JP6330120B1 - 飲食用組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】嗜好性が改善された、カンゾウ属処理物を含有する飲食用組成物の提供。【解決手段】含蜜糖、並びに、玄米処理物及び大麦茎葉処理物から選ばれる少なくとも1種を配合する、カンゾウ属処理物を含有する飲食用組成物。【効果】カンゾウ属処理物を含有する飲食用組成物の呈味が改善され、特に、臭い、えぐ味、苦味、渋味、舌触り、粉っぽさ、コク、味の濃さ、口当たり、のどごし、後味が良好となるため、嗜好性の高い飲食用組成物を得ることができる。【選択図】なし
Description
本発明は、飲食用組成物、及び、カンゾウ属処理物の呈味改善用組成物、に関する。
カンゾウ属(Glycyrrhiza)植物は、マメ科の多年草で、中国北部、ロシア南部、中央アジア、地中海地方などの乾燥地帯に主に自生する。例えば、中国北部などに自生するウラルカンゾウ(G.uralensis)、地中海地方などに広く自生するスペインカンゾウ(G.glabra)などが広く知られている。
東洋医学(漢方)の分野では、古くから、カンゾウ属処理物を生薬「甘草」として重用されている。甘草の水溶性エキスなどには、抗潰瘍作用、抗アレルギー作用、鎮咳作用、抗癌作用、抗ウイルス作用及び抗菌作用等の様々な薬理活性があることが知られている。
また、カンゾウの水性抽出物は高甘味度甘味料として用いられることが、カンゾウ油性抽出物は酸化防止剤として使用されることが知られている(非特許文献1)。しかしながら、カンゾウには独特の臭いや風味があるものの、これらを改善する具体的な研究はなされていなかった。
食品衛生学雑誌、Vol.56, 2015, No.5, p.217-227
本発明は、カンゾウ属処理物を含有する飲食用組成物において、その独特の臭いや風味を改善することを目的としてなされたものである。
本出願人は、上記課題を鑑みて鋭意検討を行った結果、含蜜糖、並びに、玄米処理物及び大麦茎葉処理物から選ばれる少なくとも1種を使用することで、カンゾウ属処理物の優れた呈味改善効果を有することを見出し、本発明に至った。
本発明の概要は、以下の通りである。
<1>(A)カンゾウ属処理物及び(B)含蜜糖、並びに、(C)玄米処理物及び(D)大麦茎葉処理物から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする飲食用組成物。
<2>(A)カンゾウ属処理物、(B)含蜜糖、(C)玄米処理物及び(D)大麦茎葉処理物から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする飲食用組成物。
<3>(B)含蜜糖、並びに、(C)玄米処理物及び(D)大麦茎葉処理物から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする、カンゾウ属処理物の呈味改善用組成物。
<4>(B)含蜜糖、(C)玄米処理物及び(D)大麦茎葉処理物を含有することを特徴とする、カンゾウ属処理物の呈味改善用組成物。
<1>(A)カンゾウ属処理物及び(B)含蜜糖、並びに、(C)玄米処理物及び(D)大麦茎葉処理物から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする飲食用組成物。
<2>(A)カンゾウ属処理物、(B)含蜜糖、(C)玄米処理物及び(D)大麦茎葉処理物から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする飲食用組成物。
<3>(B)含蜜糖、並びに、(C)玄米処理物及び(D)大麦茎葉処理物から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする、カンゾウ属処理物の呈味改善用組成物。
