JP6250148B2 - 空気調和システム - Google Patents

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Description

本発明は、換気装置を備えた空気調和システムに関するものである。
従来より、冷媒回路(冷凍サイクル)を有する空気調和装置と換気装置とを備えた空気調和システムがある。
空気調和装置の冷媒回路は、圧縮機、四方弁、室外熱交換器、膨張弁、および室内熱交換器が順次配管で接続されて冷媒が循環するように構成されている。
冷房運転時は、圧縮機で圧縮された高温高圧のガス冷媒を室外熱交換器に送り込み、室外熱交換器で室内空気と熱交換することにより冷媒を液化する。液化した冷媒は、減圧装置で減圧されて気液二相状態となり、室内熱交換器に流入する。室内熱交換器に流入した冷媒は室内空気と熱交換し、室内空気から熱を吸収してガス化する。一方で、室内空気は熱を奪われるため室内空間が冷房される。ガス化した冷媒は圧縮機に戻る。
また、換気装置は、室内の空気を室外の新鮮空気と入れ換える運転を行っている。具体的には、室外の空気を室内に供給する一方、室内の空気を室外に排出している。
このため、この種の換気装置を備えた空気調和システムでは、冷房時、室外から導入される室外空気のエンタルピーが高い場合は、室外空気が冷房負荷(外気負荷)となる。その他の負荷としては、室内で発生する負荷(室内負荷)、建物壁面から侵入する熱負荷がある。
そのため、室内温湿度を一定に保つためには、外気全熱負荷、室内全熱負荷、貫流負荷を処理する必要がある。外気全熱負荷、および室内全熱負荷には、潜熱負荷も含まれる。
このため、従来の空気調和装置では、室内熱交換器の温度(冷媒の蒸発温度)を低温一定にして、潜熱負荷を処理していた。
しかしながら、蒸発温度を低温一定で運転して潜熱負荷を処理する運転では、運転効率が低下してしまうという課題があった。
一方、蒸発温度を高めると運転効率は向上するが、潜熱処理量が不足して室内湿度が上昇し、快適性が低下するという課題があった。
そこで、特許文献1に記載の技術では、室内空気の乾球温度および相対湿度に応じて蒸発温度の上限値を設定し、設定した蒸発温度の上限値以下の範囲で、蒸発温度を制御している。
また、特許文献2に記載の技術では、外気全熱負荷を処理するために、換気装置の吹出空気の温度および湿度を目標値に制御するものがある。
国際公開第2003/029728号(要約) 特開2009−257649号公報(請求項1)
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、外気負荷を考慮していない。このため、外気の湿度が高い場合は、潜熱処理量が不足して室内の湿度が上昇し、快適性が低下するという課題がある。また、外気の湿度が低い場合は、必要以上に潜熱処理量が増大し、消費電力量が増大して省エネルギー性が低下するという課題がある。
一方、特許文献2に記載の技術では、一度冷却除湿した外気を再加熱して、室内に供給している。このため、顕熱処理熱量が増大し、消費電力量が増大して省エネルギー性が低下するという課題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、快適性の低下を抑制しつつ、省エネギー性の低下を抑制することができる空気調和システムを得ることを目的とする。
本発明に係る空気調和システムは、換気用熱交換器を有し、冷媒が循環する冷媒回路と、室外から室外空気を導入し、蒸発器として機能する前記換気用熱交換器を通過させ、室内へ吹出空気を供給する換気装置と、予め設定された、前記室内の室内空気の目標絶対湿度に基づき、前記冷媒回路の蒸発温度を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記目標絶対湿度における室内空気の露点温度を求め、求めた前記露点温度になるような蒸発温度を最大蒸発温度として求め、前記最大蒸発温度を下回るように前記冷媒回路の蒸発温度を制御するものである。
本発明によれば、潜熱処理不足を回避し、かつ、過剰処理熱量を回避することができ、快適性の低下を抑制しつつ、省エネギー性の低下を抑制することができる。
