JP6145287B2 - シート貼付装置 - Google Patents
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Description
このシート貼付装置は、V状剥離板が台紙テープ部(剥離シート)から接着シートを剥離し、ベロー支持板(移動本体部)が接着シートの真上位置にベロー(継手手段)を位置させ、負圧発生装置からの負圧で継手手段を収縮状態とし、継手手段の開口部(支持手段)における吸引作用により接着シートを一旦保持(支持)する。次いで、移動本体部がスライドし、継手手段を被貼着物(被着体)の給送待機位置の真上に位置させた後、加圧発生装置からの加圧空気によって継手手段を伸展させ、接着シートを被着体の上面へ押圧して貼着している。
また、本発明の別のシート貼付装置は、接着シートを供給する供給手段と、前記供給手段で供給された接着シートを所定の位置である支持位置で支持する支持手段と、前記支持位置と前記支持手段で支持した接着シートを被着体に貼付する貼付位置との間で当該支持手段を移動させる移動手段とを備え、前記移動手段は、移動本体部と、当該移動本体部によって移動される被移動体と、当該被移動体と前記支持手段との間に設けられた継手手段とを備え、前記継手手段は、一端が前記被移動体に支持され、他端が前記支持手段に接続された弾性部材と、前記被移動体と前記支持手段との間の挿入空間に挿入することで前記支持手段を前記被移動体に対して移動不能な状態にし、前記挿入空間から取り出すことで前記支持手段を前記被移動体に対して揺動可能な状態にするスペーサとを備えている、という構成を採用している。
なお、以下において、基準となる図を挙げることなく、例えば、上、下、左、右、または、手前、奥といった方向を示した場合は、全て図1を正規の方向(付した番号が適切な向きとなる方向)から観た場合を基準とし、上、下、左、右方向が紙面に平行な方向であり、手前、奥方向が紙面に直交する方向とする。
移動本体部40は、駆動機器としてのリニアモータ41のスライダ42に支持された駆動機器としての直動モータ43を備えている。
被移動体50は、直動モータ43の出力軸44に支持され、下面が開口された箱状の上ケース51と、上端が上ケース51の内側上面に支持され、下端に外側へ突出するベースフランジ53が形成されたベースシャフト52とを備えている。
継手手段60は、上端が上ケース51の内側上面に支持され下端が支持プレート31の上面に接続された蛇腹61と、蛇腹61の内側に位置し、下端で支持プレート31を支持し、上端に内側へ突出する移動フランジ63が形成されるとともに、側壁62Aを貫通する貫通孔64が設けられた移動シャフト62と、供給管65Aを介して蛇腹61内部の第2空間SP2に連通し、当該第2空間SP2に流体としての気体GA1を供給可能な加圧ポンプやタービン等の流体供給手段65と、排出管66Aを介して第2空間SP2に連通し、第2空間SP2に存在する気体GA1を排出可能な減圧ポンプ、真空エジェクタ、開閉弁等の流体排出手段66とを備えている。なお、移動フランジ63とベースシャフト52の側壁52Aとは、それらの間に微小のクリアランスがあり、移動シャフト62がベースシャフト52に対して揺動自在(フレキシブル状態となることか可能)に設けられている。
先ず、支持プレート31が支持位置PAの直上に位置する状態で、オペレータが原反RSを図1に示すようにセットした後、図示しない操作パネル等を介して運転開始の信号を入力すると、供給手段2が回動モータ24および図示しない駆動機器を駆動し、原反RSを繰り出す。そして、接着シートASが剥離板23上の図1中実線で示すように、受渡し面23A上の受渡し位置に到達したことが図示しない検知手段に検知されると、回動モータ24および図示しない駆動機器の駆動を停止してスタンバイ状態となる。この後、図示しない搬送手段が支持面75AにウェハWFを載置し、ウェハ支持手段7でウェハWFを支持させる。次いで、継手手段60が流体供給手段65を駆動し、第2空間SP2に気体GA1を供給して第2空間SP2を加圧すると、蛇腹61が伸びて移動フランジ63がベースフランジ53に押し当てられる。これにより、支持プレート31がベースシャフト52に対して移動不能となりリジット状態となる。そして、移動手段4が直動モータ43を駆動し、図1中二点鎖線で示すように、支持プレート31を支持位置PAまで下降させて接着シートASに当接させる。そして、支持手段3が静電チャック33を駆動し、支持面32で接着シートASを支持する。ここで、剥離板23の受渡し面23Aとベースフランジ53の上面とは平行になるように調整されており、また、ベースフランジ53の上面と当該ベースフランジ53上に支持されたときの支持面32とは平行になるように調整されている。したがって、リジット状態となることで、受渡し面23Aと支持面32とが平行となり、延いては、受渡し面23A上に位置する接着シートASと支持面32とが平行となり、当該接着シートAS全面に支持面32全面を確実に当接させることができる。まして、支持プレート31がリジット状態となっていることで、当該支持プレート31が揺らぐこともない。
