JP6166373B2 - フィーダ - Google Patents

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Description

本発明は、部品が収納されたキャリアテープを送給するためのフィーダに関するものである。
従来から特許文献1に示されるように、スプライシング作業を行うこと無く、キャリアテープに収納された部品を部品実装装置に供給するノンスプライシングフィーダが提案されている。そして、ノンスプライジングフィーダにおいて、下流側キャリアテープと上流側キャリアテープとの切り替わり点を把握することは、キャリアテープに収納されている部品の残数管理や不良ロットの追跡等の生産管理において重要である。
そこで、特許文献1に示されるノンスプライジングフィーダでは、キャリアテープを挿入する挿入口に、当該挿入口を開閉する挿入開閉部が設けられている。そして、下流側キャリアテープの終端と上流側キャリアテープの始端が所定間隔以上となった場合に、前記挿入開閉部が前記挿入口を開にする制御を行うことにより、下流側キャリアテープの終端と上流側キャリアテープの始端を所定間隔以上として、下流側キャリアテープと上流側キャリアテープの切り替わり点をセンサにて確実に検知することにしている。
特開2011−171664号公報
しかしながら、特許文献1のノンスプライシングフィーダでは、挿入口を開閉する挿入開閉部や、この挿入開閉部を駆動するためのアクチュエータ、このアクチュエータを制御するための制御基板やソフトウエアが必要となり、コスト増となってしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、コスト増とならずに下流側キャリアテープの終端と上流側キャリアテープの始端との間に隙間を形成するとすることができるノンスプライシングタイプのフィーダを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するためになされた、請求項1に係る発明によると、複数の部品が送給方向に収納されたキャリアテープを送給するフィーダであって、本体と、外周部に前記キャリアテープに形成された係合穴と係合する第一係合突起が形成され、前記本体に回転可能に取り付けられた第一スプロケットと、外周部に前記係合穴と係合する第二係合突起が形成され、前記本体の前記第一スプロケットよりも送給方向上流側に回転可能に取り付けられた第二スプロケットと、前記第一スプロケットと同軸に相対回転不能に設けられた第一駆動部材と、前記第二スプロケットに同軸に相対回転可能に設けられた第二駆動部材と、前記第二駆動部材に対する前記第二スプロケットの順方向の相対回転は許容するが、前記第二駆動部材に対する前記第二スプロケットの逆方向の相対回転は阻止するワンウェイクラッチと、モータからの回転力を前記第一駆動部材及び前記第二駆動部材に伝達する伝達部材と、を有し、前記ワンウェイクラッチによって前記第二駆動部材に対する前記第二スプロケットの順方向の相対回転が許容されていない場合には、前記第二係合突起の移動速度が前記第一係合突起の移動速度よりも遅くなるように構成されている。
このように、フィーダは、ワンウェイクラッチによって第二駆動部材に対する第二スプロケットの順方向の相対回転が許容されていないロック状態の場合には、第二係合突起の移動速度が第一係合突起の移動速度がよりも遅くなるように構成されている。これにより、下流側キャリアテープの終端が第二スプロケットよりも下流側に送給され、上流側キャリアテープの係合穴が第二係合突起と係合すると、ワンウェイクラッチがロック状態となり、上流側キャリアテープの始端部に形成された係合穴が第一係合突起と係合するまで、上流側キャリアテープが下流側キャリアテープよりも遅く送給され、下流側キャリアテープの終端と上流側キャリアテープの始端との間に隙間が生じる。このため、下流側キャリアテープと上流側キャリアテープの切り替わり点を確実に検知することができる。また、機械的な構成により、下流側キャリアテープの終端と上流側キャリアテープの始端との間に隙間を生じさせる機構を実現したので、フィーダのコスト増を抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第二スプロケットよりも下流側において、下流側の前記キャリアテープの終端と上流側の前記キャリアテープの始端との間の隙間を検出するセンサを有する。
このように、下流側キャリアテープの終端と上流側キャリアテープの始端との間の隙間を検出するセンサが、第二スプロケットよりも下流側に設けられているので、確実に下流側キャリアテープと上流側キャリアテープの切り替わり点を検知することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記第一スプロケットと前記第二スプロケットは同径であり、前記第一駆動部材及び前記第二駆動部材は輪状であり、前記第二駆動部材の外径は前記第一駆動部材の外径よりも大きく構成され、
前記伝達部材は、前記第一駆動部材及び前記第二駆動部材に巻き掛けられる無端条部材である。
これにより、第二係合突起の移動速度が第一係合突起の移動速度よりも遅くすることができる機構を確実に実現することができ、確実に下流側キャリアテープの終端と上流側キャリアテープの始端との間に隙間を生じさせることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3に記載の発明において、前記第一スプロケット及び前記第二スプロケットの上方における前記本体に取り付けられたレールと、前記レール上方における前記本体に取り付けられ、前記上流側キャリアテープの始端を保持して、前記上流側キャリアテープを前記下流側キャリアテープ上において待機させる待機部材と、を有する。
