JP5028927B2 - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5028927B2
JP5028927B2 JP2006258062A JP2006258062A JP5028927B2 JP 5028927 B2 JP5028927 B2 JP 5028927B2 JP 2006258062 A JP2006258062 A JP 2006258062A JP 2006258062 A JP2006258062 A JP 2006258062A JP 5028927 B2 JP5028927 B2 JP 5028927B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
heat exchange
heat transfer
refrigerant
transfer tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006258062A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008075998A (ja
Inventor
明治 小島
正務 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2006258062A priority Critical patent/JP5028927B2/ja
Publication of JP2008075998A publication Critical patent/JP2008075998A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5028927B2 publication Critical patent/JP5028927B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

本発明は、空気調和装置、特に、冷媒の蒸発器として機能するフィンチューブ型の利用側熱交換器を備えた空気調和装置に関する。
従来より、冷媒の蒸発器として機能する第1熱交換部の下側に第1熱交換部と一体の第2熱交換部が設けられたクロスフィンチューブ型の室内熱交換器と、第1熱交換部と第2熱交換部との間に接続された室内膨張弁とを備えた空気調和装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
この空気調和装置では、第1熱交換部において、室内熱交換器を通過する空気が、室内膨張弁により減圧された後の低圧の冷媒との熱交換により冷却され、これによって、空気中の水分が第1熱交換部のフィン上で結露してドレン水となって流下して第2熱交換部に達し、そして、第2熱交換部において、第2熱交換部に達したドレン水が、室内膨張弁により減圧される前の高圧の冷媒との熱交換により加熱される(すなわち、高圧の冷媒が、ドレン水との熱交換により冷却される)という動作が行われる。これにより、ドレン水の冷熱を回収し、また、ドレン水を装置外に排出するためのドレン管における結露を抑えることができるものである。
特開2006−2949号公報
しかし、上述の空気調和装置の構成では、第2熱交換部において、ドレン水による高圧の冷媒の冷却だけでなく、第2熱交換部を通過する空気と高圧の冷媒との熱交換も生じるため、結果的に、第2熱交換部が空気の加熱器(すなわち、高圧の冷媒の冷却器)としても機能することになり、これによって、ドレン水の冷熱を効率よく回収できないという問題がある。
本発明の課題は、冷媒の蒸発器として機能する第1熱交換部の下側に第1熱交換部と一体の第2熱交換部が設けられたフィンチューブ型の熱交換器と、第1熱交換部と第2熱交換部との間に接続された膨張機構とを備えた空気調和装置において、ドレン水の冷熱を効率よく回収できるようにすることにある。
第1の発明にかかる空気調和装置は、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮機において圧縮された冷媒を冷却する熱源側熱交換器と、利用側熱交換器と、膨張機構と、遮蔽部材と、バイパス回路とを備えている。利用側熱交換器は、熱源側熱交換器において冷却された冷媒を空気との熱交換によって蒸発させる熱交換器であって、圧縮機に接続される第1伝熱管と、第1伝熱管の下側に配置されており熱源側熱交換器に接続される第2伝熱管と、第1伝熱管及び第2伝熱管に取り付けられた伝熱フィンとを有しており、第1伝熱管及び第1伝熱管に対応する伝熱フィンの上部によって第1熱交換部が形成され、第2伝熱管及び第2伝熱管に対応する伝熱フィンの下部によって第2熱交換部が形成されている。膨張機構は、第1伝熱管と第2伝熱管との間に接続される。遮蔽部材は、第2熱交換部を空気が通過しないようにする。バイパス回路は、熱源側熱交換器から第2熱交換部に送られる冷媒をバイパスして第1熱交換部に送ることを可能にする。そして、バイパス回路には、バイパス回路を流れる冷媒を流通又は遮断可能なバイパス弁が設けられている。膨張機構が設けられている第1熱交換部と第2熱交換部とを結ぶ管路には、第2熱交換部出口弁が設けられている。第2熱交換部で熱交換された後のドレン水の温度が、利用側熱交換器を通過する空気の露点、又は、この露点に基づいて決まるしきい温度よりも低い場合には、バイパス弁を閉め、かつ、第2熱交換部出口弁を開ける制御を行い、ドレン水の温度が、この露点、又は、しきい温度以上の場合には、バイパス弁を開け、かつ、第2熱交換部出口弁を閉める制御を行う。
