JP2003288624A - 輸送管理システム - Google Patents

輸送管理システム

Info

Publication number
JP2003288624A
JP2003288624A JP2002089146A JP2002089146A JP2003288624A JP 2003288624 A JP2003288624 A JP 2003288624A JP 2002089146 A JP2002089146 A JP 2002089146A JP 2002089146 A JP2002089146 A JP 2002089146A JP 2003288624 A JP2003288624 A JP 2003288624A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transportation
information
school
children
management
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002089146A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3822126B2 (ja
Inventor
Shigeatsu Asari
栄厚 浅利
Tetsuya Kaneshiro
哲也 兼城
Takaharu Hosoda
貴治 細田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2002089146A priority Critical patent/JP3822126B2/ja
Priority to US10/397,853 priority patent/US6975248B2/en
Publication of JP2003288624A publication Critical patent/JP2003288624A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3822126B2 publication Critical patent/JP3822126B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/08Logistics, e.g. warehousing, loading or distribution; Inventory or stock management
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07CTIME OR ATTENDANCE REGISTERS; REGISTERING OR INDICATING THE WORKING OF MACHINES; GENERATING RANDOM NUMBERS; VOTING OR LOTTERY APPARATUS; ARRANGEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS FOR CHECKING NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • G07C9/00Individual registration on entry or exit
    • G07C9/20Individual registration on entry or exit involving the use of a pass
    • G07C9/28Individual registration on entry or exit involving the use of a pass the pass enabling tracking or indicating presence
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/123Traffic control systems for road vehicles indicating the position of vehicles, e.g. scheduled vehicles; Managing passenger vehicles circulating according to a fixed timetable, e.g. buses, trains, trams

