JP2002354867A - スイッチトリラクタンスモータの制御方法 - Google Patents

スイッチトリラクタンスモータの制御方法

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JP2002354867A
JP2002354867A JP2001150834A JP2001150834A JP2002354867A JP 2002354867 A JP2002354867 A JP 2002354867A JP 2001150834 A JP2001150834 A JP 2001150834A JP 2001150834 A JP2001150834 A JP 2001150834A JP 2002354867 A JP2002354867 A JP 2002354867A
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JP
Japan
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current
control
timing
value
reluctance motor
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Application number
JP2001150834A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Suzuki
仁 鈴木
Minoru Hasebe
実 長谷部
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Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リラクタンスモータの応答性及び回転の安定
性を良くする。 【解決手段】 通電タイミング信号Tu・Tv・Tw
で、対応する相の励磁コイルに最大電流を流す最大電流
指令を出力すると共に、所定のタイミングの電流指令出
力タイミング信号Taの発生毎に、その時のモータに対
する電流指令値に応じてPI制御する際の電流値を算出
しかつそれに応じてモータに対する電流制御を行う。 【効果】 通電切り換えタイミング毎に電流制御値を算
出するための長い処理時間を要することがなく、即座に
電流を流すことができ、応答性が良くなると共に、所定
のタイミングで出力される電流指令信号にて、その時の
回転制御に基づいて算出される電流制御値に応じて通電
する制御に切り換えることにより、所定の電流制御を行
うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチトリラク
タンスモータの制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ロータに複数の磁性体からなる突
極部を設け、ロータと同軸的に配設されたステータの複
数の突極部に巻線し、それら巻線されて形成された励磁
コイルに選択的に通電することにより、ステータの突極
部にロータの突極部を磁気吸引してロータに回転トルク
を発生させるようにしたスイッチトリラクタンスモータ
が知られている。
【0003】上記スイッチトリラクタンスモータにおい
て例えば3相モータ型のものにあっては、図3に示され
ようにロータ11に4つの半径方向外向き突極部11a
を設け、ステータ12に6つの半径方向内向き突極部1
2aを設けると共に、ステータ12の各突極部12aに
集中巻きの巻線を行ってU相・V相・W相の各励磁コイ
ルを形成したものがある。この図示例のものにあって
は、ステータ12の各対向する一対の突極部12aの一
方がN極となって、他方がS極となるように上記巻線が
行われている。
【0004】このようなスイッチトリラクタンスモータ
における制御要領を示す。図に示される位置関係にあっ
ては、W相の一対の励磁コイルに通電すると、ロータ1
1の磁気抵抗変化によりリラクタンストルクが発生し、
W相の突極部12aに直近のロータ11の突極部11a
が磁気的に引き寄せられる。このようにしてモータの回
転トルクが発生し、例えば図示されないモータ位置セン
サにより検出したロータ11の位置に応じて通電する相
を切り換えることにより、ロータ11が連続的に回転し
得る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したようなスイッ
チトリラクタンスモータを電動カートの駆動モータとし
て使うことが考えられ、その場合には、モータの機能を
向上するべく速度・電流制御をコンピュータで制御する
ことことが考えられる。その電流制御にあっては、図4
に示されるように、U相・V相・W相の各相に流す電流
を、PI制御により算出された各相に対する電流制御値
にて、ロータ11の位置に応じた通電タイミングTu・
Tv・Twで対応する相の各励磁コイルに通電する。