この空気調和装置では、冷媒が圧縮機、熱源側熱交換器、第2熱交換部、膨張機構、第1熱交換部、圧縮機の順に通過して、第1熱交換部が膨張機構において減圧された低圧の冷媒と空気との熱交換により空気を冷却する冷媒の蒸発器として機能し、第2熱交換部が、第1熱交換部において空気の冷却により発生し第2熱交換部へ流下するドレン水と高圧の冷媒との熱交換により膨張機構に送られる冷媒を冷却する冷却器として機能することになる。この際、遮蔽部材によって、第2熱交換部には、空気が通過しないようになっているため、空気と高圧の冷媒との熱交換が行われにくくなっており、その結果、ドレン水と高圧の冷媒との熱交換が促進されることになる。これにより、この空気調和装置では、ドレン水の冷熱を効率よく回収することができる。
この空気調和装置では、熱源側熱交換器から第2熱交換部に送られる冷媒をバイパスして第1熱交換部に送ることを可能にするバイパス回路が設けられているため、第2熱交換部に送られる冷媒の流量を制限することができるようになり、これにより、ドレン水の再蒸発を防ぐことができる。
より具体的には、ドレン水の温度が、空気の露点、又は、この露点に基づいて決まるしきい値よりも低い場合には、ドレン水が再蒸発しないことから、バイパス弁を閉め、かつ、第2熱交換部出口弁を開ける制御を行うことによって、ドレン水と高圧の冷媒との熱交換を行う。そして、ドレン水の温度が、空気の露点、又は、この露点に基づいて決まるしきい値以上の場合には、ドレン水が再蒸発するおそれがあることから、バイパス弁を開け、かつ、第2熱交換部出口弁を閉める制御を行うことによって、ドレン水と高圧の冷媒との熱交換が行われないようにする。
第2の発明にかかる空気調和装置は、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮機において圧縮された冷媒を冷却する熱源側熱交換器と、利用側熱交換器と、膨張機構と、遮蔽部材と、バイパス回路とを備えている。利用側熱交換器は、熱源側熱交換器において冷却された冷媒を空気との熱交換によって蒸発させる熱交換器であって、圧縮機に接続される第1伝熱管と、第1伝熱管の下側に配置されており熱源側熱交換器に接続される第2伝熱管と、第1伝熱管及び第2伝熱管に取り付けられた伝熱フィンとを有しており、第1伝熱管及び第1伝熱管に対応する伝熱フィンの上部によって第1熱交換部が形成され、第2伝熱管及び第2伝熱管に対応する伝熱フィンの下部によって第2熱交換部が形成されている。膨張機構は、第1伝熱管と第2伝熱管との間に接続される。遮蔽部材は、第2熱交換部を空気が通過しないようにする。バイパス回路は、熱源側熱交換器から第2熱交換部に送られる冷媒をバイパスして第1熱交換部に送ることを可能にする。そして、バイパス回路には、バイパス回路を流れる冷媒の流量を調節することが可能な調節弁が設けられている。第2熱交換部で熱交換された後のドレン水の温度が、利用側熱交換器を通過する空気の露点、又は、この露点に基づいて決まるしきい温度よりも低い場合には、調節弁の開度を小さくする制御を行い、ドレン水の温度が、この露点、又は、しきい温度以上の場合には、開度を大きくする制御を行う。
この空気調和装置では、冷媒が圧縮機、熱源側熱交換器、第2熱交換部、膨張機構、第1熱交換部、圧縮機の順に通過して、第1熱交換部が膨張機構において減圧された低圧の冷媒と空気との熱交換により空気を冷却する冷媒の蒸発器として機能し、第2熱交換部が、第1熱交換部において空気の冷却により発生し第2熱交換部へ流下するドレン水と高圧の冷媒との熱交換により膨張機構に送られる冷媒を冷却する冷却器として機能することになる。この際、遮蔽部材によって、第2熱交換部には、空気が通過しないようになっているため、空気と高圧の冷媒との熱交換が行われにくくなっており、その結果、ドレン水と高圧の冷媒との熱交換が促進されることになる。これにより、この空気調和装置では、ドレン水の冷熱を効率よく回収することができる。
この空気調和装置では、熱源側熱交換器から第2熱交換部に送られる冷媒をバイパスして第1熱交換部に送ることを可能にするバイパス回路が設けられているため、第2熱交換部に送られる冷媒の流量を制限することができるようになり、これにより、ドレン水の再蒸発を防ぐことができる。
特に、この空気調和装置では、バイパス回路にはバイパス回路を流れる冷媒の流量を調節することが可能な調節弁が設けられているため、第2熱交換部に送られる冷媒の流量を、ドレン水の再蒸発を防ぎ、かつ、ドレン水の冷熱を極力回収することが可能な流量になるように調節することができる。
より具体的には、ドレン水の温度が、空気の露点、又は、この露点に基づいて決まるしきい値よりも低い場合には、調節弁の開度を小さくする制御を行うことによって、第2熱交換部を流れる冷媒の流量を大きくし、バイパス回路を流れる冷媒の流量を小さくして、ドレン水と高圧の冷媒との熱交換が促進されるようにする。そして、ドレン水の温度が、空気の露点、又は、この露点に基づいて決まるしきい値以上の場合には、調節弁の開度を大きくする制御を行うことによって、第2熱交換部を流れる冷媒の流量を小さくし、バイパス回路を流れる冷媒の流量を大きくして、ドレン水と高圧の冷媒との熱交換が促進されないようにする。
第3の発明にかかる空気調和装置は、第1又は第2の発明にかかる空気調和装置において、遮蔽部材は、第2熱交換部に対して、利用側熱交換器を通過する空気の流れ方向の上流側に配置されている。
この空気調和装置では、遮蔽部材が、第2熱交換部に対して、利用側熱交換器を通過する空気の流れ方向の上流側に配置されているため、空気が第2熱交換部を通過するのを確実に避けることができる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、ドレン水の冷熱を効率よく回収することができる。また、ドレン水の再蒸発を防ぐことができる。