<4>(B)含蜜糖、(C)玄米処理物及び(D)大麦茎葉処理物を含有することを特徴とする、カンゾウ属処理物の呈味改善用組成物。
本発明のカンゾウ属処理物を含有する飲食用組成物は、含蜜糖、並びに、玄米処理物及び大麦茎葉処理物から選ばれる少なくとも1種を配合することにより、その呈味が改善され、特に、臭い、えぐ味、苦味、渋味、舌触り、粉っぽさ、コク、味の濃さ、口当たり、のどごし、後味が良好となるため、嗜好性の高い飲食用組成物を得ることができる。
以下、本発明の組成物について説明する。なお、本発明は、下記の実施の形態に限定されるものではない。
(A)カンゾウ属処理物
カンゾウ属(Glycyrrhiza)は、マメ科の多年草で、中国北部、ロシア南部、中央アジア、地中海地方などの乾燥地帯に主に自生する。本発明においては、Glycyrrhiza acanthocarpa、G.aspera、G.astragalina、G.bucharica、G.echinata(ロシアカンゾウ)、G.eglandulosa、G.foetida、G.foetidissima、G.glabra(スペインカンゾウ)、G.gontscharovii、G.iconica、G.inflate、G.korshinskyi、G.lepidota(アメリカカンゾウ)、G.pallidiflora、G.squamulosa、G.triphylla、G.uralensis(ウラルカンゾウ)、G.yunnanensis、G.inflata(新疆カンゾウ)等が挙げられ、これらは1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。本発明で使用されるカンゾウ属処理物は、植物体の根及び/又は茎を適宜加工して使用することができる。本発明においては、G.inflate、G.glabra、G.uralensisから選ばれる1種以上を用いることが好ましい。加工形態としては、例えば、乾燥粉末、粉砕物及びその乾燥粉末(以下、粉砕物の乾燥粉末のことを「粉砕末」ともいう)、細片化物及びその乾燥粉末(以下、細片化物の乾燥粉末のことを「細片化末」ともいう)、搾汁及びその乾燥粉末(以下、搾汁の乾燥粉末のことを「搾汁末」ともいう)、エキス(抽出物)及びその乾燥粉末(以下、エキスの乾燥粉末のことを「エキス末」ともいう)などが挙げられる。なお、本願明細書で「粉末」と言う場合は、乾燥粉末、粉砕末、細片化末、搾汁末、エキス末を含むものである。本発明においては、市販品を使用してもよく、また当該分野で公知の方法で製造したものを使用することもできる。
カンゾウ属(Glycyrrhiza)は、マメ科の多年草で、中国北部、ロシア南部、中央アジア、地中海地方などの乾燥地帯に主に自生する。本発明においては、Glycyrrhiza acanthocarpa、G.aspera、G.astragalina、G.bucharica、G.echinata(ロシアカンゾウ)、G.eglandulosa、G.foetida、G.foetidissima、G.glabra(スペインカンゾウ)、G.gontscharovii、G.iconica、G.inflate、G.korshinskyi、G.lepidota(アメリカカンゾウ)、G.pallidiflora、G.squamulosa、G.triphylla、G.uralensis(ウラルカンゾウ)、G.yunnanensis、G.inflata(新疆カンゾウ)等が挙げられ、これらは1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。本発明で使用されるカンゾウ属処理物は、植物体の根及び/又は茎を適宜加工して使用することができる。本発明においては、G.inflate、G.glabra、G.uralensisから選ばれる1種以上を用いることが好ましい。