JP4608834B2 - 冷凍サイクル装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷媒凝縮器を通過した冷媒の気液を分離して液冷媒を蓄える受液器を備えた冷凍サイクル装置において、サイクル内への冷媒封入特性の改善に関するもので、車両用空調装置に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両空調用の冷凍サイクル装置では、エンジンルーム内の熱風の巻き込み等により受液器が外部から受熱すると、受液器内部の飽和液冷媒が沸騰して、受液器内上部のガス内圧が上昇するので、受液器内の冷媒液面が押し下げられ、受液器内から液冷媒が下流側に排出される。この結果、受液器内に本来蓄積されるべき冷媒が凝縮器内等に移行するので、サイクルは冷媒の過充填時と同じ状態となり、凝縮器内に液冷媒が溜まり、サイクル高圧が上昇し、圧縮機動力が増加するという問題が生じる。
【0003】
そこで、本出願人は先に、特開2000−74527号公報において、冷媒凝縮器を通過して凝縮した液冷媒を受液器に対して上下両側の流入路から流入させるようにしたものを提案している。
【0004】
これによると、受液器内部の上側空間に流入する液冷媒がある程度過冷却状態になっていることを利用して、液冷媒の顕熱によって受液器内部の上側空間の冷媒を冷却して、外部からの受熱があっても液冷媒の沸騰を抑制できる。そのため、外部からの受熱による受液器内のガス圧の上昇を抑えて、受液器容積をその上側空間まで液冷媒の蓄積のために有効に使用できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来技術について本発明者らが具体的に検討評価したところ、受液器内部には通常、水分吸着用の乾燥剤が収納されているので、受液器内部の上側からの冷媒流れが乾燥剤によって阻害される。その結果、実際には、液冷媒の顕熱による冷却効果を十分発揮できない場合が生じることが分かった。この場合には、受液器内部の飽和液冷媒が受熱により沸騰し、前述の問題が生じる。
【0006】
そこで、本発明は上記点に鑑み、外部からの受液器受熱があって、受液器内部の飽和液冷媒が沸騰しても、受液器内のガス内圧が上昇することを確実に防止することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、圧縮機(1)から吐出された過熱冷媒ガスを冷却して凝縮させる凝縮部(23a)を有する凝縮器(2)と、
凝縮部(23a)を通過した冷媒の気液を分離して液冷媒を溜める受液器(31)とを備える冷凍サイクル装置において、
凝縮部(23a)通過後の冷媒を受液器(31)内に流入させる冷媒流入手段(32)と、
受液器(31)内下部に溜まる液冷媒を流出させる冷媒流出手段(33)と、
凝縮器(2)のうち凝縮部(23a)の下部に配置され、冷媒流出手段(33)からの液冷媒を過冷却する過冷却部(23b)と、
凝縮部(23a)から冷媒流入手段(32)、受液器(31)内下部、および冷媒流出手段(33)を通過して過冷却部(23b)に向かって冷媒が流れる冷媒流路のうち、過冷却部(23b)の上流側に配置された圧損発生部と、
受液器(31)内上部に溜まるガス冷媒を排出するガス冷媒排出手段(34、41、43)とを備え、
前記圧損発生部は、前記冷媒流路の冷媒流れを絞って圧損を発生することにより受液器(31)内上部に比較して圧力が低下する圧力低下部位を形成するようになっており、
ガス冷媒排出手段は、受液器(31)内上部に溜まるガス冷媒を前記圧力低下部位に直接導くガスバイパス通路(34、41、43)によって構成され、
受液器(31)内上部に溜まるガス冷媒がガスバイパス通路(34、41、43)から前記圧力低下部位を通過して過冷却部(23b)に流入することを特徴とする。
【0008】
これによると、受液器(31)が外部から受熱して、受液器内部の飽和液冷媒が沸騰しても、受液器内上部のガス冷媒をガスバイパス通路(34、41、43)により圧力低下部位に向かって積極的に排出できる。
【0009】
そのため、外部からの受熱により受液器内液冷媒の沸騰が発生してもガス内圧の上昇を抑制できる。その結果、受液器内の冷媒液面がガス内圧の上昇により押し下げられるという現象が発生せず、受液器内の空間を液冷媒の蓄積のために有効活用できる。換言すると、受液器(31)内にて本来蓄積すべき冷媒が凝縮器(2)側にオーバーフローして発生する「過充填サイクル状態」を抑制できる。そのため、過充填サイクル状態に起因する圧縮機動力の増加(COP悪化)といった不具合を防止できる。
【0010】
請求項2に記載の発明のように、請求項1に記載の冷凍サイクル装置において、凝縮部(23a)および過冷却部(23b)には冷媒が流れるチューブ(24)が設けられており、
凝縮器(2)に、チューブ(24)が連通するヘッダタンク(21、22)を上下方向に延びるように配置し、このヘッダタンク(21、22)に受液器(31)を一体に構成し、冷媒流入手段(32)および冷媒流出手段(33)を、ヘッダタンク(21、22)と受液器(31)との間を貫通する連通穴で構成してもよい。このような受液器一体型の凝縮器において本発明は好適に実施できる。
【0011】