これにより、下流側キャリアテープの終端が第二スプロケットよりも下流側に送給されると、上流側キャリアテープがレール上に移動して、上流側キャリアテープの係合穴が第二スプロケットの第二係合突起と係合し、上流側キャリアテープが第二スプロケットによって送給される。このように、下流側キャリアテープが完全に送給された後に、自動的に上流側キャリアテープが送給されるので、作業者がフィーダに常時待機して、下流側キャリアテープが完全に送給された場合に、上流側キャリアテープをフィーダにセットする必要が無いので、作業者の負担を軽減することができる。
部品実装機の上視概略図である。 キャリアテープの上面図である。 図2に示すキャリアテープのA−A断面図である。 フィーダの分解側面図である。 第一押さえ部材及び第二押さえ部材の詳細説明図である。 第一押さえ部材及び第二押さえ部材の詳細説明図である。 第一押さえ部材及び第二押さえ部材の詳細説明図である。 上流側キャリアテープが待機している状態のフィーダの説明図である。 上流側キャリアテープが送給されている状態のフィーダの説明図である。 第二実施形態のフィーダの説明図である。 第三実施形態のフィーダの説明図である。 ストッパー部材の斜視図である。 第四実施形態のフィーダの説明図である。
(部品実装装置)
図1を用いて、本実施形態のフィーダ21が用いられる部品実装装置100について説明する。なお、以下の説明において、基板の搬送方向をX軸方向と称し、水平面内においてX軸方向に直角な方向をY軸方向と称し、X軸方向とY軸方向とに直角な方向をZ軸方向と称する。部品実装装置100は、基板搬送装置10と、部品供給部20、部品装着装置40、及びリール保持部50を有する。
部品供給部20は、複数のスロット22と、各スロット22に着脱可能に装着される複数のフィーダ21と、から構成されている。スロット22は、部品供給部20に、X軸方向に複数並列に設けられている。
リール保持部50は、キャリアテープ900が巻回された第一リール810及び第二リール820を交換可能に保持するものである。第一リール810と第二リール820は、Y方向に並列して1つずつ配設されるとともに、各フィーダ21に対応してX方向に複数配設されている。
キャリアテープ900は、多数の電子部品等の部品を一列に(送給方向に)収容するものである。図2や図3に示すように、キャリアテープ900は、ベーステープ901、カバーテープ902、ボトムテープ903とから構成されている。ベーステープ901は、紙材や樹脂等の柔軟な材料で構成されている。ベーステープ901幅方向の中央部には、長さ方向に一定間隔をおいて空間である収納部901aが貫通形成されている。この収納部901aに部品が収納される。ベーステープ901の側部には、長さ方向に一定間隔をおいて、係合穴901bが貫通形成されている。
カバーテープ902の両側部は、接着材902a(図3示)によってベーステープ901上面の両側部に接着されている。カバーテープ902は、透明な高分子フィルムによって構成されている。
図3に示すように、ベーステープ901下面には、ボトムテープ903が接着されている。このボトムテープ903によって、収納部901aに収納された部品の脱落が防止される。ボトムテープ903は、紙材や高分子フィルム等で構成されていて、透明又は半透明となっている。
各フィーダ21には、第一リール810及び第二リール820に巻回されたキャリアテープ900が、それぞれ差し込まれている。そして、一方のリール810に巻回されたキャリアテープ900がフィーダ21によってフィーダ21の先端部に設けられた供給部21aに順次送給される。そして、当該キャリアテープ900に保持された部品が供給部21aに供給される。また、他方のリール820に巻回されたキャリアテープ900は、フィーダ21に差し込まれているが、フィーダ21によって送給されずに待機している。フィーダ21については、後で詳細に説明する。
基板搬送装置10は、搬送装置11,12を有している。搬送装置11,12には、部品装着装置40の基台41上に、それぞれ一対のガイドレール13a,13bが設けられている。また、搬送装置11,12は、これらガイドレール13a,13bによりそれぞれ案内される基板を支持して搬送する図略の一対のコンベアベルトが設けられている。また、基板搬送装置10には、所定位置に搬送された基板を持ち上げてクランプする図略のクランプ装置が設けられている。
この基板搬送装置10では、部品を実装する基板は、ガイドレール13a,13bにより案内されつつコンベアベルトにより、X軸方向に部品実装位置まで搬送される。部品実装位置に搬送された基板は、クランプ装置によって部品装着位置に位置決めクランプされる。
図1に示すように、部品装着装置40は、ガイドレール42、Y軸スライド43、Y軸サーボモータ44、X軸スライド45、X軸サーボモータ(不図示)、部品装着ヘッド48、吸着ノズル(不図示)を有している。
ガイドレール42、Y軸スライド43、及びY軸サーボモータ44とから、Yロボットが構成されている。ガイドレール42は、基台41上にY方向に装架されて基板搬送装置10の上方に配設されている。Y軸スライド43は、ガイドレール42に沿ってY軸方向に移動可能に設けられている。Y軸スライド43は、Y軸サーボモータ44の出力軸に連結されたボールねじを有するボールねじ機構によってY軸方向に移動される。
