JP6139093B2 - パラレルフロー型熱交換器 - Google Patents

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Description

本発明はサイドフロー方式のパラレルフロー型熱交換器及びそれを搭載した空気調和機に関する。
複数のヘッダパイプの間に複数の偏平チューブを配置して偏平チューブ内部の複数の冷媒通路をヘッダパイプの内部に連通させるとともに、偏平チューブ間にコルゲートフィン等のフィンを配置したパラレルフロー型の熱交換器は、カーエアコンや建物用空気調和機の室外機などに広く利用されている。この種の熱交換器の例を特許文献1に見ることができる。
特許文献1記載のパラレルフロー型熱交換器では、第1パスによって冷媒を凝縮した後、その凝縮冷媒を減圧パスによって減圧して気化し、その気化冷媒を第3パスによって再凝縮することで、熱負荷の変動時の応答特性を向上させている。
ここで、熱交換器を搭載する機器の一例として空気調和機を取り上げ、その構造を説明する。熱交換器をヒートポンプサイクルの構成要素として用いたセパレート型空気調和機1の概略構成を図10、11に示す。空気調和機1は室外機10と室内機30により構成される。
室外機10は、板金製部品と合成樹脂製部品により構成される筐体11の内部に、圧縮機12、切替弁13、室外側熱交換器14、膨張弁15、室外側送風機16などを収納している。切替弁13は四方弁である。膨張弁15には開度制御の可能なものが用いられる。室外側送風機16はプロペラファンとモータの組み合わせからなる。
室外機10は2本の冷媒配管17、18で室内機30に接続される。冷媒配管17は液体の冷媒を流すことを目的としており、冷媒配管18に比較して細い管が用いられている。そのため冷媒配管17は「液管」「細管」などと称されることがある。冷媒配管18は気体の冷媒を流すことを目的としており、冷媒配管17に比較して太い管が用いられている。そのため冷媒配管18は「ガス管」「太管」などと称されることがある。冷媒には例えばHFC系のR410AやR32等が用いられる。
室外機10の内部の冷媒配管で、冷媒配管17に接続される冷媒配管には二方弁19が設けられ、冷媒配管18に接続される冷媒配管には三方弁20が設けられる。二方弁19と三方弁20は、室外機10から冷媒配管17、18が取り外されるときに閉じられ、室外機10から外部に冷媒が漏れることを防ぐ。
室内機30は、合成樹脂製部品により構成される筐体31の内部に、室内側熱交換器32、室内側送風機33などを収納している。室内側熱交換器32は、3個の熱交換器32A、32B、32Cを、室内側送風機33を覆う屋根のように組み合わせたものである。室内側送風機33はクロスフローファンとモータの組み合わせからなる。
図10は空気調和機1が冷房運転あるいは除霜運転を行っている状態を示す。この時圧縮機12は冷房時循環、すなわち圧縮機12から吐出された冷媒が先に室外側熱交換器14に入る循環様式で冷媒を循環させる。
圧縮機12から吐出された高温高圧の冷媒は室外側熱交換器14に入り、そこで室外空気との熱交換が行われる。冷媒は室外空気に対し放熱を行い、凝縮する。凝縮して液状となった冷媒は室外側熱交換器14から膨張弁15に入り、そこで減圧される。減圧後の冷媒は室内側熱交換器32に送られ、膨張して低温低圧となり、室内側熱交換器32の表面温度を下げる。表面温度の下がった室内側熱交換器32は室内空気から吸熱し、これにより室内空気は冷やされる。吸熱後、低温の気体状の冷媒は圧縮機12に戻る。室外側送風機16によって生成された気流が室外側熱交換器14からの放熱を促進し、室内側送風機33によって生成された気流が室内側熱交換器32の吸熱を促進する。
図11は空気調和機1が暖房運転を行っている状態を示す。この時は切替弁13が切り替えられて冷房運転時と冷媒の流れが逆になる。圧縮機12は暖房時循環、すなわち圧縮機12から吐出された冷媒が先に室内側熱交換器32に入る循環様式で冷媒を循環させる。
