JP5448580B2 - 車両用空気調和装置 - Google Patents
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Description
また、特許文献1に示されたものでは、エバポレータユニットの蒸発器周りに対して液冷媒配管を取り回しする必要があり、構成が煩雑になるとともに、液冷媒配管の配設具合によってはドレン水を上手く利用することができず、性能にバラツキが生じやすい等の問題があった。
すなわち、本発明にかかる車両用空気調和装置は、圧縮機、凝縮器、レシーバ、膨張弁および蒸発器等により冷媒回路が構成され、前記蒸発器、ドレンパンおよびブロアを備えたエバポレータユニットが車両の天井部に設置される車両用空気調和装置において、前記蒸発器を構成するプレートフィンの下方部位に、前記レシーバと前記膨張弁との間の液冷媒配管が貫通され、前記蒸発器と一体化された過冷却熱交換器が設けられ、前記ドレンパンは、車両の発停、旋回、登坂等によって水漏れが生じない程度の深さとされ、そのドレンパンの上縁部で蔽われた前記蒸発器の下方部位に前記過冷却熱交換器が設けられているとともに、該ドレンパンの上縁部には、前記蒸発器側に曲げられた折り返しが設けられ、前記過冷却熱交換器に対する遮風部が形成されていることを特徴とする。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1ないし図4を用いて説明する。
図1には、本発明の第1実施形態に係る車両用空気調和装置が搭載された小型バスの斜視図が示されている。マイクロバスと称されている小型バス(車両)1には、運転席のキャビン下に走行用エンジン2が搭載され、該エンジン2に空気調和装置3用の2台の電磁クラッチ付き圧縮機4が架装されている。電磁クラッチ付き圧縮機4は、エンジン2から動力を得て駆動されるようになっている。
蒸発器11は、上下方向の高さ寸法を小さくするため、図3に示されるように、車両の幅方向に長くされた長尺のプレートフィンチューブ型熱交換器とされている。また、図4に示されるように、多数のプレートフィン11Aに対して伝熱チューブ11Bが多段多列に千鳥配置された構成とされている。
空気調和装置3は、走行用エンジン2により圧縮機4が駆動されることによって運転される。圧縮機4で圧縮された冷媒は、凝縮器5でファン7を介して送風される外気と熱交換されて凝縮液化され、レシーバ6に溜められる。この冷媒は、液冷媒配管16Aを経て過冷却熱交換器9に流入され、その冷媒配管16A内を流通される過程で蒸発器11において発生される低温のドレン水により冷却され、過冷却が付与される。
このように、蒸発器11と一体化された過冷却熱交換器9を設けることによって冷房能力を向上することができ、このため、蒸発器11に組み込む過冷却熱交換器9の有無により車両1の大きさに合わせて空気調和装置3の能力を調整することが可能となる。
次に、本発明の第2実施形態について、図5を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1実施形態に対して、蒸発器11のプレートフィン11Aにスリット11Cを設けている点が異なる。その他の点については、第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態では、図5に示されるように、蒸発器11のプレートフィン11Aに対して過冷却熱交換器9側から蒸発器11側への伝熱を遮断するスリット11Cを設けた構成としている。このスリット11Cは、蒸発器11側の伝熱チューブ11B群と、過冷却熱交換器9側の冷媒配管16Aとの間を仕切るように設けることができる。
次に、本発明の第3実施形態について、図6を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1実施形態に対して、蒸発器11のプレートフィン11Aにドレンパン内への延出部11Dを設けている点が異なる。その他の点については、第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態では、図6に示されるように、蒸発器11のプレートフィン11Aに、過冷却熱交換器9の設置部位に対応して、ドレンパン12の内面側へと延びた延出部11Dを設けた構成としている。この延出部11Dは、ドレンパン12の内面と略接し、ドレンパン12に溜められるドレン水の水面下に没する位置まで延出することが望ましい。
また、コンデンサユニット8やエバポレータユニット14の配置位置は、上記実施形態のものに制限されるものではなく、適宜変更してもよい。
3 空気調和装置
4 圧縮機
5 凝縮器
6 レシーバ
9 過冷却熱交換器
10 膨張弁
11 蒸発器
11A プレートフィン
11C スリット
11D 延出部
12 ドレンパン
12B 遮風部
13 ブロア
14 エバポレータユニット
16A 液冷媒配管
17 冷媒回路
Claims (3)
- 圧縮機、凝縮器、レシーバ、膨張弁および蒸発器等により冷媒回路が構成され、前記蒸発器、ドレンパンおよびブロアを備えたエバポレータユニットが車両の天井部に設置される車両用空気調和装置において、
前記蒸発器を構成するプレートフィンの下方部位に、前記レシーバと前記膨張弁との間の液冷媒配管が貫通され、前記蒸発器と一体化された過冷却熱交換器が設けられ、
前記ドレンパンは、車両の発停、旋回、登坂等によって水漏れが生じない程度の深さとされ、そのドレンパンの上縁部で蔽われた前記蒸発器の下方部位に前記過冷却熱交換器が設けられているとともに、該ドレンパンの上縁部には、前記蒸発器側に曲げられた折り返しが設けられ、前記過冷却熱交換器に対する遮風部が形成されていることを特徴とする車両用空気調和装置。 - 圧縮機、凝縮器、レシーバ、膨張弁および蒸発器等により冷媒回路が構成され、前記蒸発器、ドレンパンおよびブロアを備えたエバポレータユニットが車両の天井部に設置される車両用空気調和装置において、
前記蒸発器を構成するプレートフィンの下方部位に、前記レシーバと前記膨張弁との間の液冷媒配管が貫通され、前記蒸発器と一体化された過冷却熱交換器が設けられ、
前記蒸発器のプレートフィンには、前記過冷却熱交換器側から前記蒸発器側への伝熱を遮断するスリットが設けられていることを特徴とする車両用空気調和装置。 - 前記蒸発器のプレートフィンには、前記過冷却熱交換器の設置部位に対応して前記ドレンパン内への延出部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用空気調和装置。
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