JP2018028762A - クーポン管理システムおよび方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】クーポン発行に要する纏まった財源を予め用意しておくことなく、クーポンを地域で広く流通させる。【解決手段】利用者が利用するクーポンとして、店舗のそれぞれが予め設定した商品購入に関する利用者特典の対価として、利用者から店舗に対して仮想的に支払われる、電子化された貨幣価値媒体からなるクーポンを用い、ブロックチェーンシステム20が、ブロックチェーンにより、利用者クーポン残高と店舗クーポン残高を管理し、利用者端末21が、店舗で商品を購入する際、利用者の操作に応じて利用者特典により商品代金の一部をクーポンで支払うための支払指示をブロックチェーンシステム20へ送信し、ブロックチェーンシステム20が、支払指示に応じて、利用者クーポン残高と店舗クーポン残高との間における、商品代金の一部に相当するクーポン支払額に関するクーポン支払決済を行う。【選択図】 図1

Description

本発明は、利用者が店舗で支払う代金の一部として利用できるクーポンを流通させるためのクーポン流通技術に関する。
地域の振興や経済活性化を目的として、地域限定で利用できる時限的な商品券として、クーポンが地域住民に配布される場合がある。例えば、1999年には、財源を国が全額補助することで日本全国の市区町村のそれぞれが地域振興券を発行した例がある。
一方、任意の店舗における集客を目的として、その店舗で支払う代金の一部として利用できるクーポンを発行する場合がある。また、このようなクーポンを電子化したシステムとして、Webサービスにより利用者の携帯端末に電子クーポンを配信し、店舗に出向いた際に利用者の携帯端末に登録されている電子クーポンを、店舗側が確認することにより、代金の割引を行うシステムが普及しつつある(例えば、非特許文献1など参照)。
「HOT PEPPER グルメ」,株式会社リクルートライフスタイル,http://www.hotpepper.jp/ 「ブロックチェーンの仕組みとその可能性」、Finance Information Technology Focus 2015.10、野村総合研究所
しかしながら、このような従来技術では、前者の場合、対象地域内にある店舗であれば、いずれの店舗でもクーポンを利用できるが、店舗で支払う代金の全額をクーポンで支払うことが認められているため、クーポン発行に要する纏まった財源を予め用意しておく必要がある。このため、任意の地域で実施する際に、地域の経済的負担が大きいという問題点があった。
また、後者の場合、クーポン発行に要する纏まった財源を予め用意しておく必要はないが、特定の店舗でしかクーポンが使えないため、元々ビラ、チラシ、冊子で配布していたクーポンを電子化したとしても、利用する店舗ごとに個別のクーポンを予め利用者が入手しておく必要がある。したがって、ある程度の利用者負担が余儀なくされるだけでなく、クーポンが利用者と特定の店舗との間でやり取りされるだけであるため、クーポンが地域で広く流通することはなく、地域の振興や経済活性化は期待できないという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、クーポン発行に要する纏まった財源を予め用意しておくことなく、クーポンを地域で広く流通させるクーポン管理技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかるクーポン管理システムは、予め登録された店舗で販売する商品の代金の一部として、これら店舗で共通して利用者が使用できるクーポンの残高を管理するクーポン管理システムであって、前記クーポンは、前記店舗のそれぞれが予め設定した商品購入に関する利用者特典の対価として、前記利用者から前記店舗に対して仮想的に支払われる、電子化された貨幣価値媒体からなり、ブロックチェーンに基づいて、前記利用者が所有するクーポンの利用者クーポン残高および前記店舗が所有するクーポンの店舗クーポン残高を管理するブロックチェーンシステムと、前記ブロックチェーンシステムから前記利用者クーポン残高を取得して画面表示する利用者端末と、前記ブロックチェーンシステムから前記店舗クーポン残高を取得して画面表示する店舗端末と、前記利用者端末からの登録要求に応じて、前記ブロックチェーンシステムに対して、前記利用者クーポン残高の管理開始を指示し、前記店舗端末からの登録要求に応じて、前記ブロックチェーンシステムに対して、前記店舗クーポン残高の管理開始を指示するクーポン管理装置とを備え、前記利用者端末は、前記店舗で前記商品を購入する際、前記利用者の操作に応じて、前記商品に設定されている前記利用者特典を利用して前記商品の代金の一部をクーポンで支払うための支払指示を、前記ブロックチェーンシステムへ送信し、前記ブロックチェーンシステムは、前記利用者端末からの支払指示に応じて、前記利用者クーポン残高と前記店舗クーポン残高との間における、前記商品の代金の一部に相当するクーポン支払額に関するクーポン支払決済を行うようにしたものである。
また、本発明にかかる上記クーポン管理システムの一構成例は、前記クーポン管理装置が、前記店舗端末からの特典登録要求に応じて、前記利用者特典の内容を前記利用者特典を識別するための特典IDに対応付けて登録し、前記利用者端末は、前記支払指示として、前記利用者が利用する前記利用者特典を識別するための特典IDを送信し、前記ブロックチェーンシステムは、前記利用者端末からの支払指示に含まれる特典IDに基づいて、前記クーポン管理装置から前記利用者特典の特典内容を取得し、前記特典内容に含まれるクーポン支払額に基づいて前記クーポン支払決済を行うようにしたものである。
また、本発明にかかる上記クーポン管理システムの一構成例は、前記利用者端末が、前記利用者の操作に応じて、前記店舗で提示されている前記利用者特典に関するバーコード情報を読み取って抽出した前記特典ID、または、前記クーポン管理装置から検索した前記利用者特典に付与されている前記特典IDを、前記支払指示により前記ブロックチェーンシステムへ送信するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記クーポン管理システムの一構成例は、前記ブロックチェーンシステムが、前記クーポン支払決済に関する決済内容を前記ブロックチェーンに記録する際、前記特典内容に含まれる前記商品の代金を前記ブロックチェーンに記録し、前記クーポン管理装置は、前記クーポン支払決済が完了した後、前記ブロックチェーンシステムから取得した、前記クーポン支払決済に関する前記商品の代金に基づいて、前記店舗が負担すべきシステム使用に関する店舗手数料を計算し、前記店舗手数料に関する手数料請求を前記店舗端末に対して送信するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記クーポン管理システムの一構成例は、前記ブロックチェーンシステムが、前記クーポン支払決済に関する決済内容を前記ブロックチェーンに記録する際、前記特典内容に含まれる前記クーポン支払額を前記ブロックチェーンに記録し、前記クーポン管理装置は、前記クーポン支払決済が完了した後、前記ブロックチェーンシステムから取得した、前記クーポン支払決済に関する前記クーポン支払額に基づいて、前記利用者に付与するクーポン付与額を計算し、前記ブロックチェーンシステムに対して、前記利用者クーポン残高に前記クーポン付与額を加算するクーポン付与決済を指示するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記クーポン管理システムの一構成例は、前記クーポン管理装置が、前記利用者端末からの特典検索要求に応じて、登録されている前記利用者特典のうちから、前記特典検索要求で指定された検索条件に対応する利用者特典を検索し、得られた検索結果を前記利用者端末へ配信するようにしたものである。