圧縮機12から吐出された高温高圧の冷媒は室内側熱交換器32に入り、そこで室内空気との熱交換が行われる。冷媒は室内空気に対し放熱を行い、室内空気は暖められる。放熱し、凝縮して液状となった冷媒は室内側熱交換器32から膨張弁15に入り、そこで減圧される。減圧後の冷媒は室外側熱交換器14に送られ、膨張して低温低圧となり、室外側熱交換器14の表面温度を下げる。表面温度の下がった室外側熱交換器14は室外空気から吸熱する。吸熱後、低温の気体状の冷媒は圧縮機12に戻る。室外側送風機33によって生成された気流が室内側熱交換器33からの放熱を促進し、室外側送風機16によって生成された気流が室外側熱交換器14による吸熱を促進する。
空気調和機1において、室外側熱交換器14をパラレルフロー型熱交換器とすることができる。あるいは、室内側熱交換器32を構成する熱交換器32A、32B、32Cのいずれかまたは全部をパラレルフロー型熱交換器とすることができる。
再公表特許WO2003/025477
従来の空気調和機の場合、熱交換器の外部に減圧機構(膨張弁やキャピラリーチューブ)が必要であった。減圧機構が存在するということは、必然的に筐体の大型化を招く。部品コストも増大する。また、減圧機構を冷媒配管に溶接する必要があり、これは製造コストを増大させる。溶接箇所が増えればそれだけ溶接不良の発生確率も高まり、冷媒漏れの可能性が増える。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、パラレルフロー型熱交換器が減圧機構を内包するものとすることで、パラレルフロー型熱交換器を搭載する機器の筐体を大型化しなくても済むようにすることを目的とする。また、部品コストや製造コストを低減することを目的とする。
本発明に係る熱交換器は、2本のヘッダパイプと、前記ヘッダパイプ同士を連結する複数本の偏平チューブを備え、前記複数本の偏平チューブは所定本数ずつに区分され、各区分が前記2本のヘッダパイプの一方から他方へと冷媒を流す1ターンの冷媒パスを構成するパラレルフロー型熱交換器であって、前記2本のヘッダパイプの一方には当該熱交換器が凝縮器として用いられるときの冷媒出口となる出口パイプが接続され、前記出口パイプの直前の冷媒パス、または前記出口パイプが減圧部として構成されていることを特徴としている。
上記構成によると、膨張弁やキャピラリーチューブといった減圧機構を用いなくて済むから、全体のシステムが簡素化され、熱交換器を搭載する機器の筐体を大型化しなくてもよくなる。部品コストが押し上げられることもない。減圧機構を溶接して取り付けることから溶接箇所が増えて製造コストが上昇する、冷媒漏れの可能性が増えるなどの懸念も少なくて済む。
上記構成のパラレルフロー型熱交換器において、前記出口パイプの直前の冷媒パスが減圧部として構成されるものであり、当該冷媒パスの水力直径は、それ以外の冷媒パスに比べて小とされていることが好ましい。
この構成によると、減圧機構が完全にパラレルフロー型熱交換器に内包されることになり、パラレルフロー型熱交換器及びその周辺要素をコンパクトに構成することができる。
上記構成のパラレルフロー型熱交換器において、前記偏平チューブ同士の間には、減圧部として構成される前記冷媒パスとその前の冷媒パスとの間に設定された放熱フィン排除空間を除き、放熱フィンが配置されていることが好ましい。
この構成によると、放熱フィンにより熱交換性能を向上させることができる。一方、減圧部の冷媒パスとその前の冷媒パスとの間は放熱フィン排除空間とされ、放熱フィンが存在しないので、減圧部が熱交換器の外部の空気より放熱フィンを通じて吸熱することが少なく、減圧部の前の冷媒パスより放熱フィンを通じて熱が伝わることもなく、減圧部に対する無用な熱供給が抑制される。このため熱交換性能が一層向上する。
上記構成のパラレルフロー型熱交換器において、減圧部として構成される前記冷媒パスに対し、当該パラレルフロー型熱交換器を流れる気流を遮る遮風板が設けられることが好ましい。
この構成によると、気流により減圧部に対し無用な熱供給が発生することが抑制され、熱交換性能が一層向上する。
上記構成のパラレルフロー型熱交換器において、前記2本のヘッダパイプの一方には、減圧部として構成される前記冷媒パスよりも冷媒の流れ方向において上流側にレシーバータンクが接続されていることが好ましい。
