JP6145210B1 - 乗客管理装置、及び乗客管理方法 - Google Patents

乗客管理装置、及び乗客管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】乗客の帰還状態及び乗客数を適切に管理することができ、また乗車予約のない者(不審者など)の乗車を防止できる乗客管理装置を提供すること。【解決手段】バスの乗客を管理する乗客管理装置1であって、乗車客用カメラ10と、降車客用カメラ10と、乗車客用カメラ10で撮像された画像を撮像時刻と関連付けて記憶する乗車客画像記憶部41と、降車客用カメラ20で撮像された画像を撮像時刻と関連付けて記憶する降車客画像記憶部42と、乗車客画像記憶部41及び降車客画像記憶部42に記憶された情報に基づいて、乗客数を検出する乗客数検出部51aと、検出された乗客数を報知する乗客数報知部51bと、乗車客画像記憶部41及び降車客画像記憶部42に記憶された情報に基づいて、乗車後に降車した客と降車後に乗車してきた客とを照合する乗降客照合部52aと、照合結果を報知する照合結果報知部52bとを装備する。【選択図】図1

Description

本発明は乗客管理装置、及び乗客管理方法に関し、より詳細には、多人数の輸送が可能な輸送手段(例えば、バスなど)の乗客を管理するための乗客管理装置、及び乗客管理方法に関する。
多人数で観光コースなどを巡る場合、バスがよく利用される。バスでの移動が長距離になる場合、サービスエリアなど、トイレのある場所で休憩を取ることがある。また、観光名所等で乗客が自由に行動できる自由時間が設定されることがある。
休憩時間や自由時間を取る場合、バスの添乗員から乗客へ出発時刻が伝えられるので、乗客はその時刻までにバスへ戻る必要がある。出発時刻になると、添乗員によって乗客の帰還状況が確認され、乗客全員のバスへの帰還が確認されると、バスは次の目的地へ出発することになる。
しかしながら、乗客人数が多い場合、この確認作業は簡単ではない。例えば、乗客リストと照合して点呼をとるなど、手間と時間がかかる。そこで、この確認作業を効率よく行うための技術が提案されている(例えば、下記の特許文献1、2を参照)。
特許文献1、2に記載された発明では、乗客が所持するタグ(ICタグ)と、バスに搭載した装置との間で、無線信号のやり取りを行い、乗客の乗降を管理するようになっている。しかしながら、乗客毎にタグを用意しなければならず、システムを構築するためのコストが高くつき、また、乗客がタグを車内(座席)や車外で置き忘れた場合、乗客の乗降を正しく管理できないという課題があった。
また、乗客が途中で不正に入れ替わった場合、不正に乗車した乗客がタグをもっていれば、乗客が入れ替わったことを検出することができず、途中で不審者などが乗車したことを検出できないという課題があった。
特開2004−252909号公報 特開2004−139459号公報
課題を解決するための手段及びその効果
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、ICタグなどを乗客に所持させなくても、乗客の帰還状態及び乗車している人数(乗客数)を適切に管理することができ、また乗車予定でない者(不審者など)の乗車や誤乗車を防止できる乗客管理装置及び乗客管理方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明に係る乗客管理装置(1)は、多人数の輸送が可能な輸送手段の乗客を管理する乗客管理装置であって、乗車する客を撮像する1つ以上の乗車客撮像手段と、降車する客を撮像する1つ以上の降車客撮像手段と、前記乗車客撮像手段で撮像された乗車する客の顔を含む画像を撮像時刻と関連付けて記憶する乗車客画像記憶手段と、前記降車客撮像手段で撮像された降車する客の顔を含む画像を撮像時刻と関連付けて記憶する降車客画像記憶手段と、前記乗車客画像記憶手段及び前記降車客画像記憶手段に記憶された情報に基づいて、乗車している人数を検出する乗客数検出手段と、前記乗車客画像記憶手段及び前記降車客画像記憶手段に記憶された情報に基づいて、乗車後に降車した客と降車後に乗車してきた客とを照合する乗降客照合手段と、前記乗客数検出手段で検出された乗客数を報知する乗客数報知手段と、前記乗降客照合手段で照合された結果を報知する照合結果報知手段とを備えていることを特徴としている。
上記乗客管理装置(1)によれば、前記乗車客画像記憶手段に記憶される前記画像及びその撮像時刻と、前記降車客画像記憶手段に記憶される前記画像及びその撮像時刻とに基づいて、乗車している人数(乗客数)を常時管理できる。また、乗車後に降車した客の画像と降車後に乗車してきた客の画像とを照合することにより、ICタグなどの専用機器を乗客に所持させなくても乗客の帰還状態を適切に管理することができる。したがって、前記乗車後に降車した乗客とは異なる人物、例えば不審者などの乗車を防止でき、乗客の安全を守ることができる。
また本発明に係る乗客管理装置(2)は、上記乗客管理装置(1)において、乗客の生体認証情報を取得する生体認証情報取得手段を備え、前記乗車客画像記憶手段が、前記画像とともに、乗車する客の生体認証情報を撮像時刻と関連付けて記憶するものであり、前記降車客画像記憶手段が、前記画像とともに、降車する客の生体認証情報を撮像時刻と関連付けて記憶するものであることを特徴としている。
上記乗客管理装置(2)によれば、前記乗客数検出手段による乗客数の検出処理や前記乗降客照合手段による乗降客の照合処理において、前記画像とともに、前記乗降する客の生体認証情報を用いることができ、前記乗客数の検出精度や帰還時等における乗客の照合精度をさらに高めることができる。前記生体認証情報には、人間の指紋、静脈パターン、網膜、音声(声紋)などが含まれ、これらのうちの少なくとも1つの情報を用いることができる。
また本発明に係る乗客管理装置(3)は、上記乗客管理装置(1)において、前記乗車客撮像手段により2方向以上から撮像された複数の画像に基づいて乗車客の立体画像を生成する乗車客立体画像生成手段と、前記降車客撮像手段により2方向以上から撮像された複数の画像に基づいて降車客の立体画像を生成する降車客立体画像生成手段とを備え、前記乗車客画像記憶手段が、前記乗車客立体画像生成手段により生成された乗車客の立体画像を撮像時刻と関連付けて記憶するものであり、前記降車客画像記憶手段が、前記降車客立体画像生成手段により生成された降車客の立体画像を撮像時刻と関連付けて記憶するものであり、前記乗降客照合手段が、前記乗車後に降車した客の立体画像と前記降車後に乗車してきた客の立体画像とを照合するものであることを特徴としている。
上記乗客管理装置(3)によれば、前記乗降客照合手段によって、前記乗車後に降車した乗客の立体画像と前記降車後に乗車した乗客の立体画像とが照合されるので、平面画像どうしを照合する場合と比較して、照合精度を略100%に近い確率まで向上させることができる。
また本発明に係る乗客管理装置(4)は、上記乗客管理装置(1)〜(3)のいずれかにおいて、前記乗車客画像記憶手段及び前記降車客画像記憶手段に記憶された情報と、乗客の氏名及び座席位置を含む乗客情報とを関連付ける乗客情報関連付け手段と、該乗客情報関連付け手段により関連付けられた情報に基づいて、前記輸送手段の空席位置及び空席数を検出する空席情報検出手段と、該空席情報検出手段で検出された空席位置及び/又は空席数を報知する空席情報報知手段と、前記乗客数検出手段により検出された乗客数に対して、前記空席情報検出手段で検出された空席数が合っているか否かを判断する空席数判断手段と、該空席数判断手段による判断結果を報知する判断結果報知手段とを備えていることを特徴としている。
上記乗客管理装置(4)によれば、前記乗客情報関連付け手段により、前記乗車した客の画像及び前記降車した客の画像と、乗客の名前及び座席位置とが関連付け(紐付け)されるので、乗客数だけでなく、前記空席位置及び空席数を管理することができる。さらに前記乗客数に対して前記空席数が合っているか否かを判断し、その判断結果が報知されるので、前記乗客数に対して前記空席数が合っていない場合は、乗務員は、乗客数の確認を速やかに行うことができ、乗客数の検出漏れまたは二重検出がされたことをすぐに確認できる。
また本発明に係る乗客管理装置(5)は、上記乗客管理装置(4)において、前記乗車客撮像手段で撮像された前記画像を含む照合指示データを、乗客の氏名、座席位置及び顔画像を含む乗客情報が登録されている乗客情報データベースサーバに送信する照合指示データ送信手段と、前記乗客情報データベースサーバで照合された前記画像と前記乗客情報との照合結果を受信する照合結果受信手段とを備え、前記乗客情報関連付け手段が、前記照合結果が一致した場合に、前記乗客情報データベースサーバから受信した前記乗客の氏名及び座席位置と前記乗車客撮像手段で撮像された前記画像とを関連付ける処理を行うものであることを特徴としている。
上記乗客管理装置(5)によれば、前記画像を含む照合指示データが前記乗客情報データベースサーバに送信され、前記乗客情報データベースサーバから前記照合結果を受信し、前記照合結果が一致した場合に、前記乗客情報データベースサーバから受信した前記乗客の氏名及び座席位置と、前記乗車客撮像手段で撮像された前記画像とが関連付けられるので、出発地点等において前記輸送手段に乗客が乗車する際に、乗務員等が乗客の氏名や乗車チケット等を乗客に直接確認しなくても、撮像された乗客の画像から乗客情報(乗客の氏名及び座席位置)を自動的に関連付けることができる。
また本発明に係る乗客管理装置(6)は、上記乗客管理装置(4)において、乗客の氏名及び座席位置を含む乗客情報を記憶する乗客情報記憶手段と、前記乗車客撮像手段で撮像された前記画像を含む照合指示データを、個人の氏名及び顔画像を含む個人情報が登録されている個人情報データベースサーバに送信する照合指示データ送信手段と、前記個人情報データベースサーバで照合された前記画像と前記個人情報との照合結果を受信する照合結果受信手段とを備え、前記乗客情報関連付け手段が、前記照合結果が一致した結果であった場合に、前記照合結果に含まれる個人の氏名と前記乗客情報記憶手段に記憶された乗客の氏名とを照合し、該照合により一致した乗客の氏名及び座席位置と、前記乗車客撮像手段で撮像された前記画像とを関連付ける処理を行うものであることを特徴としている。
上記乗客管理装置(6)によれば、前記画像を含む照合指示データが前記個人情報データベースサーバに送信され、前記個人情報データベースサーバから前記照合結果を受信し、前記照合結果が一致した結果であった場合に、前記照合結果に含まれる個人の氏名と前記乗客情報記憶手段に記憶された乗客の氏名とが照合され、該照合により一致した乗客の氏名及び座席位置と、前記乗車客撮像手段で撮像された前記画像とが関連付けされるので、出発地点等において前記輸送手段に乗客が乗車する際に、乗務員等が乗客の氏名や乗車チケット等を乗客に直接確認しなくても、撮像された乗客の画像から乗客情報(乗客の氏名)を自動的に関連付けることができる。
また本発明に係る乗客管理装置(7)は、上記乗客管理装置(1)〜(6)のいずれかにおいて、前記乗降客照合手段による照合結果に基づいて、予定時刻に帰還していない乗客の携帯端末装置に位置情報要求信号を送信する要求信号送信手段と、前記位置情報要求信号を受信した前記携帯端末装置から送信される位置情報を受信する位置情報受信手段と、前記受信した位置情報を報知する位置情報報知手段とを備えていることを特徴としている。
上記乗客管理装置(7)によれば、予定時刻に帰還していない乗客の携帯端末装置に位置情報要求信号を送信し、前記携帯端末装置から送信される位置情報を受信し、該受信した位置情報を報知するので、乗務員等は前記予定時刻に帰還していない乗客の位置を把握することができる。また、前記位置情報を経時的に受信することにより、帰還していない乗客の帰還状態等も把握することができる。