また、本発明にかかるクーポン管理方法は、予め登録された店舗で販売する商品の代金の一部として、これら店舗で共通して利用者が使用できるクーポンの残高を管理するクーポン管理システムで用いられるクーポン管理方法であって、前記クーポンは、前記店舗のそれぞれが予め設定した商品購入に関する利用者特典の対価として、前記利用者から前記店舗に対して仮想的に支払われる、電子化された貨幣価値媒体からなり、ブロックチェーンシステムが、ブロックチェーンに基づいて、前記利用者が所有するクーポンの利用者クーポン残高および前記店舗が所有するクーポンの店舗クーポン残高を管理するステップと、利用者端末が、前記ブロックチェーンシステムから前記利用者クーポン残高を取得して画面表示するステップと、店舗端末が、前記ブロックチェーンシステムから前記店舗クーポン残高を取得して画面表示するステップと、クーポン管理装置が、前記利用者端末からの登録要求に応じて、前記ブロックチェーンシステムに対して、前記利用者クーポン残高の管理開始を指示し、前記店舗端末からの登録要求に応じて、前記ブロックチェーンシステムに対して、前記店舗クーポン残高の管理開始を指示するステップと、前記利用者端末が、前記店舗で前記商品を購入する際、前記利用者の操作に応じて、前記商品に設定されている前記利用者特典を利用して前記商品の代金の一部をクーポンで支払うための支払指示を、前記ブロックチェーンシステムへ送信するステップと、前記ブロックチェーンシステムが、前記利用者端末からの支払指示に応じて、前記利用者クーポン残高と前記店舗クーポン残高との間における、前記商品の代金の一部に相当するクーポン支払額に関するクーポン支払決済を行うステップとを備えている。
本発明によれば、従来、個々の店舗でしか利用できなかったクーポンを、予め登録されている地域の店舗であれば、いずれの店舗でも利用することが可能となり、利用する店舗ごとに個別のクーポンを予め利用者が入手しておくという、利用者負担も不要となる。また、本発明にかかるクーポンは、各店舗が提供する特典を利用するための単なる媒体であるため、クーポン発行に要する纏まった財源を予め用意しておく必要はない。さらに、店舗に支払われたクーポンは、店主が利用者となって他の店舗で利用することもできる。したがって、クーポンを地域で広く流通させることができ、地域の振興や経済活性化に大きく貢献することができる。
また、利用者および店舗のクーポン残高は、クーポン管理装置で一元管理するのではなく、ブロックチェーンシステムを利用して利用者端末および店舗端末がクーポン残高を分散管理することになる。
これにより、一般的なHTTPなどのプロトコルや暗号化技術を用いたデータ通信により、クーポンをやり取りする場合と比較して、ブロックチェーンシステムにより担保される高いセキュリティ性に基づいて、クーポン残高を更新することができ、より安全にクーポンを流通させることが可能となる。
クーポン管理システムの構成を示すブロック図である。 クーポンDBで記憶する利用者情報の構成例である。 クーポンDBで記憶する店舗情報の構成例である。 店舗端末処理を示すシーケンス図である。 特典情報の構成例である。 利用者端末処理を示すシーケンス図である。 クーポン決済処理を示すシーケンス図である。 利用者端末での画面表示例である。 利用者端末での画面表示例(続き)である。 クーポン決済処理(続き)を示すシーケンス図である。 クーポン管理システムの動作例である。
次に、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
[クーポン管理システム]
まず、図1を参照して、本実施の形態にかかるクーポン管理システム1について説明する。図1は、クーポン管理システムの構成を示すブロック図である。
このクーポン管理システム1は、予め登録された店舗で販売する商品の代金の一部として、これら店舗で共通して利用者が使用できるクーポンの残高を管理するシステムであり、利用者端末21、店舗端末22、クーポン管理装置10、およびブロックチェーンシステム(BC:Blockchain)20から構成されている。
利用者端末21は、利用者が使用するスマートホンなどの情報処理端末からなり、利用者の操作に応じて、クーポン管理システム1の利用開始を要求する登録要求をクーポン管理装置10へ送信する機能と、ブロックチェーンシステム20から利用者クーポン残高を取得して画面表示する機能と、店舗で商品を購入する際、利用者の操作に応じて、利用者が店舗で支払う代金の一部として利用するクーポンの支払いをブロックチェーンシステム20へ指示する機能とを有している。
店舗端末22は、店舗が使用するスマートホンなどの情報処理端末からなり、店主(店舗管理者)の操作に応じて、クーポン管理システム1の利用開始を要求する登録要求をクーポン管理装置10へ送信する機能と、ブロックチェーンシステム20から店舗クーポン残高を取得して画面表示する機能とを有している。
クーポン管理装置10は、全体としてサーバ装置からなり、利用者端末21からの登録要求に応じて、ブロックチェーンシステム20に対して、利用者クーポン残高の管理開始を指示する機能と、店舗端末22からの登録要求に応じて、ブロックチェーンシステム20に対して、店舗クーポン残高の管理開始を指示する機能と、店舗端末22からの特典登録要求に応じて、利用者特典の内容を利用者特典を識別するための特典IDに対応付けて登録する機能と、ブロックチェーンシステム20からの特典確認要求に応じて、指定された特典IDと対応する利用者特典の内容を返送する機能とを有している。
本発明にかかるクーポンは、従来、ビラ、チラシ、冊子で配布していた、商品購入に関する利用者特典に関する引換証を、予め登録されている各店舗で使用可能な、電子化された数量的な貨幣価値媒体に置換したものである。したがって、このクーポンは、予め登録された店舗で販売する商品の代金の一部として、これら店舗で共通して利用者が使用でき、利用者が利用する利用者特典の対価として、利用者から店舗に対して仮想的に支払われる。以下では、本発明にかかるクーポンの数量単位をPT(ポイント)という。
これにより、従来、個々の店舗でしか利用できなかったクーポンを、予め登録されている地域の店舗であれば、いずれの店舗でも利用することが可能となり、利用する店舗ごとに個別のクーポンを予め利用者が入手しておくという、利用者負担も不要となる。また、本発明にかかるクーポンは、各店舗が提供する特典を利用するための単なる媒体であるため、クーポン発行に要する纏まった財源を予め用意しておく必要はない。さらに、店舗に支払われたクーポンは、店主が利用者となって他の店舗で利用することもできる。したがって、クーポンを地域で広く流通させることができ、地域の振興や経済活性化に大きく貢献することができる。
