JP4943958B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、重荷重用空気入りタイヤ等の空気入りタイヤに関する。
空気入りタイヤについては種々の開発がなされており(特許文献1及び特許文献2参照)、一般的な空気入りタイヤの構成の概略は、次のようになる。
即ち、一般的な空気入りタイヤは、一対のビード部を備えており、各ビード部は、ビードコアをそれぞれ有している。また、一対のビードコアの間には、少なくとも1層以上のカーカスが設けられており、カーカスは、複数本のカーカスコードをゴム引きして構成されている。
カーカスのクラウン領域のタイヤ径方向外側には、トレッド部が設けられている。そして、カーカスとトレッド部との間には、少なくとも2層以上のベルト設けられており、ベルトは、複数本のベルトコードをゴム引きして構成されている。ここで、2層以上の前記ベルトのうち最もタイヤ径方向内側に位置するベルトを第1ベルトとし、第1ベルトの次にタイヤ径方向内側に位置するベルトを第2ベルトとし場合に、通常、第1ベルトのベルトコードは、タイヤ赤道面(タイヤ赤道面に平行な面を含む)に対して50±5°傾斜するようになっていたり、又は第1ベルトのベルトコードと第2ベルトのベルトコードがタイヤ赤道面に対して反対方向に傾斜する(換言すれば、第1ベルトと第2ベルトにより交差ベルトを形成する)ようになっていたりしている。
特開平11−20407号公報 特開平7−117310号公報
ところで、一般的な空気入りタイヤにあっては、通常、第1ベルトのベルトコードのタイヤ赤道面に対する傾斜角を大きくなったり、又は第1ベルトと第2ベルトにより交差ベルトを形成するようになっていたりするため、カーカスに対するベルトの拘束力が大きく、トレッド部が路面の突起を包み込んで衝撃を緩和しようとするエンベロープ効果を十分に発揮させることができない。そのため、空気入りタイヤのタイヤ強度(プランジャー値)を高めて、空気入りタイヤの耐久性能を向上させることが困難であるという問題がある。
なお、仮に、エンベロープ効果を十分に発揮させることができても、走行中におけるベルトのタイヤ幅方向の収縮変形によるベルトとカーカスとの間の剪断歪も大きくなって、空気入りタイヤの耐久性能の妨げになるベルトのセパレーションが発生し易くなる。
そこで、本発明は、前述の問題を解決することができる、新規な構成の空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴(請求項1に記載の発明の特徴)は、ビードコアをそれぞれ有した一対のビード部と、一対の前記ビードコアの間にトロイド状に設けられたかつ複数本のカーカスコードをゴム引きしてなる少なくとも1層以上のカーカスと、該カーカスのクラウン領域のタイヤ径方向外側に設けられたトレッド部と、前記カーカスと前記トレッド部との間に設けられかつ複数本のベルトコードをゴム引きしてなる少なくとも3層以上のベルトとを備えた空気入りタイヤにおいて、3層以上の前記ベルトのうち最もタイヤ径方向内側に位置する前記ベルトを第1ベルトとし、該第1ベルトの次にタイヤ径方向内側に位置する前記ベルトを第2ベルトとし場合に、前記第1ベルトの前記ベルトコードと前記第2ベルトの前記ベルトコードがタイヤ赤道面(タイヤ赤道面に平行面を含む)に対して同じ方向に5〜30°傾斜してあって、前記カーカスにおける前記カーカスコードと前記第1ベルトの前記ベルトコードとの間のゴムゲージをTaとし、前記第1ベルトの前記ベルトコードと前記第2ベルトの前記ベルトコードとの間のゴムゲージをTbとした場合に、タイヤセンターにて、0.6mm≦Ta≦3・Tbmmを満たすようになっており、Taが前記タイヤセンターからタイヤ幅方向外側に向かって遷増するようになっていることを要旨とする。
ここで、本発明の第1の特徴は、Taが前記タイヤセンターにて0.6mm以上であって、タイヤ幅方向外側に向かって遷増するようになっていれば、エンベロープ効果を十分に発揮させるような状態において、走行中における前記第1ベルトのタイヤ幅方向の収縮変形による前記第1ベルトと前記カーカスとの間の剪断歪を軽減できるという、新規な知見に基づくものであって、この新規な知見は、本願の発明者による実験等によって得られたものである。
なお、Ta≦3・Tbmmとしたのは、3・Tbmmを超えても、前記空気入りタイヤの重量増大を招くだけで、前記第1ベルトと前記カーカスとの間の剪断歪の抑制作用を飛躍的に高めることができないからである。
