JP6137138B2 - 半田劣化情報生成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半田劣化情報生成装置に関する。
10μ秒程度の寿命計測パルスを上下のIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)に同時に印加して短絡電流を発生させて、半田接合部の劣化を検出する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009-19953号公報
しかしながら、上記の特許文献1に記載の構成では、上下のIGBTが同時にオンしたときに形成される回路が非常に低インビーダンスであることから、上下のIGBTが同時にオンしたときに非常に大きな短絡電流が瞬間的に発生してしまう虞がある。
そこで、本発明は、短絡電流を発生させずに半田の劣化状態を表す情報を生成できる半田劣化情報生成装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様によれば、電源、コンバータ、平滑コンデンサ及び電気モータを備えるモータ駆動回路に係る半田劣化情報生成装置であって、
前記コンバータの上アームを形成し、冷媒により冷却される基板に半田を介して接合する半導体素子と、
前記半導体素子の温度を測定する測定手段と、
前記平滑コンデンサの充電中の前記測定手段の測定結果に基づいて、前記半田の劣化状態を表す情報を生成する処理装置とを含み、
前記処理装置は、前記モータ駆動回路に係るシステム起動時に前記平滑コンデンサを充電し、該充電中の前記測定手段の測定結果に基づいて、前記情報を生成する、半田劣化情報生成装置が提供される。
本発明によれば、短絡電流を発生させずに半田の劣化状態を表す情報を生成できる半田劣化情報生成装置が得られる。
本発明の第1実施例による半田劣化情報生成装置に関連するモータ駆動回路の一例を示す図である。 半田劣化情報生成装置に関連する情報処理系の構成を示す図である。 第2実施例による半田劣化情報生成装置に関連する情報処理系の構成を示す図である。 処理装置100により実行される半田劣化状態判定処理の一例を示すフローチャートである。 プリチャージ時の電流の流れを模式的に示す図である。 発熱・放熱曲線を示す図である。 処理装置100により実行される半田劣化状態判定処理の他の一例を示すフローチャートである。 平滑コンデンサ20の放電時の電流の流れを模式的に示す図である。 処理装置100により実行される半田劣化状態判定処理の他の一例を示すフローチャートである。 フィルタコンデンサ22の放電時の電流の流れを模式的に示す図である。 第2実施例による半田劣化情報生成装置に関連する情報処理系の構成を示す図である。 処理装置100Aにより実行される半田劣化状態判定処理の一例を示すフローチャートである。 平滑コンデンサ20の放電時の電流の流れを模式的に示す図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、本発明の第1実施例による半田劣化情報生成装置に関連するモータ駆動回路の一例を示す図である。図2は、フリーホイールダイオード11の実装状態の一例を示す図である。尚、図2において、括弧内の参照符号は、フリーホイールダイオード11以外の第1スイッチング素子10、第2スイッチング素子12に関する構成要素を表す。
モータ駆動回路2は、ハイブリッド車又は電気自動車で使用されるモータ駆動用の回路である。
モータ駆動回路2は、直流電源VL、インバータ3、コンバータ4、平滑コンデンサ20、フィルタコンデンサ22、及び、電気モータ5を含む。
第1スイッチング素子10及び第2スイッチング素子12は、第1スイッチング素子10及び第2スイッチング素子12間の中点P0に接続されるインダクタンスIdと協動して、コンバータ4を形成し、昇降圧動作を行う。インバータ3には、電気モータ5が接続される。
第1スイッチング素子10は、本例ではIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)である。第1スイッチング素子10は、IGBTに代えて、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field-Effect Transistor)のような他のスイッチング素子であってもよい。第1スイッチング素子10は、図1に示すように、フリーホイールダイオード(Free Wheeling Diode)11が並列に接続される。
フリーホイールダイオード(第1半導体素子の一例)11は、図2に示すように、半田53を介して第1基板60に実装される。第1基板60は、ヒートシンク70に接合される。ヒートシンク70は、下面側(第1基板60とは逆側)が第1冷媒と接する。ヒートシンク70の下面には、フィン70aが形成されてもよい。尚、図2に示す例では、第1基板60は、窒化アルミニウム等のようなセラミック基板の両面にアルミ板を備えた3層基板である。その他、第1基板60は、セラミック基板の両面に銅板を備えた構成であってもよいし、銅板(ヒートスプレッダ)のみであってもよい。第1基板60が銅板のみである場合は、第1基板60は、絶縁フィルム等のような絶縁層を介してヒートシンク70に接合される。
