JP2018082200A - フィーダ - Google Patents
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Abstract
Description
請求項2に係る発明によると、テープ挿入部に挿入されたキャリアテープは、即座に段取給送速度で給送開始されず、第一の送り態様において所定時間経過後に段取給送速度より遅い速度で給送開始されるので、作業者はキャリアテープの給送開始を十分に認識することができる。よって、作業者のキャリアテープの保持解放のタイミングを給送開始のタイミングに合わせることができるので、キャリアテープには余計な負荷が掛からず、キャリアテープを良好に給送開始することができる。よって、挿入されるキャリアテープを自動的且つ安全に引き込むことができる。その後、第二の送り態様においてキャリアテープを段取給送速度に高めて給送しているので、第一の送り態様における給送遅れをカバーしてフィーダに対するキャリアテープのセッティング時間を短縮することができる。
請求項3に係る発明によると、第一の送り態様において所定時間経過後に段取給送速度まで徐々に増速されて給送されるので、作業者のキャリアテープの保持解放のタイミングを給送開始のタイミングに合わせることができ、キャリアテープには余計な負荷が掛からず、キャリアテープを良好に給送開始することができる。よって、挿入されるキャリアテープを自動的且つ安全に引き込むことができる。その後、第二の送り態様においてキャリアテープを段取給送速度に高めて給送しているので、フィーダに対するキャリアテープのセッティング時間を短縮することができる。
請求項4に係る発明によると、第一の送り態様において断続給送、すなわち給送開始と給送停止とを所定回数繰り返すので、作業者のキャリアテープの保持解放のタイミングを給送開始のタイミングに合わせることができ、キャリアテープには余計な負荷が掛からず、キャリアテープを良好に給送開始することができる。よって、挿入されるキャリアテープを自動的且つ安全に引き込むことができる。その後、第二の送り態様においてキャリアテープを段取給送速度に高めて給送しているので、フィーダに対するキャリアテープのセッティング時間を短縮することができる。
請求項5に係る発明によると、第一の送り態様において給送・逆給送を所定回数繰り返すので、作業者のキャリアテープ90の保持解放のタイミングを給送開始のタイミングに合わせることができ、キャリアテープには余計な負荷が掛からず、キャリアテープを良好に給送開始することができる。よって、挿入されるキャリアテープを自動的且つ安全に引き込むことができる。その後、第二の送り態様においてキャリアテープを段取給送速度に高めて給送しているので、フィーダに対するキャリアテープのセッティング時間を短縮することができる。
請求項7に係る発明によると、キャリアテープを良好に給送開始できる。よって、挿入されるキャリアテープを自動的且つ安全に引き込むことができる。そして、フィーダに対するキャリアテープのセッティング時間を短縮でき、さらに、閾値を高めに設定しておくことにより、キャリアテープの絡まり等により抵抗が発生したときに給送中止されるので、フィーダの故障等を未然に防止することができる。
また、レールに載置されたキャリアテープの係合穴と係合する係合突起は、係合穴から突出しない長さに設定されている。これにより、係合突起が送給中のキャリアテープの係合穴から突出することが無く、係合突起が待機中のキャリアテープの係合穴に侵入しない。このため、待機中のキャリアテープがスプロケットによって送給されない。
以上のように、待機中のキャリアテープの先端が、第一押さえ部材と第二押さえ部材との間に侵入することが無く、スプロケットによって送給されず、保持部によって送給方向下流側への移動が阻止されるので、送給中のキャリアテープ上に載置された待機中のキャリアテープが、第一押さえ部材と第二押さえ部材との間から外部にはみ出すことが無い。
