JP2004139459A - 搭乗者管理システムおよび搭乗者管理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】乗客の人数を迅速かつ正確に計数することが可能な搭乗者管理システムを提供する。
【解決手段】受信部40は、受信用アンテナ30を通じて、乗客に配られたタグから識別信号を受信してタグの識別情報を検出する。センサ90は、バスの乗客が出入りするドア付近に設けられ、乗車口を通過する者を検出する。制御部110は、センサ90が乗車口の通過者を検出し、かつ受信部40が識別信号を検出する場合に、記憶部60のタグテーブルを更新して、タグ毎の乗車/下車の状況を管理し、タグテーブルに基づく各タグの乗車/下車状況を表示部50に表示する。そして、センサ90が乗車口の通過者を検出し、かつ受信部40が識別信号を検出しない場合には、警報器100を制御して警報を発令するようにしたものである。
【選択図】 図2
【解決手段】受信部40は、受信用アンテナ30を通じて、乗客に配られたタグから識別信号を受信してタグの識別情報を検出する。センサ90は、バスの乗客が出入りするドア付近に設けられ、乗車口を通過する者を検出する。制御部110は、センサ90が乗車口の通過者を検出し、かつ受信部40が識別信号を検出する場合に、記憶部60のタグテーブルを更新して、タグ毎の乗車/下車の状況を管理し、タグテーブルに基づく各タグの乗車/下車状況を表示部50に表示する。そして、センサ90が乗車口の通過者を検出し、かつ受信部40が識別信号を検出しない場合には、警報器100を制御して警報を発令するようにしたものである。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば観光バスなどをはじめ、多数の人間を輸送可能な乗り物において、出入りする人間を管理する搭乗者管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、観光旅行や研修旅行などを目的として、大人数が移動する場合、観光バスなどの大型バスを利用することがある。このような大型バスでの移動が長距離に及ぶ場合、例えば名所を巡ったりあるいは休憩のために、バスはたびたび停車して乗客が乗り降りすることになる。
【0003】
このようにバスが停車して乗客が乗り降りするたびに、出発に際して降りた乗客が車内に戻っているかを確認する必要が生じるため、同行する添乗員は、点呼したりあるいは車内にいる乗客の数を数える作業を行っていた。
【0004】
しかしながら、このような作業は手間や時間がかかり、バスの再出発を遅延させる一因となっていた。また、このような作業は正確さに欠けるため、数え間違いにより乗客を乗せることなく出発してしまい、大問題に繋がることがある。
【0005】
また、乗客が車内にいないことが分かっても、観光地や高速道路などの休憩所では、乗客を探すのに手間取ることが多く、出発時間が遅延するという問題が生じる。
さらには、乗客以外の不審者が侵入した場合、添乗員や運転手は、これを不審者とすぐには判定することが難しく、防犯上問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来は、バスなどで大人数が移動する場合、休憩などの度に添乗員が乗客を調べる必要があったが、このような作業は正確さに欠けるだけでなく、手間や時間がかかり、バスの再出発を遅延させる一因となっているという問題があった。 この発明は上記の問題を解決すべくなされたもので、乗客の人数を迅速かつ正確に計数することが可能な搭乗者管理システムを提供することを目的とする。
【0007】
また乗客が車内にいないことが分かっても、観光地や高速道路などの休憩所では、乗客を探すのに手間取ることが多く、出発時間が遅延するという問題があった。
この発明は上記の問題を解決すべくなされたもので、乗客が車内にいない場合でも、容易に乗客を呼び出すことが可能な搭乗者管理システムを提供することを目的とする。
【0008】
さらには、乗客以外の不審者が侵入した場合、添乗員や運転手は、これを不審者とすぐには判定することが難しく、防犯上問題があった。
この発明は上記の問題を解決すべくなされたもので、不審者の侵入を正確かつ迅速に把握することが可能な搭乗者管理システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明は、多数の搭乗者を輸送可能な乗り物において搭乗者を管理する搭乗者管理システムであって、多数の搭乗者がそれぞれ所持する携帯機と、乗り物に設置される管理装置とを備え、携帯機は、自己に予め割り当てられた識別情報を送信する送信手段を具備し、管理装置は、送信手段から送信される識別情報を受信する受信手段と、この受信手段が受信した識別情報に基づいて、携帯機毎に搭乗者が乗り物内にいるか否かを判定し、この判定結果を集計する管理手段と、この管理手段が集計した結果を表示する表示手段とを具備して構成するようにした。
【0010】
上記構成の搭乗者管理システムでは、携帯機の送信手段から送信される識別情報を受信し、この受信した識別情報に基づいて、携帯機毎に搭乗者が乗り物内にいるか否かを判定して集計し、この集計した結果を表示するようにしている。
【0011】
したがって、上記構成の搭乗者管理システムによれば、搭乗者の搭乗状況が表示されるので、乗り物の添乗員などが搭乗者の人数を数えなくても、乗客の人数を迅速かつ正確に計数することができる。
【0012】
また、この発明は、多数の搭乗者を輸送可能な乗り物において搭乗者を管理する搭乗者管理システムであって、多数の搭乗者がそれぞれ所持する携帯機と、乗り物に設置される管理装置とを備え、管理装置は、携帯機に宛てた無線信号を送信する送信手段を備え、携帯機は、送信手段から送信された無線信号を受信する受信手段と、この受信手段が無線信号を受信した場合に、この旨を所持する搭乗者に対して報知する報知手段とを具備して構成するようにした。
【0013】
上記構成の搭乗者管理システムでは、管理装置から携帯機に宛てた無線信号を送信し、これを受信した携帯機が報知動作を行うようにしている。
したがって、上記構成の搭乗者管理システムによれば、乗客が車内にいない場合でも、容易に乗客を呼び出すことができる。
【0014】
さらに、この発明は、多数の搭乗者を輸送可能な乗り物において搭乗者を管理する搭乗者管理システムであって、多数の搭乗者がそれぞれ所持する携帯機と、乗り物に設置される管理装置とを備え、携帯機は、自己に予め割り当てられた識別情報を送信する送信手段を具備し、管理装置は、乗り物内に侵入する侵入者を検出する検出手段と、送信手段から送信される識別情報を受信する受信手段と、検出手段が侵入者を検出し、かつこの検出に合わせて受信手段が予め設定された識別情報を受信しない場合に、報知動作を行う報知手段とを具備して構成するようにした。
【0015】
上記構成の搭乗者管理システムでは、検出手段が乗り物内に侵入する侵入者を検出し、かつこの検出に合わせて受信手段が予め設定された識別情報を受信しない場合に、報知動作を行うようにしている。
【0016】
したがって、上記構成の搭乗者管理システムによれば、携帯機を所持しない不審者が侵入した場合に、この旨が報知されるので、不審者の侵入を正確かつ迅速に把握することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の一実施形態について説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係わる搭乗者管理システムの構成を示すもので、主な構成要素としては、バスBに備えられる管理装置Cと、乗客が携帯するタグT1〜Tn(図1ではすべてTと略して示す)とからなる。
