JP6137090B2 - モータ制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、同期型のモータを制御するモータ制御装置に関する。
ステータのコイルの通電相を切り替えることによって生じる回転磁界を利用してロータを回転駆動するモータが知られている。同期型のモータの場合、ロータの回転が回転磁界との同期から脱しないようにコイルの通電相を切り替える必要がある。そのため、従来は例えばエンコーダ等を用いてロータの回転角度を把握していた。
これに対して、特許文献1では、ロータが回転駆動されるとき、コイルの通電相の切り替え回数がカウントされ、当該切り替え回数に基づきロータの回転角度が把握される。これにより、エンコーダを廃止しつつモータを同期制御することができる。
特開2005−295658号公報
ところが、特許文献1では、一定の周期でコイルの通電相が切り替えられるため、ロータの回転速度が一定となり、ロータの回転位置が目標位置に到達するまでに時間がかかる。したがって、モータの動作時間が長くなるという問題があった。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、モータの動作時間を短縮することができるモータ制御装置を提供することである。
本発明は、同期型のモータを制御するモータ制御装置である。モータ制御装置は、ロータを回転駆動するとき、コイルの通電相の切り替え回数をカウントし、当該切り替え回数に基づきロータの回転角度を把握する。また、モータ制御装置は、モータの出力トルクと当該モータに作用している負荷トルクとの差であるトルク余裕度を算出し、当該トルク余裕度が大きいほど、コイルの通電相を切り替える周期である通電切替周期を短く設定する。
本発明の第1態様では、通電切替周期の現在値を次回値で割った値を加速率とすると、モータ制御装置は、加速率がトルク余裕度に比例するように次回値を決定する。
本発明の第2態様では、通電中のコイルに流れている電流値の所定時間当たりの変化量を電流変化量とすると、モータ制御装置は、電流変化量が所定の第1閾値よりも大きい場合、通電切替周期を延長する。
本発明の第3態様では、通電切替周期が経過してコイルの通電相を切り替えるとき通電中のコイルに流れている電流値を切替時電流値とすると、モータ制御装置は、負荷トルクに基づき算出される必要電流値よりも切替時電流値が小さい場合、通電切替周期を延長する。
このようにトルク余裕度に応じて通電切替周期を変更することにより、脱調を抑制しつつロータの回転速度を上げることができる。つまり、トルク余裕度が比較的大きい場合は通電切替周期を短くしてロータの回転速度を上げても脱調を回避することができる。そのため、従来のように通電切替周期を一定とする場合と比べて、ロータの回転位置が目標位置に到達するまでにかかる時間の短縮を図ることができる。したがって、本発明によれば、モータの動作時間を短縮可能である。
本発明の第1実施形態によるモータ制御装置が用いられた車両のシフトバイワイヤシステムの概略構成を説明する模式図である。 図1の自動変速機のシフトレンジ切替機構およびパーキング切替機構の概略構成を説明する模式図である。 図1のシフトバイワイヤシステムの回転式アクチュエータが備えるモータの模式図である。 図1のモータ制御装置がモータを同期制御するための処理を説明するメインフローチャートの前半である。 図1のモータ制御装置がモータを同期制御するための処理を説明するメインフローチャートの後半である。 図4に示す処理のうち、通電切替周期を算出するための処理を説明するサブフローチャートである。 図4に示す処理のうち、通電切替周期の延長判定を行うための処理を説明するサブフローチャートである。 図1の自動変速機のシフトレンジがパーキング位置からドライブ位置まで変更されるときのモータの出力トルク、モータの負荷トルク、および、加速率の時系列変化を示すタイムチャートである。 図1のモータのコイルのU相コイル、V相コイルおよびW相コイルの通電状態、通電中のコイルに流れる電流値の時系列変化を示すタイムチャートである。 本発明の第2実施形態によるモータ制御装置がモータを同期制御するための処理を説明するメインフローチャートの要部である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づき説明する。実施形態同士で実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態によるモータ制御装置が用いられた車両のシフトバイワイヤシステムを図1に示す。シフトバイワイヤシステム10は、車両の自動変速機11に搭載された図2に示すシフトレンジ切替機構12およびパーキング切替機構13を作動させるものである。
