JP5716938B1 - 経口組成物及び呈味改善組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
スフィンゴ脂質の中でも、セラミドは、人間の皮膚を構成する成分の1種であり、皮膚のバリア機能の維持に重要な役割を果していることが知られており、セラミドを共通構造とするスフィンゴ脂質を経口摂取することにより、皮膚の保湿・保護、肌荒れ防止・改善の効果が得られることが知られている。
スフィンゴ脂質を有効成分とした経口組成物としては、セラミドの乾燥粉末を成形した落雁状又はラスク状のセラミド類含有組成物(特許文献1)、パイナップルから抽出されたグルコシルセラミドを含有するシワ抑制剤(特許文献2)等が開示されている。
スフィンゴ脂質をカプセルや糖衣等でコーティングする場合、コーティングに手間が掛かるとともに、スフィンゴ脂質を含有する組成物とした際の形状もカプセルや糖衣等に限定されるため、汎用性に欠け、非常に不便であった。
そのため、スフィンゴ脂質の利便性を高めるための呈味改善方法や呈味改善組成物、汎用性が高く経口摂取し易い経口組成物の開発が望まれていた。
(1)スフィンゴ脂質を含有する経口組成物であって、(a)糖類と、(b)麦の茎及び/又は葉と、を含有することを特徴とする経口組成物。
(2)前記糖類を2種以上含有することを特徴とする(1)に記載の経口組成物。
(3)前記糖類が、ブドウ糖,果糖,ガラクトース,麦芽糖,ショ糖,乳糖,トレハロース,フラクトオリゴ糖,キシロオリゴ糖,大豆オリゴ糖,ガラクトオリゴ糖,イソマルトオリゴ糖,乳果オリゴ糖,ラフィノース,デンプン,グリコーゲン,セルロース,ヘミセルロース,ペクチン,デキストリン,難消化性デキストリン,サイクロデキストリン,エリスリトール,キシリトール,リビトール,アラビトール,ガラクチトール,ソルビトール,マンニトール、パラチニット,ラクチトール,マルトトリイトール,イソマルトトリイトール,還元麦芽糖,還元パラチノースからなる群から選択されることを特徴とする(1)又は(2)に記載の経口組成物。
(4)前記麦の茎及び/又は葉が、粒径0.01〜1000μmの粉末であることを特徴とする(1)乃至(3)のいずれか1に記載の経口組成物。
(5)糖類及び麦の茎及び/又は葉を含有することを特徴とするスフィンゴ脂質の呈味改善組成物。
(6)粉状飲料であることを特徴とする(1)乃至(5)のいずれか1に記載の組成物。
(7)前記粉状飲料が、粒径0.01〜10000μmの顆粒であることを特徴とする(6)に記載の組成物。
(8)スフィンゴ脂質を含む組成物に、(A)糖類と、(B)麦の茎及び/又は葉と、を配合することを特徴とするスフィンゴ脂質の呈味改善方法。
(9)前記糖類を2種以上配合することを特徴とする(8)に記載の呈味改善方法。
(10)前記糖類が、ブドウ糖,果糖,ガラクトース,麦芽糖,ショ糖,乳糖,トレハロース,フラクトオリゴ糖,キシロオリゴ糖,大豆オリゴ糖,ガラクトオリゴ糖,イソマルトオリゴ糖,乳果オリゴ糖,ラフィノース,デンプン,グリコーゲン,セルロース,ヘミセルロース,ペクチン,デキストリン,難消化性デキストリン,サイクロデキストリン,エリスリトール,キシリトール,リビトール,アラビトール,ガラクチトール,ソルビトール,マンニトール、パラチニット,ラクチトール,マルトトリイトール,イソマルトトリイトール,還元麦芽糖,還元パラチノースからなる群から選択されることを特徴とする(8)又は(9)に記載の呈味改善方法。
これらスフィンゴ脂質は、生物界に幅広く存在していることが知られており、角質層の機能低下の改善等を目的とした美容用途の他、医薬用途等の様々な用途で用いられている。
本発明におけるスフィンゴ脂質は、以下の化学式で表される。