加工形態としては、例えば、乾燥粉末、粉砕物及びその乾燥粉末(以下、粉砕物の乾燥粉末のことを「粉砕末」ともいう)、細片化物及びその乾燥粉末(以下、細片化物の乾燥粉末のことを「細片化末」ともいう)、搾汁及びその乾燥粉末(以下、搾汁の乾燥粉末のことを「搾汁末」ともいう)、エキス(抽出物)及びその乾燥粉末(以下、エキスの乾燥粉末のことを「エキス末」ともいう)などが挙げられる。なお、本願明細書で「粉末」と言う場合は、乾燥粉末、粉砕末、細片化末、搾汁末、エキス末を含むものである。本発明においては、市販品を使用してもよく、また当該分野で公知の方法で製造したものを使用することもできる。
カンゾウ属処理物のエキスを得る場合、その抽出溶媒は特に限定はされないが、例えば、水、アルコール(例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、n−ブタノールなど)、アセトン、酢酸エチルなどが挙げられる。また、その乾燥粉末を得る場合は、例えば減圧乾燥や噴霧乾燥等、当業者が通常用いる方法によりエキスの溶媒を除去することで得ることができる。なお、本発明においては、カンゾウ属処理物の水抽出物を「水性エキス末」とも言い、有機溶媒抽出物を「油性エキス末」とも言う。
本発明においては、カンゾウ属処理物の乾燥粉末、粉砕末、搾汁、搾汁末、エキス、エキス末を用いることが好ましく、加工性や安定性の観点から、粉砕末又はエキス末を用いることがより好ましい。
カンゾウ属処理物は、高甘味度甘味料や酸化防止剤、漢方として使用されるが、少量でも独特の臭いや苦味、渋味、えぐ味等を感じやすいため、そのままでは摂取しにくい。そのため、カンゾウ属処理物を用いる場合は嗜好性の改善が必要である。
本発明において使用するカンゾウ属処理物は、1種のみを使用しても良いし、2種以上を用いることもできる。本発明の組成物に配合されるカンゾウ属処理物の含有量としては、特に制限はなく、目的や形状、使用対象等の様々な条件に応じて、広範囲でその含有量を適宜設定できる。例えば、0.0001〜30質量%、好ましくは0.0005〜20質量%、より好ましくは0.001〜10質量%の範囲で選択される。但し、カンゾウ属処理物を2種以上含有する場合は、その総量である。
(B)含蜜糖
含蜜糖は、糖蜜が分離されていない砂糖の総称である。本発明で用いる含蜜糖は、糖蜜を含む糖であれば特に制限はなく、加工方法や原料として用いる植物の種類、粉状や固形状、液状等の剤形を問わない。本発明においては、例えば、黒糖や赤糖(赤砂糖)、白下糖、かえで糖、黒蜜、三温糖、ブラウンシュガー等を用いても良く、精製糖の製造時に分離された糖蜜のみを含むものを用いても良い。また、糖蜜が残っていれば、粗糖のように一部の糖蜜が分離されたものを用いても良く、サトウキビやテンサイ等の植物の搾汁又はその濃縮物、搾汁末を用いても良い。また、上記の含蜜糖に他の原料を加えて加工したものを用いても良い。本発明においては、市販品を使用してもよく、また当該分野で公知の方法で製造したものを使用することもできる。
含蜜糖は、糖蜜が分離されていない砂糖の総称である。本発明で用いる含蜜糖は、糖蜜を含む糖であれば特に制限はなく、加工方法や原料として用いる植物の種類、粉状や固形状、液状等の剤形を問わない。本発明においては、例えば、黒糖や赤糖(赤砂糖)、白下糖、かえで糖、黒蜜、三温糖、ブラウンシュガー等を用いても良く、精製糖の製造時に分離された糖蜜のみを含むものを用いても良い。また、糖蜜が残っていれば、粗糖のように一部の糖蜜が分離されたものを用いても良く、サトウキビやテンサイ等の植物の搾汁又はその濃縮物、搾汁末を用いても良い。また、上記の含蜜糖に他の原料を加えて加工したものを用いても良い。本発明においては、市販品を使用してもよく、また当該分野で公知の方法で製造したものを使用することもできる。