(シフトレンジ切替機構12およびパーキング切替機構13の構成)
先ず、シフトレンジ切替機構12およびパーキング切替機構13の概略構成を図2に基づき説明する。
シフトレンジ切替機構12は、自動変速機11の油圧制御回路に設けられたマニュアルスプール弁14の軸方向位置を変更することによってシフトレンジを切り替えるものであり、コントロールロッド15と、ディテントプレート16と、板ばね17とを備えている。
コントロールロッド15は、シフトバイワイヤシステム10の回転式アクチュエータ31に連結されている。ディテントプレート16は、コントロールロッド15と一体に回転する。マニュアルスプール弁14には、ディテントプレート16の回転のうち、当該マニュアルスプール弁14の軸方向の成分がピン18を介して伝達される。
ディテントプレート16の外縁部には、回転方向の一方から順番に凹部21、凹部22、凹部23および凹部24が形成されている。板ばね17は、一端が油圧コントロールボックス19に固定され、他端にある係止部25がディテントプレート16の外縁部と係合可能である。マニュアルスプール弁14の軸方向位置は、係止部25が凹部21〜24に嵌まり合うことによって保持されるようになっている。
本実施形態では、係止部25が凹部21に嵌まり合う状態がシフトレンジのパーキング位置Pに対応し、係止部25が凹部22に嵌まり合う状態がシフトレンジのリバース位置Rに対応し、係止部25が凹部23に嵌まり合う状態がシフトレンジのニュートラル位置Nに対応し、また、係止部25が凹部24に嵌まり合う状態がシフトレンジのドライブ位置Dに対応する。
パーキング切替機構13は、自動変速機11の出力軸の回転を規制することによって車両の移動を阻止するものであり、パークギヤ26と、パークポール27と、パークロッド28とを備えている。パークギヤ26は、上記出力軸と一体に回転する。パークポール27は、パークギヤ26に対して接近および離間可能に設けられており、パークギヤ26に接近して係合したときパークギヤ26の回転を規制する。パークロッド28は、パーキング位置Pにおいてパークポール27をパークギヤ26に接近させ、また非パーキング位置Pにおいてパークポール27をパークギヤ26から離間させる。
(シフトバイワイヤシステム10の構成)
次に、シフトバイワイヤシステム10の概略構成を図1〜図3に基づき説明する。
シフトバイワイヤシステム10は、回転式アクチュエータ31、給電回路32およびモータ制御装置33を備えている。
回転式アクチュエータ31は、モータ41と、モータ41の回転を減速して出力する減速機42とを備える所謂ギヤードモータである。本実施形態では、減速機42は遊星歯車機構から構成されている。
モータ41は、同期型のモータであり、本実施形態では図3に示すようにSRモータ(スイッチドリラクタンスモータ)から構成されている。モータ41は、ステータ43およびロータ44を備えている。ステータ43は、環状のヨーク部51、およびヨーク部51から内側に突き出す複数のティース部52を有するステータコア53と、ティース部52に巻回されている複数相のコイル54U、54V、54Wとを備えている。ロータ44は、筒状のボス部55と、ボス部55から放射状に突き出している複数の突起部56とを有している。モータ41は、ステータ43のコイル54U、54V、54Wの通電相を切り替えることによって生じる回転磁界を利用してロータ44を回転駆動する。
給電回路32は、コイル54U、54V、54Wに電力を供給する回路である。
