JP5594030B2 - コントローラ、調湿用制御部および空調処理システム - Google Patents

コントローラ、調湿用制御部および空調処理システム Download PDF

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Description

本発明は、調湿装置と空調機とを運転制御するコントローラ、調湿用制御部、および、コントローラを用いた空調処理システムに関する。
従来、特許文献1(特開2005−291570号公報)水分の吸着を行う吸着剤を担持する吸着熱交換器が冷媒回路に接続された調湿装置が知られている。この調湿装置は、冷媒の循環方向が切り換わることによって上記吸着熱交換器が蒸発器または凝縮器として機能し、除湿運転と加湿運転とが切換可能となっている。そして、例えば除湿運転では、吸着熱交換器で蒸発する冷媒によって吸着剤が冷却され、空気の水分がこの吸着剤に吸着される。吸着剤に水分を付与して除湿された空気は室内に供給され、室内の除湿が行われる。一方、加湿運転では、吸着熱交換器で凝縮する冷媒によって吸着剤が加熱され、吸着剤に吸着された水分が脱離する。この水分を含んで加湿された空気は室内に供給され、室内の加湿が行われる。
また、特許文献2(特開2003−106609号公報)のような空調機では、冷媒回路で冷媒が循環して蒸気圧縮冷凍サイクルを行う空調機が開示されている。この空調機の冷媒回路には、圧縮機、室内熱交換器、膨張弁、室外熱交換器、および四路切換弁が接続されている。この空調機は、四路切換弁の切換によって冷媒の循環方向が可逆となっており、冷房運転と暖房運転とが切換可能となっている。そして、例えば冷房運転では、蒸発器となる室内熱交換器で冷却された空気が室内に供給され、室内の冷房が行われる。一方、暖房運転では、凝縮器となる室内熱交換器で加熱された空気が室内に供給され、室内の暖房が行われる。
一般的に、制御対象の空間全体の空調負荷としては、潜熱負荷と顕熱負荷とがある。特許文献1の調湿装置と特許文献2の空調機とを、同一の空間に配備しての潜熱処理および顕熱処理を行わせる場合を考えると、調湿装置および空調機は共に、潜熱負荷に対する空調処理である潜熱処理と、顕熱負荷に対する空調処理である顕熱処理を行うことができる。このため、調湿装置に処理される潜熱処理量と、空調機に処理される潜熱処理量とを加えたものが空間全体の潜熱負荷と等しく、調湿装置に処理される顕熱処理量と、空調機に処理される顕熱処理量とを加えたものが空間全体の顕熱負荷と等しくなると言える。
しかしながら、このような場合において従来は、調湿装置と空調機とをそれぞれ単体で制御を行うことになるため、調湿装置に処理される潜熱処理量と空調機に処理される潜熱処理量とのバランスと、調湿装置に処理される顕熱処理量と空調機に処理される顕熱処理量とのバランスとを全体の消費電力という観点において最適に制御されていない。このため、空間全体の空調負荷に対する空調処理の効率が悪くなることが多い。
本発明の課題は、同一空間に配備される調湿装置と空調機とを効率よく制御できるコントローラおよびそれらを含む空調処理システムを提供することにある。
本発明の第1観点又は第2観点に係るコントローラは、調湿装置と空調機との運転制御を行うコントローラであって、外気潜熱負荷判定部と、空間顕熱負荷判定部と、運転制御部とを備える。調湿装置は、調湿用冷媒回路を有し、所定空間の調湿処理を行う。調湿用冷媒回路は、調湿用圧縮機と、第1吸着熱交換器と、第2吸着熱交換器と、調湿用膨張機構と、切換機構とが接続されてなる。切換機構は、第1切換状態と第2切換状態とを切換可能である。第1切換状態は、調湿用圧縮機から吐出された冷媒を第1吸着熱交換器、調湿用膨張機構、第2吸着熱交換器の順に循環させる状態である。第2切換状態は、調湿用圧縮機から吐出された冷媒を第2吸着熱交換器、調湿用膨張機構、第1吸着熱交換器の順に循環させる状態である。空調機は、空調用冷媒回路を有し、所定空間の空調処理を行う。空調用冷媒回路は、空調用圧縮機と、熱源側熱交換器と、利用側熱交換器と、空調用膨張機構とが少なくとも接続されてなる。外気潜熱負荷判定部は、外気潜熱負荷が大きいか否かを判定する。運転制御部は、外気潜熱負荷が大きいと判定された場合に調湿装置を除湿運転または加湿運転させ、外気潜熱負荷が大きいと判定されなかった場合に調湿装置を換気運転させる。
潜熱負荷が小さいときに調湿装置と空調機とを同時に運転させる(すなわち、調湿装置の調湿用圧縮機と空調機の空調用圧縮機とが駆動している)と、調湿装置と空調機とがともに潜熱処理および顕熱処理を行うため、潜熱処理を行っている調湿装置がさらに低負荷の運転となり成績係数が低下しやすい。
第1観点又は第2観点に係るコントローラによれば、外気潜熱負荷判定部により外気潜熱負荷が大きいと判定された場合に調湿装置を除湿運転または加湿運転させる。すなわち、この場合には、調湿装置の調湿用圧縮機を駆動させる運転を行う。また、外気潜熱負荷判定部により外気潜熱負荷が大きいと判定されなかった場合に、調湿装置を換気運転させる。すなわち、この場合には、調湿装置の調湿用圧縮機を駆動させないで停止した状態とする。このため、外気潜熱負荷が小さい場合に調湿装置の調湿用圧縮機を駆動させないで換気運転のみを行うため少なくとも調湿装置における成績係数が悪化することを防ぐことができる。よって、消費電力を削減できる。
また、外気潜熱負荷判定部は、目標絶対湿度と外気絶対湿度との湿度差が第1所定値よりも大きい場合に、外気潜熱負荷が大きいと判定する。
したがって、外気潜熱負荷判定部は確実に外気潜熱負荷が大きいと判定でき、外気潜熱負荷が小さい場合に調湿装置の調湿用圧縮機を駆動させないで換気運転のみを行うため少なくとも調湿装置における成績係数が悪化することを防ぐことができる。よって、消費電力を削減できる。
また、空間顕熱負荷判定部は、所定空間の空間顕熱負荷が大きいか否かを判定する。運転制御部は、空間顕熱負荷が大きいと判定された場合に空調機をサーモオン状態で運転させ、空間顕熱負荷が大きいと判定されなかった場合に空調機をサーモオフ状態で運転させる。
顕熱負荷が小さいときに調湿装置と空調機とを同時に運転させる(すなわち、調湿装置の調湿用圧縮機と空調機の空調用圧縮機とが駆動している)と、調湿装置と空調機とがともの潜熱処理および顕熱処理を行うため、顕熱処理を行っている空調機がさらに低負荷の運転となって成績係数が低下しやすい。
また、空間顕熱負荷判定部により空間顕熱負荷が大きいと判定された場合に空調機をサーモオン状態で運転させる。すなわち、この場合には、空調機の空調用圧縮機を駆動させる運転を行う。また、空間顕熱負荷判定部により空間顕熱負荷が大きいと判定されなかった場合に、空調機をサーモオフ状態で運転させる。すなわち、この場合には、空調機の空調用圧縮機を駆動させないで停止した状態とする。このため、空間顕熱負荷が小さい場合に空調機の空調用圧縮機を駆動させないで送風運転のみを行うため少なくとも空調機における成績係数が悪化することを防ぐことができる。また、このとき調湿装置のみ運転することになるため、潜熱処理を行っている調湿装置の負荷が増大し、調湿装置の顕熱処理量も増加することになる。よって、高効率で潜熱処理および顕熱処理を行うことができ、消費電力を削減できる。
また、空間顕熱負荷判定部は、目標温度と空間温度との温度差が第2所定値よりも大きい場合に、空間顕熱負荷が大きいと判定する。
したがって、空間顕熱負荷判定部は確実の空間顕熱負荷が大きいと判定でき、空間顕熱負荷が小さい場合に空調機の空調用圧縮機を駆動させないで送風運転のみを行うため少なくとも空調機における成績係数が悪化することを防ぐことができる。よって、消費電力を削減できる。
特に、本発明の第1観点に係るコントローラにおいては、運転制御部は、外気潜熱負荷が大きいと判定され且つ空間顕熱負荷が大きいと判定されなかった場合に、調湿装置の顕熱処理量を増加させるために、調湿装置を除湿運転または加湿運転させると同時に空調機をサーモオフ状態で運転させる。
特に、本発明の第2観点に係るコントローラにおいては、運転制御部は、空間顕熱負荷が大きいと判定され且つ外気潜熱負荷が大きいと判定されなかった場合に、空調機の潜熱処理量を増加させるために、調湿装置を換気運転させると同時に空調機をサーモオン状態で運転させる。