請求項3に記載の発明のように、請求項1または2に記載の冷凍サイクル装置において、ガスバイパス通路を具体的には受液器(31)外部に配置するガスバイパス管(34)により構成することができる。
【0012】
請求項4に記載の発明のように、請求項2に記載の冷凍サイクル装置において、ヘッダタンク(21、22)と受液器(31)との間に介在される接合プレート(40)を有し、
ガスバイパス通路(41)は、接合プレート(40)に上下方向に延びるように形成してもよい。
このような構成にすれば、接合プレート(40)を利用してガスバイパス通路(41)をスペースの増大も無く、簡単に構成できる。
【0013】
請求項5に記載の発明のように、請求項1または2に記載の冷凍サイクル装置において、受液器(31)の円筒状本体部(310)が押し出し加工または引き抜き加工により一体成形されるようになっており、
ガスバイパス通路(43)は、この円筒状本体部(310)の一体成形時に上下方向に延びるように同時に形成されたものとしてもよい。
この構成によれば、受液器(31)の円筒状本体部(310)の一体成形時にガスバイパス通路(43)を簡単に構成できる。
【0014】
請求項6に記載の発明のように、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の冷凍サイクル装置において、前記圧損発生部は冷媒流出手段(33)自身により構成されており、
ガスバイパス通路(34、41、43)の出口部を冷媒流出手段(33)の部位もしくは冷媒流出手段(33)の下流側に接続するようにしてもよい。
この構成によれば、冷媒流出手段(33)での圧損発生によって簡潔な構成にて受液器内上部のガス冷媒を確実に排出できる。
【0017】
請求項7に記載の発明では、請求項1または2に記載の冷凍サイクル装置において、受液器(31)内に異物を除去するフィルタ部材(36)を備え、フィルタ部材(36)は、冷媒流入手段(32)からの液冷媒が通過して冷媒流出手段(33)に向かって流れるように配置され、フィルタ部材(36)に、受液器(31)内の空間を冷媒流入手段(32)側の空間と冷媒流出手段(33)側の空間とに仕切る仕切り部材(36b)を備え、
前記圧損発生部は、仕切り部材(36b)に設けられて、冷媒流入手段(32)と冷媒流出手段(33)との間の冷媒流れを絞って圧損を発生する圧損発生部(36a)であり、
ガスバイパス通路(34)は受液器(31)内に配置され、ガスバイパス通路(34)の出口部を圧損発生部(36a)の下流側もしくは圧損発生部(36a)の部位に接続することを特徴とする。
【0018】
これにより、受液器(31)内上部のガス冷媒を、受液器(31)内のガスバイパス通路(34)により確実に排出できる。つまり、請求項7によると、受液器(31)内のフィルタ部材(36)に圧損発生部(36a)を設けて、ガスバイパス通路(34)を受液器(31)内に備えることができるので、受液器(31)の冷媒流出手段(33)を圧損発生部に変更したり、受液器(31)の外部にガスバイパス通路を特別に配置する等の必要がなく、既存の機構をそのまま使用できる。
【0019】
なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1、図2は第1実施形態を示しており、本発明を車両用空調装置における受液器一体型冷媒凝縮器に適用した例を示している。この車両用空調装置の冷凍サイクル装置は、冷媒圧縮機1、受液器一体型冷媒凝縮器2、サイトグラス3、温度作動式膨張弁4および冷媒蒸発器5を、金属製パイプまたはゴム製ホースよりなる冷媒配管によって順次接続した閉回路により構成されている。
【0021】
冷媒圧縮機1は、自動車のエンジンルーム内に配置された走行用車両エンジン(図示せず)により電磁クラッチ1a等を介して回転駆動される。この冷媒圧縮機1にて圧縮された、高温高圧の過熱ガス冷媒は受液器一体型冷媒凝縮器2の入口ジョイント26に向けて吐出される。
【0022】
サイトグラス3は、受液器一体型冷媒凝縮器2の出口ジョイント27より流出してくる冷媒の気液状態を目視観察できるように構成され、冷凍サイクル内封入冷媒量の過不足を点検するものである。温度作動式膨張弁4は、高温高圧の液冷媒を低温低圧の気液二相の霧状に減圧膨張させる減圧手段として働く。冷媒蒸発器5は、車室内へ向かって送風される空気を冷却する冷却手段として働く。
【0023】
以下、受液器一体型冷媒凝縮器2について詳述すると、凝縮器2は所定間隔を開けて配置された一対のヘッダタンク、すなわち、第1、第2ヘッダタンク21、22を有し、この第1、第2ヘッダタンク21、22は上下方向に略円筒状に延びる形状になっている。この第1、第2ヘッダタンク21、22の間に熱交換用のコア部23を配置している。
【0024】
本例の冷媒凝縮器2は、一般にマルチフロータイプと称されているものであって、コア部23は第1、第2ヘッダタンク21、22の間で、水平方向に冷媒を流す偏平チューブ24を多数並列配置し、この多数の偏平チューブ24の間にコルゲートフィン25を介在して接合している。偏平チューブ24の一端部は第1ヘッダタンク21内に連通し、他端部は第2ヘッダタンク22内に連通している。
【0025】
そして、第1ヘッダタンク21の上端側に冷媒の入口側ジョイント(冷媒入口部)26を配置し接合しており、また、下端側に冷媒の出口側ジョイント(冷媒出口部)27を配置し接合している。
【0026】