スフィンゴ糖脂質は、前述したセラミドに糖類が結合したものであり、(化1)において、R1及びR2はセラミドと同様であり、R3は単糖残基又はオリゴ糖残基である。該糖類としては、グルコース残基、マンノース残基、ガラクトース残基、フルクトース残基、ラムノース残基、スクロース残基、ラクトース残基、トレハロース残基、マルトース残基、ラフィノース残基、パノース残基、マルトトリオース残基、メレジトース残基、ゲンチアノース残基、スタキオース残基等が挙げられる。
スフィンゴリン脂質は、前述したセラミドにリン酸基が結合したもの、該リン酸基を解してコリンが結合したものであり、(化1)において、R1及びR2はセラミドと同様であり、R3はリン酸基、ホスホコリン残基、ホスホセリン残基、ホスホエタノールアミン残基又はホスホイノシトール残基等が挙げられる。
これらスフィンゴ脂質の中でも、スフィンゴ糖脂質の1種であるグルコシルセラミドを使用することが好ましい。これは、グルコシルセラミドの原料が植物由来、特に穀物を由来とするため、原料の入手が容易であるとともに、グルコシルセラミドは、pH変動や熱変動に対する安定性が高く、加工時に変質し難いため、経口組成物として使用し易いからである。
これらの中でも、米を原料とすることが好ましい。これは、米が特にアジア諸国で主食として盛んに生産されており、原料の入手が容易であるとともに、他の原料に比べて、得られるスフィンゴ脂質(グルコシルセラミド)の苦味や渋み、えぐみが弱いため、組成物中のスフィンゴ脂質の配合量が多くても、味や香りを改善することができ、スフィンゴ脂質の有する機能を得やすいからである。
原料からスフィンゴ脂質を得るための破砕・粉砕処理方法は、特に限定されず、湿式・乾式どちらでも良く、粉砕条件、処理装置も特に限定されず、市販の装置等を適宜使用することができる。使用する装置としては、例えば、高圧ホモジェナイザー、超音波粉砕機、気流式粉砕機、高速回転衝撃粉砕機、ボールミル又はビーズミル等が挙げられる。これらの処理は、加工物の粒径等の物性が好ましい範囲内になるよう、必要に応じて複数回繰り返しても良く、複数の処理を組み合わせても良い。
また、原料からのスフィンゴ脂質の抽出・分離方法及び合成方法は特に限定されず、目的に応じて適宜選択することができる。抽出方法としては、例えば、エタノール,水,含水エタノール等の当業者が通常用いる抽出溶媒を加え、必要に応じて加温して抽出する方法等を挙げることができる。
尚、スフィンゴ脂質の原料の加工物は、二酸化ケイ素等の賦形剤、増量剤、結合剤、増粘剤、乳化剤等と混合し、顆粒や錠剤等に成形等したものを使用しても良いし、水(精製水等)、食用油(コーン油等)等の溶媒に溶解乃至分散させたものを使用しても良い。
麦の茎及び/又は葉は、大部分は不溶性食物繊であり、抗高血圧効果、有害物質の吸着、腸内環境の改善、コレステロールの吸収抑制、食後血糖値の急上昇防止、スーパーオキサイドディスムターゼ(SOD)の活性化等の効果を有している。該麦の茎及び/又は葉は、通常入手可能なものであれば、麦の種類や品種、産地等は特に限定されない。
麦の種類の中でも、大麦の茎及び/又は葉は、ビタミン類、ミネラル類、不溶性食物繊維に富んでいるため好ましく、特に若葉であることがより好ましい。大麦の品種等は特に限定されない。
尚、使用する麦の茎及び/又は葉の種類や品種は、1種のみでも良く、2種以上を組み合わせても良い。
麦の茎及び/又は葉の破砕・粉砕等の加工方法は、特に限定されず、湿式・乾式どちらでも良く、粉砕条件、処理装置も特に限定されず、従来知られている加工方法を使用することができる。加工方法としては、例えば、自然乾燥又は乾燥機により水分を除き、ミル、クラッシャー、石臼、グラインダー等で微粉砕する方法、収穫した茎及び/又は葉を凍結乾燥して水分を除去後、粉砕する方法、収穫した茎及び/又は葉を搾汁し、それを乾燥して末にする方法等が挙げられる。特に、収穫した茎及び/又は葉は、乾燥の前後どちらかでブランチング処理することが好ましい。麦の茎及び/又は葉は、水分含量が10質量%以下、好ましくは5質量%以下になるように乾燥することが好ましい。これらの処理は、加工物の粒径等の物性が好ましい範囲内になるよう、必要に応じて複数回繰り返しても良く、複数の処理を組み合わせても良い。