また、前記第1ベルトの前記ベルトコードと前記第2ベルトの前記ベルトコードのタイヤ赤道面に対する傾斜角を5°以上にしたのは、傾斜角が5°に満たないと、前記ベルトによるたが効果を十分に発揮させることができないからである。一方、前記第1ベルトの前記ベルトコードと前記第2ベルトの前記ベルトコードのタイヤ赤道面に対する傾斜角を30°以下にしたのは、傾斜角が30°を超えると、前記カーカスに対する前記ベルトの拘束力が大きくなって、エンベロープ効果を十分に発揮させることができないからである。
第1の特徴によると、前記第1ベルトの前記ベルトコードと前記第2ベルトの前記ベルトコードがタイヤ赤道面に対して同じ方向に5〜30°傾斜してあるため、前記カーカスに対する前記ベルトの拘束力を小さくして、エンベロープ効果を十分に発揮させることができる。
また、タイヤセンターにて、0.6mm≦Ta≦3・Tbmmを満たすようになっており、Taが前記タイヤセンターからタイヤ幅方向外側に向かって遷増するようになっているため、前述の新規な知見を考慮すると、エンベロープ効果を十分に発揮させるような状態においても、走行中における前記第1ベルトのタイヤ幅方向の収縮変形による前記第1ベルトと前記カーカスとの間の剪断歪を軽減することができる。
本発明の第2の特徴(請求項2に記載の発明の特徴)は、第1の特徴に加えて、前記カーカスと前記ベルトとの間に設けられた中間ゴム層とを備え、前記中間ゴム層のモジュラスが前記ベルトのコーティングゴムのモジュラス以下になっており、前記中間ゴム層の損失正接tanδが前記ベルトのコーティングゴムの損失正接tanδ以下になっていることを要旨とする。
請求項1又は請求項2に記載の発明によれば、前記カーカスに対する前記第1ベルトの拘束力を小さくして、エンベロープ効果を十分に発揮させると共に、走行中における前記第1ベルトのタイヤ幅方向の収縮変形による前記第1ベルトと前記カーカスとの間の剪断歪を軽減することができるため、前記空気入りタイヤのタイヤ強度を高めつつ、前記第1ベルトのセパレーションの発生を抑制して、前記空気入りタイヤの耐久性能の向上を図ることができる。
本発明の実施形態について図1から図3を参照して説明する。
ここで、図1(a)は、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤの一部分の拡大断面図、図1(b)は、図1(a)における矢視部IBの拡大図、図2は、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤにおけるベルト及びカーカスを示す展開平面図、図3は、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤの断面図である。
図2及び図3に示すように、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤ1は、適用リム3に嵌合可能な環状の一対のビード部5を備えており、各ビード部5は、ビードコア7と、このビードコア7のタイヤ径方向Dr外側に配設されたビードフィラー9をそれぞれ有している。
一対のビードコア7の間には、1層のカーカス11がトロイド状に設けられており、カーカス11の両端部は、対応するビードコア7に折り返すようにそれぞれ係留されている。また、このカーカス11は、ラジアル方向へ延びた複数本のカーカスコード13をゴム引きしてなるものであって、カーカスコード13は、スチール繊維又は有機繊維によって構成されている。なお、カーカス11は、1層に限るものではなく、2層以上であっても構わない。
カーカス11のクラウン部分の外周面には、トレッド部15が設けられており、このトレッド部15には、タイヤ周方向Dcへ延びた複数本の周方向主溝17が形成されている。また、カーカス11の外側面におけるトレッド部15と一方のビード部5の間及びトレッド部15と他方のビード部5の間には、サイドウォール部19がそれぞれ設けられている。更に、カーカス11の内側面には、空気の漏れを防ぐインナーライナー21が設けられている。
カーカス11とトレッド部15との間には、所謂たが効果を発揮する3層のベルト23が設けられている。また、ベルト23は、タイヤ赤道面S(タイヤ赤道面に対して平行な方向を含む)に対して傾斜した方向へ延びる複数本のベルトコード25をゴム引きしてなるものであって、ベルトコード25は、スチール繊維によって構成されている。なお、ベルト23は、3層に限るものではなく、3層以上であれば構わない。
図1(a)及び図2に示すように、3層のベルト23のうち最もタイヤ径方向Dr内側に位置するベルト23Aを第1ベルトとし、第1ベルト23Aの次にタイヤ径方向Dr内側に位置するベルト23を第2ベルト23Bとし場合に、第1ベルト23Aのベルトコード25と第2ベルト23Bのベルトコード25は、タイヤ赤道面Sに対して同じ方向(例えば右方向)に5〜30°傾斜してある(本発明の実施形態に係る第1の要部)。