また本発明に係る乗客管理装置(8)は、上記乗客管理装置(1)〜(6)のいずれかにおいて、乗客の携帯端末装置から送信される位置情報を受信する位置情報受信手段と、前記受信した位置情報に基づいて予定時刻までに前記輸送手段に帰還できるか否かを判断する帰還判断手段と、該帰還判断手段により、前記予定時刻までに帰還できないと判断した場合、該帰還できない乗客の携帯端末装置に呼出信号を送信する呼出信号送信手段とを備えていることを特徴としている。
上記乗客管理装置(8)によれば、前記予定時刻までに帰還できないと判断した場合、該帰還できない乗客の携帯端末装置に呼出信号を送信するので、未帰還の乗客の位置に応じて前記呼出信号を送信するタイミングを調整することができ、適切なタイミングで呼出を行うことができ、乗客の帰還が大幅に遅れることを防止することができる。
また本発明に係る乗客管理装置(9)は、上記乗客管理装置(1)〜(8)のいずれかにおいて、乗客から預かった荷物の情報を登録する荷物情報登録手段と、前記乗降客照合手段による照合結果に基づいて、予定時刻に帰還していない乗客が検出された場合、前記荷物情報登録手段に登録された荷物の情報に基づいて、前記帰還していない乗客の荷物があるか否かを判断する荷物判断手段と、該荷物判断手段により、前記帰還していない乗客の荷物があると判断した場合、当該乗客の荷物を確認又は移動するように報知する荷物報知手段とを備えていることを特徴としている。
上記乗客管理装置(9)によれば、前記予定時刻に帰還していない乗客が検出された場合、前記荷物情報登録手段に登録された荷物の情報に基づいて、前記帰還していない乗客の荷物があるか否かを判断し、前記帰還していない乗客の荷物があると判断した場合、当該乗客の荷物を確認又は移動するように報知するので、前記帰還していない乗客の荷物が不審物等であった場合に、速やかに当該荷物を前記輸送手段の外に移動することが可能となり、他の乗客の安全を確保することができ、また、前記不審物による事故の発生を防止することができる。
また本発明に係る乗客管理装置(10)は、上記乗客管理装置(1)〜(9)のいずれかにおいて、前記照合結果が一致しない結果であった場合に、当該乗客の顔を含む画像と不審者画像登録情報との照合結果を報知する不審者照合結果報知手段と、該不審者照合結果報知手段により、前記照合できない客が不審者である結果が報知された場合に、外部に通報する通報手段とを備えていることを特徴としている。
上記乗客管理装置(10)によれば、前記照合結果が一致しない結果であった場合に、当該乗客の顔を含む画像と不審者画像登録情報との照合結果を報知するとともに、外部に通報するので、乗務員等は不審者の乗車をいち早く把握することができるため、乗客の安全を確保する対策を速やかに講じることができ、また、外部通報機関(警察や警備会社など)に通報することにより、警備部隊などが速やかに駆け付けることが可能となり、前記不審者を早期に確保できる。
また本発明に係る乗客管理方法は、多人数の輸送が可能な輸送手段の乗客を管理する乗客管理方法であって、1つ以上の乗車客撮像手段を用いて乗車する客を撮像するステップと、1つ以上の降車客撮像手段を用いて降車する客を撮像するステップと、前記乗車客撮像手段で撮像された乗車する客の顔を含む画像を撮像時刻と関連付けて乗車客画像記憶手段に記憶するステップと、前記降車客撮像手段で撮像された降車する客の顔を含む画像を撮像時刻と関連付けて降車客画像記憶手段に記憶するステップと、前記乗車客画像記憶手段及び前記降車客画像記憶手段に記憶された情報に基づいて、乗車している乗客数を検出するステップと、前記乗車客画像記憶手段及び前記降車客画像記憶手段に記憶された情報に基づいて、乗車後に降車した乗客と降車後に乗車してきた乗客とを照合するステップと、前記乗客数を検出するステップで検出された乗客数を報知するステップと、前記乗降客を照合するステップで照合された結果を報知するステップとを含んでいることを特徴としている。
上記乗客管理方法によれば、前記乗車客画像記憶手段に記憶される前記画像及びその撮像時刻と、前記降車客画像記憶手段に記憶される前記画像及びその撮像時刻とに基づいて、乗車している人数(乗客数)を常時管理できる。また、乗車後に降車した客の画像と降車後に乗車してきた客の画像とを照合することにより、ICタグなどの専用機器を乗客に所持させなくても乗客の帰還状態を適切に管理することができる。さらに、前記乗車後に降車した乗客とは異なる人物、例えば不審者などの乗車を防止でき、乗客の安全を守ることができる。
本発明の実施の形態(1)に係る乗客管理装置の概略構成を示したブロック図である。 実施の形態(1)に係る乗客管理装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(1)に係る乗客管理装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(2)に係る乗客管理装置の概略構成を示したブロック図である。 実施の形態(2)に係る乗客管理装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(2)に係る乗客管理装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(2)に係る乗客管理装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(3)に係る乗客管理装置の概略構成を示したブロック図である。 実施の形態(3)に係る乗客管理装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(3)に係る乗客管理装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(4)に係る乗客管理装置の概略構成を示したブロック図である。 実施の形態(4)に係る乗客管理装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(4)に係る乗客管理装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(4)に係る乗客管理装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(5)に係る乗客管理装置の概略構成を示したブロック図である。 実施の形態(5)に係る乗客管理装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(5)に係る乗客管理装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(6)に係る乗客管理装置の概略構成を示したブロック図である。 実施の形態(6)に係る乗客管理装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(6)に係る乗客管理装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
以下、本発明に係る乗客管理装置、及び乗客管理方法の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に述べる各実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の技術的範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの実施の形態に限定されるものではない。
図1は、実施の形態(1)に係る乗客管理装置1の概略構成を示したブロック図である。なお、以下の各実施の形態では、1台以上のバス(輸送手段)で移動する旅行に参加した乗客の管理を行う乗客管理装置について説明する。輸送手段はバス等の車両に限定されない。船、飛行機などの多人数の輸送が可能な輸送手段の乗客の管理にも適用することができる。また、複数台のバスで移動する場合、各バスに乗客管理装置1を搭載し、これら複数の乗客管理装置1どうしで通信により各種情報をやり取りする構成(互いに連携可能な構成)にすることもできる。
実施の形態(1)に係る乗客管理装置1は、乗車客用カメラ10、降車客用カメラ20、時計部30、記憶部40、マイクロコンピュータ(マイコン)50、表示部60、通信部70、及び操作部80を含んで構成されている。
乗車客用カメラ10は、乗車する客を撮像するためのカメラであり、降車客用カメラ20は、降車する客を撮像するためのカメラである。いずれもレンズ部、CCDセンサやCMOSセンサなどの撮像素子、画像処理部、及び記憶部(いずれも図示せず)などを含んで構成され、動画や静止画を撮像することができる。前記画像処理部は、人の顔を個別に検出する人検出処理機能などを備えた画像処理プロセッサで構成されている。前記人検出処理機能は、例えば、撮像した画像から人の顔(顔と合致する領域)を検出し、該顔の画像領域から目、鼻、口端などの特徴点を抽出し、これら特徴点から人の顔を個別に検出する機能で構成されている。
乗車客用カメラ10は、例えば、バスの乗車口付近の乗車する客の顔が撮像できる位置に設置される。降車客用カメラ20は、例えば、バスの降車口付近の降車する客の顔が撮像できる位置に設置される。なお、乗車客用カメラ10と降車客用カメラ20は、それぞれ2つ以上のカメラで構成してもよい。また、乗車客用カメラ10と降車客用カメラ20とを一つのカメラで兼用するように構成してもよい。また、車外や車内を撮像するドライブレコーダーや車両の周辺監視装置用として搭載された1つ以上の車載用カメラを乗車客用カメラ10や降車客用カメラ20として兼用してもよい。
時計部30は、時計回路を含んで構成され、乗車客用カメラ10や降車客用カメラ20で画像が撮像された時刻を記録する機能を備えている。
記憶部40は、乗車客画像記憶部41と降車客画像記憶部42とを含んで構成されている。乗車客画像記憶部41には、乗車客用カメラ10で撮像された乗車する客の顔を含む画像と撮像時刻とが関連付けて記憶される。降車客画像記憶部42には、降車客用カメラ20で撮像された乗車する客の顔を含む画像と撮像時刻とが関連付けて記憶される。記憶部40は、例えば、フラッシュメモリなどの1つ以上の半導体メモリやハードディスク装置などで構成することができ、内蔵型メモリのみならず、外付け式メモリを適用することができる。
マイコン50は、各種の演算処理や情報処理などを行う機能を備え、1つ以上のプロセッサ(CPU)、RAM、ROMなどを含んで構成されている。マイコン50は、乗車客画像記憶部41と降車客画像記憶部42に記憶された情報に基づいて、乗車している人数を検出する乗客数検出部51aと、乗客数検出部51aで検出された乗客数を表示部60に表示する乗客数報知部51bとしての機能を備えている。さらに、乗車客画像記憶部41と降車客画像記憶部42に記憶された情報に基づいて、乗車後に降車した客と降車後に乗車してきた客とを照合(画像認識処理)する乗降客照合部52aと、乗降客照合部52aで照合された結果を表示部60に表示する照合結果報知部52bとしての機能を備えている。マイコン50には、これら各機能を実現するためのプログラムやデータが記憶されている。乗降客照合部52aには、人工知能(AI)を組み込んだ画像認証(顔認証)システムを採用してもよい。なお、上記各報知処理は、表示部60への表示だけでなく、図示しない音声出力部から合成音声を出力して報知してもよい。
表示部60は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの表示装置で構成されている。通信部70は、携帯電話網やインターネットなどの各種の通信ネットワークを介して外部とデータ通信や通話処理等を行うための無線通信機能を備えている。操作部80は、タッチパネルや操作ボタンなどの入力装置で構成されている。