X軸スライド45、X軸サーボモータから、Xロボットが構成されている。X軸スライド45は、Y軸スライド43に、X軸方向に移動可能に設けられている。Y軸スライド43にはX軸サーボモータが設けられている。このX軸サーボモータの出力軸に連結された図略のボールねじ機構によって、X軸スライド45がX軸方向に移動される。
X軸スライド45には、部品装着ヘッド48が設けられている。部品装着ヘッド48は、複数の吸着ノズル(不図示)を着脱可能に保持している。吸着ノズルは、供給部21aに供給された部品を吸着して、基板搬送装置10によって部品実装位置に位置決めされた基板上に装着する。
(フィーダ)
以下に、図4〜図7を用いて本実施形態のフィーダ21について説明する。フィーダ21は、本体21b、モータ23、第一ギヤ24−1、第二ギヤ24−2、第三ギヤ24−3、前方スプロケット25、第一スプロケット26、第二スプロケット27、第二駆動プーリー28、ワンウェイクラッチ29、ベルト30、第一押さえ部材32、第二押さえ部材31、支持部材33、シャフト34、コイルスプリング35、切り替わり点検知センサ36、第一プーリー37−1、第二プーリー37−2、レール38、制御部39とから構成されている。
なお、図4〜図7において、紙面右側を前方(キャリアテープ900の送給方向下流側)とし、紙面左側を後方(キャリアテープ900の送給方向上流側)とする。また、図4〜図7において、紙面上方を上方とし、紙面下方を下方とする。フィーダ21は、その前方側からスロット22に差し込まれて装着されるようになっている。本体21bは、扁平な箱形である。なお、図4〜図7は、本体21bの側壁を除去して、フィーダ21の内部構造が視認できるようにした図である。
本体21bの中間部から前方に向かって順に、第一ギヤ24−1、モータ23、第二ギヤ24−2、第三ギヤ24−3、及び前方スプロケット25が、本体21bに取り付けられている。第一ギヤ24−1、第二ギヤ24−2、第三ギヤ24−3、及び前方スプロケット25は、本体21bに回転可能に取り付けられている。
第一ギヤ24−1の外周よりも内側には、駆動プーリー24−1aが形成されている。モータ23の回転軸23aに取り付けられたドライブギヤ23bは、第一ギヤ24−1及び第二ギヤ24−2の外周にそれぞれ形成されたギヤ溝24−1b、24−2bと噛合している。第二ギヤ24−2の外周部よりも内側には、内側ギヤ24−2aが形成されている。
前方スプロケット25の本体21bの取付位置は、供給部21aの下方である。前方スプロケット25の外周には、一定角度をおいて等間隔に、係合突起25aが形成されている。係合突起25aは、キャリアテープ900の係合穴901bと係合する。前方スプロケット25の外周よりも内側には、内側ギヤ25bが形成されている。
第三ギヤ24−3は、第二ギヤ24−2の内側ギヤ24−2aと前方スプロケット25の内側ギヤ25bと噛合している。
第一ギヤ24−1の後方の本体21bには、第一スプロケット26が回転可能に取り付けられている。第一スプロケット26の外周には、一定角度をおいて等間隔に、第一係合突起26aが形成されている。第一係合突起26aは、キャリアテープ900の係合穴901bと係合する。第一スプロケット26には、同軸に相対回転不能に輪状の第一駆動プーリー26b(第一駆動部材)が設けられている。
本体21bの後方部分、つまり、第一スプロケット26の後方(送給方向上流側)には、第二スプロケット27が回転可能に取り付けられている。第二スプロケット27の外周には、一定角度をおいて等間隔に、第二係合突起27aが形成されている。第二係合突起27aは、キャリアテープ900の係合穴901bと係合する。第二スプロケット27には、同軸に相対回転可能に輪状の第二駆動プーリー28(第二駆動部材)が設けられている。
なお、第一スプロケット26と第二スプロケット27の外径は同径であり、第一スプロケット26の第一係合突起26aと第二スプロケット27の第二係合突起27aの数は同数となっている。また、第二駆動プーリー28の外径は、第一駆動プーリー26bの外径よりも大きい。
ワンウェイクラッチ29は、第二スプロケット27と第二駆動プーリー28の間に設けられている。ワンウェイクラッチ29は、フリー状態では第二駆動プーリー28に対する第二スプロケット27の順方向の相対回転は許容するが、ロック状態では第二駆動プーリー28に対する第二スプロケット27の逆方向の相対回転は阻止する。なお、順方向とは、キャリアテープ900が搬送される際に、第二スプロケット27及び第二駆動プーリー28が回転する方向である。また、逆方向とは順方向と逆の回転方向である。
第一駆動プーリー26bと第二駆動プーリー28の間の本体21bには、第一プーリー37−1が回転可能に取り付けられている。また、第一駆動プーリー26bと駆動プーリー24−1aの間の本体21bには、第二プーリー37−2が回転可能に取り付けられている。
ベルト30は、駆動プーリー24−1a、第一駆動プーリー26b、第二駆動プーリー28に巻き掛けられている。第一プーリー37−1及び第二プーリー37−2は、ベルト30と当接して、ベルト30と駆動プーリー24−1a、第一駆動プーリー26b、及び第二駆動プーリー28が滑らないように、ベルト30にテンションを発生させている。