また、麦の茎及び/又は葉からのエキスの抽出・分離方法及び合成方法は、特に限定されず、目的に応じて適宜選択することができる。抽出方法としては、例えば、エタノール,水,含水エタノール等の当業者が通常用いる抽出溶媒を加え、必要に応じて加温して抽出する方法等を挙げることができる。
麦の茎及び/又は葉からの搾汁方法は、特に限定されず、当業者が通常用いる搾汁方法を適用することができる。
麦の茎及び/又は葉の加工物は、二酸化ケイ素等の賦形剤、増量剤、結合剤、増粘剤、乳化剤等と混合し、成形等したものを用いても良いし、水(精製水等)や食用油(コーン油等)等の溶媒に溶解乃至分散させたものを用いても良い。
該麦の茎及び/又は葉の加工物の粒径は特に限定されないが、粉末の場合、例えば、0.01〜1000μm、好ましくは0.1〜300μm、より好ましくは1〜100μmが選択される。粉末の粒径が1μmより小さくなるにつれ加工が困難になる傾向あり、0.01μmより小さくなると、この傾向が著しくなるので好ましくない。また、粉末の粒径が100μmより大きくなると、直接又は粉状飲料として経口摂取する際にざらつき等を感じ易くなる傾向に有り、1000μmより大きくなると、この傾向が著しくなるので好ましくない。
また、顆粒の場合、例えば、0.01〜10000μm、好ましくは0.1〜3000μm、より好ましくは1〜1000μmが選択される。顆粒の粒径が1μmより小さくなるにつれ、造粒が困難となる傾向にあり、0.01μmより小さくなるにつれ、この傾向が著しくなるので好ましくない。また、顆粒の粒径が1000μmより大きくなるにつれ、粉状飲料として傾向摂取する際に、溶解乃至分散し難くなり、組成物としての汎用性が低くなる傾向にあり、10000μmより大きくなると、この傾向が著しくなるので好ましくない。
前記のその他の成分としては、例えば、ゼラチン,コラーゲンペプチド等のタンパク質;アルギン酸,難消化性デキストリン,グアーガム,グアーガム,グルコマンナン,ポリデキストロース,フコイダン等の水溶性食物繊維;セルロース,ヘミセルロース,ペクチン,リグナン,グルカン,ガラギーナン,アガロース,キチン・キトサン等の不溶性食物繊維;カルシウム,マグネシウム,鉄等のミネラル類;N−アセチルグルコサミン,ヒアルロン酸,コンドロイチン硫酸等のムコ多糖類;乳,発酵乳,脱脂粉乳等の乳製品;豆乳,豆乳粉末等の豆乳製品;レモン,リンゴ,明日葉,ケール,甘藷,甘藷茎葉,じゃがいも,ニンジン,カボチャ,ニガウリ,トマト,グリーンピース,モロヘイヤ等の植物又は植物加工品;スピルリナ等の藻類;乳酸菌,納豆菌,酪酸菌,麹菌,酵母等の微生物等を配合することができる。更に必要に応じて通常食品分野で用いられる、ステビア,アセスルファムカリウム,スクラロース,アスパルテーム,ソーマチン等の高甘味度甘味料;クエン酸,乳酸,グルコン酸,リンゴ等の酸味料;酸化チタン等の着色料;アラビアガム,キサンタンガム等の増粘剤;シェラック等の光沢剤;タルク,二酸化ケイ素,セルロース,ステアリン酸カルシウム等の製造用剤;ビタミンA,ビタミンC,ビタミンE等のビタミン類やローヤルゼリー,プロテイン,キトサン,レシチン等の栄養補助剤等を挙げることができる。
これら以外のその他の成分としては、種々の賦形剤,結合剤,滑沢剤,安定剤,希釈剤,増量剤,増粘剤,乳化剤,着色料,香料,食品添加物,調味料等を挙げることができる。その他の成分の含有量は、本発明の組成物の形態等に応じて適宜選択することができる。