本発明の第観点又は第4観点に係る調湿用制御部は、調湿装置の調湿用制御部であって、外気潜熱負荷判定部と空間顕熱負荷判定部と運転制御部とを備える。調湿装置は、調湿用冷媒回路を有し、空調機が空調処理する所定空間の調湿処理を行う。調湿用冷媒回路は、調湿用圧縮機と、第1吸着熱交換器と、第2吸着熱交換器と、調湿用膨張機構と、切換機構とが接続されてなる。切換機構は、第1切換状態と第2切換状態とに切換可能である。第1切換状態は、調湿用圧縮機から吐出された冷媒を第1吸着熱交換器、調湿用膨張機構、第2吸着熱交換器の順に循環させる状態である。第2切換状態は、調湿用圧縮機から吐出された冷媒を第2吸着熱交換器、調湿用膨張機構、第1吸着熱交換器の順に循環させる状態である。外気潜熱負荷判定部は、外気潜熱負荷が大きいか否かを判定する。運転制御部は、外気潜熱負荷が大きいと判定された場合に調湿装置を除湿運転または加湿運転させ、外気潜熱負荷が大きいと判定されなかった場合に調湿装置を換気運転させる。
潜熱負荷が小さいときに調湿装置と空調機とを同時に運転させる(すなわち、調湿装置の調湿用圧縮機と空調機の空調用圧縮機とが駆動している)と、調湿装置と空調機とがともに潜熱処理および顕熱処理を行うため、潜熱処理を行っている調湿装置がさらに低負荷の運転となり成績係数が低下しやすい。
また、外気潜熱負荷判定部は、目標絶対湿度と外気絶対湿度との湿度差が第1所定値よりも大きい場合に外気潜熱負荷が大きいと判定する。空間顕熱負荷判定部は、目標温度と空間温度との温度差が第2所定値よりも大きい場合に所定空間の空間顕熱負荷が大きいと判定する。
特に、本発明の第3観点に係る調湿用制御部においては、運転制御部は、外気潜熱負荷が大きいと判定され且つ空間顕熱負荷が大きいと判定されなかった場合に、調湿装置の顕熱処理量を増加させるために、調湿装置を除湿運転または加湿運転させると同時に空調機をサーモオフ状態で運転させる。
特に、本発明の第4観点に係る調湿用制御部においては、運運転制御部は、空間顕熱負荷が大きいと判定され且つ外気潜熱負荷が大きいと判定されなかった場合に、空調機の潜熱処理量を増加させるために、調湿装置を換気運転させると同時に空調機をサーモオン状態で運転させる。
観点又は第4観点に係る調湿装置の調湿用制御部によれば、外気潜熱負荷判定部により外気潜熱負荷が大きいと判定された場合に調湿装置を除湿運転または加湿運転させる。すなわち、この場合には、調湿装置の調湿用圧縮機を駆動させる運転を行う。また、外気潜熱負荷判定部により外気潜熱負荷が大きいと判定されなかった場合に、調湿装置を換気運転させる。すなわち、この場合には、調湿装置の調湿用圧縮機を駆動させないで停止した状態とする。このため、外気潜熱負荷が小さい場合に調湿装置の調湿用圧縮機を駆動させないで換気運転のみを行うため少なくとも調湿装置における成績係数が悪化することを防ぐことができる。よって、消費電力を削減できる。また、調湿装置のコントローラにこれらの機能を持たせているため、新たにコントローラを設ける必要がなく、例えば、空調機のみが設置されている空間に調湿装置のみを追加することで実現可能である。
本発明の第5観点又は第6観点に係る空調処理システムは、調湿装置と、空調機と、コントローラとを備える。調湿装置は、調湿用冷媒回路を有し、所定空間の調湿処理を行う。調湿用冷媒回路は、調湿用圧縮機と、第1吸着熱交換器と、第2吸着熱交換器と、調湿用膨張機構と、切換機構とが接続されてなる。切換機構は、第1切換状態と第2切換状態とに切換可能である。第1切換状態は、調湿用圧縮機から吐出された冷媒を第1吸着熱交換器、調湿用膨張機構、第2吸着熱交換器の順に循環させる状態である。第2切換状態は、調湿用圧縮機から吐出された冷媒を第2吸着熱交換器、調湿用膨張機構、第1吸着熱交換器の順に循環させる状態である。空調機は、空調用冷媒回路を有し、所定空間の空調処理を行う。空調用冷媒回路は、空調用圧縮機と、熱源側熱交換器と、利用側熱交換器と、空調用膨張機構とが少なくとも接続されてなる。コントローラは、外気潜熱負荷判定部と空間顕熱負荷判定部と運転制御部とを有する。外気潜熱負荷判定部は、外気潜熱負荷が大きいか否かを判定する。運転制御部は、外気潜熱負荷が大きいと判定された場合に前記調湿装置を除湿運転または加湿運転させ、そうでない場合に前記調湿装置を換気運転させる。
潜熱負荷が小さいときに調湿装置と空調機とを同時に運転させる(すなわち、調湿装置の調湿用圧縮機と空調機の空調用圧縮機とが駆動している)と、調湿装置と空調機とがともに潜熱処理および顕熱処理を行うため、潜熱処理を行っている調湿装置がさらに低負荷の運転となり成績係数が低下しやすい。
第6観点に係る空調処理システムによれば、外気潜熱負荷判定部により外気潜熱負荷が大きいと判定された場合に調湿装置を除湿運転または加湿運転させる。すなわち、この場合には、調湿装置の調湿用圧縮機を駆動させる運転を行う。また、外気潜熱負荷判定部により外気潜熱負荷が大きいと判定されなかった場合に、調湿装置を換気運転させる。すなわち、この場合には、調湿装置の調湿用圧縮機を駆動させないで停止した状態とする。このため、外気潜熱負荷が小さい場合に調湿装置の調湿用圧縮機を駆動させないで換気運転のみを行うため少なくとも調湿装置における成績係数が悪化することを防ぐことができる。よって、消費電力を削減できる。
また、外気潜熱負荷判定部は、目標絶対湿度と外気絶対湿度との湿度差が第1所定値よりも大きい場合に外気潜熱負荷が大きいと判定する。空間顕熱負荷判定部は、目標温度と空間温度との温度差が第2所定値よりも大きい場合に所定空間の空間顕熱負荷が大きいと判定する。
特に、本発明の第5観点に係る空調処理システムにおいては、運転制御部は、外気潜熱負荷が大きいと判定され且つ空間顕熱負荷が大きいと判定されなかった場合に、調湿装置の顕熱処理量を増加させるために、調湿装置を除湿運転または加湿運転させると同時に空調機をサーモオフ状態で運転させる。
特に、本発明の第6観点に係る空調処理システムにおいては、運転制御部は、空間顕熱負荷が大きいと判定され且つ外気潜熱負荷が大きいと判定されなかった場合に、空調機の潜熱処理量を増加させるために、調湿装置を換気運転させると同時に空調機をサーモオン状態で運転させる。
本発明の第1観点又は第2観点に係るコントローラでは、外気潜熱負荷が小さい場合に調湿装置の調湿用圧縮機を駆動させないで換気運転のみを行うため少なくとも調湿装置における成績係数が悪化することを防ぐことができる。よって、消費電力を削減できる。
また、外気潜熱負荷判定部は確実に外気潜熱負荷が大きいと判定でき、外気潜熱負荷が小さい場合に調湿装置の調湿用圧縮機を駆動させないで換気運転のみを行うため少なくとも調湿装置における成績係数が悪化することを防ぐことができる。よって、消費電力を削減できる。
また、空間顕熱負荷が小さい場合に空調機の空調用圧縮機を駆動させないで送風運転のみを行うため少なくとも空調機における成績係数が悪化することを防ぐことができる。また、このとき調湿装置のみ運転することになるため、潜熱処理を行っている調湿装置の負荷が増大し、調湿装置の顕熱処理量も増加することになる。よって、高効率で潜熱処理および顕熱処理を行うことができ、消費電力を削減できる。
また、空間顕熱負荷判定部は確実の空間顕熱負荷が大きいと判定でき、空間顕熱負荷が小さい場合に空調機の空調用圧縮機を駆動させないで送風運転のみを行うため少なくとも空調機における成績係数が悪化することを防ぐことができる。よって、消費電力を削減できる。
本発明の第観点又は第4観点に係る調湿装置の調湿用制御部では、外気潜熱負荷が小さい場合に調湿装置の調湿用圧縮機を駆動させないで換気運転のみを行うため少なくとも調湿装置における成績係数が悪化することを防ぐことができる。よって、消費電力を削減できる。
本発明の第5観点又は第6観点に係る空調処理システムでは、外気潜熱負荷が小さい場合に調湿装置の調湿用圧縮機を駆動させないで換気運転のみを行うため少なくとも調湿装置における成績係数が悪化することを防ぐことができる。よって、消費電力を削減できる。
本発明の一実施形態に係る空調処理システム10の概略構成図。 調湿装置の除湿運転の第1動作における空気の流れおよび冷媒回路の状態を示す概略図。 調湿装置の除湿運転の第2動作における空気の流れおよび冷媒回路の状態を示す概略図。 調湿装置の加湿運転の第1動作における空気の流れおよび冷媒回路の状態を示す概略図。 調湿装置の加湿運転の第2動作における空気の流れおよび冷媒回路の状態を示す概略図。 空調機の概略構成図。 コントローラの概略構成図。 最適運転の処理の流れを示すフローチャート図の前半部分。 最適運転の処理の流れを示すフローチャート図の後半部分。 潜熱負荷が小さい場合の最適運転処理方法。 顕熱負荷が小さい場合の最適運転処理方法。
(1)全体構成