【0018】
管理装置Cは、バスBに設置されるものである。図2に回路ブロック図を示す。この図に示すように、管理装置Cは、送信用アンテナ10と、送信部20と、受信用アンテナ30と、受信部40と、表示部50と、記憶部60と、操作部70と、時計部80と、センサ90と、警報器100と、制御部110とを備える。
【0019】
送信用アンテナ10は、送信部20から与えられる無線信号を空間に放射するものであって、バスBの屋根など見通しの良い位置に取り付けられる。
送信部20は、制御部110の指示に応じて、タグT1〜Tnに宛てた無線周波の呼出信号を生成するものであって、この生成した呼出信号を上記送信用アンテナ10に出力する。
【0020】
受信用アンテナ30は、バスBの乗客が出入りするドア付近に設けられ、タグT1〜Tnより送信される微弱電波の識別信号を空間から受信するものである。受信部40は、受信用アンテナ30を通じて得られた識別信号を受信して、送信元となるタグT1〜Tnの識別情報を検出するもので、この検出した識別情報を制御部110に出力する。
【0021】
表示部50は、例えば図3に示すように、種々の情報を表示可能なLCD(Liquid Crystal Display)51と、タグT1〜Tnにそれぞれ対応する番号が書かれたn個のLED(Light Emitting Diode)52などを備える。この図において、71は、後述する操作部70の電源スイッチ(SW)である。
【0022】
記憶部60は、RAMなどの半導体を用いたもので、その記憶内容は、制御部110によって読み書きされ、バスBに割り当てられたタグT1〜Tnの識別情報を記憶する識別情報テーブルと、例えば図4に示すようなタグテーブルなどを記憶する。このタグテーブルは、タグT1〜Tn毎に、乗車(IN)/下車(OUT)を示す情報を記憶するものである。
【0023】
操作部70は、添乗員からの要求を受け付けるもので、複数のボタンスイッチを備え、このボタンスイッチを通じて受け付けた要求を制御部110に通知する。
時計部80は、時刻を計時するもので、現在の時刻を制御部110に通知する。
【0024】
センサ90は、バスBの乗客が出入りするドア付近に設けられ、乗車口を通過するものの存在を検出する。
警報器100は、警告音を発するものであって、制御部110によって制御される。
【0025】
制御部110は、当該管理装置Cの各部を統括して制御するものであって、タグT1〜Tnの乗車/下車を表示部50を通じて添乗員や運転手に報知する管理制御や、添乗員からの要求に応じてタグT1〜Tnを呼び出す呼出制御などを行う。
【0026】
タグT1〜Tnは、乗客が携帯可能な通信装置であって、例えばひもを通してペンダント状に携帯することが可能な大きさである。図5にタグT1〜Tnの回路ブロック図を示す。
【0027】
この図に示すように、タグT1〜Tnは、アンテナ210と、通信部220と、バイブレータ230と、記憶部240と、発光部250と、スピーカ260と、制御部270と、動作用の電源であるバッテリ(図示しない)とを備える。
【0028】
アンテナ210は、管理装置Cと無線信号をやりとりするためのもので、受信した信号を通信部220に出力し、また通信部220から与えられる信号を空間に放射する。
【0029】
通信部220は、制御部270から与えられる自己の識別情報を管理装置C宛てに送信するために、無線周波の識別信号を生成するものであって、生成した識別信号を上記アンテナ210に出力する。
【0030】
また、通信部220は、アンテナ210を通じて管理装置Cから送信される呼出信号を受信し、この呼出信号を受信した場合には、この旨を制御部270に通知する。
【0031】
バイブレータ230は、偏心モータなどを用いて振動を発生するものであって、その動作は制御部270によって制御される。
記憶部240は、RAMなどの半導体を用いたもので、自己に固有に割り当てられた識別情報や、音声データを記憶するものである。
【0032】
発光部250は、LEDなどを用いた発光素子であって、制御部270によってON/OFF制御される。
スピーカ260は、制御部270によって制御され、呼び出し音や呼出メッセージを拡声出力するものである。
【0033】
制御部270は、当該タグT1〜Tnの各部を統括して制御するものであって、通信部220を制御して自己の識別情報を送信する機能や、管理装置Cから呼出信号を受信した場合に、バイブレータ230を制御して振動を発生させたり、発光部250を点滅動作させたり、またスピーカ260より呼び出し音や呼出メッセージなどを拡声出力する制御機能を備える。
【0034】
次に、上記構成の搭乗者管理システムの動作について説明する。
まず、タグT1〜Tnの動作について説明する。図6は、制御部270の制御フローを示すものであって、この制御は電源が投入されると開始される。
【0035】
ステップ6aにおいて制御部270は、記憶部240から自己の識別情報を読み出した後、通信部220を制御して、上記読み出した識別情報を識別信号により送信し、ステップ6bに移行する。
【0036】
ステップ6bにおいて制御部270は、通信部220が管理装置Cからの呼出信号を受信したか否かを判定する。ここで、呼出信号を受信したと判定した場合には、ステップ6cに移行し、一方、呼出信号を受信していないと判定した場合には、ステップ6dに移行する。
【0037】
ステップ6cにおいて制御部270は、所持者に対して呼び出しが行われたことを報知するために、バイブレータ230を動作制御して振動を生成するとともに、発光部250を点滅動作させる。
【0038】
また、制御部270は、記憶部240に記憶される音声データに基づいて、例えば「出発時間です。バスにお戻りください。」などの音声メッセージをスピーカ260より拡声出力し、所持者に対してバスに戻るように促し、ステップ6dに移行する。
【0039】
ステップ6dにおいて制御部270は、電源キー(図5には図示しない)が操作されて、電源を切る要求がなされたか否かを判定する。ここで、電源を切る要求がなされた場合には、当該処理を終了する。
一方、電源を切る要求がなされない場合には、ステップ6aに移行して、通信部220を制御して、再び識別信号を送信する。
【0040】
次に、管理装置Cの管理制御動作について説明する。図7は、この管理制御動作を説明する制御フローであって、制御部110によってなされる。この制御は電源が投入されると開始される。
【0041】
まず、ステップ7aにおいて制御部110は、記憶部60に記憶されるタグテーブルをリセットし、すべてのタグT1〜Tnの情報を乗車(IN)に設定し、ステップ7bに移行する。なお、この際にすべてのタグT1〜Tnは、バスB内に持ち込んでおく。
【0042】
ステップ7bにおいて制御部110は、センサ90が通過するものを検出したか否かを判定する。ここで、センサ90が何らかの通過するものを検出した場合には、ステップ7dに移行し、一方、通過を検出しなかった場合には、ステップ7cに移行する。
【0043】
ステップ7cにおいて制御部110は、操作部70の電源キー71が操作されて、電源を切る要求がなされたか否かを判定する。ここで、電源を切る要求がなされた場合には、当該処理を終了し、一方、電源を切る要求がなされない場合には、ステップ7bに移行する。
【0044】
ステップ7dにおいて制御部110は、受信部40が識別情報を検出し、記憶部60の識別情報テーブルに登録されている識別情報が通知されたか否かを判定する。
【0045】
ここで、上記識別情報テーブルに登録されている識別情報が通知された場合には、ステップ7fに移行し、一方、識別情報が通知されなかったり、あるいは識別情報テーブルに登録されていない識別情報が通知された場合には、ステップ7eに移行する。