Abstract

(57)【要約】 【課題】輸送対象の輸送状況を精度高く判断して迅速に
通報する。 【解決手段】輸送車両20に設けた管理端末装置3と、
輸送対象20の輸送状態を遠隔管理する管理本体装置2
とを備える。管理端末装置3は、輸送車両20の現在位
置を検知する位置検知手段12、18と、輸送車両20
への輸送対象の搬入出を検知する乗降検知手段13、1
8と、輸送情報を管理本体装置2に向けて送信する輸送
情報送信手段15、16、18とを有している。管理本
体装置2は、管理端末装置3が送信する輸送情報を受信
する輸送情報受信手段5、10と、輸送対象の輸送道程
情報を記憶する道程記憶手段6、10と、輸送情報を輸
送道程情報に照合する照合手段7、10と、照合結果に
基づいて、輸送対象の輸送状態を判断する判断手段8、
10とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、予め決められた経
路に沿って定期的に運行される輸送車両によって輸送対
象を前記経路上の一定点から他定点に輸送する輸送シス
テムにおいて前記輸送対象の輸送状態を管理するシステ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から通学時に学童・園児を送迎する
システムとしてスクールバス送迎システムがある。スク
ールバスシステムでは、学校・幼稚園と通学区域との間
において予め決められた経路に沿って朝夕の登下校時間
に定期的にスクールバスを運行させている。そして、運
行させたスクールバスによって学童・園児を送迎してい
る。
【0003】スクールバス送迎システムでは、スクール
バスに乗車した学童・園児の安全を確保することはでき
る。しかしながら、自宅からスクールバス乗車地点まで
の通学通路上における学童・園児の安全を確保すること
はできない。そこで、学童・園児が通学通路上において
事故や事件に巻き込まれたか否かは、次のようにして判
断せざるを得ない。すなわち、まず、各学童・園児の乗
車地点と乗車時間とをスクールバスの搭乗員(運転者を
含む)が記憶しておく。そして、記憶している乗車地点
と乗車時間に学童・園児が予定通りに乗車するか否かを
バス搭乗員が監視する。予定通りに乗車しない場合に
は、バス搭乗員は、その学童・園児が事故や事件に巻き
込まれた可能性もあると判断して、そのことを学校・幼
稚園に通報する。学校・幼稚園では、通報対象の学童・
園児の家族に対して電話等により連絡を行って学童・園
児の安否を確認する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな安否確認は、バス搭乗者の記憶と判断に基づいて実
施されるものであって、記憶違いや判断ミスが生じる可
能性が高く、精度の高いものとはいえなかった。
【0005】したがって、本発明の主たる目的は、輸送
途中における輸送対象の輸送状況を精度高く判断して迅
速に通報することができるシステムを提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ためには、本発明は、予め決められた経路に沿って定期
的に運行される輸送車両によって輸送対象を前記経路上
の一定点から他定点に輸送する輸送システムにおいて前
記輸送対象の輸送状態を管理するシステムを次のように
構成している。
【0007】すなわち、このシステムは前記輸送車両に
設けられた管理端末装置と、前記輸送対象の輸送状態を
遠隔管理する管理本体装置とを備えている。管理端末装
置は、前記輸送車両の現在位置を検知する位置検知手段
と、前記輸送車両に対する前記輸送対象の搬入出を検知
する乗降検知手段と、前記輸送車両の現在位置情報と前
記輸送対象の搬入出情報とを含む輸送情報を前記管理本
体装置に向けて送信する輸送情報送信手段とを有してい
る。前記管理本体装置は、前記管理端末装置が送信する
輸送情報を受信する輸送情報受信手段と、前記輸送対象
毎に予め定められた輸送道程情報を記憶する道程記憶手
段と、受信した前記輸送情報を前記輸送道程情報に照合
する照合手段と、前記照合手段の照合結果に基づいて、
前記輸送対象の輸送状態を判断する判断手段とを有して
いる。
【0008】このシステムによれば、判断手段は、予め
設定しておいた輸送道程通りに輸送対象が輸送されたか
否かを照合手段の照合結果に基づいて正確に判断するこ
とができる。
【0009】なお、前記管理端末装置は前記輸送対象を
個別に認識する認識手段をさらに有しており、前記乗降
検知手段は前記輸送対象を個別に認識したうえでその搬
入出を検知するものあるのが好ましい。そうすれば、輸
送対象を個別に認識することができるので、その輸送状
態の判断はさらに精度の高いものとなる。
【0010】なお、前記管理本体装置は、前記判断手段
が下した判断結果情報を前記管理端末装置に向けて送信
する第1判断結果送信手段をさらに有しており、前記管
理端末装置は、前記判断結果情報を受信する判断結果受
信手段と、受信した前記判断結果情報を報知する報知手
段とをさらに有しているのが好ましい。そうすれば、輸
送車両の搭乗員は、報知手段の報知行為によって輸送対
象の輸送状態を認知することができる。
【0011】なお、前記管理本体装置は、前記輸送対象
の輸送管理者に対する通信時の連絡先情報を記憶する連
絡先情報記憶手段と、前記判断手段が前記判断結果を下
した前記輸送対象の輸送管理者の連絡先情報を前記連絡
先情報記憶手段から読み出し、読み出した連絡先情報に
基づいて前記輸送管理者に前記判断結果情報を送信する
第2判断結果送信手段とをさらに有しているのが好まし
い。そうすれば、輸送管理者は、第2判断結果送信手段
から送信された判断結果情報に基づいて輸送対象の輸送
状態を認知することができる。
【0012】なお、輸送管理者にとって必要な情報は輸
送不良であって、輸送が正常に推移している情報は特に
必要としない場合が多い。そのため、前記第2輸送結果
送信手段は、前記判断手段が輸送不良の判断結果を下し
た場合にその判断結果を前記輸送管理者に送信するもの
であるのが好ましい。
【0013】なお、前記輸送対象は人員であり、この輸
送対象者の居住地と前記経路上の一定点とを結ぶ通路上
に、前記輸送対象者の通過の有無を認識してその認識結
果情報を前記管理本体装置に送信する通過認識装置を配
置するのが好ましい。さらに、前記管理本体装置は、前
記認識結果情報を受信する認識結果情報受信手段をさら
に有しており、かつ、前記判断手段は、受信した認識結
果情報と前記照合手段の照合結果とに基づいて輸送対象
者の輸送状態を判断するものであるのが好ましい。そう
すれば、輸送対象者の在所と経路上の一定点とを結ぶ通
路上における輸送対象者の安否を認知して管理すること
が可能となる。
【0014】なお、前記通過認識装置は、この通過認識
装置を輸送対象者が通過する際における移動方向を判断
するものであるのが好ましい。そうすれば、通路上にお
ける輸送対象者移動方向を把握することができ、通路上
における輸送対象者の安否の認知精度がさらに高まる。
【0015】なお、前記管理本体装置は、外部の通信端
末装置からの要求に応じて、前記輸送対象の輸送状態情
報を出力する輸送状態出力手段をさらに有するのが好ま
しい。そうすれば、管理本体装置は、外部に対して輸送
対象の輸送状態を認証する機能を発揮することができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態の輸送
管理システムの概要を示す図であり、図2は輸送管理シ
ステムを構成する各装置の構成を示す図である。
【0017】この輸送管理システム1は、通学時に学童
・園児を送迎するスクールバス送迎システムにおいてそ
の輸送(送迎)管理を行うシステムである。輸送管理シ
ステム1は管理本体装置2と、管理端末装置3と、通過
認識装置4とを備えている。
【0018】管理本体装置2は、学童・園児の送迎状態
を集中管理する装置であって、学校、幼稚園、もしくは
送迎管理業務を学校・幼稚園から移管された組織の建物
等に設置されている。
【0019】管理本体装置2は、通信器5と、データベ
ース6と、照合器7と、判断器8と、メモリ9と、制御
器10とを備えている。
【0020】通信器5は管理端末装置3や通過認識装置
4との間で無線回線や有線回線(本実施形態では携帯電
話回線(インターネット通信網を含む))を介して各種
の信号の送受信を実施している。
【0021】データベース6は、輸送(送迎)対象であ
る学童・園児の識別情報(本実施形態ではID番号)
と、送迎スケジュールとを互いに関連付けた記録テーブ
ルにして記憶している。具体的には、データベース6は
送迎登録テーブル11Aと乗降車地点登録テーブル11
Bと連絡先登録テーブル11Cとを含んでいる。
【0022】送迎登録テーブル11Aは、図3に示すよ
うに、各学童・園児A、B、Cについて、名称とID番
号と登校乗車地点と登校乗車時刻と下校降車地点(通常
は登校乗車地点と同じ)と下校降車時刻とを互いに対応
付けてテーブル化したデータベースである。乗降車地点
登録テーブル11Bは、図4に示すように、各乗降車地
点の名称とその位置特定情報(ここではその一例として
緯度経度情報)とを互いに対応付けてテーブル化したデ
ータベースである。連絡先登録テーブル11Cは、図5
に示すように、各学童・園児A、B、Cの名称とその保
護者の連絡先情報とを対向付けてテーブル化したデータ
ベースである。なお、本実施形態では、連絡先情報とし
