JP2013234815A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】室内機で発生したドレン水をサイドフロー方式のパラレルフロー型熱交換器である室外機側熱交換器の凝縮性能の向上に役立てる。
【解決手段】空気調和機は室外機と室内機を備える。室外機には2本の垂直方向ヘッダパイプ52と、ヘッダパイプ52を連結する複数の水平方向偏平チューブ53を備えるサイドフロー方式のパラレルフロー型熱交換器50が搭載される。室内機で発生したドレン水は、熱交換器50のヘッダパイプ52の上部に導かれ、ヘッダパイプ52の表面伝いに流下する。ヘッダパイプ52の上部には受水容器60が形成され、受水容器60にはヘッダパイプ52の表面側に出口を有する導水路62が形成されている。受水容器60には室内機30から延びたドレンホース35が接続される。
【選択図】図6

Description

本発明はヒートポンプ方式の空気調和機に関する。
家屋用の空気調和機は、ヒートポンプ方式を採用し、また室外機と室内機に分かれるセパレート型としたものが主流となっている。このような空気調和機で冷房運転を行うと、室内機の側でドレン水が発生する。通常の場合、ドレン水は単に屋外に排水されるのみであるが、このドレン水を室外機側熱交換器の凝縮性能の向上に役立てようとする提案もなされている。その例を特許文献1に見ることができる。
特許文献1に記載された空気調和機では、室内機で発生したドレン水を室外機のバケットに溜め、所定量のドレン水が貯留された時点でバケットを貯留姿勢から放流姿勢に姿勢変更し、放流されたドレン水を一旦筐体に受けた後下方に流下させ、室外機側熱交換器の大気取り入れ面に沿ってドレン水を滴下させることにより、冷房時の運転エネルギー省力化を図っている。
特許第3861219号公報
室外機用熱交換器として、2本の垂直方向ヘッダパイプと、これらのヘッダパイプを連結する複数の水平方向偏平チューブを備えるサイドフロー方式のパラレルフロー型熱交換器が用いられることがある。本発明は、サイドフロー方式のパラレルフロー型熱交換器の構造上の特徴を生かして、室内機で発生したドレン水を室外機側熱交換器の凝縮性能の向上に役立てようとするものである。
本発明に係る空気調和機は、室外機及び室内機を備えたセパレート型の空気調和機であって、前記室外機に、2本の垂直方向ヘッダパイプと、前記両ヘッダパイプを連結する複数の水平方向偏平チューブを備えるサイドフロー方式のパラレルフロー型熱交換器が搭載されるものであり、前記室内機で発生したドレン水は、前記熱交換器の前記2本のヘッダパイプのうち少なくとも一方の上部に導かれ、当該ヘッダパイプの表面伝いに流下することを特徴としている。
上記構成の空気調和機において、前記ドレン水が導かれる前記ヘッダパイプの上部には受水容器が形成され、前記受水容器には前記ヘッダパイプの表面側に出口を有する導水路が形成されていることが好ましい。
上記構成の空気調和機において、前記受水容器には前記室内機から延びたドレンホースが接続可能であることが好ましい。
上記構成の空気調和機において、前記受水容器は、少なくとも、前記2本のヘッダパイプのうち前記熱交換器が凝縮器として用いられる際に冷媒流入側となるヘッダパイプに形成されることが好ましい。
上記構成の空気調和機において、前記熱交換器の前記2本のヘッダパイプのうち少なくとも一方の上部に、前記室内機から延びたドレンホースが接続され、前記ドレンホースから流出するドレン水が当該ヘッダパイプの表面伝いに流下することが好ましい。
上記構成の空気調和機において、前記ドレンホースは、少なくとも、前記2本のヘッダパイプのうち前記熱交換器が凝縮器として用いられる際に冷媒流入側となるヘッダパイプに接続されることが好ましい。
本発明によると、冷房運転時に凝縮器として用いられているサイドフロー方式パラレルフロー型熱交換器のヘッダパイプの表面を伝わってドレン水が流下するから、ヘッダパイプは水で効率良く冷却され、凝縮圧力が大幅に低下し、凝縮性能が大幅に向上する。
本発明の実施形態に係る空気調和機の概略構成図で、冷房運転時の状態を示すものである。 本発明の実施形態に係る空気調和機の概略構成図で、暖房運転時の状態を示すものである。 本発明の実施形態に係る空気調和機の制御ブロック図である。 パラレルフロー型熱交換器の第1実施形態の概略構成図である。 図4のV−V線に沿った断面図である。 第1実施形態のパラレルフロー型熱交換器の部分拡大断面図である。 パラレルフロー型熱交換器の第2実施形態の概略構成図である。 図7のVIII−VIII線に沿った断面図である。