【0046】
ステップ7eにおいて制御部110は、不審者の侵入を報知するために、警報器100を制御して警報を発令し、ステップ7bに移行する。なお、この警報発令は、操作部70を通じて所定の操作がなされるまで継続される。
【0047】
ステップ7fにおいて制御部110は、記憶部60に記憶されるタグテーブルにおいて、ステップ7dで通知された識別情報に対応するデータが「IN」となっているか否かを判定する。
【0048】
ここで、「IN」となっている場合には、ステップ7gに移行し、一方、「IN」となっていない、すなわち「OUT」となっている場合には、ステップ7hに移行する。
【0049】
ステップ7gにおいて制御部110は、記憶部60に記憶されるタグテーブルのデータのうち、ステップ7dで通知された識別情報に対応するデータを「OUT」に変更し、ステップ7iに移行する。
【0050】
一方、ステップ7hにおいて制御部110は、記憶部60に記憶されるタグテーブルのデータのうち、ステップ7dで通知された識別情報に対応するデータを「IN」に変更し、ステップ7iに移行する。
【0051】
ステップ7iにおいて制御部110は、記憶部60に記憶されるタグテーブルに基づいて、表示部50のLED52を表示制御し、タグT1〜Tn毎に乗車(IN)/下車(OUT)を示す表示を行い、ステップ7b移行する。
【0052】
なお、ステップ7iにおける表示制御の一例としては、乗車(IN)の場合には、LED52を点灯させ、下車(OUT)の場合には、LED52を消灯させる。あるいは、INとOUTで、異なる色を表示してもよい。
【0053】
以上のような管理制御により管理装置Cでは、タグ(T1〜Tnのいずれか)を携帯する乗客がバスから下車すると、タグの通信部220から送信される識別信号を受信部40が受信してこれを制御部110に通知する。
【0054】
そして、これに応じて制御部110は、記憶部60に記憶されるタグテーブルのデータのうち、下車した上記タグの識別情報に対応するデータを「OUT」に変更し、これに応じて対応するLED52を消灯させて、上記タグを携帯する乗客はバスBの外にいることを示す。
【0055】
また、管理装置Cでは、タグ(T1〜Tnのいずれか)を携帯する乗客がバスBに乗車すると、タグの通信部220から送信される識別信号を受信部40が受信してこれを制御部110に通知する。
【0056】
そして、これに応じて制御部110は、記憶部60に記憶されるタグテーブルのデータのうち、乗車した上記タグの識別情報に対応するデータを「IN」に変更し、これに応じて対応するLED52を点灯させて、上記タグを携帯する乗客がバスB内にいることを示す。
【0057】
さらに、タグ(T1〜Tnのいずれか)を携帯しない不審者が侵入した場合には、警報が発令され、不審者を威嚇するとともに、近隣に危機が迫ることを報知する。これにより添乗員や運転手は、乗客の顔を認識していなくても、不審者が乗車してきたことが分かる。
【0058】
次に、管理装置Cの呼出制御動作について説明する。図8は、この呼出制御動作を説明する制御フローであって、制御部110によってなされる。この制御は、操作部70を通じて添乗員などから要求があると開始される。
まず、ステップ8aにおいて制御部110は、操作部70を通じて呼び出し時刻の入力を受け付け、ステップ8aに移行する。
【0059】
ステップ8bにおいて制御部110は、時計部80にて計時される時刻を参照し、ステップ8aで受け付けた呼び出し時刻が到来したか否かを判定する。
ここで、呼び出し時刻が到来した場合には、ステップ8cに移行し、一方、呼び出し時刻が到来しない場合には、ステップ8bに移行して上記時刻の到来を待機する。
ステップ8cにおいて制御部110は、送信部20を制御して、タグT1〜Tnに宛てた呼出信号を送信し、当該処理を終了する。
【0060】
以上のような呼出制御が管理装置Cによりなされると、例えば添乗員がステップ8aにて呼び出し時刻として「13時」を入力した場合、13時になると呼出信号が送信される。
【0061】
これに対してタグT1〜Tnでは、管理装置Cより送信された呼出信号が通信部220にて受信され、制御部270が、所持者に対して呼び出しが行われたことを報知するために、バイブレータ230を動作制御して振動を生成するとともに、発光部250を点滅動作させる。
【0062】
また、制御部270は、記憶部240に記憶される音声データに基づいて、例えば「出発時間です。バスにお戻りください。」などの音声をスピーカ260より拡声出力し、所持者に対してバスに戻るように促す。
【0063】
以上のように、上記構成の搭乗者管理システムでは、管理装置CがタグT1〜Tnから送信される識別信号を受信して、タグT1〜Tnを携帯する乗客の出入りを監視し、この監視結果を表示部50に表示するようにしている。
【0064】
したがって、上記構成の搭乗者管理システムによれば、添乗員が出発に際して車内の乗客の数を数えなくても、表示部50を見るだけで、乗客がそろっているかどうかが正確かつ迅速に把握できる。
また予めタグT1〜Tnの番号と携帯者の名前を対応づけて控えておくことで、どの乗客が車内にいないかが特定できる。
【0065】
さらに、上記構成の搭乗者管理システムでは、管理装置Cにおいて添乗員が出発時刻に基づく時刻を設定すれば、その時刻になるとタグT1〜Tnに対して呼出信号が送信され、これを受信したタグT1〜Tnは、出発時刻の到来を報知するようにしている。
したがって、上記構成の搭乗者管理システムによれば、バスBに戻らない乗客を添乗員が捜し回らなくても、容易に呼び戻すことができる。
【0066】
そしてまた、上記構成の搭乗者管理システムでは、管理装置Cにおいて、センサ90により乗車口からの出入りを監視し、タグT1〜Tnからの識別信号が受信できない場合には、不審車の侵入と見なして警報を発令するようにしている。
【0067】
したがって、上記構成の搭乗者管理システムによれば、タグ(T1〜Tnのいずれか)を携帯しない不審者が侵入した場合には、警報が発令され、不審者を威嚇するとともに、近隣に危機が迫ることを報知することができ、防犯効果に優れる。また、添乗員や運転手は、多数の乗客の顔をいちいち認識していなくても、不審者が乗車してきたことが分かる。
【0068】
尚、この発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、タグT1〜Tnを呼び出す場合には、すべてのタグT1〜Tnを呼び出すようにしたが、識別情報を用いて個々のタグT1〜Tnを呼び出すようにしてもよい。
【0069】
この場合、管理装置Cは、呼出信号に識別情報を含ませて送信し、タグT1〜Tnは自己宛ての識別情報が含まれる場合に、呼び出しが生じたことを報知する動作を行う。
【0070】
このように、個別にタグT1〜Tnを呼び出すことが可能な構成とする場合、管理装置Cでは、添乗員や運転手が操作部70を通じて特定のタグ(T1〜Tn)を指定して、それを携帯する乗客を呼び出すようにすることもできる。
【0071】
また、個別にタグT1〜Tnを呼び出すことが可能な構成とする場合、記憶部60に記憶されるタグテーブルに基づいて、乗車していない乗客のタグだけを呼び出すことも可能である。
【0072】
この場合、制御部110が記憶部60のタグテーブルを参照し、「OUT」の情報が対応づけられたタグの識別情報を検出し、この検出した識別情報宛てに呼出信号を送信する。
【0073】
以上のような構成によれば、すでに乗車している乗客が携帯するタグに対しては呼び出し動作は行われないので、乗客が煩わしい思いをすることもなく、不必要な呼び出し動作によるバッテリの浪費を防止することができる。
【0074】