さらに、本例においては、第1ヘッダタンク21内にて下部寄りの位置に第1セパレータ28を配置するとともに、第2ヘッダタンク22内にて第1セパレータ28と同一高さに第2セパレータ29を配置している。これにより、第1、第2ヘッダタンク21、22の内部をそれぞれ上下方向に2個の空間21a、21b、22a、22bに仕切っている。従って、入口側ジョイント26から第1ヘッダタンク21の上部空間21aに流入した冷媒が偏平チューブ24を通過して矢印aのように第2ヘッダタンク22の上部空間22aに向かって流れる。
【0027】
冷媒凝縮器2のコア部23において、第1、第2セパレータ28、29の上方側部位は冷媒圧縮機1の吐出ガス冷媒をクーリングファン(図示せず)により送られてくる室外空気と熱交換させて冷媒を冷却、凝縮させる凝縮部23aを構成する。
【0028】
一方、第2ヘッダタンク22には、冷媒の気液を分離して液冷媒を蓄える受液器31が一体に構成してある。この受液器31は具体的には略円筒形状であり、第2ヘッダタンク22より若干低い高さを有しており、そして、受液器31は第2ヘッダタンク22の外面側方(コア部23と反対側の部位)に配置され、一体に接合される。
【0029】
冷媒凝縮器2のコア部23において、第1、第2セパレータ28、29の下方側部位は、受液器31内部において気液分離された液冷媒を室外空気と熱交換させて過冷却する過冷却部23bを構成する。
【0030】
次に、受液器31内部の空間と第2ヘッダタンク22との間の連通構成を説明すると、第2ヘッダタンク22内の第2セパレータ29より若干上方の部位に、第2ヘッダタンク22と受液器31の壁面を貫通するように形成された第1連通穴32が開けてある。また、第2セパレータ29より若干下方の部位に、第2ヘッダタンク22と受液器31の壁面を貫通するように形成された第2連通穴33が開けてある。
【0031】
ここで、第1、第2連通穴32、33は図2に示すようにともに矩形状の形状であり、第1連通穴32は、コア部23の凝縮部23a通過後の冷媒を受液器31内の下側空間に流入させる冷媒流入手段を構成する。また、第2連通穴33は、受液器31内下部に溜まる液冷媒を流出させる冷媒流出手段を構成する。
【0032】
更に、受液器31と第2ヘッダタンク22との間にガスバイパス管34が接合してある。このガスバイパス管34は、受液器31内上部に溜まるガス冷媒を排出するガス冷媒排出手段を構成するもので、例えば、内径=φ2mm程度の細管である。ガスバイパス管34の一端部(上端部)は受液器31内の上部空間に連通している。そして、ガスバイパス管34の他端部(下端部)は、第2ヘッダタンク22内にて第2セパレータ29より若干下方の部位、換言すると、第2連通穴33直後の部位に連通している。
【0033】
ガスバイパス管34にガス冷媒の排出機能を発揮させるためには、ガスバイパス管34の両端間に所定の圧力差を発生させる必要がある。そこで、本実施形態では、第2連通穴33自身を圧損発生部(絞り部)としての役割を兼ねるように構成してある。
【0034】
より具体的には、第2連通穴33の開口面積をφ3mm相当の大きさに設計している。この開口面積は、冷媒凝縮器2の出口ジョイント27に接続される高圧液冷媒配管27a(図1)の管断面積より十分小さい。つまり、高圧液冷媒配管27aの内径は、通常φ6mm程度であるので、その管断面積より第2連通穴33の開口面積は十分小さい。
【0035】
これにより、第2連通穴33を通過する冷媒流れの主流(矢印b)に圧損を発生させる圧損発生部(絞り部)として機能する。そのため、ガスバイパス管34の一端部(上端部)よりも、ガスバイパス管34の他端部(下端部)の方が圧力の低下した部位となり、受液器31内上部のガス冷媒が矢印c、dのようにガスバイパス管34を通過して第2連通穴33の下流側に流れることが可能となる。
【0036】
なお、第1連通穴32は圧損発生の必要がないから、第1連通穴32の開口面積は第2連通穴33の開口面積より十分大きくしてあり、例えば、φ10mm相当の大きさに設計してある。
【0037】
一方、略円筒状の受液器31の下端部は取付台座35(図1)により閉塞されている。この取付台座35は、受液器31の円筒状本体部に図示しないシール材を介して気密に、かつ、脱着可能にねじ止め固定される。この支持台座35の上部には異物除去用のフィルタ36が一体に設けられている。このフィルタ36は円筒状の網状体で構成されている。フィルタ36の上部に水分吸着用の乾燥剤37が配置されている。この乾燥剤37は冷媒の流通可能な適宜の袋状部材の内部に粒状乾燥剤を収納したものである。
【0038】
なお、受液器31内下側の液冷媒は乾燥剤37と接触した後、矢印bのように円筒状の網状体からなるフィルタ36の内部に必ず流入し、その後、フィルタ36内から第2連通穴33を通過して第2ヘッダタンク22内の下部空間22bに流入する。この下部空間22bの冷媒は、コア部下側に位置する過冷却部23bのチューブ24を矢印eのように通過して、第1ヘッダタンク21内の下部空間21bに流入する。
【0039】
従って、本例の冷媒凝縮器2は、冷媒流れの上流側から順次、凝縮部23a、受液器31、および過冷却部23bを構成するとともに、これらを一体に設けた構成となっている。冷媒凝縮器2の各部、受液器31、およびガスバイパス管34等はアルミニュウム材で成形され、一体ろう付けにて組付けられる。なお、受液器31内における冷媒の気液界面は、冷媒封入量の正常時には、第1連通穴32と受液器31の上端面との中間高さに位置するようになっている。
