JP6140715B2 - エアバッグモジュール及びその中のガスを制御するための方法 - Google Patents

エアバッグモジュール及びその中のガスを制御するための方法 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本願は、2011年10月21日に出願された米国仮特許出願61/550,023号に対する優先権及びその利益を主張する。上記仮特許出願は本明細書において参照によりその全体が組み込まれる。
本願は、概して乗員拘束を提供するために車両内で使用するためのエアバッグの分野に関する。より具体的には、本願は、使用する膨張ガスをより少なくすること等によって、より効率的に乗員の拘束を提供するために、エアバッグクッション内の圧力を制御する用に構成されているエアバッグクッションを有するエアバッグモジュールに関する。
自動車用のエアバッグモジュールは、膨張可能なエアバッグクッションと、インフレータと、フローディレクタとを含む。膨張可能なエアバッグクッションは、膨張可能部分を形成する1つ又は複数のパネルを含む。インフレータは、展開されたときにエアバッグクッションを膨張させるための膨張ガスを提供するように構成されている。フローディレクタは、膨張ガスを膨張可能部分に向かわせるように構成されている。膨張可能部分は、第1の膨張可能領域と第2の膨張可能領域とを含む。フローディレクタは、膨張ガスを第1の膨張可能部分に向けて直接向かわせるように構成されている。第1の膨張可能部分及び第2の膨張可能部分は流体連通しており、逆止弁は、第1の膨張可能部分から第2の膨張可能部分へ膨張ガスが流れることを可能にし、第2の膨張可能部分から第1の膨張可能部分へ膨張ガスが流れることを妨げる。
車両用のエアバッグモジュールは、膨張可能なエアバッグクッションと、インフレータとを含む。膨張可能なエアバッグクッションは、周縁シームにおいてともに結合されて、周縁シームの間に膨張可能部分を形成する1つ又は複数のパネルを含む。インフレータは、展開されたときにエアバッグクッションを膨張させるための膨張ガスを提供するように構成されている。1つ又は複数の内壁がエアバッグクッションの対向する両側面に結合されて、膨張可能部分の第1の膨張可能チャンバ及び第2の膨張可能チャンバを形成する。逆止弁は、第1の膨張可能チャンバから第2の膨張可能チャンバへ膨張ガスが流れることを可能にし、第2の膨張可能チャンバから第1の膨張チャンバへ膨張ガスが流れることを妨げる。
少なくとも1つのエアバッグモジュールを内部に有する車両の斜視図である。
側面衝突エアバッグモジュール内で使用するためのエアバッグクッションの例示的な実施形態の側面図である。
線3−3に沿って取られた図2のエアバッグクッションの断面図である。
例示的な実施形態に係る、線4A−4Aに沿って取られた図2のエアバッグクッションの断面図である。
別の例示的な実施形態に係る、線4B−4Bに沿って取られた図2のエアバッグクッションの断面図である。
別の例示的な実施形態に係る、線4C−4Cに沿って取られた図2のエアバッグクッションの断面図である。
別の例示的な実施形態に係る、線4D−4Dに沿って取られた図2のエアバッグクッションの断面図である。
別の例示的な実施形態に係る、線4E−4Eに沿って取られた図2のエアバッグクッションの断面図である。
線5−5に沿って取られた図4Cのエアバッグクッションの膨張可能領域の断面図である。
別の例示的な実施形態に係るエアバッグクッションを有する側面衝突エアバッグモジュールの部分側面図である。
図6のエアバッグモジュール内で使用するためのエアバッグクッションの側面図である。
図7のエアバッグクッションの断面図である。
図7のエアバッグクッションの代替の構成を示す別の断面図である。
例示的な実施形態に係るエアバッグクッションを有するニーエアバッグモジュールの側断面図である。
例示的な実施形態に係るエアバッグクッションを有する運転席用エアバッグモジュールの側断面図である。
図10Aのエアバッグクッションのベースパネルの平面図である。
例示的な実施形態に係るエアバッグクッションを有するサイド・カーテン・エアバッグ・モジュールの側面図である。 例示的な実施形態に係るエアバッグクッションを有するサイド・カーテン・エアバッグ・モジュールの側面図である。
従来のエアバッグモジュール及び例示的な実施形態に係るエアバッグエアバッグモジュールの経時的な圧力を示すグラフである。
別の例示的な実施形態に係る部分エアバッグモジュールの平面図である。
図14に示すエアバッグモジュールの内壁パネルの平面図である。
図14に示すエアバッグモジュールのフロー・ディレクタ・パネルの平面図である。
動的車両事象(例えば、正面衝突、側面衝突、転倒事象等)の間に乗員(例えば、運転者、乗客)を拘束するためのエアバッグモジュール又はシステム(例えば、側面衝突、正面衝突)が車両内に位置付けられている。エアバッグシステムは典型的に、動的車両事象の間に格納構成から展開する膨張可能エアバッグクッションを含み、クッションは、インフレータ又は他の膨張(例えば、ガス生成)デバイスによってエアバッグクッション内に急速に押し出されるガスから膨張する。膨張したエアバッグクッションは、乗員又は乗員の一部(例えば、胴、頭、首、膝)を拘束して乗員と他の車両構成要素(例えば、ドア、ダッシュボード、ハンドル)との間で衝突が起こる可能性を低減することができる。インフレータは、発火デバイス又は他のエアバッグ膨張デバイスのようなデバイスを使用して、ほぼ瞬間的にガスを生成し、高い体積流量でガスをエアバッグシステムの膨張可能エアバッグクッション内に押し出して、エアバッグクッションが非常に短い期間にわたって展開又は膨張することを可能にすることができる。
エアバッグクッション又はエアバッグは、車両10内のほとんどどこでもその中に格納し、そこから展開することができる。例えば、エアバッグクッションは、シートアセンブリ12のシートバックの内側又は外側に向いた側面内に格納され、そこから展開される。また、例えば、エアバッグクッションは、車両10のダッシュボード14、ステアリングコラム16、及び/又はサイドカーテン18内に格納され、そこから展開される。エアバッグクッションは、典型的に、格納されたエアバッグクッションを含む小さい格納容積(例えば、シートシステムのシートバック、ハンドル等の一部)の中に収まるように、エアバッグを圧縮するためにエアバッグを折り畳む、巻く、又はそれらの組合せを含むプロセスを通じて格納するためにパッケージされる。エアバッグモジュールを使用して、任意の車両の任意の座席列(例えば、第1、第2、第3等)又は任意のシート構成(例えば、バケットシート、ベンチシート等)に位置する任意の乗員に対する拘束を提供することができる。
ほとんどのエアバッグクッションは、膨張ガスを高い作動圧力まで充填され、これは、車両衝突の間に乗員を拘束するのに必要とされる適切な量の拘束に基づいて構成される。展開されたエアバッグクッションに、接触後の乗員等によって負荷がかかると、エアバッグクッションは圧縮され、それによって、クッションの内部体積が低減する。典型的に、クッションに負荷がかかっている間、膨張ガスが通気口等を通じてエアバッグクッションの外に放出されて、クッションの内圧が低減し、それによって、クッションから乗員に対する適切な反力が維持される。
