JP6889450B1 - 団体発行電子通貨情報管理装置、団体発行電子通貨情報管理システム、団体発行電子通貨情報管理装置の制御方法及び団体発行電子通貨情報管理プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
このような電子通貨等は、現金と異なり、これらを発行する団体等の事業体の電子通貨等を取り扱う店舗等でのみ使用可能なことから顧客に特定の店舗等での購入等を促すことができ、関連する店舗等の売上向上等を図ることができるシステムとなっている。
また、これらの店舗等では、電子通貨を利用する顧客に、例えば、特定団体が発行したポイント等を付与等することで、更に購買等を促すシステムとなっている(例えば、特許文献1等)。
また、前記構成によれば、使用先における還元率を、特定の団体又は地域の管理団体が任意に定めることができるので、特定の使用先の還元率を比較的高くすることできる。そして、これにより、団体の関係者又は家族の構成員の少なくとも一方に対し、特定の使用先での非ポイント団体発行非現金決済手段の使用を誘導することができる。
例えば、団体が、健康関係の会社の場合、健康関係の店舗等の使用先の還元率を比較的高くし、団体の関係者である従業員等が、かかる店舗等で非ポイント団体発行非現金決済手段を使用するように誘導することができる。
また、前記構成によれば、発行団体は、団体又は管理団体の非ポイント団体発行非現金決済手段を管理することができるため、貸し出した非ポイント団体発行非現金決済手段を確実に返済させることができる。
また、使用により生じた還元非ポイント団体発行非現金決済手段を返済用とすることができるので、団体等は、関係者等に積極的に非ポイント団体発行非現金決済手段の使用を促すため、当該非ポイント団体発行非現金決済手段を使用する経済圏を拡大させることができる。
このため、当該非ポイント団体発行非現金決済手段を使用する団体の関係者又は家族の構成員の少なくとも一方は、当該非ポイント団体発行非現金決済手段を使用すると、当該非ポイント団体発行非現金決済手段が還元され、更に、当該非ポイント団体発行非現金決済手段を使用することができるので、当該非ポイント団体発行非現金決済手段の利用促進を図り、ひいては、当該非ポイント団体発行非現金決済手段を利用する経済圏の拡大も図ることができる。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明にかかる非ポイント団体発行非現金決済手段である例えば、「K社用Z福利厚生ペイ」及び「H市用Z地域ペイ」等の電子通貨を管理する「非ポイント団体発行非現金決済手段情報管理システム」である例えば、「電子通貨管理システム1」の概略図である。
図1に示す「電子通貨管理システム1」は、非ポイント団体発行非現金決済手段であり、電子通貨である「Zペイ」のうち、福利厚生用に企業等の法人がその従業員等が使用可能なように付与する「K社用Z福利厚生ペイ」と、地方公共団体等であり特定の地域である例えば、H市が、その住民等が使用可能なように付与する「H市用Z地域ペイ」等を管理する。
非ポイント団体発行非現金決済手段は、団体が発行する電子通貨である「団体発行電子通貨」、団体が発行する電子マネーである「団体発行電子マネー」及び団体が発行するクレジットカードである「団体発行クレジットカード」等を含み、団体が発行する団体発行ポイントを含まない概念である。
また、「Zペイ」は、Z社が発行する「団体発行電子通貨」で、特定の店舗で商品の購入又は役務の提供うち、少なくともいずれか一方を受ける際に、現金と同様に、その対価の支払い等として使用できる電子通貨である。
電子通貨等(例えば、ペイ)には、予め現金で決済(チャージ)を行い、その決済額を上限に支払い(使用)可能な「プリペイド型ペイ」、支払いを行う際にリアルタイムに銀行口座等から決済がなされる「リアルタイム型ペイ」、そして、別途決められた上限額の範囲で支払いが行われ、決済は、後日、銀行口座等から実行されるクレジットカード等の「ホストペイ」が含まれる。
また、本実施の形態では、一例として、上述のZペイを「プリペイド型ペイ」で説明するが、本発明はこれに限らず、Zペイを上述の「リアルタイム型ペイ」や「ホストペイ型ペイ」で管理する構成としても構わない。
