JP2018195094A - 搭乗通知システム、管理装置、端末装置、および搭乗通知方法 - Google Patents

搭乗通知システム、管理装置、端末装置、および搭乗通知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】搭乗遅れに関する注意喚起の通知を必要に応じて適切に行うことができる、搭乗通知システム、管理装置、端末装置、および搭乗通知方法を提供する。【解決手段】携帯端末は、ビーコン送信機から送信されるビーコン信号の受信状況に基づいて、携帯端末の利用者が搭乗する便の搭乗待機エリアに携帯端末が位置するか否かを判定して、利用者が搭乗する便の出発時刻に応じて設定された搭乗開始時刻において搭乗待機エリアに携帯端末が位置しない場合には、注意喚起の通知動作を開始し、搭乗待機エリアに携帯端末が位置する場合には、通知動作を停止する。【選択図】図5

Description

本発明は、利用者が所持する端末装置により、搭乗遅れに関する注意喚起の通知を行う搭乗通知システム、管理装置、端末装置、および搭乗通知方法に関するものである。
空港では、チェックインを済ませた利用者が搭乗時刻を過ぎても搭乗口に現れない場合がある。この場合、遅刻している利用者を係員が探し出して搭乗口に誘導するが、係員はだれが遅刻している利用者であるかをすぐに判別できないため、遅刻している利用者の捜索には大変な手間がかかる。
このような遅刻している利用者を捜索する手間を省く技術として、従来、RFIDタグ付きの搭乗券を利用者に発行して、空港内の各所に設置されたRFIDリーダでRFIDタグを検知することで、利用者の現在位置を把握して、RFIDリーダや、空港内の各所に設置された表示装置や、利用者の携帯端末を用いて、搭乗遅れの注意を促す通知を行う技術が知られている(特許文献1,2参照)。
特開2008−181301号公報 特開2015−133032号公報
さて、空港内の各所に設置された通知装置で搭乗遅れの注意を促す通知を行う場合、その通知に本人が気づかない場合がある。このため、利用者が所持する携帯端末で通知を行うことが望ましい。また、アラーム音を鳴らすようにすると、出発が間近に迫った便に搭乗予定の利用者であることを近くにいる係員が気づくことができるため、搭乗口への誘導を素早く行うことができる。
一方、搭乗口の近傍には、搭乗待ちの利用者が待機する搭乗待機エリアが設けられているが、この搭乗待機エリアに滞在する利用者に対して搭乗遅れの注意を促す通知を行う必要はない。また、携帯端末でアラーム音を鳴らす場合、搭乗時刻になると、搭乗待機エリアに滞在する利用者の携帯端末でアラーム音が一斉に鳴り出すという問題がある。
そこで、本発明は、搭乗遅れに関する注意喚起の通知を必要に応じて適切に行うことができる搭乗通知システム、管理装置、端末装置、および搭乗通知方法を提供することを主な目的とする。
本発明の搭乗通知システムは、利用者が所持し、搭乗遅れに関する注意喚起の通知を行う端末装置を備える搭乗通知システムであって、前記端末装置は、注意喚起の通知動作を行う通知部と、ビーコン送信機から送信されるビーコン信号を受信する受信部と、利用者が搭乗する便の出発時刻に応じて設定された通知基準時刻に関する情報を記憶する記憶部と、前記ビーコン信号の受信状況に基づいて、自装置の利用者が搭乗する便の搭乗待機エリアに自装置が位置するか否かを判定して、前記通知基準時刻において前記搭乗待機エリアに自装置が位置しない場合には、前記通知動作を開始し、前記搭乗待機エリアに自装置が位置する場合には、前記通知動作を停止する制御部と、を備える構成とする。
また、本発明の管理装置は、利用者が所持する端末装置に、搭乗遅れに関する注意喚起の通知を行わせる管理装置であって、利用者が搭乗する便の出発時刻に応じて設定された通知基準時刻に関する情報を記憶する記憶部と、前記端末装置と通信を行う通信部と、前記通信部において前記端末装置から受信したビーコン受信情報または位置情報に基づいて、利用者が搭乗する便の搭乗待機エリアにその利用者の前記端末装置が位置するか否かを判定して、前記通知基準時刻において前記搭乗待機エリアに前記端末装置が位置しない場合には、通知動作の開始指示を前記通信部から前記端末装置に送信し、前記搭乗待機エリアに前記端末装置が位置する場合には、通知動作の停止指示を前記通信部から前記端末装置に送信する制御部と、を備える構成とする。
また、本発明の端末装置は、利用者が所持し、搭乗遅れに関する注意喚起の通知を行う端末装置であって、注意喚起の通知動作を行う通知部と、ビーコン送信機から送信されるビーコン信号を受信する受信部と、利用者が搭乗する便の出発時刻に応じて設定された通知基準時刻に関する情報を記憶する記憶部と、前記ビーコン信号の受信状況に基づいて、自装置の利用者が搭乗する便の搭乗待機エリアに自装置が位置するか否かを判定して、前記通知基準時刻において前記搭乗待機エリアに自装置が位置しない場合には、前記通知動作を開始し、前記搭乗待機エリアに自装置が位置する場合には、前記通知動作を停止する制御部と、を備える構成とする。
また、本発明の搭乗通知方法は、利用者が所持する端末装置が、搭乗遅れに関する注意喚起の通知を行う搭乗通知方法であって、前記端末装置が、ビーコン送信機から送信されるビーコン信号の受信状況に基づいて、自装置の利用者が搭乗する便の搭乗待機エリアに自装置が位置するか否かを判定して、利用者が搭乗する便の出発時刻に応じて設定された通知基準時刻において前記搭乗待機エリアに自装置が位置しない場合には、注意喚起の通知動作を開始し、前記搭乗待機エリアに自装置が位置する場合には、前記通知動作を停止する構成とする。