モータ制御装置33は、マイクロコンピュータを主体として構成されており、給電回路32および各種センサと電気的に接続されている。上記各種センサには、例えばイグニッションスイッチ61、シフト操作位置センサ62、および、コイル54U、54V、54Wに流れる電流値を検出する電流センサ63などが含まれる。モータ制御装置33は、各種センサの検出信号に基づきモータ41を制御する。
(モータ制御装置33の特徴構成)
次に、モータ制御装置33の特徴構成について図1、図4〜図9を参照して説明する。
モータ制御装置33は、コイル54U、54V、54Wの通電相を順次切り替えることで回転磁界を発生させてロータ44を回転駆動する。このとき、モータ制御装置33は、通電相の切り替え回数をカウントし、当該切り替え回数に基づきロータ44の回転角度を把握する。これによりエンコーダを廃止しつつモータ41を同期制御することができる。
ここで、従来は、一定の周期でコイルの通電相が切り替えられるため、ロータの回転速度が一定となり、ロータの回転位置が目標位置に到達するまでに時間がかかり、モータの動作時間が長くなるという問題があった。
これに対して、本実施形態によるモータ制御装置33は、モータ41の動作時間を短縮するために図4〜図7に示す処理を実行する。
モータ41を同期制御するための図4のメインフローチャートが開始されると、先ずステップS1では、例えば励磁相の学習およびコントロールロッド15の位置学習などの初期化処理が行われる。ステップS1のあと、処理はステップS2に移行する。ステップS1の終了時、コイル54は特定相が通電された状態にある。
ステップS2では、駆動要求が有るか否かが判定される。具体的には、例えばシフト操作位置センサ62の検出信号が変化したとき駆動要求が有ると判定される。ステップS2の判定が肯定された場合(S2:Yes)、処理はステップS3に移行する。一方、ステップS2の判定が否定された場合(S2:No)、処理は再びステップS2に移行する。
ステップS3では、現在のコントロールロッド15の回転位置と、目標回転位置との差から、通電相の切り替え回数の目標値である目標通電回数が算出される。ステップS3のあと、処理はステップS4に移行する。
ステップS4では、通電相を切り替える周期である通電切替周期Tchを算出するために図6に示すサブフローチャートの処理が実行される。本実施形態において「通電相を切り替える周期」とは、各相のコイル54U、54V、54Wの通電状態を非通電とするタイミングの間隔のことである。
図6の処理が開始されると、先ずステップS21では、電源電圧およびモータ41の温度が取得される。ステップS21のあと、処理はステップS22に移行する。
ステップS22では、電源電圧およびモータ41の温度に基づきモータ41の出力トルクToutが推定される。ステップS22のあと、処理はステップS23に移行する。
ステップS23では、コントロールロッド15の回転位置に基づきモータ41の負荷トルクTLが算出される。コントロールロッド15の回転位置とモータ41の負荷トルクTLとの関係は、ディテントプレート16の形状(凹部21〜24)により予め決まる関係である。ステップS23のあと、処理はステップS24に移行する。
ステップS24では、出力トルクToutと負荷トルクTLとの差であるトルク余裕度Yが算出される。図8に示すように、コントロールロッド15の回転位置に対応する負荷トルクTLの増減に伴ってトルク余裕度Yは変化する。なお、図8に示す期間では出力トルクToutは一定である。ステップS24のあと、処理はステップS25に移行する。
図6のステップS25では、トルク余裕度Yに基づき通電切替周期Tchが算出される。通電切替周期Tchは、トルク余裕度Yが大きいほど短く設定される。例えば、通電切替周期Tchの現在値を次回値で割った値を加速率αとすると、図8に示すように加速率αがトルク余裕度Yに比例するように上記次回値が決定される。ステップS25のあと、処理はメインフローチャートに戻る。
図4に戻って、ステップS5では、モータ41の回転駆動が開始される。例えば、現在の通電相(初期通電相)の次に通電すべき相が通電され、その通電開始時から通電切替周期Tchの半分の時間が経過したときに初期通電相の通電状態が非通電とされる。ステップS5のあと、処理はステップS6に移行する。以降、図示しないが、通電切替周期Tchの半分の時間が経過したとき、次に通電すべき相の通電が開始されるものとする。