さらに、記憶部60に記憶されるタグテーブルでは、乗客が乗車しているか否かの情報のみを記憶するようにしたが、これに加えて、時計部80にて計時される時刻情報に基づいて、複数の乗車した時間と下車した時間の履歴を記憶するようにしてもよい。
【0075】
そして、この履歴を、添乗員や運転手が操作部70を通じた要求に応じて、上記履歴をLCD51に表示するようにしてもよい。これによれば、特定の乗客の乗車/下車の状況を把握することができる。
【0076】
そしてまた、上記の実施形態では、タグT1〜Tnが呼出信号を受信すると、予め記憶された音声データに基づいて音声メッセージを拡声出力するようにしたが、これに代わって例えば、管理装置Cにマイクロホンを備え、これを通じて添乗員が音声を入力し、これをタグT1〜Tnに向けて無線送信し、タグT1〜Tnにおいて添乗員の音声をスピーカ260から拡声出力するようにしてもよい。
【0077】
また、タグT1〜Tnの通信部220は、バッテリを用いるものとしたが、これに代わって例えば、外部から与えられる電磁波などにより電力を発生し、この電力を用いて識別信号を送信するものであってもよく、その他、いずれの手法であっても、識別信号を送信できるものであれば適用可能である。
【0078】
さらにまた、上記実施の形態では、受信部40が識別信号を受信する度に、乗客の乗車/下車を切り換え判定してこの判定結果をタグテーブルに記録するようにした。
【0079】
これに変わって例えば、2つのセンサを乗車口の異なる位置に設け、その検出結果を制御部110に通知するようにし、制御部110は、上記2つのセンサの検出時間差から、識別信号に対応する乗客が乗車したか下車したかを判定して、これをタグテーブルに記録するようにしてもよい。
【0080】
また、上記実施の形態では、不審者が侵入した場合、警報を発令するようにしたが、警報器100は、バスBのクラクションを利用することができる。また、不審者が凶暴な場合、大きい音を立てると逆上する虞がある。このため、それを考慮して、ランプなど目立たない方法で密かに添乗員や運転手に不審者の侵入を報知するようにしてもよい。
【0081】
さらにまた、上記実施の形態では、バスに適用する場合を例に挙げて説明したが、バス以外の乗り物に適用することも可能である。またタグT1〜Tnは、乗客が携帯するものとしたが、乗客に限定されるものではなく、乗務員や人間以外の動物であってもよい。
【0082】
そしてまた、タグT1〜Tnは、携帯電話やPHS(Personal Handyphone System)端末などの通信機器でもよく、これらに備えられる本来の通信機能を用いて、管理装置Cと通信して搭乗しているか否かを判定したり、あるいは上記通信機器に別途付加されたBluetoothなどの近距離無線通信機能を用いて、管理装置Cと通信して搭乗しているか否かを判定するようにしてもよい。
その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を施しても同様に実施可能であることはいうまでもない。
【0083】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明では、携帯機の送信手段から送信される識別情報を受信し、この受信した識別情報に基づいて、携帯機毎に搭乗者が乗り物内にいるか否かを判定して集計し、この集計した結果を表示するようにしている。
【0084】
したがって、この発明によれば、搭乗者の搭乗状況が表示されるので、乗り物の添乗員などが搭乗者の人数を数えなくても、乗客の人数を迅速かつ正確に計数することが可能な搭乗者管理システムを提供できる。
【0085】
また、この発明では、管理装置から携帯機に宛てた無線信号を送信し、これを受信した携帯機が報知動作を行うようにしている。
したがって、この発明によれば、乗客が車内にいない場合でも、容易に乗客を呼び出すことが可能な搭乗者管理システムを提供できる。
【0086】
さらに、この発明では、検出手段が乗り物内に侵入する侵入者を検出し、かつこの検出に合わせて受信手段が予め設定された識別情報を受信しない場合に、報知動作を行うようにしている。
【0087】
したがって、この発明によれば、携帯機を所持しない不審者が侵入した場合に、この旨が報知されるので、不審者の侵入を正確かつ迅速に把握することが可能な搭乗者管理システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる搭乗者管理システムを適用した環境を模式的に示す図。
【図2】図1に示した搭乗者管理システムの管理装置の構成を示す回路ブロック図。
【図3】図2に示した管理装置の表示部の構成を示す図。
【図4】図2に示した管理装置の記憶部に記憶されるタグテーブルを示す図。
【図5】図1に示した搭乗者管理システムのタグの構成を示す回路ブロック図。
【図6】図1に示した搭乗者管理システムのタグの動作を説明するためのフローチャート。
【図7】図1に示した搭乗者管理システムの管理装置の動作を説明するためのフローチャート。
【図8】図1に示した搭乗者管理システムの管理装置の動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
10…送信用アンテナ
20…送信部
30…受信用アンテナ
40…受信部
50…表示部
60…記憶部
70…操作部
80…時計部
90…センサ
100…警報器
110…制御部
210…アンテナ
220…通信部
230…バイブレータ
240…記憶部
250…発光部
260…スピーカ
270…制御部
B…バス
C…管理装置
T1〜Tn…タグ
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば観光バスなどをはじめ、多数の人間を輸送可能な乗り物において、出入りする人間を管理する搭乗者管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、観光旅行や研修旅行などを目的として、大人数が移動する場合、観光バスなどの大型バスを利用することがある。このような大型バスでの移動が長距離に及ぶ場合、例えば名所を巡ったりあるいは休憩のために、バスはたびたび停車して乗客が乗り降りすることになる。
【0003】
このようにバスが停車して乗客が乗り降りするたびに、出発に際して降りた乗客が車内に戻っているかを確認する必要が生じるため、同行する添乗員は、点呼したりあるいは車内にいる乗客の数を数える作業を行っていた。
【0004】
しかしながら、このような作業は手間や時間がかかり、バスの再出発を遅延させる一因となっていた。また、このような作業は正確さに欠けるため、数え間違いにより乗客を乗せることなく出発してしまい、大問題に繋がることがある。
【0005】
また、乗客が車内にいないことが分かっても、観光地や高速道路などの休憩所では、乗客を探すのに手間取ることが多く、出発時間が遅延するという問題が生じる。
さらには、乗客以外の不審者が侵入した場合、添乗員や運転手は、これを不審者とすぐには判定することが難しく、防犯上問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来は、バスなどで大人数が移動する場合、休憩などの度に添乗員が乗客を調べる必要があったが、このような作業は正確さに欠けるだけでなく、手間や時間がかかり、バスの再出発を遅延させる一因となっているという問題があった。 この発明は上記の問題を解決すべくなされたもので、乗客の人数を迅速かつ正確に計数することが可能な搭乗者管理システムを提供することを目的とする。
【0007】
また乗客が車内にいないことが分かっても、観光地や高速道路などの休憩所では、乗客を探すのに手間取ることが多く、出発時間が遅延するという問題があった。