本発明によれば、搭乗する便の出発が間近に迫っているにも拘わらず、利用者が搭乗待機エリアに滞在していない場合には、搭乗遅れに関する注意喚起の通知が行われ、利用者が搭乗待機エリアに滞在している場合には、搭乗遅れに関する注意喚起の通知が行われない。これにより、搭乗遅れに関する注意喚起の通知を必要に応じて適切に行うことができる。
第1実施形態に係る搭乗通知システムの全体構成図 空港におけるチェックイン機3、ビーコン送信機4および改札機5の設置状況、ならびに利用者および携帯端末1の移動状況を示す説明図 第1実施形態に係る携帯端末1および管理サーバ2の概略構成を示すブロック図 第1実施形態に係る搭乗者管理データベースの登録内容の一例を示す説明図 第1実施形態に係る携帯端末1の動作手順を示すフロー図 第2実施形態に係る搭乗通知システムの全体構成図 第2実施形態に係る携帯端末1および管理サーバ2の概略構成を示すブロック図 第2実施形態に係る搭乗者管理データベースの登録内容の一例を示す説明図 第2実施形態に係る管理サーバ2の動作手順を示すフロー図
前記課題を解決するためになされた第1の発明は、利用者が所持し、搭乗遅れに関する注意喚起の通知を行う端末装置を備える搭乗通知システムであって、前記端末装置は、注意喚起の通知動作を行う通知部と、ビーコン送信機から送信されるビーコン信号を受信する受信部と、利用者が搭乗する便の出発時刻に応じて設定された通知基準時刻に関する情報を記憶する記憶部と、前記ビーコン信号の受信状況に基づいて、自装置の利用者が搭乗する便の搭乗待機エリアに自装置が位置するか否かを判定して、前記通知基準時刻において前記搭乗待機エリアに自装置が位置しない場合には、前記通知動作を開始し、前記搭乗待機エリアに自装置が位置する場合には、前記通知動作を停止する制御部と、を備える構成とする。
これによると、搭乗する便の出発が間近に迫っているにも拘わらず、利用者が搭乗待機エリアに滞在していない場合には、搭乗遅れに関する注意喚起の通知が行われ、利用者が搭乗待機エリアに滞在している場合には、搭乗遅れに関する注意喚起の通知が行われない。これにより、搭乗遅れに関する注意喚起の通知を必要に応じて適切に行うことができる。
また、第2の発明は、利用者が所持する端末装置と、この端末装置に搭乗遅れに関する注意喚起の通知を指示する管理装置と、を備える搭乗通知システムであって、前記端末装置は、注意喚起の通知動作を行う通知部と、ビーコン送信機から送信されるビーコン信号を受信するとともに、前記管理装置と通信を行う通信部と、前記ビーコン信号の受信状況に関するビーコン受信情報、または前記ビーコン信号の受信状況から取得した自装置の位置情報を、前記通信部から前記管理装置に送信するとともに、前記通信部において前記通知動作の開始指示を前記管理装置から受信すると、前記通知動作を開始し、前記通知動作の停止指示を受信すると、前記通知動作を停止する制御部と、を備え、前記管理装置は、利用者が搭乗する便の出発時刻に応じて設定された通知基準時刻に関する情報を記憶する記憶部と、前記端末装置と通信を行う通信部と、前記通信部において前記端末装置から受信した前記ビーコン受信情報または前記位置情報に基づいて、利用者が搭乗する便の搭乗待機エリアにその利用者の前記端末装置が位置するか否かを判定して、前記通知基準時刻において前記搭乗待機エリアに前記端末装置が位置しない場合には、前記通知動作の開始指示を前記通信部から前記端末装置に送信し、前記搭乗待機エリアに前記端末装置が位置する場合には、前記通知動作の停止指示を前記通信部から前記端末装置に送信する制御部と、を備える構成とする。
これによると、第1の発明と同様に、搭乗遅れに関する注意喚起の通知を必要に応じて適切に行うことができる。
また、第3の発明は、前記通知部は、前記通知動作としてアラーム音を出力する構成とする。
これによると、自分が搭乗する便の出発が間近に迫っていることを利用者本人が気づくのに加えて、出発が間近に迫った便に搭乗予定の利用者であることを近くにいる係員が気づくことができるため、係員が利用者を速やかに搭乗口に案内することができる。
また、第4の発明は、前記記憶部には、利用者が搭乗する便の搭乗口に関する情報が記憶され、前記ビーコン信号または前記ビーコン受信情報には、送信元のビーコン送信機が設置される搭乗口に関する情報が含まれ、前記制御部は、前記記憶部に記憶される搭乗口の情報と、前記ビーコン信号または前記ビーコン受信情報に含まれる搭乗口の情報とが一致すると、前記端末装置が、搭乗する便の搭乗待機エリア内に位置すると判定する構成とする。
これによると、搭乗する便の搭乗待機エリア内に端末装置が位置するか否かを精度よく判定することができる。
また、第5の発明は、前記通信部は、出発便の搭乗口や搭乗開始時刻が変更された場合の変更後の搭乗口や搭乗開始時刻に関する搭乗変更情報を受信し、前記記憶部は、前記搭乗変更情報を記憶し、前記制御部は、前記記憶部に記憶される前記搭乗変更情報に基づいて、前記判定を行う構成とする。
これによると、出発便の搭乗口や搭乗開始時刻が変更された場合でも、搭乗遅れに関する注意喚起の通知を誤りなく行うことができる。
また、第6の発明は、利用者が所持する端末装置に、搭乗遅れに関する注意喚起の通知を行わせる管理装置であって、利用者が搭乗する便の出発時刻に応じて設定された通知基準時刻に関する情報を記憶する記憶部と、前記端末装置と通信を行う通信部と、前記通信部において前記端末装置から受信したビーコン受信情報または位置情報に基づいて、利用者が搭乗する便の搭乗待機エリアにその利用者の前記端末装置が位置するか否かを判定して、前記通知基準時刻において前記搭乗待機エリアに前記端末装置が位置しない場合には、通知動作の開始指示を前記通信部から前記端末装置に送信し、前記搭乗待機エリアに前記端末装置が位置する場合には、通知動作の停止指示を前記通信部から前記端末装置に送信する制御部と、を備える構成とする。