ここで、第1ベルト23Aのベルトコード25と第2ベルト23Bのベルトコード25のタイヤ赤道面Sに対する傾斜角θ1,θ2を5°以上にしたのは、傾斜角が5°に満たないと、ベルト23によるたが効果を十分に発揮させることができないからである。一方、第1ベルト23Aのベルトコード25と第2ベルト23Bのベルトコード25のタイヤ赤道面Sに対する傾斜角θ1,θ2を30°以下にしたのは、傾斜角θ1,θ2が30°を超えると、カーカス11に対するベルトの拘束力が大きくなって、エンベロープ効果を十分に発揮させることができないからである。
3層のベルト23のうち最もタイヤ径方向Dr外側に位置するベルト23Cを第3ベルトとした場合に、第2ベルト23Bのベルトコード25と第3ベルト23Cのベルトコード25は、タイヤ赤道面Sに対して反対方向へ傾斜するようになっており、換言すれば、第2ベルト23Bと第3ベルト23Cによって交差ベルトを形成するようになっている。
図1(a)(b)に示すように、カーカス11におけるカーカスコード13と第1ベルト23Aのベルトコード25との間のゴムゲージをTaとし、第1ベルトのベルトコードと第2ベルトの前記ベルトコードとの間のゴムゲージをTbとした場合に、タイヤセンターCにて、0.6mm≦Ta≦3・Tbmmを満たすようになっている。また、Taは、タイヤセンターCからタイヤ幅方向Dw外側に向かって遷増するようになっている(本発明の実施形態に係る第2の要部)。
ここで、本発明の実施形態に係る第2の要部は、TaがタイヤセンターCにて0.6mm以上であって、タイヤ幅方向Dw外側に向かって遷増するようになっていれば、エンベロープ効果を十分に発揮させるような状態において、走行中における第1ベルト23Aのタイヤ幅方向Dwの収縮変形による第1ベルト23Aとカーカス11との間の剪断歪を軽減できるという、新規な知見に基づくものであって、この新規な知見は、本願の発明者による実験等によって得られたものである。
なお、Ta≦3・Tbmmとしたのは、3・Tbmmを超えても、空気入りタイヤ1の重量増大を招くだけで、第1ベルト23Aとカーカス11との間の剪断歪の抑制作用を飛躍的に高めることができないからである。
カーカス11とベルト23との間には、中間ゴム層27が設けられている。そして、中間ゴム層27のモジュラスは、ベルト23のコーティングゴムのモジュラス以下になっており、具体的には、中間ゴム層27のモジュラスは、指数で40〜60であって、ベルト23のコーティングゴムのモジュラスは、指数で100である。また、中間ゴム層27の損失正接tanδは、ベルト23のコーティングゴムの損失正接tanδ以下になっており、具体的には、中間ゴム層27の損失正接tanδは、指数で20〜40であって、ベルト23のコーティングゴムの損失正接tanδは、指数で100である。
ここで、中間ゴム層27のモジュラスをベルト23のコーティングゴムのモジュラス以下とし、中間ゴム層27の損失正接tanδをベルト23のコーティングゴムの損失正接tanδ以下としたのは、中間ゴム層27のモジュラスがベルト23のコーティングゴムのモジュラスを超えたり、中間ゴム層27の損失正接tanδがベルト23のコーティングゴムの損失正接tanδを超えたりすると、エンベロープ効果をより十分に発揮させることができないからである。
続いて、本発明の実施形態の作用及び効果について説明する。
第1ベルト23Aのベルトコード25と第2ベルト23Bのベルトコード25がタイヤ赤道面Sに対して同じ方向に5〜30°傾斜してあるため、カーカス11に対するベルト23の拘束力を小さくして、エンベロープ効果を十分に発揮させることができる。
また、タイヤセンターCにて、0.6mm≦Ta≦3・Tbmmを満たすようになっており、TaがタイヤセンターCからタイヤ幅方向Dw外側に向かって遷増するようになっているため、前述の新規な知見を考慮すると、エンベロープ効果を十分に発揮させるような状態においても、走行中における第1ベルト23Aのタイヤ幅方向Dwの収縮変形による第1ベルト23Aとカーカス11との間の剪断歪を軽減することができる。
従って、本発明の実施形態によれば、カーカス11に対する第1ベルト23Aの拘束力を小さくして、エンベロープ効果を十分に発揮させると共に、走行中における第1ベルト23Aのタイヤ幅方向Dwの収縮変形による第1ベルト23Aとカーカス11との間の剪断歪を軽減することができるため、空気入りタイヤ1のタイヤ強度を高めつつ、第1ベルト23Aのセパレーションの発生を抑制して、空気入りタイヤ1の耐久性能の向上を図ることができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、その他、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、これらの実施形態に限定されないものである。