このような構造により、モータ23が回転(駆動)すると、前方スプロケット25、第一スプロケット26、及び第二スプロケットが同じ回転方向に同期して回転する。
支持部材33は、前後方向を長手方向とするブロック状である。支持部材33は、本体21b後方の上部、つまり、第二スプロケット27の上方の本体21bに取り付けられている。支持部材33には、前後方向に所定間隔をおいて、上下方向にスライド穴33aが形成されている。各スライド穴33aには、シャフト34が上下方向スライド可能に取り付けられている。各シャフト34は、支持部材33から下方に突出している。
第一押さえ部材32及び第二押さえ部材31は、前後方向を長手方向とするブロック状である。第一押さえ部材32と第二押さえ部材31は、それぞれ、シャフト34の下端に取り付けられている。言い換えると、第一押さえ部材32は、後述する第一レール38a上方における本体21bに、上下方向に移動可能に取り付けられている。第二押さえ部材31は、第一押さえ部材32よりも後方の第一押さえ部材32の側方位置における本体21bに、上下方向移動可能に取り付けられている。このような構造により、第一押さえ部材32と第二押さえ部材31は、それぞれ、独立して、上下方向に移動可能となっている。
各シャフト34の外周には、コイルスプリング35が取り付けられている。コイルスプリング35の上端は、支持部材33の下端面に当接している。コイルスプリング35の下端は、第一押さえ部材32の上端面又は第二押さえ部材31の上端面と当接している。コイルスプリング35によって、第一押さえ部材32及び第二押さえ部材31が下方に付勢されている。
レール38は、前後方向を長手方向とする板状である。レール38は、本体21bの後端から本体21bの前端に設けられている。レール38は、後方から前方に向かって順に、第一レール38a、第二レール38b、第三レール38cとなっている。
第一レール38aは、第一押さえ部材32及び第二押さえ部材31と第一スプロケット26及び第二スプロケット27の間に設けられている。言い換えると、第一レール38aは、第一押さえ部材32及び第二押さえ部材31の下方に設けられ、第一スプロケット26及び第二スプロケット27の上方に設けられている。少なくとも、第二スプロケット27頂上の上方位置の第一レール38aの上面は、平面(水平面)となっている。
図5に示すように、第一レール38aに載置されたキャリアテープ900の係合穴901bと係合する第二係合突起27aは、係合穴901bから突出しない長さに設定されている。このため、第二係合突起27aが係合穴901bに係合した際に、第二係合突起27aが係合穴901bから突出しないようになっている。
第三レール38cの上面は、水平面と同一となっている。第三レール38cは、本体21bの中間部から前端に向かって、本体21bの上端に沿って設けられている。第二レール38bは、第一レール38aと第三レール38cを接続するように設けられている。第二レール38bの上面は、その後方から前方に向かって徐々に上方に位置するように傾斜している。
第一レール38a及び第三レール38cには、係合突起25a、第一係合突起26a及び第二係合突起27aが侵入して、それぞれのレール38a、38cの上面から上方に突出することができる侵入穴38f、38g、38eが形成されている。
切り替わり点検知センサ36は、第一スプロケット26よりも送給方向下流側の第一レール38a上方の本体21bに取り付けられている。切り替わり点検知センサ36は、下流側キャリアテープ910の終端(後端)と上流側キャリアテープ920の始端(前端)との隙間を検出することにより、下流側キャリアテープ910と上流側キャリアテープ920との切り替わり点を検出するものであり、近接センサ、光電センサ、機械的なリミットスイッチが含まれる。
制御部39は、フィーダ21を制御するものである。制御部39は、マイクロプロセッサやモータ23に駆動電流を供給するドライバを有している。制御部39は、切り替わり点検知センサ36と通信可能に接続している。
フィーダ21には、カバーテープ902をベーステープ901から剥離する剥離装置(不図示)が設けられている。この剥離装置については、特許2662948号公報、特開2009−140994号公報、実公平7-23994号公報等に開示され、周知技術であるので、その説明を割愛する。
次に、図5を用いて、第一押さえ部材32及び第二押さえ部材31の構造について説明する。図5に示すように、第一押さえ部材32の下面32c及び第二押さえ部材31の下面31aは、第一レール38aの上面と平行となっている。第一押さえ部材32下面の後端(第二押さえ部材31側)には、保持部32bが切欠形成されている。以下に、保持部32bについて詳細に説明する。
保持部32bの下面である保持部下面32dは、第一レール38aの上面と平行となっている。保持部下面32dは、下面32cよりも上方に位置している。保持部下面32dの後端は、切り欠かれていて、ガイド面32eが形成されている。ガイド面32eは、後方(第二押さえ部材31側)に向かって徐々に上方に位置する傾斜面(円弧面含む)である。
保持部下面32dの前端と下面31aの後端は、侵入面32fによって接続されている。侵入面32fは、前方(送給方向下流側)に向かって徐々に下方に位置するような傾斜面(円弧面含む)となっている。
(本実施形態の作用)
