JP6145954B1 - 飲食用組成物 - Google Patents

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【課題】グァバ葉処理物と、プルラン、キサンタンガムから選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする飲食用組成物を提供することを目的とする。また、プルラン、キサンタンガムから選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする、グァバ葉処理物の呈味改善用組成物を提供することを目的とする。【解決手段】(A)グァバ葉処理物と、(B)プルラン及び(C)キサンタンガムから選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする飲食用組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、飲食用組成物、及び、グァバ葉処理物の呈味改善用組成物に関する。
グァバ(Psidium guajava L)は、フトモモ科バンジロウ属に属する植物であり、その葉にはポリフェノールが豊富に含まれることが知られている。グァバ葉エキスは、例えばα−アミラーゼ阻害活性作用(特許文献1)や、過酸化脂質生成抑制作用(特許文献2)等、様々な効果を有することが知られている。しかしながら、グァバ葉に含まれるポリフェノールは、そのえぐ味や苦味、渋味が強く、日常的に摂取しにくいという問題があった。このため、例えば、グァバ葉抽出エキスそのものから苦味や渋味成分を除去することが検討されていたが、その方法は製造コストや栄養価の観点から必ずしも十分なものではなかった(特許文献3)。
一方、近年は成人病予防、糖尿病対策、血糖値低下、肥満解消等への関心がますます高まりつつあり、様々な健康食品が開発されている。健康食品においては、それらを摂取することによる摂取カロリーや血糖値上昇を抑制するため、無糖や微糖等の糖質の使用を控えた商品の需要が高まっている。このため、グァバ葉を含む飲食品においては、糖類を用いることなく、その不快な味、例えば、えぐ味や苦味、渋味を低減するための新たな方法の探索が必要であった。
特開平07−059539号公報 特開平11−075770号公報 特開平11−103817号公報
本発明は、グァバ葉処理物を含有する飲食用組成物において、そのえぐ味、苦味、渋味を低減することを目的としてなされたものである。
本出願人は、上記課題を鑑みて鋭意検討を行った結果、プルラン及びキサンタンガムから選ばれる少なくとも1種を使用することで、優れたグァバ葉処理物の呈味改善効果を有することを見出し、本発明に至った。
本発明の概要は、以下の通りである。
<1>(A)グァバ葉処理物と、(B)プルラン及び(C)キサンタンガムから選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする飲食用組成物。
<2>(A)グァバ葉処理物、(B)プルラン及び(C)キサンタンガムを含有することを特徴とする飲食用組成物。
<3>さらに(D)不発酵茶処理物を含有することを特徴とする<1>又は<2>のいずれかに記載の飲食用組成物。
<4>(A)グァバ葉処理物、(B)プルラン、(C)キサンタンガム及び(D)不発酵茶処理物の配合量が、式1を満たすことを特徴とする、<1>〜<3>のいずれかに記載の飲食用組成物。
式1:(B)+(C)+(D)≧(A)
(ただし、(A)>0、(B)≧0、(C)≧0、(D)≧0、(B)+(C)>0である)
<5>前記式1において、(B)>0、かつ、(C)>0であることを特徴とする、<4>に記載の飲食用組成物。
<6>(A)グァバ葉処理物が、グァバ葉エキス末であることを特徴とする、<1>〜<5>のいずれかに記載の飲食用組成物。
<7>(D)不発酵茶処理物が、抹茶であることを特徴とする、<3>〜<6>のいずれかに記載の飲食用組成物。