ステップS6では、クリアされた周期タイマーによる計時が開始される。ステップS6のあと、処理はステップS7に移行する。
ステップS7では、通電回数カウンタがインクリメントされる。ステップS7のあと、処理はステップS8に移行する。
ステップS8では、周期延長フラグがセットされているか否かが判定される。ステップS8の判定が肯定された場合(S8:Yes)、処理はステップS9に移行する。一方、ステップS8の判定が否定された場合(S8:No)、処理はステップS10に移行する。
ステップS9では、通電切替周期Tchが所定時間延長される。ステップS9のあと、処理はステップS10に移行する。
図5のステップS10では、通電切替周期Tchの延長判定を行うために図7に示すサブフローチャートの処理が実行される。
図7の処理が開始されると、先ずステップS31では、通電中のコイル54に流れている実際の電流値Iが取得される。ステップS31のあと、処理はステップS32に移行する。
ステップS32では、電流値Iの所定時間当たりの変化量である電流変化量ΔIが算出される。ステップS32のあと、処理はステップS33に移行する。
ステップS33では、電流変化量ΔIが所定の第1閾値P1よりも大きいか否かが判定される。ステップS33の判定が肯定された場合(S33:Yes)、処理はステップS34に移行する。一方、ステップS34の判定が否定された場合(S34:No)、処理はステップS35に移行する。
ステップS34では、周期延長フラグがセットされる。一方、ステップS35では、周期延長フラグがクリアされる。ステップS34、S35のあと、処理はメインフローチャートに戻る。
図5のステップS11では、周期タイマ値が通電切替周期Tch以上か否かが判定される。ステップS11の判定が肯定された場合(S11:Yes)、処理はステップS12に移行する。一方、ステップS11の判定が否定された場合(S11:No)、処理はステップS8に移行する。
ステップS12では、負荷トルクTLが算出される。ステップS12のあと、処理はステップS13に移行する。
ステップS13では、通電切替周期Tchが経過して通電相を切り替えるとき通電中のコイル54に流れている電流値Iを切替時電流値Ich(図9参照)とすると、負荷トルクTLと所定の係数Kとの積で表される必要電流値Ireよりも切替時電流値Ichが小さいか否かが判定される。ステップS13の判定が肯定された場合(S13:Yes)、処理はステップS14に移行する。一方、ステップS13の判定が否定された場合(S13:No)、処理はステップS15に移行する。
ステップS14では、周期延長フラグがセットされる。ステップS14のあと、処理はステップS8に移行する。
ステップS15では、通電回数カウンタのカウント値が目標通電回数以上か否かが判定される。ステップS15の判定が肯定された場合(S15:Yes)、処理はステップS16に移行する。一方、ステップS15の判定が否定された場合(S15:No)、処理はステップS17に移行する。
ステップS16では、モータ41の回転駆動の終了処理が行われる。このとき、周期延長フラグ、周期タイマーおよび通電回数カウンタがクリアされる。ステップS16のあと、処理はS2に移行する。
ステップS17では、通電切替周期Tchを算出するために図6に示すサブフローチャートの処理が実行される。ステップS17のあと、処理はステップS18に移行する。
ステップS18では、通電相が切り替えられる。ステップS18のあと、処理はステップS6に移行する。
(効果)
以上説明したように、第1実施形態では、モータ制御装置33は、モータ41の出力トルクToutと負荷トルクTLとの差であるトルク余裕度Yを算出し、トルク余裕度Yが大きいほど通電切替周期Tchを短く設定する。