本発明の実施の形態1における空気調和システムの構成を示す概略図である。 本発明の実施の形態1における空気調和システムの冷媒系統の概略図である。 本発明の実施の形態1における空気調和システムの換気装置の構成を示す概略図である。 本発明の実施の形態1における冷媒系統の概略図である。 湿度差ΔXに応じた目標蒸発温度Teの決定方法の説明図である。 図1の換気装置の給気通風路Aにおける空気状態の変化を示す空気線図である。 本発明の実施の形態1における空気調和システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1における第2冷媒系統のp−h線図である。 図1の換気装置の給気通風路Aにおける空気状態の変化を示す空気線図である。 本発明の実施の形態1における空気調和システムの動作の変形例1を示すフローチャートである。 冷却器26の温度効率ηtと温度差ΔTとの関係を示す図である。 冷却器26の温度効率ηtと給気通風路Aの風量との関係を示す図である。 冷却器26の温度効率ηtと冷却器26出口の過熱度SHとの関係を示す図である。 本発明の実施の形態1における空気調和システムの変形例3の動作を説明する図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における空気調和システムの構成を示す概略図である。
図1に示すように、空気調和システム100は、1個または複数の室内機1と、室内機系統の室外機2と、1個または複数の換気装置3と、換気装置系統の室外機4と、集中コントローラ102とを備えている。
1個または複数の室内機1と、室内機系統の室外機2は、冷媒配管104で接続されている。室内機1は室内200に配置され、室内機系統の室外機2は室外に配置されている。
1個または複数の換気装置3と、換気装置系統の室外機4は、冷媒配管105で接続されている。換気装置3は室内200に配置され、換気装置系統の室外機4は室外に配置されている。
集中コントローラ102は、室内機1、室内機系統の室外機2、換気装置3、および換気装置系統の室外機4のそれぞれと、伝送線103で接続されている。集中コントローラ102には、目標温湿度設定手段44が設けられている。
図2は本発明の実施の形態1における空気調和システムの冷媒系統の概略図である。
図2に示すように、空気調和システム100は、室内機系統である第1冷媒系統11と、換気装置系統である第2冷媒系統21との2つの冷媒系統を備えている。
第1冷媒系統11は、圧縮機12、四方弁13、室外熱交換器14、膨張弁15、室内熱交換器16、室外熱交換器14用の送風機17、および室内熱交換器16用の送風機18を備える。
圧縮機12、四方弁13、室外熱交換器14、膨張弁15、および室内熱交換器16は、順次配管で接続され、冷媒が循環する冷媒回路を構成する。
圧縮機12、四方弁13、室外熱交換器14、および送風機17は、室外機2に設置されている。
膨張弁15、室内熱交換器16、および送風機18は、室内機1に設置されている。
第2冷媒系統21は、圧縮機22、四方弁23、室外熱交換器24、膨張弁25、冷却器26、および室外熱交換器24用の送風機27を備える。
圧縮機22、四方弁23、室外熱交換器24、膨張弁25、および冷却器26は、順次配管で接続され、冷媒が循環する冷媒回路を構成する。
圧縮機22、四方弁23、室外熱交換器24、および送風機27は、室外機4に設置されている。
膨張弁25、および冷却器26は、換気装置3に設置されている。
なお、本実施の形態1では、室内機系統である第1冷媒系統11と、換気装置系統である第2冷媒系統21との2つの冷媒系統を備えた空気調和システム100を説明するが、室内機系統である第1冷媒系統11を備えない構成でも良い。つまり、空気調和システム100は、第2冷媒系統21と、換気装置3と、集中コントローラ102(制御装置)と、を備える構成であれば良い。
図3は、本発明の実施の形態1における空気調和システムの換気装置の構成を示す概略図である。
図3に示すように、換気装置3は、本体ケーシング内に、冷却器26と、全熱交換器30と、給気用送風機28と、排気用送風機29とを備えている。また、本体ケーシング内には、給気通風路Aと排気通風路Bとが互いに独立して形成されている。
給気通風路Aは、給気用送風機28により室外空気OAを取り入れて全熱交換器30および冷却器26に通過させ、吹出空気SAとして室内200に供給する通風路である。
排気通風路Bは、排気用送風機29により室内空気RAを取り入れて全熱交換器30に通過させ、排気EAとして室外に排気する通風路である。
なお、以下では、給気通風路Aにおいて全熱交換器30を通過した後、冷却器26に流入する空気を吸込空気IAという。
換気装置3は更に、室外空気OAの乾球温度および絶対湿度を検出する室外空気温湿度検出手段31と、室内空気RAの乾球温度および絶対湿度を検出する室内空気温湿度検出手段32とを備えている。
全熱交換器30は、例えば互いに直交する通風路が交互に積層された構造を成すものであって、その通風路に室内空気RAと室外空気OAとが通過することで両気流の間で全熱交換を行うものである。
冷却器26は、上述したように冷媒回路の蒸発器で構成され、自身を通過する空気を露点温度以下に冷却して除湿するものである。
換気装置3は、換気の他に上述したように室内200の潜熱負荷を処理する役割を有しており、全熱交換器30と冷却器26とにより室内200の潜熱負荷を処理する。