<8>前記飲食用組成物が、顆粒、細粒、粉末のいずれかの形態であることを特徴とする、<1>〜<7>に記載の飲食用組成物。
<9>(B)プルラン及び(C)キサンタンガムから選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする、グァバ葉処理物の呈味改善用組成物。
<10>(B)プルラン及び(C)キサンタンガムを含有することを特徴とする、<9>に記載のグァバ葉処理物の呈味改善用組成物。
<11>さらに(D)不発酵茶処理物を含有することを特徴とする<9>又は<10>のいずれかに記載のグァバ葉処理物の呈味改善用組成物。
本発明のグァバ葉処理物を含有する飲食用組成物は、プルラン、キサンタンガムから選ばれる少なくとも1種を配合することにより、その強いえぐ味、苦味、渋味が改善され、コク、後味が良好となるため、嗜好性の高い飲食用組成物を得ることができる。
比較例1、実施例1〜9の官能評価結果を表す図である。
以下、本発明の組成物について説明する。なお、本発明は、下記の実施の形態に限定されるものではない。
(A)グァバ葉処理物
グァバ(Psidium guajava L)は、フトモモ科バンジロウ属に属する植物であり、和名を蕃石榴とも言う。本発明で使用されるグァバ葉処理物は、グァバの葉の乾燥粉末、グァバ葉の粉砕物及びその乾燥粉末(以下、粉砕物の乾燥粉末のことを「粉砕末」ともいう)、グァバ葉の細片化物及びその乾燥粉末(以下、細片化物の乾燥粉末のことを「細片化末」ともいう)、グァバ葉の搾汁及びその乾燥粉末(以下、搾汁の乾燥粉末のことを「搾汁末」ともいう)、グァバ葉のエキス及びその乾燥粉末(以下、エキスの乾燥粉末のことを「エキス末」ともいう)などが挙げられる。なお、本願明細書で「粉末」と言う場合は、乾燥粉末、粉砕末、細片化末、搾汁末、エキス末を含むものである。
グァバ葉のエキスを得る場合、その抽出溶媒は特に限定はされないが、例えば、水、アルコール(例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、n−ブタノールなど)、アセトンなどの溶媒が挙げられ、好ましくは、水および/またはエタノールなどを使用することができる。また、その乾燥粉末を得る場合は、例えば減圧乾燥や噴霧乾燥等、当業者が通常用いる方法によりエキスの溶媒を除去することで得ることができる。
グァバ葉処理物の製造方法は特に限定されず、当業者が通常用いる方法により得ることができる。本発明においては、グァバ葉由来のポリフェノールを多く含むため、グァバ葉の搾汁、搾汁末、エキス、エキス末を用いることが好ましく、搾汁末又はエキス末を用いることがより好ましい。しかしながら、グァバ葉処理物は、少量でも苦味や渋味、えぐ味等を感じるものであり、そのままでは摂取しにくいものであるため、これらを用いる場合は嗜好性の改善が必要である。本発明においては、市販品を使用してもよく、また当該分野で公知の方法で製造したものを使用することもできる。
本発明の組成物に配合されるグァバ葉処理物の含有量としては、特に制限はなく、目的や形状、使用対象等の様々な条件に応じて、広範囲でその含有量を適宜設定できる。本発明の組成物に配合されるグァバ葉処理物の含有量としては、特に制限はなく、目的や形状、使用対象等の様々な条件に応じて、広範囲でその含有量を適宜設定できる。例えば、0.00001〜10質量%、好ましくは0.00005〜5質量%、より好ましくは0.0001〜1質量%の範囲で選択される。
(B)プルラン
プルランは、グルコースのみからなる多糖類の一種で、グルコース3分子がα1−4結合したマルトトリオースがα1−6結合で繋がった構造を持つ。本発明の組成物に配合されるプルランの含有量としては、特に制限はなく、目的や形状、使用対象等の様々な条件に応じて、広範囲でその含有量を適宜設定できる。例えば、本発明の組成物におけるプルランの含有量は、0.0001〜60質量%、好ましくは0.0005〜50質量%、より好ましくは0.001〜40質量%の範囲で選択される。本発明においては、市販品を使用してもよく、また当該分野で公知の方法で製造したものを使用することもできる。