これによると、第1の発明と同様に、搭乗遅れに関する注意喚起の通知を必要に応じて適切に行うことができる。
また、第7の発明は、利用者が所持し、搭乗遅れに関する注意喚起の通知を行う端末装置であって、注意喚起の通知動作を行う通知部と、ビーコン送信機から送信されるビーコン信号を受信する受信部と、利用者が搭乗する便の出発時刻に応じて設定された通知基準時刻に関する情報を記憶する記憶部と、前記ビーコン信号の受信状況に基づいて、自装置の利用者が搭乗する便の搭乗待機エリアに自装置が位置するか否かを判定して、前記通知基準時刻において前記搭乗待機エリアに自装置が位置しない場合には、前記通知動作を開始し、前記搭乗待機エリアに自装置が位置する場合には、前記通知動作を停止する制御部と、を備える構成とする。
これによると、第1の発明と同様に、搭乗遅れに関する注意喚起の通知を必要に応じて適切に行うことができる。
また、第8の発明は、利用者が所持する端末装置が、搭乗遅れに関する注意喚起の通知を行う搭乗通知方法であって、前記端末装置が、ビーコン送信機から送信されるビーコン信号の受信状況に基づいて、自装置の利用者が搭乗する便の搭乗待機エリアに自装置が位置するか否かを判定して、利用者が搭乗する便の出発時刻に応じて設定された通知基準時刻において前記搭乗待機エリアに自装置が位置しない場合には、注意喚起の通知動作を開始し、前記搭乗待機エリアに自装置が位置する場合には、前記通知動作を停止する構成とする。
これによると、第1の発明と同様に、搭乗遅れに関する注意喚起の通知を必要に応じて適切に行うことができる。
また、第9の発明は、管理装置からの指示に応じて、利用者が所持する端末装置が、搭乗遅れに関する注意喚起の通知を行う搭乗通知方法であって、前記端末装置が、ビーコン送信機から送信されるビーコン信号の受信状況に関するビーコン受信情報、または前記ビーコン信号の受信状況から取得した自装置の位置情報を、前記管理装置に送信し、前記管理装置が、前記端末装置から受信した前記ビーコン受信情報または前記位置情報に基づいて、利用者が搭乗する便の搭乗待機エリアにその利用者の前記端末装置が位置するか否かを判定して、利用者が搭乗する便の出発時刻に応じて設定された通知基準時刻において前記搭乗待機エリアに前記端末装置が位置しない場合には、注意喚起の通知動作の開始指示を前記端末装置に送信し、前記搭乗待機エリアに前記端末装置が位置する場合には、前記通知動作の停止指示を前記端末装置に送信し、前記端末装置が、前記通知動作の開始指示を前記管理装置から受信すると、前記通知動作を開始し、前記通知動作の停止指示を受信すると、前記通知動作を停止する構成とする。
これによると、第1の発明と同様に、搭乗遅れに関する注意喚起の通知を必要に応じて適切に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る搭乗通知システムの全体構成図である。
この搭乗通知システムは、空港において、航空機に搭乗予定の利用者に搭乗遅れの注意を促す通知を行うものであり、携帯端末1(端末装置)と、管理サーバ2(管理装置)と、チェックイン機3と、ビーコン送信機4と、改札機5と、を備えている。
携帯端末1は、利用者が所持し、搭乗遅れの注意を促す通知としてアラーム音を出力するものである。この携帯端末1は、利用者がチェックインした際に貸し出され、航空機に搭乗する際に回収される。
管理サーバ2は、利用者の空港内での状況を管理するものであり、空港内または空港外に設置される。この管理サーバ2は、ネットワークを介してチェックイン機3、ビーコン送信機4、および改札機5と通信を行うことができる。
チェックイン機3は、チェックインカウンタに設置され、利用者がチェックインの手続きを行う際に係員が操作するものである。また、チェックイン機3は、携帯端末1と通信を行い、利用者が搭乗する便に関する搭乗便情報(航空会社、搭乗開始時刻および搭乗口など)を携帯端末1に送信する。また、このチェックイン機3は、チェックインを済ませたことを表すチェックイン通知を管理サーバ2に送信する。このチェックイン通知には搭乗便情報が含まれる。
なお、チェックイン機3は、利用者本人が操作してチェックインの手続きを行う自動チェックイン機としてもよい。
ビーコン送信機4は、空港内の適所に複数設置される。このビーコン送信機4は、ビーコン信号を送信する。本実施形態では、搭乗口ごとに設置された搭乗待機エリアにビーコン送信機4が設置され、ビーコン送信機4のビーコン信号を携帯端末1が受信することで、自装置が搭乗待機エリア内に位置することを携帯端末1が把握することができる。
また、出発便の搭乗口および搭乗開始時刻(出発時刻)が変更された場合には、その変更された搭乗口および搭乗開始時刻に関する搭乗変更情報が管理サーバ2からビーコン送信機4に送信される。この搭乗変更情報は、さらに、ビーコン信号によりビーコン送信機4から携帯端末1に提供され、携帯端末1では、搭乗変更情報に基づいて搭乗便情報が更新される。
改札機5は、搭乗口(搭乗ゲート)に設置され、利用者が搭乗口を通過する際に、利用者が搭乗券を提示する改札の操作を行うものである。この改札機5で改札が行われると、利用者が搭乗口を通過したことを表す通過通知(搭乗者識別情報を含む)が改札機5から管理サーバ2に送信される。なお、改札機5が携帯端末1を検知するものとしてもよい。