また、本発明は、利用者および店舗のクーポン残高をクーポン管理装置10で一元管理するのではなく、ブロックチェーンシステム20を利用して、利用者端末21および店舗端末22が、クーポン管理装置10とともにクーポン残高を分散管理するようにしたものである。
ブロックチェーンシステム20とは、例えば、非特許文献2に記載されているように、あるビットコイン(仮想通貨:Bitcoin)に関する取引内容を示すトランザクションを、連続性が担保されているブロックと呼ばれる情報に格納し、これらブロックのチェーンすなわちブロックチェーンに含まれるトランザクションに基づいて、ビットコインに関する取引を管理するシステムである。
ブロックチェーンは、すべてのビットコインの取引記録を示す元台帳であり、インターネットに接続された、ビットコイン処理用のソフトウェア(ビットコイン・クライアント)を実行する複数のPCからなるビットコインノード(Bitcoin-Qt)で共通管理されている。これらビットコインノードは、上記ソフトウェアにより実現される決済処理部20Aにより、受け取った決済指示のうち公開鍵暗号技術に基づき正当性が確認された決済指示をトランザクションとしてブロックに格納し、他のビットコインノードにブロードキャストする機能を有している。
ブロックチェーンにおいて、ビットコインはビットコインアドレスとよばれる、各ビットコイン所有者に固有の識別情報に紐づけられている。また、ブロックチェーンはビットコインノードだけでなくPCやスマートフォンなどの任意の情報処理端末から閲覧可能である、このため、所有者はブロックチェーンを閲覧することにより、自己のビットコインアドレスに関する取引記録からビットコイン残高を容易に確認できる。
本実施の形態は、クーポン管理装置10で利用者クーポン残高および店舗クーポン残高を一元管理するのではなく、このようなブロックチェーンシステム20を用いて利用者および店舗がそれぞれ個別に利用者クーポン残高および店舗クーポン残高を管理し、クーポン管理装置10がこれら利用者クーポン残高および店舗クーポン残高に関する決済をブロックチェーンシステム20上で実行するようにしたものである。
この際、具体的には、利用者端末21からブロックチェーンシステム20に対して、支払指示として、利用者が利用する利用者特典を識別するための特典IDを送信し、これに応じて、決済処理部20Aが、利用者端末21からの支払指示に含まれる特典IDに基づいて、クーポン管理装置10から利用者特典の特典内容を取得し、特典内容に含まれるクーポン支払額に基づいて、利用者クーポン残高と店舗クーポン残高との間におけるクーポン支払額に関するトランザクションの内容を、ブロックチェーンに記録することにより、クーポン支払決済を実行する。
また、決済処理部20Aは、クーポン支払決済に関する決済内容をトランザクションとしてブロックチェーンに記録する際、クーポン管理装置10から取得した特典内容、例えば商品名、商品の代金、クーポン支払額などの情報もトランザクションとしてブロックチェーンに記録する。
これにより、ブロックチェーンには、決済によるクーポンの移動だけでなく、その決済に関する利用者特典の特典内容が記録されることになり、例えばクーポン管理装置10で、これら特典内容に基づいてブロックチェーンを検索することにより、特典利用に関する各種統計情報を得ることができ、対応する店舗などに情報提供することができる。
利用者端末21および店舗端末22は、通信ネットワークNWを介してブロックチェーンシステム20から受信したブロックチェーンに含まれるトランザクションの内容に基づいて、クーポン支払決済後における自己のクーポン残高をそれぞれ取得して画面表示する機能を有している。
これらクーポン管理装置10、利用者端末21および店舗端末22におけるブロックチェーン処理については、一般的な公知の処理モジュールを用いて実現すればよい。また、本実施の形態では、店舗端末22および利用者端末21の各種機能については、スマートホン用のアプリで実現する場合を例として説明するが、ブラウザ機能を拡張して実現してもよい。
これにより、一般的なHTTPなどのプロトコルや暗号化技術を用いたデータ通信により、クーポンをやり取りする場合と比較して、ブロックチェーンシステム20により担保される高いセキュリティ性に基づいて、クーポン残高を更新することができ、より安全にクーポンを流通させることが可能となる。
[クーポン管理装置]
次に、図1を参照して、本実施の形態にかかるクーポン管理装置10の構成について詳細に説明する。
図1に示すように、クーポン管理装置10には、主な機能部として、通信I/F部11、登録処理部12、クーポンDB13、特典配信部14、クーポン付与部15、および手数料管理部16が設けられている。
通信I/F部11は、HTTPなどのプロトコルにより、インターネットなどの通信ネットワークNWを介して、利用者端末21や店舗端末22とデータ通信を行うことにより、各種処理のためのメッセージをやり取りする機能と、ブロックチェーンシステム20とデータ通信を行うことにより、各種決済のためのメッセージをやり取りする機能を有している。
登録処理部12は、クーポンの利用を開始する利用者端末21や店舗端末22からの登録要求に応じて、利用者や店舗に関する各種情報をクーポンDB13に登録するとともに、ブロックチェーンシステム20に対して、利用者クーポン残高や店舗クーポン残高の管理開始を指示することにより、クーポンの利用を許可する機能を有している。
クーポンDB13は、ハードディスクなどの記憶装置からなり、クーポン管理装置10でのクーポン管理処理に用いる、利用者や店舗に関する各種情報を記憶するデータベースである。
図2は、クーポンDBで記憶する利用者情報の構成例である。ここでは、利用者を識別するための利用者IDごとに、利用者の名前、住所、連絡先などの利用者特定情報、ブロックチェーンシステム20で利用者クーポン残高を識別するための利用者残高ID(利用者ビットコインアドレス)、および、クーポン付与の契機となる付与イベントに関する付与イベント情報などの各種情報が、組として登録されている。
図3は、クーポンDBで記憶する店舗情報の構成例である。ここでは、店舗を識別するための店舗IDごとに、店舗や店主の名前、住所、連絡先などの店舗特定情報、ブロックチェーンシステム20で店舗クーポン残高を識別するための店舗残高ID(店舗ビットコインアドレス)、店舗が提示した特典の内容を示す特典情報、店舗がクーポン管理システム1の運営者に対して支払う手数料に関する手数料残高などの各種情報が、組として登録されている。
特典情報提供部14は、利用者端末21からの特典検索要求に応じて、クーポンDB13の店舗情報から、指定された検索条件に対応する特典情報を検索する機能と、得られた検索結果を示すWeb画面を生成し、通信I/F部11および通信ネットワークNWを介して利用者端末21へ配信する機能と、ブロックチェーンシステム20からの特典確認要求に応じて、クーポンDB13の店舗情報から、指定された特典IDと対応する利用者特典の特典情報を取得して返送する機能とを有している。