(C)キサンタンガム
キサンタンガムは、グルコース2分子、マンノース2分子、グルクロン酸を構成単糖として含む多糖類の一種であり、微生物発酵により得られる天然高分子多糖類である。本発明の組成物に配合されるキサンタンガムの含有量としては、特に制限はなく、目的や形状、使用対象等の様々な条件に応じて、広範囲でその含有量を適宜設定できる。例えば、本発明の組成物におけるキサンタンガムの含有量は、0.0001〜30質量%、好ましくは0.0005〜20質量%、より好ましくは0.001〜10質量%の範囲で選択される。本発明においては、市販品を使用してもよく、また当該分野で公知の方法で製造したものを使用することもできる。
(D)不発酵茶処理物
本発明の飲食用組成物においては、(A)グァバ葉処理物、(B)プルラン、(C)キサンタンガムに加えて、不発酵茶処理物を用いることが好ましい。本発明で使用される不発酵茶処理物は、ツバキ科、チャノキ属チャノキ(Camellia sinensis)の植物の葉、すなわち茶葉を由来とするものであり、緑茶、例えば、抹茶や碾茶、煎茶、かぶせ茶、番茶、茎茶、粉茶等がある。
本発明で用いる不発酵茶処理物は、茶葉の乾燥粉末、茶葉の粉砕物及びその乾燥粉末(粉砕末)、茶葉の細片化物及びその乾燥粉末(細片化末)、茶葉の搾汁及びその乾燥粉末(搾汁末)、茶葉のエキス及びその乾燥粉末(エキス末)などが挙げられる。茶葉のエキスを得る場合、その抽出溶媒は特に限定はされないが、例えば、水、アルコール(例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、n−ブタノールなど)、アセトンなどの溶媒が挙げられ、好ましくは、水および/またはエタノールなどを使用することができる。また、その乾燥粉末を得る場合は、例えば減圧乾燥や噴霧乾燥等、当業者が通常用いる方法によりエキスの溶媒を除去することで得ることができる。
不発酵茶処理物の製造方法は特に限定されず、当業者が通常用いる方法により得ることができる。本発明においては、加工性や安定性の観点から、不発酵茶処理物の粉末が好ましく使用され、特に、エキス末、粉砕末を用いることが好ましく、とりわけ抹茶が好ましい。
本発明の組成物に配合される不発酵茶処理物の含有量としては、特に制限はなく、目的や形状、使用対象等の様々な条件に応じて、広範囲でその含有量を適宜設定できる。本発明の組成物に配合される不発酵茶処理物の含有量としては、特に制限はなく、目的や形状、使用対象等の様々な条件に応じて、広範囲でその含有量を適宜設定できる。例えば、0.0001〜80質量%、好ましくは0.0005〜70質量%、より好ましくは0.001〜65質量%の範囲で選択される。本発明においては、市販品を使用してもよく、また当該分野で公知の方法で製造したものを使用することもできる。
本発明の飲食用組成物において、(A)グァバ葉処理物、(B)プルラン、(C)キサンタンガム及び(D)不発酵茶処理物の4成分を含有する場合、その配合量は、式1を満たすことが好ましい。
式1:(B)+(C)+(D)≧(A)
(ただし、(A)>0、(B)≧0、(C)≧0、(D)≧0、(B)+(C)>0である)
上記式1を満たすことにより、グァバ葉処理物由来の苦味や渋味を効率的に抑制し、嗜好性の高い組成物を得ることができる。
特に、式1において、(B)>0、かつ、(C)>0であることが、グァバ葉処理物由来の苦味や渋味を抑制し、より一層嗜好性を高めることができるため、さらに好ましい。
本発明の組成物における、(A)グァバ葉処理物と(B)プルランの配合比(質量比)は特に限定されず、目的や使用対象等の条件に応じて適宜設定できるが、例えば(A):(B)=1:0.001〜1000、好ましくは1:0.01〜500、より好ましくは1:0.1〜300の範囲で選択される。