なお、全熱交換器30を省略し、冷却器26のみによって室内200の潜熱負荷を処理する構成としても良い。
図4は本発明の実施の形態1における冷媒系統の概略図である。
図1においては図示省略していたが、第1冷媒系統11および第2冷媒系統21には、図4に示すように各種検出装置および制御装置が設けられている。
第1冷媒系統11は、圧縮機周波数制御手段41と、蒸発温度検出手段42と、吸込温湿度検出手段43とを備えている。
蒸発温度検出手段42は、圧縮機12に吸入される冷媒の温度を検出する。
吸込温湿度検出手段43は、複数の室内機1のそれぞれに設けられている。吸込温湿度検出手段43は、室内機1の吸込空気(室内空気)の温湿度を検出する。
圧縮機周波数制御手段41は、圧縮機12の駆動モータの回転数(運転周波数)を制御することで、圧縮機22の運転容量を可変する。
また、圧縮機周波数制御手段41は、集中コントローラ102から、第1冷媒系統11の蒸発温度の目標値の情報を取得する。そして、圧縮機周波数制御手段41は、蒸発温度検出手段42が検出した温度が、蒸発温度の目標値となるように圧縮機12の運転周波数を制御する。
さらに、圧縮機周波数制御手段41は、蒸発温度検出手段42、および吸込温湿度検出手段43の検出値の情報を、集中コントローラ102へ送信する。
第2冷媒系統21は、圧縮機周波数制御手段51と、蒸発温度検出手段52とを備えている。
蒸発温度検出手段52は、圧縮機22に吸入される冷媒の温度を検出する。
圧縮機周波数制御手段51は、圧縮機22の駆動モータの回転数(運転周波数)を制御することで、圧縮機22の運転容量を可変する。
また、圧縮機周波数制御手段51は、集中コントローラ102から、第2冷媒系統21の蒸発温度の目標値の情報を取得する。そして、圧縮機周波数制御手段51は、蒸発温度検出手段52が検出した温度が、蒸発温度の目標値となるように圧縮機22の運転周波数を制御する。
さらに、圧縮機周波数制御手段51は、室外空気温湿度検出手段31、室内空気温湿度検出手段32、および蒸発温度検出手段52の情報を集中コントローラ102へ送信する。
集中コントローラ102は、目標温湿度設定手段44によって、室内200内の目標空気の温度である目標温度、および目標空気の絶対湿度である目標絶対湿度を設定する。
また、集中コントローラ102は、第2冷媒系統21の蒸発温度の範囲(以下、蒸発温度範囲)を決定し、この蒸発温度範囲内において蒸発温度の目標値を決定する。詳細は後述する。
なお、室外空気温湿度検出手段31、室内空気温湿度検出手段32、蒸発温度検出手段42、吸込温湿度検出手段43、および蒸発温度検出手段52は、センサー装置によって構成されている。
圧縮機周波数制御手段41、圧縮機周波数制御手段51、集中コントローラ102は、これらの機能を実現する回路デバイスなどのハードウェアで実現することもできるし、マイコンやCPUなどの演算装置上で実行されるソフトウェアとして実現することもできる。
なお、圧縮機周波数制御手段41、および圧縮機周波数制御手段51を、集中コントローラ102に設けても良い。また、集中コントローラ102の機能を圧縮機周波数制御手段41または圧縮機周波数制御手段51に設けても良い。
なお、集中コントローラ102、および圧縮機周波数制御手段41、51は、本発明における「制御装置」に相当する。
また、冷却器26は、本発明における「換気用熱交換器」に相当する。
次に、冷房運転時と暖房運転時の冷媒回路の動作を説明する。
まず、冷房運転時の動作を説明する。
第1冷媒系統11において、圧縮機12から吐出された高温高圧のガス冷媒は、四方弁13を通過して室外熱交換器14へと流れて室外空気と熱交換して凝縮液化する。凝縮液化した冷媒は、膨張弁15で減圧され低圧の気液二相冷媒となり、室内熱交換器16へと流れて空気と熱交換してガス化する。ガス化した冷媒は、四方弁13を通過して圧縮機12に吸入される。
これにより、室内熱交換器16用の送風機18で送られる室内空気は冷やされて室内200に吹出され、室内200を冷房する。
第2冷媒系統21において、圧縮機22から吐出された高温高圧のガス冷媒は、四方弁23を通過して室外熱交換器24へと流れ、給気通風路Aを通過する室外空気OAと熱交換して凝縮液化する。凝縮液化した冷媒は、膨張弁25で減圧され低圧の気液二相冷媒となり、冷却器26へと流れて室外空気OAと熱交換してガス化する。ガス化した冷媒は、四方弁23を通過して圧縮機22に吸入される。
これにより、給気通風路Aを通過する室外空気OAは給気用送風機28で冷やされ、潜熱負荷が処理されて吹出空気SAとして室内200へ供給される。
次に、暖房運転時の動作を説明する。