て電話番号情報としているが、連絡先情報はこの他、e
メール(携帯電話メールを含む)のメールアドレス情報
であってもよい。
【0023】照合器7は、通信器5を介して管理端末装
置3や通過認識装置4から入力される学童・園児の送迎
情報とデータベース6の登録内容とを照合して判断器8
に出力する。判断器8は照合器7から入力される照合結
果に基づいて各学童・園児の送迎状態を総合的に判断す
る。メモリ9は判断器8の判断結果等を記憶する。制御
器10は管理端末装置2全体の動作の制御を司る。
【0024】管理端末装置3は、学童・園児を輸送(送
迎)する車両(以下、スクールバスという)20に設置
されている。
【0025】管理端末装置3は、位置検出器12と接触
/非接触通信器13と輸送情報生成器15と通信器16
と報知器17と制御器18とを備えている。
【0026】位置検出器12はGPS(グローバルポジ
ショニングシステム)を用いた位置検出器である。GP
Sについては既存のものを用いることができる。そのた
め、GPSについての詳細な説明は省略する。
【0027】接触/非接触通信器13は学童・園児が携
帯するIDカード19との間で接触/非接触の通信を行
う装置である。接触/非接触通信器13は通信器本体1
3aと、乗降検知部13bと、乗降者認識部13cとを
備えている。通信器本体13は上述した接触/非接触通
信を実行する。乗降者検知部13bは、IDカード19
を検知することで、IDカード19を所持した学童・園
児A、B、Cがスクールバス20を乗降したことを検知
する。乗降者認識部13cはスクールバス20を乗降す
る学童・園児A、B、Cの認識を上述したIDカード1
9との接触/非接触の通信を通じてIDカード19を所
持している学童・園児A、B、Cの個別認識を実施す
る。このような個別認識を実施できるように、IDカー
ド19には、学童・園児に対して個別に設定されたID
番号を予め記録しておく。乗降者認識部13cはIDカ
ード19のID番号を読み取って乗降者(学童・園児)
の認識を行う。
【0028】なお、接触/無接触通信に用いるIDカー
ド19は、磁気カードやICカード等の既存のカードを
用いることができる。また、IDカード19を用いた接
触/無接触通信の構成については既存のものを用いるこ
とができる。そのため、IDカード19や接触/無接触
通信の詳細な構成についてはその説明を省略する。
【0029】輸送情報生成器15は計時器15aを備え
ており、位置検出器12の出力と乗降者認識部13cの
出力と、乗降検知部13bの出力と、計時器15aによ
る時刻情報とを重畳してなる輸送情報を生成する。通信
器16は、管理本体装置2の通信器5との間で各種の信
号の受発信を行う。
【0030】通信器16は管理本体装置2との間で無線
回線や有線回線(本実施形態では携帯電話回線(インタ
ーネット通信網を含む))を介して各種の信号の送受信
を実施する。
【0031】報知器17は、表示装置と発声装置とから
構成されており、通信器16を介して受信した管理本体
装置2からの情報を表示したり発声したりしてスクール
バス20の搭乗員(運転者を含む)に前記情報を報知す
る。
【0032】なお、符号12aは、GPS衛星SGの発
信電波を受信して位置検出器12に供給するGPSアン
テナである。符号5a、16aは、通信器5、16に設
けられた通信アンテナである。
【0033】通過認識装置4は、各学童・園児の居住地
(自宅)とスクールバス20の乗降車地点とを結ぶ通路
上にそれぞれ設置されている。通過認識装置4はこの装
置4の前を通過する学童・園児を検知して個別認識する
装置である。通過認識装置4は、学童・園児が所持する
IDカード19との間で接触/非接触通信を実施するこ
とで、学童・園児を検知して個別認識する。通過認識装
置4は上述した乗降検知部13bと乗降者認識部13c
との機能と同等の機能を併せ持つ装置として構成されて
いる。通過認識装置4は、認識した学童・園児の通過情
報信号を、管理本体装置2に送信する。
【0034】なお、自宅から登校する直後や自宅に帰宅
する直前の学童・園児を認識するために、通過認識装置
4は各学童・園児の居住地の直近位置に配置するのが好
ましい。
【0035】本実施形態では、次のものから請求項にお
ける各要素は構成されている。すなわち、位置検出器1
2と制御器18とから位置検出手段が構成されている。
乗降検知器13と制御器18とから乗降検知手段が構成
されている。輸送情報生成器15と通信器16と制御器
18とから輸送情報送信手段が構成されている。通信器
5と制御器10とから輸送情報受信手段が構成されてい
る。データベース6(送迎登録テーブル10Aおよび乗
降車地点登録テーブル10B)と制御器10とから道程
記憶手段が構成されている。照合器7と制御器10とか
ら照合手段が構成されている。判断器8と制御器10と
から判断手段が構成されている。乗降者認識部13cと
制御器18とから認識手段が構成されている。通信器5
と制御器10とから第1判断結果送信手段が構成されて
いる。通信器16と制御器18とから判断結果受信手段
が構成されている。報知器17と制御器18とから報知
手段が構成されている。データベース6(連絡先登録テ
ーブル10C)と制御器10とから連絡先情報記憶手段
が構成されている。通信器5と制御器10とから第2判
断結果送信手段が構成されている。通信器5と制御器1
0とから認識結果情報受信手段が構成されている。
【0036】以下、この輸送管理システム1の動作を、
図6の輸送状態説明図と、図7、図8のフローチャート
とに基づいて説明する。図7、図8は管理本体装置2の
動作中心にしてこの輸送管理システムの動作を示したフ
ローチャートである。
【0037】ここでは、図6に示すように、学校・幼稚
園100と通学圏との間に設定した巡回経路21に沿っ
てスクールバス20を運行させて学童・園児A、B、C
を登下校させるスクールバス運行システムを例にして説
明する。このスクールバス運行システムでは、運行経路
21上に順次α、β、γの乗降車地点を設定している。
これらの乗降車地点α、β、γの位置特定情報は図4に
示す乗降車地点登録テーブル11Bに記憶されている。
乗降車地点αでは学童・園児Aが乗降車するように登録
されている。乗降車地点βでは学童・園児Bが乗降車す
るように登録されている。乗降車地点γでは学童・園児
Cが乗降車するように登録されている。これらの乗降車
情報はそれぞれの乗降車時刻と対応付けた状態で図3に
示す送迎登録テーブル11Aに記憶されている。
【0038】以下の説明では、説明を簡略化するため
に、交通渋滞といったスクールバス20の運行に対する
支障が生じない状態を前提にして説明する。
【0039】まず、予め、学童・園児A、B、Cには、
個別のIDカード19が配布されている。学童・園児
A、B、Cは配布されたIDカード19を携帯して登下
校する。登下校時、学童・園児A、B、Cが彼(彼女)
の通学通路上に設置された通過認識装置4を通過する
と、通過認識装置4は、学童・園児A、B、Cが所持し
ているIDカード19との間で接触/非接触通信を実施
する。これにより、通過認識装置4は、学童・園児A、
B、Cが彼(彼女)の通学通路を通過したことを認知す
る。通過認識装置4は、このような通過認識を完了する
と、その学童・園児A、B、CのID番号と通過完了と
を組み合わせた通過情報信号を生成する。そして、生成
した通過情報信号を通過認識装置4は管理本体装置2に
向けて送信する。なお、通過認識装置4として、学童・
園児A、B、Cの通過方向を検知する機能を有するもの
を設置すれば、通過方向(登校方向or下校方向)を検知
して通過方向も含んだ通過情報信号を管理本体装置2に
送信することができる。
【0040】通信器5を介して通過情報信号を受信した
管理本体装置2はその通過情報信号をメモリ9に記録す
る。
【0041】なお、IDカード19と通過認識装置4と
の間の接触/非接触通信は、IDカード19を所持した
学童・園児A、B、Cが通過認識装置4の前を通過する
だけでも実施することができる。
【0042】一方、登校時(下校時)において、スクー
ルバス20は、学校・幼稚園を07:30(15:1
5)に出発する。そして、乗降車地点αには07:45
(15:30)に到達し、乗降車地点βには7:50
(15:35)に到達し、乗降車地点γには07:55
(15:40)に到達したのち、学校・幼稚園100に
8:10(15:55)に帰り着くという運行スケジュ
ールに沿って移動する。
【0043】そして、運行中、乗降車地点α、β、γそ
れぞれにおいてスクールバス20は一次停車する。その
間にスクールバス20の搭乗員はその乗降車地点α、
β、γで乗降車登録している学童・園児A、B、Cの乗
降車を実施する。スクールバス20は学童・園児A、
B、Cの乗降車が終了すると、次の乗降車地点α、β、
γに向けて運行経路21上を移動する。
【0044】乗降車時において学童・園児A、B、C
は、携帯しているIDカード19を用いて管理端末装置
3との間で接触/非接触通信を行う。具体的には、ID
カード19と接触/非接触通信器13の通信器本体13
aとの間で接触/非接触通信を行う。IDカード19と
通信器本体13aとの間の接触/非接触通信は、IDカ
ード19を所持した学童・園児A、B、Cが通信器本体
13aの前を通過するだけでも実施することができる。
【0045】このような接触/非接触通信が実行される
と、乗降検知部13bは、学童・園児A、B、Cの乗降