この構成によると、レシーバータンクを活用して、熱交換器に求められる性能を確実に引き出すことができる。
上記構成のパラレルフロー型熱交換器において、前記出口パイプが減圧部として構成されることが好ましい。
この構成によると、熱交換器に内包される減圧部を小型化することができる。
また本発明は、上記パラレルフロー型熱交換器を室外機または室内機に搭載した空気調和機であることを特徴としている。
この構成によると、パラレルフロー型熱交換器の外部に減圧機構がない分、全体のシステムを簡素化し、室外機または室内機を小型化することができる。
本発明によると、パラレルフロー型熱交換器に膨張弁やキャピラリーチューブといった減圧機構を組み合わせなくて済むから、全体のシステムを簡素化し、部品コストを抑えることができる。減圧機構を溶接して取り付けることで溶接箇所が増えることによる製造コストの上昇や、冷媒漏れの可能性の増大なども懸念せずに済む。パラレルフロー型熱交換器を搭載する機器の筐体が大型化することもない。
本発明の第1実施形態に係るパラレルフロー型熱交換器の概略構成図である。 図1のII−II線に沿った断面図である。 本発明の第2実施形態に係るパラレルフロー型熱交換器の概略構成図である。 本発明の第3実施形態に係るパラレルフロー型熱交換器の断面図である。 本発明の第4実施形態に係るパラレルフロー型熱交換器の概略構成図である。 本発明の第5実施形態に係るパラレルフロー型熱交換器の概略構成図である。 空気調和機の概略構成図で、冷房運転時の状態を示すものである。 空気調和機の概略構成図で、暖房運転時の状態を示すものである。 空気調和機の制御ブロック図である。 従来構造の空気調和機の概略構成図で、冷房運転時の状態を示すものである。 従来構造の空気調和機の概略構成図で、暖房運転時の状態を示すものである。
本発明に係るパラレルフロー型熱交換器の第1実施形態を図1及び図2に示す。図1では紙面上側が熱交換器の上側、紙面下側が熱交換器の下側となる。パラレルフロー型熱交換器50は、2本の垂直方向ヘッダパイプ51、52と、その間に配置される複数の水平方向偏平チューブ53を備える、サイドフロー方式のパラレルフロー型熱交換器として構成されている。ヘッダパイプ51、52は水平方向に間隔を置いて平行に配置され、偏平チューブ53は垂直方向に所定ピッチで配置されている。実際に機器に搭載する段階では、熱交換器50は設計の要請に従って様々な角度に据え付けられるから、本明細書における「垂直方向」「水平方向」は厳格に解釈されるべきものではない。単なる方向の目安として理解されるべきである。
偏平チューブ53は金属を押出成型した細長い成型品であり、図2に示す通り、内部には冷媒を流通させる冷媒通路54が形成されている。偏平チューブ53は長手方向である押出成型方向を水平にする形で配置されるので、冷媒通路54の冷媒流通方向も水平になる。冷媒通路54は断面形状及び断面面積の等しいものが図2の左右方向に複数個並び、そのため偏平チューブ53の垂直断面はハーモニカ状を呈している。各冷媒通路54はヘッダパイプ51、52の内部に連通する。
偏平チューブ53の偏平面には放熱フィン55が取り付けられる。上下に並ぶ放熱フィン55のうち、最上段のものと最下段のものを除く放熱フィン55は上端と下端が上下の偏平チューブ53に接する。最上段の放熱フィン55は下端のみが偏平チューブ53に接し、上端にはサイドプレート56が取り付けられる。最下段の放熱フィン55は上端のみが偏平チューブ53に接し、下端にはサイドプレート56が取り付けられる。図1において、放熱フィン55はコルゲートフィンとして描かれているが、プレートフィンであってもよい。
ヘッダパイプ52の上部と下部には冷媒出入口パイプ57、58が接続される。熱交換器50が凝縮器として用いられるときは、冷媒出入口パイプ57は冷媒が流入する入口パイプとして機能し、冷媒出入口パイプ58は冷媒が流出する出口パイプとして機能する。熱交換器50が蒸発器として用いられるときは、冷媒出入口パイプ58は冷媒が流入する入口パイプとして機能し、冷媒出入口パイプ57は冷媒が流出する出口パイプとして機能する。
