
更に好ましくは、旋回部材30が旋回する直前まで、後行の資材コイル6bを支持する繰り出し用回転軸32,33を支持部51が支持するようにするとよい。そうすることで、供給開始時の重い後行の資材コイル6bを支持する繰り出し用回転軸32,33の前垂れを抑制でき、資材5の蛇行や皺の発生等を抑えて資材5を供給できる。
また、支持部51が退避位置p2から支持位置p1へ移動する際に、支持部51が水平移動機構54により繰り出し用回転軸32,33の下方まで位置した後、支持部51は昇降用シリンダー52により繰り出し用回転軸32,33の下方から上昇して繰り出し用回転軸32,33を支持する。そのため、支持部51が退避位置p2に位置している間に繰り出し用回転軸32,33に前垂れが生じた場合でも、支持部51が下方から繰り出し用回転軸32,33の端部をスムーズに支持できる。また、支持部51の上昇によって、繰り出し用回転軸32,33の前垂れを修正でき、資材5の蛇行や皺の発生等を抑えて資材5を供給できる。
===第2実施形態===
図8は第2実施形態における資材供給装置2の概略正面図である。第2実施形態の資材供給装置2は、一対の繰り出し用回転軸32,33のうち支持部51が支持する繰り出し用回転軸、つまりX方向下流側に位置する繰り出し用回転軸(図8では33)とは異なる繰り出し用回転軸、つまりX方向上流側に位置する繰り出し用回転軸(図8では32)を支持する別の支持ユニット60を有する。なお、別の支持ユニット60の構成は支持ユニット50の構成と同じとし、別の支持ユニット60も、支持部61と、昇降用シリンダー62と、本体部63と、水平移動機構64とを有する。
そのため、第2実施形態の資材供給装置2では、後行の資材コイル6bが旋回した後も、後行の資材コイル6bを支持する繰り出し用回転軸32,33が別の支持ユニット60の支持部61で支持される。よって、X方向の上流側に移動した後行の資材コイル6bを支持する繰り出し用回転軸32,33の前垂れを抑制でき、後行の資材コイル6bから供給される資材5の蛇行や皺の発生等を抑えられる。
また、X方向上流側に位置する繰り出し用回転軸32,33に後行の資材コイル6bをセットする場合に、後行の資材コイル6bがセットされてから旋回されるまでの間、新品の重量の重い後行の資材コイル6bを支持する繰り出し用回転軸32,33を別の支持ユニット60で支持できる。よって、後行の資材コイル6bを支持する繰り出し用回転軸32,33の前垂れを抑制できる。
===その他の実施形態===
以上、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。
例えば、加工装置3に対して資材供給装置2が1つであってもよいし、複数の資材供給装置2のうち、加工装置3に対して直角配置されない資材供給装置2が在ったり、後行の資材コイル6bを回転させずに先行の資材5aと後行の資材5bを接合する資材供給装置2が在ったりしてもよい。
また例えば、接合ユニット23による押し付け動作時に支持部51が退避位置p2に位置してもよい。また、押し付け動作の終了後、後行の資材コイル6bを支持する繰り出し用回転軸32,33が1回転する前に旋回部材30が旋回してもよい。また、後行の資材コイル6bを支持する繰り出し用回転軸32,33が回転し始めた後に、支持部51が支持位置p1へ移動してもよい。また、支持部51が退避位置p2から支持位置p1へ移動する際に水平方向に移動するだけでもよい。
1 吸収性物品の製造装置、2 資材供給装置、3 加工装置、4 ターンバー、5 資材、5a 先行の資材、5b 後行の資材、6 資材コイル、6a 先行の資材コイル、6b 後行の資材コイル、7a 搬送ローラー、7b 搬送ローラー、8 通路、21 枠体、22 支持部材、23 接合ユニット、23a 回転軸、23b アーム部材、23c 回転軸、23d プレスロール、23e アクチュエータ、24 切断ユニット、24a 回転軸、24b アーム部材、24c カット刃、24d アクチュエータ、25 テンションコントローラー、25a 固定ローラー、25b 可動ローラー、26 制御部、30 旋回部材、31 旋回用回転軸、32 繰り出し用回転軸(一対の回転軸)、33 繰り出し用回転軸(一対の回転軸)、34 サーボモーター、34a 出力軸、35 プーリ、36 軸受け、37 ブラケット、38 軸受け、39 ブラケット、40 クレーン、41 ホイスト、42 ジブ、43 支持部、50 支持ユニット、51 支持部、52 昇降用シリンダー、53 本体部、54 水平移動機構、54a ガイドレール、54b スライドテーブル、60 別の支持ユニット、61 支持部、62