乗客管理装置1は、例えば、カメラ機能と無線通信機能と比較的大型の表示部を備えているタブレット端末などの携帯端末装置で構成することもできる。また、複数の携帯端末装置を用いたシステムにより乗客管理装置1を構築することもできる。また、乗車客用カメラ10及び降車客用カメラ20と、記憶部40及びマイコン50を含む他の構成部分とが別体で構成され、互いに通信により情報のやり取りを行う構成とすることもできる。
図2は、実施の形態(1)に係る乗客管理装置1におけるマイコン50の行う処理動作を示したフローチャートである。本処理動作は、例えば、出発地点などで乗車予定の客(ツアー客)をバスに乗車させるときに実行される。
まずステップS1では、所定の起動信号に基づいて、乗車客用カメラ10を起動する処理を行い、次に乗客数カウンタKを0にセット(クリア)し(ステップS2)、その後、撮像処理を開始する(ステップS3)。前記所定の起動信号には、例えば、乗務員(本装置の管理者)による操作信号、又はバス側から受信した所定の操作信号(例えばドアを開く操作信号など)が含まれる。前記撮像処理は、動画像の撮影の他、静止画像を間欠的に撮影するようにしてもよく、また、人を検出した場合にのみ撮像処理を行うようにしてもよい。
次のステップS4では、撮像した画像から人の顔を検出したか否かを判断し、人の顔を検出したと判断すればステップS5に進み、当該人の顔を含む画像を撮像時刻と関連付けて乗車客画像記憶部41に記憶する処理を行う。
画像から人の顔を検出する処理方法には、例えば、撮像した画像から人の顔と合致する領域(矩形領域)を検出し、該顔の画像領域から目、鼻、口端などの特徴点位置を抽出し、これら特徴点位置に基づいて人を個別に検出する方法などが採用される。その他の顔検出技術も適用できる。乗車客画像記憶部41には、検出された人の顔を含む画像情報(該顔の特徴点位置などの情報を含む)と撮像時刻とが関連付けて記憶される。
次のステップS6では、乗客数カウンタKに1を加算し、次のステップS7では、乗客数を表示部60に表示する報知処理を行う。表示部60には、例えば、「現在の乗車人数は○○人です。」といった表示がされる。また、音声出力部(図示せず)から音声(合成音声)で乗客数を報知するようにしてもよい。
次のステップS8では、所定条件に基づいて、乗車予定の全員の乗車が完了したか否かを判断する。前記所定条件には、例えば、乗客数カウンタKが予定人数又は定員数になった場合、乗務員からの乗車完了操作の入力があった場合、またはバス側から受信した乗車ドアを閉める操作入力があった場合などの条件が含まれる。ステップS8において、乗車予定の全員の乗車が完了していないと判断すればステップS4に戻る一方、乗車予定の全員の乗車が完了したと判断すればステップS9に進み、乗客数カウンタKを乗客数として記憶して、その後処理を終える。
図3は、実施の形態(1)に係る乗客管理装置1におけるマイコン50の行う処理動作を示したフローチャートである。図3(a)は、例えば、休憩地点や観光地点などで乗客がバスから降車するときに実行される処理動作、図3(b)は、例えば、休憩地点や観光地点などで降車した乗客がバスに再乗車するときに実行される処理動作を示している。
図3(a)に示すステップS11では、所定の起動信号に基づいて、降車客用カメラ20を起動する処理を行い、次に降車客カウンタKを0にセット(クリア)し(ステップS12)、その後、撮像処理を開始する(ステップS13)。前記所定の起動信号には、例えば、乗務員による操作信号、又はバス側から受信した所定の操作信号(例えばドアを開く操作信号など)が含まれる。前記撮像処理は、動画像の撮影の他、静止画像を間欠的に撮影するようにしてもよく、また、人を検出した場合にのみ撮像処理を行うようにしてもよい。
次のステップS14では、撮像した画像から降車する人の顔を検出したか否かを判断し、人の顔を検出したと判断すればステップS15に進み、当該人の顔を含む画像を撮像時刻と関連付けて降車客画像記憶部42に記憶する処理を行う。
画像から人の顔を検出する処理方法には、上記した乗車客用カメラ10による人検出と同様の方法が採用される。降車客画像記憶部42には、検出された人の顔を含む画像情報(当該顔の特徴点位置などの情報を含む)と撮像時刻とが関連付けて記憶される。
次のステップS16では、降車客カウンタKに1を加算するとともに、KからKを減算する処理を行い、その後ステップS17において、降車客数(Kの値)と車内に残っている乗客数(K−Kの値)を表示部60に表示する報知処理を行う。
次のステップS18では、車内に残っている乗客数(K−K)が0になったか否かを判断し、車内に残っている乗客数が0ではないと判断すればステップS14に戻る。一方ステップS18において、車内に残っている乗客数が0であると判断すれば、降車客カウンタKを降車客数として記憶し(ステップS19)、その後処理を終える。
図3(b)に示すステップS21では、所定の起動信号に基づいて、乗車客用カメラ10を起動する処理を行い、次に乗車客カウンタKを0にセット(クリア)し(ステップS22)、その後、撮像処理を開始する(ステップS23)。所定の起動信号には、例えば、乗務員による操作信号、バス側から受信した所定の操作信号(乗車ドアを開く操作信号など)が含まれる。
次のステップS24では、乗車してくる人の顔を検出したか否かを判断し、人の顔を検出したと判断すればステップS25に進む。ステップS25では、当該人の顔を含む画像と、降車客画像記憶部42に記憶された降車客画像とを照合する処理(画像認識処理)を行う。顔照合処理では、当該人の顔を含む画像と、降車客画像記憶部42に記憶された降車客画像とをそれぞれ比較する。比較の際には、例えば、各画像から抽出された顔の特徴点、例えば、目、鼻、口、等の位置、大きさ、高さ、顔の輪郭などを比較し、これら特徴点の類似度合いに基づいて同一人か否かを判断する顔認証処理などを適用できる。他の顔認証技術を適用することもできる。
次のステップS26では、当該人の顔画像が降車客画像記憶部42に記憶されている降車客の顔画像と一致したか否かを判断し、一致したと判断すればステップS27に進む。ステップS27では、当該人の顔を含む画像と撮像時刻とを関連付けて乗車客画像記憶部41に記憶する処理を行う。
次のステップS28では、乗車客カウンタKに1を加算するとともに、未帰還の乗客数(K−K)と車内にいる乗客数(K−K+K)とを算出する処理を行いステップS29に進む。ステップS29では、算出した未帰還の乗客数(K−K)と車内にいる乗客数(K−K+K)とを表示部60に表示する報知処理を行う。次のステップS30では、未帰還の乗客数(K−K)が0になったか否かを判断し、未帰還の乗客数が0ではない(未帰還の乗客がいる)と判断すればステップS24に戻る。一方ステップS30において、未帰還の乗客数が0である(全員帰還した)と判断すれば、その後処理を終える。
一方、ステップS26において、当該人の顔画像が降車客画像記憶部42に記憶されている降車客の顔画像と一致しない(不一致)と判断すればステップS31に進む。ステップS31では、不一致であったことを表示部60に表示する報知処理を行い、その後ステップS30に進む。
ステップS31で行われる報知処理により、乗務員等は、乗車してきた人が再乗車の客ではないことがすぐに分かるので、乗車してきた人に誤乗車の確認等を速やかに行うことができる。また、複数台のバスで旅行している場合には、別のバスに装備された乗客管理装置1に当該人の顔画像を送信し、各バスの乗客管理装置1で画像照合処理を行い、それらの照合結果を受信して報知する処理を行ってもよい。複数の乗客管理装置1を連携可能な構成にすれば、乗車してきた人がバスを間違えていた場合に、乗車すべきバスを速やかに知らせることができる。
実施の形態(1)に係る乗客管理装置1によれば、乗車客画像記憶部41に記憶される乗車客の画像及びその撮像時刻と、降車客画像記憶部42に記憶される降車客の画像及びその撮像時刻とに基づいて、バスに乗車している人数(乗客数)を常時管理することができる。また、乗車後に降車した客の顔画像と降車後に乗車してきた客の顔画像とを照合(顔認証)することにより、ICタグなどの専用機器を乗客に所持させなくても乗客の帰還状態を適切に管理することができる。さらに、前記乗車後に降車した乗客とは異なる人物、例えば不審者などが乗車することを防止することができ、乗客の安全を守ることができる。
図4は、実施の形態(2)に係る乗客管理装置1Aの概略構成を示したブロック図である。但し、実施の形態(1)に係る乗客管理装置1と同様の構成部分については、同符号を付して、その説明を省略する。
実施の形態(2)に係る乗客管理装置1Aは、乗降する客の指紋を読み取る指紋センサ31をさらに備えている。また、顔画像の照合結果(顔認証結果)が不一致となった場合に、通信ネットワーク2を介して外部の不審者情報登録サーバ4にアクセスし、不審者情報登録サーバ4で実行された不審者データとの照合結果を受信して報知する機能を備えている。
実施の形態(2)に係る乗客管理装置1Aは、乗車客用カメラ10、降車客用カメラ20、時計部30、指紋センサ31、記憶部40、マイクロコンピュータ(マイコン)50、表示部60、通信部70、及び操作部80を含んで構成されている。
指紋センサ31は、例えば、半導体式の指紋センサで構成され、指を当該センサ上に置いたときに、指紋の凹凸によって異なる電極の電荷の変化を検出し、この電荷量を電圧に変換し、さらに指紋画像に変換する機能を備えている。そして取得した指紋画像から特徴点、例えば、指紋模様の中心点、指紋凸部模様の分岐点、端点、三角州などを抽出する機能を備えている。指紋センサ31は、乗降時に指をタッチしやすい位置に設置すればよく、例えば、バスの乗車ドアや降車ドアの付近に設置することが好ましい。指紋センサ31を複数設けても良い。
なお、実施の形態(2)では、生体認証情報取得手段として指紋センサ31を採用したが、生体認証情報取得手段は指紋センサ31に限定されるものではない。人の静脈パターン、網膜、又は音声(声紋)などの個人を識別可能な生体情報を取得可能な1つ以上のセンサを適用することができる。
記憶部40Aは、乗車客画像記憶部41Aと、降車客画像記憶部42Aとを含んで構成されている。乗車客画像記憶部41Aには、乗車客用カメラ10で撮像された乗車する客の顔を含む画像及び指紋センサ31で取得した乗車する客の指紋情報(指紋画像及び特徴点)が撮像時刻と関連付けて記憶される。降車客画像記憶部42Aには、降車客用カメラ20で撮像された乗車する客の顔を含む画像及び指紋センサ31で取得した降車する客の指紋情報(指紋画像及び特徴点)が撮像時刻と関連付けて記憶される。
マイコン50Aには、乗車客画像記憶部41Aと降車客画像記憶部42Aに記憶された情報に基づいて乗客数を検出する乗客数検出部51aと、乗客数報知部51bとしての機能を備えている。また、乗車客画像記憶部41Aと降車客画像記憶部42Aに記憶された情報に基づいて、乗車後に降車した客と該降車後に乗車してきた客とを照合する処理(画像認識処理)を行う乗降客照合部52aと、照合結果報知部52bとしての機能を備えている。また、後述する不審者照合結果受信部72で受信した不審者情報を表示部60に表示して報知する不審者情報報知部53としての機能を備えている。マイコン50Aには、これら機能を実現するためのプログラムやデータが記憶されている。上記各報知処理は、表示部60への表示だけでなく、図示しない音声出力部から合成音声を出力して報知してもよい。
通信部70Aには、乗客画像送信部71と、不審者照合結果受信部72と、通報部73としての機能を含んで構成されている。乗客画像送信部71は、乗降客照合部52aによる照合結果、不一致となった場合に当該人の顔を含む画像を、無線基地局3、通信ネットワーク2を介して不審者情報登録サーバ4に送信する機能を備えている。不審者照合結果受信部72は、不審者情報登録サーバ4から送信された不審者照合結果を受信する機能を備えている。通報部73は、照合結果が不審者であった場合に、警察や公安、警備会社などの外部機関に通報する機能を備えている。
