JP6138513B2 - エレベータロープ揺れ抑制装置およびエレベータ装置 - Google Patents

エレベータロープ揺れ抑制装置およびエレベータ装置 Download PDF

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この発明は、昇降体が昇降する際に移動するロープ部材の水平方向についての揺れを抑制するエレベータロープ揺れ抑制装置およびエレベータ装置に関する。
従来、上下方向に延びたかご用ガイドレールと、主ロープが挿入される案内孔が形成され、かご用ガイドレールに案内される可動揺れ止め体と、巻上機から回転力が伝達される可動揺れ止め体支持装置とを備えたエレベータロープ揺れ抑制装置が知られている。可動揺れ止め体支持装置は、可動揺れ止め体に接続された駆動ロープと、駆動ロープが巻き掛けられた駆動綱車と、駆動綱車の回転速度が巻上機の綱車の回転速度よりも遅くなるように、巻上機から伝達された回転力を駆動綱車に伝達する減速装置とを備えている。可動揺れ止め体支持装置は、かごが昇降する際に、主ロープよりも低速で駆動ロープを移動させることによって、かごと可動揺れ止め体との間の距離を変化させながら可動揺れ止め体を昇降させる(例えば、特許文献1参照)。
特許第4765444号公報
しかしながら、巻上機から回転力が伝達される減速装置を備えているので、エレベータロープ揺れ抑制装置の構成が複雑であるという問題点があった。
この発明は、構成を簡素化することができるエレベータロープ揺れ抑制装置およびエレベータ装置を提供するものである。
この発明に係るエレベータロープ揺れ抑制装置は、昇降体が昇降する際に移動するロープ部材の水平方向についての揺れを抑制するエレベータロープ揺れ抑制装置であって、昇降体の昇降範囲よりも上方または下方に設けられ昇降路に対して固定された固定部材と昇降体との間に設けられ、ロープ部材が挿入される案内孔が形成され、昇降体の昇降方向に延びたガイドレールに案内される可動揺れ止め体と、昇降体と可動揺れ止め体との間、および、固定部材と可動揺れ止め体との間に設けられ昇降方向に伸縮する弾性体を有し、昇降体が昇降することによって、弾性体が伸縮して、昇降体と可動揺れ止め体との間の距離を変化させながら可動揺れ止め体を昇降させる可動揺れ止め体支持装置とを備え、弾性体は、昇降体と可動揺れ止め体とが互いに近づく方向に昇降体および可動揺れ止め体を付勢し、固定部材と可動揺れ止め体とが互いに近づく方向に固定部材および可動揺れ止め体を付勢する引張ばねであり、可動揺れ止め体支持装置は、引張ばねの昇降方向についての寸法が予め設定された寸法よりも短い場合に、伸張する方向に引張ばねを付勢する圧縮ばねをさらに有している。
この発明に係るエレベータ装置は、昇降体が昇降する際にロープ部材が移動するエレベータ装置であって、昇降体の昇降範囲よりも上方または下方に設けられ昇降路に対して固定された固定部材と昇降体との間に設けられ、ロープ部材が挿入される案内孔が形成され、昇降体の昇降方向に延びたガイドレールに案内される可動揺れ止め体と、昇降体と可動揺れ止め体との間、および、固定部材と可動揺れ止め体との間に設けられ昇降方向に伸縮する弾性体を有し、昇降体が昇降することによって、弾性体が伸縮して、昇降体と可動揺れ止め体との間の距離を変化させながら可動揺れ止め体を昇降させる可動揺れ止め体支持装置とを備えている。
この発明に係るエレベータロープ揺れ抑制装置によれば、昇降体の昇降範囲よりも上方または下方に設けられ昇降路に対して固定された固定部材と昇降体との間に設けられ、ロープ部材が挿入される案内孔が形成され、昇降体の昇降方向に延びたガイドレールに案内される可動揺れ止め体と、昇降体と可動揺れ止め体との間、および、固定部材と可動揺れ止め体との間に設けられ昇降方向に伸縮する弾性体を有し、昇降体が昇降することによって、弾性体が伸縮して、昇降体と可動揺れ止め体との間の距離を変化させながら可動揺れ止め体を昇降させる可動揺れ止め体支持装置とを備えているので、巻上機から回転力が伝達される減速装置を備えることなく、昇降体と可動揺れ止め体との間の距離を変化させながら可動揺れ止め体を昇降させることができる。その結果、エレベータロープ揺れ抑制装置の構成を簡素化することができる。
この発明に係るエレベータ装置によれば、昇降体の昇降範囲よりも上方または下方に設けられ昇降路に対して固定された固定部材と昇降体との間に設けられ、ロープ部材が挿入される案内孔が形成され、昇降体の昇降方向に延びたガイドレールに案内される可動揺れ止め体と、昇降体と可動揺れ止め体との間、および、固定部材と可動揺れ止め体との間に設けられ昇降方向に伸縮する弾性体を有し、昇降体が昇降することによって、弾性体が伸縮して、昇降体と可動揺れ止め体との間の距離を変化させながら可動揺れ止め体を昇降させる可動揺れ止め体支持装置とを備えているので、巻上機から回転力が伝達される減速装置を備えることなく、昇降体と可動揺れ止め体との間の距離を変化させながら可動揺れ止め体を昇降させることができる。その結果、エレベータ装置の構成を簡素化することができる。