図1を用いて、本実施形態のフィーダ50が用いられる部品実装装置100について説明する。なお、以下の説明において、基板の搬送方向をX軸方向と称し、水平面内においてX軸方向に直角な方向をY軸方向と称し、X軸方向とY軸方向とに直角な方向をZ軸方向と称する。部品実装装置100は、基板搬送装置10、部品供給装置20および部品装着装置30等を備えて構成される。
以下に、図4および図5を用いて本実施形態のフィーダ50について説明する。フィーダ50は、本体51、モータ52、第一ギヤ53、第二ギヤ54、第一スプロケット55、第二スプロケット56(本発明の「スプロケット」)、第一プーリー57、第二プーリー58、ドライブベルト59、第一押さえ部材60、第二押さえ部材61、支持部材62、シャフト63、コイルスプリング64、発光装置65、受光装置66、レール67、および制御部68等を備えて構成される。
なお、フィーダ50には、カバーテープ92をベーステープ91から剥離する図略の剥離装置が設けられている。この剥離装置については、特許2662948号公報、特開2009−140994号公報、実公平7-23994号公報等に開示され、周知技術であるので、その説明を割愛する。
次に、フィーダ50に現工程で使用するキャリアテープ90を最初にセッティングするときの制御部68の動作について図6のフローチャートを参照して説明する。図6に示すように、制御部68は、テープ検出センサ70からの検出信号の有無により、作業者がテープ挿入部51aからキャリアテープ90を挿入したか否かを判断する(ステップS1)。
そして、キャリアテープ90を第一の送り態様で給送した後、第二スプロケット56の回転を制御し、キャリアテープ90を部品供給部51bへ第一の送り態様と異なる第二の送り態様で給送する(ステップS2、本発明の「第二給送手段」)。なお、第一、第二の送り態様の詳細については後述する。
そして、制御部68は、給送開始時点t22から所定時間、例えば0.1秒経過したか否かを判断し(ステップS33)、所定時間経過した時点t23で第二スプロケット56の回転を停止してキャリアテープ90の給送を停止する(ステップS34)。
次に、フィーダ50への現工程で使用するキャリアテープ90のセッティングが完了し、次工程で使用するキャリアテープ90が待機状態にあるときのノンスプライシング動作について、図5、図18および図19を参照して説明する。レール67上には、フィーダ50によって送給されているキャリアテープ90である送給中テープ910が載置されている。この状態では、第一スプロケット55の係合突起55aおよび第二スプロケット56の係合突起56aが、送給中テープ910の係合穴91bに係合している。
モータ52が回転すると、第一スプロケット55および第二スプロケット56が回転し、係合突起55a、56aと係合穴91bで係合している送給中テープ910が順次部品供給部51b側に送給される。そして、上述の剥離装置によって、カバーテープ92がベーステープ91から剥離されて、送給中テープ910の収納部91aに収納された部品が部品供給部51bに順次供給される。
本実施形態のフィーダ50によれば、テープ挿入部51aから挿入されるキャリアテープ90を異なる二種類の送り態様で部品供給部51bへ給送するようにしているので、緩急を付けてキャリアテープ90を給送することができる。すなわち、第一の送り態様では、キャリアテープ90をゆっくり給送することにより、作業者のキャリアテープ90の保持解放のタイミングを給送開始のタイミングに合わせることができる。これにより、キャリアテープ90に余計な負荷が掛かることを防止することができ、キャリアテープ90を良好に給送することができる。よって、挿入されるキャリアテープ90を自動的且つ安全に引き込むことができる。そして、第二の送り態様では、キャリアテープ90を速く給送することにより、第一の送り態様における給送遅れをカバーしてフィーダ50に対するキャリアテープ90のセッティング時間を短縮することができる。