図2及び図3に示すように、例示的な実施形態によれば、エアバッグモジュール100は、少なくとも1つの膨張可能領域104を含むエアバッグクッション102を含み、膨張可能領域104は、インフレータ等からの膨張ガスによって直接膨張される第1の又は主チャンバ110、及び、第2の又は補助チャンバ120であって、(例えば、図5に関連して下記にさらに詳細に説明するように)逆止弁内の通路のような通路を通じて主チャンバ110から補助チャンバ120に入るガスによって膨張される、第2の又は補助チャンバを含む。したがって、本明細書に開示されるエアバッグクッション102は、相対的に少ない量(例えば、体積)の膨張ガスによって相対的に高い圧力を提供して乗員を拘束するように構成される。エアバッグクッションは、一部には、膨張可能領域104(例えば、主チャンバ110)内の容積が相対的に小さいことに起因して、また、(例えば、主チャンバよりも小さいを有する)補助チャンバ120が、(例えば、膨張ガスがインフレータから、又は乗員からの負荷がかかったときに主チャンバ110に入るのに起因して)主チャンバ110内の圧力が増大したとき等に主チャンバ110からガスを受け入れ、補助チャンバ120が、乗員によって負荷をかけられると相対的に少ない量(例えば、体積)の膨張ガスによって相対的に高い圧力まで急速に増大するため、相対的に短い期間で膨張することが可能である。
エアバッグが展開すると、主チャンバ110は膨張ガスによって直接膨張し、それによって、一部には主チャンバ110の容積が相対的に小さいことに起因して、主チャンバ110内の圧力が急速に増大する。主チャンバ110と補助チャンバ120とを流体接続する通路又はスロートが、流体の流れを補助チャンバ120へと制限することができ、それによって、主チャンバ110は補助チャンバ120よりも前に膨張する。主チャンバ110内の圧力が(例えば、膨張ガスを受け入れること、及び/又は負荷がかかることに起因して)増大すると、膨張ガスは主チャンバ110から通路を通じて補助チャンバ120に移送され、補助チャンバ120の内圧は、乗員拘束を提供するための目標レベル(例えば、作動圧力)まで急速に増大する。エアバッグクッション102は、膨張ガスが主チャンバ110から補助チャンバ120を急速に充填し、その後、乗員によって補助チャンバ120に負荷がかかり、圧迫されている間、ガスが補助チャンバ120から吐出されるか又は逃がされて主チャンバ110に戻るのを妨げるか又は制限することを可能にする逆止弁機構をも含む。
このように構成されている第2の又は補助チャンバ120を有するエアバッグクッション102によって、従来のエアバッグと比較して同様の作動圧力を達成するのに使用される膨張ガスを少なくすることができるため、エアバッグモジュール100がより効率的なものになる。補助チャンバ120を有するエアバッグクッション102は、従来のエアバッグと比較して同様の作動圧力でピーク圧力を相対的により低くして膨張することもできる。例えば、補助チャンバ120は、(例えば、従来のエアバッグと比較して)より低い始動圧力を有し、クッション102から放出されるガスの量(例えば、体積)を低減することができる(例えば、後述する図13を参照されたい)。さらに、エアバッグクッション102から放出されるガスの量が低減するため、エアバッグクッション102を膨張させるのに必要とされる膨張ガスの総量を低減することができる。したがって、補助チャンバ120を有するエアバッグモジュール100は、より小型で安価なインフレータを用いて構成することができる。言い換えれば、補助チャンバ120を有するエアバッグモジュール100は、従来のエアバッグモジュールと比較して、補助チャンバ120の作動圧力の形態で、実質的に同じ乗員の拘束を提供するために使用される膨張ガスの量をより少なくすることができる。
図1は、着席した乗員に対する拘束を提供するように構成されている少なくとも1つのエアバッグを有する客室を含む車両10(例えば、自動車)の例示的な実施形態を示している。車両10は典型的なセダンとして図示されているが、本明細書に開示のエアバッグモジュールは、乗員の受動的拘束が所望される少なくとも1つの乗員を有する任意の車両内に含まれてもよい。加えて、本明細書に開示のエアバッグモジュールは、任意の車両衝突事象(例えば、正面衝突、側面衝突)中に乗員拘束を提供するのに使用することができ、任意の乗員(例えば、運転者、乗客)を拘束することができる。言い換えれば、本明細書に開示のエアバッグクッションは、例えば、運転席用正面衝突エアバッグモジュール、助手席用正面衝突、運転席用側面衝突エアバッグモジュール、助手席用側面衝突エアバッグモジュール、サイド・カーテン・エアバッグ・モジュール、及びニー・エアバッグ・モジュールのような、任意のエアバッグモジュールに構成することができる。本明細書に記載及び図示されているエアバッグモジュールは例として意図されており、限定としては意図されていない。
図2及び図3は、展開されたときにエアバッグクッション102を膨張させるように構成されているインフレータをも含むエアバッグモジュール100内で使用するための膨張可能側面衝突エアバッグクッション102を示す。図示のように、膨張可能クッション102は、第1の膨張可能領域104(例えば、肩領域)と、第2の膨張可能領域106(例えば、骨盤領域)と、第1の領域104及び第2の領域106の間に設けられる第3の領域108とを含み、第1の領域104は、拘束される乗員の胸部(例えば、肩及び/又は上位肋骨領域)に対する拘束を提供するように構成され、第2の領域106は、拘束される乗員の骨盤(例えば、臀部領域)に対する拘束を提供するように構成される。第3の領域108は負荷を受けないか又は受ける負荷を低くすることができるため、第3の領域108は、非膨張可能領域、又は、第1の領域104及び第2の領域106と比較して圧力が低い膨張可能領域であるように構成することができる。エアバッグ102は、任意の数の膨張可能領域及び/又は任意の数の非膨張可能領域を有してもよい。
図示のように、第1の膨張可能領域104及び第2の膨張可能領域106は、両方とも第1の又は主チャンバ110及び第2の又は補助チャンバ120を含む。乗員の骨盤又は肩等によって第1の膨張可能領域104及び/又は第2の膨張可能領域106に負荷がかかると、加速する乗員によって与えられる圧迫力によって主チャンバ110内の容積が低減し得、それによって膨張ガスが主チャンバ110から補助チャンバ120へと通過し、補助チャンバ120内の内圧が誘起されて、骨盤及び肩の拘束に必要とされる相対的により高い圧力まで増大する。加えて、第3のチャンバ108内の圧力は、傷付きやすい肋骨及び腹部領域に対する拘束を提供するために(第1の領域及び第2の領域と比較して)より低いままであることができる。第3のチャンバ108内の圧力は、一部には、相対的により弱い衝突力によってクッション102の第3のチャンバ108内の容積の低減が相対的により小さくなるため、より低いままであることができる。第3のチャンバ108は、通気口等を通じた放出も利用することができ、通気口は、膨張ガスがエアバッグクッションの外部に逃げることを可能にし、相対的に低い圧力を維持することを助ける。膨張可能クッション102は、任意の数の主チャンバ110及び補助チャンバ120を有する任意の数の膨張可能領域を含んでもよく、チャンバはエアバッグクッション102上のどこに位置付けられてもよいことが留意されるべきである。
図2及び図3に示すように、エアバッグクッションは、クッション102の周縁シーム111及び/又は中間シーム112においてともに結合されて、エアバッグクッション102の領域(例えば、膨張可能領域104,106)及び主チャンバ110の外周を画定する境界壁を形成する2つのメインパネル110a,110bを含む。しかしながら、エアバッグクッション102は、クッションの境界壁を形成する単一のパネル又は複数のパネルを含んでもよい。メインパネル(複数の場合もあり)110a,110bは、生地又は任意の適切な材料から作成されてもよく、メインパネル110a,110bは縫合等によってシーム111,112においてともに結合されて、エアバッグクッション102の膨張可能領域(例えば、第1の膨張可能領域104及び第2の膨張可能領域106)を形成する。メインパネル110a,110bは、細長い楕円形、円形、又は任意の適切な形状を有してもよい。例えば、エアバッグクッション102は、第1のメインパネル110aと、第1のメインパネル110aに隣接して設けられる第2のメインパネル110bとを含んでもよい。第1のメインパネル110a及び第2のメインパネル110bは、同様の形状を有してもよく、それによって、シーム111においてともに結合されると、パネル110a,110bはエアバッグクッション102の外周又は輪郭を形成する。