また、改札機5は、携帯端末1に改札機5を検知させるための信号を送信し、この信号の受信により携帯端末1が改札機5を検知することで、利用者が搭乗口を通過したことを携帯端末1が把握することができる。なお、搭乗口の係員が利用者から携帯端末1を受け取って、利用者が搭乗口を通過したことを入力する操作を行うようにしてもよい。
次に、空港におけるチェックイン機3、ビーコン送信機4および改札機5の設置状況、ならびに利用者および携帯端末1の移動状況について説明する。図2は、空港におけるチェックイン機3、ビーコン送信機4および改札機5の設置状況、ならびに利用者および携帯端末1の移動状況を示す説明図である。
利用者は、空港の出発ロビーに到着すると、チェックインカウンタでチェックインの手続き(搭乗手続き)を行い、搭乗券および携帯端末1を受け取る。このとき、チェックインカウンタに設置されたチェックイン機3から利用者の搭乗便情報が携帯端末1に書き込まれる。なお、携帯端末1が搭乗券を兼ねるものとしてもよい。
次に、利用者は、保安検査場に入って保安検査を受けた後、搭乗する便の搭乗口(搭乗ゲート)に向かい、その搭乗口の手前にある搭乗待機エリアで待機する。そして、搭乗開始時刻になると、搭乗口に設置された改札機5で改札の操作を行った上で、搭乗口を通過して航空機に搭乗する。
また、空港内には、小売店や飲食店などの店舗やトイレが設置されており、利用者は必要に応じて店舗やトイレを利用する。
搭乗待機エリアにはビーコン送信機4が設置されており、利用者が搭乗待機エリアに入ると、ビーコン送信機4から送信されるビーコン信号を携帯端末1が受信する。このビーコン信号には、送信元であるビーコン送信機4が設置される搭乗口の識別情報が含まれており、携帯端末1において自装置がどの搭乗待機エリア内に位置するかを判定することができる。
ここで、本実施形態では、搭乗開始時刻(例えば出発時刻の10分前)になったにも拘わらず、利用者が搭乗する便の搭乗待機エリアにいない場合、すなわち、店舗やトイレや別の搭乗待機エリアなどに滞在している場合には、搭乗遅れに関する注意喚起の通知として、携帯端末1がアラーム音を出力する。これにより、自分が搭乗する便の出発が間近に迫っていることを利用者本人が気づくことができ、さらに、出発が間近に迫った便の搭乗予定者であることを近くにいる係員が気づくことができる。
次に、携帯端末1および管理サーバ2の概略構成について説明する。図3は、携帯端末1および管理サーバ2の概略構成を示すブロック図である。
携帯端末1は、通信部11(受信部)と、制御部12と、記憶部13と、音声出力部14(通知部)と、振動部15と、表示部16と、を備えている。
通信部11は、チェックイン機3および改札機5と通信を行う。また、通信部11は、ビーコン送信機4から送信されるビーコン信号を受信する。なお、この通信部11は、Bluetooth(登録商標)やWi−Fiなどの近距離無線通信方式で無線信号を送受信する。
音声出力部14は、音声を出力するスピーカーなどからなる。本実施形態では、搭乗遅れの注意を促す通知として、アラーム音を出力する。このアラーム音により、自分が搭乗する便の出発が間近に迫っていることに利用者本人が気づくことができ、さらに、出発が間近に迫った便に搭乗予定の利用者であることを近くにいる係員が気づくことができる。なお、アラーム音を航空会社ごとに変えるようにするとよい。これにより、係員が自社の便の利用者か否かを識別することができる。また、搭乗を促す音声案内を出力するようにしてもよい。
振動部15は、振動を発生させるものである。この振動部15により携帯端末1を振動させることで、アラーム音と同様に、利用者に搭乗遅れの注意を促すことができる。
表示部16は、液晶表示パネルなどからなる。この表示部16には、搭乗遅れの注意を促すメッセージ、例えば、「お客様!お急ぎください。」の文字などが表示される。
記憶部13は、チェックイン機3から取得した搭乗便情報や、制御部12を構成するプロセッサで実行されるプログラムなどを記憶する。
制御部12は、計時部21と、位置判定部22と、アラーム制御部23と、を備えている。この制御部12は、プロセッサで構成され、制御部12の各部は、記憶部13に記憶されたプログラムをプロセッサで実行することで実現される。
計時部21は、記憶部13に搭乗便情報として記憶された搭乗開始時刻と現在時刻とを比較して、搭乗開始時刻までの残り時間を計時する。
位置判定部22は、記憶部13に記憶された搭乗便情報と、通信部11で受信したビーコン信号とに基づいて、現在、利用者が搭乗する便の搭乗待機エリア内に携帯端末1が位置するか否かを判定する。
記憶部13には、搭乗便情報として、利用者が搭乗する便の航空会社および搭乗口が記憶されており、また、ビーコン信号には、搭乗口の識別情報と、搭乗口から出発する便の航空会社(または便名)に関する情報とが含まれており、記憶部13の情報とビーコン信号の情報とが一致すると、利用者が搭乗する便の搭乗待機エリア内に携帯端末1が位置するものと判定する。なお、出発便の搭乗口や搭乗開始時刻(出発時刻)が変更された場合は、その変更された搭乗口や搭乗開始時刻に関する搭乗変更情報を、通信部11が、ビーコン送信機4から受信し、この搭乗変更情報に基づいて、記憶部13の搭乗便情報が更新される。
一方、ビーコン信号を受信できない場合や、ビーコン信号を受信できても、そのビーコン信号に含まれる情報に基づいて、利用者が搭乗する便の搭乗待機エリアとは異なる搭乗待機エリア内に携帯端末1が位置する場合には、利用者が搭乗する便の搭乗待機エリア内にいないものと判定する。
アラーム制御部23は、計時部21で取得した残り時間が所定時間以下になると、アラーム音を音声出力部14から出力する。このとき、単発アラーム音、すなわち、所定の短時間だけアラーム音を出力する。これにより、搭乗開始時刻が近づいていることを利用者に通知して、速やかに搭乗待機エリアに向かうように搭乗者に促すことができる。