図1から図6に基づき本発明の実施形態に係る空気調和機1についての説明を行う。空気調和機1では、室外機用熱交換器としてサイドフロー方式のパラレルフロー型熱交換器が用いられる。
サイドフロー方式のパラレルフロー型熱交換器の基本構造を図4に示す。図4では紙面上側が熱交換器の上側、紙面下側が熱交換器の下側となる。パラレルフロー型熱交換器50は、2本の垂直方向ヘッダパイプ51、52と、その間に配置される複数の水平方向偏平チューブ53を備える。ヘッダパイプ51、52は水平方向に間隔を置いて平行に配置され、偏平チューブ53は垂直方向に所定ピッチで配置されている。実際に機器に搭載する段階では、熱交換器50は設計の要請に従って様々な角度に据え付けられるから、本明細書における「垂直方向」「水平方向」は厳格に解釈されるべきものではない。単なる方向の目安として理解されるべきである。
偏平チューブ53は金属を押出成型した細長い成型品であり、図5に示す通り、内部には冷媒を流通させる冷媒通路54が形成されている。偏平チューブ53は長手方向である押出成型方向を水平にする形で配置されるので、冷媒通路54の冷媒流通方向も水平になる。冷媒通路44は断面形状及び断面面積の等しいものが図5の左右方向に複数個並び、そのため偏平チューブ53の垂直断面はハーモニカ状を呈している。各冷媒通路54はヘッダパイプ51、52の内部に連通する。
偏平チューブ53の偏平面にはフィン55が取り付けられる。フィン55として、ここではコルゲートフィンを用いているが、プレートフィンでも構わない。上下に並ぶフィン55のうち、最上段のものと最下段のものの外側にはサイドプレート56が配置される。
ヘッダパイプ51、52、偏平チューブ53、フィン55、及びサイドプレート56はいずれもアルミニウム等熱伝導の良い金属からなり、偏平チューブ53はヘッダパイプ51、52に対し、フィン55は偏平チューブ53に対し、サイドプレート56はフィン55に対し、それぞれロウ付けまたは溶着で固定される。
ヘッダパイプ51の内部は、1個の仕切部P1により2個の区画S1、S2に仕切られている。仕切部P1は複数の偏平チューブ53を複数の偏平チューブグループに区分する。区画S1には合計24本の偏平チューブ53のうち12本からなる偏平チューブグループが接続され、区画S2にも12本の偏平チューブ53からなる偏平チューブグループが接続される。
ヘッダパイプ52の内部は、2個の仕切部P2、P3により3個の区画S3、S4、S5に仕切られている。仕切部P2、P3は複数の偏平チューブ53を複数の偏平チューブグループに区分する。区画S3には合計24本の偏平チューブ53のうち4本からなる偏平チューブグループが接続され、区画S4には15本の偏平チューブ53からなる偏平チューブグループが接続され、区画S5には5本の偏平チューブ53からなる偏平チューブグループが接続される。
上記した偏平チューブ53の総数、各ヘッダパイプ内部の仕切部の数とそれによって仕切られる区画の数、及び仕切部によって区分される偏平チューブグループ毎の偏平チューブ53の数は、いずれも単なる例示であり、発明を限定するものではない。
区画S3には冷媒出入パイプ57が接続される。区画S5には冷媒出入パイプ58が接続される。
熱交換器50の機能は次の通りである。熱交換器50が凝縮器として用いられるとき、冷媒は冷媒出入パイプ57を通じて区画S3に供給される。区画S3に入った冷媒は区画S3と区画S1を連結する4本の偏平チューブ53を通って区画S1に向かう。この4本の偏平チューブ53で編成される偏平チューブグループが冷媒パスAを構成する。冷媒パスAはブロック矢印で象徴されている。それ以外の冷媒パスもブロック矢印で象徴させる。
区画S1に入った冷媒はそこで折り返し、区画S1と区画S4を連結する8本の偏平チューブ53を通って区画S4に向かう。この8本の偏平チューブ53で編成される偏平チューブグループが冷媒パスBを構成する。
区画S4に入った冷媒はそこで折り返し、区画S4と区画S2を連結する7本の偏平チューブ53を通って区画S2に向かう。この7本の偏平チューブ53で編成される偏平チューブグループが冷媒パスCを構成する。
区画S2に入った冷媒はそこで折り返し、区画S2と区画S5を連結する5本の偏平チューブ53を通って区画S3に向かう。この5本の偏平チューブ53で編成される偏平チューブグループが冷媒パスDを構成する。区画S5に入った冷媒は冷媒出入パイプ58より流出する。