尚、図2には、模式的に、ヒートシンク70の下面側に形成される第1冷媒流路に、第1冷媒を供給するポンプ80が図示されている。ポンプ80は、供給流路82を介してヒートシンク70のフィン70a間を通る冷媒流れ(循環)を形成する。第1冷媒は、任意であり、空気であってもよいし、LLC(ロングライフクーラント)のような水であってもよい。
第1スイッチング素子10は、図示を省略するが、フリーホイールダイオード11と同様の態様で、第1半田51(図2参照)を介して第1基板60に実装される。第1スイッチング素子10及びフリーホイールダイオード11は、RC−IGBT(Reverse Conducting‐Insulated Gate Bipolar Transistor)として同一のチップで形成されてもよい。この場合、RC−IGBT(第1半導体素子の他の一例)は、半田53を介して第1基板60に接合される。
第2スイッチング素子(第2半導体素子の一例)12は、図示を省略するが、フリーホイールダイオード11と同様の態様で、第2半田52(図2参照)を介して第2基板62に実装される。第2スイッチング素子12は、本例ではIGBTである。第2スイッチング素子12は、図1に示すように、フリーホイールダイオード13が並列に接続される。第2スイッチング素子12が実装される第2基板62は、第1スイッチング素子10が実装される第1基板60とは異なる基板であり、第1基板60に対して電気的に絶縁される。第2スイッチング素子12が実装される第2基板62は、第2冷媒により冷却される。第2冷媒は、第1冷媒と同じ(上下アームで共通の冷媒)であってもよいし、別の冷媒(第1冷媒流路とは別の冷媒流路を通る冷媒)であってもよい。
フリーホイールダイオード13は、図示を省略するが、フリーホイールダイオード11と同様の態様で、基板に実装される。フリーホイールダイオード13が実装される基板は、第2スイッチング素子12が実装される第2基板62と同一である。第2スイッチング素子12及びフリーホイールダイオード13は、RC−IGBTとして同一のチップで形成されてもよい。
平滑コンデンサ20は、正極ライン30と負極ライン32との間に、第1スイッチング素子10及び第2スイッチング素子12に対して並列に設けられる。
フィルタコンデンサ22は、直流電源VLの正極と負極との間に第2スイッチング素子12に対して並列に設けられる。直流電源VLとフィルタコンデンサ22との間にはメインスイッチSW1が設けられる。メインスイッチSW1は、リレーにより形成される。メインスイッチSW1は、制限抵抗R1及びプリチャージリレーRL1を並列に備えた構成であってもよい。尚、図1に示す例では、メインスイッチSW1は、直流電源VLの両側にそれぞれ設けられるが、一方が省略されてもよい。
図3は、半田劣化情報生成装置に関連する情報処理系の構成を示す図である。
半田劣化情報生成装置1は、処理装置100と、第1温度センサ41、第2温度センサ42及び温度センサ43とを含む。
処理装置100は、コンピューターにより形成される。
第1温度センサ(第1測定手段の一例)41は、第1スイッチング素子10の温度を計測する。第1温度センサ41は、第1スイッチング素子10を含むチップに内蔵されてよい。
第2温度センサ(第2測定手段の一例)42は、第2スイッチング素子12の温度を計測する。第2温度センサ42は、第2スイッチング素子12を含むチップに内蔵されてよい。
温度センサ(測定手段の一例)43は、フリーホイールダイオード11の温度を計測する。尚、第1スイッチング素子10及びフリーホイールダイオード11が、RC−IGBTとして同一のチップで形成される場合、温度センサ43は、第1スイッチング素子10の温度を計測するものであってよい。この場合、第1温度センサ41又は温度センサ43は省略できる。
処理装置100は、制御部102と、記憶部104と、劣化判定部106とを含む。
制御部102は、第1スイッチング素子10及び第2スイッチング素子12の各ゲートにパルスを印加して、コンバータ4を制御する。また、制御部102は、メインスイッチSW1(図1)を制御する。
記憶部104は、第1温度センサ41、第2温度センサ42及び温度センサ43(以下、単に「温度センサ41乃至43」とも称する)の測定結果を記憶する。
劣化判定部106は、温度センサ41乃至43の測定値の変化態様に基づいて、第1半田51、第2半田52及び半田53(以下、これらを単に「半田」とも称する)の劣化状態を表す情報を出力する。半田の劣化状態を表す情報は、半田の劣化状態を間接的又は直接的に表す情報である。
図4は、処理装置100により実行される半田劣化状態判定処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS400では、制御部102は、メインスイッチSW1をオンする。メインスイッチSW1がオンすると、モータ駆動回路2に係るシステムが起動する。メインスイッチSW1がオンすると、図5に模式的に矢印I1で示すように電流が流れ、平滑コンデンサ20の両端電圧(P1とP2の間の電位差VH)が上昇する(平滑コンデンサ20がプリチャージされる)。これに伴い、フリーホイールダイオード11で損失が発生し、フリーホイールダイオード11の温度が上昇する。