また、アラーム制御部23は、計時部21の計時結果と、位置判定部22の判定結果とに基づいて、搭乗開始時刻(例えば出発時刻の10分前)になり、かつ、利用者が搭乗する便の搭乗待機エリア内に利用者の携帯端末1が位置しない場合に、音声出力部14からのアラーム音の出力を開始し、搭乗待機エリア内に利用者の携帯端末1が入ると、アラーム音の出力を停止する。
なお、搭乗開始時刻が近づいていることの通知は、少なくとも利用者が気づけばよいため、アラーム音の代わりに、振動部15を振動させるようにしてもよい。
管理サーバ2は、通信部31と、制御部32と、記憶部33と、を備えている。
通信部31は、ネットワークを介してチェックイン機3、ビーコン送信機4、および改札機5と通信を行う。
記憶部33は、搭乗者管理データベースの登録情報や、制御部32を構成するプロセッサで実行されるプログラムなどを記憶する。
制御部32は、搭乗管理部51を備えている。この制御部32は、プロセッサで構成され、搭乗管理部51は、記憶部33に記憶されたプログラムをプロセッサで実行することで実現される。
搭乗管理部51は、チェックイン機3から送信されるチェックイン通知に基づいて、利用者ごとの搭乗便情報を搭乗者管理データベースに登録して管理する。
また、搭乗管理部51は、出発便の搭乗口および搭乗開始時刻(出発時刻)が変更された場合に、その変更された搭乗口および搭乗開始時刻に関する搭乗変更情報をビーコン送信機4に送信する。
次に、管理サーバ2で管理される搭乗者管理データベースについて説明する。図4は、搭乗者管理データベースの登録内容の一例を示す説明図である。
管理サーバ2では、搭乗者管理データベースを用いて利用者ごとの搭乗便情報が管理される。この搭乗者管理データベースには、利用者ごとの搭乗便情報として、搭乗者識別情報、航空会社、搭乗開始時刻、および搭乗口に関する情報が登録される。この搭乗便情報は、チェックイン機3から送信されるチェックイン通知に基づいて登録される。なお、改札機5から送信される通過通知に基づいて、利用者が搭乗したか否かを表す情報を搭乗者管理データベースに登録するようにしてもよい。
次に、携帯端末1の動作手順について説明する。図5は、携帯端末1の動作手順を示すフロー図である。
携帯端末1では、まず、利用者がチェックインカウンタでチェックインの手続きを行った際に、チェックイン機3から送信される搭乗便情報(搭乗開始時刻および搭乗口など)を通信部11で受信すると(ST101)、その搭乗便情報を記憶部13に記憶する。
次に、アラーム制御部23において、計時部21で取得した搭乗開始時刻までの残り時間が所定時間以下になると(ST102でYes)、単発アラーム音を音声出力部14から出力する(ST103)。
次に、搭乗開始時刻になると(ST104でYes)、改札機5から送信される信号を受信したか否かに応じて、利用者が搭乗口を通過したか否かを判定する(ST105)。
ここで、利用者が搭乗口を通過していない場合には(ST105でNo)、次に、位置判定部22において、ビーコン送信機4のビーコン信号に基づいて、利用者が搭乗する便の搭乗待機エリア内に利用者の携帯端末1が入ったか否かを判定する(ST106)。
ここで、利用者が搭乗する便の搭乗待機エリア内に携帯端末1が入っていない場合には(ST106でNo)、音声出力部14からのアラーム音の出力を開始する(ST107)。
そして、利用者が搭乗する便の搭乗待機エリア内に携帯端末1が入ると(ST106でYes)、アラーム音の出力を停止して(ST108)、搭乗口の通過判定(ST105)に戻り、利用者が搭乗口を通過すると(ST105でYes)、終了する。
なお、本実施形態では、搭乗待機エリアにビーコン送信機4を設置して、このビーコン送信機4のビーコン信号の受信により、利用者が搭乗する便の搭乗待機エリア内にその利用者の携帯端末1が位置することを検知するようにしたが、搭乗待機エリア外にビーコン送信機4を設置して、このビーコン送信機4のビーコン信号の受信により、利用者が搭乗する便の搭乗待機エリアにその利用者の携帯端末1が位置しないことを検知するようにしてもよい。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。なお、ここで特に言及しない点は前記の実施形態と同様である。図6は、第2実施形態に係る搭乗通知システムの全体構成図である。
第1実施形態では、アラーム音の出力の要否を判定する処理を携帯端末1が行うようにしたが、本実施形態では、アラーム音の出力の要否を判定する処理を管理サーバ2が行い、アラーム音の出力が必要な場合に、管理サーバ2がアラームの出力を携帯端末1に指示する。
本実施形態の搭乗通知システムは、第1実施形態(図1参照)と同様に、携帯端末1と、管理サーバ2と、チェックイン機3と、改札機5と、を備えている。また、この搭乗通知システムは、ビーコン送信機4の代わりに、アクセスポイント7(ビーコン送信機)を備えている。
アクセスポイント7は、空港内で利用者が移動可能なエリアに所要の間隔をおいて複数設置されており、利用者が空港内のどこにいても、管理サーバ2がアクセスポイント7を介して携帯端末1と通信を行うことができる。また、アクセスポイント7は、ビーコン送信機4と同様に、ビーコン信号を送信する。
次に、第2実施形態に係る携帯端末1および管理サーバ2の概略構成について説明する。図7は、携帯端末1および管理サーバ2の概略構成を示すブロック図である。