第1冷媒系統11において、圧縮機12から吐出された高温高圧のガス冷媒は、四方弁13を通過して室内熱交換器16へと流れて室内空気と熱交換して凝縮液化する。凝縮液化した冷媒は膨張弁15で減圧され低圧の気液二相冷媒となり、室外熱交換器14へと流れて空気と熱交換してガス化する。ガス化した冷媒は四方弁13を通過して圧縮機12に吸入される。
これにより、室内熱交換器16用の送風機18で送られる室内空気は暖められて室内200に吹出され、室内200を暖房する。
第2冷媒系統21において、圧縮機22から吐出された高温高圧のガス冷媒は、四方弁23を通過して冷却器26へと流れ、給気通風路Aを通過する室外空気OAと熱交換して凝縮液化する。凝縮液化した冷媒は膨張弁25で減圧され低圧の気液二相冷媒となり、室外熱交換器24へと流れて空気と熱交換してガス化する。ガス化した冷媒は四方弁23を通過して圧縮機22に吸入される。
これにより、給気通風路Aを通過する室外空気OAは給気用送風機28で暖められて、暖められた空気は吹出空気SAとして室内200へ供給される。
なお、空気調和システム100は、少なくとも冷房運転を実施するもので良く、四方弁13、23は省略可能である。
(第2冷媒系統21の蒸発温度の調整動作)
次に、空気調和システム100の第2冷媒系統21における蒸発温度の調整動作について説明する。
図5は、湿度差ΔXに応じた目標蒸発温度Teの決定方法の説明図である。
図5において横軸は湿度差ΔX、縦軸は目標蒸発温度Teである。
図5に示すように、空気調和システム100の第2冷媒系統21においては、室内空気温湿度検出手段32で検出された室内空気の絶対湿度Xa[kg/kg’]と、目標温湿度設定手段44で設定された目標空気の絶対湿度Xa_tgt[kg/kg’]との湿度差ΔX(潜熱負荷)に応じて、目標蒸発温度Te[℃]を決定する。
また、この目標蒸発温度Teは、最大蒸発温度Te_max[℃]と最小蒸発温度Te_min[℃]の間で決定される蒸発温度範囲内で決定する。
また、目標蒸発温度Teは、湿度差ΔXが大きいほど、小さく設定される。
例えば図5に示すように、湿度差ΔXがゼロのとき、目標蒸発温度Teを最大蒸発温度Te_maxに設定し、湿度差ΔXが許容湿度差X1のとき、目標蒸発温度Teを最小蒸発温度Te_minに設定する。なお、湿度差ΔXと目標蒸発温度Teとの関係は図5に示すように比例関係(直線)でも良いし、湿度差ΔXが小さいほど傾斜角が小さくなる関数など、任意に設定できる。
集中コントローラ102は、決定した目標蒸発温度Teの情報を圧縮機周波数制御手段51へ送信し、圧縮機周波数制御手段51は、その目標蒸発温度Teになるように、第2冷媒系統21の冷媒回路の制御(圧縮機22の周波数制御、送風機27の回転数制御等)を行う。
(最大蒸発温度Te_maxの決定)
次に、最大蒸発温度Te_maxの決定動作について説明する。
図6は、図1の換気装置の給気通風路Aにおける空気状態の変化を示す空気線図である。
図6の空気線図の縦軸は空気の絶対湿度[kg/kg’]、横軸は空気の乾球温度[℃]である。
なお、空気状態は、乾球温度と絶対湿度とから空気線図上の1点で表され、図5には、室外空気OA、吸込空気IA、吹出空気SAのそれぞれの空気状態を示している。ここでは、室外空気OAが室内空気RAよりも高温高湿の場合を例に説明する。
室外空気OAは、全熱交換器30通過時に排気通風路Bからの室内空気RAと全熱交換し、図6に示すように冷却除湿されて冷却器26に流入する。
冷却器26に流入した吸込空気IAは、冷却器26通過時に露点温度Tdp_0以下まで冷やされて冷却除湿され、吹出空気SAとなって室内200へ供給される。
このように、給気通風路Aでは、室外空気OAを全熱交換器30で室内空気RAと全熱交換して冷却除湿し、更に冷却器26で冷却除湿してから室内200に供給する。
ところで、図6の空気線図上において、吹出空気SAの露点温度Tdp_saが、目標室内空気の露点温度Tdp_in以下の温度であれば、室内200の潜熱負荷を処理して室内200を目標絶対湿度以下にすることが可能となる。言い換えれば、室内200の潜熱負荷を処理して室内200を目標絶対湿度にするには、吹出空気SAの露点温度Tdp_saが、目標室内空気の露点温度Tdp_inと一致すればよい。
また、吹出空気SAの絶対湿度を調整するには、冷却器26の蒸発温度を調整すればよい。冷却器26の蒸発温度が高くなれば吹出空気SAの絶対湿度が上がるため、冷却器26の潜熱処理能力は低下し、冷却器26の蒸発温度が低くなれば吹出空気SAの絶対湿度が下がるため冷却器26の潜熱処理能力は上昇する。
以上のことから、室内200の潜熱負荷を処理して室内200を目標絶対湿度にするには、吹出空気SAの露点温度Tdp_saが、目標絶対湿度における室内空気RAの露点温度Tdp_inと一致するときの蒸発温度を、冷却器26の蒸発温度の最大値(以下、最大蒸発温度Te_max)として設定すればよい。
