JP6139899B2 - クレジットカードシステム - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施の形態に係るクレジットカードシステム及びその通信先の構成を示すブロック図である。図1に示すとおり、本実施の形態のクレジットカードシステム(以下、「カードシステム」という)1は、クレジットカードの各会員(以下、「カード会員」という)側で用いられる複数の会員端末2,2,…及びクレジットカードの各加盟店に設置される複数の加盟店端末3,3,…と通信可能に接続されている。その他にも、カードシステム1は、クレジットカードの利用金額の引き落としに用いられる指定口座を有している銀行のコンピュータシステム(図示せず)等と通信可能に接続されている。
(A)カード会員DB10A
カード会員DB10Aは、各カード会員の氏名及び住所等の属性情報、並びにそのカード会員が所有するクレジットカードのカード番号及び有効期限等の各種情報を含むカード会員情報を記憶するデータベースである。カードシステム1は、信用照会等の各種の処理を実行する際に、カード会員DB10Aに記憶されている情報を利用する。
請求DB10Bは、各カード会員によるクレジットカードの利用によって発生した代金支払いの請求に関する請求情報を記憶するデータベースである。図2は、この請求DB10Bのレイアウトの一例を示す図である。図2に示すように、請求DB10Bは、利用されたクレジットカードのカード番号が格納されるカード番号フィールド101、クレジットカードが利用された日時が格納される利用日時フィールド102、クレジットカードの利用金額が格納される利用金額フィールド103、クレジットカードが利用された店舗を識別する加盟店の名称が格納される加盟店フィールド104、及び購入された商品の商品名が格納される商品名フィールド105を有している。カードシステム1は、クレジットカードが利用されたことによって売上が発生した場合に、その売上に基づいて請求情報を生成し、これを請求DB10Bに登録する。
登録カードDB10Cは、事後ポイントサービスの利用登録が行われたクレジットカードに関する登録カード情報を記憶するデータベースである。図3は、この登録カードDB10Cのレイアウトの一例を示す図である。図3に示すように、登録カードDB10Cは、事後ポイントサービスに対する利用登録を識別するための登録番号が格納される登録番号フィールド201、その利用登録に係るクレジットカードのカード番号が格納されるカード番号フィールド202、そのクレジットカードを所有するカード会員の氏名が格納される会員名フィールド203、そのクレジットカードについて獲得されたポイント数が格納される獲得ポイントフィールド204、及び利用登録がなされた日付が格納される登録日フィールド205を有している。カードシステム1は、事後ポイントサービスの利用登録が行われる都度、その利用登録に係るクレジットカードについて上記の登録カード情報を生成し、これを登録カードDB10Cに登録する。
商品DB10Dは、事後ポイントサービスの対象となった商品に関する商品情報を記憶するデータベースである。図4は、この商品DB10Dのレイアウトの一例を示す図である。図4に示すように、商品DB10Dは、商品を識別するための商品コードが格納される商品コードフィールド301、及びその商品の商品名が格納される商品名フィールド302を有している。カードシステム1は、事後ポイントサービスの利用登録がなされる都度、その利用登録に係る商品、すなわち将来獲得されるポイントによって代金支払いがなされる予定の商品について、上記の商品情報を生成し、これを商品DB10Dに登録する。
事後ポイントDB10Eは、事後ポイントサービスのサービス利用状況を管理するための事後ポイント情報を記憶するデータベースである。図5は、この事後ポイントDB10Eのレイアウトの一例を示す図である。図5に示すように、事後ポイントDB10Eは、事後ポイントサービスの各利用登録の登録番号が格納される登録番号フィールド401、その登録に係るクレジットカードのカード番号が格納されるカード番号フィールド402、その登録に係る商品の商品コードが格納される商品コードフィールド403、その商品の代金支払いに必要となるポイント数が格納される必要ポイントフィールド404、獲得されたポイントの総計が格納される獲得総ポイントフィールド405、追加カードがある場合にその追加カードのカード番号が格納される追加カードフィールド406、事後ポイントサービスの適用期間が格納される期間フィールド407、及びその登録に係る商品の代金についてのポイント充当の状況を示す充当状況情報が格納される充当フィールド408を有している。なお、本実施の形態においては、充当フィールド408における充当状況情報が“1”の場合はサービスの適用期間中でありポイント充当がされるか否かが確定していないことを、“2”の場合は代金支払いに必要なポイント数をサービスの適用期間中に獲得することができなかったためにポイント充当ができなかったことを、“3”の場合はその必要なポイント数をサービスの適用期間中に獲得することができたためにポイント充当がなされたことを、それぞれ示しているものとする。カードシステム1は、事後ポイントサービスの利用登録がなされる都度、その利用登録に係る上記の事後ポイント情報を生成し、これを事後ポイントDB10Eに登録する。後述するように、この事後ポイント情報は適宜更新されることになる。