携帯端末1は、第1実施形態(図3参照)と同様に、通信部11と、制御部12と、記憶部13と、音声出力部14と、振動部15と、表示部16と、を備えている。
通信部11は、第1実施形態と同様に、チェックイン機3および改札機5と通信を行う。また、通信部11は、アクセスポイント7を介して管理サーバ2と通信を行う。また、通信部11は、アクセスポイント7から送信されるビーコン信号を受信する。
制御部12は、位置情報取得部25と、アラーム制御部26と、を備えている。
位置情報取得部25は、通信部11で受信したビーコン信号に基づいて、自装置の位置情報を取得する。この位置情報取得部25で取得した位置情報は、通信部11からアクセスポイント7を介して管理サーバ2に送信される。なお、この位置情報取得の処理では、複数のビーコン送信機からのビーコン信号の電波強度に基づいて位置座標を取得する公知の屋内測位技術を用いればよい。
アラーム制御部26は、管理サーバ2からアクセスポイント7を介して送信される単発アラーム通知を通信部11で受信すると、単発アラーム音を音声出力部14から出力する。また、管理サーバ2から送信されるアラームオン通知を通信部11で受信すると、音声出力部14からのアラーム音の出力を開始し、管理サーバ2から送信されるアラームオフ通知を受信すると、アラーム音の出力を停止する。
管理サーバ2は、第1実施形態(図3参照)と同様に、通信部31と、制御部32と、記憶部33と、を備えている。
通信部31は、ネットワークを介してチェックイン機3および改札機5と通信を行う。また、通信部31は、ネットワークおよびアクセスポイント7を介して携帯端末1と通信を行う。
制御部32は、搭乗管理部51と、計時部52と、位置判定部53と、通知制御部54と、を備えている。
搭乗管理部51は、チェックイン機3から送信されるチェックイン通知に基づいて、利用者ごとの搭乗便情報を搭乗者管理データベースに登録して管理する。特に、本実施形態では、位置判定部53の判定結果に基づいて、利用者が搭乗する便の搭乗待機エリア内に携帯端末1が位置するか否かを表す情報を搭乗者管理データベースに登録して管理する。
計時部52は、搭乗者管理データベースに登録された搭乗開始時刻と現在時刻とを比較して、搭乗開始時刻までの残り時間を計時する。
位置判定部53は、搭乗者管理データベースに登録された搭乗口の情報と、携帯端末1の位置情報(位置座標)とに基づいて、利用者が搭乗する便の搭乗待機エリア内に利用者の携帯端末1が位置するか否かを判定する。このとき、利用者が搭乗する便の搭乗待機エリアの位置情報と携帯端末1の位置情報とを比較すればよい。なお、この位置判定では、搭乗口ごとの搭乗待機エリアの位置情報が必要であるため、この搭乗口ごとの搭乗待機エリアの位置情報を予め記憶部33に記憶させておく。
なお、位置判定部53で判定を行う際に、位置情報の送信を携帯端末1に要求して、携帯端末1から位置情報を取得すればよいが、携帯端末1から位置情報を定期的に管理サーバ2に送信するようにしてもよい。このようにすれば、管理サーバ2で利用者の位置を管理することができる。
通知制御部54は、計時部52で取得した残り時間が所定時間以下になると、単発アラーム通知を携帯端末1に送信する。これにより、携帯端末1で単発アラーム音が出力される。
また、通知制御部54は、計時部21の計時結果と、位置判定部53の判定結果とに基づいて、搭乗開始時刻(例えば出発時刻の10分前)になり、かつ、利用者が搭乗する便の搭乗待機エリアに利用者の携帯端末1が位置しない場合に、アラームオン通知を携帯端末1に送信する。これにより、携帯端末1でアラーム音の出力が開始される。そして、利用者が搭乗する便の搭乗待機エリアに利用者の携帯端末1が入ると、アラームオフ通知を携帯端末1に送信する。これにより、携帯端末1でアラーム音の出力が停止される。
次に、第2実施形態に係る管理サーバ2で管理される搭乗者管理データベースについて説明する。図8は、搭乗者管理データベースの登録内容の一例を示す説明図である。
本実施形態では、第1実施形態と同様に、搭乗者管理データベースに、利用者ごとの搭乗便情報として、搭乗者識別情報、航空会社、搭乗開始時刻、および搭乗口に関する情報が登録されるが、この他に、現在、利用者が搭乗する便の搭乗待機エリア内に利用者の携帯端末1が位置するか否かを表す情報(現在位置)が登録される。図8に示す例では、「○」が搭乗待機エリアに滞在していることを表し、「×」が搭乗待機エリアに滞在していないことを表している。
次に、第2実施形態に係る管理サーバ2の動作手順について説明する。図9は、管理サーバ2の動作手順を示すフロー図である。
管理サーバ2では、まず、利用者がチェックインカウンタでチェックインの手続きを行った際に、チェックイン機3から送信されるチェックイン通知を通信部31で受信すると(ST201)、搭乗管理部51において、チェックイン通知に含まれる搭乗便情報を搭乗者管理データベースに登録する。
次に、通知制御部54において、計時部52で取得した搭乗開始時刻までの残り時間が所定時間以下になると(ST202でYes)、単発アラーム通知を携帯端末1に送信する。
次に、搭乗開始時刻になると(ST204でYes)、改札機5から送信される通過通知に含まれる利用者識別情報に基づいて、利用者が搭乗口を通過したか否かを判定する(ST205)。
ここで、利用者が搭乗口を通過していない場合には(ST205でNo)、次に、位置判定部53において、携帯端末1の位置情報を取得して(ST206)、その位置情報に基づいて、利用者が搭乗する便の搭乗待機エリア内に利用者の携帯端末1が入ったか否かを判定する(ST207)。
ここで、利用者が搭乗する便の搭乗待機エリア内に携帯端末1が入っていない場合には(ST207でNo)、アラームオン通知を通信部31から携帯端末1に送信する(ST208)。