乗客管理装置1Aは、タブレット端末などの携帯端末装置で構成することもでき、また、複数の携帯端末装置を用いたシステムにより乗客管理装置1Aを構築することもできる。また、乗車客用カメラ10、降車客用カメラ20及び指紋センサ31と、記憶部40及びマイコン50を含む他の構成部分とが別体で構成され、互いに通信により情報のやり取りを行う構成とすることもできる。
不審者情報登録サーバ4は、不審者情報データベース4aを備えたコンピュータで構成されている。不審者情報データベース4aには、警察や公安などで収集された不審者(犯罪者など)の氏名、顔画像、身体的特徴、前科などを含む不審者情報が登録されている。不審者情報登録サーバ4は、乗客管理装置1Aから画像を受信すると、該画像を不審者情報データベース4aの画像と照合し、照合結果を乗客管理装置1Aに送信する。照合結果には、例えば、一致又は不一致の結果情報、さらに不審者と一致した場合には前記不審者情報を含めることができる。
図5は、実施の形態(2)に係る乗客管理装置1Aにおけるマイコン50Aの行う処理動作を示したフローチャートである。本処理動作は、例えば、出発地点などで乗車予定の客(ツアー客)をバスに乗車させるときに実行される。なお、図2に示した処理動作と同様の処理動作には同符号を付し、その説明を省略する。
まずステップS1では、乗車客用カメラ10の起動処理を行い、次に乗客数カウンタKを0にセットし(ステップS2)、その後、撮像処理を開始する(ステップS3)。ステップS4では、撮像した画像から人の顔を検出したか否かを判断し、人の顔を検出したと判断すればステップS41に進む。
ステップS41では、指紋センサ31で指紋を検出したか否かを判断し、ステップS41において、指紋を検出したと判断すればステップS42に進む。ステップS42では、当該人の顔を含む画像及び指紋情報を撮像時刻と関連付けて乗車客画像記憶部41Aに記憶する処理を行い、その後ステップS6に進む。一方ステップS41において、指紋を検出していないと判断すればステップS43に進み、当該人の顔を含む画像を撮像時刻と関連付けて乗車客画像記憶部41Aに記憶する処理を行い、その後ステップS6に進む。
ステップS6では、乗客数カウンタKに1を加算し、その後、乗客数を表示部60に表示する報知処理を行う(ステップS7)。ステップS8では、乗車予定の全員の乗車が完了したか否かを判断し、乗車予定の全員の乗車が完了していないと判断すればステップS4に戻る。一方ステップS8において、乗車予定の全員の乗車が完了したと判断すれば、乗客数カウンタKを乗客数として記憶し(ステップS9)、その後処理を終える。
図6、7は、実施の形態(2)に係る乗客管理装置1Aにおけるマイコン50Aの行う処理動作を示したフローチャートである。図6は、例えば、休憩地点や観光地点などで乗客がバスから降車するときに実行される処理動作、図7は、例えば、休憩地点や観光地点などで降車した乗客がバスに再乗車するときに実行される処理動作を示している。なお、図3(a)、(b)に示した処理動作と同様の処理動作には、同符号を付しその説明を省略する。
図6に示すステップS11では、降車客用カメラ20を起動する処理を行い、次に降車客カウンタKを0にセットし(ステップS12)、その後、撮像処理を開始する(ステップS13)。次のステップS14では、撮像した画像から降車する人の顔を検出したか否かを判断し、人の顔を検出したと判断すればステップS51に進む。
ステップS51では、指紋センサ31で指紋を検出したか否かを判断し、ステップS51において、指紋を検出したと判断すればステップS52に進む。ステップS52では、当該人の顔を含む画像及び指紋情報を撮像時刻と関連付けて降車客画像記憶部42Aに記憶する処理を行い、その後ステップS16に進む。一方ステップS51において、指紋を検出していないと判断すればステップS53に進み、当該人の顔を含む画像を撮像時刻と関連付けて降車客画像記憶部42Aに記憶する処理を行い、その後ステップS16に進む。
ステップS16では、降車客カウンタKに1を加算するとともに、KからKを減算する処理を行い、次のステップS17では、降車客数(Kの値)と車内に残っている乗客数(K−Kの値)を表示部60に表示する報知処理を行う。
ステップS18では、車内に残っている乗客数(K−K)が0になったか否かを判断し、車内に残っている乗客数が0になっていないと判断すればステップS14に戻る。一方ステップS18において、車内に残っている乗客数が0になったと判断すれば、降車客カウンタKを降車客数として記憶し(ステップS19)、その後処理を終える。
図7に示すステップS21では、乗車客用カメラ10を起動する処理を行い、次に乗車客カウンタKを0にセットし(ステップS22)、その後、撮像処理を開始する(ステップS23)。次のステップS24では、乗車してくる人の顔を検出したか否かを判断し、人の顔を検出したと判断すればステップS61に進む。
ステップS61では、指紋センサ31で指紋を検出したか否かを判断し、ステップS61において指紋を検出したと判断すればステップS62に進む。ステップS62では、当該人の顔を含む画像及び指紋情報と、降車客画像記憶部42Aに記憶された情報(降車客画像及び指紋情報、又は降車客画像)とを照合する処理(顔認証及び指紋認証処理、又は顔認証処理)を行う。
指紋認証処理では、当該人の指紋画像と、降車客画像記憶部42Aに記憶された降車客の指紋情報とをそれぞれ比較(照合)する。比較の際には、例えば、各指紋画像から指紋の特徴点、例えば、指紋模様の中心点、指紋凸部模様の分岐点、端点、三角州などを抽出し、これらの特徴点などを比較して、これら特徴点の類似度合いに基づいて同一人か否かを判断する方法を適用できる。他の指紋認証技術を適用することもできる。
次のステップS63では、当該人の顔画像及び指紋が、降車客画像記憶部42Aに記憶されている降車客の顔画像及び指紋と一致したか否かを判断し、少なくともいずれかと一致したと判断すればステップS64に進む。ステップS64では、当該人の顔を含む画像及び指紋情報を撮像時刻と関連付けて乗車客画像記憶部41Aに記憶する処理を行い、その後ステップS28に進む。
一方ステップS61において、指紋を検出していないと判断すればステップS65に進み、当該人の顔を含む画像と、降車客画像記憶部42Aに記憶された降車客画像とを照合する処理(顔認証処理)を行う。次のステップS66では、当該人の顔画像が、降車客画像記憶部42Aに記憶されている降車客の顔画像と一致したか否かを判断し、一致したと判断すればステップS67に進む。ステップS67では、当該人の顔を含む画像を撮像時刻と関連付けて乗車客画像記憶部41Aに記憶する処理を行い、その後ステップS28に進む。ステップS28〜S30の処理動作は、図3(b)に示したステップS28〜S30の処理動作と同様であるので、その説明を省略する。
一方ステップS63において、降車客の顔画像及び指紋のいずれとも一致していないと判断すればステップS68に進み、乗車してきた客の画像及び指紋情報を不審者情報登録サーバ4へ送信する処理を行い、その後ステップS70に進む。
また、ステップS66において、降車客の顔画像と一致していないと判断すればステップS69に進み、乗車してきた客の画像を不審者情報登録サーバ4へ送信する処理を行い、その後ステップS70に進む。
ステップS70では、不審者情報登録サーバ4から送信された不審者照合結果を受信する処理を行い、その後ステップS71に進む。ステップS71では、不審者照合結果が、不審者であるか(不審者と一致しているか)否かを判断し、不審者であると判断すればステップS72に進む。ステップS72では、警察・公安又は警備会社などの外部通報機関5に、不審者が乗車してきた情報を通報する処理を行い、その後ステップS74に進む。一方ステップS71において、不審者でなかった(不審者と不一致)と判断すればステップS73に進み、誤って乗車してきたことを表示部60に表示する報知処理を行い、その後ステップS74に進む。ステップS74では、乗車客カウンタKはKのままで、未帰還の乗客数(K−K)と車内にいる乗客数(K−K+K)を求める処理を行い、その後ステップS29に進む。
なお、複数台のバスで旅行している場合には、ステップS73において、別のバスに装備された乗客管理装置1Aに当該人の顔画像を送信し、各バスの乗客管理装置1Aで画像照合処理を行い、それらの照合結果を受信して報知する処理を行ってもよい。係る構成によれば、乗車してきた人がバスを間違えていた場合には、乗車すべきバスを速やかに知らせることができる。
上記実施の形態(2)に係る乗客管理装置1Aによれば、上記実施の形態(1)に係る乗客管理装置1と同様の効果が得られる。さらに、乗客管理装置1Aによれば、乗客数検出部51aによる乗客数の検出処理や乗降客照合部52aによる乗降客の照合処理において、画像情報とともに乗降客の指紋情報を用いることができる。これにより、乗客数の検出精度や帰還時等における乗降客の照合精度をさらに高めることができ、精度の高い乗客管理を行うことができる。
また、乗客管理装置1Aによれば、上記ステップS62、S65における照合結果が不一致であった(降車客でない人が乗車してきた)場合に、不審者情報登録サーバ4に当該人の画像を送信する。そして、不審者情報データベース4aに登録された不審者情報と照合した結果(顔認証結果)を受信して報知するとともに、不審者であった場合に外部通報機関5に通報する。したがって、乗務員等は、誤乗車や不審者の乗車をいち早く把握することができる。特に不審者の場合には、乗客の安全を確保する対策を速やかに講じることができる。また、外部通報機関5に通報することにより、警官や警備担当者が速やかに駆け付けることが可能となり、不審者を早期に確保できる。
図8は、実施の形態(3)に係る乗客管理装置1Bの概略構成を示したブロック図である。但し、実施の形態(1)に係る乗客管理装置1と同様の構成部分については、同符号を付して、その説明を省略する。
実施の形態(3)に係る乗客管理装置1Bでは、2つの乗車客用カメラ10、11を備え、バスに乗車する客を異なる方向(角度)から撮像し、2方向から撮像された複数の画像に基づいて乗車する客の立体画像を生成する機能を備えている。また、2つの降車客用カメラ20、21を備え、バスから降車する客を異なる方向(角度)から撮像し、2方向から撮像された複数の画像に基づいて降車する客の立体画像を生成する機能を備えている。これら立体画像を用いて、乗車後に降車した客と、降車後に乗車してきた客とを照合する機能を備えている。
実施の形態(3)に係る乗客管理装置1Bは、乗車客用カメラ10、11、立体画像生成部13、降車客用カメラ20、21、立体画像生成部23、時計部30、記憶部40B、マイコン50B、表示部60、通信部70、及び操作部80を含んで構成されている。なお、乗車客用カメラ10、11と降車客用カメラ20、21の代わりに、3D画像を生成する3Dカメラをそれぞれ採用してもよい。
立体画像生成部13は、乗車客用カメラ10、11により2方向から撮像された複数の画像に基づいて乗車客の立体画像(特に顔の立体(3D)画像)を生成する画像処理プロセッサを含んで構成されている。全方向(あらゆる方向)から見た乗車客の顔の画像(立体画像)を再現することができる。
立体画像生成部23は、降車客用カメラ20、21により2方向から撮像された複数の画像に基づいて乗車客の立体画像(特に顔の立体(3D)画像)を生成する画像処理プロセッサを含んで構成されている。全方向(あらゆる方向)から見た降車客の顔の画像(立体画像)を再現することができる。