特に、Zペイは、Z社と使用に関する契約等を締結した店舗等で使用が可能となる。
本実施の形態の「K社用Z福利厚生ペイ」は、特定の団体である例えば、K社の関係者である例えば、従業員である例えば、A氏は同福利厚生ペイが使用可能な店舗等で使用することができる。
この同福利厚生ペイを使用可能な店舗は予め例えば、K社が選択することができる。
また、同福利厚生ペイは、使用可能な店舗で使用されると、使用されたZペイの数値に一定の還元率でZペイ数値がK社に還元される構成となっている。
さらに、K社に還元されたZペイである「還元非ポイント団体発行非現金決済手段」である例えば「還元ペイ」は、再び、従業員に付与され、または、K社が同ペイをZ社から借りたときは、その返済用として充当される。
また、この還元率は店舗毎に変更可能であり、この還元率をK社が定めることができる。
また、同地域ペイを使用可能な店舗は予め例えば、管理団体である例えば、H市の市役所が選択することができる。
また、同地域ペイは、使用可能な店舗で使用されると、使用されたZペイ数値に一定の還元率で換算されたZペイ数値が使用された世帯(家族)宛てに還元される構成となっている。
また、この店舗毎の還元率は、変更可能であり、この還元率をK社が定めることができる。
したがって、同地域ペイが世帯等に再交付されたときは、世帯等の世帯員(家族員)等は、さらに同ペイを使用することができ、Zペイ利用の経済圏が拡大することとなる。
本システム1は、図1に示すように、「非ポイント団体発行非現金決済手段情報管理装置」である例えば、電子通貨管理サーバ10、Zペイが使用可能な店舗に配置される店舗装置50、A氏が所持する携帯端末200、A氏が自宅で使用しているPC(パーソナルコンピュータ)300等を有し、これらは、インターネット2及び中継局3を介して相互に通信可能な構成となっている。
また、店舗装置50は、上述の使用先の店舗内に配置され、Zペイに関する処理等を行う。
さらに、携帯端末200やPC300は、Zペイ(「K社用Z福利厚生ペイ」と「H市用Z地域ペイ」等)を使用する使用者である例えば、A氏等が所持する。
図2は、図1に示す携帯端末200(PC300)の主な構成を示す概略ブロック図である。
PC300はGPS装置を備えていないことを除き、携帯端末200とほぼ同様な構成のため、以下、携帯端末200についてのみ説明するが、本発明にはPC300も含まれる。
図2に示すように、携帯端末200は、「端末側制御部201」を有し、同制御部201は、図2に示す「端末側通信装置201」、表示部である例えば、「タッチパネル203」、位置情報取得装置である例えば、「GPS装置204」等を制御する構成となっている。
また、「GPS装置204」は、Global Positioning System(全地球測位システム)であって、数個の衛星からの信号をGPS受信機で受け取ることで、受信者の現在位置(緯度、経度)を知得するシステムである。
図3及び図4は、それぞれ、図2の「端末側第1の各種情報記憶部210」、「端末側第2の各種情報記憶部220」の主な構成を示す概略ブロック図である。これらの内容は後述する。
図5は、図1に示す電子通貨管理サーバ10の主な構成を示す概略ブロック図である。
図5に示すように、電子通貨管理サーバ10は、「サーバ側制御部11」を有し、同制御部11は、図5に示す「サーバ側通信装置12」、「サーバ側各種情報入力装置13」、表示部である例えば、ディスプレイ14等を制御する構成となっている。
図6乃至図9は、それぞれ、図5の「サーバ側第1の各種情報記憶部110」、「サーバ側第2の各種情報記憶部120」、「サーバ側第3の各種情報記憶部130」及び「サーバ側第4の各種情報記憶部140」の主な構成を示す概略ブロック図である。これらの内容は後述する。
(K社がZ社発行の「Z福利厚生ペイ」を購入し、K社の従業員等に使用可能に分配する工程)
図10は、K社がZ社発行の「Z福利厚生ペイ」を購入し、K社の従業員等に使用可能に分配する工程を示す概略フローチャートである。