第2の発明では、ドレン水の冷熱を効率よく回収することができる。また、ドレン水の再蒸発を防ぎ、かつ、ドレン水のの冷熱を極力回収することができる。
第3の発明では、空気が第2熱交換部を通過するのを確実に避けることができる。
以下、図面に基づいて、本発明にかかる空気調和装置の実施形態について説明する。
(1)空気調和装置の構成
図1は、本発明の一実施形態にかかる空気調和装置1の概略構成図である。空気調和装置1は、蒸気圧縮式の冷凍サイクル運転を行うことによって、室内の冷房等を行う装置である。
空気調和装置1は、いわゆるセパレートタイプの空気調和装置であり、主として、室外ユニット2と、室内ユニット4と、室外ユニット2と室内ユニット4とを接続する冷媒連絡管6、7とを備えており、蒸気圧縮式の冷媒回路10を構成している。
<室外ユニット>
室外ユニット2は、室外に設置されており、冷媒回路10の一部を構成する室外側冷媒回路10aを備えている。この室外側冷媒回路10aは、主として、熱源側熱交換器としての室外熱交換器21を有している。
室外熱交換器21は、例えば、伝熱管と多数のフィンとにより構成されたクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器からなり、室外空気を熱源として、高圧冷媒の冷却器として機能する熱交換器である。室外熱交換器21の出口は、冷媒連絡管6を介して室内ユニット4(より具体的には、後述の室内熱交換器42の入口)に接続されており、室外熱交換器21の入口は、冷媒連絡管7を介して室内ユニット4(より具体的には、後述の圧縮機43の吐出側)に接続されている。また、室外ユニット2は、本実施形態において、ユニット内に室外空気を吸入して、室外熱交換器21において冷媒と熱交換させた後に、ユニット外に排出するための室外ファン22を備えている。この室外ファン22は、室外ファン用モータ23によって駆動されるように構成されている。この室外ファン22としては、本実施形態において、軸流ファンの一種であるプロペラファンが使用されている。
また、室外ユニット2は、室外ユニット2を構成する室外ファン22等の各部の動作を制御する室外側制御部24を備えている。そして、室外側制御部24は、室外ユニット2の制御を行うために設けられたマイクロコンピュータ、メモリ等を有しており、室内ユニット4の室内側制御部50(後述)との間で制御信号等のやりとりを行うことができるようになっている。
<室内ユニット>
室内ユニット4は、室内に設置されており、冷媒回路10の一部を構成する室内側冷媒回路10bを備えている。この室内側冷媒回路10bは、主として、利用側熱交換器としての室内熱交換器42と、膨張機構41と、圧縮機43とを有している。次に、室内ユニット4の構成について、図1〜3を用いて説明する。ここで、図2は、室内ユニット4の内部の概略構造を示す斜視図(伝熱管の長手方向の中間部分を省略して図示)である。図3は、室内熱交換器42及びドレンパン45(後述)の断面図である。
室内熱交換器42は、本実施形態において、伝熱管と多数のフィンとにより構成されたクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器である。より具体的には、室内熱交換器42は、主として、複数の貫通孔71aを有しており板厚方向に間隔を空けて配置された略上下方向に延びる複数のプレートフィン61と、プレートフィン61の貫通孔61aを貫通する複数の伝熱管71とを有している。プレートフィン61の貫通孔61aは、プレートフィン61の上部から下部に向かって、伝熱管71が貫通するように配置されている。また、伝熱管71の長手方向の両端側には、複数のプレートフィン61をその並び方向から挟むように管板62が配置されている。
伝熱管71は、その長さ方向両端部においてU字管72を介して順次接続されており、室内熱交換器42の上部に配置された複数の伝熱管71の管群からなる第1伝熱管部73と、第1伝熱管部73の下側に配置された複数の伝熱管71の管群(図2においては、室内熱交換器42の下部に配置された2本の伝熱管71)からなる第2伝熱管部74とを構成している。そして、第1伝熱管部73は、その一端が圧縮機43の吸入側に接続されており、他端が膨張機構41に接続されている。また、第2伝熱管部74は、その一端が冷媒連絡管6に接続されており、他端が膨張機構41に接続されている。尚、複数のプレートフィン61のうち、室内熱交換器42の上部の第1伝熱管部73に対応する部分(すなわち、第1伝熱管部73を構成する伝熱管71のうち最下部に配置された伝熱管71と第2伝熱管部74を構成する伝熱管71のうち最上部に配置された伝熱管71との上下方向中間から室内熱交換器42の上端までの部分)を第1伝熱フィン部63とし、室内熱交換器42の下部の第2伝熱管部74に対応する部分(すなわち、第1伝熱管部73を構成する伝熱管71のうち最下部に配置された伝熱管71と第2伝熱管部74を構成する伝熱管71のうち最上部に配置された伝熱管71との上下方向中間から室内熱交換器42の下端までの部分)を第2伝熱フィン部64とする。
このように、室内熱交換器42の上部は、一端が圧縮機43の吸入側に接続され、かつ、他端が膨張機構41に接続される第1伝熱管部73と、第1伝熱管部73の周囲に略上下方向に延びるように設けられる複数の第1伝熱フィン部63とを有する第1熱交換部42aを構成している。また、室内熱交換器42の下部は、一端が冷媒連絡管6に接続され、かつ、他端が膨張機構41に接続される第2伝熱管部74と、第2伝熱管部74の外周部に略上下方向に延びるように設けられる複数の第2伝熱フィン部64とを有する第2熱交換部42bを構成している。
膨張機構41は、上述のように、第1伝熱管部73と第2伝熱管部74との間に接続されており、室外ユニット2の室外熱交換器21において冷却された高圧の冷媒を減圧するための機構である。膨張機構41は、本実施形態において、電動膨張弁である。