エアバッグクッション102は、壁130(例えば、内壁)、又は複数の壁若しくは壁部分をも含み得、壁(複数の場合もあり)130は膨張可能領域(複数の場合もあり)104,106を主チャンバ110及び補助チャンバ120に分離する。言い換えれば、壁130は膨張可能領域の内部に配置されて、膨張ガスがチャンバ110,120の間を通過するのを妨げるための、主チャンバ110と補助チャンバ120との間のセパレータを形成する。各壁114は、生地又は任意の適切な材料から作成されてもよく、縫合等によって、シーム122において別の壁又はパネル(例えば、メインパネル110a,110b)に結合されてもよい。
図4A〜図4Eはエアバッグクッションの膨張可能領域の様々な例示的な実施形態を示し、それらの各々は(例えば、図5に示すような)逆止弁を含む。種々のパネル及び/又はシームの様々な部分(例えば、取り巻いてチャンバ120の裏面を形成しているときの壁130の表面、壁がチャンバ120の裏を取り巻いているときのパネル110a,110bへのパネル壁130の連結部若しくはシーム、又は、230,330,332等のような、同様の参照符号を有する他の構成要素の同様の表面、シーム、接合部)は描画されていないことが留意されるべきである。図4Aに示すように、エアバッグクッション102は、クッション102の境界を画定するメインパネル110a,110bの端部又はシーム111からずれた膨張可能領域を含み、メインパネル110a,110bは2つのシーム111,112においてともに結合され、それによって、メインパネル間の2つのシーム111,112は膨張可能領域の外部に配置される非膨張可能領域を形成することができる。膨張可能領域は、第1の終端部130a及び第2の終端部130bを有する壁130によって分離される主チャンバ110及び補助チャンバ120を含む。壁130の第1の終端部130aは、縫合等によってシーム122aにおいてメインパネル130aに結合されており、壁130の第2の終端部130bは、別のシーム122bにおいて別のメインパネル110bに結合されている。図4Bに示すように、エアバッグクッション202の別の例示的な実施形態には、クッション202の外周を画定するシーム212が、クッション202の膨張可能領域(例えば、主チャンバ210)の外端をも画定しているため、境界と膨張可能領域との間にずれがない。壁230は、厚さT1と厚さT2との和のような、メインパネル210a,210b間の距離(例えば、長さ)にわたり得、T1は、1つのメインパネル210aからメインパネル210a,210bを結合するシーム212までの(クッションが展開されたときの)おおよその長さに対応し、T2は、反対のメインパネル210bからシーム212までのおおよその長さに対応する。
図4C及び図5に示すように、壁330は、その内側端部332b,334bにおいてシーム324でともに結合されて、クッション302の膨張可能領域の主チャンバ310と補助チャンバ320との間の内側セパレータを形成する2つの壁又は壁部分332,334を含む。シーム324は、図示のように補助チャンバ320内に配置されてもよいし、又は主チャンバ310内に配置されてもよい。壁部分324の間に位置するシーム324は、通路342を形成するようにも構成されてもよく、通路342の周囲に逆止弁340が設けられてもよい。壁330は、厚さT1と厚さT2との和のような、メインパネル310a,310b間の距離(例えば、長さ)にわたり得、T1は、1つのメインパネル310aから壁又は壁部分332を結合するシーム324までの(クッションが展開されたときの)おおよその長さに対応し、T2は、反対のメインパネル310bからシーム324までのおおよその長さに対応する。したがって、厚さT1及びT2は類似していても、又は類似していなくてもよく、膨張したとき等に補助チャンバ320の全体の厚さを調整するように変化してもよい。言い換えれば、壁又は壁部分332の長さは、エアバッグクッション302の構成に応じて均一であっても、又は変化してもよい。
図4Dに示すように、主チャンバ410と補助チャンバ420とを分離する壁430は複数の壁部分432を含み、隣接する壁部分432の各対は、縫合等によって隣接するシーム424においてともに結合されている。各シーム424は、補助チャンバ420又は主チャンバ410内に配置されてもよく、図示のように互い違いの構成を有してもよく、又は任意の適切な構成を有してもよい。外側壁部分(複数の場合もあり)432は、それらのそれぞれの外端をシーム422a,422bにおいてメインパネル410a,410bに結合されていることができ、シームは、主チャンバ410又は補助チャンバ420のいずれに配置されてもよい。シームは任意の適切な構成を有してもよく、これは、チャンバ410,420のうちの一方の内側若しくは外側であってもよく、又はエアバッグクッション402の内側若しくは外側であってもよく、本明細書に開示の実施形態は限定としては意図されていないことが留意されるべきである。
様々な例示的な実施形態によれば、複数の壁(例えば、130,230,330,332,430,432等)は類似の又は類似していない長さを有し、それによって、類似の又は類似していない厚さを有する複数のクッション層を有するクッションを、複数の層が積層されるか、又は少なくとも1つの他の層に隣接して設けられるように、提供してもよい。言い換えれば、クッションの層は、メインパネルの間の全体の厚さを拡張する単一の壁若しくは壁部分によって、ともにメインパネル間の厚さを拡張する結合された壁若しくは壁部分の対によって、又は任意の数の壁若しくは壁部分によって画定されてもよい。この構成によって、相対的に高い又は厚いエアバッグクッションを形成することができ、これは、例えば、典型的に乗員を拘束するために相対的により長い距離を展開するエアバッグクッションを含み、それゆえより厚い又はより高いエアバッグクッションを有する正面衝突エアバッグモジュールにとって好ましいものであり得る。複数の壁(例えば、壁部分)を有する正面衝突エアバッグモジュールの一例を図10に示し、これを下記により詳細に説明する。
図示のように、各壁は、主チャンバと補助チャンバとの間の流体(例えば、空気、ガス)セパレータを形成する用に構成されている1つ又は複数の壁部分を含み得る。各壁又は壁部分は、生地(例えば、エアバッグパネル生地)又は任意の適切な材料から作成されてもよく、任意の適切な形状を有して構成されてもよく、壁は形状が類似していてもよく、又は類似していなくてもよい。各壁は、壁が多孔質材料から作成されている場合等に、逃げる可能性があるガスの量を阻害するか、低減するために被覆又は封止されてもよい。
図4Eに示すように、エアバッグクッション502は、2つのメインパネル510a,510bと、内側シーム524においてともに結合され、外側シーム522a,522bにおいてメインパネル510a,510bに結合されて、内部に補助チャンバ520を形成する内壁又は壁部分532の対とを含み得る。内壁532は、補助チャンバ520の外部のような、メインパネル510a,510bに結合されている終端部とは反対の終端部においてともに結合されてもよく、それによって内壁シーム524は補助チャンバ520の外方に面してもよい。言い換えれば、内側シーム524は、補助チャンバ520の外部に位置するように構成される。しかしながら、他の実施形態に示すように、内側シームは補助チャンバの内部に位置してもよい。内壁の終端部をメインパネルに結合する外側シームは、内壁がメインパネルの内面上にあるように構成されてもよく、又は、内壁がメインパネルの外面の上を取り巻いて、外面に結合されるように構成されてもよい。