ステップS402では、制御部102は、平滑コンデンサ20の充電(プリチャージ)が完了した否かを判定する。制御部102は、プリチャージ開始後、所定時間経過時に平滑コンデンサ20の充電が完了したと判定してもよいし、平滑コンデンサ20の両端電圧が所定閾値以上となった場合に平滑コンデンサ20の充電が完了したと判定してもよい。平滑コンデンサ20の充電(プリチャージ)が完了したと判定した場合は、ステップS406に進み、それ以外の場合は、ステップS404に進む。
ステップS404では、制御部102は、現時点の温度センサ43の測定値を記憶部104に記憶する。制御部102は、ステップS404の処理を終了すると、所定時間経過後にステップS402からの処理を繰り返す。
ステップS406では、劣化判定部106は、記憶部104に記憶された温度センサ43の測定結果(充電中の温度センサ43の測定結果)に基づいて、フリーホイールダイオード11直下の半田53の劣化状態を表す情報を生成する。例えば、劣化判定部106は、充電中の温度センサ43の測定結果に基づいて、半田53の劣化状態を判定し、判定結果を表す情報を生成する。例えば、劣化判定部106は、充電中の温度センサ43の測定値の増加量(即ちフリーホイールダイオード11の温度増加量)が所定閾値Tth以上であるか否かを判定し、充電中の温度センサ43の測定値の増加量が所定閾値Tth以上である場合は、"劣化有り"と判定し、それ以外の場合は、"劣化なし"と判定してもよい。劣化判定部106は、"劣化有り"と判定した場合、メータ内の警告灯を点灯する等によりユーザに注意喚起を促してもよい。
図6は、充電中の温度センサ43の測定結果として得られる発熱・放熱曲線を示す図である。劣化判定部106は、ステップS406において、発熱・放熱曲線に基づいて、半田53の劣化状態を判定し、判定結果を出力してもよい。
図6において、曲線Aは、半田53に劣化が無い状態(良品)の場合を示し、曲線Bは、半田53が劣化している状態(劣化品)の場合を示す。図6に示すように、半田53が劣化している状態では、半田53に劣化が無い状態に比べて、ピーク温度Tpが高くなる。これは、半田53の劣化に起因して第1基板60への熱の伝達が阻害されるためである。従って、処理装置100の劣化判定部106は、発熱・放熱曲線から得られるピーク温度Tpの値に基づいて、半田53の劣化状態を判定してよい。
尚、半田53の劣化状態の判定結果は、単に劣化の有無の2段階で出力されてもよいし、3段階以上の度合いで出力されてもよい。また、処理装置100の劣化判定部106は、半田53の劣化状態の判定結果として、ピーク温度Tpの差(良品との差)の数値自体を出力してもよいし、発熱・放熱曲線自体を出力してもよい。尚、出力先は、例えば車載ディスプレイ、ディーラーの端末、外部のサーバ等であってもよい。この場合、例えばディーラーの検査者が、かかる数値や発熱・放熱曲線を見て、半田53の劣化状態を判定してもよい。
図4に示す処理によれば、劣化判定部106は、平滑コンデンサ20の充電中の温度センサ43の測定結果に基づいて、フリーホイールダイオード11直下の半田53の劣化状態を表す情報を生成できる。これにより、劣化判定部106は、モータ駆動回路2に係るシステム起動時(プリチャージ時)の動作を利用して、半田53の劣化状態を表す情報を生成できる。即ち、劣化判定部106は、モータ駆動回路2に係るシステムの通常動作を利用して効率的に半田53の劣化状態を表す情報を生成できる。また、平滑コンデンサ20の充電中にフリーホイールダイオード11を流れる電流は、図5に示すように、回路中に制限抵抗R1が存在するため(低インピーダンスとならず)、瞬間的に大きな値とならない。これにより、劣化判定時の電流に起因してフリーホイールダイオード11が破損する可能性を低減できる。尚、制限抵抗R1が存在しない構成においても、平滑コンデンサ20の充電中にフリーホイールダイオード11を流れる電流は、回路中にインダクタンスIdが存在するため、瞬間的に大きな値とならない。従って、制限抵抗R1が存在しない構成においても、劣化判定時の電流に起因してフリーホイールダイオード11が破損する可能性を低減できる。
尚、図4に示す処理では、劣化判定部106は、平滑コンデンサ20の充電期間の全体にわたる温度センサ43の測定結果に基づいて、半田53の劣化状態を表す情報を生成しているが、これに限らない。例えば、劣化判定部106は、平滑コンデンサ20の充電期間の一部期間にわたる又は所定時点の温度センサ43の測定結果(例えば、温度センサ43の測定値のピーク値)に基づいて、半田53の劣化状態を表す情報を生成してもよい。
図7は、処理装置100により実行される半田劣化状態判定処理の他の一例を示すフローチャートである。
ステップS700では、制御部102は、メインスイッチSW1をオフする。メインスイッチSW1がオフすると、モータ駆動回路2に係るシステムが停止する。