【0040】
また、冷媒凝縮器2は周知のように、自動車エンジンルーム内において最前部(エンジン冷却用ラジエータの前方位置)に配置されて、エンジン冷却用ラジエータと共通のクーリングファンにより冷却される。
【0041】
次に、上記構成において作動を説明する。いま、車両用空調装置の運転が開始され、電磁クラッチ1aに通電されると、電磁クラッチ1aが接続状態となり、自動車エンジンの回転が圧縮機1に伝達され、圧縮機1が冷媒を圧縮し、吐出する。
【0042】
これにより、圧縮機1から吐出された過熱ガス冷媒は、入口側ジョイント26から凝縮器2の第1ヘッダタンク21の上部空間21a内に流入し、ここから矢印aのように凝縮部23aの多数のチューブ24を並列に通過する。この間に、圧縮機1の吐出ガス冷媒はチューブ24およびフィン25を介して冷却空気と熱交換して冷却され、凝縮する。
【0043】
凝縮部23aから上部空間22a内に流入する冷媒は、ある程度の過冷却度を持った過冷却液冷媒あるいはガス冷媒を一部含む飽和液冷媒である。上部空間22a内の液冷媒は、矢印bのように第1連通穴32を通って受液器31内下側の液冷媒中に流入する。
【0044】
そして、受液器31内において冷媒の気液が分離され、液冷媒が蓄えられる。受液器31内下側の液冷媒は矢印bのように第2連通穴33を通って第2ヘッダタンク22の下部空間22bに流入し、更に、下部空間22bから過冷却部23bのチューブ24を通過する。
【0045】
この過冷却部23bにおいて、液冷媒は再度冷却されて過冷却状態となり、この過冷却液冷媒は第1ヘッダタンク21の下部空間21bを通って出口側ジョイント27から凝縮器2外へ流出する。
【0046】
そして、過冷却液冷媒はサイトグラス3を通って、温度作動式膨張弁4に流入する。この膨張弁4において、過冷却液冷媒は減圧され、低温、低圧の気液2相冷媒となる。次いで、この気液2相冷媒は蒸発器5にて空調用空気と熱交換して蒸発し、その蒸発潜熱を空調用空気から吸熱して、空調用空気を冷却する。蒸発器5にて蒸発したガス冷媒は圧縮機1に吸入され、再度圧縮される。
【0047】
次に、本発明の要部である「ガスバイパス管34によるガス冷媒の排出機能」の発揮に伴う冷媒封入特性の改善効果について詳述する。実車搭載時における受液器受熱原因としては、車両アイドル時におけるエンジンルーム内の熱風回り込み(凝縮器・ラジエータ通過後の熱風が車両アイドル時に凝縮器前面側に回り込む現象)によるものが最大である。
【0048】
このような熱風回り込み等による受熱が受液器31に発生すると、受液器31内部の液冷媒の沸騰が発生して、受液器31内のガス冷媒圧が上昇し、これにより、受液器31内の液冷媒の液面が押し下げられるが、本実施形態によると、ガスバイパス管34により受液器31内上部のガス冷媒域の空間を圧損発生部をなす第2連通穴33下流の空間22bに連通させているから、ガスバイパス管34の上端部よりも下端部の圧力を低下できる。これにより、受液器31内上部のガス冷媒をガスバイパス管34を通して直接第2連通穴33下流の空間22bに積極的に排出できる。
【0049】
従って、熱風回り込み等による受熱によって受液器31内部の液冷媒が沸騰しても、受液器31内のガス冷媒圧の上昇を抑制できる。その結果、受液器31の受熱時においても、受液器31内の冷媒液面が押し下げられるという現象が発生せず、受液器31内の容積をその上部側まで液冷媒の蓄積容積として有効利用できる。それ故、受液器31内部で本来蓄積すべき冷媒が凝縮器側へオーバフローするという現象(過充填サイクル状態)を抑制できるので、サイクル高圧の上昇を抑えて圧縮機動力の増加(COPの悪化)を防止できる。
【0050】
なお、ガスバイパス管34を通過したガス冷媒は、第2ヘッダタンク22の下部空間22bから過冷却部23bのチューブ24を通過する間に冷却されて過冷却状態となる。
【0051】
次に、第1実施形態の効果を図3の実験データに基づいてより具体的に説明する。図3の縦軸は凝縮器2の過冷却部23bの出口冷媒のサブクール(過冷却度)であり、横軸はサイクル内への冷媒封入量である。図3の冷媒封入条件は、凝縮器2の入口冷却空気温度:35℃、同入口冷却空気風速:2.5m/s、蒸発器5の吸い込み空気温度30℃、同空気湿度:50%RH、圧縮機1の回転数:1500rpmである。
【0052】
図3において、A、Bは本発明によるガスバイパス管34を備えた冷凍サイクルの冷媒封入特性であり、そのうち、特性Aはガスバイパス量が5cc/secの場合で、特性Bはガスバイパス量が3cc/secの場合である。これに反し、特性Cはガスバイパス管34を備えていない通常の冷凍サイクル(比較例)の冷媒封入特性である。
【0053】
通常の冷凍サイクルでは、受液器31内上部のガス冷媒を排出する機能がないため、受液器31内の上部空間を液冷媒の蓄積のために有効利用できない。そのため、冷媒封入量が増加すると、これに伴って凝縮器側への冷媒のオーバフロー量が増加して過冷却部出口冷媒のサブクールが増大し、凝縮器の必要放熱能力を増大させる。これにより、サイクル高圧の上昇を招き、COPを悪化させる。
【0054】