図1は、本発明の一実施形態に係る空調処理システム10の概略構成図である。空調処理システム10は、室内空間の潜熱処理を主に行う調湿装置20と、室内空間の顕熱処理を主に行う空調機40と、調湿装置20および空調機40に制御線90aにより接続され調湿装置20および空調機40の運転制御を行うコントローラ90とから構成される。調湿装置20と空調機40とは、ビル等の室内空間RSに配置され、空調処理を行う。
(2)調湿装置
(2−1)調湿装置の構成
調湿装置20について、図2〜5に基づいて説明する。
調湿装置20は、調湿用冷媒回路21と、室内空間RSの室内空気を調湿処理後に室外へ排出する排気ファン31と、外気を調湿処理後に室内空間RSに供給する給気ファン32とにより構成されている。調湿装置20には、第1切換機構27と、第2切換機構28と、第3切換機構29と、第4切換機構30とが設けられている。第1切換機構27は、第2吸着熱交換器23の風上側に設けられ、外気と連通させて外気と熱交換させるか、あるいは、室内空間RSと連通させて室内空気と熱交換させるかを切換可能である。第2切換機構28は、第2吸着熱交換器23の風下側に設けられ、外気と連通させて熱交換後の空気を排出させるか、あるいは、室内空間RSと連通させて熱交換後の空気を室内に供給するかを切換可能である。第3切換機構29は、第1吸着熱交換器22の風上側に設けられ、外気と連通させて外気と熱交換させるか、あるいは、室内空間RSと連通させて室内の空気と熱交換させるかを切換可能である。第4切換機構30は、第1吸着熱交換器22の風下側に設けられ、外気と連通させて熱交換後の空気を排出させるか、あるいは、室内空間RSと連通させて熱交換後の空気を室内に供給するかを切換可能である。
調湿用冷媒回路21には、第1吸着熱交換器22、第2吸着熱交換器23、調湿用圧縮機24、調湿用四路切換弁25、および調湿用電動膨張弁26が接続されている。調湿用冷媒回路21は、充填された冷媒を循環させることによって、蒸気圧縮冷凍サイクルを行う。調湿用冷媒回路21において、調湿用圧縮機24は、その吐出側が調湿用四路切換弁25の第1のポートに、その吸入側が調湿用四路切換弁25の第2のポートにそれぞれ接続されている。第1吸着熱交換器22の一端は、調湿用四路切換弁25の第3のポートに接続されている。第1吸着熱交換器22の他端は、調湿用電動膨張弁26を介して第2吸着熱交換器23の一端に接続されている。第2吸着熱交換器23の他端は、調湿用四路切換弁25の第4のポートに接続されている。
調湿用四路切換弁25は、第1のポートと第3のポートが連通して第2のポートと第4のポートが連通する第1状態(図2、4に示す状態)と、第1のポートと第4のポートが連通して第2のポートと第3のポートが連通する第2状態(図3、5に示す状態)とに切り換え可能となっている。
第1吸着熱交換器22および第2吸着熱交換器23は、何れもクロスフィン型のフィン・アンド・チューブ熱交換器によって構成されている。これら吸着熱交換器22、23は、銅製の伝熱管(図示せず)とアルミニウム製のフィン(図示せず)とを備えている。
各吸着熱交換器22、23では、各フィンの表面に吸着剤が担持されており、フィンの間を通過する空気がフィンに担持された吸着剤と接触する。この吸着剤としては、ゼオライト、シリカゲル、活性炭、親水性の官能基を有する有機高分子材料など、空気中の水蒸気を吸着できるものが用いられる。第1吸着熱交換器22および第2吸着熱交換器23は、調湿用部材を構成している。
また、調湿装置20には、各種のセンサが設けられている。調湿装置20の室外空気吸入側には、室外空気OAの温度(すなわち、外気温度Toa)を検出する外気温度センサ33と、室外空気OAの湿度(すなわち、外気湿度Hoa)を検出する外気湿度センサ34とが設けられている。調湿装置20の室内空気吸込側には、室内空気RAの温度(すなわち、室内温度Tra)を検出する室内温度センサ35と、室内空気RAの湿度(すなわち、室内湿度Hra)を検出する室内湿度センサ36とが設けられている。本実施形態において、外気温度センサ33および室内温度センサ35は、サーミスタからなる。また、調湿装置20は、調湿装置20を構成する各部の動作を制御する調湿用制御部37を有している。調湿用制御部37は、調湿装置20の制御を行うために設けられたマイクロコンピュータやメモリ等を有しており、調湿装置20を個別に操作するためのリモコン(図示せず)との間で制御信号等のやりとりを行うことができるようになっている。また、調湿用制御部37では、調湿装置20から室内空間RSに供給される供給空気SAの温度(すなわち、供給空気温度Tsa)および供給空気SAの湿度(すなわち、供給空気湿度Hsa)を、検出された外気温度Toa、外気湿度Hoa、室内温度Tra、および室内湿度Hraに基づいて演算して求めている。なお、検出される外気湿度Hoaおよび室内湿度Hraと、演算される供給空気湿度Hsaとは、絶対湿度である。
(2−2)調湿装置の動作
本実施形態の調湿装置20では、除湿運転または加湿運転を行うものである。除湿運転中や加湿運転中の調湿装置20は、取り込んだ室外空気OAを湿度調節してから供給空気SAとして室内へ供給すると同時に、取り込んだ室内空気RAを排出空気EAとして室外へ排出する。
(2−2−1)除湿運転
除湿運転中の調湿装置20では、後述する第1動作と第2動作が所定の時間間隔(例えば3分間隔)で交互に繰り返される。
まず、除湿運転の第1動作について説明する。図2に示すように、この第1動作中には、第1切換機構27が室外空間OSと第2吸着熱交換器23とを連通状態にし、第2切換機構28が室内空間RSと第2吸着熱交換器23とを連通状態にし、第3切換機構29が室内空間RSと第1吸着熱交換器22とを連通状態にし、第4切換機構30が室外空間OSと第1吸着熱交換器22とを連通状態にする。そして、この状態で調湿装置20の給気ファン32および排気ファン31が運転される。給気ファン32を運転すると、室外空気は、第1空気として第2吸着熱交換器23を通過して、室内空間RSに供給される。排気ファン31を運転すると、室内空気は、第2空気として第1吸着熱交換器22を通過して、室外空間OSに排出される。なお、第1吸着熱交換器22を第2空気が通過する経路と、第2吸着熱交換器23を第1空気が通過する経路とは交わらない。このことは、除湿運転の第1動作に限るものではない。また、ここに言う「第1空気」とは室外空間OSから調湿装置20の内部を通過して室内空間RSへ供給される空気であり、「第2空気」とは室内空間RSから調湿装置20の内部を通過して室外空間OSへ排出される空気である。
この第1動作中の調湿用冷媒回路21では、図2に示すように、調湿用四路切換弁25が第1状態に設定される。この状態の調湿用冷媒回路21では、冷媒が循環して冷凍サイクルが行われる。その際、調湿用冷媒回路21では、調湿用圧縮機24から吐出された冷媒が第1吸着熱交換器22、調湿用電動膨張弁26、第2吸着熱交換器23の順に通過し、第1吸着熱交換器22が凝縮器となって第2吸着熱交換器23が蒸発器となる。
第1空気は、第1切換機構27を通って、第2吸着熱交換器23を通過する。第2吸着熱交換器23では、第1空気中の水分が吸着剤に吸着され、その際に生じた吸着熱が冷媒に吸熱される。第2吸着熱交換器23で除湿された第1空気は、第2切換機構28を通って、給気ファン32により室内空間RSへ供給される。
一方、第2空気は、第3切換機構29を通って、第1吸着熱交換器22を通過する。第1吸着熱交換器22では、冷媒で加熱された吸着剤から水分が脱離し、この脱離した水分が第2空気に付与される。第1吸着熱交換器22で水分を付与された第2空気は、第4切換機構30を通って、排気ファン31により室外空間OSへ排出される。
除湿運転の第2動作について説明する。図3に示すように、この第2動作中には、第1切換機構27が室内空間RSと第2吸着熱交換器23とを連通状態にし、第2切換機構28が室外空間OSと第2吸着熱交換器23とを連通状態にし、第3切換機構29が室外空間OSと第1吸着熱交換器とを連通状態にし、第4切換機構が室内空間RSと第1吸着熱交換器とを連通状態にする。そして、この状態で調湿装置20の給気ファン32および排気ファン31が運転される。給気ファン32を運転すると、室外空気は、第1空気として第1吸着熱交換器22を通過して、室内空間RSに供給される。排気ファン31を運転すると、室内空気は、第2空気として第2吸着熱交換器23を通過して、室外空間OSに排出される。