車を検知する。同時に、乗降者認識部13cはIDカー
ド19に記録されているID番号を読み出す。そして、
乗降検知部13bは乗降検知情報を輸送情報生成部15
に出力する。乗降者認識部13cは検出したIDカード
19のID番号情報を輸送情報生成部15に出力する。
【0046】輸送情報生成部15では、乗降検知情報と
ID番号情報とが入力されると、その時点でのスクール
バス20の現在位置情報(この位置情報は乗降車位置情
報を示すため、以下乗降車位置情報という)を位置検出
器12から読み出す。そして、読み出した乗降車位置情
報と乗降検知情報とID番号情報と乗降車時刻情報(計
時器15aから読み出す)とを重畳してなる輸送情報を
生成する。そして、生成した輸送情報を通信器16に出
力する。通信器16では、入力される輸送情報を管理本
体装置2に向けて送信する。
【0047】以上が管理端末装置3の動作である。次に
管理本体装置2の動作を説明する。管理本体装置2の動
作は図7、図8のフローチャートを参照して説明する。
【0048】管理本体装置2の通信器5は、管理端末装
置3が送信した輸送情報を受信するか否かを監視する
(S701)。そして、輸送情報を受信すると、通信器
5は受信した輸送情報を照合器7に出力する。照合器7
は、輸送情報7を受け取ると、データベース6の記録内
容を読み出して両者を照合する(S702)。
【0049】照合器5は、照合作業を具体的には次のよ
うに実施する。すなわち、まず、輸送情報からID番号
を取り出す。そして、取り出したID番号を、送迎登録
テーブル11Aに照合することで、そのID番号に対応
する学童・園児A、B、Cを特定する。次に、輸送情報
から乗降車位置情報と乗降車時刻情報とを取り出す。そ
して、取り出した乗降車位置情報と乗降車時刻情報と
を、特定した学童・園児A、B、Cの送迎登録テーブル
11Aの登録内容に照合する。具体的には、送迎登録テ
ーブル11Aにおける登校乗車地点情報や下校降車地点
情報と、輸送情報における乗降車位置情報とを照合す
る。さらには、送迎登録テーブル11Aにおける登校乗
車時刻情報や下校降車時刻情報と、輸送情報における乗
降車時刻情報とを照合する。
【0050】照合器7は照合結果を判断器8に出力す
る。判断器8では、入力される照合結果に基づいて次の
ような判断を行う。すなわち、まず、照合結果におい
て、乗降車位置が登録通りであるか否かを判断する(S
703)。次に、照合結果において、乗降車時刻が登録
通りであるか否かを判断する(S704)。
【0051】S703、704で乗降車位置と乗降車時
刻とが登録通りであると判断器8が判断する場合には、
そのID番号に対応する学童・園児A、B、Cが正常に
スクールバス20に乗降車したことを判断器8はメモリ
9に記録する(S705)。
【0052】さらに、そのID番号に対応する学童・園
児A、B、Cが正常にスクールバス20に乗降車したこ
とを示す正常乗降車信号を判断器8は作成する。そし
て、作成した正常乗降車信号を通信器5に出力する。通
信器5は入力された正常乗降車信号を管理端末装置3に
向けて送信する(S706)。
【0053】正常乗降車信号を受信した管理端末装置3
の通信器16はその信号を報知器17に出力する。報知
器17では、正常乗降車信号を解読して図示しない表示
手段に表示することでスクールバス20の搭乗員に報知
する。
【0054】具体的には、乗降者認識部13cで読み取
ったID番号に対応する学童・園児A、B、Cが正常に
スクールバス20に乗降車したことを示す表示動作や発
声動作を報知器17は実施する。
【0055】一方、S703、704で乗降車位置と乗
降車時刻とが登録通りでないと判断器8が判断する場合
には、そのID番号に対応する学童・園児A、B、Cが
正常にスクールバス20に乗車もしくは降車していない
ことを判断器8はメモリ9に記録する(S707)。
【0056】非正常な乗降車としては、学童・園児A、
B、Cが登録された乗降車地点とは異なる乗降車地点で
乗降車する場合や、学童・園児A、B、Cが登録された
乗降車時刻とは異なる時間に乗降車する場合が考えられ
る。異なる時刻に乗降車する場合として次のような場合
が考えられる。すなわち、スクールバス20が運行経路
21を複数回にわたって巡回する場合において、登録さ
れている巡回時間とは異なる巡回時間のスクールバス2
0に学童・園児A、B、Cが乗車した場合である。
【0057】判断器8は非正常乗降車の記録を実施した
のち、さらにそのID番号に対応する学童・園児A、
B、Cが正常にスクールバス20に乗降車しなかったこ
とを示す非正常乗降車信号を作成する。そして、作成し
た非正常乗降車信号を通信器5に出力する。通信器5は
入力される非正常乗降車信号を管理端末装置3に向けて
送信する(S708)。
【0058】非正常乗降車信号を受信した管理端末装置
3の通信器16はその信号を報知器17に出力する。報
知器17では、非正常乗降車信号を解読して図示しない
表示手段に表示することでスクールバス20の搭乗員に
報知する。
【0059】具体的には、乗降者認識部13cで読み取
ったID番号に対応する学童・園児A、B、Cはスクー
ルバス20に乗車もしくはスクールバス20から登録し
てある通りに乗降車したものではないことを示す表示動
作を報知器17は実施する。
【0060】管理端末装置3に対して上述した非正常乗
降車信号を発信したのち、管理本体装置2は、正常でな
い乗降車を行った学童・園児A、B、Cの保護者の連絡
先情報を、データベース6の連絡先登録テーブル11C
から読み出す。そして、読み出した保護者の連絡先(電
話、携帯電話、パーソナルコンピュータ)に対して、学
童・園児A、B、Cが非正常乗降車を行ったことを示す
音声(合成音声や記録音声)やテキストデータを自動発
信する(S709)。
【0061】これにより、保護者、学校、幼稚園は学童
・園児A、B、Cが異なる乗降車地点α、β、γや異な
る乗降車時刻に乗降車したことを認知する。そのため、
保護者、学校、幼稚園は学童・園児A、B、Cの消息の
確認を迅速かつ正確に実施することができる。
【0062】以上、図7を参照して説明した処理は、学
童・園児A、B、Cが異なる乗降車地点α、β、γや異
なる乗降車時刻に乗降車することを検出して報知する処
理である。次に、所定の乗降車地点α、β、γに対して
乗降車時刻を登録した学童・園児A、B、Cが登録時刻
に登録地点に全く乗降車しないことを検出して報知する
処理を図8のフローチャートを参照して説明する。
【0063】運行中、各乗降車地点α、β、γに到達し
たスクールバス20は、学童・園児A、B、Cの乗降車
が終了するまでの所定の時間待機する。管理本体装置2
の判断器8は、待機期間中、メモリ9に記録した乗降車
完了データと、データベース6に記録した送迎登録テー
ブル11Aのデータとをそれぞれ読み出して、その乗降
車地点α、β、γにおいて乗降車登録されている学童・
園児A、B、Cが全て乗降車を終了したか否かを判断す
る(S801)。
【0064】そして、S801で学童・園児A、B、C
が全て乗降車を終了したと判断する場合には、判断部8
は、その乗降車地点α、β、γにおける学童・園児A、
B、Cの乗降車が正常に終了したことを示す情報をメモ
リ9に記録する(S802)。
【0065】さらに、判断部8はその乗降車地点α、
β、γにおいて乗降車登録した学童・園児A、B、C全
員の乗降車が正常に終了したことを示す正常乗降車完了
信号を作成する。そして、作成した正常乗降車完了信号
を通信器5に出力する。通信器5は、入力される正常乗
降車完了信号を管理端末装置3に向けて送信する(S8
03)。
【0066】正常乗降車完了信号を受信した管理端末装
置3の通信器16はその信号を報知器17に出力する。
報知器17では、正常乗降車完了信号を解読して図示し
ない表示手段に表示することでスクールバス20の搭乗
員に報知する。
【0067】具体的には、その乗降車地点α、β、γで
乗降者登録した学童・園児A、B、C全員の乗降車が正
常に完了したことを示す表示動作や発声動作を報知器1
7は実施する。
【0068】一方、S801において、待機時間を終了
しても、その乗降車地点α、β、γで乗降車登録してい
る学童・園児A、B、C全員の乗降車が完了しないと判
断器8が判断する場合には、判断器8は、まず、乗降車
を完了しない学童・園児A、B、Cを特定する(S80
4)。
【0069】そして、特定した学童・園児A、B、Cの
通学通路上に設置した通過認識装置4から送信された通
過情報信号を判断器8は参照する。通過認識装置4から
送信された通過情報信号は、通信器5で受信したのち、
メモリ9に予め記録されている。通過情報信号は、前述
したように、学童・園児A、B、Cによる通学通路通過
を通過認識装置4で検知したことを示す信号である。そ
のため、判断器8は通過情報信号を参照すれば、S80
4で特定した学童・園児A、B、Cが彼(彼女)の通学
通路を通過しているのか否かを検知することができる。
そこで、判断部8は、通過情報信号を参照することで、
特定した学童・園児A、B、Cが彼(彼女)の通学通路
を通過したか否かを検知する(S805)。
【0070】なお、登校時にスクールバス20に乗車す
る際には、学童・園児A、B、Cは彼(彼女)の通学通
路を既に通過完了しているはずである。そのため、登校
時のスクールバス乗車時に実施するS805の操作(通
過情報信号の読み出しと検証)は、スクールバス乗車時
間と同時間帯に実施することができる。