クーポン付与部15は、利用者端末21からの登録要求時や、予め設定されている付与イベント発生時に、それぞれの付与イベントに応じた付与額のクーポンを利用者に付与する機能と、付与したクーポンに関する付与決済を通信I/F部11を介してブロックチェーンシステム20へ指示する機能とを有している。例えば、利用者端末21からの登録要求時に5000PTを付与し、利用者が店舗でクーポンを利用するという付与イベントごとに、利用者が店舗で現金により支払った現金支払額の5%を新たなクーポンとして利用者に付与する、などのクーポン付与を実現できる。
付与イベントについては、利用者クーポン残高の限度額を下回った場合などのほか、例えば、地域イベントへの参加履歴や、地域観光協会の指定名所を巡るスタンプラリーの達成履歴、さらには利用者端末21からの付与イベント達成通知に応じて、クーポンを付与するようにしてもよい。これにより、クーポン付与を地域活性化に繋げることができる。また、利用者端末21で計数した歩数を付与イベントとしてもよく、クーポン付与を地域住民の健康促進に繋げることができる。
また、利用者によるクーポン利用状況、例えばクーポンを利用した利用頻度や利用した対象を示す利用種別などの統計情報に基づいて、クーポンを付与してもよく、これにより、利用者のそれぞれに適したクーポン付与を実現できるとともに、クーポンの循環を活性化することが可能となる。
また、各利用者のクーポン利用状況に基づいて、利用者のプロフィール、挙動、位置が把握できるため、時限的あるいは場所的な条件を満たす利用者にのみ、クーポンを付与するようにしてもよい。この際、クーポン付与条件を各店舗で個別に登録できるようにしてもよく、店舗利用を効果的に促進させることが可能となる。
したがって、例えば、クーポン支払決済時に、クーポン支払額に応じた新たなクーポンを利用者に付与する場合には、クーポン付与部15が、クーポン支払決済が完了した後、ブロックチェーンシステム20から取得した、クーポン支払決済に関するクーポン支払額に基づいて、利用者に付与するクーポン付与額を計算し、ブロックチェーンシステム20に対して、利用者クーポン残高にクーポン付与額を加算するクーポン付与決済を指示すればよい。
手数料管理部16は、クーポン支払決済が完了した後、ブロックチェーンシステム20から取得した、クーポン支払決済に関する商品の代金に基づいて、店舗が負担すべきシステム使用に関する店舗手数料を計算し、クーポンDB13の手数料残高を更新する機能と、新たな店舗手数料または更新した手数料残高を通信I/F部11を介して店舗端末22へ通知する機能とを有している。
店舗手数料は、店舗が本発明にかかるクーポン管理システム1を利用する際のシステム利用料に相当する。例えば、店舗が販売した商品の代金(価格)、すなわち現金支払額とクーポン支払額の合計の1%を店舗手数料として、例えば月に1回などの頻度でまとめて、店舗に請求することにより、クーポン管理装置10などの運転費用や管理費用に充てることができる。なお、店舗手数料の徴収については、別途、銀行振り込みなどの一般的な支払い方法を利用すればよい。
[本実施の形態の動作]
次に、本実施の形態にかかるクーポン管理装置10の動作について説明する。
ここでは、クーポン管理装置10における店舗端末処理、利用者端末処理、およびクーポン決済処理について、それぞれ順に説明する。
[店舗端末処理]
まず、図4を参照して、クーポン管理装置10における店舗端末処理について説明する。図4は、店舗端末処理を示すシーケンス図である。
任意の店舗が、本発明にかかるクーポン管理システム1の利用を開始する際、店舗端末22からクーポン管理装置10にアクセスして、店舗登録を行う必要がある。なお、店舗端末22には、店舗登録を行う前に、店舗用の仮想ワレットとして店舗用アプリが予めインストールされているものとし、店舗端末22における各種の店舗端末処理およびクーポン支払決済処理は、店舗用アプリにより実行されるものとする。
店舗端末22において、店主が店舗登録操作を行った場合(ステップ100)、店舗端末22から通信ネットワークNWを介してクーポン管理装置10へ、店舗登録要求が送信される(ステップ101)。
クーポン管理装置10の登録処理部12は、通信I/F部11を介して受信した店舗端末22からの店舗登録要求に応じて、その店舗登録要求に含まれる、店舗特定情報および店舗残高IDを、新規に付与した店舗IDに関連付けてクーポンDB13に新規登録し(ステップ102)、ブロックチェーンシステム20に対して店舗クーポン残高の管理開始を指示する(ステップ103)。
これに応じて、ブロックチェーンシステム20は、指定された店舗をブロックチェーン上で識別するための店舗残高ID(店舗ビットコインアドレス)を新規に付与し、ブロックチェーンに、残高が0PTの店舗クーポン残高を記録することにより、店舗クーポン残高の管理を開始し(ステップ104)、店舗クーポン残高の管理開始完了をクーポン管理装置10へ返送する(ステップ105)。
登録処理部12は、ブロックチェーンシステム20からの店舗クーポン残高の管理開始完了に応じて、店舗登録完了を店舗端末22へ返送する(ステップ106)。
店舗端末22は、クーポン管理装置10から返送された店舗登録完了に応じて、店舗登録完了に含まれる自己の店舗IDを内部メモリに保存するとともに、店舗登録完了を画面表示し(ステップ107)、一連の店舗登録処理を終了する。
店舗登録後、店舗端末22において、店主が特典登録操作を行った場合(ステップ110)、店舗端末22から通信ネットワークNWを介してクーポン管理装置10へ、特典登録要求が送信される(ステップ111)。
クーポン管理装置10の登録処理部12は、通信I/F部11を介して受信した登録済みの店舗端末22からの特典登録要求に応じて、その特典登録要求に含まれる、商品名、価格(代金)、価格からの割引額であるクーポン利用額などの特典情報を、店舗IDに関連付けてクーポンDB13に登録し(ステップ112)、特典登録完了を店舗端末22へ返送する(ステップ113)。
図5は、特典情報の構成例である。ここでは、利用者特典を識別するための特典IDごとに、特典すなわちクーポン利用の対象となる商品の商品名、価格、およびクーポン利用額が組として登録されている。図5の例では、元々の価格が150円のパンが、クーポン支払により20円引となり、現金で130円となる利用者特典と、元々の価格が400円のコーヒーが、クーポン支払により100円引となり、現金で300円となる利用者特典が登録されている。
店舗端末22は、クーポン管理装置10から返送された特典登録完了に応じて、特典登録完了に含まれる特典情報を内部メモリに保存するとともに、特典登録完了を画面表示し(ステップ114)、一連の特典登録処理を終了する。
[利用者端末処理]
次に、図6を参照して、クーポン管理装置10における利用者端末処理について説明する。図6は、利用者端末処理を示すシーケンス図である。
任意の利用者が、本発明にかかるクーポン管理システム1の利用を開始する際、利用者端末21からクーポン管理装置10にアクセスして、利用者登録を行う必要がある。なお、利用者端末21には、利用者登録を行う前に、利用者用アプリが予めインストールされているものとし、利用者端末21における各種の利用者端末処理およびクーポン支払決済処理は、利用者用アプリにより実行されるものとする。