本発明に用いる含蜜糖としては、黒糖が最も好ましい。なお、本願における黒糖とは、さとうきびの搾り汁から不純物の除去を行い、濃縮を行った後、糖蜜を分離せずに製造した砂糖であって固形又は粉末状のものだけではなく、黒糖に粗糖等を加えて加工した加工黒糖や、黒糖蜜(原材料に黒糖を使用して夾雑物の除去を行った液体状のもの)も含むものとする。
本発明において含蜜糖を使用する場合は、1種でも良いし、2種以上を用いることもできる。本発明の組成物に配合される含蜜糖の含有量としては、特に制限はなく、目的や形状、使用対象等の様々な条件に応じて、広範囲でその含有量を適宜設定できる。例えば、0.001〜30質量%、好ましくは0.005〜25質量%、より好ましくは0.01〜20質量%の範囲で選択される。但し、含蜜糖を2種以上含有する場合は、その総量である。
(C)玄米処理物
本発明で用いられる玄米は、一般的に、稲の果実である籾から籾殻を除去した状態で、まだ精白されていない状態の米のことを言う。本発明で使用する玄米処理物は、粉砕物、粉砕末、細片化物、細片化末、エキス、エキス末のいずれの形態でも使用できるが、加工性や安定性の点から、粉砕末、エキス末が好ましい形態として挙げられる。本発明においては、市販品を使用してもよく、また当該分野で公知の方法で製造したものを使用することもできる。玄米処理物の製造方法は特に限定されず、当業者が通常用いる方法により得ることができる。
本発明で用いられる玄米は、一般的に、稲の果実である籾から籾殻を除去した状態で、まだ精白されていない状態の米のことを言う。本発明で使用する玄米処理物は、粉砕物、粉砕末、細片化物、細片化末、エキス、エキス末のいずれの形態でも使用できるが、加工性や安定性の点から、粉砕末、エキス末が好ましい形態として挙げられる。本発明においては、市販品を使用してもよく、また当該分野で公知の方法で製造したものを使用することもできる。玄米処理物の製造方法は特に限定されず、当業者が通常用いる方法により得ることができる。
玄米のエキスを得る場合、その抽出溶媒は特に限定はされないが、例えば、水、アルコール(例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、n−ブタノールなど)、アセトンなどの溶媒が挙げられ、好ましくは、水および/またはエタノールなどを使用することができる。また、その乾燥粉末を得る場合は、例えば減圧乾燥や噴霧乾燥等、当業者が通常用いる方法によりエキスの溶媒を除去することで得ることができる。
本発明において玄米処理物を使用する場合は、1種のみを使用しても良いし、2種以上を用いることもできる。本発明の組成物に配合される玄米の含有量としては、特に制限はなく、目的や形状、使用対象等の様々な条件に応じて、広範囲でその含有量を適宜設定できる。例えば、本発明の組成物における玄米の含有量は、0.001〜40質量%、好ましくは0.005〜30質量%、より好ましくは0.01〜20質量%の範囲で選択される。但し、玄米処理物を2種以上含有する場合は、その総量である。
(D)大麦茎葉処理物
本発明で用いられる大麦茎葉とは、大麦(学名 Hordeum vulgare)から得られる茎及び/又は葉のことを言う。使用できる大麦としては、二条大麦、六条大麦、裸大麦などが挙げられ、これらは1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。大麦の茎葉は、成熟期前、すなわち、分けつ開始期から出穂前に収穫されたものであることが好ましい。