このようにトルク余裕度Yに応じて通電切替周期Tchを変更することにより、脱調を抑制しつつロータ44の回転速度を上げることができる。つまり、トルク余裕度Yが比較的大きい場合は通電切替周期Tchを短くしてロータ44の回転速度を上げても脱調を回避することができる。そのため、従来のように通電切替周期Tchを一定とする場合と比べて、ロータ44の回転位置が目標位置に到達するまでにかかる時間の短縮を図ることができる。したがって、本実施形態によれば、モータ41の動作時間を短縮可能である。
また、モータ制御装置33は、通電切替周期Tchの現在値を次回値で割った値である加速率αがトルク余裕度Yに比例するように上記次回値を決定する。
このように構成することで、トルク余裕度Yが大きいほど通電切替周期Tchを短く設定することができる。
また、モータ制御装置33は、電流値Iの所定時間当たりの変化量である電流変化量ΔIが所定の第1閾値P1よりも大きい場合、通電切替周期Tchを所定時間長くする。
このように構成することで、脱調しないよう通電切替周期Tchを適切な値に微調整することができる。
また、モータ制御装置33は、通電切替周期Tchが経過して通電相を切り替えるときコイル54に流れている電流値である切替時電流値Ichが、負荷トルクTLと所定の係数Kとの積で表される必要電流値Ireよりも小さい場合、通電切替周期Tchを所定時間長くする。
このように構成することで、脱調しないよう通電切替周期Tchを適切な値に微調整することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態によるモータ制御装置が行う処理について図10を参照して説明する。なお、図10では、ステップS10以前、および、ステップS11以降のステップは図示を省略している。
図10に示すように、ステップS10のあとのステップS41では、電流変化量ΔIが所定の第2閾値P2よりも大きいか否かが判定される。第2閾値P2は第1閾値P1より大きい値である。ステップS41の判定が肯定された場合(S41:Yes)、処理はステップS42に移行する。一方、ステップS41の判定が否定された場合(S41:No)、処理はステップS11に移行する。
ステップS42では、モータ41の脱調が判定され、リカバリー処置が実施される。ステップS42のあと、処理はS11に移行する。
(効果)
以上説明したように、第2実施形態では、電流変化量ΔIが所定の第2閾値P2よりも大きい場合、モータ41が脱調していると判定される。
このように構成することで、脱調を判定可能であり、コントロールロッド15が目標位置に至らない中間位置で停止することを防止するためにリカバリー処置を実施可能である。
[他の実施形態]
本発明の他の実施形態では、加速率がトルク余裕度に比例しなくてもよい。例えば、加速率とトルク余裕度との関係が二次関数で表される関係、または指数関数で表される関係等であってもよい。
本発明の他の実施形態では、図4のステップS8、S9および図5のステップS10、S13の処理が実施されなくてもよい。
本発明の他の実施形態では、電流変化量が第1閾値以下であり、かつ、切替時電流値が必要電流値以上である場合、通電切替周期の次回値を短縮するように構成されてもよい。
本発明の他の実施形態では、モータは、SRモータに限らず、他の同期型のモータであってもよい。
本発明の他の実施形態では、モータは、車両のシフトバイワイヤシステム以外の装置に用いられてもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
33・・・・モータ制御装置
41・・・・モータ
43・・・・ステータ
44・・・・ロータ
54U、54V、54W・・・コイル
TL・・・・負荷トルク
Tch・・・通電切替周期
Tout・・出力トルク
Y・・・・・トルク余裕度

Claims (8)

  1. 複数相のコイル(54U、54V、54W)を有するステータ(43)と、前記コイルの通電相を順次切り替えることによって生じる回転磁界による磁力を受けて回転するロータ(44)と、を備える同期型のモータ(41)を制御するものであり、前記ロータを回転駆動するとき、前記コイルの通電相の切り替え回数をカウントし、当該切り替え回数に基づき前記ロータの回転角度を把握するモータ制御装置(33)であって、
    前記モータの出力トルク(Tout)と当該モータに作用している負荷トルク(TL)との差であるトルク余裕度(Y)を算出し、