以下に本実施形態の作用について説明する。図8に示すように、レール38上には、フィーダ21によって送給されているキャリアテープ900である下流側キャリアテープ910が載置されている。この状態では、係合突起25a、26a、27aが、下流側キャリアテープ910の係合穴901bに係合している。
なお、下流側キャリアテープ910が、第一押さえ部材32及び第二押さえ部材31によって第一レール38aに押し付けられているので、下流側キャリアテープ910が第一レール38aからの浮き上がりが防止される。
モータ23が回転すると、モータ23の回転力が、第二ギヤ24−2、第三ギヤ24−3を介して、前方スプロケット25が回転される。また、モータ23が回転すると、モータ23の回転力が、ベルト30を介して第一駆動プーリー26bに伝達され、第一スプロケット26が回転する。このため、係合突起25a、26aと係合している下流側キャリアテープ910は、供給部21a側に送給される。
下流側キャリアテープ910の係合穴901bは、第一スプロケット26の第一係合突起26a及び第二スプロケット27の第二係合突起27aの両方に係合しているが、第二駆動プーリー28の外径は第一駆動プーリー26bの外径よりも大きいので、第二駆動プーリー28の回転速度は第一駆動プーリー26bの回転速度よりも遅く、ワンウェイクラッチ29がフリー状態となり、第二スプロケット27が空回りし、下流側キャリアテープ910の送給が阻害されない。
下流側キャリアテープ910が供給部21a側に送給されると、上述の剥離装置によって、カバーテープ902がベーステープ901から剥離されて、下流側キャリアテープ910の収納部901aに収納された部品が供給部21aに順次供給される。
図5に示すように、第二押さえ部材31及び第一押さえ部材32の保持部32b下方の下流側キャリアテープ910(送給中テープ)上には、上流側キャリアテープ920(待機中テープ)が載置されている。言い換えると、上流側キャリアテープ920は、第一押さえ部材32の保持部32b及び第二押さえ部材31と下流側キャリアテープ910に挟まれて、フィーダ21にセットされている。上流側キャリアテープ920の始端は、侵入面32fと当接し、保持部32bで保持されている。このようにして、上流側キャリアテープ920は、下流側キャリアテープ910上において待機される。
なお、下流側キャリアテープ910が、前方側のリール810に巻回されている。上流側キャリアテープ920は、後方側のリール820に巻回されている。
上述したように、第二係合突起27aは、下流側キャリアテープ910の係合穴901bから上方に突出しないようになっている。このため、上流側キャリアテープ920が下流側キャリアテープ910上に載置されている状態では、第二係合突起27aは上流側キャリアテープ920の係合穴901bと係合しない。このため、上流側キャリアテープ920が第二スプロケット27によって送給されない。また、第一押さえ部材32はコイルスプリング35によって下方に付勢されている。このため、上流側キャリアテープ920の始端が、侵入面32fと当接している状態が維持され、侵入面32fから前方側への移動が阻止され、上流側キャリアテープ920が下流側キャリアテープ910とともに、前方に供給されてしまうことが阻止される。
下流側キャリアテープ910の終端が、第二スプロケット27がある位置から更に上流側に送給されると、図6、次いで図7に示すように、上流側キャリアテープ920が第一レール38a上に載置された状態となる。すると、上流側キャリアテープ920の係合穴901bが第二係合突起27aと係合する。すると、上流側キャリアテープ920の始端が、侵入面32fと接触しながら前方側に送給され、第一レール38aと第一押さえ部材32の下面32cの間に侵入して、上流側キャリアテープ920が供給部21a側に供給される。
図9に示すように、下流側キャリアテープ910の終端が、第二スプロケット27がある位置から更に上流側に送給された直後では、下流側キャリアテープ910の係合穴901bは第一係合突起26aのみと係合し、上流側キャリアテープ920の係合穴901bは第二係合突起27aのみと係合し、同一のキャリアテープ900の係合穴901bが第一係合突起26a及び第二係合突起27aと係合していない状態となる。すると、ワンウェイクラッチ29がロック状態となり、第二駆動プーリー28の回転によって第二スプロケット27が回転し、上流側キャリアテープ920は、第二スプロケット27の回転によって送給される。
上述のとおり第二駆動プーリー28の外径は第一駆動プーリー26bの外径よりも大きいので、第二駆動プーリー28の回転速度は第一駆動プーリー26bの回転速度よりも遅い。このため、第二係合突起27aの移動速度は第一係合突起26aの移動速度よりも遅いので、上流側キャリアテープ920の送給速度は下流側キャリアテープ910の送給速度よりも遅く、図9に示すように、下流側キャリアテープ910の終端と上流側キャリアテープ920の始端との間に規定間隔以上の隙間が生じる。このため、切り替わり点検知センサ36によって、下流側キャリアテープ910の終端と上流側キャリアテープ920の始端との間の隙間が検知されることにより、確実に下流側キャリアテープ910と上流側キャリアテープ920との切り替わり点が検知される。
上流側キャリアテープ920の始端が第一スプロケット26まで送給され、上流側キャリアテープ920の係合穴901bが第一スプロケット26の第一係合突起26aと係合すると、上流側キャリアテープ920は第一スプロケット26の回転によって送給され、上述したようにワンウェイクラッチ29がフリー状態となり、第二スプロケット27が空回りし、上流側キャリアテープ920の送給が阻害されない。