これに対して、本発明によると、受液器31内上部のガス冷媒をガスバイパス管34により第2連通穴33の下流側へ積極的に排出できるので、受液器31内の上部空間を液冷媒の蓄積のために有効利用できる。そのため、冷媒封入量の増加に対して所定の増加範囲Lでは、過冷却部出口冷媒のサブクールを略一定に維持できるので、サイクル高圧の上昇を抑制し、COPの悪化を防止できる。なお、図3の特性A,Bの比較から分かるように、ガスバイパス量の大きい特性Aの方が当然、サブクールの上昇抑制効果が大きい。
【0055】
本発明者の実験検討によると、実車搭載状態の熱環境では、受液器31内の冷媒温度と受液器31外部の雰囲気温度(車両エンジンルーム内温度)との温度差ΔTは、最大でも20℃程度であり、そのため、受液器31の受熱量は最大でも10W程度である。そして、これらのことから、ガスバイパス量は最大5cc/secでよいことが実験的に分かった。
【0056】
次に、図4はサイクル循環冷媒流量とガスバイパス量との関係を示すもので、図中、D、E、Fは冷媒の主流の圧損発生部となる第2連通穴33の開口面積を、φ4mm、φ3mm、およびφ2mm相当の大きさに変化させた場合のガスバイパス量の変化を示す。なお、ガスバイパス管34の内径は、車両搭載性(凝縮器搭載スペースの拡大抑制)という観点から2mm一定に固定している。
【0057】
図4の特性D、E、Fの比較から分かるように、第2連通穴33の開口面積を小さくすると、第2連通穴33での圧損が増加するので、ガスバイパス管34の両端間の圧力差が拡大してガスバイパス量が増加する。
【0058】
(第2実施形態)
第1実施形態では、ガスバイパス管34の出口部を凝縮器2の第2ヘッダータンク22の下部空間22bに連通させているが、図5に示す第2実施形態のように、ガスバイパス管34の出口部を凝縮器2の第1ヘッダータンク21の下部空間21b、すなわち、出口ジョイント27が位置する部位に連通させてもよい。
【0059】
第2実施形態によると、過冷却部23bの圧損によって必ずガスバイパス管34の両端間に圧力差が発生するので、第2連通穴33を圧損発生部として構成しなくてもよい。
【0060】
なお、ガスバイパス管34の出口部を出口ジョイント27に接続される高圧液冷媒配管27a(図1)に接続してもよい。更に、ガスバイパス管34の出口部を適宜の絞りを介して低圧側冷媒通路(図1の膨張弁4下流側通路)に接続してもよい。
【0061】
(第3実施形態)
第1、第2実施形態では、受液器31内上部のガス冷媒を排出するガス冷媒排出手段として、受液器31の外部に接合するガスバイパス管34を使用しているが、第3実施形態では、受液器31と凝縮器2の第2ヘッダータンク22との仮固定用の接合プレートを利用してガス冷媒排出手段を構成する。
【0062】
図6に基づいて第3実施形態を具体的に説明すると、接合プレート40は受液器31と第2ヘッダータンク22との間に介在され、受液器31と第2ヘッダータンク22の双方に対してかしめ等により結合されるものである。すなわち、凝縮器2のろう付け前の組み付け工程において、接合プレート40は受液器31と第2ヘッダータンク22との間を仮固定する役割を果たす。
【0063】
本例の接合プレート40はアルミニュウム合金の板材により図6(b)に示す縦長の長方形にプレス成形される。このプレス成形の際に、接合プレート40に第1連通穴32および第2連通穴33を開けるとともに、上下方向に延びるガスバイパス通路41を設ける。このガスバイパス通路41の下端部(出口部)は直角状に曲げて第2連通穴33に連通させる。また、ガスバイパス通路41の上端部も直角状に曲げて、ガス冷媒入口部41aを形成する。なお、ガスバイパス通路41は接合プレート40の板面を打ち抜いて形成される。
【0064】
一方、受液器31において、接合プレート40に接する面の上端部付近にガス冷媒取り出し穴42が開けてあり、このガス冷媒取り出し穴42にガス冷媒入口部41aが連通するようにして、接合プレート40と受液器31とを仮固定する。凝縮器2のろう付けが終了した状態では、接合プレート40の表裏両面が受液器31の平坦面と第2ヘッダータンク22の平坦面にそれぞれ接合されるので、ガスバイパス通路41は受液器31の平坦面と第2ヘッダータンク22の平坦面との間で密封される。
【0065】
受液器31内上部のガス冷媒は、ガス冷媒取り出し穴42から接合プレート40のガス冷媒入口部41aに流入し、ここからガス冷媒はガスバイパス通路41を下方へ流れる。そして、ガスバイパス通路41の下端部(出口部)からガス冷媒は第2連通穴33を通過して第2ヘッダータンク22の下部空間22b内に流入する。
【0066】
第3実施形態によると、受液器31と凝縮器2の第2ヘッダータンク22との仮固定用の接合プレート40を利用して、第1実施形態のガスバイパス管34に相当するガスバイパス通路41を構成できるから、第1実施形態に比較してガス冷媒排出手段をコンパクトに、且つ、低コストで製造できる。
【0067】
(第4実施形態)
上記第3実施形態では接合プレート40のガスバイパス通路41の下端部を第2連通穴33に直接連通させているが、図7に示す第4実施形態のように、接合プレート40のガスバイパス通路41の下端部(出口部)を第2連通穴33の下流側、すなわち、第2ヘッダータンク22の下部空間22b内に連通させるようにしてもよい。
【0068】