熱交換器50が蒸発器として用いられるときは、冷媒は冷媒出入パイプ58を通じて区画S5に供給される。それ以後の冷媒の流れは、熱交換器50が凝縮器として用いられるときの冷媒パスを逆に辿る。すなわち冷媒パスD→冷媒パスC→冷媒パスB→冷媒パスAのルートで冷媒は区画S1に入り、冷媒出入パイプ57より流出する。
上記熱交換器50をヒートポンプサイクルの構成要素として用いたセパレート型空気調和機1の概略構成を図1に示す。空気調和機1は室外機10と室内機30により構成される。
室外機10は、板金製部品と合成樹脂製部品により構成される筐体11の内部に、圧縮機12、切替弁13、室外側熱交換器14、膨張弁15、室外側送風機16などを収納している。切替弁13は四方弁である。室外側熱交換器14として熱交換器50が用いられる。膨張弁15には開度制御の可能なものが用いられる。室外側送風機はモータにプロペラファンを組み合わせたものである。
室外機10は2本の冷媒配管17、18で室内機30に接続される。冷媒配管17は冷房運転時には液体冷媒が流れ、冷媒配管18に比較して細い管が用いられている。そのため冷媒配管17は「液管」「細管」などと称されることがある。冷媒配管18には冷房運転時、気体冷媒が流れ、冷媒配管17に比較して太い管が用いられている。そのため冷媒配管18は「ガス管」「太管」などと称されることがある。冷媒には例えばHFC系のH410AやR32等が用いられる。
室外機10の内部の冷媒配管で、冷媒配管17に接続される冷媒配管には二方弁19が設けられ、冷媒配管18に接続される冷媒配管には三方弁20が設けられる。二方弁19と三方弁20は、室外機10から冷媒配管17、18が取り外されるときに閉じられ、室外機10から外部に冷媒が漏れることを防ぐ。室外機10から、あるいは室内機30を含めた冷凍サイクル全体から、冷媒を回収する必要があるときは、三方弁20を通じて回収が行われる。
室内機30は、合成樹脂製部品により構成される筐体31の内部に、室内側熱交換器32、室内側送風機33などを収納している。室内側熱交換器32は、3個の熱交換器32A、32B、32Cを、室内側送風機33を覆う屋根のように組み合わせたものである。熱交換器32A、32B、32Cのいずれかまたは全部を熱交換器50で構成することも可能である。室内側送風機33はモータにクロスフローファンを組み合わせたものである。
空気調和機1の運転制御を行う上で、各所の温度を知ることが不可欠である。この目的のため、室外機10と室内機30に温度検出器が配置される。室外機10においては、室外側熱交換器14に温度検出器21が配置され、圧縮機12の吐出部となる吐出管12aに温度検出器22が配置され、圧縮機12の吸入部となる吸入管12bに温度検出器23が配置され、膨張弁15と二方弁19の間の冷媒配管に温度検出器24が配置され、筐体11の内部の所定箇所に外気温測定用の温度検出器25が配置される。室内機30においては、室内側熱交換器32に温度検出器34が配置される。温度検出器21、22、23、24、25、34はいずれもサーミスタにより構成される。
空気調和機1の全体制御を司るのは図3に示す制御部40である。制御部40は
室内温度が使用者によって設定された目標値に達するように制御を行う。
制御部40は圧縮機12、切替弁13、膨張弁15、室外側送風機16、及び室内側送風機33に対し動作指令を発する。また制御部40は温度検出器21〜25、及び温度検出器34からそれぞれの検出温度の出力信号を受け取る。制御部40は温度検出器21〜25及び温度検出器34からの出力信号を参照しつつ、圧縮機12、室外側送風機16、及び室内側送風機33に対し運転指令を発し、切替弁13と膨張弁15に対しては状態切り替えの指令を発する。
図1は空気調和機1が冷房運転あるいは除霜運転を行っている状態を示す。この時圧縮機12は冷房時循環、すなわち圧縮機12から吐出された冷媒が先に室外側熱交換器14に入る循環様式で冷媒を循環させる。
圧縮機12から吐出された高温高圧の冷媒は室外側熱交換器14に入り、そこで室外空気との熱交換が行われる。冷媒は室外空気に対し放熱を行い、凝縮する。凝縮して液状となった冷媒は室外側熱交換器14から膨張弁15に入り、そこで減圧される。減圧後の冷媒は室内側熱交換器32に送られ、膨張して低温低圧となり、室内側熱交換器32の表面温度を下げる。表面温度の下がった室内側熱交換器32は室内空気から吸熱し、これにより室内空気は冷やされる。吸熱後、低温の気体状の冷媒は圧縮機12に戻る。室外側送風機16によって生成された気流が室外側熱交換器14からの放熱を促進し、室内側送風機33によって生成された気流が室内側熱交換器32の吸熱を促進する。