この発明は上記の問題を解決すべくなされたもので、乗客が車内にいない場合でも、容易に乗客を呼び出すことが可能な搭乗者管理システムを提供することを目的とする。
【0008】
さらには、乗客以外の不審者が侵入した場合、添乗員や運転手は、これを不審者とすぐには判定することが難しく、防犯上問題があった。
この発明は上記の問題を解決すべくなされたもので、不審者の侵入を正確かつ迅速に把握することが可能な搭乗者管理システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明は、多数の搭乗者を輸送可能な乗り物において搭乗者を管理する搭乗者管理システムであって、多数の搭乗者がそれぞれ所持する携帯機と、乗り物に設置される管理装置とを備え、携帯機は、自己に予め割り当てられた識別情報を送信する送信手段を具備し、管理装置は、送信手段から送信される識別情報を受信する受信手段と、この受信手段が受信した識別情報に基づいて、携帯機毎に搭乗者が乗り物内にいるか否かを判定し、この判定結果を集計する管理手段と、この管理手段が集計した結果を表示する表示手段とを具備して構成するようにした。
【0010】
上記構成の搭乗者管理システムでは、携帯機の送信手段から送信される識別情報を受信し、この受信した識別情報に基づいて、携帯機毎に搭乗者が乗り物内にいるか否かを判定して集計し、この集計した結果を表示するようにしている。
【0011】
したがって、上記構成の搭乗者管理システムによれば、搭乗者の搭乗状況が表示されるので、乗り物の添乗員などが搭乗者の人数を数えなくても、乗客の人数を迅速かつ正確に計数することができる。
【0012】
また、この発明は、多数の搭乗者を輸送可能な乗り物において搭乗者を管理する搭乗者管理システムであって、多数の搭乗者がそれぞれ所持する携帯機と、乗り物に設置される管理装置とを備え、管理装置は、携帯機に宛てた無線信号を送信する送信手段を備え、携帯機は、送信手段から送信された無線信号を受信する受信手段と、この受信手段が無線信号を受信した場合に、この旨を所持する搭乗者に対して報知する報知手段とを具備して構成するようにした。
【0013】
上記構成の搭乗者管理システムでは、管理装置から携帯機に宛てた無線信号を送信し、これを受信した携帯機が報知動作を行うようにしている。
したがって、上記構成の搭乗者管理システムによれば、乗客が車内にいない場合でも、容易に乗客を呼び出すことができる。
【0014】
さらに、この発明は、多数の搭乗者を輸送可能な乗り物において搭乗者を管理する搭乗者管理システムであって、多数の搭乗者がそれぞれ所持する携帯機と、乗り物に設置される管理装置とを備え、携帯機は、自己に予め割り当てられた識別情報を送信する送信手段を具備し、管理装置は、乗り物内に侵入する侵入者を検出する検出手段と、送信手段から送信される識別情報を受信する受信手段と、検出手段が侵入者を検出し、かつこの検出に合わせて受信手段が予め設定された識別情報を受信しない場合に、報知動作を行う報知手段とを具備して構成するようにした。
【0015】
上記構成の搭乗者管理システムでは、検出手段が乗り物内に侵入する侵入者を検出し、かつこの検出に合わせて受信手段が予め設定された識別情報を受信しない場合に、報知動作を行うようにしている。
【0016】
したがって、上記構成の搭乗者管理システムによれば、携帯機を所持しない不審者が侵入した場合に、この旨が報知されるので、不審者の侵入を正確かつ迅速に把握することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の一実施形態について説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係わる搭乗者管理システムの構成を示すもので、主な構成要素としては、バスBに備えられる管理装置Cと、乗客が携帯するタグT1〜Tn(図1ではすべてTと略して示す)とからなる。
【0018】
管理装置Cは、バスBに設置されるものである。図2に回路ブロック図を示す。この図に示すように、管理装置Cは、送信用アンテナ10と、送信部20と、受信用アンテナ30と、受信部40と、表示部50と、記憶部60と、操作部70と、時計部80と、センサ90と、警報器100と、制御部110とを備える。
【0019】
送信用アンテナ10は、送信部20から与えられる無線信号を空間に放射するものであって、バスBの屋根など見通しの良い位置に取り付けられる。
送信部20は、制御部110の指示に応じて、タグT1〜Tnに宛てた無線周波の呼出信号を生成するものであって、この生成した呼出信号を上記送信用アンテナ10に出力する。
【0020】
受信用アンテナ30は、バスBの乗客が出入りするドア付近に設けられ、タグT1〜Tnより送信される微弱電波の識別信号を空間から受信するものである。受信部40は、受信用アンテナ30を通じて得られた識別信号を受信して、送信元となるタグT1〜Tnの識別情報を検出するもので、この検出した識別情報を制御部110に出力する。
【0021】
表示部50は、例えば図3に示すように、種々の情報を表示可能なLCD(Liquid Crystal Display)51と、タグT1〜Tnにそれぞれ対応する番号が書かれたn個のLED(Light Emitting Diode)52などを備える。この図において、71は、後述する操作部70の電源スイッチ(SW)である。
【0022】
記憶部60は、RAMなどの半導体を用いたもので、その記憶内容は、制御部110によって読み書きされ、バスBに割り当てられたタグT1〜Tnの識別情報を記憶する識別情報テーブルと、例えば図4に示すようなタグテーブルなどを記憶する。このタグテーブルは、タグT1〜Tn毎に、乗車(IN)/下車(OUT)を示す情報を記憶するものである。
【0023】
操作部70は、添乗員からの要求を受け付けるもので、複数のボタンスイッチを備え、このボタンスイッチを通じて受け付けた要求を制御部110に通知する。
時計部80は、時刻を計時するもので、現在の時刻を制御部110に通知する。
【0024】
センサ90は、バスBの乗客が出入りするドア付近に設けられ、乗車口を通過するものの存在を検出する。
警報器100は、警告音を発するものであって、制御部110によって制御される。
【0025】
制御部110は、当該管理装置Cの各部を統括して制御するものであって、タグT1〜Tnの乗車/下車を表示部50を通じて添乗員や運転手に報知する管理制御や、添乗員からの要求に応じてタグT1〜Tnを呼び出す呼出制御などを行う。
【0026】
タグT1〜Tnは、乗客が携帯可能な通信装置であって、例えばひもを通してペンダント状に携帯することが可能な大きさである。図5にタグT1〜Tnの回路ブロック図を示す。
【0027】
この図に示すように、タグT1〜Tnは、アンテナ210と、通信部220と、バイブレータ230と、記憶部240と、発光部250と、スピーカ260と、制御部270と、動作用の電源であるバッテリ(図示しない)とを備える。
【0028】
アンテナ210は、管理装置Cと無線信号をやりとりするためのもので、受信した信号を通信部220に出力し、また通信部220から与えられる信号を空間に放射する。
【0029】
通信部220は、制御部270から与えられる自己の識別情報を管理装置C宛てに送信するために、無線周波の識別信号を生成するものであって、生成した識別信号を上記アンテナ210に出力する。
【0030】
また、通信部220は、アンテナ210を通じて管理装置Cから送信される呼出信号を受信し、この呼出信号を受信した場合には、この旨を制御部270に通知する。
【0031】
バイブレータ230は、偏心モータなどを用いて振動を発生するものであって、その動作は制御部270によって制御される。