この発明の実施の形態1に係るエレベータ装置を示す正面図である。 図1のエレベータ装置の要部を示す正面図である。 図1のエレベータ装置の要部を示す側面図である。 図2のIV−IV線に沿った矢視断面図である。 図4のA部を拡大した図である。 図2の上方から1番目に配置された可動揺れ止め体と、上方から2番目に配置された可動揺れ止め体と、上方から1番目に配置された可動揺れ止め体と上方から2番目に配置された可動揺れ止め体との間に配置された引張ばねとの要部を示す拡大図である。 図6の上方から1番目に配置された可動揺れ止め体と、上方から2番目に配置された可動揺れ止め体と、上方から1番目に配置された可動揺れ止め体と上方から2番目に配置された可動揺れ止め体との間に配置された引張ばねとを示す側面図である。 図2の上方から1番目に配置された可動揺れ止め体と、上方から2番目に配置された可動揺れ止め体と、上方から1番目に配置された可動揺れ止め体と上方から2番目に配置された可動揺れ止め体との間に配置された引張ばねと、上方から2番目に配置された可動揺れ止め体に設けられた圧縮ばねとの要部を示す拡大図である。 図8の上方から1番目に配置された可動揺れ止め体と、上方から2番目に配置された可動揺れ止め体と、上方から1番目に配置された可動揺れ止め体と上方から2番目に配置された可動揺れ止め体との間に配置された引張ばねと、上方から2番目に配置された可動揺れ止め体に設けられた圧縮ばねとを示す側面図である。 図8の引張ばねが収縮した場合における上方から1番目に配置された可動揺れ止め体と、上方から2番目に配置された可動揺れ止め体と、上方から1番目に配置された可動揺れ止め体と上方から2番目に配置された可動揺れ止め体との間に配置された引張ばねと、上方から2番目に配置された可動揺れ止め体に設けられた圧縮ばねとを示す断面図である。 図1のかごが上昇した場合におけるエレベータ装置を示す正面図である。 図1のかごが最上階に位置する場合におけるエレベータ装置を示す正面図である。 図6の上方から1番目に配置された可動揺れ止め体および上方から2番目に配置された可動揺れ止め体における他の実施の形態を示す正面図である。 図13の上方から1番目に配置された可動揺れ止め体、上方から2番目に配置された可動揺れ止め体および上方から1番目に配置された可動揺れ止め体と上方から2番目に配置された可動揺れ止め体との間に配置された引張ばねを示す側面図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るエレベータ装置を示す正面図である。図において、エレベータ装置は、昇降路100を昇降するかご(昇降体)1と、一端部がかご1の上部に接続された主ロープ(ロープ部材)2と、主ロープ2の他端部に上部が接続され、昇降路100を昇降する釣合重り(昇降体)3と、機械室200に設けられ、主ロープ2を移動させる巻上機4と、主ロープ2の水平方向についての揺れを抑制するエレベータロープ揺れ抑制装置5と、昇降路100に対して固定され、かご1の昇降方向に延びた一対のかご用ガイドレール(ガイドレール)6とを備えている。
主ロープ2は、巻上機4が駆動することによって移動する。かご1は、主ロープ2が移動することによって、かご用ガイドレール6に沿って昇降する。釣合重り3は、主ロープ2が移動することによって、釣合重り3の昇降方向に延びた釣合重り用ガイドレール(図示せず)に沿って、かご1に対して反対の方向に昇降する。
エレベータロープ揺れ抑制装置5は、かご1の昇降方向に並べて配置された可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cと、昇降路100の頂部101に固定された固定揺れ止め体(固定部材)52と、可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cのそれぞれを支持する可動揺れ止め体支持装置53とを備えている。
可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cは、かご1と固定揺れ止め体52との間に配置されている。可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cは、固定揺れ止め体52からかご1に向かって順に並べられている。可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cは、かご用ガイドレール6に案内される。
可動揺れ止め体支持装置53は、かご1と可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cとの間、および、固定揺れ止め体52と可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cとの間のそれぞれに設けられかご1の昇降方向に伸縮する弾性体引張ばね531を有している。具体的には、可動揺れ止め体支持装置53は、固定揺れ止め体52と上方から1番目に配置された可動揺れ止め体51aとの間、可動揺れ止め体51aと上方から2番目に配置された可動揺れ止め体51bとの間、可動揺れ止め体51bと上方から3番目に配置された可動揺れ止め体51cとの間、および、可動揺れ止め体51cとかご1との間のそれぞれに設けられ、かご1の昇降方向に伸縮する引張ばね531を有している。
固定揺れ止め体52と可動揺れ止め体51aとの間に設けられた引張ばね531は、固定揺れ止め体52と可動揺れ止め体51aとが互いに近づく方向に、固定揺れ止め体52および可動揺れ止め体51aを付勢する。可動揺れ止め体51aと可動揺れ止め体51bとの間に設けられた引張ばね531は、可動揺れ止め体51aと可動揺れ止め体51bとが互いに近づく方向に、可動揺れ止め体51aおよび可動揺れ止め体51bを付勢する。可動揺れ止め体51bと可動揺れ止め体51cとの間に設けられた引張ばね531は、可動揺れ止め体51bと可動揺れ止め体51cとが互いに近づく方向に、可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cを付勢する。可動揺れ止め体51cとかご1との間に設けられた引張ばね531は、可動揺れ止め体51cとかご1とが互いに近づく方向に、可動揺れ止め体51cおよびかご1を付勢する。