ステップS701では、制御部102は、第1スイッチング素子10をオンし、第2スイッチング素子12をオフする。この結果、図8に模式的に矢印I2で示すように電流が流れ、平滑コンデンサ20に溜まっていた電荷が、フィルタコンデンサ22へと移動する。即ち、フィルタコンデンサ22の両端電圧が上昇する(即ち平滑コンデンサ20が放電される)。これに伴い、第1スイッチング素子10で損失が発生し、第1スイッチング素子10の温度が上昇する。
ステップS702では、制御部102は、平滑コンデンサ20の放電が完了した否かを判定する。制御部102は、平滑コンデンサ20の放電開始後、所定時間経過時に平滑コンデンサ20の放電が完了したと判定してもよいし、フィルタコンデンサ22の両端電圧が所定閾値以上となった場合に平滑コンデンサ20の放電が完了したと判定してもよいし、平滑コンデンサ20の両端電圧が所定閾値以下となった場合に平滑コンデンサ20の放電が完了したと判定してもよい。平滑コンデンサ20の放電が完了したと判定した場合は、ステップS706に進み、それ以外の場合は、ステップS704に進む。尚、平滑コンデンサ20の放電が完了したと判定した場合は、制御部102は、第1スイッチング素子10をオフしてよい。
ステップS704では、制御部102は、現時点の第1温度センサ41の測定値を記憶部104に記憶する。制御部102は、ステップS704の処理を終了すると、所定時間経過後にステップS702からの処理を繰り返す。
ステップS706では、劣化判定部106は、記憶部104に記憶された第1温度センサ41の測定結果(放電中の第1温度センサ41の測定結果)に基づいて、第1スイッチング素子10直下の第1半田51の劣化状態を表す情報を生成する。この処理自体は、第1温度センサ41の測定結果に基づく点、及び、第1半田51の劣化状態である点を除いて、上述したステップS406の処理と同様であってよい。
図7に示す処理によれば、劣化判定部106は、平滑コンデンサ20の放電中の第1温度センサ41の測定結果に基づいて、第1スイッチング素子10直下の第1半田51の劣化状態を表す情報を生成できる。これにより、劣化判定部106は、モータ駆動回路2に係るシステム停止時に必要となりうる放電動作を利用して、第1半田51の劣化状態を表す情報を効率的に生成できる。また、平滑コンデンサ20の放電中に第1スイッチング素子10を流れる電流は、図8に示すように、回路中にインダクタンスIdが存在するため(低インピーダンスとならず)、瞬間的に大きな値とならない。これにより、劣化判定時の電流に起因して第1スイッチング素子10が破損する可能性を低減できる。
尚、図7に示す処理では、劣化判定部106は、平滑コンデンサ20の放電期間の全体にわたる第1温度センサ41の測定結果に基づいて、第1半田51の劣化状態を表す情報を生成しているが、これに限らない。例えば、劣化判定部106は、平滑コンデンサ20の放電期間の一部期間にわたる又は所定時点の第1温度センサ41の測定結果に基づいて、第1半田51の劣化状態を表す情報を生成してもよい。
図9は、処理装置100により実行される半田劣化状態判定処理の他の一例を示すフローチャートである。
ステップS900では、制御部102は、メインスイッチSW1をオフする。メインスイッチSW1がオフすると、モータ駆動回路2に係るシステムが停止する。
ステップS901では、制御部102は、第1スイッチング素子10をオフし、第2スイッチング素子12をオンする。この結果、図10に模式的に矢印I3で示すように電流が流れ、フィルタコンデンサ22に溜まっていた電荷がグランドへと移動する。即ち、フィルタコンデンサ22が放電される。これに伴い、第2スイッチング素子12で損失が発生し、第2スイッチング素子12の温度が上昇する。
ステップS902では、制御部102は、フィルタコンデンサ22の放電が完了した否かを判定する。制御部102は、フィルタコンデンサ22の放電開始後、所定時間経過時にフィルタコンデンサ22の放電が完了したと判定してもよいし、フィルタコンデンサ22の両端電圧が所定閾値以下となった場合にフィルタコンデンサ22の放電が完了したと判定してもよい。フィルタコンデンサ22の放電が完了したと判定した場合は、ステップS906に進み、それ以外の場合は、ステップS904に進む。尚、フィルタコンデンサ22の放電が完了したと判定した場合は、制御部102は、第2スイッチング素子12をオフしてよい。
ステップS904では、制御部102は、現時点の第2温度センサ42の測定値を記憶部104に記憶する。制御部102は、ステップS904の処理を終了すると、所定時間経過後にステップS902からの処理を繰り返す。
ステップS906では、劣化判定部106は、記憶部104に記憶された第2温度センサ42の測定結果(放電中の第2温度センサ42の測定結果)に基づいて、第2スイッチング素子12直下の第2半田52の劣化状態を表す情報を生成する。この処理自体は、第2温度センサ42の測定結果に基づく点、及び、第2半田52の劣化状態である点を除いて、上述したステップS406の処理と同様であってよい。
図9に示す処理によれば、劣化判定部106は、フィルタコンデンサ22の放電中の第2温度センサ42の測定結果に基づいて、第2スイッチング素子12直下の第2半田52の劣化状態を表す情報を生成できる。これにより、劣化判定部106は、モータ駆動回路2に係るシステム停止時に必要となりうる放電動作を利用して、第2半田52の劣化状態を表す情報を効率的に生成できる。また、フィルタコンデンサ22の放電中に第2スイッチング素子12を流れる電流は、図10に示すように、回路中にインダクタンスIdが存在するため(低インピーダンスとならず)、瞬間的に大きな値とならない。これにより、劣化判定時の電流に起因して第2スイッチング素子12が破損する可能性を低減できる。