記憶部40Bは、乗車客画像記憶部41Bと降車客画像記憶部42Bとを含んで構成されている。乗車客画像記憶部41Bには、立体画像生成部13で生成された乗車する客の顔を含む立体画像が撮像時刻と関連付けて記憶される。降車客画像記憶部42Bには、立体画像生成部23で生成された降車する客の顔を含む立体画像が撮像時刻と関連付けて記憶される。
マイコン50Bには、乗車客画像記憶部41Bと降車客画像記憶部42Bに記憶された情報に基づいて、乗客数を検出する乗客数検出部51aと、乗客数報知部51bとしての機能を備えている。また、乗車客画像記憶部41Bと降車客画像記憶部42Bに記憶された情報に基づいて、乗車後に降車した客と該降車後に乗車してきた客とを照合(画像認識処理)する処理を行う乗降客照合部52aと、照合結果報知部52bとしての機能を備えている。マイコン50Bには、これら機能を実現するためのプログラムやデータが記憶されている。上記各報知処理は、表示部60への表示だけでなく、図示しない音声出力部から合成音声を出力して報知してもよい。
乗客管理装置1Bは、タブレット端末などの携帯端末装置で構成することもできる。また、複数の携帯端末装置を用いたシステム又は3Dカメラを搭載した1つ以上の携帯端末装置で乗客管理装置1Bを構築することもできる。また、乗車客用カメラ10、11、立体画像生成部13、降車客用カメラ20、21、立体画像生成部23、及び時計部30と、記憶部40B及びマイコン50Bを含む他の構成部分とが別体で構成され、互いに通信により情報のやり取りを行う構成とすることもできる。
図9は、実施の形態(3)に係る乗客管理装置1Bにおけるマイコン50Bの行う処理動作を示したフローチャートである。本処理動作は、例えば、出発地点などで乗車予定(予約)の客をバスに乗車させるときに実行される。なお、図2に示した処理動作と同様の処理動作には、同符号を付し、その説明を省略する。
まずステップS1では、乗車客用カメラ10、11を起動する処理を行い、次に乗客数カウンタKを0にセットし(ステップS2)、その後、撮像処理を開始する(ステップS3)。ステップS4では、撮像した画像から人の顔を検出したか否かを判断し、人の顔を検出したと判断すればステップS81に進む。
ステップS81では、乗車客用カメラ10、11により2方向から撮像された複数の画像に基づいて乗車客の立体画像、例えば、乗車客の顔の立体画像を生成する処理を行う。次のステップS82では、生成された乗車客の顔を含む立体画像を撮像時刻と関連付けて乗車客画像記憶部41Bに記憶する処理を行い、その後ステップS6に進む。ステップS6〜S9の処理動作は、図2に示したステップS6〜S9の処理動作と同様であるので、その説明を省略する。
図10は、実施の形態(3)に係る乗客管理装置1Bにおけるマイコン50Bの行う処理動作を示したフローチャートである。(a)は、例えば、休憩地点や観光地点などで乗客がバスから降車するときに実行される処理動作、(b)は、例えば、休憩地点や観光地点などで降車した乗客がバスに再乗車するときに実行される処理動作を示している。なお、図3(a)、(b)に示した処理動作と同様の処理動作には、同符号を付しその説明を省略する。
図10(a)に示すステップS11では、降車客用カメラ20を起動する処理を行い、次に降車客カウンタKを0にセットし(ステップS12)、その後、撮像処理を開始する(ステップS13)。次のステップS14では、撮像した画像から降車する人の顔を検出したか否かを判断し、人の顔を検出したと判断すればステップS91に進む。
ステップS91では、降車客用カメラ20、21により2方向から撮像された複数の画像に基づいて降車客の立体画像、例えば、降車客の顔の立体画像を生成する処理を行う。次のステップS92では、生成された降車客の顔を含む立体画像を撮像時刻と関連付けて降車客画像記憶部42Bに記憶する処理を行い、その後ステップS16に進む。ステップS16〜S19の処理動作は、図3(a)に示したステップS16〜S19の処理動作と同様であるので、その説明を省略する。
次に図10(b)に示すステップS21では、乗車客用カメラ10を起動する処理を行い、次に乗車客カウンタKを0にセットし(ステップS22)、その後、撮像処理を開始する(ステップS23)。ステップS24では、乗車してくる人の顔を検出したか否かを判断し、人の顔を検出したと判断すればステップS101に進む。
ステップS101では、乗車客用カメラ10、11により2方向から撮像された複数の画像に基づいて乗車客の立体画像、例えば、乗車客の顔の立体画像を生成する処理を行う。次のステップS102では、当該乗車客の顔を含む立体画像と、降車客画像記憶部42Bに記憶された降車客の顔の立体画像とを照合する処理(顔の立体画像による認証処理)を行う。
顔の立体画像照合処理では、例えば、当該乗車客の顔の立体画像と、降車客画像記憶部42Bに記憶された降車客の顔の立体画像とをそれぞれ比較する。比較の際には、例えば、各立体画像から顔の特徴、例えば、目、鼻、口、等の位置、大きさ、高さ、顔の輪郭などの立体的な特徴点を抽出する。そして、これらの特徴点を比較して、これら特徴点の類似度合いに基づいて同一人か否かを判断する顔認証処理を適用できる。他の手法による顔認証技術を適用することもできる。
次のステップS103では、当該人の顔の立体画像が、降車客画像記憶部42Bに記憶されている降車客の顔の立体画像と一致したか否かを判断し、一致したと判断すればステップS104に進む。ステップS104では、当該人の顔を含む立体画像を撮像時刻と関連付けて乗車客画像記憶部41Bに記憶する処理を行い、その後ステップS28に進む。ステップS28〜S31の処理動作は、図3(b)に示したステップS28〜S31の処理動作と同様であるので、その説明を省略する。
上記実施の形態(3)に係る乗客管理装置1Bによれば、上記実施の形態(1)に係る乗客管理装置1と同様の効果が得られる。さらに、乗客管理装置1Bによれば、乗降客の顔の立体画像(3D画像)を生成し、乗降客照合部52aによって、乗車後に降車した乗客の顔の立体画像と降車後に乗車した乗客の顔の立体画像とが照合されるので、平面画像どうしを照合する場合と比較して、照合精度(顔認証精度)を略100%に近い確率まで向上させることができる。
図11は、実施の形態(4)に係る乗客管理装置1Cの概略構成を示したブロック図である。但し、実施の形態(1)に係る乗客管理装置1と同様の構成部分については、同符号を付して、その説明を省略する。
実施の形態(4)に係る乗客管理装置1Cでは、乗車チケットに記載されたコード(バーコード、2次元コードなど)を読み取るコード読取部32を備えている。そして、コードに記憶された乗客情報(乗客の氏名、座席位置、携帯端末装置の連絡先情報など)を乗客情報記憶部43に記憶し、乗客情報と、乗車客画像記憶部41や降車客画像記憶部42に記憶された情報とを関連付けて、バスの空席情報を検出して報知する処理を行う機能を備えている。また、乗降客照合部52aによる照合結果、予定時刻(出発予定時刻)に帰還していない乗客の携帯端末装置6に位置情報要求信号を送信し、携帯端末装置6から受信した位置情報を報知する処理を行う機能を備えている。携帯端末装置6には、携帯電話やスマートフォンが含まれる。
実施の形態(4)に係る乗客管理装置1Cは、乗車客用カメラ10、降車客用カメラ20、時計部30、コード読取部32、記憶部40C、マイコン50C、表示部60、通信部70C、及び操作部80を含んで構成されている。
コード読取部32は、乗車チケットに記載されたコード(バーコード、2次元コードなど)を光学的に読み取る装置であり、専用の読取装置の他、読取機能(読取用アプリケーションプログラム)が搭載された携帯端末装置などを使用することもできる。コード読取部32は、乗車する客が乗車チケットをかざしやすい場所に設置すればよく、または、乗務員がコード読取部32を手に持って乗車チケットにかざしてもよい。
記憶部40Cは、乗車客画像記憶部41と降車客画像記憶部42の他に、コード読取部32で読み取られたコードに記録されている乗客情報(例えば乗客の氏名や座席位置など)が記憶される乗客情報記憶部43を含んで構成されている。
マイコン50Cには、乗客数検出部51a、乗客数報知部51b、乗降客照合部52a、及び照合結果報知部52bとしての機能を備えている。さらに、乗客情報関連付け部54a、空席情報検出部54b、空席情報報知部54c、空席数判断部54d、判断結果報知部54e、及び位置情報報知部55としての機能を備えている。マイコン50Cには、これら機能を実現するためのプログラムやデータが記憶されている。
乗客情報関連付け部54aは、乗車客画像記憶部41及び降車客画像記憶部42に記憶された情報と、乗客情報記憶部43に記憶された情報(乗客の氏名及び座席位置を含む)とを関連付ける処理を行う。空席情報検出部54bは、乗客情報関連付け部54aで関連付けられた情報に基づいて、バスの空席位置及び空席数を検出する処理を行う。空席情報報知部54cは、空席情報検出部54bで検出された空席位置及び/又は空席数を表示部60に表示する報知処理を行う。空席数判断部54dは、乗客数検出部51aで検出された乗客数に対して、空席情報検出部54bで検出された空席数が合っているか否かを判断する処理を行う。判断結果報知部54eは、空席数判断部54dによる判断結果を表示部60に表示して報知処理を行う。また、位置情報報知部55は、乗客が所持する携帯端末装置6から通信ネットワーク2を介して受信した位置情報を表示部60に表示して報知する処理を行う。上記各報知処理は、表示部60への表示だけでなく、図示しない音声出力部から合成音声を出力して報知してもよい。
通信部70Cには、位置情報要求信号送信部74と、位置情報受信部75としての機能を備えている。位置情報要求信号送信部74は、乗降客照合部52aによる照合結果、予定時刻(出発予定時刻)に帰還していない乗客の携帯端末装置6に位置情報要求信号を送信する機能を備えている。位置情報受信部75は、携帯端末装置6から送信された位置情報を受信する機能を備えている。
乗客管理装置1Cは、例えば、カメラ部、コード読取部(アプリケーション)、及び無線通信部を搭載しているタブレット端末などの携帯端末装置で構成することもでき、また、複数の携帯端末装置を用いたシステムにより乗客管理装置1Cを構築することもできる。また、乗車客用カメラ10、降車客用カメラ20、時計部30及びコード読取部32と、記憶部40C及びマイコン50Cを含む他の構成部分とが別体で構成され、互いに通信により情報のやり取りを行う構成とすることもできる。
図12は、実施の形態(4)に係る乗客管理装置1Cにおけるマイコン50Cの行う処理動作を示したフローチャートである。本処理動作は、例えば、出発地点などで乗車予定の客(ツアー客)をバスに乗車させるときに実行される。なお、図2に示した処理動作と同様の処理動作には、同符号を付しその説明を省略する。
まずステップS1では、乗車客用カメラ10を起動する処理を行い、次に乗客数カウンタKを0にセットし(ステップS2)、その後、撮像処理を開始する(ステップS3)。ステップS4では、撮像した画像から人の顔を検出したか否かを判断し、人の顔を検出したと判断すればステップS5に進み、当該人の顔を含む画像を撮像時刻と関連付けて乗車客画像記憶部41に記憶する処理を行い、ステップS111に進む。
次のステップS111では、コード読取部32で乗車チケットのコード読取を行い、ステップS112では、読み取ったコードに記憶されている乗客情報(氏名及び座席位置を含む)を乗客情報記憶部43に記憶し、その後ステップS113に進む。
ステップS113では、乗車客画像記憶部41に記憶された情報と、乗客情報記憶部43に記憶された乗客情報とを関連付ける処理を行う。例えば、乗車客画像と、氏名及び座席位置とを紐付けコード(データ)などで関連付ける処理を行い、その後ステップS6に進む。この処理により撮像された画像と、氏名及び座席位置とが関連付けされる。