(第5実施形態)
図8は第5実施形態であり、第2ヘッダータンク22内に、第2セパレータとして、上下方向に所定間隔を隔てた2枚のセパレータ29a、29bを配置し、この2枚のセパレータ29a、29bの間にバイパス室22cを形成し、接合プレート40のガスバイパス通路41の下端部(出口部)をバイパス室22cに連通する。更に、バイパス室22cをコア部23の凝縮部23aと過冷却部23bとの中間部位に配置したバイパスチューブ24aを通して凝縮器2の第1ヘッダータンク21の下部空間21b、すなわち、出口ジョイント27が位置する部位に連通させている。
【0069】
従って、第5実施形態によると、図5に示す第2実施形態のガスバイパス管34に相当するガスバイパス通路を、接合プレート40のガスバイパス通路41とバイパス室22cとバイパスチューブ24aとにより構成することになる。それ故、第5実施形態においても、第2実施形態と同様に、第2連通穴33を圧損発生部として構成しなくてもよい。
【0070】
なお、バイパスチューブ24aは、コア部23の他のチューブ24と同一のもので構成できるが、バイパスチューブ24aとして通路断面積が他のチューブ24より大きいものを使用してガスバイパス量の増加を図るようにしてもよい。
【0071】
(第6実施形態)
図9は第6実施形態であり、第2ヘッダータンク22内に、第2セパレータとして、上下方向に所定間隔を隔てた2枚のセパレータ29a、29bを配置して、第2ヘッダータンク22内の空間を上部空間22aと、中間空間22dと、下部空間22bとの3つに区分している。
【0072】
そして、第2連通穴33を中間空間22dに連通させて、受液器31内下部の液冷媒が中間空間22dに流入し、ここから過冷却部23bの上側部のチューブ24を通過するようになっている。
【0073】
また、第1〜第5実施形態ではすべて、第1ヘッダータンク21の下部空間21bに出口ジョイント27を配置していたが、第6実施形態では出口ジョイント27を第2ヘッダータンク22内の下部空間22bに配置している。
【0074】
このため、受液器31内下部の液冷媒は第2連通穴33を通過して中間空間22dから過冷却部23bの上側部のチューブ24を通過し、その後、第1ヘッダータンク21の下部空間21bにて矢印fのようにUターンし、過冷却部23bの下側部のチューブ24を通過し、第2ヘッダータンク22内の下部空間22bに流入する。
【0075】
一方、接合プレート40に形成したガスバイパス通路41の下端部(出口部)を第2ヘッダータンク22内の下部空間22bに連通させてあるので、受液器31内上部のガス冷媒はガスバイパス通路41を通過して空間22bへ排出される。
【0076】
第6実施形態によると、過冷却部23bのUターン通路の圧損によって必ずガスバイパス通路41の両端間に圧力差が発生するので、第2連通穴33を圧損発生部として構成しなくてもよい。
【0077】
(第7実施形態)
図10は第7実施形態であり、第7実施形態では第2ヘッダータンク22の円筒状本体部220を、アルミニュウム合金等の金属材を押し出し加工または引き抜き加工して一体成形している。同様に、受液器31の円筒状本体部310も、アルミニュウム合金等の金属材を押し出し加工または引き抜き加工して一体成形している。そして、受液器31の円筒状本体部310を押し出し加工または引き抜き加工する際に、ガスバイパス通路43を同時に成形するようにしている。
【0078】
第7実施形態をより具体的に説明すると、受液器31の円筒状本体部310のうち、第2ヘッダータンク22側(接合プレート40側)の部位に、受液器31の外側に突き出す突出部311を上下方向に延びるように成形し、この突出部311の部位に上下方向に延びる円形穴を開けてガスバイパス通路43を形成している。
【0079】
円筒状本体部310の成形状態ではガスバイパス通路43の上下両端が外部へ開口するので、ガスバイパス通路43の上下両端の開口部をろう材の封入等の適宜の閉塞手段にて閉塞する。そして、受液器31内部の最上部付近の部位にて、ガスバイパス通路43の上部を受液器31内部に連通させる連通穴(図示せず)を円筒状本体部310に開ける。
【0080】
また、受液器31内部の液冷媒を第2ヘッダータンク22の下側空間22bに流出させる第2連通穴33と、ガスバイパス通路43とが直接交差するように、この両者33、43の開口位置を設定することにより、ガスバイパス通路43の下部が圧損発生部をなす第2連通穴33に連通する。
【0081】
第7実施形態によると、受液器31の円筒状本体部310の一体成形時に同時にガスバイパス通路43を形成することができるので、第3〜第6実施形態(図6〜図9)よりも更に、低コストでガス冷媒排出手段を製造できる。
【0082】
なお、第7実施形態では、受液器31と凝縮器2の第2ヘッダータンク22との仮固定用の接合プレート40にガスバイパス通路41を構成しないので、接合プレート40の上下方向の寸法を第3〜第6実施形態と比較して第1、第2連通穴33付近に当接するだけの大幅に小さい寸法にできる。このため、受液器31と第2ヘッダータンク22との間に空隙44を形成できるので、ヘッダータンク22、側から受液器31への熱伝導の抑制効果を向上できる。なお、図5の第2実施形態では説明を省略したが、第7実施形態と同様の大きさの接合プレート40を使用している。
【0083】