本発明で用いられる大麦茎葉とは、大麦(学名 Hordeum vulgare)から得られる茎及び/又は葉のことを言う。使用できる大麦としては、二条大麦、六条大麦、裸大麦などが挙げられ、これらは1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。大麦の茎葉は、成熟期前、すなわち、分けつ開始期から出穂前に収穫されたものであることが好ましい。
本発明で用いられる大麦茎葉処理物は、大麦茎葉から得られる各種の加工物のことを言う。そのような加工物としては、乾燥粉末、粉砕物、粉砕末、細片化物、細片化末、搾汁、搾汁末、エキス(抽出物)及びエキス末などが挙げられる。大麦茎葉のエキスを得る場合、その抽出溶媒は特に限定はされないが、例えば、水、アルコール(例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、n−ブタノールなど)、アセトンなどの溶媒が挙げられ、好ましくは、水および/またはエタノールなどを使用することができる。また、その乾燥粉末を得る場合は、例えば減圧乾燥や噴霧乾燥等、当業者が通常用いる方法によりエキスの溶媒を除去することで得ることができる。
本発明においては、加工性や安定性の点から、大麦茎葉の粉末が好ましく使用され、特に、粉砕末又は搾汁末を用いることが好ましい。本発明においては、市販品を使用してもよく、また当該分野で公知の方法で製造したものを使用することもできる。
本発明において大麦茎葉処理物を使用する場合は、1種のみを使用しても良いし、2種以上を用いることもできる。本発明の組成物に配合される大麦茎葉処理物の含有量としては、特に制限はなく、目的や形状、使用対象等の様々な条件に応じて、広範囲でその含有量を適宜設定できる。例えば、1〜90質量%、好ましくは5〜80質量%、より好ましくは10〜70質量%の範囲で選択される。但し、大麦茎葉処理物を2種以上含有する場合は、その総量である。
本発明の組成物における、(A)カンゾウ属処理物と、(B)含蜜糖、(C)玄米処理物、(D)大麦茎葉処理物の配合比(質量比)は特に限定されず、目的や使用対象等の条件に応じて適宜設定できるが、例えば(A):(B)+(C)+(D)=1:0.0001〜100000、好ましくは1:0.001〜10000、より好ましくは1:0.01〜5000の範囲で選択される。
本発明の組成物における、(A)カンゾウ属処理物と(B)含蜜糖の配合比(質量比)は特に限定されず、目的や使用対象等の条件に応じて適宜設定できるが、例えば(A):(B)=1:0.0001〜10000、好ましくは1:0.001〜1000、より好ましくは1:0.01〜500の範囲で選択される。
本発明の組成物における、(A)カンゾウ属処理物と(C)玄米処理物の配合比(質量比)は特に限定されず、目的や使用対象等の条件に応じて適宜設定できるが、例えば(A):(C)=1:0.00001〜10000、好ましくは1:0.0001〜1000、より好ましくは1:0.001〜100の範囲で選択される。
本発明の組成物における、(A)カンゾウ属処理物と(D)大麦茎葉処理物の配合比(質量比)は特に限定されず、目的や使用対象等の条件に応じて適宜設定できるが、例えば(A):(D)=1:0.0001〜10000、好ましくは1:0.001〜5000、より好ましくは1:0.01〜1000の範囲で選択される。
本発明の組成物において、(A)カンゾウ属処理物、(B)含蜜糖及び(C)玄米処理物を含有する場合、その合計量を100質量%とした場合の各成分の含有量は、(A)が0.00001〜99質量%、(B)が1〜80質量%、(C)が0.001〜50質量%であることが好ましく、(A)が0.0001〜95質量%、(B)が3〜70質量%、(C)が0.05〜40質量%であることが特に好ましい。
本発明の組成物において、(A)カンゾウ属処理物、(B)含蜜糖及び(D)大麦茎葉処理物を含有する場合、その合計量を100質量%とした場合の各成分の含有量は、(A)が0.00001〜99質量%、(B)が0.01〜60質量%、(D)が1〜99質量%であることが好ましく、(A)が0.0001〜95質量%、(B)が3〜50質量%、(D)が3〜97質量%であることが特に好ましい。