図10のステップ(以下「ST」という。)1に示すように、K社は、「Zペイ発行団体」であるZ社から例えば、100万ペイの「Z福利厚生ペイ」を80万ペイで購入する。
すると、電子通貨管理サーバ10の図6の「K社用Z福利厚生ペイ口座情報記憶部111」の「K社用Z福利厚生ペイ口座」に100万ペイが入力される。
例えば、図6に示すように、従業員の社員番号毎に、使用可能なZペイ数値(例えば、10,000ペイ、20、000ペイ等)を入力する。
以上で、本工程が終了し、K社の各従業員向けに、福利厚生用のZペイを配布することができる。
図11は、H市が、Z社発行の「H市用Z地域ペイ」を市内に住所を有する世帯毎に与える工程を示す概略フローチャートである。
図11のST11に示すように、H市がZ社から「Z地域ペイ」を購入し、「H市用Z地域ペイ」として、電子通貨管理サーバ10の図7の「H市用Z地域ペイ口座情報記憶部121」の「H市用Z地域ペイ口座情報」に記憶する。
具体的には、「H市用Z地域ペイ口座」の各世帯(世帯番号)に対して、世帯毎に例えば、10,000ペイを与え、入力し登録する。
本実施の形態では、K社の従業員であり、H市に住所を有し、世帯を構えているA氏が自己の携帯端末200を所持して、店舗でZペイ(「K社用Z福利厚生ペイ」、「H市用Z福利厚生ペイ」)を使用する例で、以下、説明する。
また、図15は、本実施の形態で、A氏が自己の携帯端末200を所持して、移動し、その後、店舗でZペイを使用する具体例を示す概略説明図である。
しかし、これらの店舗のうち、店舗J,K,L、M、N、O、Tは、「H市用Z地域ペイ」が使用可能な店舗となっている。
一方、店舗のうち店舗J、K、P、Qは、「K社用Z福利厚生ペイ」が使用可能な店舗となっている。
本実施の形態では、「H市用Z地域ペイ」を使用可能な店舗は、H市で選択等することができる。また、「K社用Z福利厚生ペイ」を使用可能な店舗は、Z社が選択することができる。
例えば、K社が健康関連の企業の場合は、健康関連の店舗を選んで、「K社用Z福利厚生ペイ」の使用可能店舗とすることができる。
図12乃至図14は、A氏が自己の携帯端末200で「K社用Z福利厚生ペイ」や「H市用Z地域ペイ」を使用する工程を示す概略フローチャートである。
先ず、図12のST21では、図15に示すように、「K社用Z福利厚生ペイ」と「H市用Z地域ペイ」を有するA氏が、自己の携帯端末200を所持して移動する。
次いで、ST22へ進む。ST22では、携帯端末200の図3の「使用可能店舗等検索処理部(プログラム)212」が動作する。
そして、半径500m以内に所在の店舗で、「K社用Z福利厚生ペイ対象」や「H市用Z地域ペイ対象」に該当する店舗の有無を判断する。
本実施の形態では、「店舗基本情報」の店舗毎、例えば、J、K、Mの「還元率」の情報を以下のように取得する。
1)J店舗の「K社用Z福利厚生ペイ」の還元率15%、「H市用Z地域ペイ」の還元率10%、
2)K店舗の「K社用Z福利厚生ペイ」の還元率10%、「H市用Z地域ペイ」の還元率10%、
3)M店舗の「K社用Z福利厚生ペイ」の還元率0%、「H市用Z地域ペイ」の還元率10%となる。
そして、この「優先表示順位(J、KとM)」を、図4の「優先表示順位記憶部221」に記憶させる。
本実施の形態では、例えば、J→K→M店舗の順に表示順を記憶する。
そして、健康用品の購入にZペイを使用する際、同店舗に設置してある「店舗装置50」と通信して、ペイの種類(例えば、K社用Z福利厚生ペイ)と自己の識別情報(例えば、1001)等の申込情報を入力等して、店舗の商品や役務の購入申し込む。
本実施の形態では、J店舗の「K社用福利厚生ペイ」の場合は、還元率が15%となる。
また、使用されたZペイが、「H市用Z地域ペイ」の場合、図7の「H市用Z地域ペイ口座情報記憶部121」の「H市用Z地域ペイ口座」の「還元ペイ」に記憶させる。
一方、「H市用Z地域ペイ口座」の場合は、「世帯」の「使用可能ペイ」に加算処理する。
例えば、K社が健康関係の会社の場合、健康関係の店舗等の還元率を高くすることで、その従業員に、かかる店舗等での「K社用Z福利厚生ペイ」の使用を誘導することができる。
図16は、K社がZ福利厚生ペイを借り受ける工程を示す概略フローチャートである。