作業者は、下流側キャリアテープ910が全て送給された使用済みのリール810を、リール保持部50から除去するとともに、新たな上流側キャリアテープ920が巻回されたリール820を、リール保持部50に保持させる。そして、作業者は、新たな上流側キャリアテープ920を、下流側キャリアテープ910(旧上流側キャリアテープ920)と第二押さえ部材31の下面31aとの間に差し込み、更に新たな上流側キャリアテープ920の始端を保持部32bに差し込んで、新たな上流側キャリアテープ920をセットする(図5の状態)。
上述したように、第一押さえ部材32には、ガイド面32eが形成されているので、上流側キャリアテープ920の始端が、ガイド面32eにガイドされて、保持部32bに差し込まれ易くなっている。
(本実施形態の効果)
以上の説明から明らかなように、フィーダ21は、ワンウェイクラッチ29がロック状態の場合には、第二係合突起27aの移動速度が第一係合突起26aの移動速度がよりも遅くなるように構成されている。これにより、下流側キャリアテープ910の終端が第二スプロケット27よりも下流側に送給され、上流側キャリアテープ920の係合穴901bが第二係合突起27aと係合すると、ワンウェイクラッチ29がロック状態となり(図9に示す状態)、上流側キャリアテープ920の始端部に形成された係合穴901bが第一係合突起26aと係合するまで、上流側キャリアテープ920が下流側キャリアテープ910よりも遅く送給され、下流側キャリアテープ910の終端と上流側キャリアテープ920の始端との間に隙間が生じる。このため、下流側キャリアテープ910と上流側キャリアテープ920の切り替わり点を確実に検知することができる。また、機械的な構成により、下流側キャリアテープ910の終端と上流側キャリアテープ920の始端との間に隙間を生じさせる機構を実現したので、フィーダ21のコスト増を抑制することができる。
また、下流側キャリアテープ910の終端と上流側キャリアテープ920の始端との間の隙間を検出する切り替わり点検知センサ36が、第二スプロケット27よりも下流側に設けられているので、確実に上流側キャリアテープ920と下流側キャリアテープ910の切り替わり点を検知することができる。
また、第一スプロケット26と第二スプロケット27は同径であり、第一駆動プーリー26b及び第二駆動プーリー28は輪状である。そして、第二駆動プーリー28の外径は第一駆動プーリー26bの外径よりも大きく構成されている。そして、モータ23の回転力を、第二駆動プーリー28及び第一駆動プーリー26bに伝達する伝達部材は、第一駆動プーリー26b及び第二駆動プーリー28に巻き掛けられるベルト30(無端条部材)である。これにより、第二係合突起27aの移動速度が第一係合突起26aの移動速度よりも遅くすることができる機構を確実に実現することができ、確実に下流側キャリアテープ910の終端と上流側キャリアテープ920の始端との間に隙間を生じさせることができる。
また、上流側キャリアテープ920を下流側キャリアテープ910上において待機させる第一押さえ部材32を有する。これにより、下流側キャリアテープ910の終端が第二スプロケット27よりも下流側に送給されると、上流側キャリアテープ920が第一レール38a上に移動して、上流側キャリアテープ920の係合穴901bが第二スプロケット27の第二係合突起27aと係合し、上流側キャリアテープ920が第二スプロケット27によって送給される。このように、下流側キャリアテープ910が完全に送給された後に、自動的に上流側キャリアテープ920が送給されるので、作業者がフィーダ21に常時待機して、下流側キャリアテープ910が完全に送給された場合に、上流側キャリアテープ920をフィーダ21にセットする必要が無いので、作業者の負担を軽減することができる。
(第二実施形態)
以下に、図10を用いて、上述した実施形態(第一実施形態)と異なる点について、第二実施形態のフィーダ21について説明する。第二実施形態のフィーダ21では、第一押さえ部材32及び第二押さえ部材31の代わりに、停止部材131、押さえ部材132、支持部材133、シャフト134、コイルスプリング135を有している。
停止部材131は、ブロック状であり、第二スプロケット27の上方において、第一レール38aと対向するように本体21bに取り付けられている。停止部材131下端と第一レール38aとの離間寸法は、1のキャリアテープ900の厚さ寸法以上であり、2のキャリアテープ900の厚さ寸法未満となっている。つまり、1のキャリアテープ900のみが、停止部材131と第一レール38aの間を通過することができる。
支持部材133は、前後方向を長手方向とするブロック状である。支持部材133は、本体21b後方の上部、つまり、停止部材131よりも後方の本体21bに取り付けられている。支持部材133には、前後方向に所定間隔をおいて、上下方向にスライド穴133aが形成されている。各スライド穴133aには、シャフト134が上下方向スライド可能に取り付けられている。各シャフト134は、支持部材133から下方に突出している。
押さえ部材132は、前後方向を長手方向とするブロック状である。押さえ部材132は、それぞれ、シャフト134の下端に取り付けられている。言い換えると、押さえ部材132は、第一レール38a上方における本体21bに、上下方向に移動可能に取り付けられている。