また、上ケース51、下ケース71および気圧調整手段72等を設けずに、接着シートASの貼付を大気圧中で行ってもよい。
さらに、支持手段3は、減圧ポンプや真空エジェクタ等の吸引手段や、粘着、接着等によって接着シートASを支持する構成としてもよい。
また、剥離手段は、丸棒やローラ等で構成してもよい。この場合、受渡し面23Aを構成する板状部材を配置することができる。
さらに、流体供給手段65が第2空間SP2に供給する気体は、大気でもよいし単体ガス、混合ガス等であってもよいし、流体は気体以外に液体やジェル状体であってもよく、流体排出手段66は、それら流体供給手段65が供給したものを第2空間SP2から排出可能であれば足りる。
また、移動手段4が接着シートASを貼付位置PBに移動させた時点で、当該接着シートASにウェハWFが当接して貼付が完了する構成とすれば、ウェハ支持手段7にテーブル75を昇降させる構成を設けなくてもよい。
さらに、支持手段3が支持位置PAで接着シートASを支持した後、供給手段2が回動モータ24および図示しない駆動機器を駆動しつつ、原反RSの繰出速度に合わせて右方向に移動する構成としてもよく、この場合、移動手段4のリニアモータ41が供給手段2を右方向に移動させる構成となり、移動手段4の直動モータ43が被移動体50を上下方向に移動させる本発明の移動本体部を構成する。なお、移動手段4が支持プレート31を左方向に移動させるとともに、供給手段2を右方向に移動させる構成としてもよい。
また、前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダおよびロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる(実施形態で例示したものと重複するものもある)。
2…供給手段
3…支持手段
4…移動手段
40…移動本体部
50…被移動体
60…継手手段
65…流体供給手段
AS…接着シート
PA…支持位置
PB…貼付位置
WF…ウェハ(被着体)
Claims (2)
- 接着シートを供給する供給手段と、
前記供給手段で供給された接着シートを所定の位置である支持位置で支持する支持手段と、
前記支持位置と前記支持手段で支持した接着シートを被着体に貼付する貼付位置との間で当該支持手段を移動させる移動手段とを備え、
前記移動手段は、移動本体部と、当該移動本体部によって移動される被移動体と、当該被移動体と前記支持手段との間に設けられた継手手段とを備え、
前記継手手段は、筒状に形成され、その軸方向の一端が前記被移動体における前記支持手段に対向する面に接続され、前記軸方向の他端が前記支持手段における前記被移動体に対向する面に接続された蛇腹又は弾性部材と、前記被移動体、前記支持手段および前記蛇腹又は弾性部材で囲まれる空間内に流体を供給して、前記被移動体に対して前記支持手段を揺動可能に支持するフレキシブル状態から前記被移動体に対して前記支持手段を移動不能に支持するリジッド状態に切り替える流体供給手段と、前記空間内の流体を排出して前記リジッド状態から前記フレキシブル状態に切り替える流体排出手段とを備えていることを特徴とするシート貼付装置。 - 接着シートを供給する供給手段と、
前記供給手段で供給された接着シートを所定の位置である支持位置で支持する支持手段と、
前記支持位置と前記支持手段で支持した接着シートを被着体に貼付する貼付位置との間で当該支持手段を移動させる移動手段とを備え、
前記移動手段は、移動本体部と、当該移動本体部によって移動される被移動体と、当該被移動体と前記支持手段との間に設けられた継手手段とを備え、
前記継手手段は、一端が前記被移動体に支持され、他端が前記支持手段に接続された弾性部材と、前記被移動体と前記支持手段との間の挿入空間に挿入することで前記支持手段を前記被移動体に対して移動不能な状態にし、前記挿入空間から取り出すことで前記支持手段を前記被移動体に対して揺動可能な状態にするスペーサとを備えていることを特徴とするシート貼付装置。
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