尚、図9に示す処理では、劣化判定部106は、フィルタコンデンサ22の放電期間の全体にわたる第2温度センサ42の測定結果に基づいて、第2半田52の劣化状態を表す情報を生成しているが、これに限らない。例えば、劣化判定部106は、フィルタコンデンサ22の放電期間の一部期間にわたる又は所定時点の第2温度センサ42の測定結果に基づいて、第2半田52の劣化状態を表す情報を生成してもよい。
尚、図9に示す処理は、図7に示す処理とは無関係に実行されてもよいが、好ましくは、図7に示す処理後に実行される。この場合、例えば、図7に示すステップS702で"YES"となった場合に、図9のステップS901からの処理が開始される。かかる組合せによれば、劣化判定部106は、モータ駆動回路2に係るシステム停止時に必要となる一連の放電動作を利用して、第1半田51及び第2半田52の双方の劣化状態を表す情報を生成できる。
次に、図11以降を参照して、本発明の第2実施例による半田劣化情報生成装置について説明する。第2実施例による半田劣化情報生成装置が適用されるモータ駆動回路は、図1に示したモータ駆動回路2であってよい。但し、第2実施例による半田劣化情報生成装置が適用されるモータ駆動回路は、図1に示したモータ駆動回路2におけるコンバータ4を省略した構成であってもよい。
第2実施例による半田劣化情報生成装置は、インバータ3に係るスイッチング素子直下の半田の劣化状態を表す情報を生成する点が、第1実施例による半田劣化情報生成装置1と主に異なる。
ここでは、インバータ3の上アームのU相に係るスイッチング素子を、「第3スイッチング素子15」と称し、インバータ3の下アームのW相に係るスイッチング素子を、「第4スイッチング素子16」と称する。
第3スイッチング素子15は、図2に示したフリーホイールダイオード11と同様の態様で、第3半田(図示せず)を介して第3基板(図示せず)に実装される。第3基板は、図2に示した第1基板60と同様の態様で、第3冷媒により冷却される。
第4スイッチング素子16は、図2に示したフリーホイールダイオード11と同様の態様で、第4半田(図示せず)を介して第4基板(図示せず)に実装される。第4基板は、第3基板とは異なる基板であり、第3基板に対して電気的に絶縁される。第4基板は、図2に示した第1基板60と同様の態様で、第4冷媒により冷却される。第4冷媒は、第3冷媒と同じ(共通の冷媒)であってもよいし、別の冷媒(別の冷媒流路を通る冷媒)であってもよい。
図11は、第2実施例による半田劣化情報生成装置に関連する情報処理系の構成を示す図である。
半田劣化情報生成装置1Aは、処理装置100Aと、第3温度センサ44及び第4温度センサ45とを含む。
処理装置100Aは、コンピューターにより形成される。
第3温度センサ(第3測定手段の一例)44は、第3スイッチング素子15の温度を計測する。第3温度センサ44は、第3スイッチング素子15を含むチップに内蔵されてよい。
第4温度センサ(第4測定手段の一例)45は、第4スイッチング素子16の温度を計測する。第4温度センサ45は、第4スイッチング素子16を含むチップに内蔵されてよい。
処理装置100Aは、制御部102Aと、記憶部104Aと、劣化判定部106Aとを含む。
制御部102Aは、インバータ3の各スイッチング素子(第3スイッチング素子15及び第4スイッチング素子16を含む)の各ゲートにパルスを印加して、インバータ3を制御する。制御部102Aは、メインスイッチSW1(図1)を制御する。
記憶部104Aは、第3温度センサ44及び第4温度センサ45の測定結果を記憶する。
劣化判定部106Aは、第3温度センサ44及び第4温度センサ45の測定値の変化態様に基づいて、第3半田及び第4半田の劣化状態を表す情報を出力する。第3半田及び第4半田の劣化状態を表す情報は、上述の第1実施例で説明した情報と同様であってよい。第3半田及び第4半田の劣化判定方法についても上述の第1実施例で説明した劣化判定方法と同様であってよい。
図12は、処理装置100Aにより実行される半田劣化状態判定処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS1200では、制御部102Aは、メインスイッチSW1をオフする。メインスイッチSW1がオフすると、モータ駆動回路2に係るシステムが停止する。
ステップS1201では、制御部102Aは、第3スイッチング素子15をオンし、第4スイッチング素子16をオンする。即ち、制御部102Aは、第3スイッチング素子15及び第4スイッチング素子16を同時にオンする。尚、この際、制御部102Aは、インバータ3の他のスイッチング素子をオフし、コンバータ4を備えるときはコンバータ4の第1スイッチング素子10をオフする。この結果、図13に模式的に矢印I4で示すように電流が流れ、平滑コンデンサ20に溜まっていた電荷が、第3スイッチング素子15及び第4スイッチング素子16を通ってグランドに移動する。即ち、平滑コンデンサ20が放電される。これに伴い、第3スイッチング素子15及び第4スイッチング素子16で損失が発生し、第3スイッチング素子15及び第4スイッチング素子16の温度が上昇する。