ヘッダパイプ51、52、偏平チューブ53、放熱フィン55、サイドプレート56、及び冷媒出入口パイプ57、58はいずれもアルミニウムまたはアルミニウム合金からなり、偏平チューブ53はヘッダパイプ51、52に対し、放熱フィン55は偏平チューブ53に対し、サイドプレート56は放熱フィン55に対し、冷媒出入口パイプ57、58はヘッダパイプ52に対し、それぞれロウ付けまたは溶着で固定される。
ヘッダパイプ51の内部は、1個の仕切部P1により2個の区画S1、S2に仕切られている。仕切部P1は複数の偏平チューブ53を複数の偏平チューブグループに区分する。区画S1には合計24本の偏平チューブ53のうち17本からなる偏平チューブグループが接続され、区画S2には7本の偏平チューブ53からなる偏平チューブグループが接続される。
ヘッダパイプ52の内部は、2個の仕切部P2、P3により3個の区画S3、S4、S5に仕切られている。仕切部P2、P3は複数の偏平チューブ53を複数の偏平チューブグループに区分する。区画S3には合計24本の偏平チューブ53のうち9本からなる偏平チューブグループが接続され、区画S4には12本の偏平チューブ53からなる偏平チューブグループが接続され、区画S5には3本の偏平チューブ53からなる偏平チューブグループが接続される。冷媒出入口パイプ57は区画S3に連通し、冷媒出入口パイプ58は区画S5に連通する。
上記した偏平チューブ53の総数、各ヘッダパイプ内部の仕切部の数とそれによって仕切られる区画の数、及び仕切部によって区分される偏平チューブグループ毎の偏平チューブ53の数は、いずれも単なる例示であり、発明を限定するものではない。
熱交換器50の機能は次の通りである。熱交換器50が凝縮器として用いられるとき、冷媒は入口パイプとして機能する冷媒出入パイプ57を通じて区画S3に流入する。区画S3に入った冷媒は区画S3と区画S1を連結する9本の偏平チューブ53を通って区画S1に向かう。この9本の偏平チューブ53で編成される偏平チューブグループが冷媒パスAを構成する。冷媒パスAはブロック矢印で象徴されている。それ以外の冷媒パスもブロック矢印で象徴させる。
区画S1に入った冷媒はそこで折り返し、区画S1と区画S4を連結する8本の偏平チューブ53を通って区画S4に向かう。この8本の偏平チューブ53で編成される偏平チューブグループが冷媒パスBを構成する。
区画S4に入った冷媒はそこで折り返し、区画S4と区画S2を連結する4本の偏平チューブ53を通って区画S2に向かう。この4本の偏平チューブ53で編成される偏平チューブグループが冷媒パスCを構成する。
区画S2に入った冷媒はそこで折り返し、区画S2と区画S5を連結する3本の偏平チューブ53を通って区画S5に向かう。この3本の偏平チューブ53で編成される偏平チューブグループが冷媒パスDを構成する。区画S5に入った冷媒は出口パイプとして機能する冷媒出入パイプ58より流出する。
熱交換器50が蒸発器として用いられるときは冷媒の流れ方向が逆になる。冷媒は入口パイプとして機能する冷媒出入パイプ58を通じて区画S5に流入する。それ以後の冷媒の流れは、熱交換器50が凝縮器として用いられるときの冷媒パスを逆に辿る。すなわち冷媒パスD→冷媒パスC→冷媒パスB→冷媒パスAのルートで冷媒は区画S1に入り、出口パイプとして機能する冷媒出入パイプ57より流出する。
熱交換器50では、凝縮器として用いられるときに出口パイプとして機能する冷媒出入口パイプ58の直前の冷媒パス、すなわち冷媒パスDが減圧部59として構成される。
冷媒パスDの水力直径は、冷媒パスDに含まれる3本の偏平チューブ53の水力直径の合計である。図2に示す通り、冷媒パスDに含まれる偏平チューブ53はそれ以外の偏平チューブ53に比べて冷媒通路54の断面積が小さい。冷媒パスDに含まれる3本の偏平チューブ53の冷媒通路54の断面積合計と、その冷媒通路54の周囲長さ合計より冷媒パスDの水力直径が求められるが、その値は他の冷媒パスの水力直径よりも小とされている。これにより冷媒パスDの圧力損失が増大し、冷媒パスDは減圧部59となる。