つまり、最大蒸発温度Te_maxを下回る範囲で、目標蒸発温度Teを設定すれば、冷却器26の潜熱処理が過剰になりすぎることが無く、快適性を維持しつつ、消費エネルギーを低減できる。
具体的には、冷却器26へ流入する吸込空気IAの露点温度Tdp_0と、目標絶対湿度における室内空気RAの露点温度Tdp_inと、冷却器26の温度効率ηtとの関係、に基づいて、最大蒸発温度Te_maxを求める。
ここで、冷却器26の温度効率ηtは、以下の式(1)のように定義される。
[数1]
温度効率ηt=(冷却器26を通過前後の空気温度差)/(吸込空気IAの温度−蒸発温度) …(1)
つまり、最大蒸発温度Te_maxを以下の式(2)ように決定すれば、吹出空気SAの露点温度Tdp_saが、目標絶対湿度における室内空気RAの露点温度Tdp_inと一致する。
[数2]
(Tdp_0−Te_max):(Tdp_0−Tdp_in)=1:ηt …(2)
温度効率ηtは、第2冷媒系統21の冷凍能力および冷却器26の熱交換容量などに応じて、予め設定される。
冷却器26へ流入する吸込空気IAの露点温度Tdp_0は、冷却器26へ流入する吸込空気IAの絶対湿度x_0から換算できる。
吸込空気IAの絶対湿度x_0は、全熱交換器30の絶対湿度交換効率ηlxと、室内空気RAの絶対湿度x_raと、室外空気OAの絶対湿度x_oaとから求めることができる。
ここで、全熱交換器30の絶対湿度交換効率ηlxは、全熱交換器30に固有の値であり、予め設定される。室内空気RAの絶対湿度x_raは、室内空気温湿度検出手段32から求まる。室外空気OAの絶対湿度x_oaは、室外空気温湿度検出手段31から求まる。
なお、絶対湿度交換効率ηlxは、全熱交換する空気条件によって変動する場合があるため、室内200および室外の空気条件等に応じて変えても良い。
なお、上記の説明では、冷却器26へ流入する吸込空気IAの絶対湿度x_0および露点温度Tdp_0を算出する場合を説明したが、本発明はこれに限定されない。冷却器26へ流入する吸込空気IAの露点温度Tdp_0を検出するセンサーを別途設けても良い。
(最小蒸発温度Te_minの決定)
最小蒸発温度Te_minは、最大蒸発温度Te_maxから、降下分αを引いた値とする。
降下分αは、予め設定された固定値(例えば5Kなど)でも良いし、室内200の潜熱負荷に応じて決定するようにしても良い。
例えば、室内200の潜熱負荷に応じて決定する場合、室内200の在席人数が最大のときに潜熱負荷を処理できる蒸発温度から、降下分αを求める。
具体的には、以下の通りとする。最大在席人数Np_max[人]と、予め設定されている一人あたりの潜熱負荷llp[kW/人]から、室内200からの発生潜熱負荷Llpを以下の式(3)から求める。
[数3]
Llp=Np_max×llp[kW] …(3)
そして、換気装置3の給気用送風機28の換気風量Vで、発生潜熱負荷Llpを処理するための、最大蒸発温度Te_maxからの蒸発温度の低下分を算出し、算出した低下分を降下分αとする。
(許容湿度差X1の決定)
許容湿度差X1は、快適性上許容される湿度差とする。
例えば、目標室内温度/目標相対湿度=26℃/50%(絶対湿度x)に対して、実際の室内温度/実際の相対湿度=26℃/55%(絶対湿度x’)まで許容できるとすると、X1=x’−xとなる。この許容湿度差X1は、予め設定した固定値でも良いし、目標室内温度によって変化させても良い。
図5に示したように、湿度差ΔXが許容湿度差X1を下回ると、目標蒸発温度Teが上昇する。つまり、室内200の快適性を損なうことがない範囲で、目標蒸発温度Teを上昇させて潜熱処理量を低減させ、消費エネルギーを低減することができる。
図7は、本発明の実施の形態1における空気調和システムの動作を示すフローチャートである。
以下、図7に基づき、集中コントローラ102の動作を説明する。
集中コントローラ102は、運転指示があると、第2冷媒系統21の動作を開始し、タイマーをスタートさせる。そして、室外空気温湿度検出手段31、および室内空気温湿度検出手段32の検出値から、室内空気RAの温度および絶対湿度、室外空気OAの温度および絶対湿度を取得する(S−1)。
次に、集中コントローラ102は、第2冷媒系統21の換気装置3が全熱交換器30を使用しているか否かを判定する(S−2)
換気装置3が全熱交換器30を使用している場合、上述したように、全熱交換器30の絶対湿度交換効率ηlxと、室内空気RAの絶対湿度x_raと、室外空気OAの絶対湿度x_oaとから、吸込空気IAの絶対湿度x_0を算出し、この絶対湿度x_0を露点温度に換算して、吸込空気IAの露点温度Tdp_0を求める(S−3)。