図10に示すように、下流側キャリアテープ910が送給されている状態では、上流側キャリアテープ920の始端が停止部材131の後端面に当接した状態で、上流側キャリアテープ920が下流側キャリアテープ910上に載置されて保持されている。
下流側キャリアテープ910の終端が第二スプロケット27よりも下流側に送給されると、上流側キャリアテープ920が第一レール38a上に載置された状態となり、上流側キャリアテープ920の始端部に形成された係合穴901bが第二スプロケット27の第二係合突起27aと係合する。すると、上流側キャリアテープ920が第二スプロケット27によって送給され、上流側キャリアテープ920の始端が停止部材131下端と第一レール38aの間の隙間に侵入する。
この第二実施形態であっても、上流側キャリアテープ920の送給が第二スプロケット27によって開始されると、上述したように、第二スプロケット27の回転速度は第一スプロケット26の回転速度よりも遅く、第二係合突起27aの移動速度は第一係合突起26aの移動速度よりも遅いので、下流側キャリアテープ910の終端と上流側キャリアテープ920の始端との間に規定間隔以上の隙間が生じる。このため、切り替わり点検知センサ36によって、確実に下流側キャリアテープ910と上流側キャリアテープ920
との切り替わり点が検知される。
(第三実施形態)
以下に、図11及び図12を用いて、上述した実施形態(第一実施形態)と異なる点について、第三実施形態のフィーダ21について説明する。第三実施形態のフィーダ21では、第一押さえ部材32、第二押さえ部材31、支持部材33、シャフト34、及びコイルスプリング35の代わりに、図12に示すストッパー部材210を有している。図11や図12に示すように、ストッパー部材210は、天井部210a、取付部210b、ストッパーブロック210cとから構成されている。
天井部210aは、板状であり、送給方向に沿って水平に設けられている。天井部210aには、送給方向に沿って窓穴210eが形成されている。この窓穴210eに、第二係合突起27aが侵入して、第二係合突起27aと天井部210aとの当接が防止される。
取付部210bは、天井部210aの両端から下方に延出されている。取付部210bには、上下方向を長手方向とする長穴状の取付穴210dが形成されている。ストッパー部材210は、取付穴210dを挿通するボルト211によって、第二スプロケット27がある位置のレール38上に、上下方向に取付位置を調整可能に取り付けられている。これにより、厚さの異なるキャリアテープ900に対応することができる。
ストッパーブロック210cは、天井部210aに取り付けられている。ストッパーブロック210cには、天井部210aの下面から下方に延出するストッパー部210fが形成されている。
図11に示すように、下流側キャリアテープ910が送給されている状態では、上流側キャリアテープ920の始端がストッパー部210fの後端面に当接した状態で、上流側キャリアテープ920が下流側キャリアテープ910上に載置されて保持されている。ななお、天井部210aによって、下流側キャリアテープ910の始端が第二スプロケット27に導かれ、上流側キャリアテープ920の始端がストッパー部210fの後端面に導かれる。
下流側キャリアテープ910の終端が第二スプロケット27よりも下流側に送給されると、上流側キャリアテープ920が第一レール38a上に載置された状態となり、上流側キャリアテープ920の始端部に形成された係合穴901bが第二スプロケット27の第二係合突起27aと係合する。すると、上流側キャリアテープ920が第二スプロケット27によって送給され、上流側キャリアテープ920の始端がストッパー部210fの下端と第一レール38aの間の隙間に侵入する。
この第三実施形態であっても、上流側キャリアテープ920の送給が第二スプロケット27によって開始されると、上述したように、第二スプロケット27の回転速度は第一スプロケット26の回転速度よりも遅く、第二係合突起27aの移動速度は第一係合突起26aの移動速度よりも遅いので、下流側キャリアテープ910の終端と上流側キャリアテープ920の始端との間に規定間隔以上の隙間が生じる。このため、切り替わり点検知センサ36によって、確実にに下流側キャリアテープ910と上流側キャリアテープ920との切り替わり点が検知される。
(第四実施形態)
以下に、図13を用いて、上述した実施形態(第一実施形態)と異なる点について、第四実施形態のフィーダ21について説明する。第四実施形態のフィーダ21では、第一押さえ部材32及び第二押さえ部材31を有さない。この実施形態では、下流側キャリアテープ910の終端が第二スプロケット27よりも下流側に送給されると、作業者が上流側キャリアテープ920の始端を第二スプロケット27上にセットして、上流側キャリアテープ920の係合穴901bを第二スプロケット27の第二係合突起27aに係合させる。
この第四実施形態であっても、作業者が上流側キャリアテープ920を第二スプロケット27上にセットするタイミングに関わらず、上述したように、第二スプロケット27の回転速度は第一スプロケット26の回転速度よりも遅く、第二係合突起27aの移動速度は第一係合突起26aの移動速度よりも遅いので、下流側キャリアテープ910の終端と上流側キャリアテープ920の始端との間に規定間隔以上の隙間が生じる。このため、切り替わり点検知センサ36によって、確実に下流側キャリアテープ910と上流側キャリアテープ920との切り替わり点が検知される。