図5は、(例えば、図4A〜図4Eに示すような)エアバッグクッション602の膨張可能領域の断面図を示す。補助チャンバ620を有する膨張可能領域を有するエアバッグクッション602は、図2に示すような、エアバッグクッション602の上側部分上のような、エアバッグクッション602上のどこに位置してもよい。膨張可能領域の補助チャンバ620は、展開中に、乗員の胸部(例えば、肩)等、乗員を拘束するためにエアバッグクッション602上に位置する。膨張可能領域は、円形、楕円形、又は任意の適切な形状を有してもよい。主チャンバ610及び補助チャンバ620も、任意の適切な形状を有してもよい。例えば、主チャンバ610は、補助チャンバ620が内部に設けられた楕円形であってもよく、内壁630がチャンバ610,620を分離する。言い換えれば、主チャンバ610は、補助チャンバ620を少なくとも部分的に包囲してもよい(例えば、主チャンバ610はドーナツ形状で、第2のチャンバ620がドーナツ形状の主チャンバ610の中央に配置されてもよい)。チャンバ610,620を分離する1つ又は複数の壁630は、メインパネル(例えば、610a)及び/又は他の壁630に結合され、それによって、補助チャンバ620の膨張可能境界を形成及び画定してもよい。
エアバッグクッションは、逆止弁機構(例えば、逆止弁)をも含み得る。逆止弁機構は、主チャンバと隣接する補助チャンバとの間のような、エアバッグクッションのチャンバ間の流体(例えば、膨張ガス)の流れを制御するように構成されている。補助チャンバ及び逆止弁機構を有するエアバッグクッションは、ガスを主チャンバから補助チャンバへ移送すること等によって内部のガスの体積を低減することによって主チャンバ内の内圧を低減し、それによって、補助チャンバ内のガスの圧力及び体積を所定のレベル(例えば、作動圧力)まで急速に増大させて乗員に対する拘束を提供するように構成されている。展開中、膨張ガスはエアバッグクッションの膨張可能領域の主チャンバを膨張させ、それによって、ガスの体積及び主チャンバ内の内圧を増大させることによってメインパネルを分離する。主チャンバの膨張及びメインパネルの分離によって、補助チャンバは最初は真空状態にあるようになる(すなわち、主チャンバの膨張によって、メインパネルが補助チャンバの領域内で分離し、それによって、補助チャンバ内の圧力が低減する)。(例えば、乗員が展開したエアバッグクッションと衝突することに起因して)主チャンバに負荷がかかると、逆止弁機構によって、ガスが主チャンバから逆止弁内の開口又は通路を通じて補助チャンバへと流れることが可能になる。補助チャンバの真空状態又は低減した圧力によってガスが誘導されて、相対的により速い流速で主チャンバから補助チャンバへと流れる。ガスは、補助チャンバ内の圧力が主チャンバ内の相対圧力よりも大きくなるか、又は略等しくなるまで主チャンバから補助チャンバへと流れ、それによって、逆止弁機構は、主チャンバと補助チャンバとの間の開口を閉じて、ガスが補助チャンバから主チャンバへと流れて戻ることを阻害するように構成される。
例えば、図5に示すように、エアバッグクッション602の膨張可能領域は、主チャンバ610と補助チャンバ620との間に設けられる逆止弁640を含む。例えば、逆止弁640は、(例えば、上述したような2つの壁部分の間のシーム又は接合部において)壁630と一体化され、かつ/又は当該壁によって、又は別個のデバイス若しくは機構によって形成されてもよい。逆止弁640は、主チャンバ610及び補助チャンバ620を流体連通させる通路642(例えば、スロート)を含む。言い換えれば、通路642は、膨張ガスが主チャンバ610から補助チャンバ620に入ることを可能にする等、ガスがそれを通って流れることを可能にする。逆止弁640は、(例えば、壁部分の間の)通路642を画定する内壁630を拡張する(例えば、1つ若しくは複数の内壁の一部分又はその延長若しくは部分によって形成される)本体644と、ガスが本体644から補助チャンバ620内等へ流れることを可能にするための開口とを有するように構成されている。本体644は、補助チャンバ620と主チャンバ610との間に設けられた壁630に、壁630内の開口(例えば、穴)の周囲で結合されて、それによって、通路642であって、ガスが、膨張可能部分の主チャンバ610から本体644に入って、開口及び通路642を通じて補助チャンバ620へと流れることを可能にするための、通路を画定するように構成されている。メインパネル(例えば、610a)シームまでの内壁630は、内側パネル630の外端において接合され得、それによって、展開されたときに、メインパネルがクッション602の膨張によって押し離されると、ガスの体積によってチャンバ610,620間の通路642が開く。通路642によって、ガスがそれを通って流れ、チャンバ(例えば、補助チャンバ620)に入ることが可能になる。本体644及び通路642のサイズ及び形状は、通路642を通るガスの所望される流速等に基づいて変化してもよい。本体644内の開口は、通路642の反対側のようなどこに位置してもよく、それによって、逆止弁640に入る膨張ガスが、開口を通じて補助チャンバ620内に出ることができる。逆止弁640の本体644は、補助チャンバ620内の圧力が主チャンバ610内の圧力以上になったとき等に、通路642を充填して開口を閉鎖するのを助ける(例えば、チャンバ壁の本体644が通路又は開口を通じて動き始めるが、シーム624によって停止されてその場に留められる)ために細長くされてもよい。開口及び通路642は逆止弁640の本体644によって閉じられて、補助チャンバ620内の相対的に高い圧力を維持するために膨張ガスが補助チャンバ620から逃げて主チャンバ610に戻ることが妨げられる。
エアバッグクッションは、クッション内の圧力が所望のレベルに達したときの展開中等に膨張ガスを解放することを可能にするように構成されている排出口650(例えば、通気口)を含み得る。例えば、膨張可能領域の主チャンバ610は、逆止弁640が補助チャンバ620への通路642を閉じた後で主チャンバ610に負荷がかかっている間等に、主チャンバ610から膨張ガスを解放することを可能にするように構成されている任意選択の通気口650を含んでもよい。通気口650は、乗員とクッション602との間の接触後の乗員のライドダウンを改善することを可能にする等のために、エアバッグクッション602のエネルギー吸収特性を調整するために追加され得る。通気口650は図5においては主チャンバ610内に図示されているが、通気口650はクッション602上のどこに位置してもよい。加えて、エアバッグクッション602は、第1の通気口が膨張可能領域の主チャンバ610内にあり、第2の通気口が(例えば、図2に示すような)クッションの第3の領域に位置する等、エアバッグクッション602の種々の領域上に位置してもよい複数の通気口を含んでもよい。別の例示的な実施形態によれば、壁(例えば、壁部分)が、ガスが膨張可能領域のチャンバの間を通過するのを可能にするための通気口を含んでもよい。