水力直径は次のように決定する。まず、減圧部59に含まれない3本の偏平チューブ53の水力直径の合計を、従来膨張弁やキャピラリーチューブを用いて作っていた圧力損失と同等の圧力損失となるように設定する。その水力直径の合計よりも小さくなるように、減圧部59に含まれる3本の偏平チューブ53の水力直径の合計を決定する。
水力直径の合計を小とするについては、上記のように冷媒通路54の断面積を小さくするという手法の他、冷媒通路54の断面積は変えないが、冷媒パスDに含まれる偏平チューブ53の本数を減らすというやり方もある。あるいは、冷媒通路54の断面積を小さくするとともに冷媒パスDに含まれる偏平チューブ53の本数を減らすというやり方もある。
このように熱交換器50は、自身の内部に減圧部59を備えることとなり、膨張弁やキャピラリーチューブなどの外部減圧機構を用いなくて済むから、部品コストが安くつく。外部減圧機構を溶接して取り付けることから溶接箇所が増えて製造コストが上昇する、冷媒漏れの可能性が増えるなどの懸念も少なくて済む。
本発明に係るパラレルフロー型熱交換器の第2実施形態を図3に示す。第1実施形態と機能的に共通する構成要素については第1実施形態の説明で用いた符号をそのまま用い、説明は省略する。第3実施形態以下の実施形態についても同様とする。
第2実施形態の熱交換器50は、第1実施形態の熱交換器50と同様、冷媒パスDの水力直径が他の冷媒パスに比べて小とされ、これにより冷媒パスDは減圧部59となっている。但し第2実施形態の熱交換器50は第1実施形態の熱交換器50と次の点が異なっている。すなわち第1実施形態の熱交換器50では上下に隣接する偏平チューブ53の全ての組み合わせの間に放熱フィン55が配置されているが、第2実施形態の熱交換器50では放熱フィン55が存在しない箇所が存在する。それは冷媒パスDの一番上の偏平チューブ53と冷媒パスCの一番下の偏平チューブ53の間である。すなわち熱交換器50が凝縮器として用いられるときに出口パイプとして機能する冷媒出入口パイプ58の直前の冷媒パスであり、凝縮部59となる冷媒パスDと、さらにその前の冷媒パスである冷媒パスCとの間には放熱フィン排除空間60が設定されている。
通常、減圧後の冷媒温度は雰囲気温度以下になる。減圧部59となる冷媒パスDとその前の冷媒パスCの間に放熱フィン55が存在すると、その放熱フィン55と雰囲気の空気との間で熱交換が行われ、減圧部59に熱が供給される。また、冷媒パスCから冷媒パスDへの熱伝導も生じる。上記のように冷媒パスDと冷媒パスCの間を放熱フィン排除空間60としておけば、減圧部59が雰囲気の空気から吸熱することが少なくなり、減圧部59の前の冷媒パスCより放熱フィン55を通じて熱が伝わることもなくなる。このように減圧部59に対する無用な熱供給が抑制される結果、熱交換性能が一層向上する。
放熱フィン排除空間60だけでなく、冷媒パスDに含まれる3本の偏平チューブ53の全てから放熱フィン55を取り除くこととしてもよい。
本発明に係るパラレルフロー型熱交換器の第3実施形態を図4に示す。第3実施形態の熱交換器50も、第1実施形態及び第2実施形態と同様、冷媒パスDが減圧部59となっている。
第3実施形態の熱交換器50の特徴は、熱交換器50が凝縮器として用いられるときに出口パイプとして機能する冷媒出入口パイプ58の直前の冷媒パスであって、減圧部59となる冷媒パスDに対し、熱交換器50を流れる気流を遮る遮風板61が設けられている点である。
上記のように遮風板61を設けたことにより、減圧部59の偏平チューブ53に対し、熱交換器50を流れる気流から熱が伝わりにくくなる。すなわち気流により減圧部59に無用な熱供給が発生することが抑制され、熱交換性能が一層向上する。
本発明に係るパラレルフロー型熱交換器の第4実施形態を図5に示す。第4実施形態の熱交換器50は第1実施形態の熱交換器50にレシーバータンク62を付加したものである。レシーバータンク62が接続されるのはヘッダパイプ51である。レシーバータンク62は、上下方向に間隔を置いて並んだ1対の冷媒出入管63、64によりヘッダパイプ51に接続される。レシーバータンク62及び冷媒出入管63、64はヘッダパイプ51と同材質であり、冷媒出入管63、64はレシーバータンク62とヘッダパイプ51に対し、ロウ付けまたは溶着で固定される。