固定揺れ止め体52、可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51b、可動揺れ止め体51cおよびかご1は、引張ばね531を介して上下方向に一列に連結されている。引張ばね531は、かご1が昇降することによって伸縮する。引張ばね531が伸縮することによって、固定揺れ止め体52と可動揺れ止め体51aとの間、可動揺れ止め体51aと可動揺れ止め体51bとの間、可動揺れ止め体51bと可動揺れ止め体51cとの間、および、可動揺れ止め体51cとかご1との間のそれぞれの距離が変化しながら、可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51b、可動揺れ止め体51cが昇降する。言い換えれば、可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51b、可動揺れ止め体51cのそれぞれは、引張ばね531が伸縮することによって、かご1との間の距離が変化するように昇降する。
図2は図1のエレベータ装置の要部を示す正面図、図3は図1のエレベータ装置の要部を示す側面図、図4は図2のIV−IV線に沿った矢視断面図である。エレベータロープ揺れ抑制装置5は、かご用ガイドレール6の長手方向に並べて配置され、かご用ガイドレール6に固定されたピン(規制部材)54a、ピン(規制部材)54bおよびピン(規制部材)54cをさらに備えている。ピン54a、ピン54bおよびピン54cは、等間隔に配置されている。ピン54a、ピン54bおよびピン54cは、かご用ガイドレール6における上端部から下端部に向かって順に並べられている。
可動揺れ止め体51aは、一方向に延びた可動揺れ止め本体511と、可動揺れ止め本体511の長手方向両端部に設けられ、かご用ガイドレール6に案内されるガイドシュー512と、可動揺れ止め本体511の長手方向両端部に設けられた係合部材513とを有している。可動揺れ止め本体511には、主ロープ2が挿入される6個の案内孔514が形成されている。6個の案内孔514は、可動揺れ止め本体511の長手方向中間部に配置された格子部515によって構成されている。6個の案内孔514は、主ロープ2の配置に対応して配置されている。格子部515は、ゴム等の柔軟な材料から構成されている。これにより、主ロープ2が格子部515に接触する際に、主ロープ2が劣化することを抑制することができる。図示していないが、可動揺れ止め本体511の長手方向両端部は、下板部と、下板部よりも上方に配置された上板部とを有している。可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cのそれぞれは、可動揺れ止め体51aと同様の構成となっている。
図5は図4のA部を拡大した図である。可動揺れ止め体51bの係合部材513には、かご用ガイドレール6側に開口した切欠き516が上下方向に延びて形成されている。図示していないが、可動揺れ止め体51cの係合部材513にも、かご用ガイドレール6側に開口した切欠きが上下方向に延びて形成されている。
可動揺れ止め体51b(図4)の切欠き516の幅方向の寸法φf2は、上方から1番目に配置されたピン54a(図2)の幅方向の寸法φP1よりも大きく、上方から2番目に配置されたピン54bの幅方向の寸法φP2よりも小さい。したがって、可動揺れ止め体51bは、ピン54aを上下方向に通過可能であるものの、ピン54bによって、下方への移動が規制される。
可動揺れ止め体51cの切欠きの幅方向の寸法φf3は、ピン54aの幅方向の寸法φP1よりも大きく、ピン54bの幅方向の寸法φP2よりも大きく、上方から3番目に配置されたピン54cの幅方向の寸法φP3よりも小さい。したがって、可動揺れ止め体51cは、ピン54aおよびピン54bを上下方向に通過可能であるものの、ピン54cによって、下方への移動が規制される。
この例では、可動揺れ止め体51aには、切欠きが形成されていない。したがって、可動揺れ止め体51aは、ピン54aによって、下方への移動が規制される。
なお、この例では、可動揺れ止め体およびピンのそれぞれの数が3個である場合について説明したが、可動揺れ止め体およびピンのそれぞれの数がn個ある場合には、φP1<φf1<φP2<φf2<φP3<φf3<・・・φPn<φfnを満たす関係となる。ここで、φP1、φP2、φP3・・・φPnは、上方から1番目、2番目、3番目・・・n番目に配置されたピン54a、ピン54b、ピン54c・・・ピン54nの幅方向の寸法であり、φf1、φf2、φf3・・・φfnは、上方から1番目、2番目、3番目・・・n番目に配置された可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51b、可動揺れ止め体51c・・・可動揺れ止め体51nに形成された切欠きの幅方向の寸法である。
図2に示すように、可動揺れ止め体支持装置53は、可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51b、可動揺れ止め体51cおよびかご1のそれぞれの上部に設けられた圧縮ばね532をさらに有している。