一方、例えばバイパス風路などによって、換気装置3が全熱交換器30を使用していない場合や、換気装置3が全熱交換器30を備えていない構成である場合、集中コントローラ102は、室外空気OAの絶対湿度を露点温度に換算し、室外空気OAの露点温度を、吸込空気IAの露点温度Tdp_0として求める(S−4)。
そして、上述したように、吸込空気IAの露点温度Tdp_0と、目標絶対湿度における室内空気RAの露点温度Tdp_inと、冷却器26の温度効率ηtとの関係、に基づいて、最大蒸発温度Te_maxを決定する(S−5)。
また、最大蒸発温度Te_maxから降下分αを減算して最小蒸発温度Te_minを決定する(S−6)。
次に、集中コントローラ102は、図5に示したように、最大蒸発温度Te_maxと最小蒸発温度Te_minとの間で決定される蒸発温度範囲内で、室内空気RAの絶対湿度Xaと目標空気の絶対湿度Xa_tgtとの湿度差ΔXに応じて、目標蒸発温度Teを決定する(S−7)。
その後、目標温湿度設定手段44によって目標室内温度または目標室内湿度が変更したか否か、または、タイマーがある時間T1以上となったか否かを判断する(S−8)。S−8の条件を満たさない場合は、S−7の動作を繰り返す。
一方、S−8の条件を満たした場合、タイマーをリセットし(S−9)、S−1へ戻る。
(効果)
以上のように本実施の形態においては、吹出空気SAの露点温度Tdp_saが、目標絶対湿度における室内空気RAの露点温度Tdp_inと一致する蒸発温度を、最大蒸発温度Te_maxとして求め、最大蒸発温度Te_maxを下回るように冷媒回路の蒸発温度を制御する。
このため、潜熱負荷に応じて最適な蒸発温度とすることが可能となる。つまり、潜熱負荷を確実に処理するとともに、過剰な潜熱処理量を抑制することが可能となり、快適性を維持しながら省エネギー性の低下を抑制することができる。
また、蒸発温度範囲内で、湿度差ΔX(潜熱負荷)に応じて、目標蒸発温度Teを決定する。このため、快適性を損なわない範囲で蒸発温度を高くすることができる。この効果について、図8を用いて説明する。
図8は、本発明の実施の形態1における第2冷媒系統のp−h線図である。
上述した図5に示したように、湿度差ΔXの低下に伴い目標蒸発温度Teを上げることで、図8に示すように圧縮機22入口の冷媒状態が点aから点bに変化する。
これにより、図8に示すp−h線図を見ても分かるように、圧縮機22入力が減少し、高効率運転とすることができる。よって、消費電力の低減を実現できる。
(変形例1)
ここで、最大蒸発温度Te_maxの決定動作の別の例について説明する。
図9は、図1の換気装置の給気通風路Aにおける空気状態の変化を示す空気線図である。
図9において、吹出空気SAの相対湿度を100%と仮定し、冷却器26へ流入する吸込空気IAの乾球温度T0と、目標室内空気の露点温度Tdp_inと、冷却器26の温度効率ηtとから、最大蒸発温度Te_maxを決定する。
つまり、最大蒸発温度Te_maxを以下の式(4)ように決定すれば、吹出空気SAの露点温度Tdp_saが、目標絶対湿度における室内空気RAの露点温度Tdp_inと一致する。
[数4]
(T0−Te_max):(T0−Tdp_in)=1:ηt …(4)
吸込空気IAの温度T_0は、室内空気RAの温度t_raと、室外空気OAの温度t_oaと、全熱交換器30の温度交換効率ηltとから求めることができる。
ここで、全熱交換器30の温度交換効率ηltは、全熱交換器30に固有の値であり、予め設定される。室内空気RAの温度t_raは、室内空気温湿度検出手段32から求まる。室外空気OAの温度t_oaは、室外空気温湿度検出手段31から求まる。
なお、温度交換効率ηltは、全熱交換する空気条件によって変動する場合があるため、室内200および室外の空気条件等に応じて変えても良い。
なお、上記の説明では、冷却器26へ流入する吸込空気IAの温度T_0を算出する場合を説明したが、本発明はこれに限定されない。冷却器26へ流入する吸込空気IAの温度T_0を検出するセンサーを別途設けても良い。
なお、最小蒸発温度Te_minの決定方法、許容湿度差X1の決定方法は、上述した動作と同様である。
図10は、本発明の実施の形態1における空気調和システムの動作の変形例1を示すフローチャートである。
以下、図10に基づき、上記図7との相違点について説明する。
S−2の条件を満たす場合、集中コントローラ102は、上述したように、吸込空気IAの温度T_0を、室内空気RAの温度t_raと、室外空気OAの温度t_oaと、全熱交換器30の温度交換効率ηltとから求める(S−13)。
一方、S−2の条件を満たさない場合、集中コントローラ102は、室外空気OAの温度t_oaを、吸込空気IAの温度T_0として求める(S−14)。
その他の動作は、図7と同様である。
このような動作においても、上述した動作と同様の効果を奏することができる。
(変形例2)