この第2動作中の調湿用冷媒回路21では、図3に示すように、調湿用四路切換弁25が第2状態に設定される。この状態の調湿用冷媒回路21では、冷媒が循環して冷凍サイクルが行われる。その際、調湿用冷媒回路21では、調湿用圧縮機24から吐出された冷媒が第2吸着熱交換器23、調湿用電動膨張弁26、第1吸着熱交換器22の順に通過し、第1吸着熱交換器22が蒸発器となって第2吸着熱交換器23が凝縮器となる。
第1空気は、第3切換機構29を通って、第1吸着熱交換器22を通過する。第1吸着熱交換器22では、第1空気中の水分が吸着剤に吸着され、その際に生じた吸着熱が冷媒に吸熱される。第1吸着熱交換器22で除湿された第1空気は、第4切換機構30を通って、給気ファン32により室内空間RSへ供給される。
一方、第2空気は、第1切換機構27を通って、第2吸着熱交換器23を通過する。第2吸着熱交換器23では、冷媒で加熱された吸着剤から水分が脱離し、この脱離した水分が第2空気に付与される。第2吸着熱交換器23で水分を付与された第2空気は、第2切換機構28を通って、排気ファン31により室外空間OSへ排出される。
(2−2−2)加湿運転
加湿運転中の調湿装置20では、後述する第1動作と第2動作が所定の時間間隔(例えば3分間隔)で交互に繰り返される。
まず、加湿運転の第1動作について説明する。図4に示すように、この第1動作中には、第1切換機構27が室内空間RSと第2吸着熱交換器23とを連通状態にし、第2切換機構28が室外空間OSと第2吸着熱交換器23とを連通状態にし、第3切換機構29が室外空間OSと第1吸着熱交換器とを連通状態にし、第4切換機構が室内空間RSと第1吸着熱交換器とを連通状態にする。そして、この状態で調湿装置20の給気ファン32および排気ファン31が運転される。給気ファン32を運転すると、室外空気は、第1空気として第1吸着熱交換器22を通過して、室内空間RSに供給される。排気ファン31を運転すると、室内空気は、第2空気として第2吸着熱交換器23を通過して、室外空間OSに排出される。
この第1動作中の調湿用冷媒回路21では、図4に示すように、調湿用四路切換弁25が第1状態に設定される。そして、この調湿用冷媒回路21では、除湿運転の第1動作中と同様に、第1吸着熱交換器22が凝縮器となって第2吸着熱交換器23が蒸発器となる。
第1空気は、第3切換機構29を通って、その後に第1吸着熱交換器22を通過する。第1吸着熱交換器22では、冷媒で加熱された吸着剤から水分が脱離し、この脱離した水分が第1空気に付与される。第1吸着熱交換器22で加湿された第1空気は、第4切換機構30を通って、給気ファンにより室内空間RSへ供給される。
一方、第2空気は、第1切換機構27を通って、その後に第2吸着熱交換器23を通過する。第2吸着熱交換器23では、第2空気中の水分が吸着剤に吸着され、その際に生じた吸着熱が冷媒に吸熱される。第2吸着熱交換器23で水分を奪われた第2空気は、第2切換機構28を通って、排気ファン31により室外空間OSへ排出される。
加湿運転の第2動作について説明する。図5に示すように、この第2動作中には、第1切換機構27が室外空間OSと第2吸着熱交換器23とを連通状態にし、第2切換機構28が室内空間RSと第2吸着熱交換器23とを連通状態にし、第3切換機構29が室内空間RSと第1吸着熱交換器22とを連通状態にし、第4切換機構が室外空間OSと第1吸着熱交換器22とを連通状態にする。そして、この状態で調湿装置20の給気ファン32および排気ファン31が運転される。給気ファン32を運転すると、室外空気は、第1空気として第2吸着熱交換器23を通過して、室内空間RSに供給される。排気ファン31を運転すると、室内空気は、第2空気として第1吸着熱交換器22を通過して、室外空間OSに排出される。
この第2動作中の調湿用冷媒回路21では、図5に示すように、調湿用四路切換弁25が第2状態に設定される。そして、この調湿用冷媒回路21では、除湿運転の第2動作中と同様に、第1吸着熱交換器22が蒸発器となって第2吸着熱交換器23が凝縮器となる。
第1空気は、第1切換機構27を通って、第2吸着熱交換器23を通過する。第2吸着熱交換器23では、冷媒で加熱された吸着剤から水分が脱離し、この脱離した水分が第1空気に付与される。第2吸着熱交換器23で加湿された第1空気は、第2切換機構28を通って、給気ファン32により室内空間RSへ供給される。
一方、第2空気は、第3切換機構を通って、第1吸着熱交換器22を通過する。第1吸着熱交換器22では、第2空気中の水分が吸着剤に吸着され、その際に生じた吸着熱が冷媒に吸熱される。第1吸着熱交換器22で水分を奪われた第2空気は、第4切換機構30を通って、排気ファン31を通過後に室外空間OSへ排出される。
(3)空調機
(3−1)空調機の構成
図6は、空調機40の概略構成図である。空調機40は、蒸気圧縮式の冷凍サイクル運転を行うことによって、室内空間RSの冷暖房に使用される装置である。空調機40は、主として、1台の熱源ユニットとしての室外ユニット50と、それに並列に接続された複数台(本実施形態では、4台)の利用ユニットとしての室内ユニット70a〜70dと、室外ユニット50と室内ユニット70a〜70dとを接続する冷媒連絡管としての液冷媒連絡管81およびガス冷媒連絡管82とを備えている。すなわち、本実施形態の空調機40の蒸気圧縮式の空調用冷媒回路41は、室外ユニット50と、室内ユニット70a〜70dと、液冷媒連絡管81およびガス冷媒連絡管82とが接続されることによって構成されている。
(3−1−1)室内ユニット
室内ユニット70a〜70dは、ビル等の室内の天井に埋め込みや吊り下げ等により、または、室内の壁面に壁掛け等により設置されている。室内ユニット70a〜70dは、液冷媒連絡管81およびガス冷媒連絡管82を介して室外ユニット50に接続されており、空調用冷媒回路41の一部を構成している。
次に、室内ユニット70a〜70dの構成について説明する。なお、室内ユニット70aと室内ユニット70b〜70dとは同様の構成であるため、ここでは、室内ユニット70aの構成のみ説明し、室内ユニット70b〜70dの構成については、それぞれ、室内ユニット70aの各部を示す70a番台の符号の代わりに70b番台、70c番台、または70d番台の符号を付して、各部の説明を省略する。
室内ユニット70aは、主として、空調用冷媒回路41の一部を構成する室内側空調用冷媒回路41a(室内ユニット70bでは室内側空調用冷媒回路41b、室内ユニット70cでは室内側空調用冷媒回路41c、室内ユニット70dでは室内側空調用冷媒回路41d)を有している。この室内側空調用冷媒回路41aは、主として、空調用膨張機構としての室内膨張弁71aと、利用側熱交換器としての室内熱交換器72aとを有している。
本実施形態において、室内膨張弁71aは、室内側空調用冷媒回路41a内を流れる冷媒の流量の調節等を行うために、室内熱交換器72aの液側に接続された電動膨張弁であり、冷媒の通過を遮断することも可能である。
本実施形態において、室内熱交換器72aは、伝熱管と多数のフィンとにより構成されたクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器であり、冷房運転時には冷媒の蒸発器として機能して室内空気を冷却し、暖房運転時には冷媒の凝縮器として機能して室内空気を加熱する熱交換器である。なお、本実施形態において、室内熱交換器72aは、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器であるが、これに限定されず、他の型式の熱交換器であっても良い。
本実施形態において、室内ユニット70aは、ユニット内に室内空気を吸入して、室内熱交換器72aにおいて冷媒と熱交換させた後に、供給空気として室内に供給するための送風機としての室内ファン73aを有している。室内ファン73aは、本実施形態において、DCファンモータ等からなるモータ73amによって駆動される遠心ファンや多翼ファン等である。
また、室内ユニット70aには、各種のセンサが設けられている。室内熱交換器72aの液側には、冷媒の温度(すなわち、暖房運転時における過冷却状態の冷媒温度Tscまたは冷房運転時における蒸発温度Teに対応する冷媒温度)を検出する液側温度センサ74aが設けられている。室内熱交換器72aのガス側には、冷媒の温度を検出するガス側温度センサ75aが設けられている。室内ユニット70aの室内空気の吸入口側には、ユニット内に流入する室内空気の温度(すなわち、室内温度Tr)を検出する室内温度センサ76aが設けられている。本実施形態において、液側温度センサ74a、ガス側温度センサ75aおよび室内温度センサ76aは、サーミスタからなる。また、室内ユニット70aは、室内ユニット70aを構成する各部の動作を制御する室内側制御部77aを有している。室内側制御部77aは、室内ユニット70aの制御を行うために設けられたマイクロコンピュータやメモリ等を有しており、室内ユニット70aを個別に操作するためのリモコン(図示せず)との間で制御信号等のやりとりを行ったり、室外ユニット50との間で伝送線42aを介して制御信号等のやりとりを行ったりすることができるようになっている。