また、室内熱交換器42の下側には、冷房運転時や除湿運転時において、室内熱交換器42(具体的には、第1熱交換部42a)において室内空気を冷却することによって発生するドレン水を受けるためドレンパン45が配置されている。このドレンパン45には、ドレンパン45で受けられたドレン水を排出するためのドレン配管46(図1参照)が設けられている。また、室内熱交換器42の下端(具体的には、第2熱交換部42bの第2伝熱フィン部64の下端)は、ドレンパン45の底部に当接しないように間隔を空けて配置されており、室内熱交換器42を流下してドレンパン45で受けられた後のドレン水が接触しないようになっている。
また、室内ユニット4は、本実施形態において、ユニット内に室内空気(図1〜図3中矢印A参照)を吸入して、室内熱交換器42において冷媒と熱交換させた後に、供給空気(図1中の矢印B参照)として室内に供給するための室内ファン47を備えている。この室内ファン47は、室内ファン用モータ48によって駆動されるように構成されている。
圧縮機43は、低圧冷媒を吸入し、圧縮して高圧冷媒として吐出する機能を有する容積式圧縮機であり、圧縮機用モータ44によって駆動されるように構成されている。本実施形態において、圧縮機43は密閉型圧縮機であり、圧縮機用モータ44は圧縮機43のケーシング内に内蔵されている。そして、圧縮機43の吸入側は、室内熱交換器42の出口に接続されており、圧縮機43の吐出側は、冷媒連絡管7を介して室外ユニット2の室外熱交換器21の入口に接続されている。尚、本実施形態において、圧縮機43は、1台のみであるが、これに限定されず、室内ユニットの空調能力等に応じて、2台以上の圧縮機が並列に接続されたものであってもよい。
そして、この室内ユニット4では、冷房運転時や除湿運転時には、冷媒連絡管6を介して室外ユニット2から送られる冷媒を第2熱交換部42b、膨張機構41、第1熱交換部42aの順に通過させることによって、第1熱交換部42aを、膨張機構41において減圧された冷媒と室内空気との熱交換により空気を冷却する冷媒の蒸発器として機能させ、第2熱交換部42bを、第1熱交換部42aにおいて室内空気の冷却により発生し第2熱交換部42bへ流下するドレン水と室外ユニット2から送られる冷媒との熱交換によりドレン水を加熱する加熱器として機能させることが可能である。
しかし、この室内ユニット4の構成では、第2熱交換部42bにおいて、ドレン水による高圧の冷媒の冷却だけでなく、第2熱交換部42bを通過する空気と高圧の冷媒との熱交換も生じるため、結果的に、第2熱交換部42bが空気の加熱器(すなわち、高圧の冷媒の冷却器)としても機能することになり、これによって、ドレン水の冷熱を効率よく回収できないという問題がある。
そこで、本実施形態の空気調和装置1の室内ユニット4においては、第2熱交換部42bを空気が通過しないようにするための遮蔽部材65が設けられている。遮蔽部材65は、本実施形態において、第2熱交換部42bに対して、室内熱交換器42を通過する空気の流れ方向の上流側に配置されており、プレートフィン61間の隙間のうち第2伝熱フィン部64に対応する部分を塞ぐように配置された板状の部材である。また、遮蔽部材65は、本実施形態において、プレートフィン61の空気の流れ方向の上流側の縁部に接触した状態で配置されている。さらに、遮蔽部材65は、本実施形態において、室内熱交換器42の管板62やプレートフィン61等に固定されており、室内熱交換器42と一体に構成されている。
また、室内ユニット4には、各種のセンサが設けられている。具体的には、室内ユニット4には、ユニット内に吸入される室内空気の温度及び湿度を室内熱交換器42の上流側において検知する吸入空気温度・湿度センサ51が設けられている。また、室内ユニット4は、室内ユニット4を構成する圧縮機43や室内ファン47等の各部の動作を制御する室内側制御部50を備えている。この室内側制御部50は、室内ユニット4の制御を行うために設けられたマイクロコンピュータやメモリ等を有しており、室外ユニット2の室外側制御部24との間で制御信号等のやりとりを行うことができるようになっている。
以上のように、この空気調和装置1では、室外側冷媒回路10aと、室内側冷媒回路10bと、冷媒連絡管6、7とが接続されて、蒸気圧縮式の冷媒回路10が構成されている。また、室内側制御部50と室外側制御部24とによって、空気調和装置1の制御装置12が構成されている。この制御装置12には、各種センサ(本実施形態においては、吸入空気温度・湿度センサ51等)が検知した運転状態量(温度値等)に対応する信号を取り込むことができるようになっている。これらの信号は、制御装置12において、空気調和装置1の運転制御を行うために使用される。
(2)空気調和装置の動作
次に、空気調和装置1の動作について、図1〜図3を用いて説明する。
圧縮機43、室内ファン47及び室外ファン22を起動すると、低圧冷媒は、室内ユニット4において、圧縮機43に吸入されて圧縮されて高圧冷媒となる。その後、高圧冷媒は、冷媒連絡管7を経由して室外ユニット2に送られ、室外熱交換器21において、室外ファン22によって供給される室外空気と熱交換を行って冷却されて凝縮して、飽和又は少し過冷却状態の高圧の液冷媒となる。