上述の実施形態では、第一スプロケット55および第二スプロケット56は、ギヤ機構およびベルト・プーリ機構を介して一台のモータ52により駆動する構成としたが、第一スプロケット55および第二スプロケット56をそれぞれ駆動する二台のモータを設けた構成としてもよい。この構成のフィーダによれば、待機中テープ920のセッティングを忘れ、送給中テープ910の最後尾が第二スプロケット56から離れてノンスプライシングが不可能になった場合、待機中テープ920を第一の送り態様および第二の送り態様で給送してフィーダ50にセッティングすることができる。
また、請求項2に係る発明は、複数の部品を収納したキャリアテープが挿入されるテープ挿入部および前記キャリアテープから前記部品を採取させる部品供給部が設けられた本体と、外周部に前記キャリアテープに形成された係合穴と係合する係合突起が形成され、前記本体に回転可能に取り付けられ、前記テープ挿入部から挿入される前記キャリアテープを前記部品供給部へ給送するスプロケットと、前記テープ挿入部からの前記キャリアテープの挿入を検出するテープ検出センサと、前記テープ挿入部から挿入される前記キャリアテープを給送するときの抵抗を検出する抵抗検出装置と、前記テープ検出センサからの検出信号を受信して前記キャリアテープの挿入を確認したら、前記スプロケットの回転を制御して前記キャリアテープの給送を開始し、その後に前記抵抗検出装置で検出した検出抵抗値が所定の閾値より大きいときは、前記スプロケットの回転を制御して前記キャリアテープの給送を一時停止する第一の送り態様と、前記抵抗検出装置で検出した検出抵抗値が所定の閾値以下のとき、もしくは前記抵抗検出装置で抵抗を検出しないときは、前記スプロケットの回転を制御して前記キャリアテープを前記部品供給部へ給送する第二の送り態様とを切り替える制御部と、を備えることである。
請求項2に係る発明によると、第一の送り態様においてテープ挿入部に挿入されたキャリアテープの給送時の抵抗を検出したら、作業者がキャリアテープをまだ保持していると判断することができる。そして、作業者は、キャリアテープの給送が一時停止されることで、作業者のキャリアテープの保持解放のタイミングを給送開始のタイミングに合わせることができ、キャリアテープには余計な負荷が掛からず、キャリアテープを良好に給送開始することができる。よって、挿入されるキャリアテープを自動的且つ安全に引き込むことができる。その後、第二の送り態様においてキャリアテープを段取給送速度に高めて給送しているので、フィーダに対するキャリアテープのセッティング時間を短縮することができる。
請求項3に係る発明によると、テープ挿入部に挿入されたキャリアテープは、即座に段取給送速度で給送開始されず、所定時間経過後に段取給送速度より遅い速度で給送開始されるので、作業者はキャリアテープの給送開始を十分に認識することができる。よって、作業者のキャリアテープの保持解放のタイミングを給送開始のタイミングに合わせることができるので、キャリアテープには余計な負荷が掛からず、キャリアテープを良好に給送開始することができる。よって、挿入されるキャリアテープを自動的且つ安全に引き込むことができる。その後、キャリアテープを段取給送速度に高めて給送しているので、給送遅れをカバーしてフィーダに対するキャリアテープのセッティング時間を短縮することができる。
請求項4に係る発明によると、所定時間経過後に段取給送速度まで徐々に増速されて給送されるので、作業者のキャリアテープの保持解放のタイミングを給送開始のタイミングに合わせることができ、キャリアテープには余計な負荷が掛からず、キャリアテープを良好に給送開始することができる。よって、挿入されるキャリアテープを自動的且つ安全に引き込むことができる。その後、キャリアテープを段取給送速度に高めて給送しているので、フィーダに対するキャリアテープのセッティング時間を短縮することができる。
請求項5に係る発明によると、断続給送、すなわち給送開始と給送停止とを所定回数繰り返すので、作業者のキャリアテープの保持解放のタイミングを給送開始のタイミングに合わせることができ、キャリアテープには余計な負荷が掛からず、キャリアテープを良好に給送開始することができる。よって、挿入されるキャリアテープを自動的且つ安全に引き込むことができる。その後、キャリアテープを段取給送速度に高めて給送しているので、フィーダに対するキャリアテープのセッティング時間を短縮することができる。