可動揺れ止め体51aに設けられた圧縮ばね532は、固定揺れ止め体52(図1)と可動揺れ止め体51aとの間に配置された引張ばね531におけるかご1の昇降方向についての寸法が予め設定された寸法よりも短い場合に、固定揺れ止め体52に下方から当るように形成されている。したがって、可動揺れ止め体51aに設けられた圧縮ばね532は、固定揺れ止め体52と可動揺れ止め体51aとの間に配置された引張ばね531におけるかご1の昇降方向についての寸法が予め設定された寸法よりも短い場合に、固定揺れ止め体52と可動揺れ止め体51aとの間に配置された引張ばね531を、この引張ばね531が伸張する方向に付勢する。ここで、予め設定された寸法としては、固定揺れ止め体52と可動揺れ止め体51aとの間に配置された引張ばね531が全圧縮する場合における伸縮方向についての引張ばね531の寸法よりも長い寸法が設定されている。
可動揺れ止め体51bに設けられた圧縮ばね532は、可動揺れ止め体51aと可動揺れ止め体51bとの間に配置された引張ばね531におけるかご1の昇降方向についての寸法が予め設定された寸法よりも短い場合に、可動揺れ止め体51aに下方から当るように形成されている。したがって、可動揺れ止め体51bに設けられた圧縮ばね532は、可動揺れ止め体51aと可動揺れ止め体51bとの間に配置された引張ばね531におけるかご1の昇降方向についての寸法が予め設定された寸法よりも短い場合に、可動揺れ止め体51aと可動揺れ止め体51bとの間に配置された引張ばね531を、この引張ばね531が伸張する方向に付勢する。ここで、予め設定された寸法としては、可動揺れ止め体51aと可動揺れ止め体51bとの間に配置された引張ばね531が全圧縮する場合における伸縮方向についての引張ばね531の寸法よりも長い寸法が設定されている。
可動揺れ止め体51cに設けられた圧縮ばね532は、可動揺れ止め体51bと可動揺れ止め体51cとの間に配置された引張ばね531におけるかご1の昇降方向についての寸法が予め設定された寸法よりも短い場合に、可動揺れ止め体51bに下方から当るように形成されている。したがって、可動揺れ止め体51cに設けられた圧縮ばね532は、可動揺れ止め体51bと可動揺れ止め体51cとの間に配置された引張ばね531におけるかご1の昇降方向についての寸法が予め設定された寸法よりも短い場合に、可動揺れ止め体51bと可動揺れ止め体51cとの間に配置された引張ばね531を、この引張ばね531が伸張する方向に付勢する。ここで、予め設定された寸法としては、可動揺れ止め体51bと可動揺れ止め体51cとの間に配置された引張ばね531が全圧縮する場合における伸縮方向についての引張ばね531の寸法よりも長い寸法が設定されている。
かご1に設けられた圧縮ばね532は、可動揺れ止め体51cとかご1との間に配置された引張ばね531におけるかご1の昇降方向についての寸法が予め設定された寸法よりも短い場合に、可動揺れ止め体51cに下方から当るように形成されている。したがって、かご1に設けられた圧縮ばね532は、可動揺れ止め体51cとかご1との間に配置された引張ばね531におけるかご1の昇降方向についての寸法が予め設定された寸法よりも短い場合に、可動揺れ止め体51cとかご1との間に配置された引張ばね531を、この引張ばね531が伸張する方向に付勢する。ここで、予め設定された寸法としては、可動揺れ止め体51cとかご1との間に配置された引張ばね531が全圧縮する場合における伸縮方向についての引張ばね531の寸法よりも長い寸法が設定されている。
図6は図2の上方から1番目に配置された可動揺れ止め体51aと、上方から2番目に配置された可動揺れ止め体51bと、上方から1番目に配置された可動揺れ止め体51aと上方から2番目に配置された可動揺れ止め体51bとの間に配置された引張ばね531との要部を示す拡大図、図7は図6の上方から1番目に配置された可動揺れ止め体51aと、上方から2番目に配置された可動揺れ止め体51bと、上方から1番目に配置された可動揺れ止め体51aと上方から2番目に配置された可動揺れ止め体51bとの間に配置された引張ばね531とを示す側面図である。可動揺れ止め体51aは、可動揺れ止め本体511の上板部の上部に設けられたU字形状の被係合部517(図2)と、可動揺れ止め本体511の下板部の下部に設けられたU字形状の被係合部517とをさらに有している。被係合部517は、両端部が可動揺れ止め本体511に接続するように配置されている。可動揺れ止め体51bは、可動揺れ止め体51aと同様に、可動揺れ止め本体511の上板部の上部に設けられたU字形状の被係合部517と、可動揺れ止め本体511の下板部の下部に設けられたU字形状の被係合部517(図2)とをさらに有している。被係合部517は、可動揺れ止め体51aと同様に、両端部が可動揺れ止め本体511に接続するように配置されている。可動揺れ止め体51c(図2)は、可動揺れ止め体51aと同様に、可動揺れ止め本体511の上板部の上部に設けられたU字形状の被係合部517(図2)と、可動揺れ止め本体511の下板部の下部に設けられたU字形状の被係合部517(図2)とをさらに有している。被係合部517は、可動揺れ止め体51aと同様に、両端部が可動揺れ止め本体511に接続するように配置されている。
引張ばね531は、引張ばね本体533と、引張ばね本体533の伸縮方向両端部に設けられたフック部534とを有している。引張ばね531は、引張ばね531の上端部のフック部534が可動揺れ止め体51aにおける下部側の被係合部517に引っ掛けられることによって、可動揺れ止め体51aに取り付けられる。また、引張ばね531は、引張ばね531の下端部のフック部534が可動揺れ止め体51bにおける上部側の被係合部517に引っ掛けられることによって、可動揺れ止め体51bに取り付けられる。可動揺れ止め体51bと可動揺れ止め体51cとの間に配置された引張ばね531も、可動揺れ止め体51aと可動揺れ止め体51bとの間に配置された引張ばね531と同様にして、図2に示すように、可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cに取り付けられる。