そして、室外熱交換器21において冷却された高圧冷媒は、冷媒連絡管6を経由して室内ユニット4に送られる。この室内ユニット4に送られた高圧冷媒は、室内熱交換器42の第2熱交換部42b(具体的には、第2伝熱管部74)を通過した後、膨張機構41において減圧されて低圧の気液二相状態の冷媒になる。この低圧の気液二相状態の冷媒は、第1熱交換部42a(具体的には、第1伝熱管部73)に流入し、室内ファン47によって室内熱交換器42に供給される室内空気(図1〜3中の矢印A参照)と熱交換を行って加熱されて蒸発して、飽和又は少し過熱状態の低圧のガス冷媒となる。このとき、第1熱交換部42aにおいて室内空気の冷却によって発生したドレン水は、主として、第1熱交換部42aの第1伝熱フィン部63に沿って流下して第2熱交換部42bに到達し(図3の矢印C参照)、第2伝熱管部74内を流れる冷媒との熱交換により第2熱交換部42bの第2伝熱フィン部64に沿って流下しながら加熱される(図3の矢印D参照)。一方、第2伝熱管部74内を流れる高圧の冷媒は、ドレン水との熱交換により冷却されて、過冷却度が高くなる。そして、第2熱交換部42bにおいて加熱されたドレン水は、ドレンパン45に流下して受けられて(図3の矢印E参照)、ドレン配管46(図1参照)を通じて、室内ユニット4の外部に排出される。
ここで、本実施形態の室内ユニット4においては、第2熱交換部42bを空気が通過しないようにするための遮蔽部材65が設けられているため、第2熱交換部42bにおいて、室内空気と高圧の冷媒との熱交換が行われにくくなっており、その結果、ドレン水と高圧の冷媒との熱交換が促進されることになる。これにより、この室内ユニット4では、ドレン水の冷熱を効率よく回収することができる。しかも、遮蔽部材65は、第2熱交換部42bに対して、室内熱交換器42を通過する空気の流れ方向の上流側に配置されており、また、プレートフィン61の空気の流れ方向の上流側の縁部に接触した状態で配置されているため、空気が第2熱交換部42bを通過するのを確実に避けることができるようになっている。
そして、室内熱交換器42の第1熱交換部42aにおいて加熱された低圧冷媒は、再び、圧縮機43に吸入される。このようにして、冷房運転や除湿運転が行われる。
(3)空気調和装置の特徴
本実施形態の空気調和装置1には、以下のような特徴がある。
(A)
本実施形態の空気調和装置1では、冷媒が圧縮機43、室外熱交換器21(熱源側熱交換器)、室内熱交換器42(利用側熱交換器)の第2熱交換部42b、膨張機構41、室内熱交換器42の第1熱交換部42a、圧縮機43の順に通過して、第1熱交換部42aが膨張機構41において減圧された低圧の冷媒と空気との熱交換により空気を冷却する冷媒の蒸発器として機能し、第2熱交換部42bが、第1熱交換部42aにおいて空気の冷却により発生し第2熱交換部42bへ流下するドレン水と高圧の冷媒との熱交換により膨張機構41に送られる冷媒を冷却する冷却器として機能することになる。この際、遮蔽部材65によって、第2熱交換部42bには、空気が通過しないようになっているため、空気と高圧の冷媒との熱交換が行われにくくなっており、その結果、ドレン水と高圧の冷媒との熱交換が促進されることになる。これにより、この空気調和装置1では、ドレン水の冷熱を効率よく回収することができる。
また、冷媒連絡管6、7の長さが長い場合には、冷媒連絡管6を流れる途中で高圧の液冷媒の一部が蒸発することで、膨張機構41を通過しにくくなるため、その結果、冷媒回路10を循環する冷媒量が減り、能力が低下するおそれがあるが、本実施形態の空気調和装置では、第2熱交換部42bにおいて、高圧の冷媒がドレン水によって冷却されて過冷却度が高くなるため、そのような問題が生じにくくなっている。
(B)
本実施形態の空気調和装置1では、遮蔽部材65が、第2熱交換部42bに対して、室内熱交換器42(利用側熱交換器)を通過する空気の流れ方向の上流側に配置されているため、空気が第2熱交換部42bを通過するのを確実に避けることができる。
しかも、遮蔽部材65は、プレートフィン61の空気の流れ方向の上流側の縁部に接触した状態で配置されているため、空気が第2熱交換部42bを通過するのを避ける効果がさらに高くなっており、しかも、第2熱交換部42bにおける伝熱面積が増加することになる。
また、遮蔽部材65は、室内熱交換器42の管板62等に固定されており、室内熱交換器42と一体に構成されているため、空気調和装置1(ここでは、室内ユニット4)内に、遮蔽部材65を室内熱交換器42と別々に配置する場合に比べて、室内熱交換器42に対する位置決めが容易になる。
(4)変形例1
上述の実施形態にかかる空気調和装置1では、遮蔽部材65が室内熱交換器42に固定された構成が採用されているが、第2熱交換部42bを空気が通過しないようにする機能を有するように設けられていればよいため、例えば、図4に示されるように、遮蔽部材65をドレンパン45に固定したり、図5に示されるように、遮蔽部材65をドレンパン45に一体成形するようにしてもよい。
これらの変形例においても、上述の実施形態における遮蔽部材65と同様の効果を得ることができる。
(5)変形例2
上述の実施形態にかかる空気調和装置1では、室内熱交換器42の第2熱交換部42bを空気が通過しないようにするために、遮蔽部材65を設けて、ドレン水と高圧の冷媒との熱交換を促進するようにしているが、第2熱交換部42bで熱交換された後(より具体的には、第2熱交換部42bの最下部やドレンパン45に溜まった状態)におけるドレン水の温度が、室内熱交換器42を通過する空気の露点(すなわち、室内ユニット4内に吸入される室内空気の露点)以上になると、ドレン水の再蒸発が生じてしまい、室内熱交換器42の第1熱交換部42aを通過することで除湿された空気が再加湿されることになり、結果的に、室内ユニット4から室内に吹き出される空気(図1中の矢印B参照)の除湿が十分に行われなくなるおそれがある。
そこで、本変形例においては、図6に示されるように、室外ユニット2の室外熱交換器21から室内熱交換器42の第2熱交換部42bに送られる高圧の冷媒をバイパスして第1熱交換部42aに送ることを可能にするバイパス回路66をさらに設けるようにしている。