請求項6に係る発明によると、給送・逆給送を所定回数繰り返すので、作業者のキャリアテープの保持解放のタイミングを給送開始のタイミングに合わせることができ、キャリアテープには余計な負荷が掛からず、キャリアテープを良好に給送開始することができる。よって、挿入されるキャリアテープを自動的且つ安全に引き込むことができる。その後、キャリアテープを段取給送速度に高めて給送しているので、フィーダに対するキャリアテープのセッティング時間を短縮することができる。
Claims (8)
- 複数の部品を収納したキャリアテープが挿入されるテープ挿入部および前記キャリアテープから前記部品を採取させる部品供給部が設けられた本体と、
外周部に前記キャリアテープに形成された係合穴と係合する係合突起が形成され、前記本体に回転可能に取り付けられ、前記テープ挿入部から挿入される前記キャリアテープを前記部品供給部へ給送するスプロケットと、
前記スプロケットの回転を制御し、前記テープ挿入部から挿入される前記キャリアテープを第一の送り態様で給送する第一給送手段と、
前記キャリアテープを前記第一の送り態様で給送した後、前記スプロケットの回転を制御し、前記キャリアテープを前記部品供給部へ前記第一の送り態様と異なる第二の送り態様で給送する第二給送手段と、を備えるフィーダ。 - 前記第一給送手段は、前記テープ挿入部から挿入される前記キャリアテープを段取給送速度よりも遅い速度で所定時間給送し、
前記第二給送手段は、前記キャリアテープを前記段取給送速度で給送する、請求項1のフィーダ。 - 前記第一給送手段は、前記テープ挿入部から挿入される前記キャリアテープを段取給送速度まで徐々に増速して給送し、
前記第二給送手段は、前記キャリアテープを前記段取給送速度で給送する、請求項1のフィーダ。 - 前記第一給送手段は、前記テープ挿入部から挿入される前記キャリアテープの断続的な給送を所定回数繰り返し、
前記第二給送手段は、前記キャリアテープを段取給送速度で給送する、請求項1のフィーダ。 - 前記第一給送手段は、前記テープ挿入部から挿入される前記キャリアテープの給送および逆給送を所定回数繰り返し、
前記第二給送手段は、前記キャリアテープを段取給送速度で給送する、請求項1のフィーダ。 - 前記第一給送手段は、前記テープ挿入部から挿入される前記キャリアテープを給送するときの抵抗を検出し、前記抵抗が無いときは前記キャリアテープを段取給送速度よりも遅い速度で所定時間給送し、前記抵抗が有るときは前記キャリアテープの給送を一時停止し、
前記第二給送手段は、前記抵抗が無いとき、もしくは前記抵抗が無くなったとき前記キャリアテープを前記段取給送速度で給送する、請求項1のフィーダ。 - 前記第一給送手段は、前記テープ挿入部から挿入される前記キャリアテープを給送するときの抵抗を検出し、前記抵抗が無いときは前記キャリアテープを段取給送速度よりも遅い速度で所定時間給送し、前記抵抗が有るときは前記キャリアテープの給送を異常と判断して中止し、
前記第二給送手段は、前記抵抗が無いときは前記キャリアテープを前記段取給送速度で給送する、請求項1のフィーダ。 - 前記スプロケットの上方における前記本体に取り付けられたレールと、
前記レール上方における前記本体に、上下方向に移動可能に取り付けられた第一押さえ部材と、
前記第一押さえ部材よりも前記キャリアテープの送給方向上流側に、上下方向移動可能に取り付けられた第二押さえ部材と、を有し、
少なくとも前記スプロケットの上方位置の前記レールの上面は、平面であり、
前記レールに載置された前記キャリアテープの前記係合穴と係合する前記係合突起は、前記係合穴から突出しない長さに設定され、
前記第一押さえ部材の下面に、保持部が切欠形成されている、請求項1〜7の何れか一項のフィーダ。
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