上述の例では、K社が、Z福利厚生ペイを購入する例で説明したが、以下、K社がZ福利厚生ペイを借り受ける例で説明する。
先ず、図16のST41に進む。ST41では、「電子通貨管理サーバ10」の図8の「Z福利厚生ペイ融資限度情報生成部(プログラム)132」が動作し、図8の「Zペイ口座記憶部133」に記憶されている「K社用Zペイ口座情報」の過去のZペイの取得及び利用状況を取得する。
例えば、Zペイの取得等が、3カ月前:100万ペイ、2カ月前:60万ペイ、1カ月前:80万ペイ等の情報を取得する。
この「Z福利厚生ペイ融資基礎計算式」は、例えば、「((3カ月前のZペイ数値+2カ月前のZペイ数値+1カ月前のZペイ数値)÷3)×0.8等)」)である。
この計算式に、上記のZペイの取得情報を代入すると、「Z福利厚生ペイ融資限度情報(例えば、64万ペイ)」が生成され、この情報(例えば、64万ペイ)を図9の「Z福利厚生ペイ融資限度情報記憶部141」に記憶させる。
具体的には、例えば、「K社用Z福利厚生ペイ」の各従業員の「社員番号」毎に「使用可能なペイ」を入力、記憶させる。
以下、「K社用Z福利厚生ペイ」の使用が可能なA氏が同ペイを使用し、還元ペイでK社がZ社にZペイを返済する工程を説明するが、上述のST21乃至STST34の工程は同様であるので、説明を省略し、以下、相違点を中心に説明する。
この工程以降の工程が相違するので、以下説明する。
先ず、図17のST51に進む。ST51では、「電子通貨管理サーバ10」の図9の「第3の還元ペイ処理部(プログラム)142」が動作し、図9の「K社用福利厚生ペイ口座情報」の「還元ペイ」であるときは、「還元ペイ」を「K社用Z福利厚生ペイ口座情報記憶部111」の 「K社用Z福利厚生ペイ口座情報」の「返済用ペイ」に入力、記憶し、従業員へ再分配はしない。
また、この「返済用ペイ」は「還元ペイ」であるため、返済を行うK社は積極的にZペイを使用し、返済用の還元ペイを獲得することとなる。
したがって、結果的に「K社用Z福利厚生ペイ」等のZペイの使用が促進され、同ペイを使用する経済圏が拡大することとなる。
また、本実施の形態では、実店舗での「K社用Z福利厚生ペイ」等の使用を例に説明したが、本発明は、これに限らず、ウエブサイトの電子商店街等の仮想店舗等であっても構わない。
さらに、本実施の形態で、携帯端末200が実行した処理を電子通貨管理サーバ10が実行しても構わない。
Claims (5)
- 特定の発行団体によって発行され、その使用先が限定されると共に、その利用履歴が記録される団体発行電子通貨の情報を管理する団体発行電子通貨情報管理装置であって、
記憶部を有すると共に、前記団体発行電子通貨は、特定の団体の関係者毎又は特定の地域に居住する家族毎の少なくとも一方に使用可能に割り当てられて前記記憶部に記憶される構成となっており、
前記団体の関係者又は前記家族の構成員の少なくとも一方が、前記団体発行電子通貨を前記使用先で使用することで発生する還元団体発行電子通貨の還元率を、前記特定の団体又は前記地域の管理団体が任意に定めて前記記憶部に記憶することができると共に、前記団体発行電子通貨が使用可能な前記使用先を前記特定の団体又は前記地域の管理団体が任意に定めて前記記憶部に記憶することができ、
第1の還元処理部が、前記使用可能な前記使用先の前記還元率に基づき前記還元団体発行電子通貨を決定し、前記記憶部に記憶し、
第2の還元処理部が、前記団体の関係者の使用により生じた前記還元団体発行電子通貨を、特定の割合で再配分し、前記団体発行電子通貨情報管理装置の前記関係者の口座に加算処理すると共に、前記家族の構成員の使用により生じた前記還元団体発行電子通貨を、前記使用した前記構成員が所属する前記家族の前記団体発行電子通貨情報管理装置の口座に加算処理し、
前記団体が、前記団体発行電子通貨を前記発行団体から借り受けたときは、第3の還元処理部が前記還元された団体発行電子通貨を、返済用の前記団体発行電子通貨として前記記憶部に記憶し、前記団体の関係者に前記再配分しない構成となっていることを特徴とする団体発行電子通貨情報管理装置。 - 特定の団体の関係者毎に割り当てられる前記団体発行電子通貨が、福利厚生用の前記団体発行電子通貨として前記記憶部に記憶されることを特徴とする請求項1に記載の団体発行電子通貨情報管理装置。