そして、利用者が搭乗する便の搭乗待機エリア内に携帯端末1が入ると(ST207でYes)、アラームオフ通知を通信部31から携帯端末1に送信して(ST209)、搭乗口の通過判定(ST205)に戻り、利用者が搭乗口を通過すると(ST205でYes)、終了する。
一方、携帯端末1では、管理サーバ2から送信される単発アラーム通知を受信すると、アラーム制御部26において、音声出力部14から単発アラーム音を出力する。また、管理サーバ2から送信されるアラームオン通知を受信すると、アラーム音の出力を開始し、管理サーバ2から送信されるアラームオフ通知を受信すると、アラーム音の出力を停止する。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施形態にも適用できる。また、上記の実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施形態とすることも可能である。
例えば、前記の実施形態では、空港で利用者が航空機に搭乗する例について説明したが、このような航空機に搭乗する場合に限定されるものではなく、その他の乗り物、例えば、バスや列車や船などに搭乗する場合も同様である。
また、前記の実施形態では、利用者が携帯端末を所持するようにしたが、この携帯端末は、専用の装置とする他、所要のアプリケーションソフトをインストールしたスマートフォンなどのユーザ所有の電子機器でもよい。この場合、出発が間近に迫った便に搭乗予定の利用者であることを近くにいる係員が確実に気づくことができるように、利用者がアラーム音をすぐに停止できないようにするとよい。
また、前記の実施形態では、搭乗遅れの注意を促すための通知動作として音声(アラーム音)を出力するようにしたが、光の点灯や点滅で通知を行うようにしてもよい。この場合、近くにいる係員も通知用の光を視認できるように、携帯端末を、例えば、ブレスレット型のウェアラブル端末としたり、荷物に取り付けられるタグとしたりするとよい。
また、前記の実施形態では、出発前の通知基準時刻を搭乗開始時刻として、この搭乗開始時刻を基準にして携帯端末でアラーム音を出力するようにしたが、出発前の通知基準時刻はこれに限定されるものではなく、例えば、搭乗開始時刻や搭乗終了時刻から所定時間前の時点を基準にして携帯端末でアラーム音を出力するようにしてもよい。
また、第2実施形態では、携帯端末1において、携帯端末1の位置情報(位置座標)を取得して、その携帯端末1の位置情報を管理サーバ2に送信するようにしたが、ビーコン信号の受信状況に関するビーコン受信情報、具体的には、搭乗待機エリアに設置されたビーコン送信機4のビーコン信号を受信したか否かに関する情報を管理サーバ2に送信するようにしてもよい。このようにしても、管理サーバ2において、利用者が搭乗する便の搭乗待機エリア内に利用者の携帯端末1が位置するか否かを判定することができる。
また、第1実施形態では、搭乗待機エリアに設置されたビーコン送信機4のビーコン信号を受信したか否かに応じて、利用者が搭乗する便の搭乗待機エリア内に利用者の携帯端末1が位置するか否かを判定するようにしたが、第2実施形態と同様に、携帯端末1の位置情報(位置座標)を取得して、その携帯端末1の位置情報を搭乗待機エリアの位置情報とを比較して、利用者が搭乗する便の搭乗待機エリア内に利用者の携帯端末1が位置するか否かを判定するようにしてもよい。この場合、携帯端末1は、搭乗待機エリアの位置情報をチェックイン機3から取得すればよい。
本発明に係る搭乗通知システム、管理装置、端末装置、および搭乗通知方法は、搭乗遅れに関する注意喚起の通知を必要に応じて適切に行うことができる効果を有し、利用者が所持する端末装置により、搭乗遅れに関する注意喚起の通知を行う搭乗通知システム、管理装置、端末装置、および搭乗通知方法などとして有用である。
1 携帯端末(端末装置)
2 管理サーバ(管理装置)
3 チェックイン機
4 ビーコン送信機
5 改札機
7 アクセスポイント(ビーコン送信機)
11 通信部(受信部)
12 制御部
13 記憶部
14 音声出力部(通知部)
31 通信部
32 制御部
33 記憶部

Claims (9)

  1. 利用者が所持し、搭乗遅れに関する注意喚起の通知を行う端末装置を備える搭乗通知システムであって、
    前記端末装置は、
    注意喚起の通知動作を行う通知部と、
    ビーコン送信機から送信されるビーコン信号を受信する受信部と、
    利用者が搭乗する便の出発時刻に応じて設定された通知基準時刻に関する情報を記憶する記憶部と、
    前記ビーコン信号の受信状況に基づいて、自装置の利用者が搭乗する便の搭乗待機エリアに自装置が位置するか否かを判定して、前記通知基準時刻において前記搭乗待機エリアに自装置が位置しない場合には、前記通知動作を開始し、前記搭乗待機エリアに自装置が位置する場合には、前記通知動作を停止する制御部と、
    を備えることを特徴とする搭乗通知システム。
  2. 利用者が所持する端末装置と、この端末装置に搭乗遅れに関する注意喚起の通知を指示する管理装置と、を備える搭乗通知システムであって、
    前記端末装置は、
    注意喚起の通知動作を行う通知部と、
    ビーコン送信機から送信されるビーコン信号を受信するとともに、前記管理装置と通信を行う通信部と、
    前記ビーコン信号の受信状況に関するビーコン受信情報、または前記ビーコン信号の受信状況から取得した自装置の位置情報を、前記通信部から前記管理装置に送信するとともに、前記通信部において前記通知動作の開始指示を前記管理装置から受信すると、前記通知動作を開始し、前記通知動作の停止指示を受信すると、前記通知動作を停止する制御部と、