(3−1−2)室外ユニット
室外ユニット50は、ビル等の室外に設置されており、液冷媒連絡管81およびガス冷媒連絡管82を介して室内ユニット70a〜70dに接続されており、室内ユニット70a〜70dとともに空調用冷媒回路41を構成している。
次に、室外ユニット50の構成について説明する。室外ユニット50は、主として、空調用冷媒回路41の一部を構成する室外側空調用冷媒回路41eを有している。この室外側空調用冷媒回路41eは、主として、空調用圧縮機51と、空調用四路切換弁52と、熱源側熱交換器としての室外熱交換器53と、空調用膨張機構としての室外膨張弁63と、アキュムレータ54と、液側閉鎖弁55と、ガス側閉鎖弁56とを有している。
空調用圧縮機51は、運転容量を可変することが可能な圧縮機であり、本実施形態において、インバータにより回転数が制御されるモータ51mによって駆動される容積式圧縮機である。なお、本実施形態において、空調用圧縮機51は、1台のみであるが、これに限定されず、室内ユニットの接続台数等に応じて、2台以上の圧縮機が並列に接続されていても良い。
空調用四路切換弁52は、冷媒の流れの方向を切り換えるための弁であり、冷房運転時には、室外熱交換器53を空調用圧縮機51によって圧縮される冷媒の凝縮器として、かつ、室内熱交換器72a〜72dを室外熱交換器53において凝縮される冷媒の蒸発器として機能させるために、空調用圧縮機51の吐出側と室外熱交換器53のガス側とを接続するとともに空調用圧縮機51の吸入側(具体的には、アキュムレータ54)とガス冷媒連絡管82側とを接続し(冷房運転状態:図6の空調用四路切換弁52の実線を参照)、暖房運転時には、室内熱交換器72a〜72dを空調用圧縮機51によって圧縮される冷媒の凝縮器として、かつ、室外熱交換器53を室内熱交換器72a〜72dにおいて凝縮される冷媒の蒸発器として機能させるために、空調用圧縮機51の吐出側とガス冷媒連絡管82側とを接続するとともに空調用圧縮機51の吸入側と室外熱交換器53のガス側とを接続することが可能である(暖房運転状態:図6の空調用四路切換弁52の破線を参照)。
本実施形態において、室外熱交換器53は、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器であり、空気を熱源として冷媒と熱交換するための機器である。室外熱交換器53は、冷房運転時には冷媒の凝縮器として機能し、暖房運転時には冷媒の蒸発器として機能する熱交換器である。室外熱交換器53は、そのガス側が空調用四路切換弁52に接続され、その液側が室外膨張弁63に接続されている。なお、本実施形態において、室外熱交換器53は、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器であるが、これに限定されず、他の型式の熱交換器であっても良い。
本実施形態において、室外膨張弁63は、室外側空調用冷媒回路41e内を流れる冷媒の圧力や流量等の調節を行うために、冷房運転を行う際の空調用冷媒回路41における冷媒の流れ方向において室外熱交換器53の下流側に配置された(本実施形態においては、室外熱交換器53の液側に接続されている)電動膨張弁である。なお、本実施形態では、空調用膨張機構として、室外ユニットに室外膨張弁63を設けていたり、室内ユニット70a〜70dそれぞれに室内膨張弁71a〜71dを設けていたりするが、空調用膨張機構の位置はこれに限らない。空調用膨張機構は、例えば、室外ユニット50のみに設けても良いし、室内ユニット70a〜70dや室外ユニット50とは独立した接続ユニットに設けても良い。
本実施形態において、室外ユニット50は、ユニット内に室外空気を吸入して、室外熱交換器53において冷媒と熱交換させた後に、室外に排出するための送風機としての室外ファン57を有している。この室外ファン57は、室外熱交換器53に供給する空気の風量を可変することが可能なファンであり、本実施形態において、DCファンモータ等からなるモータ57mによって駆動されるプロペラファン等である。
液側閉鎖弁55およびガス側閉鎖弁56は、外部の機器または配管(具体的には、液冷媒連絡管81およびガス冷媒連絡管82)との接続口に設けられた弁である。液側閉鎖弁55は、冷房運転を行う際の空調用冷媒回路41における冷媒の流れ方向において室外膨張弁63の下流側であって液冷媒連絡管81の上流側に配置されており、冷媒の通過を遮断することが可能である。ガス側閉鎖弁56は、空調用四路切換弁52に接続されている。
また、室外ユニット50には、各種のセンサが設けられている。具体的には、室外ユニット50には、空調用圧縮機51の吸入圧力を検出する吸入圧力センサ58と、空調用圧縮機51の吐出圧力を検出する吐出圧力センサ59と、空調用圧縮機51の吸入温度を検出する吸入温度センサ60と、空調用圧縮機51の吐出温度を検出する吐出温度センサ61とが設けられている。室外ユニット50の室外空気の吸入口側には、ユニット内に流入する室外空気の温度(すなわち、室外温度)を検出する室外温度センサ62が設けられている。本実施形態において、吸入温度センサ60、吐出温度センサ61、および室外温度センサ62は、サーミスタからなる。また、室外ユニット50は、室外ユニット50を構成する各部の動作を制御する室外側制御部64を有している。室外側制御部64は、室外ユニット50の制御を行うために設けられたマイクロコンピュータ、メモリやモータ51mを制御するインバータ回路等を有しており、室内ユニット70a〜70dの室内側制御部77a〜77dとの間で伝送線42aを介して制御信号等のやりとりを行うことができるようになっている。すなわち、室内側制御部77a〜77dと室外側制御部64との間を接続する伝送線42aとによって、空調機40全体の運転制御を行う空調用制御部42が構成されている。
空調用制御部42は、各種センサ58〜62、74a〜74d、75a〜75d、76a〜76dの検出信号を受けることができるように接続されるとともに、これらの検出信号等に基づいて各種機器および弁51、52、57、63、71a〜71d、73a〜73dを制御することができるように接続されている。また、空調用制御部42を構成するメモリには、各種データが格納されている。
(3−1−3)冷媒連絡管
冷媒連絡管81、82は、空調機40をビル等の設置場所に設置する際に、現地にて施工される冷媒管であり、設置場所や室外ユニットと室内ユニットとの組み合わせ等の設置条件に応じて種々の長さや管径を有するものが使用される。このため、例えば、新規に空調機を設置する場合には、空調機40に対して、冷媒連絡管81、82の長さや管径等の設置条件に応じた適正な量の冷媒を充填する必要がある。
以上のように、室内側空調用冷媒回路41a〜41dと、室外側空調用冷媒回路41eと、冷媒連絡管81、82とが接続されて、空調機40の空調用冷媒回路41が構成されている。そして、本実施形態の空調機40は、室内側制御部77a〜77dと室外側制御部64とから構成される空調用制御部42によって、空調用四路切換弁52により冷房運転および暖房運転を切り換えて運転を行うとともに、各室内ユニット70a〜70dの運転負荷に応じて、室外ユニット50および室内ユニット70a〜70dの各機器の制御を行うようになっている。
(3−2)空調機の動作
次に、本実施形態の空調機40の動作について説明する。
空調機40では、下記の冷房運転および暖房運転において、利用者がリモコン等の入力装置により設定している設定温度Tsに室内温度Trを近づける室内温度最適制御を、各室内ユニット70a〜70dに対して行っている。この室内温度最適制御では、設定温度Tsに、室内温度Trが収束するように、各室内膨張弁71a〜71dの開度が調整される。なお、ここでいう「各室内膨張弁71a〜71dの開度の調整」とは、冷房運転の場合には各室内熱交換器72a〜72dの出口の過熱度の制御のことであり、暖房運転の場合には各室内熱交換器72a〜72dの出口の過冷却度の制御のことである。
(3−2−1)冷房運転
まず、冷房運転について、図6を用いて説明する。