次のステップS6では、乗客数カウンタKに1を加算し、次のステップS7では、乗客数を表示部60に表示する報知処理を行い、その後ステップS114に進む。ステップS114では、ステップS113で関連付けられた情報に基づいてバスの空席位置及び空席数を検出する処理を行い、その後ステップS115に進む。ステップS115では、前記検出された空席位置及び/又は空席数を表示部60に表示する報知処理を行い、その後ステップS8に進む。
次のステップS8では、乗車予定の全員の乗車が完了したか否かを判断し、乗客の乗車が完了していないと判断すればステップS4に戻る。一方ステップS8において、全員の乗車が完了したと判断すればステップS9に進み、乗客数カウンタKを乗客数として記憶し、その後処理を終える。
図13、14は、実施の形態(4)に係る乗客管理装置1Cにおけるマイコン50Cの行う処理動作を示したフローチャートである。図13は、例えば、休憩地点や観光地点などで乗客がバスから降車するときに実行される処理動作、図14は、例えば、休憩地点や観光地点などで降車した乗客がバスに再乗車するときに実行される処理動作を示している。なお、図3(a)、(b)に示した処理動作と同様の処理動作には、同符号を付しその説明を省略する。
図13に示すステップS11では、降車客用カメラ20を起動する処理を行い、次に降車客カウンタKを0にセットし(ステップS12)、その後、撮像処理を開始する(ステップS13)。次のステップS14では、撮像した画像から降車する人の顔を検出したか否かを判断し、人の顔を検出したと判断すればステップS15に進む。ステップS15では、当該人の顔を含む画像を撮像時刻と関連付けて降車客画像記憶部42に記憶する処理を行い、その後ステップS121に進む。
ステップS121では、撮像した降車客画像を乗車客画像記憶部41に記憶されている乗車客画像と照合(顔認証処理)し、次のステップS122では、降車客画像に一致する乗車客画像を抽出する。次のステップS123では、抽出した乗車客画像に関連付けられた乗客情報と降車客画像とを関連付ける処理を行い、その後ステップS16に進む。
次のステップS16では、降車客カウンタKに1を加算するとともに、KからKを減算する処理を行う。次のステップS17では、降車客数(Kの値)と車内に残っている乗客数(K−Kの値)を表示部60に表示する報知処理を行い、ステップS124に進む。
次のステップS124では、ステップS123で関連付けられた情報に基づいてバスの空席位置及び空席数を検出する処理を行った後ステップS125に進む。ステップS125では、前記検出された空席位置及び/又は空席数を表示部60に表示して報知する処理を行い、その後ステップS18に進む。
次のステップS18では、車内に残っている乗客数(K−K)が0になったか否かを判断し、車内に残っている乗客数(K−K)が0になっていないと判断すればステップS14に戻る。一方ステップS18において、車内に残っている乗客数が0になったと判断すれば、降車客カウンタKを降車客数として記憶し(ステップS19)、その後処理を終える。
図14に示すステップS21〜S27の処理動作は、図3(b)に示したステップS21〜S27の処理動作と同様であるので、その説明を省略する。
ステップS27において、当該人の顔を含む画像を撮像時刻と関連付けて乗車客画像記憶部41に記憶する処理を行い、その後ステップS131に進む。ステップS131では、ステップS25の処理で一致した降車客画像に関連付けられた乗客情報と、当該人の顔を含む画像(乗車客画像)とを関連付ける処理を行い、その後ステップS28に進む。
ステップS28では、乗車客カウンタKに1を加算するとともに、未帰還の乗客数(K−K)と車内にいる乗客数(K−K+K)を求める処理を行う。次のステップS29では、未帰還の乗客数(K−K)と車内にいる乗客数(K−K+K)を表示部60に表示する報知処理を行い、その後ステップS132に進む。
次のステップS132では、ステップS131等で関連付けられた情報に基づいてバスの空席位置及び空席数を検出する処理を行い、その後ステップS133に進む。ステップS133では、前記検出された空席位置及び/又は空席数を表示部60に表示する報知処理を行い、その後ステップS134に進む。ステップS134では、帰還予定時刻(出発予定時刻)になったか否かを判断し、帰還予定時刻になっていない場合はステップS24に戻る一方、帰還予定時刻になった場合はステップS30に進む。ステップS30では、未帰還の乗客数(K−K)が0になったか否かを判断する。
ステップS30において、未帰還の乗客数が0ではない(未帰還の乗客がいる)と判断すればステップS135に進む。ステップS135では、前記空席位置から未帰還の乗客情報を抽出して、未帰還の乗客の携帯端末装置6に位置情報要求信号を送信する処理を行い、その後ステップS136に進む。未帰還の乗客の携帯端末装置6は、位置情報要求信号を受信すると、現在位置情報を乗客管理装置1Cへ送信する処理が行われるようになっている。
ステップS136では、未帰還の乗客の携帯端末装置6から送信されてきた位置情報を受信し、次のステップS137では、未帰還の乗客の位置情報(例えば、地図上の位置)を表示部60に表示する報知処理を行い、その後ステップS24に戻る。
一方ステップS30において、未帰還の乗客数(K−K)が0になったと判断すればその後処理を終える。
上記実施の形態(4)に係る乗客管理装置1Cによれば、上記実施の形態(1)に係る乗客管理装置1と同様の効果が得られる。さらに、乗客管理装置1Cによれば、乗客情報関連付け部54aにより、乗車した客の画像及び降車した客の画像と、乗客の氏名、座席位置及び連絡先情報とが関連付け(紐付け)されるので、乗客数だけでなく、バスの空席位置及び空席数を管理することができる。さらに乗客数に対して空席数が合っているか否かを判断し、その判断結果が報知されるので、乗客数に対して空席数が合っていない場合、乗務員は乗客数の確認を速やかに行うことができ、乗客数の検出漏れまたは二重検出がされたことを確認することができる。
また乗客管理装置1Cによれば、帰還予定時刻に帰還していない乗客の携帯端末装置6に位置情報要求信号を送信し、携帯端末装置6から送信される位置情報を受信し、該受信した位置情報を報知する。したがって、乗務員等は予定時刻に帰還していない乗客の位置を把握することができる。また、未帰還の乗客の位置情報を経時的に受信することにより、帰還していない乗客の帰還状態(例えば、バスに向かっている状態など)も把握することができる。
図15は、実施の形態(5)に係る乗客管理装置1Dの概略構成を示したブロック図である。但し、実施の形態(4)に係る乗客管理装置1Cと同様の構成部分については、同符号を付して、その説明を省略する。
実施の形態(4)に係る乗客管理装置1Cでは、コード読取部32で乗車チケットのコードを読み取り、コードに記録されている乗客情報を記憶する構成となっている。一方、実施の形態(5)に係る乗客管理装置1Dでは、乗車客用カメラ10で撮像された画像を含む照合指示データを乗客情報データベースサーバ7に送信し、乗客情報データベースサーバ7から受信した乗客情報を乗車客画像や降車客画像と関連付ける構成になっている。
また、実施の形態(4)に係る乗客管理装置1Cでは、帰還予定時刻までに未帰還の乗客に対して位置情報を要求するようになっている。一方、実施の形態(5)に係る乗客管理装置1Dでは、降車客の携帯端末装置6から位置情報を定期的に受信し、該位置情報から帰還予定時刻までに帰還できないと判断した場合に呼出信号を送信する構成になっている。
実施の形態(5)に係る乗客管理装置1Dは、乗車客用カメラ10、降車客用カメラ20、時計部30、記憶部40D、マイコン50D、表示部60、通信部70D、及び操作部80を含んで構成されている。
通信部70Dは、乗車客用カメラ10で撮像された画像を含む照合指示データを乗客情報データベースサーバ7に送信する照合指示データ送信部76と、乗客情報データベースサーバ7から送信された照合結果を受信する照合結果受信部77とを備えている。乗客情報データベースサーバ7は、乗客の氏名、座席位置、携帯端末装置6の連絡先、及び顔画像を含む乗客情報を登録するデータベース7aを備え、サーバコンピュータで構成されている。乗客情報データベースサーバ7は、乗客管理装置1Dから画像を含む照合指示データを受信すると、受信した画像と、データベース7aに登録されている顔画像とを照合(顔認証処理)し、その照合結果を乗客管理装置1Dへ送信する機構を備えている。
さらに通信部70Dは、乗客が所持する携帯端末装置6から送信される位置情報を受信する位置情報受信部79と、予定時刻までに帰還することが難しい乗客の携帯端末装置6に呼出信号を送信する呼出信号送信部78とを備えている。
記憶部40Dは、乗車客画像記憶部41と降車客画像記憶部42の他に、照合結果受信部77で受信した乗客情報(例えば乗客の氏名、座席位置、携帯端末装置の連絡先情報など)が記憶される乗客情報記憶部43Aを含んで構成されている。
マイコン50Dには、乗客数検出部51a、乗客数報知部51b、乗降客照合部52a、及び照合結果報知部52bとしての機能を備えている。さらに、乗客情報関連付け部54a、空席情報検出部54b、空席情報報知部54c、空席数判断部54d、判断結果報知部54e、及び位置情報報知部55としての機能と、帰還可否判断部56及び位置情報報知部57としての機能を備えている。マイコン50Dには、これら機能を実現するためのプログラムやデータが記憶されている。
乗客情報関連付け部54aは、乗車客画像記憶部41及び降車客画像記憶部42に記憶された情報と、乗客情報記憶部43Aに記憶された乗客情報(乗客の名前、座席位置、携帯端末装置の連絡先情報を含む)とを関連付ける処理を行う。例えば、照合結果受信部77で受信した照合結果が、データベース7aに登録されている客の顔画像と一致している場合に、乗車客用カメラ10で撮像された画像と、照合結果とともに受信した前記乗客情報とを関連付ける処理を行う。
帰還可否判断部56は、降車客が所持する携帯端末装置6から通信ネットワーク2を介して送信されてきた位置情報に基づいて、帰還予定時刻までにバスに帰還できるか否かを判断する。帰還予定時刻までに帰還できないと判断した場合には、呼出信号送信部78から当該客の携帯端末装置6に呼出信号を送信する指令を行う。また、位置情報報知部57は、降車客の携帯端末装置6から受信した位置情報を表示部60に表示する報知処理を行う。上記各報知処理は、表示部60への表示だけでなく、図示しない音声出力部から合成音声を出力して報知してもよい。
乗客管理装置1Dは、例えば、カメラ部、及び無線通信部を搭載しているタブレット端末などの携帯端末装置で構成することもでき、また、複数の携帯端末装置を用いたシステムにより乗客管理装置1Dを構築することもできる。また、乗車客用カメラ10、降車客用カメラ20、及び時計部30と、記憶部40D及びマイコン50Dを含む他の構成部分とが別体で構成され、互いに通信により情報のやり取りを行う構成とすることもできる。
図16は、実施の形態(4)に係る乗客管理装置1Dにおけるマイコン50Dの行う処理動作を示したフローチャートである。本処理動作は、例えば、出発地点などで乗車予定の客をバスに乗車させるときに実行される。なお、図12に示した処理動作と同様の処理動作には、同符号を付しその説明を省略する。
まずステップS1では、乗車客用カメラ10を起動する処理を行い、次に乗客数カウンタKを0にセットし(ステップS2)、その後、撮像処理を開始する(ステップS3)。ステップS4では、撮像した画像から人の顔を検出したか否かを判断し、人の顔を検出したと判断すればステップS141に進む。