ヘッダパイプ51においてレシーバータンク62は、熱交換器50が凝縮器として用いられるときに出口パイプとして機能する冷媒出入口パイプ58の直前の冷媒パス、すなわち減圧部59として構成される冷媒パスDよりも冷媒の流れ方向において上流側に接続されている。ヘッダパイプ51の内部には冷媒パスCと冷媒パスDの間の位置に仕切部P4が設けられ、仕切部P4より下は区画S6となっている。冷媒出入管63は区画S2に連通し、冷媒出入管64は区画S6に連通する。
冷媒パスCから区画S2に入った冷媒はレシーバータンク62に入り、レシーバータンク62から区画S6に入る。区画S6に入った冷媒は冷媒パスDを通って区画S5に流出する。レシーバータンク62を用いることにより、熱交換器50に求められる性能を確実に引き出すことができる。
本発明に係るパラレルフロー型熱交換器の第5実施形態を図6に示す。第5実施形態の熱交換器50は、冷媒パスDが減圧部となっていない。第5実施形態の熱交換器50で減圧部59となるのは、熱交換器50が凝縮器として用いられるときに出口パイプとして機能する冷媒出入口パイプ58である。第4実施形態以前の実施形態の冷媒出入口パイプ58に比べ、第5実施形態の冷媒出入口パイプ58は水力直径小とされており、これにより冷媒出入口パイプ58の圧力損失が増大し、冷媒出入口パイプ58は減圧部59となる。
このように冷媒出入口パイプ58を減圧部59として構成したことにより、熱交換器50に内包される減圧部59を小型化することができる。
第1実施形態から第5実施形態までの構成は排他的なものではないので、組み合わせが可能である限り重複実施することができる。例えば第3実施形態の遮風板61は第2実施形態や第4実施形態でも実施することができる。第4実施形態のレシーバータンク62を第2、第3、第5実施形態で実施することもできる。第5実施形態をそれ以前の実施形態と組み合わせ、冷媒パスDと冷媒出入口パイプ58の両方で減圧部59を構成させることも可能である。
熱交換器50に出口パイプが複数本存在する場合にも、それらの出口パイプを減圧部として構成することにより、またはそれらの出口パイプの直前の冷媒パスを減圧部として構成することにより、本発明の効果を得ることが可能である。
図7から図9に示すのは本発明に係るパラレルフロー型熱交換器50を組み込んだ空気調和機1である。図10、11に示した従来構造の空気調和機1と機能的に共通する構成要素には図10、11で用いた符号をそのまま用い、説明は省略する。
本発明に係るパラレルフロー型熱交換器50は、室外側熱交換器14として用いることができる。あるいは、室内側熱交換器32を構成する3個の熱交換器32A、32B、32Cのいずれか、または全てを、本発明に係るパラレルフロー型熱交換器50とすることができる。いずれにせよ、本発明に係るパラレルフロー型熱交換器50を用いることとすれば、図10、11の従来構造で用いた膨張弁15を用いなくて済む。パラレルフロー型熱交換器50の外部に減圧機構がない分、全体のシステムが簡素化され、室外機10を小型化することができる。特に空気調和機1が冷房専用機である場合、室外側熱交換器14に本発明に係るパラレルフロー型熱交換器50を用いるのがよい。
空気調和機1についての追加説明を行う。空気調和機1の運転制御を行う上で、各所の温度を知ることが不可欠である。この目的のため、室外機10と室内機30に温度検出器が配置される。室外機10においては、室外側熱交換器14に温度検出器21が配置され、圧縮機12の吐出部となる吐出管12aに温度検出器22が配置され、圧縮機12の吸入部となる吸入管12bに温度検出器23が配置され、膨張弁15と二方弁19の間の冷媒配管に温度検出器24が配置され、筐体11の内部の所定箇所に室外温度測定用の温度検出器25が配置される。室内機30においては、室内側熱交換器32に温度検出器34が配置され、筐体31の内部の所定箇所に室内温度測定用の温度検出器35が配置される。温度検出器21、22、23、24、25、34、35はいずれもサーミスタにより構成される。
空気調和機1の全体制御を司るのは図10に示す制御部40である。制御部40は
室内温度が使用者によって設定された目標値に達するように制御を行う。
