JP5968738B2 - ブラシレスモータの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ブラシレスモータの制御装置に関する。
ブラシレスモータの制御装置として、ブラシレスモータの起動時、ロータ位置を検出せずに、強制的に通電相の切り替えを行い、ロータ位置が検出できるようになったときに、検出されたロータ位置に基づいて、通電相の切り替えを行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−34099号公報
しかしながら、ロータの初期状態によっては、例えば、ロータが意図しない方向へ回転するなど、異常回転が発生してしまうことがあるため、通電相の切り替えに対して、ロータが追従して回転するまでに遅れが生じてしまう可能性があった。
そこで、本発明は以上のような従来の問題点に鑑み、ブラシレスモータの起動時において、通電相の切り替えに対してロータが追従して回転するまでの時間を短縮することにより、ブラシレスモータの起動応答性を向上できるブラシレスモータの制御装置を提供することを目的とする。
このため、本発明に係るブラシレスモータの制御装置は、3相のブラシレスモータの起動指令を受けたときに、ブラシレスモータの3相のうち、所定の2相に対するパルス電圧の印加を保持し、かつ、他の1相をパルス電圧が印加されない非通電相とすることで、ロータの位置決め制御を行い、ロータの位置決め制御を行った後、ロータの位置に応じて通電相を順次切り替えることでロータの回転制御を行う。そして、ロータの位置決め制御において所定の2相へパルス電圧を印加することによるロータの動作中に、磁気回路の飽和状態が変化することに起因して、ロータの位置に応じて非通電相に発生する誘起電圧の変化状態に基づいて、位置決め制御から回転制御へ移行する。
本発明のブラシレスモータの制御装置によれば、ブラシレスモータの起動時において、通電相の切り替えに対してロータが追従して回転するようになるまでの時間を短縮することにより、ブラシレスモータの起動応答性を向上できる。
ブラシレスモータ及びその制御装置の構成を示す回路図である。 ブラシレスモータの通電モードを示すタイムチャートである。 位置決め制御の内容を示すフローチャートである。 位置決め制御中の相通電によるロータの動作を示し、(a)はロータの位相が初期位相と同じである状態を示す説明図、(b)はロータの位相が目標位相を通過した直後の状態を示す説明図、(c)はロータが復帰動作に転じた状態を示す説明図。 非通電相に誘起されるパルス誘起電圧の変化を示し、(a)は第1動作における変化を示す説明図、(b)は第2動作における変化を示す説明図、(c)は第3動作における変化を示す説明図、(d)は第4動作における変化を示す説明図、(e)はパルス誘起電圧の時間変化を示す説明図である。 所定値D0の検出方法を説明する説明図である。 低速センサレス制御移行時における回転方向分布図である。 低速センサレス制御移行時の通電モード切り替えを説明する説明図である。 図7に対して特性の異なるブラシレスモータの回転方向分布図である。
以下、添付された図面を参照し、本発明を実施するための実施形態について詳述する。
図1は、ブラシレスモータ、及びこれを駆動制御するモータ制御装置の一例を示す。
ブラシレスモータ2は、3相DC(Direct Current)ブラシレスモータ(3相同期電動機)であり、U相,V相及びW相の3相巻線215u,215v,215wを、図示省略した円筒状のステータ(固定子)に備え、該ステータの中央部に形成した空間にロータ(永久磁石回転子)216を回転可能に備える。なお、ブラシレスモータ2は、例えば、エンジン・変速機などへ潤滑冷却機能・油圧を提供するオイルポンプの動力源や、車両の様々な機構部品を作動させるための電動アクチュエータとして用いられるが、これらの用途に限定するものではない。
モータ制御装置3は、モータ駆動回路212と、マイクロコンピュータを備えた制御器213とを備え、制御器213は、例えば、エンジンの制御装置など、モータ制御装置3の上位に位置する制御装置(図示省略)との間で通信可能に構成される。