図2は空気調和機1が暖房運転を行っている状態を示す。この時は切替弁13が切り替えられて冷房運転時と冷媒の流れが逆になる。圧縮機12は暖房時循環、すなわち圧縮機12から吐出された冷媒が先に室内側熱交換器32に入る循環様式で冷媒を循環させる。
圧縮機12から吐出された高温高圧の冷媒は室内側熱交換器32に入り、そこで室内空気との熱交換が行われる。冷媒は室内空気に対し放熱を行い、室内空気は暖められる。放熱し、凝縮して液状となった冷媒は室内側熱交換器32から膨張弁15に入り、そこで減圧される。減圧後の冷媒は室外側熱交換器14に送られ、膨張して低温低圧となり、室外側熱交換器14の表面温度を下げる。表面温度の下がった室外側熱交換器14は室外空気から吸熱する。吸熱後、低温の気体状の冷媒は圧縮機12に戻る。室内側送風機33によって生成された気流が室内側熱交換器32からの放熱を促進し、室外側送風機16によって生成された気流が室外側熱交換器14による吸熱を促進する。
冷房運転時、室内側熱交換器32からドレン水が発生する。このドレン水を、凝縮器としての機能を果たしている室外側熱交換器14に導く。室外側熱交換器14として用いられている熱交換器50には、図6に示す工夫が施されている。
構造上の工夫というのは、ヘッダパイプ52の上部に設けられた受水容器60である。受水容器60は、ヘッダパイプ52の上端を閉ざすのに用いられているプラグ61を深さのあるカップ形状とすることで形成される。プラグ61はヘッダパイプ52と同材質であり、ヘッダパイプ52にロウ付けまたは溶着で固定される。
受水容器60には室内機30から延びたドレンホース35が接続される。ドレンホース35の先端は、受水容器60の内側に嵌合可能な形状とされている。
受水容器60の周壁には複数の貫通孔が所定の角度間隔で形成される。この貫通孔が、ヘッダパイプ52の表面側に出口を有する導水路62となる。貫通孔の形状は円形でもよいが、上下方向に長いスリット形状も取りうる。貫通孔が上下方向に長いスリット形状であると、受水容器60内に大量のドレン水が流入しても受水容器60から噴き出そうとする水圧が分散され、受水容器60から飛び出すような勢いで噴き出すことがない。このため、ドレン水を確実にヘッダパイプ52の表面に伝わらせることができる。当然のことながら、ドレン水が飛び出さないような大きさであれば、貫通孔は円形であってもよい。
図6では貫通孔は受水容器60の周壁に同じ高さで設けられているが、貫通孔によって高さを変えてもよい。例えば、ヘッダパイプ52の中でも偏平チューブ53とフィン55
が存在する側の貫通孔は低い位置に置き、冷媒出入パイプ57が存在する側の貫通孔は高い位置に置くことができる。このようにすると、水圧の差により、偏平チューブ53とフィン55が存在する側の貫通孔からのドレン水流出量を多くすることができる。
冷房運転時、室内側熱交換器32で発生したドレン水はドレンホース35を経由して受水容器60に入り、導水路62を通じてヘッダパイプ52の表面へと流れ出す。ドレン水はヘッダパイプ52の表面を伝わって流下し、気化熱でヘッダパイプ52を効率良く冷却する。これにより、冷房運転時に凝縮器として機能している熱交換器50の凝縮圧力が大幅に低下し、凝縮性能が大幅に向上する。
受水容器60が設けられているのが、熱交換器50が凝縮器として用いられる際に冷媒流入側となるヘッダパイプ52であるから、凝縮性能の向上は一層顕著なものとなる。
ヘッダパイプ52の表面を伝って流下するドレン水が、ヘッダパイプ52の下端に達する前に全部蒸発するのが望ましいが、ヘッダパイプ52の下端まで液体の形を保ち、ヘッダパイプ52の下端から滴下するドレン水も存在する。そのようなドレン水を受け止めるドレンパンを室外機10の筐体11の内部に配置し、受け止めたドレン水を適宜外部に廃棄できるようにしておくのがよい。
本実施形態ではプラグ61の形状を変えることで受水容器60を形成したが、他のやり方で受水容器を形成することもできる。例えばヘッダパイプ52を上方に延長し、プラグ61はこれまでと変わらない高さに設置することにより、プラグ61の上に空間を確保し、その空間を受水容器として利用することもできる。あるいは、ヘッダパイプ52の上に別体の受水容器を固定することとしてもよい。