図6〜図8Aは、側面衝突エアバッグモジュール702の別の例示的な実施形態を示す(図6は、内部を図示するためにエアバッグクッション702を形成するメインパネルのうちの1つが取り外された状態でエアバッグクッションを描画している)。エアバッグモジュール700は、下側(例えば、骨盤)膨張可能領域704及び上側膨張可能領域706を有する膨張可能エアバッグクッション702と、展開されたときにエアバッグクッション702を膨張させるように構成されているインフレータ708と、インフレータ708からの膨張ガスを(例えば、図8Aに示すような、上述した第1の又は主チャンバ710を有する)骨盤膨張可能領域704内に直接向かわせるように構成されているフローディレクタ又はバッフル760とを含む。骨盤膨張可能領域704及び/又は上側膨張可能領域706は、例えば、上述のように構成されている補助チャンバ720のような、(例えば、内壁730内の上述したような)逆止弁740を通じて膨張ガスを受け入れるように構成されている補助チャンバ720を含み得る。
インフレータ708は、シート又は車両の別の構造構成要素に結合されてもよく、又は、シート又は他の構成要素に結合されるように構成されているハウジングに結合されてもよい。インフレータ708及び/又はハウジングが結合されるロケーションは、上側膨張可能領域706付近のような、骨盤膨張可能領域704の上に配置されているロケーションにあってもよい。したがって、バッフル760を使用して、膨張ガスをインフレータ708から骨盤膨張可能領域704に(例えば、第1の又は主膨張可能チャンバ710内に)直接向かわせることができ、膨張ガスは、下側膨張可能領域704及び上側膨張可能領域706内の主チャンバ710と補助チャンバ720との間の逆止弁740を通じて等で上側膨張可能領域706(例えば、第2の又は補助膨張可能チャンバ720)を間接的に膨張させることができる。したがって、インフレータ708の出口708aは、バッフル760の入口と流体連通することができ、バッフル760の出口760aは膨張可能領域(例えば、骨盤膨張可能領域704及び主チャンバ710)と流体連通することができ、それによって、膨張ガスはインフレータ708からバッフル760を通じて膨張可能領域704へと流れる。この構成によって、膨張ガスのクッション702への流入が停止するときよりも前に、又は(例えば、上側膨張可能領域706内の)補助チャンバ720と別のチャンバ(例えば、下側膨張可能領域704内の主チャンバ710)との間の相対圧力が均衡し得るときよりも前にエアバッグ702に対する負荷が発生する等の状況において、骨盤膨張可能領域704の膨張時間が低減し得る。この構成によって、(例えば、上側膨張可能領域706内の)補助チャンバ720を有する膨張可能領域内の圧力が、エアバッグクッション702の残りの膨張可能領域(例えば、下側膨張可能領域704内の主チャンバ710)内の相対圧力よりもわずかに高くなることが可能であり得る。
フローディレクタ又はバッフル760は、第2の出口760b(又はより多くの出口)をも含み得、第2の出口760bは、別の(例えば、胸部)膨張可能領域706内へと開いている。したがって、バッフルは、膨張ガスを第1の膨張可能領域704へ(例えば、第1の又は主チャンバ710内へ)向かわせるように構成されている第1の終端部又は出口760aと、膨張ガスを第2の膨張可能領域706へ(例えば、第2の又は補助チャンバ720内へ)向かわせるように構成されている第2の終端部又は出口760bとを含み得、それによって、インフレータは第3の領域に近接し得、展開中、第1の領域704及び第2の領域706(例えば、主チャンバ710及び補助チャンバ720)はインフレータ708から膨張ガスを直接受け入れる。バッフル760は、従来のエアバッグ材料のような任意の適切な材料から作成され、膨張ガスを第1のロケーションから少なくとも第2のロケーションへ向かわせるのを助ける任意の適切な形状を形成してもよい。図6に示すように、バッフル760は管状であり、インフレータ708から骨盤膨張可能領域704へと長さが伸張している。しかしながら、バッフル760は、L字状のような任意の適切な形状、及び任意の適切な幾何寸法を有してもよいことが留意されるべきである。バッフル760は、膨張ガスを、骨盤膨張可能領域704のようなエアバッグクッションの任意の領域に向かわせて、領域内に設けられているチャンバ(例えば、主チャンバ710)を膨張させるのに必要とされる時間を低減することができる。
補助チャンバ720を有するエアバッグクッション702の領域(例えば、706)は、上述のように構成されている内壁730内の逆止弁のような、膨張ガスが単一の方向(例えば、主チャンバ710から補助チャンバ720内へ)のみに流れることを可能にするための逆止弁740をも含み得る。図8A及び図8Bに示すように、逆止弁740は、エアバッグクッション702のパネル710a,710bの間に延在する一対の内壁732のような、壁又は複数の壁730に一体化され得る。内壁732内に一体化されている逆止弁740は、エアバッグクッション702が、クッションの外周又は輪郭を維持することを可能にし、それによって、チャンバの総容積は増大しない。逆止弁740は、クッションの内壁732を周縁シーム711においてパネル710a又は710bに接合することによっても形成され得る。
図7に示すように、エアバッグクッションは、2つのパネル710a,710bを含み、当該2つのパネルは、外側シーム711においてともに結合されて、パネル710a,710bの周縁によって画定されるクッション702の膨張可能部分を形成する。図8Aに示すように、エアバッグクッション702は、エアバッグクッション702の幅にわたって延在し、それによって、クッションの膨張可能部分を上側膨張可能領域706(又はチャンバ720)と下側(例えば、骨盤)膨張可能領域704(又はチャンバ710)とに分離する一対の内壁732をも含む。第1の内壁732は、2つのパネル710a,710bのうちの一方の内面に結合され、第2の内壁732は、他方のパネル710a,710bの内面に結合され、内壁732は、ともに結合されて、それによって、上側膨張可能領域706及び下側膨張可能領域704又はチャンバ720,710の間の膨張ガスの流れを制御するための逆止弁740を画定する。図8Aに示すように、内壁732は、下向きに位置合わせされる等で、下側チャンバ710内に位置している逆止弁740を画定するように構成されてもよい。したがって、逆止弁740は、膨張ガスが上側膨張可能領域706又はチャンバ720から下側膨張可能領域704又はチャンバ710内へ通過することを可能にするように構成され得るが、膨張ガスが下側膨張可能領域704又はチャンバ710から上側膨張可能領域706又はチャンバ720へ通過することを阻害することができる。代替的に、図8Bに示すように、内壁は、上向きに位置合わせされる等で、上側チャンバ720内に位置している逆止弁740を画定するように構成されてもよい。したがって、逆止弁740は、膨張ガスが下側膨張可能領域704又はチャンバ710から上側膨張可能領域706又はチャンバ720内へ通過することを可能にするように構成され得るが、膨張ガスが上側膨張可能領域706又はチャンバ720から下側膨張可能領域704又はチャンバ710へ通過することを阻害することができる。
図9は、展開して、正面衝突のような車両衝突の間に行員の膝が他のハードトリム構成要素(例えば、ダッシュボード)に直接接触するのを妨げる等のために、乗員の膝を拘束するように構成されているニー・エアバッグ・モジュール800を示す。ニー・エアバッグ・モジュール800は、主チャンバ810及び一対の隣接する補助チャンバ820を有するエアバッグクッション802を含み、各補助チャンバ820は、乗員の一方の膝を最適に拘束するように位置することができる。各補助チャンバ820は、1つ又は複数の外側パネル810a,810bの間に延在して膨張可能クッションを主チャンバ810と補助チャンバ820とに分離する1つ又は複数の壁832によって画定され得る。