本発明の実施例について説明する。
発明品1として本発明の実施形態に係る空気入りタイヤ(Ta=0.8mm、Tb=0.5mm)の構成を適用したもの、発明品2として本発明の実施形態に係る空気入りタイヤ(Ta=1.2mm、Tb=1.5mm)の構成を適用したもの、発明品3として本発明の実施形態に係る空気入りタイヤ(Ta=1.6mm、Tb=0.5mm)の構成を適用したもの、比較品として比較例に係る空気入りタイヤ(Ta=0.5mm、Tb=0.5mm)の構成を適用したもの、基準品(コントロール品)として基準タイヤの構成を適用したものをタイヤサイズ275/80R22.5でそれぞれ製造する。
ここで、比較例に係る空気入りタイヤは、本発明の実施形態に空気入りタイヤ1と異なり、Taが0.6mm未満になっている。また、図4に示すように、基準タイヤは、本発明の実施形態に空気入りタイヤ1と異なり、第1ベルト23Aのベルトコード25と第2ベルト23Bのベルトコード25がタイヤ赤道面Sに対して反対方向に傾斜してあって、第1ベルト23Aのベルトコード25のタイヤ赤道面Sに対する傾斜角が50±5°である。なお、前述の異なる点を除き、比較例に係る空気入りタイヤ及び基準タイヤは、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤ1と同様の構成を有している。
そして、発明品1〜発明品3、比較品、及び基準品について適用リムに組み付けて、900KPaの空気を充填した状態で、JISに準拠してドラム耐久試験を行い、ベルト故障時におけるドラムの速度を求めて、ドラム耐久試の験結果をまとめると、後記の表1に示すようになる。なお、従来品のベルト故障時における速度を100とし、発明品1〜発明品3、比較品の耐久性能を指数表示してあって、耐久性能の指数が大きいほど耐久性が良好なことを示している。
Figure 0004943958
即ち、表1に示すように、発明品1は、比較品1と異なり、基準品と同程度のレベルの耐久性能を維持していることが確認された。また、発明品1及び発明品2は、基準品よりも耐久性能が高いことが確認された。
図1(a)は、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤの一部分の拡大断面図、図1(b)は、図1(a)における矢視部IBの拡大図である。 本発明の実施形態に係る空気入りタイヤにおけるベルト及びカーカスを示す展開平面図である。 本発明の実施形態に係る空気入りタイヤの断面図である。 基準タイヤにおけるベルト及びカーカスを示す展開平面図である。
符号の説明
1 空気入りタイヤ
5 ビード部
7 ビードコア
11 カーカス
13 カーカスコード
15 トレッド部
23A 第1ベルト
23B 第2ベルト
23C 第3ベルト
25 ベルトコード
27 中間ゴム層

Claims (2)

  1. ビードコアをそれぞれ有した一対のビード部と、一対の前記ビードコアの間にトロイド状に設けられたかつ複数本のカーカスコードをゴム引きしてなる少なくとも1層以上のカーカスと、該カーカスのクラウン領域のタイヤ径方向外側に設けられたトレッド部と、前記カーカスと前記トレッド部との間に設けられかつ複数本のベルトコードをゴム引きしてなる少なくとも3層以上のベルトとを備えた空気入りタイヤにおいて、
    3層以上の前記ベルトのうち最もタイヤ径方向内側に位置する前記ベルトを第1ベルトとし、該第1ベルトの次にタイヤ径方向内側に位置する前記ベルトを第2ベルトとし場合に、前記第1ベルトの前記ベルトコードと前記第2ベルトの前記ベルトコードがタイヤ赤道面に対して同じ方向に5〜30°傾斜してあって、
    前記カーカスにおける前記カーカスコードと前記第1ベルトの前記ベルトコードとの間のゴムゲージをTaとし、前記第1ベルトの前記ベルトコードと前記第2ベルトの前記ベルトコードとの間のゴムゲージをTbとした場合に、タイヤセンターにて、0.6mm≦Ta≦3・Tbmmを満たすようになっており、Taが前記タイヤセンターからタイヤ幅方向外側に向かって遷増するようになっていることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記カーカスと前記ベルトとの間に設けられた中間ゴム層とを備え、
    前記中間ゴム層のモジュラスが前記ベルトのコーティングゴムのモジュラス以下になっており、前記中間ゴム層の損失正接tanδが前記ベルトのコーティングゴムの損失正接tanδ以下になっていることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
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