図示していないが、固定揺れ止め体52は、固定揺れ止め本体と、固定揺れ止め本体の下部に設けられたU字形状の被係合部とを有している。固定揺れ止め体52の被係合部は、可動揺れ止め体51aの被係合部517と同様に、両端部が固定揺れ止め本体に接続するように配置されている。固定揺れ止め体52と可動揺れ止め体51aとの間に配置された引張ばね531は、引張ばね531の上端部のフック部534が固定揺れ止め体52の被係合部に引っ掛けられることによって、固定揺れ止め体52に取り付けられる。また、固定揺れ止め体52と可動揺れ止め体51aとの間に配置された引張ばね531は、引張ばね531の下端部のフック部534が可動揺れ止め体51aにおける上部側の被係合部517(図2)に引っ掛けられることによって、可動揺れ止め体51aに取り付けられる。
図2に示すように、かご1は、かご本体11と、かご本体11の上部に設けられたU字形状の被係合部12とを有している。被係合部12は、可動揺れ止め体51aの被係合部517と同様に、両端部がかご本体11に接続するように配置されている。可動揺れ止め体51cとかご1との間に配置された引張ばね531は、引張ばね531の上端部のフック部534が可動揺れ止め体51cにおける下部側の被係合部517に引っ掛けられることによって、可動揺れ止め体51cに取り付けられる。また、可動揺れ止め体51cとかご1との間に配置された引張ばね531は、引張ばね531の下端部のフック部534がかご1の被係合部12に引っ掛けられることによって、かご1に取り付けられる。
図8は図2の上方から1番目に配置された可動揺れ止め体51aと、上方から2番目に配置された可動揺れ止め体51bと、上方から1番目に配置された可動揺れ止め体51aと上方から2番目に配置された可動揺れ止め体51bとの間に配置された引張ばね531と、上方から2番目に配置された可動揺れ止め体51bに設けられた圧縮ばね532との要部を示す拡大図、図9は図8の上方から1番目に配置された可動揺れ止め体51aと、上方から2番目に配置された可動揺れ止め体51bと、上方から1番目に配置された可動揺れ止め体51aと上方から2番目に配置された可動揺れ止め体51bとの間に配置された引張ばね531と、上方から2番目に配置された可動揺れ止め体51bに設けられた圧縮ばね532とを示す側面図である。可動揺れ止め体51bに設けられた圧縮ばね532は、可動揺れ止め体51bにおける可動揺れ止め本体511の上板部に配置されている。可動揺れ止め体51bに設けられた圧縮ばね532は、圧縮ばね本体535と、圧縮ばね本体535の上部に設けられた当接部536と、可動揺れ止め体51bの可動揺れ止め本体511の上板部および当接部536を貫通し、かご1(図2)の昇降方向に延びたロッド537と、ロッド537の両端部に設けられたナット538とを有している。当接部536の幅方向の寸法は、ナット538の径方向の寸法よりも大きくなっている。可動揺れ止め体51aにおける可動揺れ止め本体511の下板部には、可動揺れ止め体51bに設けられた圧縮ばね532のロッド537と同軸上に配置された貫通孔518が形成されている。貫通孔518の径方向の寸法は、ロッド537の上端部に設けられたナット538の径方向の寸法よりも大きく、当接部536の幅方向の寸法よりも小さくなっている。
図10は図8の引張ばね531が収縮した場合における上方から1番目に配置された可動揺れ止め体51aと、上方から2番目に配置された可動揺れ止め体51bと、上方から1番目に配置された可動揺れ止め体51aと上方から2番目に配置された可動揺れ止め体51bとの間に配置された引張ばね531と、上方から2番目に配置された可動揺れ止め体51bに設けられた圧縮ばね532とを示す断面図である。可動揺れ止め体51aと可動揺れ止め体51bとの間に配置された引張ばね531が収縮することによって、引張ばね531におけるかご1(図2)の昇降方向についての寸法が予め設定された寸法よりも短くなった場合には、可動揺れ止め体51bに設けられた圧縮ばね532の当接部536が可動揺れ止め体51aの可動揺れ止め本体511に下方から当接し、圧縮ばね532は、可動揺れ止め体51aを上方に付勢する。この時、ロッド537およびロッド537の上端部に設けられたナット538は、可動揺れ止め体51aの貫通孔518に挿入される。可動揺れ止め本体511における貫通孔518の近傍の部分、つまり、当接部536に当接される可動揺れ止め本体511の部分は、樹脂等の柔軟な素材から構成されている。
可動揺れ止め体51cに設けられた圧縮ばね532は、可動揺れ止め体51bに設けられた圧縮ばね532と同様の構成である。可動揺れ止め体51bにおける可動揺れ止め本体511の下板部には、可動揺れ止め体51cに設けられた圧縮ばね532のロッド537と同軸上に配置された貫通孔(図示せず)が形成されている。この貫通孔の径方向の寸法は、ロッド537の上端部に設けられたナット538の径方向の寸法よりも大きく、当接部536の幅方向の寸法よりも小さくなっている。可動揺れ止め体51bと可動揺れ止め体51cとの間に配置された引張ばね531が収縮することによって、引張ばね531におけるかご1(図2)の昇降方向についての寸法が予め設定された寸法よりも短くなった場合には、可動揺れ止め体51cに設けられた圧縮ばね532の当接部536が可動揺れ止め体51bの可動揺れ止め本体511に下方から当接し、圧縮ばね532は、可動揺れ止め体51bを上方に付勢する。この時、ロッド537およびロッド537の上端部に設けられたナット538は、可動揺れ止め体51bの貫通孔に挿入される。可動揺れ止め体51bの可動揺れ止め本体511における貫通孔の近傍の部分、つまり、可動揺れ止め体51cに設けられた圧縮ばね532の当接部536に当接される可動揺れ止め本体511の部分は、樹脂等の柔軟な素材から構成されている。
図2および図3に示すように、可動揺れ止め体51aに設けられた圧縮ばね532は、可動揺れ止め体51bに設けられた圧縮ばね532と同様の構成である。固定揺れ止め体52(図1)には、可動揺れ止め体51aに設けられた圧縮ばね532のロッド537と同軸上に配置された貫通孔(図示せず)が形成されている。固定揺れ止め体52の貫通孔の径方向の寸法は、ロッド537の上端部に設けられたナット538の径方向の寸法よりも大きく、当接部536の幅方向の寸法よりも小さくなっている。固定揺れ止め体52と可動揺れ止め体51aとの間に配置された引張ばね531が収縮することによって、引張ばね531におけるかご1の昇降方向についての寸法が予め設定された寸法よりも短くなった場合には、可動揺れ止め体51aに設けられた圧縮ばね532の当接部536が固定揺れ止め体52に下方から当接し、圧縮ばね532は、固定揺れ止め体52を上方に付勢する。この時、ロッド537およびロッド537の上端部に設けられたナット538は、固定揺れ止め体52の貫通孔に挿入される。固定揺れ止め体52における貫通孔の近傍の部分、つまり、当接部536に当接される固定揺れ止め体52の部分は、樹脂等の柔軟な素材から構成されている。
かご1に設けられた圧縮ばね532は、可動揺れ止め体51bの上部に設けられた圧縮ばね532と同様に、圧縮ばね本体535と、圧縮ばね本体535の上部に設けられた当接部536と、かご1の天井部分および当接部536を貫通し、上下方向に延びたロッド537と、ロッド537の両端部に設けられたナット538とを有している。それぞれの当接部536の幅方向の寸法は、ナット538の径方向の寸法よりも大きくなっている。
可動揺れ止め体51cにおける可動揺れ止め本体511の下板部には、かご1に設けられた圧縮ばね532のロッド537と同軸上に配置された貫通孔(図示せず)が形成されている。可動揺れ止め体51cの貫通孔の径方向の寸法は、ロッド537の上端部に設けられたナット538の径方向の寸法よりも大きく、当接部536の幅方向の寸法よりも小さくなっている。可動揺れ止め体51cとかご1との間に配置された引張ばね531が収縮することによって、引張ばね531におけるかご1の昇降方向についての寸法が予め設定された寸法よりも短くなった場合には、かご1に設けられた圧縮ばね532の当接部536が可動揺れ止め体51cに下方から当接し、圧縮ばね532は、可動揺れ止め体51cを上方に付勢する。この時、ロッド537およびロッド537の上端部に設けられたナット538は、可動揺れ止め体51cの貫通孔に挿入される。可動揺れ止め体51cにおける貫通孔の近傍、つまり、当接部536に当接される可動揺れ止め体51cの部分は、樹脂等の柔軟な素材から構成されている。
次に、エレベータ装置の動作について説明する。図11は図1のかご1が上昇した場合におけるエレベータ装置を示す正面図、図12は図1のかご1が最上階に位置する場合におけるエレベータ装置を示す正面図である。かご1が上昇すると、それぞれの引張ばね531が収縮し、可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cは、引張ばね531の収縮に連動して、かご1と可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cとの間の距離を狭めながら、昇降路100を上昇する。かご1が最上階に到着する直前には、それぞれの圧縮ばね532によって、それぞれの引張ばね531が全圧縮する前に、伸張する方向に圧縮ばね532を付勢する。これにより、引張ばね531が全圧縮する際に発生する異音を低減させることができる。
一方、最上階に位置するかご1が下降すると、それぞれの引張ばね531が伸張し、可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cは、引張ばね531の伸張に連動して、かご1と可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cとの間の距離を広げながら、昇降路100を下降する。
以上説明したように、この発明の実施の形態1に係るエレベータロープ揺れ抑制装置5によれば、かご1の昇降範囲よりも上方に設けられ昇降路100に対して固定された固定揺れ止め体52とかご1との間に設けられ、主ロープ2が挿入される案内孔514が形成され、かご1の昇降方向に延びたかご用ガイドレール6に案内される可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cと、かご1と可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cとの間、および、固定揺れ止め体52と可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cとの間とに設けられかご1の昇降方向に伸縮する引張ばね531を有し、かご1が昇降することによって、引張ばね531が伸縮して、かご1と可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cとの間の距離を変化させながら可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cを昇降させる可動揺れ止め体支持装置53とを備えているので、巻上機4から回転力が伝達される減速装置を備えることなく、かご1と可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cとの間の距離を変化させながら可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cを昇降させることができる。その結果、エレベータロープ揺れ抑制装置の構成を簡素化することができる。
また、エレベータロープ揺れ抑制装置5は、かご用ガイドレール6に設けられかご1に近づく方向についての可動揺れ止め体51aの移動を規制するピン54aと、かご用ガイドレール6に設けられかご1に近づく方向についての可動揺れ止め体51bの移動を規制するピン54bと、かご用ガイドレール6に設けられかご1に近づく方向についての可動揺れ止め体51cの移動を規制するピン54cとを備えているので、かご1が下降する場合に、可動揺れ止め体51aと可動揺れ止め体51bとが衝突することを防止でき、可動揺れ止め体51bと可動揺れ止め体51cとが衝突することを防止でき、可動揺れ止め体51cとかご1とが衝突することを防止することができる。
また、引張ばね531は、かご1と可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cとが互いに近づく方向にかご1と可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cとを付勢し、固定揺れ止め体52と可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cとが互いに近づく方向に固定揺れ止め体52と可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cとを付勢するので、かご1が上昇する際に、引張ばね531の付勢力を利用して、可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cを上昇させることができる。
また、可動揺れ止め体支持装置53は、引張ばね531の上下方向についての寸法が予め設定された寸法よりも短い場合に、伸張する方向に引張ばね531を付勢する圧縮ばね532を有しているので、引張ばね531が全圧縮する際に発生する異音を低減させることができる。
また、引張ばね531は、フック部534を有し、かご1は、フック部534に係合される被係合部12を有し、固定揺れ止め体52は、フック部534に係合される被係合部を有し、可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cは、フック部534に係合される被係合部517を有し、引張ばね531は、フック部534がかご1の被係合部12、固定揺れ止め体52の被係合部、可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cの被係合部517に引っ掛けられることによって、かご1、固定揺れ止め体52、可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cに取り付けられるので、簡単に引張ばね531をかご1、固定揺れ止め体52、可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cに取り付けることができる。
また、この発明実施の形態1に係るエレベータ装置によれば、かご1の昇降範囲よりも上方に設けられ昇降路100に対して固定された固定揺れ止め体52とかご1との間に設けられ、主ロープ2が挿入される案内孔514が形成され、かご1の昇降方向に延びたかご用ガイドレール6に案内される可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cと、かご1と可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cとの間、および、固定揺れ止め体52と可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cとの間に設けられかご1の昇降方向に伸縮する引張ばね531を有し、かご1が昇降することによって、引張ばね531が伸縮して、かご1と可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cとの間の距離を変化させながら可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cを昇降させる可動揺れ止め体支持装置53とを備えているので、巻上機4から回転力が伝達される減速装置を備えることなく、かご1と可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cとの間の距離を変化させながら可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cを昇降させることができる。その結果、エレベータ装置の構成を簡素化することができる。
なお、上記実施の形態1では、可動揺れ止め本51a、可動揺れ止め本51bおよび可動揺れ止め本51cがU字形状の被係合部517を有している構成について説明したが、U字形状に限らず、例えば、図13および図14に示すように、可動揺れ止め本51a、可動揺れ止め本51bおよび可動揺れ止め体51cがパイプ形状の被係合部517を有している構成であってもよい。この場合、可動揺れ止め本51a、可動揺れ止め本51bおよび可動揺れ止め本51cには、引張ばね531のフック部534が被係合部517に係合できるように、溝519が形成される。また、かご1および固定揺れ止め体52についても、可動揺れ止め本51a、可動揺れ止め本51bおよび可動揺れ止め本51cと同様に、パイプ形状の被係合部を有している構成であってもよく、この場合、かご1および固定揺れ止め体52には、引張ばね531のフック部534が被係合部に係合できるように、溝が形成される。
また、上記実施の形態1では、かご1と巻上機4との間の主ロープ2の部分の揺れを抑制するエレベータロープ揺れ抑制装置5について説明したが、釣合重り3と巻上機4との間の主ロープ2の部分の揺れを抑制するエレベータロープ揺れ抑制装置であってもよい。この場合、可動揺れ止め体51a,可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cは,釣合重り用ガイドレールに案内される。
また、上記実施の形態1では、主ロープ2の揺れを抑制するエレベータロープ揺れ抑制装置5およびエレベータ装置について説明したが、かご1と釣合重り3とに接続されたコンペンロープまたは制御ケーブルの揺れを抑制するエレベータロープ揺れ抑制装置およびエレベータ装置であってもよい。この場合、可動揺れ止め体は、かご1または釣合重り3の昇降範囲よりも下方に設けられ昇降路100に対して固定された固定部材とかご1または釣合重り3との間に設けられる。
また、上記実施の形態1では、可動揺れ止め体51a、可動揺れ止め体51bおよび可動揺れ止め体51cを備えたエレベータロープ揺れ抑制装置5について説明したが、1個の可動揺れ止め体を備えたエレベータロープ揺れ抑制装置、または、2個もしくは4個以上の可動揺れ止め体を備えたエレベータロープ揺れ抑制装置であってもよい。
また、上記実施の形態1では、機械室200に巻上機4が設置された構成について説明したが、機械室200を備えず、巻上機4が昇降路100に設置された構成であってもよい。
また、上記実施の形態1では、1:1ローピングのエレベータについて説明したが、これに限らず、2:1ローピング、4:1ローピング等のエレベータであってもよい。
また、上記実施の形態1では、ロープ部材として、ロープを例に説明したが、例えば、ケーブル、または、ベルトであってもよい。
1 かご(昇降体)、2 主ロープ(ロープ部材)、3 釣合重り(昇降体)、4 巻上機、5 エレベータロープ揺れ抑制装置、6 かご用ガイドレール(ガイドレール)、11 かご本体、12 被係合部、51a 可動揺れ止め体、51b 可動揺れ止め体、51c 可動揺れ止め体、52 固定揺れ止め体(固定部材)、53 可動揺れ止め体支持装置、54a ピン(規制部材)、54b ピン(規制部材)、54c ピン(規制部材)、100 昇降路、101 頂部、200 機械室、511 可動揺れ止め本体、512 ガイドシュー、513 係合部材、514 案内孔、515 格子部、516 切欠き、517 被係合部、518 貫通孔、519 溝、531 引張ばね(弾性体)、532 圧縮ばね、533 引張ばね本体、534 フック部、535 圧縮ばね本体、536 当接部、537 ロッド、538 ナット。

Claims (2)

  1. 昇降体が昇降する際に移動するロープ部材の水平方向についての揺れを抑制するエレベータロープ揺れ抑制装置であって、
    前記昇降体の昇降範囲よりも上方または下方に設けられ昇降路に対して固定された固定部材と前記昇降体との間に設けられ、前記ロープ部材が挿入される案内孔が形成され、前記昇降体の昇降方向に延びたガイドレールに案内される可動揺れ止め体と、
    前記昇降体と前記可動揺れ止め体との間、および、前記固定部材と前記可動揺れ止め体との間に設けられ前記昇降方向に伸縮する弾性体を有し、前記昇降体が昇降することによって、前記弾性体が伸縮して、前記昇降体と前記可動揺れ止め体との間の距離を変化させながら前記可動揺れ止め体を昇降させる可動揺れ止め体支持装置と
    を備え
    前記弾性体は、前記昇降体と前記可動揺れ止め体とが互いに近づく方向に前記昇降体および前記可動揺れ止め体を付勢し、前記固定部材と前記可動揺れ止め体とが互いに近づく方向に前記固定部材および前記可動揺れ止め体を付勢する引張ばねであり、
    前記可動揺れ止め体支持装置は、前記引張ばねの前記昇降方向についての寸法が予め設定された寸法よりも短い場合に、伸張する方向に前記引張ばねを付勢する圧縮ばねをさらに有していることを特徴とするエレベータロープ揺れ抑制装置。
  2. 昇降体が昇降する際にロープ部材が移動するエレベータ装置であって、
    前記昇降体の昇降範囲よりも上方または下方に設けられ昇降路に対して固定された固定部材と前記昇降体との間に設けられ、前記ロープ部材が挿入される案内孔が形成され、前記昇降体の昇降方向に延びたガイドレールに案内される可動揺れ止め体と、
    前記昇降体と前記可動揺れ止め体との間、および、前記固定部材と前記可動揺れ止め体との間に設けられ前記昇降方向に伸縮する弾性体を有し、前記昇降体が昇降することによって、前記弾性体が伸縮して、前記昇降体と前記可動揺れ止め体との間の距離を変化させながら前記可動揺れ止め体を昇降させる可動揺れ止め体支持装置と
    を備え
    前記弾性体は、前記昇降体と前記可動揺れ止め体とが互いに近づく方向に前記昇降体および前記可動揺れ止め体を付勢し、前記固定部材と前記可動揺れ止め体とが互いに近づく方向に前記固定部材および前記可動揺れ止め体を付勢する引張ばねであり、
    前記可動揺れ止め体支持装置は、前記引張ばねの前記昇降方向についての寸法が予め設定された寸法よりも短い場合に、伸張する方向に前記引張ばねを付勢する圧縮ばねをさらに有していることを特徴とするエレベータ装置。
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