記憶部240は、RAMなどの半導体を用いたもので、自己に固有に割り当てられた識別情報や、音声データを記憶するものである。
【0032】
発光部250は、LEDなどを用いた発光素子であって、制御部270によってON/OFF制御される。
スピーカ260は、制御部270によって制御され、呼び出し音や呼出メッセージを拡声出力するものである。
【0033】
制御部270は、当該タグT1〜Tnの各部を統括して制御するものであって、通信部220を制御して自己の識別情報を送信する機能や、管理装置Cから呼出信号を受信した場合に、バイブレータ230を制御して振動を発生させたり、発光部250を点滅動作させたり、またスピーカ260より呼び出し音や呼出メッセージなどを拡声出力する制御機能を備える。
【0034】
次に、上記構成の搭乗者管理システムの動作について説明する。
まず、タグT1〜Tnの動作について説明する。図6は、制御部270の制御フローを示すものであって、この制御は電源が投入されると開始される。
【0035】
ステップ6aにおいて制御部270は、記憶部240から自己の識別情報を読み出した後、通信部220を制御して、上記読み出した識別情報を識別信号により送信し、ステップ6bに移行する。
【0036】
ステップ6bにおいて制御部270は、通信部220が管理装置Cからの呼出信号を受信したか否かを判定する。ここで、呼出信号を受信したと判定した場合には、ステップ6cに移行し、一方、呼出信号を受信していないと判定した場合には、ステップ6dに移行する。
【0037】
ステップ6cにおいて制御部270は、所持者に対して呼び出しが行われたことを報知するために、バイブレータ230を動作制御して振動を生成するとともに、発光部250を点滅動作させる。
【0038】
また、制御部270は、記憶部240に記憶される音声データに基づいて、例えば「出発時間です。バスにお戻りください。」などの音声メッセージをスピーカ260より拡声出力し、所持者に対してバスに戻るように促し、ステップ6dに移行する。
【0039】
ステップ6dにおいて制御部270は、電源キー(図5には図示しない)が操作されて、電源を切る要求がなされたか否かを判定する。ここで、電源を切る要求がなされた場合には、当該処理を終了する。
一方、電源を切る要求がなされない場合には、ステップ6aに移行して、通信部220を制御して、再び識別信号を送信する。
【0040】
次に、管理装置Cの管理制御動作について説明する。図7は、この管理制御動作を説明する制御フローであって、制御部110によってなされる。この制御は電源が投入されると開始される。
【0041】
まず、ステップ7aにおいて制御部110は、記憶部60に記憶されるタグテーブルをリセットし、すべてのタグT1〜Tnの情報を乗車(IN)に設定し、ステップ7bに移行する。なお、この際にすべてのタグT1〜Tnは、バスB内に持ち込んでおく。
【0042】
ステップ7bにおいて制御部110は、センサ90が通過するものを検出したか否かを判定する。ここで、センサ90が何らかの通過するものを検出した場合には、ステップ7dに移行し、一方、通過を検出しなかった場合には、ステップ7cに移行する。
【0043】
ステップ7cにおいて制御部110は、操作部70の電源キー71が操作されて、電源を切る要求がなされたか否かを判定する。ここで、電源を切る要求がなされた場合には、当該処理を終了し、一方、電源を切る要求がなされない場合には、ステップ7bに移行する。
【0044】
ステップ7dにおいて制御部110は、受信部40が識別情報を検出し、記憶部60の識別情報テーブルに登録されている識別情報が通知されたか否かを判定する。
【0045】
ここで、上記識別情報テーブルに登録されている識別情報が通知された場合には、ステップ7fに移行し、一方、識別情報が通知されなかったり、あるいは識別情報テーブルに登録されていない識別情報が通知された場合には、ステップ7eに移行する。
【0046】
ステップ7eにおいて制御部110は、不審者の侵入を報知するために、警報器100を制御して警報を発令し、ステップ7bに移行する。なお、この警報発令は、操作部70を通じて所定の操作がなされるまで継続される。
【0047】
ステップ7fにおいて制御部110は、記憶部60に記憶されるタグテーブルにおいて、ステップ7dで通知された識別情報に対応するデータが「IN」となっているか否かを判定する。
【0048】
ここで、「IN」となっている場合には、ステップ7gに移行し、一方、「IN」となっていない、すなわち「OUT」となっている場合には、ステップ7hに移行する。
【0049】
ステップ7gにおいて制御部110は、記憶部60に記憶されるタグテーブルのデータのうち、ステップ7dで通知された識別情報に対応するデータを「OUT」に変更し、ステップ7iに移行する。
【0050】
一方、ステップ7hにおいて制御部110は、記憶部60に記憶されるタグテーブルのデータのうち、ステップ7dで通知された識別情報に対応するデータを「IN」に変更し、ステップ7iに移行する。
【0051】
ステップ7iにおいて制御部110は、記憶部60に記憶されるタグテーブルに基づいて、表示部50のLED52を表示制御し、タグT1〜Tn毎に乗車(IN)/下車(OUT)を示す表示を行い、ステップ7b移行する。
【0052】
なお、ステップ7iにおける表示制御の一例としては、乗車(IN)の場合には、LED52を点灯させ、下車(OUT)の場合には、LED52を消灯させる。あるいは、INとOUTで、異なる色を表示してもよい。
【0053】
以上のような管理制御により管理装置Cでは、タグ(T1〜Tnのいずれか)を携帯する乗客がバスから下車すると、タグの通信部220から送信される識別信号を受信部40が受信してこれを制御部110に通知する。
【0054】
そして、これに応じて制御部110は、記憶部60に記憶されるタグテーブルのデータのうち、下車した上記タグの識別情報に対応するデータを「OUT」に変更し、これに応じて対応するLED52を消灯させて、上記タグを携帯する乗客はバスBの外にいることを示す。
【0055】
また、管理装置Cでは、タグ(T1〜Tnのいずれか)を携帯する乗客がバスBに乗車すると、タグの通信部220から送信される識別信号を受信部40が受信してこれを制御部110に通知する。
【0056】
そして、これに応じて制御部110は、記憶部60に記憶されるタグテーブルのデータのうち、乗車した上記タグの識別情報に対応するデータを「IN」に変更し、これに応じて対応するLED52を点灯させて、上記タグを携帯する乗客がバスB内にいることを示す。
【0057】
さらに、タグ(T1〜Tnのいずれか)を携帯しない不審者が侵入した場合には、警報が発令され、不審者を威嚇するとともに、近隣に危機が迫ることを報知する。これにより添乗員や運転手は、乗客の顔を認識していなくても、不審者が乗車してきたことが分かる。
【0058】
次に、管理装置Cの呼出制御動作について説明する。図8は、この呼出制御動作を説明する制御フローであって、制御部110によってなされる。この制御は、操作部70を通じて添乗員などから要求があると開始される。
まず、ステップ8aにおいて制御部110は、操作部70を通じて呼び出し時刻の入力を受け付け、ステップ8aに移行する。
【0059】
ステップ8bにおいて制御部110は、時計部80にて計時される時刻を参照し、ステップ8aで受け付けた呼び出し時刻が到来したか否かを判定する。
ここで、呼び出し時刻が到来した場合には、ステップ8cに移行し、一方、呼び出し時刻が到来しない場合には、ステップ8bに移行して上記時刻の到来を待機する。
ステップ8cにおいて制御部110は、送信部20を制御して、タグT1〜Tnに宛てた呼出信号を送信し、当該処理を終了する。