本発明の組成物において、(A)カンゾウ属処理物、(B)含蜜糖、(C)玄米処理物及び(D)大麦茎葉処理物を含有する場合、その合計量を100質量%とした場合の各成分の含有量は、(A)が0.00001〜99質量%、(B)が1〜80質量%、(C)が0.001〜70質量%、(D)が1〜99質量%であることが特に好ましく、(A)が0.0001〜95質量%、(B)が3〜70質量%、(C)が0.05〜50質量%、(D)が3〜97質量%であることが特に好ましい。
本発明の組成物には、(A)カンゾウ属処理物、(B)含蜜糖、(C)玄米処理物、(D)大麦茎葉処理物以外に、その他の成分を含有しても良い。前記のその他の成分としては、例えば、タンパク質、水溶性食物繊維や不溶性食物繊維等の食物繊維、ミネラル類、植物又は植物加工品、藻類、乳酸菌等の微生物等を配合することができる。更に必要に応じて通常食品分野で用いられる、デキストリン、でんぷん等の糖類、オリゴ糖類、甘味料、酸味料、着色料、増粘剤、光沢剤、賦形剤、ビタミン類、栄養補助剤、結合剤、滑沢剤、安定剤、乳化剤、食品添加物、調味料等を挙げることができる。これらその他の成分の含有量は、本発明の組成物の形態等に応じて適宜選択することができる。
本発明の組成物の形態は特に限定されず、任意の形態とすることができる。具体的な形態としては、例えば、粉や顆粒、細粒等の粉末状、タブレット(チュアブル)状、球状、カプセル状、カプレット状、液状等の形状が挙げられる。尚、カプセル状の組成物は、ソフトカプセル及びハードカプセルが含まれる。本発明の組成物は、粉や顆粒、細粒等の粉末状が好ましく、特に、水などと混合し、溶解したり懸濁させたりして使用する粉末飲料とすることにより、組成物としての安定性にも優れるとともに、カプセルや錠剤等と異なり1度に多くの組成物を摂取することができるので好ましい。
本発明の組成物は、従来公知の方法により製造することができる。本発明の組成物を製造する際、使用する原料の形態は特に限定されず、組成物の形態に合わせて適宜選択し、使用することができる。例えば、粉や顆粒、細粒等の粉末状の組成物を得る場合、(A)カンゾウ属処理物、(B)含蜜糖、(C)玄米処理物及び(D)大麦茎葉処理物は、これらをそのまま使用しても良いし、賦形剤、増量剤等との混合物を使用しても良い。また、カプセル状の組成物を得る場合は、水や食用油等の溶媒にあらかじめ溶解又は分散させたものを使用しても良い。
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。なお、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
1.飲食用組成物の製造
以下の表1〜3に示す配合を有する飲食用組成物を調製した。表1〜3のうち、数値は質量(g)を表わす。カンゾウ属処理物としては、市販のカンゾウ油性エキス末(比較例1〜4、実施例1〜7)、市販のカンゾウ水性エキス末(比較例5〜8、実施例8〜14)、市販のカンゾウ粉砕末(比較例9〜12、実施例15〜21)を用い、含蜜糖としては市販の黒糖(粉末)を用い、玄米としては市販の玄米粉(粉砕末)を用い、大麦茎葉処理物としては大麦茎葉の粉砕末(株式会社東洋新薬製)を用い、デキストリンは市販のものを用いた。尚、デキストリンは賦形剤として用いたものであり、本評価に関与しない成分である。