上述した動作では、冷却器26の温度効率ηtが予め設定されている場合を説明したが、本発明はこれに限定されない。冷却器26の温度効率ηtを、運転条件などに応じて変化させるようにしても良い。
図11は、冷却器26の温度効率ηtと温度差ΔTとの関係を示す図である。
図11に示すように、吸込空気IAの温度と冷却器26の蒸発温度との温度差ΔTが大きくなるほど、冷却器26の温度効率ηtが大きくなる関係がある。
このようなことから、集中コントローラ102は、温度差ΔTと温度効率ηtとの関係の情報(テーブル)を記憶しておき、吸込空気IAの温度と冷却器26の蒸発温度との温度差ΔTを検出して、温度効率ηtを決定しても良い。
図12は、冷却器26の温度効率ηtと給気通風路Aの風量との関係を示す図である。
図12に示すように、給気通風路Aの風量(排気用送風機29の送風量)が大きくなるほど、冷却器26の温度効率ηtが小さくなる関係がある。
このようなことから、集中コントローラ102は、給気通風路Aの風量と温度効率ηtとの関係の情報(テーブル)を記憶しておき、給気通風路Aの風量(排気用送風機29の送風量)を検出して、温度効率ηtを決定しても良い。
図13は、冷却器26の温度効率ηtと冷却器26出口の過熱度SHとの関係を示す図である。
図13に示すように、冷却器26出口の過熱度SHが大きくなるほど、冷却器26の温度効率ηtが小さくなる関係がある。
このようなことから、集中コントローラ102は、冷却器26出口の過熱度SHと温度効率ηtとの関係の情報(テーブル)を記憶しておき、冷却器26出口の過熱度SHを検出して、温度効率ηtを決定しても良い。
このように、冷却器26の温度効率ηtを、運転条件などに応じて求めることで、最大蒸発温度Te_maxを、より精度良く求めることができる。
(変形例3)
上記の説明では、第2冷媒系統21の蒸発温度の調整動作を説明したが、主に顕熱負荷を処理する第1冷媒系統11の蒸発温度の調整動作も同時に行ってもよい。以下、具体例を説明する。
図14は、本発明の実施の形態1における空気調和システムの変形例3の動作を説明する図である。
図14において横軸は温度差ΔT、縦軸は目標蒸発温度Te1である。
図14に示すように、空気調和システム100の第1冷媒系統11においては、吸込温湿度検出手段43で検出された室内空気の温度Ta[℃]と、目標温湿度設定手段44で設定された目標空気の温度Ta_tgt[℃]との温度差ΔT(顕熱負荷)に応じて、目標蒸発温度Te1[℃]を決定する。
また、この目標蒸発温度Te1は、最大蒸発温度Te_max1[℃]と最小蒸発温度Te_min1[℃]の間で決定される蒸発温度範囲内で決定する。
また、目標蒸発温度Te1は、温度差ΔTが大きいほど、小さく設定される。
例えば図14に示すように、温度差ΔTがゼロのとき、目標蒸発温度Te1を最大蒸発温度Te_max1に設定し、温度差ΔTが許容温度T1のとき、目標蒸発温度Te1を最小蒸発温度Te_min1に設定する。なお、温度差ΔTと目標蒸発温度Te1との関係は図14に示すように比例関係(直線)でも良いし、温度差ΔTが小さいほど傾斜角が小さくなる関数など、任意に設定できる。
集中コントローラ102は、決定した目標蒸発温度Te1の情報を圧縮機周波数制御手段41へ送信し、圧縮機周波数制御手段41は、その目標蒸発温度Te1になるように、第1冷媒系統11の冷媒回路の制御(圧縮機12の周波数制御、送風機17、18の回転数制御等)を行う。
最大蒸発温度Te_max、および最小蒸発温度Te_min1は、予め設定した固定値でも良いし、負荷に応じて変化させても良い。
例えば、負荷が大きい場合は、最大蒸発温度Te_max、および最小蒸発温度Te_min1を低く設定する。
一方、負荷が小さい場合は、最大蒸発温度Te_max、および最小蒸発温度Te_min1を高く設定する。
ここで、負荷を判定する方法として、室外空気OAの温度を用いても良いし、その他の負荷検出手段を用いても良い。
以上のように、室内機系統である第1冷媒系統11によって、顕熱処理の制御を行い、換気装置系統である第2冷媒系統21によって潜熱処理の制御を独立して行うことで、制御性が高まり、目標温度、目標湿度の両方を目標値にすることが容易となる。
なお、第1冷媒系統11は、本発明における「第2冷媒回路」に相当する。
また、圧縮機12、室外熱交換器14、膨張弁15は、それぞれ、本発明における「第2圧縮機」、「第2室外熱交換器」、「第2膨張弁」に相当する。