【0006】しかしながら、通電タイミングTu・Tv
・Twで通電量を算出してから通電を開始する制御を行
うことから、図に示されるように通電タイミングTu・
Tv・Twに対して実際に相に流れ始める電流に処理時
間の遅れ(Δt)やインダクタンスによる遅れ(Δt
1)が生じていた。そのため、トルクの立ち上がりに遅
れが生じて応答性が悪いという問題があった。
【0007】また、速度変化が生じて図に示されるよう
に両通電タイミングTu・Tv間が長くなった場合に
は、電流PI制御を行うことにより比較的安定した電流
出力が得られるため、それにより速度が安定し得る。こ
れは、U相への切り換え直後に小さい電流検出値に対し
て大きい電流指令が出力されるが、図に示されるように
U相への通電時間が長い場合にはU相の電流検出値も徐
々に指令値に追いつくようになり、その結果、切り換え
直後に大きかった差分(電流指令値と検出値との差)が
減少するためである。しかしながら、転流が通電タイミ
ング毎に行われるため、上記速度変化に対する応答性は
悪いという問題は残る。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決し
て、応答性が良くかつ回転の安定性が良いスイッチトリ
ラクタンスモータを実現するために、本発明に於いて
は、複数の突極部を備えるロータと、巻線された複数の
突極部を備えるステータとを有するスイッチトリラクタ
ンスモータの制御方法において、前記ステータの各相へ
の通電切り換えタイミング毎に対応する相へ最大電流を
流し、電流指令信号を所定のタイミング毎に出力すると
共に、前記通電切り換えタイミング間にあって前記電流
指令信号が出力された場合には、その時の回転制御に基
づいて算出される電流制御値に応じて通電する制御に切
り換えるものとした。
【0009】これによれば、スイッチトリラクタンスモ
ータにおける通電制御において、各相への通電切り換え
タイミング時に最大電流を流すことから、通電切り換え
タイミング毎に電流制御値を算出するための長い処理時
間を要することなく、即座に電流を流すことができ、応
答性が良くなる。そして、所定のタイミングで出力され
る電流指令信号にて、その時の回転制御に基づいて算出
される電流制御値に応じて通電する制御に切り換えるこ
とにより、所定の電流制御を行うことができる。
【0010】また、前記回転制御に基づいて算出される
電流制御値に応じて通電する制御が電流PI制御である
ことによれば、負荷変動が起きた場合にも安定した回転
制御を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された具体
例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明す
る。
【0012】図1は、本発明が適用された電動カートに
おける駆動モータ制御回路の概略ブロック図である。電
動カートのアクセル(図示せず)からのアクセル信号が
制御ユニット1内のCPU2に入力し、制御ユニット1
内のドライバ回路3によりスイッチトリラクタンスモー
タ4が駆動されるようになっている。本発明が適用可能
なスイッチトリラクタンスモータ4にあっては、従来例
の図3で示された3相構造のものであって良く、その図
示及びその詳しい説明を省略する。
【0013】制御ユニット1内には、スイッチトリラク
タンスモータ4の各相(U相・V相・W相)に流れる電
流をそれぞれ検出するための各電流検出センサ5u・5
v・5wが設けられている。また、スイッチトリラクタ
ンスモータ4にはロータの回転位置を検出するためのモ
ータ位置センサ6が設けられている。そして、CPU2
に、各電流検出センサ5u・5v・5wにより検出され
た各電流検出値信号と、モータ位置センサ6により検出
された位置検出信号とが入力するようになっている。
【0014】本発明によるスイッチトリラクタンスモー
タに対する通電制御にあっては、図2に示されるように
通電切り換え信号としての各通電タイミング信号Tu・
Tv・TwでU相・V相・W相の各相に対する通電を切
り換える。なお、各通電タイミング信号Tu・Tv・T
wは、上記モータ位置センサ6による位置検出信号によ
るものであって良い。そして、各通電タイミング信号T
u・Tv・Twでは、対応する相の励磁コイルに最大電
流を流す最大電流指令を出力する。これにより、各相に
対する通電切り換えタイミング毎に先ず最大電流が流れ
ることになる。
【0015】また、上記通電タイミング信号Tu・Tv
・Twとは別に、所定のタイミング(例えば100μs
間隔の割り込み処理)で定められた電流指令信号として
の電流指令出力タイミング信号Taを発生し、その発生
毎に、その時のモータに対する電流指令値(カートの場
合にはスロットル開度に基づく速度指令値を維持するた
めの電流指令値)に応じてPI制御する際の電流値を算
出する。そして、電流指令出力タイミング信号Taが発
生したら、モータ4に対する電流制御を上記電流PI制
御指令に基づいて行う。
【0016】このように、通電タイミング信号Tu・T
v・Twになったら上記したように最大電流指令に応じ
て最大電流を流す電流制御を行い、次の通電タイミング
信号Tu・Tv・Twが発生する前に電流出力タイミン
グ信号Taが発生したらそれに応じて出力される電流P
I制御指令に基づいた電流制御を行う。
【0017】これにより、相への通電切り換えのタイミ
ング(Tu・Tv・Tw)では計算を行わずに最大電流
指令を出力することから、処理時間の早い速やかな通電
を行うことができ、通電切り換え時の応答性が極めて良
い。また、その時に通電する電流値は最大電流値であ
り、それにより応答性を最大限に向上し得る。
【0018】そして、本来の電流指令に応じた通電を、
処理時間が長いが安定した電流値を出力し得る電流PI
制御により行うことから、負荷の変動に充分対処し得る
安定した回転速度制御を行うことができる。したがっ
て、本スイッチトリラクタンスモータをカートに用いた
場合には、加速時の応答性が良く、負荷変動に影響され
ずに安定した回転速度を実現し得るため、取り扱い性の
良いカートを提供することができる。
【0019】
【発明の効果】このように本発明によれば、スイッチト
リラクタンスモータの各相への通電を、その通電切り換
えタイミング時に最大電流を流すことから、通電切り換
えタイミング毎に電流制御値を算出するための長い処理
時間を要することがなく、即座に電流を流すことがで
き、応答性が良くなると共に、所定のタイミングで出力
される電流指令信号にて、その時の回転制御に基づいて
算出される電流制御値に応じて通電する制御に切り換え
ることにより、所定の電流制御を行うことができる。
【0020】また、回転制御に基づいて算出される電流
制御値に応じて通電する制御が電流PI制御であること
によれば、負荷変動が起きた場合にも安定した回転制御
を行うことができ、特にカートなどの駆動モータに用い
た場合に、加速時の応答性が良く、負荷変動により回転
速度が変化することを防止できるため、好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された駆動モータ制御回路の概略
ブロック図。
【図2】本発明に基づく通電制御要領を示す図。
【図3】スイッチトリラクタンスモータの一例を示す模
式的要部正面図。
【図4】従来の通電制御要領を示す図。
【符号の説明】
1 制御ユニット 2 CPU 3 ドライバ回路 4 モータ 5u・5v・5w 電流検出センサ 6 モータ位置センサ 11 ロータ、11a 突極部 12 ステータ、12a 突極部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H550 AA16 BB10 CC01 DD09 FF02 GG01 GG05 HB07 HB16 JJ03 LL22 LL35

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の突極部を備えるロータと、巻線さ
    れた複数の突極部を備えるステータとを有するスイッチ
    トリラクタンスモータの制御方法において、 前記ステータの各相への通電切り換えタイミング毎に対
    応する相へ最大電流を流し、 電流指令信号を所定のタイミング毎に出力すると共に、 前記通電切り換えタイミング間にあって前記電流指令信
    号が出力された場合には、その時の回転制御に基づいて
    算出される電流制御値に応じて通電する制御に切り換え
    ることを特徴とするスイッチトリラクタンスモータの制
    御方法。
  2. 【請求項2】 前記回転制御に基づいて算出される電流
    制御値に応じて通電する制御が電流PI制御であること
    を特徴とする請求項1に記載のスイッチトリラクタンス
    モータの制御方法。
JP2001150834A 2001-05-21 2001-05-21 スイッチトリラクタンスモータの制御方法 Pending JP2002354867A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014068499A (ja) * 2012-09-27 2014-04-17 Mitsubishi Electric Corp 電動機制御装置
US9793840B2 (en) 2014-09-02 2017-10-17 Denso Corporation Motor control apparatus

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JP2014068499A (ja) * 2012-09-27 2014-04-17 Mitsubishi Electric Corp 電動機制御装置
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