以下の表1〜3に示す配合を有する飲食用組成物を調製した。表1〜3のうち、数値は質量(g)を表わす。カンゾウ属処理物としては、市販のカンゾウ油性エキス末(比較例1〜4、実施例1〜7)、市販のカンゾウ水性エキス末(比較例5〜8、実施例8〜14)、市販のカンゾウ粉砕末(比較例9〜12、実施例15〜21)を用い、含蜜糖としては市販の黒糖(粉末)を用い、玄米としては市販の玄米粉(粉砕末)を用い、大麦茎葉処理物としては大麦茎葉の粉砕末(株式会社東洋新薬製)を用い、デキストリンは市販のものを用いた。尚、デキストリンは賦形剤として用いたものであり、本評価に関与しない成分である。
2.官能評価
(1)サンプルの調製
上記表1〜3に記載の比較例1〜12及び実施例1〜21のサンプルについて、各サンプル8gを、水150mLと混合して各試験サンプルを得た。
(1)サンプルの調製
上記表1〜3に記載の比較例1〜12及び実施例1〜21のサンプルについて、各サンプル8gを、水150mLと混合して各試験サンプルを得た。
(2)サンプルの評価
被験者として、健常な成人5名を無作為に選出した。これらの被験者5名に対し、下記表4の評価項目について、アンケートを実施し、官能評価を行った。具体的には、例えば、比較例1〜4、実施例1〜7の評価は比較例2を基準(5点)として他のサンプルを比較し、それぞれ1〜9点の点数をつけた。同様に、比較例5〜8、実施例8〜14の評価は比較例6を基準とし、比較例9〜12、実施例15〜21の評価は比較例10を基準としてそれぞれ比較を行い、点数をつけた。
被験者として、健常な成人5名を無作為に選出した。これらの被験者5名に対し、下記表4の評価項目について、アンケートを実施し、官能評価を行った。具体的には、例えば、比較例1〜4、実施例1〜7の評価は比較例2を基準(5点)として他のサンプルを比較し、それぞれ1〜9点の点数をつけた。同様に、比較例5〜8、実施例8〜14の評価は比較例6を基準とし、比較例9〜12、実施例15〜21の評価は比較例10を基準としてそれぞれ比較を行い、点数をつけた。
各サンプルについて、被験者の点数の平均点を算出し、使用したカンゾウ属処理物毎に基準としたサンプル(比較例2,6,10)との差を算出した。結果を図1〜3のグラフに示す。
(3)考察
賦形剤であるデキストリンを除く成分(カンゾウ油性エキス末、カンゾウ粉砕末、カンゾウ水性エキス末、黒糖、玄米粉、大麦茎葉の粉砕末)を用いた場合について、嗜好性の評価結果を考察した。
賦形剤であるデキストリンを除く成分(カンゾウ油性エキス末、カンゾウ粉砕末、カンゾウ水性エキス末、黒糖、玄米粉、大麦茎葉の粉砕末)を用いた場合について、嗜好性の評価結果を考察した。
図1は、カンゾウ属処理物としてカンゾウ油性エキス末を使用した場合の結果を示すものである。図1に示すように、カンゾウ油性エキス末のみを含有する比較例1は、カンゾウ油性エキス末と黒糖を含有する比較例2と比べて、いずれの項目も極めて低い値であった。また、カンゾウ油性エキス末に玄米粉、大麦茎葉の粉砕末のいずれかを組み合わせた比較例3、4は、比較例1と比べると改善は見られるものの、比較例2と同程度であった。一方、カンゾウ油性エキス末及び黒糖、並びに、玄米粉又は大麦茎葉の粉砕末のうち少なくとも1種を含有する実施例1〜4は、比較例1や比較例2〜4の組成物と比較して、いずれの項目も大幅に改善された。特に、臭いの改善がなされるのみでなく、えぐ味、苦味、渋味、舌触り、粉っぽさ、コク、味の濃さ、口当たり、のどごし、後味のすべての評価項目で高い評価となり、嗜好性に優れた組成物が得られることがわかった。また、カンゾウ油性エキス末、黒糖、玄米粉及び大麦茎葉の粉砕末を配合した実施例5〜7は、実施例1〜4と比較しても全ての項目でさらに高い評価であり、これら4成分を配合することで、より一層嗜好性に優れた組成物が得られることがわかった。