図10は、インフレータ908と、ベースパネル910a、メインパネル910b、及び上部メインパネル910cを有する膨張可能エアバッグクッション902とを含む運転席用(正面衝突)エアバッグモジュール900の例示的な実施形態を示す。ベースパネル910aは(図10Bに示すような)フローディレクタとして構成され、これは、インフレータ908からの膨張ガスがクッション902を充填することを可能にし、ハンドル16に結合されて、エアバッグクッション902をハンドル16の反応面に固定し、展開したクッション902に負荷がかかっている間にエアバッグクッション902からの負荷がハンドル16に伝達される。ベースパネル910aは、メインパネル910bにも結合されて、第1の主又はガイドチャンバ911を形成しており、メインパネル910bは上部メインパネル910cにも結合されていて、それによって、展開されたときに第2の主チャンバ912を画定するエアバッグクッション902の周縁を形成する。ベースパネル910a及び/又はガイドチャンバ911は、膨張ガスをインフレータ908から1つ又は複数の主チャンバ912内へ向かわせるように機能する。エアバッグクッション902は、ともに結合されて、一連の積層補助チャンバ920を形成する複数の壁932をも含み、これらは概して主チャンバ又はチャンバ912の間にあるか、又はそれによって包囲されている。一連の積層補助チャンバ920の端に設けられている壁932は、パネル(例えば、ベースパネル910a、上部メインパネル910c)に結合されていて、それによって、第2の主チャンバ910に隣接する補助チャンバ920、及び、インフレータ908を収容する第1の主チャンバ911の各々を積層する。したがって、運転席用エアバッグ902は、取付け位置から展開中に運転者と接触するロケーションまでの一連の積層補助チャンバ920を含み得る。積層補助チャンバ920は、互いに流体連通するように構成されてもよく、又は、隣接する補助チャンバ920間に設けられたセパレータ(例えば、生地の層)を有すること等によって、別個のチャンバであるように構成されてもよい。エアバッグクッションは、クッション902の第2の主チャンバ912から1つ又は複数の補助チャンバ920まで等の、チャンバ間の流れを制御するための(例えば、図5に関連して上述したような、内壁又はパネル932によって、又はその間に形成される)1つ又は複数の逆止弁を含み得る。
図11及び図12は、側面衝突の間に乗員を拘束して乗員が車両から放り出される可能性を軽減するために、乗員の頭部に対する等の、乗員に対する拘束を提供するためにサイド・カーテン・エアバッグ・モジュール内で使用するために構成されているサイド・カーテン・エアバッグ1002,1102の様々な例示的な実施形態を示す。サイド・カーテン・エアバッグは、補助チャンバ1020,1120及び主チャンバ1010,1110並びに/又は低圧チャンバを含み得る。代替的に、サイド・カーテン・エアバッグは、様々な衝突ロケーションに位置する複数の補助チャンバを含んでもよく、複数の補助チャンバは1つの低圧チャンバ又は複数の低圧チャンバによって分離されている。図11に示すように、補助チャンバ1020は、乗員の頭部等による、最初の衝突の間に乗員に対する最適な拘束を提供するように位置してもよい。図12に示すように、補助チャンバ1120は、乗員が放り出される可能性を最適に軽減することを可能にするように位置してもよい。補助チャンバは、クッションと衝突する可能性が高い乗員の部分と比較してサイズがより大きくなるように構成され得る。
図13は、容積制御式骨盤チャンバ(例えば、本明細書に記載のような主チャンバ及び補助チャンバを有する膨張可能領域)を有するエアバッグモジュールと、降圧骨盤チャンバを有する従来のエアバッグクッションとを比較した、経時的な圧力を示すグラフを図示している。図示のように、降圧骨盤チャンバを有する従来のエアバッグクッションは、相対的に高い初期圧力まで膨張し(曲線1201参照)、その後、乗員が負荷をかけている間、チャンバ内部からエアバッグクッション外部へと膨張ガスを放出すること等によって、骨盤チャンバ内の圧力は適切な作動圧力まで低減する。従来のエアバッグクッションは、一部には、展開中に相対的により容積の大きいクッションを膨張させるのに必要とされる膨張ガスの供給量(例えば、体積)が相対的により大きいことに起因して、初期圧力が相対的に高い。対照的に、容積制御式骨盤チャンバを有するエアバッグクッションは、相対的により低い初期圧力で従来のエアバッグクッションと実質的に同様の作動圧力(すなわち、乗員が負荷をかけている間に適切な圧力)を達成する。容積制御式骨盤チャンバを有するエアバッグクッション(曲線1202参照)は、一部には、容積制御式クッションを膨張させるのに必要とされる膨張ガスの体積が低減されていることに起因して、相対的に初期圧力が低い。容積制御式膨張可能領域を有するエアバッグクッションは、(従来のクッションと比較して)低減した体積の膨張ガスで主チャンバを膨張させ、乗員が負荷をかけている間、膨張ガスは主チャンバから補助チャンバへと移送され、それによって、補助チャンバ内の圧力が低い初期圧力から適切な作動圧力へと増加する。容積制御式膨張可能領域を有するエアバッグクッションによって、従来のエアバッグと比較して同様の作動圧力を達成するのに使用される膨張ガスが少なくなるため、エアバッグモジュールをより効率的にすることが可能になる。加えて、ピーク圧力(例えば、ピーク初期圧力)を相対的により低くすることによって、容積制御式膨張可能領域を有するエアバッグクッションが、危険度の高い乗員(例えば、適所を外れた乗員、高齢の乗員)が負傷する可能性を低減すること等によって、より有益なものになり得る。
図14〜図14Bは、別の例示的な実施形態に係るエアバッグモジュール1200を描画している。図6と同様に、図14において、メインパネルのうちの一方が説明を目的として取り外された状態でエアバッグモジュール1200の内側部分が描画されていることが留意されるべきである)。エアバッグモジュール1200は、概して、エアバッグクッション1202と、内壁1230と、フローディレクタ1262とを含む。エアバッグクッション1202は、概して、その外周において(例えば、図示されていないシームにおいて)ともに結合されて、それらの間に膨張可能部分を画定する第1のメインパネル1202a及び第2のメインパネル(図示せず)によって画定される。内壁1230は、概して、中央シームにおいて折り畳まれて、第1の折り畳み部分1230a及び第2の折り畳み部分1230bを画定する単一のパネルから形成される。フローディレクタ1260も、概して、中央シームにおいて折り畳まれて、第1の折り畳み部分1260a及び第2の折り畳み部分1260bを画定する単一のパネルから形成される。エアバッグクッション1202のメインパネル(例えば、1202a)は内壁1230及びフローディレクタ1262と重ねられ、フローディレクタ1260は、概して内壁1230の折り畳み部分折り畳み部分の間に配置され、内壁1230はエアバッグクッションのメインパネル(例えば、1202a)の間に配置されている。個々のパネルの各々は複数のパネルを互いに結合することによって形成されてもよい(例えば、折り畳み部分は互いに結合された別個のパネルであってもよい)ことを当業者は認識されよう。
内壁1230は上述の実施形態と同様に構成され、内壁1232は、メインパネルに結合されて、エアバッグクッションを第1の(又は上側チャンバ)1220と第2の(又は下側)チャンバ1210とに分割する。例えば、内壁1230の第1の折り畳み部分1230aは、概してエアバッグクッション1202の幅に渡って延伸する第1の又は下側シーム1222において第2のメインパネル(図示せず)に結合されている。同様に、内壁1230の第2の折り畳み部分1230bは、もう1つの第1の下側シーム(図示せず)において第1のメインパネル1202aに結合されている。内壁1230の第1の折り畳み部分1230a及び第2の折り畳み部分1230bは、第2の又は上側シーム1232aにおいて互いに結合されている。エアバッグクッション1202が膨張されると、内壁1230の第1の折り畳み部分1230a及び第2の折り畳み部分1230bは、下側部分(すなわち、メインパネル(例えば、1202aに直接結合されている部分)部分において互いから分離され、一方で上側部分(すなわち、互いに結合されている部分)は上側シーム1232aにおいてともに結合されたままである。