ステップS141では、撮像した画像を含む照合指示データを乗客情報データベースサーバ7に送信する処理を行い、その後、ステップS142において、乗客情報データベースサーバ7から照合結果を受信し、ステップS143に進む。照合結果には、一致又は不一致の結果情報、また、一致している場合には、該一致した画像に関連付けて登録されている氏名、座席位置、携帯端末装置の連絡先情報を含む乗客情報が含まれる。
次のステップS143では、照合結果が一致であったか否か、すなわち、撮像した画像がデータベース7aに登録されている客の画像と一致していたか否かを判断する。ステップS143において、照合結果が一致であったと判断すればステップS144に進み、当該人の顔を含む画像を撮像時刻と関連付けて乗車客画像記憶部41に記憶する処理を行う。次のステップS145では、照合結果に含まれている乗客情報を乗客情報記憶部43Aに記憶する処理を行う。ステップS146では、乗車客画像記憶部41に記憶された情報と、乗客情報記憶部43Aに記憶された乗客情報とを関連付ける処理を行い、ステップS6に進む。ステップS6〜S9の処理動作は、図12に示したステップS6〜S9の処理動作と同様であるので、その説明を省略する。
一方ステップS143において、照合結果が一致ではない(不一致)と判断すればステップS147に進み、乗車してきた客が乗車予定の客ではないこと表示部60に表示する報知処理を行う。次のステップS148では、乗客数カウンタKは加算せずに、ステップS7以降の処理に進む。
図17は、実施の形態(5)に係る乗客管理装置1Dにおけるマイコン50Dの行う処理動作を示したフローチャートである。本処理動作は、例えば、休憩地点や観光地点などで降車した乗客がバスに再乗車するときに実行される処理動作を示している。なお、図14に示した処理動作と同様の処理動作には、同符号を付しその説明を省略する。
また、休憩地点や観光地点などで乗客がバスから降車するときに実行される処理動作は、図13に示した実施の形態(4)に係る乗客管理装置1Dの処理動作と同様であるので、その説明を省略する。
図17に示すステップS21〜S133の処理動作は、図14に示したステップS21〜S133の処理動作と同様であるので、その説明を省略する。
ステップS24において、乗車してくる人の顔を検出していないと判断すれば、ステップS151に進み、降車した客の携帯端末装置6から送信された位置情報を受信したか否かを判断する。ステップS151において、位置情報を受信していないと判断すればステップS30に進む一方、位置情報を受信したと判断すればステップS152に進み、受信した位置情報を表示部60に表示する報知処理を行う。
次のステップS153では、位置情報(バスの位置と乗客の現在位置との距離)に基づいて、予定時刻までに帰還可能か否かを判断し、帰還可能と判断すればステップS30に進む。一方ステップS153において、帰還不可能と判断すればステップS154に進み、当該客の携帯端末装置6に呼出信号を送信する処理を行い、その後ステップS30に進む。呼出信号は、帰還を促すための信号であり、電話の発呼信号、電子メールなどのメッセージ通知などが含まれる。
ステップS30では、未帰還の乗客数(K−K)が0になったか否かを判断し、未帰還の乗客数が0ではない(未帰還の乗客がいる)と判断すればステップS24に戻る一方、未帰還の乗客数が0であると判断すれば、その後処理を終える。
上記実施の形態(5)に係る乗客管理装置1Dによれば、上記実施の形態(4)に係る乗客管理装置1Cと同様の効果が得られる。さらに、乗客管理装置1Dによれば、乗車してきた客の画像を含む照合指示データが乗客情報データベースサーバ7に送信され、乗客情報データベースサーバ7から照合結果を受信し、照合結果が一致した場合に、照合結果とともに受信した乗客情報を記憶し、該乗客情報と乗車客の画像とが関連付けられる。したがって、出発地点等において、バスに乗客が乗車する際に、乗務員が乗客の氏名や乗車チケット等を乗客に直接確認しなくても、乗車してきた客の画像から乗客情報を自動的に関連付けることができる。そのため、乗務員の手間を省くことができ、利便性を高めることができる。
また、乗客管理装置1Dによれば、降車した客から位置情報を所定間隔で受信し、該位置情報から予定時刻までに帰還できないと判断した場合に、帰還できない客の携帯端末装置6に呼出信号を送信する。したがって、未帰還の乗客の位置に応じて呼出信号を送信するタイミングを調整することができ、予定時刻までに帰還できるように適切なタイミングで呼出を行うことができ、乗客の帰還が大幅に遅れることを防止することができる。
図18は、実施の形態(6)に係る乗客管理装置1Eの概略構成を示したブロック図である。但し、実施の形態(4)に係る乗客管理装置1Cと同様の構成部分については、同符号を付して、その説明を省略する。
実施の形態(4)に係る乗客管理装置1Cでは、コード読取部32で乗車チケットのコードを読み取り、コードに記録されている乗客情報を記憶する構成となっている。一方、実施の形態(6)に係る乗客管理装置1Eでは、乗客情報記憶部43Bに乗車予定客の氏名及び座席位置が予め登録されている。そして、乗車客用カメラ10で撮像された画像を含む照合指示データを個人情報データベースサーバ8に送信し、個人情報データベースサーバ8から照合結果を受信し、該照合結果が一致の場合に含まれる個人情報(氏名)と同じ氏名が乗客情報記憶部43Bに登録されている場合に、該乗客情報と乗車客画像とを関連付ける構成になっている。
また実施の形態(6)に係る乗客管理装置1Eでは、乗客から預かった荷物情報を登録し、予定時刻までに帰還していない乗客の荷物がある場合、該荷物の確認や移動を促す報知処理を行う構成となっている。
実施の形態(6)に係る乗客管理装置1Eは、乗車客用カメラ10、降車客用カメラ20、時計部30、記憶部40E、マイコン50E、表示部60、通信部70E、及び操作部80を含んで構成されている。
通信部70Eは、乗車客用カメラ10で撮像された画像を含む照合指示データを個人情報データベースサーバ8に送信する照合指示データ送信部76Aと、個人情報データベースサーバ8で照合された結果を受信する照合結果受信部77Aとを備えている。
個人情報データベースサーバ8は、個人を特定可能な個人番号、氏名及び顔画像を含む特定個人情報(例えば、マイナンバーを含む個人情報)などを登録するデータベース8aを備え、サーバコンピュータで構成されている。
記憶部40Dは、乗車客画像記憶部41と降車客画像記憶部42の他に、乗車予定客の氏名及び座席位置を含む乗客情報が予め記憶されている乗客情報記憶部43Bを含んで構成されている。照合結果受信部77Aで受信した個人情報(例えば、少なくとも氏名を含む)と乗客情報記憶部43Bに記憶された乗客情報(例えば、氏名)とが照合される。
マイコン50Dには、乗客数検出部51a、乗客数報知部51b、乗降客照合部52a、及び照合結果報知部52bとしての機能を備えている。さらに、乗客情報関連付け部54a、空席情報検出部54b、空席情報報知部54c、空席数判断部54d、及び判断結果報知部54eとしての機能と、荷物判断部58a及び荷物報知部58bとしての機能を備えている。マイコン50Dは、これら機能を実現するためのプログラムやデータが記憶されている。
乗客情報関連付け部54aは、乗車客画像記憶部41及び降車客画像記憶部42に記憶された情報と、乗客情報記憶部43Bに記憶された情報(乗客の氏名及び座席位置)とを関連付ける処理を行う。例えば、照合結果受信部77Aで受信した照合結果が、データベース8aに登録されている個人の顔画像と一致するとともに、照合結果に含まれる個人情報(氏名)と同じ氏名が乗客情報記憶部43Bに登録されている場合に、当該乗客の情報(乗客の氏名及び座席位置など)と乗車客用カメラ10で撮像された画像とを関連付ける処理を行う。また、照合結果受信部77Aで受信した照合結果が、データベース8aに登録されている個人情報(顔画像)と一致している場合に、乗車客用カメラ10で撮像された画像と、照合結果とともに受信した個人情報(氏名など)を関連付ける処理を行ってもよい。係る構成によれば、乗車客の画像と氏名とを自動的に関連付けることができる。
荷物判断部58aは、乗降客照合部52aによる照合結果、予定時刻に帰還していない乗客が検出された場合、荷物情報登録部44に登録された荷物の情報に基づいて、帰還していない乗客の荷物があるか否かを判断する。荷物報知部58bは、荷物判断部58aにおいて、帰還していない乗客の荷物があると判断した場合、当該乗客の荷物を確認し、又は移動を促す内容を表示部60に表示する報知処理を行う。
乗客管理装置1Eは、例えば、カメラ部及び無線通信部などを搭載しているタブレット端末などの携帯端末装置で構成することもできる。また、複数の携帯端末装置を用いたシステムにより乗客管理装置1Dを構築することもできる。また、乗車客用カメラ10、降車客用カメラ20、及び時計部30と、記憶部40E及びマイコン50Eを含む他の構成部分とが別体で構成され、互いに通信により情報のやり取りを行う構成とすることもできる。
図19は、実施の形態(6)に係る乗客管理装置1Eにおけるマイコン50Eの行う処理動作を示したフローチャートである。本処理動作は、例えば、出発地点などで乗車予定(予約)の客をバスに乗車させるときに実行される。なお、図12に示した処理動作と同様の処理動作には、同符号を付しその説明を省略する。
まずステップS1では、乗車客用カメラ10を起動する処理を行い、次に乗客数カウンタKを0にセットし(ステップS2)、その後、撮像処理を開始する(ステップS3)。ステップS4では、撮像した画像から人の顔を検出したか否かを判断し、人の顔を検出したと判断すればステップS161に進む。
ステップS161では、当該撮像した画像を撮像時刻と関連付けて乗車客画像記憶部41に記憶する処理を行いステップS162に進む。ステップS162では、撮像した画像を含む照合指示データを個人情報データベースサーバ8に送信する処理を行い、その後、ステップS163において、個人情報データベースサーバ8から照合結果を受信し、ステップS164に進む。照合結果には、撮像した画像とデータベース8aに含まれている顔画像との一致又は不一致の結果情報が含まれ、一致している場合には、該一致した画像(顔画像)と関連付けて登録されている個人の情報(少なくとも氏名)も受信するようになっている。
次のステップS164では、照合結果が個人情報と一致したか否か、すなわち、撮像した画像がデータベース8aに登録されている個人の画像と一致したか否かを判断する。ステップS164において、照合結果が個人情報と一致したと判断すればステップS165に進み、照合結果とともに受信した個人の情報(少なくとも氏名を含む)と同じ情報(氏名等)が乗客情報記憶部43Bの乗客情報の中に含まれているか否かを判断する。
ステップS165において、前記乗客情報の中に前記個人の情報と同じ情報が含まれている(例えば、乗車予定客の氏名と一致する)と判断すればステップS166に進む。ステップS166では、ステップS161で乗車客画像記憶部41に記憶された乗車客画像と、ステップS165で一致すると判断された乗客情報とを関連付ける処理を行い、ステップS6に進む。次のステップS6では、乗客数カウンタKに1を加算し、ステップS159に進む。
一方ステップS164において、照合結果が一致ではない(不一致)と判断すればステップS6に進む。また、ステップS165において、前記乗客情報の中に前記個人の情報と同じ情報が含まれていないと判断すればステップS167に進む。ステップS167では、乗車してきた客が乗車予定の客ではないことを表示部60に表示する報知処理を行い、次のステップS168では、乗客数カウンタKは加算せずに、ステップS169に進む。