利用者端末21において、利用者が利用者登録操作を行った場合(ステップ120)、利用者端末21から通信ネットワークNWを介してクーポン管理装置10へ、利用者登録要求が送信される(ステップ121)。
クーポン管理装置10の登録処理部12は、通信I/F部11を介して受信した利用者端末21からの利用者登録要求に応じて、その利用者登録要求に含まれる、利用者特定情報および利用者残高IDを、新規に付与した利用者IDに関連付けてクーポンDB13に新規登録し(ステップ122)、ブロックチェーンシステム20に対して利用者クーポン残高の管理開始を指示する(ステップ123)。
これに応じて、ブロックチェーンシステム20は、指定された利用者をブロックチェーン上で識別するための利用者残高ID(利用者ビットコインアドレス)を新規に付与し、残高が0PTの利用者クーポン残高をブロックチェーンに記録することにより、利用者クーポン残高の管理を開始し(ステップ124)、利用者クーポン残高の管理開始完了をクーポン管理装置10へ返送する(ステップ125)。
登録処理部12は、ブロックチェーンシステム20からの利用者クーポン残高の管理開始完了に応じて、利用者登録完了を利用者端末21へ返送する(ステップ126)。
続いて、クーポン付与部15は、このような利用者登録という付与イベント発生に応じて、例えば一定額の初期クーポンを利用者に付与し(ステップ130)、利用者の利用者残高IDをクーポンDB13から取得して、利用者クーポン残高にクーポン付与部15で付与したクーポン付与額を加算するクーポン付与決済に関する付与指示をブロックチェーンシステム20へ送信する(ステップ131)。
これに応じて、ブロックチェーンシステム20は、クーポン管理装置10からの付与指示に応じたトランザクションをブロックチェーンに記録することにより、利用者残高IDと対応する利用者クーポン残高にクーポン付与額を加算する付与決済を実行する(ステップ132)。
この後、利用者端末21は、クーポン管理装置10から返送された利用者登録完了に応じて、利用者登録完了に含まれる自己の利用者IDを内部メモリに保存した後、ブロックチェーンシステム20により自己の利用者クーポン残高を確認し(ステップ133)、利用者クーポン残高を利用者登録完了とともに画面表示し(ステップ134)、一連の利用者登録処理を終了する。
なお、以上では、利用者端末21および店舗端末22に関する登録処理を別個に説明したが、いずれもブロックチェーンシステム20でクーポン残高を管理するための登録処理であるため、ほぼ同じ処理内容となり、登録者が一般利用者か店舗かの違いだけである。このため、利用者端末21および店舗端末22からの登録要求において、登録者が一般利用者か店舗かを指定すれば、これらを1つの登録処理として実行することが可能となる。
したがって、各種端末処理をスマートホン用のアプリで実現する場合、利用者端末21および店舗端末22で用いるアプリを共通化でき、店舗端末22における利用者特典の特典登録処理や店舗手数料の照会などの店舗専用機能については、店舗として登録した場合のみ、アプリから利用できるようにすればよい。これにより、クーポン管理システム1の開発負担および管理負担を大幅に削減できる。
[クーポン決済処理]
次に、図7〜図9を参照して、クーポン管理装置10におけるクーポン決済処理について説明する。図7は、クーポン決済処理を示すシーケンス図である。図8は、利用者端末での画面表示例である。図9は、利用者端末での画面表示例(続き)である。
店舗が提供している利用者特典を利用して、利用者が商品の代金の一部をクーポンで支払う場合、利用者端末21から送信する支払指示で用いる特典IDを、利用者端末21で取得しておく必要がある。特典IDを取得する方法としては、利用者端末21からクーポン管理装置10へアクセスして利用者特典を検索する方法と、店舗でバーコードにより提供されている特典IDを利用者端末21で読み込む方法がある。
まず、クーポン管理装置10から利用者特典を検索する方法について説明する。
利用者端末21において、利用者が特典検索操作を行った場合(ステップ140)、利用者端末21から通信ネットワークNWを介してクーポン管理装置10へ、特典検索要求が送信される(ステップ141)。
図8(a)は、利用者端末21で表示される特典検索画面例である。ここでは、検索条件の入力欄として、店舗および利用者特典に関するカテゴリ、エリア、ジャンル、必要クーポン数が設けられている。
クーポン管理装置10の特典情報提供部14は、通信I/F部11を介して受信した登録済みの利用者端末21からの特典検索要求に応じて、その特典検索要求に含まれる検索条件に対応する特典情報を検索し(ステップ142)、得られた特典検索結果を示すWeb画面を生成して、通信I/F部11および通信ネットワークNWを介して利用者端末21へ配信する(ステップ143)。
利用者端末21は、クーポン管理装置10から返送された特典検索結果に応じて、特典検索結果を画面表示し(ステップ144)、一連の特典検索処理を終了する。
図8(b)は、利用者端末21で表示される特典検索結果画面例である。ここでは、検索条件に合致した店舗および利用者特典の要約がリスト表示されている。これにより、利用者端末21の画面には、利用者が指定した検索条件と一致する店舗の特典情報が一覧表示される。図8(b)の特典検索結果画面において、いずれかを選択操作すると、図8(c)に示すような店舗詳細画面が表示される。なお、店舗については、図8(d)に示すような周辺情報画面でも検索できる。ここでは、利用者端末21の現在位置を中心とした周辺地図上に、利用者特典を利用可能な店舗がアイコンで表示されている。いずれかのアイコンを選択操作すれば、図8(e)に示すような簡単な特典説明が画面表示される。
これら特典情報には、それぞれの特典IDが付与されており、いずれかの特典情報に関する選択操作を行った時点で、利用者が利用する特典に関する特典IDが利用者端末21により取得される。したがって、このような特典ID取得方法によれば、利用者は店舗に出向く前にクーポンを支払うことも可能となる。
次に、店舗でバーコードにより提供されている特典IDを利用者端末21で読み込む方法について説明する。
利用者が店舗に出向いて、利用者端末21において、特典読込操作を行った場合(ステップ145)、店舗でバーコードにより提供されている特典IDが利用者端末21のカメラにより撮影され、得られた画像から抽出した特典IDが特典読込結果として画面表示される(ステップ146)。
図9(a)は、利用者端末21で表示される特典IDバーコード読み取り画面例である。ここでは、利用者クーポン残高と、利用者端末21のカメラで撮影している特典IDバーコードの撮影画面とが表示されている。撮影した特典IDバーコードから特典IDが抽出された場合、前述した図8(e)と同様に、図9(b)に示すような特典読込結果画面が表示され、利用者が利用する特典に関する特典IDが利用者端末21により取得される。したがって、このような特典ID取得方法によれば、利用者が実際に店舗に出向て商品を確認してからクーポンを支払うことが可能となる。