冷房運転時は、空調用四路切換弁52が図6の実線で示される状態、すなわち、空調用圧縮機51の吐出側が室外熱交換器53のガス側に接続され、かつ、空調用圧縮機51の吸入側がガス側閉鎖弁56およびガス冷媒連絡管82を介して室内熱交換器72a〜72dのガス側に接続された状態となっている。ここで、室外膨張弁63は、全開状態にされている。液側閉鎖弁55およびガス側閉鎖弁56は、開状態にされている。各室内膨張弁71a〜71dは、室内熱交換器72a〜72dの出口(すなわち、室内熱交換器72a〜72dのガス側)における冷媒の過熱度SHが目標過熱度SHtで一定になるように開度調節されるようになっている。なお、目標過熱度SHtは、所定の過熱度範囲の内で室内温度Trが設定温度Tsに収束するために最適な温度値に設定される。本実施形態において、各室内熱交換器72a〜72dの出口における冷媒の過熱度SHは、ガス側温度センサ75a〜75dにより検出される冷媒温度値から液側温度センサ74a〜74dにより検出される冷媒温度値(蒸発温度Teに対応)を差し引くことによって検出される。ただし、各室内熱交換器72a〜72dの出口における冷媒の過熱度SHは、上述の方法で検出することに限らずに、吸入圧力センサ58により検出される空調用圧縮機51の吸入圧力を蒸発温度Teに対応する飽和温度値に換算し、ガス側温度センサ75a〜75dにより検出される冷媒温度値からこの冷媒の飽和温度値を差し引くことによって検出してもよい。なお、本実施形態では採用していないが、各室内熱交換器72a〜72d内を流れる冷媒の温度を検出する温度センサを設けて、この温度センサにより検出される蒸発温度Teに対応する冷媒温度値を、ガス側温度センサ75a〜75dより検出される冷媒温度値から差し引くことによって、各室内熱交換器72a〜72dの出口における冷媒の過熱度SHを検出するようにしてもよい。
この空調用冷媒回路41の状態で、空調用圧縮機51、室外ファン57および室内ファン73a〜73dを運転すると、低圧のガス冷媒は、空調用圧縮機51に吸入されて圧縮されて高圧のガス冷媒となる。その後、高圧のガス冷媒は、空調用四路切換弁52を経由して室外熱交換器53に送られて、室外ファン57によって供給される室外空気と熱交換を行って凝縮して高圧の液冷媒となる。そして、この高圧の液冷媒は、液側閉鎖弁55および液冷媒連絡管81を経由して、室内ユニット70a〜70dに送られる。
この室内ユニット70a〜70dに送られた高圧の液冷媒は、室内膨張弁71a〜71dによって空調用圧縮機51の吸入圧力近くまで減圧されて低圧の気液二相状態の冷媒となって室内熱交換器72a〜72dに送られ、室内熱交換器72a〜72dにおいて室内空気と熱交換を行って蒸発して低圧のガス冷媒となる。
この低圧のガス冷媒は、ガス冷媒連絡管82を経由して室外ユニット50に送られ、ガス側閉鎖弁56および空調用四路切換弁52を経由して、アキュムレータ54に流入する。そして、アキュムレータ54に流入した低圧のガス冷媒は、再び、空調用圧縮機51に吸入される。このように、空調機40では、室外熱交換器53を空調用圧縮機51において圧縮される冷媒の凝縮器として、かつ、室内熱交換器72a〜72dを室外熱交換器53において凝縮された後に液冷媒連絡管81および室内膨張弁71a〜71dを通じて送られる冷媒の蒸発器として機能させる冷房運転を少なくとも行うことが可能である。なお、空調機40では、室内熱交換器72a〜72dのガス側に冷媒の圧力を調整する機構がないため、全ての室内熱交換器72a〜72dにおける蒸発圧力Peが共通の圧力となる。
(3−2−2)暖房運転
次に、暖房運転について説明する。
暖房運転時は、空調用四路切換弁52が図6の破線で示される状態(暖房運転状態)、すなわち、空調用圧縮機51の吐出側がガス側閉鎖弁56およびガス冷媒連絡管82を介して室内熱交換器72a〜72dのガス側に接続され、かつ、空調用圧縮機51の吸入側が室外熱交換器53のガス側に接続された状態となっている。室外膨張弁63は、室外熱交換器53に流入する冷媒を室外熱交換器53において蒸発させることが可能な圧力(すなわち、蒸発圧力Pe)まで減圧するために開度調節されるようになっている。また、液側閉鎖弁55およびガス側閉鎖弁56は、開状態にされている。室内膨張弁71a〜71dは、室内熱交換器72a〜72dの出口における冷媒の過冷却度SCが目標過冷却度SCtで一定になるように開度調節されるようになっている。なお、目標過冷却度SCtは、その時の運転状態に応じて特定される過冷却度範囲の内で室内温度Trが設定温度Tsに収束するために最適な温度値に設定される。本実施形態において、室内熱交換器72a〜72dの出口における冷媒の過冷却度SCは、吐出圧力センサ59により検出される空調用圧縮機51の吐出圧力Pdを凝縮温度Tcに対応する飽和温度値に換算し、この冷媒の飽和温度値から液側温度センサ74a〜74dにより検出される冷媒温度Tscを差し引くことによって検出される。なお、本実施形態では採用していないが各室内熱交換器72a〜72d内を流れる冷媒の温度を検出する温度センサを設けて、この温度センサにより検出される凝縮温度Tcに対応する冷媒温度値を、液側温度センサ74a〜74dにより検出される冷媒温度Tscから差し引くことによって室内熱交換器72a〜72dの出口における冷媒の過冷却度SCを検出するようにしても良い。
この空調用冷媒回路41の状態で、空調用圧縮機51、室外ファン57および室内ファン73a、53、63を運転すると、低圧のガス冷媒は、空調用圧縮機51に吸入されて圧縮されて高圧のガス冷媒となり、空調用四路切換弁52、ガス側閉鎖弁56およびガス冷媒連絡管82を経由して、室内ユニット70a〜70dに送られる。
そして、室内ユニット70a〜70dに送られた高圧のガス冷媒は、室内熱交換器72a〜72dにおいて、室内空気と熱交換を行って凝縮して高圧の液冷媒となった後、室内膨張弁71a〜71dを通過する際に、室内膨張弁71a〜71dの弁開度に応じて減圧される。
この室内膨張弁71a〜71dを通過した冷媒は、液冷媒連絡管81を経由して室外ユニット50に送られ、液側閉鎖弁55および室外膨張弁63を経由してさらに減圧された後に、室外熱交換器53に流入する。そして、室外熱交換器53に流入した低圧の気液二相状態の冷媒は、室外ファン57によって供給される室外空気と熱交換を行って蒸発して低圧のガス冷媒となり、空調用四路切換弁52を経由してアキュムレータ54に流入する。そして、アキュムレータ54に流入した低圧のガス冷媒は、再び、空調用圧縮機51に吸入される。
(4)コントローラ
(4−1)コントローラの構成
コントローラ90は、図7に示すように、データ処理部91と、記憶部としてのメモリ92と、入力部93と、表示部94と、運転制御部95と、送受信部96とにより構成されている。図7は、コントローラ90の概略構成図である。
データ処理部91は、外気潜熱負荷判定部91aと、空間顕熱負荷判定部91bと、消費電力検出部91cとにより構成される。外気潜熱負荷判定部91aは、外気潜熱負荷が大きいか否かを判定する。具体的には、外気潜熱負荷判定部91aは、目標絶対湿度Htoaと外気湿度Hoaとの湿度差ΔHが第1所定値よりも大きい場合に、外気潜熱負荷が大きいと判定する。空間顕熱負荷判定部91bは、室内空間RSの空間顕熱負荷が大きいか否かを判定する。具体的には、空間顕熱負荷判定部91bは、目標室内温度Ttraと室内温度Traとの温度差ΔTが第2所定値よりも大きい場合に、空間顕熱負荷が大きいと判定する。消費電力検出部91cは送受信部96により受信した調湿装置20の消費電力データと空調機40の消費電力データとを検出し、全体の消費電力(調湿装置20の消費電力と空調機40の消費電力とを合算した消費電力)を算出する。
メモリ92は、RAMやROM等の内部メモリとハードディスク等の外部メモリを含む。メモリ92は、後述するように、消費電力検出部91cにより算出された全体の消費電力を記憶する。
入力部93は、キーボードやマウス等の入力するための装置であっても良いし、コントローラ90に配置されたボタンなどであっても良い。
表示部94は、図示は省略するが、液晶ディスプレイ等の画面であり、情報の内容を利用者が認識しやすいように設けられている。
運転制御部95は、データ処理部91により判定された場合に応じて、調湿装置20や空調機40の各種機器を制御する。例えば、運転制御部95は、調湿用圧縮機24の駆動または停止の指令を出したり、空調用圧縮機51の駆動または停止の指令を出したりする。