(別の実施形態)
以上説明した実施形態では、第一駆動プーリー26bと第二駆動プーリー28は、これら第一駆動プーリー26b及び第二駆動プーリー28に巻き掛けられた無端条部材であるベルト30によって、モータ23からの回転駆動力が伝達されている。しかし、無端条部材は、ベルト30に限定されず、チェーン30であっても差し支え無い。この実施形態の場合には、第一駆動プーリー26b及び第二駆動プーリー28の代わりに、上記チェーンと係合する第一駆動スプロケット26b及び第二駆動スプロケット28が設けられている。勿論、第二駆動スプロケット28の外径は第一駆動スプロケット26bの外径よりも大きく、第二駆動スプロケット28の歯数は第一駆動スプロケット26bの歯数よりも多くなっている。
或いは、第二スプロケット27の外径が第一スプロケット26の外径がよりも小さく、第二スプロケット27の第二係合突起27aの数が第一スプロケット26の第一係合突起26aの数よりも少なく、第一駆動プーリー26bと第二駆動プーリー28の外径が同径である実施形態であっても差し支え無い。
或いは、複数のギヤによって、モータ23からの回転駆動力が、第一スプロケット26に相対回転不能に設けられた第一駆動部材26b、及び第二スプロケット27と相対回転可能に設けられた第二駆動部材28に伝達される実施形態であっても差し支え無い。この実施形態では、第二係合突起27aの移動速度が第一係合突起26aの移動速度よりも遅くなるように、モータ23の回転を第一スプロケット26に伝達するギヤの減速比と、モータ23の回転を第二スプロケット27に伝達するギヤの減速比が設定されている。
これらのような実施形態であっても、ワンウェイクラッチ29がロック状態である場合には、第二係合突起27aの移動速度が第一係合突起26aの移動速度よりも遅く、下流側キャリアテープ910の終端と上流側キャリアテープ920の始端との間に規定間隔以上の隙間が生じる。
以上説明した実施形態では、切り替わり点検知センサ36は、第一スプロケット26よりも前方の第一レール38a上方の本体21bに取り付けられている。しかし、切り替わり点検知センサ36の取付位置は、これに限定されず、第二スプロケット27よりも前方側のレール38上方であればよい。
以上説明した実施形態では、第一押さえ部材32下面の後端には、保持部32bが切欠形成されている。しかし、保持部32bが切欠形成されていない実施形態であっても差し支え無い。この実施形態の場合には、上流側キャリアテープ920始端は、第一押さえ部材32の後端面に当接して保持される。
21…フィーダ、21b…本体、23…モータ、26…第一スプロケット、26a…第一係合突起、第一駆動プーリー26b(第一駆動部材)、27…第二スプロケット、27a…第二係合突起、28…第二駆動プーリー(第二駆動部材)、29…ワンウェイクラッチ、30…ベルト(伝達部材、無端条部材)、32…第一押さえ部材(待機部材)、36…切り替わり点検知センサ(センサ)、900…キャリアテープ、901b…係合穴、910…下流側キャリアテープ、920…上流側キャリアテープ

Claims (4)

  1. 複数の部品が送給方向に収納されたキャリアテープを送給するフィーダであって、
    本体と、
    外周部に前記キャリアテープに形成された係合穴と係合する第一係合突起が形成され、前記本体に回転可能に取り付けられた第一スプロケットと、
    外周部に前記係合穴と係合する第二係合突起が形成され、前記本体の前記第一スプロケットよりも送給方向上流側に回転可能に取り付けられた第二スプロケットと、
    前記第一スプロケットと同軸に相対回転不能に設けられた第一駆動部材と、
    前記第二スプロケットに同軸に相対回転可能に設けられた第二駆動部材と、
    前記第二駆動部材に対する前記第二スプロケットの順方向の相対回転は許容するが、前記第二駆動部材に対する前記第二スプロケットの逆方向の相対回転は阻止するワンウェイクラッチと、
    モータからの回転力を前記第一駆動部材及び前記第二駆動部材に伝達する伝達部材と、を有し、
    前記ワンウェイクラッチによって前記第二駆動部材に対する前記第二スプロケットの順方向の相対回転が許容されていない場合には、前記第二係合突起の移動速度が前記第一係合突起の移動速度よりも遅くなるように構成されているフィーダ。
  2. 前記第二スプロケットよりも下流側において、下流側の前記キャリアテープの終端と上流側の前記キャリアテープの始端との間の隙間を検出するセンサを有する請求項1に記載のフィーダ。
  3. 前記第一スプロケットと前記第二スプロケットは同径であり、
    前記第一駆動部材及び前記第二駆動部材は輪状であり、前記第二駆動部材の外径は前記第一駆動部材の外径よりも大きく構成され、
    前記伝達部材は、前記第一駆動部材及び前記第二駆動部材に巻き掛けられる無端条部材である請求項1又は請求項2に記載のフィーダ。
  4. 前記第一スプロケット及び前記第二スプロケットの上方における前記本体に取り付けられたレールと、
    前記レール上方における前記本体に取り付けられ、前記上流側キャリアテープの始端を保持して、前記上流側キャリアテープを前記下流側キャリアテープ上において待機させる待機部材と、を有する請求項1〜請求項3のいずれかに記載のフィーダ。
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