昇降用シリンダー、63 本体部、64 水平移動機構、p1 支持位置、p2 退避位置

Claims (11)

  1. 資材コイルから連続して繰り出される先行の資材に、別の資材コイルの資材を後行の資材として接合することによって、前記先行の資材に連続させて前記後行の資材を吸収性物品に係る加工装置に供給する資材供給装置であって、
    先行の資材コイルと後行の資材コイルをそれぞれ片持ち状に支持する一対の回転軸が設けられ、前記一対の回転軸と共に旋回可能に支持された旋回部材と、
    一方の前記回転軸を駆動することによって回転する前記後行の資材コイルの外周面に向けて、他方の前記回転軸を駆動することによって前記先行の資材コイルから繰り出される前記先行の資材の押し付け動作を行い、前記先行の資材に前記後行の資材を接合する接合ユニットと、
    前記後行の資材コイルを支持する前記回転軸の端部のうち前記旋回部材側とは反対側の端部を支持する支持部を備え、前記支持部が、前記回転軸の端部を支持する支持位置と、前記支持位置から離れた退避位置との間を、移動可能な支持ユニットと、
    を有し、
    前記旋回部材の旋回時に、前記支持部が前記退避位置に位置すること、
    を特徴とする資材供給装置。
  2. 請求項1に記載の資材供給装置であって、
    前記接合ユニットによる前記押し付け動作時に、前記支持部が前記支持位置に位置することを特徴とする資材供給装置。
  3. 請求項2に記載の資材供給装置であって、
    前記接合ユニットによる前記押し付け動作が終了してから、前記後行の資材コイルを支持する前記回転軸が少なくとも1回転した後に、前記旋回部材が旋回することを特徴とする資材供給装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の資材供給装置であって、
    前記後行の資材コイルがセットされる前記回転軸の位置と、前記接合ユニットによる前記押し付け動作時に前記後行の資材コイルを支持する前記回転軸の位置とが、同じであり、
    前記後行の資材コイルのセット時に、前記支持部が前記退避位置に位置することを特徴とする資材供給装置。
  5. 請求項4に記載の資材供給装置であって、
    前記後行の資材コイルが前記回転軸にセットされてから当該回転軸が回転するまでの間に、前記支持部が前記退避位置から前記支持位置へ移動することを特徴とする資材供給装置。
  6. 請求項1から請求項5の何れか1項に記載の資材供給装置であって、
    前記支持部が前記退避位置から前記支持位置へ移動する際に、前記支持部は前記回転軸の下方から上昇して前記回転軸を支持することを特徴とする資材供給装置。
  7. 請求項1から請求項6の何れか1項に記載の資材供給装置であって、
    前記支持部が、前記支持位置と前記退避位置との間を自動で移動することを特徴とする資材供給装置。
  8. 請求項1から請求項7の何れか1項に記載の資材供給装置であって、
    前記一対の回転軸のうち前記支持部が支持する前記回転軸とは異なる前記回転軸を支持する別の支持ユニットを有することを特徴とする資材供給装置。
  9. 請求項1から請求項8の何れか1項に記載の資材供給装置と、前記加工装置と、を有する吸収性物品の製造装置であって、
    前記資材供給装置から第1方向を搬送方向として送られる前記先行の資材又は前記後行の資材が、平面視で前記第1方向と交差する第2方向に搬送方向を変更して前記加工装置へ送られることを特徴とする吸収性物品の製造装置。
  10. 請求項9に記載の吸収性物品の製造装置であって、
    資材コイルから連続して繰り出される資材を前記加工装置に供給する別の資材供給装置を有し、
    前記資材供給装置、及び、前記別の資材供給装置は、前記資材コイルを昇降するクレーンを個別に有することを特徴とする吸収性物品の製造装置。
  11. 請求項10に記載の吸収性物品の製造装置であって、
    前記クレーンは、前記資材コイルを昇降するホイストと、前記ホイストが設けられたジブと、前記ジブを旋回可能に支持する支持部とを有し、前記支持部に対する前記ホイストの相対位置が前記ジブの長手方向に移動可能であり、
    前記資材供給装置が有する前記クレーンの前記ジブの旋回範囲と、前記別の資材供給装置が有する前記クレーンの前記ジブの旋回範囲とが、重複しないことを特徴とする吸収性物品の製造装置。
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