    前記トルク余裕度が大きいほど、前記コイルの通電相を切り替える周期である通電切替周期(Tch)を短く設定し、
    前記通電切替周期の現在値を次回値で割った値を加速率(α)とすると、
    前記加速率が前記トルク余裕度に比例するように前記次回値を決定するモータ制御装置。
  2. 通電中の前記コイルに流れている電流値の所定時間当たりの変化量を電流変化量(ΔI)とすると、
    前記電流変化量が所定の第1閾値(P1)よりも大きい場合、前記通電切替周期を延長する請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 所定の第2閾値(P2)を前記第1閾値よりも大きい値とすると、
    前記電流変化量が前記第2閾値よりも大きい場合、前記モータが脱調していると判定する請求項に記載のモータ制御装置。
  4. 前記通電切替周期が経過して前記コイルの通電相を切り替えるとき通電中の前記コイルに流れている電流値を切替時電流値(Ich)とすると、
    前記負荷トルクに基づき算出される必要電流値(Ire)よりも前記切替時電流値が小さい場合、前記通電切替周期を延長する請求項1〜のいずれか一項に記載のモータ制御装置。
  5. 複数相のコイル(54U、54V、54W)を有するステータ(43)と、前記コイルの通電相を順次切り替えることによって生じる回転磁界による磁力を受けて回転するロータ(44)と、を備える同期型のモータ(41)を制御するものであり、前記ロータを回転駆動するとき、前記コイルの通電相の切り替え回数をカウントし、当該切り替え回数に基づき前記ロータの回転角度を把握するモータ制御装置(33)であって、
    前記モータの出力トルク(Tout)と当該モータに作用している負荷トルク(TL)との差であるトルク余裕度(Y)を算出し、
    前記トルク余裕度が大きいほど、前記コイルの通電相を切り替える周期である通電切替周期(Tch)を短く設定し、
    通電中の前記コイルに流れている電流値の所定時間当たりの変化量を電流変化量(ΔI)とすると、
    前記電流変化量が所定の第1閾値(P1)よりも大きい場合、前記通電切替周期を延長するモータ制御装置。
  6. 所定の第2閾値(P2)を前記第1閾値よりも大きい値とすると、
    前記電流変化量が前記第2閾値よりも大きい場合、前記モータが脱調していると判定する請求項に記載のモータ制御装置。
  7. 前記通電切替周期が経過して前記コイルの通電相を切り替えるとき通電中の前記コイルに流れている電流値を切替時電流値(Ich)とすると、
    前記負荷トルクに基づき算出される必要電流値(Ire)よりも前記切替時電流値が小さい場合、前記通電切替周期を延長する請求項4または5に記載のモータ制御装置。
  8. 複数相のコイル(54U、54V、54W)を有するステータ(43)と、前記コイルの通電相を順次切り替えることによって生じる回転磁界による磁力を受けて回転するロータ(44)と、を備える同期型のモータ(41)を制御するものであり、前記ロータを回転駆動するとき、前記コイルの通電相の切り替え回数をカウントし、当該切り替え回数に基づき前記ロータの回転角度を把握するモータ制御装置(33)であって、
    前記モータの出力トルク(Tout)と当該モータに作用している負荷トルク(TL)との差であるトルク余裕度(Y)を算出し、
    前記トルク余裕度が大きいほど、前記コイルの通電相を切り替える周期である通電切替周期(Tch)を短く設定し、
    前記通電切替周期が経過して前記コイルの通電相を切り替えるとき通電中の前記コイルに流れている電流値を切替時電流値(Ich)とすると、
    前記負荷トルクに基づき算出される必要電流値(Ire)よりも前記切替時電流値が小さい場合、前記通電切替周期を延長するモータ制御装置。
JP2014177961A 2014-09-02 2014-09-02 モータ制御装置 Expired - Fee Related JP6137090B2 (ja)

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