フローディレクタ1260は、第1の折り畳み部分1260a及び1260bを含み、これらは互いに折り重なって結合されて、膨張ガスを第1のチャンバ1220内へと向かわせるように構成されている第1の出口1262aを画定し、膨張ガスを第2のチャンバ1210内へと向かわせるように構成されている第2の出口1262bを画定する。より詳細には、第1の出口1262aは、膨張ガスが、第1の(又は上側)シーム1262aと第2の又は(又は中間)シーム1262bとの間で概して水平方向に第1のチャンバ1220に入るように画定されている。第1のシーム1262aは概して中央の折り目(すなわち、第1の折り畳み部分1260aと第2の折り畳み部分1260bとの間)から第1の折り畳み部分1260a及び第2の折り畳み部分1260bの外端に向かって延在している。中間シーム1262は第1の折り畳み部分1260aの外端と第2の折り畳み部分1260bの外端との間で曲線的に(例えば、C字状又はJ字状に)延在している。第2の出口1260bは、膨張ガスが、第3の(又は中間)シーム1262cと第4の(又は下側)シーム1262dとの間で概して垂直方向に第2のチャンバ1210に入るように画定されている。第3のシーム1262cは第1の折り畳み部分1260aの端部と第2の折り畳み部分1260bの端部との間に(例えば、概して真っ直ぐな垂直に向いた線内に)延在している。第4のシーム1262dは、パネルの中央の折り目から延在し、第1の折り畳み部分1260a及び第2の折り畳み部分1260bの端部へのフローディレクタを画定している。さらに、第1の折り畳み部分1260a及び第2の折り畳み部分1260bは、出口1262a、1262bにフラップを形成するように構成されてもよく、これは、(例えば、図5を参照して説明されたものと同様の)逆止弁として機能することができる。第1の出口1260a及び第2の出口1260bを画定するシームは、各々、チャンバへの異なる流れの向きを規定するように他の様態で、かつ/又はより多い若しくはより少ないシームを使用することによって(例えば、第2のシーム、第3のシーム、及び第4のシーム1262a〜1262cを組み合わせることによって)構成されてもよいことを、当業者は認識しよう。
フローディレクタ1260の第1の折り畳み部分1260a及び第2の折り畳み部分1260bは、例えば、シーム1232aにおいて(例えば、折り畳み部分1260a,1260bの端部から第3の又は中間シーム1262に概して達するまで)内壁1230の両方の折り畳み部分1230a,1230bに結合され得る。フローディレクタ1260の第1の折り畳み部分1260a及び第2の折り畳み部分1260bは、例えば、これは、概して第3の又は中間シーム1262cから内壁1230及びフローディレクタ1260を形成するパネルの中央の折り目並びに/又は第4の若しくは下部シーム1262dまで延在するシーム1232bにおいて、内壁1230の第1の折り畳み部分1230a及び第2の折り畳み部分1230bにさらに別個に結合され得(すなわち、それぞれの第1の部分1230a,1260aをシーム1232bにおいて互いに結合するとともに、それぞれの第2の折り畳み部分1230b、1260bを別の同様の図示されていないシームに結合する)。このように構成されるとき、フローディレクタ1260及び内壁1230は、膨張し又は開くように構成され(すなわち、第1の折り畳み部分1230a,1260aは、第2の折り畳み部分1230b,1260bから分離するように構成され、膨張又は分離するように構成されている)、それによって、膨張ガスが第2の出口1260bを通じて第2の又は下側チャンバ1210に入ることができる。さらに、内壁1230及びフローディレクタ1260は、フローディレクタ1260を取り囲む内壁の折り畳み部分1230a,1230bを用いて構成されることによって、膨張ガスが第2のチャンバ1210に入るための、内壁1230を通るチャネル又は流体管を画定するように機能する。代替的な実施形態において、エアバッグクッションは、膨張ガスが第1のチャンバ1220から第2のチャンバ1210へと通過することを可能にする開口を含んでもよい。
本明細書に開示のような、主チャンバ及び補助チャンバを有する膨張可能領域を有するエアバッグクッションは、いくつかの利点を有し、本明細書においてはそのうちの一部のみを説明する。第1に、補助チャンバを有するエアバッグクッションは、従来のエアバッグと比較して、少なくともちょうど乗員に対するだけの拘束を提供しながら、インフレータ出力を低減することを可能にする。第2に補助チャンバを有するエアバッグクッションは、一部には、非補助チャンバ膨張可能領域内等の、クッション内の圧力が相対的により低いことに起因して、適所を外れた乗員に対するより良好な性能を与える。第3に、補助チャンバを有するエアバッグクッションは、一部には、相対的に膨張がより小さいことに起因して、軽量とすることができる。第4に、補助チャンバを有するエアバッグクッションは、一部には、展開中にエアバッグクッションが受けるピーク圧力が低減していることに起因して、強度の観点から低減した構造であり得る。これによって、クッションは、強度の増強、余分な強固なシーム、及び/又は生地若しくは材料の強度の増大なしに構築されることが可能になる。したがって、エアバッグクッションの全体的なコストを低減することができる。第5に、補助チャンバを有するエアバッグクッションは、エアバッグクッションを展開することによる衝突時に、初期圧力が相対的に低くなることで、与えられる反動(例えば、衝突)力が相対的により小さくなることによって、高齢者又は子供のような、危険度がより高い乗員にとってより有益なものであり得る。したがって、これらの危険度がより高い乗員が負傷する可能性を低減することができる。
本明細書において使用される場合、「おおよそ(approximately)」、「約(about)」、「実質的に(substantially)」という用語、及び類似の用語は、本開示の主題が関連する当業者による共通の一般に認められた用法と一致して広い意味を有するように意図されている。本開示を検討する当業者には、これらの用語は、特定の特徴の記述が、これらの特徴の範囲を与えられた厳密な数値範囲に制約することなく、記載及び特許請求されることを可能にするように意図されていることが理解されるはずである。したがって、これらの用語は、記載及び特許請求されている主題の実態のない又は重要でない変更又は改変が、添付の特許請求の範囲内に記載されているような本発明の範囲内にあることを示すものとして解釈されるべきである。
本明細書において使用されているものとしての「例示的な(exemplary)」という用語は、そのような実施形態が、可能性のある実施形態の可能性のある例、表現、及び/又は例示であることを示すように意図されている(また、そのような用語は、そのような実施形態が必ず特別な又は最上の例であることを暗示するようには意図されていない)ことが留意されるべきである。
本明細書において使用されているものとしての「結合される(coupled)」、「接続される(connected)」等の用語は、2つの部材を互いに対して直接又は間接的に接合することを意味している。そのような接合は固定(例えば、永続的)であってもよく、又は可動(例えば、取外し可能又は解放可能)であってもよい。そのような接合は、2つの部材、若しくは2つの部材と任意の追加の中間部材とが、単一単位体として互いと一体的に形成されることによって、又は、2つの部材、若しくは2つの部材と任意の追加の中間部材とが、互いに取り付けられることによって達成され得る。