モータ駆動回路212は、逆並列のダイオード218a〜218fを含んでなるスイッチング素子217a〜217fを3相ブリッジ接続した回路と、電源回路219とを有しており、スイッチング素子217a〜217fは、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)で構成される。スイッチング素子217a〜217fの制御端子(ゲート端子)は、制御器213に接続され、スイッチング素子217a〜217fのオン/オフは、後述のように、制御器213によるPWM動作で制御される。
制御器213は、上位の制御装置からブラシレスモータ2の起動指令を受けて、ブラシレスモータ2の操作量である印加電圧を演算し、該印加電圧に基づいてPWM信号を生成する回路を有する。また、制御器213は、3相のうちでパルス状の電圧(以下、「パルス電圧」という)を印加する2相の選択パターン(以下、「通電モード」という)を所定の切り替えタイミングに従って順次切り替えていく回路を有する。そして、制御器213の一部は、モータ駆動回路212の各スイッチング素子217a〜217fがどのような動作でスイッチングするかを、PWM信号及び通電モードに基づいて決定し、該決定に従い、6つのゲート信号をモータ駆動回路212に出力することにより、ロータ216の回転を制御する回転制御手段をなす。
制御器213は、前記所定の切り替えタイミングを以下のようにして検出する。
すなわち、2相に対してパルス電圧を印加することにより、ブラシレスモータ2の3相のうち非通電相(開放相)に誘起される誘起電圧(以下、「パルス誘起電圧」という)の検出値と、通電モードにより異なる所定の閾値と、を比較することで、通電モードの切り替えタイミングを検出する。このような検出は、ロータ216の位置により磁気回路の飽和状態が変化することに起因して、パルス誘起電圧がロータ216の位置に応じた誘起電圧として発生することから可能である。
なお、パルス誘起電圧は非通電相の端子電圧として検出される。この端子電圧は、厳密にはグランドGND−端子間の電圧であるが、本実施形態では、中性点の電圧を別途検出し、この中性点の電圧とGND−端子間電圧との差を求めて、端子電圧Vu,Vv,Vwとしている。
図2は、各通電モードにおける各相への電圧印加状態を示す。
通電モードは、電気角60degごとに順次切り替わる6通りの通電モード(1)〜(6)からなり、各通電モード(1)〜(6)において、3相から選択された2相に対してパルス電圧を印加する。
本実施形態では、U相のコイルの角度位置を、ロータ(磁極)216の基準位置(角度0deg)とし、通電モード(3)から通電モード(4)への切り替えを行うロータ216の角度位置(磁極位置)を30degに、通電モード(4)から通電モード(5)への切り替えを行うロータ216の角度位置を90degに、通電モード(5)から通電モード(6)への切り替えを行うロータ216の角度位置を150degに、通電モード(6)から通電モード(1)への切り替えを行うロータ216の角度位置を210degに、通電モード(1)から通電モード(2)への切り替えを行うロータ216の角度位置を270degに、通電モード(2)から通電モード(3)への切り替えを行うロータ216の角度位置を330degに設定している。
通電モード(1)は、スイッチング素子217a及びスイッチング素子217dをオン制御し、他を全てオフとすることで、U相に電圧Vを印加し、V相に電圧−Vを印加し、U相からV相に向けて電流を流す。
通電モード(2)は、スイッチング素子217a及びスイッチング素子217fをオン制御し、他を全てオフとすることで、U相に電圧Vを印加し、W相に電圧−Vを印加し、U相からW相に向けて電流を流す。
通電モード(3)は、スイッチング素子217c及びスイッチング素子217fをオン制御し、他を全てオフとすることで、V相に電圧Vを印加し、W相に電圧−Vを印加し、V相からW相に向けて電流を流す。
通電モード(4)は、スイッチング素子217b及びスイッチング素子217cをオン制御し、他を全てオフとすることで、V相に電圧Vを印加し、U相に電圧−Vを印加し、V相からU相に向けて電流を流す。