【0060】
以上のような呼出制御が管理装置Cによりなされると、例えば添乗員がステップ8aにて呼び出し時刻として「13時」を入力した場合、13時になると呼出信号が送信される。
【0061】
これに対してタグT1〜Tnでは、管理装置Cより送信された呼出信号が通信部220にて受信され、制御部270が、所持者に対して呼び出しが行われたことを報知するために、バイブレータ230を動作制御して振動を生成するとともに、発光部250を点滅動作させる。
【0062】
また、制御部270は、記憶部240に記憶される音声データに基づいて、例えば「出発時間です。バスにお戻りください。」などの音声をスピーカ260より拡声出力し、所持者に対してバスに戻るように促す。
【0063】
以上のように、上記構成の搭乗者管理システムでは、管理装置CがタグT1〜Tnから送信される識別信号を受信して、タグT1〜Tnを携帯する乗客の出入りを監視し、この監視結果を表示部50に表示するようにしている。
【0064】
したがって、上記構成の搭乗者管理システムによれば、添乗員が出発に際して車内の乗客の数を数えなくても、表示部50を見るだけで、乗客がそろっているかどうかが正確かつ迅速に把握できる。
また予めタグT1〜Tnの番号と携帯者の名前を対応づけて控えておくことで、どの乗客が車内にいないかが特定できる。
【0065】
さらに、上記構成の搭乗者管理システムでは、管理装置Cにおいて添乗員が出発時刻に基づく時刻を設定すれば、その時刻になるとタグT1〜Tnに対して呼出信号が送信され、これを受信したタグT1〜Tnは、出発時刻の到来を報知するようにしている。
したがって、上記構成の搭乗者管理システムによれば、バスBに戻らない乗客を添乗員が捜し回らなくても、容易に呼び戻すことができる。
【0066】
そしてまた、上記構成の搭乗者管理システムでは、管理装置Cにおいて、センサ90により乗車口からの出入りを監視し、タグT1〜Tnからの識別信号が受信できない場合には、不審車の侵入と見なして警報を発令するようにしている。
【0067】
したがって、上記構成の搭乗者管理システムによれば、タグ(T1〜Tnのいずれか)を携帯しない不審者が侵入した場合には、警報が発令され、不審者を威嚇するとともに、近隣に危機が迫ることを報知することができ、防犯効果に優れる。また、添乗員や運転手は、多数の乗客の顔をいちいち認識していなくても、不審者が乗車してきたことが分かる。
【0068】
尚、この発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、タグT1〜Tnを呼び出す場合には、すべてのタグT1〜Tnを呼び出すようにしたが、識別情報を用いて個々のタグT1〜Tnを呼び出すようにしてもよい。
【0069】
この場合、管理装置Cは、呼出信号に識別情報を含ませて送信し、タグT1〜Tnは自己宛ての識別情報が含まれる場合に、呼び出しが生じたことを報知する動作を行う。
【0070】
このように、個別にタグT1〜Tnを呼び出すことが可能な構成とする場合、管理装置Cでは、添乗員や運転手が操作部70を通じて特定のタグ(T1〜Tn)を指定して、それを携帯する乗客を呼び出すようにすることもできる。
【0071】
また、個別にタグT1〜Tnを呼び出すことが可能な構成とする場合、記憶部60に記憶されるタグテーブルに基づいて、乗車していない乗客のタグだけを呼び出すことも可能である。
【0072】
この場合、制御部110が記憶部60のタグテーブルを参照し、「OUT」の情報が対応づけられたタグの識別情報を検出し、この検出した識別情報宛てに呼出信号を送信する。
【0073】
以上のような構成によれば、すでに乗車している乗客が携帯するタグに対しては呼び出し動作は行われないので、乗客が煩わしい思いをすることもなく、不必要な呼び出し動作によるバッテリの浪費を防止することができる。
【0074】
さらに、記憶部60に記憶されるタグテーブルでは、乗客が乗車しているか否かの情報のみを記憶するようにしたが、これに加えて、時計部80にて計時される時刻情報に基づいて、複数の乗車した時間と下車した時間の履歴を記憶するようにしてもよい。
【0075】
そして、この履歴を、添乗員や運転手が操作部70を通じた要求に応じて、上記履歴をLCD51に表示するようにしてもよい。これによれば、特定の乗客の乗車/下車の状況を把握することができる。
【0076】
そしてまた、上記の実施形態では、タグT1〜Tnが呼出信号を受信すると、予め記憶された音声データに基づいて音声メッセージを拡声出力するようにしたが、これに代わって例えば、管理装置Cにマイクロホンを備え、これを通じて添乗員が音声を入力し、これをタグT1〜Tnに向けて無線送信し、タグT1〜Tnにおいて添乗員の音声をスピーカ260から拡声出力するようにしてもよい。
【0077】
また、タグT1〜Tnの通信部220は、バッテリを用いるものとしたが、これに代わって例えば、外部から与えられる電磁波などにより電力を発生し、この電力を用いて識別信号を送信するものであってもよく、その他、いずれの手法であっても、識別信号を送信できるものであれば適用可能である。
【0078】
さらにまた、上記実施の形態では、受信部40が識別信号を受信する度に、乗客の乗車/下車を切り換え判定してこの判定結果をタグテーブルに記録するようにした。
【0079】
これに変わって例えば、2つのセンサを乗車口の異なる位置に設け、その検出結果を制御部110に通知するようにし、制御部110は、上記2つのセンサの検出時間差から、識別信号に対応する乗客が乗車したか下車したかを判定して、これをタグテーブルに記録するようにしてもよい。
【0080】
また、上記実施の形態では、不審者が侵入した場合、警報を発令するようにしたが、警報器100は、バスBのクラクションを利用することができる。また、不審者が凶暴な場合、大きい音を立てると逆上する虞がある。このため、それを考慮して、ランプなど目立たない方法で密かに添乗員や運転手に不審者の侵入を報知するようにしてもよい。
【0081】
さらにまた、上記実施の形態では、バスに適用する場合を例に挙げて説明したが、バス以外の乗り物に適用することも可能である。またタグT1〜Tnは、乗客が携帯するものとしたが、乗客に限定されるものではなく、乗務員や人間以外の動物であってもよい。
【0082】
そしてまた、タグT1〜Tnは、携帯電話やPHS(Personal Handyphone System)端末などの通信機器でもよく、これらに備えられる本来の通信機能を用いて、管理装置Cと通信して搭乗しているか否かを判定したり、あるいは上記通信機器に別途付加されたBluetoothなどの近距離無線通信機能を用いて、管理装置Cと通信して搭乗しているか否かを判定するようにしてもよい。
その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を施しても同様に実施可能であることはいうまでもない。
【0083】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明では、携帯機の送信手段から送信される識別情報を受信し、この受信した識別情報に基づいて、携帯機毎に搭乗者が乗り物内にいるか否かを判定して集計し、この集計した結果を表示するようにしている。
【0084】
したがって、この発明によれば、搭乗者の搭乗状況が表示されるので、乗り物の添乗員などが搭乗者の人数を数えなくても、乗客の人数を迅速かつ正確に計数することが可能な搭乗者管理システムを提供できる。
【0085】
また、この発明では、管理装置から携帯機に宛てた無線信号を送信し、これを受信した携帯機が報知動作を行うようにしている。