利用状況DB10Fは、事後ポイントサービスへの利用登録がなされたクレジットカードの利用状況に関する利用状況情報を記憶するデータベースである。図6は、利用状況DB10Fのレイアウトの一例を示す図である。図6に示すように、利用状況DB10Fは、利用されたクレジットカードのカード番号が格納されるカード番号フィールド501、そのクレジットカードの利用者であるカード会員の氏名が格納される会員名フィールド502、利用された加盟店の名称が格納される加盟店フィールド503、その加盟店が属する業種が格納される業種フィールド504、その利用により購入された商品の商品名が格納される商品名フィールド505、利用金額が格納される金額フィールド506、その利用によって獲得されたポイント数が格納されるポイントフィールド507、及び利用された日時が格納される利用日時フィールド508を有している。カードシステム1は、事後ポイントサービスへの利用登録がなされたクレジットカードが利用される都度、その利用の内容を示す利用状況情報を生成し、これを利用状況DB10Fに登録する。
次に、上述したように構成された本実施の形態のカードシステム1の動作について、フローチャート等を参照しながら説明する。本実施の形態のカードシステム1が実行する主な処理には、(1)事後ポイントサービスに対する利用登録を行うための事後ポイント登録処理、(2)事後ポイントサービスの利用状況の更新を行うための事後ポイント更新処理、(3)事後ポイントサービスの利用状況の照会を行うための事後ポイント照会処理、及び(4)事後ポイントサービスの適用期間が経過した場合に登録者に対してサービスの利用結果を通知するための事後ポイント通知処理がある。以下では、これらの各処理の詳細について説明する。
事後ポイント登録処理は、カードシステム1と会員端末2とによって実行される。カード会員は、クレジットカード会社から受け取った請求書中に事後ポイントサービスの対象にすることを希望する商品がある場合、会員端末2に対してカードシステム1へのアクセスを指示する。会員端末2は、カード会員の指示にしたがってカードシステム1にアクセスし、事後ポイントサービスの登録画面を要求する。なお、このアクセスの際には、カードシステム1が、カード会員によって入力されたクレジットカード(以下、「登録対象カード」という)のカード番号及び予め設定されたパスワード等とカード会員DB10Aに記憶されているカード会員情報とを用いて当該カード会員の認証処理を実行する。その結果認証に成功した場合にのみ以下の処理が実行されることになる。
会員端末2は、上述したようにしてカードシステム1から送信された登録画面に表示される各種情報を受信した場合、その各種情報で構成された登録画面をディスプレイ上に表示する(S101)。図8は、その登録画面の一例を示す図である。図8に示すように、登録画面1001には、登録対象カードの請求情報、すなわち代金支払いがまだなされていない利用についての利用日、利用加盟店、利用商品及び利用金額が示されている。また、登録画面1001には、事後ポイントサービスの対象となる商品を選択するための複数のチェックボックスと、次の画面に移動するためのボタン1002とが設けられている。
事後ポイント更新処理は、カードシステム1によって実行される処理である。図12は、その事後ポイント充当処理の手順を示すフローチャートである。図12に示すように、カードシステム1はまず、事後ポイントDB10Eのカード番号フィールド402に格納されているカード番号を用いて、以降の事後ポイント充当処理の処理対象となるクレジットカードを特定する(S301)。次に、カードシステム1は、その特定したクレジットカード(以下、「処理対象カード」という)に係る利用状況情報を利用状況DB10Fから抽出する(S302)。
事後ポイント照会処理は、登録会員が事後ポイントサービスの利用状況を照会するための処理であって、カードシステム1と会員端末2とによって実行される。カード会員は、事後ポイントサービスの適用期間において、任意のタイミングで、会員端末2に対して事後ポイント照会処理の実行を指示する。図13は、その事後ポイント照会処理の手順を示すフローチャートである。図13に示すように、会員端末2は、カード会員からの指示を受け付けた場合に、事後ポイントサービスの利用状況の照会を指示する照会要求をカードシステム1に対して送信する(S401)。なお、この照会要求には事後ポイントサービスの利用登録が済んでいるクレジットカードのカード番号が含まれている。
カードシステム1は、カード会員によって設定された事後ポイントサービスの適用期間が経過した場合に、そのカード会員に対してサービスの利用結果を通知する事後ポイント通知処理を実行する。図17は、その事後ポイント通知処理の手順を示すフローチャートである。図17に示すように、カードシステム1は、事後ポイントサービスの適用期間が経過したクレジットカードのカード番号を特定した後、そのクレジットカードの事後ポイント情報を事後ポイントDB10Eから抽出する(S601)。次に、カードシステム1は、その抽出した事後ポイント情報を用いてサービスの利用結果を示すサービス利用結果情報を生成し(S602)、そのサービス利用結果情報を会員端末2に対して送信する(S603)。このサービス利用結果情報の詳細については後述する。