本発明の組成物における、(A)グァバ葉処理物と(C)キサンタンガムの配合比(質量比)は特に限定されず、目的や使用対象等の条件に応じて適宜設定できるが、例えば(A):(C)=1:0.0001〜500、好ましくは1:0.001〜300、より好ましくは1:0.01〜100の範囲で選択される。
本発明の組成物における、(A)グァバ葉処理物と(D)不発酵茶処理物の配合比(質量比)は特に限定されず、目的や使用対象等の条件に応じて適宜設定できるが、例えば(A):(D)=1:0.0001〜1000、好ましくは1:0.001〜800、より好ましくは1:0.01〜500の範囲で選択される。
本発明の組成物における、(A)グァバ葉処理物と、(B)プルラン、(C)キサンタンガムの合計量の配合比(質量比)は特に限定されず、目的や使用対象等の条件に応じて適宜設定できるが、例えば(A):((B)+(C))=1:0.0001〜1000、好ましくは1:0.0005〜800、より好ましくは1:0.001〜500、とりわけ1:0.01〜400の範囲で選択される。
本発明の組成物における、(A)グァバ葉処理物と、(B)プルラン、(C)キサンタンガム、(D)不発酵茶処理物の合計量の配合比(質量比)は特に限定されず、目的や使用対象等の条件に応じて適宜設定できるが、例えば(A):((B)+(C)+(C))=1:0.1〜10000、好ましくは1:1〜5000、より好ましくは1:1〜1000、とりわけ1:1〜800の範囲で選択される。
本発明の組成物には、(A)グァバ葉処理物、(B)プルラン、(C)キサンタンガム、(D)不発酵茶処理物以外に、その他の成分を含有しても良い。前記のその他の成分としては、例えば、タンパク質、水溶性食物繊維、不溶性食物繊維等の食物繊維、ミネラル類、植物又は植物加工品、藻類、乳酸菌等の微生物等を配合することができる。更に必要に応じて通常食品分野で用いられる、デキストリン、でんぷん等の糖類、オリゴ糖類、甘味料、酸味料、着色料、増粘剤、光沢剤、賦形剤、ビタミン類、栄養補助剤、結合剤、滑沢剤、安定剤、希釈剤、増量剤、乳化剤、食品添加物、調味料等を挙げることができる。これらその他の成分の含有量は、本発明の組成物の形態等に応じて適宜選択することができる。
本発明の組成物の形態は特に限定されず、任意の形態とすることができる。具体的な形態としては、例えば、粉や顆粒、細粒等の粉末状、タブレット(チュアブル)状、球状、カプセル状、カプレット状、液状等の形状が挙げられる。尚、カプセル状の組成物は、ソフトカプセル及びハードカプセルが含まれる。本発明の組成物は、粉や顆粒、細粒等の粉末状が好ましく、特に、水などと混合し、溶解したり懸濁させたりして使用する粉末飲料とすることにより、組成物としての安定性にも優れるとともに、カプセルや錠剤等と異なり1度に多くの組成物を摂取することができるので好ましい。
本発明の組成物は、従来公知の方法により製造することができる。本発明の組成物を製造する際、使用する原料の形態は特に限定されず、組成物の形態に合わせて適宜選択し、使用することができる。例えば、粉や顆粒、細粒等の粉末状の組成物を得る場合、(A)グァバ葉処理物、(B)プルラン、(C)キサンタンガム及び(D)不発酵茶処理物は、これらをそのまま使用しても良いし、賦形剤、増量剤等との混合物を使用しても良い。また、カプセル状の組成物を得る場合は、水や食用油等の溶媒にあらかじめ溶解又は分散させたものを使用しても良い。
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。なお、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
1.飲食用組成物の製造