(第8実施形態)
図11は第8実施形態であり、第8実施形態では受液器31内において、異物除去用のフィルタ36部分に圧損発生のための絞り部36aを形成し、且つ、この絞り部36aの下流側にガスバイパス管34の出口部を連通させる。
【0084】
第8実施形態をより具体的に説明すると、受液器31の円筒状本体部310の内側の下部に円筒状部材312を一体に接合し、この円筒状部材312にフィルタ36の取付台座35を図示しないシール材を介して気密に、かつ、ねじにより脱着可能に固定している。この支持台座35の上部には円筒状の網状体で構成された異物除去用のフィルタ36が一体に設けられ、更に、このフィルタ36の上部に、水分吸着用の乾燥剤37が配置されている。この乾燥剤37は冷媒の流通可能な適宜の袋状部材の内部に粒状乾燥剤を収納したものである。
【0085】
フィルタ36はその上部に円板状の蓋部材(仕切り部材)36bを有し、この蓋部材36bの外周部を円筒状部材312の内周面に密着させることにより、受液器31の内部空間を蓋部材36bにより上下に仕切ることができるようになっている。そして、蓋部材36bに小径の円形穴からなる絞り部36aを形成している。
【0086】
ここで、絞り部36aの開口面積を第1、第2連通穴32、33の開口面積より小さくして、矢印bの冷媒主流の流れに対する圧損発生の役割を絞り部36aに持たせるようになっている。すなわち、凝縮部23aで凝縮した冷媒は、矢印bのように第2ヘッダータンク22の上部空間22aから第1連通穴32を通過して受液器31の内部(蓋部材36bの上側空間)に流入し、さらに、絞り部36a、第2連通穴33を通過して第2ヘッダータンク22の下部空間22bに流入するようになっており、この冷媒主流の流れ(矢印b)に対する圧損発生の役割を絞り部36aが果たす。従って、第2連通穴33は第1連通穴32と同程度の開口面積でよい。
【0087】
一方、フィルタ36の上部の蓋部材36bにはガスバイパス管34の下端部を固定するとともに、ガスバイパス管34の下端部の通路(出口部)を絞り部36aの下流側に連通させる。ここで、絞り部36aの下流側とは蓋部材36bの下側で、かつ、円筒状の網状体からなるフィルタ36の内側空間である。従って、ガスバイパス管34の下端部の通路(出口部)は、蓋部材36bを貫通して蓋部材36bの下側空間に連通している。そして、ガスバイパス管34の上端部の通路(入口部)は受液器31の内部空間の上端部付近で開口している。
【0088】
このような構成であるため、第8実施形態によると、矢印bで示す冷媒主流の流れにより絞り部36aにて圧損が発生する。これにより、ガスバイパス管34の上端部(受液器31の内の上部空間)よりも、ガスバイパス管34の下端部の通路(絞り部36aの下流側)圧力を引き下げることができる。そのため、受液器31内の上部のガス冷媒をガスバイパス管34を通過して絞り部36aの下流側へ積極的に排出できる。
【0089】
第8実施形態によると、受液器31内の上部のガス冷媒を排出するためのガス冷媒排出手段を、フィルタ36部分を有効利用して受液器31内にすべて構成できる。従って、受液器31内のフィルタ36部分を、ガス冷媒排出手段を持つように変更するだけで、他の部分(第1、第2連通穴32、33等)は既存の構成をそのまま使用でき、実用上好都合である。
【0090】
なお、第8実施形態において、ガスバイパス管34の下端部の通路出口部を蓋部材36bの下側空間に連通せず、蓋部材36bの絞り部36aにガスバイパス管34の下端部の通路出口部を直接連通させる構成にしてもよい。
【0091】
(他の実施形態)
なお、本発明は上述の各実施形態に限定されることなく種々変形可能なものである。例えば、第1実施形態では、冷媒の出入口ジョイント26、27を設けていない第2ヘッダタンク22に受液器31を一体に構成しているが、冷媒の出入口ジョイント26、27を設けている第1ヘッダタンク21に受液器31を一体に構成してもよい。
【0092】
また、受液器31を、凝縮器2のヘッダタンク21、22と別体で構成し、受液器31とヘッダタンク21、22との間を適宜の配管により連通させるようにしてもよい。
【0093】
また、凝縮器2のコア部23を凝縮部23aのみとし、過冷却部23bをコア部23から切り離して独立に構成するタイプの凝縮器2に本発明を適用することもできる。この場合は、第1ヘッダタンク21における出口側ジョイント27を廃止して、その代わりに、受液器31にその内部の液冷媒を流出させる出口側ジョイント(冷媒出口部)を設置し、この出口側ジョイントからの液冷媒を配管を介して過冷却部に流入させるようにすればよい。
【0094】
また、過冷却部23bを持たない冷凍サイクル装置においても、本発明は同様に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の冷媒凝縮器を示す正面図で、受液器部を断面図示している。
【図2】図1の冷媒凝縮器の概略斜視図である。
【図3】冷凍サイクル内への冷媒封入特性の実験結果を示すグラフである。
【図4】第1実施形態によるガスバイパス量の実験結果を示すグラフである。
【図5】第2実施形態の冷媒凝縮器を示す概略断面図である。
【図6】(a)は第3実施形態の要部断面図、(b)は(a)の接合プレート単体の正面図である。