10A カード会員データベース
10B 請求データベース
10C 登録カードデータベース
10D 商品データベース
10E 事後ポイントデータベース
10F 利用状況データベース
2 会員端末
3 加盟店端末
100A 通信ネットワーク
100B 専用回線
Claims (10)
- クレジットカードの利用によって購入された商品の代金請求に関する請求情報を記憶するクレジットカードシステムにおいて、
前記クレジットカードの利用者によって、前記購入された商品のうち代金支払いが未だなされていない商品の中から、前記クレジットカードのその後の利用によって獲得されるポイントにより代金支払いを行うことを希望する商品が選択された場合に、その選択された商品である選択商品を示す選択商品情報を取得する選択商品取得手段と、
前記クレジットカードのその後の利用により獲得されるポイントを算出する算出手段と、
前記請求情報を更新することによって、前記算出手段によって算出されたポイントに応じた金額を前記選択商品の購入代金から減額する請求金額減額手段と、
前記利用者によって、前記クレジットカードのその後の利用について期間が指定された場合に、その指定された期間を示す指定期間情報を受け付ける指定期間受付手段と
を備え、
前記請求金額減額手段が、前記指定期間受付手段によって受け付けられた指定期間情報によって示される期間内において、前記算出されたポイントが、前記選択商品取得手段によって取得された選択商品情報によって示される選択商品との交換に必要なポイントに達するまではポイントを蓄積し、前記必要なポイントに達した場合は、前記選択商品に係る前記請求情報を更新することによって、前記選択商品の購入代金を請求対象から除外する一方、前記期間内において、前記算出されたポイントが前記必要なポイントに達しなかった場合は、当該請求情報を更新することによって、前記算出されたポイントに応じた金額を前記選択商品の購入代金から減額するように構成されている
ことを特徴とする、クレジットカードシステム。 - 前記算出手段が、前記指定期間受付手段によって受け付けられた指定期間情報によって示される期間の長さに応じて、当該期間内に獲得されるポイントを算出するように構成されている、
請求項1に記載のクレジットカードシステム。 - 前記算出手段が、前記クレジットカードのその後の利用に係る店舗に応じて、当該利用により獲得されるポイントを算出するように構成されている、
請求項1又は2に記載のクレジットカードシステム。 - 前記算出手段が、前記クレジットカードのその後の利用に係る店舗が属する地域に応じて、当該利用により獲得されるポイントを算出するように構成されている、
請求項3に記載のクレジットカードシステム。 - 前記算出手段が、前記クレジットカードのその後の利用に係る店舗が属する業種に応じて、当該利用により獲得されるポイントを算出するように構成されている、
請求項3又は4に記載のクレジットカードシステム。 - 前記算出手段が、前記クレジットカードのその後の利用に係る店舗と前記選択商品を販売した店舗との関係に応じて、当該利用により獲得されるポイントを算出するように構成されている、
請求項3乃至5の何れかに記載のクレジットカードシステム。 - 前記クレジットカードと異なる他のクレジットカードのその後の利用により獲得されるポイントを算出する他カードポイント算出手段をさらに備え、
前記請求金額減額手段が、前記請求情報を更新することによって、前記算出手段によって算出されたポイントと前記他カードポイント算出手段によって算出されるポイントとの合計に応じた金額を前記選択商品の購入代金から減額するように構成されている、
請求項1乃至6の何れかに記載のクレジットカードシステム。 - 前記請求金額減額手段が、前記請求情報を更新することによって、前記算出手段によって算出されたポイントと前記クレジットカードについて既に獲得されているポイントとの合計に応じた金額を前記選択商品の購入代金から減額するように構成されている、
請求項1乃至7の何れかに記載のクレジットカードシステム。 - 前記算出手段によって算出されたポイントが、前記選択商品取得手段によって取得された選択商品情報によって示される選択商品との交換に必要なポイントに達していない場合、ポイントの不足分を示す不足ポイント情報を生成する不足ポイント情報生成手段と、
前記不足ポイント情報生成手段によって生成された不足ポイント情報を、前記クレジットカードの利用者によって用いられる端末装置に対して送信する送信手段と
をさらに備える、請求項1乃至8の何れかに記載のクレジットカードシステム。 - 前記不足ポイント情報生成手段が、前記不足分のポイントを獲得するために必要となるクレジットカードの利用に関する情報を含む不足ポイント情報を生成するように構成されている、
請求項9に記載のクレジットカードシステム。
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