【0071】これに対して下校時にスクールバス20を
降車する際には、学童・園児A、B、Cは彼(彼女)の
通学通路をまだ通過完了していないはずである。そのた
め、下校時におけるスクールバス降車時に実施するS8
05の操作(通過情報信号の読み出しと検証)は、スク
ールバス降車時間と同時間帯ではなく、少し遅れた時間
に実施する必要がある。
【0072】S805で通過を検知した場合には、特定
した学童・園児A、B、Cは次のような状態であると判
断器8は判断する。すなわち、この場合、彼(彼女)
は、スクールバス20を予定通り乗降車しなかったもの
の通学通路は通過していると判断器8は判断する。この
ような判断を下した判断器8は、この判断結果からなる
非正常乗降車情報を作成してメモリ9に記録する(S8
06)。
【0073】さらに、判断器8は、そのID番号に対応
する学童・園児A、B、Cが予定のスクールバス20に
乗降車しなかったものの通学通路は通過していることを
示す非正常乗降車信号を作成する。そして、作成した非
正常乗降車信号を通信器5に出力する。通信器5は入力
された非正常乗降車信号を管理端末装置3に向けて送信
する(S807)。
【0074】このような非正常乗降車信号を受信した管
理端末装置3の通信器16はその信号を報知器17に出
力する。報知器17では、非正常乗降車信号を解読して
図示しない表示手段に表示することでスクールバス20
の搭乗員に報知する。
【0075】具体的には、乗降車予定の学童・園児A、
B、Cが予定通りにスクールバス20に乗降車しなかっ
たものの彼(彼女)の通学通路は通過していることを示
す表示動作や発声動作を報知器17は実施する。
【0076】管理端末装置3に対して上述した非正常乗
降車信号を発信したのち、管理本体装置2の制御器10
は、乗降車していない学童・園児A、B、Cの保護者の
連絡先情報を、データベース6の連絡先登録テーブル1
1Cから読み出す。そして、制御器10は、読み出した
保護者の連絡先(電話、携帯電話、パーソナルコンピュ
ータ)に対して、学童・園児A、B、Cが上述した状態
でもって乗降車をしていないことを示す音声(合成音声
や記録記録音声)やテキストデータを通信器5を介して
自動発信する(S808)。
【0077】これにより、保護者は学童・園児A、B、
Cが通学通路を通過したものの予定の乗降車時刻にスク
ールバス20に乗降車していないことを認知する。その
ため、保護者は学童・園児A、B、Cの消息の確認を迅
速かつ正確に実施することができる。
【0078】一方、S805において、特定した学童・
園児A、B、Cによる通過認識装置4の通過を検知でき
なかった場合には、その学童・園児A、B、Cは次のよ
うな状態であると判断器8は判断する。すなわち、この
場合、彼(彼女)は、スクールバス20を予定通り乗降
車しなかったうえに通学通路も通過していないと判断部
8は判断する。このような判断を下した判断器8は、こ
の判断結果からなる非正常乗降車情報を作成してメモリ
9に記録する(S809)。
【0079】さらに、そのID番号に対応する学童・園
児A、B、Cが予定のスクールバス20に乗降車しない
うえに通学通路も通過していないことを示す非正常乗降
車信号を作成する。そして、作成した非正常乗降車信号
を通信器5に出力する。通信器5は入力された非正常乗
降車信号を管理端末装置3に向けて送信する(S81
0)。
【0080】このような非正常乗降車信号を受信した管
理端末装置3の通信器16はその信号を報知器17に出
力する。報知器17では、非正常乗降車信号を解読して
図示しない表示手段に表示することでスクールバス20
の搭乗員に報知する。
【0081】具体的には、乗降車予定の学童・園児A、
B、Cがスクールバス20を予定と通りに乗降車しない
うえに彼(彼女)の通学通路も通過していないことを示
す表示動作や発声動作を報知器17は実施する。
【0082】管理端末装置3に対して上述した非正常乗
降車信号を発信したのち、管理本体装置2の制御器10
は、乗降車していない学童・園児A、B、Cの保護者の
連絡先情報を、データベース6の連絡先登録テーブル1
1Cから読み出す。そして、制御器10は、読み出した
保護者の連絡先(電話、携帯電話、パーソナルコンピュ
ータ)に対して、学童・園児A、B、Cが上述した状態
でもって乗降車をしていないことを示す音声(合成音声
や記録記録音声)やテキストデータを通信器5を介して
自動発信する(S811)。
【0083】これにより、保護者は学童・園児A、B、
Cが予定の乗降車時刻にスクールバス20に乗降車して
いないうえに通学通路も通過していないことを認知す
る。そのため、保護者は学童・園児A、B、Cの消息の
確認を迅速かつ正確に実施することができる。
【0084】なお、通過認識装置4が学童・園児A、
B、Cの通過方向も認識できるものとすれば、学童・園
児A、B、Cの消息の確認がさらにやりやすくなり精度
が上がる。
【0085】以上説明した実施の形態では、学校・幼稚
園において学童・園児の通学用として運営されているス
クールバスシステムにおいて本発明を実施した。しかし
ながら、本発明はこのようなシステムに限定されるもの
ではない。例えば、予め決められた経路に沿って定期的
に運行される通勤バスによって通勤者を前記経路上の一
定点(通勤会社の最寄の駅)と他点(通勤会社)との間
で輸送する巡回通勤バスシステムにおいても同様に実施
することができる。
【0086】また、上述した実施の形態において、次の
ような新たに構成を追加することも可能である。すなわ
ち、保険会社の通信端末装置等の外部の通信端末装置か
らの要求に応じて、メモリ9に記憶されている輸送対象
(学童・園児や通勤者)の輸送状態情報(輸送履歴等)
を、確かなものとして認証したうえで出力提供すること
もできる。この場合、具体的に次のような実施の形態が
考えられる。
【0087】通学、通勤時において、輸送車両等におい
て事故が発生した場合を想定する。このようなとき、輸
送対象(学童・園児、通勤者ないしはその保護者)は保
険会社に対して保険金を請求する場合がある。この場
合、保険会社は保険金の支払いのために次の証明を必要
とする。すなわち、その事故が確かにその時刻にその輸
送車両において発生したものあり、しかも、保険請求人
(輸送対象)がその事故車両に乗り合わせていたことを
公認認証機関が証明することを必要とする。
【0088】管理本体装置2はこのような認証を発行す
る公認認証機関として機能することが可能となる。この
場合、メモリ9と通信器5と制御器10とにより請求項
における輸送状態出力手段が構成される。
【0089】また、上述した輸送管理システムにおいて
は、輸送対象(学童・園児や通勤者)の保護者は、輸送
対象の輸送状況をリアルタイムに把握して輸送時に事故
等の不測の事態が生じた時に迅速に対処することが可能
となる。そのためこのようなサービスを提供することが
できる本発明の輸送管理システムでは、上記保護者に対
して課金を課すことが可能である。
【0090】課金方法は、定期的に一定のサービス提供
料を銀行自動振り落とし等により課金徴収する方法と、
非正常乗降車情報を発信した回数に応じて、銀行自動振
り落とし等により課金徴収する方法等が考えられる。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
輸送途中における輸送対象の輸送状況を精度高く判断し
て迅速に通報することができるシステムを構築すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の輸送管理システムの全
体構成を示す図である。
【図2】 実施の形態の輸送管理システムの構成を示す
ブロック図である。
【図3】 実施の形態の輸送管理システムにおける送迎
登録テーブルの一例を示す図である。
【図4】 実施の形態の輸送管理システムにおける乗降
車地点登録テーブルの一例を示す図である。
【図5】 実施の形態の輸送管理システムにおける連絡
先登録テーブルの一例を示す図である。
【図6】 実施の形態の輸送管理システムを実施する輸
送システムの輸送形態の一例を示す図である。
【図7】 実施の形態の輸送管理システムの動作を説明
するフローチャートである。
【図8】 実施の形態の輸送管理システムの動作を説明
するフローチャートである。
【符号の説明】
1 輸送管理システム 2 管理本体装置 3 管理
端末装置 4 通過認識装置 5 通信器 5a 通信アン
テナ 6 データベース 7 照合器 8 判断器 9 メモリ 10 制御器 11A 送迎登録テーブル 11B 乗降車地点登録テーブル 11C 連絡先登録テーブル 12 位置検出
器 12a GPSアンテナ 13 接触/非接触通信器 13a 通信器本体部 13b 乗降検知部 13c
乗降者認識部 15 輸送情報生成器 15a計時器 16 通信
器 16a 通信アンテナ 17 報知器 18 制御
器 19 IDカード 20 スクールバス 21 運
行経路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細田 貴治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3E038 AA01 AA09 GA02 HA05 HA06 JA02 JA03 JB10 5H180 AA06 BB05 BB12 BB15 EE01 EE10 FF05 FF10 FF13 FF17 FF25 FF27