また本実施形態ではヘッダパイプ52のみに受水容器60を形成したが、同じような受水容器をヘッダパイプ51の側に形成してもよい。その場合、ヘッダパイプ52の受水容器60からヘッダパイプ51の受水容器へ、連通管を通じてドレン水を流すこととしてもよく、あるいはドレンホース35の先端を二股に分岐させ、二股の先端をヘッダパイプ52の受水容器60とヘッダパイプ51の受水容器に接続することとしてもよい。
受水容器60を用いることなく、ヘッダパイプ52の表面伝いにドレン水を流下させる構成も可能である。その例を図7及び図8に示す。
図7に示すヘッダパイプ52は、上部に受水容器60が設けられていない。その代わり、ヘッダパイプ52自体が上方に延長されている。このヘッダパイプ52の延長部にドレンホース35を被せ、ドレンホース35とヘッダパイプ52の間からドレン水が流出するようにする。
ドレンホース35とヘッダパイプ52の間からドレン水を流出させる仕組みとして、図7、8の構造例ではドレンホース35の側に工夫をこらしている。すなわちドレンホース35の内面に軸線方向のリブ35aを複数個、所定の角度間隔で形成し、リブ35aの間の隙間からドレン水が流出できるようにしている。流出したドレン水はそのままヘッダパイプ52の表面伝いに流下する。
ヘッダパイプ52の上部のドレンホース35が被さる部分を、細く絞っておいてもよい。このようにすれば、細いドレンホース35を使用することができる。
ドレン水が流出する隙間を形成するためのリブを、ドレンホース35の内面でなく、ヘッダパイプ52の外面に形成してもよい。あるいは、ヘッダパイプ52の外面に上下方向の溝を形成し、その溝からドレン水が流出するようにしてもよい。
リブや溝といった手段によらず、ドレンホース35に貫通孔を明け、そこからドレン水が流出するようにしてもよい。貫通孔の位置はドレンホース35がヘッダパイプ52に被さっている部分の少し上とする。
ヘッダパイプ52ばかりでなく、ヘッダパイプ51の上部も上方に延長し、二股に分岐したドレンホース35をヘッダパイプ51、52の両方に被せる構成も可能である。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明はヒートポンプ方式の空気調和機に広く利用可能である。
1 空気調和機
10 室外機
11 筐体
12 圧縮機
13 切替弁
14 室外側熱交換器
15 膨張弁
16 室外側送風機
30 室内機
31 筐体
32 室内側熱交換器
33 室内側送風機
35 ドレンホース
40 制御部
50 熱交換器
51、52 ヘッダパイプ
53 偏平チューブ
55 フィン
60 受水容器
62 導水路

Claims (6)

  1. 室外機及び室内機を備えたセパレート型の空気調和機であって、
    前記室外機に、2本の垂直方向ヘッダパイプと、前記両ヘッダパイプを連結する複数の水平方向偏平チューブを備えるサイドフロー方式のパラレルフロー型熱交換器が搭載されるものであり、
    前記室内機で発生したドレン水は、前記熱交換器の前記2本のヘッダパイプのうち少なくとも一方の上部に導かれ、当該ヘッダパイプの表面伝いに流下することを特徴とする空気調和機。
  2. 前記ドレン水が導かれる前記ヘッダパイプの上部には受水容器が形成され、前記受水容器には前記ヘッダパイプの表面側に出口を有する導水路が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記受水容器には前記室内機から延びたドレンホースが接続可能であることを特徴とする請求項2に記載の空気調和機。
  4. 前記受水容器は、少なくとも、前記2本のヘッダパイプのうち前記熱交換器が凝縮器として用いられる際に冷媒流入側となるヘッダパイプに形成されることを特徴とする請求項2または3に記載の空気調和機。
  5. 前記熱交換器の前記2本のヘッダパイプのうち少なくとも一方の上部に、前記室内機から延びたドレンホースが接続され、前記ドレンホースから流出するドレン水が当該ヘッダパイプの表面伝いに流下することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  6. 前記ドレンホースは、少なくとも、前記2本のヘッダパイプのうち前記熱交換器が凝縮器として用いられる際に冷媒流入側となるヘッダパイプに接続されることを特徴とする請求項5に記載の空気調和機。
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