ステップS1202では、制御部102Aは、平滑コンデンサ20の放電が完了した否かを判定する。制御部102Aは、平滑コンデンサ20の放電開始後、所定時間経過時に平滑コンデンサ20の放電が完了したと判定してもよいし、平滑コンデンサ20の両端電圧が所定閾値以下となった場合に平滑コンデンサ20の放電が完了したと判定してもよい。平滑コンデンサ20の放電が完了したと判定した場合は、ステップS1206に進み、それ以外の場合は、ステップS1204に進む。尚、平滑コンデンサ20の放電が完了したと判定した場合は、制御部102Aは、第3スイッチング素子15及び第4スイッチング素子16をオフしてよい。
ステップS1204では、制御部102Aは、現時点の第3温度センサ44及び第4温度センサ45の測定値を記憶部104Aに記憶する。制御部102Aは、ステップS1204の処理を終了すると、所定時間経過後にステップS1202からの処理を繰り返す。
ステップS1206では、劣化判定部106Aは、記憶部104Aに記憶された第3温度センサ44及び第4温度センサ45の測定結果(放電中の第3温度センサ44及び第4温度センサ45の測定結果)に基づいて、第3スイッチング素子15直下の第3半田及び第4スイッチング素子16直下の第4半田の劣化状態を表す情報を生成する。この処理自体は、第3温度センサ44及び第4温度センサ45の測定結果に基づく点、及び、第3半田及び第4半田の劣化状態である点を除いて、上述したステップS406の処理と同様であってよい。
図12に示す処理によれば、劣化判定部106Aは、平滑コンデンサ20の放電中の第3温度センサ44及び第4温度センサ45の測定結果に基づいて、第3スイッチング素子15直下の第3半田及び第4スイッチング素子16直下の第4半田の劣化状態を表す情報を生成できる。これにより、劣化判定部106Aは、モータ駆動回路2に係るシステム停止時に必要となりうる放電動作を利用して、第3半田及び第4半田の劣化状態を表す情報を生成できる。また、平滑コンデンサ20の放電中に第3スイッチング素子15及び第4スイッチング素子16を流れる電流は、図13に示すように、回路中に電気モータ5のインダクタンス及び抵抗が存在するため(低インピーダンスとならず)、瞬間的に大きな値とならない。これにより、劣化判定時の電流に起因して第3スイッチング素子15及び第4スイッチング素子16が破損する可能性を低減できる。
尚、図12に示す処理では、劣化判定部106Aは、平滑コンデンサ20の放電中の第3温度センサ44及び第4温度センサ45の測定結果に基づいて、第3半田及び第4半田の劣化状態を表す情報を生成しているが、これに限られない。例えば、劣化判定部106Aは、平滑コンデンサ20の放電中の第3温度センサ44及び第4温度センサ45の一方のみの測定結果に基づいて、第3半田及び第4半田の一方のみの劣化状態を表す情報を生成してもよい。
また、図12に示す処理では、一例として、第3スイッチング素子15は、インバータ3の上アームのU相に係るスイッチング素子であり、第4スイッチング素子16は、インバータ3の下アームのW相に係るスイッチング素子であるが、これに限られない。例えば、第3スイッチング素子15は、インバータ3の上アームのU相に係るスイッチング素子であり、第4スイッチング素子16は、インバータ3の下アームのV相に係るスイッチング素子であってもよい。同様に、第3スイッチング素子15は、インバータ3の上アームのV相に係るスイッチング素子であり、第4スイッチング素子16は、インバータ3の下アームのW相又はU相に係るスイッチング素子であってもよい。同様に、第3スイッチング素子15は、インバータ3の上アームのW相に係るスイッチング素子であり、第4スイッチング素子16は、インバータ3の下アームのV相又はU相に係るスイッチング素子であってもよい。また、図12に示す処理は、これらの各組合わせに係る対向アーム毎に順次実行されてもよい。この場合、劣化判定部106Aは、平滑コンデンサ20の全放電期間を時分割的に利用して、複数の組合わせに係る対向アームに係る半田の劣化状態を表す情報を生成してもよい。
また、図12に示す処理では、劣化判定部106Aは、平滑コンデンサ20の放電期間の全体にわたる第3温度センサ44及び第4温度センサ45の測定結果に基づいて、第3半田及び第4半田の劣化状態を表す情報を生成しているが、これに限らない。例えば、劣化判定部106Aは、平滑コンデンサ20の放電期間の一部期間にわたる又は所定時点の第3温度センサ44及び第4温度センサ45の測定結果に基づいて、第3半田及び第4半田の劣化状態を表す情報を生成してもよい。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、図2に示したモータ駆動回路2は、平滑コンデンサ20に並列に放熱抵抗を備えていないが、平滑コンデンサ20に並列に放熱抵抗を備えてもよい。放熱抵抗を備える場合、図12に示す処理において、平滑コンデンサ20の放電中に第3スイッチング素子15及び第4スイッチング素子16を流れる電流が小さくなりうるが、上述した効果を得ることはできる。