図2は、カンゾウ属処理物としてカンゾウ水性エキス末を使用した場合の結果を示すものである。図2に示すように、カンゾウ水性エキス末のみを含有する比較例5は、カンゾウ水性エキス末と黒糖を含有する比較例6と比べて、いずれの項目も極めて低い値であった。また、カンゾウ水性エキス末に玄米粉、大麦茎葉の粉砕末のいずれかを組み合わせた比較例7、8は、比較例5と比べると改善は見られるものの、比較例6と同程度であった。一方、カンゾウ水性エキス末及び黒糖、並びに玄米粉又は大麦茎葉の粉砕末のうち少なくとも1種を含有する実施例8〜11は、比較例5や比較例6〜8の組成物と比較して、いずれの項目も大幅に改善された。特に、臭いの改善がなされるのみでなく、えぐ味、苦味、渋味、舌触り、粉っぽさ、コク、味の濃さ、口当たり、のどごし、後味のすべての評価項目で高い評価となり、嗜好性に優れた組成物が得られることがわかった。また、カンゾウ水性エキス末、黒糖、玄米粉及び大麦茎葉の粉砕末を配合した実施例12〜14は、実施例11〜19と比較しても全ての項目でさらに高い評価であり、これら4成分を配合することで、より一層嗜好性に優れた組成物が得られることがわかった。
図3は、カンゾウ属処理物としてカンゾウ粉砕末を使用した場合の結果を示すものである。図3に示すように、カンゾウ粉砕末のみを含有する比較例9は、カンゾウ粉砕末と黒糖を含有する比較例10と比べて、いずれの項目も極めて低い値であった。また、カンゾウ粉砕末に玄米粉、大麦茎葉の粉砕末のいずれかを組み合わせた比較例11、12は、比較例9と比べると改善は見られるものの、比較例10と同程度であった。一方、カンゾウ粉砕末及び黒糖、並びに玄米粉又は大麦茎葉の粉砕末のうち少なくとも1種を含有する実施例21〜29は、比較例9や比較例15〜18の組成物と比較して、いずれの項目も大幅に改善された。特に、臭いの改善がなされるのみでなく、えぐ味、苦味、渋味、舌触り、粉っぽさ、コク、味の濃さ、口当たり、のどごし、後味のすべての評価項目で高い評価となり、嗜好性に優れた組成物が得られることがわかった。また、カンゾウ粉砕末、黒糖、玄米粉び大麦茎葉の粉砕末を配合した実施例19〜21は、実施例21〜29と比較しても全ての項目でさらに高い評価であり、これら4成分を配合することで、より一層嗜好性に優れた組成物が得られることがわかった。
以上の結果より、(A)カンゾウ属処理物を単独で用いた組成物(組成物I)は、カンゾウ属処理物独特の臭いや味を有し、嗜好性が極めて悪いものであった。また、(A)カンゾウ属処理物、並びに、(B)含蜜糖、(C)玄米処理物及び(D)大麦茎葉処理物のうち1種を含有する組成物(組成物II)は、組成物Iと比較すると、カンゾウ属処理物独特の臭いや味について改善は見られたものの、決して十分とは言えないものであった。一方、(A)カンゾウ属処理物及び(B)含蜜糖、並びに、(C)玄米処理物及び(D)大麦茎葉処理物のうち1種を含有する本発明の組成物(組成物III)は、組成物IやIIと比較して、カンゾウ属処理物独特の臭いや味を大幅に改善することができ、嗜好性に優れた組成物となることがわかった。さらに、(A)カンゾウ属処理物、(B)含蜜糖、(C)玄米処理物及び(D)大麦茎葉処理物を含有する本発明の組成物(組成物IV)は、組成物IIIと比較しても、より一層嗜好性に優れた組成物となることがわかった。
本発明によれば、含蜜糖、並びに、玄米処理物及び大麦茎葉処理物から選ばれる少なくとも1種を含有することにより、カンゾウ属処理物の呈味を改善することができるため、嗜好性の高い飲食用組成物を提供することができる。
Claims (2)
- (A)カンゾウ属油性エキス及び/又はカンゾウ属粉砕末、並びに、(B)含蜜糖、(C)玄米処理物、及び、(D)大麦茎葉粉砕末を含有することを特徴とする飲食用組成物。
- 前記(A)と前記(C)の配合比が1:0.00001〜10であることを特徴とする、請求項1に記載の飲食用組成物。
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