次に、図7のクーポン決済処理クーポンにおける支払い方法について説明する。
図8(c)において特典情報を選択する操作や、図8(e)あるいは図9(b)においてクーポン利用を選択する操作などの、特典利用要求操作が行われた場合(ステップ150)、利用者端末21で、図9(c)に示すようなクーポンの支払指示画面が表示される(ステップ151)。ここでは、クーポンの支払先、支払額、特典情報が表示されている。
この支払指示画面において、支払指示操作が行われた場合(ステップ152)、利用者端末21からブロックチェーンシステム20へ、特典IDを含む支払指示が送信される(ステップ153)。この際、特典IDにより、クーポン管理装置10に登録されている各利用者特典のうち、支払指示と対応する利用者特典が一意に決定されるため、クーポン支払額や支払先となる店舗など、クーポン支払決済に関する詳細な決済情報を支払指示に含む必要はない。
ブロックチェーンシステム20は、利用者端末21からの支払指示に応じて、支払指示に含まれる特典IDと対応する利用者特典に関する特典情報を確認するため、特典IDを含む特典確認要求をクーポン管理装置10へ送信する(ステップ154)。
これに応じて、クーポン管理装置10の特典情報提供部14は、クーポンDB13の店舗情報を検索して(ステップ155)、指定された特典IDと対応する利用者特典の特典情報を取得して返送する(ステップ156)。この際、特典情報提供部14は、特典IDと対応する利用者特典の店舗に関する店舗残高IDをクーポンDB13から取得して特典情報とともに返送してもよい。なお、利用者残高IDについては、利用者端末21からの支払指示に含まれるものをブロックチェーンシステム20で用いてもよいが、特典確認要求に含まれる利用者IDと対応する利用者に関する利用者残高IDをクーポンDB13から取得して特典情報とともにブロックチェーンシステム20へ通知してもよい。
ブロックチェーンシステム20は、クーポン管理装置10から通知された、特典IDと対応する特典内容に含まれるクーポン支払額および店舗情報に基づいて、利用者残高IDと対応する利用者クーポン残高と、店舗残高IDと対応する店舗クーポン残高との間における、クーポン支払額に関するトランザクションの内容を、ブロックチェーンに記録することにより、クーポン支払決済を実行する(ステップ158)。
この後、利用者端末21は、ブロックチェーンシステム20から取得した新たなブロックチェーンに基づき、自己の利用者クーポン残高を確認して(ステップ159)、利用者クーポン残高を含むクーポン支払決済の完了を画面表示する(ステップ160)。
図9(d)は、利用者端末21で表示されるクーポン支払完了画面例である。ここでは、利用したクーポンの内容、クーポンの支払先や支払額が画面表示されている。これにより、販売商品に関するクーポン利用額分のクーポンを店舗に支払ったことを、利用者および店主が確認することができる。
図10は、クーポン決済処理(続き)を示すシーケンス図である。
この後、クーポン管理装置10のクーポン付与部15は、このようなクーポン利用という付与イベント発生に応じて、例えば、商品購入時に利用者が支払った現金の5%分に相当するクーポン付与額を計算し(ステップ170)、クーポン付与額を加算するクーポン付与決済に関する付与指示をブロックチェーンシステム20へ送信する(ステップ171)。
これに応じて、ブロックチェーンシステム20は、クーポン管理装置10からの付与指示に応じたトランザクションをブロックチェーンに記録することにより、利用者残高IDと対応する利用者クーポン残高にクーポン付与額を加算する付与決済を実行する(ステップ172)。
この後、利用者端末21は、ブロックチェーンシステム20により自己の利用者クーポン残高を確認し(ステップ173)、利用者クーポン残高を画面表示する(ステップ174)。これにより、販売商品の現金支払いに対して新たにクーポンが付与されたことを、利用者が確認することができる。
また、クーポン管理装置10の手数料管理部16は、クーポン決済部16で実行したクーポン支払決済に応じて、例えば、店舗が販売した商品の代金の1%分に相当する新たな店舗手数料を計算し、クーポンDB13の手数料残高を更新し(ステップ180)、新たな店舗手数料または更新した手数料残高を、通信I/F部11を介して店舗端末22へ通知する(ステップ181)。
店舗端末22は、クーポン管理装置10から通知された新たな店舗手数料または更新した手数料残高を画面表示する(ステップ182)。
これにより、店主がクーポン管理システム1を利用する際のシステム利用料に相当する、新たな店舗手数料または更新した手数料残高を確認でき、後日、銀行振り込みなどの一般的な支払い方法を利用して店舗手数料を支払うことができる。
[動作例]
次に、図11を参照して、本実施の形態にかかるクーポン管理システム1の動作例について説明する。図11は、クーポン管理システムの動作例である。
ここでは、店舗端末22で、元々の価格が400円のコーヒーが、クーポン支払により100円引となり、現金で300円となる利用者特典を実施しており、利用者が店舗でコーヒーを飲食し、その代金の支払いにクーポンを利用する場合について説明する。なお、クーポン支払決済の開始直前において、利用者クーポン残高は5000PTであり、店舗クーポン残高が0PTであるものとし、クーポン−現金換算額は1PT=1円とする。
まず、コーヒー代金の支払時、利用者は現金で300円を店舗に支払うとともに、利用者端末21を操作して、利用者特典の特典IDと利用者残高IDとを含む支払指示をブロックチェーンシステム20へ送信する。
これに応じて、ブロックチェーンシステム20は、クーポン管理装置10から特典IDと対応する特典内容として、店舗残高ID、商品の価格(代金)、クーポン支払額を取得し、利用者残高IDと対応する利用者クーポン残高からクーポン支払額を減算し、店舗残高IDと対応する店舗クーポン残高にクーポン支払額を加算したことを、支払決済に関するトランザクションとしてブロックチェーンに記録する。
一方、クーポン管理装置10は、このようなクーポン利用という付与イベント発生に応じて、商品購入時に利用者が支払った現金300円(=価格400円−クーポン支払額100PT)の5%分に相当する付与クーポン15PTを利用者に付与し、付与したクーポン付与額を利用者クーポン残高に加算するクーポン付与決済を、ブロックチェーンシステム20に指示する。
これにより、ブロックチェーンシステム20は、利用者残高IDと対応する利用者クーポン残高にクーポン付与額が加算されたことを、付与決済に関するトランザクションとしてブロックチェーンに記録する。
この後、店舗端末22は、ブロックチェーンシステム20から取得した新たなブロックチェーンに基づき、自己の店舗クーポン残高を確認して、店舗クーポン残高を含むクーポン支払決済の完了を画面表示する。これにより、販売商品に関するクーポン利用額分のクーポン100PTを利用者から受け取り、店舗クーポン残高が100PTに更新されたことが画面表示される。