まず、図6に示される空気調和装置1の構成について説明すると、バイパス回路66は、第2熱交換部42bの入口と膨張機構41の入口とを結ぶように接続された管路であり、バイパス弁67が設けられている。バイパス弁67は、バイパス回路66を流れる冷媒を流通又は遮断可能な弁であり、第2熱交換部42bに冷媒を流す際には開状態となり、また、第2熱交換部42bに冷媒を流さないようにする際には閉状態となるような制御を行うことができるようになっている。ここで、バイパス弁67は、本変形例において、電磁弁からなる。また、バイパス回路66の設置に伴い、膨張機構41が設けられている第1熱交換部42aと第2熱交換部42bとを結ぶ管路には、第2熱交換部出口弁68が設けられており、バイパス弁67を開状態にした際に、第2熱交換部42bを流れる冷媒を遮断する制御を行うことができるようになっている。ここで、第2熱交換部出口弁68は、本変形例において、電磁弁からなる。さらに、ドレン水の再蒸発が生じているかどうかを検知するために、第2熱交換部42bで熱交換された後のドレン水の温度を検知するドレン水温度センサ52が設けられている。ここで、ドレン水温度センサ52は、本変形例において、第2伝熱フィン部64の最下部に設けられている。尚、ドレン水温度センサ52は、ドレンパン45の底部に設けられていてもよい。
そして、図6に示される変形例においては、上述の実施形態における冷房運転や除湿運転において、バイパス回路66等を用いて、以下のような制御が可能になっている。まず、ドレン水温度センサ52において検知されたドレン水の温度(以下、この温度をドレン水温度と呼ぶ)と、吸入空気温度・湿度センサ51において検知された室内空気の温度及び湿度から室内空気の露点を求め(以下、この温度を室内空気露点と呼ぶ)とを比較する。そして、ドレン水温度が室内空気露点(又は、室内空気露点に基づいて決まるしきい温度)よりも低い場合には、ドレン水が再蒸発しないため、バイパス弁67を閉状態にするとともに、第2熱交換部出口弁68を開状態にすることで、第2熱交換部42bに高圧の冷媒を流し、バイパス回路66には冷媒を流さないようにして、上述の実施形態と同様に、ドレン水と高圧の冷媒との熱交換を行うように制御する。一方、ドレン水温度が室内空気露点(又は、室内空気露点に基づいて決まるしきい温度)以上になった場合には、ドレン水が再蒸発するおそれがあるため、バイパス弁67を開状態にするとともに、第2熱交換部出口弁68を閉状態にすることで、第2熱交換部42bに高圧の冷媒を流さず、バイパス回路66に冷媒を流すようにして、ドレン水と高圧の冷媒との熱交換が行われないように制御する。尚、室内空気露点に基づいて決まるしきい温度は、ドレン水が再蒸発するおそれ等を考慮して、室内空気露点よりも少し低い温度に設定される。
これにより、図6に示される変形例においては、第2熱交換部42bに送られる冷媒の流量を制限することができるようになり、これにより、ドレン水の再蒸発を防ぐことができる。
また、図6に示される変形例におけるバイパス弁67を電磁弁等の冷媒の流通又は遮断のみが可能な弁ではなく、図7に示される変形例のように、電動膨張弁等のバイパス回路66を流れる冷媒の流量を調節することが可能な調節弁を設けるようにしてもよい。
まず、図7に示される空気調和装置1の構成について説明すると、バイパス回路66は、図6に示される変形例と同様、第2熱交換部42bの入口と膨張機構41の入口とを結ぶように接続された管路であり、バイパス弁69が設けられている。バイパス弁69は、バイパス回路66を流れる冷媒の流量を調節することが可能な調節弁である。尚、バイパス弁69は、本変形例において、電動膨張弁からなる。また、図6に示される変形例と同様、ドレン水の再蒸発が生じているかどうかを検知するために、第2熱交換部42bで熱交換された後のドレン水の温度を検知するドレン水温度センサ52が設けられている。
そして、図7に示される変形例においては、図6に示される変形例とは異なり、冷房運転や除湿運転において、ドレン水温度が室内空気露点(又は、室内空気露点に基づいて決まるしきい温度)以上にならない範囲で、第2熱交換部42bに高圧の冷媒を流すように、バイパス弁69の開度制御を行う。より具体的には、ドレン水温度が室内空気露点(又は、室内空気露点に基づいて決まるしきい温度)よりも低い場合には、バイパス弁69の開度が小さくなるように制御することで、第2熱交換部42bを流れる冷媒の流量を大きくし、バイパス回路66を流れる冷媒の流量を小さくして、ドレン水と高圧の冷媒との熱交換が促進されるように制御する。一方、ドレン水温度が(又は、室内空気露点に基づいて決まるしきい温度)よりも高い場合には、バイパス弁69の開度が大きくなるように制御することで、第2熱交換部42bを流れる冷媒の流量を小さくし、バイパス回路66を流れる冷媒の流量を大きくして、ドレン水と高圧の冷媒との熱交換が促進されないように制御する。
これにより、図7に示される変形例においては、第2熱交換部42bに送られる冷媒の流量を、ドレン水の再蒸発を防ぎ、かつ、ドレン水の冷熱を極力回収することが可能な流量になるように調節することができる。
(6)他の実施形態
以上、本発明の実施形態及びその変形例について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態及びその変形例に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(A)
上述の実施形態及びその変形例においては、室内ユニットに圧縮機が設けられた、いわゆるリモートコンデンサタイプの冷房専用の空気調和装置に本発明を適用した例を説明したが、これに限定されず、圧縮機が室外ユニットに設けられた空気調和装置や冷房及び暖房が切換可能な空気調和装置等のような他のタイプの空気調和装置に本発明を適用してもよい。