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め決められた経路に沿って定期的に運
    行される輸送車両によって輸送対象を前記経路上の一定
    点から他定点に輸送する輸送システムにおいて前記輸送
    対象の輸送状態を管理するシステムであって、 前記輸送車両に設けられた管理端末装置と、前記輸送対
    象の輸送状態を遠隔管理する管理本体装置とを備え、 前記管理端末装置は、 前記輸送車両の現在位置を検知する位置検知手段と、 前記輸送車両に対する前記輸送対象の搬入出を検知する
    乗降検知手段と、 前記輸送車両の現在位置情報と前記輸送対象の搬入出情
    報とを含む輸送情報を前記管理本体装置に向けて送信す
    る輸送情報送信手段と、を有しており、 前記管理本体装置は、 前記管理端末装置が送信する輸送情報を受信する輸送情
    報受信手段と、 前記輸送対象毎に予め定められた輸送道程情報を記憶す
    る道程記憶手段と、 受信した前記輸送情報を前記輸送道程情報に照合する照
    合手段と、 前記照合手段の照合結果に基づいて、前記輸送対象の輸
    送状態を判断する判断手段と、 を有することを特徴とする輸送管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の輸送管理システムにお
    いて、 前記管理端末装置は、前記輸送対象を個別に認識する認
    識手段をさらに有しており、 前記乗降検知手段は、前記輸送対象を個別に認識したう
    えでその搬入出を検知するものである、 ことを特徴とする輸送管理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の輸送管理シス
    テムにおいて、 前記管理本体装置は、 前記判断手段が下した判断結果情報を前記管理端末装置
    に向けて送信する第1判断結果送信手段をさらに有して
    おり、 前記管理端末装置は、 前記判断結果情報を受信する判断結果受信手段と、 受信した前記判断結果情報を報知する報知手段と、 をさらに有することを特徴とする輸送管理システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の輸送管理システムにお
    いて、 前記管理本体装置は、前記輸送対象の輸送管理者に対す
    る通信時の連絡先情報を記憶する連絡先情報記憶手段
    と、 前記判断手段が前記判断結果を下した前記輸送対象の輸
    送管理者の連絡先情報を前記連絡先情報記憶手段から読
    み出し、読み出した連絡先情報に基づいて前記輸送管理
    者に前記判断結果情報を送信する第2判断結果送信手段
    と、 をさらに有することを特徴とする輸送管理システム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の輸送管理システムにお
    いて、 前記第2輸送結果送信手段は、前記判断手段が輸送不良
    の判断結果を下した場合にその判断結果情報を前記輸送
    管理者に送信するものである、 ことを特徴とする輸送管理システム。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の輸
    送管理システムにおいて、 前記輸送対象は人員であり、この輸送対象者の居住地と
    前記経路上の一定点とを結ぶ通路上に、前記輸送対象者
    の通過の有無を認識してその認識結果情報を前記管理本
    体装置に送信する通過認識装置を配置し、 前記管理本体装置は、前記認識結果情報を受信する認識
    結果情報受信手段をさらに有しており、かつ、前記判断
    手段は、受信した認識結果情報と前記照合手段の照合結
    果とに基づいて輸送対象者の輸送状態を判断するもので
    ある、 ことを特徴とする輸送管理システム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の輸送管理システムにお
    いて、 前記通過認識装置は、この通過認識装置を輸送対象者が
    通過する際における移動方向を判断するものである、 ことを特徴とする輸送管理システム。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに記載の輸
    送管理システムにおいて、 前記管理本体装置は、外部の通信端末装置からの要求に
    応じて、前記輸送対象の輸送状態情報を出力する輸送状
    態出力手段をさらに有する、ことを特徴とする輸送管理
    システム。
JP2002089146A 2002-03-27 2002-03-27 輸送管理システム Expired - Fee Related JP3822126B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002089146A JP3822126B2 (ja) 2002-03-27 2002-03-27 輸送管理システム
US10/397,853 US6975248B2 (en) 2002-03-27 2003-03-27 Transportation management system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002089146A JP3822126B2 (ja) 2002-03-27 2002-03-27 輸送管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003288624A true JP2003288624A (ja) 2003-10-10
JP3822126B2 JP3822126B2 (ja) 2006-09-13