また、利用者端末21は、ブロックチェーンシステム20から取得した新たなブロックチェーンに基づき、自己の利用者クーポン残高を確認して、利用者クーポン残高を含むクーポン支払決済およびクーポン付与決済の完了を画面表示する。これにより、販売商品に関するクーポン利用額分のクーポン100PTが利用者クーポン残高から減算されるとともに、新たな付与ポイント15PTが加算され、利用者クーポン残高が4915PTに更新されたことが画面表示される。
また、クーポン管理装置10は、このようなクーポン支払決済に応じて、商品の価格400円の1%分に相当する新たな店舗手数料4円を計算し、例えば月末などにまとめて店舗端末22へ通知する。
これにより、店主がクーポン管理システム1を利用する際のシステム利用料に相当する、新たな店舗手数料が店舗端末22で画面表示され、後日、銀行振り込みなどの一般的な支払い方法を利用して店舗手数料が支払われることになる。
また、各利用者端末21および各店舗端末22は、ブロックチェーンシステム20により、自己のクーポン残高を管理しているため、利用者特典を利用しない場合には、クーポン管理装置10を介さず、これら端末間で直接クーポンを容易にやり取りすることが可能となる。例えば、ある利用者から他の利用者へクーポンを譲渡する場合、譲渡元利用者端末21において、譲渡先利用者およびクーポン譲渡額を指定して、ブロックチェーンシステム20にクーポン支払指示を送信すればよい。これにより、ブロックチェーンシステム20で、譲渡元および譲渡先の利用者クーポン残高間でクーポン譲渡額分のクーポンが決済されることになる。
[本実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、利用者が利用するクーポンとして、店舗のそれぞれが予め設定した商品購入に関する利用者特典の対価として、利用者から店舗に対して仮想的に支払われる、電子化された貨幣価値媒体からなるクーポンを用い、ブロックチェーンシステム20が、ブロックチェーンに基づいて、利用者が所有するクーポンの利用者クーポン残高および店舗が所有するクーポンの店舗クーポン残高を管理し、利用者端末21が、店舗で商品を購入する際、利用者の操作に応じて、商品に設定されている利用者特典を利用して商品の代金の一部をクーポンで支払うための支払指示を、ブロックチェーンシステム20へ送信し、ブロックチェーンシステム20が、利用者端末21からの支払指示に応じて、利用者クーポン残高と店舗クーポン残高との間における、商品の代金の一部に相当するクーポン支払額に関するクーポン支払決済を行うようにしたものである。
すなわち、本実施の形態にかかるクーポンは、従来、ビラ、チラシ、冊子で配布していた、商品購入に関する利用者特典に関する引換証を、予め登録されている各店舗で使用可能な、電子化された数量的な貨幣価値媒体に置換したものである。
したがって、このクーポンは、予め登録された店舗で販売する商品の代金の一部として、これら店舗で共通して利用者が使用でき、利用者が利用する利用者特典の対価として、利用者から店舗に対して仮想的に支払われることになる。
これにより、従来、個々の店舗でしか利用できなかったクーポンを、予め登録されている地域の店舗であれば、いずれの店舗でも利用することが可能となり、利用する店舗ごとに個別のクーポンを予め利用者が入手しておくという、利用者負担も不要となる。また、本発明にかかるクーポンは、各店舗が提供する特典を利用するための単なる媒体であるため、クーポン発行に要する纏まった財源を予め用意しておく必要はない。さらに、店舗に支払われたクーポンは、店主が利用者となって他の店舗で利用することもできる。したがって、クーポンを地域で広く流通させることができ、地域の振興や経済活性化に大きく貢献することができる。
また、本実施の形態によれば、利用者および店舗のクーポン残高をクーポン管理装置10で一元管理するのではなく、ブロックチェーンシステム20を利用して、利用者端末21および店舗端末22がクーポン残高を分散管理することになる。
これにより、一般的なHTTPなどのプロトコルや暗号化技術を用いたデータ通信により、クーポンをやり取りする場合と比較して、ブロックチェーンシステム20により担保される高いセキュリティ性に基づいて、クーポン残高を更新することができ、より安全にクーポンを流通させることが可能となる。
また、本実施の形態において、クーポン管理装置10が、店舗端末22からの特典登録要求に応じて、利用者特典の内容を利用者特典を識別するための特典IDに対応付けて登録し、利用者端末21が、支払指示として、利用者が利用する利用者特典を識別するための特典IDを送信し、ブロックチェーンシステム20が、利用者端末21からの支払指示に含まれる特典IDに基づいて、クーポン管理装置10から利用者特典の特典内容を取得し、特典内容に含まれるクーポン支払額に基づいてクーポン支払決済を行うようにしてもよい。
これにより、利用者端末21が利用する利用者特典の内容を、支払指示によりブロックチェーンシステム20へ通知する必要がなくなる。このため、利用者端末21での処理負担や、支払指示の簡素化、さらには、クーポン支払決済の内容改ざんを抑止することができる。
また、本実施の形態において、利用者端末21が、利用者の操作に応じて、店舗で提示されている利用者特典に関するバーコード情報を読み取って抽出した特典ID、または、クーポン管理装置10から検索した利用者特典に付与されている特典IDを、支払指示によりブロックチェーンシステム20へ送信するようにしてもよい。
これにより、利用者特典を特定する特典IDを利用者端末21で取得する際、利用者が操作入力する場合と比較して、利用者負担を最低限に低減できるとともに、誤りなく特典IDを取得することができる。
また、本実施の形態において、ブロックチェーンシステム20が、クーポン支払決済に関する決済内容をブロックチェーンに記録する際、特典内容に含まれる商品の代金をブロックチェーンに記録し、クーポン管理装置10が、ブロックチェーンに記録されている商品の代金に基づいて店舗が負担すべきシステム使用に関する店舗手数料を計算し、店舗手数料に関する手数料請求を店舗端末22に対して送信するようにしてもよい。
これにより、店舗から支払われた店舗手数料により、クーポン管理装置10などの初期設備費用や運転・管理費用を賄うことができ、大きな負担を必要とすることになく、本発明にかかるクーポン管理システム1を容易に導入でき、安定して運用することが可能となる。
また、本実施の形態において、ブロックチェーンシステム20が、クーポン支払決済に関する決済内容をブロックチェーンに記録する際、特典内容に含まれるクーポン支払額をブロックチェーンに記録し、クーポン管理装置10が、クーポン支払決済が完了した後、ブロックチェーンシステム20から取得した、クーポン支払決済に関するクーポン支払額に基づいて、利用者に付与するクーポン付与額を計算し、ブロックチェーンシステム20に対して、利用者クーポン残高にクーポン付与額を加算するクーポン付与決済を指示するようにしてもよい。
これにより、利用者によるクーポン利用さらには商品購入を促進させることができ、クーポンの流通を促進させることができる。
また、本実施の形態において、クーポン管理装置10が、利用者端末21からの特典検索要求に応じて、特典情報から特典検索要求で指定された検索条件に対応する特典情報を検索し、得られた検索結果を利用者端末21へ配信するようにしてもよい。