(B)
上述の実施形態及びその変形例においては、室内熱交換器として、クロスフィン式のフィンチューブ型熱交換器を用いているが、コルゲートフィン式のフィンチューブ型熱交換器等の他の型式のフィンチューブ型熱交換器を採用した空気調和装置に本発明を適用してもよい。
本発明を利用すれば、冷媒の蒸発器として機能する第1熱交換部の下側に第1熱交換部と一体の第2熱交換部が設けられたフィンチューブ型の熱交換器と、第1熱交換部と第2熱交換部との間に接続された膨張機構とを備えた空気調和装置において、ドレン水の冷熱を効率よく回収できるようになる。
本発明の一実施形態にかかる空気調和装置の概略構成図である。 空気調和装置の室内ユニットの内部の概略構造を示す斜視図(伝熱管の長手方向の中間部分を省略して図示)である。 室内熱交換器及びドレンパンの断面図である。 変形例1にかかる空気調和装置であって、図3に相当する図である。 変形例1にかかる空気調和装置であって、図3に相当する図である。 変形例2にかかる空気調和装置であって、図1に相当する図である。 変形例2にかかる空気調和装置であって、図1に相当する図である。
1 空気調和装置
21 室外熱交換器(熱源側熱交換器)
41 膨張機構
42 室内熱交換器(利用側熱交換器)
42a 第1熱交換部
42b 第1熱交換部
43 圧縮機
61 伝熱フィン
65 遮蔽部材
66 バイパス回路
73 第1伝熱管
74 第2伝熱管

Claims (3)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機(43)と、
    前記圧縮機において圧縮された冷媒を冷却する熱源側熱交換器(21)と、
    前記熱源側熱交換器において冷却された冷媒を空気との熱交換によって蒸発させる熱交換器であって、前記圧縮機に接続される第1伝熱管(73)と、前記第1伝熱管の下側に配置されており前記熱源側熱交換器に接続される第2伝熱管(74)と、前記第1伝熱管及び前記第2伝熱管に取り付けられた伝熱フィン(61)とを有しており、前記第1伝熱管及び前記第1伝熱管に対応する前記伝熱フィンの上部(63)によって第1熱交換部(42a)が形成され、前記第2伝熱管及び前記第2伝熱管に対応する前記伝熱フィンの下部(64)によって第2熱交換部(42b)が形成された利用側熱交換器(42)と、
    前記第1伝熱管と第2伝熱管との間に接続される膨張機構(41)と、
    前記第2熱交換部を空気が通過しないようにするための遮蔽部材(65)と、
    前記熱源側熱交換器から前記第2熱交換部に送られる冷媒をバイパスして前記第1熱交換部に送ることを可能にするバイパス回路(66)とを備え、
    前記バイパス回路には、前記バイパス回路を流れる冷媒を流通又は遮断可能なバイパス弁(67)が設けられており、
    前記膨張機構が設けられている前記第1熱交換部と前記第2熱交換部とを結ぶ管路には、第2熱交換部出口弁(68)が設けられており、
    前記第2熱交換部で熱交換された後のドレン水の温度が、前記利用側熱交換器を通過する空気の露点、又は、前記露点に基づいて決まるしきい温度よりも低い場合には、前記バイパス弁を閉め、かつ、前記第2熱交換部出口弁を開ける制御を行い、
    前記ドレン水の温度が、前記露点、又は、前記しきい温度以上の場合には、前記バイパス弁を開け、かつ、前記第2熱交換部出口弁を閉める制御を行う、
    空気調和装置(1)。
  2. 冷媒を圧縮する圧縮機(43)と、
    前記圧縮機において圧縮された冷媒を冷却する熱源側熱交換器(21)と、
    前記熱源側熱交換器において冷却された冷媒を空気との熱交換によって蒸発させる熱交換器であって、前記圧縮機に接続される第1伝熱管(73)と、前記第1伝熱管の下側に配置されており前記熱源側熱交換器に接続される第2伝熱管(74)と、前記第1伝熱管及び前記第2伝熱管に取り付けられた伝熱フィン(61)とを有しており、前記第1伝熱管及び前記第1伝熱管に対応する前記伝熱フィンの上部(63)によって第1熱交換部(42a)が形成され、前記第2伝熱管及び前記第2伝熱管に対応する前記伝熱フィンの下部(64)によって第2熱交換部(42b)が形成された利用側熱交換器(42)と、
    前記第1伝熱管と第2伝熱管との間に接続される膨張機構(41)と、
    前記第2熱交換部を空気が通過しないようにするための遮蔽部材(65)と、
    前記熱源側熱交換器から前記第2熱交換部に送られる冷媒をバイパスして前記第1熱交換部に送ることを可能にするバイパス回路(66)とを備え、
    前記バイパス回路には、前記バイパス回路を流れる冷媒の流量を調節することが可能な調節弁(69)が設けられており、
    前記第2熱交換部で熱交換された後のドレン水の温度が、前記利用側熱交換器を通過する空気の露点、又は、前記露点に基づいて決まるしきい温度よりも低い場合には、前記調節弁の開度を小さくする制御を行い、
    前記ドレン水の温度が、前記露点、又は、前記しきい温度以上の場合には、開度を大きくする制御を行う、
    空気調和装置(1)。
  3. 前記遮蔽部材(65)は、前記第2熱交換部(42b)に対して、前記利用側熱交換器(42)を通過する空気の流れ方向の上流側に配置されている、請求項1又は2に記載の空気調和装置(1)。