本明細書において要素の位置(例えば、「上部(top)」、「下部(bottom)」、「上(above)」、「下(below)」等)を参照する場合、これらは、図面における様々な要素の向きを説明するために使用されているに過ぎない。様々な要素の向きは、他の例示的な実施形態によって異なる場合があること、及び、そのような変化は本開示によって包含されるように意図されていることが留意されるべきである。
様々な例示的な実施形態に示すようなエアバッグモジュールの構造及び構成は例示に過ぎないことに留意することが重要である。本開示においていくつかの実施形態のみを詳細に説明したが、本明細書に記載の主題の新規の教示及び利点から実質的に逸脱することなく、多くの改変が可能である(例えば、様々な要素のサイズ、寸法、構造、形状及び比率、パラメータの値、取り付け方法、材料の使用、色、向き等の変更)ことを、本開示を検討する当業者は容易に了解するであろう。例えば、一体的に形成されているものとして図示されている要素は複数の部分又は要素から構築されてもよく、要素の位置は逆になるか、若しくは他の様態で変わってもよく、別個の要素の性質若しくは数又は位置は改変若しくは変更されてもよい。代替的な実施形態によれば、任意のプロセス又は方法ステップの順序又は並びは、変更又は並び替えられてもよい。本発明の範囲から逸脱することなく、様々な例示的な実施形態の設計、動作条件及び構成に、他の置換、改変、変更、及び省略を行ってもよい。

Claims (18)

  1. 車両用のエアバッグモジュールであって、
    膨張可能部分を形成する1つ又は複数のパネルを備える膨張可能エアバッグクッションと、
    展開されたときに前記エアバッグクッションを膨張させるための膨張ガスを提供するように構成されているインフレータと、
    前記膨張ガスを前記膨張可能部分に向かわせるように構成されているフローディレクタと、を備え、
    前記膨張可能部分は、前記エアバッグクッションに接続される1つ又は複数の内壁によって形成される第1の膨張可能領域及び第2の膨張可能領域を含み、
    前記フローディレクタは、前記膨張ガスを前記第1の膨張可能領域及び前記第2の膨張可能領域に向けて直接向かわせるように構成されており、
    前記内壁は、中央の折り目で二つに折り畳まれて第1の折り畳み部分及び第2の折り畳み部分を画定する単一のパネルにより構成され、
    前記フローディレクタは、中央の折り目で二つに折り畳まれて第1の折り畳み部分及び第2の折り畳み部分を画定する単一のパネルにより構成され、
    前記内壁は、前記膨張ガスを通過させるための経路を形成するように、前記内壁の第1の折り畳み部分及び第2の折り畳み部分の間に前記フローディレクタが配置されており、
    前記第1の膨張可能領域及び前記第2の膨張可能領域は流体連通しており、逆止弁が、前記第1の膨張可能領域から前記第2の膨張可能領域へ前記膨張ガスが流れることを可能にし、前記第2の膨張可能領域から前記第1の膨張可能領域へ前記膨張ガスが流れることを妨げる、
    エアバッグモジュール。
  2. 前記第1の膨張可能領域は、乗員の骨盤領域に対する拘束を提供するように構成されており、前記第2の膨張可能領域は、前記第1の膨張可能領域の上に位置付けられている、請求項1に記載のエアバッグモジュール
  3. 前記エアバッグクッション、前記インフレータ及び前記フローディレクタは、協働して、展開後かつ前記エアバッグクッションが乗員と接触する前に、前記第1の膨張可能領域前記第2の膨張可能領域よりも高い圧力を有するように構成されている、請求項1に記載のエアバッグモジュール。
  4. 前記1つ又は複数のパネルは1つ又は複数の周縁シームにより結合され、該周縁シームの間に前記膨張可能部分を形成し、前記1つ又は複数の内壁が前記エアバッグクッションの対向する両側面に結合されて、前記第1の膨張可能領域と前記第2の膨張可能領域とを分離する、請求項1に記載のエアバッグモジュール。
  5. 前記逆止弁は、前記1つ又は複数の内壁と一体化されている、請求項4に記載のエアバッグモジュール。
  6. 第1の内壁(前記内壁の第1の折り畳み部分)が前記対向する両側面のうちの第1の側面に結合されており、第2の内壁(前記内壁の第2の折り畳み部分)が前記対向する両側面のうちの第2の側面に結合されており、前記第1の内壁及び前記第2の内壁は互いに結合されて前記逆止弁を形成する、請求項5に記載のエアバッグモジュール。
  7. 前記第1の内壁及び前記第2の内壁はともに結合されて、前記第1の膨張可能領域と前記第2の膨張可能領域との間に延在する通路を形成し、前記通路を閉じるように構成されている細長い本体を形成する、請求項6に記載のエアバッグモジュール。
  8. 膨張時における前記エアバッグクッションの前記対向する両側面の分離によって前記通路が開き、膨張ガスが前記第1の膨張可能領域から前記第2の膨張可能領域へ流れることが可能になり、前記第1の膨張可能領域と比較して前記第2の膨張可能領域内の圧力が増大することによって、前記本体が前記通路を閉じるようになる、請求項7に記載のエアバッグモジュール。
  9. 前記細長い本体は、前記第2の膨張可能領域内に位置付けられている、請求項7に記載のエアバッグモジュール。
  10. 前記内壁は、前記エアバッグクッションの幅に渡って延伸するシームで前記エアバッグクッションの前記対向する両側面に結合されている、請求項4に記載のエアバッグクッション。
  11. 前記第1の内壁を前記エアバッグクッションの第1の側面に結合するシームと、前記第2の内壁を前記エアバグクッションの前記第1の側面に対向する第2の側面に結合するシームと、前記第1の内壁及び前記第2の内壁を前記フローディレクタの全体を取り囲むように互いに結合するシームと、を備えている、請求項4に記載のエアバッグモジュール。
  12. 第1のフローディレクタ(前記フローディレクタの第1の折り畳み部分)を前記第1の内壁に結合するシームと、第2のフローディレクタ(前記フローディレクタの第2の折り畳み部分)を前記第2の内壁に結合するシームと、を備えている、請求項11に記載のエアバッグモジュール。
  13. 前記フローディレクタは、前記第1の膨張可能領域に膨張ガスを向かわせるように構成される第1の出口と、前記第2の膨張可能領域に膨張ガスを向かわせるように構成される第2の出口と、を含む、請求項1に記載のエアバッグモジュール。
  14. 前記フローディレクタの前記折り目から外端に向かって延在し、前記第1のフローディレクタ及び前記第2のフローディレクタを結合する上側シームを備え、前記第2の出口は前記上側シームよりも下に配置されている、請求項13に記載のエアバッグモジュール。
  15. 前記第1の出口と前記第2の出口との中間部で略C字状に延在し、前記第1のフローディレクタ及び前記第2のフローディレクタを結合する中間シームを備えている、請求項13に記載のエアバッグモジュール。
  16. 前記内壁の折り目及び前記フローディレクタの折り目は、隣り合う位置に配置されている、請求項1に記載のエアバッグモジュール。
  17. 前記フローディレクタは、上下方向に配置されるとともに下側の端部に配置された逆止弁を備え、前記第1の膨張可能領域は前記第2の膨張可能領域の下に配置されている、請求項1に記載のエアバッグモジュール。
  18. 前記エアバッグモジュールは、側面衝突エアバッグモジュールである、請求項1に記載のエアバッグモジュール。
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