Family

ID=29234807

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002089146A Expired - Fee Related JP3822126B2 (ja) 2002-03-27 2002-03-27 輸送管理システム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6975248B2 (ja)
JP (1) JP3822126B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1524631A2 (en) * 2003-10-15 2005-04-20 Dräger Safety AG & Co KGaA Device and process for controlled entry into or exit from an area
JP2005208796A (ja) * 2004-01-21 2005-08-04 Kenwood Corp 迎えバス用管理装置、送りバス用管理装置、出迎え管理装置、迎えバス用管理方法、送りバス用管理方法及び出迎え管理方法
JP2009048274A (ja) * 2007-08-15 2009-03-05 Nec Fielding Ltd 送迎管理システム、送迎確認サーバ、送迎管理方法及び送迎管理プログラム
US8098158B2 (en) 2004-09-01 2012-01-17 Microsoft Corporation RFID server internals design
US8217756B2 (en) 2004-09-01 2012-07-10 Microsoft Corporation Rule-based filtering and alerting
CN102890797A (zh) * 2012-10-17 2013-01-23 世纪中安教育产业投资控股有限公司 校车监控方法及系统
CN103942972A (zh) * 2014-04-15 2014-07-23 崔同良 一种实时检测校车偏离行驶路线并自动报警的方法
JP2016091481A (ja) * 2014-11-11 2016-05-23 株式会社システムファイブ 入退室管理システム