通電モード(5)は、スイッチング素子217b及びスイッチング素子217eをオン制御し、他を全てオフとすることで、W相に電圧Vを印加し、U相に電圧−Vを印加し、W相からU相に向けて電流を流す。
通電モード(6)は、スイッチング素子217e及びスイッチング素子217dをオン制御し、他を全てオフとすることで、W相に電圧Vを印加し、V相に電圧−Vを印加し、W相からV相に向けて電流を流す。
上記のように、6つの通電モード(1)〜(6)を、スイッチング素子217a〜217fのオン/オフにより電気角60deg毎に順次切り替えることで、180deg毎に120deg間通電することから、図3に示すような通電方式は120度通電方式と呼ばれる。
前記通電モードの切り替え制御は、非通電相の誘起電圧に基づいて行っているため、いわゆる位置センサレスによる通電制御であるが、その中でも、非通電相に誘起されるパルス誘起電圧に基づいて行われることを特徴とする「低速センサレス制御」である。低速センサレス制御は、モータ回転速度を低速域と高速域に2分した場合に、低速域において用いる通電制御である。
高速域で用いる高速センサレス制御は、ロータ216が回転することによって発生する誘起電圧(以下、「速度起電圧」という)を検出し、この速度起電圧に基づき通電モードを切り替える制御であり、速度起電圧のゼロクロス点を基準に通電モードの切り替えポイントを設定する。ところが、高速センサレス制御で用いる速度起電圧は、モータ回転速度が低くなるとノイズなどにより速度起電圧の感度が低下する。このため、高速センサレス制御は、速度起電圧に基づいて精度良く通電モードの切り替えポイントを検出できる所定のモータ回転速度以上の回転速度域、すなわち高速域で実施される。一方、低速センサレス制御は、ロータ216の回転速度に依存せずに、ロータ216の位置に応じたパルス誘起電圧を検出できるので、高速センサレス制御による通電制御が困難な前記所定のモータ回転速度未満の回転速度域、すなわち低速域で実施される。
ここで、制御器213の他の一部は、ブラシレスモータ2の起動後、低速センサレス制御を行うまでにロータ216の位置決め制御を行う位置決め制御手段をなす。なお、本明細書において、「起動」とは、ブラシレスモータ2に対して通電を開始することをいうものとする。
図3は、制御器213の他の一部による位置決め制御の処理内容を示す。
ステップ101(図では「S101」と略記する。以下同様。)では、3相のうち所定の2相へパルス電圧を印加して、この印加状態を位置決め制御中、保持する。すなわち、パルス電圧を印加する所定の2相は、通常、位置決め制御中において切り替えられずに固定である。
例えば、図4(a)に示すように、通電モード(3)に対応する相通電を行う。すなわち、V相及びW相の端子電圧が、実効値又は平均値などで、Vv=Vin、Vw=−VinとなるようにV相及びW相にパルス電圧を印加し、U相はパルス電圧を印加しない非通電相とする(Vu=0)。
このように相通電を行うことで、ロータ216の磁極が、V相の励磁電流により生じる磁束φvと、W相の励磁電流により生じる磁束φwとの合成磁束φv+φwの作用を受ける。このため、ロータ216は、その位相θが、位置決め制御開始時におけるロータ216の位相(以下、「初期位相」という)θ0から合成磁束φv+φwの位相である合成磁束位相(例えば、90deg)へ近づいていく動作(図中の矢印A)を開始する。この合成磁束位相が、ロータ216の位置決めのための目標位相θtとなる。なお、本明細書において、ロータ216の位相θは、便宜上、ロータ磁極のうちN極の位相をいうものとする。
ロータ216は、前述のように、その位相θが初期位相θ0から目標位相θtに近づいていく動作をするが、図4(b)に示すように、ロータ216の回転慣性により、ロータ216の位相θが目標位相θtになったとき直ちに停止せずに通過してしまう。しかし、図4(c)に示すように、合成磁束φv+φwの作用により、ロータ216は、その位相θが再び目標位相θtを経て初期位相θ0に向かう矢印Bの方向に動作する復帰動作に転じる。このような動作を繰り返して、ロータ216は、その位相θが目標位相θtの前後を往復する往復運動をするが、この往復運動は、ロータ216とステータとの間の摩擦力などにより減衰して、最終的には、ロータ216は、その位相θと目標位相θtとが略同じになって静止する。