1 室内機、2 室内機系統の室外機、3 換気装置、4 換気装置系統の室外機、11 第1冷媒系統、12 圧縮機、13 四方弁、14 室外熱交換器、15 膨張弁、16 室内熱交換器、17 送風機、18 送風機、21 第2冷媒系統、22 圧縮機、23 四方弁、24 室外熱交換器、25 膨張弁、26 冷却器、27 送風機、28 給気用送風機、29 排気用送風機、30 全熱交換器、31 室外空気温湿度検出手段、32 室内空気温湿度検出手段、41 圧縮機周波数制御手段、42 蒸発温度検出手段、43 吸込温湿度検出手段、44 目標温湿度設定手段、51 圧縮機周波数制御手段、52 蒸発温度検出手段、100 空気調和システム、102 集中コントローラ、103 伝送線、104 冷媒配管、105 冷媒配管、200 室内。

Claims (9)

  1. 換気用熱交換器を有し、冷媒が循環する冷媒回路と、
    室外から室外空気を導入し、蒸発器として機能する前記換気用熱交換器を通過させ、室内へ吹出空気を供給する換気装置と、
    予め設定された、前記室内の室内空気の目標絶対湿度に基づき、前記冷媒回路の蒸発温度を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    記目標絶対湿度における室内空気の露点温度を求め、
    求めた前記露点温度になるような蒸発温度を最大蒸発温度として求め、
    前記最大蒸発温度を下回るように前記冷媒回路の蒸発温度を制御する
    空気調和システム。
  2. 前記制御装置は、
    前記換気用熱交換器へ流入する吸込空気の絶対湿度と、
    前記目標絶対湿度における前記室内空気の露点温度と、
    前記換気用熱交換器の温度効率と、に基づいて、前記最大蒸発温度を求める
    請求項1に記載の空気調和システム。
  3. 前記制御装置は、
    前記吸込空気の絶対湿度に基づき、前記吸込空気の露点温度を求め、
    前記吸込空気の露点温度と、前記最大蒸発温度との差分と、
    前記吸込空気の露点温度と、前記目標絶対湿度における前記室内空気の露点温度との差分と、
    前記換気用熱交換器の温度効率と、に基づいて、前記最大蒸発温度を求める
    請求項2に記載の空気調和システム。
  4. 前記換気装置は、
    前記室外空気を室内に供給する給気通風路と、
    前記室内空気を室外に排気する排気通風路と、
    前記給気通風路を流れる前記室外空気と前記排気通風路を流れる前記室内空気との間で全熱交換を行う全熱交換器と、
    を備え、
    前記換気用熱交換器は、
    前記給気通風路において前記全熱交換器の下流に配置され、
    前記制御装置は、
    前記室内空気の絶対湿度と、
    前記室外空気の絶対湿度と、
    前記全熱交換器の絶対湿度交換効率と、に基づき、前記吸込空気の絶対湿度を求める
    請求項2または3に記載の空気調和システム。
  5. 前記制御装置は、
    前記換気用熱交換器へ流入する吸込空気の温度と、
    前記目標絶対湿度における前記室内空気の露点温度と、
    前記換気用熱交換器の温度効率と、に基づいて、前記最大蒸発温度を求める
    請求項1に記載の空気調和システム。
  6. 前記制御装置は、
    前記吸込空気の温度と、前記最大蒸発温度との差分と、
    前記吸込空気の温度と、前記目標絶対湿度における前記室内空気の露点温度との差分と、
    前記換気用熱交換器の温度効率と、に基づいて、前記最大蒸発温度を求める
    請求項5に記載の空気調和システム。
  7. 前記換気装置は、
    前記室外空気を室内に供給する給気通風路と、
    前記室内空気を室外に排気する排気通風路と、
    前記給気通風路を流れる前記室外空気と前記排気通風路を流れる前記室内空気との間で全熱交換を行う全熱交換器と、
    を備え、
    前記換気用熱交換器は、
    前記給気通風路において前記全熱交換器の下流に配置され、
    前記制御装置は、
    前記室内空気の温度と、
    前記室外空気の温度と、
    前記全熱交換器の温度交換効率と、に基づき、吸込空気の温度を求める
    請求項5または6に記載の空気調和システム。
  8. 前記制御装置は、
    記最大蒸発温度を上限とした前記蒸発温度の範囲である蒸発温度範囲を設定し、
    前記室内空気の絶対湿度と、前記目標絶対湿度との差に応じて、前記蒸発温度範囲内で前記蒸発温度の目標値を決定し、
    決定した前記目標値となるように前記冷媒回路の蒸発温度を制御する
    請求項1〜7の何れか一項に記載の空気調和システム。
  9. 前記室内の顕熱負荷を処理する空気調和装置を、更に備え、
    前記空気調和装置は、
    室内熱交換器を有し、冷媒が循環する第2冷媒回路を備え、
    前記制御装置は、
    前記室内空気の温度と、前記室内空気の目標温度との差に応じて、前記第2冷媒回路の蒸発温度を制御する
    請求項1〜8の何れか一項に記載の空気調和システム。
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