    を備え、
    前記管理装置は、
    利用者が搭乗する便の出発時刻に応じて設定された通知基準時刻に関する情報を記憶する記憶部と、
    前記端末装置と通信を行う通信部と、
    前記通信部において前記端末装置から受信した前記ビーコン受信情報または前記位置情報に基づいて、利用者が搭乗する便の搭乗待機エリアにその利用者の前記端末装置が位置するか否かを判定して、前記通知基準時刻において前記搭乗待機エリアに前記端末装置が位置しない場合には、前記通知動作の開始指示を前記通信部から前記端末装置に送信し、前記搭乗待機エリアに前記端末装置が位置する場合には、前記通知動作の停止指示を前記通信部から前記端末装置に送信する制御部と、
    を備えることを特徴とする搭乗通知システム。
  3. 前記通知部は、前記通知動作としてアラーム音を出力することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の搭乗通知システム。
  4. 前記記憶部には、利用者が搭乗する便の搭乗口に関する情報が記憶され、前記ビーコン信号または前記ビーコン受信情報には、送信元のビーコン送信機が設置される搭乗口に関する情報が含まれ、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶される搭乗口の情報と、前記ビーコン信号または前記ビーコン受信情報に含まれる搭乗口の情報とが一致すると、前記端末装置が、搭乗する便の搭乗待機エリア内に位置すると判定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の搭乗通知システム。
  5. 前記通信部は、出発便の搭乗口や搭乗開始時刻が変更された場合の変更後の搭乗口や搭乗開始時刻に関する搭乗変更情報を受信し、
    前記記憶部は、前記搭乗変更情報を記憶し、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶される前記搭乗変更情報に基づいて、前記判定を行うことを特徴とする請求項4に記載の搭乗通知システム。
  6. 利用者が所持する端末装置に、搭乗遅れに関する注意喚起の通知を行わせる管理装置であって、
    利用者が搭乗する便の出発時刻に応じて設定された通知基準時刻に関する情報を記憶する記憶部と、
    前記端末装置と通信を行う通信部と、
    前記通信部において前記端末装置から受信したビーコン受信情報または位置情報に基づいて、利用者が搭乗する便の搭乗待機エリアにその利用者の前記端末装置が位置するか否かを判定して、前記通知基準時刻において前記搭乗待機エリアに前記端末装置が位置しない場合には、通知動作の開始指示を前記通信部から前記端末装置に送信し、前記搭乗待機エリアに前記端末装置が位置する場合には、通知動作の停止指示を前記通信部から前記端末装置に送信する制御部と、
    を備えることを特徴とする管理装置。
  7. 利用者が所持し、搭乗遅れに関する注意喚起の通知を行う端末装置であって、
    注意喚起の通知動作を行う通知部と、
    ビーコン送信機から送信されるビーコン信号を受信する受信部と、
    利用者が搭乗する便の出発時刻に応じて設定された通知基準時刻に関する情報を記憶する記憶部と、
    前記ビーコン信号の受信状況に基づいて、自装置の利用者が搭乗する便の搭乗待機エリアに自装置が位置するか否かを判定して、前記通知基準時刻において前記搭乗待機エリアに自装置が位置しない場合には、前記通知動作を開始し、前記搭乗待機エリアに自装置が位置する場合には、前記通知動作を停止する制御部と、
    を備えることを特徴とする端末装置。
  8. 利用者が所持する端末装置が、搭乗遅れに関する注意喚起の通知を行う搭乗通知方法であって、
    前記端末装置が、
    ビーコン送信機から送信されるビーコン信号の受信状況に基づいて、自装置の利用者が搭乗する便の搭乗待機エリアに自装置が位置するか否かを判定して、利用者が搭乗する便の出発時刻に応じて設定された通知基準時刻において前記搭乗待機エリアに自装置が位置しない場合には、注意喚起の通知動作を開始し、前記搭乗待機エリアに自装置が位置する場合には、前記通知動作を停止することを特徴とする搭乗通知方法。
  9. 管理装置からの指示に応じて、利用者が所持する端末装置が、搭乗遅れに関する注意喚起の通知を行う搭乗通知方法であって、
    前記端末装置が、
    ビーコン送信機から送信されるビーコン信号の受信状況に関するビーコン受信情報、または前記ビーコン信号の受信状況から取得した自装置の位置情報を、前記管理装置に送信し、
    前記管理装置が、
    前記端末装置から受信した前記ビーコン受信情報または前記位置情報に基づいて、利用者が搭乗する便の搭乗待機エリアにその利用者の前記端末装置が位置するか否かを判定して、利用者が搭乗する便の出発時刻に応じて設定された通知基準時刻において前記搭乗待機エリアに前記端末装置が位置しない場合には、注意喚起の通知動作の開始指示を前記端末装置に送信し、前記搭乗待機エリアに前記端末装置が位置する場合には、前記通知動作の停止指示を前記端末装置に送信し、
    前記端末装置が、
    前記通知動作の開始指示を前記管理装置から受信すると、前記通知動作を開始し、前記通知動作の停止指示を受信すると、前記通知動作を停止することを特徴とする搭乗通知方法。
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