前述のステップ101における所定の2相への相通電は、通電モード(3)に対応する相通電に限定するものではなく、他の通電モード(1)、(2)、及び(4)〜(6)のいずれかに対応する相通電を行ってもよい。また、通電モード(1)〜(6)のいずれにも該当しない相通電を行わせてもよい。
要するに、ステップ101におけるブラシレスモータ2への相通電は、ブラシレスモータ2の作動対象の動作(例えば、オイルポンプによるエンジン・変速機に対するオイルの供給など)に遅れを生じさせない範囲内で、相通電によるロータ216の往復運動を一定のレベルまで減衰可能にするものであればよい。なお、一定のレベルについての詳細はステップ104において説明する。
ステップ102では、ステップ101における2相への相通電により生じるロータ216の往復運動中に非通電相に誘起されるパルス誘起電圧Vpの時間変化から、パルス誘起電圧Vpの最大変位量Vmaxを取得し、これを絶対値化することにより振幅A(≧0)を検出する。ここで、非通電相(例えば、U相)に誘起されるパルス誘起電圧Vpの時間変化について、図5(a)〜(e)に基づいて説明する。
図5(a)は、ロータ216が、その位相θが初期位相θ0である状態から、図4(a)、図4(b)、図4(c)の順で動作をする、復帰動作に転じる直前までの第1動作モードにおける、ロータ216の位相変化に応じたU相のパルス誘起電圧変化を示す(図中の白抜き丸印から黒色丸印までの網掛け矢印、以下同様)。なお、図5(a)〜(e)では、初期位相θ0を30deg、かつ目標位相θtを90degとしている。図5(a)によれば、第1動作モードにおけるパルス誘起電圧Vpは、ロータ216の位相θに対するU相の電気角1周期(360deg)分のパルス誘起電圧位相特性に従って、初期位相30degにおける電圧値から一旦減少した後増大し、目標位相90degで略0ボルトとなった後、ロータ216が復帰動作に転じるまで増大する。
図5(b)は、ロータ216が、第1動作モードを終了してから、図4(c)、図4(b)、図4(a)の順で復帰動作をし、ロータ216の位相θが再び目標位相θtに向かう動作を開始する直前までの第2動作モードにおける、ロータ216の位相変化に応じたU相のパルス誘起電圧変化を示す。図5(b)によれば、第2動作モード中のパルス誘起電圧Vpは、前記パルス誘起電圧位相特性に従って、第1動作モード中のパルス誘起電圧変化と反対の方向に変化する。ただし、ロータ216は、ロータ216とステータとの間の摩擦力などのために、ロータ216の位相θが初期位相30degとなるまで復帰せず、このため、第2動作モードの終了時におけるパルス誘起電圧Vpは、第1動作モードの開始時における初期位相30degに応じたパルス誘起電圧Vpとは異なる値をとり得る。
図5(c)は、ロータ216が、第2動作モードを終了してから、再び図5(a)と同じ方向に動作をした後、ロータ216が再び復帰動作に転じる直前までの第3動作モードにおける、U相のパルス誘起電圧変化を示す。図5(c)によれば、ロータ216は、前述の摩擦力などのために、ロータ216の位相θが第2動作モードの開始時における位相となるまで復帰せず、このため、第3動作モードの終了時におけるパルス誘起電圧Vpは、第2動作の開始時におけるパルス誘起電圧Vpよりも0ボルトに近づく。
図5(d)は、ロータ216が、第3動作モードを終了してから、図5(b)と同様に再び復帰動作をし、ロータ216の位相θが再び目標位相θtに向かう動作を開始する直前までの第4動作モードにおける、パルス誘起電圧変化を示す。図5(d)によれば、ロータ216は、前述の摩擦力などのために、ロータ216の位相θが第3動作モードの開始時における位相となるまで復帰せず、このため、第4動作モードの終了時におけるパルス誘起電圧Vpは、第3動作の開始時におけるパルス誘起電圧Vpよりも0ボルトに近づく。
そして、第1動作モードから第4動作モードにおける位相変化に対するパルス誘起電圧変化から、パルス誘起電圧の時間変化を表すと、図5(e)のように、徐々に減衰する減衰振動波形となる。ステップ102では、この減衰振動波形に現れるピーク点において、パルス誘起電圧Vpの最大変位量Vmaxを取得する。ピーク点であるか否かは、パルス誘起電圧Vpの変化率が0に達したか否か、あるいは、パルス誘起電圧Vpの変化率が0を含む所定範囲内に達したか否かにより判定する。そして、得られた最大変位量Vmaxを絶対値化することにより振幅A(≧0)を検出する。
ステップ103では、非通電相に誘起されるパルス誘起電圧Vpの減衰振動波形から、半周期ごとに、パルス誘起電圧Vpの変化率の絶対値のうち最大であると推定される最大変化率を検出する。
最大変化率を検出する第1の方法としては、図6中の点aに示されるように、パルス誘起電圧Vpが0ボルトとなるとき(すなわち、ロータ216の位相θが目標位相θtとなるとき)を含む微小時間Δtについてのパルス誘起電圧Vpの変化率ΔVp/Δtを演算して、これを絶対値化することにより最大変化率|ΔVp/Δt|を検出する。
第1の方法において、パルス誘起電圧Vpが0ボルトとなるときを含む微小時間Δtについて演算するのは、位置決め制御中において、ロータ216の位相θが目標位相θt(例えば、90deg)となるとき、ロータ216の位相θの変化に対してパルス誘起電圧Vpの変化が最大となる(図5(a)〜(d)参照)ことに加え、合成磁束φv+φwの作用による位置エネルギーが略全て運動エネルギーに変化して動作速度が最大になると考えられるため、パルス誘起電圧Vpの時間変化も最大になると推定されるからである。
また、最大変化率を検出する第2の方法は、第1の方法に対し、非通電相に誘起されるパルス誘起電圧Vpに、何らかの要因によりオフセットが生じている場合を考慮して行うものである。すなわち、パルス誘起電圧Vpが0ボルトとなるとき(例えば、図6中の点b)、及びパルス誘起電圧Vpが0ボルト近傍となるとき(例えば、図6中の点c及び点d)、を夫々含む複数の微小時間Δtについてのパルス誘起電圧Vpの変化率ΔVp/Δtを演算し、これを絶対値化した複数の仮最大変化率のうち、最大のものを真の最大変化率として検出する。なお、パルス誘起電圧Vpにノイズが重畳している場合を考慮して、仮最大変化率のうち最大値と最小値を除いたものの加算平均値を真の最大変化率として検出してもよい。
さらに、最大変化率を検出する第3の方法も、第2の方法と同様、パルス誘起電圧Vpにオフセットが生じている場合を考慮して行うものである。即ち、パルス誘起電圧Vpの減衰振動波形が、ほぼ一定の周期を有することを条件として、ピーク点から4分の1周期後における微小時間Δtについてのパルス誘起電圧Vpの変化率ΔVp/Δtを演算して、これを絶対値化する。
ステップ104では、ステップ102で検出された振幅Aと所定値A0との大小関係を判定する。所定値A0は、ロータ216の往復運動による位相変位量の観点から、ステップ101の相通電によるロータ216の往復運動が一定のレベルまで減衰しているか否かを画する閾値の1つであり、特性の異なるブラシレスモータ2毎に予め設定されている定数である。「往復運動が一定のレベルまで減衰している」とは、位置決め制御から低速センサレス制御へ移行したときに、ロータ216が意図する方向へ回転(以下、「正常回転」という)できる、すなわち、通電モードの切り替えに対してロータ216が追従して回転できるレベルまで往復運動が減衰していることをいう。
ここで、所定値A0の設定方法について説明する。
図7は、位置決め制御から低速センサレス制御への移行時における、ロータ216の位相[deg]、及びロータ216の動作速度[deg/s]の組み合わせのうち、ロータ216が意図しない方向への回転(以下、「異常回転」という)を起こすと推定される領域である推定異常回転領域αを斜線部分で示した回転方向分布図であり、実験や数値解析などにより取得される。この回転方向分布図は、ブラシレスモータ2の特性により異なり、例えば、ロータ216の慣性質量の大小などに応じて推定異常回転領域αが変化する。
図7によれば、位置決め制御から低速センサレス制御への移行時にロータ216が正常回転可能なレベルまでロータ216の往復運動が減衰していると推定される推定減衰領域βは、ロータ216の位相θが目標位相θtであり、かつ、ロータ216の動作速度が0であるロータ216の静止点Oを中心とした領域であり、2つの推定異常回転領域αに挟まれて存在する。推定減衰領域βは、限定するものではないが、例えば、矩形状に規定してもよく、このように規定した場合、低速センサレス制御への移行時におけるロータ216の位相でθminからθmaxの範囲、かつ、低速センサレス制御への移行時におけるロータ216の動作速度でNminからNmaxの範囲により画されるものとする。
そして、前述のパルス誘起電圧位相特性(図5(a)等参照)に基づいて、位相θmin及び位相θmaxに夫々対応するパルス誘起電圧Vpを導出し、これを絶対値化したもののうち、大きい方あるいは小さい方を所定値A0として設定する。
ステップ104において、振幅Aが所定値A0以下であると判定された場合には、ロータ216の位相の観点から、低速センサレス制御移行時に正常回転可能なレベルまで往復運動が減衰していると推定されるので、ステップ105へ進む(YES)。一方、振幅Aが所定値A0よりも大きいと判定された場合には、正常回転可能なレベルまで往復運動が減衰していないと推定されるので、ステップ102へと戻る(NO)。
ステップ105では、ステップ103で検出された最大変化率|ΔVp/Δt|と所定値D0の大小関係を判定する。所定値D0は、位置決め制御から低速センサレス制御へ移行したときに、ロータ216の動作速度の観点から、ロータ216が正常回転できるレベルまでロータ216の往復運動が減衰しているか否かを画する閾値であり、前述の推定減衰領域βにおけるロータ216の動作速度範囲の下限Nmin又は上限Nmaxに応じた定数である。
ここで、所定値D0の設定方法について説明する。
図7において、前述の推定減衰領域βを規定する、低速センサレス制御への移行時におけるロータ216の動作速度は、NminからNmaxの範囲である。従って、動作速度Nmin及びNmaxでロータ216を動作させた場合、ロータ216の位相θが目標位相θtになるときのそれぞれのパルス誘起電圧の変化率を絶対値化したもののうち高い方を所定値D0として設定する。
ステップ105において、最大変化率|ΔVp/Δt|が所定値D0以下であると判定された場合には、位置決め制御処理を終了し(YES)、最大変化率|ΔVp/Δt|が所定値D0よりも大きいと判定された場合には、ステップ102へと戻る(NO)。
なお、前述の位置決め制御において、振幅Aが、位置決め制御開始時から所定値A0よりも小さい0近傍の所定値A1未満であると検出された場合、ロータ216の初期位相θ0が目標位相θtと略等しいと予測されるため、ロータ216が略静止状態にあると考えられる一方、目標位相θtに対して初期位相θ0が略180deg異なる場合などもあり得る。そこで、ステップ102以降の各ステップ終了後のいずれか(例えば、ステップ102とステップ103との間)において、振幅Aが所定値A1未満であるか否かを判定し、A<A1である場合には、ステップ101とは異なる相通電により目標位相θtを変更してロータ216の動作を促した後、ステップ102へ戻るようにしてもよい。一方、A≧A1以上である場合には、次のステップ(例えば、ステップ103)に進む。
次に、位置決め制御終了時のロータ216の位相から低速センサレス制御によってロータ216を回転させ始める場合には、ロータ216が応答しない範囲内の時間で、通電モードの切り替えを2回行って、前記切り替え後の通電モードで発生する合成磁束にロータ216が引かれることでトルクが発生し、ロータ216が回転を開始する。
例えば、位置決め制御終了時のロータ216の位相θが、通電モード(3)での相通電による目標位相θt(例えば、90deg)である場合、図8に示すように、通電モード(3)に対応する相通電を維持していた状態から、電流は応答変化するがロータ216は回動しない時間T(例えば、500μsec)で、通電モード(4)を経て通電モード(5)に切り替え、通電モード(5)での合成磁束に引かれて、位置決め制御終了時の90degから210degへ向けてロータ216が回転し始めるようにする。
そして、通電モード(5)における非通電相であるV相の端子電圧に基づき、通電モード(6)への切り替えタイミングを判断し、通電モード(6)への切り替えを行い、その後、順次通電モードを切り替えてロータ216を回転させる。
このようなブラシレスモータ2のモータ制御装置3によれば、位置決め制御から低速センサレス制御への移行時にロータ216が正常回転できる、すなわち、通電モードの切り替え制御に対してロータ216が追従して回転できるレベルまで、位置決め制御中の相通電によるロータ216の往復運動が減衰しているか否かを監視している。このため、低速センサレス制御への移行時に、ロータ216が意図しない方向に回転する異常回転が発生し難く、位置決め制御を再度実施する必要がない。また、位置決め制御においてロータ216が略完全に停止するまでの時間を省略することができる。したがって、ブラシレスモータ2の起動時に、位置決め制御から低速センサレス制御へ速やかに移行して、通電モードの切り替えに対してロータ216が追従して回転するようになるまでの時間を短縮することにより、ブラシレスモータ2の起動応答性が向上する。これにより、ブラシレスモータ2の作動対象の動作、例えば、オイルポンプによるエンジン・変速機に対するオイルの供給などの遅れを低減することができる。
なお、前述の位置決め制御において、低速センサレス制御に移行したときにロータ216が正常回転するか否かの閾値として、所定値A0と所定値D0の両方を用いたが、ブラシレスモータ2の特性によっては、所定値A0と所定値D0のいずれか一方のみを用いてもよい。
例えば、図9の回転方向分布図に示すように、推定異常回転領域αが、異なるブラシレスモータ2の特性により、図8のものに比べ狭くなっている場合、推定減衰領域βを、移行時におけるロータ216の位相範囲(θminからθmax)と、移行時におけるロータ216の動作速度範囲(NminからNmax)と、のいずれか一方で規定できることもある。この場合には、位相範囲の下限θmin又は上限θmaxに応じた所定値A0と、動作速度範囲の下限Nmin又は上限Nmaxに応じた所定値D0と、のいずれか一方のみを、前述の位置決め制御における閾値として用いてもよい。
これに対し、推定減衰領域βを、移行時におけるロータ216の位相範囲(θminからθmax)と、移行時におけるロータ216の動作速度範囲(NminからNmax)と、のいずれか一方で規定できる場合であっても、図9の回転方向分布図が推定又は誤差を含んでいることを考慮して、所定値A0と所定値D0との両方を、前述の位置決め制御における閾値として用いてもよい。これにより、位置決め制御から低速センサレス制御へ移行したときにロータ216が正常回転するか否かの判断の精度が向上する。
以上、本発明者にとってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であることはいうまでもない。
ここで、前記実施形態から把握し得る請求項以外の技術的思想について、以下に効果と共に記載する。
(イ)前記誘起電圧の変化状態が前記誘起電圧の振幅を含む場合、前記振幅の絶対値が第1の所定値以下になることを、前記位置決め制御から前記回転制御へ移行するための条件とすることを特徴とする請求項2に記載のブラシレスモータの制御装置。
このようにすれば、ロータの振れ角の観点から、位置決め制御中におけるロータの動作が一定のレベルまで減衰したか否かを判定することができる。
(ロ)前記第1の所定値は、前記尾位置決め制御から前記回転制御へ移行した場合、前記回転制御における前記通電相の切り替えに応じて前記ロータが追従して回転できるか否かを画する閾値であることを特徴とする(イ)に記載のブラシレスモータの制御装置。
このようにすれば、位置決め制御中におけるロータの動作が、回転制御における通電相の切り替えに応じてロータが追従して回転できるレベルまで減衰したか否かを判定できる。
(ハ)前記誘起電圧の変化率は、前記誘起電圧が略0ボルトとなるときの変化率の絶対値であることを特徴とする請求項2に記載のブラシレスモータの制御装置。
このようにすれば、非通電相に誘起される誘起電圧の位相特性などから、誘起電圧が略0となるときの変化率の絶対値が最大になることを利用することにより、誘起電圧の変化率の絶対値が最大であるか否かを該絶対値の取得ごとに判定する処理を省略でき、ブラシレスモータの制御装置による処理負担が軽減される。
(ニ)前記誘起電圧の変化率は、前記誘起電圧が略0ボルトとなるときの変化率の絶対値、及び前記誘起電圧が0ボルト近傍となる複数の場合の変化率の絶対値のうち、最大のものであることを特徴とする請求項2に記載のブラシレスモータの制御装置。
このようにすれば、非通電相に誘起される誘起電圧にオフセットが生じている場合であっても、変化率の絶対値が真に最大となるときの変化率の絶対値である最大変化率を検出しやすくなる。
(ホ)前記誘起電圧の変化率は、前記誘起電圧のピーク間を1周期とした場合において、前記ピークから4分の1周期後における変化率の絶対値であることを特徴とする請求項2に記載のブラシレスモータの制御装置。
このようにすれば、非通電相に誘起される誘起電圧にオフセットが生じている場合であっても、変化率の絶対値が真に最大となるときの変化率の絶対値である最大変化率を検出しやすくなる。
(ヘ)前記誘起電圧の変化状態が前記誘起電圧の変化率を含む場合、前記変化率が第2の所定値以下になることを、前記位置決め制御から前記回転制御へ移行するための条件とすることを特徴とする(ハ)〜(ホ)のいずれか1つに記載のブラシレスモータの制御装置。
このようにすれば、ロータの動作速度の観点から、位置決め制御中におけるロータの動作が一定のレベルまで減衰したか否かを判定することができる。
(ト)前記第2の所定値は、前記回転制御における前記通電相の切り替えに応じて前記ロータが追従して回転できるか否かを画する閾値であることを特徴とする(へ)に記載のブラシレスモータの制御装置。
このようにすれば、位置決め制御中におけるロータの動作が、回転制御における通電相の切り替えに応じてロータが追従して回転できるレベルまで減衰したか否かを判定できる。
(チ)前記誘起電圧の変化状態に前記誘起電圧の振幅を含むい場合、前記ブラシレスモータの起動時に、前記振幅の絶対値が、前記第1の所定値未満の第3の所定値よりも小さい場合には、前記所定相を変更することを特徴とする請求項2、(イ)及び(ロ)のいずれか1つに記載のブラシレスモータの制御装置。
このようにすれば、ロータの位置決め目標位置を変更して、新たな目標位置に対するロータの位置決め制御を実施することができる。
2…ブラシレスモータ、3…モータ制御装置、212…モータ駆動回路、213…制御器、215u…U相、215v…V相、215w…W相、216…ロータ

Claims (3)

  1. 3相のブラシレスモータの起動指令を受けたときに、前記ブラシレスモータの3相のうち、所定の2相に対するパルス電圧の印加を保持し、かつ、他の1相を前記パルス電圧が印加されない非通電相とすることにより、ロータの位置決め制御を行う位置決め制御手段と、
    前記ロータの位置決め制御を行った後、前記ロータの位置に応じて通電相を順次切り替えることにより前記ロータの回転制御を行う回転制御手段と、
    を含んで構成され、
    前記位置決め制御手段が前記所定の2相へ前記パルス電圧を印加することによる前記ロータの動作中に、磁気回路の飽和状態が変化することに起因して、前記ロータの位置に応じて前記非通電相に発生する誘起電圧の変化状態に基づいて、前記位置決め制御から前記回転制御へ移行することを特徴とするブラシレスモータの制御装置。
  2. 前記誘起電圧の変化状態は、前記誘起電圧の変化率であることを特徴とする請求項1に記載のブラシレスモータの制御装置。
  3. 前記誘起電圧の変化率は、前記誘起電圧のピーク間を1周期とした場合の4分の1周期における微小時間の変化率に基づく値であることを特徴とする請求項2に記載のブラシレスモータの制御装置。
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