また、上述した実施例は、ハイブリッド車又は電気自動車で使用されるモータ駆動回路2に関するが、上述の各実施例は、パワーステアリング装置で使用されるモータ駆動回路にも適用可能である。
また、上述した実施例では、モータ駆動回路2に係るシステム起動時やシステム停止時を利用して劣化状態を表す情報を生成しているが、他のタイミングで同様の充電や放電が行われる場合は、当該他のタイミングで劣化状態を表す情報を生成してもよい。
また、上述した実施例では、図2に示すような半導体素子のチップの片面のみが冷却される構造が想定されているが、両面が冷却される構造であってもよい。この種の両面冷却構造は、例えば、特開2012-235081号公報に開示されるような構造であってよい。例えば、半導体素子のチップ(例えば、図2に示す例では、フリーホイールダイオード11のチップ)は、上下面で半田を介してそれぞれ上下の基板(例えば銅板)に接合される。この場合、フリーホイールダイオード11のチップの上下面のそれぞれの半田に関して、1つの半田として(いずれかを特定できないものの)劣化状態を表す情報を同様に生成できる。
1,1A 半田劣化情報生成装置
2 モータ駆動回路
3 インバータ
4 コンバータ
5 電気モータ
10 第1スイッチング素子
11 フリーホイールダイオード
12 第2スイッチング素子
13 フリーホイールダイオード
15 第3スイッチング素子
16 第4スイッチング素子
20 平滑コンデンサ
22 フィルタコンデンサ
41 第1温度センサ
42 第2温度センサ
43 温度センサ
44 第3温度センサ
45 第4温度センサ
51 第1半田
52 第2半田
60 第1基板
62 第2基板
100,100A 処理装置

Claims (10)

  1. 電源、コンバータ、平滑コンデンサ及び電気モータを備えるモータ駆動回路に係る半田劣化情報生成装置であって、
    前記コンバータの上アームを形成し、冷媒により冷却される基板に半田を介して接合する半導体素子と、
    前記半導体素子の温度を測定する測定手段と、
    前記平滑コンデンサの充電中の前記測定手段の測定結果に基づいて、前記半田の劣化状態を表す情報を生成する処理装置とを含み、
    前記処理装置は、前記モータ駆動回路に係るシステム起動時に前記平滑コンデンサを充電し、該充電中の前記測定手段の測定結果に基づいて、前記情報を生成する、半田劣化情報生成装置。
  2. 電源、コンバータ、平滑コンデンサ及び電気モータを備えるモータ駆動回路に係る半田劣化情報生成装置であって、
    前記コンバータの上アームを形成し、冷媒により冷却される基板に半田を介して接合する半導体素子と、
    前記半導体素子の温度を測定する測定手段と、
    前記電気モータに対するトルク指令値の時間積算値及び電流指令値の時間積算値に基づくことなく、前記平滑コンデンサの充電中の前記測定手段の測定結果に基づいて、前記半田の劣化状態を表す情報を生成する処理装置とを含む、半田劣化情報生成装置。
  3. 電源、コンバータ、平滑コンデンサ及び電気モータを備えるモータ駆動回路に係る半田劣化情報生成装置であって、
    前記コンバータの上アームを形成し、冷媒により冷却される基板に半田を介して接合する半導体素子と、
    前記半導体素子の温度を測定する測定手段と、
    前記平滑コンデンサの充電中の期間であって、該充電の開始前及び該充電の終了後を含まない一の所定の期間内の前記測定手段の測定結果に基づいて、前記半田の劣化状態を表す情報を生成する処理装置とを含む、半田劣化情報生成装置。
  4. 電源、フィルタコンデンサ、コンバータ、平滑コンデンサ及び電気モータを備えるモータ駆動回路に係る半田劣化情報生成装置であって、
    前記コンバータの上アームを形成し、第1冷媒により冷却される第1基板に第1半田を介して接合する第1スイッチング素子と、
    前記コンバータの下アームを形成し、第2冷媒により冷却される第2基板に、前記第1半田とは異なる第2半田を介して接合する第2スイッチング素子と、
    前記第1スイッチング素子の温度を測定する第1測定手段と、
    前記第1スイッチング素子をオンし且つ前記第2スイッチング素子をオフして前記平滑コンデンサを放電させ、該放電中の前記第1測定手段の測定結果に基づいて、前記第1半田の劣化状態を表す情報を生成する処理装置とを含み、
    前記処理装置は、前記モータ駆動回路に係るシステム停止時に前記第1スイッチング素子をオンし且つ前記第2スイッチング素子をオフして前記平滑コンデンサを放電させ、該放電中の前記第1測定手段の測定結果に基づいて、前記情報を生成する、半田劣化情報生成装置。
  5. 電源、フィルタコンデンサ、コンバータ、平滑コンデンサ及び電気モータを備えるモータ駆動回路に係る半田劣化情報生成装置であって、
    前記コンバータの上アームを形成し、第1冷媒により冷却される第1基板に第1半田を介して接合する第1スイッチング素子と、
    前記コンバータの下アームを形成し、第2冷媒により冷却される第2基板に、前記第1半田とは異なる第2半田を介して接合する第2スイッチング素子と、