粉状飲料とした場合の経口組成物の粒径は特に限定されないが、顆粒にした場合、例えば、0.01〜10000μm、好ましくは0.1〜3000μm、より好ましくは1〜1000μmが選択される。顆粒の粒径が1μmより小さくなるにつれ、造粒が困難となる傾向にあり、0.01μmより小さくなるにつれ、この傾向が著しくなるので好ましくない。また、顆粒の粒径が1000μmより大きくなるにつれ、粉状飲料として傾向摂取する際に、溶解乃至分散し難くなり、組成物としての汎用性が低くなる傾向にあり、10000μmより大きくなると、この傾向が著しくなるので好ましくない。
また、摂取対象個体の年齢、体重、体質等、様々な要因や目的に応じて適宜選択することができる。
まず、スフィンゴ脂質としてグルコシルセラミドを含有した米抽出物の粉末と、麦の茎及び/又は葉として1〜100μmの粒径に加工した大麦若葉粉末と、糖類としてデキストリン,ブドウ糖,還元麦芽糖,難消化性デキストリンの粉末を準備した。
次いで、該飲料組成物を被験者5人に摂取させ、美味しさ、香りの良さ、甘さの好み、飲みやすさの4項目(以下、美味しさ等4項目と記す。)、及び飲料ののどごしについて、9段階の点数を付けて評価した。評価基準は、1点:最高に悪い,2点:非常に悪い,3点:悪い,4点:やや悪い,5点:どちらでもない,6点:やや良い,7点:良い,8点:非常に良い,9点:最高に良い、とした。
結果を表1及び2、図1乃至5に示す。
また、グルコシルセラミドを含有した米抽出物粉末に、大麦若葉を配合した比較例2において、美味しさ等4項目の評価は、2.8〜3.6点であり、比較例1と殆ど変わらないという結果であった。のどごしは、3.4点と、比較例1よりも悪い結果であった。一般的に麦類の茎又は葉の粉末を飲料に用いる場合、のどごしが悪くなると言われており、その通りの結果が得られた。
グルコシルセラミドを含有した米抽出物粉末に、糖類の粉末を1種配合した比較例3乃至6において、美味しさ等4項目の評価は、比較例3が3.4〜4.0点、比較例4が3.8〜4.6点、比較例5が3.6〜4.8点、比較例6が3.4〜4.0点であり、美味しさや甘さの好み、飲みやすさが、比較例1に比べて1〜2点評価が上がっているが、やや悪いから悪いという評価結果が主であった。また、のどごしは、比較例3,5,6が4.2点、比較例4が4.4点であり、比較例1と変わらず、やや悪いに近い評価結果であった。
更に、グルコシルセラミドを含有した米抽出物粉末に、糖類の粉末を2種配合した比較例7乃至12において、美味しさ等4項目の評価は、比較例7が4.0〜5.2点、比較例8が4.2〜5.4点、比較例9が4.0〜4.6点、比較例10が4.0〜4.4点、比較例11が4.2〜5.2点、比較例12が4.0〜4.8点であり、比較例1に比べて各項目で1〜2点程度評価が上がっているが、平均してやや悪いという評価結果であった。のどごしは、比較例7から比較例12の順に、4.6点、5.0点、4.8点、4.6点、5.0点、4.6点であり、やや悪い又はどちらでもないという評価結果であった。
また、グルコシルセラミドに大麦若葉を加えた場合(比較例2)でも、美味しさ等5項目の評価は殆ど変わらず、呈味の改善ができないことが確認された。のどごしにおいては比較例1よりも悪くなることが確認された。
さらに、糖類を1種類のみ加えた場合(比較例3乃至6)、美味しさ等4項目の評価及びのどごしの評価結果は殆ど変わらず、呈味等の改善が見られないことが確認された。糖類を2種類加えた場合(比較例7乃至12)、糖類を1種類のみ加えた場合よりも評価結果の点数は多少高いが、美味しさ等4項目及びのどごしに関し、どちらでもないという5点の評価を超えることはほぼなく、呈味及びのどごしの改善はみられないことが確認された。