これにより、各店舗が登録した利用者特典を、利用者が容易に確認することができ、利用者によるクーポン利用さらには商品購入を促進させることができ、クーポンの流通を促進させることができる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
1…クーポン管理システム、10…クーポン管理装置、11…通信I/F部、12…登録処理部、13…クーポンDB、14…特典需情報提供部、15…クーポン付与部、16…手数料管理部、20…ブロックチェーンシステム、20A…決済処理部、21…利用者端末、22…店舗端末、NW…通信ネットワーク。

Claims (7)

  1. 予め登録された店舗で販売する商品の代金の一部として、これら店舗で共通して利用者が使用できるクーポンの残高を管理するクーポン管理システムであって、
    前記クーポンは、前記店舗のそれぞれが予め設定した商品購入に関する利用者特典の対価として、前記利用者から前記店舗に対して仮想的に支払われる、電子化された貨幣価値媒体からなり、
    ブロックチェーンに基づいて、前記利用者が所有するクーポンの利用者クーポン残高および前記店舗が所有するクーポンの店舗クーポン残高を管理するブロックチェーンシステムと、
    前記ブロックチェーンシステムから前記利用者クーポン残高を取得して画面表示する利用者端末と、
    前記ブロックチェーンシステムから前記店舗クーポン残高を取得して画面表示する店舗端末と、
    前記利用者端末からの登録要求に応じて、前記ブロックチェーンシステムに対して、前記利用者クーポン残高の管理開始を指示し、前記店舗端末からの登録要求に応じて、前記ブロックチェーンシステムに対して、前記店舗クーポン残高の管理開始を指示するクーポン管理装置とを備え、
    前記利用者端末は、前記店舗で前記商品を購入する際、前記利用者の操作に応じて、前記商品に設定されている前記利用者特典を利用して前記商品の代金の一部をクーポンで支払うための支払指示を、前記ブロックチェーンシステムへ送信し、
    前記ブロックチェーンシステムは、前記利用者端末からの支払指示に応じて、前記利用者クーポン残高と前記店舗クーポン残高との間における、前記商品の代金の一部に相当するクーポン支払額に関するクーポン支払決済を行う
    ことを特徴とするクーポン管理システム。
  2. 請求項1に記載のクーポン管理システムにおいて、
    前記クーポン管理装置は、前記店舗端末からの特典登録要求に応じて、前記利用者特典の内容を前記利用者特典を識別するための特典IDに対応付けて登録し、
    前記利用者端末は、前記支払指示として、前記利用者が利用する前記利用者特典を識別するための特典IDを送信し、
    前記ブロックチェーンシステムは、前記利用者端末からの支払指示に含まれる特典IDに基づいて、前記クーポン管理装置から前記利用者特典の特典内容を取得し、前記特典内容に含まれるクーポン支払額に基づいて前記クーポン支払決済を行う
    ことを特徴とするクーポン管理システム。
  3. 請求項2に記載のクーポン管理システムにおいて、
    前記利用者端末は、前記利用者の操作に応じて、前記店舗で提示されている前記利用者特典に関するバーコード情報を読み取って抽出した前記特典ID、または、前記クーポン管理装置から検索した前記利用者特典に付与されている前記特典IDを、前記支払指示により前記ブロックチェーンシステムへ送信することを特徴とするクーポン管理システム。
  4. 請求項2または請求項3に記載のクーポン管理システムにおいて、
    前記ブロックチェーンシステムは、前記クーポン支払決済に関する決済内容を前記ブロックチェーンに記録する際、前記特典内容に含まれる前記商品の代金を前記ブロックチェーンに記録し、
    前記クーポン管理装置は、前記クーポン支払決済が完了した後、前記ブロックチェーンシステムから取得した、前記クーポン支払決済に関する前記商品の代金に基づいて、前記店舗が負担すべきシステム使用に関する店舗手数料を計算し、前記店舗手数料に関する手数料請求を前記店舗端末に対して送信することを特徴とするクーポン管理システム。
  5. 請求項2〜請求項4のいずれかに記載のクーポン管理システムにおいて、
    前記ブロックチェーンシステムは、前記クーポン支払決済に関する決済内容を前記ブロックチェーンに記録する際、前記特典内容に含まれる前記クーポン支払額を前記ブロックチェーンに記録し、
    前記クーポン管理装置は、前記クーポン支払決済が完了した後、前記ブロックチェーンシステムから取得した、前記クーポン支払決済に関する前記クーポン支払額に基づいて、前記利用者に付与するクーポン付与額を計算し、前記ブロックチェーンシステムに対して、前記利用者クーポン残高に前記クーポン付与額を加算するクーポン付与決済を指示することを特徴とするクーポン管理システム。
  6. 請求項2〜請求項5のいずれかに記載のクーポン管理システムにおいて、
    前記クーポン管理装置は、前記利用者端末からの特典検索要求に応じて、登録されている前記利用者特典のうちから、前記特典検索要求で指定された検索条件に対応する利用者特典を検索し、得られた検索結果を前記利用者端末へ配信することを特徴とするクーポン管理システム。
  7. 予め登録された店舗で販売する商品の代金の一部として、これら店舗で共通して利用者が使用できるクーポンの残高を管理するクーポン管理システムで用いられるクーポン管理方法であって、
    前記クーポンは、前記店舗のそれぞれが予め設定した商品購入に関する利用者特典の対価として、前記利用者から前記店舗に対して仮想的に支払われる、電子化された貨幣価値媒体からなり、
    ブロックチェーンシステムが、ブロックチェーンに基づいて、前記利用者が所有するクーポンの利用者クーポン残高および前記店舗が所有するクーポンの店舗クーポン残高を管理するステップと、
    利用者端末が、前記ブロックチェーンシステムから前記利用者クーポン残高を取得して画面表示するステップと、
    店舗端末が、前記ブロックチェーンシステムから前記店舗クーポン残高を取得して画面表示するステップと、
    クーポン管理装置が、前記利用者端末からの登録要求に応じて、前記ブロックチェーンシステムに対して、前記利用者クーポン残高の管理開始を指示し、前記店舗端末からの登録要求に応じて、前記ブロックチェーンシステムに対して、前記店舗クーポン残高の管理開始を指示するステップと、
    前記利用者端末が、前記店舗で前記商品を購入する際、前記利用者の操作に応じて、前記商品に設定されている前記利用者特典を利用して前記商品の代金の一部をクーポンで支払うための支払指示を、前記ブロックチェーンシステムへ送信するステップと、
    前記ブロックチェーンシステムが、前記利用者端末からの支払指示に応じて、前記利用者クーポン残高と前記店舗クーポン残高との間における、前記商品の代金の一部に相当するクーポン支払額に関するクーポン支払決済を行うステップと
    を備えることを特徴とするクーポン管理方法。
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