以下の表1に示す配合を有する飲食用組成物を調製した。表1のうち、数値は質量(g)を表わす。本発明においては、グァバ葉処理物としては、市販のグァバ葉エキスの乾燥粉末を用い、プルラン、キサンタンガム、デキストリンは市販のものを用い、不発酵茶処理物としては抹茶(株式会社東洋新薬製)を用いた。尚、デキストリンは賦形剤として用いたものであり、本発明の組成物における嗜好性に関与しない成分である。
2.官能評価
(1)サンプルの調製
上記表1に記載の比較例1及び実施例1〜9のサンプルについて、各サンプル6gを、水100mLと混合して各試験サンプルを得た。
被験者として、健常な成人6名を無作為に選出した。これらの被験者6名に対し、下記表2の評価項目について、アンケートを実施し、官能評価を行った。具体的には、実施例1のサンプルを基準として他のサンプルを比較し、それぞれ1〜7点の点数をつけた。
各サンプルについて、被験者の点数の平均点を算出した。評価結果を表3及び図1のグラフに示す。
賦形剤であるデキストリンを除く成分(グァバ葉エキス、プルラン、キサンタンガム及び抹茶)を用いた場合について、嗜好性の評価結果を考察した。表3及び図1に示すように、グァバ葉エキスのみを含有する比較例1(組成物I’)は、いずれの項目も1〜2点台であり、特に、えぐ味、渋味、コク、口当たり、後味が低い評価であった。一方、グァバ葉エキスと、プルラン及びキサンタンガムのうち少なくとも1種を含有する実施例1〜2(組成物II’)は、組成物I’と比較して、いずれの項目も優れたものであった。また、グァバ葉エキス、プルラン及びキサンタンガムを含有する実施例3〜5(組成物III’)は、組成物I’や組成物II’と比較して、全ての項目においてより優れたものであり、特に、組成物I’と比較してえぐ味、渋味が改善され、コク、口当たりが良好なものとなり、嗜好性に優れたものであることがわかった。さらに、グァバ葉エキス、プルラン、キサンタンガム及び抹茶を配合した実施例6〜9(組成物VI’)は、組成物I’、 組成物II’及び組成物III’と比較して、全ての項目でさらに高い評価であり、これら4成分を配合することで、より一層嗜好性に優れた組成物が得られることがわかった。
以上の結果より、(A)グァバ葉処理物を単独で用いた場合(組成物I)は、えぐ味、渋味、コク、口当たり、後味が悪いものであり、嗜好性に劣るものであるが、(A)グァバ葉処理物と、(B)プルラン及び(C)キサンタンガムのうち1種を含有する本発明の組成物(組成物II)は、組成物Iと比較して、えぐ味や苦味、渋味が抑えられた嗜好性に優れた組成物となり、また、(A)グァバ葉処理物、(B)プルラン及び(C)キサンタンガムを含有する本発明の組成物(組成物III)は、組成物IIと比較して、より嗜好性に優れた組成物となることがわかった。さらに、(A)グァバ葉処理物、(B)プルラン、(C)キサンタンガム及び(D)不発酵茶処理物を含有する本発明の組成物(組成物IV)は、組成物IIIと比較して、より一層嗜好性に優れた組成物となることがわかった。
また、組成物II及び組成物IIIの場合、(A)グァバ葉処理物1に対して(B)プルラン、(C)キサンタンガムの合計量を0.01〜400とすることで、嗜好性に優れた組成物を得られることがわかった。さらに、組成物VIの場合、(A)グァバ葉処理物1に対して(B)プルラン、(C)キサンタンガム、(D)不発酵茶処理物の合計量を1〜800とすることで、より一層嗜好性に優れた組成物を得られることがわかった。
本発明によれば、プルラン、キサンタンガムから選ばれる少なくとも1種を含有することにより、グァバ葉処理物の呈味を改善することができるため、嗜好性の高い組成物を提供することができる。

Claims (2)

  1. (A)グァバ葉処理物、(B)プルラン及び(C)キサンタンガムを含有することを特徴とする飲食用組成物。
  2. さらに(D)不発酵茶処理物を含有することを特徴とする請求項1に記載の飲食用組成物。
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