【図7】(a)は第4実施形態の冷媒凝縮器を示す概略断面図、(b)は(a)のA−A断面図である。
【図8】(a)は第5実施形態の冷媒凝縮器を示す概略断面図、(b)は(a)のA−A断面図である。
【図9】(a)は第6実施形態の冷媒凝縮器を示す概略断面図、(b)は(a)のA−A断面図である。
【図10】(a)は第7実施形態の要部断面図、(b)は(a)のA−A断面図、(c)は(a)のB−B断面図である。
【図11】(a)は第8実施形態の受液器部を断面図示する要部の縦断面図で、(b)は(a)の横断面図である。
【符号の説明】
21…第1ヘッダタンク、22…第2ヘッダタンク、
22a、22b、22c…空間、23…コア部、23a…凝縮部、
23b…過冷却部、24…チューブ、31…受液器、32…第1連通穴、
33…第2連通穴、34…ガスバイパス管(ガス冷媒排出手段)、
41、43…ガスバイパス通路(ガス冷媒排出手段)。
Claims (7)
- 圧縮機(1)から吐出された過熱冷媒ガスを冷却して凝縮させる凝縮部(23a)を有する凝縮器(2)と、
前記凝縮部(23a)を通過した冷媒の気液を分離して液冷媒を溜める受液器(31)とを備える冷凍サイクル装置において、
前記凝縮部(23a)通過後の冷媒を前記受液器(31)内に流入させる冷媒流入手段(32)と、
前記受液器(31)内下部に溜まる液冷媒を流出させる冷媒流出手段(33)と、
前記凝縮器(2)のうち前記凝縮部(23a)の下部に配置され、前記冷媒流出手段(33)からの液冷媒を過冷却する過冷却部(23b)と、
前記凝縮部(23a)から前記冷媒流入手段(32)、前記受液器(31)内下部、および前記冷媒流出手段(33)を通過して前記過冷却部(23b)に向かって冷媒が流れる冷媒流路のうち、前記過冷却部(23b)の上流側に配置された圧損発生部と、
前記受液器(31)内上部に溜まるガス冷媒を排出するガス冷媒排出手段(34、41、43)とを備え、
前記圧損発生部は、前記冷媒流路の冷媒流れを絞って圧損を発生することにより前記受液器(31)内上部に比較して圧力が低下する圧力低下部位を形成するようになっており、
前記ガス冷媒排出手段は、前記受液器(31)内上部に溜まるガス冷媒を前記圧力低下部位に直接導くガスバイパス通路(34、41、43)によって構成され、
前記受液器(31)内上部に溜まるガス冷媒が前記ガスバイパス通路(34、41、43)から前記圧力低下部位を通過して前記過冷却部(23b)に流入することを特徴とする冷凍サイクル装置。 - 前記凝縮部(23a)および前記過冷却部(23b)には冷媒が流れるチューブ(24)が設けられており、
前記凝縮器(2)には、前記チューブ(24)が連通するヘッダタンク(21、22)が上下方向に延びるように配置され、
前記ヘッダタンク(21、22)に前記受液器(31)が一体に構成されており、
前記冷媒流入手段(32)および前記冷媒流出手段(33)は、前記ヘッダタンク(21、22)と前記受液器(31)とを貫通する連通穴であることを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル装置。 - 前記ガスバイパス通路は、前記受液器(31)外部に配置するガスバイパス管(34)により構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の冷凍サイクル装置。
- 前記ヘッダタンク(21、22)と前記受液器(31)との間に介在される接合プレート(40)を有し、
前記ガスバイパス通路(41)は、前記接合プレート(40)に上下方向に延びるように形成されていることを特徴とする請求項2に記載の冷凍サイクル装置。 - 前記受液器(31)の円筒状本体部(310)が押し出し加工または引き抜き加工により一体成形されるようになっており、
前記ガスバイパス通路(43)は、前記円筒状本体部(310)の一体成形時に上下方向に延びるように同時に形成されたものであることを特徴とする請求項1または2に記載の冷凍サイクル装置。 - 前記圧損発生部は前記冷媒流出手段(33)自身により構成されており、
前記ガスバイパス通路(34、41、43)の出口部を前記冷媒流出手段(33)の部位もしくは前記冷媒流出手段(33)の下流側に接続することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の冷凍サイクル装置。 - 前記受液器(31)内に異物を除去するフィルタ部材(36)を備え、前記フィルタ部材(36)は、前記冷媒流入手段(32)からの液冷媒が通過して前記冷媒流出手段(33)に向かって流れるように配置され、
前記フィルタ部材(36)に、前記受液器(31)内の空間を前記冷媒流入手段(32)側の空間と前記冷媒流出手段(33)側の空間とに仕切る仕切り部材(36b)を備え、
前記圧損発生部は、前記仕切り部材(36b)に設けられて、前記冷媒流入手段(32)と前記冷媒流出手段(33)との間の冷媒流れを絞って圧損を発生する圧損発生部(36a)であり、
前記ガスバイパス通路(34)は前記受液器(31)内に配置され、前記ガスバイパス通路(34)の出口部を前記圧損発生部(36a)の下流側もしくは前記圧損発生部(36a)の部位に接続することを特徴とする請求項1または2に記載の冷凍サイクル装置。
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