送受信部96は、調湿装置20の調湿用制御部37や空調機40の空調用制御部42と制御線を介して接続され、各種情報の送受信を行う。
(4−2)コントローラの動作
コントローラ90は、入力部93により消費電力最小モードに設定されると、消費電力最小制御を行う、以下に、消費電力最小制御について図8および図9のフローチャートに基づいて説明する。
まず、ステップS1では、調湿装置20および空調機40の両方がON状態となっているか否かを判定する。両方がON状態となっていればステップS2へ移行し、そうでなければステップS1へ戻る。
ステップS2では、調湿装置20および空調機40の両方がON状態となってから第1所定時間が経過したか否かを判定する。ステップS2で第1所定時間が経過したと判定された場合にはステップS11へ移行し、そうでない場合には、ステップS3へ移行する。
ステップS3では、外気潜熱負荷判定部91aが目標絶対湿度Htoaと外気湿度Hoaとの湿度差ΔHを算出する。
ステップS4では、ステップS3において算出された湿度差ΔHが第1所定値よりも大きいか否かを外気潜熱負荷判定部91aが判定する。湿度差ΔHが第1所定値よりも大きい場合にはステップS6へ移行し、そうでない場合にはステップS5へ移行する。
ステップS5では、運転制御部95は、調湿装置20に換気運転を行うように指令を出す。ステップS6では、運転制御部95は、調湿装置20に調湿運転(すなわち、除湿運転または加湿運転)を行うように指令を出す。
ステップS7では、空間顕熱負荷判定部91bが目標室内温度Ttraと室内温度Traとの温度差ΔTを算出する。
ステップS8では、ステップS7において算出された温度差ΔTが第2所定値よりも大きいか否かを空間顕熱負荷判定部91bが判定する。温度差ΔTが第2所定値よりも大きい場合にはステップS10へ移行し、そうでない場合にはステップS9へ移行する。
ステップS9では、運転制御部95は、空調機40に強制サーモOFF状態で運転するように指令を出す。ステップS10では、運転制御部95は、空調機40にサーモON状態で運転するように指示する。
ステップS11では、第2所定時間が経過したか否かを判定する。ステップS11で第2所定時間が経過したと判定された場合にはステップS2に戻り、そうでない場合にはステップS11に戻る。
ステップS12では、外気潜熱負荷判定部91aが目標絶対湿度Htoaと外気湿度Hoaとの湿度差ΔHを算出する。
ステップS13では、外気潜熱負荷判定部91aがステップS12において算出された湿度差ΔHが第1所定値よりも大きいか否かを判定する。湿度差ΔHが第1所定値よりも大きい場合にはステップS15へ移行し、そうでない場合にはステップS14へ移行する。
ステップS14では、運転制御部95は、調湿装置20に換気運転を行うように指令を出す。ステップS15では、運転制御部95は、調湿装置20に調湿運転(すなわち、除湿運転または加湿運転)を行うように指令を出す。
ステップS16では、空間顕熱負荷判定部91bが目標室内温度Ttraと室内温度Traとの温度差ΔTを算出する。
ステップS17では、ステップS16において算出された温度差ΔTが第2所定値よりも大きいか否かを空間顕熱負荷判定部91bが判定する。温度差ΔTが第2所定値よりも大きい場合にはステップS19へ移行し、そうでない場合にはステップS18へ移行する。
ステップS18では、運転制御部95は、空調機40に強制サーモOFF状態で運転するように指令を出す。ステップS19では、運転制御部95は、空調機40にサーモON状態で運転するように指示する。
ステップS20では、第3所定時間が経過したか否かを判定する。ステップS20で第3所定時間が経過したと判定された場合にはステップS12に戻り、そうでない場合にはステップS20に戻る。
(5)特徴
(5−1)
本実施形態に係るコントローラ90によれば、外気潜熱負荷判定部91aにより外気潜熱負荷が大きいと判定された場合に調湿装置20を除湿運転または加湿運転させる。すなわち、この場合には、調湿装置20の調湿用圧縮機24を駆動させる運転を行う。また、外気潜熱負荷判定部91aにより外気潜熱負荷が大きいと判定されなかった場合に、調湿装置20を換気運転させる。すなわち、この場合には、調湿装置20の調湿用圧縮機24を駆動させないで停止した状態とする。
このため、外気潜熱負荷が小さい場合に調湿装置20の調湿用圧縮機24を駆動させないで換気運転のみを行うため少なくとも調湿装置における成績係数が悪化することを防ぐことができる。また、このとき空調機40のみを運転することになるため、顕熱処理を行っている空調機40の負荷が増大し、潜熱処理量も増加することになる(図10参照)。よって、消費電力を削減できる。
さらに、本実施形態に係るコントローラ90によれば、空間顕熱負荷判定部91bにより空間顕熱負荷が大きいと判定された場合に空調機40をサーモオン状態で運転させる。すなわち、この場合には、空調機40の空調用圧縮機51を駆動させる運転を行う。また、空間顕熱負荷判定部91bにより空間顕熱負荷が大きいと判定されなかった場合に、空調機40をサーモオフ状態で運転させる。すなわち、この場合には、空調機の空調用圧縮機51を駆動させないで停止した状態とする。
このため、空間顕熱負荷が小さい場合に空調機の空調用圧縮機を駆動させないで送風運転のみを行うため少なくとも空調機における成績係数が悪化することを防ぐことができる。また、このとき調湿装置のみ運転することになるため、潜熱処理を行っている調湿装置の負荷が増大し、調湿装置の顕熱処理量も増加することになる(図11参照)。よって、高効率で潜熱処理および顕熱処理を行うことができ、消費電力を削減できる。
(6)変形例
(6−1)変形例A
上記実施形態では、空調処理システム10は、1つの空間に配置される調湿装置20および空調機40を1台のコントローラ90により制御しているが、これに限らずに、複数の空間に配置される調湿装置20および空調機40を同一空間ごとに分けて1台のコントローラにより制御しても良い。
(6−2)変形例B
上記実施形態では、コントローラ90は、調湿装置20および空調機40とは独立したコントローラとなっているがこれに限らず、コントローラ90の機能を例えば調湿用制御部37に全て持たせるようにしても良い。このような形態とすることにより、新たにコントローラを設ける必要がなく、例えば、空調機40のみが設置されている空間に調湿装置20のみを追加することで実現可能である。
10 空調処理システム
20 調湿装置
21 調湿用冷媒回路
22 第1吸着熱交換器
23 第2吸着熱交換器
24 調湿用圧縮機
25 調湿用四路切換弁(切換機構)
26 調湿用電動膨張弁(調湿用膨張機構)
40 空調機
51 空調用圧縮機
53 室外熱交換器(熱源側熱交換器)
63 室外膨張弁(空調用膨張機構)
71a〜71d 室内膨張弁(空調用膨張機構)
72a〜72d 室内熱交換器(利用側熱交換器)
90 コントローラ
91a 外気潜熱負荷判定部
91b 空間顕熱負荷判定部
95 運転制御部
特開2005−291570号公報 特開2003−106609号公報

Claims (6)

  1. 調湿用圧縮機(24)と、第1吸着熱交換器(22)と、第2吸着熱交換器(23)と、調湿用膨張機構(26)と、前記調湿用圧縮機から吐出された冷媒を前記第1吸着熱交換器、前記調湿用膨張機構、前記第2吸着熱交換器の順に循環させる第1切換状態と、前記調湿用圧縮機から吐出された冷媒を前記第2吸着熱交換器、前記調湿用膨張機構、前記第1吸着熱交換器の順に循環させる第2切換状態とに切り換え可能な切換機構(25)とが接続されてなる調湿用冷媒回路(21)を有し、所定空間(RS)の調湿処理を行う調湿装置(20)と、
    空調用圧縮機(51)と、熱源側熱交換器(53)と、利用側熱交換器(72a〜72d)と、空調用膨張機構(63,71a〜71d)とが少なくとも接続されてなる空調用冷媒回路(41)を有し、前記所定空間の空調処理を行う空調機(40)と、
    の運転制御を行うコントローラ(90)であって、
    目標絶対湿度と外気絶対湿度との湿度差が第1所定値よりも大きい場合に外気潜熱負荷が大きいと判定する外気潜熱負荷判定部(91a)と、
    目標温度と空間温度との温度差が第2所定値よりも大きい場合に前記所定空間の空間顕熱負荷が大きいと判定する空間顕熱負荷判定部(91b)と、
    外気潜熱負荷が大きいと判定された場合に前記調湿装置を除湿運転または加湿運転させ、外気潜熱負荷が大きいと判定されなかった場合に前記調湿装置を換気運転させる運転制御部(95)と、