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2002255463A1 (en) * 2000-10-27 2002-09-04 Anc Rental Corporation Method for completing and storing an electronic rental agreement
US8903385B2 (en) * 2003-05-29 2014-12-02 Kyocera Corporation Wireless transmission system
US20050219056A1 (en) * 2004-03-30 2005-10-06 Mchugh Daniel Method and system for tracking individuals and providing related electronic notifications
WO2006085371A1 (ja) * 2005-02-09 2006-08-17 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 列車運行管理システム
US20060187088A1 (en) * 2005-02-15 2006-08-24 Nguyen Thanh V School Bus Alert
KR101268489B1 (ko) * 2006-08-04 2013-06-04 엘지전자 주식회사 정류장 연계정보를 포함하는 대중 교통 정보를 제공하고이를 이용하는 방법 및 장치
KR100862574B1 (ko) * 2006-09-18 2008-10-09 엘지전자 주식회사 대중 교통수단의 이용가능에 대한 정보를 제공하고 이를이용하는 방법 및 장치
US20100095309A1 (en) * 2008-08-18 2010-04-15 Rite-Solutions, Inc. Notification system for public transportation vehicles
KR100999664B1 (ko) * 2008-11-06 2010-12-08 한국전자통신연구원 어린이 보호 알림 장치 및 방법
US20140253286A1 (en) * 2013-03-06 2014-09-11 James S. Bianco Wireless Tracking and Security System
US9499128B2 (en) 2013-03-14 2016-11-22 The Crawford Group, Inc. Mobile device-enhanced user selection of specific rental vehicles for a rental vehicle reservation
JP6086004B2 (ja) * 2013-03-15 2017-03-01 株式会社リコー 中継装置、情報処理システムおよびプログラム
UA123960C2 (uk) * 2014-11-06 2021-06-30 Флурінг Текнолоджис Лтд. Плита з деревного матеріалу, зокрема у вигляді деревно-пластикового композитного матеріалу, та її застосування
EP3360009B1 (en) * 2015-10-08 2020-08-26 Gentex Corporation Window assembly with infrared reflector
US20170316689A1 (en) * 2016-05-02 2017-11-02 zoomX, Inc. Pickup coordination system and method

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7034683B2 (en) * 2000-11-06 2006-04-25 Loran Technologies, Inc. Electronic vehicle product and personnel monitoring
US6745027B2 (en) * 2000-12-22 2004-06-01 Seekernet Incorporated Class switched networks for tracking articles

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1524631A2 (en) * 2003-10-15 2005-04-20 Dräger Safety AG & Co KGaA Device and process for controlled entry into or exit from an area
EP1524631A3 (en) * 2003-10-15 2007-01-03 Dräger Safety AG & Co KGaA Device and process for controlled entry into or exit from an area
JP2005208796A (ja) * 2004-01-21 2005-08-04 Kenwood Corp 迎えバス用管理装置、送りバス用管理装置、出迎え管理装置、迎えバス用管理方法、送りバス用管理方法及び出迎え管理方法
US8098158B2 (en) 2004-09-01 2012-01-17 Microsoft Corporation RFID server internals design
US8217756B2 (en) 2004-09-01 2012-07-10 Microsoft Corporation Rule-based filtering and alerting
JP2009048274A (ja) * 2007-08-15 2009-03-05 Nec Fielding Ltd 送迎管理システム、送迎確認サーバ、送迎管理方法及び送迎管理プログラム
CN102890797A (zh) * 2012-10-17 2013-01-23 世纪中安教育产业投资控股有限公司 校车监控方法及系统
CN103942972A (zh) * 2014-04-15 2014-07-23 崔同良 一种实时检测校车偏离行驶路线并自动报警的方法
JP2016091481A (ja) * 2014-11-11 2016-05-23 株式会社システムファイブ 入退室管理システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3822126B2 (ja) 2006-09-13
US20040002895A1 (en) 2004-01-01
US6975248B2 (en) 2005-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3822126B2 (ja) 輸送管理システム
US20220274561A1 (en) System and method for wirelessly rostering a vehicle
JP6145210B1 (ja) 乗客管理装置、及び乗客管理方法
US7262696B2 (en) Bus management system
JP2011227550A (ja) 停留所装置、車載装置、運行管理装置、及び運行管理システム
WO2009145267A1 (ja) モバイル機器
JP2007065705A (ja) 通行管理システム及び通行管理方法及び移動体及び移動体機器及び通行管理装置及び通行管理プログラム
JP7040409B2 (ja) モビリティサービス支援装置、モビリティシステム、モビリティサービス支援方法、及びモビリティサービス支援用コンピュータプログラム
JP4863701B2 (ja) ユーザ行動検知システム
JP2009300215A (ja) モバイル機器
JP2002312439A (ja) 案内システム、携帯端末、車両側装置、受信側携帯端末、送信元携帯端末、乗降所側装置および乗降センター装置
KR102484664B1 (ko) 대중교통 내릴 곳 및 빈자리 알림 시스템
JP2007094895A (ja) 災害時情報配信支援方法、災害時情報配信支援センター装置及び携帯端末
JP2019148949A (ja) 支援システム及び支援方法
JP2007034823A (ja) 振替輸送システム、振替輸送方法及び振替証情報取得装置
WO2017038027A1 (ja) 入退場管理システムおよび入退場管理方法
JP2004314734A (ja) 携帯端末装置と降車情報通知サービスシステムおよび降車情報通知方法ならびにプログラム
JP7021525B2 (ja) 介助支援端末、介助支援システム、介助支援方法、および介助支援プログラム
JP6336187B1 (ja) 災害対応ロケーションシステム
JP2002048587A (ja) 運行案内情報提供システムおよび運行案内情報提供方法、乗降車案内情報提供装置、並びに記録媒体
JP2006202148A (ja) 移動車両利用者の所在位置特定システム
KR101827281B1 (ko) 교통카드를 이용한 버스 안심서비스 시스템
JP2009025949A (ja) 交通機関利用者サービスシステム、交通機関利用者サービス方法、プログラム、及び記録媒体
JP7454078B1 (ja) 車両状態監視システム
JP7438800B2 (ja) 管理装置、管理方法、およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060307

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060621

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100630

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100630

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110630

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees