JP6137975B2 - フィーダ - Google Patents

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    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/08Monitoring manufacture of assemblages
    • H05K13/0888Ergonomics; Operator safety; Training; Failsafe systems

Description

本発明は、部品が収納されたキャリアテープを送給するためのフィーダに関するものである。
従来から特許文献1に示されるように、スプライシング作業を行うこと無く、キャリアテープに収納された部品を部品実装装置に供給するノンスプライシングフィーダが提案されている。このようなフィーダは、キャリアテープが載置されるレールの下方に、キャリアテープと係合するスプロケットが配設され、当該スプロケットが回転することにより、キャリアテープが送給されるようになっている。そして、レールの上方には、キャリアテープの送給方向の上流側に向かって順番に、第一押さえ部材及び第二押さえ部材が配設されている。
そして、キャリアテープの先端を、送給中のキャリアテープの上に載置するとともに、第一押さえ部材の後端に当接させて、当該キャリアテープを待機させている。キャリアテープが完全に送給された場合には、待機しているキャリアテープがレール上に移動する。すると、当該待機中のキャリアテープが、スプロケットと係合し、レールと第一押さえ部材との間に侵入して、送給される。
このように、特許文献1のノンスプライシングフィーダは、送給中のキャリアテープの後端に、待機中のキャリアテープを繋ぐスプライシング作業を行う必要が無いので、作業性が良いという利点が有った。なお、待機中のキャリアテープとスプロケットとの係合を防止するために、スプロケット頂上付近のレールが上方に屈曲されている。
特開2011−211169号公報(図3、図4)
特許文献1のノンスプライシングフィーダでは、上述のように、プロケット頂上付近のレールが上方に屈曲されているため、待機中のキャリアテープもまた上方に屈曲してしまう。すると、待機中のキャリアテープが、送給中のキャリアテープに引きずられて、第一押さえ部材との間の第二押さえ部材との間の隙間からフィーダの外部にはみ出してしまう場合があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、多数の部品が収納されたキャリアテープを送給するノンスプライシングフィーダであって、送給中のキャリアテープ上に載置された待機中テープの外部へのはみ出しを防止することができるノンスプライシングフィーダを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するためになされた、請求項1に係る発明によると、多数の部品が収納されたキャリアテープを送給するフィーダであって、本体と、外周部に前記キャリアテープに形成された係合穴と係合する係合突起が形成され、前記本体に回転可能に取り付けられたスプロケットと、前記スプロケットの上方における前記本体に取り付けられたレールと、前記レール上方における前記本体に、上下方向に移動可能に取り付けられた第一押さえ部材と、前記第一押さえ部材よりも前記キャリアテープの送給方向上流側に、上下方向移動可能に取り付けられた第二押さえ部材を有し、少なくとも前記スプロケットの上方位置の前記レールの上面は、平面であり、前記レールに載置された前記キャリアテープの前記係合穴と係合する前記係合突起は、前記係合穴から突出しない長さに設定され、前記第一押さえ部材の下面に、保持部が切欠形成されているフィーダ。
請求項2に係る発明は、請求項1において、前記保持部の下面の前記下流側の端部には、前記下流側に向かって徐々に下方に位置する傾斜面である侵入面が形成されている。
請求項1に係る発明によると、少なくともスプロケットの上方位置のレールの上面は、平面である。これにより、送給中のキャリアテープ上に載置された待機中のキャリアテープの先端が、屈曲することが無く、直線状となっているので、第一押さえ部材と第二押さえ部材の間に侵入することが無い。
また、レールに載置されたキャリアテープの係合穴と係合する係合突起は、係合穴から突出しない長さに設定されている。これにより、係合突起が送給中のキャリアテープの係合穴から突出することが無く、係合突起が待機中のキャリアテープの係合穴に侵入しない。このため、待機中のキャリアテープがスプロケットによって送給されない。
また、第一押さえ部材の下面には、保持部が切欠形成されている。このため、待機中のキャリアテープの先端が、保持部に侵入した状態で保持されて、待機中のキャリアテープの送給方向下流側への移動が阻止される。
このように、待機中のキャリアテープの先端が、第一押さえ部材と第二押さえ部材との間に侵入することが無く、スプロケットによって送給されず、保持部によって送給方向下流側への移動が阻止されるので、送給中のキャリアテープ上に載置された待機中のキャリアテープが、第一押さえ部材と第二押さえ部材との間から外部にはみ出すことが無い。
請求項2に係る発明によると、保持部の下面の送給方向下流側の端部には、送給方向下流側に向かって徐々に下方に位置する傾斜面である侵入面が形成されている。これにより、送給中のキャリアテープがスプロケットによって完全に送給されると、待機中のキャリアテープの先端が、侵入面と接触しながら送給方向下流側に移動して、レールと第一押さえ部材の下面との間に確実に案内される。このため、待機中のキャリアテープの送給不良を確実に防止することができる。
部品実装機の上視概略図である。 キャリアテープの上面図である。 図2に示すキャリアテープのA−A断面図である。 フィーダの分解側面図である。 図4に示すフィーダの要部拡大図である。 図4に示すフィーダの要部拡大図である。 図4に示すフィーダの要部拡大図である。 比較例のフィーダの要部拡大図である。 比較例のフィーダの要部拡大図である。
(部品実装装置)
図1を用いて、本実施形態のフィーダ21が用いられる部品実装装置100について説明する。なお、以下の説明において、基板の搬送方向をX軸方向と称し、水平面内においてX軸方向に直角な方向をY軸方向と称し、X軸方向とY軸方向とに直角な方向をZ軸方向と称する。部品実装装置100は、基板搬送装置10と、部品供給部20、部品装着装置40、及びリール保持部50を有する。
部品供給部20は、複数のスロット22と、各スロット22に着脱可能に装着される複数のフィーダ21と、から構成されている。スロット22は、部品供給部20に、X軸方向に複数並列に設けられている。
リール保持部50は、キャリアテープ900が巻回された第一リール810及び第二リール820を交換可能に保持するものである。第一リール810と第二リール820は、Y方向に並列して1つずつ配設されるとともに、各フィーダ21に対応してX方向に複数配設されている。
キャリアテープ900は、多数の電子部品等の部品を一列に収容するものである。図2や図3に示すように、キャリアテープ900は、ベーステープ901、カバーテープ902、ボトムテープ903とから構成されている。ベーステープ901は、紙材や樹脂等の柔軟な材料で構成されている。ベーステープ901幅方向の中央部には、長さ方向に一定間隔をおいて空間である収納部901aが貫通形成されている。この収納部901aに部品が収納される。ベーステープ901の側部には、長さ方向に一定間隔をおいて、係合穴901bが貫通形成されている。
カバーテープ902の両側部は、接着材902a(図3示)によってベーステープ901上面の両側部に接着されている。カバーテープ902は、透明な高分子フィルムによって構成されている。
図3に示すように、ベーステープ901下面には、ボトムテープ903が接着されている。このボトムテープ903によって、収納部901aに収納された部品の脱落が防止される。ボトムテープ903は、紙材や高分子フィルム等で構成されていて、透明又は半透明となっている。
各フィーダ21には、第一リール810及び第二リール820に巻回されたキャリアテープ900が、それぞれ差し込まれている。そして、一方のリール810、820に巻回されたキャリアテープ900がフィーダ21によってフィーダ21の先端部に設けられた供給部21aに順次送給される。そして、当該キャリアテープ900に保持された部品が供給部21aに供給される。また、他方のリール810、820に巻回されたキャリアテープ900は、フィーダ21に差し込まれているが、フィーダ21によって送給されずに待機している。フィーダ21については、後で詳細に説明する。
基板搬送装置10は、搬送装置11,12を有している。搬送装置11,12には、部品装着装置40の基台41上に、それぞれ一対のガイドレール13a,13bが設けられている。また、搬送装置11,12は、これらガイドレール13a,13bによりそれぞれ案内される基板を支持して搬送する図略の一対のコンベアベルトが設けられている。また、基板搬送装置10には、所定位置に搬送された基板を持ち上げてクランプする図略のクランプ装置が設けられている。
この基板搬送装置10では、部品を実装する基板は、ガイドレール13a,13bにより案内されつつコンベアベルトにより、X軸方向に部品実装位置まで搬送される。部品実装位置に搬送された基板は、クランプ装置によって部品装着位置に位置決めクランプされる。
図1に示すように、部品装着装置40は、ガイドレール42、Y軸スライド43、Y軸サーボモータ44、X軸スライド45、X軸サーボモータ(不図示)、部品装着ヘッド48、吸着ノズル(不図示)を有している。
ガイドレール42、Y軸スライド43、及びY軸サーボモータ44とから、Yロボットが構成されている。ガイドレール42は、基台41上にY方向に装架されて基板搬送装置10の上方に配設されている。Y軸スライド43は、ガイドレール42に沿ってY軸方向に移動可能に設けられている。Y軸スライド43は、Y軸サーボモータ44の出力軸に連結されたボールねじを有するボールねじ機構によってY軸方向に移動される。
X軸スライド45、X軸サーボモータから、Xロボットが構成されている。X軸スライド45は、Y軸スライド43に、X軸方向に移動可能に設けられている。Y軸スライド43にはX軸サーボモータが設けられている。このX軸サーボモータの出力軸に連結された図略のボールねじ機構によって、X軸スライド45がX軸方向に移動される。
X軸スライド45には、部品装着ヘッド48が設けられている。部品装着ヘッド48は、複数の吸着ノズル(不図示)を着脱可能に保持している。吸着ノズルは、供給部21aに供給された部品を吸着して、基板搬送装置10によって部品実装位置に位置決めされた基板上に装着する。
(フィーダ)
以下に、図4〜図7を用いて本実施形態のフィーダ21について説明する。フィーダ21は、本体21b、モータ23、第一ギヤ24、第二ギヤ25−1、第三ギヤ25−2、第一スプロケット26、第二スプロケット27、第一プーリー28、第二プーリー29、ドライブベルト30、第一押さえ部材32、第二押さえ部材31、支持部材33、シャフト34、コイルスプリング35、発光装置36、受光装置37、レール38、制御部39とから構成されている。
なお、図4〜図7において、紙面右側を前方(キャリアテープ900の送給方向下流側)とし、紙面左側を後方(キャリアテープ900の送給方向上流側)とする。また、図4〜図7において、紙面上方を上方とし、紙面下方を下方とする。フィーダ21は、その前方側からスロット22に差し込まれて装着されるようになっている。本体21bは、扁平な箱形である。なお、図4〜図7は、本体21bの側壁を除去して、フィーダ21の内部構造が視認できるようにした図である。
本体21bの中間部から前方に向かって順に、第一ギヤ24、モータ23、第二ギヤ25−1、第三ギヤ25−2、及び第一スプロケット26が、本体21bに取り付けられている。第一ギヤ24、第二ギヤ25−1、第三ギヤ25−2、及び第一スプロケット26は、本体21bに回転可能に取り付けられている。
第一ギヤ24の外周よりも内側には、プーリー24aが形成されている。モータ23の回転軸23aに取り付けられたドライブギヤ23bは、第一ギヤ24及び第二ギヤ25−1の外周にそれぞれ形成されたギヤ溝24b、25-1bと噛合している。第二ギヤ25−1の外周部よりも内側には、内側ギヤ25−1aが形成されている。
第一スプロケット26の本体21bの取付位置は、供給部21aの下方である。第一スプロケット26の外周には、一定角度をおいて等間隔に、係合突起26aが形成されている。係合突起26aは、キャリアテープ900の係合穴901bと係合する。第一スプロケット26の外周よりも内側には、内側ギヤ26bが形成されている。
第三ギヤ25−2は、第二ギヤ25−1の内側ギヤ25−1aと第一スプロケット26の内側ギヤ26bと噛合している。
本体21b後部の上下方向中間部には、第二スプロケット27が回転可能に取り付けられている。第二スプロケット27の外周には、一定角度をおいて等間隔に、係合突起27aが形成されている。係合突起27aは、キャリアテープ900の係合穴901bと係合する。第二スプロケット27の外周よりも内側には、プーリー27bが形成されている。
第二スプロケット27と第一ギヤ24との間の本体21bには、第一プーリー28、第二プーリー29が回転可能に取り付けられている。ドライブベルト30は、第二スプロケット27のプーリー27b及び第一ギヤ24のプーリー24aに巻き掛けられている。第一プーリー28及び第二プーリー29は、ドライブベルト30と当接して、ドライブベルト30とプーリー27b、24aが滑らないように、ドライブベルト30にテンションを発生させている。
このような構造により、モータ23が回転(駆動)すると、第一スプロケット26及び第二スプロケット27が同じ回転方向に同期して回転する。
支持部材33は、前後方向を長手方向とするブロック状である。支持部材33は、本体21b後方の上部に取り付けられている。支持部材33には、前後方向に所定間隔をおいて、上下方向にスライド穴33aが形成されている。各スライド穴33aには、シャフト34が上下方向スライド可能に取り付けられている。各シャフト34は、支持部材33から下方に突出している。
第一押さえ部材32及び第二押さえ部材31は、前後方向を長手方向とするブロック状である。第一押さえ部材32と第二押さえ部材31は、それぞれ、シャフト34の下端に取り付けられている。言い換えると、第一押さえ部材32は、後述する第一レール38a上方における本体21bに、上下方向に移動可能に取り付けられている。第二押さえ部材31は、第一押さえ部材32よりも後方の第一押さえ部材32の側方位置における本体21bに、上下方向移動可能に取り付けられている。このような構造により、第一押さえ部材32と第二押さえ部材31は、それぞれ、独立して、上下方向に移動可能となっている。
各シャフト34の外周には、コイルスプリング35が取り付けられている。コイルスプリング35の上端は、支持部材33の下端面に当接している。コイルスプリング35の下端は、第一押さえ部材32の上端面又は第二押さえ部材31の上端面と当接している。コイルスプリング35によって、第一押さえ部材32及び第二押さえ部材31が下方に付勢されている。
レール38は、前後方向を長手方向とする板状である。レール38は、本体21bの後端から本体21bの前端に設けられている。レール38は、後方から前方に向かって順に、第一レール38a、第二レール38b、第三レール38cとなっている。
第一レール38aは、第一押さえ部材32及び第二押さえ部材31と第二スプロケット27の間に設けられている。言い換えると、第一レール38aは、第一押さえ部材32及び第二押さえ部材31の下方に設けられ、第二スプロケット27の上方に設けられている。少なくとも、第二スプロケット27頂上の上方位置の第一レール38aの上面は、平面(水平面)となっている。
図5に示すように、第一レール38aに載置されたキャリアテープ900の係合穴901bと係合する係合突起27aは、係合穴901bから突出しない長さに設定されている。このため、係合突起26aが係合穴901bに係合した際に、係合突起26aが係合穴901bから突出しないようになっている。
第三レール38cの上面は、水平面と同一となっている。第三レール38cは、本体21bの中間部から前端に向かって、本体21bの上端に沿って設けられている。第二レール38bは、第一レール38aと第三レール38cを接続するように設けられている。第二レール38bの上面は、その後方から前方に向かって徐々に上方に位置するように傾斜している。
第一レール38a及び第三レール38cには、係合突起26a及び係合突起27aが侵入して、それぞれのレール38a、38cの上面から上方に突出することができる侵入穴38e、38fが形成されている。
発光装置36及び受光装置37は、キャリアテープ900の収納部901aに収納されている部品の有無を検出するものである。発光装置36は、赤外線やレーザー光等の光を下方に発光する装置である。発光装置36は、第一押さえ部材32の上方に配設されている。本実施形態では、支持部材33の前部に、上下方向に取付穴33bが貫通形成され、取付穴33bに発光装置36が取り付けられている。
受光装置37は、発光装置36が発光した光を受光するものである。発光装置36の下方側の発光装置36と対向する位置に、受光装置37が配設されている。本実施形態では、受光装置37は、第一押さえ部材32下方位置の本体21bに取り付けられている。発光装置36下方の第一押さえ部材32及び第一レール38aには、それぞれ透光穴32a、38dが貫通形成されている。この透光穴32a、38dによって、発光装置36が発光した光の受光装置37への到達が妨げられないようになっている。
制御部39は、フィーダ21を制御するものである。制御部39は、マイクロプロセッサやモータ23に駆動電流を供給するドライバを有している。制御部39は、発光装置36及び受光装置37と通信可能に接続している。
次に、図5を用いて、以下に本実施形態の要部について説明する。図5に示すように、第一押さえ部材32の下面32c及び第二押さえ部材31の下面31aは、第一レール38aの上面と平行となっている。第一押さえ部材32下面の後端(第二押さえ部材31側)には、保持部32bが切欠形成されている。以下に、保持部32bについて詳細に説明する。
保持部32bの下面である保持部下面32dは、第一レール38aの上面と平行となっている。保持部下面32dは、下面32cよりも上方に位置している。保持部下面32dの後端は、切り欠かれていて、ガイド面32eが形成されている。ガイド面32eは、後方(第二押さえ部材31側)に向かって徐々に上方に位置する傾斜面(円弧面含む)である。
保持部下面32dの前端と下面31aの後端は、侵入面32fによって接続されている。侵入面32fは、前方(送給方向下流側)に向かって徐々に下方に位置するような傾斜面(円弧面含む)となっている。
フィーダ21には、カバーテープ902をベーステープ901から剥離する剥離装置(不図示)が設けられている。この剥離装置については、特許2662948号公報、特開2009−140994号公報、実公平7-23994号公報等に開示され、周知技術であるので、その説明を割愛する。
(本実施形態の作用)
以下に本実施形態の作用について説明する。レール38上には、フィーダ21によって送給されているキャリアテープ900である送給中テープ910が載置されている。この状態では、第一スプロケット26の係合突起26a及び第二スプロケット27の係合突起27aが、送給中テープ910の係合穴901bに係合している。
なお、送給中テープ910が、第一押さえ部材32及び第二押さえ部材31によって第一レール38aに押し付けられているので、送給中テープ910が第一レール38aからの浮き上がりが防止される。このため、送給中テープ910の係合穴901bが、確実に第二スプロケット27の係合突起27aに係合する。
モータ23が回転すると、第一スプロケット26及び第二スプロケット27が回転し、係合突起26a、27aと係合穴901bで係合している送給中テープ910が順次供給部21a側に送給される。そして、上述の剥離装置によって、カバーテープ902がベーステープ901から剥離されて、送給中テープ910の収納部901aに収納された部品が供給部21aに順次供給される。
図5に示すように、第二押さえ部材31及び第一押さえ部材32の保持部32b下方の送給中テープ910上には、待機中テープ920が載置されている。言い換えると、待機中テープ920は、第一押さえ部材32の保持部32b及び第二押さえ部材31と送給中テープ910に挟まれて、フィーダ21にセットされている。待機中テープ920の先端は、侵入面32fと当接し、保持部32bで保持されている。
送給中テープ910が、前方側のリール810に巻回されている。待機中テープ920は、後方側のリール820に巻回されている。
上述したように、係合突起27aは、送給中テープ910の係合穴901bから上方に突出しないようになっている。このため、待機中テープ920が送給中テープ910上に載置されている状態では、係合突起27aは待機中テープ920の係合穴901bと係合しない。このため、待機中テープ920が第二スプロケット27によって送給されない。また、第一押さえ部材32はコイルスプリング35によって下方に付勢されている。このため、待機中テープ920の先端が、侵入面32fと当接している状態が維持され、侵入面32fから前方側への移動が阻止され、待機中テープ920が送給中テープ910とともに、前方に供給されてしまうことが阻止される。
送給中テープ910が第二スプロケット27によって全て送給されると、図6、次いで図7に示すように、待機中テープ920が第一レール38a上に載置された状態となる。すると、待機中テープ920の係合穴901bが第二スプロケット27の係合突起27aと係合する。すると、待機中テープ920の先端が、侵入面32fと接触しながら前方側に送給され、第一レール38aと第一押さえ部材32の下面32cの間に侵入して、待機中テープ920が供給位置21a側に供給される。
なお、送給中テープ910の後端から所定距離前方の間の収納部901a及び待機中テープ920の先端から所定距離後方の間の収納部901aには、部品が収納されていない。収納部901aに部品が収納されている場合には、発光装置36から発光された光は、前記部品によって遮られて、受光装置37は前記光を受光することができない。このため、制御部39は、収納部901aに部品が収納されていることを認識することができる。
一方で、収納部901aに部品が収納されていない場合には、発光装置36から発光された光は、部品によって遮られることなく、受光装置37は前記光を受光する。このため、制御部39は、収納部901aに部品が収納されていないことを認識することができる。このように、制御部39は、収納部901aに部品が収納されていないことを認識することにより、送給中テープ910と待機中テープ920の境目を認識することができ、第二スプロケット27で送給されているキャリアテープ900が、待機中テープ920に切り替わったことを認識する。
作業者は、送給中テープ910が全て送給された使用済みのリール810を、リール保持部50から除去するとともに、新たな待機中テープ920が巻回されたリール820を、リール保持部50に保持させる。そして、作業者は、新たな待機中テープ920を、送給中テープ910(旧待機中テープ920)と第二押さえ部材31の下面31aとの間に差し込み、更に新たな待機中テープ920の先端を保持部32bに差し込んで、新たな待機中テープ920をセットする(図5の状態)。
上述したように、第一押さえ部材32には、ガイド面32eが形成されているので、待機中テープ920の先端が、ガイド面32eにガイドされて、保持部32bに差し込まれ易くなっている。
(本実施形態の効果)
以上の説明から明らかなように、図5に示すように、少なくとも第二スプロケット27の上方位置の第一レール38aの上面は、平面である。これにより、送給中テープ910上に載置された待機中テープ920の先端が、屈曲することが無く、直線状となっているので、第一押さえ部材32と第二押さえ部材31との間に侵入することが無い。
また、第一レール38aに載置されたキャリアテープ900の係合穴901bと係合する係合突起27aは、係合穴901bから突出しない長さに設定されている。これにより、係合突起27aが送給中テープ910の係合穴901bから突出することが無く、係合突起27aが待機中テープ920の係合穴901bに侵入しない。このため、待機中テープ920が第二スプロケット27によって送給されない。
また、第一押さえ部材32の下面の第二押さえ部材31側は、保持部32bが切欠形成されている。このため、待機中テープ920の先端が、保持部32bに侵入した状態で保持されて、待機中テープ920の送給方向下流側への移動が阻止される。
このように、待機中テープ920の先端が、第一押さえ部材32と第二押さえ部材31との間に侵入することが無く、第二スプロケット27によって送給されず、保持部32bによって送給方向下流側への移動が阻止されるので、送給中テープ910上に載置された待機中テープ920が、第一押さえ部材32と第二押さえ部材31の間からフィーダ21の外部にはみ出すことが無い。
また、保持部下面32dの送給方向下流側の端部には、送給方向下流側に向かって徐々に下方に位置する傾斜面である侵入面32fが形成されている。これにより、送給中テープ910が第二スプロケット27によって完全に送給されると、待機中テープ920の先端が、侵入面32fと接触しながら送給方向下流側に移動して、第一レール38aと第一押さえ部材32の下面32cとの間に確実に案内される。このため、待機中テープ920の送給不良を確実に防止することができる。
また、保持部32bの第二押さえ部材31側の端部には、第二押さえ部材31側に向かって徐々に上方に位置する傾斜面であるガイド面32eが形成されている。これにより、送給中テープ910が第二スプロケット27によって完全に送給された場合に、新たな待機中テープ920の先端を、保持部32bに侵入させてセットする際に、新たな待機中テープ920の先端が、ガイド面32eと接触しながら送給方向下流側に移動することにより、保持部32bに案内される。このため、新たな待機中テープ920の先端の保持部32bへの侵入が容易となる。
(比較例)
以下に、図8及び図9を用いて、比較例のフィーダについて説明する。なお、比較例のフィーダについて、本実施形態のフィーダ21と同じ機能を有する要素については、同じ名称を使用する。
比較例のフィーダでは、第二スプロケット3の係合突起3aの長さは、キャリアテープ900の係合穴901bの深さ寸法よりも長くなっている。このため、レール5を、第二スプロケット3の係合突起3aが最も上方に位置する位置において、上方に屈曲させることにより、送給中テープ910の係合穴901bから係合突起3aの突出を防止して、待機中テープ920の係合穴901bへの係合突起3aの係合を防止している。そして、待機中テープ920の先端を、第一押さえ部材2の後端面に当接させることにより、待機中テープ920の送給を防止している。
ところが、レール5が上方に屈曲しているため、図8に示すように、待機中テープ920の先端がレール5の屈曲部分によって上方に屈曲される。そして、図9に示すように、待機中テープ920が、送給中テープ910に引きずられて、第一押さえ部材2と第二押さえ部材1の間の隙間からフィーダの外部にはみ出してしまう場合があった。
本実施形態では、上述したように、待機中テープ920が、第一押さえ部材32と第二押さえ部材31との間の隙間からフィーダの外部にはみ出すことが無い。
21…フィーダ、21b…本体、27…第二スプロケット(スプロケット)、27a…係合突起、31…第二押さえ部材、32…第一押さえ部材、32b…保持部、32f…侵入面、32e…ガイド面、38…レール、38a…第一レール、900…キャリアテープ、901b…係合穴、910…送給中テープ(送給中のキャリアテープ)、920…待機中テープ(待機中のキャリアテープ)

Claims (2)

  1. 多数の部品が収納されたキャリアテープを送給するフィーダであって、
    本体と、
    外周部に前記キャリアテープに形成された係合穴と係合する係合突起が形成され、前記本体に回転可能に取り付けられたスプロケットと、
    前記スプロケットの上方における前記本体に取り付けられたレールと、
    前記レール上方における前記本体に、上下方向に移動可能に取り付けられた第一押さえ部材と、
    前記第一押さえ部材よりも前記キャリアテープの送給方向上流側に、上下方向移動可能に取り付けられた第二押さえ部材を有し、
    少なくとも前記スプロケットの上方位置の前記レールの上面は、平面であり、
    前記レールに載置された前記キャリアテープの前記係合穴と係合する前記係合突起は、前記係合穴から突出しない長さに設定され、
    前記第一押さえ部材の下面に、保持部が切欠形成されているフィーダ。
  2. 請求項1において、
    前記保持部の下面の前記下流側の端部には、前記下流側に向かって徐々に下方に位置する傾斜面である侵入面が形成されているフィーダ。
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