    を備え
    前記運転制御部は、外気潜熱負荷が大きいと判定され且つ空間顕熱負荷が大きいと判定されなかった場合に、前記調湿装置の顕熱処理量を増加させるために、前記調湿装置を除湿運転または加湿運転させると同時に前記空調機をサーモオフ状態で運転させる、コントローラ(90)。
  2. 調湿用圧縮機(24)と、第1吸着熱交換器(22)と、第2吸着熱交換器(23)と、調湿用膨張機構(26)と、前記調湿用圧縮機から吐出された冷媒を前記第1吸着熱交換器、前記調湿用膨張機構、前記第2吸着熱交換器の順に循環させる第1切換状態と、前記調湿用圧縮機から吐出された冷媒を前記第2吸着熱交換器、前記調湿用膨張機構、前記第1吸着熱交換器の順に循環させる第2切換状態とに切り換え可能な切換機構(25)とが接続されてなる調湿用冷媒回路(21)を有し、所定空間(RS)の調湿処理を行う調湿装置(20)と、
    空調用圧縮機(51)と、熱源側熱交換器(53)と、利用側熱交換器(72a〜72d)と、空調用膨張機構(63,71a〜71d)とが少なくとも接続されてなる空調用冷媒回路(41)を有し、前記所定空間の空調処理を行う空調機(40)と、
    の運転制御を行うコントローラ(90)であって、
    目標絶対湿度と外気絶対湿度との湿度差が第1所定値よりも大きい場合に外気潜熱負荷が大きいと判定する外気潜熱負荷判定部(91a)と、
    目標温度と空間温度との温度差が第2所定値よりも大きい場合に前記所定空間の空間顕熱負荷が大きいと判定する空間顕熱負荷判定部(91b)と、
    外気潜熱負荷が大きいと判定された場合に前記調湿装置を除湿運転または加湿運転させ、外気潜熱負荷が大きいと判定されなかった場合に前記調湿装置を換気運転させる運転制御部(95)と、
    を備え
    前記運転制御部は、空間顕熱負荷が大きいと判定され且つ外気潜熱負荷が大きいと判定されなかった場合に、前記空調機の潜熱処理量を増加させるために、前記調湿装置を換気運転させると同時に前記空調機をサーモオン状態で運転させる、コントローラ(90)。
  3. 調湿用圧縮機(24)と、第1吸着熱交換器(22)と、第2吸着熱交換器(23)と、調湿用膨張機構(26)と、前記調湿用圧縮機から吐出された冷媒を前記第1吸着熱交換器、前記調湿用膨張機構、前記第2吸着熱交換器の順に循環させる第1切換状態と、前記調湿用圧縮機から吐出された冷媒を前記第2吸着熱交換器、前記調湿用膨張機構、前記第1吸着熱交換器の順に循環させる第2切換状態とに切り換え可能な切換機構(25)とが接続されてなる調湿用冷媒回路(21)を有し、空調機(40)が空調処理する所定空間(RS)の調湿処理を行う調湿装置(20)の調湿用制御部(37)であって、
    目標絶対湿度と外気絶対湿度との湿度差が第1所定値よりも大きい場合に外気潜熱負荷が大きいと判定する外気潜熱負荷判定部(91a)と、
    目標温度と空間温度との温度差が第2所定値よりも大きい場合に前記所定空間の空間顕熱負荷が大きいと判定する空間顕熱負荷判定部(91b)と、
    外気潜熱負荷が大きいと判定された場合に前記調湿装置を除湿運転または加湿運転させ、外気潜熱負荷が大きいと判定されなかった場合に前記調湿装置を換気運転させる運転制御部(95)と、
    を備え
    前記運転制御部は、外気潜熱負荷が大きいと判定され且つ空間顕熱負荷が大きいと判定されなかった場合に、前記調湿装置の顕熱処理量を増加させるために、前記調湿装置を除湿運転または加湿運転させると同時に前記空調機をサーモオフ状態で運転させる、調湿用制御部(90)。
  4. 調湿用圧縮機(24)と、第1吸着熱交換器(22)と、第2吸着熱交換器(23)と、調湿用膨張機構(26)と、前記調湿用圧縮機から吐出された冷媒を前記第1吸着熱交換器、前記調湿用膨張機構、前記第2吸着熱交換器の順に循環させる第1切換状態と、前記調湿用圧縮機から吐出された冷媒を前記第2吸着熱交換器、前記調湿用膨張機構、前記第1吸着熱交換器の順に循環させる第2切換状態とに切り換え可能な切換機構(25)とが接続されてなる調湿用冷媒回路(21)を有し、空調機(40)が空調処理する所定空間(RS)の調湿処理を行う調湿装置(20)の調湿用制御部(37)であって、
    目標絶対湿度と外気絶対湿度との湿度差が第1所定値よりも大きい場合に外気潜熱負荷が大きいと判定する外気潜熱負荷判定部(91a)と、
    目標温度と空間温度との温度差が第2所定値よりも大きい場合に前記所定空間の空間顕熱負荷が大きいと判定する空間顕熱負荷判定部(91b)と、
    外気潜熱負荷が大きいと判定された場合に前記調湿装置を除湿運転または加湿運転させ、外気潜熱負荷が大きいと判定されなかった場合に前記調湿装置を換気運転させる運転制御部(95)と、
    を備え
    前記運転制御部は、空間顕熱負荷が大きいと判定され且つ外気潜熱負荷が大きいと判定されなかった場合に、前記空調機の潜熱処理量を増加させるために、前記調湿装置を換気運転させると同時に前記空調機をサーモオン状態で運転させる、調湿用制御部(90)。
  5. 調湿用圧縮機(24)と、第1吸着熱交換器(22)と、第2吸着熱交換器(23)と、調湿用膨張機構(26)と、前記調湿用圧縮機から吐出された冷媒を前記第1吸着熱交換器、前記調湿用膨張機構、前記第2吸着熱交換器の順に循環させる第1切換状態と、前記調湿用圧縮機から吐出された冷媒を前記第2吸着熱交換器、前記調湿用膨張機構、前記第1吸着熱交換器の順に循環させる第2切換状態とに切り換え可能な切換機構(25)とが接続されてなる調湿用冷媒回路(21)を有し、所定空間(RS)の調湿処理を行う調湿装置(20)と、
    空調用圧縮機(51)と、熱源側熱交換器(53)と、利用側熱交換器(72a〜72d)と、空調用膨張機構(63,71a〜71d)とが少なくとも接続されてなる空調用冷媒回路(41)を有し、前記所定空間の空調処理を行う空調機(40)と、
    目標絶対湿度と外気絶対湿度との湿度差が第1所定値よりも大きい場合に外気潜熱負荷が大きいと判定する外気潜熱負荷判定部(91a)と、目標温度と空間温度との温度差が第2所定値よりも大きい場合に前記所定空間の空間顕熱負荷が大きいと判定する空間顕熱負荷判定部(91b)と、外気潜熱負荷が大きいと判定された場合に前記調湿装置を除湿運転または加湿運転させ、そうでない場合に前記調湿装置を換気運転させる運転制御部(95)と、を有するコントローラ(90)と、
    を備え
    前記運転制御部(95)は、外気潜熱負荷が大きいと判定され且つ空間顕熱負荷が大きいと判定されなかった場合に、前記調湿装置の顕熱処理量を増加させるために、前記調湿装置を除湿運転または加湿運転させると同時に前記空調機をサーモオフ状態で運転させる、空調処理システム(10)。
  6. 調湿用圧縮機(24)と、第1吸着熱交換器(22)と、第2吸着熱交換器(23)と、調湿用膨張機構(26)と、前記調湿用圧縮機から吐出された冷媒を前記第1吸着熱交換器、前記調湿用膨張機構、前記第2吸着熱交換器の順に循環させる第1切換状態と、前記調湿用圧縮機から吐出された冷媒を前記第2吸着熱交換器、前記調湿用膨張機構、前記第1吸着熱交換器の順に循環させる第2切換状態とに切り換え可能な切換機構(25)とが接続されてなる調湿用冷媒回路(21)を有し、所定空間(RS)の調湿処理を行う調湿装置(20)と、
    空調用圧縮機(51)と、熱源側熱交換器(53)と、利用側熱交換器(72a〜72d)と、空調用膨張機構(63,71a〜71d)とが少なくとも接続されてなる空調用冷媒回路(41)を有し、前記所定空間の空調処理を行う空調機(40)と、
    目標絶対湿度と外気絶対湿度との湿度差が第1所定値よりも大きい場合に外気潜熱負荷が大きいと判定する外気潜熱負荷判定部(91a)と、目標温度と空間温度との温度差が第2所定値よりも大きい場合に前記所定空間の空間顕熱負荷が大きいと判定する空間顕熱負荷判定部(91b)と、外気潜熱負荷が大きいと判定された場合に前記調湿装置を除湿運転または加湿運転させ、そうでない場合に前記調湿装置を換気運転させる運転制御部(95)と、を有するコントローラ(90)と、
    を備え
    前記運転制御部は、空間顕熱負荷が大きいと判定され且つ外気潜熱負荷が大きいと判定されなかった場合に、前記空調機の潜熱処理量を増加させるために、前記調湿装置を換気運転させると同時に前記空調機をサーモオン状態で運転させる、空調処理システム(10)。
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