    前記第1スイッチング素子の温度を測定する第1測定手段と、
    前記第1スイッチング素子をオンし且つ前記第2スイッチング素子をオフして前記平滑コンデンサを放電させ、前記電気モータに対するトルク指令値の時間積算値及び電流指令値の時間積算値に基づくことなく、該放電中の前記第1測定手段の測定結果に基づいて、前記第1半田の劣化状態を表す情報を生成する処理装置とを含む、半田劣化情報生成装置。
  6. 電源、フィルタコンデンサ、コンバータ、平滑コンデンサ及び電気モータを備えるモータ駆動回路に係る半田劣化情報生成装置であって、
    前記コンバータの上アームを形成し、第1冷媒により冷却される第1基板に第1半田を介して接合する第1スイッチング素子と、
    前記コンバータの下アームを形成し、第2冷媒により冷却される第2基板に、前記第1半田とは異なる第2半田を介して接合する第2スイッチング素子と、
    前記第1スイッチング素子の温度を測定する第1測定手段と、
    前記第1スイッチング素子をオンし且つ前記第2スイッチング素子をオフして前記平滑コンデンサを放電させ、該放電中の期間であって、該放電の開始前及び該放電の終了後を含まない一の所定の期間内の前記第1測定手段の測定結果に基づいて、前記第1半田の劣化状態を表す情報を生成する処理装置とを含む、半田劣化情報生成装置。
  7. 電源、フィルタコンデンサ、コンバータ、平滑コンデンサ及び電気モータを備えるモータ駆動回路に係る半田劣化情報生成装置であって、
    前記コンバータの下アームを形成し、冷媒により冷却される基板に半田を介して接合するスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子の温度を測定する測定手段と、
    前記スイッチング素子をオンして前記フィルタコンデンサを放電させ、該放電中の前記測定手段の測定結果に基づいて、前記半田の劣化状態を表す情報を生成する処理装置とを含み、
    前記処理装置は、前記モータ駆動回路に係るシステム停止時に前記スイッチング素子をオンして前記フィルタコンデンサを放電させ、該放電中の前記測定手段の測定結果に基づいて、前記情報を生成する、半田劣化情報生成装置。
  8. 電源、フィルタコンデンサ、コンバータ、平滑コンデンサ及び電気モータを備えるモータ駆動回路に係る半田劣化情報生成装置であって、
    前記コンバータの下アームを形成し、冷媒により冷却される基板に半田を介して接合するスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子の温度を測定する測定手段と、
    前記スイッチング素子をオンして前記フィルタコンデンサを放電させ、前記電気モータに対するトルク指令値の時間積算値及び電流指令値の時間積算値に基づくことなく、該放電中の前記測定手段の測定結果に基づいて、前記半田の劣化状態を表す情報を生成する処理装置とを含む、半田劣化情報生成装置。
  9. インバータ、平滑コンデンサ及び電気モータを備えるモータ駆動回路に係る半田劣化情報生成装置であって、
    前記インバータの第1相に係る上アームを形成し、第3冷媒により冷却される第3基板に第3半田を介して接合する第3スイッチング素子と、
    前記インバータの前記第1相とは異なる第2相に係る下アームを形成し、第4冷媒により冷却される第4基板に、前記第3半田とは異なる第4半田を介して接合する第4スイッチング素子と、
    前記第3スイッチング素子又は前記第4スイッチング素子の温度を測定する測定手段と、
    前記第3スイッチング素子及び前記第4スイッチング素子を同時にオンして前記平滑コンデンサを放電させ、該放電中の前記測定手段の測定結果に基づいて、前記第3半田又は前記第4半田の劣化状態を表す情報を生成する処理装置とを含み、
    前記処理装置は、前記モータ駆動回路に係るシステム停止時に前記第3スイッチング素子及び前記第4スイッチング素子を同時にオンして前記平滑コンデンサを放電させ、該放電中の前記測定手段の測定結果に基づいて、前記情報を生成する、半田劣化情報生成装置。
  10. インバータ、平滑コンデンサ及び電気モータを備えるモータ駆動回路に係る半田劣化情報生成装置であって、
    前記インバータの第1相に係る上アームを形成し、第3冷媒により冷却される第3基板に第3半田を介して接合する第3スイッチング素子と、
    前記インバータの前記第1相とは異なる第2相に係る下アームを形成し、第4冷媒により冷却される第4基板に、前記第3半田とは異なる第4半田を介して接合する第4スイッチング素子と、
    前記第3スイッチング素子又は前記第4スイッチング素子の温度を測定する測定手段と、
    前記第3スイッチング素子及び前記第4スイッチング素子を同時にオンして前記平滑コンデンサを放電させ、前記電気モータに対するトルク指令値の時間積算値及び電流指令値の時間積算値に基づくことなく、該放電中の前記測定手段の測定結果に基づいて、前記第3半田又は前記第4半田の劣化状態を表す情報を生成する処理装置とを含む、半田劣化情報生成装置。
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