JP6139296B2 - 重荷重用空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
(1)トロイド状に延び、ラジアル配列されたコードをゴム被覆してなる少なくとも1枚のカーカスプライをもつラジアルカーカスと、該ラジアルカーカスのクラウン部外周上に、コードがタイヤ赤道を挟んで互いに交差するように順次積層してなる少なくとも2層のコードゴム被覆層であるベルト層を有する交差ベルトと、を有し、周方向に延びるコードをゴム被覆した周方向ベルトを備えない重荷重用空気入りラジアルタイヤであって、
前記ラジアルカーカスと前記交差ベルトとの間に、前記交差ベルトの被覆ゴムよりも軟らかいゴムからなる緩衝ゴム層を有し、
該緩衝ゴム層は、タイヤ幅方向断面で見て、
タイヤ赤道からトレッド幅の1/4倍の距離だけ離れたタイヤ幅方向位置である1/4点位置に少なくとも配設され、
前記緩衝ゴム層のタイヤ幅方向外側の両端部が、前記少なくとも2層のベルト層のうち、最も広幅のベルト層のタイヤ幅方向端部と、2番目に広幅のベルト層のタイヤ幅方向端部との間のタイヤ幅方向位置にあり、かつ
前記1/4点位置において、前記カーカスに含まれる最もタイヤ径方向外側のプライコードと前記交差ベルトの最もタイヤ径方向内側のコードとの距離Lに対する、前記緩衝ゴムの厚みtの比率であるt/Lが、0.2以上0.6以下であることを特徴とする重荷重用空気入りタイヤ。
各分割ゴムのタイヤ幅方向外側の端部が、タイヤ赤道からトレッド幅の3/8倍以下の距離だけ離れたタイヤ幅方向位置にあり、
各分割ゴムのタイヤ幅方向内側の端部が、タイヤ赤道からトレッド幅の1/8倍以上の距離だけ離れたタイヤ幅方向位置にある上記(1)に記載の重荷重用空気入りタイヤ。
図1または図3に示す構造で、緩衝ゴム層の配設範囲および厚さを種々のものとした実施例タイヤを用意した。これらはいずれも、タイヤサイズ:23.5R25の建設車輌用のラジアルタイヤであり、各タイヤに共通する構成は以下の通りである。カーカスは、1プライからなるカーカスとした。交差ベルトは、スチールコードをゴム被覆したベルト層を3層積層した。図1に示すように、第1ベルト層を最広幅ベルト、第2ベルト層を第2広幅ベルトとした。緩衝ゴム層は、交差ベルトの被覆ゴムよりも軟らかいゴムとした。
緩衝ゴム層を設けないこと以外は実施例タイヤと同様のタイヤを比較例1とした。また、緩衝ゴムを設けるものの、配設範囲が本発明の範囲外となるタイヤを比較例2,4,5とした。配設範囲については表1に示す。
プライコードの打ち込み本数を比較例1の1.2倍に増やした以外は比較例1タイヤと同様のタイヤを比較例6とした。
カーカスと交差ベルトとの間に、緩衝ゴム層を設けず、1/4点におけるプライコードと第1ベルトのコードとの距離Lを比較例1の2倍の厚みとしたタイヤを比較例7とした。
これらのタイヤをJATMA規格に定める標準リム(19.50J/2.5)に装着し、内圧525kPa、荷重質量9713kg(TRAに定める最大荷重負荷能力の105%に相当する荷重)の条件の下、速度16km/hで直径5mのドラム上でサイドフォース(SF)耐久試験を行った。3°の角度をつけて、540時間走行させた後、各タイヤについて、プライコードの残存張力およびクラウン部の温度を測定した。プライコードの残存張力の測定は、耐久試験終了後のタイヤから、1/8点〜1/4点間のプライコードを切り出し、引張試験機により張力を加え、破断に至った時の張力を測定することにより行った。プライコードの残存張力は、比較例1を100とした指数表示として、表1に示した。数値が小さいほうがプライコードに張力がかかっておらず、プライコードの折れが生じにくいことを示す。また、表1に示したクラウン部の温度は、低いほうが発熱しにくいことを示す。
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 幅方向溝
10 ラジアルカーカス
10a カーカスプライ
20 交差ベルト
21 第1ベルト層(最広幅ベルト)
22 第2ベルト層(第2広幅ベルト)
23 第3ベルト層
30 緩衝ゴム層
30a,30b 分割ゴム(緩衝ゴム層)
31a,31b 分割ゴム(緩衝ゴム)のタイヤ幅方向外側の端部
32a,32b 分割ゴムのタイヤ幅方向内側の端部
Claims (4)
- トロイド状に延び、ラジアル配列されたコードをゴム被覆してなる少なくとも1枚のカーカスプライをもつラジアルカーカスと、該ラジアルカーカスのクラウン部外周上に、コードがタイヤ赤道を挟んで互いに交差するように順次積層してなる少なくとも2層のコードゴム被覆層であるベルト層を有する交差ベルトと、を有し、周方向に延びるコードをゴム被覆した周方向ベルトを備えない重荷重用空気入りラジアルタイヤであって、
前記ラジアルカーカスと前記交差ベルトとの間に、前記交差ベルトの被覆ゴムよりも軟らかいゴムからなる緩衝ゴム層を有し、
該緩衝ゴム層は、タイヤ幅方向断面で見て、
タイヤ赤道からトレッド幅の1/4倍の距離だけ離れたタイヤ幅方向位置である1/4点位置に少なくとも配設され、
前記緩衝ゴム層のタイヤ幅方向外側の両端部が、前記少なくとも2層のベルト層のうち、最も広幅のベルト層のタイヤ幅方向端部と、2番目に広幅のベルト層のタイヤ幅方向端部との間のタイヤ幅方向位置にあり、かつ
前記1/4点位置において、前記カーカスに含まれる最もタイヤ径方向外側のプライコードと前記交差ベルトの最もタイヤ径方向内側のコードとの距離Lに対する、前記緩衝ゴムの厚みtの比率であるt/Lが、0.3以上0.6以下であることを特徴とする重荷重用空気入りタイヤ。 - 前記緩衝ゴム層は、タイヤ赤道面を挟んで両側に分割して設けられた1対の分割ゴムで構成され、
各分割ゴムのタイヤ幅方向外側の端部が、タイヤ赤道からトレッド幅の3/8倍以下の距離だけ離れたタイヤ幅方向位置にあり、
各分割ゴムのタイヤ幅方向内側の端部が、タイヤ赤道からトレッド幅の1/8倍以上の距離だけ離れたタイヤ幅方向位置にある請求項1に記載の重荷重用空気入りタイヤ。 - 前記緩衝ゴムの100%モジュラスが、2.1MPa以上4.0MPa以下である請求項1又は2に記載の重荷重用空気入りタイヤ。
- タイヤ赤道面上で測定したタイヤ厚みが60mm以上である請求項1乃至3のいずれか1項に記載の重荷重用空気入りタイヤ。
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