- 前記団体発行電子通貨を使用可能な前記関係者又は特定の地域に居住する家族の構成員が所持する端末と、
前記団体発行電子通貨情報管理装置と、を有する団体発行電子通貨情報管理システムであって、
前記端末は、位置情報取得装置と表示部を備え、
前記位置情報取得装置の位置情報に基づき、所定の範囲内に所在の前記使用先を複数選択し、
前記端末を所持する前記関係者又は特定の地域に居住する家族の構成員にとって、前記団体発行電子通貨の前記還元率が有利な順に前記使用先を前記表示部に表示する構成であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の前記団体発行電子通貨情報管理装置を有する団体発行電子通貨情報管理システム。 - 特定の発行団体によって発行され、その使用先が限定されると共に、その利用履歴が記録される団体発行電子通貨の情報を管理する団体発行電子通貨情報管理装置の制御方法であって、
前記団体発行電子通貨は、特定の団体の関係者毎又は特定の地域に居住する家族毎の少なくとも一方に使用可能に割り当てられて記憶部に記憶され、
前記団体の関係者又は前記家族の構成員の少なくとも一方が、前記団体発行電子通貨を前記使用先で使用することで発生する還元団体発行電子通貨の還元率を、前記特定の団体又は前記地域の管理団体が任意に定めて前記記憶部に記憶すると共に、前記団体発行電子通貨が使用可能な前記使用先を前記特定の団体又は前記地域の管理団体が任意に定めて前記記憶部に記憶し、
第1の還元処理部が、前記使用可能な前記使用先の前記還元率に基づき前記還元団体発行電子通貨を決定し、前記記憶部に記憶し、
第2の還元処理部が、前記団体の関係者の使用により生じた前記還元団体発行電子通貨を、特定の割合で再配分し、前記団体発行電子通貨情報管理装置の前記関係者の口座に加算処理すると共に、前記家族の構成員の使用により生じた前記還元団体発行電子通貨を、前記使用した前記構成員が所属する前記家族の前記団体発行電子通貨情報管理装置の口座に加算処理し、
前記団体が、前記団体発行電子通貨を前記発行団体から借り受けたときは、第3の還元処理部が前記還元された団体発行電子通貨を、返済用の前記団体発行電子通貨として前記記憶部に記憶し、前記団体の関係者に前記再配分しない構成となっていることを特徴とする団体発行電子通貨情報管理装置の制御方法。 - 特定の発行団体によって発行され、その使用先が限定されると共に、その利用履歴が記録される団体発行電子通貨の情報を管理する団体発行電子通貨情報管理装置に、
前記団体発行電子通貨は、特定の団体の関係者毎又は特定の地域に居住する家族毎の少なくとも一方に使用可能に割り当てられて記憶部に記憶される機能、
前記団体の関係者又は前記家族の構成員の少なくとも一方が、前記団体発行電子通貨を前記使用先で使用することで発生する還元団体発行電子通貨の還元率を、前記特定の団体又は前記地域の管理団体が任意に定めて前記記憶部に記憶すると共に、前記団体発行電子通貨が使用可能な前記使用先を前記特定の団体又は前記地域の管理団体が任意に定めて前記記憶部に記憶する機能、
第1の還元処理部が、前記使用可能な前記使用先の前記還元率に基づき前記還元団体発行電子通貨を決定し、前記記憶部に記憶する機構、
第2の還元処理部が、前記団体の関係者の使用により生じた前記還元団体発行電子通貨を、特定の割合で再配分し、前記団体発行電子通貨情報管理装置の前記関係者の口座に加算処理すると共に、前記家族の構成員の使用により生じた前記還元団体発行電子通貨を、前記使用した前記構成員が所属する前記家族の前記団体発行電子通貨情報管理装置の口座に加算処理する機能、
前記団体が、前記団体発行電子通貨を前記発行団体から借り受けたときは、第3の還元処理部が前記還元された団体発行電子通貨を、返済用の前記団体発行電子通貨として前記記憶部に記憶し、前記団体の関係者に前記再配分しない機能、を実現させるための団体発行電子通貨情報管理プログラム。
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