ステップS169では、当該乗客から預かった荷物に付した荷物コードの入力があったか否かを判断し、荷物コードの入力があったと判断すればステップS170に進む。ステップS170では、荷物コードと当該乗客の画像とを関連付けて荷物情報登録部44に記憶する処理を行い、ステップS7に進む。一方ステップS169において荷物コードの入力がなかったと判断すればステップS7に進む。ステップS7〜S9の処理動作は、図12に示したステップS7〜S9の処理動作と同様であるので、その説明を省略する。
図20は、実施の形態(6)に係る乗客管理装置1Eにおけるマイコン50Eの行う処理動作を示したフローチャートである。本処理動作は、例えば、休憩地点や観光地点などで降車した乗客がバスに再乗車するときに実行される処理動作を示している。なお、図14に示した処理動作と同様の処理動作には、同符号を付しその説明を省略する。
また、休憩地点や観光地点などで乗客をバスから降車させるときに実行される処理動作は、図13に示した実施の形態(4)に係る乗客管理装置1Dの処理動作と同様であるので、その説明を省略する。
図20に示すステップS21〜S134の処理動作は、図14に示したステップS21〜S134の処理動作と同様であるので、その説明を省略する。
ステップS134において帰還予定時刻になったと判断すればステップS30に進み、ステップS30では、未帰還の乗客数(K−K)が0になったか否かを判断し、未帰還の乗客数が0ではない(未帰還の乗客がいる)と判断すればステップS181に進む。
ステップS181では、未帰還の乗客リストを抽出し、次のステップS182では、未帰還の乗客情報と、荷物情報登録部44に記憶されている情報とを照合して、未帰還者の荷物があるか否かを判断する。
ステップS182において、未帰還者の荷物がないと判断すればその後ステップS24に戻る一方、未帰還者の荷物があると判断すればステップS183に進む。ステップS183では、未帰還者の荷物を確認、車外に移動するように表示部60に表示する報知処理を行い、その後ステップS24に戻る。一方ステップS30において、未帰還の乗客数が0であると判断すれば、その後処理を終える。
上記実施の形態(6)に係る乗客管理装置1Eによれば、上記実施の形態(4)に係る乗客管理装置1Cと同様の効果が得られる。さらに、乗客管理装置1Eによれば、乗車してきた客の画像を含む照合指示データが個人情報データベースサーバ8に送信され、個人情報データベースサーバ8から照合結果を受信し、照合結果が一致した場合に、照合結果に含まれる個人情報(少なくとも氏名を含む)と乗客情報記憶部43Bに記憶された乗客の情報(氏名)とが照合され、該照合により一致した乗客の氏名及び座席位置と、乗車客用カメラ10で撮像された乗車客画像とが関連付けされる。したがって、出発地点等においてバスに客が乗車する際に、乗務員等が乗車する客の氏名や乗車チケット等を客に直接確認しなくても、撮像された乗車する客の画像から乗客情報(氏名及び座席位置など)を自動的に関連付けることができる。
また上記乗客管理装置1Eによれば、予定時刻に帰還していない乗客が検出された場合、荷物情報登録部44に登録された荷物の情報に基づいて、未帰還の乗客の荷物があるか否か判断される。そして、未帰還の乗客の荷物があると判断された場合、当該乗客の荷物を確認又は移動するように報知するので、未帰還の乗客の荷物が不審物等であった場合に、速やかに当該荷物をバスの外に移動することが可能となり、他の乗客の安全を確保することができ、また、不審物による事故の発生を防止することができる。
本発明は、以上の実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。また、実施の形態(1)〜(6)に係る乗客管理装置の一部の構成及び処理動作を組み合わせることもできる。
1、1A、1B、1C、1D、1E 乗客管理装置
10、11 乗車客用カメラ
20、21 降車客用カメラ
30 時計部
40、40A、40B、40C、40D、40E 記憶部
50、50A、50B、50C、50D、50E マイコン
60 表示部
70、70A、70C、70D 通信部
80 操作部

Claims (11)

  1. 多人数の輸送が可能な輸送手段の乗客を管理する乗客管理装置であって、
    乗車する客を撮像する1つ以上の乗車客撮像手段と、
    降車する客を撮像する1つ以上の降車客撮像手段と、
    前記乗車客撮像手段で撮像された乗車する客の顔を含む画像を撮像時刻と関連付けて記憶する乗車客画像記憶手段と、
    前記降車客撮像手段で撮像された降車する客の顔を含む画像を撮像時刻と関連付けて記憶する降車客画像記憶手段と、
    前記乗車客画像記憶手段及び前記降車客画像記憶手段に記憶された情報に基づいて、乗車している人数を検出する乗客数検出手段と、
    前記乗車客画像記憶手段及び前記降車客画像記憶手段に記憶された情報に基づいて、乗車後に降車した客と降車後に乗車してきた客とを照合する乗降客照合手段と、
    前記乗客数検出手段で検出された乗客数を報知する乗客数報知手段と、
    前記乗降客照合手段で照合された結果を報知する照合結果報知手段とを備えていることを特徴とする乗客管理装置。
  2. 乗客の生体認証情報を取得する生体認証情報取得手段を備え、
    前記乗車客画像記憶手段が、前記画像とともに、乗車する客の生体認証情報を撮像時刻と関連付けて記憶するものであり、
    前記降車客画像記憶手段が、前記画像とともに、降車する客の生体認証情報を撮像時刻と関連付けて記憶するものであることを特徴とする請求項1記載の乗客管理装置。
  3. 前記乗車客撮像手段により2方向以上から撮像された複数の画像に基づいて乗車客の立体画像を生成する乗車客立体画像生成手段と、
    前記降車客撮像手段により2方向以上から撮像された複数の画像に基づいて降車客の立体画像を生成する降車客立体画像生成手段とを備え、
    前記乗車客画像記憶手段が、前記乗車客立体画像生成手段により生成された乗車客の立体画像を撮像時刻と関連付けて記憶するものであり、
    前記降車客画像記憶手段が、前記降車客立体画像生成手段により生成された降車客の立体画像を撮像時刻と関連付けて記憶するものであり、
    前記乗降客照合手段が、前記乗車後に降車した客の立体画像と前記降車後に乗車してきた客の立体画像とを照合するものであることを特徴とする請求項1記載の乗客管理装置。
  4. 前記乗車客画像記憶手段及び前記降車客画像記憶手段に記憶された情報と、乗客の氏名及び座席位置を含む乗客情報とを関連付ける乗客情報関連付け手段と、
    該乗客情報関連付け手段により関連付けられた情報に基づいて、前記輸送手段の空席位置及び空席数を検出する空席情報検出手段と、
    該空席情報検出手段で検出された空席位置及び/又は空席数を報知する空席情報報知手段と、
    前記乗客数検出手段により検出された乗客数に対して、前記空席情報検出手段で検出された空席数が合っているか否かを判断する空席数判断手段と、
    該空席数判断手段による判断結果を報知する判断結果報知手段とを備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の乗客管理装置。
  5. 前記乗車客撮像手段で撮像された前記画像を含む照合指示データを、乗客の氏名、座席位置及び顔画像を含む乗客情報が登録されている乗客情報データベースサーバに送信する照合指示データ送信手段と、
    前記乗客情報データベースサーバで照合された前記画像と前記乗客情報との照合結果を受信する照合結果受信手段とを備え、
    前記乗客情報関連付け手段が、前記照合結果が一致した場合に、前記乗客情報データベースサーバから受信した前記乗客の氏名及び座席位置と、前記乗車客撮像手段で撮像された前記画像とを関連付ける処理を行うものであることを特徴とする請求項4記載の乗客管理装置。
  6. 乗客の氏名及び座席位置を含む乗客情報を記憶する乗客情報記憶手段と、
    前記乗車客撮像手段で撮像された前記画像を含む照合指示データを、個人の氏名及び顔画像を含む個人情報が登録されている個人情報データベースサーバに送信する照合指示データ送信手段と、
    前記個人情報データベースサーバで照合された前記画像と前記個人情報との照合結果を受信する照合結果受信手段とを備え、
    前記乗客情報関連付け手段が、前記照合結果が一致した結果であった場合に、前記照合結果に含まれる個人の氏名と前記乗客情報記憶手段に記憶された乗客の氏名とを照合し、該照合により一致した乗客の氏名及び座席位置と、前記乗車客撮像手段で撮像された前記画像とを関連付ける処理を行うものであることを特徴とする請求項4記載の乗客管理装置。
  7. 前記乗降客照合手段による照合結果に基づいて、予定時刻に帰還していない乗客の携帯端末装置に位置情報要求信号を送信する要求信号送信手段と、
    前記位置情報要求信号を受信した前記携帯端末装置から送信される位置情報を受信する位置情報受信手段と、
    前記受信した位置情報を報知する位置情報報知手段とを備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかの項に記載の乗客管理装置。
  8. 乗客の携帯端末装置から送信される位置情報を受信する位置情報受信手段と、
    前記受信した位置情報に基づいて予定時刻までに前記輸送手段に帰還できるか否かを判断する帰還判断手段と、
    該帰還判断手段により、前記予定時刻までに帰還できないと判断した場合、該帰還できない乗客の携帯端末装置に呼出信号を送信する呼出信号送信手段とを備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかの項に記載の乗客管理装置。
  9. 乗客から預かった荷物の情報を登録する荷物情報登録手段と、
    前記乗降客照合手段による照合結果に基づいて、予定時刻に帰還していない乗客が検出された場合、前記荷物情報登録手段に登録された荷物の情報に基づいて、前記帰還していない乗客の荷物があるか否かを判断する荷物判断手段と、
    該荷物判断手段により、前記帰還していない乗客の荷物があると判断した場合、当該乗客の荷物を確認又は移動するように報知する荷物報知手段とを備えていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかの項に記載の乗客管理装置。
  10. 前記照合結果が一致しない結果であった場合に、当該乗客の顔を含む画像と不審者画像登録情報との照合結果を報知する不審者照合結果報知手段と、
    該不審者照合結果報知手段により、前記照合できない客が不審者である結果が報知された場合に、外部に通報する通報手段とを備えていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかの項に記載の乗客管理装置。
  11. 多人数の輸送が可能な輸送手段の乗客を管理する乗客管理方法であって、
    1つ以上の乗車客撮像手段を用いて乗車する客を撮像するステップと、
    1つ以上の降車客撮像手段を用いて降車する客を撮像するステップと、
    前記乗車客撮像手段で撮像された乗車する客の顔を含む画像を撮像時刻と関連付けて乗車客画像記憶手段に記憶するステップと、
    前記降車客撮像手段で撮像された降車する客の顔を含む画像を撮像時刻と関連付けて降車客画像記憶手段に記憶するステップと、
    前記乗車客画像記憶手段及び前記降車客画像記憶手段に記憶された情報に基づいて、乗車している乗客数を検出するステップと、
    前記乗車客画像記憶手段及び前記降車客画像記憶手段に記憶された情報に基づいて、乗車後に降車した乗客と降車後に乗車してきた乗客とを照合するステップと、
    前記乗客数を検出するステップで検出された乗客数を報知するステップと、
    前記乗降客を照合するステップで照合された結果を報知するステップとを含んでいることを特徴とする乗客管理方法。
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