また、グルコシルセラミド及び大麦若葉粉末に対し、糖類の粉末を2種配合した実施例5乃至10につき、美味しさ等4項目の評価は、実施例5が7.4〜7.8点、実施例6が8.4〜8.8点、実施例7が7.6〜8.0点、実施例8が7.0点、実施例9が8.2〜8.8点、実施例10は7.4〜8.2点であり、平均して良い又は非常に良いという評価結果であることが確認された。のどごしは実施例5乃至10の順に、6.4点、7.0点、6.6点、6.2点、6.6点、6.8点であり、やや良いから良いという評価結果であった。
また、配合する糖類が2種(実施例5乃至10)の場合、美味しさ等4項目の評価は、比較例1に比べ各項目を平均して5.1〜5.6点も上がっており、糖類が1種の場合よりも、味や香り等が改善されていることが確認された。のどごしに関する評価は、平均して6.6点で、糖類1種の場合よりも評価は高いことが確認された。そのため、糖類は2種以上を組合せて配合する方が、呈味や飲料ののどごしの改善効果が高いことが確認された。
そのため、スフィンゴ脂質を含有する経口組成物に糖類と、麦の茎及び/又は葉と、を配合することで容易にスフィンゴ脂質の呈味を改善することができ、糖類と、麦の茎及び/又は葉と、の組合わせは、スフィンゴ脂質の好適な呈味改善組成物とすることができる。また、スフィンゴ脂質を含有する経口組成物に糖類と、麦の茎及び/又は葉を含有させることで、スフィンゴ脂質の周囲を糖衣等のコーティングをしなくても、味や香り、甘さ等が非常に優れ、飲料とした際ののどごしにも優れる経口組成物を得ることができる。
該組成物は、経口摂取し易いので、スフィンゴ脂質を効果的に摂取することができ、更に、麦の茎及び/又は葉に含まれるビタミン類やミネラル、不溶性食物繊維等も合わせて摂取することができる。
表3の配合割合で、各成分をフローコーターNFL−200型流動層造粒機(フロイント産業株式会社製)に投入し、数分間気流で混合し、これに、水を噴霧することにより造粒を行った。得られた造粒物を篩によって篩別し、粒径1〜1000μmの顆粒剤とした。
表4の配合割合で各成分を配合し、定法に従い打錠して錠剤を製造した。
表5の配合割合で各成分を配合し、定法に従い打錠して錠剤を製造した。
表6の配合割合で、配合例1と同様の方法を用いて粒径1〜1000μmの顆粒剤とし、水,お湯等の液体に分散・溶解させて摂取する粉状飲料とした。
表7の配合割合で各成分を配合した内溶液を調製し、定法に従いソフトカプセル化した。
表8の配合割合で組成物を調製し、定法に従いハードカプセル化した。
表9の配合割合で各成分を配合し、飴を製造した。
表10の配合割合で各成分を配合し、液体飲料を製造した。
表11の配合割合で各成分を配合し、定法に従い型に入れて成型し、グミを製造した。
表12の配合割合で各成分を配合し、定法に従い型に入れて成型し、ゼリーを製造した。
表13の配合割合で各成分を配合し、定法に従い型に入れて成型し、ガムを製造した。
Claims (3)
- 米を原料とするスフィンゴ脂質を0.01〜0.09質量%含有する経口組成物であって、
(a)糖類と、(b)麦の茎及び/又は葉とを含有し、
前記糖類として、難消化性デキストリン以外のデキストリン、及びブドウ糖の群から選択される少なくとも一つの糖を含み、
スフィンゴ脂質、糖類、並びに麦の茎及び/又は葉を、1:0.01〜4000:0.01〜2000の範囲の重量比で含有し、
スフィンゴ脂質1重量部に対し、糖類を556重量部以上、麦の茎及び/又は葉を556重量部以上の重量比で含有することを特徴とする、経口組成物。 - 麦の茎及び/又は葉の含有量が、0.001〜60質量%であることを特徴とする、請求項1に記載の経口組成物。
- 粉状飲料であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の経口組成物。
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