したがって、この発明によれば、乗客が車内にいない場合でも、容易に乗客を呼び出すことが可能な搭乗者管理システムを提供できる。
【0086】
さらに、この発明では、検出手段が乗り物内に侵入する侵入者を検出し、かつこの検出に合わせて受信手段が予め設定された識別情報を受信しない場合に、報知動作を行うようにしている。
【0087】
したがって、この発明によれば、携帯機を所持しない不審者が侵入した場合に、この旨が報知されるので、不審者の侵入を正確かつ迅速に把握することが可能な搭乗者管理システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる搭乗者管理システムを適用した環境を模式的に示す図。
【図2】図1に示した搭乗者管理システムの管理装置の構成を示す回路ブロック図。
【図3】図2に示した管理装置の表示部の構成を示す図。
【図4】図2に示した管理装置の記憶部に記憶されるタグテーブルを示す図。
【図5】図1に示した搭乗者管理システムのタグの構成を示す回路ブロック図。
【図6】図1に示した搭乗者管理システムのタグの動作を説明するためのフローチャート。
【図7】図1に示した搭乗者管理システムの管理装置の動作を説明するためのフローチャート。
【図8】図1に示した搭乗者管理システムの管理装置の動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
10…送信用アンテナ
20…送信部
30…受信用アンテナ
40…受信部
50…表示部
60…記憶部
70…操作部
80…時計部
90…センサ
100…警報器
110…制御部
210…アンテナ
220…通信部
230…バイブレータ
240…記憶部
250…発光部
260…スピーカ
270…制御部
B…バス
C…管理装置
T1〜Tn…タグ
Claims (7)
- 多数の搭乗者を輸送可能な乗り物において搭乗者を管理する搭乗者管理システムであって、
前記多数の搭乗者がそれぞれ所持する携帯機と、前記乗り物に設置される管理装置とを備え、
前記携帯機は、自己に予め割り当てられた識別情報を送信する送信手段を具備し、
前記管理装置は、
前記送信手段から送信される識別情報を受信する受信手段と、
この受信手段が受信した識別情報に基づいて、前記携帯機毎に搭乗者が乗り物内にいるか否かを判定し、この判定結果を集計する管理手段と、
この管理手段が集計した結果を表示する表示手段とを具備することを特徴とする搭乗者管理システム。 - 前記管理手段は、前記携帯機毎に、前記受信手段が識別情報を受信する度に、搭乗者が乗り物内にいるか否かを交互に切り換えて判定し、この判定結果を集計することを特徴とする請求項1に記載の搭乗者管理システム。
- 多数の搭乗者を輸送可能な乗り物において搭乗者を管理する搭乗者管理システムであって、
前記多数の搭乗者がそれぞれ所持する携帯機と、前記乗り物に設置される管理装置とを備え、
前記管理装置は、前記携帯機に宛てた無線信号を送信する送信手段を備え、
前記携帯機は、
前記送信手段から送信された無線信号を受信する受信手段と、
この受信手段が無線信号を受信した場合に、この旨を所持する搭乗者に対して報知する報知手段とを具備することを特徴とする搭乗者管理システム。 - 多数の搭乗者を輸送可能な乗り物において搭乗者を管理する搭乗者管理システムであって、
前記多数の搭乗者がそれぞれ所持する携帯機と、前記乗り物に設置される管理装置とを備え、
前記携帯機は、自己に予め割り当てられた識別情報を送信する送信手段を具備し、
前記管理装置は、
前記乗り物内に侵入する侵入者を検出する検出手段と、
前記送信手段から送信される識別情報を受信する受信手段と、
前記検出手段が侵入者を検出し、かつこの検出に合わせて前記受信手段が予め設定された識別情報を受信しない場合に、報知動作を行う報知手段とを具備することを特徴とする搭乗者管理システム。 - 多数の搭乗者を輸送可能な乗り物において搭乗者を管理する搭乗者管理装置であって、
前記多数の搭乗者がそれぞれ所持する携帯機から送信される識別情報を受信する受信手段と、
この受信手段が受信した識別情報に基づいて、前記携帯機毎に搭乗者が乗り物内にいるか否かを判定し、この判定結果を集計する管理手段と、
この管理手段が集計した結果を表示する表示手段とを具備することを特徴とする搭乗者管理装置。 - 前記管理手段は、前記携帯機毎に、前記受信手段が識別情報を受信する度に、搭乗者が乗り物内にいるか否かを交互に切り換えて判定し、この判定結果を集計することを特徴とする請求項5に記載の搭乗者管理装置。
- 多数の搭乗者を輸送可能な乗り物において搭乗者を管理する搭乗者管理装置であって、
前記乗り物内に侵入する侵入者を検出する検出手段と、
前記多数の搭乗者がそれぞれ所持する携帯機から送信される識別情報を受信する受信手段と、
前記検出手段が侵入者を検出し、かつこの検出に合わせて前記受信手段が予め設定された識別情報を受信しない場合に、報知動作を行う報知手段とを具備することを特徴とする搭乗者管理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002305017A JP2004139459A (ja) | 2002-10-18 | 2002-10-18 | 搭乗者管理システムおよび搭乗者管理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002305017A JP2004139459A (ja) | 2002-10-18 | 2002-10-18 | 搭乗者管理システムおよび搭乗者管理装置 |
Publications (1)
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JP2004139459A true JP2004139459A (ja) | 2004-05-13 |
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ID=32452267
Family Applications (1)
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JP2002305017A Pending JP2004139459A (ja) | 2002-10-18 | 2002-10-18 | 搭乗者管理システムおよび搭乗者管理装置 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004139459A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006087888A1 (ja) * | 2005-02-21 | 2006-08-24 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 車両用制御装置、車両用制御システム、車両用制御方法及び電子機器 |
KR101756102B1 (ko) * | 2017-01-20 | 2017-07-11 | 성결대학교 산학협력단 | 차량 탑승자 안전 확인 시스템 |
KR20180126044A (ko) | 2016-12-26 | 2018-11-26 | 가부시키가이샤 스바루카베루 | 승객 관리 장치 및 승객 관리 방법 |
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2002
- 2002-10-18 JP JP2002305017A patent/JP2004139459A/ja active Pending
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