制御部40は圧縮機12、切替弁13、室外側送風機16、及び室内側送風機33に対し動作指令を発する。また制御部40は温度検出器21〜25及び温度検出器34、35からそれぞれの検出温度の出力信号を受け取る。制御部40は温度検出器21〜25及び温度検出器34、35からの出力信号を参照しつつ、圧縮機12、室外側送風機16、及び室内側送風機33に対し運転指令を発し、切替弁13に対しては状態切り替えの指令を発する。
図7から図9に示した空気調和機1の冷房運転及び暖房運転の状況は、図10、11に示した従来の空気調和機1における冷房運転及び暖房運転の状況と同様である。
本発明に係る熱交換器50はサイドフロー方式のパラレルフロー型熱交換器に限定されるものではない。ダウンフロー方式のパラレルフロー型熱交換器であってもよい。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明はパラレルフロー型熱交換器及びそれを搭載した空気調和機に広く利用可能である。
1 空気調和機
10 室外機
30 室内機
50 熱交換器
51、52 ヘッダパイプ
53 偏平チューブ
A、B、C、D 冷媒パス
55 放熱フィン
57、58 冷媒出入口パイプ
59 減圧部
60 放熱フィン排除空間
61 遮風板
62 レシーバータンク

Claims (4)

  1. 2本のヘッダパイプと、前記ヘッダパイプ同士を連結する複数本の偏平チューブを備え、前記複数本の偏平チューブは所定本数ずつに区分され、各区分が前記2本のヘッダパイプの一方から他方へと冷媒を流す1ターンの冷媒パスを構成するパラレルフロー型熱交換器において、
    前記2本のヘッダパイプの一方には当該熱交換器が凝縮器として用いられるときの冷媒出口となる出口パイプが接続され、前記出口パイプの直前の冷媒パスが減圧部として構成されるものであり、当該冷媒パスの水力直径は、冷媒通路の断面積を小さくすることで、それ以外の冷媒パスに比べて小とされており、
    前記偏平チューブ同士の間には、減圧部として構成される前記冷媒パスとその前の冷媒パスとの間に設定された放熱フィン排除空間を除き、放熱フィンが配置されていることを特徴とするパラレルフロー型熱交換器。
  2. 2本のヘッダパイプと、前記ヘッダパイプ同士を連結する複数本の偏平チューブを備え、前記複数本の偏平チューブは所定本数ずつに区分され、各区分が前記2本のヘッダパイプの一方から他方へと冷媒を流す1ターンの冷媒パスを構成するパラレルフロー型熱交換器において、
    前記2本のヘッダパイプの一方には当該熱交換器が凝縮器として用いられるときの冷媒出口となる出口パイプが接続され、前記出口パイプの直前の冷媒パスが減圧部として構成されるものであり、当該冷媒パスの水力直径は、冷媒通路の断面積を小さくすることで、それ以外の冷媒パスに比べて小とされており、
    減圧部として構成される前記冷媒パスに対し、当該パラレルフロー型熱交換器を流れる気流を遮る遮風板が設けられることを特徴とするパラレルフロー型熱交換器。
  3. 前記2本のヘッダパイプの一方には、減圧部として構成される前記冷媒パスよりも冷媒の流れ方向において上流側にレシーバータンクが接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載のパラレルフロー型熱交換器。
  4. 2本のヘッダパイプと、前記ヘッダパイプ同士を連結する複数本の偏平チューブを備え、前記複数本の偏平チューブは所定本数ずつに区分され、各区分が前記2本のヘッダパイプの一方から他方へと冷媒を流す1ターンの冷媒パスを構成するパラレルフロー型熱交換器において、
    前記2本のヘッダパイプの一方には当該熱交換器が凝縮器として用いられるときの冷媒出口となる出口パイプが接続され、前記出口パイプの直前の冷媒パスが減圧部として構成され、
    減圧部として構成される前記冷媒パスに対し、当該パラレルフロー型熱交換器を流れる気流を遮る遮風板が設けられことを特徴とするパラレルフロー型熱交換器。
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