JP2006258062A 2006-09-22 2006-09-22 空気調和装置 Expired - Fee Related JP5028927B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006258062A JP5028927B2 (ja) 2006-09-22 2006-09-22 空気調和装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006258062A JP5028927B2 (ja) 2006-09-22 2006-09-22 空気調和装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008075998A JP2008075998A (ja) 2008-04-03
JP5028927B2 true JP5028927B2 (ja) 2012-09-19

Family

ID=39348258

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006258062A Expired - Fee Related JP5028927B2 (ja) 2006-09-22 2006-09-22 空気調和装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5028927B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5448580B2 (ja) * 2009-05-29 2014-03-19 三菱重工業株式会社 車両用空気調和装置
JP2012202627A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Sanki Eng Co Ltd 排気熱回収式空調システム
US9234673B2 (en) * 2011-10-18 2016-01-12 Trane International Inc. Heat exchanger with subcooling circuit
JP6139093B2 (ja) * 2012-10-23 2017-05-31 シャープ株式会社 パラレルフロー型熱交換器
JP2015158347A (ja) * 2014-02-25 2015-09-03 シャープ株式会社 空気調和機

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5768413U (ja) * 1980-10-14 1982-04-24
JP2004293904A (ja) * 2003-03-26 2004-10-21 Toshiba Kyaria Kk 空気調和装置
JP2006002949A (ja) * 2004-06-15 2006-01-05 Daikin Ind Ltd 空気調和装置の室内ユニット
JP3858918B2 (ja) * 2004-09-07 2006-12-20 ダイキン工業株式会社 冷凍装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008075998A (ja) 2008-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI747937B (zh) 用以控制冷凍系統之系統及方法
WO2018047331A1 (ja) 空気調和装置
US20100006276A1 (en) Multichannel Heat Exchanger
US20100011803A1 (en) Horizontal discharge air conditioning unit
JP2010060274A (ja) 相違する流れを有するマルチチャネル熱交換器
WO2011005986A2 (en) Multichannel heat exchanger with differing fin spacing
JP5028927B2 (ja) 空気調和装置
JP5071100B2 (ja) 空気調和装置
CN112377986A (zh) 空调器及空调器的控制方法
JP6949130B2 (ja) 冷凍サイクル装置
JP5594030B2 (ja) コントローラ、調湿用制御部および空調処理システム
JP2006300369A (ja) 空気調和機
KR20060070885A (ko) 공기조화기
CN108472579B (zh) 除湿装置
JP2010249335A (ja) 空気調和機
WO2023058438A1 (ja) 熱源ユニット、および空気調和装置
KR20050026591A (ko) 냉매가열식 공기조화기 및 그 제어방법
WO2005124237A1 (ja) 空気調和装置の室内ユニット
JP3724011B2 (ja) 空気調和機
KR101227477B1 (ko) 용량 가변형 응축기가 구비된 공기조화기 및 그 제어방법
JP2018054255A (ja) 空気調和装置
JP4012892B2 (ja) 空気調和機
JP3619533B2 (ja) 冷凍装置
JP3677887B2 (ja) 空気調和機
JP3885063B2 (ja) 空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090819

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110621

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110817

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120529

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120611

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees